図アレルギーぜんそくの初期反応の分子メカニズム
|
|
|
- えの こやぎ
- 7 years ago
- Views:
Transcription
1 60 秒でわかるプレスリリース 2008 年 11 月 17 日 独立行政法人理化学研究所 アレルギー性ぜんそくなど 気道過敏症を引き起こす悪玉細胞を発見 - アレルギー 炎症性疾患の根治が大きく前進 - のどがヒューヒュー鳴り 咳が止まらない厄介な発作が続くぜんそくは 治りにくい病気の 1 つに数え上げられています 一方 食物アレルギーや花粉症などアレルギー疾患は多岐にわたり 日本人では約 3 割の人がかかる国民的な病気となっています この 2 つの病気に深く関係するアレルギー性ぜんそくは 世界保健機関の統計でも 世界で 3 億人 日本で約 300 万人の患者数が報告され 増加する一方となっています 原因は 花粉 ダニ ハウスダストなどのアレルギー物質であったり 風邪のウイルス タバコ 香水の強い香りであったり と外界からの刺激が要因とされています アレルギー性ぜんそくは こうした刺激により のど ( 気道 ) の過敏が高まって発症するとされていますが その分子メカニズムや原因細胞は分かっていませんでした 免疫 アレルギー科学総合研究所センター免疫制御研究グループは アレルギーを伴い気道過敏を引き起こす悪玉細胞が 細胞間のコミニケーション機能を果たすインターロイキン -17 レセプター B(IL-17RB) という受容体を特異的に発現する 一部のナチュラルキラー T 細胞 (NKT 細胞 ) であることを発見しました アレルギーモデルマウスを使った実験で この悪玉細胞が実際に気道過敏症に関与していることや モデルマウスに抗 IL-17RB 抗体を投与すると アレルギー性気道炎症の発症を抑制できることも突き止めました この分子メカニズムの知見から 抗体治療などを利用して悪玉細胞を人為的に制御できれば 気道過敏症の悪化を抑制でき 社会的に求められているアレルギー性ぜんそくの克服が実現できます
2 図アレルギーぜんそくの初期反応の分子メカニズム
3 報道発表資料 2008 年 11 月 17 日 独立行政法人理化学研究所 アレルギー性ぜんそくなど 気道過敏症をひき起こす悪玉細胞を発見 - アレルギー 炎症性疾患の根治が大きく前進 - ポイント IL-17RB 陽性 NKT 細胞が 気道性過敏症発症をひき起こす細胞と判明 抗 IL-17RB 抗体投与で マウスのアレルギー気道炎症を抑制 IL-25 IL-17RB が 抗アレルギー 炎症性疾患薬の新しい創薬ターゲットに独立行政法人理化学研究所 ( 野依良治理事長 ) は 気道過敏症 1 発症に中心的な役割をする細胞が インターロイキン 2-17 レセプター B(IL-17RB) という受容体を発現している一部のナチュラルキラー T 細胞 (NKT 細胞 ) 3 であることを発見し その分子メカニズムを明らかにしました 理研免疫 アレルギー科学総合研究センター ( 谷口克センター長 ) 免疫制御研究グループの谷口克グループディレクターと渡会浩志上級研究員らによる研究成果です アレルギー疾患は 日本人の約 3 割がかかっている国民的な病気です 花粉症 食物アレルギーなど 症状は多岐にわたりますが 中でもアレルギー性ぜんそくは 患者数が約 300 万人 毎年の死者数が 3,000 人にも及びます これまで アレルギー性ぜんそくの多くは ダニ ハウスダスト 花粉などのアレルゲン 4 や風邪のウイルス ストレス タバコの煙 香水の強い香りといった外界からの刺激が引き金となり これらに対する過敏反応によって 気道過敏症の亢進などを起こし 発作的なぜんそく 咳などの症状をきたすと考えられてきました しかし どのようにして この引き金が引かれ増悪へと向かうのか 具体的なメカニズムは不明なままでした 研究チームは IL-17RBという受容体が NKT 細胞の一部に特異的に発現することを見いだし この細胞がIL-17RB を介して そのリガンド 5 であるIL-25 というサイトカイン 6 に反応し 気道過敏症をひき起こす悪玉細胞であることを明らかにしました 実際に アレルギーモデルマウスを用いた実験で IL-17RBを発現したNKT 細胞が 気道過敏症発症に関与していることを確認しました また このマウスに抗 IL-17RB 抗体を投与することにより アレルギー性気道炎症の発症が抑制できることを突き止めました IL-17RB を発現した NKT 細胞の機能を人為的に抑制することで 気道過敏症の増悪を抑えられることが明らかになり 社会的要請の高いアレルギー性ぜんそくの克服が可能となります 本研究成果は 米国の科学雑誌 Journal of Experimental Medicine オンライン版 (11 月 17 日付け : 日本時間 11 月 17 日 ) に掲載されます
4 1. 背景アレルギー疾患は 日本人の約 3 割がかかっており 国民的な病気の 1 つとなっています 中でもアレルギー性ぜんそくは 世界保健機関 (WHO) の ICD (International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems : 疾病及び関連保健問題の国際統計分類 ) の統計によると 患者数は世界で 3 億人 日本で約 300 万人と報告され 死亡者数も世界で年間 25 万人超 日本でも 3,000 人超にも及び 年々増加の一途をたどっています これまでぜんそくの多くは ダニ ハウスダスト 花粉などのアレルゲンや風邪のウイルス ストレス タバコの煙 香水の強い香りといった外界からの刺激が要因と考えられてきました 増悪した慢性のアレルギー性ぜんそくの基本病態としては 2 型ヘルパー T (Th2) 細胞 好酸球 肥満細胞と呼ばれる一群の炎症細胞が中心的な役割を担っており IL-4 IL-5 IL-13 といった Th2 細胞から分泌されるサイトカインが 気道炎症 杯 ( さかずき ) 細胞からの気道粘膜分泌 気道上皮細胞の損傷と再構築による肥厚などをひき起こすことが知られています しかし このような病態形成に至る発症の分子メカニズムやアレルギー性ぜんそくの引き金となる細胞などは不明のままでした 2. 