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1 静岡県都市計画区域 マスタープラン策定方針 第 2 編 平成 25 年 10 月 静岡県

2 第 2 編 都市計画制度の運用 活用指針

3 ~ 目次 ~ 1 章静岡県の都市計画の状況 都市計画区域及び準都市計画区域... 1 (1) 都市計画区域... 1 (2) 準都市計画区域 マスタープラン... 9 (1) 都市計画区域マスタープラン... 9 (2) 市町マスタープラン 区域区分 (1) 指定状況 (2) 区域区分の経緯と変遷 (3) 区域区分人口 地域地区 (1) 用途地域 (2) 特別用途地区 (3) 高度地区 (4) 高度利用地区 (5) 防火 準防火地域 (6) 景観地区 (7) 臨港地区 (8) 生産緑地地区 (9) その他の地域地区等 都市施設 (1) 道路 (2) 公園 緑地 (3) 下水道 (4) 供給処理施設 (5) その他 市街地開発事業 地区計画 章静岡県の都市計画等の方針 多様な主体の参画と連携 (1) 基本的考え方 (2) 都市計画における住民参加の促進 (3) 地域住民によるまちづくりへの支援 都市計画区域 準都市計画区域 (1) 制度の概要 (2) 他法令との関係 (3) 都市計画区域の指定方針 (4) 準都市計画区域の指定方針 都市計画に関するマスタープラン (1) 制度の概要 (2) 県 市町の役割分担 (3) 都市計画区域マスタープランに記載すべき内容 (4) 市町マスタープランに記載すべき内容 区域区分 ( 線引き ) (1) 制度の概要 (2) 区域区分の決定の有無及び定める際の方針 (3) 市街化区域の拡大 縮小の方針 (4) 市街化区域の規模設定の考え方 広域調整 (1) 基本的考え方 (2) 大規模集客施設の立地に関する広域調整 (3) その他の広域調整 都市計画の見直し (1) 基本的考え方

4 (2) 都市計画におけるマネジメント サイクルの確立 (3) 都市計画基礎調査の活用 章 ( 参考 ) 都市計画等の活用指針 市街化区域 ( 用途地域 ) 内における土地利用 (1) 基本的考え方 (2) 拠点市街地における土地利用 (3) 産業系市街地における土地利用 (4) 拠点市街地周辺における土地利用 市街化調整区域 ( 用途白地地域 ) 等における土地利用 (1) 基本的考え方 (2) 市街化調整区域における土地利用の考え方 (3) 法第 34 条関連制度の考え方 (4) 用途白地地域における土地利用の考え方 (5) その他の都市計画制度及び都市計画によらない土地利用規制 誘導 (6) 都市計画区域外の土地利用 都市施設 (1) 基本的考え方 (2) 新たに決定又は変更する場合の考え方 (3) 今後都市施設として整備すべき施設 (4) 長期未着手施設の見直しの考え方 市街地開発事業 (1) 基本的考え方 (2) 土地区画整理事業 (3) 市街地再開発事業 都市防災 (1) 基本的考え方 (2) 土地利用の規制 誘導 (3) 安全性を高めるための都市の骨格形成 (4) 安全な生活環境の形成 (5) 参加と協働による防災まちづくり (6) 事前復興計画の策定 景観 (1) 基本的考え方 (2) 県全域の景観指針 (3) 市町における景観形成の意義 効果 自然的環境の整備又は保全 (1) 基本的考え方 (2) 都市における緑地等の配置の考え方 (3) 緑地等の維持管理

5 1 章静岡県の都市計画の状況 1 都市計画区域及び準都市計画区域 (1) 都市計画区域 1 指定面積全国の都市計画区域の指定面積は 1,151 区域 約 10 万 km 2 であり 行政区域面積に占める都市計画区域の割合は 26.7% である 静岡県の都市計画区域の指定面積は 20 区域 3,469km 2 であり 行政区域面積に占める都市計画区域の割合は 44.6% である 静岡県では 西伊豆町 松崎町 川根本町を除く 32 市町において都市計画区域を指定しており このうち三島市 清水町など 10 市町では 行政区域全域を指定している 一方 行政区域内に山林を多く含む静岡市 島田市 伊豆市などでは 行政区域に対する都市計画区域面積の割合が 20% を下回っている 表 都道府県別の都市計画区域の指定面積 面積 (km 2 ) 面積 (km 2 ) 都道府県名区域数都市計画割合 (%) 都道府県名区域数都市計画割合 (%) 行政区域行政区域区域区域 全国 1, , , 福井県 , 北海道 79 6,439 83, 滋賀県 12 1,976 4, 青森県 22 2,209 9, 京都府 14 1,974 4, 岩手県 24 2,337 15, 大阪府 4 1,893 1, 宮城県 20 2,103 7, 兵庫県 23 4,823 8, 秋田県 22 1,915 11, 奈良県 2 1,159 3, 山形県 30 1,156 9, 和歌山県 , 福島県 33 3,393 13, 鳥取県 , 茨城県 29 4,317 6, 島根県 21 1,298 6, 栃木県 24 4,133 6, 岡山県 16 2,205 7, 群馬県 34 1,942 6, 広島県 27 2,423 8, 埼玉県 41 2,766 3, 山口県 26 2,671 6, 千葉県 54 3,603 5, 徳島県 , 東京都 26 1,744 2, 香川県 , 神奈川県 31 1,997 2, 愛媛県 13 1,455 5, 山梨県 , 高知県 , 長野県 43 3,487 13, 福岡県 55 2,992 4, 新潟県 27 4,130 12, 佐賀県 16 1,058 2, 富山県 21 1,638 4, 長崎県 30 1,077 4, 石川県 20 1,028 4, 熊本県 20 1,460 7, 岐阜県 28 2,362 10, 大分県 18 1,062 6, 静岡県 20 3,469 7, 宮崎県 , 愛知県 6 3,537 5, 鹿児島県 60 1,967 9, 三重県 28 2,031 5, 沖縄県 7 1,118 2, 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 平成 22 年全国都道府県市区町村別面積調 ( 国土地理院 ) 2-1

6 表 静岡県内の都市計画区域の指定面積 区域名 構成市町名 面積 (km 2 ) 都市計画区域行政区域 割合 (%) 静岡県 3, , 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 河津 河津町 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 熱海 熱海市 田方 伊豆市 伊豆の国市 函南町 広域計 御殿場小山 御殿場市 小山町 広域計 東駿河湾 三島市 沼津市 長泉町 清水町 広域計 裾野 裾野市 岳南 富士市 富士宮市 広域計 静岡 静岡市 , 志太 藤枝市 焼津市 広域計 島田 島田市 榛南 南遠 吉田町 牧之原市 御前崎市 広域計 東遠 掛川市 菊川市 広域計 中遠 袋井市 森町 広域計 磐田 磐田市 浜松 浜松市 , 湖西 湖西市 静岡県の割合欄は 都市計画区域を指定している市町の行政区域に占める割合 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 ) 2-2

7 2 人口全国の都市計画区域人口は約 1.2 億人であり 行政区域人口に占める都市計画区域人口の割合は 93.6% となっている 静岡県の都市計画区域人口は 3,627 千人であり 行政区域人口に占める都市計画区域人口の割合は 96.3% と 全国平均よりも高い割合となっている 都道府県名 表 都道府県別の都市計画区域人口人口 ( 千人 ) 人口 ( 千人 ) 割合 (%) 都道府県名都市計画区域行政区域都市計画区域行政区域 割合 (%) 全国 119, , 福井県 北海道 4,928 5, 滋賀県 1,381 1, 青森県 1,120 1, 京都府 2,513 2, 岩手県 1,029 1, 大阪府 8,859 8, 宮城県 2,042 2, 兵庫県 5,351 5, 秋田県 815 1, 奈良県 1,372 1, 山形県 937 1, 和歌山県 858 1, 福島県 1,803 2, 鳥取県 茨城県 2,875 2, 島根県 栃木県 1,943 2, 岡山県 1,689 1, 群馬県 1,895 2, 広島県 2,621 2, 埼玉県 7,091 7, 山口県 1,321 1, 千葉県 5,992 6, 徳島県 東京都 13,126 13, 香川県 神奈川県 9,035 9, 愛媛県 1,272 1, 山梨県 高知県 長野県 1,948 2, 福岡県 4,804 5, 新潟県 2,144 2, 佐賀県 富山県 1,014 1, 長崎県 1,129 1, 石川県 1,036 1, 熊本県 1,395 1, 岐阜県 1,886 2, 大分県 982 1, 静岡県 3,627 3, 宮崎県 942 1, 愛知県 7,395 7, 鹿児島県 1,420 1, 三重県 1,655 1, 沖縄県 1,326 1, 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 行政区域人口は平成 22 年国勢調査 2-3

8 表 静岡県内の都市計画区域の人口 区域名 構成市町名 人口 ( 千人 ) 都市計画区域行政区域 割合 (%) 静岡県 3, , 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 河津 河津町 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 熱海 熱海市 田方 伊豆市 伊豆の国市 函南町 広域計 御殿場小山御殿場市 小山町 広域計 東駿河湾 三島市 沼津市 長泉町 清水町 広域計 裾野 裾野市 岳南 富士市 富士宮市 広域計 静岡 静岡市 志太 藤枝市 焼津市 広域計 島田 島田市 榛南 南遠吉田町 牧之原市 御前崎市 広域計 東遠 掛川市 菊川市 広域計 中遠 袋井市 森町 広域計 磐田 磐田市 浜松 浜松市 湖西 湖西市 静岡県の割合欄は 都市計画区域を指定している市町の行政区域に占める割合 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 ) 2-4

9 3 区域指定の変遷都市計画区域数は 平成の大合併を契機に全国で 1,251 区域 ( 平成 2 年 ) から 1,151 区域 ( 平成 22 年 ) へと再編合併が進み 特に 大阪府では 40 区域から4 区域 愛知県では 19 区域から 6 区域となっている 静岡県の都市計画区域数は 26 区域 ( 平成 2 年 ) から 20 区域 ( 平成 22 年 ) へと再編が進んでいる 特に 浜松市 静岡市では 市町村合併を契機とした都市計画区域再編により 一つの都市計画区域の広がりが非常に大きくなっている 1.60 都市計 1.40 画区域都1.20 数の増減 1.00 率(平 0.80 成 2 年 0.60 を )0 とし 0.20 た場 - 17 年 22 年 市計画区域数の全国平均増0.92 減率(静岡県平0.77 成愛媛県20.72 年新潟県を0.64 1宮城県と0.57 し香川県た場0.55 合愛知県 0.32 大阪府 0.10 合)平成 2 年 7 年 12 年 年度 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 図 都市計画区域数の変遷 ( 平成 2 年を 1.00 とした場合 ) 2-5

10 都道府県名 昭和 40 年 表 都道府県別の都市計画区域数の変遷 昭和 45 年 昭和 50 年 昭和 55 年 昭和 60 年 全国 1,354 1,114 1,161 1,185 1,222 1,251 1,285 1,313 1,271 1,151 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 長野県 新潟県 富山県 石川県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 福井県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 各年都市計画年報( 都市計画協会 ) 平成 2 年 平成 7 年 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年 2-6

11 平成 2 年度 :26 区域 表 静岡県内の都市計画区域の変遷 平成 12 年度 :27 区域 平成 22 年度 :20 区域 区域名構成町村名区域名構成町村名区域名構成町村名 南伊豆 南伊豆町 南伊豆 南伊豆町 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 下田 下田市 下田 下田市 河津 河津町 河津 河津町 河津 河津町 東伊豆 東伊豆町 東伊豆 東伊豆町 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 伊東 伊東市 伊東 伊東市 熱海 熱海市 熱海 熱海市 熱海 熱海市 田方広域 修善寺町 田方広域 修善寺町 田方広域 伊豆市 大仁町 大仁町 伊豆の国市 伊豆長岡町 伊豆長岡町 韮山町 韮山町 函南町 函南町 函南町 御殿場小山 御殿場市 御殿場小山 御殿場市 御殿場小山 御殿場市 広域 小山町 広域 小山町 広域 小山町 東駿河湾 三島市 東駿河湾 三島市 東駿河湾 三島市 広域 沼津市 広域 沼津市 広域 沼津市 長泉町 長泉町 長泉町 清水町 清水町 清水町 裾野 裾野市 裾野 裾野市 裾野 裾野市 芝川 芝川町 岳南広域 富士宮市 岳南広域 富士宮市 岳南広域 富士宮市 富士市 富士市 富士市 庵原広域 富士川町 庵原広域 富士川町 由比町 由比町 静岡 静岡市 蒲原町 蒲原町 静清広域 静岡市 静清広域 静岡市 清水市 清水市 志太広域 藤枝市 志太広域 藤枝市 志太広域 藤枝市 岡部町 岡部町 焼津市 焼津市 焼津市 大井川町 大井川町 島田金谷 島田市 島田金谷 島田市 島田 島田市 広域 金谷町 広域 金谷町 榛南広域 吉田町 榛南広域 吉田町 榛南 南遠 吉田町 榛原町 榛原町 広域 牧之原市 南遠広域 相良町 南遠広域 相良町 御前崎町 御前崎町 御前崎市 浜岡町 浜岡町 小笠南部 大須賀町 小笠南部 大須賀町 東遠広域 掛川市 広域 大東町 広域 大東町 東遠広域 掛川市 東遠広域 掛川市 菊川町 菊川町 菊川市 小笠町 小笠町 中遠広域 袋井市 中遠広域 袋井市 中遠広域 袋井市 浅羽町 浅羽町 森町 森町 森町 磐南広域 磐田市 磐南広域 磐田市 磐田 磐田市 福田町 福田町 竜洋町 竜洋町 豊田町 豊田町 豊岡村 豊岡村 天竜 天竜市 天竜 天竜市 浜松 浜松市 三ケ日 三ヶ日町 三ケ日 三ヶ日町 西遠広域 浜松市 西遠広域 浜松市 可美村浜北市 浜北市 雄踏町 雄踏町 舞阪町 舞阪町 奥浜名広域 細江町 奥浜名広域 細江町 引佐町 引佐町 西浜名広域 湖西市 西浜名広域 湖西市 湖西 湖西市 新居町 新居町 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 ) 2-7

12 (2) 準都市計画区域準都市計画区域は 12 道県 46 区域に指定されている 都道府県別の指定区域数は福岡県が最も多くなっている (27 区域 ) 静岡県では 牧之原市において 牧之原準都市計画区域 を指定している この区域は 富士山静岡空港開港に伴う散発的な土地利用による環境悪化を防ぎ 土地利用上の適切な規制と誘導を図るために指定されたものであり 建築形態規制は行われているが 用途地域は都市計画決定されていない 表 都道府県別の準都市計画区域の指定状況 道県名区域数都市数面積 (ha) 用途地域指定 全国 ,753 - 北海道 5 5 7,094 なし 青森県 第 1 種低層住居専用地域 茨城県 なし 群馬県 なし 長野県 なし 静岡県 1 1 3,108 なし 愛知県 なし 福井県 1 1 1,682 なし 福岡県 ,960 第 2 種低層住居専用地域 佐賀県 4 4 5,508 なし 熊本県 大分県 2 2 1,554 なし 第 2 種低層住居専用地域 第 1 種中高層住居専地域 第 1 種住居地域 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 表 静岡県の準都市計画区域の建築形態の規制概要 区域面積容積率建ぺい率 牧之原準都市計画区域内で用途地域の指定のない区域全域 容積率算定係数 道路斜線制限 隣地斜線制限 約 3,108ha 10 分の 分の m+ 2.5 資料 : 牧之原市資料 2-8

13 2 マスタープラン (1) 都市計画区域マスタープラン静岡県の 都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 都市計画区域マスタープラン ) は 全ての都市計画区域において平成 15~17 年度に都市計画決定されている その後 区域ごとの変更や都市計画区域の再編による変更が行われたほか 平成 22 年度には全ての都市計画区域において 定期見直し ( おおむね5 年ごとの見直し ) による変更が行われている 表 都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 都市計画区域マスタープラン ) 決定状況都市計画構成市町名当初決定第 1 回変更第 2 回変更第 3 回変更第 4 回変更廃止扱い区域名 田方広域 御殿場小山広域 東駿河湾広域 裾野 伊豆市伊豆の国市函南町 御殿場市小山町 三島市沼津市長泉町清水町 裾野市 H H H H H H 名称変更 ( 市町合併 ) H 定期見直し H 定期見直し H 定期見直し 定期見直し 岳南広域 富士市富士宮市 H H 都計区域再編 ( 市町合併 ) 静岡 志太広域 磐田 浜松 静岡市 藤枝市焼津市 磐田市 浜松市 H H H H H H H H H H 都計区域再編 ( 市町合併 ) 名称変更 ( 市町合併 ) H 名称変更 ( 市町合併 ) H 名称変更 ( 市町合併 ) 定期見直し H 遠州豊田 PA 周辺地区追加 H 都計区域再編 ( 市町合併 ) 定期見直し 都計区域再編 ( 市町合併 ) 定期見直し H 定期見直し 奥浜名広域 細江町引佐町 H H 浜松に編入 湖西 湖西市 H H 定期見直し 注 : 名称変更 ( 市町合併 ) は 市町合併に伴い 文章中の旧市町名称を新市名称に改めたもの資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 ) 2-9

14 表 都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 都市計画区域マスタープラン ) 決定状況 ( 続き ) 都市計画区域名 南伊豆 構成市町名当初決定第 1 回変更第 2 回変更第 3 回変更第 4 回変更廃止扱い 南伊豆町 H H 定期見直し 下田 下田市 H H 定期見直し 河津 河津町 H H 定期見直し 東伊豆 東伊豆町 H H 定期見直し 伊東 伊東市 H H 定期見直し 熱海 熱海市 H H 定期見直し 芝川 芝川町 H H 岳南広域に編入 庵原広域 富士川町蒲原町由比町 H H 広域都計を分割 富士川 富士川町 H H 岳南広域に編入 由比 由比町 H H 静岡に編入 島田 榛南広域 南遠広域 島田市 吉田町榛原町 H H H H 名称変更 ( 市町合併 ) 定期見直し H 広域都計として再編 相良町御前崎市 H H 広域都計として再編 注 : 名称変更 ( 市町合併 ) は 市町合併に伴い 文章中の旧市町名称を新市名称に改めたもの 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 ) 2-10

15 表 都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 都市計画区域マスタープラン ) 決定状況 ( 続き ) 都市計画区域名 榛南 南遠広域 構成市町名当初決定第 1 回変更第 2 回変更第 3 回変更第 4 回変更廃止扱い 吉田町牧之原市御前崎市 H H 定期見直し 東遠広域 掛川市菊川市 H H H 都計区域再編 ( 市町合併 ) 定期見直し 小笠南部広域 大東町大須賀町 H H 東遠広域に編入 中遠広域 袋井市森町 H H H 名称変更 ( 市町合併 ) 袋井駅南地区追加 H 定期見直し 天竜 天竜市 H H 浜松に編入 三ケ日 三ヶ日町 H H 浜松に編入 注 : 名称変更 ( 市町合併 ) は 市町合併に伴い 文章中の旧市町名称を新市名称に改めたもの資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 ) 2-11

16 (2) 市町マスタープラン 市町村の都市計画に関する基本的な方針 ( 市町村マスタープラン ) は 全国 1,377 都市のうち 1,004 都市 73% で策定済みである 都道府県別にみると 富山県が全都市において策定済みとなっている 静岡県では 都市計画区域を指定している 32 都市のうち 20 都市 63% が策定済みである また 未策定都市のうち 3 都市で策定中である 2-12

17 表 都道府県別の市町村の都市計画に関する基本的方針 ( 市町村マスタープラン ) 策定状況 対象都道府県名策定済未策定市町村数 合併前市町で策定済 策定状況 (%) 全国 1,377 1, 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 長野県 新潟県 富山県 石川県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 福井県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-13

18 表 静岡県の市町の都市計画に関する基本的方針 ( 市町マスタープラン ) 策定状況 都市計画区域名 構成市町名策定済未策定 うち策定中 合併前市町で 策定状況 策定済 静岡県 32 市町 南伊豆 南伊豆町 未策定 下田 下田市 H18.3 河津 河津町 未策定 (H23 策定着手 ) 東伊豆 東伊豆町 未策定 伊東 伊東市 H10.8( 見直し中 H22~) 熱海 熱海市 H14.5 田方広域 伊豆市 旧修善寺町 H15.7 伊豆の国市 H23.3 函南町 H21.10 御殿場 御殿場市 H23.3 小山広域 小山町 H14.3 東駿河湾 三島市 見直し完了 H23.6 広域 沼津市 H13.3( 見直し中 H21~) 長泉町 H11.3( 見直し完了 H23.6) 清水町 H11.12(H23 見直し着手 ) 裾野 裾野市 H11.6 岳南広域 富士市 H23 見直し着手 富士宮市 見直し中 H22~ 静岡 静岡市 未策定 志太広域 藤枝市 見直し中 H22~ 焼津市 未策定 島田 島田市 H22.3 榛南 南遠吉田町 H21.2 広域 牧之原市 未策定 御前崎市 H20.3 東遠広域 掛川市 H21.4 菊川市 策定中 H19~ 中遠広域 袋井市 H20.3 森町 見直し中 H21~ 磐田 磐田市 H20.2 浜松 浜松市 H22.5 湖西 湖西市 未策定 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 ) 2-14

19 3 区域区分 (1) 指定状況全国の都市計画区域 1,151 区域のうち 267 区域 23.2% において区域区分が都市計画決定されている 愛知県 大阪府 奈良県では 全ての区域において区域区分が都市計画決定されている 一方 区域区分の廃止を行った香川県では いわゆる線引き都市 ( 区域区分を定めている都市 ) がない状況となっている 静岡県では 都市計画区域 20 区域のうち 10 区域において区域区分が都市計画決定されている 2-15

20 表 都道府県別の区域区分の状況 区域数 面積 (km 2 ) 区域区分割合 都道府県名 都市計画区域 (a) 市街化区域 (b) 都市計画区域 (c) 市街化区域 (d) 区域数ベース (b/a) 面積ベース (d/c) 全国 1, ,980 14, 北海道 , 青森県 , 岩手県 , 宮城県 , 秋田県 , 山形県 , 福島県 , 茨城県 , 栃木県 , 群馬県 , 埼玉県 , 千葉県 , 東京都 ,744 1, 神奈川県 , 山梨県 長野県 , 新潟県 , 富山県 , 石川県 , 岐阜県 , 静岡県 , 愛知県 6 6 3,537 1, 三重県 , 福井県 滋賀県 , 京都府 , 大阪府 4 4 1, 兵庫県 , 奈良県 2 2 1, 和歌山県 鳥取県 島根県 , 岡山県 , 広島県 , 山口県 , 徳島県 香川県 愛媛県 , 高知県 福岡県 , 佐賀県 , 長崎県 , 熊本県 , 大分県 , 宮崎県 鹿児島県 , 沖縄県 7 1 1, 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-16

21 表 静岡県内の区域区分の状況 区域名 構成市町名 面積 (km 2 ) 市街化区域割合都市計画市街化区域 (% b/a) 区域 (a) (b) 静岡県 3, 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 河津 河津町 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 熱海 熱海市 田方 伊豆市 伊豆の国市 函南町 広域計 御殿場小山 御殿場市 小山町 広域計 東駿河湾 三島市 沼津市 長泉町 清水町 広域計 裾野 裾野市 岳南 富士市 富士宮市 広域計 静岡 静岡市 志太 藤枝市 焼津市 広域計 島田 島田市 榛南 南遠 吉田町 牧之原市 御前崎市 広域計 東遠 掛川市 菊川市 広域計 中遠 袋井市 森町 広域計 磐田 磐田市 浜松 浜松市 湖西 湖西市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 ) 2-17

22 市街化区域の増減(平成2 年した場合 第 2 編静岡県都市計画制度の運用 活用方針 (2) 区域区分の経緯と変遷市町村合併等に伴う都市計画区域再編によって 全国の市街化区域の数そのものは減少しており 市街化区域の数が増加しているのは 北海道 山形県 岐阜県 三重県 福岡県のみである ( いずれも1 区域の増加 ) 特に 区域再編が進んだ大阪府では 36 区域 愛知県では 13 区域 埼玉県では 8 区域減少している 静岡県でも 市街化区域の数自体は1 区域減少しているが (H2 年 :11 区域 H22 年 :10 区域 ) 都市計画区域再編に伴い非線引きであった都市 ( 区域区分が定められていない都市 ) でも区域区分が定められるなど 市街化区域の範囲は拡大している を1.00 と1.60 )山形県 都市計画区域数 市 0.40 都市計画区域数は減 街化区域数ともに増 1.40 少し 市街化区域数 加した都道府県 は増加した 岐阜県 1.20 三重県 北海道 福岡県 1.00 茨城県 東京都 静岡県 全国平均 千葉県 0.80 埼玉県 群馬県 0.60 都市計画区域数 市愛媛県街化区域数ともに減 少した都道府県 熊本県 岡山県 愛知県 都市計画区域数は増 0.20 加し 市街化区域数は減少した都道府県 大阪府 0.00 香川県 都市計画区域の増減 ( 平成 2 年を 1.00 とした場合 ) 図 都道府県別の区域区分の変遷 2-18

23 都道府県名 都市計画区域数 (a) 表 都道府県別の区域区分の変遷 平成 2 年度 市街化区域数 (b) 区域区分割合 (b/a) 都市計画区域数 (a) 平成 12 年度 市街化区域数 (b) 区域区分割合 (b/a) 都市計画区域数 (a) 平成 22 年度 市街化区域数 (b) 区域区分割合 (b/a) 全国 1, , , 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 長野県 新潟県 富山県 石川県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 福井県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 各年都市計画年報 ) 2-19

24 表 静岡県内の区域区分の変遷 ( 着色は区域区分を都市計画決定している区域 ) 平成 2 年度 :26 区域 平成 12 年度 :27 区域 平成 22 年度 :20 区域 区域名 構成町村名 区域名 構成町村名 区域名 構成町村名 南伊豆 南伊豆町 南伊豆 南伊豆町 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 下田 下田市 下田 下田市 河津 河津町 河津 河津町 河津 河津町 東伊豆 東伊豆町 東伊豆 東伊豆町 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 伊東 伊東市 伊東 伊東市 熱海 熱海市 熱海 熱海市 熱海 熱海市 田方広域 修善寺町 田方広域 修善寺町 田方広域 伊豆市 大仁町 大仁町 伊豆の国市 伊豆長岡町 伊豆長岡町 韮山町 韮山町 函南町 函南町 函南町 御殿場小山 御殿場市 御殿場小山 御殿場市 御殿場小山 御殿場市 広域 小山町 広域 小山町 広域 小山町 東駿河湾 三島市 東駿河湾 三島市 東駿河湾 三島市 広域 沼津市 広域 沼津市 広域 沼津市 長泉町 長泉町 長泉町 清水町 清水町 清水町 裾野 裾野市 裾野 裾野市 裾野 裾野市 芝川 芝川町 岳南広域 富士宮市 岳南広域 富士宮市 岳南広域 富士宮市 富士市 富士市 富士市 庵原広域 富士川町 庵原広域 富士川町 由比町 由比町 静岡 静岡市 蒲原町 蒲原町 静清広域 静岡市 静清広域 静岡市 清水市 清水市 志太広域 藤枝市 志太広域 藤枝市 志太広域 藤枝市 岡部町 岡部町 焼津市 焼津市 焼津市 大井川町 大井川町 島田金谷 島田市 島田金谷 島田市 島田 島田市 広域 金谷町 広域 金谷町 榛南広域 吉田町 榛南広域 吉田町 榛南 南遠 吉田町 榛原町 榛原町 広域 牧之原市 南遠広域 相良町 南遠広域 相良町 御前崎町 御前崎町 御前崎市 浜岡町 浜岡町 小笠南部 大須賀町 小笠南部 大須賀町 東遠広域 掛川市 広域 大東町 広域 大東町 東遠広域 掛川市 東遠広域 掛川市 菊川町 菊川町 菊川市 小笠町 小笠町 中遠広域 袋井市 中遠広域 袋井市 中遠広域 袋井市 浅羽町 浅羽町 森町 森町 森町 磐南広域 磐田市 磐南広域 磐田市 磐田 磐田市 福田町 福田町 竜洋町 竜洋町 豊田町 豊田町 豊岡村 豊岡村 天竜 天竜市 天竜 天竜市 浜松 浜松市 三ケ日 三ヶ日町 三ケ日 三ヶ日町 西遠広域 浜松市 西遠広域 浜松市 可美村浜北市 浜北市 雄踏町 雄踏町 舞阪町 舞阪町 奥浜名広域 細江町 奥浜名広域 細江町 引佐町 引佐町 西浜名広域 湖西市 西浜名広域 湖西市 湖西 湖西市 新居町 新居町 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 ) 2-20

25 (3) 区域区分人口全国の都市計画区域人口 119,816 千人に対して 市街化区域人口は 87,228 千人 (72.8%) となっている 都道府県別にみると 東京都 神奈川県 京都府 大阪府では都市計画区域人口の 90% 以上が市街化区域に居住している 一方 岩手県 長野県 福井県 島根県では 都市計画区域人口に占める市街化区域人口が 30% 以下となっている 静岡県では 都市計画区域人口 3,627 千人のうち市街化区域人口は 2,235 千人 (61.6%) であり 特に静岡市では 都市計画区域人口の 90% 以上が市街化区域に居住している 一方 市街化区域に居住する人口が 50% に満たない市もみられる 2-21

26 表 都道府県別の区域区分人口の状況 人口 ( 千人 ) 都道府県名 区域数 都市計画区域 (a) 市街化区域 (b) 割合 (% b/a) 全国 1, ,816 87, 北海道 79 4,928 3, 青森県 22 1, 岩手県 24 1, 宮城県 20 2,042 1, 秋田県 山形県 福島県 33 1, 茨城県 29 2,875 1, 栃木県 24 1,943 1, 群馬県 34 1, 埼玉県 41 7,091 5, 千葉県 54 5,992 4, 東京都 26 13,126 12, 神奈川県 31 9,035 8, 山梨県 長野県 43 1, 新潟県 27 2,144 1, 富山県 21 1, 石川県 20 1, 岐阜県 28 1, 静岡県 20 3,627 2, 愛知県 6 7,395 6, 三重県 28 1, 福井県 滋賀県 12 1, 京都府 14 2,513 2, 大阪府 4 8,859 8, 兵庫県 23 5,351 4, 奈良県 2 1,372 1, 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 16 1,689 1, 広島県 27 2,621 2, 山口県 26 1, 徳島県 香川県 愛媛県 13 1, 高知県 福岡県 55 4,804 3, 佐賀県 長崎県 30 1, 熊本県 20 1, 大分県 宮崎県 鹿児島県 60 1, 沖縄県 7 1, 注 : 和歌山県の人口は記載されていないため - とした 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-22

27 表 静岡県内の区域区分人口の状況 人口 ( 千人 ) 区域名 構成市町名 都市計画区域 (a) 市街化区域 (b) 割合 (% b/a) 静岡県 3,627 2, 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 河津 河津町 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 熱海 熱海市 田方 伊豆市 伊豆の国市 函南町 広域計 御殿場小山 御殿場市 小山町 広域計 東駿河湾 三島市 沼津市 長泉町 清水町 広域計 裾野 裾野市 岳南 富士市 富士宮市 広域計 静岡 静岡市 志太 藤枝市 焼津市 広域計 島田 島田市 榛南 南遠 吉田町 牧之原市 御前崎市 広域計 東遠 掛川市 菊川市 広域計 中遠 袋井市 森町 広域計 磐田 磐田市 浜松 浜松市 湖西 湖西市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 ) 2-23

