特集　刑事・少年事件の受任・選任にかかる諸手続

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さなえにばし
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1 刑事少年事件の受任選任にかかる諸手続刑事弁護委員会委員子どもの人権と少年法に関する特別委員会委員贄田健二郎 61 期淺井健人 64 期近時刑事弁護事件を受任する際対弁護士会法テラス等も含めた受任選任にかかる手続の流れが複雑となり分かりにくいという声があります弁護士の刑事少年事件に携わる頻度等は会員毎に異なるためその程度もそれぞれですそこで今月号のでは主にはじめてや久しぶりに刑事事件を担当する会員が迷うことなく諸手続を進めて弁護活動に携われるよう刑事弁護委員会及び子どもの人権と少年法に関する特別委員会の方々に受任選任にかかる諸手続の解説をいただきましたまた本年 6 月から被疑者国選対象事件が拡大されたのに伴う手続の変更点も反映されているためより一層会員に有益な情報となっておりぜひ活用いただけたらと思いますなお本記載の運用は本年 5 月 21日現在のものですのでその後の運用変更等については当会ホームページ等をご参照ください 1 はじめに近時被疑者国選弁護制度の導入対象事件の拡大国選付添制度の導入対象事件の拡大被疑者国選佐藤顕子 2 当番弁護成人少年による派遣から受任に至る流れ逮捕勾留起訴の全勾留事件への拡大等国選制度がめまぐるしく変化しているそれに伴い当番から国選への切替手続や刑事被疑者弁護援助制度以下被疑者援助制度というを利用した受任手続など手続が複雑 2 ⑷イ⑸ ⑴ 当番弁護士とは化し変更されることも多い対弁護士会対法テラ当番弁護士とは身体拘束を受けている被疑者ス対検察庁裁判所への書面の提出先など非常被告人や家族等から弁護士会に接見の依頼があっに複雑になっているため分かりにくいという声があるた場合に弁護士が 1 回だけ無料で接見に赴き被疑何件か経験すれば慣れてくるものの新入会員や数者被告人少年の相談に応じる制度である東京年ぶりに刑事事件少年事件に携わる会員にとっては三会では法律上の私選弁護人選任申出制度刑訴分かりにくい部分もあるさらに本年 6月から被疑法 31 条の 2 としての弁護士の紹介を兼ねている者国選対象事件が勾留された全事件に拡大された当会では成人事件と少年事件に分けて名簿を作成制度改正に伴い本庁管内の被疑者国選事件の配点しているいずれの名簿も待機日制で割り当てられ方法が大幅に変更されたので注意が必要であるた待機日に事件がくれば電話で派遣の連絡があり本稿では陥りやすいミスなどにも留意しつつ会その後 FAXで配点連絡票が送られてくる連絡がくれ員の皆様が手続に迷うことなく刑事少年事件を全うばすぐに接見に行けるよう準備しておく必要があるできるよう当会を中心とした各手続についてご案内以下では逮捕段階で当番弁護士として派遣されたさせていただきたい 2 2 ⑵⑶⑷ア場合の手続の流れを紹介する被疑者段階の手続は

2 当番弁護士に事件の受任義務があるので利益相反ついて資料 1 にフローチャートとしてまとめられてや違法な活動を強要されるなど正当な理由がないいるので適宜参照しながらご覧いただきたいなお限り受任するのが原則である一定の類型の事件は受当番弁護士として派遣された場合は受任する場合も任できないというのは正当な理由にはならないましない場合も刑事弁護センターに接見報告書をた私選弁護費用を支払う資力がなくとも被疑者提出する必要がある援助制度や被疑者国選制度を利用して受任すること成人も少年も変わらない接見後に取るべき手続にが求められる ⑵ 当番派遣で終了する場合事件の受任をしない場合配点連絡票とともに送ら当番弁護士として派遣された結果被疑者から受れてくる不受任通知書を被疑者本人に差し入れ任申出がない場合あるいは受任申出があったが受任るこれがないと被疑者が国選弁護人の請求をできなしない場合はそこで終了となるただし当会ではい場合があるので必ず差し入れること資料 1 3

