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1 フード コミュニケーション プロジェクト (FCP) について 平成 23 年 10 月 食料産業局企画課食品企業行動室

2 資料の内容 1 フード コミュニケーション プロジェクト (FCP) について 2 協働の着眼点 について 3 ツールのご紹介 ベーシック 16 について FCP 共通工場監査項目 について FCP 展示会 商談会シート について FCP ダイアログ システム について 4 FCP への参画について 2

3 フード コミュニケーション プロジェクト (FCP) について 3

4 FCP とは 食品事業者の意欲的な取組の活性化を通じて消費者の 食 に対する信頼を向上させるために 農林水産省が 食品事業者や関連事業者と 協働 で活動しているプロジェクト 4

5 FCP 立上げの背景 事件 事故等による消費者からの信頼の低下 フードチェーンの複雑化とコミュニケーション コストの増大 食品事業者の意欲的な取組の活性化を通じた消費者の 食 に対する信頼向上が必要 フート コミュニケーション フ ロシ ェクトの推進 5

6 FCP の基本的な考え方 食品事業者による自主的な透明性の向上 食品事業者の行動の 見える化 意欲的な取組への適正な評価 食への信頼を向上するための取組の発展 6

7 FCP の目指す姿 フードチェーン全体での 食 の信頼確保のための取組 スーパー 原料調達製造保管 輸送 販売 食品事業者の取組に関する情報が消費者に届く 食品事業者の意欲的な取組を評価し 買う ( 投資する ) 7

8 FCP の取組推進のステップ 1 あらゆる場面で 意欲的な食品事業者等の主体 的な参画を働きかけ 2 食品事業者等が 着目すべき行動のポイントを取 りまとめ ( 協働の着眼点 ) 3 食品事業者の行動について 協働の着眼点 に 則した情報の受発信を活性化 4 意欲的な行動が適正に評価される機会を増大 フードチェーン全体で透明性向上 8

9 協働の着眼点 について 9

10 協働の着眼点とは 消費者の信頼を高めていくために着目すべき 食品事業者の行動のポイント 協働の着眼点 を食品事業者が活用し 自ら透明性を高める努力が 取引先や消費者からの評価に! ポイントは 16 項目 食品の品質管理や消費者への情報提供など 消費者の信頼向上のために重要な課題を 共有の項目 協働の着眼点 として取りまとめ 業種を越えて共有 この 協働の着眼点 を活用して 情報の効率的なやり取り 社内や取引先の適正な評価などに取り組む関係者の輪を拡げることにより フードチェーン全体での透明性向上 社会的コストの抑制につなげる仕組み 10

11 協働の着眼点 ( 業種横断版 ) 1 お客様を基点とする企業姿勢の明確化 2 コンプライアンスの徹底 社内に関するコミュニケーション 取引先に関するコミュニケーション お客様に関するコミュニケーション 3 安全かつ適切な食品の提供をするための体制整備 7 持続性のある関係のための体制整備 10 お客様とのコミュニケーションのための体制整備 4 調達における取組 5 製造における取組 製造 保管 流通における取組 卸売 調理 加工における取組 小売 6 販売における取組 8 取引先との公正な取引 9 取引先との情報共有 協働 の取組 11 お客様からの情報の収集 管理及び対応 12 お客様への情報提供 13 食育の推進 緊急時に関するコミュニケーション 14 緊急時を想定した自社体制の整備 15 緊急時の自社と取引先との協力体制の整備 16 緊急時のお客様とのコミュニケーション体制の整備 11

12 協働の着眼点 ( 業種別 ) それぞれの協働の着眼点は 大項目 その下の 中項目 さらにその下の 小項目 の樹形図で示されます また 小項目についての 具体例 を付記 大項目 消費者の信頼向上に向けて共有されるべき食品事業者の取組の分野 中項目 食品事業者における課題 小項目 食品事業者の課題に対する対応 具体例 小項目の具体的実践方法を例示 具体例 小項目を実践する方法としては さまざまなものが考えられ それぞれの食品事業者の特徴や社内体制等の違いにより具体的な方法は異なってきます 小項目の内容を実際に行う際に どのような方法があるのかという参考としてご覧ください 具体例については 今後も充実を図ります 12