28 4 地域地区 (1) 用途地域用途地域は 全国で約 18,516km 2 都市計画決定されており 都市計画区域に占める割合は 18% である 都道府県別には 東京都で 64% と最も多く 大阪府 神奈川県 愛知県と続いている 全国の用途地域種別の割合は 住居系 67.5% 商業系 8.0% 工業系 24.5% となっている 静岡県の用途地域は 571km 2 都市計画決定されており 都市計画区域に占める割合は 16% である 用途地域別には 住居系 66.8% 商業系 7.6% 工業系 25.6% となっている 区域別には 静岡市が 105km 2 と最も多く 次いで浜松市 富士市 沼津市と続いている 2-24

29 都道府県名 表 都道府県別の用途地域面積の割合用途地域割合 (%) 都市計画用途地域割合区域面積 (%) 住居系商業系工業系計 (km2) (km2) 全国 100,980 18, 北海道 6,439 1, 青森県 2, 岩手県 2, 宮城県 2, 秋田県 1, 山形県 1, 福島県 3, 茨城県 4, 栃木県 4, 群馬県 1, 埼玉県 2, 千葉県 3, 東京都 1,744 1, 神奈川県 1, 山梨県 長野県 3, 新潟県 4, 富山県 1, 石川県 1, 岐阜県 2, 静岡県 3, 愛知県 3,537 1, 三重県 2, 福井県 滋賀県 1, 京都府 1, 大阪府 1, 兵庫県 4, 奈良県 1, 和歌山県 鳥取県 島根県 1, 岡山県 2, 広島県 2, 山口県 2, 徳島県 香川県 愛媛県 1, 高知県 福岡県 2, 佐賀県 1, 長崎県 1, 熊本県 1, 大分県 1, 宮崎県 鹿児島県 1, 沖縄県 1, 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-25

30 区域名 構成市町名 表 静岡県内の用途地域面積の割合用途地域割合 (%) 都市計画用途地域割合区域面積 (%) 住居系商業系工業系計 (km2) (km2) 静岡県 3, 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 河津 河津町 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 熱海 熱海市 田方 伊豆市 伊豆の国市 函南町 広域計 御殿場小山御殿場市 小山町 広域計 東駿河湾 三島市 沼津市 長泉町 清水町 広域計 裾野 裾野市 岳南 富士市 富士宮市 広域計 静岡 静岡市 志太 藤枝市 焼津市 広域計 島田 島田市 榛南 南遠 吉田町 牧之原市 御前崎市 広域計 東遠 掛川市 菊川市 広域計 中遠 袋井市 森町 広域計 磐田 磐田市 浜松 浜松市 湖西 湖西市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 ) 2-26

31 都道府県名 第 1 種低層住居専用地域 表 都道府県別用途地域面積 用途地域 (ha) 第 2 種第 1 種第 2 種第 1 種第 2 種準住居近隣商業準工業工業工業低層住中高層中高層住居住居商業専用居専用住居専住居専地域地域地域地域地域地域地域地域地域用地域用地域 全国 341,079 15, , , ,057 86,683 27,795 74,908 73, , , ,665 1,851,647 北海道 24,965 1,275 13,750 16,281 20,433 4,733 2,751 5,400 3,596 15,631 10,390 18, ,670 青森県 5, ,353 1,637 5,796 1, ,612 2,023 4,283 27,865 岩手県 4, ,838 1,080 7, ,110 1,184 2,500 1,210 2,056 24,335 宮城県 9, ,406 2,442 8,276 4, ,554 1,744 4,002 2,398 3,457 42,015 秋田県 3, ,036 1,055 5, ,203 1,158 2,523 1,044 1,136 20,553 山形県 1, ,530 1,641 5,452 1, ,349 1,475 1,898 21,402 福島県 4, , ,425 1, ,289 1,573 3,167 4,046 3,901 38,613 茨城県 13,888 1,717 6,677 2,256 7,787 4,832 1,706 1,550 1,302 3,762 2,243 9,877 57,597 栃木県 4, ,530 1,482 13,480 2, ,157 1,073 3,497 2,398 4,737 38,424 群馬県 2, ,167 2,847 8,381 1, ,449 1,374 4,509 1,349 3,196 33,589 埼玉県 13, ,566 3,864 19,891 4,587 1,422 1,700 2,284 6,769 2,892 3,524 73,978 千葉県 26, ,104 1,449 19,535 3, ,374 1,845 5,514 2,509 8,550 83,939 東京都 41, ,119 3,618 11,564 2,059 1,486 5,843 7,341 14,497 2,600 1, ,259 神奈川県 29, ,218 2,922 16,563 3,065 2,585 3,796 3,980 6,413 4,829 6,634 96,058 山梨県 1, , , ,048 長野県 10, ,603 1,573 10,937 1, ,118 1,200 4,598 1, ,610 新潟県 3, ,571 1,475 11,980 1, ,581 1,641 5,173 3,987 2,168 39,056 富山県 1, , , , ,670 2,049 1,284 20,158 石川県 2, , ,176 1, ,976 1,049 1,028 17,816 岐阜県 4, ,819 2,195 10,592 2, ,591 1,672 6,559 1,675 1,210 36,464 静岡県 6, ,271 6,478 11,893 4, ,724 1,601 4,061 6,215 4,362 57,071 愛知県 12, ,813 3,435 29,860 5,014 1,468 5,760 4,303 13,903 9,014 11, ,270 三重県 4, ,146 2,454 7,334 2, , ,273 2,623 3,275 30,691 福井県 1, , , , ,244 15,146 滋賀県 1, ,000 1,472 6, ,277 1,193 2,002 2,475 2,348 23,861 京都府 7, ,997 1,008 7,158 1, ,451 1,333 4,004 2,405 1,022 32,121 大阪府 10, ,198 10,110 19,050 5, ,175 4,857 16,721 3,307 5,170 95,066 兵庫県 14, ,699 4,470 11,354 3, ,699 1,741 7,446 4,397 6,479 74,790 奈良県 5, , , , ,016 和歌山県 2, , , , ,148 15,372 鳥取県 , , ,710 島根県 1, , , , ,919 岡山県 5, ,958 1,220 8,403 2, ,683 1,140 5,844 1,643 3,856 34,056 広島県 6, ,738 1,926 15,829 2, ,638 1,462 5,542 3,101 2,922 48,039 山口県 5, ,029 2,017 8, ,459 1,914 4,116 2,344 4,276 39,305 徳島県 , , ,068 香川県 1, , , , ,001 12,778 愛媛県 2, , , ,251 1,029 2,443 1,029 2,468 20,316 高知県 , , ,114 福岡県 16,219 2,216 9,276 1,024 21,514 3, ,021 4,177 7,886 2,303 6,843 77,599 佐賀県 , , , ,966 長崎県 5, , , ,068 1, ,231 熊本県 2, ,980 3,362 3,388 1, , ,074 1,196 1,250 23,293 大分県 4, ,609 2,903 5,088 1, ,075 1,654 1,846 1,520 1,791 25,701 宮崎県 2, ,120 2,076 5,346 2, , ,636 鹿児島県 5, ,139 1,405 4,554 1, ,090 1, ,832 沖縄県 4, , , , ,238 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 計 2-27

32 表 静岡県内の区域別用途地域面積 用 途 地 域 (ha) 第 1 種第 2 種第 1 種第 2 種第 1 種第 2 種準住居近隣商業準工業工業工業区域名構成市町名低層住低層住中高層中高層住居住居商業専用居専用居専用住居専住居専地域地域地域地域地域地域地域地域地域地域用地域用地域 計 静岡県 6, ,271 6,478 11,893 4, ,724 1,601 4,061 6,215 4,362 57,071 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 河津 河津町 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 熱海 熱海市 ,201 田方 伊豆市 伊豆の国市 函南町 広域計 ,223 御殿場小山 御殿場市 ,106 小山町 広域計 ,643 東駿河湾 三島市 ,367 沼津市 ,159 長泉町 清水町 広域計 , ,817 裾野 裾野市 ,039 岳南 富士市 , , ,933 富士宮市 ,304 広域計 1, , , ,237 静岡 静岡市 ,634 1,522 1,732 1, ,634 1, ,467 志太 藤枝市 ,039 焼津市 ,121 広域計 ,160 島田 島田市 ,532 榛南 南遠 吉田町 牧之原市 御前崎市 広域計 ,761 東遠 掛川市 ,451 菊川市 広域計 ,385 中遠 袋井市 ,492 森町 広域計 ,810 磐田 磐田市 ,759 浜松 浜松市 1, , , , ,797 湖西 湖西市 ,152 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 ) 2-28

33 (2) 特別用途地区特別用途地区は 全国で 650 地区に 106 千 ha が都市計画決定されている 地区の種類別には 特別工業地区が最も多く 256 地区に 26 千 ha 決定されている 都道府県別には 北海道 東京都で多く いずれも特別工業地区が最も多く決定されている 静岡県では 12 都市で 25 地区 4,432ha が都市計画決定されている 種類別には 特別工業地区の8 地区が最も多く 次いで特別業務地区が6 地区 娯楽レクリエーション地区 大規模集客施設制限地区が共に4 地区と続いているが 面積別にみると 特別工業及び大規模集客施設制限地区が最も大きい 2-29

34 都道府県名 特別工業地区 文教地区 表 都道府県別の特別用途地区数 小売店舗地区 事務所地区 厚生地区 特別用途地区数 娯楽レクリエーション 中高層階住居専用 地区 地区 全国 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 長野県 新潟県 富山県 石川県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 福井県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 観光地区 特別業務地区 研究開発地区 その他の地区 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 合計 2-30

35 都道府県名 特別工業地区 文教地区 表 都道府県別の特別用途地区面積 小売店舗地区 事務所地区 厚生地区 特別用途地区面積 (ha) 娯楽レクリエーション 中高層階住居専用 地区 地区 全国 26,243 8,276 2, ,821 1,783 5,151 1, , ,406 北海道 5, , ,286 19,483 青森県 ,600 1,634 岩手県 宮城県 ,730 3,710 秋田県 ,185 山形県 ,321 1,892 福島県 ,019 茨城県 0 2, ,805 栃木県 群馬県 ,198 埼玉県 1, ,782 千葉県 ,118 東京都 3,773 2, ,365 神奈川県 , ,985 山梨県 長野県 ,303 1,654 新潟県 ,119 3,548 富山県 ,608 1,608 石川県 ,545 1,908 岐阜県 1, ,212 3,621 静岡県 ,765 4,432 愛知県 1, ,945 7,589 三重県 福井県 ,898 3,000 滋賀県 ,026 京都府 ,096 3,232 大阪府 ,379 兵庫県 ,129 4,382 奈良県 和歌山県 ,342 1,560 鳥取県 島根県 岡山県 ,508 2,829 広島県 ,154 山口県 ,565 3,101 徳島県 香川県 ,411 1,420 愛媛県 ,072 1,305 高知県 福岡県 ,230 佐賀県 長崎県 ,011 熊本県 ,575 1,874 大分県 ,060 1,408 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 観光地区 特別業務地区 研究開発地区 その他の地区 合計 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-31

36 都市計画区域名構成市町名 表 静岡県内の特別用途地区の都市計画決定状況 特別工業地区 地区 面積 (ha) 娯楽レクリエーション地区 地区 面積 (ha) 特別業務地区 地区 面積 (ha) 大規模集客施設制限地区 静岡県 , , ,432 伊東 伊東市 熱海 熱海市 御殿場小山 御殿場市 東駿河湾 沼津市 岳南 富士市 静岡 静岡市 , ,787 志太 藤枝市 焼津市 榛南 南遠 吉田町 東遠 掛川市 磐田 磐田市 浜松 浜松市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 地区 面積 (ha) 特別工業及び大規模集客施設制限地区 地区 面積 (ha) 住環境保全型工業地区 地区 面積 (ha) 地区 合計 面積 (ha) 2-32

37 (3) 高度地区高度地区は 全国で 866 地区 409 千 ha が都市計画決定されている 都道府県別には 東京都で 263 地区 97 千 ha と最も多い 静岡県では 18 地区 3,796ha が都市計画決定されている 制限の種類別には 最高限度高度地区が 9 地区 最低限度高度地区が 4 地区 斜線制限高度地区が 5 地区決定されている 表 都道府県別の高度地区の都市計画決定状況 最高限度高度地区 最低限度高度地区 斜線制限高度地区 合計 都道府県名面積面積面積面積地区数地区数地区数地区数 (ha) (ha) (ha) (ha) 全国 , , , ,638 北海道 9 15, , ,421 青森県 宮城県 1 5, , ,462 山形県 8 4, ,378 茨城県 10 3, , ,495 埼玉県 7 5, ,544 千葉県 4 3, , ,482 東京都 , , , ,999 神奈川県 57 62, ,296 長野県 9 1, ,460 新潟県 , ,523 富山県 6 4, ,260 石川県 10 5, ,682 岐阜県 静岡県 , ,796 愛知県 67 28, ,702 三重県 滋賀県 9 5, ,644 京都府 69 23, ,500 大阪府 30 8, , ,870 兵庫県 27 9, , ,704 奈良県 71 12, ,154 和歌山県 香川県 高知県 福岡県 12 2, , ,554 佐賀県 長崎県 大分県 鹿児島県 注 : 斜線制限高度地区は 斜線制限のみの地区 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-33

38 表 静岡県内の高度地区の都市計画決定状況 区域名構成市町名地区名 静岡県 最高限度高度地区 最低限度高度地区 面積 (ha) 斜線制限高度地区 ー ,181 3,796 伊東伊東市第 1 種高度地区 184 ーー 184 第 2 種高度地区 330 ーー 330 第 3 種高度地区 129 ーー 129 熱海熱海市第 1 種ー 799 ー 799 第 2 種ー 100 ー 100 御殿場小山御殿場市御東原循環線沿線地区 6 ーー 6 東駿河湾沼津市高島本町及び庄栄町の各一部ー 2 ー 2 常盤町 3 丁目の一部ーー 静岡 静岡市 八坂町及び押切南 押切北 天王 石川土地区画整理事業区域 大和町梅ヶ谷線の一部 ー ー 志太 藤枝市 岡部 内谷 三輪地区 7 ー ー 7 第一種中高層住居専用地域及び第 2 種中高層住居専用地域の全域 ( 旧岡部町区域は除く ) ー ー 内谷地区 ー ー 6 6 東遠掛川市つくしの 4 ーー 4 葛ヶ谷 大多郎地区 39 ーー 39 城北 1 ーー 1 青葉台 7 ーー 7 浜松浜松市佐藤地区ー 8 ー 8 中高層住居専用地区ーー 1,567 1,567 注 : 斜線制限高度地区は 斜線制限のみの地区を記載 ( 他の制限も行っている区域はそちらの区域に記載 ) 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 合計 2-34

39 (4) 高度利用地区高度利用地区は 全国で 1,018 地区が都市計画決定されている 都道府県別には 東京都で 157 地区 兵庫県で 122 地区と多い 決定されている用途地域別にみると 商業地域で 829 地区と最も多く 次いで近隣商業地域で 116 地区となっている 静岡県では 37 地区が都市計画決定されており 用途地域別には商業地域で 35 地区 近隣商業地区で 2 地区となっている 区域別では 浜松市で 15 地区と最も多く 次いで静岡市で 12 地区となっている 都道府県名 第 1 種低層住居専用地域 第 2 種低層住居専用地域 表 都道府県別の高度利用地区の都市計画決定状況 第 1 種中高層住居専用地域 第 2 種中高層住居専用地域 第 1 種住居地域 用途地域別指定地区数 第 2 種住居地域 準住居 地域 近隣商業地域 商業 地域 準工業 地域 工業 地域 工業専用地域 全国 ,018 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 長野県 新潟県 富山県 石川県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 福井県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 合計 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-35

40 表 静岡県内の高度利用地区の都市計画決定状況 区域名 構成市町名地区数 面積 (ha) 静岡県 御殿場小山 御殿場市 東駿河湾 沼津市 岳南 富士市 静岡 静岡市 志太 焼津市 島田 島田市 東遠 掛川市 磐田 磐田市 浜松 浜松市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-36

41 (5) 防火 準防火地域全国で 防火地域は 31 千 ha 準防火地域は 297 千 ha が都市計画決定されている 都道府県別にみると 防火地域は東京都で 14 千 ha と最も多く 次いで 大阪府 神奈川県 愛知県となっている 準防火地域は 東京都で 70 千 ha 次いで神奈川県 愛知県 大阪府となっている 静岡県では 防火地域が 228ha 準防火地域が 3,590ha 都市計画決定されている 区域別にみると 防火地域は静岡市で 91ha と最も多く 次いで浜松市で 43ha 富士市で 32ha と続いている 準防火地域は 静岡市で 769ha と最も多く 次いで浜松市で 592ha と続いている 都道府県 都市数 表 都道府県別の防火地域等の都市計画決定状況面積 (ha) 面積 (ha) 都道府県都市数防火地域準防火地域防火地域準防火地域 全国 , ,091 福井県 ,163 北海道 ,660 滋賀県 青森県 ,594 京都府 ,525 岩手県 ,179 大阪府 40 3,723 28,071 宮城県 ,911 兵庫県 13 1,215 10,379 秋田県 ,776 奈良県 ,155 山形県 ,850 和歌山県 福島県 ,811 鳥取県 ,203 茨城県 ,254 島根県 栃木県 ,530 岡山県 ,796 群馬県 広島県 ,612 埼玉県 ,165 山口県 ,138 千葉県 ,036 徳島県 東京都 30 14,428 69,782 香川県 神奈川県 30 2,819 48,885 愛媛県 ,434 山梨県 高知県 長野県 ,498 福岡県 ,739 新潟県 ,363 佐賀県 6 2 1,046 富山県 ,356 長崎県 ,565 石川県 ,682 熊本県 ,769 岐阜県 ,736 大分県 ,692 静岡県 ,590 宮崎県 愛知県 45 1,639 35,054 鹿児島県 三重県 ,287 沖縄県 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-37

42 表 静岡県内の防火地域等の都市計画決定状況 都市計画区域名 構成市町名 面積 (ha) 防火地域準防火地域 静岡県 ,590 下田 下田市 伊東 伊東市 熱海 熱海市 田方 伊豆市 伊豆の国市 御殿場小山 御殿場市 東駿河湾 三島市 沼津市 長泉町 清水町 裾野 裾野市 岳南 富士市 富士宮市 静岡 静岡市 志太 藤枝市 焼津市 島田 島田市 榛南 南遠 牧之原市 東遠 掛川市 菊川市 中遠 袋井市 磐田 磐田市 浜松 浜松市 湖西 湖西市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-38

43 (6) 景観地区景観地区は 全国で 33 地区 19 千 ha が都市計画決定されている そのうち 27 地区において条例が制定されている 都道府県別にみると 京都府の 10 地区が最も多い 静岡県では 熱海市と沼津市の 2 地区 14ha が都市計画決定されており 2 地区とも条例が制定されている 表 都道府県別の景観地区の都市計画決定状況 都道府県名 地区数 面積 (ha) 条例制定地区数 全国 33 18, 北海道 2 3,504 2 岩手県 東京都 神奈川県 岐阜県 静岡県 三重県 京都府 10 10, 兵庫県 2 1,858 2 和歌山県 島根県 岡山県 広島県 大分県 沖縄県 3 1,921 1 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 表 静岡県内の景観地区の都市計画決定状況都市計画区域構成市町名名称面積 (ha) 条例の概要 熱海 東駿河湾 静岡県 熱海市 沼津市 東海岸町景観地区 建築物の形態意匠 壁面 13.0 の位置の制限等 沼津市アーケード街美観地区 建築物の敷地 構造又は 0.7 建築設備の制限 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-39

44 (7) 臨港地区臨港地区は 全国で 396 地区 58 千 ha が都市計画決定されている 都道府県別には 福岡県で 5,689ha と最も多く 次いで神奈川県で 5,200ha と続いている 分区別には 工業港区が最も多い 静岡県では 11 地区 1,010ha が都市計画決定されている 分区別には 清水 御前崎などで決定している商港区が 427ha と最も多く 次いで清水 大井川などで決定している工業港区が 363ha となっている 都道府県名 地区数 商港区 表 都道府県別の臨港地区の都市計画決定状況 特殊物資港区 工業港区 鉄道連絡港区 漁港区 ハ ンカー港区 保安港区 マリーナ港区 修景厚生港区 全国 , , , ,600 8,580 57,814 北海道 21 1, , ,852 青森県 ,148 1,148 岩手県 宮城県 ,278 秋田県 ,205 山形県 福島県 茨城県 , ,990 千葉県 東京都 ,033 神奈川県 7 1, , ,200 新潟県 富山県 石川県 静岡県 ,010 愛知県 5 1, , ,014 三重県 , ,611 福井県 滋賀県 京都府 大阪府 4 1, , ,854 兵庫県 17 1, ,370 和歌山県 , ,330 鳥取県 島根県 岡山県 , ,958 広島県 ,567 山口県 徳島県 香川県 ,204 愛媛県 ,065 2,466 高知県 福岡県 7 1, , ,689 佐賀県 長崎県 ,086 熊本県 大分県 , ,529 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 分区 分区指定なし 合計 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-40

45 表 静岡県内の臨港地区の都市計画決定状況 分区 特殊修景分区都市計画区域構成市町名名称商港工業漁港保安マリーナ合計物資厚生指定区港区区港区港区港区港区なし 静岡県 ー ,010 下田 下田市 下田 伊東 伊東市 伊東 熱海 熱海市 熱海 東駿河湾 沼津市 沼津 岳南 富士市 田子の浦 静岡 静岡市 清水 志太 焼津市 大井川 榛南 南遠 牧之原市 榛原 相良 御前崎 御前崎市 御前崎 浜松 浜松市 浜名 湖西 湖西市 浜名 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-41

46 (8) 生産緑地地区生産緑地地区は 全国で 64,695 地区 14,190 ha が都市計画決定されている 都道府県別には 東京都で 11,971 地区 3,472ha と最も多く 次いで大阪府で 9,979 地区 2,191ha と続いている 静岡県では 1,797 地区 214ha が都市計画決定されている 特に 静岡市では 1,695 地区 202ha と 県内の生産緑地地区の大半が静岡市において決定されている 表 都道府県別の生産緑地地区の都市計画決定状況 都道府県名 地区数 面積 (ha) 全国 64,695 14,190 茨城県 埼玉県 7,385 1,877 千葉県 4,349 1,245 東京都 11,971 3,472 神奈川県 9,286 1,457 長野県 7 3 石川県 静岡県 1, 愛知県 9,047 1,293 三重県 1, 京都府 3, 大阪府 9,979 2,191 兵庫県 2, 奈良県 3, 和歌山県 福岡県 7 2 宮崎県 1 2 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 表 静岡県内の生産緑地地区の都市計画決定状況 都市計画区域 構成市町名 地区数 面積 (ha) 静岡県 1, 静岡 静岡市 1, 浜松 浜松市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-42

47 (9) その他の地域地区等静岡県においては 特定街区 2 地区 駐車場整備地区 4 地区 特別緑地保全地区 1 地区 都市再生特別地区 2 地区 風致地区 45 地区 市街地再開発促進区域 3 区域が都市計画決定されている 表 静岡県内の特定街区の都市計画決定状況 都市計画区域名 構成市町名 名称 位置 面積 (ha) 静岡県 静岡 静岡市 追手町 静岡市葵区追手町 1.6 高松 静岡市駿河区高松 0.7 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 表 静岡県内の駐車場整備地区の都市計画決定状況 都市計画区域名 構成市町名 地区数 面積 (ha) 静岡県 静岡 静岡市 浜松 浜松市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 表 静岡県内の特別緑地保全地区の都市計画決定状況 都市計画区域名 構成市町名 名称 面積 (ha) 静岡県 浜松 浜松市 富塚椎ノ木谷特別緑地保全地区 6.7 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 表 静岡県内の都市再生特別地区の都市計画決定状況 都市計画区域名 構成市町名 位置 面積 (ha) 静岡県 ー 2.7 浜松 浜松市 鍛冶町地区 1.1 浜松駅前旭 砂山地区 1.6 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-43

48 都市計画区域名 表 静岡県内の風致地区の都市計画決定状況 構成市町名 地区数 面積 (ha) 第 1 種 第 2 種 合計 45 9,285 2,391 11,676 静岡県 熱海 熱海市 6 3,951 1,220 5,171 田方 伊豆の国市 東駿河湾 沼津市 岳南 富士宮市 静岡 静岡市 11 3, ,921 浜松 浜松市 ,273 湖西 湖西市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 表 静岡県内の市街地再開発促進区域の都市計画決定状況 都市計画構成面積名称区域名市町名 (ha) 静岡県 ー 1.6 岳南 富士市 駅前地区市街地再開発促進区域 0.4 静岡 静岡市 伝馬町地区 Bブロック第一施行区市街地再開発促進区域 0.5 静岡駅南口第二地区市街地再開発促進区域 0.7 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-44

49 都道府県名 表 都道府県別のその他の地域地区の都市計画決定状況 特定街区駐車場整備地区特別緑地保全地区都市再生特別地区風致地区市街地再開発促進区域 地区数面積 (ha) 地区数面積 (ha) 地区数面積 (ha) 地区数面積 (ha) 地区数面積 (ha) 地区数面積 (ha) 全国 , , , 北海道 , , 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 , 山形県 福島県 , 茨城県 , 栃木県 , 群馬県 , 埼玉県 千葉県 , , 東京都 , , 神奈川県 , , , 山梨県 , 長野県 , 新潟県 , 富山県 , 石川県 , 岐阜県 , , 静岡県 , 愛知県 , , 三重県 , 福井県 滋賀県 , 京都府 , 大阪府 , , 兵庫県 , , , 奈良県 , 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 , , 山口県 , 徳島県 , 香川県 , 愛媛県 高知県 福岡県 , , 佐賀県 長崎県 , 熊本県 , 大分県 , 宮崎県 鹿児島県 , 沖縄県 , 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-45

50 5 都市施設 (1) 道路都市計画道路 ( 市街化区域又は用途地域内の幹線街路 ) は全国で 47 千 km 都市計画決定されており 31 千 km 65% が整備済みである 都道府県別にみると 計画延長では北海道で 4,136km と最も長く 次いで東京都で 2,865km 愛知県 2,836km 大阪府 2,202km となっている 整備率では 沖縄県が 86% と最も高く 次いで鳥取県が 82% と続いている 静岡県では 1,540km が都市計画決定されており 904km 59% が整備済みである 区域別にみると 計画延長では静岡市で 278km と最も長く 次いで浜松市で 255km 富士市で 169km と続いている 整備率では 伊豆の国市が 100% で最も高く 次いで焼津市で 83% 熱海市で 77% と続いている 2-46

51 表 都道府県別の都市計画道路 ( 市街化区域又は用途地域の幹線街路 ) の状況延長 (km) 整備率 (%) 都道府県名 計画決定 整備済 整備済 + 概成済 整備済 整備済 + 概成済 全国 47,241 30,589 35, 北海道 4,136 3,284 3, 青森県 岩手県 宮城県 1, 秋田県 山形県 福島県 茨城県 1, , 栃木県 1, 群馬県 埼玉県 1,835 1,143 1, 千葉県 1,810 1,070 1, 東京都 2,865 1,707 2, 神奈川県 1,921 1,172 1, 山梨県 長野県 1, 新潟県 1, 富山県 石川県 岐阜県 静岡県 1, , 愛知県 2,836 2,200 2, 三重県 福井県 滋賀県 京都府 大阪府 2,202 1,438 1, 兵庫県 1,936 1,404 1, 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 1, 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 1,887 1,116 1, 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-47

52 表 静岡県内の都市計画道路 ( 市街化区域又は用途地域の幹線街路 ) の状況 都市計画区域名 構成市町名 計画決定 延長 (m) 整備率 (%) 整備済 整備済 + 概成済 整備済 整備済 + 概成済 静岡県 1,540, ,908 1,094, 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 6,220 3,910 3, 河津 河津町 4,950 1,550 1, 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 19,679 15,050 17, 熱海 熱海市 21,051 16,171 16, 田方 伊豆市 5, , 伊豆の国市 函南町 5,420 2,480 2, 広域計 11,342 3,422 8, 御殿場小山 御殿場市 29,470 13,140 21, 小山町 4, , 広域計 33,970 13,300 22, 東駿河湾 三島市 27,220 13,300 20, 沼津市 95,340 44,710 51, 長泉町 19,720 10,890 11, 清水町 9,440 4,640 6, 広域計 151,720 73,540 90, 裾野 裾野市 22,940 11,400 15, 岳南 富士市 169,360 72, , 富士宮市 58,440 23,000 32, 広域計 227,800 95, , 静岡 静岡市 278, , , 志太 藤枝市 59,090 43,020 51, 焼津市 62,760 52,270 53, 広域計 121,850 95, , 島田 島田市 48,850 32,130 44, 榛南 南遠 吉田町 15,900 11,800 11, 牧之原市 22,860 10,180 13, 御前崎市 12,320 7,990 7, 広域計 51,080 29,970 33, 東遠 掛川市 81,185 42,665 56, 菊川市 27,070 16,780 16, 広域計 108,255 59,445 72, 中遠 袋井市 51,610 32,790 42, 森町 9,150 3,570 7, 広域計 60,760 36,360 49, 磐田 磐田市 85,040 53,710 63, 浜松 浜松市 255, , , 湖西 湖西市 31,180 20,010 23, 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-48

53 (2) 公園 緑地都市計画公園は 全国で 40,058 施設 111 千 ha が都市計画決定されており そのうち 37,942 施設 75 千 ha が供用済であり 整備率は 95%( 施設数ベース ) 67%( 面積ベース ) となっている 静岡県では 845 施設 3,785ha が都市計画決定されており そのうち 723 施設 1,900ha が供用済である 整備率は 86%( 施設数ベース ) 50%( 面積ベース ) となっている 表 都道府県別の都市計画公園の状況 ( 計画 ) 街区公園 近隣公園 地区公園 総合公園 運動公園 風致公園 特殊公園 広域公園 合計 都道府県名面積面積面積面積面積面積面積面積面積数数数数数数数数数 (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) 全国 31,490 7,746 4,557 8,972 1,210 6,986 1,270 34, , , , ,385 40, ,825 北海道 3, , , ,673 4,058 9,650 青森県 ,779 岩手県 ,660 宮城県 , ,131 秋田県 , ,808 山形県 ,734 福島県 ,501 茨城県 ,146 栃木県 ,648 群馬県 ,386 埼玉県 1, , ,584 3,041 千葉県 1, ,107 2,924 東京都 1, , ,348 2,240 5,531 神奈川県 1, ,350 3,849 山梨県 長野県 ,273 新潟県 , ,549 富山県 , ,788 石川県 ,650 岐阜県 ,422 静岡県 , ,785 愛知県 2, , ,857 4,326 三重県 ,754 福井県 ,181 滋賀県 ,261 京都府 ,321 大阪府 1, ,222 3,548 兵庫県 1, , ,429 2,128 6,351 奈良県 ,586 和歌山県 鳥取県 ,858 島根県 ,187 岡山県 ,340 広島県 ,691 山口県 ,952 徳島県 香川県 ,027 愛媛県 , ,214 高知県 ,257 福岡県 1, , ,106 2,205 4,213 佐賀県 長崎県 , ,043 熊本県 ,055 大分県 ,470 宮崎県 ,036 鹿児島県 ,745 沖縄県 ,034 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-49

