clustered Data ONTAP 8.3 論理ストレージ管理ガイド

Size: px
Start display at page:

Download "clustered Data ONTAP 8.3 論理ストレージ管理ガイド"

Transcription

1 8.3.1 用に更新 clustered Data ONTAP 8.3 論理ストレージ管理ガイド ネットアップ株式会社 部品番号 : _A0 作成日 : 2015 年 6 月

2

3 目次 3 目次 論理ストレージとは... 8 ボリュームの機能... 9 FlexVol とは... 9 FlexVol で利用できる機能... 9 FlexVol 機能の違い Infinite Volume とは Infinite Volume で利用できる機能 FlexVol と Infinite Volume の比較 FlexVol と Infinite Volume でのアグリゲートの共有 セキュリティ形式がデータアクセスに与える影響 従来の oplock および oplock リースでのクライアントパフォーマンスの向上 システムボリュームとは FlexVol の使用 FlexVol と SVM の連携 FlexVol に関連付けるアグリゲートの選択に対する SVM の影響 SVM が保持できる FlexVol 数の制限方法 SVM が FlexVol の言語に及ぼす影響 ボリュームジャンクションの使用に関するルール スペース管理機能の使用方法 Data ONTAP でのシンプロビジョニングの利用方法 ボリュームのプロビジョニングオプション 推奨されるボリュームとファイルまたは LUN の設定の組み合わせ 環境に適したボリュームと LUN の設定の組み合わせ ファイルおよび LUN のスペースリザベーションの仕組み FlexVol のボリュームギャランティの動作 フラクショナルリザーブの設定に関する考慮事項 ボリュームがフルになったときにスペースを自動的に確保するための 設定 ボリュームのサイズを自動的に拡張および縮小するための設定 FlexVol のスペース不足アラートと過剰割り当てアラートへの対処方法 アグリゲートのスペース不足アラートと過剰割り当てアラートへの対処 方法 ボリュームまたはアグリゲートのスペース使用量を判定する方法 FlexVol 内のスペースの作成方法 アグリゲート内のスペースを確保する方法 ファイルおよびディレクトリの容量を変更する際の注意事項および考慮事項 FlexVol に許可される最大ファイル数の変更に関する考慮事項 FlexVol の最大ディレクトリサイズの増加に関する注意事項 Flash Pool アグリゲートのキャッシングポリシーの機能 ノードのルートボリュームとルートアグリゲートに関するルール FlexVol の基本管理... 53

4 4 論理ストレージ管理ガイド FlexVolの作成 FlexVolの削除 ストレージQoSを使用したFlexVolへのI/Oパフォーマンス制御および監視 ファイルまたはinodeの使用量の表示 FlexVolの管理用コマンド スペース情報を表示するコマンド ボリュームの移動とコピー ( クラスタ管理者のみ ) FlexVolの移動 ボリュームの移動用コマンド ボリュームを移動する際の考慮事項と推奨事項 SAN 環境でのボリューム移動に関する要件 ボリュームの移動 ボリュームをコピーする方法 FlexCloneボリュームを使用したFlexVolの効率的なコピーの作成 FlexCloneボリュームについて FlexCloneボリュームと共有 Snapshotコピー Volume SnapMirrorレプリケーションとFlexCloneボリュームの併用 SnapMirrorのソースボリュームまたはデスティネーションボリュームからFlexCloneボリュームを作成する際の考慮事項 親ボリュームからのFlexCloneボリュームのスプリットの仕組み FlexCloneボリュームとLUN データ保護 FlexCloneボリュームの概要 FlexCloneボリュームの作成 親ボリュームからのFlexCloneボリュームのスプリット FlexCloneボリュームの使用スペースの判断 FlexCloneファイルとFlexClone LUNによるファイルとLUNの効率的なコピー作成 FlexCloneファイルおよびFlexClone LUNの利点 FlexCloneファイルおよびFlexClone LUNの仕組み FlexCloneファイルおよびFlexClone LUNを使用する場合の考慮事項 スペースが最適化されたFlexCloneファイルおよびFlexClone LUNの作成例 FlexCloneファイルおよびFlexClone LUNの作成や削除に使用できるノード容量をスプリット負荷から判断する方法 FlexCloneファイルまたはFlexClone LUNの作成 FlexCloneファイルおよびFlexClone LUNの作成や削除に使用できるノード容量の表示 FlexCloneファイルとFlexClone LUNによるスペース削減の表示 FlexCloneファイルおよびFlexClone LUNの削除方法 FlexVolがFlexCloneファイルおよびFlexClone LUNから空きスペースを自動再生する仕組み FlexCloneファイルの削除の設定用コマンド FlexCloneファイルとFlexClone LUNでサポートされる機能 qtreeを使用したflexvolのパーティショニング... 82

5 目次 5 qtree を使用する状況 qtree と FlexVol の相違点 qtree のジャンクションパスの取得 qtree 名の制限 ミラーでの qtree の機能 ディレクトリの qtree への変換 qtree の管理用コマンド クォータを使用したリソース使用量の制限または追跡 クォータの使用目的 クォータプロセスの概要 クォータルール クォータポリシー およびクォータとは クォータのターゲットと種類 特殊なクォータ クォータの適用方法 クォータポリシーの割り当てに関する注意事項 ユーザおよびグループでのクォータの処理 qtree でのクォータの処理 qtree の変更がクォータに与える影響 クォータをアクティブ化する方法 クォータ情報の表示方法 クォータレポートと UNIX クライアントで表示されるスペース使用量の 相違 クォータ設定の例 FlexVol を備えた SVM でのクォータの設定 クォータ制限の変更 ( サイズ変更 ) 大幅な変更後のクォータの再初期化 クォータのアップグレードステータスの確認 クォータルールとクォータポリシーを管理するためのコマンド クォータをアクティブ化して変更するためのコマンド 重複排除とデータ圧縮機能によるストレージ効率の向上 効率化処理の設定方法 重複排除の設定 重複排除の仕組み 重複排除メタデータとは 重複排除の使用に関するガイドライン ボリュームの重複排除の有効化 ボリュームの重複排除の無効化 データ圧縮の設定 データ圧縮機能の仕組み データ圧縮時の圧縮不可能データの検出とシステムリソースの節約 All Flash FAS プラットフォーム HDD アグリゲート および Flash Pool ア グリゲートでサポートされる設定 ボリュームのデータ圧縮の有効化 二次圧縮と適応圧縮の切り替え ボリュームのデータ圧縮の無効化

6 6 論理ストレージ管理ガイド ポリシーを使用したボリューム効率化処理の管理 ボリューム効率化優先度を使用した効率化処理の優先順位付け 事前定義された効率化ポリシーの概要 効率化処理を実行するボリューム効率化ポリシーの作成 ボリュームへのボリューム効率化ポリシーの割り当て ボリューム効率化ポリシーの変更 ボリューム効率化ポリシーの表示 ボリューム効率化ポリシーの割り当て解除 ボリューム効率化ポリシーの削除 ボリューム効率化処理の手動管理 効率化処理の手動実行 チェックポイントを使用した効率化処理の再開 既存データに対する効率化処理の手動実行 スケジュールを使用したボリューム効率化処理の管理 新規データの量に応じた効率化処理の実行 スケジュールを使用した効率化処理の実行 ボリューム効率化処理の監視 効率化処理のステータスの表示 効率化によるスペース削減量の表示 FlexVolの効率化に関する統計の表示 ボリューム効率化処理の停止 ボリュームからのスペース削減の取り消しに関する情報 重複排除機能とData ONTAPの機能との相互運用性 フラクショナルリザーブと重複排除の相互運用性 Snapshotコピーと重複排除機能との相互運用性 Volume SnapMirrorと重複排除機能との相互運用性 SnapRestoreと重複排除機能との相互運用性 OnCommand Unified Managerサーバと重複排除機能との相互運用性. 144 重複排除機能とデータ圧縮機能との相互運用性 FlexCloneボリュームと重複排除機能との相互運用性 HAペアと重複排除機能との相互運用性 DataMotion for Volumesと重複排除機能との相互運用性 SnapVaultバックアップと重複排除機能との相互運用性 仮想マシンアライメントと重複排除機能との相互運用性 MetroCluster 構成と重複排除機能との相互運用性 データ圧縮機能とData ONTAPの機能との相互運用性 フラクショナルリザーブとデータ圧縮機能との相互運用性 Snapshotコピーとデータ圧縮機能との相互運用性 Volume SnapMirrorとデータ圧縮機能との相互運用性 テープバックアップとデータ圧縮機能との相互運用性 ボリュームベースSnapRestoreとデータ圧縮機能との相互運用性 Single File SnapRestoreとデータ圧縮機能との相互運用性 重複排除機能とデータ圧縮機能との相互運用性 FlexCloneボリュームとデータ圧縮機能との相互運用性 FlexCloneファイルとデータ圧縮機能との相互運用性

7 目次 7 HA ペアとデータ圧縮機能との相互運用性 Flash Cache カードとデータ圧縮機能との相互運用性 DataMotion for Volumes とデータ圧縮機能との相互運用性 Flash Pool アグリゲートとデータ圧縮機能との相互運用性 SnapVault バックアップとデータ圧縮機能との相互運用性 MetroCluster 構成とデータ圧縮機能との相互運用性 ストレージの制限 著作権に関する情報 商標に関する情報 マニュアルの更新について 索引

8 8 論理ストレージとは 論理ストレージとは 物理リソースに関連付けられていない Data ONTAP によって提供されるストレージリソースのことです 論理ストレージリソースは Storage Virtual Machine(SVM 旧 Vserver) に関連付けられていて ディスク アレイ LUN アグリゲートなどの特定の物理ストレージリソースには紐づけられていません 論理ストレージリソースには すべての種類のボリュームと qtree だけでなく Snapshot コピー 重複排除 圧縮 クォータなど これらのリソースで使用できる機能および設定も含まれます SVM の詳細については clustered Data ONTAP システムアドミニストレーションガイド ( クラスタ管理 ) および clustered Data ONTAP システムアドミニストレーションガイド (SVM 管理 ) を参照してください 関連コンセプト FlexVol の使用 (16 ページ ) qtree を使用した FlexVol のパーティショニング (82 ページ ) 重複排除とデータ圧縮機能によるストレージ効率の向上 (123 ページ ) クォータを使用したリソース使用量の制限または追跡 (86 ページ )

9 9 ボリュームの機能 ボリュームとは データを分割して管理するためのデータコンテナのことです ボリュームのタイプや関連する機能について理解することで ストレージ効率が高く 管理しやすいストレージアーキテクチャを設計することができます ボリュームは最上位の論理ストレージオブジェクトです 物理ストレージリソースで構成されるアグリゲートとは異なり ボリュームは完全に論理オブジェクトです Data ONTAP には FlexVol と Infinite Volume という 2 種類のボリュームがあります ボリュームには FlexClone ボリューム データ保護ミラー 負荷共有ミラーなどのバリエーションもありますが すべてのバリエーションが両方のタイプのボリュームでサポートされるわけではありません Data ONTAP の効率化機能である圧縮と重複排除は どちらのタイプのボリュームでもサポートされます NAS 環境ではボリュームにファイルシステムが格納され SAN 環境では LUN が格納されます ボリュームは 1 つの Storage Virtual Machine(SVM) に関連付けられます SVM は 各種のクラスタリソースを管理可能な 1 つのユニットに統合した仮想管理エンティティ ( サーバ ) です ボリュームを作成するときに 関連付ける SVM を指定します ボリュームのタイプ (FlexVol または Infinite Volume) は SVM の属性で決まり 変更することはできません ボリュームには言語があります ボリュームの言語によって そのボリュームのファイル名やデータを表示するために Data ONTAP で使用される文字セットが決まります ボリュームの言語は デフォルトでは SVM の言語と同じになります ボリュームは ディスクや RAID グループなどの具体的なストレージオブジェクトに直接関連付けられているわけではなく その物理ストレージは 関連付けられているアグリゲートによって決まります クラスタ管理者が SVM に特定のアグリゲートを割り当てた場合 それらのアグリゲートだけが その SVM に関連付けられたボリュームにストレージを提供できます これは ボリュームの作成時だけでなく アグリゲート間で FlexVol のコピーや移動を行うときにも影響を及ぼします Infinite Volume の詳細については Clustered Data ONTAP Infinite Volumes Management Guide を参照してください SVM の詳細については clustered Data ONTAP システムアドミニストレーションガイド ( クラスタ管理 ) を参照してください データ保護ミラーの詳細については clustered Data ONTAP データ保護ガイド を参照してください アグリゲート ディスク RAID グループなど 物理ストレージリソースの詳細については clustered Data ONTAP 物理ストレージ管理ガイド を参照してください FlexVol とは FlexVol は FlexVol を備えた Storage Virtual Machine(SVM) に関連付けられているデータコンテナです そのストレージは関連付けられている単一のアグリゲートから取得されます このアグリゲートは 他の FlexVol または Infinite Volume と共有されることがあります FlexVol は NAS 環境でのファイル または SAN 環境での LUN の格納に使用できます FlexVol で利用できる機能 FlexVol を使用すると データを個別の管理可能なオブジェクトに分割して そのデータのユーザのニーズに合わせて各オブジェクトを設定することができます FlexVol を使用すると 次の操作を実行できます FlexClone テクノロジによるボリュームのクローンの迅速な作成 ( ボリューム全体の複製が不要 )

10 10 論理ストレージ管理ガイド 重複排除と圧縮によるボリュームのスペース要件削減 データ保護用のボリュームの Snapshot コピーの作成 クォータによる ユーザ グループ または qtree がボリューム内で使用できるスペース容量の制限 qtree によるボリュームのパーティショニング 負荷共有ミラーの作成による複数のノード間での負荷の分散 アグリゲート間およびストレージシステム間でのボリュームの移動 Data ONTAP でサポートされる任意のファイルアクセスプロトコルによる クライアントアクセスに対するボリュームへのアクセスの提供 ボリュームがフルになった時点で追加のストレージが提供されるようにするためのボリュームの設定 現在使用可能な物理ストレージよりも容量が大きいシンプロビジョニングボリュームの作成 関連コンセプト FlexClone ボリュームを使用した FlexVol の効率的なコピーの作成 (61 ページ ) FlexClone ファイルと FlexClone LUN によるファイルと LUN の効率的なコピー作成 (68 ページ ) 重複排除の設定 (123 ページ ) データ圧縮の設定 (127 ページ ) ボリュームの移動とコピー ( クラスタ管理者のみ )(57 ページ ) 関連タスク ボリュームがフルになったときにスペースを自動的に確保するための設定 (31 ページ ) ボリュームのサイズを自動的に拡張および縮小するための設定 (32 ページ ) FlexVol 機能の違い さまざまな FlexVol 機能の違いを理解することで 要件に適した機能を選択できるようになります 次の表は FlexVol 機能の違いについてまとめたものです 機能 アクセスタイプ ( 読み書き可能または読み取り専用 ) 自動的にマウントされるか フルコピーと共有ブロックのどちらか 場所 瞬時処理と長時間実行処理のどちらか FlexClone 親ボリュームと同じ 共有ブロック 同じアグリゲートとノード 瞬時 Snapshot コピー 読み取り専用 共有ブロック 同じアグリゲートとノード 瞬時 データ保護ミラー 読み取り専用 フルコピー 同じまたは別のアグリゲート 同じまたは別のノード 同じまたは別のクラスタ 長時間実行処理

11 ボリュームの機能 11 機能 アクセスタイプ ( 読み書き可能または読み取り専用 ) 自動的にマウントされるか フルコピーと共有ブロックのどちらか 場所 瞬時処理と長時間実行処理のどちらか 負荷共有ミラー 読み取り専用 フルコピー 同じまたは別のアグリゲート 同じまたは別のノード 長時間実行処理 移動 (DataMotion for Volumes) コピー元ボリュームと同じ フルコピーし その後コピー元を削除 別のアグリゲート 同じまたは別のノード 長時間実行処理 データ保護ミラーを除き これらのボリューム機能はすべて同じ Storage Virtual Machine(SVM) 内で行われます ( データ保護ミラーは複数のクラスタおよび SVM にわたる場合があります ) 長時間実行処理にかかる時間は ボリュームのサイズによって異なります たとえば 1TB のボリュームの移動には 数時間かかる可能性があります 関連コンセプト FlexClone ボリュームを使用した FlexVol の効率的なコピーの作成 (61 ページ ) ボリュームの移動とコピー ( クラスタ管理者のみ )(57 ページ ) Infinite Volume とは Infinite Volume は 単一のボリュームで最大で 20 億のファイル 容量にして数十ペタバイトのデータを格納可能な スケーラブルなボリュームです Infinite Volume を使用すると 数ペタバイトのデータを大規模な 1 つの論理エンティティで管理することができ クライアントは数ペタバイトのデータをボリューム全体に対する 1 つのジャンクションパスから取得できます Infinite Volume は 複数のノードにまたがる複数のアグリゲートをストレージとして使用します 最初は小規模な構成から始めて アグリゲートにディスクを追加したり 使用するアグリゲートを増やしたりすることで 無停止で拡張することができます Infinite Volume で利用できる機能 Infinite Volume を使用すると マルチプロトコルアクセス ストレージ効率化テクノロジ データ保護機能をサポートする単一のボリュームに数ペタバイトのデータを格納できます Infinite Volume では 次のタスクを実行できます 数ペタバイトのデータを ジャンクションパスとネームスペースが 1 つの論理エンティティで管理します NFSv3 NFSv4.1 pnfs CIFS(SMB 1.0) を使用して このデータにマルチプロトコルアクセスを提供します 1 つのクラスタ内に FlexVol を備えた Storage Virtual Machine(SVM) と Infinite Volume を備えた Storage Virtual Machine(SVM) を複数作成することで セキュアなマルチテナンシー環境を実現します シンプロビジョニングを使用して 使用可能な物理ストレージよりも大容量の Infinite Volume を作成します

