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ゆりなかむら
5 years ago
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1 温暖化対策は待ったなし! ~ 地球温暖化の現状と課題 ~ 気温の急上昇が続いている従来の最高気温 :1998 平成 19 年 1 月 10 日神奈川県環境農政部環境計画課長高久道男エルニーニョの影響がなくても 2005 年の平均気温はその影が強く出た 98 年の水準に達した (NASA, 2005 Warmest Year in Over a Century) 出典 :NASA および IPCC 大気中 CO 2 濃度が近年急増しているハワイマウナロア観測所年から 50 年近くの間大気中の CO 2 濃度を観測出典 : 全国地球温暖化防止活動推進センターホームページ ( 出典 : 環境省山岳氷河 :20 世紀後半大幅に後退気候変化の影響 1978 ヒマラヤ氷河の融解 1998 北極海の海氷面積の縮小北極海の海氷 1979 年 9 月 21 出典 : 名古屋大学環境学研究科雪氷圏変動研究室北極海の海氷 2005 年 9 月 21 出典 :National Snow and Ice Data Center

2 危機に瀕するホッキョクグマ海面上昇の影響 ( ツバ海岸侵食残された 9 本の椰子の木海が凍らない時期が 1 週間のびるとアザラシを獲ることができなくなり体重が平均で 10 キロ減少年に生まれた子グマの生存率はたった 44% ( カナダハドソン湾 ) 出典 :WWF 海岸侵食農作物への影響出典 : 全国地球温暖化防止活動推進センターホームページ ( 外務省ホームページ ( 海面上昇の影響 ( ツバハリケーンの大型化 ( ハリケーンカトリーニューオーリンズの被害状況 2005 年 8 月 31 日平常時満潮時 (2006 年 2 月大潮 ) 環礁のため内陸から湧き上がった水によって浸水した出典 : 全国地球温暖化防止活動推進センターホームページ ( 年 8 月 29 日 2005 年 9 月 1 日アマゾン川の歴史的渇水温室効果ガスはどこへゆくのか? 化石燃料からの排出量の半分しか陸海で吸収されず大気中に CO 2 が蓄積しつつある 6.3/ 年大気 730Gt (370ppm) 年間 3.2 / 年増加化石燃料 1.4/ 年 1.7/ 年陸上 2000 土地 1500 植生 500 地球の炭素収支の推定海洋 38000Gt 単位 10 億トン (Gt) 単位 10 億トン (Gt)

危険脆弱システム世界経済IPCC 第 3 次評価報告書極端な気象破局的事象悪影響の分布(海洋大循環の崩壊等)温暖化リスクの評価 : 危険なレベルをどう決める : 何度あたりで危険になるのか?

第 1 ステップ 2002 年 ~ 評価見直し第 2ステップ 2005 年 ~ 評価見直し第 3 ステップ 2008 年 ~2012 年 ( 第 1 約束期間 ) 2004 年 2005 年 2007 年第 1 ステップから講じる施策第 2ステップから講じる施策 : 京都議定書目標達成計画第 3 ステップから講じる施策 6% 削減約束の確実な達成温室効果ガス排出量の推移 (2001

神奈川県地球温暖化対策地域推進計画平成 15 年 10 月に県民企業行政等すべての行動主体が協働して策定した新アジェンダ21かながわの第 5 章数値目標を地域推進計画に位置づけた平成 17 年 2 月の京都議定書発効を受けて同年 4 月 28 日に閣議決定された京都議定書目標達成計画を踏まえて見直しを行った基本的な視点温暖化問題の重要性の認識を高める