13 協働の着眼点 ( 業種別 ) 製造版 ~ 抜粋 ~ 13

14 協働の着眼点 を活用した取組 FCP では 協働の着眼点 が 様々なビジネスシーンで活用されるための取組を推進 協働の着眼点 を活用した意欲的な取組が 適正に評価され その結果がフィードバックされる機会が増大 自社の取組の充実 取引先との情報収集 発信の効率化 協働の着眼点 持続的に改善 消費者コミュニケーションの充実 第三者視点の活用による企業力強化 14

15 自社の取組の充実 経営全体をトータルで見て 自らの強み 弱みを把握し 中長期的な経営戦略を立てることができました 従業員の資質向上 経営者 教育フ ロク ラム 表示の専門家品質管理専門家など 経営方針の精査 質の向上 工場 店舗の取組の見直し 改善 チェックシート コンプライアンスの徹底 取引先との公正な取引が大事 スーパー チェックシートを活用した経営会議 15

16 取引先との情報収集 発信の効率化 監査作業の効率化 バイヤーと食品事業者との情報交換の効率化 食品事業者 監査シート 取引先の情報を効率的に収集することができます 取引相手先 事業者の行動に関する情報をクリアにした商談 商談会用共通シート活用して 効果的に商談を進めることができます 食品事業者 商談会シート バイヤー スーパー 商談会をイベントから学びの場に スーパー 効率的に事業者の取組に関する情報を収集できます 複数の相手先の工場監査への対応も混乱なく 効率的に行えます 農商工連携の取組を効果的に展開 16

17 0 第三者視点の活用による企業力向上 食品事業者の知識 技術の広がり 食品事業者評価の研究 教育 大学 食品事業者への融資機会の拡大 財務状況のみならず 事業者の取組による評価も出来 精度の高い融資が可能です 地域の企業力強化! 取引先への信頼向上 ブランド戦略のブラッシュアップ 事業者の業務内容を信頼確保の観点から客観的に評価し 評価結果をビジネス展開に活かして頂けるサービスを提供します 格付け会社 AAA,AA-? 地方公共団体 地場産業の活性化のため チェックシートやマニュアルを使って 前向きな事業者を支援します 17

18 消費者コミュニケーションの充実 食品事業者と消費者間の相互理解の促進 消費者の知りたいことがわかりました 消費者と食品事業者直接対話 事業者の方の取組の理解が進みました! 食品事業者 消費者の食品事業者の取組に対する理解の深化 消費者 食品事業者の取組に関する情報の効率的な集約 発信 に関する信頼確保の取組です 地道な仕事がキチンと行われていることを実際に見ることができました 食に関する興味深い情報や食品事業者の取組をすぐに見ることができて便利です スーパー 消費者 18

19 ツールのご紹介 業務振り返りから 体制強化へとつなげる ベーシック 16 19

20 ツール : ベーシック 16 自らの業務を振り返り 事業者同士 そして消費者との信頼を築くためのツール 協働の着眼点 の大項目 (16の分野) を基に構成 ベーシック 16 を記入すると 1 自らの振り返りができ 次の取組を考えることができる 見直すことで 力を注ぐべき部分や改善点が明らかになる 他社の取組を比較することで 新たな気付きに繋がる 2 取引先に自社の取組を示すことができる 取組を整理して示すことで 取引先の理解が深まる FCP 商談会シートの記入の際にも活用できる 3 消費者との信頼を築くために必要な項目を確認できる 他社の取組を参考にして お客様対応を充実することができる 20

21 協働の着眼点 ( 業種横断版 ) 1 お客様を基点とする企業姿勢の明確化 2 コンプライアンスの徹底 社内に関するコミュニケーション 取引先に関するコミュニケーション お客様に関するコミュニケーション 3 安全かつ適切な食品の提供をするための体制整備 7 持続性のある関係のための体制整備 10 お客様とのコミュニケーションのための体制整備 4 調達における取組 5 製造における取組 製造 保管 流通における取組 卸売 調理 加工における取組 小売 6 販売における取組 8 取引先との公正な取引 9 取引先との情報共有 協働 の取組 11 お客様からの情報の収集 管理及び対応 12 お客様への情報提供 13 食育の推進 緊急時に関するコミュニケーション 14 緊急時を想定した自社体制の整備 15 緊急時の自社と取引先との協力体制の整備 16 緊急時のお客様とのコミュニケーション体制の整備 21

22 書くことで見えてくるものがある 普段 自らの業務について 実際に書き出すという機会はそれほど多くないのではないでしょうか そんなことをしなくても 自分の会社のことはわかっている 忙しいので 記入する時間がなかなか取れない 最初のうちは そんな声も耳にします 22

