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1 国連気候変動枠組条約 (UNFCCC) 科学上及び技術上の助言に関する補助機関 (SBSTA) への意見書 (FCCC/AWGLCA/2011/CP.17 [ 第 79~86 項 ]) 新しい市場メカニズムの様式及び手続の策定

2 (FCCC/AWGLCA/2011/CP.17 [ 第 79~86 項 ]) 新しい市場メカニズムの様式及び手続の策定 は 利用者の便宜のために (FCCC/AWGLCA/2011/CP.17 [paragraphs 79 to 86]) elaboration of the modalities and procedures for new market based mechanisms のエグゼクティブサマリーを英語から日本語に翻訳したものです グローバル CCS インスティテュートは日本語版のいかなる内容についてもその正確性 信頼性又は完全性について保証しません 本文書に含まれる見解は当インスティテュート独自のものであり 必ずしも当インスティテュート加盟団体の統一見解を表明するものではない また 関連のいかなる問題に対する加盟団体の決定に取って代わるものでもない

3 序文 2008 年 9 月の豪州政府の発表のとおり グローバル CCS インスティテュートは 2009 年 4 月に正式に発足した 2009 年 6 月に 豪州の 2001 年会社法 (Corporations Act 2001) に基づく法人組織として設立され 2009 年 7 月より非営利組織として独立して業務を開始した 当インスティテュートは CO 2 回収貯留 (CCS) が世界的な温室効果ガスの排出削減に対して大きな効果を発揮することができるよう 必要な専門技術を確立し 共有するために協同的な活動を行っている 当インスティテュートは ダーバン プラットホーム (Durban Platform) に起因する決議 (FCCC/AWGLCA/2011/CP.17 [ 第 79~82 項 ( 枠組み ) 及び第 83~86 項 ( メカニズム )]) により 新しい市場メカニズム (New Market Based Mechanisms (NMBM)) の役割と可能性に関する見解を提供する機会を得られたことを歓迎する 当インスティテュートは 条約の下での長期的協力の行動のための特別作業部会 (Ad-hoc Working Group on Long-term Cooperative Action under the Convention (AWG-LCA)) における今後の NMBM に関する様式及び手続の策定に関する協議 特に第 18 回締約国会議 (COP 18) での勧告作成に際して 本見解がを建設的な助けになることを期待している 第 79 項 ( 枠組み ) は 先進国及び途上国の事情が異なることを考慮しつつ 緩和行動の費用対効果を向上してこれを促進する市場利用の機会を含めた様々な手法が 現実的 恒久的 追加的かつ検証された緩和成果をもたらし 取組の二重計上を回避し かつ 温室効果ガスの排出を実質的に削減及び / 又は回避するような基準を満たさなければならないことを強調している 第 83 項 ( メカニズム ) では 新しい市場メカニズムの定義を 先進国及び途上国の事情が異なることを考慮しつつ 費用対効果を向上して緩和行動を促進するメカニズムとしている これは 決議 1/CP.16 第 80 項に則しており 新しい市場メカニズムによって策定される条件次第では 本条約下での先進国の削減目標又は約束の一部を実現する一助となる可能性がある ( 決議案 [- /CP.17]) 当インスティテュートは 市場メカニズム導入のための枠組みの構築及び締約国によって提案され得る将来の NMBM の基礎となるようなルールの本質に関する様々な課題について 専門的な見解を提供できることを光栄に思う 現在 締約国によって議論されているように 最も一般的な NMBM の構築のための手法は セクター別の取引手法 ( プロジェクトベース メカニズムを補完する手法 ) 及び国としての適切な緩和行動 (National Appropriate Mitigation Actions (NAMA)) のための様々なクレジット協定の二つであると考えられる 以下の囲み 1 では 非常に幅広い分野の経済全体 セクター別 プロジェクト及び技術別のいずれか又は全てに適用できる NMBM が構築可能であることが示されている 原則的には キャップアンドトレード ( すなわち カーボン バジェットから供給される取引可能資産の配分を要求するもの ) 及びベースライン クレジット / オフセットの取決め ( すなわち 合意された排出量のベースラインを超える削減成果をクレジット化するもの ) という NMBM 設計の土台となる会計上の枠組みとなる二つの選択肢が存在する このような取引メカニズムは 国連気候変動枠組条約 (UNFCCC) の権限内に管轄を集中する形態か ( 補助機関 非 UNFCCC 組織 その両者の組合せなど ) 又は二国間若しくは多国間の協定に基づき管轄を分散する形態によって制度化できる