3 危険脆弱システム世界経済IPCC 第 3 次評価報告書極端な気象破局的事象悪影響の分布(海洋大循環の崩壊等)温暖化リスクの評価 : 危険なレベルをどう決める : 何度あたりで危険になるのか? 気候変動によるリスクは気温の上昇とともに増加極めて危険政府の地球温暖化対策推進のステップのステップ大量消費型発展環境保全型発展 2 度上昇 100 年で 2 度以上上昇すると全面的に影響が拡大し始める? 第 1 ステップ 2002 年 ~ 評価見直し第 2ステップ 2005 年 ~ 評価見直し第 3 ステップ 2008 年 ~2012 年 ( 第 1 約束期間 ) 2004 年 2005 年 2007 年第 1 ステップから講じる施策第 2ステップから講じる施策 : 京都議定書目標達成計画第 3 ステップから講じる施策 6% 削減約束の確実な達成温室効果ガス排出量の推移 (2001 年以降 ) 部門別二酸化炭素排出量の推移出典 : 中央環境審議会地球環境部会 ( 第 37 回 ) 資料出典 : 中央環境審議会地球環境部会 ( 第 37 回 ) 資料地球温暖化対策地域推進計画地球温暖化対策地域推進計画都道府県市町村が京都議定書目標達成計画を勘案し地域の特性を踏まえた温室効果ガスの排出の抑制のために策定 ( 地球温暖化対策の推進に関する法律第 20 条 ) 神奈川県地球温暖化対策地域推進計画平成 15 年 10 月に県民企業行政等すべての行動主体が協働して策定した新アジェンダ21かながわの第 5 章数値目標を地域推進計画に位置づけた平成 17 年 2 月の京都議定書発効を受けて同年 4 月 28 日に閣議決定された京都議定書目標達成計画を踏まえて見直しを行った基本的な視点温暖化問題の重要性の認識を高める自主的な取組をベースとする県と市町村が連携する対象ガス本県で排出される温室効果ガスの 96% 強を二酸化炭素が占めることから現行計画と同様に二酸化炭素のみを対象とする計画期間 ( 目標年次 ) 計画期間は神奈川力構想プロジェクト 51 神奈川県環境基本計画を踏まえて 2015 年までとする当面は 2010 年の目標を設定し 2006 年 2007 年の取組状況を踏まえて 2015 年の目標を設定する 2006 年 2007 年を第一約束期間への助走期間 2011 年 2012 年をポスト京都議定書への助走期間と位置づける計画期間目標目標 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年助走期間 Ⅰ 第一約束期間助走期間 Ⅱ ポスト京都議定書 ( 第二約束期間 )

計画目標 1 地域全体の総排出量についての目標 2010 年の県内の二酸化炭素総排出量を基準年である1990 年の水準まで削減する 2 特定の部門に限定した目標家庭部門 2010 年の家庭のエネルギー消費量を2005 年比で10% 削減する 3 特定の排出者 ( 物 ) の活動量あたりの排出量についての目標自家用自動車 2010 年の自家用自動車の走行距離を 2005 年対比で 10%

産業部門業務部門 )= 事業活動のグリーン化環境マネジメントシステムの導入実践の促進商品サービスのグリーン化の促進省エネ改修新エネ導入の推進 2 家庭 = 環境負荷の少ないライフスタイルへの転換促進グリーンコンシューマーの育成環境にやさしく安心安全な食の推進省エネ型住環境づくりの推進エコドライブの推進省エネ型機器への買い替え促進家庭への新エネルギー導入促進 3