23 書くことで見えてくるものがあるしかし 実際に記入してみた事業者の方々からは やってみて良かった という感想が多く寄せられています 書くことで日頃目立たないところ 気にかけていなかったところに注意が向くようになるようです 幅が広く複雑な業務を正確に把握し すっきり整理するために ベーシック16 の記入をお勧めします 23

24 なぜ この項目が大事なのか 1 お客様を基点とする企業姿勢の明確化 お客さまに安全で適切な食品を提供するとともに これを安心して楽しんでいただくためには 常にお客様の視点に立って活動を展開する企業姿勢が明確になっており 全社員に徹底されていることが重要だと考えています 24

25 ベーシック 16 の記入例 1 1 お客様を基点とする企業姿勢の明確化 株式会社マスヤ様 経営理念 行動指針 ミッション 品質方針を定め お客様基点 の企業姿勢を明文化し カードを作成して全員に配布すると同時に 事務所や食堂 休憩室などに掲示して 毎日の朝礼などで唱和しており ホームページでも公開している 池島フーズ株式会社様 全社員に企業姿勢を徹底するために 基本方針をまとめた計画書を毎朝読み上げ意識を高める またお客様からの声を朝礼にて知らせ 情報の共有化 よりよい改善案に取り組む フード コミュニケーション プロジェクトのホームページに寄せられた各企業の取組事例より抜粋 25

26 なぜ この項目が大事なのか 5 製造における取組 製造 保管 流通における取組 卸売 調理 加工における取組 小売 お客様に安全で適切な食品を提供するためには 自社の製造 調理 加工 保管 流通の各過程において 食品の特性に応じた適正な衛生 品質の管理を行うことが重要だと考えています 26

27 ベーシック 16 の記入例 2 5 製造における取組 製造 株式会社恵那川上屋様 商品担当者制度を導入 材料の仕入から製品に至るまでの一連の流れを自己完結できるようにしている 担当者 担当商品 製造期日 数量を明確にする日報システムを構築中 隔週 1 回の全社朝礼 毎月 2 回のミーティング 工場での勉強会など コミュニケーションを取っている ひざつき製菓株式会社様 工場の扉を二重扉にし シャッターは高速の自動シャッターを設置し 有害小動物及び昆虫類の侵入を防止している その他 昆虫類対策としては 委託している防虫業者と共に 5S 活動に取り組み 内部発生や外部進入を防止している フード コミュニケーション プロジェクトのホームページに寄せられた各企業の取組事例より抜粋 27

28 なぜ この項目が大事なのか 11 お客様からの情報の収集 管理及び対応 お客様に安心して食品を楽しんでいただくとともに 食品事業者への信頼感を醸成するためには お客様からの情報を収集し その声に適切に対応すること さらには 収集した情報を適正に管理することが重要だと考えています 28

29 ベーシック 16 の記入例 3 11 お客様からの情報の収集 管理及び対応 株式会社はくばく様 食に関する広い情報を提供するウェブサイトを運営し お客様からの意見を受け付けている 取引先を通じて得られたお客様からの要望は 内容別に整理し 品質会議などで共有している 株式会社石橋様 店頭販売 : 弊社の給油所店頭や取引先店舗並びに各種イベント等で生産商品を販売しており お客様の生の声をお聞きする機会を持っている 通信販売 : 販売したお客様とのメール通信等でのコミュニケーションに努めている フード コミュニケーション プロジェクトのホームページに寄せられた各企業の取組事例より抜粋 29

30 ツールのご紹介 商品と取組みについて 効果的に伝える FCP 展示会 商談会シート 30

31 ツール : FCP 展示会 商談会シート 展示会 商談会での課題 商品特性の何をバイヤーさんに伝えれば良いかわからない 生産者食品メーカー 知りたい情報のギャップ おいしいのはわかったけど ロットや品質管理の取組みもわからないと判断できない バイヤー 31

32 ツール : FCP 展示会 商談会シート 商談会シートの特徴 展示会 商談会主催企業や小売 卸売企業の現場の方が集まって作成しました 自社の商品情報の整理に役立ちます バイヤーさんの知りたいことも把握できます 商品特徴 利用シーン ターゲットの他 出展企業紹介 品質管理の取組などの項目が含まれており 商談のファーストコンタクトに役立ちます シート作成時に各項目の目的を明記した商談会マニュアルも準備しています 32