研究手法と成果研究チームは DNA マイクロアレイを用いて 種々の免疫担当細胞における遺伝子の発現パターンを比較しました その結果 NKT 細胞において高発現する IL-17RB 遺伝子を見いだしました IL-17RB の生理的な機能を調べるため まず IL-17RB を特異的に認識するモノクローナル抗体 7 を作製し この特異的モノクローナル抗体を用いて IL-17RB の発現様式を解析しました その結果 IL-17RB は NKT 細胞の一部に特異的に発現することが明らかとなりました ( 図 1) そこで IL-17RB を発現する NKT 細胞 (IL-17RB 陽性 NKT 細胞 ) に IL-17RB のリガンドである IL-25 を加えたところ IL-17RB 陽性 NKT 細胞から IL-13 IL-4 などのいわゆる Th2 サイトカインが大量に産生されることが分かりました この結果は IL-17RB 陽性 NKT 細胞が 気道過敏症をひき起こす最初の細胞であることを示しています 次に 実際に生体内で IL-17RB 陽性 NKT 細胞が 気道過敏症発症に関与しているか否かを確認するために ぜんそく症状を誘発する際のアレルゲンとしてよく用いられている卵白アルブミン (OVA) を使って アレルギー性ぜんそくを誘発させたモデルマウスで解析を行ないました その結果 1NKT 細胞ノックアウトマウス 8 では IL-25 依存性のアレルギー気道炎症が誘導されないこと 2 抗 IL-17RB 抗体投与によりマウスのアレルギー気道炎症がまったく発症しなくなること 3NKT 細胞ノックアウトマウスに IL-17RB 陽性 NKT 細胞を移入すると アレルギー気道炎症が細胞数依存的に増悪すること が明らかになりました ( 図 2) 3. 今後の期待今回研究チームは IL-17RB という受容体が NKT 細胞の一部に特異的に発現することを見いだし 実際にマウスを使って この細胞が IL-17RB を介してそのリガンドである IL-25 というサイトカインに反応して気道過敏症をひき起こす悪玉細
5 胞となることを明らかにしました ( 図 3) この細胞の機能を抗体治療などで人為的に抑制することで 気道過敏症の増悪を抑えることができ 社会的要請の高いアレルギー性ぜんそくの克服に貢献できると期待できます ( 問い合わせ先 ) 独立行政法人理化学研究所免疫アレルギー総合研究センター免疫制御研究グループ上級研究員渡会浩志 ( わたらいひろし ) Tel : / Fax : 横浜研究推進部企画課 Tel : / Fax : ( 報道担当 ) 独立行政法人理化学研究所広報室報道担当 Tel : / Fax : Mail : [email protected] < 補足説明 > 1 気道過敏症非特異的な種々の刺激に対して気道が収縮しやすいことであり ぜんそく患者のほとんどすべてに認められる ぜんそくの人は健康な人にとって無害な刺激 ( 冷気 タバコの煙 線香の煙 香水のにおいなど ) にも敏感に反応して発作を起こす アレルギー性ぜんそくは気道の慢性炎症性疾患のことを指す 2 インターロイキンインターロイキン (Interleukin) とは 白血球 (leukocyte から -leukin) によって分泌され 細胞間 (inter-) コミュニケーションの機能を果たす一群のサイトカイン IL と略される 3 ナチュラルキラー T 細胞 (NKT 細胞 ) 1986 年に谷口克センター長らが発見した T 細胞 B 細胞 NK 細胞に続く第 4 のリンパ球 免疫の制御や がんの免疫学的監視などのさまざまな役割を担う 4 アレルゲンアレルギーをひき起こす原因となるもので 確認されているものだけで 200 近くある 花粉 ダニの死骸 ホルムアルデヒドなどの代表的なものだけでなく 寒さなどもアレルゲンとなる
6 5 リガンド特定の受容体に特異的に結合する物質のこと リガンドが対象物質と結合する部位は決まっており 選択的または特異的に高い親和性を発揮する 例えば 酵素タンパク質とその基質 ホルモンや神経伝達物質などのシグナル物質とその受容体などがある 6 サイトカイン細胞同士の情報伝達にかかわる さまざまな生理活性を持つタンパク質の総称 7 モノクローナル抗体単一の抗体産生細胞に由来するクローンから得られた抗体 ( 免疫グロブリン ) 分子 通常の抗体 ( ポリクローナル抗体 ) は抗原で免疫した動物の血清から調製するために いろいろな抗体分子種の混合物となるが モノクローナル抗体では免疫グロブリン分子種自体が均一である モノクローナル抗体では 1 つのエピトープに対する単一の分子種となるため 抗原特異性がまったく同一の抗体となる 8 ノックアウトマウス目的の遺伝子を人為的に欠損させたマウス 図 1 IL-17RB は一部の NKT 細胞に特異的に発現が見られる マウス脾臓 ( ひぞう ) 中の各種免疫担当細胞における IL-17RB の発現様式を 樹立した特異的モノクローナル抗体で解析した 縦軸が細胞数で 図中数字が IL-17RB を発現している細胞の割合 (%) である IL-17RB は NKT 細胞のうち 約 4 分の 1(27.9%) で発現が認められるが ほかの免疫担当細胞では発現が認められない
7 図 2 IL-17RB 陽性 NKT 細胞が気道過敏症を誘導する ぜんそく症状を誘発する際のアレルゲンとしてよく用いられている卵白アルブミン (OVA) を用いて アレルギー性ぜんそくを誘発させたモデルマウスで解析を行った NKT 細胞のいないマウスでは IL-25 誘導性のぜんそく症状 (A. 気道圧の上昇 B. 細胞の浸潤 C.Th2 サイトカインの産生 ) が見られない
8 図 3 新しく明らかにしたアレルギー性ぜんそくにいたる気道過敏症発症の概念図 アレルゲンにさらされた細胞は IL-25 を産生する これに反応して IL-17RB 陽性 NKT 細胞が IL-13 IL-4 といった Th2 サイトカインや TARC MDC といった Th2 サイトカイン ECF-L などを産生する これが引き金となって Th2 細胞の誘導 活性化や好酸球浸潤が起こり 結果としてアレルギー性ぜんそくに至る
60 秒でわかるプレスリリース 2008 年 2 月 19 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス反応を増強する重要分子 PDC-TREM を発見 - 形質細胞様樹状細胞が Ⅰ 型インターフェロンの産生を増幅する仕組みが明らかに - インフルエンザの猛威が続いています このインフルエンザの元凶であるインフルエンザウイルスは 獲得した免疫力やウイルスに対するワクチンを見透かすよう変異し続けるため 人類はいまだ発病の恐怖から免れることができません
図 B 細胞受容体を介した NF-κB 活性化モデル