3 刑事少年事件の受任選任にかかる諸手被疑者 ( ないし家族など ) が費用を支払う資力があり, 私選弁護として受任する場合は, 所定の受任契約書を作成するまた, 弁護人選任届 ( 以下弁選という ) を作成し, 検察官送致前の場合は管轄の警察署に, 検察官送致後は東京地方 ( 区 ) 検察庁に提出する検察庁の提出先は担当部によって異なるので, 総務部事件担当に電話し, 事前に担当部を問い合わせておくとよい被疑者から弁選の宅下げを受ける際には, 指印証明をもらうようにする ( 留置係に言えばわかる ) 作成した受任契約書は, 速やかに人権課宛に FAX で写しを提出する着手金報酬金は 1 割を納付する義務があるまた, 刑事弁護人推薦運営細則 12 条記載の基準報酬額を上回る契約をする場合には, 続基準額を超える理由を記載した契約に関する報告書を作成し, 契約書添付の上, 人権課に FAXして報告しなければならない細則に定められた基準報酬額は以下のとおりである 1 被疑者段階の弁護活動着手金 20 万円又は報酬金 30 万円 2 起訴後, 第 1 審判決言渡しまで ( 少年事件については家庭裁判所送致後, 審判がなされるまで ) の弁護活動 ( 少年事件の付添人活動を含む以下同じ ) 着手金 30 万円又は報酬金 30 万円 3 上訴審における弁護活動着手金 30 万円又は報酬金 30 万円被疑者が勾留されるまでの逮捕段階の弁護活動について, 資力要件を満たす場合には, 被疑者国選勾留前援助制度 ( 以下勾留前援助という ) を利用することができる勾留前援助の利用申込みから援助開始決定までの流れは以下のとおりである援助決定書が送られる前の活動も報酬の支払い対象となるので, 援助決定が出る前に活動して差し支えないなお, 被疑者が勾留される前に弁選を提出しなければ原則として援助報酬が支払われないので, 弁選も忘れず提出することが肝要である勾留前援助は, 被疑者が勾留されたら終結する勾留前援助から被疑者国選へ切り替える場合の手続は以下のとおりである

4 資料 2 ( ( ) FAX ( ) ) / / / ( ) ( ) ( ) ( ) 東京地検と東京地裁それぞれに原本提出が必要なときには終結報告書を作成して援助事務センタ書類があるので同じ日に両方提出に行けばスムーズーに FAX するその際受理印のある弁選もである FAX する終結後 6 か月以内に終結報告書を提なお勾留前援助を利用して受任し勾留後は被疑出しなければ報酬が支払われないので注意を要する者国選に切り替える場合刑事被疑者援助利用申込被疑者が勾留されず釈放された場合でもその後示書と資力申告書の2 種類の書類に被疑者の署名談交渉や不起訴に向けた活動が必要な事件は多い指印をもらう必要がある手続をスムーズに行うために東京三会では釈放後であっても示談加算と不起 1度の機会に両方サインをもらっておくと便利である訴加算がなされるので釈放後もこれらの活動に尽力していただきたい示談が成立したり不起訴になったウ勾留前援助事件の終結勾留前援助はイのように被疑者が勾留されるか被疑者が釈放されることで終結する事件が終結した場合追加の報告をすれば加算報酬が支払われる示談加算の場合は示談書等不起訴加算の場合は意見書と不起訴処分告知書を資料として添付する 5