54 表 都道府県別の都市計画公園の状況 ( 供用 ) 街区公園 近隣公園 地区公園 総合公園 運動公園 風致公園 特殊公園 広域公園 合計 都道府県名面積面積面積面積面積面積面積面積面積数数数数数数数数数 (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) 全国 30,311 7,277 3,965 7,214 1,105 5,707 1,170 22, , , , ,469 37,942 74,652 北海道 3, , ,332 3,896 7,879 青森県 ,463 岩手県 ,140 宮城県 ,757 秋田県 ,229 山形県 ,107 福島県 ,610 茨城県 ,487 栃木県 ,513 群馬県 ,809 埼玉県 1, ,528 2,372 千葉県 1, ,193 2,342 東京都 1, , ,009 3,881 神奈川県 1, ,283 2,735 山梨県 長野県 ,431 新潟県 ,668 富山県 石川県 ,013 岐阜県 ,160 静岡県 ,900 愛知県 2, ,716 3,121 三重県 福井県 滋賀県 京都府 大阪府 1, ,999 2,375 兵庫県 1, ,312 1,924 3,726 奈良県 ,123 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 ,142 広島県 ,126 山口県 ,348 徳島県 香川県 愛媛県 ,194 高知県 福岡県 1, ,072 2,941 佐賀県 長崎県 ,135 熊本県 大分県 宮崎県 ,480 鹿児島県 ,349 沖縄県 ,169 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-50

55 表 都道府県別の都市計画公園の状況 ( 整備率 ) 都道府県名 街区公園近隣公園地区公園総合公園運動公園風致公園特殊公園広域公園合計数面積数面積数面積数面積数面積数面積数面積数面積数面積 全国 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 長野県 新潟県 富山県 石川県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 福井県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-51

56 表 静岡県の都市計画公園の状況 ( 計画 ) 街区公園近隣公園地区公園総合公園運動公園風致公園特殊公園広域公園合計都市計画構成面積面積面積面積面積面積面積面積面積区域名市町名数数数数数数数数数 (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) 静岡県 , ,785.0 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 河津 河津町 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 熱海 熱海市 田方 伊豆市 伊豆の国市 函南町 広域計 御殿場 御殿場市 小山 小山町 広域計 東駿河湾 三島市 沼津市 長泉町 清水町 広域計 裾野 裾野市 岳南 富士市 富士宮市 広域計 静岡 静岡市 志太 藤枝市 焼津市 広域計 島田 島田市 榛南 吉田町 南遠 牧之原市 御前崎市 広域計 東遠 掛川市 菊川市 広域計 中遠 袋井市 森町 広域計 磐田 磐田市 浜松 浜松市 , ,308.0 湖西 湖西市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-52

57 表 静岡県の都市計画公園の状況 ( 供用 ) 街区公園近隣公園地区公園総合公園運動公園風致公園特殊公園広域公園合計都市計画構成面積面積面積面積面積面積面積面積面積区域名市町名数数数数数数数数数 (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) (ha) 静岡県 ,900.1 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 河津 河津町 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 熱海 熱海市 田方 伊豆市 伊豆の国市 函南町 広域計 御殿場 御殿場市 小山 小山町 広域計 東駿河湾 三島市 沼津市 長泉町 清水町 広域計 裾野 裾野市 岳南 富士市 富士宮市 広域計 静岡 静岡市 志太 藤枝市 焼津市 広域計 島田 島田市 榛南 吉田町 南遠 牧之原市 御前崎市 広域計 東遠 掛川市 菊川市 広域計 中遠 袋井市 森町 広域計 磐田 磐田市 浜松 浜松市 湖西 湖西市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-53

58 都市計画区域名 構成市町名 表 静岡県の都市計画公園の状況 ( 整備率 ) 街区公園 近隣公園 地区公園 総合公園 運動公園 風致公園 特殊公園 広域公園 合計 数 面積 数 面積 数 面積 数 面積 数 面積 数 面積 数 面積 数 面積 数 面積 静岡県 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 河津 河津町 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 熱海 熱海市 田方 伊豆市 伊豆の国市 函南町 広域計 御殿場 御殿場市 小山 小山町 広域計 東駿河湾 三島市 沼津市 長泉町 清水町 広域計 裾野 裾野市 岳南 富士市 富士宮市 広域計 静岡 静岡市 志太 藤枝市 焼津市 広域計 島田 島田市 榛南 吉田町 南遠 牧之原市 御前崎市 広域計 東遠 掛川市 菊川市 広域計 中遠 袋井市 森町 広域計 磐田 磐田市 浜松 浜松市 湖西 湖西市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-54

59 (3) 下水道公共下水道は 全国で 1,967 千 ha の処理区域が都市計画決定され そのうち 1,461 千 ha が供用されており 整備率は 74% である 都道府県別では 東京都で整備率が 95% と最も高く 次いで 富山県と北海道が 86% と続いている 静岡県では 55 千 ha が都市計画決定され そのうち 38 千 ha が供用されており 整備率は 69% である 区域別にみると 御前崎市が 100% と最も高く 次いで浜松市と小山町が 94% と続いている 表 都道府県別の公共下水道の状況 処理区域 処理区域 都道府県名 計画面積 ( 千 ha) 供用面積 ( 千 ha) 整備率 (%) 都道府県名 計画面積 ( 千 ha) 供用面積 ( 千 ha) 整備率 (%) 全国 1,967 1, 福井県 北海道 滋賀県 青森県 京都府 岩手県 大阪府 宮城県 兵庫県 秋田県 奈良県 山形県 和歌山県 福島県 鳥取県 茨城県 島根県 栃木県 岡山県 群馬県 広島県 埼玉県 山口県 千葉県 徳島県 東京都 香川県 神奈川県 愛媛県 山梨県 高知県 長野県 福岡県 新潟県 佐賀県 富山県 長崎県 石川県 熊本県 岐阜県 大分県 静岡県 宮崎県 愛知県 鹿児島県 三重県 沖縄県 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-55

60 表 静岡県の公共下水道の状況 処理区域都市計画構成計画面積供用面積整備率区域名市町名 (ha) (ha) (%) 静岡県 55,369 38, 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 河津 河津町 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 熱海 熱海市 1, 田方 伊豆市 伊豆の国市 函南町 広域計 1,757 1, 御殿場小山 御殿場市 小山町 広域計 1, 東駿河湾 三島市 1,354 1, 沼津市 3,366 1, 長泉町 清水町 広域計 5,939 3, 裾野 裾野市 岳南 富士市 5,628 3, 富士宮市 2,337 1, 広域計 7,965 4, 静岡 静岡市 9,901 8, 志太 藤枝市 1, 焼津市 1, 広域計 3,399 1, 島田 島田市 榛南 南遠 吉田町 牧之原市 御前崎市 広域計 東遠 掛川市 2, 菊川市 広域計 3,400 1, 中遠 袋井市 1, 森町 広域計 1, 磐田 磐田市 2,983 2, 浜松 浜松市 11,229 10, 湖西 湖西市 1, 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-56

61 (4) 供給処理施設汚物処理場は 全国で 587 施設が都市計画決定され そのうち 562 施設が供用されており 整備率は 92%( 面積ベース ) である 都道府県別では 千葉県 福岡県で 26 施設と最も多く都市計画決定されており 次いで北海道で 24 施設 埼玉県 静岡県で 23 施設と続いている 整備率は 14 県で全ての施設が供用済みであり 静岡県では 98%( 面積ベース ) が供用済みである 施設別には 島田市クリーンセンターが一部供用されている以外は 全ての施設が供用されている ごみ焼却場は 全国で 752 施設が都市計画決定され そのうち 695 施設が供用されており 整備率は 90%( 面積ベース ) である 都道府県別では 東京都で 48 施設と最も多く都市計画決定されており 次いで千葉県 兵庫県で 43 施設と続いている 整備率は 13 県で全ての施設が供用済みであり 静岡県では 35 施設が都市計画決定され 95%( 面積ベース ) が供用済みである 施設別には 供用停止となっている施設及び函南町ごみ焼却場 裾野市清掃センター 西ヶ谷ごみ焼却場が一部供用されている以外は 全ての施設が供用されている ごみ処理場等は 全国で 437 施設が都市計画決定され そのうち 404 施設が供用されており 整備率は 85%( 面積ベース ) である 都道府県別では 埼玉県で 55 施設と最も多く都市計画決定されており 次いで東京都で 33 施設と続いている 整備率は 16 県で全ての施設が供用済みであり 静岡県では 11 施設が都市計画決定され 65%( 面積ベース ) が供用済みである 施設別には 御殿場小山ごみ処理総合施設以外は 全ての施設が供用されている 2-57

62 表 都道府県別の汚物処理場の状況 箇所数 面積 (ha) 処理能力 (kl/24h) 整備率 (%) 都道府県名施設計画供用計画供用計画供用数 面積 全国 , , , 北海道 ,105 22, 青森県 , 岩手県 ,729 3, 宮城県 ,945 9, 秋田県 ,389 1, 山形県 福島県 ,584 1, 茨城県 ,971 1, 栃木県 ,624 1, 群馬県 埼玉県 ,623 10, 千葉県 ,267 3, 東京都 , 神奈川県 ,345 1, 山梨県 長野県 ,274 4, 新潟県 ,446 1, 富山県 ,862 1, 石川県 岐阜県 ,130 11, 静岡県 ,623 3, 愛知県 ,543 12, 三重県 ,922 1, 福井県 ,217 1, 滋賀県 ,208 1, 京都府 , 大阪府 ,886 2, 兵庫県 ,065 2, 奈良県 和歌山県 ,607 5, 鳥取県 ,493 8, 島根県 岡山県 ,558 1, 広島県 ,366 2, 山口県 ,729 1, 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 ,079 4, 佐賀県 長崎県 ,921 2, 熊本県 大分県 ,067 1, 宮崎県 鹿児島県 ,144 2, 沖縄県 ,626 2, 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-58

63 表 都道府県別のごみ焼却場の状況 箇所数 面積 (ha) 処理能力 (kl/24h) 整備率 (%) 都道府県名施設計画供用計画供用計画供用数 面積 全国 ,176 1, , , 北海道 ,105 22, 青森県 ,212 1, 岩手県 宮城県 ,395 3, 秋田県 福島県 ,723 2, 茨城県 ,608 2, 栃木県 ,986 2, 群馬県 ,931 1, 埼玉県 ,045 2, 千葉県 ,780 8, 東京都 ,369 19, 神奈川県 ,099 12, 山梨県 長野県 ,532 1, 新潟県 ,605 1, 富山県 ,704 1, 石川県 ,044 1, 岐阜県 ,037 1, 静岡県 ,238 4, 愛知県 ,547 4, 三重県 ,395 1, 福井県 ,195 1, 滋賀県 ,125 1, 京都府 大阪府 ,200 15, 兵庫県 ,752 9, 奈良県 ,462 2, 和歌山県 ,862 1, 鳥取県 島根県 岡山県 ,861 2, 広島県 ,296 2, 山口県 ,983 1, 徳島県 ,041 1, 香川県 愛媛県 ,741 1, 高知県 福岡県 ,184 6, 佐賀県 長崎県 ,506 1, 熊本県 ,915 1, 大分県 宮崎県 鹿児島県 ,785 1, 沖縄県 供用停止施設を含む 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-59

64 表 都道府県別のごみ処理場等の状況 都道府県名 箇所数面積 (ha) 整備率 (%) 計画供用計画供用施設数面積 全国 ,463 1, 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 長野県 新潟県 富山県 石川県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 宮崎県 沖縄県 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-60

65 表 静岡県の汚物処理場の状況 計画決定供用状況整備率 (%) 都市計画構成番号名称面積処理能力面積処理能力施設区域名市町名面積 (ha) (kl/24h) (ha) (kl/24h) 数 静岡県 23 施設 , , 河津 河津町 1 東河環境センター 伊東 伊東市 1 伊東市御石ヶ沢処理場 田方 伊豆の国市 2 伊豆の国市長岡し尿処理場 伊豆の国市韮山し尿処理場 函南町 2 函南町し尿処理場 御殿場小山 御殿場市 1 御殿場市小山町広域行政組合衛生センタ 東駿河湾 三島市 1 三島市衛生プラント 沼津市 2 沼津市衛生プラント 裾野 裾野市 1 裾野長泉清掃施設組合裾野衛生プラント 岳南 富士市 1 富士市し尿処理場 富士宮市 2 富士宮市衛生プラント 志太 藤枝市 2 藤枝環境管理センタ 焼津市 1 大井川環境管理センター 島田 島田市 1 島田市クリーンセンタ 榛南 南遠 吉田町 1 吉田町牧之原市広域施設組合衛生センタ 御前崎市 2 東遠衛生センタ 東遠 掛川市 1 掛川市衛生センタ 掛川市土方地区浄化センタ 磐田 磐田市 1 磐田市衛生プラント 浜松 浜松市 1 浜松市西部衛生工場 浜松市東部衛生工場 浜松市浜北クリーンセンター 浜松市細江し尿処理センター 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 表 静岡県のごみ焼却場の状況 計画決定供用状況整備率 (%) 都市計画構成番号名称面積処理能力面積処理能力区域名市町名施設数面積 (ha) (kl/24h) (ha) (kl/24h) 静岡県 31 施設 , , 南伊豆 南伊豆町 1 南伊豆町清掃センタ 河津河津町東伊豆東伊豆町 1 東伊豆町 河津町ごみ共同処理施設 伊東 伊東市 1 伊東市清掃工場 熱海 熱海市 1 熱海ごみ焼却場 田方 伊豆の国市 2 伊豆の国市大仁清掃センター 伊豆の国市長岡清掃センター 伊豆の国市韮山ごみ焼却場 函南町 1 函南町ごみ焼却場 東駿河湾 三島市 3 三島市清掃センタ 沼津市 2 沼津市ごみ焼却場 長泉町 1 長泉町ごみ焼却場 裾野 裾野市 1 裾野市清掃センタ 岳南 富士市 1 富士市ごみ焼却場 富士宮市 1 清掃センタ 静岡 静岡市 2 沼上ごみ焼却場 西ヶ谷ごみ焼却場 志太 藤枝市 2 中央清掃工場 焼津市 1 一色清掃工場 島田 島田市 2 島田市田代環境プラザ 榛南 南遠 牧之原市 1 吉田町牧之原市広域施設組合清掃センター 牧之原市御前崎市広域施設組合環境保全センター 御前崎市 3 御前崎港ごみ焼却場 ( 供用停止 ) 0 0 東遠 掛川市 1 掛川市ごみ焼却場 ( 供用停止 ) 掛川市 菊川市衛生施設組合清掃センター 掛川市環境保全センタ ( 供用停止 ) 0 0 菊川市 6 菊川市ごみ焼却場 中遠 袋井市 3 袋井市森町広域行政組合ごみ焼却場 森町 1 森町ごみ焼却場 ( 供用停止 ) 0 0 磐田 磐田市 2 磐田市クリーンセンター 浜松 浜松市 1 北清掃工場 浜松市南部清掃工場 浜松市浜北清掃センター 西部清掃工場 湖西 湖西市 1 湖西市環境センター 新居町ごみ焼却場 供用停止施設を含まない 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-61

66 表 静岡県のごみ処理場等の状況 都市計画構成面積 (ha) 整備率 (%) 番号名称区域名市町名計画供用施設数面積 静岡県 11 施設 下田 下田市 1 下田廃棄物処理場 田方 伊豆市 1 中豆環境衛生センタ 伊豆の国市 1 韮山町不燃物処理場 (1 号リサイクルプラザ ) 御殿場小山 御殿場市 1 御殿場小山ごみ処理総合施設 小山町 1 御殿場小山清掃センター 岳南 富士市 1 富士産業廃棄物処理場 岳南第一製紙協同組合処理場 田子浦港廃棄物処理場 環境衛生センタ 志太 藤枝市 1 リサイクルセンタ 磐田 磐田市 1 中遠地区広域市町村圏事務組合粗大ごみ処理場 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-62

67 (5) その他その他の施設として 全国では河川 166 施設 学校 32 施設 教育文化施設 17 施設 市場 281 施設 と畜場 94 施設 火葬場 606 施設 一団地の官公庁施設 12 施設 病院 12 施設 保育所 12 施設等が都市計画決定されている 静岡県では 河川 3 施設 学校 3 施設 教育文化施設 1 施設 市場 11 施設 と畜場 1 施設 火葬場 22 施設 一団地の官公庁施設 2 施設 港湾 1 施設 墓園 10 施設 その他の公共空地 1 施設が都市計画決定されており 一部の河川 火葬場 墓園を除き 全て整備済みである 2-63

68 表 全国のその他の施設の状況 種別都市数施設数施設規模 河川 延長 1,322.12km 学校 面積 ha 教育文化施設 面積 261.2ha 市場 面積 1,711.45ha と畜場 面積 ha 火葬場 面積 ha 一団地の官公庁施設 面積 202.3ha 運河 6 39 延長 79.0km その他の水路 2 8 延長 3.0km 図書館 3 3 面積 1.1ha 病院 面積 62.2ha 保育所 面積 3.6ha その他の医療施設 1 2 面積 2.7ha その他の社会福祉施設 面積 46.0ha 一団地の住宅団地 面積 3,586.90ha 245,573 戸 港湾 2 2 面積 72.7ha 墓園 面積 6,181.0ha その他の公共空地 面積 145.2ha 流通業務団地 面積 2,097.6ha 河岸堤防 1 10 延長 36.6km 公衆電気通信の用に供する施設 1 2 面積 1.4ha 砂防施設 面積 16,359,615 m2 地すべり防止施設 1 1 面積 50.7ha 防火水槽 面積 23,266 m2 防水施設 8 16 面積 751,500 m2 防潮堤 9 27 延長 20.9km 自動車ターミナル 面積 176.2ha 空港 3 4 面積 120.1ha 交通広場 面積 29.47ha 広場 面積 40.54ha 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-64

69 表 静岡県のその他の施設の状況 種別都市数施設数施設規模 施設数 整備率 (%) 施設規模 河川 3 3 延長 9,920m 学校 2 3 面積 54.25ha 教育文化施設 1 1 面積 4.2ha 市場 6 11 面積 29.88ha と畜場 1 1 面積 1.55ha 火葬場 面積 36.28ha 一団地の官公庁施設 2 2 面積 5.3ha 港湾 1 1 面積 66.5ha 墓園 8 10 面積 95.22ha その他の公共空地 1 1 面積 2.1ha 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-65

70 6 市街地開発事業 土地区画整理事業は 450 地区 9,748ha が計画されており そのうち 397 地区 8,161ha が完了している 整備率は 88%( 地区数ベース ) である 市街地再開発事業は 38 地区 26.6ha が計画されており そのうち 32 地区 21.6ha が完了している 整備率は 84%( 地区数ベース ) である 市街地改造事業は 熱海市に 1 地区 1.9ha が計画されており 完了している 表 静岡県の市街地開発事業の状況計画完了整備率 (%) 種別都市数地区数面積 (ha) 地区数面積 (ha) 地区数面積土地区画整理事業 , , 市街地再開発事業 市街地改造事業 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 表 静岡県内の土地区画整理事業の状況 計画完了整備率 (%) 都市計画構成面積面積区域名市町名地区数地区数地区数面積 (ha) (ha) 静岡県 450 9, , 南伊豆 南伊豆町 下田 下田市 河津 河津町 東伊豆 東伊豆町 伊東 伊東市 熱海 熱海市 田方広域 伊豆市 伊豆の国市 御殿場小山 御殿場市 広域 小山町 東駿河湾 三島市 広域 沼津市 長泉町 清水町 裾野 裾野市 岳南広域 富士市 富士宮市 静岡 静岡市 83 1, , 志太広域 藤枝市 焼津市 島田 島田市 榛南 南遠 吉田町 広域 牧之原市 御前崎市 東遠広域 掛川市 菊川市 中遠広域 袋井市 森町 磐田 磐田市 浜松 浜松市 85 2, , 湖西 湖西市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-66

71 都市計画区域名 表 静岡県内の市街地再開発事業の状況 構成市町名 面積 (ha) 地区数 整備率 (%) 計画 完了 静岡県 御殿場小山 御殿場市 東駿河湾広域 沼津市 岳南広域 富士市 静岡 静岡市 志太広域 焼津市 島田 島田市 東遠広域 掛川市 磐田 磐田市 浜松 浜松市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 表 静岡県内の市街地改造事業の状況 都市計画 構成 面積 地区数 整備率 区域名 市町名 (ha) 計画 完了 (%) 静岡県 熱海 熱海市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-67

72 7 地区計画 地区計画は 全国で 6,060 地区が都市計画決定されている 都道府県別には 東京都で 776 地区と最も多く 次いで埼玉県 427 地区 北海道 394 地区となっている 静岡県では 157 地区が都市計画決定されており 区域別には浜松市が 22 地区 静岡市が 20 地区 袋井市が 14 地区となっている 表 都道府県別の地区計画の状況 地区計画 地区計画 面積 (ha) 面積 (ha) 都道府県名都道府県名地区数地区地区数地区地区計画地区計画整備計画整備計画 全国 6, , ,815 福井県 北海道 394 9,844 7,657 滋賀県 青森県 55 3,099 3,035 京都府 160 3,286 2,901 岩手県 54 1,764 1,743 大阪府 212 5,668 4,126 宮城県 155 5,641 5,082 兵庫県 ,501 8,743 秋田県 奈良県 80 1,323 1,279 山形県 65 1,474 1,441 和歌山県 福島県 110 2,640 2,321 鳥取県 茨城県 144 7,773 7,033 島根県 栃木県 110 2,739 2,739 岡山県 37 1,164 1,154 群馬県 60 1,113 1,113 広島県 149 4,769 4,556 埼玉県 ,111 11,232 山口県 千葉県 331 9,639 9,122 徳島県 東京都 ,422 13,392 香川県 神奈川県 359 5,496 4,918 愛媛県 山梨県 高知県 長野県 82 2,359 1,128 福岡県 363 7,324 4,502 新潟県 153 2,647 2,484 佐賀県 富山県 長崎県 石川県 118 1,886 1,868 熊本県 岐阜県 106 3,070 2,861 大分県 静岡県 157 3,637 3,348 宮崎県 愛知県 300 5,047 4,741 鹿児島県 三重県 65 1,498 1,479 沖縄県 45 1,743 1,684 資料 : 都市計画現況調査 ( 平成 23 年 3 月 31 日現在 国土交通省 ) 2-68

73 区域名 表 静岡県内の地区計画の状況 構成市町名 地区数 面積 (ha) 地区計画 地区整備計画 157 3,637 3,348 静岡県 下田 下田市 河津 河津町 熱海 熱海市 田方広域 函南町 御殿場小山広域 御殿場市 東駿河湾 三島市 広域 沼津市 長泉町 清水町 裾野 裾野市 岳南広域 富士市 富士宮市 静岡 静岡市 志太広域 藤枝市 焼津市 島田 島田市 東遠広域 掛川市 菊川市 中遠広域 袋井市 森町 磐田 磐田市 浜松 浜松市 湖西 湖西市 資料 : 静岡県の都市計画 ( 平成 23 年 3 月 ) 2-69

74 2 章静岡県の都市計画等の方針 1 多様な主体の参画と連携 (1) 基本的考え方静岡県では これから目指す都市づくりのあり方として 自分たちが暮らす都市がどうなっていくべきか どのような都市を未来の世代に継承していくべきかを一人ひとりが考え その目指すべき将来都市像に向けて みんなで一体となって誇りと愛着を持てる都市を創り上げていくことを基本理念に掲げた そして 一人ひとりの行動が積み重なって魅力的な静岡県が形成されることを理解し 全ての県民が静岡県の都市づくりに対して夢と誇りが持てるよう あらゆる機会を通じて一人ひとりの意識改革を進めること さらに 市町 住民 企業など地域の主体が一体となって都市づくりに取り組むとともに 市町同士の相互連携 県による広域連携の強化により 都市づくりの担い手の裾野を広げ 都市づくりの可能性を広げることを都市づくりの目標の冒頭に掲げることとした 都市計画 は 目指すべき将来都市像の実現のために様々な手続を経て決定されるものであり 都市計画 という共通のプラン ルールを地域の貴重な共有財産として 守り 育てていく過程の中で 都市そのものを住民にとっても誇りと愛着を持てる共有財産として形成していくことができる そして 自分の世代だけでなく 未来の世代に引き渡すことまで視野に入れて 自分たちの暮らす地域に関心と責任を持つことにより これまでのような行政が主体となった都市づくりから脱却し あらゆる多様な主体の参画と連携によるきめ細かい都市づくりを実現させることができる ただし 都市づくりの中でも 都市計画 の制度や仕組みは専門的で複雑なため 自分の地域に関心と責任を持とうとする住民等が その実現の手段としての都市計画に対する理解を深め 積極的に提案していくためには 行政から分かりやすい情報を発信するとともに 住民等の積極的な意向や思いを都市計画へとつなげていく努力を続けていく必要がある また 実際には都市づくりに関心を持つ住民等が都市計画策定の場に多く参画できていないのは その仕組みが複雑であると真摯に受け止め 多様な主体が参画しやすいよう きめ細かい参加方法を取り入れていく必要がある 参考 都市計画運用指針 ( 都市計画決定手続に係る基本的考え方 ) 近年 行政一般に対して 行政手続の透明化や情報公開 説明責任の遂行が求められており 都市計画のように国民の権利義務に直接影響を与えることとなる行政手続については 特にその要請が高まっている また 環境問題や少子 高齢化問題に対する関心が高まる中で 住民自らが暮らす街のあり方についてもこれまで以上に関心が高まっており 都市計画に対して住民自らが主体的に参画しようとする動きが広がっているところである このため 今後の都市計画決定手続においては 以上のような状況を十分踏まえ 都市計画に対する住民の合意形成を円滑化し 都市計画の確実な実現を図る観点から これまで以上に都市計画決定手続における住民参加の機会の拡大 都市計画に係る情報公開及び理由の開示等に意を用いていくべきである 2-70

75 (2) 都市計画における住民参加の促進 1 都市計画の検討 策定段階における住民意見の反映都市計画に住民の意見を反映していくためには 計画の検討 策定段階から住民の意見を取り入れる場面を設けることが重要であり テーマとなる計画の内容や段階に応じて適切な参加方法を取り入れていくことが肝要となる 例えば マスタープランのように広域的で総合的な観点を必要とする都市計画の場合は 全ての住民等の意見を取り入れて内容を調整していくことは現実的に不可能であり あらかじめアンケート等で多くの人々の意向を把握した上で素案を作り上げ 専門的知識を有するメンバーや住民代表からなる委員会 さらに都市計画審議会において内容を詰めていく方法が適している また 住民の代表として選出された議会が我が国の間接民主主義の根幹をなしていることを踏まえ 都市の将来像や都市政策を方向づける計画策定段階では 議会への報告などのプロセスをより重視することが考えられる 一方 地区計画や具体の事業計画に関しては その土地の所有者等に及ぼす影響が大きいため 住民全体の意見よりも 局所的な地域住民の意見を優先的かつ重点的に取り入れていくことが必要となる このため こうした地区レベルの場合は 計画策定の初期段階から住民に参加を呼びかけ ワークショップ形式で内容を詰めていく方法が適していると言える ただし 局所的な計画であっても 都市構造や将来都市像に影響を持つような大規模プロジェクトの場合は 複数の案を作成し 広く意見を聴いて一つの都市計画案に絞っていくプロセスを取り入れる必要がある また 住民の参加を呼びかけるに当たっては 自分たちが暮らす地域の都市計画の内容や制度の仕組みについて知るところから始める必要があり 都市計画そのものをテーマにした勉強会や講習会を開催するだけでなく インターネット等を通じて広く情報を発信するほか 防災 防犯 介護 福祉などの分野でも 都市計画が持つ役割や効果の重要性について情報を提供していく必要がある 計画の段階に応じた住民参加 住民意見反映の方法としては 例として図 のような組み合わせが考えられる 広域的総合的 マスタープラン等の策定 住民参加 意見反映方法の例 事前アンケート等による意向把握 住民代表 専門家による内容検討 議会における内容審議 パブリックコメント 公聴会 公告縦覧など 参加を促すための情報提供 都市の現状 課題や目標等 ( 都市計画基礎調査結果や災害危険区域等 ) 都市計画の決定 ( 地域地区等 ) 素案段階での説明会 勉強会 パブリックコメント 公聴会 公告縦覧など 都市計画制度の仕組 役割 ( 都市計画決定状況や各制度の目的概要等 ) 局所的具体的 具体の事業計画等 まちづくり協議会等の開催運営 ワークショップ形式での内容検討 公聴会 公告縦覧など 成功事例や支援制度 図 計画の段階に応じた住民参加 住民意見反映のイメージ 2-71

76 参考 都市計画運用指針 ( 都市計画に関する知識の普及及び情報の提供 ) 都市計画が円滑かつ的確に決定され その内容が実現されるには 決定された都市計画を住民自らがまちづくりのルールとして受入れ これを積極的に遵守していく姿勢が根底になければならない その意味で 身近なまちづくりについて住民自らが主体的に参画しようとする動きが広がっている中 これまで以上に都市計画への住民参加を 実効性のあるものとすることが求められているといえる また 都市計画の提案制度の積極的かつ適切な活用を図る観点からも 住民が自らの居住する地域について定められている用途地域等の都市計画の内容について知ることや 都市計画制度について日常の生活環境を支える重要な制度インフラとして関心を深めることが重要である このため 地方公共団体にあっても 地域住民に対して 都市計画制度についての理解を深めると同時に まちづくりに参画しやすい環境の整備に資するよう 都市計画に関する知識の普及及び情報の提供に努めることが肝要であり このための方策として 地域の実情に応じて例えば以下のような取組を行うべきである 都市計画制度に関する講習会 ワークショップ等の開催 まちづくり協議会等への支援 都市計画に関するパンフレット等の作成 都市計画に関するホームページの作成 インターネットの活用等特に 上記のホームページの作成 インターネットの活用については 近年 インターネット利用者が急激に増加しており 今後 従来の 市政だより 等の手法に代わって住民が都市計画にアクセスする有効な方法になると考えられることから 例えば 住民にわかりやすい都市計画制度についての基本的な解説 既に定められている都市計画に関する情報提供 ( 図面を含む ) 公聴会 説明会の開催日時の通知 都市計画案の縦覧の期間 場所等都市計画決定手続についての情報提供 現在定めようとしている都市計画の案の内容についての情報提供 ( 図面を含む ) 意見募集等に活用することが考えられる 2 都市計画情報 GIS の活用静岡県では インターネット上の 都市計画情報 GIS を通じて 県内の都市計画情報及び屋外広告物規制情報の公開を行っている このうち 都市計画情報としては 土地利用 ( 都市計画区域 区域区分 用途地域 その他の主な地域地区等 ) 都市計画道路 都市計画公園等の都市施設の位置情報を地図上で確認できるようになっている なお 都市計画情報 GIS は 静岡県統合基盤地理情報システム の一部を構成するものであり このシステムでは 都市計画情報以外にも 南海トラフ巨大地震の被害想定 地質情報 文化財情報のほか 農産物直売所やおすすめスポットまで網羅している こうした GIS 情報は 住民等にとっても視覚的に理解しやすい情報であることから 都市計画に対する住民等の理解を深める手法として積極的に活用するものとする 3 まちづくりリーダーの活用静岡県では 地域のまちづくりをリードする人材 さらに 都市計画等に関する知識や意義の普及啓発を果たせる人材を育成することを目的として まちづくりリーダー の養成を行ってきた これまでに養成講座を修了したまちづくりリーダーは 地域の活性化 自然保護 共生 歴史 文化等の様々な分野で活躍しているほか 各種審議会等への参加を通じて地域のまちづくりに参画している 今後は 都市計画に関する知識 意義を習得したまちづくりリーダーが 県 市町及び NPO 団 2-72

