目 次. はじめに. 経過. アンケートの集計結果 4. 考察 施設の改善 設備改修改善更新など 5. 施設の改善 設備改修改善更新などの実績一覧表 (Fig.) 6. 施設の改善 設備改修改善更新などの実績グラフ (Fig.) 4 報告を要しない電気事故 7. 報告を要しない事故について 5 8.

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1 平成 9 年度調査研究事業報告書 平成 9 年度 報告を要しない電気事故並びに 施設の改善 改修実績に関する調査 ( 対象期間 : 平成 9 年 4 月 日 ~ 平成 年 月 日 ) 一般社団法人中国電気管理技術者協会 技術委員会

2 目 次. はじめに. 経過. アンケートの集計結果 4. 考察 施設の改善 設備改修改善更新など 5. 施設の改善 設備改修改善更新などの実績一覧表 (Fig.) 6. 施設の改善 設備改修改善更新などの実績グラフ (Fig.) 4 報告を要しない電気事故 7. 報告を要しない事故について 5 8. 報告を要しない事故実績一覧 (Fig.) 6 9. 実績グラフ (Fig.4 ~ Fig.) 7~8 --

3 . はじめに受託事業場の自主保安体制を確立し 課せられた責務を忠実に履行することは自家用電気工作物を設置する者の責務でありますが 実質的には事業場の保安管理業務を委託されている私たち電気管理技術者の責務でも有ります この度会員から御回答頂きましたアンケートをもとに 平成 9 年度に実施した業務実態と その成果をまとめましたので報告します 今後の電気保安管理業務の更なる質的向上の参考となれば幸いです. 経過 () 調査対象期間平成 9 年 4 月 日 ~ 平成 年 月 日 () アンケート回収結果 支部名会員数 ( 人 ) 提出者 ( 人 ) 電気事故事例 ( 件 ) アンケート回収率 鳥取 島根 岡山 倉敷 福山 広島東 広島西 山口 全体 % % 7% 9% 88% 55% 44% 84% 77% 参考昨年の提出者は 名 (8%) 一昨年の提出者は57 名 (87%). アンケートの集計結果電気設備の改善改修実績ついて () 改修改善更新取替等の実績一覧表Fig. () 改修改善更新取替等の実績グラフFig. 4. 考察 設備改修等の実施回数の上位 6 項目 昨年比. 電気室キュービクルへの植物 つる草類の侵入防止 または伐採をした (867 件 ) -84. を取替えた (5 件 ) 5. 構内工事施行時の管理技術者への連絡義務化を徹底した 保安教育を改めて行った( 件 ) 小動物侵入防止対策を実施した (5 件 ) 5 5. 高圧ケーブルを取替えた (97 件 ) - 6. 絶縁回復剤で高圧機器絶縁の維持回復の対策を施した (77 件 ) - 設備改修等の実施は下記の結果となっています トータルでは提出者の減少により下がっていますが 上位 6 項目の増減が少ないのが印象的です 以上の集計結果により 電気室やキュービクル等の周辺環境整備は勿論のこと お客さまへ の呼びかけや 改修提案が事故の予防上 又点検作業等の障害防止上大変重要な仕事です 結果として 高圧機器の改修も多く見られました 私たちの責務は事故を起こさない 未然に防ぐ事です 事故例及び報告を要しない電気事故等を参考に 要点を突いた業務の遂行を期待したい --

4 -- 施設の改善 設備改修改善更新など 5. 平成 9 年度施設の改善 設備改修改善更新など実績一覧 (Fig.) 改修改善更新取替え等の内容 鳥取 島根 岡山 倉敷 福山 広島東 広島西 山口 計 高圧ケーブルを取替えた を新規に設置した ( 直接引込みから設置へ ) を取替えた UUを新規に設置した (D MDからの変更 ) 5 UUを取替えた 6 地絡短絡防止対策を施した (DLB 相間絶縁バリヤを設置ほか ) 8 7 プライマリーカットアウトスイッチ () を取替えた パワーヒューズ () 改修 ( 不良交換 更新 容量の適正化 ) した LBを取替えた VVM 等の負荷開閉器を取替えた 8 遮断器を取替えた (B VB 他 ) VT Tを取替えた または撤去をした 過電流継電器 (R) を取替えた 地絡継電器 (R,DR 他 ) を取替えた またはZTの設置位置を変更した 落雷防止の為アレスターを設置または取替えた クリートまたは母線の支持碍子 絶縁電線への改善をした ( 絶縁回復剤での改善は含ず ) 絶縁回復剤で高圧機器絶縁の維持回復の対策を施した トランスの改修 ( 増設. 減設. 取替え ) をした 絶縁油の交換 または酸化防止剤を入れた 高圧コンテ ンサーリアクトルを取替えた Fの設置 高調波対策をした 小動物侵入防止対策を実施した 電気室 キューヒ クルへの植物. つる草類の侵入防止 または伐採をした 構内工事施行時の管理技術者への連絡義務化を徹底した 保安教育を改めて行った 暴風雨雪による電気設備への悪影響防止策を実施した 漏電遮断器漏電火災警報器を取替えた 漏電遮断器を新設した ナイフスイッチブレーカー等 及び電磁開閉器等を改修した 低圧幹線コンセント低圧コンデンサ等の改修 ( 過熱緩み絶縁不良等 ) をした Vケーブルの紫外線劣化対策 紫外線劣化による張替を実施した 接地抵抗値の改善 接地線等の改修を実施した キュービクル電気室のリニューアルを行った キューヒ クル他環境整備 ( 塗装錆穴補修排水改善昇降階段等安全改善 ) をした 自家発電装置を改修 ( 整備取替え新設を含む ) した その他 [ ] 6 9 合 計 ,64