4 囲み 1 対象区分枠組みのメカニズム管轄に関する取決め 国としての適切な緩和行動 (NAMA) セクター別 政策及びプログラムプロジェクトレベルの活動 排出枠取引 ( キャップアンドトレード / 排出権 ) オフセット取引 ( クレジット / オフセット ) 集中型 ( 監督機関 /UNFCCC 補助機関 政府間機関 民間セクター 以上の組合せ ) 分散型 ( 二国間 / 多国間 ) 当インスティテュートは 緩和措置を実施する途上国に民間セクターの資金を集結させるとともに CCS などの低炭素技術の革新及び普及に向けたインセンティブを民間セクターに与えるためには 適切に設計され効率的に機能する市場が必要不可欠であると考える CCS などの大規模な緩和技術が排除されないような あるいはこれらの技術に対して過小投資が生じないような NMBM を設計することが重要である 当インスティテュートは CCS プロジェクトの実現を可能にする推進力として 国際的な炭素価格の設定が必要であるが この炭素価格がまだ十分ではないと考えている 現行の炭素価格のレベルは CCS などの大規模な低排出技術の開発及び導入を同時に促進させながら 最小コストによる削減を推進できるほど十分に高くないことは明らかである 締約国には 一連の既存メカニズムを補完し CCS の導入といった低炭素戦略を強力に支持するために 新たなメカニズムを構築するという選択肢が存在する また 当インスティテュートは NMBM のために UNFCCC の包括的な枠組みとして様式及び手続き (M&P) を用意することで 各政府及び将来の市場参入者が 自国の利益のために NMBM の設計に着手する際に直面するような不確定要素を減らすことができると考える このような取決めを用意することで 各政府が自国の制度設計を最終決定するにあたり UNFCCC の承認した条件を考慮して新しい市場メカニズムを検討 開発及び / 又は構築することができる 当インスティテュートは 既に AWG-LCA によって正式に検討されている NMBM に関する締約国及び認定機関による実質的な議論を受け入れるとともに高く評価している これらの議論は COP 16 における UNFCCC の意見要請 ( 決議 1/CP.16 [ 第 80 項 ]) に基づき進められ さらに COP 17 で採択された総合報告書 (FCCC/AWGLCA/2011/CRP.38 [40~57 ページ ]) の中で報告された 当インスティテュートは クリーン開発メカニズム (Clean Development Mechanism (CDM)) における CCS の M&P に関する意見書の中で当インスティテュートが表明した見解を再確認する それは 個別の NMBM に対して過度の規範的規則を設けないようにすることが非常に重要であるという点である 個別のメカニズムが満たすべき要件の規定は最低限にして様々な NMBM に対応できる共通の枠組みを構築することに当インスティテュートが強く同意するのはこのためである 当インスティテュート自体は炭素市場に参加していないが 排出量取引制度などの市場メカニズムの設計 規制及び遂行に関する政策に係わる経験が豊富であり UNFCCC の認定オブザーバーとして NMBM に対する見解を示す立場にある 当インスティテュートには UNFCCC における NMBM の構築を積極的に支持する多くの政府会員 NMBM の構築を積極的に支持しないことを表明している政府会員 最終的に NMBM の参入者となる民間セクターの会員などの様々な団体が加盟している

5 本意見書は CCS が CDM に適格なレベルにあると UNFCCC で承認されたこと ( 決議 7/CMP.6) 及び CDM における CCS プロジェクトを支援する様式及び手続が第 7 回京都議定書締約国会議 (CMP 7) で最近承認されたこと (FCCC/KP/CMP/2011/L.4) を特に考慮し CCS 技術から見た具体的な要件に焦点をあてている 当インスティテュートは CDM における CCS を制度化するための上述の決議を全面的に歓迎する また CDM に CCS を含めることが 気候変動による危機的な影響を回避できるレベルで地球規模の人為的な CO 2 排出を安定化させるという UNFCCC の目標達成に大きく貢献し 関連する確かな削減効果に対価を与えるルールを制度化することによって 途上国及び先進国の両方で一様に CCS を実用的に導入できるようになると確信している 本意見書では 以下のテーマについて当インスティテュートの見解を述べる 1. 地球規模の気候変動緩和技術としての CCS の役割 2. どのように市場メカニズムは CCS の導入を支援できるか 3. 