77 体の実施する都市計画事業や各種のまちづくりイベントへ自主的 自発的に参加し まちづくりの実践を促すよう 実践の機会を提供するための情報交換会や講演会を実施するものとする 4 提案制度 申出制度の積極的活用平成 14 年の都市計画法改正により創設された 都市計画提案制度 ( 都市計画法第 21 条の2) は 住民等がより主体的かつ積極的に都市計画に関わっていくことを可能とするための制度として創設されたものであり 土地所有者 NPO 法人 まちづくりの推進に関して経験と知識を有する団体等が 都市計画区域マスタープラン等の方針を除く都市計画全般 ( 地域地区 市街地開発事業 都市施設 地区計画等 ) に関して 県又は市町に提案することができるものである 計画を提案するためには 以下の要件を満たす必要があるが このうち区域の規模に関しては 対象とする計画内容や対象となる区域の規模を考慮し 県又は市町の条例によって 0.1ha~0.5ha 未満の範囲で引き下げることができる なお 県及び一部の市町では 提案に対して円滑かつ迅速に対応するため 必要な書類や手続の流れ等を要綱 要領として既に定めているが 今後は 全ての市町において提案制度が活用できるよう促すとともに 住民等に対しても提案制度の仕組み等について周知に努めるものとする また 提案された計画内容は マスタープラン等の計画に即する必要があるが 目指すべき集約型都市構造等が明記されていなければ その提案を受け入れない場合に対して十分な説明責任を果たすことはできない このため 提案内容の妥当性を評価するためにも 住民に対して分かりやすいマスタープランを示していくことが重要となる 都市計画提案の要件 ( 一般的な要件 ) 提案を行う区域は 0.5ha 以上の一団の土地であること (0.1~0.5ha 未満の範囲で引き下げ可能 ) 都市計画区域マスタープラン等の都市計画に関する方針や都市計画に関する法令上の基準に適合し ていること 提案区域内の土地所有者の 2/3 以上の同意が得られていること ( 人数及び地積 ) 提案者となれる者 提案区域の土地所有者等 まちづくり NPO 法人 一般社団法人又は一般財団法人その他の営利を目的としない法人 独立行政法人都市再生機構 地方住宅供給公社 まちづくりの推進に関し経験と知識を有するもの 平成 12 年の都市計画法改正により創設された 地区計画申出制度 ( 都市計画法第 16 条第 3 項 ) は 住民等が地域の課題や将来像について話し合い 合意形成された内容を地区計画として都市計画決定できるために創設された制度であり それぞれの市町の条例で制度化を図ることで 住民又は利害関係人から地区計画案を申し出できるようになる 地区計画制度は 自分の地域に関心と責任を持とうとする住民等が 自分たちの地域の将来像やルールを明確にしていく取組の中で非常に重要な役割を担う制度であることから 今後は 各市町において合意形成に向けての支援も含めて積極的に運用していくことが望まれる 2-73

78 表 静岡県における都市計画提案制度の提案実績 (H25.1 現在 ) 都市計画区域名 東駿河湾広域 都市名 提案の総称 都市計画の種類 ( 名称 ) 決定の種類 都市計画の提案内容 面積 (ha) 提案者 都市計画決定権者 提案受理年月日 都市計画決定年月日 清水町 伏見 玉川国道 1 号北部地区 地区計画 変更 19 土地所有者等 清水町 H H 浜松市 旭板屋地区 市街地再開発事業 変更 2.1 土地所有者等 浜松市 H H 浜松市高竜地区地区計画 ( 高竜地区 ) 決定 11.3 高竜まちづくりの会浜松市 H H 浜松市 西都地区 地区計画 ( 西都地区 ) 変更 76.2 土地所有者等 浜松市 H H 浜松 浜松市 鍛冶町三丁目 高度利用地区 変更 1.1 土地所有者等 浜松市 H H 浜松市 鍛冶町地区 都市再生特別地区 変更 ( 廃止 ) 1.1 土地所有者等 浜松市 H H 浜松市 浜松駅前旭 地区計画 ( 浜松駅前砂山地区旭 砂山地区 ) 変更 1.6 土地所有者等 浜松市 H H 志太広域 藤枝市 内瀬戸地区 用途地域 変更 11.4 土地所有者 藤枝市 H H 都市計画区域名 表 静岡県における地区計画申出条例の制定実績 (H25.1 現在 ) 市町名 意見提出 (16 条 2 項 ) 条例制定状況 申出 (16 条 3 項 ) 都市計画区域名 市町名 意見提出 (16 条 2 項 ) 条例制定状況 申出 (16 条 3 項 ) 南伊豆 南伊豆町 - - 岳南 富士市 制定済 - 下田 下田市 制定済 - 富士宮市 制定済 - 河津河津町制定済 - 静岡静岡市制定済制定済 東伊豆 東伊豆町 - - 志太 藤枝市 制定済 - 伊東 伊東市 - - 焼津市 制定済 制定済 熱海熱海市制定済 - 島田島田市制定済 - 伊豆市 - - 吉田町 - - 田方 伊豆の国市 - - 榛南 南遠牧之原市 - - 函南町制定済 - 御前崎市 - - 御殿場小山 東駿河湾 御殿場市 制定済 - 東遠 掛川市 制定済 - 小山町 制定済 - 菊川市 制定済 - 三島市 制定済 - 中遠 袋井市 制定済 - 沼津市 制定済 - 森町 制定済 - 長泉町 制定済 - 磐田 磐田市 制定済 - 清水町制定済 - 浜松浜松市制定済制定済 裾野裾野市制定済 - 湖西湖西市制定済

79 参考 都市計画運用指針 ( 都市計画の提案制度の基本的考え方 ) 近年 まちづくりへの関心が高まる中で 都市計画への関心も高まり 住民やまちづくりNPO 等が主体となったまちづくりに対する多くの取組が見受けられるようになった 法第 21 条の2から第 21 条の5までに規定する都市計画の提案制度は 住民等が行政の提案に対して単に受身で意見を言うだけではなく より主体的かつ積極的に都市計画に関わっていくことを期待し また可能とするための制度として創設されたものである これは 都市計画制度の沿革の中で まちづくりのきっかけを誰がつくるのかというイニシアティブを行政のみならず住民等もとることが可能となったという点で画期的な変革と位置付けられる 提案制度は これを契機として まちづくりや都市計画に対する住民の関心を高め 主体的かつ積極的な住民参加が促されるものであり この制度の普及や積極的な活用を図ることを手段として まちづくりへの住民参加のあり方自体をより実質的なものへと高めていくことが期待されている 例えば 住民に最も身近な都市計画である地区計画制度と提案制度をあわせて活用することにより 身近な生活環境に対する住民の意向を地区計画の提案という形で行政に示すことも可能となるなど こうした取組によって まちづくり全体の有様についてより広範に住民の合意形成が図られることも期待されるものである 制度の運用に当たっては このような制度の趣旨を十分踏まえ 住民等の都市計画に対する能動的な参加を促進するための取組を行うとともに 住民等からの発意を積極的に受け止めていく姿勢が望まれるものである 参考 都市計画運用指針 ( 住民又は利害関係人からの申出について ) 地区計画は その内容からも住民や 区域内の土地に権利を有する者及びその代理人 ( 民間事業者を含む ) が主体的に関与して定めることが望ましく このような地域住民の参加を促す観点からは 法第 21 条の2の提案制度や 法第 16 条第 3 項に定められた申出制度など住民参加の手続きは十分に活用されることが望ましい このため 法第 16 条第 3 項の条例の制定について 前向きに検討することが望ましい 法第 16 条第 3 項に定められた申出制度は 地区計画等に関する都市計画の決定 その変更について 例えば申出に必要な関係者等の同意率 ( 全員同意か 過半の賛成か 一人でも可能かなど ) 対象となる地区 ( 全ての地区で可能か 一定の条件がある地区のみかなど ) 新規 変更の別( 新規の決定を対象とするか 変更を対象とするかなど ) について 市町村の判断で条例に定めることが可能であることとされている また 地区計画等の内容についての申出も その範囲等を条例で定めることが可能とされている この規定に基づき申出が行われた場合には 条例に定めた手続きに則って行われた申出であり 市町村は相当の理由がない限り その内容に配慮せざるを得ないものである この制度の有効な活用の例としては 建築協定が結ばれて相当期間が経過し 協定の内容が定着している地区や建築協定の有効期間が了しようとしており 引き続き良好な市街地環境の確保を図ることが求められる地区において 協定の主体である住民が 協定の内容のうち適当なものについて地区計画に定めることを申出する場合などが考えられる 2-75

80 (3) 地域住民によるまちづくりへの支援 1 新しい公共 の活用と連携これまでの経済社会システムでは 行政が管理的にサービスを提供し 市民がそのサービスを提供される立場が中心となっていた しかし 社会の成熟に伴い 個人や企業の価値観は多様化し 行政主導によるサービスだけでは様々なニーズに対応しきれなくなっており これまで行政のみが担ってきた 公共 という分野を 住民や事業者 NPO 法人等の民間と協働で担う 新しい公共 という考え方を実現させることが必要となっている 一方 我が国において古くから定着してきた自治会や消防団 自警団などの活動は 地域コミュニティという公共の領域を住民等が主体的に担ってきたものであり そういう意味では 新しい公共 は決して新しい概念や取組ではない ただし 現在の法制度や予算制度では 住民等の民間が公共サービスの担い手となるために十分な仕組みとはなっておらず 単に住民等に対して公共への参画を呼びかけるだけではなく 行政からも住民等に対して権限や財源を移譲することが必要となっている さらに 地域において必要となる公共サービスや公共空間のあり方について 住民等が主体となって議論を行い 公共 の担い手として具体的な活動を展開できるための仕組みづくりを検討していくことが必要である 2-76

81 2 エリアマネジメントの普及都市計画では 目指すべき将来都市像をマスタープラン等において示し 土地利用 都市施設 市街地開発事業などを即地的に計画決定することで ハード面での到達点は示しているものの それらが実現されたあとの住民や民間事業者の活動といったソフト面の取組までは示していない こうしたソフト面の取組までを実施するためには 計画策定の段階から 住民や民間事業者をはじめとする主体が参画し 事業後の維持管理や運営方法をあらかじめ想定した計画をきめ細かく かつ柔軟に策定することが望まれる このような取組として近年全国各地で展開されているのが エリアマネジメント であり 地域における良好な環境や地域の価値を維持 向上させるために 大規模プロジェクトや商店街から身近な住宅地まで 様々な形態 方法によって エリアマネジメント が行われている 商業業務地の場合では 市街地開発と連動した街並み景観の誘導 地域美化やイベントの開催 広報等の地域プロモーションの展開といった取組があり 身近な住宅地の場合では 良好な街並み景観の形成 維持や 広場や集会所等を共有する人々による管理組合の組織と 管理行為を手掛りとした良好なコミュニティづくりといった取組がある エリアマネジメントの最大の特徴は 住民や民間事業者が主体となって地域を 育てていくこと にあり そのことにより 地域内だけでなく 外から訪れる人々にとっても快適で魅力的なまちが形成され さらに時代の変化に応じて更新されていくことが期待される 静岡県においては これまで全国各地で培われてきた先進事例の実績等も参考にしながら 都市計画に参画する主体の裾野を広げつつ 様々な場面でエリアマネジメントの取組を展開するための支援を積極的に行っていくものとする 出典 : エリアマネジメントのすすめ ( 国土交通省パンフレット ) 図 エリアマネジメントのイメージ 2-77

82 エリアマネジメント 地域における良好な環境や地域の価値を維持 向上させるための 住民 事業主 地権者等による主体的な取組 ( エリアマネジメント推進マニュアル (H20.4 国土交通省 ) より ) 一定の地域 ( エリア ) における良好な居住環境等の形成 管理を実現していくための地域住民 地権者による様々な自主的取組 ( 合意形成 財産管理 事業 イベント等の実施 公 民の連携等の取組を指し 専門家や支援団体の支援等を含む ) ( 新たな担い手による地域管理のあり方検討委員会報告書 ( 平成 18 年度 ) より ) ⅰ) エリア全体の環境に関する活動 ⅱ) 共有物 公物等の管理に関する活動 ⅲ) 居住環境や地域の活性化に関する活動 ⅳ) サービス提供 コミュニティ形成等のソフトの活動 表 エリアマネジメントの要素一覧 1 地域の将来像 プランの 地域の将来像 プランの策定策定 共有化 地域の将来像 プランに基づく新たな空間 機能の誘導等 2 街並みの規制 誘導 街並みに関するルールの策定 街並みに関するルールの運用等 3 共有物等の維持管理 集会所等の共有施設の維持管理 広場 駐車場等の共有地の維持管理 CATV 等の共有設備の維持管理 公開空地等の共用空間の一体的な管理 生垣 外壁等の一体的な管理等 4 公物 ( 公園等 ) の維持管 集会所 コミュニティセンター等の公益施設の管理理 公園や河川敷等の管理 道路や植栽等の管理等 5 地域の防犯性の維持 向 防犯灯 防犯カメラ等の設置上 地域内の巡回パトロール 警備会社によるセキュリティシステムの導入等 6 地域の快適性の維持 向 地域の美化活動の推進上 地域の緑化活動の推進 迷惑駐車 駐輪の防止等 7 地域のPR 広報 ホームページ 広報誌等による情報発信 地域に関するシンポジウム等のイベントの開催 地域のプロモートイベントの開催等 8 地域経済の活性化 地域の名産等の創出 生産 新たな企業 事業主 経営者のインキュベート 9 空家 空地等の活用促進 空家 空地等を活用した生活支援等のビジネスの展開 施設の運営 空家等の修繕 斡旋 市民農園等の運営等 10 地球環境問題への配慮 ハードの整備による地球環境問題への対応 省資源化等のソフトの活動の展開 河川 里山等の自然的要素の整備 管理等 11 生活のルールづくり ごみ出しやペットの飼い方等に関するルールの策定等 12 地域の利便性の維持 向 配食等高齢者等への支援サービスの提供上 生活支援サービス等 医療等に関する緊急通報サービスの提供の提供 子育て支援サービスの提供 コミュニティバスの運営 カーシェアリングの実施 就業者に対するサービスの提供等 13コミュニティ形成 運動会等のイベント等の地域の交流機会の創出 地域の伝統的な行事の開催 参加 防災訓練の実施 クラブ サークル活動が行われるような環境整備 マネジメント インターネットを活用した地域内の情報交流 エリア内の組織間のネットワーク形成 調整 企業コミュニティの形成等資料 : エリアマネジメント推進マニュアル (H20.4 国土交通省 ) 2-78

83 2 都市計画区域 準都市計画区域 (1) 制度の概要 1 都市計画区域の制度概要 都市計画区域 は 都市計画法第 5 条に基づき都道府県が定める 都市計画を策定する対象となる区域であり 都市計画制度上の都市の範囲となる 都市計画区域を定めることによって 具体的に都市計画法の諸規定が適用されることとなり おおむね5 年ごとの都市計画区域に関する基礎調査の実施 ( 都市計画法第 6 条 ) 都市計画区域の整備 開発及び保全の方針の立案( 第 6 条の2) 等が義務づけられる 指定範囲は 一体の都市として総合的に整備し 開発し 及び保全する必要がある区域 とされ 行政区域にかかわらず 複数の市町村で一つの都市計画区域を形成する 広域都市計画区域 を指定することができる 都市計画区域を指定することにより 開発許可基準が適用され 計画的な開発が行われることとなる ( 区域区分を定める都市計画区域では 市街化区域において 1,000 m2以上 市街化調整区域は全て 区域区分を定めない都市計画区域では 3,000 m2以上の開発行為について許可が必要となる ただし市街化調整区域は原則として不許可 ) なお 都市計画区域外 準都市計画区域外は 10,000 m2以上の開発行為に対する許可が必要である また 都市計画区域を指定することにより 都市の機能確保や適正な市街地環境の確保を図るため 建築基準法による集団規定 ( 用途制限 接道義務 容積率 建ぺい率 高さ制限など ) が適用されることになるほか 都市計画事業に要する費用に充てるために 市町村が目的税として都市計画税を徴収することができる ( 課税対象の区域は市町村により異なる ) 根拠法 都市計画法第 5 条 都道府県は 市又は人口 就業者数その他の事項が政令で定める要件に該当する町村の中心の市街地を含み かつ 自然的及び社会的条件並びに人口 土地利用 交通量その他国土交通省令で定める事項に関する現況及び推移を勘案して 一体の都市として総合的に整備し 開発し 及び保全する必要がある区域を都市計画区域として指定するものとする この場合において 必要があるときは 当該市町村の区域外にわたり 都市計画区域を指定することができる ( 以下略 ) 2-79

84 2 準都市計画区域の制度概要 準都市計画区域 は モータリゼーションの進展等により 都市計画区域外においても 高速道路 IC 周辺や幹線道路の沿道等を中心に開発行為及び建築行為が増加し 用途の無秩序な混在や良好な景観の喪失などの問題が生じていることから 平成 12 年 5 月の都市計画法の改正で創設された制度である なお 制度創設当初の指定権者は市町村であったが 平成 18 年の法改正によって指定権者が都道府県へと変更され 農地を含む土地利用整序が必要な区域に対して広く指定できるよう 区域の指定要件についても緩和された 都市計画区域が 一体の都市として総合的に整備 開発及び保全する必要がある区域を指定するのに対し 準都市計画区域は 積極的な整備又は開発を行う必要はないものの そのまま放置すれば 将来における整備 開発及び保全に支障が生じるおそれがある区域について指定するものである このため 準都市計画区域では 地域地区の土地利用に関する規制は適用できるが 都市施設や市街地開発事業 そして地区計画に関する都市計画を定めることはできない また 準都市計画区域を指定することにより 開発許可制度の適用や大規模集客施設の立地規制など 都市計画区域に準じる効果が発揮される ただし 都市計画区域と異なり 都市計画税を徴収することはできない 準都市計画区域の指定により期待される効果 用途地域 特別用途地区 特定用途制限地域 高度地区 景観地区 風致地区 緑地保全地域 伝統的建造物群保存地区を定めることができる 都市の機能確保や適正な市街地環境の確保を図るため 建築基準法による集団規定 ( 用途制限 接道義務 容積率 建ぺい率 高さ制限など ) が適用される 3,000 m2以上の開発行為に対して 都道府県知事 ( 政令市 中核市 特例市の区域内では当該市の長 ) の許可が必要となる 根拠法 都市計画法第 5 条の2 市町村は 都市計画区域外の区域のうち 相当数の住居その他の建築物の建築又はその敷地の造成が現に行われ 又は行われると見込まれる一定の区域で 当該区域の自然的及び社会的条件並びに農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 ) その他の法令による土地利用の規制の状況を勘案して そのまま土地利用を整序することなく放置すれば 将来における都市としての整備 開発及び保全に支障が生じるおそれがあると認められる区域を 準都市計画区域として指定することができる ( 以下略 ) 2-80

85 図 静岡県の都市計画区域等の指定状況 2-81

86 (2) 他法令との関係国土計画に関する計画としては 国土利用計画法に基づく国土利用計画及び国土形成計画法に基づく国土形成計画があり これらは一体のものとして定めるものとされている 国土利用計画 ( 全国計画 ) を基本として都道府県国土利用計画が 都道府県国土利用計画を基本とし 都道府県土地利用基本計画が策定される 土地利用基本計画には 都市地域 農業地域 森林地域 自然公園地域 自然保全地域の5 地域区分と 土地利用の調整等に関する事項が定められ 都市地域は 一体の都市として総合的に整備 開発及び保全する必要がある区域であり 都市計画法により都市計画区域として指定することが相当な地域とされている また都市計画法を制度面からみると 都市計画法を基本法としてそれを支援する各種の個別法によって体系的に構成され 一連の法体系とそれを具体的に運用していくために必要な適用範囲 内容 関連法との関係等が 指針や基準として補完されている 静岡県においては 第四次静岡県国土利用計画 が平成 20 年 4 月に策定され これに基づき 静岡県土地利用基本計画 が策定されていることから これらを土地利用に関する上位計画として 関係する農業地域 森林地域 自然公園地域 自然保全地域の4 地域に関する法律との整合を図りながら 都市計画法及びこれを支援する各種の個別法の運用を図っていく必要がある なお 都市計画区域の拡大 縮小にあたっては 静岡県国土利用計画審議会の審議を経て 静岡県土地利用基本計画図を変更する必要がある 土地利用基本計画による地域区分は 都市地域には都市計画法第 5 条による都市計画区域が対応するなど 個別規制法によって 土地利用のあり方が制限されている 静岡県においてもほぼ全域が5 地域に指定され それぞれの個別規制法によって土地利用が制限されており また都市計画区域であっても他法令による土地利用規制がかけられている地域もある 県内における都市計画法によらない土地利用規制としては 自然公園法や農振法による規制が行われている例などが挙げられる これらの法制度はいずれも 用途地域が指定されていない区域で運用されており 特に いわゆる非線引き用途白地地域 ( 区域区分が定められていない都市計画区域のうち用途地域が定められていない土地の区域 ) における土地利用規制 誘導に 都市計画法以外の法令が大きな役割を担っている 一方 個別規制法がかけられていても 例えば 静岡県では保安林以外の森林地域については 経済的機能及び公益的機能の維持増進を図るものとし 林地の保全に特に留意すべき森林 施業方法を特定されている森林 水源として依存度の高い森林 優良人工造林地又はこれに準ずる天然林等の機能の高い森林については 極力他用途への転用を避けるもの とされ 森林を他用途へ転用する場合には 森林の保続培養と林業経営の安定に留意しつつ 災害の発生 環境の悪化等の支障をきたさないよう十分考慮するものとする とされているが 森林法による林地開発許可制度では 1ha 未満の開発行為に関しては 知事の許可を受けなくても良いことから 地域森林計画対象民有林において別荘等の開発が秩序なく進められることがある このため 地域の健全な発展と秩序ある整備のためには より強制力のある個別法を利用することも検討する必要がある 2-82

87 根拠法 国土利用計画法第 7 条 都道府県は 政令で定めるところにより 当該都道府県の区域における国土の利用に関し必要な 事項について都道府県計画を定めることができる 根拠法 国土利用計画法第 9 条 ( 土地利用基本計画 ) 都道府県は 当該都道府県の区域について 土地利用基本計画を定めるものとする 2 土地利用基本計画は 政令で定めるところにより 次の地域を定めるものとする 一都市地域二農業地域三森林地域四自然公園地域五自然保全地域 3 土地利用基本計画は 前項各号に掲げる地域のほか 土地利用の調整等に関する事項について定めるものとする 4 第 2 項第 1 号の都市地域は 一体の都市として総合的に開発し 整備し 及び保全する必要がある地域とする 5 第 2 項第 2 号の農業地域は 農用地として利用すべき土地があり 総合的に農業の振興を図る必要がある地域とする 6 第 2 項第 3 号の森林地域は 森林の土地として利用すべき土地があり 林業の振興又は森林の有する諸機能の維持増進を図る必要がある地域とする 7 第 2 項第 4 号の自然公園地域は 優れた自然の風景地で その保護及び利用の増進を図る必要があるものとする 8 第 2 項第 5 号の自然保全地域は 良好な自然環境を形成している地域で その自然環境の保全を図る必要があるものとする 9 土地利用基本計画は 全国計画 ( 都道府県計画が定められているときは 全国計画及び都道府県計画 ) を基本とするものとする 10 都道府県は 土地利用基本計画を定める場合には あらかじめ 第 38 条第 1 項の審議会その他の合議制の機関及び市町村長の意見を聴くとともに 国土交通大臣に協議し その同意を得なければならない 11 都道府県は 前項の規定により市町村長の意見を聴くほか 市町村長の意向が土地利用基本計画に十分に反映されるよう必要な措置を講ずるものとする 12 国土交通大臣は 第 10 項の同意をしようとするときは 関係行政機関の長に協議しなければならない 13 都道府県は 土地利用基本計画を定めたときは 遅滞なく その要旨を公表しなければならない 14 第 10 項から前項までの規定は 土地利用基本計画の変更 ( 政令で定める軽易な変更を除く ) について準用する 2-83

88 表 重複地域における土地利用のあり方 出典 : 静岡県土地利用基本計画書 2-84

89 表 農地 山林等の開発に係る法 法の種類目的都市的土地利用に係わってくる部分 農地法 農振法 ( 農業振興地域の整備に関する法律 ) 森林法 自然公園法 自然環境保全法 この法律は 国内の農業生産の基盤である農地が現在及び将来における国民のための限られた資源であり かつ 地域における貴重な資源であることにかんがみ 耕作者自らによる農地の所有が果たしてきている重要な役割も踏まえつつ 農地を農地以外のものにすることを規制するとともに 農地を効率的に利用する耕作者による地域との調和に配慮した農地についての権利の取得を促進し 及び農地の利用関係を調整し 並びに農地の農業上の利用を確保するための措置を講ずることにより 耕作者の地位の安定と国内の農業生産の増大を図り もつて国民に対する食料の安定供給の確保に資することを目的とする この法律は 自然的経済的社会的諸条件を考慮して総合的に農業の振興を図ることが必要であると認められる地域について その地域の整備に関し必要な施策を計画的に推進するための措置を講ずることにより 農業の健全な発展を図るとともに 国土資源の合理的な利用に寄与することを目的とする この法律は 森林計画 保安林その他の森林に関する基本的事項を定めて 森林の保続培養と森林生産力の増進とを図り もつて国土の保全と国民経済の発展とに資することを目的とする この法律は すぐれた自然の風景地を保護するとともに その利用の増進を図り もつて国民の保健 休養及び教化に資するとともに 生物の多様性の確保に寄与することを目的とする この法律は 自然公園法 ( 昭和 32 年法律第 161 号 ) その他の自然環境の保全を目的とする法律と相まつて 自然環境を保全することが特に必要な区域等の自然環境の適正な保全を総合的に推進することにより 広く国民が自然環境の恵沢を享受するとともに 将来の国民にこれを継承できるようにし もつて現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に寄与することを目的とする 農地の権利移動と転用許可規定 農地または採草放牧地の権利移動の制限 ( 法第 3 条 ) 農地の転用の制限 ( 法第 4 条 ) 農地または採草放牧地の転用のための権利移動の制限 ( 法第 5 条 ) 農用地区域内で開発行為 ( 土地形質の変更 建築物 工作物の新 改 増築 ) を行う場合は 都道府県知事による許可が必要となる 地域森林計画 ( 法 5 条 ) の対象の民有林 保安林 保安施設地区 保安林予定森林では 次の開発行為 ( 林地開発 ) が制限されている 立木 立竹の伐採 損傷 土石 鉱物 樹根の採掘 宅地造成 開墾等の土地の形質の変更 自然公園法に定められた国立公園 国定公園では 次の開発行為が制限されている ( 一部は許可申請あるいは届け出により可能 ) 建築物の新築 改築 増築 工作物の新築 改築 増築 水面の埋め立て 干拓 立木 立竹の伐採 損傷 土石 鉱物 樹根の採掘 宅地造成 開墾等の土地の形質の変更 河川 湖沼等の水位 水量の増減への影響 汚水 排水を設備を設けて排出 広告物の掲出 設置 環境大臣が指定する動植物の捕獲 殺傷 採取 損傷 屋根 壁面 塀 橋 鉄塔 送水管等の色彩の変更 家畜の放牧 下草 落葉 落枝の採取 火入れ 焚き火等 物の集積 貯蔵 係留 道路 広場 田 畑 牧場 宅地以外の地域のうち環境大臣が指定する区域内で車馬 動力船 航空機の使用 木竹の植栽 原生自然環境保全地域等では 次の開発行為が制限されている ここに掲げられた行為を特別地区 海中特別地区で行う場合は 環境大臣への届け出が必要となる 建築物の新築 改築 増築 工作物の新築 改築 増築 水面の埋め立て 干拓 立木 立竹の伐採 損傷 土石 鉱物 樹根の採掘 宅地造成 開墾等の土地の形質の変更 河川 湖沼等の水位 水量の増減への影響 汚水 排水を設備を設けて排出 広告物の掲出 設置 環境大臣が指定する動植物の捕獲 殺傷 採取 損傷 家畜の放牧 下草 落葉 落枝の採取 火入れ 焚き火等 物の集積 貯蔵 係留 道路 広場 田 畑 牧場 宅地以外の地域のうち環境大臣が指定する区域内で車馬 動力船 航空機の使用 木竹の植栽 2-85

90 表 森林法 自然公園法 自然環境保全法による開発行為の制限と許可 ( : 許可 : 届出 ) 制限内容 地域区分 ( 法律名 ) 森林 国立公園 国定公園 ( 森林法 ) ( 自然公園法 ) 保安林 保安施設海地域森林計画対象民有林特特普別中別通保公園護地地地地区区域域自然環境保全地域 ( 自然環境保全法 ) 特原生自別然環境地保全域 地建築物の新築 改築 増築 普通地域工作物の新築 改築 増築 水面の埋立 干拓 立木 立竹の伐採 損傷 土石 鉱物 樹根の採掘 宅地造成 開墾等の土地 ( 海底 ) の形質の変更 河川 湖沼等の水位 水量の増減への影響 汚水 排水を設備を設けて排出 広告物の掲出 設置 環境庁長官が指定する動植物の捕獲 殺傷 採取 損傷 屋根 壁面 塀 橋 鉄塔 送水管等の色彩の変更 家畜の放牧 下草 落葉 落枝の採取 火入れ 焚き火等 物の集積 貯蔵 係留 道路 広場 田 畑 牧場 宅地以外の地域のうち環境庁長 官が指定する区域内で車馬 動力船 航空機の使用 木竹の植栽 さらに詳細には 面積あるいは高さ等による制限が加わることがあるので 詳細は個別法参照のこと なお 本表以外にも他法令等に基づく手続が発生する場合がある 2-86

91 (3) 都市計画区域の指定方針 1 都市計画区域指定の方針都市計画区域は 一体の都市として総合的に整備し 開発し 及び保全する必要がある区域 において定めることとされており 町村に対して新たに都市計画区域を指定する要件は 都市計画法施行令第 2 条において規定されている 現在 静岡県内で都市計画区域が指定されていないのは 西伊豆町 松崎町 川根本町の3 町のみであるが 都市計画法で定められた要件を満たす区域であることから 今後新たな開発動向が見込まれ 計画的に基盤施設整備や施設の立地誘導を行うべきと判断される場合は 新たな都市計画区域の指定を検討することとする 根拠法 都市計画法施行令第 2 条 法第 5 条第 1 項 ( 同条第 6 項において準用する場合を含む ) の政令で定める要件は 次の各号の一に掲げるものとする 1. 当該町村の人口が1 万以上であり かつ 商工業その他の都市的業態に従事する者の数が全就業者数の 50 パーセント以上であること 2. 当該町村の発展の動向 人口及び産業の将来の見通し等からみて おおむね 10 年以内に前号に該当することとなると認められること 3. 当該町村の中心の市街地を形成している区域内の人口が3 千以上であること 4. 温泉その他の観光資源があることにより多数人が集中するため 特に 良好な都市環境の形成を図る必要があること 5. 火災 震災その他の災害により当該町村の市街地を形成している区域内の相当数の建築物が滅失した場合において 当該町村の市街地の健全な復興を図る必要があること 2 都市計画区域の拡大又は縮小の方針今後は 新たな都市計画区域の指定よりも 既存の都市計画区域を対象とした指定範囲の拡大又は縮小を検討する機会の方が多くなることが想定される また 都市計画区域の指定のない3 町において区域指定を検討する場合であっても 新たに単独の都市計画区域を指定するのではなく 広域都市計画区域として既存の都市計画区域を拡大するという方法が選択される可能性もある 県土全体のバランスの取れた発展 そして集約型都市構造の実現を目指す観点から 静岡県では 以下のア~ウに該当するケースにおいて 都市計画区域の拡大を検討するものとする ア. 計画的開発の規制 誘導の必要性新東名高速道路をはじめ中部横断自動車道 三遠南信自動車道 伊豆縦貫自動車道などの高規格幹線道路の整備により IC 周辺や沿道における開発の動きが想定されるケースのように 新たに立地する建築物や施設の用途及び規模を計画的に規制 誘導する必要があるほか 状況に応じて道路等の基盤整備を計画的に行う必要性がある地域については 都市計画区域の指定を検討するものとする なお 対象となる区域が 既存の都市計画区域と隔たっており かつ 新たな基盤整備を要しない場合は 都市計画区域ではなく 準都市計画区域の指定を検討するものとする 2-87