5 6. 平成 9 年度施設の改善 設備改修改善更新などの実績グラフ (Fig. ) -4- 高圧ケーブルを取替えた を新規に設置した ( 直接引込みから設置へ ) を取替えた U U を新規に設置した (D MD からの変更 ) U U を取替えた地絡短絡防止対策を施した (D LB 相間絶縁バリヤを設置ほか ) プライマリーカットアウトスイッチ () を取替えたパワーヒューズ () 改修 ( 不良交換 更新 容量の適正化 ) した LB を取替えた V VM 等の負荷開閉器を取替えた遮断器を取替えた (B VB 他 ) VT T を取替えた または撤去をした過電流継電器 (R) を取替えた地絡継電器 (R,DR 他 ) を取替えた または ZT の設置位置を変更した落雷防止の為アレスターを設置または取替えたクリートまたは母線の支持碍子 絶縁電線への改善をした ( 絶縁回復剤での改善は含ず ) 絶縁回復剤で高圧機器絶縁の維持回復の対策を施したトランスの改修 ( 増設. 減設. 取替え ) をした絶縁油の交換 または酸化防止剤を入れた高圧コンテ ンサーリアクトルを取替えた F の設置 高調波対策をした小動物侵入防止対策を実施した電気室 キューヒ クルへの植物. つる草類の侵入防止 または伐採をした構内工事施行時の管理技術者への連絡義務化を徹底した 保安教育を改めて行った暴風雨雪による電気設備への悪影響防止策を実施した漏電遮断器漏電火災警報器を取替えた漏電遮断器を新設したナイフスイッチブレーカー等 及び電磁開閉器等を改修した低圧幹線コンセント低圧コンデンサ等の改修 ( 過熱緩み絶縁不良等 ) をした V ケーブルの紫外線劣化対策 紫外線劣化による張替を実施した接地抵抗値の改善 接地線等の改修を実施したキュービクル電気室のリニューアルを行ったキューヒ クル他環境整備 ( 塗装錆穴補修排水改善昇降階段等安全改善 ) をした自家発電装置を改修 ( 整備取替え新設を含む ) したその他 [ ]

6 報告を要しない電気事故 7. 報告を要しない電気事故について 今回の報告は前年度より6 件増加して9 件でした 事故発生原因は他物接触多く8 件 続いて保守不備 6 件 自然現象 件 設備不完全 件 故意過失 件 原因不明 件でした 今回は 小動物が原因となった事故が多くありますが 高圧機器の経年劣化による物も多いため お客さまへの取り替え改修の呼びかけの必要性を実感しました () 電気事故一覧表 Fig. () 事故の区分 Fig. 4 構内遮断器等の作動 件 再送電成功 件 焼損事故 件 その他 件 () 事故分類 Fig. 5 地絡 件 短絡 件 焼損 件 その他 件合計 9 件 昨年同様地絡 短絡事故が多く (5 件発生 ) である (4) 事故原因内訳 Fig. 6 他物接触 保守不備 自然現象 8 件 (4%) ねずみ ヤモリ などの接触事故 6 件 (%) 経年劣化点検不足によるもの 件 (6%) 雷によるもの 件 強風によるもの 件 雪によるもの 件 設備不完全 件 (5%) メーカー出荷時の不具合 故意過失 件 (5%) 中電柱工事後の処置不足と工事車両によるもの (5) 事故時の動作継電器 Fig. 7 区分開閉器のR 動作 件 F 遮断 件 不動作 件 その他のものは 件となっています (6) 事故発生機器別分類 Fig. 8 高圧機器などに損傷があった電気事故は 件でした 内訳として LB 4 件 件 高圧碍子 件 避雷器 件 ケーブル端末 件 変圧器 件 高圧機器全般 件については 事故点だと思われますが 機器の故障はありません (7) 地絡事故発生機器内訳 Fig. 9 高圧機器による電気事故は 件でした ( 他の要因も含む ) 内訳として LB 4 件 % 高圧機器その他 件 5% 高圧架空線支持物碍子 件 7% 避雷器 変圧器 中国電力 VT 件 8% 件 8% 件 8% (8) 地絡事故原因別内訳 Fig. 他物接触 7 件 58% 保守不備 件 5% 自然現象 件 7% 故意過失 件 % 原因不明 件 % 設備不完全 件 % 重複するものもあります (9) 電圧による事故分類 高圧事故 7 件 低圧事故 件 -5-

