図ストレスに対する植物ホルモンシグナルのネットワーク
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- こうしろう わくや
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1 60 秒でわかるプレスリリース 2008 年 6 月 28 日 独立行政法人理化学研究所 植物の耐病性の複雑な制御メカニズムを解明 - 病原菌と環境ストレスに対抗する複雑な生存戦略が存在 - 植物は 生育環境の変動や病原菌の感染 昆虫や草食動物による食害など常にさまざまなストレスにさらされています これらのストレスに打ち勝つために 植物は個々のストレスに対する独自の自己防御機構を発達させてきました 環境の変動 ( 乾燥 低温 高塩濃度など ) を感知するとアブシジン酸 (ABA) を 病原菌に感染するとサリチル酸 (SA) を 虫の食害などを受けるとジャスモン酸 (JA) を生合成し これらの環境ストレスに耐えるためのタンパク質の合成などを行います このように 防御機構を発動するためには 植物ホルモンと呼ばれる低分子化合物がシグナル伝達物質として重要な役割を果たします 植物は一度病原菌に感染すると 次の感染に備えて全身で病害耐性機構を発動するという防御機構を持っています その 1 つである全身獲得抵抗性 SAR は サリチル酸の生合成を介して誘導されます この SAR は薬剤で人工的に誘導することが可能であり 実際に農業において病害予防剤として利用されています しかし 冷害時などには SAR 誘導剤の効果が十分に発揮されないことから 環境要因が抵抗性誘導に何らかの影響を及ぼしているのではないかと推察されていました 理研基幹研究所仲下植物獲得免疫研究ユニットを中心とした研究グループでは SAR 誘導シグナルがアブシジン酸シグナルにより抑制されることを明らかにしました 環境ストレスにさらされた植物は 病害抵抗性の誘導が起きにくく 逆に耐病性が誘導された植物では 環境ストレスに弱くなる傾向を見いだしました これは 植物が複数のストレスにさらされたとき 緊急性のあるストレスに対して優先的に適応し ほかのストレス耐性機構を抑制することを示しています これは 固定生活を営み周辺環境に適応していかなければならない植物が持つ より効率的にストレスに対応していくための生存戦略と考えられます 今後 植物の免疫力を効果的に利用する環境調和型の病害防除システムが確立できると期待されます
2 図ストレスに対する植物ホルモンシグナルのネットワーク
3 報道発表資料 2008 年 6 月 28 日 独立行政法人理化学研究所 植物の耐病性の複雑な制御メカニズムを解明 - 病原菌と環境ストレスに対抗する複雑な生存戦略が存在 - ポイント 環境要因が植物の獲得免疫機構を抑制する新メカニズムを発見 生物/ 非生物ストレス応答で 植物ホルモンのシグナルネットワークが働く 殺菌剤に依存しない環境低負荷型の病害防除システム構築に貢献独立行政法人理化学研究所 ( 野依良治理事長 ) は 植物の病原菌感染 ( 生物ストレス ) に対する免疫機構である 全身獲得抵抗性 (systemic acquired resistance:sar) 1 が乾燥 塩害などの環境ストレス ( 非生物ストレス ) によって弱められ 逆に全身獲得抵抗性を既に獲得していると環境ストレスへの応答が低下するという 複雑なストレス耐性制御機構を持つことを初めて明らかにしました 理研基幹研究所 ( 玉尾皓平所長 ) 仲下植物獲得免疫研究ユニットの安田美智子協力研究員 仲下英雄ユニットリーダーと理研植物科学研究センター ( 篠崎一雄センター長 ) 公立大学法人福井県立大学 ( 祖田修学長 ) 国立大学法人東京大学( 小宮山宏学長 ) などとの共同研究による成果です 植物は 病原菌に感染すると サリチル酸や抗菌性タンパク質などを体内に蓄積し 病原菌の 2 次感染を抑制します このサリチル酸をシグナルとする抵抗性は全身獲得抵抗性と呼ばれ 植物独自の獲得免疫機構として盛んに研究されています 実際に 作物を病気から守る目的で 農業に活用されています 研究チームは 乾燥 低温 塩害などの環境ストレスへの応答に重要な役割を果たすアブシジン酸が サリチル酸の合成遺伝子やシグナル応答遺伝子の機能を低下させ SARの誘導を抑制して 結果として病原菌の感染に対する抵抗性が弱まることを明らかにしました 一方 SARが既に誘導された植物では 環境ストレスへの応答能が低下することも見いだし これら両者の間に相互抑制的なシグナルのクロストーク 2 が存在することを突き止めました 本研究結果から 植物が生物 / 非生物ストレスの両方を受けた時に生体内の限られたエネルギーで効率よく適応するために このような相互抑制的なメカニズムを備えていると推定されます 本研究成果は 米国の科学雑誌 The Plant Cell ( 6 月号 ) に掲載されるに先立ち オンライン版 (6 月 27 日付け : 日本時間 6 月 28 日 ) に掲載されます なお 本成果は The Plant Cell 巻頭で編集者が紹介する話題の成果の1つとして取り上げられます 1. 背景固定生活を営み生育場所から移動できない植物は さまざまな外界からのストレスを常に受けるため 動物とは異なる独自の自己防御機構を備えています 病原体の攻撃などの生物ストレスに対して 動物のように免疫担当細胞を持たない植物で
4 は 個々の細胞が病原菌に対する抵抗性を発動させ そのシグナルが全身に伝えられ 2 次感染に備えます また 乾燥 低温 塩害などの環境変動から受ける非生物的ストレスに対して 植物は環境に適応するための保護タンパク質などを生産し これらのストレスに適応します これらの生物 / 非生物ストレスに対応するためには 植物ホルモン 3 のような低分子化合物をシグナル伝達物質として全身に情報を伝えて さまざまなストレスに対する応答システムを発動させて自身を防御しています 壊死病斑を形成する病原菌が感染して 細胞の壊死を伴う病徴が現れる際には 一種の植物ホルモンであるサリチル酸が合成され これがシグナル物質として働いて 全身獲得抵抗性 (SAR) が誘導されます ( 図 1) このような全身に誘導される病害抵抗性は 初めに感染した特定の病原体に対してだけではなく 多種多様な病原体の感染に対して防御効果を持つという特徴があり 病原微生物の脅威にさらされることが多い環境のなかで身を守る植物独自の免疫機構といえます この特徴は 農業での利用価値が高いため 基礎 応用の両面から盛んに研究が進められてきています 基礎研究としては SAR が起きるメカニズムに関する研究が進められ サリチル酸合成が誘導される機構や サリチル酸の下流のシグナル伝達機構が徐々に明らかになっています また 応用研究として このような SAR を活性化する農薬が開発されてきました 日本では 約 30 年も前から SAR を誘導する薬剤が 農薬として水田で利用されてきました SAR 誘導剤は それ自体には抗菌作用がないため 生態系に影響を与えない環境に優しい農薬であり さらに植物の複雑な病害抵抗性機構を活性化するので耐性菌が出現しない という効果もあります しかし このような SAR 誘導剤が使用されていても 冷害時などのように植物の生育に影響を及ぼす環境ストレス下では 効果が十分に発揮されず 病害を被ることがあります この理由は 植物体が弱るためと考えられてきましたが そのメカニズムは明らかになっていませんでした 2. 