33 記入例 生鮮品の場合 ターゲットを明確にしてアピール 自社の基本姿勢 こだわりなどを PR 製造工程を紹介して品質管理の取組を伝える 一括表示欄を示す 33

34 記入例 加工品の場合 ターゲットを明確にしてアピール 自社の基本姿勢 こだわりなどを PR 製造工程を紹介して品質管理の取組を伝える 一括表示欄を示す 34

35 FCP 和歌山ブランチの取組 商談会シート作成研修 例 :FCP 和歌山ブランチ (H22 年度 ) 1 テーマ : 食の信頼向上による企業力と商品力の強化 平成 20 年 3 月に策定した 和歌山県長期総合計画 の目標を実現させるため アクションプログラム 2010 和歌山県農水産物 加工食品の販売促進戦略を策定 推進基盤の強化と農産加工を軸にしたアグリビジネス構築のため FCP 和歌山ブランチを立ち上げる 食の信頼向上を前提としたお客様視点の 商品力 企業力 の向上を図るとともに和歌山県の新たな地域資源の活用の方向性を探ることとする ベーシック 16 を活用して自社診断 (before) を行う 自社の 強み 弱み を確認し 商談会で活用できるレベルの商談会シートを作成し 企業力アップ実践の場として わかやま産品商談会 フーデックスに参加 最終回に自社診断 (after) を行い 研究会参加の効果検証を行う また 食の信頼向上のため 企業経営戦略 品質管理 商品開発 コミュニケーションをテーマに研究を行う 第一回平成 22 年 6 月 30 日お客様視点に立った企業経営とは? FCP とは? (FCP チーム ) お客様視点にたった企業経営とは?( 中山氏 ) ク ルーフ ワークヘ ーシック 16 を使った自社診断 (before) 第二回平成 22 年 8 月 2 日安全 安心のものづくり 製造現場から見た食の安全安心について ( 食品 生活衛生課 ) ク ルーフ ワーク FCP 展示会 商談会シート B 面作成 第三回平成 22 年 9 月 28 日安全 安心で自社製品に磨きをかけよう バイヤーにうったえるような商談会シートの書き方 ( 高島屋チーフハ イヤー野口氏 ) ク ルーフ ワーク FCP 展示会 商談会シート 作成 第四回平成 23 年 1 月 19 日安全 安心はこうやって PR する 表現力アップセミナー 商談ロールプレイング 第五回平成 23 年 2 月 15 日 3 月 1~4 日商談会で実践 わかやま県産品商談会 in 大阪 FOODEX2011 第六回平成 23 年 3 月 16 日成果発表会 商談会参加を振り返って ヘ ーシック 16 を使った自社診断 (after) 成果検証 和歌山県庁作成資料より抜粋 35

36 商談会シート作成研修 例 :FCP 和歌山ブランチ (H22 年度 ) 2 商談会シート作成面で 参加者作成のシート内容がレベルアップ 商談会 セミナーに参加して 13 社が商談会に参加し 商談実践 参加者が多くの 気づき を発見 第二回終了時 最終 商談会では 概ね全ての参加事業者が受講内容を実践できたと回答 参加者からの声 バイヤーや消費者の視点で自分たちの商品を表現する重要性に気づいた 安全 安心に係わる取組が自社で不足していることが分かった セミナーで目的意識をもって商談会に望むことが大切とわかり 今回は開発商品の評価を探ることを目的に参加した 和歌山県庁作成資料より抜粋 36

37 FCP 展示会 商談会シート の活用例 地方銀行フードセレクション 2010 全国キャラバン食の発掘商談会 アグリフード EXPO 大阪 2011 FOODEX JAPAN2011 企業力向上の場としてのマッチングフェア 商談会の活用研究会 の参加者から寄せられた 活用状況報告より抜粋 37

38 FCP 展示会 商談会シートの活用例 4 FCP 商談会シートを使用している商談会におけるアンケート結果 設問出展者バイヤー 理解が容易 ( わかりやすい ) と答えた割合 91.1% 90.1% 必要な情報が整理できると答えた割合 88.9% 90.1% 共通フォーマットであり 便利であると答えた割合 82.5% 88.2% FCP 展示会 商談会シート の記入 / 閲覧経験ありと答えた割合 17.8% 22.5% 普及を期待していると答えた割合 84.4% 90.1% 2010 年度食の情報提供活動促進委託調査 ( 農林水産省 ) 対象 :H22 地方銀行フードセレクション及び H22 全国キャラバン! 食の発掘商談会出展者 来場者 地方銀行フードセレクションにおけるアンケート結果出展者のご意見来場者 ( バイヤー ) のご意見 地方銀行フードセレクション実行委員会調べ 38

