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1 - - 平成 25 年度生命保険協会調査 株式価値向上に向けた取り組みについて 生命保険協会は 株主 投資家の立場から 株式発行企業による株式価値向上に向けた取り組みについて 昭和 49 年度より 40 年間に亘り継続的に調査を行っております 平成 25 年度は 上場企業 1,129 社 機関投資家 158 社を対象として実施したアンケート調査等をもとに 株式発行企業による株式価値向上に向けた取組みに関する現状分析を行い 当協会の要望をまとめました 調査の内容としては 同じアンケート項目に関して企業と投資家の回答を比較することで両者の意識がどのように異なるのか あるいは従来から継続して調査を行っている項目を時系列で比較することで企業や投資家の意識 行動にどのような変化が見られるのか といった視点を中心に分析を行っております 当協会では 企業と株主のコミュニケーションの充実 ならびに課題意識の共有化が株式価値を向上させ ひいては株式市場全体の活性化に繋がるものと期待しており 当を踏まえ 1 経営目標の設定 公表 2 株主還元の一層の充実 3コーポレート ガバナンスの充実 の 3 点を要望致します アンケート実施概要 企業向けアンケート 調査対象 : 上場企業 1,129 社 時価総額上位 1,200 社のうち 実際にアンケートを送付した企業数 アンケート実施期間 : 平成 25 年 10 月 22 日 ~11 月 22 日 回答社数 : 575 社 回答率 : 50.9% 投資家向けアンケート 調査対象 : 機関投資家 158 社 アンケート実施期間 : 平成 25 年 10 月 22 日 ~11 月 22 日 回答社数 : 87 社 回答率 : 55.1% 一般社団法人生命保険協会

2 目次 1. はじめに ~ 株式価値向上に向けて~... 1 (1) 今年度調査について... 1 (2) 投資家と企業の対話について 経営目標について... 3 (1) 経営計画の設定 公表 投資家の意識 企業の意識 当協会の要望事項... 5 (2) 目標とする経営指標について 投資家の意識 企業の意識 日米のROEの比較 当協会の要望事項 (3) 資本政策について 投資家の意識 企業の意識 企業の内部留保と増資額の推移 当協会の要望事項 (4) 投資について 投資家の意識 企業の意識 当協会の要望事項 株主還元について (1) 株主還元方針の設定 公表 投資家の意識 企業の意識 株主還元方針の公表状況 当協会の要望事項 (2) 配当還元について 投資家の意識 配当実施状況 当協会の要望事項 (3) 自己株式取得について 投資家の意識... 22

3 2 企業の意識 自己株式取得状況 当協会の要望事項 コーポレート ガバナンスについて (1) コーポレート ガバナンス向上のための取り組みについて 投資家の意識 企業の意識 当協会の要望事項 (2) 株主総会での議決権行使について 投資家の意識 企業の意識 当協会の要望事項 おわりに... 32

4 アンケート回答協力企業名一覧 ( 証券コード順に記載 ) 日本水産 マルハニチロホールディングス 石油資源開発 ミサワホーム 大林組 鹿島建設 西松建設 五洋建設 パナホーム 大和ハウス工業 積水ハウス 中電工 協和エクシオ 日揮 アコーディア ゴルフ コシダカホールディングス パソナグループ ヤクルト本社 伊藤ハム 綜合警備保障 博報堂 DY ホールディングス ファンコミュニケーションズ アサヒグループホールディングス キリンホールディングス 宝ホールディングス 伊藤園 日清オイリオグループ 不二製油 イオン九州 アスクル アダストリアホールディングス 伊藤忠食品 エディオン フィールズ 双日 キッコーマン 味の素 ハウス食品グループ本社 カゴメ ニチレイ 日本たばこ産業 グンゼ ジェイアイエヌ MonotaRO マツモトキヨシホールディングス トヨタ紡織 東レ レンゴー 昭和電工 住友化学 住友精化 日産化学工業 クレハ トクヤマ 東亞合成 ダイソー 電気化学工業 信越化学工業 堺化学工業 大陽日酸 四国化成工業 日本触媒 カネカ ダイセル 積水化学工業 日本ゼオン 日本化薬 花王 三洋化成工業 武田薬品工業 アステラス製薬 大日本住友製薬 塩野義製薬 田辺三菱製薬 日本新薬 中外製薬 参天製薬 キッセイ薬品工業 生化学工業 沢井製薬 第一三共 キョーリン製薬ホールディングス サカタインクス サニックス オリエンタルランド ヤフー ビー エム エル もしもしホットライン 伊藤忠テクノソリューションズ 楽天 WOWOW コニカミノルタ 資生堂 ライオン マンダム ポーラ オルビスホールディングス 長谷川香料 アース製薬 日本農薬 JX ホールディングス 住友ゴム工業 日本特殊陶業 ニチアス ジェイエフイーホールディングス 東洋鋼鈑 大同特殊鋼 日立金属 日本軽金属ホールディングス 住友金属鉱山 タツタ電線 アサヒホールディングス LIXIL グループ リンナイ 東プレ 日本発条 リブセンス アマダ 豊田自動織機 日阪製作所 やまびこ ナブテスコ ホソカワミクロン 小松製作所 日立建機 月島機械 オルガノ 椿本チエイン 新興プランテック ダイフク タダノ 平和 理想科学工業 SANKYO 竹内製作所 アマノ ブラザー工業 マックス グローリー セガサミーホールディングス 日本精工 NTN ミネベア 日本トムソン 日立製作所 東芝 三菱電機 デンヨー マキタ マブチモーター 日本電産 ダイヘン オムロン IDEC 日本電気 沖電気工業 サンケン電気 ワコム 日本無線 パナソニック シャープ アンリツ ソニー TDK パイオニア フォスター電機 ホシデン アルパイン 船井電機 横河電機 アズビル 堀場製作所 デンソー コーセル レーザーテック ローム 太陽誘電 日本ケミコン 三井造船 ライフネット生命保険 じもとホールディングス 全国保証 日信工業 フタバ産業 アイシン精機 マツダ スズキ ヨロズ 良品計画 メディパルホールディングス 岡谷鋼機 西松屋チェーン ハイデイ日高 ナカニシ オリンパス 大日本スクリーン製造 HOYA リコー シチズンホールディングス スリー ディー マトリックス ダンロップスポーツ エイベックス グループ ホールディングス 大建工業 凸版印刷 ヤマハ ピジョン リンテック イトーキ 岡村製作所 伊藤忠商事 丸紅 長瀬産業 オンワードホールディングス 兼松 三井物産 住友商事 三菱商事 キヤノンマーケティングジャパン 阪和興業 ニプロ ワキタ サンリオ 千趣会 アデランス 上新電機 カスミ リンガーハット 高島屋 ユニーグループ ホールディングス ケーズホールディングス マックスバリュ西日本 りそなホールディングス 三井住友トラスト ホールディングス 常陽銀行 群馬銀行 秋田銀行 大垣共立銀行 京都銀行 三重銀行 阿波銀行 佐賀銀行 沖縄銀行 セブン銀行 みずほフィナンシャルグループ 興銀リース 日本証券金融 名古屋銀行 栃木銀行 リコーリース オリックス 三菱 UFJ リース ジャフコ 大和証券グループ本社 岡三証券グループ 水戸証券 NKSJ ホールディングス 日本取引所グループ ソニーフィナンシャルホールディングス 東京海上ホールディングス NEC キャピタルソリューション T&D ホールディングス 平和不動産 住友不動産 テーオーシー 東京急行電鉄 ハマキョウレックス 阪急阪神ホールディングス 丸全昭和運輸 セイノーホールディングス 日本郵船 商船三井 川崎汽船 日本電信電話 NTT ドコモ 中国電力 東北電力 九州電力 沖縄電力 電源開発 東京瓦斯 大阪瓦斯 西部瓦斯 静岡瓦斯 松竹 エヌ ティ ティ データ アインファーマシーズ カプコン 藤田観光 セコム 応用地質 ベネッセホールディングス ナック ニチイ学館 ダイセキ オートバックスセブン 吉野家ホールディングス プレナス ミニストップ スズケン ( 以上 298 社 ) その他協力企業 277 社

5 1. はじめに ~ 株式価値向上に向けて ~ (1) 今年度調査について近年 世界的な景気減速や 東日本大震災やタイ洪水等の発生 円高の進行等 日本企業にとって厳しい事業環境が続いてきたが 足元では アベノミクス による円高の是正や内需の回復等を背景に企業業績は改善に向かっており 長らく低迷を続けてきた株式相場も大きく回復した 日本企業は こうした外部環境の改善を好機と捉え 企業価値を継続的に高めるための取り組みを一層充実させることで 中長期の株式価値向上を図ることが重要である 当協会ではこれまで 企業と投資家が建設的な対話を通じ双方の課題意識を共有化することが 企業の持続的な成長やコーポレート ガバナンスの向上に資するものであり 中長期的な株式価値向上 ひいては株式市場全体の活性化に繋がるとの考えの下 株式価値向上に向けた取り組みについての調査を継続的に実施してきた 当協会では平成 25 年度も 上記の視点から 経営目標や株主還元に対する意識 コーポレート ガバナンスの充実に向けた取り組み状況等について 企業 投資家双方へのアンケート調査を実施した 企業と投資家の回答を比較し あるいは従来から継続して調査を行っている項目を時系列で比較することで 両者の意識がどのように異なるのか 両者の意識 行動にどのような変化が見られるのか といった観点からアンケート結果等について調査 分析を行った これらの結果を踏まえ 当協会は株式価値向上に向けて以下 3 項目を提言する < 今年度 ( 平成 25 年度 ) の要望事項 > 要望 1 経営目標の設定 公表 1 中期経営計画の策定 公表及び説明の充実 2ROEの目標設定と水準の中期的な向上 3 適切な資本政策及び手元資金の活用と説明の充実 4 株式価値向上に繋がる戦略的な投資の実施と説明の充実 要望 2 株主還元の一層の充実 1 株主還元方針の設定 公表及び説明の充実 2 中長期の平準的な水準として 配当性向 3 以上の配当還元の実施 3 積極的な自己株式取得の推進 要望 3 コーポレート ガバナンスの充実 1 株主 投資家との対話の一層の充実と法令遵守体制の継続的な点検 見直し 2 株主総会議案の説明充実と議決権行使のための環境改善 - 1 -