研究手法と成果 (1) 環境ストレスの SAR への影響研究チームは モデル実験植物であるシロイヌナズナを用いて SAR に及ぼす環境ストレスの影響を詳細に解析しました 通常 SAR は 病原菌の感染によって誘導されますが 本研究では SAR 誘導経路を活性化する化合物 ( 農薬として利用されている化合物の類縁体など ) を使用して SAR を誘導しました これは 病原菌感染時に植物で起こるさまざまな生理現象の影響を除外するためで これにより SAR にかかわる複雑な遺伝子発現の制御だけを観察できるようになります 今回 SAR 誘導化合物として サリチル酸合成の上流シグナルを活性化する BIT 4 と下流シグナルを活性化する BTH 4 を使用し SAR 誘導経路をより詳細に観察しました まず 環境ストレスを受けた際に働く植物ホルモンであるアブシジン酸を介したシグナル伝達が SAR 誘導におよぼす影響を調べました シロイヌナズナをアブシジン酸で前もって処理したところ サリチル酸合成にかかわる遺伝子や
5 サリチル酸の蓄積 サリチル酸の下流のシグナル伝達のすべてに対して抑制が起き SAR の誘導が強く抑制されていることがわかりました ( 図 2) 次に 実際の環境ストレスの一例として 高濃度の塩の処理 ( 塩害 ) を行い アブシジン酸合成を含む環境ストレス応答シグナルを活性化しました その結果 同じように SAR 誘導が抑制されることを見いだしました 反対に 植物体内のアブシジン酸濃度が通常より低く 高濃度の塩の処理でも植物体内のアブシジン酸が増加しないようになった植物を用いた場合には 環境ストレスを前もって与えても SAR 誘導の抑制は起こらず 通常のアブシジン酸濃度の植物よりも強い SAR が誘導されました これらの結果は 植物が環境ストレスに応答してアブシジン酸の合成 蓄積がおきると SAR のような病害抵抗性が弱められてしまうことを示しています 農業の現場で使用されている SAR 誘導剤が 環境ストレスにさらされた植物で効果を発揮できない理由も ここにあると考えられます (2) SAR の環境ストレス応答への影響ゲノム研究手法であるマイクロアレイ解析を行った結果 SAR が常に誘導されている突然変異株では 環境ストレス応答に関わる遺伝子の発現が低い傾向にあることがわかりました 実際に SAR 誘導化合物 BIT によってサリチル酸合成や SAR を誘導した植物では 塩処理を施しても アブシジン酸合成にかかわる遺伝子や下流のシグナル伝達にかかわる遺伝子の発現が抑制されていました また SAR 誘導経路の一部を失った突然変異株を用いた実験から この抑制のメカニズムは少なくとも 2 種類あることがわかり 複雑な制御が働いていることが明らかとなりました 以上の結果は 植物では 乾燥 塩害 低温などの環境ストレスに対する応答シグナルと 病原菌感染などの生物ストレスに対する全身獲得抵抗性誘導シグナルと間に 拮抗的な相互作用があることを示しています ( 図 3) また このシグナル間クロストークは 植物のストレス応答が複雑な制御を受けていることを裏付けました 乾燥などは 植物体全体に影響を及ぼす環境ストレスであり 個体の生命維持に大きな影響を与えます 一方 葉や根などさまざまな部位で局所的に受ける病害も 全身に蔓延した場合には全体が枯れ 生命の危機に至ります 植物は そのときの状況に応じて一方の応答システムを止めて より重要なストレスに対して効果的に対処していると考えられます 虫による食害や傷害などの刺激によって ジャスモン酸という植物ホルモンを介して全身に誘導される抵抗性機構もありますが これまでに このジャスモン酸のシグナルは サリチル酸のシグナルともアブシジン酸のシグナルとも拮抗的な相互作用があることがわかっています したがって 外界からのさまざまなストレスに対して この 3 つのシグナル伝達経路は 3 つ巴の関係で相互に制御しあっていると考えられます ( 図 4) 植物が受けるストレスの種類と大きさなど その時々の緊急性にあわせて それぞれ対応するストレス応答システムを制御し 限られた生命エネルギーを効率よく使用して 危機的状況を耐え抜こうとするメカニズムが働いていると考えられます
6 3. 今後の期待植物のストレス応答では 種々の植物ホルモンの複雑なシグナルネットワークが働いていると推定されていますが 本研究成果は その一端を明らかにしたものです 今回得られた知見は シグナルネットワークの解明に大きく貢献し さまざまな環境に適応しながら生き抜いて 種を守っていく植物の生存戦略の解明に役立つことが期待できます 相互抑制関係を制御する因子を見いだし利用することにより さまざまなストレスに対して同時に適応できる強い植物を作ることができると考えられます また 本研究成果は 植物の免疫力を効果的に利用する手法の開発に貢献します 具体的には 既に農薬として使用している SAR 誘導剤の効果的利用技術の開発や 新しい SAR 誘導剤の開発 また日本では水田だけで利用している SAR 誘導剤を 生育環境の異なるさまざまな作物へ適用する技術 さらに SAR を抑制するシグナルを抑える植物免疫安定化剤の開発などです これらを通して 環境調和型の農業生産体系の確立に貢献できると考えています ( 問い合わせ先 ) 独立行政法人理化学研究所基幹研究所仲下植物獲得免疫研究ユニットユニットリーダー仲下英雄 ( なかしたひでお ) Tel : / Fax : ( 報道担当 ) 独立行政法人理化学研究所広報室報道担当 Tel : / Fax : Mail : [email protected] < 補足説明 > 1 全身獲得抵抗性 (SAR) 植物の病原菌に対する自己防御機構である誘導抵抗性の 1 つ 特定の病原菌に対する抵抗性を獲得した植物は この病原菌が侵入した部位で過敏感細胞死を引き起こして病原菌を封じ込めて増殖を抑える このようにして形成された壊死病斑ではさまざまな生理学的変化が生じているが その 1 つとして合成されるサリチル酸がシグナルとなって情報が全身に伝えられ 感染部位から離れた組織でも次の感染に備えて抵抗性を発揮するようになる 2 クロストーク植物ホルモンは 単独でも生長調節などのさまざまな生理現象に働くが その際に ほかの植物ホルモンシグナルにも影響を与えることが知られている また 1 つの生理現象について複数の植物ホルモンが関与しているものもある 植物ホルモンの
7 組み合わせにより ある生理現象について相乗的に働いたり 抑制的に働いたりする この現象をクロストークと呼んでいる 3 植物ホルモン植物の生長を制御する低分子化合物の総称 現在までに オーキシン ジベレリン サイトカイニン エチレン ジャスモン酸 アブシジン酸 ブラシノステロイドの 7 種類が認定されている サリチル酸は生長に影響を与えないが 耐病性誘導に重要な役割を担っていることから 準植物ホルモン ( 教科書によっては植物ホルモン ) として認定されている 4 BIT と BTH 1,2-benzisothiazol-3(2H)-one1,1-dioxide(BIT) と benzo(1,2,3)thiadiazole-7-car bothioic acid S-methyl ester(bth) は 合成化合物で いずれもイネ タバコ シロイヌナズナをはじめ さまざまな植物で全身獲得抵抗性を誘導する活性を持つ