39 ツールのご紹介 工場 加工場に対する チェックを効率的に行う FCP 共通工場監査項目 39

40 FCP 共通工場監査項目 事業者間における業務の課題 監査項目 A 社 C 社 取引先によって 工場監査項目が各社バラバラ 対応の為のコスト増大 各社の監査項目 の共有化 文言 の整理が必要 FCP 共通工場監査項目 の開発 116 項目の共通監査項目 作成には 7 回の分科会を実施 42 事業者 ( のべ 202 名 ) が参加 40

41 工場監査項目の標準化 共有化の活動内容 A 社が求める監査項目 B 社が求める監査項目 FCP 共通工場監査項目 平成 21 年度は各社が求める監査項目のうち共有化できる 116 項目をとりまとめ F CP 共通工場監査項目第 1.0 版としてとりまとめました D 社が求める監査項目 C 社が求める監査項目 41

42 FCP 共通工場監査項目 116 項目からなる FCP 工場監査項目 ( 抜粋 ) 42

43 FCP 共通工場監査の活用場面 場面 1: 自社内での活用に使用 そのまま自社監査項目として使用 自社監査項目と比較し 抜け漏れのチェック 工場監査に関する社内教育資料として使用等 場面 2: 取引先工場の監査 取引先工場でそのまま使用 取引先工場へ監査を実施する前に 監査の視点として情報提供 場面 3: 新規取引時の監査 ( 初回監査 ) 新規取引先工場へ監査を実施する前に 監査の視点として情報提供 試行結果アンケートからの抜粋 31 事業者から回答 (36 事例 ) 43

44 項目事例同じ内容についてのチェックなのだが監査項目の表現が異なる 例えば 各社の監査項目事例 破損した硬質物 ( 金属 ガラス 硬質プラスチック ) が 食材 製品に混入する恐れがないか 工具類やネジ ワッシャーが食材 製品に混入する恐れのある状態で放置していないか ビニール片 紙片 シール片 テープ片 ゴム片など ( 硬質異物を除く ) が 食材 製品に混入する恐れのある状況にないか 器具の破損や機械 部品の放置がない 施設 設備の破損や錆など異物混入の危険性がない 製造機器類の部品 ボルト ナット類の脱落防止措置があるなどなど 数多くある会社の監査項目を 整理 まとめた 結果 44

45 FCP の工場監査シートなら 45

46 工場監査項目の標準化 共有化の視点 2 奥行き : 実施要求水準 どの水準まで実施することを求めるか? 1 縦軸 : 監査項目 3 横軸 : 監査手法 目の細かさ どのような手法を使い どの程度細かく 確認するか? どの項目を監査するのか ( 平成 21 年度実施 ) 平成 21 年度は 監査項目 についてとりまとめ 平成 22 年度はそれぞれの 監査項目 に対し 実施要求水準 と 監査手法 を設定するための検討を実施しました 46

47 工場監査項目と要求水準 監査手法の例 共通工場監査項目 116 項目のうち 39 番目の項目に対応する要求水準と監査手法の例を以下に抜粋しました この要求水準及び監査手法は 実際の監査で採用されているものを取りまとめ 標準化したものです 全てのレベルを実際の監査の場で一律に必須項目として求めるような利用は想定しておりません 監査項目 項目番号 39 工場入出時の毛髪 埃除去作業の実施 ( 粘着ローラー エアシャワーなど ) 要求水準 ( レベル 1) 工場入出時の毛髪 埃除去のルールがある ( レベル 2) 工場入出時の毛髪 埃除去のルールが掲示されている ( レベル 3) 工場入出時の毛髪 埃除去がルールどおり実施されている 監査手法 ( レベル 1) 工場入出時の毛髪 埃除去のルールを確認 妥当な除去作業手順があること ( レベル 2) 工場入出時の毛髪 埃除去のルールが掲示されていることを確認 ( レベル 3) 工場入出時の毛髪 埃除去がルールどおり実施されていることを確認 ルールに基づくローラーやエアシャワー 吸塵器等が設置されていることを確認 47