6 (2) 投資家と企業の対話について企業には 収益性を高め持続的な成長を実現すると共に 適切な株主還元を行うことにより 株主の負託に応えることが求められる そのためには 成長に向けたロードマップである経営計画や 成長の成果配分である株主還元方針の明示と共に 今後の取り組みの方向性などについて投資家と対話を行い 双方向の建設的な意見交換を通じて課題意識を共有化することで 株式価値向上に向けたより良い経営を実現することが望ましい 平成 26 年 2 月に機関投資家と投資先企業の間で建設的な 目的を持った対話 ( エンゲージメント ) が行われることを促すものとして 責任ある機関投資家 の諸原則 日本版スチュワードシップ コード が公表される等 企業と投資家の対話が企業の持続的な成長を促し 株式価値を向上させる上での重要な取り組みとして改めて注目されている 対話を通じた株式価値向上を継続して訴えてきた当協会としては こうした動きは望ましいものであると考えており 企業と投資家の対話の一層の活性化に繋がることを期待している 今年度のアンケート調査では 引き続き対話充実に向けた意欲の高さが企業 投資家双方の回答から確認された一方 複数の調査項目において依然として両者の間に小さくない認識のギャップが見られた 両者の意識の隔たりは お互いのスタンス 考え方に関する説明 理解の不足によるところも大きいと考えられ 課題意識の共有化に向けた対話の重要性は引き続き高い 対話の一層の活性化を通じてこれら認識ギャップが解消されると共に 企業の持続的な成長が促されることで 株式価値の向上に繋がることを切に期待する - 2 -

7 2. 経営目標について 要望 1 経営目標の設定 公表 1 中期経営計画の策定 公表及び説明の充実 2 ROEの目標設定と水準の中期的な向上 3 適切な資本政策及び手元資金の活用と説明の充実 4 株式価値向上に繋がる戦略的な投資の実施と説明の充実 (1) 経営計画の設定 公表 1 投資家の意識株式投資に際して企業の中期経営計画を投資判断材料として 最も重視している (3.4%) 相当程度重視している (42.5%) あるいは 一定程度重視している (50.6%) と回答した投資家は 96.5% にのぼり 投資家は企業の中期経営計画を重要な投資判断材料としている 図表 1 図表 1: 株式投資における中期経営計画の重要度 ( 投資家 ) 3.4% 42.5% 50.6% 2.7% 42.7% 50.7% % 2.3% 1.3% 2.7% 0. a. 最も重視している b. 相当程度重視している c. 一定程度重視している d. ほとんど重視しない e. 全く重視していない a b c d e 無回答 ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75) 中期経営計画を公表することのメリットとしては 経営ビジョンが把握できる と回答した投資家が 79.3% と最も多く 中長期的な具体的数値目標が把握できる が 60.9% と続いた 図表 2 図表 2: 中期経営計画を公表することのメリット ( 投資家 ) % % 60.9% 23. H23 1.1% 2.3% a b c d e f 無回答 a. 株主 投資家との対話の活性化につながる b. より緊張感のある経営につながる c. 経営ビジョンが把握できる d. 中長期的な具体的数値目標が把握できる e. 資本政策についての考え方が把握できる f. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75,H23 年度 :73) - 3 -

8 中期経営計画の内容充実に向けて企業が改善すべきものとしては 長期的な経営ビジョン スタンスの説明 と回答した投資家が 52.9% と最も多く 事業環境や見通しに関する分析結果の説明 (50.6%) 具体的な数値目標の設定 (47.1%) が続いた 図表 3 図表 3: 中期経営計画の内容充実に向けて企業が改善すべきもの ( 投資家 ) % 50.6% 47.1% 24.1% 29.9% % 21.8% 19.5% 18.4% 5.7% 1.1% a b c d e f g h i j k 無回答 a. 長期的な経営ビジョン スタンスの説明 b. 具体的な数値目標の設定 c. 達成確度の高い現実的な目標設定 d. 計画達成に向けた組織 グループ体制の説明 e. 事業環境や見通しに関する分析結果の説明 f. 株主還元方針の説明 g. 資金使途 ( 設備投資 研究開発等 ) の説明 h. 財務方針の説明 ( 自己資本比率等 ) i. 計画の途上評価と見直しの実施 ( 計画のローリング ) j. 計画期間内での段階的な目標設定 k. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75) 2 企業の意識アンケート調査によれば 中期経営計画を公表している企業は全体の 75.3% そのうち数値目標の設定 公表を行っている企業は 94.2% となり 数値目標を伴った中期経営計画を公表している企業は全体の約 7 割に達している 図表 4 5 数値目標を伴った中期経営計画の設定 公表に対する企業の意識は年々向上してきている 図表 4: 中期経営計画の公表状況 ( 企業 ) 図表 5: 中期経営計画における数値目標の公表状況 ( 企業 ) 75.3% % 94.2% 5.8% % 26.3% 0.4% 94.5% 5.3% 0.2% H % 27.7% 0.2% H % 5.9% 0.2% a b 無回答 a. 公表している b. 公表していない a b 無回答 a. 公表している b. 公表していない ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571, H23 年度 :613) ( 回答数 : 年度 :433, 年度 :419, H23 年度 :442) 中期経営計画を公表している企業のうち 中期経営計画を公表することのメリットとしては 株主 投資家との対話の活性化につながる との回答が 77.4% と最も多く より緊張感のある経営につながる (67.) が続いた 図表 6 図表 6: 中期経営計画を公表することのメリット ( 企業 ) % % 1.2% H % a b c d e 無回答 a. 株主 投資家との対話の活性化につながる b. より緊張感のある経営につながる c. 従業員の士気が向上する d. 中長期保有を前提とした株主が増加する e. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :433, 年度 :419, H23 年度 :442) - 4 -

9 企業が中期経営計画において公表している具体的指標としては 利益額 利益の伸び率 (62.7%) や 売上高 売上高の伸び率 (60.) が多く 投資家が経営目標として最も重視している ROE は 35.8% にとどまった 図表 7 図表 7: 中期経営計画において公表している経営指標 ( 企業 ) a. ROE( 株主資本利益率 ) b. ROA( 総資本利益率 ) c. 売上高利益率 d. 売上高 売上高の伸び率 e. 利益額 利益の伸び率 f. 市場占有率 ( シェア ) g. 経済付加価値 (EVA ) h. ROIC( 投下資本利益率 ) i. FCF( フリーキャッシュフロー ) j. 配当性向 ( 配当 / 当期利益 ) k. 株主資本配当率 (DOE) (DOE=ROE 配当性向 ) l. 配当総額または 1 株当たりの配当額 m. 総還元性向 (( 配当 + 自己株式取得 )/ 当期利益 ) n. 配当利回り (1 株あたり配当 / 株価 ) o. 自己資本比率 ( 自己資本 / 総資本 ) p. DE レシオ ( 有利子負債 / 自己資本 ) q. 資本コスト (WACC 等 ) r. その他 ( 具体的には ) % 17.9% % 2.7% 0.2% 2.7% 7.1% 21.8% ( 回答数 : 年度 :408, 年度 :396, H23 年度 :415) H23 2.9% 5.4% 3.2% 0.2% 17.9% 14.2% a b c d e f g h i j k l m n o p q r 無回答 0.2% 30.4% 0.2% 中期経営計画の内容充実に向けて企業が重視しているものとしては 長期的な経営ビジョン スタンスの説明 との回答が 75.5% と最も多く 具体的な数値目標の設定 (64.4%) が続いた 図表 8 図表 8: 中期経営計画の内容充実に向けて重視しているもの ( 企業 ) % 64.4% 31.9% 32.3% % 21.9% 13.9% 13.2% 0.9% a b c d e f g h i j k 無回答 a. 長期的な経営ビジョン スタンスの説明 b. 具体的な数値目標の設定 c. 達成確度の高い現実的な目標設定 d. 計画達成に向けた組織 グループ体制の説明 e. 事業環境や見通しに関する分析結果の説明 f. 株主還元方針の説明 g. 資金使途 ( 設備投資 研究開発等 ) の説明 h. 財務方針の説明 ( 自己資本比率等 ) i. 計画の途上評価と見直しの実施 ( 計画のローリング ) j. 計画期間内での段階的な目標設定 k. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :433, 年度 :419) 3 当協会の要望事項企業は 中長期的な企業価値向上を目指すべきであり 持続的な成長に向けたロードマップを作成し それに沿った経営の実行により企業価値を高めることが重要である また 作成した中長期の経営計画を対外的に示し これに基づき株主 投資家との対話を通じて双方の課題意識を共有化することで 株式価値向上に向けたより良い経営を実現することが望ましい 投資家は 企業の経営ビジョンの把握に繋がること等から中期経営計画を重要な投資判断材料と捉えており 企業も 株主 投資家との対話の活性化につながる ことをメリットとして感じているため 中期経営計画の公表は中長期の視点から投資家 企業双方の理解を促すものであると言える - 5 -

10 アンケート調査によれば 企業の 7 割以上が中期経営計画を公表しており その割合が着実に増加してきている点は評価できる 中期経営計画を公表していない 2 割超の企業については 積極的に公表を検討されることを期待したい 一方で 多くの投資家は数値目標が把握できることを中期経営計画のメリットとして感じており 企業も数値目標の設定を重視しているものの 半数近い投資家は企業の掲げる数値目標は不十分であると感じている その背景には 中期経営計画の 9 割以上が数値目標を伴うものの ROEや配当性向等の投資家が重視している項目の公表状況が十分でないことがあると考えられることから 投資家の重視する数値目標を意識した中期経営計画を策定 公表することで 建設的な対話を一層推進することを期待したい また 企業は中期経営計画の内容充実に向けて 長期的な経営ビジョン スタンスの説明 を最も重視しているが 多くの投資家は当該項目の説明について改善すべきと考えているほか 事業環境や見通しに関する分析結果の説明 の充実等も求めている 投資家が中長期の経営の方向性を理解するにあたっては その前提となる事業環境や見通しについての情報も重要であるため 企業には 具体的な数値目標の設定と共に 経営環境や先行きに関する説明の充実も図ること等により 中長期の経営の方向性についてより丁寧に説明をすることが望まれる 当協会では このような状況を踏まえ 企業に対し ROE 株主還元目標等の投資家が重視する数値目標を含む中期経営計画の策定 公表及び説明の充実を要望したい - 6 -