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 12 月 17 日 独立行政法人理化学研究所 免疫の要 NF-κB の活性化シグナルを増幅する機構を発見 - リン酸化酵素 IKK が正のフィーッドバックを担当 - 身体に病原菌などの異物 ( 抗原 ) が侵入すると 誰にでも備わっている免疫システムが働いて 異物を認識し 排除するために さまざまな反応を起こします その一つに 免疫細胞である B 細胞が
報道発表資料 2006 年 6 月 21 日 独立行政法人理化学研究所 アレルギー反応を制御する新たなメカニズムを発見 - 謎の免疫細胞 記憶型 T 細胞 がアレルギー反応に必須 - ポイント アレルギー発症の細胞を可視化する緑色蛍光マウスの開発により解明 分化 発生等で重要なノッチ分子への情報伝達
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 6 月 21 日 独立行政法人理化学研究所 アレルギー反応を制御する新たなメカニズムを発見 - 謎の免疫細胞 記憶型 T 細胞 がアレルギー反応に必須 - カビが猛威を振るう梅雨の季節 この時期に限って喘息がでるんですよ というあなたは カビ アレルギー アレルギーを引き起こす原因物質は ハウスダストや食べ物 アクセサリなどとさまざまで この季節だけではない
報道発表資料 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - ポイント 異物センサー TLR のシグナル伝達機構を解析 インターフェロン産生に必須な分子 IKK アルファ を発見 免疫 アレルギーの有効
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - がんやウイルスなど身体を蝕む病原体から身を守る物質として インターフェロン が注目されています このインターフェロンのことは ご存知の方も多いと思いますが 私たちが生まれながらに持っている免疫をつかさどる物質です 免疫細胞の情報の交換やウイルス感染に強い防御を示す役割を担っています
報道発表資料 2006 年 8 月 7 日 独立行政法人理化学研究所 国立大学法人大阪大学 栄養素 亜鉛 は免疫のシグナル - 免疫系の活性化に細胞内亜鉛濃度が関与 - ポイント 亜鉛が免疫応答を制御 亜鉛がシグナル伝達分子として作用する 免疫の新領域を開拓独立行政法人理化学研究所 ( 野依良治理事
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 8 月 7 日 独立行政法人理化学研究所 国立大学法人大阪大学 栄養素 亜鉛 は免疫のシグナル - 免疫系の活性化に細胞内亜鉛濃度が関与 - 私たちの生命維持を行うのに重要な役割を担う微量金属元素の一つとして知られていた 亜鉛 この亜鉛が欠乏すると 味覚障害や成長障害 免疫不全 神経系の異常などをきたします 理研免疫アレルギー科学総合研究センターサイトカイン制御研究グループと大阪大学の研究グループは
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 4 月 21 日 独立行政法人理化学研究所 敗血症の本質にせまる 新規治療法開発 大きく前進 - 制御性樹状細胞を用い 敗血症の治療に世界で初めて成功 - 敗血症 は 細菌などの微生物による感染が全身に広がって 発熱や機能障害などの急激な炎症反応が引き起
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 4 月 21 日 独立行政法人理化学研究所 敗血症の本質にせまる 新規治療法開発 大きく前進 - 制御性樹状細胞を用い 敗血症の治療に世界で初めて成功 - 敗血症 は 細菌などの微生物による感染が全身に広がって 発熱や機能障害などの急激な炎症反応が引き起こされる病態です 免疫力が低下している場合に 急性腎盂腎炎や肺炎 急性白血病 肝硬変 悪性腫瘍などさまざまな疾患によって誘発され
( 図 ) IP3 と IRBIT( アービット ) が IP3 受容体に競合して結合する様子
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 6 月 23 日 独立行政法人理化学研究所 独立行政法人科学技術振興機構 細胞内のカルシウムチャネルに情報伝達を邪魔する 偽結合体 を発見 - IP3 受容体に IP3 と競合して結合するタンパク質 アービット の機能を解明 - 細胞分裂 細胞死 受精 発生など 私たちの生の営みそのものに関わる情報伝達は 細胞内のカルシウムイオンの放出によって行われています
2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果
2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果汁飲料 ) の飲用試験を実施した結果 アトピー性皮膚炎症状を改善する効果が確認されました なお 本研究成果は
汎発性膿疱性乾癬のうちインターロイキン 36 受容体拮抗因子欠損症の病態の解明と治療法の開発について ポイント 厚生労働省の難治性疾患克服事業における臨床調査研究対象疾患 指定難病の 1 つである汎発性膿疱性乾癬のうち 尋常性乾癬を併発しないものはインターロイキン 36 1 受容体拮抗因子欠損症 (
平成 29 年 3 月 1 日 汎発性膿疱性乾癬のうちインターロイキン 36 受容体拮抗因子欠損症の病態の解明と治療法の開発について 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 研究科長 髙橋雅英 ) 皮膚科学の秋山真志 ( あきやままさし ) 教授 柴田章貴 ( しばたあきたか ) 客員研究者 ( 岐阜県立多治見病院皮膚科医長 ) 藤田保健衛生大学病院皮膚科の杉浦一充 ( すぎうらかずみつ 前名古屋大学大学院医学系研究科准教授
の感染が阻止されるという いわゆる 二度なし現象 の原理であり 予防接種 ( ワクチン ) を行う根拠でもあります 特定の抗原を認識する記憶 B 細胞は体内を循環していますがその数は非常に少なく その中で抗原に遭遇した僅かな記憶 B 細胞が著しく増殖し 効率良く形質細胞に分化することが 大量の抗体産