48 FCP 共通工場監査項目使用者の声 監査をする立場からの声 監査評価者の知識向上と気づきがあった 監査項目について 評価者の目線が揃うようになった 小規模事業者への展開が得られるかどうかがポイント 被監査側が事前準備を行うためのチェックリストとして使用すれば 大きく効率化できる 監査を受ける立場からの声 事前に両者が共有し 準備をすることで両者の時間ロスが減るのではないか 経営者に対し 安全性確保のための体制及び環境整備の必要性を訴える手段として有効 事前にセルフチェックが出来るようになった 日々の工場管理についてさらなる改善が必要と気づいた 事前のセルフチェックが自律的に行われるようになった 48

49 ツールのご紹介 消費者コミュニケーションを 効果的に行うための共通手引き FCP ダイアログ システム 49

50 ツール : FCP ダイアログ システム 食品事業者の CSR の推進においては 消費者とダイアログを行い それを経営判断に生かすことが重要 相互理解を促しつつ ダイアログを効果的に行うためには テーマ設定や対話の手法を工夫する必要 各事業者が実施しているダイアログの手法やテーマを棚卸しし 類型化 対象とする消費者の特性に応じて 多様な手法やテーマを組み合わせるための FCP ダイアログ システム を開発 消費者の階層化と対話のテーマ例食の信頼に対する姿勢から消費者を大きく 3 階層に分け 対象階層毎に 今後こんなテーマについて対話できたらよい というテーマ例を示した 3 階層別コミュニケーション手法の例対話の手法を直接対話 間接対話 ワンウェイコミュニケーションに整理した上で 3 つの階層毎に適切な対話の手法の例を整理した 対話の手法とテーマの事例集分科会で実施したアンケート調査 ( 各企業 団体で取り組んでいる消費者との対話の事例を収集 ) を基に 3 階層別の対話の手法とテーマの事例集を作成した FCP ダイアログ システムの実施手順食品事業者と消費者との間の信頼関係を構築することを目的とした 対話による統合型コミュニケーションの実施手順をまとめた 50

51 FCP ダイアログ システム作業シート 作業シートの開発 FCP ダイアログ システムを実践するための PDCA サイクルを具体的に起動する手法を検討 自社のコミュニケーションの棚卸を行い 現状の検証 分析からスタートすることが有効 消費者コミュニケーションの PDCA において 自社のコミュニケーション活動全体を棚卸し C( 検証 分析 ) を実施するためのツールを検討 FCP ダイアログ システム作業シート の開発 FCP ダイアログ システムの考え方をもとに 自社におけるコミュニケーション活動を体系的に棚卸しをするツール 51

52 FCP ダイアログ システム の活用例 千葉県柏の葉アーハ ンテ サ インセンター 安心して食を楽しめる社会づくりワークショップ ~ どんな情報が食の信頼をつくるのか ~ 参加者 : 食品関連事業者 団体 15 団体 16 名 地域住民男女 20 名 事前に参加地域住民の皆様へ食に対するアンケートを実施し その事前情報に基づいて 食のつながりを強くするコミュニケーションはどんなコミュニケーションが考えられるか? というテーマで ワールドカフェ方式による直接対話を実施した 52

53 FCP への参画について 53

54 FCP への参画パターン まず 情報共有ネットワークへ参加して FCP への賛同を表明 関係者と情報を共有 FCPの活動について情報共有 意見交換等を行うFCP 報告会への参加 FCPの運営等に関する提案 意見提出 農林水産省の呼び掛ける研究活動 普及活動等へ参加 ネットワーク参加者が催す研究活動 普及活動等への参加 協働の着眼点 など FCP の提案する仕組みや成果物を 活用して それぞれの事業活動を展開 54

55 参画パターン ( その 1) 情報共有ネットワークへの登録 1 ネットワークへの参加は随時受付 プロジェクト専用 HP への入力や FAX で登録可能 特段の義務 負担はなし 2 ネットワーク参加者として社名 団体名をプロジェクト 専用 HP 等に掲載 3 農林水産省からメールマガジン等により情報提供 4 プロジェクト専用 HP の会員メンバーページが閲覧可能 例 : ベーシック 16 コーナー等 55