11 (2) 目標とする経営指標について 1 投資家の意識中長期的な株式価値向上に向けて企業が重点的に取り組むべきものとしては 製品 サービスの競争力強化 との回答が 72.4% と最も多く 投資採算を重視した投資 (64.4%) 事業の選択と集中 (63.2%) が続いた 図表 9 図表 9: 中長期的な株式価値向上に向けて企業が重点的に取り組むべきこと ( 投資家 ) % 63.2% 64.4% 20.7% % 2.3% % 2.3% a b c d e f g h i 無回答 a. 事業規模 シェアの拡大 b. 製品 サービスの競争力強化 c. コスト削減の推進 d. 事業の選択と集中 e. 投資採算を重視した投資 f. サプライチェーン マネジメントの高度化 g. 有利子負債の削減 h. 財務レバレッジの引き上げ i. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87) 3 つまで回答可 また 経営目標として企業が重視することが望ましい指標としては ROE との回答が 90.8% と最も多く 配当性向 (52.9%) が続いた 図表 10 図表 10: 株式価値向上に向け企業が重視することが望ましい経営指標 ( 投資家 ) a. ROE( 株主資本利益率 ) b. ROA( 総資本利益率 ) c. 売上高利益率 d. 売上高 売上高の伸び率 e. 利益額 利益の伸び率 f. 市場占有率 ( シェア ) g. 経済付加価値 (EVA ) h. ROIC( 投下資本利益率 ) i. FCF( フリーキャッシュフロー ) j. 配当性向 ( 配当 / 当期利益 ) k. 株主資本配当率 (DOE) (DOE=ROE 配当性向 ) l. 配当総額または 1 株当たりの配当額 m. 総還元性向 (( 配当 + 自己株式取得 )/ 当期利益 ) n. 配当利回り (1 株あたり配当 / 株価 ) o. 自己資本比率 ( 自己資本 / 総資本 ) p. DE レシオ ( 有利子負債 / 自己資本 ) q. 資本コスト (WACC 等 ) r. その他 ( 具体的には ) % ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75, H23 年度 :79) H % 27.6% 37.9% % % 37.9% 10.3% 13.8% 14.9% 18.4% 6.9% 10.3% 20.7% 6.9% % a b c d e f g h i j k l m n o p q r 無回答 ROEは 株主から拠出された資金に対してどの程度利益を上げられたかを示すものであるため 株主の要求する資本コスト ( 株主の期待収益率 ) と比較されうる しかし 日本企業のROE 水準が資本コストを 上回っている との回答は投資家の 4.6% にとどまっており 投資家は日本企業のROE 水準に対して課題意識を持ち ROE 水準の向上を望んでいることが窺える 図表

12 図表 11: 資本コストに対する ROE 水準の見方 ( 投資家 ) 4.6% 1.3% 24.1% 13.3% 63.2% 70.7% 4.6% 3.4% 13.3% 1.3% (ROE 水準が資本コストを ) a. 上回っている b. 同程度 c. 下回っている d. わからない a b c d 無回答 ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75) 2 企業の意識 企業は 中期的な株式価値向上に向けて 製品 サービスの競争力強化 (72.) や 事業規模 シェア拡大 (60.9%) コスト削減の推進 (57.9%) に重点的に取り組んでいる 図表 12 図表 12: 中長期的な株式価値向上に向けて重点的に取り組んでいること ( 企業 ) % 57.9% 22.1% 19.8% 12.7% 6.1% 4.3% % a b c d e f g h i 無回答 a. 事業規模 シェアの拡大 b. 製品 サービスの競争力強化 c. コスト削減の推進 d. 事業の選択と集中 e. 投資採算を重視した投資 f. サプライチェーン マネジメントの高度化 g. 有利子負債の削減 h. 財務レバレッジの引き上げ i. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :575) 3 つまで回答可 また 企業が経営目標として重視している指標としては 売上高利益率 との回答が 61.4% と最も多く 利益額 利益の伸び率 (58.8%) が続き ROE (52.3%) は第 3 位となった 図表 13 図表 13: 株式価値向上に向け経営目標として重視している指標 ( 企業 ) a. ROE( 株主資本利益率 ) b. ROA( 総資本利益率 ) c. 売上高利益率 d. 売上高 売上高の伸び率 e. 利益額 利益の伸び率 f. 市場占有率 ( シェア ) g. 経済付加価値 (EVA ) h. ROIC( 投下資本利益率 ) i. FCF( フリーキャッシュフロー ) j. 配当性向 ( 配当 / 当期利益 ) k. 株主資本配当率 (DOE) (DOE=ROE 配当性向 ) l. 配当総額または 1 株当たりの配当額 m. 総還元性向 (( 配当 + 自己株式取得 )/ 当期利益 ) n. 配当利回り (1 株あたり配当 / 株価 ) o. 自己資本比率 ( 自己資本 / 総資本 ) p. DE レシオ ( 有利子負債 / 自己資本 ) q. 資本コスト (WACC 等 ) r. その他 ( 具体的には ) % 31.1% 61.4% 46.3% 58.8% % 6.4% 19.1% 46.8% ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571, H23 年度 :613) H % 19.8% 13.4% 6.4% % 5.6% 0.5% a b c d e f g h i j k l m n o p q r 無回答 - 8 -

13 投資家が重視するROEの目標値を持つ企業は 昨年度からは若干増加したものの 37.7% とリーマンショック前を大きく下回る水準にとどまった 図表 14 自社のROE 水準が資本コストを 上回っている と回答した企業は 28.7% にとどまり 企業も投資家同様に自社のROE 水準に対して 課題意識を持っていることが窺える 図表 15 図表 14:ROE 目標の設定状況 ( 企業 ) % 3.2% 2.5% 4.8% 5.8% % 5.7% 48.8% 48.1% 47.1% 57.1% 60.2% 59.9% 58.3% 56.5% 46.9% 48.6% 50.3% % 36.8% 37.7% H18 H19 H20 H21 H22 H23 有無無回答 ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571, H23 年度 :613, H22 年度 :658, H21 年度 :644, H20 年度 :630, H19 年度 :590, H18 年度 :480) 図表 15: 資本コストに対する ROE 水準の見方 ( 企業 ) 28.7% 22.9% 17.9% 16.5% 30.3% % 15.4% 14.9% a b c d 無回答 (ROE 水準が資本コストを ) a. 上回っている b. 同程度 c. 下回っている d. 資本コストを把握していない ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571) 一方 ROEの目標値を持っていない企業のうち ROEの目標値を持っていない理由としては 利益の絶対額を重視している との回答が 32.3% と最も多かった 図表 16 図表 16:ROE 目標を持っていない理由 ( 企業 ) % 6.5% 14.2% 2.2% 12.6% 32.3% 2.5% 20.6% 3.4% a b c d e f g h 無回答 a. 重要な指標と考えていない b. 特別損益の影響で振れ幅が大きい c. 今後の事業環境の見通しや会社戦略の確度が低い等の理由で設定が困難 d. 達成可能な水準が低い e. 財務体質の改善を優先している f. 利益の絶対額を重視している g. 利益よりもキャッシュフローを重視している h. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :325, 年度 :333) 3 日米のROEの比較投資家が特に重視しているROEについて 日米ではその水準に大きな差異がある 図表 17 ROEは ROA( 総資産利益率 ) と 財務レバレッジ に分解することができ ROA は更に 売上高純利益率 と 総資産回転率 に分解することができるが 日米のROEについてこれらの項目に分解して比較した場合 売上高純利益率 の格差が最も大きい 図表 18 図表 17: 日米企業の ROE の推移 図表 18: 日米企業の ROE の比較 (%) ROE( 米国 ) ROE( 日本 ) 15.8 % 5.3 % H4 H6 H8 H10 H12 H14 H16 H18 H20 H22 日本 米国 ROE 5.3% 15.8% ROA 売上高純利益率 2.1% 8.5% 総資産回転率 財務レバレッジ 出所 :( 日本 ) 生命保険協会調べ 対象は上場企業 ( 赤字企業含む 金融除き ) ( 米国 ) 商務省 Quarterly Financial Report 日本 :4~3 月米国 :1~12 月 出所 :( 日本 ) 生命保険協会調べ 対象は上場企業 ( 赤字企業含む 金融除き ) ( 米国 ) 商務省 Quarterly Financial Report 日本 :4~3 月米国 :1~12 月 - 9 -

14 4 当協会の要望事項中長期的な株式価値向上に向けた取り組みとして 投資家 企業共に製品 サービスの競争力強化を最も重視している点は一致しているが その他では 企業が事業規模やシェアの拡大を重視しているのに対し 投資家は採算を重視した投資や事業の選択と集中といった項目を重視しており 投資家の資本効率に対する意識の高さが窺える 経営指標の中では 投資家の 9 割以上はROEを重視している 一方 利益の絶対額を重視している 等の理由からROEの目標値を設定していない企業は 6 割弱にのぼり 資本効率の向上を望む投資家の考えと企業のスタンスには乖離がある 株式価値を高めていくためには ROEの水準が株主の要求するリターンである資本コストを上回ることが重要であるため 収益性を高め 中長期的なROE 向上に努めることが望まれる しかし 日本企業のROE 水準は 長年に亘り米国企業の水準を下回っている状況にあり 日本企業のROE 水準が資本コストを 上回っている との回答は 投資家の 4.6% 企業の 3 割弱にとどまっており 投資家 企業の双方とも日本企業のROE 水準に課題意識を持っていることが窺える ROEの高い企業を多く組み入れる新株価指数の運用が開始されるなど 株式価値向上を目指す上で資本効率を高めることの重要性は高い 企業には 売上 利益の絶対額に過度にとらわれずに 投資家の期待リターンを意識した収益性を高める経営を実践することで ROEの水準を中期的に向上させていくことを期待したい 当協会では このような状況を踏まえ ROE 目標の設定 公表と収益性への意識を高めた経営の実践によるROE 水準の中期的な向上を要望したい (3) 資本政策について 1 投資家の意識企業の自己資本の水準について 64.4% の投資家が 余裕のある水準と考えている と回答しており 水準の妥当性に関して あまり説明されていない (57.5%) あるいは ほとんど説明されていない (10.3%) との回答が 67.8% となった 図表 また 企業の手元資金の水準についても 77. の投資家が 余裕のある水準と考えている と回答しており 水準の妥当性に関して あまり説明されていない (60.9%) あるいは ほとんど説明されていない (12.6%) との回答が 73.5% に達した 図表 投資家は企業の自己資本 手元資金について余剰だと考え 企業側からの説明も不十分であると感じている 図表 19: 自己資本の水準についての認識 ( 投資家 ) 64.4% 54.7% 27.6% 2.3% 5.7% 37.3% a. 余裕のある水準と考えている b. 適正と考えている c. 不足している a b c 無回答 ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75) 図表 20: 自己資本の水準の妥当性について ( 投資家 ) a. 十分に説明されて 26.4% 57.5% 10.3% 5.7% いる b. 一定程度説明されて いる % c. あまり説明されていない d. ほとんど説明されて いない a b c d 無回答 ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75) %