炭素市場から学んだ一般的な教訓 4. NMBM はどのように既存制度の取決めと連携できるか 5. NMBM に対応する枠組みのための基準の策定 地球規模の気候変動気候変動緩和技術としての CCS 一般公開されている予測のほとんどが 地球の温室効果ガスの排出量は 2050 年までに現在の排出量の2 倍になると推定している 科学的な見識を総合すると 温室効果ガスの排出量を削減しない場合 世界の自然環境は必ず激変すると考えられている ( 可能性として 2050 年までに そして2100 年までにはほぼ確実に ) 気候変動に関する国際的な協議の結果 地球の平均気温の上昇を産業革命以前と比較して 2 以下に抑えるという排出量の削減目標に 195 カ国が合意した これは 経験的な方法に基づく換算によると 大気の温室効果ガス濃度が CO 2 換算で 450ppm に相当する ( これにより 合意されたレベルで全世界の平均的な温暖現象を安定させることができる確率は 50% となる ) この濃度は 超えると危険な気候変動域である 臨界点 といわれている ( 被害は不可逆的かつ非線形 (non-linear) であると考えられる ) 2005 年の気候変動に関する政府間パネル (IPCC) の CO 2 回収貯留に関する特別報告書 (2005 Intergovernmental Panel on Climate Change Special Report on Carbon Dioxide Capture and Storage)( 政策立案者向け概要 12 ページ第 19 項 ) では UNFCCC の目的に CCS が貢献する可能性について述べている 以下にその引用を示す 大気中の温室効果ガス濃度を 450ppmv から 750ppmv CO 2 で安定化させるという大半のシナリ オや緩和オプションの最小コストポートフォリオでは CCS の経済ポテンシャルは 累計で 220~2,200GtCO 2 (60~600GtC) としている つまり 様々なベースラインシナリオを平均する と 2100 年までに世界全体の累積緩和対策のうち CCS は 15~55% の貢献をすることになる 地層貯留の技術ポテンシャルは この経済ポテンシャルの上限値を十分にカバーする可能性 が高いが 特定の地域ではこれは必ずしもそうではないだろう

6 どのように市場メカニズムは CCS の導入を支援できるか UNFCCC の下で締約国によって合意された包括的な排出量の削減義務によって グローバル カーボン バジェットが生まれた グローバル カーボン バジェットは 一定期間 ( 約束期間 といわれる ) 内に超えてはいけない温室効果ガス排出量のことである 国連環境計画 (United Nations Environmental Programme (UNEP)) は 京都議定書の排出削減義務 (2008~2012 年 ) 及びダーバン プラットホームにおいて検討されている現在の制約 (2020 年まで延長 ) を合わせても 科学的に必要と示されている排出削減量に満たないと推定している 一国の排出量の増加を経済活動から切り離すためにかかる全体的なコストは 主にその政策設定のあり方によって決まる 例えば 一国の排出削減目標によって排出してもよい量の不足分が定まり 現行の規制環境において取り得る選択肢で可能となる緩和量に従って 排出を管理するコストが課される 市場メカニズムを介した国際的な緩和機会を利用することにより 国が自国以外から低コストの削減量を調達することが可能になり 排出削減目標を達成するための全体的なコストの削減が可能になる ( 排出 / 削減による大気への影響は 発生場所にかかわらずどこでも同じであるため ) 当然の結果として 比較的安価な及び/ 又は余剰の削減量がある国は こうした排出削減に対する権利を売ることで追加収益を得ることができる 技術的な観点からみると 商業的に魅力的な低排出技術 ( 例えば CCS など ) を今後導入していくことで 炭素制約の条件下で操業コストを大幅に削減できる 炭素に価格が付加されると ( 行政によるか市場によるかにかかわらず ) 低排出技術と比較して高排出技術のコストは高くなり 低排出技術の競争力が上昇し 市場のシェア増大を促進することになる このことは 2050 年までに450ppm という目標を達成するために CCS が商業的に展開されない場合 この目標を達成するための全体のコストは 70% 増加する可能性があるということを示した IEA のモデルの中で実証されている 開発途上国が進んで低炭素戦略を採用すべきであることを経済面から強力に支持する議論も存在する 例えば 排出量取引の条件を変更することで相当の所得移転が可能となること マイナスの所得効果を相殺する低コストの排出削減を売却できること 対外利払いに違いが出ること (changes in foreign interest payments) などである 例えば 豪州財務省は 