TOKYO UNIVERSITY OF SCIENCE 1-3 KAGURAZAKA, SHINJUKU-KU, TOKYO 162-8601, JAPAN Phone: +81-3-5228-8107 報道関係各位 2018 年 8 月 6 日 免疫細胞が記憶した病原体を効果的に排除する機構の解明 ~ 記憶 B 細胞の二次抗体産生応答は IL-9 シグナルによって促進される ~ 東京理科大学 研究の要旨東京理科大学生命医科学研究所
1. 背景血小板上の受容体 CLEC-2 と ある種のがん細胞の表面に発現するタンパク質 ポドプラニン やマムシ毒 ロドサイチン が結合すると 血小板が活性化され 血液が凝固します ( 図 1) ポドプラニンは O- 結合型糖鎖が結合した糖タンパク質であり CLEC-2 受容体との結合にはその糖鎖が
参考資料配布 2014 年 11 月 10 日 独立行政法人理化学研究所 国立大学法人東北大学 血小板上の受容体 CLEC-2 は糖鎖とペプチド鎖の両方を認識 - マムシ毒は糖鎖に依存せず受容体と結合 - 本研究成果のポイント レクチンは糖鎖とのみ結合する というこれまでの考え方を覆す CLEC-2 受容体は同じ領域でマムシ毒とがんに関わる糖タンパク質に結合 糖鎖を模倣したペプチド性薬剤の設計への応用に期待
ごく少量のアレルゲンによるアレルギー性気道炎症の発症機序を解明
順天堂大学 医療 健康 No. 1 ごく少量のアレルゲンによるアレルギー性気道炎症の発症機序を解明 ~ 皮膚感作と吸入抗原の酵素活性が気道炎症の原因となる ~ 概要順天堂大学大学院医学研究科 アトピー疾患研究センターの高井敏朗准教授らの研究グループは アレルギーを引き起こすダニや花粉の抗原に含有されるプロテアーゼ活性 ( タンパク質分解酵素活性 ) が抗原感作 *1 成立後の気道炎症の発症に重要な役割を果たすことを明らかにしました
今後の展開現在でも 自己免疫疾患の発症機構については不明な点が多くあります 今回の発見により 今後自己免疫疾患の発症機構の理解が大きく前進すると共に 今まで見過ごされてきたイントロン残存の重要性が 生体反応の様々な局面で明らかにされることが期待されます 図 1 Jmjd6 欠損型の胸腺をヌードマウス
PRESS RELEASE(2015/11/05) 九州大学広報室 819-0395 福岡市西区元岡 744 TEL:092-802-2130 FAX:092-802-2139 MAIL:[email protected] URL:http://www.kyushu-u.ac.jp 免疫細胞が自分自身を攻撃しないために必要な新たな仕組みを発見 - 自己免疫疾患の発症機構の解明に期待 -
2019 年 3 月 28 日放送 第 67 回日本アレルギー学会 6 シンポジウム 17-3 かゆみのメカニズムと最近のかゆみ研究の進歩 九州大学大学院皮膚科 診療講師中原真希子 はじめにかゆみは かきたいとの衝動を起こす不快な感覚と定義されます 皮膚疾患の多くはかゆみを伴い アトピー性皮膚炎にお
2019 年 3 月 28 日放送 第 67 回日本アレルギー学会 6 シンポジウム 17-3 かゆみのメカニズムと最近のかゆみ研究の進歩 九州大学大学院皮膚科 診療講師中原真希子 はじめにかゆみは かきたいとの衝動を起こす不快な感覚と定義されます 皮膚疾患の多くはかゆみを伴い アトピー性皮膚炎においてはかゆみが診断基準の基本項目にもあげられる重要な要素となっています 執拗なかゆみの持続により 集中力の低下や不眠が生じ日常生活に悪影響を及ぼし
図 Mincle シグナルのマクロファージでの働き
60 秒でわかるプレスリリース 2008 年 9 月 8 日 独立行政法人理化学研究所 組織のダメージを感知して炎症を引き起こす受容体を発見 - マクロファージが担う生体危機管理システムのメカニズムを解明 - 風邪のウイルスやさまざまな病原菌による感染 あるいは火傷や打撲など 私たちの身体は ダメージを受けるとそれに対応するように免疫システムが働き 防御します 通常 細胞は役目を終えたり 寿命になると
八村敏志 TCR が発現しない. 抗原の経口投与 DO11.1 TCR トランスジェニックマウスに経口免疫寛容を誘導するために 粗精製 OVA を mg/ml の濃度で溶解した水溶液を作製し 7 日間自由摂取させた また Foxp3 の発現を検討する実験では RAG / OVA3 3 マウスおよび
ハチムラサトシ 八村敏志東京大学大学院農学生命科学研究科食の安全研究センター准教授 緒言食物に対して過剰あるいは異常な免疫応答が原因で起こる食物アレルギーは 患者の大部分が乳幼児であり 乳幼児が特定の食物を摂取できないことから 栄養学的 精神的な問題 さらには保育 教育機関の給食において 切実な問題となっている しかしながら その発症機序はまだ不明な点が多く また多くの患者が加齢とともに寛解するものの
RNA Poly IC D-IPS-1 概要 自然免疫による病原体成分の認識は炎症反応の誘導や 獲得免疫の成立に重要な役割を果たす生体防御機構です 今回 私達はウイルス RNA を模倣する合成二本鎖 RNA アナログの Poly I:C を用いて 自然免疫応答メカニズムの解析を行いました その結果
RNA Poly IC D-IPS-1 概要 自然免疫による病原体成分の認識は炎症反応の誘導や 獲得免疫の成立に重要な役割を果たす生体防御機構です 今回 私達はウイルス RNA を模倣する合成二本鎖 RNA アナログの Poly I:C を用いて 自然免疫応答メカニズムの解析を行いました その結果 Poly I:C により一部の樹状細胞にネクローシス様の細胞死が誘導されること さらにこの細胞死がシグナル伝達経路の活性化により制御されていることが分かりました
前立腺癌は男性特有の癌で 米国においては癌死亡者数の第 2 位 ( 約 20%) を占めてい ます 日本でも前立腺癌の罹患率 死亡者数は急激に上昇しており 現在は重篤な男性悪性腫瘍疾患の1つとなって図 1 います 図 1 初期段階の前立腺癌は男性ホルモン ( アンドロゲン ) に反応し増殖します そ
再発した前立腺癌の増殖を制御する新たな分子メカニズムの発見乳癌治療薬が効果的 発表者筑波大学先端領域学際研究センター教授柳澤純 ([email protected] TEL: 029-853-7320) ポイント 女性ホルモンが制御する新たな前立腺癌の増殖 細胞死メカニズムを発見 女性ホルモン及び女性ホルモン抑制剤は ERβ 及び KLF5 を通じ FOXO1 の発現量を変化することで前立腺癌の増殖