15 図表 21: 手元資金の水準についての認識 ( 投資家 ) 図表 22: 手元資金の水準の妥当性について ( 投資家 ) % % 14.7% 5.3% a b c 無回答 a. 余裕のある水準と考えている b. 適正と考えている c. 不足している ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75) % 60.9% % 57.3% 12.6% 5.7% 17.3% 6.7% a b c d 無回答 a. 十分に説明されている b. 一定程度説明されている c. あまり説明されていない d. ほとんど説明されていない ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75) 企業の手元資金の使途として望ましいものとしては 成長に向けた投資資金 との回答が 67.8% と最も多く 株主還元の一層の充実のための原資 (14.9%) が続いた 図表 23 図表 23: 企業の手元資金の使途として望ましいもの ( 投資家 ) d 14.9% c 1.1% b 3.4% e 3.4% 無回答 9.2% a 67.8% a. 成長に向けた投資資金 b. 財務安定化のための手元流動性確保 c. 有利子負債の返済原資 d. 株主還元の一層の充実のための原資 e. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87) 企業の増資の必要性について企業から 十分に説明されている と回答した投資家はなく あまり説明されていない (54.) あるいは ほとんど説明されていない (10.3%) と回答した投資家が 64.3% に達する等 投資家は増資の必要性について 企業の説明に不足があると感じている 図表 24 増資の際の企業側の説明について 最も不足があると感じる点として 増資に見合った具体的な収益向上策 を挙げる投資家が 65.5% と最も多くなっており 増資がどのような形で将来的な株式価値向上に繋がるかについて企業の説明が十分ではないと投資家は考えている 図表 25 図表 24: 増資に関する企業の説明 ( 投資家 ) 図表 25: 企業の説明に不足がある部分 ( 投資家 ) % % 3.4% 3.4% 65.5% 24.1% % 5.7% 1.3% H % 36.7% % % % 74.7% 18.7% % a b c d 無回答 a. 十分に説明されている b. 一定程度説明されている c. あまり説明されていない d. ほとんど説明されていない ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75, H23 年度 :79) a b c d e 無回答 a. 資金使途の内容 b. 増資に見合った具体的な収益向上策 c. 希薄化率など既存株主の株式価値への影響 d. 発行条件 ( 発行価格等 ) の妥当性 e. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75)

16 2 企業の意識自社の自己資本の水準については 60.7% の企業が 適正と考えている と回答した 図表 26 また 自社の手元資金についても 65. の企業が 適正と考えている と回答しており 投資家との認識に相違が見られた 図表 27 図表 26: 自社の自己資本の水準 ( 企業 ) 図表 27: 自社の手元資金の水準 ( 企業 ) 22.1% 60.7% 15.5% 1.7% 26.4% % 2.4% 21.5% 57.8% 19.1% 1.6% 22.2% % 1.9% H % 19.4% 1.8% H % 68.8% 5.1% 2.9% a b c 無回答 a. 余裕のある水準と考えている b. 適正と考えている c. 不足している a b c 無回答 a. 余裕のある水準と考えている b. 適正と考えている c. 不足している ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571, H23 年度 :613) ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571, H23 年度 :613) 今後の資本政策のスタンスとしては 58.8% の企業が 自己資本比率は現水準程度を維持 と回答した 図表 28 図表 28: 今後の資本政策のスタンス ( 企業 ) c 1.9% b 58.8% d 3.1% 無回答 4. a 32.2% a. 自己資本比率をさらに高めていく b. 自己資本比率は現水準程度を維持 c. 自己資本比率を低下させていく ( 財務レバレッジを拡大する ) d. その他 ( 具体意的には ) ( 回答数 : 年度 :575) 手元資金の主な使途としては 成長に向けた投資資金 との回答が 59.8% と最も多く 財務安定化のための手元流動性確保 (20.5%) が続いた 図表 29 図表 29: 現在の手元資金の主な使途 ( 企業 ) e 5.9% d 0.3% c 5. b 20.5% f 4. 無回答 4.3% a 59.8% a. 成長に向けた投資資金 b. 財務安定化のための手元流動性確保 c. 有利子負債の返済原資 d. 株主還元の一層の充実のための原資 e. 特に決まっていない f. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :575) 増資を実施した企業に対して 増資した理由を尋ねたところ 将来的な収益向上に向けた布石 との回答が 54.1% となり 喫緊の財務体質改善の必要性 (9.8%) や 予防的な措置としての自己資本の充実 (8.2%) を上回った 図表 30 増資の際の説明において 企業が最も重視している点としては 資金使途の内容 が 57.4% と最も多く 増資に見合った具体的な収益向上策 (24.6%) が続いた 図表

17 図表 30: 増資を実施した理由 ( 企業 ) 図表 31: 増資の際の説明で最も重視している点 ( 企業 ) 9.8% 8.2% 54.1% % 57.4% 24.6% 6.6% 1.6% 4.9% 4.9% 10.8% 9.2% H23 6.6% 4.9% 53.8% 62.3% 16.9% 9.2% 26.2% % 4.6% 7.7% 24.6% 3.1% 3.1% a b c d 無回答 a. 喫緊の財務体質改善の必要性 b. 予防的な措置としての自己資本の充実 c. 将来的な収益向上に向けた布石 d. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :61, 年度 :65, H23 年度 :61) a b c d e 無回答 a. 資金使途の内容 b. 増資に見合った具体的な収益向上策 c. 希薄化率など既存株主の株式価値への影響 d. 発行条件 ( 発行価格等 ) の妥当性 e. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :61, 年度 :65) 3 企業の内部留保と増資額の推移日本企業の内部留保は リーマンショック前の水準を上回って過去最高水準にあり 資本政策に関しての十分な説明がより一層求められる状況にある 図表 32 また 今年度に入って日本企業の増資額は増加に転じているため 増資を実施するにあたってはその理由について十分な説明が必要と考えられる 図表 33 図表 32: 日本企業の内部留保額の推移 ( 兆円 ) 図表 33: 日本企業の増資額の推移 ( 億円 ) 90,000 60,000 30, H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 上出所 ) 生命保険協会調べ TOPIX 構成企業 ( 過去 10 年間継続してデータ取得可能な企業 ) 0 S60 H1 H5 H9 H13 H17 H21 出所 ) 東証統計月報 年度ベース 年度は 12 月までの合計 ) 4 当協会の要望事項多くの投資家は企業の自己資本 手元資金について余剰であると考えている一方 企業の大半は現在の自己資本 手元資金は適正と考えており 投資家 企業の間には大きな認識の相違がある 自己資本や手元資金の水準については 成長に向けた投資や財務上の必要性 株主還元への充当等の観点を踏まえて説明がなされるべきであり 企業の業績が回復し 内部留保額が過去最高水準にある中においては 企業は自らの資本政策や手元資金の使途について投資家にとって納得的な説明を行うことが望まれる 多くの企業は 今後の資本政策について現水準程度の自己資本比率を維持したいと考えていることから 足元のような利益増大局面においては自己資本 手元資金を余剰に抱え込むことなく 持続的な成長に向けた投資の実施や 株主還元の充実等に有効に活用することを期待したい また 株式相場の水準が大きく上昇する中 足元で企業の増資額は増加に転じているが 投資家の多くは企業の増資に際しての説明が不十分と感じている 投資家は株式市場を通じて上場企業に対する資金提供の役割を担う一方 企業側には調達した資本の活用による具体的な収益向上策の説明等の充実を

18 通じて いかに企業価値向上に繋げるかを示すことが求められる 当協会では このような状況を踏まえ 企業に対し 適切な資本政策及び手元資金の活用と説明 の充実を要望したい (4) 投資について 1 投資家の意識企業の投資実行時に重視して欲しい項目としては 製品 サービスの競争力強化 との回答が 64.4% と最も多く 経営戦略との整合性 (59.8%) 将来の市場見通し (36.8%) が続く 図表 34 図表 34: 企業の投資実行時に重視して欲しい項目 ( 投資家 ) % 59.8% % % 24.1% % 16.1% 5.7% 1.1% 2.3% 2.3% a b c d e f g h i j 無回答 a. 経営戦略との整合性 b. シナジー効果 c. 製品 サービスの競争力強化 d. 事業規模 シェア拡大 e. コスト削減につながるか f. 事業の多角化 g. 将来の市場見通し h. 投資リスク i. 財務への影響 j. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87) 3 つまで回答可 企業の投資の意思決定の判断基準としては 投下資本利益率 (ROI) が適切との回答が 78.2% と最も多かった 図表 35 図表 35: 企業の投資の意思決定の判断基準として適切だと思われる指標 ( 投資家 ) % % 27.6% 21.8% % a b c d e f 無回答 a. 売上 利益の増加額 b. 事業投資資金の回収期間 c. 投下資本利益率 (ROI) d. 内部収益率 (IRR) e. 正味現在価値 (NPV) f. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75) 企業の投資実行時の説明に関して あまり十分とは言えない あるいは 説明は不十分 との回答が半数以上に上り 投資家は企業の投資に関する説明に不足があると感じている 図表 36 投資の説明として内容の充実を求めたい項目としては 投資の採算性 (51.7%) との回答が最も多く 投資の前提となる市場見通し (46.) 競争力に与える影響 投資の収益貢献額 (39.1%) が続いた 図表

19 図表 36: 企業の投資実行時の説明 ( 投資家 ) d 3.4% c 48.3% 無回答 3.4% a 2.3% b 42.5% a. 十分に説明されている b. 一定程度説明されている c. あまり十分とは言えない d. 説明は不十分 ( 回答数 : 年度 :87) 図表 37: 企業の投資の説明としてより内容の充実を求めたい項目 ( 投資家 ) a. 経営計画における位置づけ % 37.9% 39.1% 39.1% 33.3% 28.7% 21.8% 16.1% 2.3% 3.4% a b c d e f g h i j 無回答 b. シナジー効果 c. 競争力に与える影響 d. 投資の前提となる市場見通し e. 財務への影響 f. 投資のリスク g. 投資の収益化の時期 h. 投資の収益貢献額 i. 投資の採算性 j. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87) 2 企業の意識投資を実行する際に重視している項目としては 経営戦略との整合性 との回答が 67.1% と最も多く 製品 サービスの競争力強化 (48.3%) が続いた 図表 38 図表 38: 投資実行時に重視している項目 ( 企業 ) % 48.3% 37.2% 26.6% 24.2% % 22.1% % 6.8% a b c d e f g h i j 無回答 a. 経営戦略との整合性 b. シナジー効果 c. 製品 サービスの競争力強化 d. 事業規模 シェア拡大 e. コスト削減につながるか f. 事業の多角化 g. 将来の市場見通し h. 投資リスク i. 財務への影響 j. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :575) 3 つまで回答可 投資の意思決定の判断基準として重視している指標としては 売上 利益の増加額 (62.3%) や 事業投資資金の回収期間 (60.9%) との回答が多かった 図表 39 図表 39: 投資の意思決定の判断基準として重視している指標 ( 企業 ) % 60.9% 26.6% 21.9% 18.3% 6.8% 6.8% 4. a b c d e f g 無回答 a. 売上 利益の増加額 b. 事業投資資金の回収期間 c. 投下資本利益率 (ROI) d. 内部収益率 (IRR) e. 正味現在価値 (NPV) f. 判断基準は特に設定していない g. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571)

