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1 平成 22 年度地域材利用加速化支援事業 > 地域材実用化促進対策事業トレーサビリティシステム確立検証事業 トレーサビリティシステムモデルの例 2010 年 7 月

2 森林市売市場所有建築材工場民有林国場 有林その次)その他 ( 一 (二出典 : 森林 林業実務必携 森林 林業実務必携編集委員会 東京農工大学農学部 木材流通の構造 生産データ : それぞれの事業者は どんな情報を使って あるいは 生産性向上には必要としているか? 流通データ : どんな情報を使って あるいは 必要としているか? 者素材生産業者者(木材市売市場工場)製市売市場センター業タ プレカット場 集成材工場 木材販売業者者 次 ) 他次

3 今までのトレーサビリティシステム より汎用性を持たせた 林業系クラウドシステムを構築する

4 トレーサビリティシステムで扱うデータの種類森林所有林 製建その他市セ木材集成素材木材その他プレカ有者(民国有林)材工場築業者(二次)売市場ンター販売業者材工場生産業者市売市場(一次)ット工場共通データ共通データ流流流共通データ : 木材を流通させるために総ての事業者が共通に使用するデータ共通データ : 木材を流通させるために総ての事業者が共通に使用するデータ流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー流通デー生生産生産生産生産生産生産生生産生産生産生産生生産生産生産生産生タタタタタタタタタタタ商流データ : 木材を流通させるために使用するデータ商流データ : 木材を流通させるために使用するデータ産データ産データデータデータデータデータデータデータ産データ産データデータデータデータデータ産データ産データデータデータデータデータ産データ産データ生産データ : それぞれの事業者が事業者の生産性向上のために必要なデータで 事業者が適宜独自に設定 利用できるデータ生産データ : それぞれの事業者が事業者の生産性向上のために必要なデータで 事業者が適宜独自に設定 利用できるデータ

5 電子タグのメモリーマップイメージ ID 番号 タグ ID 管理 流通共通情報 ( 利用項目 および項目数可変 ) 流通管理 ID 管理 : 流通過程でタグが別のタグに置き換えられることや 枝分かれ 合体 集合することを管理する で トレーサビリティ情報の基盤となる タグのリユース情報も管理する なるべく中央で一元管理する 流通管理 : 木材を流通させる上で必要な情報を管理するで 一般的に共通して利用される情報 ( 共通情報 ) の他 ある流域ごとに固有に必要な情報も含む ( クライアント情報で地域ごとに定義する ) 流域毎に を設置 事業者生産管理 : 木材流通に携わる事業者が独自の目的 ( 特に生産管理 ) で利用する情報を管理する 例えば 原木市場における市売りストック情報や 製材所における在庫管理情報などで 事業者単独あるいは 同業での 設置 事業者使用情報 ( 利用項目 および項目数可変 ) 電子タグの種類により利用エリア長は変化する 事業者生産管理

6 森林所有林 素材生木材市林)(民( データセンタ ) 林業系クラウドシステムイメージ図 森林 GIS 流域管理システム 新生産システム ( 国産材 ) タグ ID 管理 端末の種類は? PDA 携帯 施業管理ノウハウ 林業系クラウドコンピューティング ( データセンタ ) 事業者生産管理 画像 ( 写真 ) 流通管理 事業者生産管理 樹木 / 製品管理 情報紐付け 電子タグ 二次元バーコード等 需要調整情報 ウッドマイレージ情報 CO2 固定情報 ト川上 ( 山林 ) 国有有者産業者売市場その他木材販製材市売セン(一工場ター市場売業者次)その他(プレカッ工集成材建築業者川下 ( 山林 ) ( 製品 ) 場工場二次)建築系クラウドコンピューティング ( データセンタ ) 住宅履歴 建材 ( 例 ) 合法性 認証確認 (SGEC)

7 林業系クラウドシステムの全体イメージ例 注 ) クライアントサーバが無い場合には直接各クラウドサーバにアクセスし入力する 森林立木伐採原木市場 製材工場 木材加工 建築現場 電子タグ (13.56MH 13.56MHz UHF 帯 ) バーコード QR コード 木材の物流 流通 ( 立木 丸太 製品 ) ラベル型タグ (13.56MHz UHF 帯 ) バーコード QR コード 2 情報の利用 タグ情報のリレー 立木管理 土場管理 ( 企業単位 ) 原木市場 ( 市場単位 ) 製材所 ( 企業単位 ) プレカット工場 ( 企業単位 ) 建築現場 ( 建築会社単位 ) クライアントサーバ クライアントサーバ クライアントサーバ クライアントサーバ クライアントサーバ クライアントサーバ クライアントサーバにおける企業系クライアントデータの一部非公開とそれ以外のデータのクラウドサーバへのアップロード ID 管理サーバ立木管理サーバ土場管理サーバ原木市場サーバ製材所サーバプレカット工場サーバ建築現場サーバ 必要情報 サービスをクラウドの中で検索 提供 設計事務所 工務店 購買者