12 12 論理ストレージ管理ガイド 重複排除と圧縮のテクノロジにより ストレージ効率を最大化します 目的別のストレージクラスにグループ化することでストレージを最適化します ファイル名 ファイルパス ファイル所有者に基づくルールに従って ファイルを最適なストレージクラスに自動的に配置します ボリュームの Snapshot コピーを作成して データを保護します 異なるクラスタ上にある 2 つの Infinite Volume 間にデータ保護ミラー関係を作成し 必要な際にはデータをリストアします マウントされたボリュームから CIFS または NFS でデータをテープにバックアップし 必要な際にはデータをリストアします Infinite Volume が使用するアグリゲートにディスクを追加するか Infinite Volume を備えた SVM にアグリゲートを追加し その後 Infinite Volume のサイズを変更することで Infinite Volume を拡張します FlexVol と Infinite Volume の比較 FlexVol と Infinite Volume はどちらもデータコンテナです ただし この 2 つには大きな違いがあるため 違いを考慮したうえで ストレージアーキテクチャにどちらのタイプのボリュームを使用するかを決定する必要があります 次の表に FlexVol と Infinite Volume の相違点と類似点を示します ボリュームの機能または特徴 FlexVol Infinite Volume 注記 親エンティティ SVM( シングルノード ) SVM( 複数ノード可 ) 関連付けられるアグリゲート数 1 複数 最大サイズ モデルごとに異なる 20PB FlexVolの最大サイズについては Hardware Universeを参照してください 最小サイズ 20MB 使用するノード1つに つき約 1.33TB Storage Virtual Machine(SVM) の種類 FlexVol を備えた SVM Infinite Volume を備えた SVM SVM 1 つあたりの最大数 ノード 1 つあたりの最大数 SAN プロトコルのサポート サポートされるファイルアクセスプロトコル モデルやプロトコルごとに異なる 1 詳細については Hardware Universe を参照してください モデルごとに異なる モデルごとに異なる 詳細については Hardware Universeを参照 してください NFS CIFS NFS CIFS

13 ボリュームの機能 13 ボリュームの機能または特徴 FlexVol Infinite Volume 注記 重複排除 圧縮 FlexClone ボリューム クォータ qtree シンプロビジョニング Snapshot コピー データ保護ミラー Infinite Volumeでは クラ スタ間のミラーのみがサ ポートされます 負荷共有ミラー ウィルス対策 テープバックアップ Infinite Volumeでは NDMPではなく NFSまたはCIFSを使用する必要があります ボリュームのセキュリティ形式 UNIX NTFS mixed Unified 詳細については clustered Data ONTAP ファイルアクセス管理ガイド (CIFS) または clustered Data ONTAP ファイルアクセス管理ガイド (NFS) を参照してください Infinite Volume の管理の詳細については Clustered Data ONTAP Infinite Volumes Management Guide を参照してください 関連参照情報 ストレージの制限 (153 ページ ) FlexVol と Infinite Volume でのアグリゲートの共有 アグリゲートはクラスタ内の複数のボリュームで共有できます 各アグリゲートは 複数の FlexVol と 複数の Infinite Volume のコンスティチュエントを同時に含むことができます Infinite Volume を作成すると そのコンスティチュエントが Infinite Volume を含む Storage Virtual Machine(SVM) に割り当てられているアグリゲートに配置されます Infinite Volume を備えた SVM に FlexVol を含むアグリゲートが含まれており それらのアグリゲートが Infinite Volume のホスト要件を満たしている場合 すでに FlexVol を含むそれらのアグリゲートに Infinite Volume のいくつかのコンスティチュエントが配置されることがあります 同様に FlexVol を作成する際に Infinite Volume ですでに使用されているアグリゲートにその FlexVol を関連付けることができます

14 14 論理ストレージ管理ガイド 次の図は FlexVol と Infinite Volume の両方を含む 4 ノードクラスタにおけるアグリゲートの共有を示しています Infinite Volume は aggra aggrb aggrc aggrd aggre および aggrg を使用しますが そのうちの aggrb aggrc aggrg はすでに FlexVol にストレージを提供しています ( わかりやすくするため Infinite Volume を構成する個々のコンスティチュエントは省略しています ) セキュリティ形式がデータアクセスに与える影響 ストレージシステムの各ボリュームおよび qtree には セキュリティ形式が設定されています セキュリティ形式は ユーザを許可する際に使用されるボリュームのデータに対するアクセス権のタイプを決定します どのようなセキュリティ形式があるかを把握し その設定のタイミングと場所 アクセス権への影響 ボリュームタイプによる違いなどについて理解しておく必要があります セキュリティ形式の詳細については clustered Data ONTAP ファイルアクセス管理ガイド (CIFS) または clustered Data ONTAP ファイルアクセス管理ガイド (NFS) を参照してください 従来の oplock および oplock リースでのクライアントパフォーマンスの向上 従来の oplock( 便宜的ロック ) と oplock リースでは 先読み あと書き ロックの各情報を SMB クライアント側でキャッシングできるよう 特定のファイル共有シナリオでそのクライアントを有効にします これによりクライアントは 目的のファイルへのアクセス要求をサーバに定期的に通知しなくても ファイルの読み書きを実行できます この処理によって ネットワークトラフィックが軽減し パフォーマンスが向上します oplock リースは oplock を強化したもので SMB 2.1 以降のプロトコルで使用できます oplock リースでは クライアントが 自身による複数の SMB オープンにおいてキャッシュ状態を取得 保持できます oplock リースは Infinite Volume を備えた Storage Virtual Machine(SVM) ではサポートされません 詳細については clustered Data ONTAP ファイルアクセス管理ガイド (CIFS) を参照してください システムボリュームとは システムボリュームとは ファイルサービスや監査ログのメタデータなど 特別なメタデータを格納する FlexVol です クラスタ内のストレージの使用をすべて把握できるように システムボリュームはクラスタ内で表示することができます システムボリュームはクラスタ管理サーバ ( 管理 SVM) によって所有され ファイルサービスの監査が有効になっている場合に自動的に作成されます

15 ボリュームの機能 15 システムボリュームに対して volume show コマンドを使ってボリュームを表示することはできますが それ以外のほとんどのボリューム用の処理は実行できません たとえば volume modify コマンドを使用してシステムボリュームを変更することはできません 次に 管理 SVM 上にある 4 個のシステムボリュームの例を示します これらのボリュームは クラスタ内でデータ SVM のファイルサービスの監査が有効になっているときに自動的に作成されたものです cluster1::> volume show -vserver cluster1 Vserver Volume Aggregate State Type Size Available Used% cluster1 MDV_aud_1d d4811e296fc aggr0 online RW 2GB 1.90GB 5% cluster1 MDV_aud_8be27f813d7311e296fc root_vs0 online RW 2GB 1.90GB 5% cluster1 MDV_aud_9dc4ad503d7311e296fc aggr1 online RW 2GB 1.90GB 5% cluster1 MDV_aud_a4b887ac3d7311e296fc aggr2 online RW 2GB 1.90GB 5% 4 entries were displayed. ファイルサービスの監査によるシステムボリュームの使用方法の詳細については clustered Data ONTAP ファイルアクセス管理ガイド (CIFS) を参照してください

16 16 FlexVol の使用 FlexVol のほとんどの管理タスクは SVM 管理者が実行できます Storage Virtual Machine(SVM) のルートボリュームへのボリュームの昇格やボリュームの移動またはコピーなどのいくつかのタスクは クラスタ管理者のみが実行できます FlexVol と SVM の連携 FlexVol と Storage Virtual Machine(SVM) の相互連携の仕組みを理解することは ストレージアーキテクチャの計画に不可欠です FlexVol に関連付けるアグリゲートの選択に対する SVM の影響 FlexVol には 1 つの Storage Virtual Machine(SVM) と FlexVol にストレージを提供する 1 つのアグリゲートが関連付けられます SVM は その設定方法に応じて ボリュームに関連付けることができるアグリゲートを制限できます FlexVol を作成するときには どの SVM にボリュームを作成するか またどのアグリゲートからそのボリュームがストレージを取得するかを指定します 作成した FlexVol のストレージは すべてこの関連付けられたアグリゲートから取得されます ボリュームの SVM に複数のアグリゲートが割り当てられている場合 SVM 上のボリュームにストレージを提供できるのはそのうちの 1 つだけです これにより 複数の SVM による物理ストレージリソースの不適切な共有を回避できます この切り分けはマルチテナンシー環境で特に重要になります スペース管理の設定方法によっては 複数のボリュームで同じアグリゲートを共有していると アグリゲートのスペースに制約がある場合に各ボリュームによる空きスペースの利用に影響する可能性があります アグリゲートの割り当て要件には クラスタ管理者と SVM 管理者の両方が従う必要があります ボリューム移動処理とコピー処理は SVM のアグリゲート割り当てによる制約を受けないため SVM をそれぞれ別々のアグリゲートに配置する場合は これらの処理の実行時に SVM のアグリゲート割り当てに違反しないように注意する必要があります そのボリュームの SVM に割り当てられているアグリゲートがない場合 クラスタ管理者はクラスタ内の任意のアグリゲートを使用して新しいボリュームにストレージを提供できます ただし SVM 管理者はアグリゲートが割り当てられていない SVM にボリュームを作成できません このため SVM 管理者が特定の SVM のボリュームを作成できるようにするには その SVM にアグリゲートを割り当てる必要があります SVM に割り当てられているアグリゲートを変更しても 既存のボリュームには反映されません そのため SVM に割り当てられたアグリゲートのリストから その SVM のボリュームに関連付けられたアグリゲートを判断することはできません 関連情報 clustered Data ONTAP 8.3 物理ストレージ管理ガイド clustered Data ONTAP 8.3 システムアドミニストレーションガイド SVM が保持できる FlexVol 数の制限方法 FlexVol を備えた Storage Virtual Machine(SVM) のボリューム数を制限して リソースの使用量を制御したり 各 SVM のボリューム数に対して設定された固有の制限を超過しないようにしたりすることができます SVM あたりの最大ボリューム数は SVM の -max-volumes パラメータで制御します デフォルトでは SVM が保持できるボリューム数に対する制限はありません

17 FlexVol の使用 17 SVM の最大ボリューム数は SVM にアグリゲートリストが設定されている場合にのみ適用されます この処理は SVM 管理者とクラスタ管理者の両方に該当します SVM が FlexVol の言語に及ぼす影響 Storage Virtual Machine(SVM) の言語によって FlexVol のデフォルトの言語が決まりますが これはボリュームの作成時に上書きできます SVM の言語を変更しても既存の FlexVol には影響しません FlexVol の言語は変更できません FlexClone ボリュームのデフォルトの言語は 親ボリュームの言語です ボリュームジャンクションの使用に関するルール ボリュームジャンクションは 複数のボリュームを 1 つの論理ネームスペースにまとめて NAS クライアントにデータアクセスを提供する方法です ボリュームジャンクションがどのように構成されるかを理解しておけば そのルールを理解して使用することができます NAS クライアントからジャンクション経由でデータにアクセスする際 ジャンクションは通常のディレクトリと同じように表示されます ジャンクションは ルートより下のマウントポイントにボリュームをマウントすると形成され それを使用してファイルシステムツリーが作成されます ファイルシステムツリーの最上位は常にルートボリュームであり スラッシュ (/) で表されます ジャンクションは あるボリュームのディレクトリから別のボリュームのルートディレクトリへの接合点になります ジャンクションポイントを指定せずにボリュームを作成することもできますが ネームスペース内のジャンクションポイントにボリュームをマウントするまでは ボリューム内のデータをエクスポートしたり (NFS) 共有を作成したり (CIFS) することはできません ボリュームを作成時にマウントしなかった場合は 作成後にマウントできます ボリュームをジャンクションポイントにマウントすることで ネームスペースにいつでも新しいボリュームを追加できます マウント済みのボリュームをアンマウントできます ただし ボリュームのアンマウント中は ボリュームのすべてのデータに対する NAS クライアントからのアクセスが中断され アンマウントするボリュームの下にある子ジャンクションポイントにマウントされているボリュームにもアクセスできなくなります ジャンクションポイントは 親ボリュームジャンクションのすぐ下に作成することも ボリューム内のディレクトリに作成することもできます たとえば vol3 というボリュームのジャンクションのパスは /vol1/vol2/vol3 や /vol1/ dir2/vol3 でも /dir1/dir2/vol3 でもかまいません 関連情報 clustered Data ONTAP 8.3 ファイルアクセス管理ガイド (NFS) clustered Data ONTAP 8.3 ファイルアクセス管理ガイド (CIFS) スペース管理機能の使用方法 Data ONTAP のスペース管理機能を使用すると ストレージのコストを抑えてデータの可用性を最大限に高めることができます これには ファイル LUN およびボリュームの設定オプションと 空きスペースを使い切らないように処理が必要になったときに通知するアラームを使用します Data ONTAP では Snapshot コピーなどの強力なブロック共有テクノロジが採用されているため ボリュームや LUN に書き込まれているユーザデータのサイズよりも多くの空きスペースを確保する必要があります 必要な空きスペースの量は アプリケーション環境やストレージの管理方法によって異なります

18 18 論理ストレージ管理ガイド 次の設定オプションや機能を使用して それぞれの環境におけるデータ可用性とストレージ利用率の適切なバランスを維持できます シンプロビジョニング Data ONTAP では さまざまな方法でストレージオブジェクトをシンプロビジョニングできます ボリュームのプロビジョニングオプションスペース使用量と書き込み保証の適度なバランスを保つボリュームプロビジョニングオプションを選択できます ファイルおよび LUN のスペースリザベーションファイルまたは LUN の属性 当該オブジェクトに対する空きスペースの確保を可能にします ボリュームギャランティとフラクショナルリザーブボリューム属性 Data ONTAP でボリューム用にスペースを確保する方法を設定できます フルボリュームに自動的に空きスペースを確保ボリュームの属性 ボリュームがフルに近づいたときに Data ONTAP で自動的に空きスペースを確保することができます ボリュームのオートサイズアグリゲートの空きスペースがそのアグリゲートに関連付けられている特定のボリュームの空きスペースよりも重要な場合は 不要なスペースをアグリゲートに戻すようにボリュームを設定できます スペース不足アラートと過剰割り当てアラート空きスペースを使い切る前に対処できるように ボリュームまたはアグリゲートがフルに近づいたときに通知するアラート スペース使用量の管理ボリュームおよびアグリゲートの使用済みスペースの状況を確認して対処する手段 関連コンセプト FlexVol のボリュームギャランティの動作 (26 ページ ) ファイルおよび LUN のスペースリザベーションの仕組み (25 ページ ) フラクショナルリザーブの設定に関する考慮事項 (29 ページ ) 関連タスク ボリュームがフルになったときにスペースを自動的に確保するための設定 (31 ページ ) Data ONTAP でのシンプロビジョニングの利用方法 シンプロビジョニングを利用するようにストレージオブジェクトを設定する方法と 設定後のオブジェクトの動作は ストレージオブジェクトの種類によって異なります シンプロビジョニングできるのは ボリューム ファイル および LUN です シンプロビジョニングボリュームとは シンプロビジョニングボリュームとは ストレージが事前に確保されないボリュームのことです ボリュームのストレージは 必要になったときに割り当てられます シンプロビジョニング FlexVol を作成するには そのギャランティを none に設定します ギャランティが none の場合 ボリュームサイズはアグリゲートサイズによる制限を受けません すなわち 必要に応じて 各ボリュームを包含アグリゲートよりも大きくできます アグリゲートから提供されるストレージは データがボリュームに書き込まれるときにのみ使用されます

19 FlexVol の使用 19 シンプロビジョニング LUN とは LUN は SAN プロトコルを使用してストレージへのアクセスを提供する場合に使用するストレージオブジェクトです シンプロビジョニング LUN の定義は 状況によって異なります T10 SCSI (SAN) 標準で使用される定義と ネットアップで従来から使用されていた定義は異なります SCSI シンプロビジョニング LUN T10 SCSI 標準では シンプロビジョニング LUN とフルプロビジョニング LUN の 2 つのタイプの LUN が定義されています Data ONTAP では どちらのタイプの T10 標準 LUN もサポートされます SCSI シンプロビジョニング (T10 シンプロビジョニングとも呼ばれます ) は Data ONTAP で有効化される一連の SCSI 機能です 使用する SCSI ホストソフトウェアが これらの SCSI 機能をサポートしている必要があります SCSI シンプロビジョニングにより ホストアプリケーションは SCSI 機能 ( ブロック環境での LUN のスペース再生機能やスペース監視機能など ) をサポートできるようになります ホストソフトウェアが SCSI シンプロビジョニングをサポートしている場合は SCSI シンプロビジョニングをスペースリザーブ LUN およびスペースリザーブなしの LUN と併用できるほか 任意のボリュームプロビジョニングタイプと併用できます ホストソフトウェアが提供する SCSI シンプロビジョニング機能の詳細については ホストソフトウェアのドキュメントを参照してください LUN に対して SCSI シンプロビジョニングを有効にするには Data ONTAP の space-allocation 設定を使用します ネットアップのシンプロビジョニング ( スペースリザーブなしの )LUN ネットアップでは従来から スペースリザベーションが無効になっている LUN( スペースリザーブなしの LUN) を シンプロビジョニング LUN と呼んでいました スペースリザーブなしの LUN には シンプロビジョニングボリュームと共通の重要な特性があります それは ストレージが作成時ではなく使用時に割り当てられる点と 包含するストレージオブジェクトをオーバーコミットできる点です この設定では スペースリザーブなしの LUN という用語が使用されます LUN でスペースリザベーションを設定するには Data ONTAP の space-reserve 設定を使用します スペースリザーブファイルまたはスペースリザーブなしのファイルも作成することができます ただし 一般にスペースリザーブなしのファイルがシンプロビジョニングファイルと呼ばれることはありません 関連情報 clustered Data ONTAP 8.3 SAN アドミニストレーションガイド ストレージオブジェクトをオーバーコミットすることの意味 FlexVol または LUN に事前にストレージを割り当てない場合は ストレージを供給するストレージオブジェクトをオーバーコミットすることができます ストレージオブジェクトをオーバーコミットするとストレージ効率が向上しますが スペース不足によって書き込みが失敗しないように空きスペースを能動的に監視する必要も生じます ストレージオブジェクトがストレージを供給するオブジェクトの総量が 現在供給できる物理ストレージの量を超えている場合 そのストレージオブジェクトはオーバーコミットされています たとえば ボリュームギャランティが none に設定された 3 つの FlexVol に 100TB のアグリゲートが関連付けられているとします 各 FlexVol の公称サイズが 40TB である場合は アグリゲートがオーバーコミットされています 各ボリュームの物理ストレージ要件が合計で 100TB を超えなければ 各ボリュームは引き続きデータを受け取ることができます これは ボリュームのボリュームギャランティが none である ( ボリュームがシンプロビジョニングされている ) 場合にのみ可能となります すべてのボリュームのボリュームギャランティが volume である場合は 3 番目のボリュームを作成できません