一定規模の削減量の売却は為替レートの相場を上昇させ ( 自国の通貨を強める ) これにより実質的な対外利払いに良い影響を与え 純所得をさらに膨らませることができると述べている 炭素市場から学んだ教訓世界銀行は先頃 2010 年における世界の炭素市場の価値を約 1,420 億米ドルと試算した 今後 以下に示すような他の市場が出現するにつれ 世界の炭素市場 ( 二次市場を含む ) を深化させる ( すなわち より流動性を高める ) 必要があることは明らかである また 市場間のつながりが増すことで 投資家及び市場取引業者は 将来の炭素価格に対するリスク回避の機会を 現在より高い確実性でより多く得られるはずである 各国のスキームを国際的に結びつけることの主なメリットは 実施場所にかかわらず 法的責任を有する排出者に最も低コストな緩和機会を与えるとともに 途上国向けや途上国内での技術移転や官民の資金の流れを促進することである 世界の炭素市場 ( 代替及び取引可能な資産を扱う各国の炭素市場から構成される ) の効率的な稼動は 気候変動の問題を適切に対処するために必要な資金を調達するうえで必要不可欠である 当インスティテュートは 途上国及び先進国が国家レベルの様々な新しい市場メカニズムを継続的に模索していることを認識している

7 欧州連合 (EU) の排出量取引制度 (ETS) は世界最大の炭素市場であり 世界銀行は世界の炭素市場に占める EU のシェアは約 97% であると試算している EU の ETS( キャップ アンド トレードの枠組み ) は 低価格で変動しやすい炭素価格が最小コストによる削減成果をもたらす一方で 新たな低排出技術 ( 例えば CCS など ) の開発や導入を単独でかつ適切に促進するものではないことを明確に示している このため EC は 現在低迷している ( 現在の市場の力ではそうなる ) 民間セクターの CCS プロジェクトへの投資を 発電所に対する国内での規制要件をまとめた CCS 指令によって補完し EU 排出枠 (EU Allowances(EUA)) の販売で潜在的には数十億ドルになり得る資金によって いくつかの CCS プロジェクトの建設及び操業コストを最高 50% まで援助可能とすることで補完している その他の既存及び / 又は事前に公表された炭素市場には ニュージーランドの ETS(2008 年に開始 ) 豪州 (2015 年までは炭素税 それ以降は ETS に移行予定 ) 米国の地域温室効果ガスイニシアチブ (Regional Greenhouse Gas Initiative)(2009 年に開始 電力部門のみを対象 ) ニューサウス ウェールズ温室効果ガス削減制度 (New South Wales Greenhouse Gas Abatement Scheme)(2003 年に開始 ) 及び米国七州 ( カリフォルニア アリゾナ ニューメキシコ ユタ モンタナ ワシントン及びオレゴン ) とカナダ四州 ( ブリティッシュ コロンビア オンタリオ ケベック及びマニトバ ) が 2012 年初めにセクター別の全 ETS に参加することに合意した西部気候イニシアチブ (Western Climate Initiative (WCI)) がある 国内炭素市場の構築は 中国 日本 南アフリカ 韓国及び台湾も試みている 規制に基づく市場に加え 自主的な炭素制度も多く存在する これらの市場の大きさは 他と比較すれば中程度 ( 世界銀行は 2010 年の市場の活動を 3 億 9300 万米ドルと試算 ) である場合が多いが 多くは UNFCCC 関連市場の制度的な取決めから恩恵を得ている その一例として 豪州の低炭素農業イニシアチブ (Carbon Farming Initiative) (2012 年 1 月に開始 ) がある この制度は 取引可能なオフセットを創出するために京都議定書の基準を用いて評価及び検証を実施しており 今後の ETS コンプライアンス市場との連携が予定されている 当インスティテュートは このような進展を全て歓迎している これは 2012 年以降の世界の炭素市場の流動性及び効率を高める可能性があるためである UNFCCC は引き続き 管理構造 (COP CMP など ) を介して 様々な制度間の結びつきを高めるような強い立場にある 2011 年 12 月に CCS プロジェクトに関する M&P が合意されたばかりであるため CDM に登録された CCS プロジェクトは現時点では存在しないが プロジェクトベースの NMBM( ベースラインクレジットの枠組み ) に関しては CDM での経験から得られた本質的な教訓がある 基本的には 良好な管理体制 しっかりとした制度 確固たる方法 信頼性の高いベースライン及び追加性に関する広範な定義の必要性が含まれる いかなる NMBM の構築においても非常に重要な検討事項は 計画から実施への移行期間と市場の信頼を確保するためのスムーズ ( 特に新たなメカニズムが既存のメカニズムに取って代る場合 ) な移行の必要性である 例えば UNFCCC は 柔軟性メカニズム及び NMBM に関する M&P( すなわち 基準及びルール ) を構築するうえで これら各制度の効率性及び環境保全性を最大限に高めるとともに 取引可能な資産が国際的な排出削減義務の達成に活用できるよう条件を設定することが可能である さらに UNFCCC によって NMBM における CCS が一般的に認可されることにより (CCS などの ) 一部の技術は新技術ではなく 比較的成熟した技術 ( ゆえに リスクが少ない ) であると考えるよう国際的な金融業界の意識を改変することで 資金調達コストが削減 ( すなわち 加重平均資本コストの低減 ) され プロジェクトの実施費用を低減することができる

8 当インスティテュートは 炭素市場が費用対効果の高い排出量削減のための最も重要な政策ツールの一つであると考える NMBM の主要な目的は 将来的に最も低コストで最も低レベルの排出を実現可能な CCS などの技術に対する民間セクターの投資を促進することであるべきで つまりは過少投資を回避することである NMBM はどのように既存制度の取決めと連携できるか CCS などの緩和技術に対して 市場を基盤とした支援を提供する UNFCCC の制度的な取決めは数多く存在する 例えば これには京都議定書の柔軟性メカニズム ( 国際排出権取引 (International Emissions Trading (IET)) 第 17 条 共同実施 (Joint Implementation (JI)) 第 6 条及び CDM 第 12 条 ) 国としての適切な緩和行動 (NAMA) などが含まれるが NAMA 及び NMBM の関係は現在もなお模索中である これらのメカニズムは 地球環境ファシリティ (Global Environment Facility (GEF)) 新たに設立されたグリーン気候基金 (Green Climate Fund (GCF)) 技術メカニズム (Technology Mechanism) などの資金に関する取決めを補足するものである 以下の略図 1 に要点を示す 略図 1 COP 13 では 国としての適切な緩和行動 (NAMA) と呼ばれる行動をとおして緩和を促進する概念を確立したバリ行動計画 (Bali Action Plan) が発表された 各国の NAMA( 先進国及び開発途上国の両方に適用される ) の主な目的は 最も重要とする持続可能な開発を担保しながら より多くの排出削減を実現することである NAMA の実施を支援する枠組みは現在も COP において策定中であるが 国として 適切 とみなされる行動の範囲は UNFCCC におけるほとんどの国家レベルの交渉の根底をなしている共通だが差異のある責任 (common but differentiated responsibilities) の原則に従う これは 基本的には各締約国が自国の利益内で どのような削減策を実施するのか及び / 又は目指すのかを独自に決定することを意味する しかし NAMA をどの程度 NMBM 及び / 又は既存の市場メカニズムと結びつけることができるかについては 今もなお交渉中の問題として締約国の間で検討されており この問題に反対を表明している国もある 事例的な NAMA には以下が含まれる

9 経済全体の削減目標 ( 絶対数又は様々な濃度として表す 例えば GDP 単位あたりの CO 2 換算トン 1 人当たりの CO 2 換算トン 及び / 又は何も対策を講じなかった場合 (BAU) の予測より X% 下方など ) ( 上述したような ) セクター別排出目標 国家及び / 又は地方レベルでの具体的な行動 NAMA は 以下によって構成される国家政策から成る 単一の対策 一連の対策また NAMA は以下のように実施する 単独 ( 諸外国からの支援を受けずに一国内で実施 ) 支援 ( すなわち GCF などからの資金援助 ) を受けて行う技術を活用した緩和措置 資金調達及び能力開発 炭素市場で利益が得られる活動 ( すなわち 国内及び / 又は国境を越えて取引可能な排出権を利用したセクター別目標など ) 明白なのは NAMA が国家の政策の影響を大きく受けるということである これにより 緩和行動が強化されているとみなされる状態と何も対策を講じなかった (BAU) とみなされる状態との違いを区別するという課題が生じる CDM で要求されるように BAU を超える削減努力 (abatement effort that extends BAU) に対して取引可能なオフセットが生じる場合には 追加性の基準が 区別 する際に重要なポイントとなる 京都議定書の下でのいわゆる柔軟性メカニズム (Flexibility Mechanisms) の構築が 実質的に今日の国際的な炭素市場の枠組み ( 法的及び制度的な取決めの両方を含む ) をもたらした この柔軟性メカニズムは主に 附属書 