5 エ対象事件の留意点イ留意点本年 6 月 1日から被疑者が勾留された全事件が被上記は弁護人自身が東京地裁に資力申告書疑者国選対象事件となったそれまでは死刑又は無を持参する場合の手続の流れである勾留質問の際に期若しくは長期 3 年を超える懲役若しくは禁錮に当た被疑者自身が国選弁護人の請求をする場合事前にる事件が国選対象でありそれに当たらない事件公要望書を法テラスに提出しておけば当番派遣さ務執行妨害暴行脅迫などは勾留決定後も被疑れた弁護士が国選弁護人に指名されることになるので者援助制度の対象であった上記③の手続は不要であるところが勾留された全事件が被疑者国選対象とな以下弁護人自身が東京地裁に資力申告書をったため今後被疑者援助制度の対象となるのは持参する場合の留意点を述べる東京地裁の場合勾留前の事件に限られることになる刑事被疑者弁護概ね午前 11 時頃から勾留質問手続に入る勾留質問援助報酬等支出基準第 7 項の 3 で弁護士会が援助をにおいて被疑者から国選弁護人選任請求があれば裁認めたケースは除く上記切り替え手続を怠らないよ判所から法テラスに指名通知依頼がされて法テラスう留意すべきであるがその日の待機者から順次指名打診することになるそのため当番弁護士として接見し被疑者国選弁 ⑸ 援助制度を利用することなく被疑者国選事件として受任する場合ア被疑者国選事件として受任する場合の流れ被疑者が勾留されるまでの間勾留前援助を利用せ護人としてそのまま選任されることを希望するのであれば勾留質問当日の午前 11 時頃までを目途に上記手続を済ませておかないと当日待機している他の弁護士が選任される可能性があるので留意すべきであるず勾留決定後に被疑者国選弁護人として受任することもできるその場合の手続は以下のとおりである 3 ① 被疑者に不受任通知書を差し入れる 50 万円以上の資力がある場合被疑者国選選任からの流れと手続逮捕勾留起訴 ② 国選弁護人の選任に関する要望書資料 2 に必要事項を記入し ②当番切替などにチェックして法テラス東京へ FAX ③ 要望書写しと一緒に国選弁護人選任請求書資力申告書を東京地裁刑事14 部に提出する原本提出 FAX 不可資力 50 万円以上の場合は不受任通知書の写しも提出 6 3⑴⑵ 3⑶ア ⑴ 被疑者国選選任の手続ア被疑者国選対象事件の拡大本年 6 月 1日から被疑者国選対象事件が勾留された全事件へと拡大されたそれに伴い法テラス ④ 法テラスから指名打診の連絡があるからの指名打診の手続が本年 4 月1日から変更された ⑤ 詳しくはその際出された周知文会員サイト刑事弁裁判所から国選弁護人に選任された旨の連絡がある選任書は直接東京地裁刑事 14 部で護委員会に掲載されているを参照いただきたいが受け取る以下変更点の概要を述べる

6 変更前と変更後の大きな相違点は変更前は法選任書は東京地裁刑事 14 部に直接受領しに行くイ被疑者国選事件の指名打診手続なお選任書を受け取っていなければ接見報酬等が支テラス東京霞が関分室に出向いて受任手続をしてい払われないと誤解されている弁護人がしばしばいるがたところ変更後は法テラス東京新宿から事務誤りである法テラスからの指名打診の電話を受けた所に電話の上指名打診をすることになったことで後の活動が報酬算定の対象となるので指名打診をある受けたら速やかに接見に行かなければならない選任書の受領は後日でもかまわない選任書を持参してい変更前 ① なくとも弁護人として接見することができる待機者が法テラス東京霞が関分室に出向き当日入ってきた事件から選択して受任手続をす ⑶ 被疑者国選終了後の流れる勾留状の写しはその場で受け取るア成人の場合 ② 上記手続後に担当者がいない事件が残った被疑者が釈放された場合被疑者国選弁護は終了場合は他の待機者の事務所に電話し指名となる法テラス霞が関に終了通知書被疑者国打診をする勾留状の写しは事務所へのテスト選弁護と被疑者国選弁護報告書選任時に送送信を経て FAX で送られてくるられてくるホームページにも掲載されているを FAX で提出する変更後 ① 接見したことの疎明資料として接見資料を提事件が入り次第法テラス東京新宿か出する必要がある接見の証明になる重要なものなのら待機者の事務所に電話の上弁護士本人にで警察署で接見した際には忘れないよう注意する指名打診をする ② 法テラス東京霞が関分室で事件を選択する方法は執らない ③ 勾留状の写しは霞が関分室の窓口で受け取る方法事務所への FAX で受け取る方法いずれかを選択できる留置施設に備え付けられており留置係に法テラスの用紙お願いしますと言えば準備してもらえるなお地検地裁の地下で接見した場合は接見資料を備え付けていないので法テラスへの報告にも接見資料は不要である被疑者が起訴された場合も被疑者国選弁護は終了となるが自動的に被告人国選弁護人に移行する以前と異なりすべて電話による指名打診によって配点することになったので注意していただきたいので起訴後の活動を継続するただし勾留中求令状起訴された場合は自動的に移行しないので国選弁護人の選任に関する要望書の ④求令状起訴 ⑵ 被疑者国選選任後の手続にチェックして提出する必要がある待機日に指名打診を受けたら速やかに接見に行弁護士会に対して被疑者弁護終了報告書まく勾留質問で裁判所にいる間は裁判所の地下でたは法テラス霞が関に提出する被疑者国選弁護報接見できるので東京地裁刑事 14 部に問い合わせる告書を FAX で提出するとよい 7