20 20 論理ストレージ管理ガイド 同様に スペースリザーブなしの LUN が複数含まれているボリュームはオーバーコミットできます オブジェクトに事前にストレージを割り当てないことで 供給元ストレージオブジェクトをオーバーコミットできるようになりますが オーバーコミットする場合は 物理ストレージリソースの供給を慎重に管理して 空きスペースが不足しないようにする必要があります これはどの構成にも当てはまりますが 供給元ストレージオブジェクトがオーバーコミットされている場合は 見かけ上すでに割り当てられているスペースに書き込みを実行することで 空きスペースが不足する可能性があります シンプロビジョニング FlexVol を使用する場合の考慮事項 シンプロビジョニングボリュームを 使用可能な容量よりも多くのストレージを提供できるように設定できます ただし 実際に使用されているストレージが 使用可能なストレージを超えていないことが条件となります シンプロビジョニングボリュームの動作が フルプロビジョニングボリュームとどのように異なるかを理解しておく必要があります アグリゲートに関連付けられたボリュームで そのアグリゲートで使用できる物理リソースよりも多くのストレージが使用可能であると表示される場合 そのアグリゲートはオーバーコミットされています アグリゲートがオーバーコミットされている場合 そのアグリゲートに含まれるボリューム内の LUN またはファイルへの書き込みは 書き込みに対応できる十分な空きスペースがないと失敗することがあります アグリゲートをオーバーコミットした場合 利用可能なスペースを監視し 必要に応じてアグリゲートにストレージを追加して スペース不足による書き込みエラーを回避する必要があります アグリゲートは 複数の Storage Virtual Machine(SVM) に関連付けられた FlexVol にストレージを提供できます マルチテナンシー環境で複数のシンプロビジョニング FlexVol がアグリゲートを共有している場合 1 つのテナントのボリュームでデータが増加したときに 他のテナントで使用可能なアグリゲートスペースが少なくなることがあります 関連情報 ネットアップテクニカルレポート 3965: NetApp Thin Provisioning Deployment and Implementation Guide Data ONTAP 8.1 (7-Mode) ネットアップテクニカルレポート 3483: NetApp の SAN または IP SAN 構成のエンタープライズ環境におけるシンプロビジョニング ボリュームのプロビジョニングオプション Data ONTAP では 基本的なボリュームプロビジョニングオプションとして シックプロビジョニング シンプロビジョニング セミシックプロビジョニングの 3 つを提供しています 各オプションでは ボリュームスペースおよび Data ONTAP ブロック共有テクノロジでのスペース要件がさまざまな方法で管理されます これらのオプションの仕組みを理解することで 環境に最も適したオプションを選択できるようになります ボリュームのシックプロビジョニング シックプロビジョニングボリュームを作成すると ボリューム内のブロックにいつでも書き込むことができるように Data ONTAP がアグリゲートから十分なストレージを確保します シックプロビジョニングを利用するようにボリュームを設定した場合は Data ONTAP の Storage Efficiency 機能 ( 圧縮や重複排除など ) をどれでも使用して さらに大きなストレージ要件にも事前に対応できます ボリュームのシンプロビジョニング シンプロビジョニングボリュームを作成する場合は ボリューム作成時に Data ONTAP で追加のスペースが確保されません ボリュームにデータが書き込まれるときに 書き込み処理に対応するために必要なストレージをアグリゲートから確保するようにボリュームが要求します シンプロビジョニングボリュームを使用する場合はアグリゲートをオーバーコミットできますが アグリゲートの空きスペースが不足すると 必要なスペースをボリュームが確保できなくなる可能性があります

21 FlexVol の使用 21 ボリュームのセミシックプロビジョニング セミシックプロビジョニングを利用するボリュームを作成すると Data ONTAP はボリュームサイズに相当するストレージスペースをアグリゲートから確保します ブロック共有テクノロジでブロックが使用されているためにボリュームの空きスペースが不足している場合は Data ONTAP がデータ保護オブジェクト (Snapshot コピー FlexClone ファイル および FlexClone LUN) を削除してそれらが保持しているスペースを解放します 上書きに必要なスペースを確保できる速度で Data ONTAP がデータ保護オブジェクトを削除できる限り 書き込み処理は続行されます これは ベストエフォート の書き込み保証と呼ばれます セミシックプロビジョニングを使用するボリュームでは Storage Efficiency テクノロジ ( 重複排除や圧縮など ) を使用できません 次の表に 3 つのボリュームプロビジョニングオプションの主な違いをまとめます ボリュームプロビジョニング LUN / ファイルのスペースリザベーション 上書き 保護データ 2 Storage Efficiency 3 シックサポート保証 1 保証サポート シン効果なしなし保証サポート セミシックサポートベストエフォート 1 ベストエフォートサポート対象外 メモ 1. 上書きの保証またはベストエフォートの上書き保証が行われるには LUN またはファイルでスペースリザベーションが有効になっている必要があります 2. 保護データには Snapshot コピーおよび自動削除の対象とマークされた FlexClone ファイルと FlexClone LUN( バックアップクローン ) が含まれます 3. Storage Efficiency には 重複排除 圧縮 自動削除の対象とマークされていない FlexClone ファイルと FlexClone LUN( アクティブクローン ) および FlexClone サブファイル ( コピーオフロードに使用 ) が含まれます 推奨されるボリュームとファイルまたは LUN の設定の組み合わせ 使用可能な FlexVol とファイルまたは LUN の設定の組み合わせは 使用するアプリケーションと管理要件によって異なります これらの組み合わせのメリットとデメリットを理解しておくと 環境に適したボリュームと LUN の設定の組み合わせを決定する際に役立ちます 推奨されるボリュームと LUN の設定の組み合わせは次のとおりです スペースリザーブファイルまたはスペースリザーブ LUN とシックボリュームプロビジョニング スペースリザーブなしのファイルまたはスペースリザーブなしの LUN とシンボリュームプロビジョニング スペースリザーブファイルまたはスペースリザーブ LUN とセミシックボリュームプロビジョニング 上記のいずれかの設定の組み合わせとともに LUN で SCSI シンプロビジョニングを使用することができます スペースリザーブファイルまたはスペースリザーブ LUN とシックボリュームプロビジョニング メリット スペースリザーブファイルでのすべての書き込み処理が保証されます スペース不足のために失敗することはありません

22 22 論理ストレージ管理ガイド ボリュームでの Storage Efficiency テクノロジとデータ保護テクノロジに関する制限がありません デメリットと制限 シックプロビジョニングボリュームをサポートするための十分なスペースをアグリゲートから事前に確保しておく必要があります LUN 作成時に LUN の 2 倍のサイズのスペースがボリュームから割り当てられます スペースリザーブなしのファイルまたはスペースリザーブなしの LUN とシンボリュームプロビジョニング メリット ボリュームでの Storage Efficiency テクノロジとデータ保護テクノロジに関する制限がありません スペースは使用時に初めて割り当てられます デメリットと制限 書き込み処理は保証されず ボリュームの空きスペースが不足した場合は失敗することがあります アグリゲートの空きスペースを効果的に管理して 空きスペースが不足しないようにする必要があります スペースリザーブファイルまたはスペースリザーブ LUN とセミシックボリュームプロビジョニング メリット 事前に確保されるスペースがシックボリュームプロビジョニングの場合よりも少なく ベストエフォートの書き込み保証も提供されます デメリットと制限 書き込み処理が失敗する可能性があります このリスクは ボリュームの空きスペースとデータの揮発性の適切なバランスを維持することで軽減できます データ保護オブジェクト (Snapshot コピー FlexClone ファイル FlexClone LUN など ) が常に保持されるとは限りません 自動的に削除できない Data ONTAP のブロック共有 Storage Efficiency 機能 ( 重複排除 圧縮 ODX / コピーオフロードなど ) は使用できません スペースリザーブファイルまたはスペースリザーブ LUN とシックプロビジョニングボリュームを組み合わせた場合の構成設定 この FlexVol とファイルまたは LUN の設定の組み合わせでは Storage Efficiency テクノロジを使用できます また 事前に十分なスペースが割り当てられるため 空きスペースを能動的に監視する必要がありません シックプロビジョニングを使用するボリュームでスペースリザーブファイルまたはスペースリザーブ LUN を設定するには 次の設定が必要です ボリュームの設定 ギャランティ フラクショナルリザーブ 値 ボリューム 100

23 FlexVol の使用 23 ボリュームの設定 Snapshot リザーブ Snapshot の自動削除 自動拡張 ファイルまたは LUN の設定 スペースリザベーション 値 任意 オプション オプション 有効にした場合は アグリゲートの空きスペースを能動的に監視する必要があります 値 有効 テクノロジに関する制限事項 なし その他の考慮事項 なし スペースリザーブなしのファイルまたはスペースリザーブなしの LUN とシンプロビジョニングボリュームを組み合わせた場合の構成設定 この FlexVol とファイルまたは LUN の設定の組み合わせでは 事前に割り当てられるストレージの量が最小になりますが スペース不足によるエラーを回避するために空きスペースを能動的に管理する必要があります シンプロビジョニングボリュームでスペースリザーブなしのファイルまたはスペースリザーブなしの LUN を設定するには 次の設定が必要です ボリュームの設定 ギャランティ フラクショナルリザーブ Snapshot リザーブ Snapshot の自動削除 自動拡張 ファイルまたは LUN の設定 スペースリザベーション 値なし 0 任意オプションオプション値無効 テクノロジに関する制限事項 なし その他の考慮事項 ボリュームまたはアグリゲートのスペースが不足すると ファイルまたは LUN への書き込み処理が失敗する場合があります

24 24 論理ストレージ管理ガイド ボリュームとアグリゲートの両方の空きスペースを能動的に監視しない場合は ボリュームの自動拡張を有効にして ボリュームの最大サイズをアグリゲートのサイズに設定してください この設定では アグリゲートの空きスペースを能動的に監視する必要がありますが ボリュームの空きスペースを監視する必要はありません スペースリザーブファイルまたはスペースリザーブ LUN とセミシックボリュームプロビジョニングを組み合わせた場合の構成設定 この FlexVol とファイルまたは LUN の設定の組み合わせでは フルプロビジョニングとの組み合わせに比べて事前に割り当てるストレージが少なくて済みますが ボリュームに使用できる効率化テクノロジが制限されます この設定の組み合わせでは 上書きがベストエフォートベースで行われます セミシックプロビジョニングを使用するボリュームでスペースリザーブ LUN を設定するには 次の設定が必要です ボリュームの設定 ギャランティ フラクショナルリザーブ Snapshot リザーブ 0 Snapshot の自動削除 自動拡張 値 ボリューム 0 オン この場合 コミットメントレベルを destroy に設定し 削除リストにすべてのオブジェクトを追加し トリガーを volume に設定し すべての FlexClone LUN と FlexClone ファイルの自動削除を有効にします オプション 有効にした場合は アグリゲートの空きスペースを能動的に監視する必要があります ファイルまたは LUN の設定 スペースリザベーション 値 有効 テクノロジに関する制限事項 この設定の組み合わせでは 次に示すボリュームの Storage Efficiency テクノロジを使用できません 圧縮 重複排除 ODX コピーオフロードと FlexClone コピーオフロード 自動削除の対象としてマークされていない FlexClone LUN と FlexClone ファイル ( アクティブクローン ) FlexClone サブファイル ODX / コピーオフロード その他の考慮事項 この設定の組み合わせを使用する場合は 次の点を考慮する必要があります 対象の LUN をサポートするボリュームのスペースが不足した場合は 保護データ (FlexClone LUN FlexClone ファイル および Snapshot コピー ) が削除されます

25 FlexVol の使用 25 ボリュームの空きスペースが不足した場合は 書き込み処理がタイムアウトになって失敗する可能性があります All Flash FAS プラットフォームではデフォルトで圧縮が有効になります All Flash FAS プラットフォームのセミシックプロビジョニングを使用するボリュームに対しては 明示的に圧縮を無効にする必要があります 環境に適したボリュームと LUN の設定の組み合わせ 使用する環境に関するいくつかの基本的な質問に答えることで 環境に最も適した FlexVol と LUN の設定を決定できます タスク概要 LUN とボリュームの設定は ストレージ利用率を最大限に高めるため または書き込みを確実に保証するために最適化することができます ストレージ利用率に関する要件 および空きスペースを監視して迅速に補充できるかどうかに基づいて ご使用の環境に最も適した選択をする必要があります 手順 1. 次のデシジョンツリーを使用して 環境に最も適したボリュームと LUN の設定の組み合わせを決定してください ファイルおよび LUN のスペースリザベーションの仕組み ファイルまたは LUN のスペースリザベーションを有効にすると Data ONTAP では 書き込み用にスペースが必要になったときではなく そのファイルまたは LUN の作成時に必要なスペースがリザーブされます スペースリザベーションを無効にすると 現在ボリュームが提供可能なスペースよりも多くのスペースを LUN に割り当てることで LUN を含むボリュームをオーバーコミットできます スペースリザベーションはファイルまたは LUN の属性です ストレージシステムのリブート テイクオーバー およびギブバックが発生しても その値は変わりません スペースリザベーションは 新しい LUN ではデフォルトで有効になり 新しいファイルではデフォルトで無効になりますが ファイルまたは LUN を作成するときにスペースリザベーションを有効または無効にすることが可能です LUN を作成したあとにスペースリザベーションの属性を変更する場合は lun modify コマンドを使用します ファイルのスペースリザベーションの属性を変更するには file reservation コマンドを使用します

26 26 論理ストレージ管理ガイド スペースリザベーションが有効になっているファイルまたは LUN がボリュームに 1 つ以上含まれている場合 空きスペースを必要とする処理 (Snapshot コピーの作成など ) でリザーブスペースを使用できなくなります リザーブされていない空きスペースが不足すると これらの処理は失敗します ただし スペースリザベーションが有効なファイルまたは LUN への書き込みは 引き続き正常に行われます 任意の値のボリュームギャランティが設定されたボリュームに含まれるファイルおよび LUN で スペースリザベーションを有効にすることができます ただし ボリュームギャランティが none の場合 そのボリュームに含まれているファイルまたは LUN ではスペースリザベーションの効果がありません 例 500GB のボリュームに 100GB のスペースリザーブ LUN を作成すると 100GB のスペースがただちに割り当てられて ボリュームには 400GB が残ります 対照的に LUN でスペースリザベーションが無効になっている場合 この LUN への書き込みが発生するまで ボリューム内の 500GB はすべて使用できます FlexVol のボリュームギャランティの動作 ボリュームギャランティ ( スペースギャランティとも呼ばれます ) の設定により ボリュームのスペースを包含アグリゲートから割り当てる方法が決まります ボリュームに対してスペースを事前に割り当てるか または事前割り当てを行わないオプションがあります ギャランティ設定はボリュームの属性です ギャランティは 新しいボリュームを作成するときに設定します また 新しいギャランティ用の十分な空きスペースがある場合 既存のボリュームのギャランティを変更することもできます ボリュームギャランティは volume( デフォルト ) none の 2 種類です ギャランティタイプを volume に指定すると ボリュームの作成時に アグリゲートのスペースがボリューム全体に割り当てられます そのスペースが実際にデータに使用されるかどうかは考慮されません 割り当てられたスペースは 同じアグリゲート内の別のボリュームに提供したり 割り当てたりすることはできません ギャランティを none にすると ボリュームで必要になったときにのみアグリゲートからスペースが割り当てられます このギャランティタイプのボリュームで使用されるスペースの量は ボリュームの初期サイズで決まるのではなく データが追加されるに従って増えていきます ボリュームのデータが初期サイズに達しないかぎり スペースは未使用のままになります ギャランティが none に設定されたボリュームの最大サイズは アグリゲートの空きスペースの量に制限されません そのため アグリゲートに関連付けられたすべてのボリュームの合計サイズがアグリゲートの空きスペースの量を超えることがあります ( ただし 実際に使用されるスペースはアグリゲートのサイズによって制限されます ) 書き込みに対応できる十分なスペースが包含アグリゲートにない場合 そのボリュームに格納された LUN またはファイル ( スペースが予約された LUN やファイルを含む ) への書き込みが失敗することがあります アグリゲート内のスペースが既存のボリュームの volume ギャランティ用に割り当てられている場合 実際にはまだ使用されていなくても そのスペースはアグリゲート内で空きスペースとみなされません アグリゲート Snapshot コピーの作成や包含アグリゲートでの新しいボリュームの作成など アグリゲートの空きスペースを消費する操作は そのアグリゲートに十分な空きスペースがある場合にのみ行うことができます これらの操作では すでに別のボリュームに割り当てられているスペースは使用できません アグリゲートに空きスペースが残っていない場合 成功が保証される操作は そのアグリゲート内のスペースが事前に割り当てられているボリュームまたはファイルへの書き込みだけです

27 FlexVol の使用 27 ギャランティはオンラインボリュームについてのみ適用されます ボリュームをオフラインにした場合 そのボリュームに対して割り当てられた未使用のスペースは 同じアグリゲート内の他のボリュームで使用可能になります ボリュームを再びオンラインにするときに そのギャランティに対応できるだけの十分なスペースがアグリゲートにないと ボリュームはオフラインのままになります この場合 ボリュームを強制的にオンラインにする必要がありますが その時点でボリュームのギャランティは無効になります 関連コンセプト ボリュームフットプリントとは (45 ページ ) 関連情報 ネットアップテクニカルレポート 3965: NetApp Thin Provisioning Deployment and Implementation Guide Data ONTAP 8.1 (7-Mode) ボリュームギャランティの有効化 FlexVol のギャランティが無効になっている場合 ボリュームはギャランティが none の場合と同様に動作します ギャランティが無効になっているボリュームがある場合 すみやかにそれらのボリュームの空き容量を増やし 状況に対処してください 開始する前に FlexVol はオンラインである必要があります タスク概要 ギャランティが有効になっている場合 アグリゲート内のスペースが事前に割り当てられます ギャランティが無効になっているボリュームでは 書き込みや削除など スペースを必要とする操作が許可されない可能性があります ボリュームのギャランティが無効になっている場合 手動でボリュームサイズを拡張するためには ギャランティを有効に設定し直す必要があります ギャランティが無効で 自動拡張機能が有効になっているボリュームでは 引き続きサイズは自動的に拡張されます まずボリュームギャランティのステータスを調べることも 調べずにギャランティを有効にすることもできます ギャランティの有効化に失敗した場合 失敗の原因 ( 通常はスペース不足 ) と アグリゲート内に必要な空きスペースの容量が提示されます ギャランティタイプが none の場合 このギャランティタイプにはスペースが割り当てられないため 無効にされることはありません 手順 1. オプション : fields -space-guarantee -space-guarantee-enabled の各パラメータを指定して volume show コマンドを使用することで ボリュームギャランティのステータスとギャランティタイプを確認できます 例 次の例のコマンドは vs0 という名前の Storage Virtual Machine(SVM) 上にある vol2 というボリュームのギャランティのステータスを表示しています ギャランティは無効 (false) になっています cluster1::> volume show -vserver vs0 -volume vol2 -fields space-guarantee, space-guarantee-enabled vserver volume space-guarantee space-guarantee-enabled vs0 vol2 volume false