92 イ. 土地利用整序の必要性現在の都市計画区域に近接 隣接する郊外部において店舗や住宅などの開発が拡散しているケースは 実質上一体の都市として整備 開発及び保全する必要がある区域とみなし 将来における都市施設の整備や市街地開発事業の実施に関する予定の有無と関係なく 原則として都市計画区域の指定を検討するものとする ウ. 自然環境 景観保全の必要性優れた自然環境や景観の保全を図る必要があるにもかかわらず 他法令による土地利用の規制が無い 又は緩やかなために その保全の法的な担保がなされていない場合 都市計画法に基づく土地利用規制の有効性や妥当性を検証した上で 関係部局との調整のもと 都市計画区域の指定を検討するものとする 一方 都市計画区域の縮小については 区域解除の必要性や理由が十分にあるとともに 区域解除後の影響まで十分に検証されていることが必要であり 以下のエ オの条件をいずれも満たす場合にのみ検討を行うものとする エ. 都市としての整備 開発及び保全の必要性がないこと急峻な山地など 新たな開発が想定されず 都市的な整備を行う予定もない区域であって 都市計画区域を解除することに対して合理的な理由や説明がある場合 オ. 他法令による土地利用規制が実施されること都市計画区域を解除した後 農業地域 森林地域 自然公園地域 自然保全地域のいずれかに含められ 自然環境の保全等に関して他法令による土地利用規制が実施される場合 3 都市計画区域再編の方針都市計画区域は 行政区域にとらわれず 実質上一体の都市を形成している区域として定めることが必要である 静岡県では 一体としての都市の広がりや 広域間で一体的に定めるべき都市計画を考慮して 複数の市町村で1つの都市計画区域を形成する 広域都市計画区域 の指定を行ってきており 近年の市町村合併による行政区域の再編とあわせて 都市計画区域の再編も進めてきた (74 市町村から 35 市町への合併により 都市計画区域を 27 から 20 へ再編 ) しかし モータリゼーションの進展等に伴い 人々の日常生活圏は現在の都市計画区域の枠組みさえも越えて拡大しつつあり 様々な広域間の調整を円滑に行うためにも 都市計画区域の更なる広域化に向けた再編が必要となっている また 広域都市計画区域には 以下のようなメリットがあると考えられる 広域都市計画区域のメリット 人々の生活圏が広域化し 複数の都市が一体となって広域都市圏を形成している状況のもと 実質的に一体となった都市圏の範囲を対象とした都市計画を検討 決定することができる 相互に影響を及ぼしあう市町間の土地利用規制の差を少なくすることができる 単独の市町内だけで検討するよりも 効率的な土地利用や都市施設整備を行うことができる 都市計画区域マスタープランと市町マスタープランの役割の違いが明確になる 2-88

93 これまでの区域再編の経緯や広域都市計画区域のメリットを踏まえ 静岡県では 社会的 経済的状況などの地域特性に相当な差異がない限り 一つの市町は原則として同一の都市計画区域に含めるものとする さらに 今後は次のような観点からも 都市計画区域再編の検討を行うものとする ア. 都市としての一体性都市計画運用指針で示されているように 土地利用の状況及び見通し 地形等の自然的条件 通勤通学等の日常生活圏 主要な交通の設置状況 等から 県内都市の一体性を検証し 一体的結びつきの強い都市に関しては 都市計画区域の再編を検討する候補とする 特に 既に 都市計画区域を隔てて相互の市街化区域 ( 用途地域 ) が接しており 道路等の都市施設も区域間を跨ぐように計画決定されているケースに関しては 再編を行う必要性が高い区域として位置付けるものとする イ. 広域的な取組の必要性医療 福祉 消防 救急 廃棄物処理などの広域行政や 上位計画で位置付けられた圏域区分 ( 総合計画 国土利用計画等 ) など 複数の都市で広域的な施設配置や事務運営を行っているケースに関しては 都市計画区域の再編を検討する候補とする さらに 大規模集客施設や公共公益施設の立地 広域的な自然環境や景観の保全に関して広域調整を行う機会の多い市町に関しては 再編を行う必要性が高い区域として位置付けるものとする 表 都市計画区域再編必要性の判断指標 ( 案 ) 都市としての一体性広域的な取組の必要性 区分土地利用の状況 見通し地形等の自然的条件通勤通学等の日常生活圏主要な交通の設置状況上位計画の圏域区分広域行政の圏域区分広域的な取組の範囲広域調整の必要性 具体の判断指標 市街化区域 ( 用途地域 ) の近接 隣接状況 市街化区域 ( 用途地域 ) 間の土地における開発動向 流域圏の一体性 急峻な山地等による分断状況 通勤通学圏 商圏 国道等 骨格的幹線道路の配置状況 市町間を跨ぐ都市計画道路の配置状況 総合計画 国土利用計画等における圏域区分 医療 福祉 消防 救急 廃棄物処理等 景観保全 観光地等 大規模集客施設等の立地に係る広域調整の頻度 2-89

94 参考 都市計画運用指針 ( 都市計画区域の指定に関する基本的な考え方 ) (1) 都市計画区域は 市町村の行政区域にとらわれず 土地利用の状況及び見通し 地形等の自然的条件 通勤 通学等の日常生活圏 主要な交通施設の設置の状況 社会的 経済的な区域の一体性等から総合的に判断し 現在及び将来の都市活動に必要な土地や施設が相当程度その中で充足できる範囲を 実質上一体の都市として整備 開発及び保全する必要のある区域として指定するべきである この際 近年 商業施設やレジャー施設などの大規模施設あるいは廃棄物処理施設などが郊外部の土地や山間部などに散発的に立地する傾向があることから これらに適切に対応できるよう 当該地域を一体の都市として総合的に整備 開発及び保全する必要がある区域に含めるべきかどうかについて勘案した上で 含めるべき地域については都市計画区域を指定することが望ましい なお それ以外の土地利用の整序又は環境の保全が必要な地域については準都市計画区域を指定することが望ましい (2) 近年 市町村合併が進み 合併を行った市町村では行政区域が拡大したが 都市活動の実態をなす生活 経済活動の圏域と比較すると 合併後の行政区域が 一体の都市として総合的に整備 開発及び保全するにふさわしい圏域に必ずしも合致していない場合が見られる また 市街地の拡大やモータリゼーションの進展等により都市の状況が変貌し 現に指定されている都市計画区域が一体の都市として総合的に整備 開発及び保全すべき広がりとして必ずしも適切ではなくなっている状況も見られる 都市計画区域については これらを勘案し 市町村の行政区域のみにとらわれることなく 一体の都市として総合的に整備 開発及び保全するために適切な広がりとなるよう 都道府県が広域的観点から適宜必要な再編を行うことが望ましい このとき 市町村が合併した場合の都市計画区域の指定は 当該合併後の市町村が同一の都市圏を形成している場合には 合併後の市町村区域が 同一の都市計画区域に含まれるよう指定を行い 一体の都市として総合的に整備 開発及び保全を行うことが望ましいが 1 合併前の各市町村の区域をめぐる社会的 経済的状況等地域的特性に相当な差異がある 2 地理的条件等により一体の都市として整備することが困難であること等により 同一の都市計画区域に含めることがふさわしくない場合には 実質的に一体の都市として整備することが適切な区域ごとに 複数の都市計画区域に含めて指定することも考えられる また 区域区分を行っている都市計画区域を有する市町村と 区域区分を行っていない都市計画区域を有する市町村が合併した場合 当面の間 それぞれの都市計画区域をそのまま存続させることも考えられる ただし 区域区分を行っていない都市計画区域に含まれる市町村が 政令市と合併した場合や他の市町村と合併して政令市となった場合には 当該都市計画区域についても区域区分を行うことが必要となる点に留意が必要である なお 合併後の市町村の行政区域が複数の地理的に離れた区域である場合には 一の市町村であることのみを理由として 飛び地の形で都市計画区域を指定するべきではなく あくまで実質的に一体の都市として整備 開発及び保全を行うことがふさわしいと認められる場合かどうかによって判断すべきである 2-90

95 (4) 準都市計画区域の指定方針準都市計画区域については 都市計画区域に準ずる区域としての役割を踏まえ 計画的な整備 開発までは行う必要はないものの 土地利用整序の必要性がある以下のようなケースにおいて指定を検討するものとする 準都市計画区域の指定を行うに際しては 現在生じている あるいは今後生ずることが予測される土地利用上の課題に対して適切に対処できるように 一定の広がりをもった区域指定を行っていくものとする ア. 計画的開発の規制 誘導の必要性新東名高速道路をはじめ中部横断自動車道 三遠南信自動車道 伊豆縦貫自動車道などの高規格幹線道路が整備される IC 周辺 富士山静岡空港への設置が検討される新幹線新駅周辺等の開発が想定される地域のうち 既存の都市計画区域と隔たっており かつ 新たな基盤整備を要しない場合は 準都市計画区域の指定を検討するものとする イ. 土地利用整序の必要性都市計画区域に近接 隣接する箇所において開発が拡散しているケースのうち 早期に都市施設の整備等を実施する予定がなく かつ 対象区域の住民合意形成に時間を要するケースに関しては 将来の都市計画区域への編入を想定した上で 準都市計画区域の指定を検討するものとする ウ. 自然環境 景観保全の必要性優れた自然環境や景観の保全を図る必要はあるが 前述した現行都市計画区域からの拡大が困難なケースの場合は 準都市計画区域の指定を検討するものとする 図 都市計画区域外に位置する新東名高速道路の IC SA 2-91

96 参考 都市計画運用指針 ( 準都市計画区域の指定に関する基本的な考え方 ) 1 準都市計画区域は 積極的な整備又は開発を行う必要はないものの 一定の開発行為 建築行為等が現に行われ 又は行われると見込まれる区域を含む一定の区域であって そのまま土地利用を整序し 又は環境を保全するための措置を講ずることなく放置すれば 用途の混在や農地転用に対する無用な圧力による不適切な農地の浸食等が生じ 又はモータリゼーションの進展等を背景とした散発的な都市的土地利用が発生するおそれがある等将来における一体の都市としての整備 開発及び保全に支障が生じるおそれがある区域について これらの問題を避けるため 土地利用の整序又は環境の保全を行う制度である なお ここでいう 環境 とは 将来における一体の都市として保全すべき都市環境という趣旨である また 建築行為等には 建築物の建築に加え 遊園地等の遊戯施設 展望台等の工作物の建設も含まれる 2 準都市計画区域は 都市計画区域外において 都道府県が広域の観点から土地利用の整序又は環境の保全が必要な区域に指定する制度であり そのような性格から 準都市計画区域において定めることができる地域地区は 用途地域 特別用途地区 特定用途制限地域 高度地区 景観地区 風致地区 緑地保全地域又は伝統的建造物群保存地区に限定されている また 用途地域の指定のない区域においては大規模な集客施設の立地が制限される このため 特に 道路等の整備状況など 自然的又は社会的条件から判断して 大規模な集客施設が立地する可能性がある区域については 農地を含め広く準都市計画区域を指定することが望ましい 3 しかしながら 例えば 人口集中地区からの距離 地形的条件 インフラの整備状況を勘案して 開発の可能性が極めて低いと考えられる区域 ( アクセス道路の利便性の低い山間部の集落 山岳部 人口集積のない離島の区域 出水等による危険の著しい河川沿いの区域等 ) については 原則として準都市計画区域に含めないことが望ましい また 例えば 他の法令による土地利用の規制の実態に照らして開発の可能性が極めて低いと考えられる区域 ( 森林法による保安林等 自然公園法による国立公園の特別地域等 ) については 準都市計画区域に含めるべきではない 4 準都市計画区域の指定に当たっては 都道府県が 広域の観点から土地利用の整序又は環境の保全のために必要な範囲について適切に指定すべきである この場合 農地については 農業振興地域の整備に関する法律等による規制と相まうことで 土地利用の整序がより効果的に実現されることから 農用地区域内等に存する農地と重複して指定して差し支えない 5 法第 5 条の2 第 1 項の 当該区域の自然的条件 には 当該区域の現状が水域であるか否かが当然に含まれ 現状において水域となっている区域が水域のままの状態で土地利用上の問題を惹起することがありえない以上 準都市計画区域に指定される区域には 法律上当然に水域は含まれないことに留意すべきである 6 法第 5 条の2 第 1 項の その他の法令 には 少なくとも次に掲げるものが含まれることに留意すべきである ( 以下 具体法令は略 ) 7 自然公園法又は自然環境保全法に基づく条例により土地利用規制が行われている区域においても 当該区域の土地利用規制の状況を勘案して 準都市計画区域を定めて土地利用の整序を行う必要があるか否かを判断すべきである 8 法第 5 条の2 第 1 項の 将来における一体の都市としての整備 開発及び保全に支障が生じるおそれがあると認められる とは 将来都市計画区域として指定することを予定しているものではなく また 都市計画区域の指定の要件 手続を緩和するものではないことから 都市計画区域の拡大につながるものではない 9 港湾 海岸 埋立地に係る土地利用規制が行われている地域については 準都市計画区域を定める必要がある状況は発生しないものと考えられる 10 準都市計画区域内の区域に港湾 海岸 埋立地に係る土地利用規制を行う区域が設定された場合 当該区域について準都市計画区域を引き続き設定する必要がある状況は発生しないものと考えられる ( 注 : 文章中の法令名等については一部省略又は簡略化している ) 2-92

97 3 都市計画に関するマスタープラン (1) 制度の概要都市計画に関するマスタープランには 都市計画法第 6 条の2に規定された 都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 都市計画区域マスタープラン ) と 法第 18 条の2に規定された 市町村の都市計画に関する基本的な方針 ( 市町村マスタープラン ) の 2つがある 都市計画区域マスタープランは 平成 12 年の都市計画法改正により創設されたマスタープランであり 従来 線引き都市計画区域 ( 区域区分が定められている都市計画区域 ) のみを対象としていた 整備 開発又は保全の方針 に代わって 線引き 非線引き ( 区域区分が定められていない ) を問わず 全ての都市計画区域において策定することとされたものである 都市計画区域マスタープランは 一体の都市として整備 開発及び保全すべき区域として定められる都市計画区域全体を対象として 都道府県が一市町村を越えた広域的な視点から定めることとなっている なお 都市計画区域マスタープランは法律上 定めるものとする とされ 都市計画区域について定められる都市計画は都市計画区域マスタープランに即したものでなければならない 一方 市町村マスタープランは 平成 4 年の都市計画法改正により創設されたマスタープランであり 住民に最も近い立場にある市町村が その創意工夫の下に 住民の意見を反映させて 都市づくりの具体性ある将来ビジョンを確立し 地域別のあるべき市街地像 地域別の整備課題に応じた整備方針 地域の都市生活 経済活動等を支える諸施設の計画等をきめ細かくかつ総合的に定めるために創設されたものである なお 市町マスタープランは法律上 定めるものとする とされ 市町が定める都市計画は市町マスタープランに即したものでなければならない 都市計画に関するマスタープランを策定する意義は 目指すべき都市像を住民等に理解しやすい形で明確にしておくことで 個々の都市計画の決定又は変更における必然性や妥当性を説明できるという受動的な側面に加え 都市づくりの方向性を住民等に理解してもらうことで 住民等の主体的な参画を促し 個々の行動や活動を将来像実現に向けて集約できるという より能動的な側面にある このため 都市計画に関するマスタープランは 長期的な継続性を担保する一方で より具体的で実効性のある計画になるよう 柔軟に見直していくことが重要となる 根拠法 都市計画法第 6 条の2 都市計画区域については 都市計画に 当該都市計画区域の整備 開発及び保全の方針を定めるものとする 2 都市計画区域の整備 開発及び保全の方針には 第一号に掲げる事項を定めるものとするとともに 第二号及び第三号に掲げる事項を定めるよう努めるものとする 一次条第一項に規定する区域区分の決定の有無及び当該区域区分を定めるときはその方針二都市計画の目標三第一号に掲げるもののほか 土地利用 都市施設の整備及び市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針 3 都市計画区域について定められる都市計画 ( 第 11 条第一項後段の規定により都市計画区域外において定められる都市施設 ( 以下 区域外都市施設 という ) に関するものを含む ) は 当該都市計画区域の整備 開発及び保全の方針に即したものでなければならない 2-93

98 根拠法 都市計画法第 18 条の2 市町村は 議会の議決を経て定められた当該市町村の建設に関する基本構想並びに都市計画区域の整備 開発及び保全の方針に即し 当該市町村の都市計画に関する基本的な方針 ( 以下この条において 基本方針 という ) を定めるものとする 2 市町村は 基本方針を定めようとするときは あらかじめ 公聴会の開催等住民の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとする 3 市町村は 基本方針を定めたときは 遅滞なく これを公表するとともに 都道府県知事に通知しなければならない 4 市町村が定める都市計画は 基本方針に即したものでなければならない 参考 都市計画運用指針 ( マスタープランに要請される役割 ) 都市計画は その目的の実現には時間を要するものであることから 本来的に長期的な見通しをもって定められる必要がある また 個々の都市計画の決定に当たっては その必然性 妥当性が説明される必要があるが これが総体としての都市計画の一部を構成するものである以上 将来の目指すべき都市像との関係を踏まえ 総合性 一体性の観点から常に検証されなければならない このため 都市計画法第 6 条の2の規定に基づく都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 以下 都市計画区域マスタープラン という ) 法第 18 条の2の規定に基づく市町村の都市計画に関する基本的な方針 ( 以下 市町村マスタープラン という ) においては それぞれ住民に理解しやすい形であらかじめ長期的な視点に立った都市の将来像を明確にし その実現に向けての大きな道筋を明らかにしておくことが 極めて重要であり そうした機能の発揮こそマスタープランに求められているといえよう マスタープランにおいて どのような都市をどのような方針の下に実現しようとするのかを示すことにより 住民自らが都市の将来像について考え 都市づくりの方向性についての合意形成が促進されることを通じ 具体の都市計画が円滑に決定される効果も期待しうるものである 2-94

99 (2) 県 市町の役割分担都市計画区域マスタープラン 市町マスタープランは いずれも個別の都市計画 ( 用途地域や都市計画道路等 ) を束ねるマスタープランとして都市計画法に位置付けられた計画であるが 都市の将来像を示すマスタープランが2つ存在し どちらも都市計画を扱っているという二重構造が 住民等から見た分かりにくさの要因の一つになっている 特に 一つの市や町で構成する都市計画区域の場合 市町マスタープランで扱う行政区域の範囲よりも 都市計画区域の範囲の方が小さいことも多く 県が都市計画区域マスタープランを定めることの必要性が理解されにくくなっている 都市計画区域マスタープランは 県が一市町を超えた広域の見地から定めるものであり 県土全体としてバランスの取れた都市構造の確立に向けて必要な事項や 人々の生活圏の広がりに対応して増大した広域的課題の調整を図るために必要な事項を定めるものとし 具体的には 区域区分 主要な拠点及び用途の配置 都市の骨格を形成する根幹的施設 広域的観点から保全すべき自然環境や景観など 広域的 根幹的な都市計画を中心に定めるものとする また 都市づくりの理念や目標 目指すべき集約型都市構造のイメージ等を示した第 1 編の内容 ( 以下 静岡県の都市づくりの基本的な考え方 という ) については 基本的に全ての都市計画区域マスタープランの目標や市街地像にも共有されるべきものであり 各都市の特性や実態を踏まえて目標やイメージの具体化を図るものとする 一方 市町マスタープランについては 市町がそれぞれの自治体経営の視点から重視する都市政策全般を定めるものであり 地域固有の課題や住民等の要望に応じて 地域に密着した事項をきめ細かく定めることが望まれる 特に 都市計画提案制度や地区計画申出制度を積極的に活用していくに当たって その内容の妥当性を評価できる分かりやすいマスタープランが求められる また 市町マスタープランでは 都市計画区域外も含めて行政区域全体を計画対象とすることができることも踏まえ 都市計画制度だけでは対応できない各種課題への対応や 農林漁業 観光などの産業振興や 教育 福祉などの観点から必要となる都市政策についても柔軟に取り入れていくことが期待される なお 両者の整合性については 市町マスタープランは 法律上 都市計画区域のマスタープランに即して定めなければならないこととなっており 一方 市町マスタープランの内容は 県から市町への意見聴取 市町から県への都市計画の案の申し出等の手続を通じて 都市計画区域マスタープランに反映されることとなっている また 静岡県では 都市計画区域マスタープランを策定するに際しての事前の計画として位置付けられる 都市基本計画 の策定を行っていることから この策定過程で設置される連絡協議会の開催等を通じ 県と市町との情報の共有化 計画の整合性を図り 市町マスタープランとの調整を図っていくものとする この 都市基本計画 は 5 年ごとに実施される都市計画基礎調査及び当該都市計画区域に関連する上位 関連計画をもとに詳細な検討を実施し 関係機関との協議 調整を経て策定するものである 2-95

100 静岡県の都市づくりの基本的な考え方 目標等の共有 都市計画区域マスタープラン 情報の共有化 計画の整合性及び調整 市町マスタープラン 県が県土全体の観点から策定 定める事項 都市づくりの基本理念及び目標 集約型都市構造のイメージ 都市づくりの戦略 県が広域的観点から策定 定める事項 県土全体の視点から見た将来都市像 広域的課題調整に必要な事項 ( 根幹的 広域的な都市計画 ) 市町が地域に密着した観点から策定 定める事項 都市経営の観点に立った都市政策 住民参加促進に必要な事項 ( 具体的 即地的な都市計画 ) 反映される内容 区域区分の見直し 主要な用途地域の見直し 大規模集客施設 自然 景観の保全等に関する広域調整 反映される内容 地域地区 都市施設 市街地開発事業 地区計画の策定 住民等からの都市計画提案等 図 都市計画区域マスタープランと市町マスタープランの役割分担 市町総合計画国土利用計画 都市基本計画 都市計画基礎調査 市町マスタープラン 都市計画区域マスタープラン 各種都市計画の決定 変更 ( 県 市町 ) 図 都市基本計画の位置付け 参考 都市計画運用指針 ( 都市計画区域マスタープランと市町村マスタープランの関係 ) 都市計画区域マスタープランは 一体の都市として整備 開発及び保全すべき区域として定められる都市計画区域全域を対象として 都道府県が一市町村を超える広域的見地から 区域区分をはじめとした都市計画の基本的な方針を定めるものである 一方 市町村マスタープランは 都市計画区域マスタープランに即し 各市町村の区域を対象として 住民に最も身近な地方公共団体である市町村が より地域に密着した見地から その創意工夫の下に 市町村の定める都市計画の方針を定めるものである 上記のような両マスタープランの趣旨からすると 都市計画区域マスタープランにおいては 広域的観点から保全すべき緑地の配置や大規模集客施設の立地等広域的課題の調整を図る役割を重視し 広域的 根幹的な都市計画に関する事項を主として定め 市町村マスタープランにおいては 地域に密着した都市計画に関する事項を主として定めることが要請される しかし 両マスタープランともに都市の将来像とその実現に向けての道筋を明らかにしようとするものであり そのために必要であれば記載事項を策定主体の判断で追加することは認められるべきである ただし 自らが決定権限を有していない事項を記載するに当たっては 決定権限を有する者との間で必要な調整が図られるべきであり 都道府県と市町村の間で意見聴取 案の申出等を行うことを通じて調整が図られるべきである 2-96

101 (3) 都市計画区域マスタープランに記載すべき内容都市計画区域マスタープランでは 以下の内容について記載するものとする このうち 都市計画の目標では 静岡県の都市づくりの基本的な考え方 を踏まえて 各区域における集約型都市構造のあり方や広域的な機能連携や役割分担を示すこととする また 主要な都市計画の決定の方針では 都市の市街地の規模や都市構造に影響を与える施設等の立地など 広域的観点から定めるべき内容を中心に示すこととし 街区 近隣レベルの施設 ( 区画街路や街区公園等 ) の整備内容や地域のまちづくり活動や地域振興等に関しては都市計画区域マスタープランでは記載しないこととする 表 都市計画区域マスタープランに記載すべき内容 記載項目 内容 1. 都市計画の目標 ( 定めるよう努める事項 ) 2. 区域区分の決定の 有無及び区域区分 を定める際の方針 ( 必ず定める事項 ) 3. 主要な都市計画の 決定方針 ( 定めるよう努める事項 ) (1) 都市づくりの基本理念 第 1 編静岡県の都市づくりの基本的な考え方 を踏まえ おおむね 20 年後の当該区域における都市づくりの基本理念を示す (2) 地域ごとの市街地像 都市づくりの基本理念 に基づき 地域ごとの都市機能 ( 都市計画区域及びそれを含有する都市圏のなかで持つべき働き 役割 ) 等を示す 都市拠点 産業系拠点の配置及びこれら拠点間の連携を担う連携軸の配置を示す (3) その他 社会経済情勢の変化等により発生している新しい社会的課題に対する都市計画としての対応等を示す 市町間又は都市計画区域間において広域調整を要する事項について示す (1) 区域区分の決定の有無 区域区分 ( 市街化区域と市街化調整区域の区分 ) を定めるか否かを判断根拠を含め示す 区域区分の決定の有無を見直す必要がありながら 当面の見直しが困難な場合 その間実施すべき代替策の考え方を示す (2) 区域区分の方針 区域区分を定める場合に 都市計画区域及び市街化区域における将来の人口 産業の生産規模 就業構造等を示す (1) 土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針 (2) 都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針 (3) 市街地開発事業に関する都市計画の決定の方針 (4) 自然的環境の整備又は保全に関する都市計画の決定の方針 住宅地 商業地 工業地などの主要用途の配置方針をはじめ 良好な市街地を形成する上で必要となる土地利用の方針を示す 広域調整を要する大規模集客施設や公共公益施設の立地に関する方針などを示す 都市の骨格を形成する主要な道路 下水道 河川などの都市施設の配置方針や整備目標を示す ( 地区レベルの施設までは扱わない ) 木造建築物が密集し 未利用地等が混在する既成市街地など 都市づくり上の課題を抱える地域における市街地整備の方針を示す 都市の枢要な緑地等の自然環境の整備 開発 保全の方針を示す ( 小規模な緑地や街区 近隣公園までは扱わない ) 広域調整を要する広域的な自然環境や景観の保全に関する方針を示す 2-97

102 広域的観点から定める事項については 広域調整を行う際の具体の指針や基準として位置付けられる性格を持つため 各市町が定める都市計画だけでなく 産業誘致や開発計画などの市町の都市政策にも影響を及ぼすことが想定される このため 都市計画区域マスタープランの策定に当たっては 広域連絡協議会の役割を重視し 市町内の政策レベルでの調整や意志決定まで経た上で計画内容を決定していく仕組みを取り入れていくものとする また 静岡県では 都市としての一体性 広域的な取組の必要性 の観点等からみて一体の都市圏を形成している場合 複数の都市計画区域を対象として 広域マスタープラン の策定を行うこととする ただし 都市計画基礎調査の結果や都市基本計画における分析結果等から 一体の都市圏としてマスタープランを定めることが適当ではないと判断されるケースについては 従来どおり 個々の都市計画区域を単位とする都市計画区域マスタープランの策定を行うものとする 広域連絡協議会 県 市町 県都市計画課 県庁内関係部局 市町関係部局 構成市町都市計画担当課 土木事務所都市計画課 事務所内関係各課 土木事務所 図 都市計画区域マスタープランの策定 調整体制 参考 都市計画運用指針 ( マスタープランの記載事項 ) ( 前略 ) マスタープランの対象期間は相当長期間となることから マスタープランに詳細な計画内容を記述するには限界がある また 従前の 線引きに伴う 整備 開発又は保全の方針 においては 個々の都市計画に関する記述の羅列となっているものが多く見られたが 上記のようなマスタープランに要請される役割からすると マスタープランにおいては 当該都市計画の広域的な位置付けを踏まえた上で どのような方針でどのような都市を作ろうとしているのかを地域ごとの市街地像等で示すとともに 主要な土地利用 都市施設 市街地開発事業について将来のおおむねの配置 規模等を示し 住民が将来の大まかな都市像を頭に描きつつ 個々の都市計画が将来の都市全体の姿の中でどこに位置付けられ どのような役割を果たしているかを理解できるようにすることが望ましい 例えば 人口減少社会に対応し 都市の運営コストの増大を抑制するなど機能的な都市構造を確保するため 都市機能の集積を誘導する地域をあらかじめ明示することが望ましい その際には 低炭素都市づくりガイドライン ( 平成 22 年 8 月 30 日都市 地域整備局長通知 ) や 広域的都市機能の適正立地評価ガイドライン ( 平成 19 年 6 月 1 日都市計画課長通知 ) 等を活用し 地球環境への影響 都市機能集積による利便の増進 アクセシビリティの確保 都市基盤施設の利用効率等の観点から 都市構造を比較 分析することが望ましい 2-98