8 図 1 全身獲得抵抗性 (SAR) の概念図 壊死病斑を形成する病原菌が感染した部位から サリチル酸 (SA) をシグナルとして情報が全身に伝えられ 健康な葉でも病害抵抗性を発動して 次の感染に備える SAR は 多様な病原体に対して防御効果を発揮できる SAR 誘導経路を活性化する化合物 (SAR 誘導化合物 ) が農薬として利用されている
9 図 2 環境ストレスによる全身獲得抵抗性の抑制 乾燥 低温 塩害等の環境ストレスを受けた植物は アブシジン酸 (ABA) を生産して 環境ストレスに耐えるメカニズムを活性化させる この環境ストレス応答が活性化されている植物では 全身獲得抵抗性 (SAR) の誘導が抑制された
10 図 3 植物ホルモンのクロストーク 病原菌の感染によりサリチル酸 (SA) を介して誘導される全身獲得抵抗性 (SAR) の誘導経路と 環境ストレスによりアブシジン酸 (ABA) を介して誘導される環境ストレス応答の間には 複数の箇所において 相互に抑制するクロストークが存在している
11 図 4 ストレスに対する植物ホルモンシグナルのネットワーク 病害 虫害 乾燥等のストレスに対する応答システムでは それぞれサリチル酸 (SA) ジャスモン酸 (JA) アブシジン酸 (ABA) が働くが これらのシグナルは相互に抑制的に制御している 植物は その時々の状況に合わせて必要なシグナルを強めて 効率的にストレスに適応している
図 B 細胞受容体を介した NF-κB 活性化モデル
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 12 月 17 日 独立行政法人理化学研究所 免疫の要 NF-κB の活性化シグナルを増幅する機構を発見 - リン酸化酵素 IKK が正のフィーッドバックを担当 - 身体に病原菌などの異物 ( 抗原 ) が侵入すると 誰にでも備わっている免疫システムが働いて 異物を認識し 排除するために さまざまな反応を起こします その一つに 免疫細胞である B 細胞が
報道発表資料 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - ポイント 異物センサー TLR のシグナル伝達機構を解析 インターフェロン産生に必須な分子 IKK アルファ を発見 免疫 アレルギーの有効
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - がんやウイルスなど身体を蝕む病原体から身を守る物質として インターフェロン が注目されています このインターフェロンのことは ご存知の方も多いと思いますが 私たちが生まれながらに持っている免疫をつかさどる物質です 免疫細胞の情報の交換やウイルス感染に強い防御を示す役割を担っています
報道発表資料 2006 年 8 月 7 日 独立行政法人理化学研究所 国立大学法人大阪大学 栄養素 亜鉛 は免疫のシグナル - 免疫系の活性化に細胞内亜鉛濃度が関与 - ポイント 亜鉛が免疫応答を制御 亜鉛がシグナル伝達分子として作用する 免疫の新領域を開拓独立行政法人理化学研究所 ( 野依良治理事
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 8 月 7 日 独立行政法人理化学研究所 国立大学法人大阪大学 栄養素 亜鉛 は免疫のシグナル - 免疫系の活性化に細胞内亜鉛濃度が関与 - 私たちの生命維持を行うのに重要な役割を担う微量金属元素の一つとして知られていた 亜鉛 この亜鉛が欠乏すると 味覚障害や成長障害 免疫不全 神経系の異常などをきたします 理研免疫アレルギー科学総合研究センターサイトカイン制御研究グループと大阪大学の研究グループは
( 図 ) IP3 と IRBIT( アービット ) が IP3 受容体に競合して結合する様子
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 6 月 23 日 独立行政法人理化学研究所 独立行政法人科学技術振興機構 細胞内のカルシウムチャネルに情報伝達を邪魔する 偽結合体 を発見 - IP3 受容体に IP3 と競合して結合するタンパク質 アービット の機能を解明 - 細胞分裂 細胞死 受精 発生など 私たちの生の営みそのものに関わる情報伝達は 細胞内のカルシウムイオンの放出によって行われています
60 秒でわかるプレスリリース 2008 年 2 月 19 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス反応を増強する重要分子 PDC-TREM を発見 - 形質細胞様樹状細胞が Ⅰ 型インターフェロンの産生を増幅する仕組みが明らかに - インフルエンザの猛威が続いています このインフルエンザの元凶であるインフルエンザウイルスは 獲得した免疫力やウイルスに対するワクチンを見透かすよう変異し続けるため 人類はいまだ発病の恐怖から免れることができません
1. 背景血小板上の受容体 CLEC-2 と ある種のがん細胞の表面に発現するタンパク質 ポドプラニン やマムシ毒 ロドサイチン が結合すると 血小板が活性化され 血液が凝固します ( 図 1) ポドプラニンは O- 結合型糖鎖が結合した糖タンパク質であり CLEC-2 受容体との結合にはその糖鎖が
参考資料配布 2014 年 11 月 10 日 独立行政法人理化学研究所 国立大学法人東北大学 血小板上の受容体 CLEC-2 は糖鎖とペプチド鎖の両方を認識 - マムシ毒は糖鎖に依存せず受容体と結合 - 本研究成果のポイント レクチンは糖鎖とのみ結合する というこれまでの考え方を覆す CLEC-2 受容体は同じ領域でマムシ毒とがんに関わる糖タンパク質に結合 糖鎖を模倣したペプチド性薬剤の設計への応用に期待
報道発表資料 2006 年 6 月 21 日 独立行政法人理化学研究所 アレルギー反応を制御する新たなメカニズムを発見 - 謎の免疫細胞 記憶型 T 細胞 がアレルギー反応に必須 - ポイント アレルギー発症の細胞を可視化する緑色蛍光マウスの開発により解明 分化 発生等で重要なノッチ分子への情報伝達
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 6 月 21 日 独立行政法人理化学研究所 アレルギー反応を制御する新たなメカニズムを発見 - 謎の免疫細胞 記憶型 T 細胞 がアレルギー反応に必須 - カビが猛威を振るう梅雨の季節 この時期に限って喘息がでるんですよ というあなたは カビ アレルギー アレルギーを引き起こす原因物質は ハウスダストや食べ物 アクセサリなどとさまざまで この季節だけではない
前立腺癌は男性特有の癌で 米国においては癌死亡者数の第 2 位 ( 約 20%) を占めてい ます 日本でも前立腺癌の罹患率 死亡者数は急激に上昇しており 現在は重篤な男性悪性腫瘍疾患の1つとなって図 1 います 図 1 初期段階の前立腺癌は男性ホルモン ( アンドロゲン ) に反応し増殖します そ