報道発表資料 2007 年 4 月 11 日 独立行政法人理化学研究所 傷害を受けた網膜細胞を薬で再生する手法を発見 - 移植治療と異なる薬物による新たな再生治療への第一歩 - ポイント マウス サルの網膜の再生を促進することに成功 網膜だけでなく 難治性神経変性疾患の再生治療にも期待できる 神経回
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 4 月 11 日 独立行政法人理化学研究所 傷害を受けた網膜細胞を薬で再生する手法を発見 - 移植治療と異なる薬物による新たな再生治療への第一歩 - 五感の中でも 視覚 は 私たちが世界を感知するためにとても重要です この視覚をもたらすのが眼 その構造と機能は よく カメラ にたとえられ レンズの役目 水晶体 を通して得られる光の情報を フイルムである
るマウスを解析したところ XCR1 陽性樹状細胞欠失マウスと同様に 腸管 T 細胞の減少が認められました さらに XCL1 の発現が 脾臓やリンパ節の T 細胞に比較して 腸管組織の T 細胞において高いこと そして 腸管内で T 細胞と XCR1 陽性樹状細胞が密に相互作用していることも明らかにな
和歌山県立医科大学 先端医学研究所 生体調節機構研究部 樹状細胞の新機能の発見 腸炎制御への新たなアプローチ 要旨和歌山県立医科大学先端医学研究所生体調節機構研究部の改正恒康教授 大田友和大学院生 ( 学振特別研究員 ) を中心とした共同研究グループは 病原体やがんに対する免疫応答に重要な樹状細胞 [1] の一つのサブセットが 腸管の免疫系を維持することによって 腸炎の病態を制御している新たなメカニズムを発見しました
く 細胞傷害活性の無い CD4 + ヘルパー T 細胞が必須と判明した 吉田らは 1988 年 C57BL/6 マウスが腹腔内に移植した BALB/c マウス由来の Meth A 腫瘍細胞 (CTL 耐性細胞株 ) を拒絶すること 1991 年 同種異系移植によって誘導されるマクロファージ (AIM
( 様式甲 5) 氏 名 山名秀典 ( ふりがな ) ( やまなひでのり ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲 第 号 学位審査年月日 平成 26 年 7 月 30 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 Down-regulated expression of 学位論文題名 monocyte/macrophage major histocompatibility
<4D F736F F D208DC58F498F4390B D4C95F189DB8A6D A A838A815B C8EAE814095CA8E86325F616B5F54492E646F63>
インフルエンザウイルス感染によって起こる炎症反応のメカニズムを解明 1. 発表者 : 一戸猛志東京大学医科学研究所附属感染症国際研究センター感染制御系ウイルス学分野准教授 2. 発表のポイント : ウイルス感染によって起こる炎症反応の分子メカニズムを明らかにした注 炎症反応にはミトコンドリア外膜の mitofusin 2(Mfn2) 1 タンパク質が必要であった ウイルス感染後の過剰な炎症反応を抑えるような治療薬の開発
<4D F736F F D20322E CA48B8690AC89CA5B90B688E38CA E525D>
PRESS RELEASE(2017/07/18) 九州大学広報室 819-0395 福岡市西区元岡 744 TEL:092-802-2130 FAX:092-802-2139 MAIL:[email protected] URL:http://www.kyushu-u.ac.jp 造血幹細胞の過剰鉄が血液産生を阻害する仕組みを解明 骨髄異形成症候群の新たな治療法開発に期待 - 九州大学生体防御医学研究所の中山敬一主幹教授
( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 森脇真一 井上善博 副査副査 教授教授 東 治 人 上 田 晃 一 副査 教授 朝日通雄 主論文題名 Transgene number-dependent, gene expression rate-independe
( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 森脇真一 井上善博 副査副査 東 治 人 上 田 晃 一 副査 朝日通雄 主論文題名 Transgene number-dependent, gene expression rate-independent rejection of D d -, K d -, or D d K d -transgened mouse skin
脳組織傷害時におけるミクログリア形態変化および機能 Title変化に関する培養脳組織切片を用いた研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 岡村, 敏行 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date URL http
脳組織傷害時におけるミクログリア形態変化および機能 Title変化に関する培養脳組織切片を用いた研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 岡村, 敏行 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2009-03-23 URL http://hdl.handle.net/2433/124054 Right Type Thesis or
目次 1. 抗体治療とは? 2. 免疫とは? 3. 免疫の働きとは? 4. 抗体が主役の免疫とは? 5. 抗体とは? 6. 抗体の構造とは? 7. 抗体の種類とは? 8. 抗体の働きとは? 9. 抗体医薬品とは? 10. 抗体医薬品の特徴とは? 10. モノクローナル抗体とは? 11. モノクローナ
私たちの身体には免疫というすばらしい防御システムがあります 抗体医薬はこのシステムを利用しています 倍尾学先生 ( ばいおまなぶ ) バイオ大学教授 未来ちゃん ( みらい ) 好奇心旺盛な小学 3 年生の女の子 理科とお料理が得意 ゲノム君 1 号 倍尾先生が開発したロボット 案内役を務めます 監修 : 東北大学大学院工学研究科バイオ工学専攻名誉教授 客員教授熊谷泉先生 目次 1. 抗体治療とは?