20 投資を実施する際に 投資家への説明にあたり重視している内容としては 経営計画における位置づけ との回答が 72.7% と最も多く 競争力に与える影響 (46.4%) が続いた 図表 40 図表 40: 投資実行時に投資家への説明として重視している内容 ( 企業 ) % 46.4% 37.7% 32.9% 28.5% 27.7% 26.4% % 2.3% 3.8% a b c d e f g h i j 無回答 a. 経営計画における位置づけ b. シナジー効果 c. 競争力に与える影響 d. 投資の前提となる市場見通し e. 財務への影響 f. 投資のリスク g. 投資の収益化の時期 h. 投資の収益貢献額 i. 投資の採算性 j. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :575) 3 当協会の要望事項 アベノミクス による景況感 企業業績の回復や 政策による後押しのある中 戦略的な投資の実施による企業成長が期待されている状況にある 企業が投資を実行する際に重視すべき項目については 投資家 企業共に 製品 サービスの競争力強化 や 経営戦略との整合性 を掲げている点は一致しており 企業の中長期的な経営戦略に沿った競争力強化に繋がるような投資の実施を望んでいることが分かる 企業の持続的な成長のためには 競争力強化やイノベーションに繋げるための投資の実行は不可欠であり 企業価値向上に繋がるような戦略的な投資の実施を期待したい 一方 投資の意思決定の判断基準については 投資家は 投下資本利益率 (ROI) が適切だと考えているのに対し 企業は 売上 利益の増加額 や 事業投資資金の回収期間 を重視しており 評価軸が異なる 投資判断の尺度は様々であり それぞれに長短が存在するものの 資金供給者である投資家は投下した資金からより多くのリターンを得ることを重視していることが窺える 企業側には投資効率に十分配慮した投資の実行を期待したい また 投資の説明については 企業側から 十分に説明されている との回答は 2.3% にとどまった 投資の説明に際して 企業は経営計画における位置づけを重視しているのに対して 投資家は投資効果や前提となる見通しといった項目の充実を求めている 投資により見込まれる効果やその前提条件については 企業側からの十分な説明がないと投資家にとっては分かり難い部分であるため 企業には 投資効果等も含めた説明内容の一層の充実を図ることで 投資が企業価値向上に繋がることを投資家に伝えることが望まれる 当協会では このような状況を踏まえ 株式価値向上に繋がる戦略的な投資の実施と 投資効果や投資前提等の投資家が望む説明の充実を要望したい

21 3. 株主還元について 要望 2 株主還元の一層の充実 1 株主還元方針の設定 公表及び説明の充実 2 中長期の平準的な水準として 配当性向 3 以上の配当還元の実施 3 積極的な自己株式取得の推進 (1) 株主還元方針の設定 公表 1 投資家の意識株主への利益還元の具体的な目標値を 公表すべき (41.4%) あるいは 公表が望ましい (43.7%) と回答した投資家は 85.1% に達し 大半の投資家は具体的な目標値の公表を望んでいる 図表 41 目標値として具体的に公表を望む指標としては 配当性向 が 67.6% と最も多く 総還元性向 (56.8%) 株主資本配当率(DOE) (17.6%) が続いた 図表 42 図表 41: 株主還元目標の公表について ( 投資家 ) H % 43.7% 54.7% 53.2% % 4.6% 2.7% 3.8% 5.7% 4.6% % 7.6% a b c d 無回答 a. 公表すべき b. 公表が望ましい c. 公表は不要 d. どちらでも構わない ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75, H23 年度 :79) 図表 42: 目標値として公表が望ましい指標 ( 投資家 ) % 56.8% H % 2 2.7% 8.1% 1.4% 0. a b c d e f 無回答 a. 配当性向 b. 配当利回り c. 株主資本配当率 (DOE) (DOE=ROE 配当性向 ) d. 配当総額または 1 株当たりの配当額 e. 総還元性向 (( 配当 + 自己株式取得 )/ 当期利益 ) f. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :74, 年度 :68, H23 年度 :70) 配当政策に関して 内部留保 投資の必要性等を交えて企業から十分な説明がなされているかとの問いに対しては あまり説明されていない (64.4%) ほとんど説明されていない (9.2%) との回答が 73.6% を占めており 投資家は配当政策に関する企業の説明に不足があると感じている 図表 43 図表 43: 配当政策に関する説明 ( 投資家 ) % 0. H % 25.3% 50.7% 55.7% 9.2% 3.4% 13.3% 1.3% 17.7% 1.3% a. 十分に説明されている b. 一定程度説明されている c. あまり説明されていない d. ほとんど説明されていない a b c d e ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75, H23 年度 :79)

22 2 企業の意識株主への利益還元に関して最も重視している指標は 配当性向 が 43.1% と最も多く 投資家と同じく配当性向を最も重視しているとの結果になった 一方 投資家が公表を望む指標として回答率の低かった 配当総額または 1 株当たりの配当額 が 35.7% と第 2 位になっており 投資家と考え方の異なる企業も多い 図表 44 図表 44: 重視している株主還元指標 ( 企業 ) f 7.5% e 0.3% d 35.7% g 4.3% 無回答 5.2% a 43.1% b 1. c 2.8% a. 配当性向 b. 配当利回り c. 株主資本配当率 (DOE) d. 配当総額または 1 株当たりの配当額 e. 同業他社の配当額 f. 総還元性向 (( 配当 + 自己株式取得 )/ 当期利益 ) g. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :575) 株主への利益還元に関して数値目標を持っている企業は 48.7% と約半数にとどまった 図表 45 また 配当性向の数値目標を持つ企業は 41.7% となっており 依然としてリーマンショック前を大きく下回る水準となっている 図表 46 図表 45: 株主還元目標の設定状況 ( 企業 ) 図表 46: 配当性向の目標値の有無 ( 企業 ) % 49.9% 1.4% % % 52.6% 57.9% 58.2% 57.6% 58.3% 50.8% 47.5% 1.8% a b 無回答 % % 47.4% 42.1% 41.8% 42.4% 41.7% a. 持っている b. 持っていない H18 H19 H20 H21 H22 H23 有無 無回答 ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571) ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571, H23 年度 :613, H22 年度 :658 H21 年度 :644, H20 年度 :630, H19 年度 :590, H18 年度 :480) 株主還元に関して数値目標を持っていない企業のうち 株主還元の数値目標を持っていない理由としては 安定配当を方針としている との回答が 76.3% と大半を占めた 図表 47 図表 47: 株主還元の数値目標を持っていない理由 ( 企業 ) 3.1% 1.7% 4.9% 4.2% 76.3% 8.4% 1.4% 3.3% 1.1% 5.9% 76.4% 3.7% % a b c d e f 無回答 a. 配当政策に制約が生じる b. 当期利益の振れ幅が大きく 設定が困難 c. 安定配当を方針としている d. 財務体質の改善を優先している e. 投資資金の確保を優先している f. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :287, 年度 :271)

23 配当政策に関して 内部留保 投資の必要性等を交えて株主 投資家に対して説明を 十分行っている (34.4%) あるいは 一定程度行っている (57.) と回答した企業は 91.4% となっており 投資家との認識に相違が見られた 図表 48 図表 48: 配当政策に関する説明 ( 企業 ) 34.4% % 0.5% 0.7% H % 32.1% 58.3% 58.4% 6.3% 0.9% 0.9% 8.2% % a b c d 無回答 a. 十分行っている b. 一定程度行っている c. あまり行っていない d. 行っていない ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571, H23 年度 :613) 3 株主還元方針の公表状況時価総額上位 1,200 社を対象に 株主還元の具体的な数値目標を公表している企業を調査したところ 公表している企業は延べ 432 社 ( 前年度 424 社 ) と 前年度から若干増加した 公表している指標としては 配当性向 が 343 社と圧倒的に多く DOE は 35 社 総還元性向その他 が 54 社であった また 配当性向目標 3 以上を掲げている企業は 244 社であった 図表 49 株主還元の数値目標を公表している企業の割合は 34.5% となっており 約 3 分の 2 の企業が未公表となっている 図表 50 図表 49: 企業の数値基準の公表状況 ( 社 ) H19 調査 H20 調査 H21 調査 H22 調査 H23 調査 調査 調査 配当性向 以上 未満 配当性向以外 DOE 総還元性向ほか 合計 出所 ) 生命保険協会調べ上場企業時価総額上位 1,200 社を対象に調査 図表 50: 数値基準を公表している企業の割合 88.3% 78.8% 74.3% 69.2% 68.8% 68.8% 70.2% 66.1% 65.5% 11.8% 21.2% 25.7% 30.8% 31.3% 31.3% 29.8% 33.9% 34.5% H17 調査 H18 調査 H19 調査 H20 調査 H21 調査 H22 調査 H23 調査 調査 調査 公表 未公表 出所 ) 生命保険協会調べ上場企業時価総額上位 1,200 社を対象に調査 4 当協会の要望事項株主還元について 投資家の 8 割強が具体的な数値目標の設定 公表が望ましいと考えている 一方 安定配当を方針としている といった理由により数値目標を持っていない企業は依然として 5 割弱に上り 公表している企業は 3 割にとどまる また 投資家の 7 割強が配当政策について説明を不十分と感じているのに対し 企業の 9 割は一定程度以上の説明を行っていると考えており 認識に大きなギャップが存在する 企業は 中長期的な企業価値の向上に向け 自身の置かれた環境を踏まえた上で成長に向けた投資等に必要な資金を投じ 持続的な成長を目指すべきであるが 株主の負託に応えるためには 利益成長の

24 成果配分である株主還元を適切に行うことも重要である 企業と投資家との間で認識の乖離が見られる中 企業には具体的な株主還元方針を投資家に示すと共に その背景となる投資 内部留保の必要性も含め 十分な説明を行うことが求められる 当協会では このような状況を踏まえ 企業に対し 具体的な数値目標を伴う株主還元方針の設 定 公表及び内部留保や投資の必要性等を含めた説明の充実を要望したい (2) 配当還元について 1 投資家の意識投資家が株式投資に際して企業の配当政策をどの程度重視しているかとの問いに対して 最も重視している (2.3%) 相当程度重視している (39.1%) あるいは 一定程度重視している (54.) と回答した割合が 95.4% に上り 大半の投資家は企業の配当政策を投資の判断基準として重視している 図表 51 また 投資指標としての配当の重要性に関して 重要性は増している (26.4%) あるいは 重要性はやや増している (46.) との回答が 72.4% を占めた 図表 52 図表 51: 株式投資における配当政策の重要性 ( 投資家 ) 図表 52: 投資指標としての配当の重要性の変化 ( 投資家 ) 2.3% 39.1% % % 26.4% % 2.3% 16.1% 4.6% 1.3% 45.3% 50.7% 1.3% 1.3% % 42.7% 6.7% % a b c d e 無回答 a. 最も重視している b. 相当程度重視している c. 一定程度重視している d. ほとんど重視していない e. 全く重視していない a b c d e 無回答 a. 重要性は増している b. 重要性はやや増している c. 重要性はやや低下している d. 重要性は低下している e. 変化はない ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75) ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75) 配当水準に対する満足度について投資家に尋ねたところ 半分程度 (4~6 割程度 ) は満足できる水準 (58.6%) あるいは 満足できる企業はあまり多くない (2~4 割程度 ) (32.2%) との回答が 90.8% を占めており 企業の配当水準は依然として改善余地があろう 図表 53 図表 53: 配当水準に対する満足度 ( 投資家 ) % 2.3% % H % 8.9% 4.6% 32.2% 2.3% % 5.3% 1.3% 40.5% 7.6% a b c d e 無回答 a. ほぼ全ての企業 (8 割以上 ) が満足できる水準 b. 多くの企業 (6~8 割程度 ) が満足できる水準 c. 半分程度 (4~6 割程度 ) は満足できる水準 d. 満足できる企業はあまり多くない (2~4 割程度 ) e. 満足できる企業はほとんどない (2 割未満 ) ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75, H23 年度 :79)