再発した前立腺癌の増殖を制御する新たな分子メカニズムの発見乳癌治療薬が効果的 発表者筑波大学先端領域学際研究センター教授柳澤純 ([email protected] TEL: 029-853-7320) ポイント 女性ホルモンが制御する新たな前立腺癌の増殖 細胞死メカニズムを発見 女性ホルモン及び女性ホルモン抑制剤は ERβ 及び KLF5 を通じ FOXO1 の発現量を変化することで前立腺癌の増殖
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 12 月 4 日 独立行政法人理化学研究所 DNA の量によって植物の大きさが決まる新たな仕組みを解明 - 植物の核内倍加は染色体のセット数を変えずに DNA 量を増やすメカニズムが働く - 生命の設計図である DNA が 細胞の中で増えたらどうなるので
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 12 月 4 日 独立行政法人理化学研究所 DNA の量によって植物の大きさが決まる新たな仕組みを解明 - 植物の核内倍加は染色体のセット数を変えずに DNA 量を増やすメカニズムが働く - 生命の設計図である DNA が 細胞の中で増えたらどうなるのでしょうか? その答えは 増えた DNA の量を反映して細胞が大きくなり 大きくなった細胞で構成されている動
卵管の自然免疫による感染防御機能 Toll 様受容体 (TLR) は微生物成分を認識して サイトカインを発現させて自然免疫応答を誘導し また適応免疫応答にも寄与すると考えられています ニワトリでは TLR-1(type1 と 2) -2(type1 と 2) -3~ の 10
健康な家畜から安全な生産物を 安全な家畜生産物を生産するためには家畜を衛生的に飼育し健康を保つことが必要です そのためには 病原体が侵入してきても感染 発症しないような強靭な免疫機能を有していることが大事です このような家畜を生産するためには動物の免疫機能の詳細なメカニズムを理解することが重要となります 我々の研究室では ニワトリが生産する卵およびウシ ヤギが生産する乳を安全に生産するために 家禽
報道発表資料 2007 年 4 月 11 日 独立行政法人理化学研究所 傷害を受けた網膜細胞を薬で再生する手法を発見 - 移植治療と異なる薬物による新たな再生治療への第一歩 - ポイント マウス サルの網膜の再生を促進することに成功 網膜だけでなく 難治性神経変性疾患の再生治療にも期待できる 神経回
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 4 月 11 日 独立行政法人理化学研究所 傷害を受けた網膜細胞を薬で再生する手法を発見 - 移植治療と異なる薬物による新たな再生治療への第一歩 - 五感の中でも 視覚 は 私たちが世界を感知するためにとても重要です この視覚をもたらすのが眼 その構造と機能は よく カメラ にたとえられ レンズの役目 水晶体 を通して得られる光の情報を フイルムである
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PRESS RELEASE(2017/07/18) 九州大学広報室 819-0395 福岡市西区元岡 744 TEL:092-802-2130 FAX:092-802-2139 MAIL:[email protected] URL:http://www.kyushu-u.ac.jp 造血幹細胞の過剰鉄が血液産生を阻害する仕組みを解明 骨髄異形成症候群の新たな治療法開発に期待 - 九州大学生体防御医学研究所の中山敬一主幹教授
共生菌が植物と共存するメカニズムを解明! ~ 共生菌を用いた病害虫防除技術への応用にも期待 ~ 名古屋大学大学院生命農学研究科の竹本大吾准教授と榧野友香大学院生 ( 現 : 横浜植物 *1 防疫所 ) らの研究グループは 共生菌が植物と共存するためのメカニズムの解明に成功しました 自然界において 植
共生菌が植物と共存するメカニズムを解明! ~ 共生菌を用いた病害虫防除技術への応用にも期待 ~ 名古屋大学大学院生命農学研究科の竹本大吾准教授と榧野友香大学院生 ( 現 : 横浜植物 *1 防疫所 ) らの研究グループは 共生菌が植物と共存するためのメカニズムの解明に成功しました 自然界において 植物は多様な微生物の助けを借りて栄養を効率的に吸収したり 病原菌や害虫などを撃退したりしていることが知られています
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 4 月 21 日 独立行政法人理化学研究所 敗血症の本質にせまる 新規治療法開発 大きく前進 - 制御性樹状細胞を用い 敗血症の治療に世界で初めて成功 - 敗血症 は 細菌などの微生物による感染が全身に広がって 発熱や機能障害などの急激な炎症反応が引き起
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 4 月 21 日 独立行政法人理化学研究所 敗血症の本質にせまる 新規治療法開発 大きく前進 - 制御性樹状細胞を用い 敗血症の治療に世界で初めて成功 - 敗血症 は 細菌などの微生物による感染が全身に広がって 発熱や機能障害などの急激な炎症反応が引き起こされる病態です 免疫力が低下している場合に 急性腎盂腎炎や肺炎 急性白血病 肝硬変 悪性腫瘍などさまざまな疾患によって誘発され
糖鎖の新しい機能を発見:補体系をコントロールして健康な脳神経を維持する
糖鎖の新しい機能を発見 : 補体系をコントロールして健康な脳神経を維持する ポイント 神経細胞上の糖脂質の糖鎖構造が正常パターンになっていないと 細胞膜の構造や機能が障害されて 外界からのシグナルに対する反応や攻撃に対する防御反応が異常になることが示された 細胞膜のタンパク質や脂質に結合している糖鎖の役割として 補体の活性のコントロールという新規の重要な機能が明らかになった 糖脂質の糖鎖が欠損すると
胞運命が背側に運命変換することを見いだしました ( 図 1-1) この成果は IP3-Ca 2+ シグナルが腹側のシグナルとして働くことを示すもので 研究チームの粂昭苑研究員によって米国の科学雑誌 サイエンス に発表されました (Kume et al., 1997) この結果によって 初期胚には背腹
報道発表資料 2002 年 5 月 16 日 独立行政法人理化学研究所 科学技術振興事業団 生物の 腹 と 背 を分けるメカニズムの一端を解明 - 体軸形成を担うカルシウムシグナルの標的遺伝子を発見 - 理化学研究所 ( 小林俊一理事長 ) と科学技術振興事業団 ( 沖村憲樹理事長 ) は 東京大学と共同で 生物の初期発生時において 腹 と 背 を決める情報伝達に使われるカルシウムシグナルのメカニズムの一端を明らかにしました
コントロール SCL1 を散布した葉 萎 ( しお ) れの抑制 : バラの葉に SCL1 を散布し 葉を切り取って 6 時間後の様子 気孔開口を抑制する新しい化合物を発見! 植物のしおれを抑える新たな技術開発に期待 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 (WPI-ITbM) の木下俊則