糖鎖の新しい機能を発見:補体系をコントロールして健康な脳神経を維持する
糖鎖の新しい機能を発見 : 補体系をコントロールして健康な脳神経を維持する ポイント 神経細胞上の糖脂質の糖鎖構造が正常パターンになっていないと 細胞膜の構造や機能が障害されて 外界からのシグナルに対する反応や攻撃に対する防御反応が異常になることが示された 細胞膜のタンパク質や脂質に結合している糖鎖の役割として 補体の活性のコントロールという新規の重要な機能が明らかになった 糖脂質の糖鎖が欠損すると
ランゲルハンス細胞の過去まず LC の過去についてお話しします LC は 1868 年に 当時ドイツのベルリン大学の医学生であった Paul Langerhans により発見されました しかしながら 当初は 細胞の形状から神経のように見えたため 神経細胞と勘違いされていました その後 約 100 年
2015 年 10 月 1 日放送 第 64 回日本アレルギー学会 1 教育講演 11 ランゲルハンス細胞 過去 現在 未来 京都大学大学院皮膚科教授椛島健治 はじめに生体は 細菌 ウイルス 真菌といった病原体などの外来異物や刺激に曝露されていますが 主に免疫システムを介して巧妙に防御しています ところが そもそも有害ではない花粉や埃などの外来抗原に対してさえも皮膚が曝露された場合に 過剰な免疫応答を起こすことは
研究成果の概要 今回発表した研究では 独自に開発した B 細胞初代培養法 ( 誘導性胚中心様 B (igb) 細胞培養法 ; 野嶋ら, Nat. Commun. 2011) を用いて 膜型 IgE と他のクラスの抗原受容体を培養した B 細胞に発現させ それらの機能を比較しました その結果 他のクラ
TOKYO UNIVERSITY OF SCIENCE 1-3 KAGURAZAKA, SHINJUKU-KU, TOKYO 162-8601, JAPAN Phone: +81-3-5228-8107 2016 年 7 月 報道関係各位 どうして健康な人がアレルギーを発症するのか? IgE 型 B 細胞による免疫記憶がアレルギーを引き起こす 東京理科大学 東京理科大学生命医科学研究所分子生物学研究部門教授北村大介および助教羽生田圭らの研究グループは
卵管の自然免疫による感染防御機能 Toll 様受容体 (TLR) は微生物成分を認識して サイトカインを発現させて自然免疫応答を誘導し また適応免疫応答にも寄与すると考えられています ニワトリでは TLR-1(type1 と 2) -2(type1 と 2) -3~ の 10
健康な家畜から安全な生産物を 安全な家畜生産物を生産するためには家畜を衛生的に飼育し健康を保つことが必要です そのためには 病原体が侵入してきても感染 発症しないような強靭な免疫機能を有していることが大事です このような家畜を生産するためには動物の免疫機能の詳細なメカニズムを理解することが重要となります 我々の研究室では ニワトリが生産する卵およびウシ ヤギが生産する乳を安全に生産するために 家禽
スライド 1
順天堂大学 医療 健康 No. 1 アレルゲン皮膚感作の新しい型を発見 ~ アレルゲンに触れて引っ掻くとアレルギーが重症化する ~ 概要順天堂大学大学院医学研究科 アトピー疾患研究センターの高井敏朗准教授らの研究グループは ダニ 花粉などの抗原に含有されるタンパク質分解活性 ( プロテアーゼ活性 ) と引っ掻きなどによる機械的な皮膚バリア障害 * 1 の組み合わせが アレルギー感作 * 2 と皮膚炎症を悪化させ
汎発性膿庖性乾癬の解明
汎発性膿疱性乾癬の病因の解明 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 研究科長 髙橋雅英 ) 皮膚病態学杉浦一充 ( すぎうらかずみつ ) 准教授 秋山真志 ( あきやままさし ) 教授らの研究チームは 国内 11 施設との共同研究で汎発性膿疱性乾癬の 8 割以上の患者の病因がインターロイキン 36 受容体阻害因子の欠損であることを解明しました 汎発性膿疱性乾癬は厚労省の難治性疾患克服研究事業における臨床調査研究対象疾患
報道関係者各位 平成 26 年 1 月 20 日 国立大学法人筑波大学 動脈硬化の進行を促進するたんぱく質を発見 研究成果のポイント 1. 日本人の死因の第 2 位と第 4 位である心疾患 脳血管疾患のほとんどの原因は動脈硬化である 2. 酸化されたコレステロールを取り込んだマクロファージが大量に血
報道関係者各位 平成 26 年 1 月 20 日 国立大学法人筑波大学 動脈硬化の進行を促進するたんぱく質を発見 研究成果のポイント 1. 日本人の死因の第 2 位と第 4 位である心疾患 脳血管疾患のほとんどの原因は動脈硬化である 2. 酸化されたコレステロールを取り込んだマクロファージが大量に血管に溜まっていくことが動脈硬化の原因となる 3. マクロファージ内に存在するたんぱく質 MafB は
Microsoft PowerPoint - 新技術説明会配付資料rev提出版(後藤)修正.pp
食品の抗アレルギー活性評価に利用できる マウスモデルの紹介 農研機構食品総合研究所 食品機能研究領域主任研究員 後藤真生 農研機構 は独立行政法人農業 食品産業技術総合研究機構のコミュニケーションネームです 国民の 1/3 はアレルギー症状を自覚している 1 アレルギー症状なし (59.1%) 皮膚 呼吸器 目鼻いずれかのアレルギー症状あり (35.9%) 医療機関に入院 通院中 (58.2%) (
難病 です これまでの研究により この病気の原因には免疫を担当する細胞 腸内細菌などに加えて 腸上皮 が密接に関わり 腸上皮 が本来持つ機能や炎症への応答が大事な役割を担っていることが分かっています また 腸上皮 が適切な再生を全うすることが治療を行う上で極めて重要であることも分かっています しかし