103 参考 都市計画運用指針 ( 都市計画区域マスタープラン : 基本的考え方 ) 1 都市計画区域マスタープランは 当該都市の発展の動向 当該都市計画区域における人口 産業の現状及び将来の見通し等を勘案して 長期的視点に立った都市の将来像を明確にするとともにその実現に向けての大きな道筋を明らかにする 当該都市計画区域における都市計画の基本的な方向性を示すものとして定められるべきである 2 都市計画区域マスタープランにおいては おおむね 20 年後の都市の姿を展望した上で都市計画の基本的方向が定められることが望ましい 但し 市街化区域のうち おおむね 10 年以内に市街化を図るべき区域に関連する事項 ( 市街化区域の規模等 ) については おおむね 10 年後の将来予測を行ったうえで定められることが望ましい また 都市施設 市街地開発事業については 優先的におおむね 10 年以内に整備するものを整備の目標として示すことが望ましい 3 都市計画区域マスタープランは 個々の都市計画に関する記述の羅列ではなく どのような方針でどのような都市を作ろうとしているかを示すとともに 主要な土地利用 都市施設 市街地開発事業について 将来のおおむねの配置 規模等を示すことが望ましい また 各地方公共団体の判断で 各種の社会的課題への都市計画としての対応についての考え方を 必要な関係部局等と調整を図ったうえで 都市計画の目標に記述することも考えられる なお 都市計画区域マスタープランの内容については 図面等を用いてわかりやすく示すことが望ましい この場合 地形図又はイメージ図を用いることも考えられる 4 都市計画区域マスタープランの策定後の状況の変化に対応するため 必要に応じて 策定時点である程度見通しが可能な事項について記載をし その後 ある程度明確な見通しが立った事項を追加する等記述内容に弾力性を持たせる あるいは部分的改訂を機動的に行う等の対応を視野に入れて 都市計画区域マスタープランの策定を行い そのフォローアップを行うことが望ましい 5 都市計画区域マスタープランを定めるに当たっては 広域的観点を確保するため 必要に応じ 隣接 近接する他の都市計画区域や都市計画区域外の現況及び今後の見通しを勘案することが望ましい この場合 例えば複数の都市計画区域で広域的なマスタープランを策定したうえで これを踏まえて各都市計画区域マスタープランを策定することも考えられる さらに 以下に例示するような都市計画区域を越えて広域的な調整を行う必要性が高いと考えられるような地域については 都市計画区域マスタープランにおいて複数の都市計画区域にわたる広域的 共通的事項を明らかとすることが望ましい また 複数の都市計画区域を対象とし 一体の都市計画区域マスタープランを策定することも考えられる なお その際は 都市計画決定 変更の内容の明確化 住民に対する分かりやすさを保つ観点から 複数の都市計画区域に共通する部分と 各都市計画区域のみに関する部分を明確に区分した構成とすることが望ましい イ ) 交通や各種施設の立地等土地利用の広域化に対応し 広域調整を強化する必要のある場合ロ ) 大都市地域等において 市街地が行政区域を越え連たんしているが 計画単位として市町村別に都市計画区域を設定している場合ハ ) 広域合併した市町村において 行政区域内の状況が一様ではないため 複数の都市計画区域を含む場合 ( このことにより都市計画区域マスタープランより市町村マスタープランの対象が広域である状態を解消する場合等 ) 6 具体の都市計画は 都市計画区域マスタープランに即することが必要とされるが このことは 具体の都市計画が都市計画区域マスタープランが示す都市の将来像 その実現に向けての大きな道筋との間で齟齬を来たすものであってはならないという趣旨であり 個別の都市計画についての記述が都市計画区域マスタープランに盛り込まれていなければならないということではない 7 都市計画区域マスタープランを定めるに当たっては 当該マスタープランに盛り込む事項が当該都市計画区域の生活環境 自然的環境等に及ぼす影響について十分に配慮することが望ましい 8 都市計画区域マスタープランを定めるに当たっては 法第 13 条第 1 項第 1 号の趣旨から道路法に規定する道路整備計画と十分な調和を図る必要があり この観点から道路担当部局との間で協議を図った上で案を作成することが望ましい 2-99

104 (4) 市町マスタープランに記載すべき内容市町マスタープランについては 各市町が 持続性や競争力の高い都市経営を実現する観点から 独自の目標や将来像を掲げるのが望ましく 各市町が直面する社会的課題の違い ( 防災 交通 福祉 教育 産業 景観 財政など ) に応じて 記載する項目や内容についても柔軟に設定することが望まれる 特に 住民等と地域に密着したまちづくりを展開していくためには 都市計画の制度や事業だけに限定するのではなく まちづくりに関連する様々な分野の政策や方策も併せて検討することが求められる このため 市町マスタープランの策定に当たっては 住民等の意向や固有の課題等を踏まえ 必要な関係部局と調整を図りながら 都市計画で定める内容以外の政策 方策も柔軟に盛り込まれることが望ましい 一方 県土全体の発展を図るためには 県と市町が一体となって集約型都市構造の実現を目指すことが必要であり さらに 低炭素化や生態系保全など 国レベルの観点から全ての市町が取り組んでいかなければならない施策もある このため このような国 県又は広域において 都市計画のスタンダードとして要請される事項に関しては 市町マスタープランでも具体的な取組の方向性について触れる必要がある また 都市計画区域マスタープランが より広域の観点を重視していく一方で 市町マスタープランでは より地域に密着した観点を重視し 地域レベルの将来像まで詳細化していくことが望まれる このため 市町マスタープランで定める地域別構想においては 全体構想で示した内容を単に地域別に示すのではなく 地域の特性や課題に応じて 土地利用の密度構成 建築物の用途や形態 小規模な農地や緑地の保全 道路 公園等の配置などに関する方針をきめ細かく明らかにすることが望ましい ただし こうした詳細な地域別構想を策定するまでには 住民の合意形成をはじめ 多くの時間と手続を要することが想定されるため 現時点の地域別構想をスタートとして 今後の見直しに向けて 住民等と一体となって内容を詳細化する作業を進めていくことも考えられる 2-100

105 表 市町マスタープランに記載すべき内容 記載項目 内容 1. 都市の現況 課題 (1) 都市の現況 都市の特性 都市を取り巻く社会経済情勢 都 市に求められる役割や方向性等について整理 (2) 都市の課題 都市計画上の課題に加え 都市づくり全般の課 題についても整理 2. 都市づくりの目標 (1) 都市の将来像 目指すべき都市像及び将来都市構造 重点を置 く目標や都市政策について整理 (2) 将来フレーム 目標年次において想定する人口等の将来指標 について整理 3. 全体構想 (1) 土地利用の方針 主要用途の配置に加え 土地利用の密度構成 用途の複合化や純化に関する方針 及び市街地の整備 改善の方針等について整理 (2) 都市交通の方針 公共交通を含めた都市内の交通体系の方針を整理し 道路等の施設整備方針について整理 (3) 都市防災の方針 都市が抱える災害危険性を示した上で 防災 減災対策の具体的内容を整理 (4) 都市景観の方針 都市の景観資源を示した上で 景観の保全 活用の方針及びその具体的手法を整理 (5) 水 緑の保全の方針 都市を取り巻く貴重な自然環境の保全に加え 都市内の水や緑の保全 活用の方針及びその具体的手法を整理 (6) その他都市施設の整備方針 今後都市計画施設として配置 整備を行う施設の考え方について整理 (7) その他 都市固有の課題や目標に応じて 柔軟にテーマ を設定 4. 地域別構想 (1) 地域の特性と課題 地域の特性や固有の課題 さらに地域のまちづくりの経緯を整理した上で 今後地域として取り組むべき課題について整理 (2) 地域の将来像 地域のまちづくりの方向性や重点テーマを整理するとともに 地域内の拠点等の配置の考え方を整理 (3) 地域のまちづくり方針 土地利用 交通 地区施設 防災 景観など 地域レベルで展開する詳細なまちづくりの方針を整理 5. 実現化方策 (1) まちづくり推進体制 多様なまちづくり主体との協働 連携のあり方や具体の推進体制について整理 (2) 都市計画の見直し マスタープランを踏まえて今後見直しを進め ていく都市計画の考え方について整理 2-101

106 参考 都市計画運用指針 ( 市町村マスタープラン : 基本的考え方 ) 1 市町村マスタープランは 住民に最も近い立場にある市町村が その創意工夫の下に住民の意見を反映し まちづくりの具体性ある将来ビジョンを確立し 地区別のあるべき市街地像を示すとともに 地域別の整備課題に応じた整備方針 地域の都市生活 経済活動等を支える諸施設の計画等をきめ細かくかつ総合的に定め 市町村自らが定める都市計画の方針として定められることが望ましい この際 土地利用 各種施設の整備の目標等に加え 生活像 産業構造 都市交通 自然的環境等に関する現況及び動向を勘案した将来ビジョンを明確化し これを踏まえたものとすることが望ましい 2 市町村マスタープランは 当該市町村を含む都市計画区域マスタープラン 議会の議決を経て定められた市町村の基本構想 国土利用計画法第 4 条に基づく市町村計画等に即したものとすることが望ましい 3 市町村マスタープランは 個別施策 施設計画等に関する事項の羅列にとどまらず その相互の関係等にも留意し 市町村の定める具体の都市計画についての体系的な指針となるように定めることが望ましい 4 市町村マスタープランには 例えば 次に掲げる項目を含めることが考えられる ア当該市町村のまちづくりの理念や都市計画の目標イ全体構想 ( 目指すべき都市像とその実現のための主要課題 課題に対応した整備方針等 ) ウ地域別構想 ( あるべき市街地像等の地域像 実施されるべき施策 ) 全体構想においては 用途地域等の地域地区 都市施設 市街地開発事業に関する都市計画の前提となる都市構造 都市空間及びこれと密接な関連を有する交通体系の整備の考え方や土地利用 施設整備等の方針とともに 都市内の自然的環境の保全その他の良好な都市環境の形成 都市景観形成等の指針を明らかにすることが望ましい また 準都市計画区域について 区域内における土地利用の整序又は環境の保全の考え方を明らかにすることも考えられる 地域別構想の地域の設定は 地形等の自然的条件 土地利用の状況 幹線道路等の交通軸 日常生活上の交流の範囲 区域区分等を考慮し 各地域像を描き施策を位置付ける上で適切なまとまりのある空間の範囲とすることが望ましい 地域別構想においては 全体構想に示された整備の方針等を受け 地域の特性に応じ誘導すべき建築物の用途 形態 地域の課題に応じ地域内に整備すべき諸施設 円滑な都市交通の確保 緑地空間の保全 創出 空地の確保 景観形成のため配慮すべき事項等の方針を明らかにすることが望ましい なお 地域別構想は はじめから必ずしも全ての地区について定め 又は定める内容を同水準とする必要はなく 当該地域の実情 住民の合意形成の熟度等に応じて 順次 段階的に作成することも考えられる 5 市町村マスタープランには 各市町村の判断で 各種の社会的課題 ( 環境負荷の軽減 都市の防災性の向上 都市のバリアフリー化 良好な景観の保全 形成 集約型都市構造の実現等 ) への都市計画としての対応についての考え方を 必要な関係部局と調整を図ったうえで 記述することも考えられる また 緑の基本計画 都市 地域総合交通戦略 市街地整備基本計画 地下利用のガイドプラン等都市計画に関連した分野別の計画の内容のうち必要な事項をこれにも位置付けることが望ましい 6 市町村マスタープランを定めるに当たっては 当該マスタープランに盛り込む事項が 当該区域の生活環境 自然的環境等に及ぼす影響について十分に配慮することが望ましい 2-102

107 4 区域区分 ( 線引き ) (1) 制度の概要 区域区分制度 は 昭和 43 年の新都市計画法によって制定された制度であり 昭和 40 年代の高度経済成長時代に顕在化した様々な都市問題に対応するために導入されたものである この当時の 都市 が直面していた最大の課題は 急速な都市化に伴う土地利用の変革に対処すること であり 無秩序な市街化を抑制し 良好な都市水準を確保しつつ 望ましい都市形態を実現すること が求められていた そのため 将来形成されるべき都市形態を想定し 優先的かつ積極的に市街化すべき地域と 当面できる限り市街化を抑制すべき地域に分けて 段階的な市街化を図ることが必要とされ 都市地域の中を 市街化区域 と 市街化調整区域 の2 区域に 線引き するという 区域区分制度 が創設されることとなった また こうした都市化に伴うスプロールの拡大は 全国共通の問題であるとの認識から 昭和 43 年当時は 都市計画区域は全て区域区分するという原則であったが 附則によって 当分の間 大都市等政令で定めた都市計画区域のみが対象とされることとなった 区域区分制度は その後約 30 年もの間 我が国の土地利用規制の根幹をなす制度として機能してきたが 平成 12 年の都市計画法の抜本的改正によって 都道府県が地域の実情に応じて区域区分を定めるかどうか判断できる選択制へと移行した なお 平成 12 年当時の認識は 今後の都市政策は いかにあるべきか ( 第 2 次答申 ) (H12.2.8) において示されているように 少子高齢化が急速に進行する中で都市への人口集中は沈静化し 我が国は安定 成熟した都市型社会の時代を迎えた というものであり 人口が減少して市街化圧力がない都市にあっては 必ずしも区域区分を行う必要はない というものであった しかし 本格的な人口減少社会を迎え 都市への人口集中は沈静化したものの 郊外部における市街地の拡散には歯止めがかからない状態が続いている すなわち かつては急速な都市化を背景とした無秩序な市街地の拡大が問題となっていたのに対し 現在では 人口減少とモータリゼーションの普及を背景とした市街地の低密度化が問題となっており こうした状況の中であるからこそ 無秩序な市街化を防止し 計画的な市街化を図る ことを目的とする区域区分制度の重要性をあらためて認識する必要性が生じている 根拠法 都市計画法第 7 条 都市計画区域について無秩序な市街化を防止し 計画的な市街化を図るため必要があるときは 都市計画に 市街化区域と市街化調整区域との区分 ( 以下 区域区分 という ) を定めることができる ただし 次に掲げる都市計画区域については 区域区分を定めるものとする 一次に掲げる土地の区域の全部又は一部を含む都市計画区域イ首都圏整備法第二条第三項に規定する既成市街地又は同条第四項に規定する近郊整備地帯ロ近畿圏整備法第二条第三項に規定する既成都市区域又は同条第四項に規定する近郊整備区域ハ中部圏開発整備法第二条第三項に規定する都市整備区域二前号に掲げるもののほか 大都市に係る都市計画区域として政令で定めるもの 2-103

108 根拠法 都市計画法施行令第 3 条 都市計画法第七条第一項第二号の大都市に係る都市計画区域として政令で定めるものは 地方自治法 ( 昭和二十二年法律第六十七号 ) 第二百五十二条の十九第一項の指定都市 ( 以下単に 指定都市 という ) の区域の全部又は一部を含む都市計画区域とする 参考 都市計画運用指針 ( 区域区分制度の適切な運用 ) ( 区域区分の意義 ) 市街化区域と市街化調整区域の区分 ( 以下 区域区分 という ) は 無秩序な市街地の拡大による環境悪化の防止 計画的な公共施設整備による良好な市街地の形成 都市近郊の優良な農地との健全な調和等 地域の実情に即した都市計画を樹立していく上で根幹をなすものである 一方 区域区分は これを前提として他の都市計画の内容が連動して決定されるものであることから 適正な権利制限という視点に立って その必要性について厳密に検討すべきである ( 区域区分の考え方 ) 区域区分の要否の判断及び区域区分を定めるに当たっての判断は 無秩序な市街化を防止し 計画的な市街化を図る という目的を達成するため 以下の視点から行うことが望ましい (1) 市街地の拡大の可能性人口及び産業の動向及びそれにより発生する新たな都市的土地利用の需要を適切に見通すとともに 市街地内の土地利用の現況を把握し 市街地の再編の必要性を加味したうえで 将来の都市的土地利用の需要と比較し 増加人口が現状の市街地で収容しきれないことが明らかである あるいは産業が必要とする新たな土地が市街地内に確保できる見通しがないなど 周辺の土地を大量に都市的土地利用に転換せざるを得ない状況が生じる可能性が高いかどうかについて考慮すべきである 上記の視点から区域区分の要否の判断及び区域区分を定める場合の市街化区域の面積の算定を行うに当たっては 従来より 土地利用計画の目標年次 ( おおむね 10 年後 ) までの人口増加予測 市街地の人口密度の変化予測又は計画的な市街地の再編整備による人口の市街地内での移動 産業の見通しなどを根拠としてきた ( いわゆる人口フレーム方式 ) 最近では 人口増加が鈍化する一方で 郊外部の土地の都市的土地利用への転換は減少しない状況も生じているところであるが 住まい方の変化や地域の住宅事情の特殊性 地区 街区の再編整備による市街地内での人口移動の見込みなどをもとに 市街地拡大の必要性についての説明力を有する人口フレーム方式を 今後とも区域区分の要否の判断及び市街化区域の設定の基本とすることは 妥当である (2) 良好な環境を有する市街地の形成市街地における公共施設整備の進捗状況などを勘案し まとまりのある良好な市街地を形成するため 都市的土地利用の拡散を制限する必要があるか否か 必要ある場合には 土地区画整理事業等の事業の実施あるいは地域地区や地区計画による規制 誘導のみで足りるかを検討すべきである 都市の健全な発展を図るためには まとまりのある良好な市街地を形成することが基本であり 市街地が一定のまとまりを持たない場合 道路 下水道等の地域住民の生活に直結する公共施設の整備が非効率になる また 都市的土地利用と農地等が混在する場合 相互に居住環境や生産環境に悪影響を及ぼすおそれがあるとともに 農地等にあっては 宅地化を誘発し 結果として 都市計画上も評価しうる優良な農地の喪失につながるおそれがある このため 区域区分は 市街地がどのように形成されるかの見通しに立って判断されるべきである さらに 区域区分を行った都市計画区域において 市街化区域周辺部で 地域の実情により 農地等に介在する形での市街化が見込まれる場合には 市街化区域へ編入することが適当か あるいは法第 34 条第 11 号に定める開発許可に係る条例によるべきかを適切に判断するべきである (3) 緑地等自然的環境の整備又は保全への配慮市街地の縁辺部や外部に 緑地その他の自然資源が存する場合 この土地利用を保全していくことが 都市計画としても積極的に意義を見いだせるものであるかを考慮すべきである 都市計画区域内の農地や森林は 都市に残された貴重な緑の資源として保全すべきであり 都市的土地利用と農林業的土地利用を対立してとらえ いたずらに農地や森林を蚕食していく姿勢は好ましくない もとより 農地や森林については 農林業政策の観点から個別法令による土地利用規制がされており 都市計画区域内にこれらが存する場合には 都市計画とこれらの制度との調整に配慮し 優良な農地等との健全な調和を図るべきである これらの考え方の下で 都市計画区域のうち 農林業上その他の土地利用規制等により市街化することが想定されない土地の区域以外の区域にある土地について 都市計画区域の人口及び産業の将来の見通し 市街地における建築物の密度構成の動向等を総合的に勘案して 都市的土地利用への転換の 2-104

109 適否を明らかにする方法も考えられる このような方法による調整が他法令による土地利用規制がなされていない土地の区域全体について可能であれば 単に人口増加を根拠としなくとも 市街化区域の設定等が可能となると考えられる 市街地拡大の速度が鈍化している都市計画区域において このような方法を試行的に検討し その積み重ねにより 農林漁業との調和を図りつつ 人口の将来の見通しに加え産業の動向や市街地整備の状況及び市街地内の低未利用地の賦存状況等も総合的に勘案した区域区分の決定方法が確立されるものと考えられる 2-105

110 (2) 区域区分の決定の有無及び定める際の方針 1 静岡県における 区域区分 の考え方集約型都市構造の実現を目標に掲げる静岡県においては 都市機能の維持及び集約化を図るべき範囲 都市基盤施設の整備及び維持管理を継続する範囲 災害に強い安全な市街地を形成すべき範囲などを住民等にあらかじめ明示し 長期的な観点からゆるやかに目指すべき将来都市像に向けた都市構造の再編を進めていくための根幹的な土地利用コントロール手法として 区域区分制度を位置付けるものとする また 人口増大及び人口集中が沈静化した現在も 中心市街地などの既成市街地から郊外部に向かって人口や都市機能が流出する状況が見られることから 無秩序な市街化を防止し 計画的な市街化を図る 観点から 今後も区域区分制度を積極的に活用することとする このため 県内の全ての都市計画区域においては 基本的には区域区分を定めることが望ましいと考えられる ただし 現行の非線引き都市計画区域については 直ちに区域区分を定めなくとも問題や影響が小さく かつ区域区分に代わる土地利用規制が適切に運用される場合に限って 区域区分を定めることを見送るものとする また 現行の線引き都市計画区域については 土地利用や人口動態等の実態から鑑みて区域区分を定める必要がなくなったと判断され かつ区域区分の廃止が当該及び周辺都市計画区域に影響を及ぼさないことが確実な場合に限って 区域区分の廃止の検討を行うものとする 2 区域区分の決定の有無の判断方法各都市計画区域における区域区分の必要性を判断するに当たっては 無秩序な市街地の低密度化及び拡散を防止し 集約型都市構造の実現を図るという目的を達成するために 次の観点から判断を行うものとする なお 政令市に関しては 区域区分を定めることが都市計画法で義務付けられている ア. 市街地内外の人口 開発の動態静岡県では 従来 都市内において増加 もしくは集中する人口や産業によってもたらされる 市街化圧力 を重視して 区域区分の決定の有無を判断する方法を採用してきたが 総人口が減少する中では 都市の 集積 や 成長 を目安に新たな 市街化圧力 を評価することの意味は薄れており むしろ 減少する人口や産業が 都市内でどのように流動しているかという点に重点を置いて評価することが必要となっている また 市町村合併によって母体となる行政区域内の人口が大きく変わる中で 人口 10 万人 を目安として区域区分の決定の有無を判断する根拠も失われつつあると考えられる このため 市街地 ( 用途地域 ) 内外における人口密度分布や 人口増減及び宅地開発等の動向から 市街地内の低密度化 市街地外の開発進展の状況を把握し 低密度な市街地が拡散する可能性を検討することで 区域区分の決定の有無を判断する材料とする なお 線引き都市計画区域においては 線引きをしている効果から 低密度な市街地が拡散している状況は想定されないが 集約型都市構造を目指す観点からは 都市機能の維持及び集約化を図るべき範囲 都市基盤施設の整備及び維持管理を継続する範囲 災害に強い安全な市街地を形成すべき範囲などを住民等にあらかじめ明示する必要がある場合は 区域区分を定める ( 線引きを継続する ) こととする 2-106

111 表 低密度な市街地拡散可能性の判断指標 項目人口増減開発動向人口密度 具体の判断指標 市街地 ( 用途地域 ) 内外における人口増減率 ( 過去 5 年間の人口増減率が 区域内 < 区域外 の場合は 市街地拡散 ) 市街地 ( 用途地域 ) 内外における人口 1 人当たり開発件数又は面積 ( 人口 1 人当たり開発件数 面積が 区域内 < 区域外 の場合は 市街地拡散 ) 市街地 ( 用途地域 ) 内人口密度 ( 人口密度が下降傾向の場合は 低密度化 特に 用途地域内人口密度が 60 人 /ha を下回る場合は 低密度化 ) イ. 整備 維持を要する施設の整備状況道路 公園 下水道等の都市基盤施設整備の進捗状況及び整備 改善を必要とする市街地の有無を把握し 選択と集中による整備及び維持管理を継続していく上で市街地の範囲を明確に規定する必要性を検討することで 区域区分の決定の有無を判断する材料とする この場合 公共施設整備の目標値と実際の進捗状況とは相当の開きがあり 画一的な都市を形成していくことが都市計画の目標とするところではないが 健康で文化的な都市生活の実現のためには 基盤となる公共施設の整備は必要不可欠なものであることから 目標との乖離についても直視の上 区域区分の決定の有無を判断する材料としていく ウ. 市街化調整区域の必要性災害の発生のおそれのある土地の区域 優良な集団農地等は市街地として不適当とされており これら都市的土地利用を抑制すべき土地における市街化調整区域編入の有効性や妥当性を検討することで 区域区分の決定の有無を判断する材料とする なお これら農地や自然地に関しては 都市計画法以外の法令によって保全を図ることが適切な場合が多く また 区域区分以外にも土地利用規制は可能であることから こうした土地が存在することがそのまま区域区分を定める必要性に直結するわけではない点に十分留意する必要がある エ. 周辺及び当該都市計画区域への影響区域区分は それによって土地利用への規制 誘導を図ることから 周辺の都市計画区域の区域区分の決定の有無が 当該都市計画区域の土地利用にも大きな影響を与える 特に交通手段の発達によって 居住地と就業 業務地 商品購買地など 複数の都市にまたがった活動が日常的になっている今日 周辺の都市計画区域内の都市との都市間競争をも視野に入れる必要がある 周辺の都市計画区域の区域区分の決定の有無が 短絡的に当該都市計画区域の区域区分の有無を決定するものではないが 互いの都市計画区域の交流 連携状況を勘案の上 当該都市計画区域の区域区分の決定の有無を判断する材料のひとつとしていく また 特に区域区分を廃止する又は新たに定める場合は 当該都市計画区域において想定される問題や影響も十分に検討した上で判断する必要がある オ. 他法令や区域区分以外の都市計画制度による対応農地法 農振法 自然公園法 自然環境保全法 市町条例等の都市計画法以外の法令や 特定用途制限地域 風致地区 緑地保存地域 伝統的建造物群保存地区など 区域区分以外の都市計画制度による対応で 目標とする都市像の実現が図られるかを検討し 区域区分の決定の有無を判断する材料とする 2-107

112 全都市計画区域 現在の線引き都市計画区域 現在の非線引き都市計画区域 あり 高い 高い あり なし 区域区分を定める ( 線引きを継続 ) 市街地の範囲を明示する必要性 なし効率的な都市基盤整備の必要性低い 自然的環境等の保全の必要性 低い 周辺及び当該都市計画区域への影響なし他法令 制度による対応 あり 区域区分の廃止を検討 区域区分の決定の 有無を判断する観点 市街地内外の人口 開発の動態 整備 維持を要する施設の整備状況 市街化調整区域の必要性 区域区分の実施または廃止の影響 他法令 制度による規制 誘導 低密度な市街地拡散の恐れ なし効率的な都市基盤整備の必要性低い 自然的環境等の保全の必要性 低い周辺及び当該都市小さい計画区域への影響大きい他法令 制度による対応 あり又は必要なし区域区分を定めない ( 非線引きを継続 ) 図 区域区分の決定の有無の判断フロー あり 高い 高い なし 区域区分を定める 表都市の集積性の判断基準 表都市の成長性の判断基準 ( 参考 ) 前回策定指針における区域区分の決定の有無の判断フローと判断基準 2-108

113 3 区域区分を廃止する場合 又は区域区分を定めない場合の代替方策区域区分を廃止する場合 又は区域区分を定めない場合 区域区分に代わる方策によって 市街地周辺の農地や自然地の保全が担保され 都市計画区域マスタープラン等で掲げた都市像の実現に向けて十分な規制 誘導が可能となっている必要がある また 区域区分を定める必要性が高い場合であっても 非線引き都市計画区域の場合 市街化区域に係る都市計画基準を満たす区域が存在しないために区域区分を定めることが困難な状況も想定される こうしたケースについては 特に区域区分に代わる方策が適切に運用されることが必要である 都市計画法以外の法令として 農業振興地域の整備に関する法律 森林法 自然公園法 自然環境保全法のほか 市町による独自の土地利用条例等が適切に運用されていれば 区域区分を定めなくとも周辺環境への影響は少ないものと考えられる ただし これら他法令による規制 誘導だけでは 立地する建築物等の用途や形態まできめ細かく規制 誘導することが困難な場合は 特定用途制限地域による用途の制限 白地地域の建ぺい率 容積率の強化 開発許可基準の強化を行うほか 特に保全を図る必要がある地区に関しては 風致地区 緑地保全地域 特別緑地保全地区 景観地区 伝統的建造物群保存地区等の運用が行われる必要がある 参考 都市計画運用指針 ( 区域区分制度の適切な運用 ) ( 区域区分の廃止について ) 人口や産業活動の著しい拡大が予測されず 市街地内に相当の低密度利用地が存在する場合などでは 区域区分の必要性が薄いと考えられるが 現に区域区分を行っている都市計画区域においてこれを廃止する場合には 再度の区域区分を行うことは事実上相当の困難を伴うものであることから 市街地が再び急速な拡大を示す要因がないかを慎重に検証するとともに 開発行為が従前の市街化調整区域に拡散する可能性 また そのことがもたらす市街地形成への影響を慎重に見極めるべきである そのうえで 区域区分を必要とする状況がなくなったと判断される場合には 速やかにこれを廃止すべきである この場合 現に市街化されておらず 当分の間営農が継続することが確実と認められるなど 本来用途地域を指定し 市街地の将来像を示す必要性が乏しい土地の区域については 用途地域を併せて廃止することが望ましい また 区域区分を廃止する場合 従前市街化調整区域であった区域等のうち 他法令による土地利用規制がなされていない土地の区域について 良好な環境の形成または保持を図るため 積極的に用途地域 特定用途制限地域 地区計画等の指定を検討すべきである なお 市町村合併等を契機とした都市計画区域の統合 再編に関し 区域区分を行っている都市計画区域と行っていない都市計画区域の統合が検討される場合がある こうした場合においては 区域区分を存続すべきか廃止すべきかが課題となるが 従来区域区分を行っていなかった地域の住民等の理解を得ることに困難が伴うことや 人口や世帯数等が増加傾向にないことのみをもって 安易に区域区分の廃止を結論づけることは適切ではなく 都道府県が 当該都市の発展の動向 当該都市計画区域における人口及び産業の将来の見通し等を勘案して 区域区分を行う必要のある地域について適切に判断するべきである この場合において 従来区域区分を行っていない地域に区域区分を行う際には 従来区域区分を行っていなかった地域のうち 用途地域を指定している区域については 現に市街化されておらず 当分の間営農が継続することが確実と認められる土地の区域を除き 市街化区域に含めることが望ましいが すでに市街地を形成している区域についての都市計画基準に適合しない地域に関しては 必要に応じ地区計画の決定により対応することも考えられる 2-109

114 (3) 市街化区域の拡大 縮小の方針市街化区域の範囲については (4) で整理する市街化区域の規模を踏まえて設定するものであるが その具体の拡大 縮小に当たっては 区域区分が集約型都市構造の実現を進めていくための根幹的な土地利用コントロール手法であることを踏まえ 将来にわたって良好な都市環境を形成 維持し続ける範囲を明確にした上で検討を行う必要がある なお 平成 24 年 4 月 1 日に施行された第二次地域主権改革一括法により 政令指定都市には区域区分の決定権限が移譲されたため 政令指定都市が市街化区域の範囲に関する決定を行うこととなる 今後 増大する人口の受け皿としての宅地開発を実施し続ける必要性は低く むしろ 人口が減少する中で発生する既成市街地内の空地や低未利用地をどのように利活用するかが課題となる また 歩いて暮らせる日常生活圏の形成 都市機能の効率的な連携を図る観点からは 一定の拠点内に必要な機能を集約させることで 集積によるメリットを発揮させていくことが望まれる このため 人口減少社会に対応できる集約型都市構造の実現を目指す観点からは 新たな住居系の市街化区域の拡大を行う必要性は非常に低いと考えられる 一方 かつて想定していた宅地需要が伸び悩み 既成市街地から郊外部に人口や都市機能が流出したことによって 市街化区域の中には 農地や自然地 さらに空地や跡地が存在している これらの低未利用地は 市街化区域内の身近な緑 また避難地等として積極的に位置付けることが必要であるが そうした計画的な位置付けがなく また 今後とも計画的に宅地への転用が行われる見込みがない場合は 市街化調整区域への編入を検討することも必要である 保全すべき農地等については 一定の永続性をもって確実に保全される必要があり 生産緑地地区などの法制度により営農の継続性を十分に担保する必要がある また 災害に強い都市構造を目指して防災 減災都市づくりを進めていく過程では 災害危険性の高い市街化区域の一部を市街化調整区域に編入したり 市街化調整区域内の高台などの安全な土地を市街化区域に編入することも想定される こうしたケースは 本来であれば市街化区域と市街化調整区域を入れ替えるような形で拡大 縮小が行われることが望ましいが 危険性の高い市街化区域からの移住には長い時間を要し 移転先となる場所が必ずしも市街化区域の指定基準を満たさないことも想定される このため 市街化区域の速やかな拡大 縮小が困難な場合は 災害危険区域等の指定や市街化調整区域の地区計画の活用等 現行の区域区分の枠組みの中で段階的に土地利用の更新を進めていくことが望まれる 参考 都市計画運用指針 ( 区域区分の見直しの考え方 ) 区域区分の変更は 都市計画基礎調査の結果を踏まえて見直すことが想定されており その見直しに当たっては 単に大規模な宅地開発その他のまとまった市街地を機械的に市街化区域に編入するのでなく 市街化区域に接する土地の区域について 土地利用の動向や基盤施設の整備状況を子細に検討し 街区単位 土地単位等の小規模なものでも 市街化しているものは市街化区域に編入することが望ましい また 市街化調整区域内の 市街化区域縁辺部 鉄道駅周辺や幹線道路沿道など土地利用の変化が著しい地区については 随時その動向を把握し 市街化の傾向が強まる兆しが見られた場合には農林漁業との健全な調和を図りつつ 速やかに保留フレームを活用する等の方策を用いて 市街化区域に編入することが望ましい 一方 市街化区域内の土地であっても 現に市街化されておらず 当分の間営農が継続することが確実と認められるなど 本来市街化区域に含めないことが望ましい土地の区域については 市街化調整区域に編入することが望ましい この場合 市街化調整区域に編入する土地の区域については 都市計画法令の他 他法令による土地利用規制等の扱いが大幅に変わることに配慮すべきである 2-110