コントロール SCL1 を散布した葉 萎 ( しお ) れの抑制 : バラの葉に SCL1 を散布し 葉を切り取って 6 時間後の様子 気孔開口を抑制する新しい化合物を発見! 植物のしおれを抑える新たな技術開発に期待 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 (WPI-ITbM) の木下俊則 ( きのしたとしのり ) 教授 佐藤綾人 ( さとうあやと ) 特任准教授 大学院理学研究科の藤茂雄
報道発表資料 2007 年 8 月 1 日 独立行政法人理化学研究所 マイクロ RNA によるタンパク質合成阻害の仕組みを解明 - mrna の翻訳が抑制される過程を試験管内で再現することに成功 - ポイント マイクロ RNA が翻訳の開始段階を阻害 標的 mrna の尻尾 ポリ A テール を短縮
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 8 月 1 日 独立行政法人理化学研究所 マイクロ RNA によるタンパク質合成阻害の仕組みを解明 - mrna の翻訳が抑制される過程を試験管内で再現することに成功 - 生命は 遺伝子の設計図をもとにつくられるタンパク質によって 営まれています タンパク質合成は まず DNA 情報がいったん mrna に転写され 次に mrna がタンパク質の合成工場である
報道関係者各位 平成 26 年 1 月 20 日 国立大学法人筑波大学 動脈硬化の進行を促進するたんぱく質を発見 研究成果のポイント 1. 日本人の死因の第 2 位と第 4 位である心疾患 脳血管疾患のほとんどの原因は動脈硬化である 2. 酸化されたコレステロールを取り込んだマクロファージが大量に血
報道関係者各位 平成 26 年 1 月 20 日 国立大学法人筑波大学 動脈硬化の進行を促進するたんぱく質を発見 研究成果のポイント 1. 日本人の死因の第 2 位と第 4 位である心疾患 脳血管疾患のほとんどの原因は動脈硬化である 2. 酸化されたコレステロールを取り込んだマクロファージが大量に血管に溜まっていくことが動脈硬化の原因となる 3. マクロファージ内に存在するたんぱく質 MafB は
法医学問題「想定問答」(記者会見後:平成15年 月 日)
平成 28 年 5 月 26 日 肺がんに対する新たな分子標的治療を発見! 本研究成果のポイント 肺がんのうち 5% 程度を占める KRAS( 1) 遺伝子変異肺がんは, 上皮間葉移行 ( 2) 状態により上皮系と間葉系の 2 種類に分類される KRAS 遺伝子変異を有する肺がんに対し現在臨床試験中の MEK 阻害薬は, 投与後に細胞表面受容体を活性化することにより効果が減弱され, 活性化される細胞表面受容体は上皮間葉移行状態により異なる
<4D F736F F D208DC58F498F4390B D4C95F189DB8A6D A A838A815B C8EAE814095CA8E86325F616B5F54492E646F63>
インフルエンザウイルス感染によって起こる炎症反応のメカニズムを解明 1. 発表者 : 一戸猛志東京大学医科学研究所附属感染症国際研究センター感染制御系ウイルス学分野准教授 2. 発表のポイント : ウイルス感染によって起こる炎症反応の分子メカニズムを明らかにした注 炎症反応にはミトコンドリア外膜の mitofusin 2(Mfn2) 1 タンパク質が必要であった ウイルス感染後の過剰な炎症反応を抑えるような治療薬の開発
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RNA Poly IC D-IPS-1 概要 自然免疫による病原体成分の認識は炎症反応の誘導や 獲得免疫の成立に重要な役割を果たす生体防御機構です 今回 私達はウイルス RNA を模倣する合成二本鎖 RNA アナログの Poly I:C を用いて 自然免疫応答メカニズムの解析を行いました その結果 Poly I:C により一部の樹状細胞にネクローシス様の細胞死が誘導されること さらにこの細胞死がシグナル伝達経路の活性化により制御されていることが分かりました
脳組織傷害時におけるミクログリア形態変化および機能 Title変化に関する培養脳組織切片を用いた研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 岡村, 敏行 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date URL http
脳組織傷害時におけるミクログリア形態変化および機能 Title変化に関する培養脳組織切片を用いた研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 岡村, 敏行 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2009-03-23 URL http://hdl.handle.net/2433/124054 Right Type Thesis or
( 続紙 1 ) 京都大学 博士 ( 薬学 ) 氏名 大西正俊 論文題目 出血性脳障害におけるミクログリアおよびMAPキナーゼ経路の役割に関する研究 ( 論文内容の要旨 ) 脳内出血は 高血圧などの原因により脳血管が破綻し 脳実質へ出血した病態をいう 漏出する血液中の種々の因子の中でも 血液凝固に関
Title 出血性脳障害におけるミクログリアおよびMAPキナーゼ経路の役割に関する研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 大西, 正俊 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2010-03-23 URL http://hdl.handle.net/2433/120523 Right Type Thesis or Dissertation
今後の展開現在でも 自己免疫疾患の発症機構については不明な点が多くあります 今回の発見により 今後自己免疫疾患の発症機構の理解が大きく前進すると共に 今まで見過ごされてきたイントロン残存の重要性が 生体反応の様々な局面で明らかにされることが期待されます 図 1 Jmjd6 欠損型の胸腺をヌードマウス
PRESS RELEASE(2015/11/05) 九州大学広報室 819-0395 福岡市西区元岡 744 TEL:092-802-2130 FAX:092-802-2139 MAIL:[email protected] URL:http://www.kyushu-u.ac.jp 免疫細胞が自分自身を攻撃しないために必要な新たな仕組みを発見 - 自己免疫疾患の発症機構の解明に期待 -
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ニュースリリース 平成 20 年 8 月 1 日千葉大学大学院園芸学研究科 新たな基盤転写 (RNA 合成 ) 系の発見 原始生物シゾンで解明されたリボゾーム RNA 合成系進化のミッシングリンク < 研究成果の概要 > 本学園芸学研究科の田中寛教授 今村壮輔 JSPS 特別研究員 華岡光正東京大学研究員は 植物に残されていた始原的なリボゾーム RNA 合成系を発見し これまで不明だったリボゾーム
論文題目 腸管分化に関わるmiRNAの探索とその発現制御解析