25 2 配当実施状況アンケート調査によれば 平成 24 年度実績では 純損益が増益 黒字化 損失の減少となった企業が 70.4% となったが うち増配した企業は全体の 40.3% となった 図表 54 平成 25 年度の会社予想についても 純損益が増益 黒字化 損失の減少となる見込みの企業が 74.6% となったが うち増配予想の企業は全体の 33.9% にとどまった 図表 55 図表 54: 平成 24 年度の企業の純損益と配当 ( 実績 ) 図表 55: 平成 25 年度の企業の純損益と配当 ( 予想 ) 純損益 増益 黒字化 損失の減少減益 赤字転落 損失の拡大 配当増配据え置き減配 計 40.3% 28.7% 1.4% 70.4% 6.1% % 27.3% 純損益予想 増益 黒字化 損失の減少減益 赤字転落 損失の拡大 未定 配当予想 計 増配 据え置き 減配 未定 33.9% 32.9% 1.4% 6.4% 74.6% 3.5% 9.7% 1.6% 0.7% 15.5% 1.6% 2.6% % 計 46.4% 43.7% 7.7% 97.7% ( 無回答 :2.3%) 計 % % 98.3% ( 無回答 :1.7%) ( 回答数 : 年度 :575) ( 回答数 : 年度 :575) 平成 24 年度の日本企業の配当総額 (TOPIX 構成銘柄かつ過去 10 年間継続してデータ取得可能な企業 ) は 6.0 兆円となり 前年度比で 5.6% 増加した 図表 56 一方 平成 24 年度の配当性向 ( 赤字企業を除く ) は 29.7% と前年度を下回った 図表 57 図表 56: 日本企業の配当額と純利益の推移 図表 57: 日本企業の配当性向の推移 ( 兆円 ) 純利益 ( 左軸 ) ( 兆円 ) 25 配当総額 ( 右軸 ) H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 出所 ) 生命保険協会調べ TOPIX 構成企業 ( 過去 10 年間継続してデータ取得可能な企業 ) (%) 36.8% 36.7% 32.7% % % 25.8% 18.8% 19.8% 19.8% 米国日本 34.1% 30.2% 29.4% 34.2% 38.7% 37.5% 30.6% 31.5% 29.7% H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 出所 ) 生命保険協会調べ日本 :TOPIX 構成企業 米国 :S&P500 構成企業 ( 共に過去 10 年間継続してデータ取得可能な企業 赤字企業を除く ) 日本企業の配当性向は概ね 3 程度で推移しているものの 個別企業の配当性向にはばらつきが見られ 依然として配当性向が低水準にとどまる企業も相当数見受けられる 図表 58 図表 58: 日本企業の配当性向の分布 ( 社 ) ~10 11~20 21~30 31~40 41~50 51~60 61~70 71~80 81~90 91~ ~ (%) 出所 ) 生命保険協会調べ TOPIX 構成企業 ( 赤字企業を除く )

26 3 当協会の要望事項平成 24 年度の日本企業の配当総額は 企業の業績改善に伴い前年度比で 5.6% 増加したが 配当性向は前年度の 31.5% から 29.7% に下落した 大半の投資家は企業の配当政策を投資の判断基準として重視しており 投資指標としての配当の重要性も増していると回答している等 配当還元は投資家の投資判断材料として重要な位置づけにある 近年の日本企業の配当性向は概ね 3 程度で推移しており 米国企業との差もほぼ無くなってきているものの 個別企業の配当性向にはばらつきがあり 依然として配当性向が低水準にとどまる企業も相当数見受けられる 配当水準について満足できる日本企業の割合が 半分程度 または あまり多くない と回答している投資家が 9 割に上る等 投資家は依然として企業の配当還元について改善の余地があると考えている 投資の必要性や適切な内部留保水準は企業の置かれている環境によって異なるため 配当還元の充実は一律に求められるものではないが 配当還元が低位にとどまっている企業には その理由を十分に説明することが求められ 明確な理由がないまま資金を余剰に抱える企業については 配当還元の充実に向けた取り組みが望まれる 当協会では このような状況を踏まえ 企業に対し 中長期の平準的な水準として 継続的に配当性向 3 以上の配当還元がなされるよう要望したい (3) 自己株式取得について 1 投資家の意識足元の日本企業の自己株式取得の実施状況について より積極的に実施すべき との回答が 73.6% に達しており 投資家は自己株式取得の積極化を期待している 図表 59 図表 59: 自己株式取得の実施状況に対する認識 ( 投資家 ) 73.6% 20.7% 78.7% 18.7% H % 20.3% 1.1% 4.6% 1.3% 1.3% a b c 無回答 a. より積極的に実施すべき b. 足元の実施状況で十分 c. 自己株取得を減らすべき ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75, H23 年度 :79)

27 2 企業の意識自己株式取得に対するスタンスに関して 消極的 スタンスであると回答した企業が 64. を占め 積極的 スタンスとの回答は 25.2% にとどまった 図表 60 自己株式取得に消極的な企業のうち 自己株式取得に消極的である理由としては 自己株式取得より配当還元を重視している との回答が 43.2% と最も多かった 図表 61 図表 60: 自己株式取得に対するスタンス ( 企業 ) 図表 61: 自己株式取得に消極的な理由 ( 企業 ) H % 28.5% 28.2% % 10.8% 8.4% 9.6% a b 無回答 a. 自己株式取得に積極的 b. 自己株式取得に消極的 ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571, H23 年度 :613) % 17.7% 2.4% a. 自己資本が十分でない b. 手元資金を確保する必要がある c. 株価の水準が条件に満たない d. 自己株式取得より配当還元を重視している 43.2% 24.7% 17.4% 1.6% a b c d e f 無回答 e. 市場での流動性が不足してしまう恐れがある f. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :368, 年度 :360) 3 自己株式取得状況平成 24 年度の日本企業の自己株式取得額は 3 年連続で増加したが リーマンショック前に比べて依然として低水準となっている 平成 25 年度についても低水準での推移が続いている 図表 62 また 日米の純利益に対する自己株式取得額を比較すると 日本の水準は米国に比べて低い水準にとどまっている 図表 63 図表 62: 日本企業の自己株式取得額の推移 図表 63: 日米の自己株式取得額の推移 ( 対純利益比 ) ( 兆円 ) H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H (%) 254.9% 1,026.1% 100.3% 米国日本 54.7% 58.8% 51.2% 52.6% 29.1% 36.2% 42.7% 30.7% 16.6% % 17.6% 6.7% 7.1% 11.8% 9.3% 19.3% H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 出所 ) 生命保険協会調べ東証一部 二部上場企業の集計値 年度は 12 月まで 出所 )( 日本 ) 生命保険協会調べ 対象は TOPIX 構成企業 ( 過去 10 年間継続してデータ取得可能な企業 赤字企業を含む ) ( 米国 )Standard & Poor s S&P500 構成企業 ( 赤字企業を含む )

28 4 当協会の要望事項平成 24 年度の自己株式取得額は 3 年連続で前年度水準を上回ったが 過去の水準との比較では依然として低位にとどまっている 前述の通り 日本企業全体では内部留保が過去最高水準に達していることもあり 自己株式取得の積極化を期待する投資家は多く 7 割強の投資家が自己株式取得を より積極的に実施すべき としている 一方で 企業の 6 割強は自己株式取得に対し 消極的 スタンスであると回答しており 投資家との意識の違いは大きい 企業は自己株式取得に対し 消極的 スタンスであるとの理由に 自己株式取得より配当還元を重視している ことを挙げているが 配当還元のみならず 自己株式取得も株主還元の重要な手段である 日本企業の自己株式取得は米国に比べて低い水準にとどまっており 両者のバランスを取った適切な株主還元の実施が期待される 自己株式の取得は株主還元の充実だけでなく 資本効率の向上にも繋がるものであり 株式価値向上の観点からも実施のメリットは大きいことから 企業のより積極的な自己株式取得の実施が望まれる 当協会では このような状況を踏まえ 企業に対し 積極的な自己株式取得の推進を要望したい

29 4. コーポレート ガバナンスについて 要望 3 コーポレート ガバナンスの充実 1 株主 投資家との対話の一層の充実と法令遵守体制の継続的な点検 見直し 2 株主総会議案の説明充実と議決権行使のための環境改善 (1) コーポレート ガバナンス向上のための取り組みについて 1 投資家の意識 コーポレート ガバナンスの充実に向けて 今後企業がより一層取り組むべき内容としては 株主 投資家との対話の充実 が 62.1% と最も多く ディスクローズの充実 迅速化 (59.8%) が続いた 図表 64 投資家自身が取り組むべき内容についても 経営者 IR 担当者との対話の充実 が 41.4% と最も多く コーポレート ガバナンス体制を重視した投資行動 (26.4%) が続いた 図表 65 図表 64: コーポレート ガバナンスの充実に向けて 企業に期待する取り組み 上位 10 項目 ( 投資家 ) 順位 項目 期待する取り組み 1 位 株主 投資家との対話の充実 62.1% 2 位 ディスクローズの充実 迅速化 59.8% 3 位 社外取締役の導入 拡充 48.3% 4 位 業績連動型の役員報酬制度の導入 拡充 位 社外者を中心としたアドバイザリーボード等の経営諮問機関の設置 19.5% 6 位 社外監査役の導入 拡充 14.9% 7 位 株主総会の活性化 13.8% 8 位 社外役員等の第三者による取締役及び監査役の指名 報酬に関する助言 10.3% 9 位 監査役会の強化 9.2% 10 位取締役会長 取締役社長等 経営トップの定年制導入 4.6% ( 回答数 : 年度 :87) 対話の充実に向けて 今後企業がより一層注力すべきものとしては 経営方針 経営戦略説明会の開催 が 44.8% と最も多く 中期経営計画での説明の充実 (42.5%) が続いており 中長期的な経営ビジョンについて対話を充実させたいとの期待が窺えた 図表 66 図表 66: 対話の充実に向けて 企業に期待する取り組み ( 投資家 ) a. 決算説明会の開催 b. 経営方針 経営戦略説明会の開催 c. スモールミーティングの開催 d. 全般的な会社説明会の開催 e. 決算短信 ( 補足資料 ) の充実 % 44.8% 32.2% 10.3% 26.4% 27.6% 13.8% % 42.5% 4.6% 41.4% % % 1.1% 5.7% a b c d e f g h i j k l m n o 無回答 ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75, H23 年度 :79) H % f. 有価証券報告書等の法定書類の充実 g. 招集通知での議案説明の充実 h. 議案の事前説明の実施 i. 株主総会の充実 j. 中期経営計画での説明の充実 図表 65: コーポレート ガバナンスの充実に向けて投資家が取り組むべき内容 ( 投資家 ) 48.1% 22.7% 30.4% 26.4% % 33.3% % 20.3% % a b c d 無回答 a. 経営者 IR 担当者との対話の充実 b. コーポレート ガバナンス体制を重視した議決権行使活動 c. コーポレート ガバナンス体制を重視した投資行動 d. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75, H23 年度 :79) k. 海外での会社説明会の開催 l. 個別取材の受け入れ m. 機関投資家への訪問 n. 会社施設見学会の開催 o. その他 ( 具体的には ) H