7 8. 平成 9 年度報告を要しない電気事故実績一覧表 (Fig.) 事故区分中電側動作継電器動作設備停電再送成功構内遮断器等の作動感電事故不入院火災焼損その他 U の有無動作継電器等事故分類事故発生機器事故原因 L 接地受電所形態状態 L の有無 L 単独接地 と共用連接接地引込ケーブル主遮断機屋外開放屋外キュ ビクル屋内開放屋内キュ ビクル構内全停電部分停電無停電 動作 R の 動作 R D R F 遮断不動作不必要動作地絡短絡焼損その他 V 避雷器中国電力 V T 高圧ケーブルケーブル端末高圧引き込み支持物高圧架空線支持物碍子断路器 V T T 高圧機器全般 L B 保護継電器 含む電力ヒューズ高圧カットアウトスイッチ B その他設備不完全保守不備自然現象故意過失 V B 変圧器高圧リアクトル高圧進相コンデンサ高圧電動機他物接触原因不明 晴 低圧関係無有 VT F 小動物の疑い ( 死骸等は発見できず ) 9 曇 無有 VT V B LB 直下にてヤモリの死骸を確認 7 雨 有有 VT F 過去の工事用又は 樹木接触防止用として 二次側の保護シートがそのまま残っていた為 木の葉雨水により相間短絡した 4 6 曇 無有 VT V B 換気扇フード部より蛇が侵入し LB 充電部へ接触した 5 7 晴 無有 VT V B 太陽光発電設置後 年のパワーコンディショナーより 爆発音と共に黒煙発生 6 9 晴 無有 VT F 雷の影響と思われる ブッシング碍子部にヘアクラック ( 細いひび割れ ) があり 地絡した 7 小雪 無有 V F 高圧架空線横に生えていた竹が 雪の影響でしなり 架空線に接触した 8 5 雨 無有 V F 動力変圧器の経年劣化により絶縁が低下し 雨で湿度が上がり地絡電流が発生し HR が動作した 9 雨 無有 V B 雨漏りにより高圧碍子が濡れ 地絡したと思われる 8 晴 無有 V F 低圧配管 ( 塩ビ管 ) が割れ ネズミが侵入し LB 充電部に接触し地絡した 未未 未記入の為詳細不明 低圧幹線系の火災 4 晴 有有 V F 構内柱上 高圧ケーブルヘッド部にアーク痕が有った為 絶縁物を抜けて鳥が感電相間短絡したと考えられる 8 晴 無有 VT F キュービクル下部スリットより侵入したと思われる蛇が LB 充電部に接触し地絡した 4 7 曇 無有 VT F の経年劣化による誤作動 5 5 小雨 無有 VT F 構内柱避雷器部に カラスの巣が出来 地絡した 6 曇 無有 VT F 高圧ピン碍子にヒビが入り地絡した 7 晴 無有 VT F -B キュービクル内にてネズミの死骸を確認 ネズミによる地絡事故と考えられるが 地絡箇所は断定出来なかった 8 雨 有有 VT F 暴風雨により 付近の樹木がリード線ケーブル部に接触し 相間短絡事故を起こした 9 晴 無無 月次点検時 高圧側電流測定の為 金属製保護板を取り外し 測定後戻す際に 低圧銅バーに接触したことにより 動力 MB が焼損した 発生状況 月天候合計 -6-

8 9. 平成 9 年度報告を要しない電気事故実績グラフ Fig.4 事故区分 Fig.6 事故発生原因内訳 原因不明 他物接触 8 故意過失 自然現象 5 5 保守不備 設備不完全 Fig. 5 事故分類 Fig.7 動作継電器 5 地絡短絡焼損その他 5 5 Fig.8 事故発生機器

9 Fig.9 地絡事故発生機器内訳 高圧機器その他 変圧器 LB 4 中国電力 VT 高圧架空線支持物碍子 高圧カットアウトスイッチ ケーブルケーブル端末 避雷器 4 6 Fig. 地絡事故原因別内 原因不明 他物接触 7 故意過失 自然現象 保守不備 設備不完全