解禁日時 :2018 年 12 月 12 日 ( 水 ) 午後 6 時 ( 日本時間 ) プレス通知資料 ( 研究成果 ) 報道関係各位 2018 年 12 月 11 日国立大学法人東京医科歯科大学国立研究開発法人日本医療研究開発機構 炎症性腸疾患の腸上皮における新たな炎症 再生応答の協調機構を解明 早期の治療効果予測に期待 ポイント 炎症性腸疾患 ( 潰瘍性大腸炎 クローン病 ) は消化管に原因不明の炎症と腸上皮の傷害
( 続紙 1 ) 京都大学 博士 ( 薬学 ) 氏名 大西正俊 論文題目 出血性脳障害におけるミクログリアおよびMAPキナーゼ経路の役割に関する研究 ( 論文内容の要旨 ) 脳内出血は 高血圧などの原因により脳血管が破綻し 脳実質へ出血した病態をいう 漏出する血液中の種々の因子の中でも 血液凝固に関
Title 出血性脳障害におけるミクログリアおよびMAPキナーゼ経路の役割に関する研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 大西, 正俊 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2010-03-23 URL http://hdl.handle.net/2433/120523 Right Type Thesis or Dissertation
られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規
論文の内容の要旨 論文題目アンジオテンシン受容体拮抗薬テルミサルタンの メタボリックシンドロームに対する効果の検討 指導教員門脇孝教授 東京大学大学院医学系研究科 平成 19 年 4 月入学 医学博士課程 内科学専攻 氏名廣瀬理沙 要旨 背景 目的 わが国の死因の第二位と第三位を占める心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患を引き起こす基盤となる病態として 過剰なエネルギー摂取と運動不足などの生活習慣により内臓脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満を中心に
図ストレスに対する植物ホルモンシグナルのネットワーク
60 秒でわかるプレスリリース 2008 年 6 月 28 日 独立行政法人理化学研究所 植物の耐病性の複雑な制御メカニズムを解明 - 病原菌と環境ストレスに対抗する複雑な生存戦略が存在 - 植物は 生育環境の変動や病原菌の感染 昆虫や草食動物による食害など常にさまざまなストレスにさらされています これらのストレスに打ち勝つために 植物は個々のストレスに対する独自の自己防御機構を発達させてきました
< 背景 > HMGB1 は 真核生物に存在する分子量 30 kda の非ヒストン DNA 結合タンパク質であり クロマチン構造変換因子として機能し 転写制御および DNA の修復に関与します 一方 HMGB1 は 組織の損傷や壊死によって細胞外へ分泌された場合 炎症性サイトカイン遺伝子の発現を増強
岡山大学記者クラブ文部科学記者会科学記者会 御中 平成 30 年 3 月 22 日岡山大学 歯周炎進行のメカニズムの一端を解明 歯周炎による骨吸収が抗 HMGB1 抗体投与により抑制 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の平田千暁医員 ( 当時 ) 山城圭介助教 高柴正悟教授 ( 以上 歯周病態学分野 ) と西堀正洋教授 ( 薬理学分野 ) の研究グループは 歯周炎の進行に炎症メディエーター 1 である
解禁日時 :2019 年 2 月 4 日 ( 月 ) 午後 7 時 ( 日本時間 ) プレス通知資料 ( 研究成果 ) 報道関係各位 2019 年 2 月 1 日 国立大学法人東京医科歯科大学 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 IL13Rα2 が血管新生を介して悪性黒色腫 ( メラノーマ ) を
解禁日時 :2019 年 2 月 4 日 ( 月 ) 午後 7 時 ( 日本時間 ) プレス通知資料 ( 研究成果 ) 報道関係各位 2019 年 2 月 1 日 国立大学法人東京医科歯科大学 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 IL13Rα2 が血管新生を介して悪性黒色腫 ( メラノーマ ) を進展させるしくみを解明 難治がんである悪性黒色腫の新規分子標的治療法の開発に期待 ポイント 難治がんの一つである悪性黒色腫
共同研究チーム 個人情報につき 削除しております 1
2016 年 12 月 19 日 17 時 ~ 記者レクチャー @ 文部科学省 細胞死を司る カルシウム動態の制御機構を解明 - アービット (IRBIT) が小胞体ーミトコンドリア間の Ca 2+ の移動を制御 - 共同研究チーム 個人情報につき 削除しております 1 アポトーシス : プログラムされた細胞死多細胞生物にみられる細胞の死に方の一つ 不要になった細胞や損傷を受けた細胞が積極的に自滅して個体を健全な状態に保つメカニズム
スギ花粉の捕捉Ys ver7.00
花粉症など外来性病原物質による 病態発現の防止製剤の開発 スギ花粉症の病因と発症メカニズム スギ花粉症は即時型アレルギー反応であり 多糖類鎖中ガラクチュロン酸結合部位を切り離す花粉上のCryj1と Cryj2という二種のペクチンを分解する酵素蛋白を主たるアレルゲン ( 抗原 ) としている 花粉は一般病原物質と比較して異常に大きなプラスに帯電した物質である 表面に抗原を持つ花粉の断片が粘膜にある肥満細胞上のIgE
( 図 ) 自閉症患者に見られた異常な CADPS2 の局所的 BDNF 分泌への影響
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 3 月 23 日 独立行政法人理化学研究所 自閉症に関連する遺伝子異常を発見 - 自閉症の病因解明や早期診断に向けた新知見 - 三歳までに発病する精神疾患のひとつである 自閉症 は 対人関係 や 言語等によるコミュニケーション 活動や興味の範囲が狭くなり 常に同じ行動を繰り返す といった障害を持ちます 人口千人当たり一人以上の割合で発症する珍しくない病気ですが