8 クラウドシステム中でのデータとその検索 ID 管理サーバ立木管理サーバ土場管理サーバ原木市場サーバ製材所サーバプレカット工場サーバ建築現場サーバ 必要情報 サービスをクラウドの中で検索 提供 設計事務所 工務店 購買者 ID 管理サーバの扱う情報 : 立木管理サーバの扱う情報 : 土場管理サーバの扱う情報 : 原木市場サーバの扱う情報 : 製材所サーバの扱う情報 : プレカット工場サーバの扱う情報 : 建築現場サーバの扱う情報 : ID( 認証 ) ID の再利用 継承 枝分かれ 集合等 ID 立木位置 ( 緯度経度 ) 調査年月日林班 小班 地番 施業番号林分区分胸高直径林分面積材積 / 単木樹種所有者名材質単木番号材齢 ID 伐採年月日 位置および所有者 伐採者 丸太種類 材長 直径 乾燥置き場位置 出材者 運送者 出材年月日 ID 入場年月日 市場名 丸太サイズ グレード 計測日付 はい積み位置 落札価格 落札者 落札年月日出場年月日 ID を検索項目として 年月日順に場所を並び替えると 生産履歴情報の確認 ( すなわちトレーサビリティ ) つまり 工夫次第で色々な分野に応用が出来る ID 入荷年月日 工場名 製品加工情報 出荷引き当て 出荷情報登録 在庫消しこみ情報 丸太置き場位置情報取得 丸太種類 材長 直径情報が無ければ同時に登録 丸太置き場位置情報を取得し 在庫情報登録終了 出庫該当丸太の照合確認 皮むき作業年月日 作業者名登録 丸太置き場位置情報取得 丸太置き場位置情報を取得し 在庫情報登録終了 出庫該当丸太の照合確認 製材作業年月日 作業者名 製材後形状寸法登録 ID 入荷年月日 工場名 製品加工情報 品質情報 出荷引き当て 出荷情報 在庫消しこみ情報 ID 入荷年月日 建築現場名 生産履歴 ( 取付け日時 ) クライアントサーバで使われる詳細な生産情報の例 製材置き場位置情報取得 製材品置き場位置情報を取得し 在庫情報登録終了 出庫該当製材品の照合確認 乾燥作業年月日 作業者名 製材後形状寸法登録 乾燥済み ( 途中 ) 製材置き場位置情報取得 乾燥済み ( 途中 ) 製材品置き場位置情報を取得し 在庫情報登録終了 出庫該当製材品の照合確認 出荷引き当て 出荷情報 ( 出荷年月日 作業者名 出荷先 ) 在庫消しこみ情報登録

9 システム構成図の例 二次元バーコードによる識別 パソコン トレーサビリティー確認総合情報検索用ホームページ インターネット 携帯電話 GPS システム ABL システム 統合データベーストレース ID 管理 (XML) 樹木管理サービス 樹木管理 伐採管理サービス 伐採管理 原木市場管理サービス 原木市場管理 製材管理サービス 製材管理 プレカット管理サービス プレカット管理 集成材管理サービス 集成材管理 インターネット クライアントサーバシステムやウエッブアプリケーション PDA+ 携帯電話 森林所有者 素材生産者 パソコン 木材市売市場 その他 ( 一次 ) 製材工場 市売市場センター 木材販売業者 プレカット工場 集成材工場 建築業者 その他 ( 二次 ) RFID(UHF,13, 56) やバーコード ( 通常 二次元 ) による識別