論文題目 腸管分化に関わる microrna の探索とその発現制御解析 氏名日野公洋 1. 序論 microrna(mirna) とは細胞内在性の 21 塩基程度の機能性 RNA のことであり 部分的相補的な塩基認識を介して標的 RNA の翻訳抑制や不安定化を引き起こすことが知られている mirna は細胞分化や増殖 ガン化やアポトーシスなどに関与していることが報告されており これら以外にも様々な細胞諸現象に関与していると考えられている
研究背景 糖尿病は 現在世界で4 億 2 千万人以上にものぼる患者がいますが その約 90% は 代表的な生活習慣病のひとつでもある 2 型糖尿病です 2 型糖尿病の治療薬の中でも 世界で最もよく処方されている経口投与薬メトホルミン ( 図 1) は 筋肉や脂肪組織への糖 ( グルコース ) の取り
糖尿病治療薬の作用標的タンパク質を発見 ~ 新薬の開発加速に糸口 ~ 名古屋大学大学院理学研究科 ( 研究科長 : 松本邦弘 ) 脳神経回路研究ユニットのユ ( 注ヨンジェ特任准教授らの日米韓国際共同研究グループは この度 2 型糖尿病 1) の治療薬が作用する新たな標的分子を発見しました この2 型糖尿病は 糖尿病の約 9 割を占めており 代表的生活習慣病のひとつでもあります 2 型糖尿病の治療薬としては
図アレルギーぜんそくの初期反応の分子メカニズム
60 秒でわかるプレスリリース 2008 年 11 月 17 日 独立行政法人理化学研究所 アレルギー性ぜんそくなど 気道過敏症を引き起こす悪玉細胞を発見 - アレルギー 炎症性疾患の根治が大きく前進 - のどがヒューヒュー鳴り 咳が止まらない厄介な発作が続くぜんそくは 治りにくい病気の 1 つに数え上げられています 一方 食物アレルギーや花粉症などアレルギー疾患は多岐にわたり 日本人では約 3 割の人がかかる国民的な病気となっています
植物が花粉管の誘引を停止するメカニズムを発見
植物が花粉管の誘引を停止するメカニズムを発見 植物の受精では多精拒否の仕組みがあるが これまでそのメカニズムは謎であった 2 つの生殖細胞 ( 卵細胞と中央細胞 ) が独立して花粉管誘引停止を制御することを発見 別々の花粉と受精する ヘテロ受精 に成功 新しい雑種を作る技術の応用に道 JST 課題解決型基礎研究の一環として 名古屋大学 WPI トランスフォーマティブ生命分子研究所の丸山大輔研究員 JST
別紙 < 研究の背景と経緯 > 自閉症は 全人口の約 2% が罹患する非常に頻度の高い神経発達障害です 近年 クロマチンリモデ リング因子 ( 5) である CHD8 が自閉症の原因遺伝子として同定され 大変注目を集めています ( 図 1) 本研究グループは これまでに CHD8 遺伝子変異を持つ
PRESS RELEASE(2018/05/16) 九州大学広報室 819-0395 福岡市西区元岡 744 TEL:092-802-2130 FAX:092-802-2139 MAIL:[email protected] URL:http://www.kyushu-u.ac.jp 九州大学生体防御医学研究所の中山敬一主幹教授と名古屋市立大学薬学研究科の喜多泰之助 教 白根道子教授 金沢大学医薬保健研究域医学系の西山正章教授らの研究グループは
地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム (SATREPS) 研究課題別中間評価報告書 1. 研究課題名 テーラーメード育種と栽培技術開発のための稲作研究プロジェクト (2013 年 5 月 ~ 2018 年 5 月 ) 2. 研究代表者 2.1. 日本側研究代表者 : 山内章 ( 名古屋大学大学
地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム (SATREPS) 研究課題別中間評価報告書 1. 研究課題名 テーラーメード育種と栽培技術開発のための稲作研究プロジェクト (2013 年 5 月 ~ 2018 年 5 月 ) 2. 研究代表者 2.1. 日本側研究代表者 : 山内章 ( 名古屋大学大学院生命農学研究科教授 ) 2.2. 相手側研究代表者 :Eliud K. Kireger( ケニア農畜産業研究機構
共同研究チーム 個人情報につき 削除しております 1
2016 年 12 月 19 日 17 時 ~ 記者レクチャー @ 文部科学省 細胞死を司る カルシウム動態の制御機構を解明 - アービット (IRBIT) が小胞体ーミトコンドリア間の Ca 2+ の移動を制御 - 共同研究チーム 個人情報につき 削除しております 1 アポトーシス : プログラムされた細胞死多細胞生物にみられる細胞の死に方の一つ 不要になった細胞や損傷を受けた細胞が積極的に自滅して個体を健全な状態に保つメカニズム
( 写真 ) 左 : キャッサバ畑 右上 : 全体像 右下 : 収穫した芋
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 12 月 6 日 独立行政法人理化学研究所 世界最大規模 : キャッサバ ( タピオカ ) 完全長 cdna 約 11,000 種を同定 - 環境ストレス処理したキャッサバから完全長 cdna ライブラリを作製 - 単位面積あたりの収穫量が他の穀物に比べて高い イモノキ属の熱帯低木 キャッサバ は アフリカ 東南アジア 中南米を中心に約 10 億人の人々に食され
るマウスを解析したところ XCR1 陽性樹状細胞欠失マウスと同様に 腸管 T 細胞の減少が認められました さらに XCL1 の発現が 脾臓やリンパ節の T 細胞に比較して 腸管組織の T 細胞において高いこと そして 腸管内で T 細胞と XCR1 陽性樹状細胞が密に相互作用していることも明らかにな
和歌山県立医科大学 先端医学研究所 生体調節機構研究部 樹状細胞の新機能の発見 腸炎制御への新たなアプローチ 要旨和歌山県立医科大学先端医学研究所生体調節機構研究部の改正恒康教授 大田友和大学院生 ( 学振特別研究員 ) を中心とした共同研究グループは 病原体やがんに対する免疫応答に重要な樹状細胞 [1] の一つのサブセットが 腸管の免疫系を維持することによって 腸炎の病態を制御している新たなメカニズムを発見しました
生物時計の安定性の秘密を解明
平成 25 年 12 月 13 日 生物時計の安定性の秘密を解明 概要 名古屋大学理学研究科の北山陽子助教 近藤孝男特任教授らの研究グループは 光合 成をおこなうシアノバクテリアの生物時計機構を解析し 時計タンパク質 KaiC が 安定な 24 時 間周期のリズムを形成する分子機構を明らかにしました 生物は, 生物時計 ( 概日時計 ) を利用して様々な生理現象を 時間的に コントロールし 効 率的に生活しています
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上原記念生命科学財団研究報告集, 26 (2012) 75. 哺乳類のゴルジ体ストレス応答の分子機構の解明 吉田秀郎 Key words: ゴルジ体, 小胞体, 転写, ストレス応答, 細胞小器官 兵庫県立大学大学院生命理学研究科生体物質化学 Ⅱ 講座 緒言細胞内には様々な細胞小器官が存在して細胞の機能を分担しているが, その存在量は細胞の需要に応じて厳密に制御されており, 必要な時に必要な細胞小器官が必要な量だけ増強される.