I 国間の排出枠 (allowance/permit) の取引 (IET) 及びすべての国におけるプロジェクトレベルのオフセット / クレジット取引 (JI CDM) という二種類の炭素市場を生み出した 京都議定書の目標達成に際し 附属書 I 国に柔軟性を与えることで最小コストで排出を削減することがこの二つのメカニズムの全体的な目標であると認識することが重要である 取引可能な京都メカニズムの資産 ( すなわち 割当量単位 (Assigned Amount Units (AAU)) 認証排出削減単位 (Certified Emission Reduction Units (CER)) 排出削減単位 (Emission Reduction Units (ERU)) など ) を生み出すもととなるこれらのメカニズム (IET CDM 及び JI) の今後は 京都議定書の今後と関連している COP17 では 5~8 年の第二約束期間が確保されたが この期間中における法的拘束力を有する排出削減目標が存在しないため JI 及び IET が継続するかは不明である しかし CER を創出するためには法的拘束力を有する排出削減目標を必要としないことから CDM が継続可能であることは明らかである CDM は 初めて確立された世界的な炭素市場として 市場アプローチが先進国及び途上国の双方に対して同様にもたらす利益がどのようなものであるかを明示している 例えば 途上国にとって CDM は 緩和プロジェクトへの海外投資を呼び込み 低排出技術の移転及び / 又は普及を促進し 雇用創出や経済活動を促進などの現地経済への利益をもたらすことを可能とする また 先進国にとって CDM は 途上国のプロジェクトに対して投資することで そうしない場合よりも恐らく低コストで自国の排出量を相殺することを可能とする UNFCCC の CDM ウェブサイトでは 3,800 件を超える CDM プロジェクトが登録されており ( うち中国が 47% アフリカが 2%) その他に承認プロセス内のプロジェクトが 1,800 件ある この一連

10 の活動により 第 1 約束期間 (2008~2012 年 ) において CO 2 換算で 2.7Gt を超える削減量が認められると予想されている これらの統計から CDM は開発途上国のプロジェクトのために公共及び民間セクターからの巨額の援助を ( 主に数カ国ではあるが ) 収集するだけでなく それらを支援するための付加価値サービス産業の構築にも役立っていることが明らかである 当インスティテュートは 現在 CDM 理事会が CDM の機能に悪影響を与え得る外的な圧力並びに将来的な課題及び機会を調査する政策対話を取り纏めていることを認識している 一例として EU-ETS において 2012 年以降 後発開発途上国 (LDC) で実施され登録されたプロジェクトのみからの CER を取引するというルール ( ただし 国際的又は二国間の気候協定で将来的に合意される場合を除く ) の影響が挙げられる これにより より進んだ新興経済国は UNFCCC 及び / 又はそれ以外の国際的取決めによる新たなセクター別市場メカニズムの構築に一層依存することになり そこで国際クレジットを創出して取引することになると予想される 途上国における CCS の実施については 商業的な機会開発の順番からすると まずは CO 2 の回収利用 ( 例えば 石油増進回収 (EOR) など ) が明らかに優先されており 次第に CCS へと移る 過去 5 年間にわたる CDM における CCS の交渉によって明らかになったように EOR プロジェクトの概念については これらプロジェクトからの温室効果ガスの排出削減効果が確実に見込まれるにもかかわらず 一部の締約国からその追加性の実際上の意味についてイデオロギー的な議論が提起されている これは 将来の NMBM おいて必要とされる 監視 測定及び検証のための確固たる方法を取り纏める良好な管理体制としっかりとした制度 さらに (JI 及び CDM と類似した ) ベースラインの設定だけでなく 次の 10 年間に必要とされる技術移転のスピードを速めるために 追加性をより広範で定義づけることが必要になることを意味する さらに IPCC が気候変動の危険レベルを回避するのに要すると考えるカーボン バジェットの範囲内にまで削減を進めるには 現行の京都メカニズムだけでは不十分であるとみられる つまりこれは 他のメカニズムが必要であることを意味する GCF は 緩和及び適応の取組に対して 2020 年に年間 1,000 億ドルの資金調達を目指しており CCS もその対象として適格な活動であると明確に言及している GCF は 公共及び民間セクターからの融資の組合せに依存しているが NAMA と同様 特にこのような活動及び / 又は貢献が何らかの方法で炭素市場と結びついていない ( すなわち 関連する排出量の削減を反映するような何らかの取引可能資産を創出しない ) 場合は 民間セクターにとってこれらへの投資がどのように商業的に魅力的となるかが明らかにならない 関連する緩和活動への投資が炭素市場を介して収益化されれば 投資家の信頼は高まる可能性がある また これにより説得力のあるビジネス事例が打ち出され CCS への投資に対する企業上層部の承認を得ることができる可能性がある CCS プロジェクトに対して GCF 及び / 又は NAMA の枠組みで提供可能な支援の性質についても慎重に検討する必要があるが これは今後の交渉結果に左右される 例えば CCS プロジェクトは一般的に資本集約型のプロジェクトであり ( 太陽熱のようなその他の大規模なクリーンエネルギーの選択肢と同様に ) 多額の前払い資金を必要とする 技術の導入を支援するにあたり 操業 ( 変動 ) 費はプロジェクトのライフサイクルにおいて 市場ベースの取決めを通じて管理するのが最良である一方で GCF は 計画段階及び前払い資金の要求に対して支援するのにより適している可能性がある この場合 GCF 自体は市場メカニズムではないが CCS による緩和によって利益を得るために GCF と既存の市場及び / 又は NMBM との (NAMA に基づくオフセットクレジットに関する取決めを通じた ) 強い結びつきが必要であることを意味する 技術メカニズム (Technology Mechanism) は 気候変動の緩和及び適応に対する行動を支援するために 技術開発及び技術移転に関する行動をより実施しやすくすることを目的としている 気候

11 技術センター (Climate Technology Centre) は その責任の一環として 緩和と適応のための既存技術の利用及び資金調達を行っており また 様々な資金源を通じてプロジェクトへの融資を促進している 技術メカニズム及び GCF の間には正式な連携はないものの 基金及び市場の双方を含め 可能な限り広範な資金源へのアクセスを有することは 上述したとおりの理由から不可欠である NMBM に対応する枠組み枠組みのためののための基準の基準の策定 NMBM の最終設計は 対象となる制度 ( すなわち 排出権取引制度 カーボンオフセット取引 クリーンエネルギー目標 固定価格買取制度など ) に関するコスト 利益 関連技術 成果の関係性及び設計機会ついて明確なイメージを持つ主権国家に左右されると 当インスティテュートは考えている NMBM が今後 UNFCCC 下で作成される M&P を遵守していることを明らかにするうえで 国益とコストの関係性について様々な検討をする必要がある これには以下が含まれる 排出削減量 監視及び報告 検証及び履行 管理 競争 革新 生産に対する歪んだインセンティブ (distorted incentives) 対象外の発生源による排出量増加 仲介業務や取引可能資産の追跡などの取引に付随する可能性があるその他の活動 ( 特に 参入者の性質が様々で大きく異なり 個別の排出源が小さい場合 ) 個別の NMBM に対して 過度の規範的規則を設けないようにすることが重要である そのため 当インスティテュートは 個別のメカニズムが満たすべき最低要件が含められた共通の枠組みを構築することに強く同意する FCCC/AWGLCA/2011/CRP.38 (50 ページ 第 79 項及び 55~56 ページ 第 108~109 項 ) で示される要件は 初めの一歩としては良いものであると考えられる 以下に要件の内容を示す 基本形式の定義 ( 取引又はクレジット ) セクター及び対象ガスの範囲 政策及び対策並びに技術及びその他の緩和行動の定義方法に関する規則 メカニズムの期間 二重計上に対する規則 ベースライン計算 ( 並びに評価及び承認 ) の方法及び基準 クレジット閾値及びセクター目標の決定方法及び基準 クレジット期間 / 取引期間の長さ 排出量の監視 報告及び検証に関する規定 (UNFCCC の下で行われる関連プロセスの補完 ) 取引可能資産の発行と追跡に関する規定 検証者と認証者の認定基準

12 CCS は (CDM M&P で実証されたように )COP16 で締約国会議が合意した以下のすべての基準 ( 決議 1/CP.16) を制度的に満たし得るということを考慮すれば 上述のすべてのイニシアチブ (NAMA など ) に基づく CCS 関連の緩和の取組 ( 及びその他の大規模なクリーンエネルギー技術によるソリューション ) を NMBM に加えることは 比較的単純なことであるようにみえる (a) すべての締約国が公平かつ正当に参入できるように支援し 締約国が自主的に参加できるようにすること (b) 途上国である締約国による適切な緩和行動を支援する他の手段を補完すること (c) 様々な経済部門での緩和の促進 (d) 環境の保護 (e) 世界的な温室効果ガス排出量の実質的な削減及び / 又は回避の実現 (f) 先進国である締約国のメカニズムの利用が 同国の緩和目標の一部を満たすとともに 