7 イ少年の場合逮捕申入書の提出がない場合は原則として少年保勾留家裁送致護事件付添援助制度を利用することができない提出時期 3⑶イ 4 国選付添対象事件の場合 a 家裁送致前の手続成人と異なり被疑者国選弁護人から国選付添人へは自動的には切り替わらない国選付添対象事件の範囲 ⅰ 死刑又は無期若しくは長期 3 年を超える懲役若しくは禁錮に当たる事件 ⅱ 検察官関与事件両書面は家裁送致前であれば逮捕段階でも提出することができるなお家裁送致予定日が不明である場合は家裁送致予定日を記載する必要はない勾留満期日前に家裁送致されることもあるため検察官留置係または少年本人から家裁送致日を確認しておくとよい b 家裁送致後の手続終了通知書被疑者国選弁護被疑者国選弁護報告書を法テラス霞が関に FAX で提出する被疑者弁護終了報告書または法テラス霞が ⅲ 被害者等による審判傍聴申出事件関に提出する被疑者国選弁護報告書を弁護 ⅰ は裁量的選任 ⅱ 及びⅲ は必要的選任士会に FAX で提出するとされる a 国選付添人に選任された場合 ① 受任時の手続被疑者国選対象事件の範囲と国選付添対象事件の範囲が異なるので注意を要する国選付添対象事件では家裁送致の前日までに国選付添人の選任に関する要望書資料 3 を法原本を受領する ② 終結時の手続審判が終了した後終了通知書国選付添人テラス東京新宿に FAX で提出し申入書及び国選付添報告書を法テラス東京新宿を東京家庭裁判所に FAX で提出するに FAX で提出する両書面の提出がない場合は被疑者国選弁護人審判結果報告書または法テラス東京新宿であったとしても国選付添人には原則として選任に提出する国選付添報告書を弁護士会にされず家裁が国選付添人を選任すると判断した場 FAX で提出する合は別の弁護士が選任されることから両書面は b 国選付添人に選任されなかった場合必ず提出されたいまた ①国選付添人の選任を待 ① 受任時の手続たずに正式の法的手続観護措置決定に対する異議 8 東京家庭裁判所の係属部で国選付添人選任書の少年と面会し付添人選任届援助制度を利申立て等を行うために付添人となる必要がある場合用した受任であることがわかるように少年保護事または②家裁が国選付添人を選任しないとの判断を件付添援助制度利用有りと記載するかと記載し当番付添人の派遣要請がなされた場合を除きする及び少年保護事件付添援助少年本人

8 資料 3 ( ( ) ) / / ( ) ( ) 利用申込書に署名指印をしてもらい受領するなお少年保護事件付添援助制度の資力要件は ② 終結時の手続審判が終了した後日本弁護士連合会委託法原則として申込者の現金預金その他の流動資産律援助終結報告書少年保護事件付添を援助の合計が 50 万円未満であることとされている少年事務センターに FAX で提出するの名前で申し込む場合は少年自身の資力のみを基準として審査が行われ保護者の名前で申し込む場合は保護者の資力を基準として審査が行われる付添人選任届を東京家庭裁判所の係属部に提出する FAX 不可少年保護事件付添援助少年本人利用申込書は家庭裁判所に提出した申入書を添付して援助事務センターに FAX で提出する国選付添非対象事件の場合 ① 受任時の手続少年と面会し少年に付添人選任届援助制度を利用した受任であることがわかるように少年保護事件付添援助制度利用有りと記載するかと記載する及び少年保護事件付添援助少年本人利用申込書に署名指印をしてもらい 9