の感染が阻止されるという いわゆる 二度なし現象 の原理であり 予防接種 ( ワクチン ) を行う根拠でもあります 特定の抗原を認識する記憶 B 細胞は体内を循環していますがその数は非常に少なく その中で抗原に遭遇した僅かな記憶 B 細胞が著しく増殖し 効率良く形質細胞に分化することが 大量の抗体産
TOKYO UNIVERSITY OF SCIENCE 1-3 KAGURAZAKA, SHINJUKU-KU, TOKYO 162-8601, JAPAN Phone: +81-3-5228-8107 報道関係各位 2018 年 8 月 6 日 免疫細胞が記憶した病原体を効果的に排除する機構の解明 ~ 記憶 B 細胞の二次抗体産生応答は IL-9 シグナルによって促進される ~ 東京理科大学 研究の要旨東京理科大学生命医科学研究所
スライド 1
イネ科植物の耐病性メカニズムとその応用 東京農業大学生物応用化学科 須恵 雅之 イネ科植物の耐病性メカニズムとその応用 コムギにおける耐病性化合物 : 生合成と遺伝子 コムギおよびオオムギの耐病性化合物を発現するイネの作出を目指して コムギにおける耐病性化合物 : 生合成と遺伝子 植物の病害に対する抵抗性 分類その 1 物理的抵抗性 細胞壁の強化など 化学的抵抗性 有毒な化合物の蓄積など 分類その
報道発表資料 2002 年 10 月 10 日 独立行政法人理化学研究所 頭にだけ脳ができるように制御している遺伝子を世界で初めて発見 - 再生医療につながる重要な基礎研究成果として期待 - 理化学研究所 ( 小林俊一理事長 ) は プラナリアを用いて 全能性幹細胞 ( 万能細胞 ) が頭部以外で脳
報道発表資料 2002 年 10 月 10 日 独立行政法人理化学研究所 頭にだけ脳ができるように制御している遺伝子を世界で初めて発見 - 再生医療につながる重要な基礎研究成果として期待 - 理化学研究所 ( 小林俊一理事長 ) は プラナリアを用いて 全能性幹細胞 ( 万能細胞 ) が頭部以外で脳の神経細胞に分化しないように制御している遺伝子を発見しました 発生 再生科学総合研究センター ( 竹市雅俊センター長
博士学位論文審査報告書
5 氏 名満仲翔一 学 位 の 種 類博士 ( 理学 ) 報 告 番 号甲第 465 号 学位授与年月日 2017 年 9 月 19 日 学位授与の要件学位規則 ( 昭和 28 年 4 月 1 日文部省令第 9 号 ) 第 4 条第 1 項該当 学位論文題目腸管出血性大腸菌 O157:H7 Sakai 株に存在する Stx2 ファー ジにコードされた Small Regulatory RNA SesR
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平成 23 年 2 月 12 日筑波大学 不要な mrna を選択的に分解するしくみを解明 医療応用への新規基盤をめざす < 概要 > 真核生物の遺伝子の発現は DNA のもつ遺伝情報をメッセンジャー RNA(mRNA) に写し取る転写の段階だけでなく 転写の結果つくられた mrna 自体に対しても様々な制御がなされています 例えば mrna を細胞内の特定の場所に引き留めておくことや 正確につくられなかった
抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性
2012 年 1 月 4 日放送 抗菌薬の PK-PD 愛知医科大学大学院感染制御学教授三鴨廣繁抗菌薬の PK-PD とは薬物動態を解析することにより抗菌薬の有効性と安全性を評価する考え方は アミノ配糖体系薬などの副作用を回避するための薬物血中濃度モニタリング (TDM) の分野で発達してきました 近年では 耐性菌の増加 コンプロマイズド ホストの増加 新規抗菌薬の開発の停滞などもあり 現存の抗菌薬をいかに科学的に使用するかが重要な課題となっており
細胞膜由来活性酸素による寿命延長メカニズムを世界で初めて発見 - 新規食品素材 PQQ がもたらす寿命延長のしくみを解明 名古屋大学大学院理学研究科 ( 研究科長 : 杉山直 ) 附属ニューロサイエンス研究セ ンターセンター長の森郁恵 ( もりいくえ ) 教授 笹倉寛之 ( ささくらひろゆき ) 研
細胞膜由来活性酸素による寿命延長メカニズムを世界で初めて発見 - 新規食品素材 PQQ がもたらす寿命延長のしくみを解明 名古屋大学大学院理学研究科 ( 研究科長 : 杉山直 ) 附属ニューロサイエンス研究セ ンターセンター長の森郁恵 ( もりいくえ ) 教授 笹倉寛之 ( ささくらひろゆき ) 研究員 ( 現所属 : 愛知医科大学 ) らの研究グループは 三菱ガス化学 ( 株 ) の池本一人 (
るが AML 細胞における Notch シグナルの正確な役割はまだわかっていない mtor シグナル伝達系も白血病細胞の増殖に関与しており Palomero らのグループが Notch と mtor のクロストークについて報告している その報告によると 活性型 Notch が HES1 の発現を誘導
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 奥橋佑基 論文審査担当者 主査三浦修副査水谷修紀 清水重臣 論文題目 NOTCH knockdown affects the proliferation and mtor signaling of leukemia cells ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > 目的 : sirna を用いた NOTCH1 と NOTCH2 の遺伝子発現の抑制の 白血病細胞の細胞増殖と下流のシグナル伝達系に対する効果を解析した
インフルエンザ、鳥インフルエンザと新型インフルエンザの違い
カゼの季節に入り 集団カゼやインフルエンザという文字や言葉を見聞きす ることが増えてきました 今回は インフルエンザ と 鳥 や 新型 が 付いたインフルエンザとの違いについて考えてみましょう インフルエンザは インフルエンザ でも 鳥インフルエンザ でも 新型インフルエンザ でも インフルエンザウイルスが原因です そして 3つの違いは 原因となるインフルエンザウイルスの違いによって起こります