国内における緩和の取組に対して補完的であることを確実にすること (g) 良好な管理体制並びに強固な市場機能及び規制の実現今後の NMBM を構築するうえで中核を成すのは 透明性を有し 強固で再現可能なプロジェクトレベルでの排出量削減データを取得して利用可能にするとともに 加えて (CDM のような ) 強固な監視 報告及び検証体制を確立することである考えられる また今後 (CDM などの ) 異なるメカニズムで排出削減として既に利用された及び / 又はクレジット取得された可能性がある削減量の二重計上を回避することにより 既存の炭素市場の完全性を損なわないような方法で NMBM が設計されることが重要である さらに 関連クレジットを供給することが 削減量の恒久的な増加に確実につながるためには 有資格者の確保や遵守すべき責任事項などの適切な制度上の取決めを策定する必要がある セクター別の NMBM は 業者がどの炭素市場に参入するかを選択可能である 買い手は目的に適した最も安価なクレジットが得られるメカニズムを選択する傾向にある一方で 売り手は最も高い収益が得られ かつ 取引コストが低いメカニズムを選択するであろう これにより 供給側と重要側の双方が細分化されるリスクが生じるとともに ( 供給側では取引コストの上昇を引き起こす可能性 需要側ではどのプロジェクトならクレジットが認められるか及びどのプロジェクトならクレジットの種類により価格設定に違いが生じ得るかを選択する必要 ) 投資の不確実性を増大させる可能性がある ( 情報の入手可能性による ) これは 国の参加が任意であることが主な理由であり そのため 本当の意味での国際的な取決めではなく 二国間及び多国間の取決めが一層増えるおそれがある しかし 一般的に 各国政府は市場への介入を嫌がり 買い手及び売り手に参入する市場を選ばせることを好む こうしたメカニズムによる炭素価格が 本質的に世界共通となるのか あるいは違うものになるのかは現時点では不明である しかし UNFCCC の制度上のすべての取決めに共通する基準点は 低炭素技術の開発の促進により低炭素の方向に推し進めるという点であり NMBM は この実現に非常に長けていると考えられる

13 結論当インスティテュートは 京都議定書の柔軟性メカニズムを補完し 加えて CCS の世界的な導入を支援し 商業的に成立する事業を後押しする 新規の大規模市場メカニズムの開発を強く支持する 2017~2020 年の期間後の京都議定書の先行きは不明であるため この期間を超えて広がる新たなメカニズムが 法的に必要になると考えられる また CCS 関連の緩和行動を行う国に対する資金の規模及び流れの両方を増大させると同時に 世界全体への技術の普及を加速化することが必要なのは明らかである 当インスティテュートは 長期的に見て NMBM が最終的に既存の柔軟性メカニズムに取って代わるべきかについては見解を示さないが 短 中期的には 既存の市場メカニズム (IET JI 及び CDM) の機能を強く補完し 強化するような方法で NMBM の議論及び設計が行われることが極めて重要であると考える 将来の NMBM に関する様式及び手続を確立するには時間を要する NMBM に関する懸念事項の多くは 各国の異なる国内の事情及び能力を踏まえて注意深く設計することで 簡単に解決できると当インスティテュートは確信している しかし 少なくとも NMBM は 重要な意味を持つ期間内に世界全体で必要とされる削減量の大半を負担でき かつ 制度上の正当性を有する CCS などの極めて重要な技術を除外しないような方法で設計されるべきであると考える しかしながら 当インスティテュートは すべての NAMA( 例えば 国内の対策及び政策 ) が炭素市場のすべての要求を満足することが可能であるわけではないため NAMA のNMBM への互換性は 関連する削減対策が体系的に制度化 ( 例えば 評価 報告及び検証 ) できるかどうかに左右されると認識している NMBM がプロジェクト単位 ( すなわち オフセットの創出 ) 又はより幅広いセクター単位 ( すなわち セクター別の排出削減目標 ) に基づいているかどうかにかかわらず 需要の存在を炭素市場に強くアピールし UNFCCC の資金による緩和措置以上のモチベーションを非附属書 I 国に与えるためには より野心的な排出削減目標が必要であることは明らかである 当インスティテュートは 京都議定書の柔軟性メカニズム 地域の排出権取引制度 ボランタリーメカニズムなどを含む既存メカニズムからの教訓 今後の NMBM の運営にかかわる様式及び手続並びにどのようにこれらのメカニズムが CCS などの主要な緩和技術の導入に適用され 影響を与えるのかをさらに集約するため 科学及び技術の助言に関する補助機関の 2012 年の作業計画 ( ワークショップを含む ) に参加できれば幸いである

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