30 また 投資先企業との対話活動については 59.8% の投資家が実施していると回答しており 79.3% の投資家が今後さらに充実させていきたいと回答している 図表 図表 67: 対話を実施しているか ( 投資家 ) 無回答 5.7% 図表 68: 対話を今後さらに 充実させていきたいか ( 投資家 ) c 3.4% 無回答 9.2% b 34.5% a 59.8% b 8. a 79.3% a. はい b. いいえ ( 回答数 : 年度 :87) a. はい b. いいえ c. その他 ( 回答数 : 年度 :87) 企業との対話に際し 重視する項目としては 経営計画や経営方針 との回答が 63.2% と最も多く 決算 業績の動向 (57.5%) や 持続的な成長に向けた取り組み内容 (55.2%) が続いた 図表 69 対話活動を充実させる上での課題としては 経営陣の関与が薄い との回答が 32.2% と最も多く 情報開示が十分でない 企業の株主 投資家に対する意識が低い (31.) が続いた 図表 70 図表 69: 対話に際し重視する項目 ( 投資家 ) 図表 70: 対話活動を充実させる上での課題 ( 投資家 ) % 57.5% 55.2% 42.5% 37.9% 32.2% 20.7% 12.6% 13.8% 3.4% 0. a b c d e f g h i j 無回答 % % % 18.4% 10.3% 1.1% a b c d e f g 無回答 a. 経営計画や経営方針 b. 決算 業績の動向 c. 持続的な成長に向けた取り組み内容 d. 株主還元方針 e. ガバナンス 経営体制 f. 株主総会議案 g. 事業 業界環境の現状 見通し h. IR 充実の要請 i. 前回の対話からの変化 j. その他 ( 具体的には ) a. 経営陣の関与が薄い b. 情報開示が十分でない c. 企業とのコンタクトが難しい d. 企業との対話に割けるリソースの不足 e. 企業の対話に対する意識が低い f. 企業の株主 投資家に対する意識が低い g. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87) また 株式投資に際して企業のIR 活動の良し悪しを 最も重視している (1.1%) 相当程度重視している (31.) あるいは 一定程度重視している (50.6%) と回答した投資家が 82.7% を占めており 大半の投資家が企業のIR 活動の良し悪しを投資判断の材料としていることがわかった 図表 71 図表 71: 株式投資における企業の IR 活動の良し悪しの重要性 ( 投資家 ) ( 回答数 : 年度 :87) 1.1% % 37.3% 50.7% % 10.3% % 1.3% a. 最も重視している b. 相当程度重視している c. 一定程度重視している d. ほとんど重視していない e. 全く重視していない a b c d e 無回答 ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75)

31 法令遵守体制の実効性を高めるため 企業が取り組むべきものとしては 役員 従業員に対する教育 研修の充実 (80.5%) との回答が最も多い 図表 72 図表 72: 法令遵守体制の実効性を高めるために企業が取り組むべきもの ( 投資家 ) % 43.7% 25.3% 16.1% 32.2% 12.6% 1.1% 3.4% a b c d e f g 無回答 a. 役員 従業員に対する教育 研修の充実 b. 社内規程の整備 c. 業務フローの見直し d. 内部通報制度の強化 e. 内部監査体制の強化 ( 組織整備等 ) f. 法務 コンプライアンス担当部署の機能強化 g. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75) 3 つまで回答可 2 企業の意識コーポレート ガバナンスの充実に向けて これまで企業が重点的に取り組んできた内容としては 株主 投資家との対話の充実 が 76.7% と最も多く ディスクローズの充実 迅速化 (75.3%) が続いた また 今後企業が重点的に取り組むべき内容としても 株主 投資家との対話の充実 が 78.3% と最も多く ディスクローズの充実 迅速化 (66.8%) が続いており 投資家との認識は一致している 図表 73 株主 投資家との対話内容について 重要と考えている項目としては 経営計画や経営方針 との回答が 88.7% と最も多く 決算 業績の動向 (81.6%) が続いた 図表 74 図表 73: コーポレート ガバナンスの充実に向けた取り組み 上位 10 項目 ( 企業 ) 図表 74: 対話に際し重視する項目 ( 企業 ) 順位 項目 これまでの取り組み 今後の取り組み 1 位 株主 投資家との対話の充実 76.7% 78.3% 2 位 ディスクローズの充実 迅速化 75.3% 66.8% 3 位 株主総会の活性化 48.7% 40.2% 4 位 社外取締役の導入 拡充 64.5% 23.5% 5 位 監査役会の強化 28.3% 8.3% 6 位 業績連動型の役員報酬制度の導入 拡充 37.7% 7.3% % 81.6% % 32.9% 15.7% 60.7% 0.9% 1. a b c d e f g h 無回答 7 位 社外監査役の導入 拡充 73.4% 7. 8 位 執行役員制の導入 拡充 61.2% 5.2% 9 位 社外役員等の第三者による取締役及び監査役の指名 報酬に関する助言 15.3% 3.8% 10 位 その他 4.9% 3.1% 今後の取り組みの回答の多い項目順 ( 回答数 : 年度 :575) a. 経営計画や経営方針 b. 決算 業績の動向 c. 持続的な成長に向けた取り組み内容 d. 株主還元方針 e. ガバナンス 経営体制 f. 株主総会議案 g. 事業 業界環境の現状 見通し h. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :575) 対話内容の経営への活用状況としては 52.5% の企業が 経営層で共有化するしくみがある と回答しており IRや経営企画等 担当所管で共有化するしくみがある (29.7%) が続いた 図表 75 対話活動を充実させる上での課題としては 開示できる情報が限られる との回答が 39.5% と最も多く 対話に割けるリソース不足 (36.7%) が続いた 図表

32 図表 75: 対話内容の経営への活用状況 ( 企業 ) 図表 76: 対話活動を充実させる上での課題 ( 企業 ) e 無回答 d 1.7% % c 11.8% b 29.7% a 52.5% a. 対話内容等につき 経営層で共有化するしくみがある b. IR や経営企画等 担当所管で共有化するしくみがある c. 話を聞いた担当者が把握している d. 基本的に経営の参考にはしていない e. その他 ( 具体的には ) % 10.6% 39.5% 35.7% 10.3% 5. a b c d e 無回答 a. 対話に割けるリソースの不足 b. 株主 投資家とのコンタクトが難しい c. 開示できる情報が限られる d. 株主 投資家のスタンス ( 短期志向等 ) e. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :575) ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571) 法令遵守体制の実効性を高めるため 企業が取り組むべきものとしては 役員 従業員に対する教育 研修の充実 (86.1%) との回答が最も多い 図表 77 図表 77: 法令遵守体制の実効性を高めるために取り組むべきもの ( 企業 ) % 39.1% 32.5% 26.1% 20.7% 12.3% % a b c d e f g 無回答 a. 役員 従業員に対する教育 研修の充実 b. 社内規程の整備 c. 業務フローの見直し d. 内部通報制度の強化 e. 内部監査体制の強化 ( 組織整備等 ) f. 法務 コンプライアンス担当部署の機能強化 g. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571) 3 つまで回答可 3 当協会の要望事項コーポレート ガバナンス向上は 企業価値を持続的に高めるためのより良い経営を企業に促すものであり 中長期的な株式価値向上の観点から 企業の継続的な取り組みが求められる また コーポレート ガバナンス向上のためには 企業自身による取り組みだけでなく 企業と投資家が建設的な対話を行い 双方向の意見交換を通じて課題意識を共有化することで 企業価値向上に向けた取り組みの実効性を高めていくことが重要である コーポレート ガバナンスの充実に向けて 企業 投資家共に対話が重要であるとの認識を持っており 双方の 8 割弱は対話を今後さらに充実させていきたいと考えている また 対話に際しては 企業 投資家共に決算 業績といった足元の動向のみならず 経営計画や経営方針 持続的な成長に向けた取り組み内容 を重視しており 双方が中長期的な観点から意見交換を行うことを重要と考えていることが窺えるため 持続的な成長に向けた企業の取り組みについて 建設的な対話が行われることが期待される また こうした取り組みの一層の活性化に向けては 投資家に対して経営計画をはじめとする情報が十分に開示されることが重要性であり ディスクローズの充実 迅速化 も一層求められる 対話活動を充実させる上での課題として 投資家は 経営陣の関与が薄い や 企業の株主 投資家に対する意識が低い といった点を挙げている 半数強の企業は投資家との対話内容を経営層で共有化する仕組みがあると回答しており 企業の経営層が投資家の課題意識を適宜 適切に共有化するための取り組みを一層進めることが望ましい