統合失調症発症に強い影響を及ぼす遺伝子変異を,神経発達関連遺伝子のNDE1内に同定した
平成 26 年 10 月 27 日 統合失調症発症に強い影響を及ぼす遺伝子変異を 神経発達関連遺伝子の NDE1 内に同定した 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 研究科長 髙橋雅英 ) 精神医学の尾崎紀夫 ( おざきのりお ) 教授らの研究グループは 同研究科神経情報薬理学の貝淵弘三 ( かいぶちこうぞう ) 教授らの研究グループとの共同研究により 統合失調症発症に関連していると考えられている染色体上
Microsoft Word - 【広報課確認】 _プレス原稿(最終版)_東大医科研 河岡先生_miClear
インフルエンザウイルスの遺伝の仕組みを解明 1. 発表者 : 河岡義裕 ( 東京大学医科学研究所感染 免疫部門ウイルス感染分野教授 ) 野田岳志 ( 京都大学ウイルス 再生医科学研究所微細構造ウイルス学教授 ) 2. 発表のポイント : インフルエンザウイルスが子孫ウイルスにゲノム ( 遺伝情報 ) を伝える仕組みを解明した 子孫ウイルスにゲノムを伝えるとき 8 本のウイルス RNAを 1+7 という特徴的な配置
研究目的 1. 電波ばく露による免疫細胞への影響に関する研究 我々の体には 恒常性を保つために 生体内に侵入した異物を生体外に排除する 免疫と呼ばれる防御システムが存在する 免疫力の低下は感染を引き起こしやすくなり 健康を損ないやすくなる そこで 2 10W/kgのSARで電波ばく露を行い 免疫細胞
資料 - 生電 6-3 免疫細胞及び神経膠細胞を対象としたマイクロ波照射影響に関する実験評価 京都大学首都大学東京 宮越順二 成田英二郎 櫻井智徳多氣昌生 鈴木敏久 日 : 平成 23 年 7 月 22 日 ( 金 ) 場所 : 総務省第 1 特別会議室 研究目的 1. 電波ばく露による免疫細胞への影響に関する研究 我々の体には 恒常性を保つために 生体内に侵入した異物を生体外に排除する 免疫と呼ばれる防御システムが存在する
がんを見つけて破壊するナノ粒子を開発 ~ 試薬を混合するだけでナノ粒子の中空化とハイブリッド化を同時に達成 ~ 名古屋大学未来材料 システム研究所 ( 所長 : 興戸正純 ) の林幸壱朗 ( はやしこういちろう ) 助教 丸橋卓磨 ( まるはしたくま ) 大学院生 余語利信 ( よごとしのぶ ) 教
がんを見つけて破壊するナノ粒子を開発 ~ 試薬を混合するだけでナノ粒子の中空化とハイブリッド化を同時に達成 ~ 名古屋大学未来材料 システム研究所 ( 所長 : 興戸正純 ) の林幸壱朗 ( はやしこういちろう ) 助教 丸橋卓磨 ( まるはしたくま ) 大学院生 余語利信 ( よごとしのぶ ) 教授らの研究グループは がんを見つけて破壊するナノ粒子について 二種類の試薬をアンモニア水に混合するだけで合成できる新たな方法を開発しました
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崇城 大学 生物生命学部 崇城大学 1999 年 九州大学農芸化学科卒業 生物生命学部 2004 年 同大学院生物資源環境科学府 応用微生物工学科 博士課程修了 准教授 2004 年 産業技術総合研究所 糖鎖工学研究センター研究員 岡 拓二 2008 年 崇城大学生物生命学部助教 2010 年 崇城大学生物生命学部准教授 糸状菌のガラクトフラノース含有糖鎖生合成に関わる 新規糖転移酵素遺伝子の機能解析
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酵素 : タンパク質の触媒 タンパク質 Protein 酵素 Enzyme 触媒 Catalyst 触媒 Cataylst: 特定の化学反応の反応速度を速める物質 自身は反応の前後で変化しない 酵素 Enzyme: タンパク質の触媒 触媒作用を持つタンパク質 第 3 回 : タンパク質はアミノ酸からなるポリペプチドである 第 4 回 : タンパク質は様々な立体構造を持つ 第 5 回 : タンパク質の立体構造と酵素活性の関係
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自然科学研究機構生理学研究所京都大学大学院農学研究科国立研究開発法人国立循環器病研究センター 褐色脂肪細胞においてエネルギー消費を促す新たなメカニズムを発見 からだの熱産生に褐色脂肪細胞の TRPV2 チャネルが関与 今回 自然科学研究機構生理学研究所の富永真琴教授 内田邦敏助教および Sun Wuping 研究員と 京都大学大学院農学研究科河田照雄先生 国立循環器病研究センター岩田裕子先生の研究グループは
平成24年7月x日
< 概要 > 栄養素の過剰摂取が引き金となり発症する生活習慣病 ( 痛風 動脈硬化や2 型糖尿病など ) は 現代社会における重要な健康問題となっています 近年の研究により 生活習慣病の発症には自然免疫機構を介した炎症の誘導が深く関わることが明らかになってきました 自然免疫機構は 病原性微生物を排除するための感染防御機構としてよく知られていますが 過栄養摂取により生じる代謝物にも反応するために 強い炎症を引き起こして生活習慣病の発症要因になってしまいます
<4D F736F F D C668DDA94C5817A8AEE90B68CA45F927D946791E58BA493AF838A838A815B83585F8AB28DD79645>
報道機関各位 2017 年 2 月 8 日 大学共同利用機関法人自然科学研究機構基礎生物学研究所国立大学法人筑波大学 精子幹細胞の分化と自己複製を両立する新たなメカニズムの発見 幹細胞は分化シグナルからどのように守られるのか 長期間にわたって多くの精子を作ることは 私たちが子孫を残して命を伝えるための重要な営みで 大もととなる 精子幹細胞 の働きによって支えられています 基礎生物学研究所の徳江萌研究員