9 刑事少年事件の受任選任にかかる諸手受領する付添人選任届は東京家庭裁判所の係属部に提出する少年保護事件付添援助( 少年本人 ) 利用申込書は援助事務センターに FAXで提出する審判が終了した後, 日本弁護士連合会委託法律援助終結報告書 ( 少年保護事件付添 ) を援助事務センターに FAXで提出する家裁送致後は, 在宅であっても, 少年保護事件付添援助制度を利用することができる少年と面会し, 少年に付添人選任届 ( 援助続制度を利用した受任であることがわかるように, 少年保護事件付添援助制度利用有りと記載するか, と記載する ) 及び少年保護事件付添援助 ( 少年本人 ) 利用申込書に署名, 押印をしてもらい, 受領する付添人選任届を東京家庭裁判所の係属部に提出する少年保護事件付添援助( 少年本人 ) 利用申込書を援助事務センターに FAXで提出する審判が終了した後, 日本弁護士連合会委託法律援助終結報告書 ( 少年保護事件付添 ) を援助事務センターに FAXで提出する少年が東京で事件を起こしたが, 少年の住所地が他県である場合, 家裁送致段階で, 他県に移送されることが多い少年の住所地が近県にあり, 移送後も付添人活動に支障がなく, 継続して受任予定である場合の手続は, 通常の手続と同じであるなお, 国選付添人の選任に関する要望書を東京と移送先のいずれの法テラスに提出するかは状況にもよるので, いずれかの法テラスに確認されたい移送された場合に継続して受任することが困難な場合, 少年に, 移送された場合は継続して受任できないことを伝え, 移送先で当番弁護士を呼ぶように伝える引き継ぎを円滑にするため, 移送先の弁護士会に連絡をしておく国選付添対象事件の場合, 移送されない場合に備えて, イア aの手続をとっておく ( ただし, 移送された場合は, 自分が国選付添人となることはできないことを付記しておく ) 法テラス東京からの指名打診を受諾した後, FAX されてくる書類を受領する少年と直ちに面会をする ( 東京少年鑑別所の原則的な面会時間は午前 8 時 30 分 ~ 午後 0 時及び午後 1 時から午後 5 時までとなっている ) とともに, 東京家庭裁判所の係属部に行き, 国選付添人選任書の原本を受領する

10 刑事少年事件の受任選任にかかる諸手続審判が終了した後, 終了通知書及び国選付添報告書を法テラス東京 ( 新宿 ) にFAXで提出する審判結果報告書 ( または法テラス東京に提出する国選付添報告書 ) を弁護士会にFAXで提出する当番出動の連絡を受けたら,FAX されてくる書類を受領する付添人選任届は送付されないため, 当番弁護士マニュアル等から用意されたい少年と直ちに面会し, 少年に付添人選任届 ( 援助制度を利用した受任であることがわかるように, 少年保護事件付添援助制度利用有りと記載するか, と記載する ) 及び少年保護事件付添援助 ( 少年本人 ) 利用申込書に署名, 指印をしてもらい, 受領する付添人選任届を東京家庭裁判所の係属部に提出する少年保護事件付添援助( 少年本人 ) 利用申込書を援助事務センターに FAXで提出する接見報告書を三会刑事弁護センターに FAX で提出する家裁送致後に少年当番弁護士として派遣された場合も, 再度, 東京家庭裁判所に対し国選付添人を選任するよう, 申入書を提出することが好ましい審判が終了した後, 日本弁護士連合会委託法律援助終結報告書 ( 少年保護事件付添 ) を援助事務センターに FAX で提出する当番出動の連絡を受けたら,FAX されてくる書類を受領する付添人選任届, 受任契約書及び契約に関する報告書は送付されないため, 当番弁護士マニュアル等から用意されたい少年と直ちに面会し, 少年に付添人選任届に署名, 指印をしてもらい, 受領するとともに, 依頼者との間で受任契約書を作成する付添人選任届を東京家庭裁判所の係属部に提出する受任契約書を弁護士会に FAXで提出するなお, 家裁送致段階の付添人活動の着手金として30 万円 + 消費税を超える金額を受領する契約, もしくは審判による報酬金として 30 万円 + 消費税を超える金額を受領する契約を締結した場合, 契約に関する報告書も弁護士会に FAXで提出する着手金を受領した場合は, 遅滞なく, 受領額の 1 割を納付金として弁護士会に支払う接見報告書を三会刑事弁護センターに FAX で提出する審判が終了した後, 私選弁護結果報告書を弁護士会に FAX で提出する報酬金を受領した場合は, 遅滞なく, 受領額の 1 割を納付金として弁護士会に支払う