33 また 不正防止や法令遵守等 企業自身によるコーポレート ガバナンス向上に向けた取り組みも重要である 法令遵守体制の実効性を高めるために今後取り組むべきものとしては 企業 投資家共に 役員 従業員に対する教育 研修の充実 との回答が最も多く 企業には体制面の整備のみならず 役員 従業員のコンプライアンス意識の醸成に継続的に取り組むことが求められる 当協会では このような状況を踏まえ 企業に対し 株主 投資家との対話の一層の充実と 法令遵守体制の継続的な点検 見直しを要望したい (2) 株主総会での議決権行使について 1 投資家の意識議決権行使の際に 特に重視している観点は コーポレート ガバナンス体制 が 54. と最も多く 業績 財務状況 (ROE 等 ) (46.) が続いた 図表 78 図表 78: 議決権行使の際に 特に重視している観点 ( 投資家 ) % 12.6% 33.3% 12.6% 10.3% 6.9% 9.2% 1.1% a b c d e f g h i 無回答 a. コーポレート ガバナンス体制 b. 業績 財務状況 (ROE 等 ) c. 株主への利益配分 d. 経営陣への報酬 ストックオプション e. 株主の権利 利益の保護 f. 株価の状況 g. 買収防衛策の内容 h. 資本政策 i. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87) 3 つまで回答可 株主の議決権行使を充実させるために企業が取り組むべき項目としては 議案の説明充実 が 59.8% と最も多く 集中日を回避した株主総会の開催 (57.5%) 招集通知の早期発送( 早期開示 ) (55.2%) が続いた 図表 79 図表 79: 議決権行使の充実のために企業が取り組むべき項目 ( 投資家 ) % 57.5% 55.2% 17.2% 11.5% 10.3% 1.1% 4.6% a b c d e f g 無回答 a. 集中日を回避した株主総会の開催 b. 招集通知の早期発送 ( 早期開示 ) c. 議案の説明充実 d. インターネットによる議決権投票 e. 議決権電子行使プラットフォームへの参加 f. 有価証券報告書の早期開示 g. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75)

34 招集通知について 議案精査の関係上 総会日のどのくらい前に到着することが望ましいかについては 1 ヶ月前 との回答が 52.9% と最も多く 3 週間前 (26.4%) が続いた 図表 80 図表 80: 望ましい招集通知の到着日 ( 投資家 ) H23 3.8% 26.4% 25.3% 27.8% 52.9% % 6.9% 5.7% % 15.2% 0. a. 会社法が公開企業に対して認める最低限の発送期日で十分である (2 週間前 ) b. 3 週間前 c. 1 ヶ月前 d. 1 ヶ月以上前 a b c d 無回答 ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75, H23 年度 :79) 個別議案の説明について あまり十分とは言えない (47.1%) あるいは 説明は不十分 (3.4%) と回答した投資家は 50.5% となった 図表 81 また 議案の説明を充実させるための手段として望ましいものとしては 招集通知の議案内容の説明充実 が 56.3% と最も多く ホームページ等を活用した議案の説明 (37.9%) や 対話を通じた継続的なスタンスの説明 (27.6%) が続いた 図表 82 図表 81: 企業の個別議案の説明に対する認識 ( 投資家 ) 図表 82: 議案の説明を充実させるための手段 ( 投資家 ) 3.4% 37.9% 47.1% 3.4% % 41.3% 49.3% 5.3% 2.7% a b c d 無回答 % 27.6% 21.8% 37.9% % a b c d e 無回答 2 企業の意識 a. 十分に説明されている b. 一定程度説明されている c. あまり十分とは言えない d. 説明は不十分 ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75) a. 招集通知の議案内容の説明充実 b. 総会前の議案の事前説明の実施 充実 c. 対話を通じた継続的なスタンスの説明 d. ホームページ等を活用した議案の説明 e. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :87, 年度 :75) 株主の議決権行使の充実のために企業が取り組んでいる項目としては 招集通知の早期発送 ( 早期開示 ) が 69.9% と最も多く 集中日を回避した株主総会の開催 (52.3%) が続いた 一方で 投資家が特に望んでいる 議案の説明充実 については 31.5% にとどまった 図表 83 図表 83: 議決権行使の充実のために企業が取り組んでいる項目 ( 企業 ) % 52.3% 47.5% 40.3% 31.5% % 5. a b c d e f g 無回答 a. 集中日を回避した株主総会の開催 b. 招集通知の早期発送 ( 早期開示 ) c. 議案の説明充実 d. インターネットによる議決権投票 e. 議決権電子行使プラットフォームへの参加 f. 有価証券報告書の早期開示 g. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571)

35 招集通知の発送を株主総会の何日前に行っているかについては 20 日以上前 (63.1%) あるいは 30 日以上前 (1.9%) に発送している企業が 65. となっており 招集通知の発送の早期化が年々進んできている点は評価できる 図表 84 図表 84: 招集通知の発送日 ( 総会日までの日数 )( 企業 ) % 0.8% 51.7% 0.2% 1.6% 1.1% 47.6% 0.0 % 1.4% 0.8% 45.9% 49.7% 47.5% 50.2% 0.2% 2.6% 1.5% 42.9% 0.2% 2.3% 0.7% 52.9% 59.4% 37.4% 0.3% 2.5% 0.5% 63.7% 63.1 % 33.3% 32.0 % 0.0 % 2.3 % 1.9 % 0.7 % H19 H20 H21 H22 H23 a b c d 無回答 a. 10 日未満 b. 10 日以上前 c. 20 日以上前 d. 30 日以上前 ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571, H23 年度 :613, H22 年度 :658, H21 年度 :644, H20 年度 :630, H19 年度 :590) 個別議案の説明について 十分に説明している (30.3%) あるいは 一定程度説明している (55.5%) と回答した企業は 85.8% を占めた 図表 85 また 議案の説明を充実させるための手段として取り組んでいるものとしては 招集通知の議案内容の説明充実 が 65.6% と最も多い 図表 86 図表 85: 個別議案の説明に対する認識 ( 企業 ) 図表 86: 議案の説明を充実させるための手段 ( 企業 ) % % % 9.4% 2.1% 2.8% a b c d 無回答 % 24.3% 14.1% 14.3% 3.5% a b c d e 無回答 a. 十分に説明している b. 一定程度説明している c. あまり十分とは言えない d. 説明は不十分 a. 招集通知の議案内容の説明充実 b. 総会前の議案の事前説明の実施 充実 c. 対話を通じた継続的なスタンスの説明 d. ホームページ等を活用した議案の説明 e. その他 ( 具体的には ) ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571) ( 回答数 : 年度 :575, 年度 :571) 3 当協会の要望事項企業は個別議案について一定程度以上説明していると認識しているものの 半数以上の投資家は企業の説明は十分でないと考えている また 招集通知の早期発送 や 集中日を回避した株主総会の開催 に関しては改善傾向にあるものの 一層の環境改善を要望する投資家の声は依然として多数ある また 多くの投資家は 議決権行使の際に企業のコーポレート ガバナンス体制を最も重視していると回答しており 投資家にとって議決権行使は 企業のコーポレート ガバナンス向上に向けた働きかけの中で重要な位置づけにある 投資家は 企業のコーポレート ガバナンス向上に向け 議決権行使の判断の過程で企業との対話等を適宜行い 各々が適切と考える判断を下しているが こうした取り組みの一層の充実には 個別議案の内容や付議理由等が投資家に十分に説明されると共に 判断のための適切な検討時間が確保されることが望まれる 当協会では このような状況を踏まえ 企業に対し 付議理由を含めた議案の説明充実と 招集通知の早期発送 開示や集中日を回避した株主総会の開催等による議決権行使の環境改善を要望したい

36 おわりに 当調査では 株式価値向上に向けた取り組みについて 企業と投資家へのアンケート調査の結果等に基づき 両者の意識がどのように異なるのか 両者の意識 行動にどのような変化が見られるのか といった観点から調査 分析を行い 要望として取りまとめを行った アンケート調査からは ROEや株主還元について 引き続き投資家と企業の間で目標の設定状況や説明の充実度合い等に関する認識のギャップが見られた 企業は競争力を強化し 収益性を高めることで持続的な利益成長を実現し 企業価値の向上を目指すべきであるが その際には 資金供給者たる株主が期待するリターンを意識し 資本コストを上回るROE 水準を目指すと共に 成長の成果配分として余剰資金を適切に還元することで 株主の負託に応えることが求められる こうした観点から RO Eや株主還元の目標設定や水準の向上について要望を行った 企業が持続的な成長を実現させるうえでは 企業の中長期の経営の方向性が極めて重要であるほか 事業の競争力強化に向けて 必要な資金を成長投資に投下することも欠かせない これらは企業の中期経営計画や資本政策 資金配分の考え方を反映したものとなるため 投資家と企業が中期経営計画の内容や 内部留保と株主還元 投資への最適な資金配分のあり方について対話を深めることの意義は大きい こうした点を踏まえ 企業が中期経営計画や資本政策 投資や株主還元について投資家に十分な説明を行い 投資家との対話活性化に繋げることを要望した また コーポレート ガバナンス向上は 企業価値を持続的に高めるためのより良い経営を企業に促すものであり 中長期的な株式価値向上の観点から重要である コーポレート ガバナンス向上のために 企業と投資家が建設的な対話を行い 双方向の意見交換を通じて課題意識を共有化することで 企業価値向上に向けた企業の取り組みの実効性を高めていくと共に 企業には議案の説明充実や議決権行使の環境改善を進めることを期待する 当調査の冒頭でも触れたとおり 企業の持続的成長に向けて 投資家による企業への働きかけを促すものとして 責任ある機関投資家 の諸原則 日本版スチュワードシップ コード が公表される等 投資家が企業価値向上に果たす役割が注目されている 当協会としても 幅広い投資家が持続的な成長に向けた取り組みについて中長期の視点で建設的かつ有意義な対話を行い より多様な意見交換が行われることは企業価値向上のために重要であり 対話の一層の活性化に向けては 投資家側にも一段の取り組みが求められると考えている 投資家の対話への取り組みのあり方は一様ではなく 投資家が各々の方針等に照らし適切と考える方策を採るべきではあるものの アンケート調査からは 投資家の約 6 割は対話を行っている一方で 4 割弱の投資家は対話を行っていないとの回答が得られている 今後対話を充実させたいとの回答も多いことから より多くの投資家が企業と対話を行い 対話の裾野が拡大することを期待したい また 企業は建設的かつ有意義な対話に向けた課題として投資家の短期志向を挙げている 一方 多くの投資家は短期的な視点のみならず 中長期の視点から企業と対話を行うことが重要と考えており 対話の一層の活性化のためにはこのような認識ギャップの解消が必要であることから 投資家には従来以上に中長期の視点を意識した対話を粘り強く行うことを期待したい これら企業と投資家の対話が 建設的かつ有意義な形で行われ 企業の持続的な成長に結びつくためには 投資家が企業のことを十分に理解した上で対話に臨むことが前提条件となる そのためには 企業がIRやディスクローズを充実させ 投資家に対し十分な情報開示を行うことで 投資家の企業に対

37 する理解を促すことが欠かせない 企業に対しては 従来以上に積極的にディスクローズに取り組むことを期待する一方 投資家に対しては これらの情報を踏まえて企業に対する理解を深め 対話や働きかけをより充実させていくと共に 企業の取り組みを適切に評価することで 中長期の資金供給者として企業の持続的な成長をサポートする役割を果たし 株式価値向上に向けた企業の取り組みを一層促すことを期待したい 足元の経済環境の改善を好機と捉え 企業と投資家の対話の一層の活性化を通じて 両者の課題意識の共有化や認識ギャップの解消が進み 企業の持続的な成長が促されることで 中長期的な株式価値の向上に繋がることを期待したい

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