10 システム構成概略 トレーサビリティーのためのデータが入力されることが重要 そのために入力に当たってトレーサビリティーのためのデータだけではなく 樹木管理 市場管理 製材管理といった個々のシステムを作成しそのシステムを SaaS 形式で提供する SaaS 形式のシステムに蓄積されたデータの中から トレーサビリティーシステム 検索システム (AB L システムや GPS システムも連携の可能性あり ) に必要なデータを 統合データベースに保存する トレーサビリティーデータベースはデータ項目がまだはっきりと決まっていないこと 運用最中にデータタ項目がまだはタ項目が増えることが予想されるために XMLデータベースを使用する 様々な場所で様々なシステムによりデータが登録される これらのデータに対して一意のキーを設定する ID 管理データベースがある 識別メディアとして用途に応じて RFID(UHF) とバーコード ( 二次元バーコード ) を想定する それぞれの流通過程において必要とされるメディアの形状が異なるために タグ間やタグとバーコードの間でIDの引き渡しが発生する インターネットが使用できない場所での RFID アクセスが想定されるため PDA に蓄積されたデータをインターネット経由で SaaS システムに送信するために PDA と携帯電話を組み合わせた装置が必要 すでに社内システムを使用している業者に対しては SaaS システムにデータを登録するための手段 (WEB サービス ) を提供する 二次元バーコードによる URL からホームページで提供されるトレーサビリティーデータが確認できる

11 ID の考え方 全部で 16 バイトの ID 使用できる文字が 数字 10 アルファベット 26( 大文字 ) の 36 文字 最初の 4 桁を ID 基本コードとして ID を発行する個々のシステムに割り当てる 基本的には 1 つのリーダーライターに対して1つの基本コードを割り当てる 個々のシステムは残りの12ケタのうち 8 桁を樹木を特定するためのコード 4 桁を樹木から派生する製品のためのコードに使用する 項目によって 全地域で使用する項目と特定の地域のみで使用する項目がある そのような地域性の判定に4 桁のID 基本コードを使用する そのために 基本コードの頭 2 桁は都道府県等のコードを割り当て 残りの 2 桁をその都道府県内のシステムに割り当てる 基本コードの割り当ては ID 管理データベースでのみで行う PDA に関しては 専用のソフトを使用するために PDA の配布時に基本コードを設定して提供する パソコンに関しては ソフトをサーバからソフトをダウンロードして使用するため ダウンロード後最初に使用する際に ID 管理データベースにアクセスし基本コードを設定する 4 桁 8 桁 4 桁 ID の構成 基本コード樹木特定コード派生コード 16 桁

12 ID 管理データベース 基本 ID 管理テーブル 都道府県等コード char(2)( どのような区分けになるか未決定 ) 都道府県内業者コード char(2) 業者名 varchar(50) 業者都道府県 varchar(8) 業者 varchar(6) 業者住所( 市区町村番地 ) varchar(96) 業者住所 ( ビル名等 ) varchar(96) 業者メールアドレス varchar(96) 業者電話番号 varchar(20) パスキー varchar(16) ( セキュリティーのためサーバに送信するXMLや URLにパスキーを使ったセキュリティーコードを使用 ) 登録日時 datetime 更新日時 datetime ID 管理テーブル 連番 bigint ID char(16) クライアント ID varchar(32) (RFID の EPC コードやバーコード等 ) 登録日時 datetime 基本的にタグ内にIDを登録するので ID 管理テーブルは必要が無い ただタグ内のID が何らかの理由で消えた場合を考え ID 管理テーブルを用意する

13 トレースデータベース トレースデータ管理テーブル 連番 bigint ID char(16) トレース種別 char(2) ( 詳細は未定だが最初の一桁で伐採所 市場 製材所等の場所を表し次の一桁で受け入れ 送り出し等を表す ) 場所コード varchar(12) (ID 基礎コード4 桁 + 任意設定コード8 桁 ) 数量 int ( 個別管理だけではなくロット管理もできるようにする ) トレース日時 datetime XML XMLにはID 場所コード 数量 トレース日時も記録されているため重複になるがどの場所に在庫がどのくらいあるかの把握を素早くしたいためにあえて SQL の列にしている 各サービスを構築し運用テストをすることで トレースデータとして必要な項目を整理する 場所マスタ 場所コード varchar(12) 場所種別 char(1) 緯度 varchar(10) 経度 varchar(10) 登録日時

14 マスターデータ トレースデータはXMLで保存するが 入力時の手間を考えるとマスター化したほうがよいデータがある 樹種 品質等全地域にわたって使用できる 共通マスタ はサーバ内共通マスタからダウンロードし 使用する項目だけ選択し画面表示する 所有者 伐採者等特定の事業者だけで使用する クライアントマスタ はブラウザでサーバ内クライアントマスタに登録し インターネット経由でダウンロードして画面表示する サーバ内共通マスタ インターネット経由でダウンロード サーバ内クライアントマスタブラウザーで登録インターネット経由でダウンロード PDA+ 携帯電話 パソコン PDA+ 携帯電話 パソコン 使用する樹種にチェック 樹種 所有者