28 28 論理ストレージ管理ガイド この出力には ギャランティタイプと 指定したボリュームのギャランティが有効であるか無効であるかが示されています space-guarantee-enabled 列の値が true の場合 ギャランティは有効です この値が false の場合 ギャランティは無効です 2. ギャランティを有効に ( または再度有効に ) します ギャランティを有効にする対象 単一のボリューム 同じギャランティタイプのボリュームすべて 使用するコマンド volume modify vol_name -space-guarantee guarantee_type このコマンドは 指定されたギャランティタイプで単一のボリュームのギャランティを有効にします ( この処理に十分なスペース容量が確保されている場合 ) ボリュームに現在設定されているタイプとは別のギャランティを指定すると 指定したタイプに変更されてギャランティが有効になります volume modify { -space-guarantee guarantee_type - space-guarantee-enabled false } -space-guarantee guarantee_type このコマンドは 指定されたギャランティタイプのボリュームすべてのギャランティを有効にします 中括弧 ({}) で囲んだクエリ文字列内に指定したギャランティタイプが ターゲットギャランティタイプとして指定されたものと同じであることを確認します 違うタイプが指定されていると コマンドの実行時にボリュームのギャランティタイプが変更されます 次に どちらもギャランティタイプが volume である v1 と v3 という名前のボリュームのギャランティを再び有効にするコマンドの例を示します cluster1::> volume modify { -space-guarantee volume -space-guarantee-enabled false } -spaceguarantee volume Volume modify successful on volume: v1 Volume modify successful on volume: v3 2 entries were modified. ギャランティが有効になります ギャランティが有効にならなかった場合 ギャランティを有効にするためにアグリゲート内に作成する必要のある空きスペース容量を示すエラーメッセージが表示されます このコマンドを使って同じタイプの複数のギャランティを再度有効にした場合 そのギャランティを提供できるだけの十分な空きスペースが確保されていれば 指定されたギャランティタイプを持つすべてのボリュームでそのギャランティが有効になります 3. アグリゲート内にそのギャランティを有効にするだけのスペースが不足している場合 空きスペースを増やす必要があります 例 次の例では testvol という名前のボリュームのギャランティを有効にしようとしたときに表示されるエラーメッセージを示しています cluster1::> volume modify testvol -s volume Error: command failed: Unable to set volume attribute "space-guarantee" for volume "testvol" on Vserver "vs1". Reason: Request to enable guarantee for this volume failed because there is not enough space in the aggregate. Create 4.81MB of free space in the aggregate.

29 FlexVol の使用 ギャランティをもう一度有効にします ギャランティが有効になったかどうかを示すコマンドの結果を確認します それでもギャランティが有効になっていない場合 他の方法で空きスペースを増やす必要があります 5. オプション : いずれかのコマンドを使用して同じタイプの複数のギャランティを再度有効にした場合 -fields space-guarantee,space-guarantee-enabled パラメータを指定した volume show コマンドを使用して すべてのギャランティが有効になっていることを確認します 例 cluster1::> volume show -aggregate testaggr -fields space-guarantee,spaceguarantee-enabled (volume show) vserver volume space-guarantee space-guarantee-enabled thevs v1 volume true thevs v2 volume true thevs v3 volume true thevs v4 none true thevs v5 none true 5 entries were displayed. ギャランティが有効になっている場合 space-guarantee-enabled 列に true と表示されます ギャランティが有効になっていない場合は この列に false と表示されます 関連コンセプト FlexVol のボリュームギャランティの動作 (26 ページ ) FlexVol 内のスペースの作成方法 (48 ページ ) アグリゲート内のスペースを確保する方法 (49 ページ ) フラクショナルリザーブの設定に関する考慮事項 フラクショナルリザーブ (LUN オーバーライトリザーブ ) では FlexVol のスペースリザーブ LUN およびスペースリザーブファイルのオーバーライトリザーブを無効にすることができます これはストレージ利用率を最大限にするのには効果的ですが スペース不足による書き込みエラーが悪影響を及ぼす環境では この設定を利用する場合の要件を確認しておく必要があります フラクショナルリザーブ設定はパーセンテージで表され 有効な値は 0~100 パーセントです フラクショナルリザーブ設定はボリュームの属性です フラクショナルリザーブを 0 に設定すると ストレージ利用率が向上します ただし ボリュームの空きスペースがなくなると ボリュームギャランティが volume に設定されていても ボリュームに格納されたデータにアクセスするアプリケーションがデータを利用できなくなることがあります ボリュームが適切に設定および使用されていれば 書き込みが失敗する可能性を最小限に抑えることができます 次の要件がすべて満たされている場合 Data ONTAP は フラクショナルリザーブが 0 に設定されたボリュームで ベストエフォート の書き込み保証を提供します 重複排除を使用していない 圧縮を使用していない FlexClone サブファイルを使用していない すべての FlexClone ファイルと FlexClone LUN で自動削除が有効になっているこれはデフォルト設定ではありません FlexClone ファイルや FlexClone LUN の自動削除は 作成時に設定するか作成後に変更して明示的に有効にする必要があります ODX コピーオフロードと FlexClone コピーオフロードを使用していない ボリュームギャランティが volume に設定されている

30 30 論理ストレージ管理ガイド ファイルスペースリザベーションまたは LUN スペースリザベーションが enabled に設定されている ボリュームの Snapshot リザーブが 0 に設定されている ボリュームの Snapshot コピーの自動削除が enabled に設定されていて コミットメントレベルが destroy 削除リストが lun_clone,vol_clone,cifs_share,file_clone,sfsr トリガーが volume になっているこの設定では 必要に応じて FlexClone ファイルと FlexClone LUN も削除されます 変更率が高いと 上記の必要な設定をすべて行っていても まれに Snapshot コピーの自動削除が追いつかなくなり ボリュームのスペースが不足することがあります また 必要に応じてボリュームの自動拡張機能を使用することで ボリュームの Snapshot コピーの自動削除が発生する可能性を抑えることができます 自動拡張機能を有効にする場合は 関連付けられたアグリゲートの空きスペースを監視する必要があります アグリゲートの空きスペースがなくなり ボリュームを拡張できなくなると ボリュームの空きスペースがなくなったときに削除される Snapshot コピーが増える可能性があります 上記のすべての設定要件を満たしていない場合 ボリュームがスペース不足にならないようにするには ボリュームのフラクショナルリザーブ設定を 100 に設定する必要があります これにより 事前に確保する必要がある空きスペースは増えますが 上記のテクノロジを使用する場合でもデータ変更処理が確実に実行されるようになります フラクショナルリザーブ設定のデフォルト値と有効値は ボリュームのギャランティによって異なります ボリュームギャランティ デフォルトのフラクショナルリザーブ 有効な値 ボリューム なし 関連コンセプト FlexVol のボリュームギャランティの動作 (26 ページ ) ファイルおよび LUN のスペースリザベーションの仕組み (25 ページ ) アグリゲートのスペース不足アラートと過剰割り当てアラートへの対処方法 (36 ページ ) FlexVol のスペース不足アラートと過剰割り当てアラートへの対処方法 (34 ページ ) 関連タスク Snapshot コピーの自動削除 (32 ページ ) ボリュームのサイズを自動的に拡張および縮小するための設定 (32 ページ ) 関連情報 ネットアップテクニカルレポート 3965: NetApp Thin Provisioning Deployment and Implementation Guide Data ONTAP 8.1 (7-Mode) ネットアップテクニカルレポート 3483: NetApp の SAN または IP SAN 構成のエンタープライズ環境におけるシンプロビジョニング

31 FlexVol の使用 31 ボリュームがフルになったときにスペースを自動的に確保するための設定 Data ONTAP では FlexVol がフルに近くなったときに さまざまな方法でボリュームの空きスペースを自動的に増やすことができます どの方法をどのような順序で使用するかは アプリケーションやストレージアーキテクチャの要件に応じて選択できます タスク概要 Data ONTAP では ボリュームがフルになったときに 次のいずれかまたは両方の方法を使用して空きスペースを自動的に増やすことができます ボリュームのサイズを増やす ( 自動拡張 ) この方法は アグリゲートを含むボリュームに より大きいボリュームに対応できる十分なスペースが確保されている場合に有効です ボリュームの最大サイズは Data ONTAP で設定できます 拡張は ボリュームに書き込まれるデータ量と現在使用中のスペースの比率 およびしきい値設定に基づいて 自動的にトリガーされます 自動拡張は Snapshot コピーの作成時にはトリガーされません 自動拡張が有効になっていても 十分なスペースがないと Snapshot コピーの作成は失敗します Snapshot コピー FlexClone ファイル または FlexClone LUN を削除する たとえば クローンボリュームや LUN 内の Snapshot コピーにリンクされていない Snapshot コピーを自動的に削除するように設定したり 最初に削除される Snapshot コピー ( 最も古い または最も新しい Snapshot コピー ) を定義したりできます また Data ONTAP で Snapshot コピーの削除を開始するタイミング ( ボリュームがフルに近くなったとき ボリュームの Snapshot リザーブがフルに近くなったときなど ) を決定することもできます 両方の方法を有効にする場合 ボリュームがフルに近くなったときに最初にどちらの方法を試行するかを指定できます 最初の方法でボリュームの追加のスペースが十分に確保されない場合は 次にもう一方の方法が試行されます デフォルトでは Data ONTAP は初めにボリュームのサイズ拡張を試行します 削除した Snapshot コピーはリストアできないため 通常はデフォルトの設定が推奨されます ただし 可能なかぎりボリュームのサイズを拡張しないようにする必要がある場合は ボリュームサイズを拡張する前に Snapshot コピーを削除するように Data ONTAP を設定できます 手順 1. ボリュームがフルに近くなったときにボリュームサイズの拡張を試行するように設定する場合は volume autosize コマンドで grow モードを指定して ボリュームに対する自動拡張機能を有効にします ボリュームの拡張では 関連付けられているアグリゲートの空きスペースが使用されることに注意してください スペースが必要なときは常にボリュームを拡張して対処する場合は 関連付けられているアグリゲートの空きスペースを監視し 必要に応じて追加する必要があります 2. ボリュームがフルに近くなったときに Snapshot コピー FlexClone ファイル または FlexClone LUN を削除するように設定する場合は 該当するタイプのオブジェクトの自動削除を有効にします 3. ボリュームの自動拡張機能と自動削除機能の両方を有効にした場合は volume modify コマンドで -space-mgmt-try-first オプションを使用して ボリュームの空きスペースを確保するために最初に実行する方法を選択します 最初にボリュームサイズを拡張するには ( デフォルト ) volume_grow を使用します 最初に Snapshot コピーを削除するには snap_delete を使用します 関連コンセプト FlexVol が FlexClone ファイルおよび FlexClone LUN から空きスペースを自動再生する仕組み (75 ページ )

32 32 論理ストレージ管理ガイド FlexVol 内のスペースの作成方法 (48 ページ ) 関連タスク Snapshot コピーの自動削除 (32 ページ ) FlexClone ファイルおよび FlexClone LUN を自動的に削除するための FlexVol の設定 (76 ページ ) Snapshot コピーの自動削除 Snapshot コピーと FlexClone LUN の自動削除ポリシーを定義して有効にすることができます Snapshot コピーと FlexClone LUN の自動削除はスペース使用の管理に役立ちます タスク概要 読み書き可能なボリュームの Snapshot コピーと読み書き可能な親ボリュームの FlexClone LUN について 自動的に削除されるように設定できます Infinite Volume や読み取り専用のボリューム (SnapMirror デスティネーションボリュームなど ) の Snapshot コピーについては 自動削除は設定できません 手順 1. volume snapshot autodelete modify コマンドを使用して Snapshot コピーの自動削除ポリシーを定義して有効にします このコマンドのパラメータについては volume snapshot autodelete modify のマニュアルページを参照してください 各種のパラメータを使用して 要件に合わせてポリシーを定義できます 例 次に Storage Virtual Machine(SVM)vs0.example.com に属するボリューム vol3 に対して Snapshot コピーの自動削除を有効にするコマンドを示します このコマンドでは trigger を snap_reserve に設定しています cluster1::> volume snapshot autodelete modify -vserver vs0.example.com -volume vol3 -enabled true -trigger snap_reserve 例 次に Storage Virtual Machine(SVM)vs0.example.com に属するボリューム vol3 に対して Snapshot コピーと対象としてマークされた FlexClone LUN の自動削除を有効にするコマンドを示します cluster1::> volume snapshot autodelete modify -vserver vs0.example.com -volume vol3 -enabled true -trigger volume -commitment try -deleteorder oldest_first -destroy-list lun_clone,file_clone 関連タスク FlexClone ファイルおよび FlexClone LUN を自動的に削除するための FlexVol の設定 (76 ページ ) ボリュームのサイズを自動的に拡張および縮小するための設定 必要なスペースに応じてボリュームを自動的に拡張または縮小するように設定できます 自動縮小機能を使用すると ボリュームがスペース不足になることを防止できます ( アグリゲートが追加の

33 FlexVol の使用 33 スペースを提供できる場合 ) 自動縮小機能を使用すると ボリュームが必要以上に拡張されるのを防止し アグリゲート内の空きスペースを他のボリュームで利用できます 開始する前に FlexVol はオンラインである必要があります タスク概要 自動縮小は 変化し続けるスペース需要に対応するために自動拡張とセットで使用され 単独で使用されることはありません 自動縮小を有効にした場合 自動拡張と自動縮小の処理が無限に繰り返されないように縮小動作が自動的に制御されます ボリュームが拡張されると 格納できるファイルの最大数が自動的に増える可能性があります ボリュームが縮小されても格納できるファイルの最大数は変わらず ボリュームが縮小前のファイルの最大数に対応するサイズよりも小さくなることはありません そのため 自動縮小でボリュームを最初のサイズまで縮小できるとは限りません デフォルトでは ボリュームの最大サイズは 自動拡張を有効にした時点のサイズの 120% まで拡張できます 120% よりも大きく拡張する必要がある場合は 必要に応じてボリュームの最大サイズを設定してください 手順 1. ボリュームのサイズを自動的に拡張および縮小するように設定します volume autosize -vserver vserver_name vol_name -mode grow_shrink 例 次に test2 という名前のボリュームで自動サイズ変更を有効にするコマンドを示します ボリュームの 60% が使用された時点で縮小を開始するように設定します 拡張を開始するタイミングおよびボリュームの最大サイズについてはデフォルト値のままです cluster1::> volume autosize -vserver vs2 test2 -shrink-thresholdpercent 60 vol autosize: Flexible volume "vs2:test2" autosize settings UPDATED. Volume modify successful on volume: test2 自動縮小と Snapshot コピーの自動削除両方を有効にするための要件 特定の設定要件を満たせば 自動縮小機能を Snapshot コピーの自動削除と併用できます 自動縮小機能と Snapshot コピーの自動削除機能両方を有効にする場合 設定が次の要件を満たす必要があります Snapshot コピーの削除を実行する前に ボリュームサイズの拡張を実行するように Data ONTAP を設定します (-space-mgmt-try-first オプションを volume_grow に設定します ) Snapshot コピーの自動削除のトリガーは ボリュームがフルの状態にする必要があります (trigger パラメータを volume に設定します ) 自動縮小機能と Snapshot コピーの削除機能の連動 自動縮小機能は FlexVol のサイズを縮小するため ボリューム Snapshot コピーの自動削除のタイミングにも影響します 自動縮小機能は 次のようにボリューム Snapshot コピーの自動削除と連動します

34 34 論理ストレージ管理ガイド grow_shrink オートサイズモードと Snapshot コピーの自動削除が両方有効になっている場合 ボリュームサイズが縮小すると Snapshot コピーの自動削除がトリガーされることがあります これは Snapshot リザーブがボリュームサイズに対する割合 ( デフォルトは 5%) に基づいているためです 基となるボリュームサイズが小さくなったことにより Snapshot コピーがリザーブからオーバーフローし 自動的に削除されます grow_shrink オートサイズモードが有効な場合に Snapshot コピーを手動で削除すると 自動ボリューム縮小がトリガーされる可能性があります FlexVol のスペース不足アラートと過剰割り当てアラートへの対処方法 Data ONTAP では FlexVol がスペース不足になると 該当するボリュームにスペースを追加して対処できるように EMS メッセージが表示されます アラートの種類とその対処方法を理解しておくと データの可用性を維持するのに役立ちます ボリュームがフルとみなされるのは アクティブファイルシステム ( ユーザデータ ) で使用可能なボリュームのスペースの割合がしきい値 ( 設定可能 ) を下回った場合です ボリュームが過剰割り当ての状態になると メタデータを格納したり基本的なデータアクセスをサポートしたりするために Data ONTAP で使用されるスペースが不足した状態になります 他の目的のために確保されているスペースを使用してボリュームを引き続き利用できる場合もありますが スペースリザベーションやデータの可用性を維持できなくなるリスクがあります 過剰割り当てには 論理的なものと物理的なものがあります 論理的な過剰割り当ては 将来のコミット ( スペースリザベーションなど ) のために確保されているスペースが他の目的に使用された状態を示します 物理的な過剰割り当ては ボリュームで使用する物理ブロックが不足した状態を示します この状態のボリュームには 書き込みができなくなったり オフラインになったりするリスクがあり これが原因でコントローラが停止してしまう可能性もあります ボリュームはメタデータ用に使用または確保されているスペースによって 100% を超えることがありますが 100% を超えているからといって必ずしも過剰割り当ての状態であるとは限りません 次の表に ボリュームのスペース不足アラートと過剰割り当てアラートについて それぞれの問題への対処方法と対処しなかった場合のリスクを示します アラートの種類 EMS レベル 設定の可否 定義 対処方法 対処しなかっ た場合のリス ク ほぼフル デバッグ Y ファイルシステムがこのアラートのしきい値 ( デフォルト値は 95%) を超えています この割合は Used の合計から Snapshot リザーブのサイズを引いた値です ボリュームサイズを増やす ユーザデータを減らす 書き込み処理やデータ可用性に対する影響はまだありません フル デバッグ Y ファイルシステムがこのアラートのしきい値 ( デフォルト値は 98%) を超えています この割合は Used の合計から Snapshot リザーブのサイズを引いた値です ボリュームサイズを増やす ユーザデータを減らす 書き込み処理やデータ可用性に対する影響はまだありませんが もう少しで書き込み処理ができなくなるリスクがあります