11 5 被告人国選選任からの流れと手続逮捕勾留起訴 5 ⑴ 受任の方法 ⑶ 受任後の手続ア一審事件の場合選任書を東京地裁刑事部の係属部で受け取るイ控訴審事件の場合法テラス東京霞が関分室で資料を受け取ったらそのまま東京高裁刑事部の係属部に赴き国選弁護人被告人国選の受任の方法としては ①研修枠と② 選任手続をする係属部へ資料を持参しなければ選任手続が進まないので注意すべきである FAX 持参枠がある研修枠で受任できるのは司法修習生及び 5 条研修者の指導担当弁護士新規登録弁護士研修対象弁ウ上告審事件の場合最高裁から後日選任書が郵送されてくる選任書護士法テラスの養成弁護士である FAX 持参枠は被疑者国選名簿待機日翌日から受領後の活動が報酬算定の対象となる 5 営業日以内の弁護士が対象である対象の弁護士には持参用の FAX が送られてくるのでそれを持参して出向くことになる ⑷ 終了後の手続事件終了後は法テラス東京新宿へ被告人いずれも必ず弁護士本人が法テラス東京霞が関国選弁護報告書を FAX で提出する分室に出向いて受任手続をする一審の場合は起訴弁護士会に国選弁護結果報告書または法テ状控訴審上告審の場合は原判決書が資料としてラス東京へ提出する被告人国選弁護報告書を添付されているのでそれらにも目を通しながら事件を FAX で提出する選択する上記①②の枠で指名打診できなかった事件は各弁護士会に国選弁護人候補者の推薦を求めることにな 6 資料等る当会では名簿登載者に FAXしたりメーリングリストに流すなどして担当者を募ることとしている ⑴ FAX 番号 FAX 番号は当番弁護士マニュアルに掲載されて ⑵ 配点時間いるので参照されたい FAX 番号が印字されている書式も多いので印字各枠の配点時間は次のとおりである 9:10 9:40 月水金火木 12 9:50 10:20 10:30 11:00 FAX持参枠 FAX持参枠東弁一弁二弁研修枠研修対象者のみ選択可 FAX持参枠 FAX持参枠一弁二弁東弁された番号に送付すればよいただし FAX 番号が変更されることもあるので弁護士会からの案内や会員サイトを参照し最新の書式を利用するよう留意していただきたい

12 弁護士会会員サイト書式国選当番法律援助ア紙媒体事業書式を参照されたい ⑵ 手続書式についての参考資料紙媒体としては当番弁護士マニュアル本文編書式資料編新実践刑事弁護少年事件マニュアル手続編を参照されたい ⑶ 会員サイト少年事件に関する手続少年事件に関する手続については東京弁護士会会員サイトマニュアル業務に関するマニュアルイ書式データ少年事件ケース別事務手続きの流れにも掲載してお書式データについては日本弁護士連合会会員専りサイトからは書式を直接ダウンロードすることがで用サイト書式マニュアル少年事件関係委託援きるまたサイトの書式は随時更新していること助業務利用における書式法テラス東京法専門家から同サイトも参照されたいの方へ国選弁護人国選付添人報告書東京贖罪寄付を東弁に法律援助事業の貴重な財源です東弁では被疑者被告人の改悛の真情を表すための贖罪寄付を受け付けています贖罪寄付をしていただいた場合には日弁連東弁連名の証明書を発行しますので情状証拠として提出可能です東弁に対する贖罪寄付は日弁連が行う犯罪被害者外国人子どもホームレス等法律援助事業の貴重な財源となっていますまた被疑者弁護援助少年付添援助の接見等の加算援助の財源でもあります 1 万円 5 万円といった贖罪寄付も受け付けています是非贖罪寄付は東弁にお願いします申込書詳細は下記日弁連会員専用ページからダウンロードできます日弁連 WEB のトップページ会員専用ページへログイン書式マニュアル刑事関係その他刑事関係医療観察検察審査会等含む贖罪寄付は弁護士会へご案内問い合わせ先人権課 TEL

02 CONTENTS

2018年6月1日発行毎月1回1日発行第18巻第6号通巻518号 2018 年特集刑事少年事件の受任選任にかかる諸手続インタビュータレント関根勤さん 6 月号 02 CONTENTS 14 18 20 23 26 27 28 30 32 34 35 36 37 38 39 42 52 特集刑事少年事件の受任選任にかかる諸手続刑事弁護委員会委員刑事少年事

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