4 計画目標 1 地域全体の総排出量についての目標 2010 年の県内の二酸化炭素総排出量を基準年である1990 年の水準まで削減する 2 特定の部門に限定した目標家庭部門 2010 年の家庭のエネルギー消費量を2005 年比で10% 削減する 3 特定の排出者 ( 物 ) の活動量あたりの排出量についての目標自家用自動車 2010 年の自家用自動車の走行距離を 2005 年対比で 10% 削減走行燃費を 10% 改善する業務ビル 2010 年の業務ビルの床面積あたりエネルギー消費量を 2005 年対比で 5% 改善する 4 地域内の特定の企業団体個人等が自主的に約束した目標 2010 年までに県内の個人企業団体の 16% がそれぞれの削減目標を自ら設定する最終的なすべての行動主体が自らの目標を自ら設定することを目指す重点的に取り組む分野 1 事業者 ( 産業部門業務部門 )= 事業活動のグリーン化環境マネジメントシステムの導入実践の促進商品サービスのグリーン化の促進省エネ改修新エネ導入の推進 2 家庭 = 環境負荷の少ないライフスタイルへの転換促進グリーンコンシューマーの育成環境にやさしく安心安全な食の推進省エネ型住環境づくりの推進エコドライブの推進省エネ型機器への買い替え促進家庭への新エネルギー導入促進 3 地域 = 地域ぐるみの温暖化対策の推進自治会 ( 町内会 ) 単位での取組の確立ごみ収集を参考にシニア層等地域の人材を活用した推進体制の構築小中学校における温暖化教育の積極的展開家庭地域への波及をめざして高校大学における環境教育の展開と生徒学生による地域への貢献活動の推進 4 新エネルギー = 産業振興地域振興につながる新エネルギーの導入地域特性を活かした新エネルギーの導入促進先導的な導入促進目標 :2.7 トン家庭部門における省 CO2 対策平均的な家庭 :3.4 トンの CO2 を排出計画の目標 : 各種の対策で 2 割程度削減することに相当現状 :3.4トン要削減量 0.7トン ( 対策例 ) 省エネ家電 0.2トン 0.2 トン窓の断熱性の向上家庭での省エネ行動 0.3トン京都議定書目標達成計画上の対策量をそのまま個々の家庭に引き写した場合の試算従来型エアコンとの差額 : 約 2~5 万円 1.3トン太陽光発電の設置太陽光発電の設置で目標の約 2 倍分の削減を達成出典 : 環境省資料省エネ性能カタログによる COP 最低のものと最高のものとの差額通常資材との差額 : 約 100 万円 ~ 資材の種別施工箇所により額効果とも異なる通常 (3kW) 約 200 万円家庭からの二酸化炭素排出量自家用自動車 31.0% 家庭からの二酸化炭素排出量水道 2.1% 一般廃棄物 5.5% 世帯当たりCO 2 排出量約 5,500 [kgco 2/ 世帯 ] (2004 年度 ) 暖房 13.2% 冷房 2.0% 照明家電製品 30.6% 給湯 12.2% 厨房 3.3% 家庭からのGHGs 排出量はインベントリの家庭部門運輸 ( 旅客 ) 部門の自家用乗用車 ( 家計寄与分 ) 廃棄物( 一般廃棄物 ) 部門で計上された排出量および水道からの排出量を足し合わせたものである一般廃棄物は非バイオマス起源のみを対象とし事業系一般廃棄物を含む出典 : 日本の温室効果ガス排出量データ ( 温室効果ガスインベントリーオフィス ) 水を使ってもエネルギー消費! 東京都のデータより計算水使用に関するエネルギーのみで計算実際には昇温のためのエネルギーが必要水使用に関するエネルギー河川水から上水を作り出すためのエネルギー浄水場から家庭に給水するエネルギー下水も汚水を河川や海に排水できるように処理するエネルギー出典 : かしこい住まい方ガイド (( 財 ) 省エネルギーセンター ) 出典 : 省エネルギー家電ファクトシート (JCCCA)

家庭でも可能な対策家庭で使用する水道水の用途別使用量電球型蛍光ランプ (1500 円程度 )