115 (4) 市街化区域の規模設定の考え方 1 保留フレームの基本的考え方市街化区域の規模の設定については 昭和 43 年の都市計画中央審議会答申において 人口密度の参考数値等が示され その後平成 8 年の都市局長通達等により運用改善が行われているが 基本的な考え方は踏襲されて 現行の都市計画運用指針にも引き継がれている ただし 運用指針では基本的な考え方や留意点が示されているにとどまっており 具体的な人口フレームや将来市街地の規模の算定方法までは示されていない このため 静岡県では おおむね 10 年後の人口及び産業の見通しに基づき 住宅用地 商業用地 工業用地 公共施設用地その他の用地の必要な面積を算出し その合計により設定する方法を採用するものとする なお 平成 23 年 6 月に国土交通省から試案として提示された 市街化区域の規模の設定方法について ( 試案 ) では 非可住地とする土地利用を従来よりもきめ細かく設定する考え方や 地域の実態を踏まえて人口密度の引き下げを行う考え方が示されており こうした考え方も参考にして将来市街地面積の算出を行うものとする 10 年後の人口及び産業の見通しに関しては 都市計画区域マスタープランに記載する おおむねの人口 ( 都市計画区域人口 市街化区域人口 ) 産業の規模( 生産規模 就業者数 ) に該当し これら将来指標をベースとして 世帯構成の変化や可住地面積の変化 さらに敷地当たりの生産額や販売額の変化等の実態を踏まえて 市街地として必要と見込まれる面積を算出するものとする なお これらの検討を踏まえ 保留フレームを確保できない場合は 新たな市街化区域拡大の必要性はないと判断するものとする ただし 都市計画運用指針にも示されているように 人口フレーム方式によらない方法によって 都市的土地利用への転換の適否を明らかにする方法が可能であれば その方法を採用することも考えられる また 今後も 将来的に予測される本格的な人口減少社会に向けて 人口フレーム方式の見直しや改善について検討していくことが必要と考えられる 将来行政区域人口 ( 市町 ) 都市計画区域人口割合 都市計画区域人口 ( 区域 ) 15 歳以上 将来出荷額 販売額 ( 市町 ) トレンド 将来出荷額 販売額 ( 区域 ) 市街化区域人口割合 市街化区域人口 ( 区域 ) 将来就業率 将来就業者数 ( 区域 ) 産業別就業構成 産業別就業者数 ( 区域 ) 図 将来の人口及び産業規模の設定フロー 2-111

116 2 住宅用地の規模の設定方法住宅用地の規模については おおむね 10 年後の市街化区域人口を設定し 非可住地を除く現行の市街化区域内で収容可能な人口を算出することで 収容できない人口に割り当てるための面積 ( 規模 ) を求める ア. 可住地の扱い居住可能な 可住地 は 市街化区域面積から 次の土地の区域 ( 非可住地等 ) を除いた区域の面積として設定する 住宅用地としての都市的土地利用が想定されない土地の区域 水面 河川水面 湖沼 ため池 用水路 壕 運河水面等 自然地 低湿地 河川敷 河原 海浜 湖岸等 道路用地 道路 交通広場等 交通施設用地 鉄道用地 空港 港湾 自動車ターミナル 立体駐車場等 公共空地 公園 緑地 広場 運動場 墓園等 官公庁施設庁舎 裁判所 警察署 消防署 郵便局等公益文教厚生施設学校 図書館 博物館 公会堂 体育館 競技場 研究所 病院 診療所 老施設人ホーム 保育所 神社 寺院 教会 公衆浴場 道の駅等用地供給処理施設処理場 浄水場 火葬場 発電所 変電所等 その他の公的施設用地 防衛施設用地等 商業用地 商業施設 業務施設 宿泊施設 娯楽 遊戯施設等 商業業務地区 商業系用 途地域等 工業用地 工場 倉庫 危険物貯蔵 処理施設 工業団地 流通業務団地 流通業務地区 工業系用途地域 臨港地区 ( 住宅立地が制限される区域のみ ) 等 将来にわたり都市的土地利用が想定されない土地の区域 生産緑地地区 特別緑地保全地区 砂防指定地 地すべり防止区域 急傾斜地崩壊危険区域 土 砂災害特別警戒区域 史跡 名勝 天然記念物 相続税納税猶予適用農地等 計画的な開発予定地等のうち目標年次までに都市的土地利用に転換されない土地の区域 計画的な開発予定地のうち 目標年次には宅地が造成されない土地 地方公共団体が条例 要綱等に基づいて保全 支援措置を講じている土地 ( 市民緑地 里山保全地域 保全農地等 ) のうち 目標年次には宅地に転用される見込みのない土地 イ. 人口密度の設定将来の人口密度については 地域の特性や状況の変化を踏まえて市街地を区分し それぞれにおいて適正な人口密度を設定することとする 住宅用地の人口密度については 都市計画運用指針において 土地の高度利用を図るべき区域にあっては 100 人 /ha 以上 その他の区域にあっては 80 人 /ha 以上とし 土地利用密度が低い地域は 60 人 /ha 以上とされている なお 世帯当たり人員の減少や平均敷地規模の増大が顕著に見られる場合 ( 全国平均と比較して1 割以上乖離している状況を想定 ) は こうした地域特性を反映した人口密度の設定も許容されるが その場合でも 40 人 /ha 以上を下回らないことを基本とする また 既に市街化している区域 ( 既成市街地 ) を市街化区域に編入する場合は 都市計画基準に基づき 40 人 /ha 以上を下回らないことを要件とする 2-112

117 3 業務用地の規模の設定方法業務用地 ( 商業用地 工業用地等 ) については おおむね 10 年後の産業規模 ( 工業出荷額 卸小売販売額 ) を設定し 将来の敷地生産性 ( 敷地面積当たりの工業出荷額等 ) 及び敷地販売効率 ( 敷地面積当たりの年間商品販売額 ) で除することで将来の業務用地の規模を算出し 現行の市街化区域内で収容できない面積 ( 規模 ) を求める ア. 既存の業務用地面積土地利用における既存の商業用地 工業用地の面積に 商業系 工業系用途地域内の未利用地面積を加えた面積とする イ. 業務用地内公共用地率既存の商業系 工業系用途地域における公共用地率を参考に 新たに収容する業務用地内の公共用地率を設定する 業務用地の全体面積 ( グロス ) は 敷地ベースで算出される業務用地面積に公共用地を加えた面積として算出する 将来の工業出荷額 卸売小売販売額等 ( 区域 ) 工業 商業の敷地面積 敷地生産性敷地販売効率 将来業務敷地 ( 区域 ) 公共用地率 将来業務用地 ( 区域 ) 既存業務用地 業務用地不足面積 ( 区域 ) 図 将来の業務用地規模の設定フロー 参考 都市計画運用指針 ( 市街化区域の規模の設定 ) a 市街化区域の規模の設定は 都市計画基礎調査を踏まえた おおむね10 年後の人口及び産業の見通しに基づき 住宅用地 商業用地 工業用地 公共施設用地その他の用地の必要な面積を算出したうえで その範囲内において行うことが望ましい この際 市街化区域内において未利用 低利用となっている土地の区域については 望ましい市街地像を示すとともに 必要な規制誘導策を講じることにより 有効な利用を図るよう努め 低未利用地を多く残したまま市街化区域がいたずらに拡大することは厳に避けるべきである b 目標年次において 次に掲げるような都市的土地利用が行われないと想定される土地の区域が市街地に含まれることとなる場合には これを市街化区域の規模から除外することが望ましい ア生産緑地地区その他の将来にわたり都市的土地利用が想定されない土地の区域イ計画的な開発予定地等のうち 宅地化に相当の期間を要し 目標年次には都市的土地利用に転換されないと想定される土地の区域 c 市街化区域の密集市街地の整備 人口の空洞化が著しい中心市街地での住宅供給等に伴い 人口の再配置を行うことが適切な場合には その結果生じる地区ごとの人口の増加又は減少を適切に収容しうるよう市街化区域の規模を設定することが望ましい d 住宅用地の規模 2-113

118 ア住宅用地として必要な市街地の規模の算定に当たっては 例えば 次に掲げる事項を検証することにより 地域の実情に即しつつ適正な将来人口密度を想定して行うことが望ましい ⅰ 既存の住宅用地の配置及び人口密度の構成 ⅱ 良好な居住環境を実現するための各住宅用地の人口密度の再構成の方針及びこれによって発生する収容可能人口の増減 ⅲ 目標市街地人口と既存の住宅用地の収容可能人口との比較 ⅳ 既存の住宅用地では目標市街地人口を収容できない場合 地形その他の地理的条件 交通 産業立地動向その他の社会経済的条件を勘案した 新規住宅用地開発可能地区の選定及び適正な将来人口密度を想定した場合の居住可能人口の算定イ住宅用地の人口密度については 土地の高度利用を図るべき区域にあっては 1ha 当たり 100 人以上 その他の区域にあっては1ha 当たり80 人以上を目標とし 土地利用密度の低い地域であっても1ha 当たり60 人以上とすることを基本とすることが望ましい ウなお 地域の実情に応じ 住宅用地の将来人口密度について 次のように取り扱うことが考えられる ⅰ 住宅用地全域の将来人口密度として 従前の将来人口密度の目標値に次のような状況の変化を反映させた値を用いること ア ) 少子高齢化 単身世帯の増加等を背景として 当該住宅用地の世帯当たり人員の減少が顕著であり これにより住宅用地全域の平均人口密度が従前より低下していること イ ) 密集市街地の解消 良好な住宅市街地の新たな形成等を背景として 当該住宅用地の平均住宅敷地規模の拡大が顕著であり これにより住宅用地全域の平均人口密度が従前より低下していること ⅱ 住宅用地全域の将来人口密度として ⅰの値に次のような地域特性を反映させた値を用いること ア ) 敷地規模の大きな戸建て住宅の割合が高く 平均敷地規模が全国的な平均敷地規模と比較して著しく異なること イ ) 敷地規模の小さな共同住宅の割合が高く 平均敷地規模が全国的な平均敷地規模と比較して著しく異なること ⅲ 例えば 独立して一体的な日常生活圏を構成している大規模な既存集落などの既存の市街化区域と同程度の市街化状況にあるが それほどの人口増加は見込まれない区域において 別枠として特別の将来人口密度を想定すること ⅳ 市街地開発事業等の施行中又は施行予定の区域で当該事業の完成目標年次が区域区分の目標年次を超えるような長期事業地において 想定人口は目標年次までに定着する人口としつつ 目標年次以降に人口定着が見込まれる区域の面積を加算すること なお ⅰからⅳまでの取扱いを行った場合であっても 住宅用地全域の将来人口密度は 都市計画法施行規則 ( 昭和 44 年建設省令第 49 号 以下 規則 という ) に定める既成市街地の人口密度の基準である1ha 当たり40 人を下回らないこととすべきである エ既に市街化している区域において 地形その他の地理的条件や都市基盤施設の配置 形状等からみて現状より多くの住宅を建築することが困難であること等の理由から イに示す人口密度の参考数値を適用しがたい場合には 現在の市街地の地区ごとの人口密度を把握のうえ 市街地の具体的な整備の方向を示したうえで これを踏まえた将来の地区ごとの人口密度目標を設定するなどの方策も考えられる ただし この場合でも規則に定める既成市街地の基準である1ha 当たり40 人を下回らないこととすべきである e 商業用地 工業用地 流通業務用地その他の業務用地の規模工業用地 ( これに関連する流通業務用地を含む ) の規模の算定に当たっては 当該都市計画区域の工業立地動向を考慮し 将来の適正な工業配置を図るため今後予想される規模の工業生産及びこれに関連する流通業務が円滑に行われるよう配慮することが望ましい また 必要に応じ 当該都市計画区域における将来の商業その他の業務活動の規模を勘案して 商業用地 流通業務用地その他の業務用地の規模を想定することが望ましい 2-114

119 5 広域調整 (1) 基本的考え方都市計画における 広域調整 は 平成 18 年の都市計画法改正によって都市計画法第 19 条第 5 項に規定されたもので 市町村が都市計画の決定又は変更する場合の都道府県知事との協議手続において 都道府県知事が関係市町村から意見の聴取等を行うことができるという手続に関する制度である 平成 18 年の法改正では 広域的な都市構造にも影響を及ぼすような大規模集客施設や公共公益施設について 用途地域による規制や開発許可制度を見直し いったん立地制限をかけた上で 立地に際して都市計画の手続を経ることで地域の判断を反映させ 広域的観点から適正な立地誘導を目指すという仕組みへと転換された そして こうした大規模集客施設等の立地は 当該都市のみでなく 周辺都市の人やモノの流れ ひいては都市構造そのものにも大きな影響を与えることから 都道府県がこれら市町村間の広域調整を担う役割が強化されることとなった なお 大規模集客施設の立地に関する広域調整手続の考え方は都道府県によって異なり これら施設の立地を許容すべき範囲をあらかじめ都道府県が規定し 広域的観点からいわば立地を規制 誘導するタイプと 市町村の都市政策を重視して 市町村からの都市計画変更案を受けて個別にその立地妥当性について評価 調整を行うタイプとに大きく分けることができる ただし 前者のタイプに関しては 都市計画の中心的役割を果たしている市町村の自主性 主体性が考慮されないという面があり 後者のタイプに関しては 住民等や関係者に対して事前に都市構造の変化が明示されないという面がある 市町村の自主性を尊重しつつ 広域調整の透明性を確保するためには 都市計画区域マスタープランにおいて 大規模集客施設等の立地に関する指針 基準を明示しつつ 具体の都市計画の決定又は変更に際しては 関係する市町村間で十分な調整を行うということが重要である 一方 県内の一部の市町には 大規模集客施設をよりきめ細かく規制 誘導するために 立地できる集客施設の床面積の上限値を 現行の用途地域よりも引き下げる特別用途地区 ( 大規模集客施設制限地区等 ) を運用している都市もある このように 集約型都市構造の実現に向け 市町が主体的に取組を展開しているケースでは こうした施策が実効性を発揮できるよう また 優れた取組が周辺都市にも水平展開されるよう 都市計画区域マスタープランの中で 広域的に取り組むべき施策の考え方や方向性を示すことなどにより 県が広域的な立場から働きかけることが必要となっている 根拠法 都市計画法第 19 条 (1 2 略 ) 3 市町村は 都市計画区域又は準都市計画区域について都市計画 ( 都市計画区域について定めるものにあっては区域外都市施設に関するものを含み 地区計画等にあっては当該都市計画に定めようとする事項のうち政令で定める地区施設の配置及び規模その他の事項に限る ) を決定しようとするときは あらかじめ 都道府県知事に協議しなければならない この場合において 町村にあっては都道府県知事の同意を得なければならない 4 都道府県知事は 一の市町村の区域を超える広域の見地からの調整を図る観点又は都道府県が定め 若しくは定めようとする都市計画との適合を図る観点から 前項の協議を行うものとする 5 都道府県知事は 第三項の協議を行うに当たり必要があると認めるときは 関係市町村に対し 資料の提出 意見の開陳 説明その他必要な協力を求めることができる 2-115

120 (2) 大規模集客施設の立地に関する広域調整静岡県では 大規模集客施設の立地に関する広域調整要綱を定めており 市町が床面積 10,000 m2以上の大規模集客施設の立地を許容する用途地域 ( 商業地域 近隣商業地域 準工業地域 ) 及び開発整備促進区の決定又は変更を行おうとする際に 関係市町に意見の開陳を求めることとしている 対象となる案件 表 広域調整の概要 市町が 大規模集客施設 ( ) の立地を目的とした以下の都市計画の決定又は変更しようとする場合 用途地域の決定又は変更 ( 商業地域 近隣商業地域 準工業地域 ) 地区計画の決定又は変更 ( 開発整備促進区 ) 大規模集客施設劇場 映画館 演芸場若しくは観覧場又は店舗 飲食店 展示場 遊技場 勝馬投票券売場その他これらに類するもの ( 劇場 映画館 演芸場又は観覧場の用途に供する部分にあっては 客席の部分に限る ) であって床面積の合計が 10,000 平方メートルを超えるもの 調整を行う範囲 関係市町 当該市町に隣接する市町 県で定めた広域都市計画区域で当該市町と同一に属する市町 立地する大規模集客施設が土地利用の外部性の観点から影響を及ぼすものと事業者及び当該市町が想定する範囲の市町広域調整の手続の流れ 当該市町 県 ( 都市計画課 ) 関係市町 都市計画の素案 報告 事前協議 事前情報提供 広域調整説明会 参加 素案への意見反映 通知 意見取りまとめ 提出 関係市町意見 都市計画の案 調整結果公表 提出 協議 2-116

121 (3) その他の広域調整大規模集客施設等に係る広域調整は 目指すべき集約型都市構造に向けて都市機能の適切な立地誘導を促す観点から行うものであり 当該都市及び周辺都市への影響を軽減するという消極的な性格が強い 一方 広域的な自然環境や景観の保全等に関しては 一つの市町だけでなく ある程度の広がりをもった観点から共通の方針や統一的なルールを設定した方が 取組の効果をより高く発揮することができる また 一つの市町における先駆的な取組は 周辺都市においても積極的に取り入れられていくべきであり 広域レベルで一体的 総合的な取組へと拡大 発展させることで その都市圏全体が魅力や利便性をより高めていくことも考えられる このため 静岡県では積極的な意味での広域調整にも重点を置くこととし 都市計画区域マスタープランの中で 広域的に取り組むべき施策の考え方や方向性を示すことで 県が担うべき広域調整機能の充実を図っていくものとする また 広域調整を行うための制度的根拠や判断基準及び調整手続等を定める必要がある場合 県による条例や要綱の制定についても検討を行うものとする なお 広域的に一体となって取組を進めるべき都市圏の広がりは 本来一つの都市計画区域となっていることが望ましい しかし 取組の内容によっては一体としての都市圏の広がりを越えるものもあり また様々な要因から都市計画区域の再編が即座に行われない可能性もある このため 複数の都市計画区域を対象とした都市計画区域マスタープランの検討 見直しを進める 又は 広域的な取組に関する事項に関しては複数の都市計画区域間での調整を経る といった措置を設けるものとする 広域調整の対象とすべき取組例 対象広域景観づくり自然環境保全都市防災土地利用規制 具体的内容 富士山の眺望 景観の保全 広域的な海岸景観の保全 幹線道路等の沿道景観の改善 河川の流域保全 水質改善等 広域緑地の保全 創出 その他 市町間に跨る自然環境の保全( 富士山等 ) 広域的な防災施設の整備 広域防災計画 沿岸部 ~ 内陸部の移転に関する検討 市街化調整区域( 白地地域 ) における規制強化 大規模集客施設以外の特定施設の立地規制強化 参考 都市計画運用指針 ( 市町村の主体性と広域的な調整 ) 都市計画の決定に当たっては 市町村が中心的な主体となるべきであり 市町村の区域を超える特に広域的 根幹的な都市計画についてのみ 都道府県が決定することとしている 従って 都道府県が都市計画を決定するときは 市町村との十分な連携 調整を図るべきであり 特に市町村からの案の申出がある場合には 当該案の熟度や地域の実情等を十分に踏まえ適切に都市計画を決定することが望ましい なお 市町村が決定主体である都市計画についても 当該都市計画が当該市町村の区域を超えて広域的に影響を及ぼす場合や 関係市町村間で必ずしも利害が一致しないと認められる場合等必要な場合には 都道府県は 当該都市計画についての協議又は同意に当たり 広域の見地からの調整を図る観点から 適切な判断が行えるよう他の関係市町村の意見を聴くなど 必要な情報の収集に努めることが必要である 2-117

122 6 都市計画の見直し (1) 基本的考え方都市計画には一定の継続性 安定性も要請されることから その変更に当たっては 一時的な社会経済情勢等の変化に左右されず 慎重に行われる必要がある しかし その一方で 社会経済情勢等の変化により 都市計画決定当時の計画決定の必要性を判断した状況が大きく変化した場合は 現状のまま放置されることがあってはならず 変更の理由を明確にした上で適切に見直しを行うことが望まれる 特に 都市計画提案制度等に基づく都市計画の決定又は変更は 多様な主体が参画した地域密着型のまちづくりを積極的に支援していく観点からも 迅速かつ適切に行われる必要がある また 人口減少時代を迎え 災害に強いまちづくりや歩いて暮らせるまちづくりなど 新たな時代の要請に応えるための集約型都市構造の実現を目指す過程では かつて決定された都市計画の全てを一度棚卸しし 新たな都市モデルが求める都市計画へと再構築を進める作業が必要となる こうした作業を通じて 時代の変化の中でその必要性や妥当性を失った都市計画に関しては 適切に変更 廃止などの見直しを進めていくものとする (2) 都市計画におけるマネジメント サイクルの確立これからの都市計画は 個々の計画の決定又は変更を積み重ねるだけではなく 将来像実現に向けた数値目標等を掲げた上で 客観的データを用いた分析 評価を行い 計画内容の適切さを定期的に見直し続けることが重視されている このため 静岡県では これまでも定期的に実施してきた都市計画基礎調査 そして定期的に見直してきた都市計画区域マスタープランを根幹として 土地利用等の実態から浮かび上がってくる課題や 目指すべき都市像を実現する観点から浮かび上がる課題を客観的かつ定量的に整理し それら課題を解決するための都市計画の決定又は変更を行うというマネジメント サイクルの確立を図る なお 静岡県では 都市計画区域マスタープランを策定するに際し 事前の計画として 都市基本計画 の策定を行っており この都市基本計画を課題解決のための改善案検討の段階として位置付ける 2-118

123 専門家 学識経験者アドバイザー住民 事業者NPO等 第 2 編静岡県都市計画制度の運用 活用方針 他分野における各種計画 PLAN DO 等県 市町の都市づくりの基本的考え方 都市計画区域マスタープラン 都市基本計画 都市計画のマネジメント サイクル 個別具体の都市計画見直し 都市計画基礎調査 他分野における各種施策 取組 ACT CHECK 他分野も含めた達成状況 ( 都市の現況 ) 静岡県全体のマネジメン トサイクル 図 静岡県におけるマネジメント サイクルのイメージ 根拠法 都市計画法第 21 条 都道府県又は市町村は, 都市計画区域又は準都市計画区域が変更されたとき, 第 6 条第 1 項若しくは第 2 項の規定による都市計画に関する基礎調査又は第 13 条第 1 項第 19 号に規定する政府が行う調査の結果都市計画を変更する必要が明らかとなつたとき, 遊休土地転換利用促進地区に関する都市計画についてその目的が達成されたと認めるとき, その他都市計画を変更する必要が生じたときは, 遅滞なく, 当該都市計画を変更しなければならない 2-119

124 参考 都市計画運用指針 ( 適時適切な都市計画の見直し ) 都市計画は 法第 21 条に変更に関する規定があるとおり 社会経済状況の変化に対応して変更が行われることが予定されている制度であり 法第 6 条第 1 項に規定する都市計画に関する基礎調査 ( 以下 都市計画基礎調査 という ) の結果や社会経済状況の変化を踏まえて 変更の必要性が吟味されるべきものである しかし 一方で 都市計画施設の整備 市街地開発事業の実施 土地利用の規制 誘導を行って 目指すべき都市像を実現するためには 相当程度長期間を要することから 都市計画には一定の継続性 安定性も要請される したがって 都市計画の変更を検討するに当たっては その都市計画の性格を十分に踏まえる必要があり 例えば 根幹的都市施設等継続性 安定性の要請が強いと考えられるものについては その変更はより慎重に行われるべきである これらの要請のバランスに留意しつつ 根幹的都市施設等継続性 安定性の要請が強いと考えられる都市計画についても 例えば 長期にわたり事業に着手されていない都市施設又は市街地開発事業に関する都市計画については 見直しのガイドラインを定めるとともに これに基づき 都市の将来像を踏まえ 都市全体あるいは影響する都市圏全体としての施設の配置や規模等の検討を行うことにより その必要性の検証を行うことが望ましく 都市計画決定当時の計画決定の必要性を判断した状況が大きく変化した場合等においては 変更の理由を明確にした上で見直しを行うことが望ましい なお 法第 21 条の2に基づく都市計画提案制度及び法第 16 条第 3 項の条例に基づく地区計画の申出制度に基づいて行われる民間主体等からの提案又は申出については 行政側においてもこれを都市計画の見直しの必要性を判断する機会と捉えて積極的に都市計画を見直す体制を整備することが望ましい 参考 都市計画運用指針 ( マネジメント サイクルを重視した都市計画 ) 個別の都市計画についての適時適切な都市計画の見直しにとどまらず 更に発展的に マネジメント サイクルを重視し 客観的なデータやその分析 評価に基づく状況の変化や今後の見通しに照らして 都市計画総体としての適切さを不断に追求してくことが望ましい その際 都市計画基礎調査の結果や 低炭素都市づくりガイドライン 等による分析結果の活用を図ることが望ましい また これら都市計画総体としての取組を実施する場合には その一環として 長期にわたり事業に着手されていない都市施設又は市街地開発事業に関する都市計画等について 定期的に見直し候補を抽出するための検討を行うとともに 当該検討の結果を公表することが望ましい このような取組により 都市計画に対する信頼性を高め 都市計画事業等都市計画の実現手段の円滑性 実効性を増すこととなることが期待される 2-120

125 (3) 都市計画基礎調査の活用 5 年に一度実施している都市計画基礎調査については 紙ベースでの調査結果だけでは 都市の概略の傾向や状況を把握することが困難である 近年 都市計画基礎調査の結果はほぼデジタル化されており 特に 地図情報に係る調査結果に関する GIS 化が進められていることから 既往の統計データや GIS データと一体的に活用することで 人口 世帯 土地利用 建物用途などの分布や構成についても 定量的な分析 視覚的な表現が十分可能になっている このため 都市基本計画の策定に当たっては 表 のような都市計画基礎調査を活用した分析項目の実態把握及び課題抽出を実施し その結果を踏まえて具体の改善案の検討を行う 市町においても 都市計画基礎調査を活用した分析を定期的に実施し その結果を踏まえて具体の都市計画見直しを検討することが望まれる なお 調査項目に関しては 都市計画基礎調査実施要領の見直しについて ( 平成 25 年 6 月 28 日付け国都調第 14 号通知 ) をもとに調整を行う 表 都市計画基礎調査を活用した分析項目 ( 案 ) 分野 分析項目 状況 分析項目 人口 拠点内人口密度 住宅に関する状 持ち家比率 公共交通人口カバー率 況 戸建て 共同住宅の割合 拠点内人口割合 世帯 ( 人口 ) あたりの床面積 総人口 人口構成の推移 建築物の状況 建物用途別比率 流出 流入状況 地区建ぺい率 容積率 通勤 通学率 空家率 昼夜間人口比率 拠点地域への都市機能集積率 人口増減 拠点地域への大店立地比率 平均世帯規模 都市施設の状況 要更新の都市施設の割合 就業者数 産業分類別就業者数の状況 都市計画事業の執行状況 市街地の状況 DID 地区面積 都市施設等の維持管理費用 DID 地区人口密度 都市施設の整備状況 市街化度 (DID/ 総面積 ) 国公有地の状況 国公有地の状況 都市化度 (DID 人口 / 総人口 ) 都市の環境 水質 大気環境 土地利用の状況 地形 水系 地質条件 CO2 排出量 低未利用地率 緑被率 都市公園等面積 都市的土地利用比率 公園等利用者数 条例 協定 地区計画の策定状況 動物 植物の生息状況 農林漁業施策の実施状況 身近な緑のネットワーク率 道路率 宅地開発 農 宅地開発面積 道路線密度 地 林地等の都 農地転用面積 公共空地率 市的土地利用へ 林地開発面積 農地の状況 の転換状況 市街化調整区域内開発面積 市民農園の状況 新築件数 ( 面積 ) 交通の状況 鉄道の利用者数 運行状況 都市の安全性 延焼危険度 バスの運行状況 避難危険度 自動車混雑度 平均旅行速度 住宅密度 歩行者交通量 災害の被害面積 バス路線の営業状況 公害被害面積 公共交通サービスの状況 避難所収容人数 市町村間トリップの状況 災害リスクエリア内人口割合 地価の状況 地価の状況 その他 観光の状況 経済 産業の状 製造業の状況 景観 歴史資源等の状況 況 商業の状況 住民意向 サービス業の状況 バリアフリー対策の状況 拠点内従業者数 事業所数 医療 福祉の状況 都市の経済状況 都市財政の状況 職業分類別就業者数 職業分類別就業者数の状況 一般廃棄物量 上記項目をベースに今後具体の分析内容を精査する予定 太文字網掛けの項目については 今後特に分析を 実施すべきと考えられる項目 2-121

126 3 章 ( 参考 ) 都市計画等の活用指針 1 市街化区域 ( 用途地域 ) 内における土地利用 (1) 基本的考え方静岡県が目指す集約型都市構造では 様々な都市機能が集積する集約拠点を機能階層別に配置し その拠点を中心に歩いて暮らせる日常生活圏を形成する都市モデルをイメージしている この都市モデルを実現させるためには 目指すべき市街地の姿に向けて 民間の活動や投資を誘導することが必要となるが 成長力が低い中で土地利用を単純に規制するだけでは効果は低く 基盤整備や各種事業を具体的に展開するとともに 民間の活動や投資を誘導するインセンティブの仕組みを取り入れていくことが重要となる 特に集約拠点の場合 単純に規制を強化しただけでは 規制が緩やかで自由度の高い他都市や郊外部へと民間活動を流出させることとなり 単純に規制を緩和しただけでは 無計画な開発をも許容してしまうこととなる このため 集約拠点の場合は 特定の用途以外に対して厳しく制限を加えるのではなく むしろ 特定の用途が立地しやすくなる環境 ( 税負担 融資 助成 手続等 ) を整備することを重視する必要がある 一方 工場や物流施設を中心とする産業拠点や 住宅地を中心とする日常生活圏においては 生活又は事業活動に必要な施設以外を複合的に組み入れる必要性は低く 安定した土地利用が維持され続けることの方が重要となる こうした市街地の場合は 望ましくない用途の建築物によって環境が阻害されるような事態をあらかじめ防止することが必要であり 既に立地している望ましくない用途の建築物に関しても 長期的に排除されるよう制限を加えることが必要となる こうしたきめ細かい土地利用の規制 誘導を行う場合 現行の用途地域による制限だけでは十分な効果を期待することはできず 高い容積率を指定された商業地域においてマンションの建設が進んでいる例や 工業系の用途地域内の跡地において商業店舗が立地する例など 用途地域の分類と実際の土地利用とが乖離している状況も見られる このため 拠点市街地における土地利用に関しては 目指すべき市街地の姿を踏まえて 用途地域以外の地域地区や地区計画などを適切に組み合わせてきめ細かく土地利用制限を行うか いったん厳しい土地利用制限を実施した上で 望ましい建築物等の立地に際しては 特例措置や地区計画等で個別に緩和するといった方策を取り入れる必要がある 特に 現行の用途地域等よりも規制内容を緩和させる必要がある場合は 規制内容変更に対する住民の合意形成を図る観点や 規制緩和による無秩序な開発容認を防止する観点から 地区計画の決定が一体的に行われることを基本ルール化することが望まれる (2) 拠点市街地における土地利用都市拠点 地域拠点といった集約拠点においては 様々な機能 用途を複合的に組み入れ 比較的密度の高い市街地の形成を目指す必要がある また 比較的高い密度を保ちながら 安全で安心して暮らすことができる利便性と快適性の高い空間を形成する必要がある このため 中心市街地においては 次のような方策を取り入れることが望まれる 2-122