56 情報共有ネットワークへの参加 FCP では プロジェクトの基本的な考え方等に賛同する食品事業に関わる企業やその団体の間で 情報共有ネットワーク を構築 FCP 情報共有ネットワーク プロジェクト事務局 メールマガジン等 食品事業に関わる企業やその団体 提案等受付 参加企業数 1,068 社 団体 (9 月 30 日現在 ) ネットワークへの参加は随時受付 特段の義務 負担はありません社名 団体名をプロジェクト専用 HP 等に掲載させていただきます各種 FCP 研究会 成果報告会への参画ができます工場監査項目 商談会 展示会シート等のFCP 成果物を活用し 独自にビジネスを展開に活用することができます 56

57 参画パターン ( その 2) FCP 報告会への参加 提案 意見の提出 1 2 FCP の活動について関係者で情報共有や意見交換を行う 報告会等への参加 例 : 東京大学 食の安全研究センター と共催の FCP 成果報告会 FCP の運営や企画に関する提案 意見提出 FCP の運営 協働の着眼点 の改善 優良事例情報収集 研究会テーマ募集など 東京大学弥生講堂平成 23 年 9 月 9 日 FCP 中間報告会を実施 57

58 参画パターン ( その 3) FCP 研究活動会への参加 農林水産省が呼び掛ける研究会への参加テーマ例 : 消費者との対話のあり方 研究会等ネットワーク参加者が自主的にテーマを設定し 参加を呼び掛ける研究会への参加テーマ例 : FCP 普及 戦略 研究会都道府県による地域でのFCPの研究活動 (FCP 地域ブランチ ) への参画 都道府県が地域ブランチを設けている地域に限る 58

59 平成 23 年度 FCP 研究会活動 活動パターン 1 農林水産省の設ける研究 発表の場 研究会 情報共有の場 消費者との対話のあり方工場監査項目の標準化 共有化商品情報の効率的なやりとり 企業力向上の場としてのマッチングフェア 商談会の活用 FCP 普及 戦略 アセスメント ( 予定 ) 2 事業者の主体的な取組農水省が運営に関与 地域フ ランチ 三重ブランチ岩手ブランチ山梨ブランチ大分ブランチ 愛媛ブランチ和歌山ブランチ栃木ブランチ滋賀ブランチ 島根ブランチ 地域の状況に応じたテーマ設定 59

60 FCP 研究会活動 1 消費者との対話のあり方研究会 工場監査項目の標準化 共有化研究会 商品情報の効率的なやりとり研究会 企業力向上の場としてのマッチングフェア 商談会の活用研究会 60

61 FCP 研究会活動 2 愛媛県 岩手県 地域ブランチ 和歌山県 三重県 61

62 参画パターン ( その 4) 個々のビジネスで FCP を活用 1 協働の着眼点 や 工場監査項目 商談会 展示会シートなどの FCP 成果物を活用し 独自にビジネスを展開 2 FCP ロゴマークを利用して活動展開 ベーシック 16 FCP 共通工場監査項目 FCP 展示会 商談会シート 62

63 情報共有ネットワークへの参加をお願いします 本日同封しております 情報共有ネットワーク参加登録申込書 をご記入の上 ご提出ください プロジェクトのホームページからも登録することが可能です 検索はこちらから FCP 検索 その他お問い合わせ先 農林水産省食料産業局企画課食品企業行動室 フード コミュニケーション プロジェクト事務局 TEL FAX

商品特性と取引条件 商品名 (1) 展示会 商談会シート 記入日 : 最もおいしい時期 (2) 賞味期限 消費期限 (3) 主原料産地 ( 漁獲場所等 )(4) JAN コード (5) 内容量 (6) 希望小売価格 ( 税込 )(7) 1ケースあたり入数 (8) 保存温度帯 (9) 発注リードタイム

商品特性と取引条件 商品名 (1) 展示会 商談会シート 記入日 : 最もおいしい時期 (2) 賞味期限 消費期限 (3) 主原料産地 ( 漁獲場所等 )(4) JAN コード (5) 内容量 (6) 希望小売価格 ( 税込 )(7) 1ケースあたり入数 (8) 保存温度帯 (9) 発注リードタイム 商品特性と取引条件 商品名 (1) 展示会 商談会シート 記入日 : 最もおいしい時期 賞味期限 消費期限 主原料産地 ( 漁獲場所等 ) JAN コード 内容量 希望小売価格 ( 税込 )(7) 1ケースあたり入数 (8) 保存温度帯 (9) 発注リードタイム (10) 販売エリアの制限 (11) 有 無 最低ケース納品単位 (12) ケースサイズ ( 重量 ) (13) 縦 横 高さ ( kg)

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