電気代 11,000 円節約最新型のエアコン年間 CO2 130kg 電気代 8,700

これがスマートライフです洗濯注水ユニットこれから住宅を新築する方なら洗濯注水ユニット

5 家庭でも可能な対策家庭で使用する水道水の用途別使用量電球型蛍光ランプ (1500 円程度 ) 年間 CO2 300kg 電気代 2,000 円節約最新型の冷蔵庫年間 CO2 170kg 電気代 11,000 円節約最新型のエアコン年間 CO2 130kg 電気代 8,700 円節約待機電力 ( 家庭全体の 1 割 ) ビデオのコンセントをはずす (24%) 出典 : 東京都水道局調べ (2002 年度 ) かしこい住まい方ガイド (( 財 ) 省エネルギーセンター ) 出典 : 環境省資料ポンプユニットお湯で洗濯すると汚れが落ちやすいことはよく知られています風呂の残り湯を洗濯に利用している方も多くなってきましたそこで考え出されたのが浴槽から洗濯機にお湯を運ぶ小型のポンプです手間いらずで節水これがスマートライフです洗濯注水ユニットこれから住宅を新築する方なら洗濯注水ユニットホースがなくなり見た目もすっきりポンプを運ぶ手間もなくなります出典 : かしこい住まい方ガイド (( 財 ) 省エネルギーセンター ) 出典 : 省エネルギー住宅ファクトシート (JCCCA) 窓の断熱化出典 : かしこい住まい方ガイド (( 財 ) 省エネルギーセンター ) 出典 : 省エネルギー住宅ファクトシート (JCCCA)

オフィスビル等における省 CO2 対策平均的なオフィスビル等 : 床面積当たり 116 kg の CO2

:116 kg-co2/m 2 要削減量 26 kg-co2/m 2 ( 対策例 )

( 省エネ型パソコン業務用空調機など ) 新エネルギーの導入等 ( 太陽光発電など ) 出典 :

ビルのエネルギー消費構造事務所スーパーホテル学校出典 : 省エネセンターホームページ出典 :

排出量をいつかは吸収量と同じ量まで減らさねばならない人為排出量年 63 億 t 出典 :

自然吸収量年 31 億 t 出典 : 環境省地球環境局資料 1000ppm 750ppm 550ppm

6 オフィスビル等における省 CO2 対策平均的なオフィスビル等 : 床面積当たり 116 kg の CO2 を排出計画の目標 : 各種の対策で 2 割程度削減することに相当目標 :89 kg-co2/m 2 現状 :116 kg-co2/m 2 要削減量 26 kg-co2/m 2 ( 対策例 ) 建築物の省エネルギー性能の向上等 ( 二重窓ガラス樹脂サッシなど ) 電気機器等のエネルギー消費効率の向上等 ( 省エネ型パソコン業務用空調機など ) 新エネルギーの導入等 ( 太陽光発電など ) 出典 : 省エネルギー住宅ファクトシート (JCCCA) 出典 : 環境省資料ビル用途別消費先比率ビルのエネルギー消費構造事務所スーパーホテル学校出典 : 省エネセンターホームページ出典 : 省エネセンターホームページビルの省エネの着眼点温室効果ガス濃度を安定化するためには排出量をいつかは吸収量と同じ量まで減らさねばならない人為排出量年 63 億 t 出典 : 省エネセンターホームページ危険なレベルはどのあたり? 栓を閉める早さは? 自然吸収量年 31 億 t 出典 : 環境省地球環境局資料 1000ppm 750ppm 550ppm 370ppm 280ppm 現在年に 32 億 t (1.5ppm) 増加大気蓄積量 7300 億 t 危険になる前にあるレベルに止めるにはどのような早さで栓を閉めるのがいいのか? 大気中濃度の安定化のためには排出速度 = 吸収速度にする即ち今より蛇口 = 排出を絞る必要がある

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< F2D916688C481698A A E6A> 岡山県省エネルギービジョン ( 素案 ) の概要 1 ビジョン策定の背景と目的 2003 年度 ( 平成 15 年度 ) の県内における温室効果ガスの排出量は1990 年度 ( 平成 2 年度 : 基準年度 ) 比で6.8% 増加し県地球温暖化防止行動計画の目標の6.5% 削減は厳しい状況にあるこのため県地球温暖化防止行動計画の省エネ分野の実施計画として 2015 年度 ( 平成 27 年度