35 FlexVol の使用 35 アラートの種類 論理的な過剰割り当て EMS レベル SVC エラー 設定の可否 定義 対処方法 対処しなかっ た場合のリス ク N ファイルシステムがフルの状態で さらにメタデータ用のボリュームのスペースが不足しています ボリュームサイズを増やす Snapshot コピーを削除する ユーザデータを減らす ファイルまたは LUN のスペースリザベーションを無効にする リザーブされていないファイルに対する書き込み処理が失敗する可能性があります 物理的な過剰割り当て ノードエラー N ボリュームで書き込み可能な物理ブロックが不足しています ボリュームサイズを増やす Snapshot コピーを削除する ユーザデータを減らす 書き込み処理ができなくなり データの可用性を維持できなくなるリスクがあり ボリュームがオフラインになる可能性もあります あるボリュームで フルの割合が上下してしきい値にかかるたびに EMS メッセージが生成されます ボリュームのフルレベルがしきい値を下回ると volume ok という EMS メッセージが生成されます 関連コンセプト アグリゲートのスペース不足アラートと過剰割り当てアラートへの対処方法 (36 ページ ) 関連タスク ボリュームがフルになったときにスペースを自動的に確保するための設定 (31 ページ ) 関連情報 clustered Data ONTAP 8.3 システムアドミニストレーションガイド

36 36 論理ストレージ管理ガイド アグリゲートのスペース不足アラートと過剰割り当てアラートへの対処方法 Data ONTAP では アグリゲートがスペース不足になると 該当するアグリゲートにスペースを追加して対処できるように EMS メッセージが表示されます アラートの種類とその対処方法を理解しておくと データの可用性を維持するのに役立ちます アグリゲートがフルとみなされるのは アグリゲートのスペースのうちボリュームで使用可能な割合が事前に定義されたしきい値を下回った場合です アグリゲートが過剰割り当ての状態になると メタデータを格納したり基本的なデータアクセスをサポートしたりするために Data ONTAP で使用されるスペースが不足した状態になります 他の目的のために確保されているスペースを使用してアグリゲートを引き続き利用できる場合もありますが アグリゲートに関連付けられているボリュームのボリュームギャランティやデータの可用性を維持できなくなるリスクがあります 過剰割り当てには 論理的なものと物理的なものがあります 論理的な過剰割り当ては 将来のコミット ( ボリュームギャランティなど ) のために確保されているスペースが他の目的に使用された状態を示します 物理的な過剰割り当ては アグリゲートで使用する物理ブロックが不足した状態を示します この状態のアグリゲートには 書き込みができなくなったり オフラインになったりするリスクがあり これが原因でコントローラが停止してしまう可能性もあります 次の表に アグリゲートのスペース不足アラートと過剰割り当てアラートについて それぞれの問題への対処方法と対処しなかった場合のリスクを示します アラートの種類 EMS レベル 設定の可否 定義 対処方法 対処しなかっ た場合のリス ク ほぼフル デバッグ N ボリュームに割り当てられたスペース量 ( ギャランティも含む ) がこのアラートのしきい値 (95%) を超えています この割合は Used の合計から Snapshot リザーブのサイズを引いた値です アグリゲートにストレージを追加する ボリュームを縮小するか削除する スペースが多い別のアグリゲートにボリュームを移動する 書き込み処理やデータ可用性に対する影響はまだありません ボリュームギャランティを削除する (none に設定する )

37 FlexVol の使用 37 アラートの種類 EMS レベル 設定の可否 定義 対処方法 対処しなかっ た場合のリス ク フル デバッグ N ファイルシステムがこのアラートのしきい値 (98%) を超えています この割合は Used の合計から Snapshot リザーブのサイズを引いた値です アグリゲートにストレージを追加する ボリュームを縮小するか削除する スペースが多い別のアグリゲートにボリュームを移動する アグリゲート内のボリュームのボリュームギャランティを維持できなくなったり ボリュームに対する書き込み処理ができなくなったりするリスクがあります ボリュームギャランティを削除する (none に設定する ) 論理的な過剰割り当て SVC エラー N ボリューム用に確保されたスペースがフルの状態で さらにメタデータ用のアグリゲートのスペースが不足しています アグリゲートにストレージを追加する ボリュームを縮小するか削除する スペースが多い別のアグリゲートにボリュームを移動する アグリゲート内のボリュームのボリュームギャランティを維持できなくなったり ボリュームに対する書き込み処理ができなくなったりするリスクがあります ボリュームギャランティを削除する (none に設定する )

38 38 論理ストレージ管理ガイド アラートの種類 物理的な過剰割り当て EMS レベル ノードエラー 設定の可否 定義 対処方法 対処しなかっ た場合のリス ク N アグリゲートで書き込み可能な物理ブロックが不足しています アグリゲートにストレージを追加する ボリュームを縮小するか削除する スペースが多い別のアグリゲートにボリュームを移動する アグリゲート内のボリュームに対する書き込み処理ができなくなり データの可用性を維持できなくなるリスクがあり アグリゲートがオフラインになる可能性もあります 最悪の場合 ノードが停止することもあります あるアグリゲートで フルの割合が上下してしきい値にかかるたびに EMS メッセージが生成されます アグリゲートのフルレベルがしきい値を下回ると aggregate ok という EMS メッセージが生成されます 関連コンセプト FlexVol のスペース不足アラートと過剰割り当てアラートへの対処方法 (34 ページ ) 関連情報 clustered Data ONTAP 8.3 システムアドミニストレーションガイド ボリュームまたはアグリゲートのスペース使用量を判定する方法 ある機能を Data ONTAP で有効にすると 想定以上のスペースが消費されることがあります Data ONTAP では 消費されるスペースを ボリューム アグリゲート内のボリュームのフットプリント およびアグリゲートの 3 つの観点から判定できます ボリューム アグリゲート またはその両方でのスペース消費またはスペース不足により ボリュームのスペースが不足することがあります スペース使用量の機能別の内訳をさまざまな観点から確認することで 調整や無効化 およびその他の対処 ( アグリゲートやボリュームのサイズ拡張など ) が必要な機能を判断できます スペース使用量は 以下の観点から詳細に確認できます ボリュームのスペース使用量 Snapshot コピーによる使用量も含めて ボリューム内のスペース使用量の詳細を確認できます ボリュームのスペース使用量は volume show-space コマンドを使用して表示できます アグリゲート内のボリュームのフットプリントボリュームのメタデータも含め 包含アグリゲートで各ボリュームが使用しているスペースの量に関する詳細を把握できます アグリゲートを備えたボリュームのフットプリントは volume show-footprint コマンドで確認できます アグリゲートのスペース使用量

39 FlexVol の使用 39 アグリゲートに含まれるすべてのボリュームのボリュームフットプリント アグリゲート Snapshot コピーにリザーブされたスペース およびその他のアグリゲートメタデータの合計です アグリゲートのスペース使用量は storage aggregate show-space コマンドを使用して確認できます テープバックアップおよび重複排除などの特定の機能は ボリュームからとアグリゲートから直接 メタデータ用のスペースを使用します これらの機能については ボリュームとボリュームのフットプリントで異なるスペース使用量が表示されます 関連コンセプト ファイルおよびディレクトリの容量を変更する際の注意事項および考慮事項 (50 ページ ) FlexVol に許可される最大ファイル数の変更に関する考慮事項 (50 ページ ) ボリュームのスペース使用量を判定および制御する方法 ボリュームのスペース使用量に関する詳細を表示して Data ONTAP 機能のスペース消費を把握し その使用スペースを減らすことができます ボリュームのアクティブファイルシステム (Snapshot コピーでキャプチャされないボリュームデータ ) は ユーザデータ ファイルシステムメタデータ および inode で構成されています Data ONTAP の機能によって メタデータの量が増えることがあります また Snapshot コピーは アクティブファイルシステムのユーザデータ領域からオーバーフローすることがあります volume show-space コマンドを使用すると ボリュームの使用済みスペースの状況が表示されます Infinite Volume のコンスティチュエントは スペース使用量コマンドの出力には FlexVol であるかのように表示されます たとえば ボリューム内のすべてのデータを削除したのに 大量のスペースが使用されているように df コマンド出力に表示される理由を調べたいとします この場合 volume show-space コマンドの出力には Snapshot コピー inode または縮小されないその他のメタデータが原因である可能性があることが表示されます コマンド出力には 値が 0 になる行は表示されません ただし -instance パラメータを使用すると スペースを使用していない無効になっている機能も含め すべての機能の行を表示できます 表示するデータがない行については 値の欄に - が表示されます 次の表は volume show-space コマンド出力の代表的な行と その機能によって使用されるスペース使用量を減らす方法を示しています このコマンドの出力は 次の主なカテゴリで構成されています ユーザデータ ボリュームメタデータ Snapshot コピー情報 使用済みスペース その他の機能 ( 重複排除など ) によって消費されるスペースを減らす方法については 該当する Data ONTAP ガイドを参照してください ギャランティタイプが None のボリュームで使用できるスペースは アグリゲート内の使用可能なスペースによって制限されます ユーザデータ 次の出力行は ユーザデータに関連しています

40 40 論理ストレージ管理ガイド 行 / 機能名説明スペース使用量を減らすための方法 User Data ユーザデータに関連するすべて ボリュームに書き込まれたデータ ユーザ inode に関連付けられている間接ブロックおよびディレクトリブロック およびボリューム上のリザーブスペースが含まれます ユーザデータを削除します ファイルまたは LUN のスペースリザベーションを無効にします スペースリザベーションを無効にすると これらのファイルまたは LUN への書き込みを保証する Data ONTAP の機能が無効になります その結果 スペース不足のために書き込み処理が失敗することがあります スペースリザベーションの無効化は一時的な手段です ボリュームに空きスペースを追加次第 再度有効にしてください ボリュームメタデータ 次の出力行は ボリュームメタデータに関連しています 行 / 機能名説明スペース使用量を減らすための方法 Deduplication / Deduplication Percent Temporary Deduplication / Temporary Deduplication Percent Filesystem Metadata / Filesystem Metadata Percent SnapMirror Metadata / SnapMirror Metadata Percent Tape Backup Metadata / Tape Backup Metadata Percent 重複排除メタデータファイルによって使用されているスペース量 一時的な重複排除メタデータファイルによって使用されているスペースの量 Data ONTAP によって必要とされるファイルシステムの内部追跡 SnapMirror メタデータファイルによって使用されているスペース量 この行は 論理レプリケーションのみに該当します 転送中 追加スペースが一時的に使用されます ボリューム上でテープバックアップメタデータファイルによって使用されているスペース量 重複排除によって得られるスペース削減量と 必要なメタデータのサイズを比較します メタデータの要件がスペース削減量よりも大きい場合 ボリュームの重複排除を無効にします 直接制御する方法はありません 一時的なメタデータ使用量は 重複排除スキャナの実行後に減少します 直接制御する方法はありません 直接制御する方法はありません 転送が終了し 一時的に使用されている追加のスペースが解放されるのを待ちます テープバックアップメタデータによって消費されるスペースは 次回のベースライン ( レベル 0) バックアップが正常に実行されるとクリアされます ベースラインバックアップを手動で開始するか 次のスケジュールされた時刻に実行されるのを待ちます

41 FlexVol の使用 41 行 / 機能名説明スペース使用量を減らすための方法 Quota Metadata / Quota Metadata Percent Performance Metadata / Performance Metadata Percent Inodes / Inodes Percent クォータメタデータファイルによって使用されているスペース量 パフォーマンス最適化処理によって使用されているスペース量 この行の値は ボリュームでそれまでに作成されたファイルの最大数に比例します クォータを無効にします 直接制御する方法はありません 現在の使用量を直接制御する方法はありません 最大公開 inode 設定 (maxfiles) を減らすことによって inode の割り当てに使用される最大量を減らすことができます ただし inode に割り当て済みのスペースはボリュームに戻されないため すでに使用している inode がある場合はこの処理は効果がありません Snapshot コピー情報 次の出力行は Snapshot コピーに関連しています 行 / 機能名説明スペース使用量を減らすための方法 Snapshot Reserve Snapshot Reserve Unusable 現在のボリュームサイズの割合 Snapshot リザーブは Snapshot コピーがリザーブにない場合でも使用済みのスペースとしてカウントされます ボリュームがフルでないときは Snapshot リザーブをアクティブファイルシステムに使用することはできません この行は df コマンドで.snapshot 行に使用される合計スペースと同じです アクティブファイルシステムでのスペース使用量がボリュームで割り当てられているスペースを超える場合 Snapshot リザーブ用に割り当てられているスペースを使用できます この行には アクティブファイルシステムで使用されているために Snapshot コピーに使用できない Snapshot リザーブ用に当初割り当てられていたスペース量が表示されます この値はマイナスで表示されます volume modify コマンドで -percentsnapshot-space パラメータを使用して ボリューム内の Snapshot コピーに使用できるスペースを減らすことができます ユーザデータを削除するかボリュームメタデータを減らしてアクティブファイルシステムのサイズを小さくします

42 42 論理ストレージ管理ガイド 行 / 機能名説明スペース使用量を減らすための方法 Snapshot Spill Snapshot によって使用されている Snapshot リザーブサイズを超えるスペースで アクティブファイルシステムにオーバーフローしている量 このスペースは Snapshot コピーが削除されるまで アクティブファイルシステムへの書き込みには使用できません この行にゼロ以外の値が表示される場合 Snapshot リザーブが現在の構成に対して適切に設定されていないことを示しています Volume クローン SnapMirror および定期的にスケジュールされた Snapshot コピーは Snapshot コピーのオーバーフローの原因となる可能性があります Snapshot リザーブのサイズを増やします 手動で または Snapshot 自動削除機能を有効にして ボリューム Snapshot コピーを削除します SnapMirror スケジュールを変更します 使用済みスペース 次の出力行は ボリュームの合計使用済みスペースに関連しています 行 / 機能名 Total Used Total Physica l Used 説明 ボリュームの合計使用済みスペース Snapshot リザーブ全体に割り当てられているスペースおよびアクティブファイルシステムのスペースを含みます この行は volume show コマンドの出力の used フィールドと同等です Snapshot スペースは使用済みスペースとして処理されるため この行は df コマンドの出力よりも大きくなります df コマンドでは この行は used 列のボリュームの使用済みスペースと Snapshot 使用済みスペース (.snapshot) 行の Snapshot 合計 (total 列 ) を加算した値と等しくなります Snapshot オーバーフローがある場合 volume show-space コマンドでは 使用済みスペースは一度だけカウントされます 一方 df コマンドでは アクティブファイルシステムおよび.snapshot 行両方に使用されているスペースが表示されます 将来使用するために予約されているスペースではなく 現在使用されているスペースの合計 Snapshot コピーで使用されているスペースなどが含まれます スペース使用量を減らすための方法 個々の出力行に対する方法を使用できます 個々の出力行に対する方法を使用できます Snapshot オーバーフローと重複排除が発生している場合の出力例 重複排除を有効にした FlexVol で Snapshot コピーが Snapshot リザーブを超えている場合の出力例を次に示します

43 FlexVol の使用 43 cluster1::> volume show-space testvol (volume show-space) Vserver : thevs Volume : testvol Feature Used Used% User Data 853.4MB 42% Filesystem Metadata 468KB 0% Inodes 16KB 0% Snapshot Reserve 102.4MB 5% Snapshot Spill 429.9MB 21% Deduplication 215KB 0% Total Used 1.35GB 68% Snapshot リザーブを使用できない場合の出力例 FlexVol でアクティブファイルシステムがフルになったために Snapshot リザーブの一部をアクティブファイルシステムに使用している場合の出力例を次に示します cluster1::> volume show-space testvol2 Vserver : thevs Volume : testvol2 Feature Used Used% User Data 19.57MB 98% Filesystem Metadata 100KB 0% Inodes 108KB 1% Snapshot Reserve 1MB 5% Snapshot Reserve Unusable -396KB 2% Total Used 20.39MB 102% ボリュームのアグリゲートでのスペース使用量を確認および制御する方法 アグリゲートのスペースを最も使用しているのはどの FlexVol または Infinite Volume コンスティチュエントか また具体的にボリュームのどの機能が最も使用しているのかを確認することができます ボリュームによる占有量 ( 包含アグリゲートでのスペースの使用量 ) に関する情報を確認するには volume show-footprint コマンドを使用します volume show-footprint コマンドの出力には アグリゲート内の各ボリューム ( オフラインのボリュームを含む ) によるスペース使用量の詳細が表示されます このコマンドは df コマンドの出力にそのまま対応しているわけではなく volume show-space コマンドでも aggregate showspace コマンドでも出力されない情報を提供します 割合の値はいずれもアグリゲートのサイズを基準とした値です コマンド出力には 値が 0 になる行は表示されません ただし -instance パラメータを使用すると スペースを使用していない無効になっている機能も含め すべての機能の行を表示できます 表示するデータがない行については 値の欄に - が表示されます Infinite Volume のコンスティチュエントは スペース使用量コマンドの出力には FlexVol であるかのように表示されます testvol という名前のボリュームに対する volume show-footprint コマンドの出力例を次に示します

clustered Data ONTAP 8.3 ボリューム ディザスタ リカバリ エクスプレス ガイド

clustered Data ONTAP 8.3 ボリューム ディザスタ リカバリ エクスプレス ガイド clustered Data ONTAP 8.3 ボリュームディザスタリカバリエクスプレスガイド ネットアップ株式会社 www.netapp.com/jp 部品番号 : 215-09499_A0 作成日 : 2014 年 11 月 目次 3 目次 このマニュアルの対象者... 4 ボリュームディザスタリカバリのワークフロー... 5 デスティネーションボリュームのアクティブ化... 6 ソースボリュームのステータスの確認...