ヒト脂肪組織由来幹細胞における外因性脂肪酸結合タンパク (FABP)4 FABP 5 の影響 糖尿病 肥満の病態解明と脂肪幹細胞再生治療への可能性 ポイント 脂肪幹細胞の脂肪分化誘導に伴い FABP4( 脂肪細胞型 ) FABP5( 表皮型 ) が発現亢進し 分泌されることを確認しました トランスク
平成 28 年 12 月 19 日 ヒト脂肪組織由来幹細胞における外因性脂肪酸結合タンパク (FABP)4 FABP 5 の影響 糖尿病 肥満の病態解明と脂肪幹細胞再生治療への可能性 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 研究科長 髙橋雅英 ) 泌尿器科学分野の山本徳則 ( やまもととくのり ) 准教授 後藤百万 ( ごとうももかず ) 教授と札幌医科大学内分泌内科の古橋眞人 ( ふるはしまさと ) 講師
第6号-2/8)最前線(大矢)
最前線 免疫疾患における創薬標的としてのカリウムチャネル 大矢 進 Susumu OHYA 京都薬科大学薬理学分野教授 異なる経路を辿る 1つは マイトジェンシグナル 1 はじめに を活性化し 細胞増殖が促進されるシグナル伝達経 路 図1A 右 であり もう1つはカスパーゼやエ 神 経 筋 の よ う な 興 奮 性 細 胞 で は カ リ ウ ム ンドヌクレアーゼ活性を上昇させ アポトーシスが K
法医学問題「想定問答」(記者会見後:平成15年 月 日)
平成 28 年 5 月 26 日 肺がんに対する新たな分子標的治療を発見! 本研究成果のポイント 肺がんのうち 5% 程度を占める KRAS( 1) 遺伝子変異肺がんは, 上皮間葉移行 ( 2) 状態により上皮系と間葉系の 2 種類に分類される KRAS 遺伝子変異を有する肺がんに対し現在臨床試験中の MEK 阻害薬は, 投与後に細胞表面受容体を活性化することにより効果が減弱され, 活性化される細胞表面受容体は上皮間葉移行状態により異なる
統合失調症モデルマウスを用いた解析で新たな統合失調症病態シグナルを同定-統合失調症における新たな予防法・治療法開発への手がかり-
平成 27 年 3 月 31 日 統合失調症モデルマウスを用いた解析で新たな統合失調症病態シグナルを同定 統合失調症における新たな予防法 治療法開発へ手がかり 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 研究科長 髙橋雅英 ) 神経情報薬理学分野の貝淵弘三 ( かいぶちこうぞう ) 教授と坪井大輔 ( つぼいだいすけ ) 特任助教らの研究グループは 神経細胞において統合失調症発症関連分子 DISC1 が IP3
研究目的 1. 電波ばく露による免疫細胞への影響に関する研究 我々の体には 恒常性を保つために 生体内に侵入した異物を生体外に排除する 免疫と呼ばれる防御システムが存在する 免疫力の低下は感染を引き起こしやすくなり 健康を損ないやすくなる そこで 2 10W/kgのSARで電波ばく露を行い 免疫細胞
資料 - 生電 6-3 免疫細胞及び神経膠細胞を対象としたマイクロ波照射影響に関する実験評価 京都大学首都大学東京 宮越順二 成田英二郎 櫻井智徳多氣昌生 鈴木敏久 日 : 平成 23 年 7 月 22 日 ( 金 ) 場所 : 総務省第 1 特別会議室 研究目的 1. 電波ばく露による免疫細胞への影響に関する研究 我々の体には 恒常性を保つために 生体内に侵入した異物を生体外に排除する 免疫と呼ばれる防御システムが存在する
別紙 < 研究の背景と経緯 > 自閉症は 全人口の約 2% が罹患する非常に頻度の高い神経発達障害です 近年 クロマチンリモデ リング因子 ( 5) である CHD8 が自閉症の原因遺伝子として同定され 大変注目を集めています ( 図 1) 本研究グループは これまでに CHD8 遺伝子変異を持つ
PRESS RELEASE(2018/05/16) 九州大学広報室 819-0395 福岡市西区元岡 744 TEL:092-802-2130 FAX:092-802-2139 MAIL:[email protected] URL:http://www.kyushu-u.ac.jp 九州大学生体防御医学研究所の中山敬一主幹教授と名古屋市立大学薬学研究科の喜多泰之助 教 白根道子教授 金沢大学医薬保健研究域医学系の西山正章教授らの研究グループは
報道発表資料 2002 年 10 月 10 日 独立行政法人理化学研究所 頭にだけ脳ができるように制御している遺伝子を世界で初めて発見 - 再生医療につながる重要な基礎研究成果として期待 - 理化学研究所 ( 小林俊一理事長 ) は プラナリアを用いて 全能性幹細胞 ( 万能細胞 ) が頭部以外で脳
報道発表資料 2002 年 10 月 10 日 独立行政法人理化学研究所 頭にだけ脳ができるように制御している遺伝子を世界で初めて発見 - 再生医療につながる重要な基礎研究成果として期待 - 理化学研究所 ( 小林俊一理事長 ) は プラナリアを用いて 全能性幹細胞 ( 万能細胞 ) が頭部以外で脳の神経細胞に分化しないように制御している遺伝子を発見しました 発生 再生科学総合研究センター ( 竹市雅俊センター長
胞運命が背側に運命変換することを見いだしました ( 図 1-1) この成果は IP3-Ca 2+ シグナルが腹側のシグナルとして働くことを示すもので 研究チームの粂昭苑研究員によって米国の科学雑誌 サイエンス に発表されました (Kume et al., 1997) この結果によって 初期胚には背腹
報道発表資料 2002 年 5 月 16 日 独立行政法人理化学研究所 科学技術振興事業団 生物の 腹 と 背 を分けるメカニズムの一端を解明 - 体軸形成を担うカルシウムシグナルの標的遺伝子を発見 - 理化学研究所 ( 小林俊一理事長 ) と科学技術振興事業団 ( 沖村憲樹理事長 ) は 東京大学と共同で 生物の初期発生時において 腹 と 背 を決める情報伝達に使われるカルシウムシグナルのメカニズムの一端を明らかにしました