More information

XHS1991.COM 国際 IT 認定試験問題集の提供者 1 年で無料進級することに提供する

XHS1991.COM 国際 IT 認定試験問題集の提供者   1 年で無料進級することに提供する XHS1991.COM 国際 IT 認定試験問題集の提供者 http://www.xhs1991.com 1 年で無料進級することに提供する Exam : NS0-157 日本語 (JPN) Title : NetApp Certified Data Administrator, Clustered Data ONTAP Vendor : Network Appliance Version : DEMO

More information

VNX ファイル ストレージの管理

VNX ファイル ストレージの管理 VNX ファイル ストレージの管理 この章は 次の内容で構成されています VNX ファイル ストレージの管理, 1 ページ 手順の概要, 2 ページ CIFS の使用, 3 ページ NFS エクスポートの使用, 8 ページ VNX ファイル ストレージの管理 VNX ファイル および VNX Unified アカウントでは Common Internet File System CIFS また は

More information

clustered Data ONTAP 8.3 ファイル アクセス管理ガイド(NFS)

clustered Data ONTAP 8.3 ファイル アクセス管理ガイド(NFS) clustered Data ONTAP 8.3 ファイルアクセス管理ガイド (NFS) 2015 年 6 月 215-10728_A0 ng-gpso-jp-documents@netapp.com 8.3.1 用に更新 目次 3 目次 ファイルアクセスを設定する際の考慮事項... 10 Data ONTAP でサポートされるファイルプロトコル... 10 Data ONTAP によるファイルアクセスの制御方法...

More information

Oracle Data Pumpのパラレル機能

Oracle Data Pumpのパラレル機能 Oracle Data Pump のパラレル機能 Carol Palmer オラクル社 Principal Product Manager はじめに Oracle Database 10g 上の Oracle Data Pump により 異なるデータベース間のデータとメタデータを高速で移動できます Data Pump の最も便利な機能の 1 つは エクスポート ジョブとインポート ジョブをパラレルに実行しパフォーマンスを高める機能です

More information

VNX ファイル ストレージの管理

VNX ファイル ストレージの管理 VNX ファイル ストレージの管理 この章は 次の項で構成されています VNX ファイル ストレージ管理について, 1 ページ 手順の概要, 2 ページ CIFS の使用, 3 ページ NFS エクスポートの使用, 8 ページ VNX ファイル ストレージ管理について VNX ファイル および VNX Unified アカウントでは Common Internet File System CIFS

More information

V8_教育テキスト.dot

V8_教育テキスト.dot 1.1 Universal Volume Manager 概要 1.1.1 Universal Volume Manager とは Universal Volume Manager は VSP ファミリーに 機種の異なる複数のストレージ ( 外部ストレージ と呼ぶ ) を接続機能です 外部ストレージ接続時 Universal Volume Manager はこの外部ストレージをストレージシステムの内部ストレージ

More information

Acronis Backup 12.5 Advanced NetAppスナップショット連携

Acronis Backup 12.5 Advanced NetAppスナップショット連携 Acronis Backup 12.5 Advanced NetApp スナップショット連携 NetApp スナップショット連携 バックアップ導入手順書 アクロニス ジャパン株式会社 内容 1. はじめに... 1 1.1. 作業準備... 2 1.2. 作業の流れ... 4 2. NetApp ONTAP 事前設定... 5 3. Agent for VMware (Windows) の事前設定...

More information

Microsoft PowerPoint - NetAPP_abe

Microsoft PowerPoint - NetAPP_abe シングルアーキテクチャと 仮想化技術がもたらす コストと複雑性の削減効果 2007 年 7 月 18 日 日本ネットワーク アプライアンス株式会社マーケティング本部プロダクトマーケティング担当シニアマネージャ阿部恵史 お客様の成功を確かなものに 30 億ドル 20 億ドル 15 億ドル 20 億ドル 10 億ドル FY07: FY07: 28 億ドル 28 億ドル 世界中の企業が顧客 最高の成長率を誇るストレージ

More information

Microsoft Word - PSM51 and ontap83_config_831jp.doc

Microsoft Word - PSM51 and ontap83_config_831jp.doc PoINT NetApp FPolicy Server for Cluster Mode の設定と動作検証 (2015/8/31) 有限会社オプティカルエキスパート PoINT NetApp FPolicy Server for Cluster Mode は Data ONTAP の FPolicy 機能を活用し アーカイブされたファイルへの透過的なアクセスを提供します NetApp の FAS システム上のアーカイブされているファイルへのアクセスは常に

More information

使用する前に

使用する前に この章では Cisco Secure ACS リリース 5.5 以降から Cisco ISE リリース 2.4 システムへのデー タ移行に使用される Cisco Secure ACS to Cisco ISE Migration Tool について説明します 移行の概要 1 ページ Cisco Secure ACS から データ移行 1 ページ Cisco Secure ACS to Cisco ISE

More information

新製品 Arcserve Backup r17.5 のご紹介 (SP1 対応版 ) Arcserve Japan Rev. 1.4

新製品 Arcserve Backup r17.5 のご紹介 (SP1 対応版 ) Arcserve Japan Rev. 1.4 新製品 Arcserve Backup r17.5 のご紹介 ( 対応版 ) Arcserve Japan Rev. 1.4 クラウドストレージへの直接バックアップ バックアップ クラウドストレージ * クラウドサーバ 一時領域 バックアップ 一時領域 一時領域 HDD 不要 災害対策コストの削減 オンプレミスサーバ * 利用可能なクラウドストレージは動作要件をご確認ください https://support.arcserve.com/s/article/218380243?language=ja

More information

スライド 1

スライド 1 NetApp 新製品紹介 - FAS2600 シリーズ - 2017/6/16 インフラマーケティング部ストレージソリューション課 NetApp 担当 目次 目次 1.NetApp FAS 製品ラインナップ p.3 2.NetApp FAS 新製品の特徴 p.4 3. FAS2600 シリーズ製品情報 p.5 3-1. ハードウェア概要 p.6 3-2. 特徴 p.9 3-3. 見積パターン p.11

More information

Filr 2.0 Desktopアプリケーションリリースノート

Filr 2.0 Desktopアプリケーションリリースノート Filr 2.0 Desktop アプリケーションリリースノート 2016 年 2 月 Filr 2.0 Desktop アプリケーションは ファイルのオンデマンド機能が導入されており Filr サーバとワークステーション上のすべてのファイルの統合ビューや仮想ビューを提供します ファイルのオンデマンド機能により サーバからワークステーションにすべてのファイルをダウンロードする必要がなくなります ファイルにアクセスして

More information

Backup Restore機能 補足資料(IBM® Tivoli® Storage Manager)

Backup Restore機能 補足資料(IBM® Tivoli® Storage Manager) Hitachi Virtual File Platform Backup Restore 機能補足資料 (IBM Tivoli Storage Manager) 対象製品 Hitachi Virtual File Platform 4.2.3-00 以降 輸出時の注意本製品を輸出される場合には 外国為替及び外国貿易法の規制並びに米国輸出管理規則など外国の輸出関連法規をご確認の上 必要 な手続きをお取りください

More information

Windows Storage Server リファレンスマニュアル

Windows Storage Server リファレンスマニュアル 35011972 ver.01 1-01 C10-017 Windows Storage Server リファレンスマニュアル 目次 第 1 章ファイルサーバーとしての活用... 3 共有フォルダーの管理...4 ユーザー数制限...9 アクセス許可...10 NTFS アクセス許可...11 共有のアクセス許可...13 有効なアクセス許可...14 参考 : 特殊なアクセス許可...15 ファイルサーバーリソースマネージャー

More information

ONTAP 9 SMB / CIFS構成ガイド(Microsoft Hyper-VおよびSQL Server)

ONTAP 9 SMB / CIFS構成ガイド(Microsoft Hyper-VおよびSQL Server) ONTAP 9 SMB / CIFS 構成ガイド (Microsoft Hyper-V および SQL Server ) 2018 年 2 月 215-13327_A0 ng-gpso-jp-documents@netapp.com ONTAP 9.3 用に更新 目次 3 目次 このマニュアルの対象者... 5 Microsoft Hyper-V および SQL Server over SMB ソリューション用の

More information

Data ONTAP 8.1 7-Mode Storage Efficiency管理ガイド

Data ONTAP 8.1 7-Mode Storage Efficiency管理ガイド Data ONTAP 8.1 7-Mode Storage Efficiency 管 理 ガイド ネットアップ 株 式 会 社 http://www.netapp.com/jp/ 部 品 番 号 : 215-09290_A0 作 成 日 : 2012 年 7 月 目 次 3 目 次 Storage Efficiency とは... 6 ネットアップの 利 点... 6 Storage Efficiency

More information

QNAP vsphere Client 用プラグイン : ユーザーガイド 2012 年 12 月更新 QNAP Systems, Inc. All Rights Reserved. 1

QNAP vsphere Client 用プラグイン : ユーザーガイド 2012 年 12 月更新 QNAP Systems, Inc. All Rights Reserved. 1 QNAP vsphere Client 用プラグイン : ユーザーガイド 2012 年 12 月更新 2012. QNAP Systems, Inc. All Rights Reserved. 1 注意 : 提示する情報は 通知なく変更することがあります 商標 QNAP および QNAP ロゴは QNAP Systems, Inc. の商標です 引用されるすべてのブランド名および製品名は各所有者の商標です

More information

Microsoft Word - PSM_Mig_FAS_16209.doc

Microsoft Word - PSM_Mig_FAS_16209.doc PoINT Storage ManagerV5.2 の NetApp Cluster へのデータ移行機能の紹介 (2016/2/9) 有限会社オプティカルエキスパート PoINT Storage Manager は階層管理の最上位層の Performance Tier として設定した NetApp FAS/EMC VNX/Windows に保存されているファイルをポリシー設定に従って タグ ( スタブ

More information

マネージドクラウド with bit-drive 仮想マシンサービス 管理者マニュアル [ 管理者さま向け ] 2018 年 10 月 15 日 Version 3.0 bit- drive 2018/10/15 Version 3.0 マネージドクラウド with bit-drive 仮想マシン

マネージドクラウド with bit-drive 仮想マシンサービス 管理者マニュアル [ 管理者さま向け ] 2018 年 10 月 15 日 Version 3.0 bit- drive 2018/10/15 Version 3.0 マネージドクラウド with bit-drive 仮想マシン マネージドクラウド with bit-drive 仮想マシンサービス 管理者マニュアル [ 管理者さま向け ] 2018 年 10 月 15 日 Version 3.0 bit- drive 1/36 著作権情報 本ドキュメントは 著作権法で保護された著作物で その全部または一部を許可なく複製したり複製物を配布 したり あるいは他のコンピュータ用に変換したり 他の言語に翻訳すると 著作権の侵害となります

More information

データ移行ツール ユーザーガイド Data Migration Tool User Guide SK kynix Inc Rev 1.01

データ移行ツール ユーザーガイド Data Migration Tool User Guide SK kynix Inc Rev 1.01 データ移行ツール ユーザーガイド Data Migration Tool User Guide SK kynix Inc. 2014 Rev 1.01 1 免責事項 SK hynix INC は 同社の製品 情報および仕様を予告なしに変更できる権利を有しています 本資料で提示する製品および仕様は参考情報として提供しています 本資料の情報は 現状のまま 提供されるものであり 如何なる保証も行いません

More information

第 7 章 ユーザー データ用表領域の管理 この章では 表や索引を格納するユーザー データ用表領域の作成や 作成後のメンテナンスに ついて解説します 1. ユーザー データ用表領域の管理概要 2. ユーザー データ用表領域作成時の考慮事項 3. ユーザー データ用表領域の作成 4. ユーザー データ

第 7 章 ユーザー データ用表領域の管理 この章では 表や索引を格納するユーザー データ用表領域の作成や 作成後のメンテナンスに ついて解説します 1. ユーザー データ用表領域の管理概要 2. ユーザー データ用表領域作成時の考慮事項 3. ユーザー データ用表領域の作成 4. ユーザー データ はじめに コース概要と目的 効率良く Oracle データベースを使用するための運用管理について 管理タスクを行う上での考慮事項や注意 点を実習を通して習得します 受講対象者 データベース管理者 前提条件 データベース アーキテクチャ コースを受講された方 もしくは Oracle システム構成とデータベース構 造に関する知識をお持ちの方 テキスト内の記述について 構文 [ ] 省略可能 { A B

More information

付録

付録 Cisco HyperFlex ノードの設置 1 ページ Cisco UCS ファブリック インターコネクトのセット アップ 2 ページ WinSCP を使用してインストーラ VM に iso と img ファイルをアップロードするには 6 ページ DNS レコード 9 ページ HX サービス アカウント パスワードの更新 9 ページ Cisco HyperFlex ノードの設置 HyperFlex

More information

- 主な機能 - 設定機能キャッシュメモリをキャッシュセグメントに分割し 業務で使用する論理ディスクを割り付けるための設定を行います WebSAM istoragemanager のクライアント画面から操作が可能です キャッシュセグメント作成 削除機能キャッシュセグメントの作成 削除を可能にします

- 主な機能 - 設定機能キャッシュメモリをキャッシュセグメントに分割し 業務で使用する論理ディスクを割り付けるための設定を行います WebSAM istoragemanager のクライアント画面から操作が可能です キャッシュセグメント作成 削除機能キャッシュセグメントの作成 削除を可能にします istorage VirtualCachePartitioning 製品概要 istorage VirtualCachePartitioning は ストレージのキャッシュメモリを複数の区画 ( キャッシュセグメント ) に分割する機能をサポートします キャッシュ分割は 仮想化環境における各テナントでの占有量を制限して I/O 帯域を確保することで 仮想化環境の高安定性を実現するための機能です この機能を導入することにより

More information

スケジューリングおよび通知フォーム のカスタマイズ

スケジューリングおよび通知フォーム のカスタマイズ CHAPTER 6 この章では Outlook 予定表から会議をスケジュールまたは会議に参加するために [MeetingPlace] タブをクリックしたときに表示される項目の最も簡単なカスタマイズ方法について説明します 次の項を参照してください スケジューリングフォームと会議通知 (P.6-1) スケジューリングフォームおよび会議通知のカスタマイズ (P.6-2) MeetingPlace タブのフォームのデフォルト情報とオプション

More information

Oracle Real Application Clusters 10g: 第4世代

Oracle Real Application Clusters 10g: 第4世代 Oracle Real Application Clusters 10g: Angelo Pruscino, Oracle Gordon Smith, Oracle Oracle Real Application Clusters RAC 10g Oracle RAC 10g Oracle Database 10g Oracle RAC 10g 4 Oracle Database 10g Oracle

More information

SNC-HM662 EdgeStorage manual J

SNC-HM662 EdgeStorage manual J ネットワークカメラ SNC-HM662 Edge Storage マニュアル ~SD / microsd で映像録画 再生 ~ 目次 1. Edge Strage 機能について 1-1. Edge Storage 機能とは 1-2. Edge Storage 機能を使用する上での注意点 1-3. 使用可能なメモリーカード 2. Edge Storage 機能使用時の推奨設定 3. Edge Storage

More information

FacebookがCold DataのストレージにメディアとしてBlu-rayを採用に、自社データセンターで使用する10,384枚のBlu-rayライブラリーを発表

FacebookがCold DataのストレージにメディアとしてBlu-rayを採用に、自社データセンターで使用する10,384枚のBlu-rayライブラリーを発表 NetApp DataOnTap V9.1 と PoINT Storage Manager V6 の設定と動作検証 (2017/3/20) 有限会社オプティカルエキスパート PoINT Storage Manager の NetApp FAS システム対応用サービスの NetApp FPolicy Server for Cluster Mode は Data ONTAP の FPolicy 機能を活用し

More information

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme この README について Veritas System Recovery 16 のソフトウェア配信ポリシーのシステム要件 Veritas System Recovery 16 Management Solution のシステム要件 Veritas System Recovery 16 Management

More information

マニュアル訂正連絡票

マニュアル訂正連絡票 < マニュアル訂正連絡票 > ASP PC ファイルサーバ説明書 V28 [J2K0-5740-01C2] 2017 年 12 月 26 日発行 修正箇所 ( 章節項 )5.3.2.3 サーバ環境の設定 作成時のアクセス権 PC ファイルサーバ上に,Windows がファイルまたはディレクトリを作成する際のアクセス権を設定する. 所有者, グループ, その他に対してそれぞれ, 読み込み, 書き込み,

More information

(2) [ バックアップツール ] が表示されます [1] [2] [3] [4] [5] [6] Windows Storage Server 2012 バックアップ手順 (V_01) < 画面の説明 > [1] バックアップ項目リスト登録されているバックアップセットの一覧です [2] 新規 ボタ

(2) [ バックアップツール ] が表示されます [1] [2] [3] [4] [5] [6] Windows Storage Server 2012 バックアップ手順 (V_01) < 画面の説明 > [1] バックアップ項目リスト登録されているバックアップセットの一覧です [2] 新規 ボタ バックアップ手順 (Windows Storage Server 2012) V_01 1 バックアップツール を用いた定期バックアップ バックアップツール は Windows Storage Server 2012 標準の Windows Server バックアップ の制限事項を解消するためのオリジナルのツールです バックアップツール はバックアップ設定を複数作成出来るものになります < バックアップツール

More information

DataKeeper for Windows リリースノート

DataKeeper for Windows リリースノート DataKeeper for Windows リリースノート Version 7.4.2 (Version 7 Update 4 Maintenance 2) 重要 本製品をインストールまたは使用する前に 必ずこのドキュメントをお読みください! このドキュメントには インストール時とその前後に留意すべき重要な項目に関する情報が記載されています はじめに SteelEye DataKeeper Cluster

More information

clustered Data ONTAP 8.3 データ保護ガイド

clustered Data ONTAP 8.3 データ保護ガイド clustered Data ONTAP 8.3 データ 保 護 ガイド ネットアップ 株 式 会 社 www.netapp.com/jp 部 品 番 号 : 215-09483_A0 作 成 日 : 2015 年 1 月 目 次 3 目 次 データ 保 護 の 概 要... 8 データの 保 護 方 法... 8 NVFAILを 使 用 したデータベースの 有 効 性 監 視 および 保 護...

More information

VPN 接続の設定

VPN 接続の設定 VPN 接続の設定 AnyConnect 設定の概要, 1 ページ AnyConnect 接続エントリについて, 2 ページ ハイパーリンクによる接続エントリの追加, 2 ページ 手動での接続エントリの追加, 3 ページ ユーザ証明書について, 4 ページ ハイパーリンクによる証明書のインポート, 5 ページ 手動での証明書のインポート, 5 ページ セキュアゲートウェイから提供される証明書のインポート,

More information

V8_教育テキスト.dot

V8_教育テキスト.dot 1.1 ShadowImage 機能概要 この節では VSP ファミリー (VSP F350,F370,F700,F900,F1500,VSP G150,G350, G370,G700,G900,G1500 および ) の ShadowImage の機能概要 要件について説明します 1.1.1 ShadowImage とは 図 1.1.1-1:ShadowImage 機能概要 ShadowImage

More information

McAfee SaaS Protection 統合ガイド Microsoft Office 365 と Exchange Online の保護

McAfee SaaS  Protection 統合ガイド Microsoft Office 365 と Exchange Online の保護 統合ガイド改訂 G McAfee SaaS Email Protection Microsoft Office 365 と Exchange Online の保護 Microsoft Office 365 の設定 このガイドの説明に従って McAfee SaaS Email Protection を使用するように Microsoft Office 365 と Microsoft Exchange Online

More information

ログインおよび設定

ログインおよび設定 この章は 次の項で構成されています の概要, 1 ページ admin パスワードのリセット, 3 ページ パスワードと共有秘密のガイドライン, 3 ページ 共有秘密のリセット, 4 ページ の概要 Cisco UCS Central GUI および Cisco UCS Central CLI の両方を使用して Cisco UCS Central にログ インできます 両方のインターフェイスを使用すると

More information

アラートの使用

アラートの使用 CHAPTER 7 この章は 次の項で構成されています (P.7-2) アラートプロパティの設定 (P.7-4) アラートの一時停止 (P.7-6) アラート通知用電子メールの設定 (P.7-7) アラートアクションの設定 (P.7-7) 7-1 次のを実行して [Alert Central] へのアクセス アラート情報のソート アラートの有効化 無効化 削除 アラートのクリア アラートの詳細の表示などのタスクを実行できます

More information

Veeam_Corporate_Template_16x9

Veeam_Corporate_Template_16x9 Veeam Backup & Replication ライセンスガイド 2017 年 4 月 REV0.1 商品名 商標等の引用に関する表示 2017 Veeam Software. All rights reserved. 本ドキュメント中に記載された会社名 製品名などは 各社の登録商標または商標です 本ドキュメントのいかなる部分も Veeam Software( 以下 Veeam とする ) の書面による許可なしに

More information

IPM Release 2.6 へのアップグ レード

IPM Release 2.6 へのアップグ レード CHAPTER 3 この章では 以前のリリースの IPM を IPM Release 2.6 にアップグレードする方法について説明します 取り上げる項目は次のとおりです 前のリリースの IPM からのアップグレード (P.3-2) IPM 2.6 の移行パス (P.3-3) Windows でのリモートデータの移行 (P.3-4) Solaris でのリモートデータの移行 (P.3-6) IPM サーバと

More information

clustered Data ONTAP 8.3 CIFSおよびNFSマルチプロトコル構成エクスプレス ガイド

clustered Data ONTAP 8.3 CIFSおよびNFSマルチプロトコル構成エクスプレス ガイド clustered Data ONTAP 8.3 CIFS および NFS マルチプロトコル構成エクスプレスガイド ネットアップ株式会社 www.netapp.com/jp 部品番号 : 215-09494_A0 作成日 : 2014 年 11 月 目次 3 目次 このマニュアルの対象者... 4 マルチプロトコルの設定ワークフロー... 5 アグリゲートの作成... 6 新しいボリュームのプロビジョニング先の検討...

More information

アプリケーション インスペクションの特別なアクション(インスペクション ポリシー マップ)

アプリケーション インスペクションの特別なアクション(インスペクション ポリシー マップ) CHAPTER 2 アプリケーションインスペクションの特別なアクション ( インスペクションポリシーマップ ) モジュラポリシーフレームワークでは 多くのアプリケーションインスペクションで実行される特別なアクションを設定できます サービスポリシーでインスペクションエンジンをイネーブルにする場合は インスペクションポリシーマップで定義されるアクションを必要に応じてイネーブルにすることもできます インスペクションポリシーマップが

More information

Acronis Snap Deploy 5

Acronis Snap Deploy 5 Acronis Snap Deploy 5 クイックスタートガイド 1. はじめに... 2 2. ブータブルメディアの作成... 4 3. マスターイメージの作成... 7 4. マスターイメージの配置... 16 1 1. はじめに 本書は Snap Deploy を初めてお使いの方へインストール後の使用方法について一連の手順を説明しています Snap Deploy for PC と Snap

More information

ONTAP 9 ディスクとアグリゲート パワー ガイド

ONTAP 9 ディスクとアグリゲート パワー ガイド ONTAP 9 ディスクとアグリゲートパワーガイド 2017 年 11 月 215-13341_A0 ng-gpso-jp-documents@netapp.com ONTAP 9.3 用に更新 目次 3 目次 このマニュアルの対象者... 6 アグリゲートの作成ワークフロー... 7 使用するアグリゲートの作成方法の決定... 7 自動プロビジョニングを使用したアグリゲートの作成... 8 アグリゲートのデフォルトの

More information

Microsoft Word - nvsi_060132jp_datadomain_restoreDRAFT4.doc

Microsoft Word - nvsi_060132jp_datadomain_restoreDRAFT4.doc Article ID: NVSI-060132JP Created: 2006/11/28 Revised: - DataDomain を使用した NetVault Backup VTL レプリケーション環境における複製先からのリストア 1. 概要 NetVault Backup 7.1.2 と DataDomain OS 3.3.2.3-27034 以前の組み合わせで NetVault の仮想テープ

More information

Administration of Veritas Cluster Server 6.0 for UNIX の管理練習問題 例題 1. installvcs -installonly が正常に実行されたことが記録されるテキストファイルは次のどれですか (2 つ選択 ) a. インストールログ b.

Administration of Veritas Cluster Server 6.0 for UNIX の管理練習問題 例題 1. installvcs -installonly が正常に実行されたことが記録されるテキストファイルは次のどれですか (2 つ選択 ) a. インストールログ b. Administration of Veritas Cluster Server 6.0 for UNIX の管理練習問題 例題 1. installvcs -installonly が正常に実行されたことが記録されるテキストファイルは次のどれですか (2 つ選択 ) a. インストールログ b. エンジンログ c. 設定ファイル d. 応答ファイル e. トレースログ 2. クラスタに新しいノードを追加した場合

More information

EMC Data Domain Boost for Symantec NetBackup and NetBackup Storage Unit Group Failover

EMC Data Domain Boost for Symantec NetBackup and NetBackup Storage Unit Group Failover EMC Data Domain Boost for Symantec NetBackup と NetBackup ストレージ ユニット グループのフェイルオーバー機能 高度なテクノロジー 概要 バックアップの失敗または停止を伴うサービスの中断は バックアップ環境にとって好ましいものではありません 多くの商用バックアップ アプリケーションは サービスの中断に対処できるように設計されており ポリシー ベースのアルゴリズムを使用して自動的にフェイルオーバーを実行できます

More information

VLAN の設定

VLAN の設定 この章の内容は 次のとおりです VLAN について, 1 ページ, 4 ページ VLAN について VLAN の概要 VLAN は ユーザの物理的な位置に関係なく 機能 プロジェクトチーム またはアプリケーションによって論理的にセグメント化されているスイッチドネットワークの端末のグループです VLAN は 物理 LAN と同じ属性をすべて備えていますが 同じ LAN セグメントに物理的に配置されていないエンドステーションもグループ化できます

More information

ActiveImage Protector 3.5

ActiveImage Protector 3.5 for Hyper-V Enterprise のご紹介 ( 株 ) ネットジャパン法人営業部 2014 年 5 月 30 日 目次 主な導入対象 P.3 導入のメリット P.4 主な機能 1. バックアップ機能 P.6 2. 仮想マシンの即時稼働と復元 P.14 3. ReZoom 機能による通常の復元 P.22 4. マウント機能によるファイル単位の復元 P.24 5. その他の機能 P.27 2

More information

Data-Add User Manual.book

Data-Add User Manual.book Data-Add ULEAD DATA-ADD ユーザーガイド 1 目次 Ulead Data-Add へようこそ... 2 Ulead Data-Add って何?... 2 動作条件... 2 Ulead Data-Add のインストール... 2 環境設定のカスタマイズ... 3 オプション... 3 Data-Add を使ってファイルやフォルダをディスクにコピーする... 4 ファイルシステム...

More information

8. Storage Limits でファイルサーバーの録画容量を設定します 保存期間 : 保存したい最大期間 or 無制限 StorageSize : ファイルサーバ /NAS の容量にあわせて設定 Resere Storage : 一時的な追加サーバースペース Number of sequenc

8. Storage Limits でファイルサーバーの録画容量を設定します 保存期間 : 保存したい最大期間 or 無制限 StorageSize : ファイルサーバ /NAS の容量にあわせて設定 Resere Storage : 一時的な追加サーバースペース Number of sequenc MOBOTIX 録画設定 (Recording Settings) STEP 1 録画保存先設定 1. カメラ画面の左上にある Admin Menu をクリックしてください 3. 画像ストレージの Storage on External File Serer / Flash Deice を開きます 4. ページ右下に 一部 のボタンがあることを確認します 全体 の場合は クリックして画面表示を全体に切り替えます

More information

スライド 1

スライド 1 XCoveryTB インストール時エラーコード対応マニュアル インストール前の HDD 診断方法について P2 よく発生するエラーコード一覧 エラーコード 1030 1040 原因 C ドライブがブートドライブでない場合 (XP/VISTA の場合 ) C ドライブがブートドライブでない場合 (Windows7 の場合 ) 1400 C ドライブの残余スペースが少ない場合 (5GB 未満の場合 )

More information

データコピーとは データコピーは 古い NAS のデータを新しい HDL-Z シリーズに簡単にコピーできます 環境例本製品は以下の用途の際に最適です 古い HDL-Z シリーズから新しい HDL-Z シリーズへのコピー古い HDL-Z シリーズから 新しい HDL-Z シリーズへのスムーズなコピーが

データコピーとは データコピーは 古い NAS のデータを新しい HDL-Z シリーズに簡単にコピーできます 環境例本製品は以下の用途の際に最適です 古い HDL-Z シリーズから新しい HDL-Z シリーズへのコピー古い HDL-Z シリーズから 新しい HDL-Z シリーズへのスムーズなコピーが HDL-Z シリーズへデータコピーする データコピー for Windows 画面で見るマニュアル データコピー for Windows( 以下 データコピー ) は 古い NAS のデータを新しい弊 社製 HDL-Z シリーズにコピーするためのアプリです データコピーは インストール不要です そのまま実行できます 対応 OS Windows Storage Server 2016 Windows

More information

ActiveImage Protector 2016 R2 for Express5800 / ftサーバ

ActiveImage Protector 2016 R2 for Express5800 / ftサーバ ActiveImage Protector 2016 R2 for Express5800/ft サーバ クイックスタートガイド 第 1 版 - 2016 年 9 月 20 日 Copyright 2016 NetJapan, Inc. 無断複写 転載を禁止します 本ソフトウェアと付属ドキュメントは株式会社ネットジャパンに所有権および著作権があります ActiveImage Protector ActiveImage

More information

MAGNIA Storage Server Configuration Guide

MAGNIA Storage Server Configuration Guide MAGNIA シリーズ システム構成ガイド Storage Server 概要編 [2012.12] 価格について 本書に記載の価格はすべて税込です 据付調整費 使用済み商品のお引き取り費は含まれておりません もくじ MAGNIA Storage Server 構成ガイド概要編 ページ 概要 2 特長 3 ネットワーク構成例 5 システム構成セレクション 6 1 MAGNIA Storage Server

More information

Japanese.p65

Japanese.p65 1. 1. SATA ハードディスインストールガイド 1.1 シリアル ATA (SATA) ハードディスクインストール IntelCH R SouthBridge チップセットは RAID 0 RAID 1 RAID 10 RAID 5 および Intel Matrix Storage を含む RAID 機能を備えたシリアル ATA (SATA) ハードディスクをサポートします このガイドの RAID

More information

まえがき 2011 年 11 月 1 日 ver1.0 [ 初版 ] 本手順書では vcenter サーバが管理する仮想コンピュータを Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for ESX(i)( バーチャルアプライアンス ) を用いてバックアップする手順をご紹介し

まえがき 2011 年 11 月 1 日 ver1.0 [ 初版 ] 本手順書では vcenter サーバが管理する仮想コンピュータを Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for ESX(i)( バーチャルアプライアンス ) を用いてバックアップする手順をご紹介し VMware vcenter 統合とエージェント for ESX(i) の配置 目次 1. VMWare vcenter 統合... 3 1.1. VMWare vcenter 統合の有効化... 3 1.2. エージェント for ESX(i) の配置... 6 1.3. vsphere Client からのエージェント for ESX(i) 配置... 9 2. ESX サーバ単体の管理...

More information

クローン機能について 保存先が HDLH シリーズの場合マスタースレーブファイル 設定のコピー HDLH シリーズ 台をそれぞれマスター / スレーブとして構成し マスターの設定やファイルをスレーブに保存します ファイルの保存はレプリケーション機能を利用しておこなわれます 社内 LAN マスター故障

クローン機能について 保存先が HDLH シリーズの場合マスタースレーブファイル 設定のコピー HDLH シリーズ 台をそれぞれマスター / スレーブとして構成し マスターの設定やファイルをスレーブに保存します ファイルの保存はレプリケーション機能を利用しておこなわれます 社内 LAN マスター故障 クローン機能を使う ネットワーク接続ハードディスク HDLH シリーズ ご注意 事前に クローン機能を使用する本製品 ( マスター スレーブ ) に本パッケージを追加してください 事前に クローン機能を使用する本製品 ( マスター ) にレプリケーションパッケージ (Ver..03 以降 ) を追加してください ( スレーブには不要です ) パッケージの追加方法は 画面で見るマニュアル をご覧ください

More information

HDC-EDI Manager Ver レベルアップ詳細情報 < 製品一覧 > 製品名バージョン HDC-EDI Manager < 対応 JavaVM> Java 2 Software Development Kit, Standard Edition 1.4 Java 2

HDC-EDI Manager Ver レベルアップ詳細情報 < 製品一覧 > 製品名バージョン HDC-EDI Manager < 対応 JavaVM> Java 2 Software Development Kit, Standard Edition 1.4 Java 2 レベルアップ詳細情報 < 製品一覧 > 製品名バージョン HDC-EDI Manager 2.2.0 < 対応 JavaVM> Java 2 Software Development Kit, Standard Edition 1.4 Java 2 Platform Standard Edition Development Kit 5.0 Java SE Development Kit 6 < 追加機能一覧

More information

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 1.0 for Windows FAQ 集 2013(Mar) NEC Corporation 導入に関する質問 運用に関する質問 動作環境に関する質問

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 1.0 for Windows FAQ 集 2013(Mar) NEC Corporation 導入に関する質問 運用に関する質問 動作環境に関する質問 CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 1.0 for Windows FAQ 集 2013(Mar) NEC Corporation 導入に関する質問 運用に関する質問 動作環境に関する質問 改版履歴 版数改版内容 1.0 2013.3.29 新規作成 i はしがき 本書は CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 1.0 for Windows ( 以後 RootDiskMonitor

More information

プラン作成ガイド ~ 仮想環境をエージェントレスで バックアップするプランの作成 ~ 年 8 月

プラン作成ガイド ~ 仮想環境をエージェントレスで バックアップするプランの作成 ~ 年 8 月 プラン作成ガイド ~ 仮想環境をエージェントレスで バックアップするプランの作成 ~ 年 8 月 目次 はじめに... 1 1. 運用を開始するための設定... 2 1.1 VMWARE ESX / VCENTER 保護対象ノードの追加... 2 1.2 HYPER-V 保護対象ノードの追加... 5 1.3 エージェントレスバックアッププランの作成... 8 1.4 バックアップの実行... 14

More information

MIB サポートの設定

MIB サポートの設定 CHAPTER 2 この章では Cisco 10000 シリーズに SNMP および MIB のサポートを設定する手順について説明します 具体的な内容は次のとおりです Cisco IOS リリースに対応する MIB サポートの判別 (p.2-1) MIB のダウンロードおよびコンパイル (p.2-2) シスコの SNMP サポート (p.2-4) Cisco IOS リリースに対応する MIB サポートの判別

More information

QNAP マイグレーション RAID 拡張手順書 Active Directory 設定手順 Rev /11/09 株式会社フォースメディアエンジニアリング部

QNAP マイグレーション RAID 拡張手順書 Active Directory 設定手順 Rev /11/09 株式会社フォースメディアエンジニアリング部 QNAP マイグレーション RAID 拡張手順書 Active Directory 設定手順 Rev 1 2016/11/09 株式会社フォースメディアエンジニアリング部 1. 概要 QNAP NAS では 現在使用しているの容量が不足してきたら 現在の設定情報や電子ファイルを維持した状態で 運用を続けながら容量を拡張する事が可能です 本書では 容量拡張のモデルケースとしまして 2Bay model

More information

機能紹介:コンテキスト分析エンジン

機能紹介:コンテキスト分析エンジン 機能紹介 コンテキスト分析エンジン CylanceOPTICS による動的な脅威検知と 自動的な対応アクション すばやく脅威を検知して対応できるかどうか それにより 些細なセキュリティ侵害で済むのか トップニュースで報じられる重大な侵害にまで発展するのかが決まります 残念ながら 現在市場に出回っているセキュリティ製品の多くは 迅速に脅威を検出して対応できるとうたってはいるものの そのインフラストラクチャでは

More information

BitLocker 構成手順書 ( 既存インストール TPM 無 ドメイン参加無 ) 目的 Microsoft Windows Vista Enterprise もしくは Ultimate をインストールしているシステ ムフォルダを BitLocker に構成し暗号化するための手順書である 対象 O

BitLocker 構成手順書 ( 既存インストール TPM 無 ドメイン参加無 ) 目的 Microsoft Windows Vista Enterprise もしくは Ultimate をインストールしているシステ ムフォルダを BitLocker に構成し暗号化するための手順書である 対象 O BitLocker 構成手順書 ( 既存インストール TPM 無 ドメイン参加無 ) 目的 Microsoft Windows Vista Enterprise もしくは Ultimate をインストールしているシステ ムフォルダを BitLocker に構成し暗号化するための手順書である 対象 OS:Microsoft Windows Vista Enterprise もしくは Ultimate

More information

03_共有フォルダ

03_共有フォルダ 特権の設定 共有フォルダー NAS 上に複数の共有フォルダーを作成し ユーザーおよびユーザーグループの共有に対するア クセス権を指定できます NAS で作成できる共有フォルダー数は NAS モデルにより異なります ご使用の NAS モデルが一覧にない場合 http://www.qnap.com にアクセスして詳細をご確認ください フォルダーリストに 現在のデータサイズ 共有フォルダー内に作成したサブフォルダーお

More information

ONTAP 9 OnCommand System Managerを使用したクラスタ管理

ONTAP 9 OnCommand System Managerを使用したクラスタ管理 ONTAP 9 OnCommand System Manager を使用したクラスタ管理 2017 年 6 月 215-12116_B0 ng-gpso-jp-documents@netapp.com ONTAP 9.2 用に更新 目次 3 目次 OnCommand System Manager のヘルプにようこそ... 17 お気に入りのトピックへのアクセス... 17 System Manager

More information

TFTP serverの実装

TFTP serverの実装 TFTP サーバーの実装 デジタルビジョンソリューション 佐藤史明 1 1 プレゼンのテーマ組み込みソフトのファイル転送を容易に 2 3 4 5 基礎知識 TFTP とは 実践 1 実際に作ってみよう 実践 2 組み込みソフトでの実装案 最後におさらい 2 プレゼンのテーマ 組み込みソフトのファイル転送を容易に テーマ選択の理由 現在従事しているプロジェクトで お客様からファームウェアなどのファイル転送を独自方式からTFTPに変更したいと要望があった

More information

Transitioning from Microsoft® Exchange Server 2003 to Exchange Server 2007 while using HP StorageWorks All-in-One Storage System for storage

Transitioning from Microsoft® Exchange Server 2003 to Exchange Server 2007 while using HP StorageWorks  All-in-One Storage System for storage ストレージに HP Storage Works All-in-One Storage System を使用しながらの Microsoft Exchange Server 2003 から Exchange Server 2007 への移行 はじめに... 2 対象読者... 2 概要... 3 移行オプション... 3 パブリック フォルダとExchange Server 2007... 4 移行プロセス...

More information

HVL-DR 設定画面詳細 04 版 トップ画面 2 サーバーの基本設定 3 デジタルラックの基本設定 10 コンテンツの管理 19 ダウンロード 32 自動ダウンロード設定 38 各種設定 48 お知らせ 61 画面例 :ios

HVL-DR 設定画面詳細 04 版 トップ画面 2 サーバーの基本設定 3 デジタルラックの基本設定 10 コンテンツの管理 19 ダウンロード 32 自動ダウンロード設定 38 各種設定 48 お知らせ 61 画面例 :ios HVL-DR 設定画面詳細 04 版 トップ画面 2 サーバーの基本設定 3 デジタルラックの基本設定 10 コンテンツの管理 19 ダウンロード 32 自動ダウンロード設定 38 各種設定 48 お知らせ 61 画面例 :ios トップ画面 サブメニューが表示されます どの画面からでも 各画面へ移動できます 現在の画面 / フォルダーを表示します [ ] で前の画面に戻ります 各画面を表示します

More information

StoreEasy 1x40 RAID構成ガイド

StoreEasy 1x40 RAID構成ガイド StoreEasy 1x40 RAID 資料 日本ヒューレット パッカード株式会社 HP ストレージ事業統括 2014 年 12 月 StoreEasy ディスク概念情報 操作方法 StoreEasy でのストレージプロビジョニングの考え方 物理ディスク プール 仮想ディスク ボリューム 物理ディスクをプール単位でたばね RAID レベルを指定します プールから仮想ディスクを切り出します 仮想ディスクからボリュームを作成し

More information

Arcserve Replication/High Availability 製品の仕組み

Arcserve Replication/High Availability  製品の仕組み 目次 1. Arcserve Replication/High Availability 共通の仕組み 1-1: 同期とレプリケーションについて 1-2: 同期の仕組み ファイルレベル同期 ブロックレベル同期 オフライン同期 1-3: レプリケーションの仕組み 2. Arcserve High Availability スイッチオーバーの仕組み 2-1: IP 移動 2-2: コンピュータ名の切り替え

More information

Windows Server 2016 Hyper-V ストレージQoS機能の強化

Windows Server 2016 Hyper-V ストレージQoS機能の強化 Windows Server 2016 Hyper-V ストレージ QoS 機能の強化 1. はじめに Windows Server 2012 R2 の Hyper-V ストレージ QoS(Quality of Service) 機能は 仮想ディスクに対する I/O 帯域制御において Hyper-V ホスト上の仮想マシン ( 以下 VM と略 ) に対してのみ管理が可能でした このため Hyper-V

More information

ホワイト ペーパー EMC VFCache により Microsoft SQL Server を高速化 EMC VFCache EMC VNX Microsoft SQL Server 2008 VFCache による SQL Server のパフォーマンスの大幅な向上 VNX によるデータ保護 E

ホワイト ペーパー EMC VFCache により Microsoft SQL Server を高速化 EMC VFCache EMC VNX Microsoft SQL Server 2008 VFCache による SQL Server のパフォーマンスの大幅な向上 VNX によるデータ保護 E ホワイト ペーパー VFCache による SQL Server のパフォーマンスの大幅な向上 VNX によるデータ保護 EMC ソリューション グループ 要約 このホワイト ペーパーでは EMC VFCache と EMC VNX を組み合わせて Microsoft SQL Server 2008 環境での OLTP( オンライン トランザクション処理 ) のパフォーマンスを改善する方法について説明します

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション Oracle GRID Center Flash SSD + 最新ストレージと Oracle Database で実現するデータベース統合の新しい形 2011 年 2 月 23 日日本オラクル Grid Center エンジニア岩本知博 進化し続けるストレージ関連技術 高速ストレージネットワークの多様化 低価格化 10GbE FCoE 8Gb FC ディスクドライブの多様化および大容量 / 低価格化

More information

Microsoft PowerPoint - SME_090213_03_公開用.ppt

Microsoft PowerPoint - SME_090213_03_公開用.ppt 古くて新しいストレージ統合 最新テクノロジーを使ったストレージ統合 2009 年 2 13 EMCジャパン株式会社プロダクト マーケティング部 堤政昭 1 経済危機のストレージ環境 データは年率 60% Exabytes 1,773 exabytes 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 5 年で 10 倍のデータ量! 400 200 0 2006 2007 2008

More information

CR-UK1ソフトウェアユーザーズガイド

CR-UK1ソフトウェアユーザーズガイド 1 はじめに このたびは USB キー CR-UK1 をお買い上げいただき誠にありがとうございます 本ソフトウェアユーザーズガイドでは CR-UK1 を利用した機能の説明や利用方法について説明しています あらかじめクイックセットアップを参照して USB キーのドライバと G-Lock のインストールと KeyID の入力を行い USB キーが利用できる状態にしたうえでお読みください もくじ はじめに

More information

X.25 PVC 設定

X.25 PVC 設定 X.25 PVC 設定 目次 はじめに前提条件要件使用するコンポーネント表記法背景説明仮想回線範囲の設定設定ネットワーク図設定確認トラブルシューティング関連情報 はじめに このドキュメントでは X.25 相手先固定接続 (PVC) の設定例を紹介します 前提条件 要件 このドキュメントに関しては個別の要件はありません 使用するコンポーネント このドキュメントは 特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません

More information

Mindjet MindManager Version 9 for Windows サービスパック 2 リリースノート : 2011 年 4 月 20 日

Mindjet MindManager Version 9 for Windows サービスパック 2 リリースノート : 2011 年 4 月 20 日 Mindjet MindManager Version 9 for Windows サービスパック 2 : 2011 年 4 月 20 日 MindManager Version 9 for Windows で修正された問題 MindManager 9 ビルド 9.2.545 合計期間が 1 日未満の仕事間の依存関係が 強制的に別の日に開始された 依存する仕事の合計期間が一作業日未満である場合は それらの仕事を同じ日に開始できるようになりました

More information

9 WEB監視

9  WEB監視 2018/10/31 02:15 1/8 9 WEB 監視 9 WEB 監視 9.1 目標 Zabbix ウェブ監視は以下を目標に開発されています : ウェブアプリケーションのパフォーマンスの監視 ウェブアプリケーションの可用性の監視 HTTPとHTTPSのサポート 複数ステップで構成される複雑なシナリオ (HTTP 要求 ) のサポート 2010/08/08 08:16 Kumi 9.2 概要 Zabbix

More information

ライフサイクル管理 Systemwalker Centric Manager カタログ

ライフサイクル管理 Systemwalker Centric Manager カタログ for Oracle Oracle Live Help ICTシステム管理 安定稼働 わかりやすい監視と復旧支援 監視コンソールを統合化 わかりやすい監視画面 リモート操作による対処復旧 Windowsや各種Unix Linux メインフレーム 遠隔地のサーバやクライアントの画面を 管理者 など マルチプラットフォーム環境の統合運用管理 の手元の画面から直接操作できます 複数のパソ が可能です

More information

【Cosminexus V9】クラウドサービスプラットフォーム Cosminexus

【Cosminexus V9】クラウドサービスプラットフォーム Cosminexus http://www.hitachi.co.jp/soft/ask/ http://www.hitachi.co.jp/cosminexus/ Printed in Japan(H) 2014.2 CA-884R データ管 タ管理 理 ノンストップデータベース データ管 タ管理 理 インメモリデータグリッド HiRDB Version 9 ucosminexus Elastic Application

More information

Microsoft Word - nvsi_090200jp_r1_nvbsvr_mscs.doc

Microsoft Word - nvsi_090200jp_r1_nvbsvr_mscs.doc Article ID: NVSI-090200JP_R1 Created: 2010/2/4 Revised: 2010/9/17 NetVault Backup サーバと Windows Server 2008 / フェールオーバークラスタとの統合 1. 検証目的 Windows Server 2008 では アプリケーションの可用性を高めるフェールオーバークラスタ機能を提供しています 本検証では

More information

Oracle Un お問合せ : Oracle Data Integrator 11g: データ統合設定と管理 期間 ( 標準日数 ):5 コースの概要 Oracle Data Integratorは すべてのデータ統合要件 ( 大量の高パフォーマンス バッチ ローブンの統合プロセスおよ

Oracle Un お問合せ : Oracle Data Integrator 11g: データ統合設定と管理 期間 ( 標準日数 ):5 コースの概要 Oracle Data Integratorは すべてのデータ統合要件 ( 大量の高パフォーマンス バッチ ローブンの統合プロセスおよ Oracle Un お問合せ : 0120- Oracle Data Integrator 11g: データ統合設定と管理 期間 ( 標準日数 ):5 コースの概要 Oracle Data Integratorは すべてのデータ統合要件 ( 大量の高パフォーマンス バッチ ローブンの統合プロセスおよびSOA 対応データ サービスへ ) を網羅する総合的なデータ統合プラットフォームです Oracle

More information

Exam : 日本語版 Title : Enterprise Storage Sales V3 Vendor : IBM Version : DEMO 1 / 5 Get Latest & Valid J Exam's Question and Answers from

Exam : 日本語版 Title : Enterprise Storage Sales V3 Vendor : IBM Version : DEMO 1 / 5 Get Latest & Valid J Exam's Question and Answers from Topexam 一番権威的な IT 認定試験ウェブサイト http://www.topexam.jp 最も新たな国際 IT 認定試験問題集 Exam : 000-959 日本語版 Title : Enterprise Storage Sales V3 Vendor : IBM Version : DEMO 1 / 5 Get Latest & Valid 000-959J Exam's Question

More information

OS バージョンアップ実行後のご注意 OS バージョンアップ後 更新完了通知が自動的にNECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社の運用するサーバへ送信されます なお NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社は送信された情報を OS バージョンアップ以外の目的には利用いたしません また

OS バージョンアップ実行後のご注意 OS バージョンアップ後 更新完了通知が自動的にNECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社の運用するサーバへ送信されます なお NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社は送信された情報を OS バージョンアップ以外の目的には利用いたしません また MEDIAS X N-07D OS バージョンアップ手順書 ~ パソコンを利用してバージョンアップする ~ このたびは MEDIAS X N-07D( 以下 N-07D とします ) をお買い上げいただきまして 誠にありがとうございました N-07D の本体 OS を Android OS 4.0 から Android OS 4.1 にバージョンアップするための OS バージョンアップ手順をご説明いたします

More information

スライド 1

スライド 1 NetApp 新製品のご紹介 株式会社ネットワールド NetApp チーム 目次 目次 1. FAS3200シリーズ製品情報 3 2. FAS6200シリーズ製品情報 13 3. FAS3200 FAS6200 SWオーダー方法 22 4. DS2246 製品情報 25 5. SSD 製品情報 34 2 1. FAS3200 シリーズ製品情報 1. FAS3200 シリーズ 製品情報 3 1. FAS3200

More information

Microsoft iSCSI Software Targetを使用したクラスタへの共有ディスク・リソースの提供

Microsoft iSCSI Software Targetを使用したクラスタへの共有ディスク・リソースの提供 Microsoft iscsi Software Target を使用したクラスタへの共有ディスク リソースの提供 はじめに... 2 クラスタ ホスト エントリの作成... 3 イニシエータの設定... 7 クラスタ ノード 1 のイニシエータ... 7 クラスタ ノード 2 のイニシエータ... 7 iscsi 仮想ディスクのエクスポート... 8 iscsi デバイスの初期化... 11 Microsoft

More information

Microsoft Word - nvsi_090198_quantum dxi7500_nvb.doc

Microsoft Word - nvsi_090198_quantum dxi7500_nvb.doc Article ID: NVSI-090198JP Created: 2009/09/28 Revised: - Quantum DXi7500 と NetVault Backup による動作検証 1. 概要 Quantum DXi7500 は Dedupe 機能等を備えた Quantum 社の高性能なディスクベースのバックアップ装置です DXi7500 はハードウェア仮想テープ ライブラリ ( 以下

More information

Microsoft Word - asbu_r15_wp_hyper-v_backup.docx

Microsoft Word - asbu_r15_wp_hyper-v_backup.docx 解決!! 画面でわかる簡単ガイド : 仮想環境データ保護 (HYPER-V)~ 仮想マシン 丸ごと バックアップ手順 ~ 解決!! 画面でわかる簡単ガイド CA ARCserve Backup r15 仮想環境データ保護 (Hyper-V) ~ 仮想マシン 丸ごと バックアップ手順 ~ 2011 年 4 月 CA Technologies 1 目次 はじめに... 3 バックアップ前の準備... 4

More information

ALogシリーズ ライセンス定義書

ALogシリーズ ライセンス定義書 ライセンス定義 ALog ConVerter は株式会社網屋の登録商標です 記載された会社名 製品名は それぞれの会社の商標もしくは登録商標です 記載された製品の仕様 機能等は改良のため予告なく変更される場合があります 2018 年 7 月版 Copyright AMIYA Corporation All Rights Reserved. 共通事項 保守契約について 初年度 1 年間は保守契約が必須です

More information

MotionBoard Ver. 5.6 パッチ適用手順書

MotionBoard Ver. 5.6 パッチ適用手順書 MotionBoard Ver. 5.6 パッチ適用手順書 目次 目次 目次... 2 本パッチ適用手順書について... 3 1. パッチ適用手順... 4 1-1. MotionBoard サーバー インメモリ OLAP エンジン MotionBoard RC Service の適用手順... 5 1-2. MotionBoard Agent の適用手順... 7 1-3. +Mobile アプリケーション

More information

Arcserve Unified Data Protection サーバ構成とスペック見積もり方法 2018 年 10 月 Arcserve Japan Ver

Arcserve Unified Data Protection サーバ構成とスペック見積もり方法 2018 年 10 月 Arcserve Japan Ver Arcserve Unified Data Protection サーバ構成とスペック見積もり方法 2018 年 10 月 Arcserve Japan Ver. 1.2 1 はじめに 本資料ではバックアップ要件に基づき Arcserve Unified Data Protection(UDP) の 管理サーバ と 復 旧ポイントサーバ を導入するサーバスペックの見積もり例を記載しています 見積もり例はバックアップ対象容量を

More information

ソフトウェアの説明

ソフトウェアの説明 CHAPTER 2 この章では Cisco Edge Craft とその機能の概要について説明します 2.1 概要 Cisco Edge Craft は ネットワーク要素を 1 つずつ運用状態にする場合に使用します Cisco Edge Craft でできるのは ネットワーク要素に保存されている情報の表示と その情報に関する操作だけです Cisco Edge Craft のグラフィカルユーザインターフェイス

More information

问题集 ITEXAMPASS 1 年で無料進級することに提供する

问题集 ITEXAMPASS   1 年で無料進級することに提供する 问题集 ITEXAMPASS https://www.itexampass.jp 1 年で無料進級することに提供する Exam : 70-762 Title : Developing SQL Databases Version : DEMO 1 / 10 1. ドラッグドロップ注 : この質問は 同じシナリオを使用する一連の質問の一部です あなたの便宜のために シナリオは各質問で繰り返されます 各質問は異なる目標と答えの選択を提示しますが

More information

038_h01.pdf

038_h01.pdf 04 12Gb/ & PCIe Gen3 RAID P.09 P.16 P.12 P.13 P.10 P.14 P.12 P.12 P.16 P.08 P.09 P.10 P.14 P.16 P.09 12Gb/ & PCIe Gen3 RAID 05 12Gb/秒 & PCIe Gen3 6Gb/秒 & PCIe Gen3 6Gb/秒 & PCIe Gen3 Adaptec 7シリーズRAIDアダプタファミリ

More information

Microsoft Word - ssVPN MacOS クライアントマニュアル_120版.doc

Microsoft Word - ssVPN  MacOS クライアントマニュアル_120版.doc Mac OS クライアントソフトマニュアル 第 1.10/1.20 版 2014 年 1 月 7 日 - 目次 - はじめに... 3 1 動作環境... 3 2 インストール... 3 3 ssvpn の起動... 3 4 システム環境設定 ( Mac OS X 10.8, 10.9 )... 5 4.1 システム環境設定手順... 5 5 接続先設定 編集 削除... 8 5.1 新規接続先を設定する...

More information

Cisco CSS HTTP キープアライブと ColdFusion サーバの連携

Cisco CSS HTTP キープアライブと ColdFusion サーバの連携 Cisco CSS 11000 HTTP キープアライブと ColdFusion サーバの連携 目次 概要 HTTP ヘッダーについて HTTP HEAD メソッドと HTTP GET メソッドの違いについて ColdFusion サーバの HTTP キープアライブへの応答方法 CSS 11000 で認識される HTTP キープアライブ応答もう 1 つのキープアライブ URI と ColdFusion

More information

<4D F736F F F696E74202D204E505F8E9F90A291E E815B CFC82AF B838B B838B C5E B8D5C91A E E4E41532E7

<4D F736F F F696E74202D204E505F8E9F90A291E E815B CFC82AF B838B B838B C5E B8D5C91A E E4E41532E7 次世代エンタープライズ向けスケールアップ & スケールアウト型モジュラー構造 Tiered クラスタ NAS 平成 22 年 4 月 1. トレンド ファイルサービスとして CIFS ファイルシェアリングが主流に Windows Active Directry によるセキュリティ管理下の流れ 低価格大容量スケーラブルな NAS のニーズ ハイパフォーマンススケールアウト NAS 用途の拡大 アプリケーションから見たストレージ

More information