127 1 機能集積の効果を発揮するための用途複合化中心市街地においては 商業 業務だけでなく 居住 文化 行政 医療 福祉 教育 観光 娯楽など多様な機能を集積させる必要性があり 一定の範囲を対象として土地利用の高度化 高密度化を目指すことが望まれる このため 中心市街地では 多様な用途が許容され 高い建ぺい率 容積率を指定できる商業系用途地域が適切に指定 運用されるべきである ただし 実質的に中高層マンションが中心の土地利用となる見込みが高い場合は 風俗営業施設等の立地による環境の悪化や 日照 通風の阻害による居住環境の悪化などのおそれもあるため 高い容積率を有する住居系用途への見直しを検討することが望ましい また 商業系用途地域のままで住居中心の土地利用を維持する場合でも 特別用途地区による用途規制強化や 高度地区による高さ制限を導入することが望まれる 計画的な用途複合化を進めるには 導入すべき用途を明確にした上で 商業系用途地域を補完する特別用途地区や地区計画等の制度を併用することが望ましい また 中心市街地において居住機能を確保しようとする場合 逆に マンション建設の際に商業 業務機能の充実を図ろうとする場合は 住居又は商業 業務施設の併設を定めた特別用途地区や地区計画 ( 一般型のほかに街並み誘導型地区計画や用途別容積型地区計画など ) を活用することが考えられる また 平成 24 年 12 月の 都市の炭素化の促進に関する法律 ( 略称 : エコまち法 ) 施行に伴い 低炭素まちづくり計画作成 都市機能の集約化 公共交通機関の利用の促進等に関する支援制度が創設されたことから これら制度を活用することも考えられる 2 低未利用地の有効活用中心市街地内及びその周辺において大規模遊休地などの低未利用地が存在する場合は 拠点内に集積を図るべき都市機能 ( 商業 業務 医療 福祉 行政 居住など ) の受け皿として有効に活用することが望まれる こうした低未利用地では 良好な開発事業の誘導 支援を図るため 優先的な基盤整備を実施するほか 民間の活動や投資を促すための規制緩和 又は低未利用地や空家に対する課税等の見直しを検討することが考えられる また 計画的な高度利用を担保するために 高度利用地区や建物の高さの最低限度を定める高度地区の運用を行うことが望まれる なお 具体の開発計画の見通しがない段階で規制緩和だけを実施した場合 地価の上昇や無秩序な小規模開発を引き起こすおそれがあるため 不適切な土地利用転換が進まないように あらかじめ地区計画 ( 一般型のほかに再開発等促進区など ) 等で規制を強化しておくといった方策も検討する必要がある 3 安全で快適な市街地形成高い建ぺい率 容積率を持つ商業系用途地域では 建物が密集した市街地が形成される可能性を含んでおり 特に 城下町や宿場町を起源として古くから成立した中心市街地の中には 災害危険性の高い木造密集市街地が形成されているケースも多く見られる このため 商業系用途地域をはじめ 高い密度を持つ市街地においては 緊急輸送路や延焼遮断帯として位置付けられる幹線道路沿道を含めて 防火地域又は準防火地域を原則として指定する 2-123

128 (3) 産業系市街地における土地利用大規模な工業 物流団地をはじめとする産業拠点については 今後とも工業系の土地利用が安定的に維持されるよう 原則として工業専用地域が指定されることが望ましいが 立地施設の関係から準工業地域 工業地域を指定する場合は 特別用途地区の指定により 工業系土地利用以外の用途への転換を防止することが望ましい 特に 工場の移転などにより大規模な跡地が発生した場合 望ましくない用途の建築物が立地しないよう 事前に土地利用の制限内容を見直すことが望まれる 準工業地域や工業地域のように 工業を主体としながら用途の混在が許容される用途地域では 建築物の建て替えに伴い 用途混在による居住環境の悪化が進むケースもあるが 逆に 工場や事業所の移転によって用途の純化が進んでいるケースもある このため こうした用途混在型の用途地域においては 基礎調査等により建物用途混在の実態を把握し 土地利用の実態及び目指すべき土地利用の方向性を踏まえながら 適切な用途地域へと見直しを進めることが必要である なお 用途地域の見直しに当たっては 現在の指定範囲のまとまり全てを一度に対象にする必要はなく いくつかの小さいまとまりに区分して段階的に見直しを進めることも考えるべきである また 用途地域の見直しまでは至らなくとも 目指すべき土地利用の方向性が明らかになった時点では 望ましくない用途を制限する特別用途地区や地区計画等を指定し 段階的に用途純化が進むような仕組みを取り入れることが望ましい 図 土地利用の実態に合わせて用途地域を見直すイメージ 2-124

129 (4) 拠点市街地周辺における土地利用 1 良好な居住環境の保全拠点市街地周辺では 良好な居住環境の形成 保全を重視し 目指すべき市街地の形態に応じて 住居系用途地域が適切に指定 運用されることが望ましい ただし 計画的に開発された住宅団地を除くと 低層住居専用地域以外の住居系用途地域が指定されているのが一般的であり 実態の土地利用よりも緩い用途規制 形態規制となっているケースが多く見られる このため 低層住居専用地域以外の住居系用途地域では 望ましくない用途の立地を制限する特別用途地区 地区計画等を定めるほか 高度地区 景観地区 地区計画等の運用により 高さをはじめとする建物の形態に関する制限をきめ細かく設定することが望まれる 2 日常生活に必要な都市機能の配置低層住居専用地域は 良好な居住環境を重視して 住居以外の用途に対して厳しい制限がかけられているが 住宅団地内にスーパー等の店舗が立地できないために 居住者 特に高齢者の買い物行動に支障が生じているケースが見られる また 低い建ぺい率 容積率が指定されているため 居住者の高齢化や家族構成の変化にあわせて多世代型住居への建て替えが困難な場合もある こうした住宅地では 生活利便施設が立地可能な用途地域への見直し 建ぺい率 容積率の見直しを検討することが考えられるが 現在の良好な居住環境を保全することも必要であることから 地域のまちづくりに関する住民の合意形成を何よりも重視する必要がある このため こうした問題を抱える住宅地では 用途地域を緩和した上で地区計画による制限をかける 又は 用途地域による制限を緩和する地区計画の運用を行う といったように 用途地域よりも地区計画を主体とした土地利用規制へと移行させていくことが考えられる 3 低未利用地の有効活用市街化区域内に残る農地のうち 今後も良好に耕作される見通しが高い農地については 保水機能や防災機能の向上に寄与する恒久的な緑地として位置付けるため 生産緑地地区の指定を進めるものとする さらに 積極的な指定を進めるためにも 生産緑地地区の指定要件の緩和等が望まれる また 拠点市街地内における低未利用地と異なり 拠点市街地周辺で今後発生する空地や空家に関しては 都市機能を集積させるための高度利用を図る必要性は低く むしろ これら低未利用地は治安上や景観上の問題等を軽減させる効果をもたらす場合もあることから その有効活用に取り組む必要がある ただし 人口増大を背景とした住宅需要そのものが沈静化しつつある中 これら低未利用地の全てが分譲 又は売却される見通しは低いため 多世代住宅への建て替えや菜園付き住宅としての利用 さらに 沿岸部等からの移転の受け皿として活用される宅地以外は 周辺住民に利用される公園や緑地等として活用することが望まれる こうした宅地の円滑な流動 又は暫定的な公共利用を可能にするためには 用途地域等による土地利用規制手法では限界があり 地域の住民等が土地所有者に変わって利用 管理できるための協定締結やエリアマネジメントなど 地域住民等によるまちづくりのルールを導入していくことが必要となる なお このような低未利用地の活用を行った場合 地域の人口密度は従前よりも大きく低下することが想定される しかし 敷地規模の増大や保全措置が講じられた緑地の増大による密度の 2-125

130 低下は ゆとりとうるおいのある住宅地の形成につながるものであり 低未利用地が無秩序に散在する低密度な市街地とは区別して扱うべきである 放置しておくと 低未利用地の活用イメージ 図 拠点市街地周辺における低未利用地活用イメージ 2-126

131 参考 都市計画運用指針 ( 特別用途地区 ) 特別用途地区は 用途地域の指定の目的を基本とし これを補完するため 特別の目的から特定の用途の利便の増進又は環境の保護等を図るため 建築基準法に基づき地区の特性や課題に応じて地方公共団体が定める条例で建築物の用途に係る規制の強化又は緩和を行うために定めるものである このため 例えば 中高層階住居専用地区 商業専用地区 特別工業地区 文教地区 小売店舗地区 事務所地区 厚生地区 娯楽 レクリエーション地区 観光地区 特別業務地区 研究開発地区 中小小売店舗特別用途地区 宿場町環境保全特別用途地区などを定めることが考えられる 参考 都市計画運用指針 ( 特例容積率適用地区 ) 特例容積率適用地区は 用途地域 ( 第一種中高層住居専用地域 第二種中高層住居専用地域 第一種住居地域 第二種住居地域 準住居地域 近隣商業地域 商業地域 準工業地域又は工業地域に限る ) 内において 適正な配置及び規模の公共施設を備え かつ 用途地域で指定された容積率の限度からみて未利用となっている建築物の容積の活用を促進することにより 土地の有効利用を図ることを目的とする地域地区である この区域内においては 建築基準法第 57 条の2の規定により 土地所有者等の申請に基づき 特定行政庁が複数の敷地について これらの敷地に係る容積の限度の和が 基準容積率による容積の限度の和を超えない範囲内において それぞれの敷地に適用される特別の容積率の限度を指定することにより 敷地間の容積の移転が可能となる 参考 都市計画運用指針 ( 高度地区 ) 高度地区は 都市の合理的土地利用計画に基づき 将来の適正な人口密度 交通量その他都市機能に適応した土地の高度利用及び居住環境の整備を図ることを目的として定める地域地区である このうち 建築物の高さの最低限度を定める高度地区 ( 以下 最低限高度地区 という ) については 市街地中央部の商業用地や駅前広場周辺等の 特に土地の高度利用を図る必要がある地区について指定するのが望ましい また 建築物の高さの最高限度を定める高度地区 ( 以下 最高限高度地区 という ) については a 建築密度が過大になるおそれのある市街地で 商業地域内の交通その他の都市機能が低下するおそれのある区域 b 建築密度が過大になるおそれのある市街地で 住居地域内の適正な人口密度及び良好な居住環境を保全する必要のある区域 c 歴史的建造物の周囲 都市のシンボルとなる道路沿い等で景観 眺望に配慮し 建築物の高さを揃える必要がある区域等の地区について指定するのが望ましい なお 区域の性格により必要がある場合には 建築物の高さの最高限度及び最低限度を同時に定める高度地区を指定することが望ましい 参考 都市計画運用指針 ( 都市再生特別地区 ) 都市再生特別地区は 都市の再生の拠点として 都市開発事業等を通じて緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき地域である都市再生緊急整備地域において 国が定める当該都市再生緊急整備地域の整備に関する方針 ( 以下 地域整備方針 という ) の方向に沿った都市開発事業等を迅速に実現するため 用途地域等による用途規制や容積率制限 斜線制限 日影規制等を適用除外とした上で 特定行政庁の許可等によらず建築確認のみで都市再生特別地区の内容を実現できる事前明示性の高い仕組みにより 都市の再生に貢献し 土地の合理的かつ健全な高度利用を図る特別の用途 容積 高さ 配列等の建築物の建築を誘導することを目指した地域地区である 2-127

132 参考 都市計画運用指針 ( 高度利用地区 ) 高度利用地区は 建築物の敷地等の統合を促進し 小規模建築物の建築を抑制するとともに建築物の敷地内に有効な空地を確保することにより 用途地域内の土地の高度利用と都市機能の更新とを図ることを目指した地域地区である このため 例えば次に掲げる区域において高度利用地区を指定することが考えられる a 枢要な商業用地 業務用地又は住宅用地として土地の高度利用を図るべき区域であって 現存する建築物の相当部分の容積率が都市計画で指定されている容積率より著しく低い区域 b 土地利用が細分化されていること 公共施設の整備が不十分なこと等により土地の利用状況が著しく不健全な地区であって 都市環境の改善上又は災害の防止上土地の高度利用を図るべき区域 c 都市基盤施設が高い水準で整備されており かつ 高次の都市機能が集積しているものの 建築物の老朽化又は陳腐化が進行しつつある区域であって 建築物の建替えを通じて都市機能の更新を誘導する区域 d 大部分が第一種中高層住居専用地域及び第二種中高層住居専用地域内に存し かつ 大部分が建築物その他の工作物の敷地として利用されていない区域で その全部又は一部を中高層の住宅用地として整備する区域 e 高齢社会の進展等に対応して 高齢者をはじめとする不特定多数の者が円滑に利用できるような病院 老人福祉センター等の建築物を整備すべき区域であって 建築物の建替え等を通じた土地の高度利用により都市機能の更新 充実を誘導する区域 参考 都市計画運用指針 ( 遊休土地転換利用促進地区 ) 遊休土地転換利用促進地区は 都市内の土地を住宅 商業 工業等の様々な用途に有効活用することにより都市機能の増進に重要な機会が提供されるが 相当規模の土地が 相当期間にわたり低 未利用の状態のまま存在し続けることは 周辺地域の計画的な土地利用の増進を図るうえで著しく支障となるものであることに鑑み 市街化区域内の低 未利用の状態にある土地について 効果的に土地利用転換を図り 有効かつ適切な利用に供されることを促進し 周辺地域と一体となった良好な市街地形成と都市機能の増進を図ることを目的として定めるものである 参考 都市計画運用指針 ( 再開発等促進区 ) 再開発等促進区を定める地区計画は まとまった低 未利用地等相当程度の土地の区域における土地利用の転換を円滑に推進するため 都市基盤整備と建築物等との一体的な整備に関する計画に基づき 事業の熟度に応じて市街地のきめ細かな整備を段階的に進めることにより 都市の良好な資産の形成に資するプロジェクトや良好な中高層の住宅市街地の開発整備を誘導することにより 都市環境の整備 改善及び良好な地域社会の形成に寄与しつつ 土地の高度利用と都市機能の増進を図ることを目的としている このため 例えば 次に掲げる場合において再開発等促進区を指定することが考えられる 1 ) 工場 倉庫 鉄道操車場又は港湾施設の跡地等の相当規模の低 未利用地について 必要な公共施設の整備を行いつつ一体的に再開発することにより土地の高度利用を図る場合 2 ) 埋め立て地等において必要な公共施設の整備を行いつつ一体的に建築物を整備し 土地の高度利用を図る場合 3 ) 住居専用地域内の農地 低 未利用地等における住宅市街地への一体的な土地利用転換を図る場合 4 ) 老朽化した住宅団地の建替えを行う場合 5 ) 木造住宅が密集している市街地の再開発等の場合 2-128

133 参考 都市計画運用指針 ( 用途別容積型地区計画 ) 法第 12 条の9の規定 ( 以下 単に 用途別容積型地区計画 という ) は 地区の特性に応じた合理的な土地利用の促進を図るため 住居と住居以外の用途とを適正に配分することが特に必要である場合に 住宅 非住宅の別による容積率を合理化し 住宅を含む建築物に係る容積率の最高限度を緩和することにより 住宅立地を誘導し 適正な用途配分を実現することを目的としている 本制度の適用の例としては 以下のような場合が考えられる 1 ) 都心部又はその周辺部において 住宅と商業 業務等の用途が併存している市街地であって 住宅や人口が著しく減少している 又は著しく減少することが確実であると見込まれる区域において 地域のコミュニティの安定化 市街地環境の確保 道路等公共施設への負荷の平準化 公共公益施設の有効活用等の観点からみて 当該区域における土地利用を商業 業務等の用途に特化させず 住宅の立地誘導を図る必要がある場合 2 ) 住宅 商業及び工業の用途が併存する地域で 建築物等の建替え等に合わせて 用途の適正配分及び都市機能の維持増進の観点から住宅の立地誘導を図る必要がある場合 3 ) 相当規模の宅地開発事業 土地区画整理事業等によって基盤整備が行われる 又は行われた土地の区域について 住宅の確保と併せて土地の高度利用を図る必要がある場合 4 ) 専ら不良な木造共同住宅等が密集している住宅市街地で 居住環境の向上とともに 良質な住宅の供給を促進するため 土地の高度利用を図る必要がある場合 参考 都市計画運用指針 ( 街並み誘導型地区計画 ) 法第 12 条の10の規定 ( 以下 単に 街並み誘導型地区計画 という ) は 地区の特性に応じた建築物の高さ 配列及び形態並びに工作物の設置の制限等必要な規制を定め 建築物の形態に関する制限の緩和を行うことにより 個別の建築活動を通じて統一的な街並みを誘導しつつ 地区内に適切な幅員の道路を確保することにより 土地の合理的かつ健全な有効利用の推進及び良好な環境の形成を図ることを目的としている 本制度の適用の例としては 以下のような場合が考えられる 1 ) 都心部又はその周辺部において 建築の更新が停滞している地域等で 地域コミュニティの安定化 市街地環境の確保 公共公益施設の有効利用等の観点からみて 必要な建築物の用途制限を定め 土地の合理的かつ健全な有効利用を進め住宅の確保及び供給促進を図る必要がある場合 2 ) 木造共同住宅等が密集している住宅市街地で 居住環境の向上を図るとともに 良質な住宅の供給を促進するため 土地の合理的かつ健全な有効利用を図る必要がある場合 3 ) 商店街で建築物の建替えが相当程度行われる地域において 土地の有効利用を促進するとともに 機能的で魅力ある商店街を形成するよう誘導する必要がある場合 4 ) 住工混在の既成市街地において 地場産業等の工業の利便の維持 増進と居住環境の向上を併せて図る必要がある場合 5 ) 相当の土地利用転換が行われる地域において 街区単位で背割線に沿って中庭的な空間を確保しつつ 良好な一団の住宅市街地整備を行う必要がある場合 2-129

134 2 市街化調整区域 ( 用途白地地域 ) 等における土地利用 (1) 基本的考え方市街化調整区域又は用途白地地域といったいわゆる郊外部においては 今後新たな都市的土地利用の拡大を抑制し 現在の豊かな自然環境や田園環境の保全を基本とした土地利用を展開するものとする 郊外部の土地は 人口減少に伴う宅地需要の低下によって かつての開発用地としての役割はなくなっているが 豊かで多様な生活スタイルを享受できる空間として捉え直すとともに 田園風景が都市に与える効果や魅力を改めて再認識することが必要である なお 人口減少によって市街化圧力は小さくなったものの 安価でまとまった土地が確保しやすい郊外部で開発が行われる可能性は依然としてあり 拠点市街地における都市機能の集積を促進するためにも 郊外部等における土地利用のあり方は 引き続き都市計画の観点からも検討する必要がある このため 郊外部における土地利用については 農林漁業による整備 保全に全てを委ねるのではなく 都市計画の観点からも 土地利用を保全 活用するための方策を展開していくものとする 特に 農業共生地域については 今後も農地と宅地の混在化が進行しやすい地域であることから 保全すべき農地と集落拠点等の一定の都市的土地利用を許容する地区との区分を明確にした上で 集落の生活やコミュニティを維持するために必要な施設や建物の用途まできめ細かく検討することが望まれる (2) 市街化調整区域における土地利用の考え方市街化調整区域には 既に市街地や集落地が形成された地域から 農地や自然地の保全のために都市的土地利用を排除すべき地域まで 多様な土地利用が含まれており 市街化を抑制すべき区域 であることは基本としつつも 目指すべき土地利用の方向性まで一律に扱うことはできない また 静岡県における集約型都市構造では 市街化区域への移住による市街化調整区域の衰退は想定しておらず 市街化調整区域内でも田園環境や自然環境を活かした魅力的な空間を形成 維持することを目指している 市街化調整区域は その地域の良さを保全するところであり 農用地区域 保安林等の他法令による土地利用規制に加え 景観地区 緑地保全地域 風致地区等を指定することにより 良好な田園環境や自然環境の保全を優先する ただし 地域コミュニティ維持等の観点から 周辺の市街化を促進しない範囲の必要な開発や地域の特性を活かした機能に限定した開発については 開発許可制度の適正な運用により対応する なお 計画的な整備を必要とする場合は 市街化区域編入を検討するものとする 2-130

135 (3) 法第 34 条関連制度の考え方 1 地区計画 ( 法第 34 条第 10 号 ) 昭和 55 年の都市計画法改正により創設された地区計画は その後 平成 4 年の法改正で市街化調整区域が 平成 12 年の法改正で非線引き都市計画区域の白地地域が 適用対象区域に含められることとなった さらに 平成 18 年の法改正により 市街化調整区域における大規模開発の許可制度が見直され 市町が定める地区計画に適合する場合に限って開発が許可される仕組みへと変更された 静岡県では 市街化調整区域等地区計画の知事協議に当たっての静岡県の指針 を定めており 市町が 市町マスタープランの中で基本方針及び適用地区を明らかにし 都市計画審議会に諮った上で適正に運用することを求めている 市街化調整区域における集落地や住宅地 産業地のうち 市街化区域に編入することは困難であるが 将来にわたってその居住環境や操業環境を保全するために 建築物の用途や形態 地区施設等について計画的に規制 誘導する必要性がある場合は 市街化調整区域等地区計画を適切に運用することが望まれる なお 大規模開発を対象とする地区計画に関しては 集約型都市構造の実現に向けて現行の市街化区域や用途地域における都市機能の集約化を推し進めていく観点からは 地区計画の運用対象に含めないことが望まれる 2 開発許可条例区域 ( 法第 34 条第 号 ) 都市計画法第 34 条第 11 号及び第 12 号は 平成 12 年の都市計画法改正で創設された許可基準のメニューである 同条第 11 号は 市街化区域に隣近接し かつ 市街化区域と一体的な日常生活圏を構成していて おおむね 50 以上の建築物が連たんしている地域において 環境保全上支障があると認められる用途として条例で定めるものに該当しないものについて 開発許可できる旨を規定している 同条第 12 号は 開発区域の周辺における市街化を促進するおそれがなく かつ 市街化区域内において行うことが困難または著しく不適当な開発行為について 条例で区域 目的又は予定建築物等の用途を定めたものについて 開発許可できる旨を規定している 制度創設後 この制度を活用した自治体があったが 広大な区域を指定したこと等により 市街化調整区域における開発を増加させたとの反省から 近年 開発許可条例の運用基準を見直す自治体があることも報告されている 静岡県では 市街化調整区域を有するすべての市町が事務処理市町であり 一般に制度運用のあり方や具体的な運用基準も市町に委ねられた形になっているが 開発許可条例の制定改廃については 静岡県開発審査会審議規程により 承諾の求めがあったときは審査会で審査するものとしており 審査会で承諾方針を定めている 市街化調整区域内の5ha 以上の民間開発は県土地利用指導要綱の対象となることから 開発許可条例にかかる開発審査会の承諾方針は 土地利用上の基本的な取り扱い方針としても参酌される しかし 集約型都市構造を実現する観点からは 必要以上に開発を許容する運用は望ましくないため 5ha 以上の民間開発については 市街化区域への編入 地区計画の策定等も含め 総合的な検討を行うことが望まれる 2-131

136 (4) 用途白地地域における土地利用の考え方非線引き用途白地地域 ( 区域区分が定められていない都市計画区域のうち用途地域が定められていない土地の区域 ) においては 市街化調整区域に代替する方策として特定用途制限地域を指定し 市街地形成や保全を図るべき区域に関しては別途必要な制度を運用することとする 特定用途制限地域は 非線引き用途白地地域内において その良好な環境の形成又は保持のため 当該地域の特性に応じて合理的な土地利用が行われるよう 制限すべき特定の建築物の用途の概要を定める地域である 非線引き用途白地地域では 市街化調整区域のように厳しい土地利用規制がなく 用途地域よりも用途規制が緩やかなために パチンコ屋等の遊戯施設 公共施設に著しく大きな負荷を発生させる大規模な店舗 レジャー施設等の当該地域の居住環境に支障を与える用途の建築物が立地し 区域の良好な環境の形成 保持に支障が生じる事態が発生している このため 区域区分を定めない都市計画区域においては 区域区分に代わる制度として特定用途制限地域を積極的に運用することが望ましく 用途白地地域における良好な環境の形成又は保持を図る観点から 市町の特性を踏まえた土地利用規制を適正に導入することが望まれる 特に特定用途制限地域を指定する必要性が高い土地としては 次のような例が考えられる IC 周辺 幹線道路沿道など 店舗 事務所等の建築物の立地が想定され 周辺の良好な環境に支障を生じさせる あるいは良好な環境にそぐわないおそれのある建築物などの建築を制限する必要があるケース 用途地域に隣接 近接する区域で 新たな基盤整備を必要とするような都市的土地利用の滲みだしが見られるケースまた 局所的な指定では無秩序な市街化を食い止めることができない場合は 保安林等の他法令に基づく土地利用規制が実施されている区域を除く用途白地地域全域を対象として特定用途制限地域を指定し 地域の特性や課題によって制限内容を細かく設定することも考えられるが このような場合は区域区分を定めることも検討する必要がある なお 無秩序な市街地の拡大に合わせて用途地域を後追い的に拡大していくのは望ましくないが 様々な過程の中で計画的に開発された住宅団地や工業団地があり 今後も良好な社会資本ストックとして保全 活用すべきケースでは 良好な環境の保全を図る観点から 用途地域を指定する可能性についても検討すべきである 参考 都市計画運用指針 ( 特定用途制限地域 ) 特定用途制限地域は 用途地域が定められていない土地の区域 ( 市街化調整区域を除く ) 内において その良好な環境の形成等を行うために 例えば 建築基準法第 48 条第 13 項による立地制限が適用されない床面積が1 万m2以下の建築物であっても多数人が集中することにより周辺の公共施設に大きな負荷を発生させるものや 騒音 振動 煤煙等の発生により周辺の良好な居住環境に支障を生じさせる あるいは良好な居住環境にそぐわないおそれのある建築物などの建築を制限する必要がある場合に定めることが考えられる 2-132

137 (5) その他の都市計画制度及び都市計画によらない土地利用規制 誘導市街化調整区域又は用途白地地域といったいわゆる郊外部において 土地利用の規制 誘導を行うためには 以下のような制度も積極的に活用することが望まれる なお これら制度については 対象となる土地や 規制できる内容や法的拘束力も異なることから 規制 誘導を行う対象の特性等を踏まえて, 適切な制度を選択することが必要である 1 景観地区景観地区は 平成 16 年 12 月に施行された 景観緑三法 を受け 都市計画法による地域地区の一つに加えられた制度であり 従来から運用されてきた美観地区は景観地区の創設を受けて廃止されることとなった ただし 美観地区は 建築物に対する景観維持を目的としており 既に良好な景観が形成されている地区を対象としていたのに対して 景観地区では 新たに良好な景観形成を図る地区まで含めて幅広く指定できる点が大きく異なっている 景観地区は 市街化区域だけでなく 都市計画区域内 さらに準都市計画区域内であれば どこでも定めることができるため 市街地の周辺部や郊外部において 周囲の自然環境等と調和した景観を形成する必要性が高い場合に運用することが考えられる なお 景観地区内で建築等を行う場合は 通常の建築確認に加え 都市計画に定められた 建築物の形態意匠の制限 に適合するものとして認定を受ける必要が生じる 景観地区の制度概要対象となる地区 既に良好な景観を形成している業務地 商業地 住宅地 歴史的街並み 集落等 地区周辺の山並みや海岸線 河川 緑地 城址等の地域のシンボルと街並みが一体となって 地域色豊かな景観形成を進めていく必要がある区域 良好な景観の形成を進めることが生活環境の向上に資すると想定される住宅地 良好な景観の形成を進めることによって 地域の活性化や地域の価値創造を図ることを目標とする商店街や中心市街地 町家や武家屋敷等の景観資源は点在しているものの 良好な景観を形成しているとは言い難い状況であり 今後良好な景観形成を進める必要がある既成市街地 市街地縁辺部等で 住宅と 青空駐車場や資材置き場等の空閑地が混在するなど 景観上の課題が顕在化している区域 多種多様な形状や色彩からなる郊外型店舗等が集積しているバイパス沿道等 景観の向上に向けた対策が必要である区域 今後建築物の更新が想定される郊外型の団地など これまでの環境を確保しつつ新しい生活環境を創造していく必要がある区域 開発事業等に伴い 新たな景観の創出が見込まれる区域 道路 河川 公園 緑地 水辺等の地域の景観資源と一体となって良好な景観の形成を進める必要がある区域 ( 景観法運用指針より ) 必ず定められるもの建築物の形態意匠の制限 選択的に定められ るもの 建築物の高さの最高限度または最低限度 敷地面積の最低限度 壁面の位置の制限 2-133

138 2 風致地区風致地区は 大正 8 年制定の旧都市計画法において創設された制度であり 都市の風致を維持することを目的とする制度である かつては 都市 の風致という観点から 市街地内の優れた自然的環境を有する地区に対して運用されるケースが多かったが 近年では 自然的景観を形成している土地を幅広く捉えるようになっており 都市計画運用指針でも 市街化調整区域や非線引き都市計画区域のうち白地地域においては 風致地区の指定により保全すべき土地を明確に位置付けるべきとされている 風致地区を指定することで 建築行為や宅地造成等に対しては条例で定める規制がかけられ これらの行為を行う際にはあらかじめ許可を受けることが必要となる なお 風致地区の決定権者については 平成 12 年の都市計画法改正により 10ha 未満の風致地区は市町村が決定することとされたが 平成 24 年の同法改正では 2 以上の市町村の区域にわたる 10ha 以上の風致地区を除き 全ての風致地区を市町村が決定できることとされた 風致地区の制度概要 対象となる地区 許可が必要となる行為 樹林地若しくは樹木に富める土地 ( 市街地を含む ) であって 良好な 自然的景観を形成しているもの 水辺地 ( 水面を含む ) 農地その他市民意識からする郷土意識の高い 土地であって 良好な自然的景観を形成しているもの 建築物その他の工作物の新築 改築 増築又は移転 宅地の造成 土地の開墾 その他の土地の形質の変更 木材の伐採 土石類の採取 水面の埋立て又は干拓 建築物等の色彩の変更 屋外における土石 廃棄物 再生資源の堆積 3 緑地保全地域緑地保全地域は 都市緑地保全法に基づき 都市計画法で定める地域地区であり 里地 里山など都市近郊の比較的大規模な緑地において 比較的緩やかな行為の規制により 一定の土地利用との調和を図りながら保全する制度である なお 特に優れた緑地等は 特別緑地保全地区に指定することで 公共緑地として整備することができる 緑地保全地域についても 風致地区と同様に 2 以上の市町村の区域にわたる 10ha 以上の緑地保全地域を除き 全て市町村が決定できることとされた ( 以前は都道府県又は政令指定都市が決定権者 ) 緑地保全地域を定める場合は 当該緑地保全地域内の緑地の保全に関する計画( 緑地保全計画 ) を定めることが必要となり この計画の中で 規制の対象となる行為や 緑地の管理に関する事項を定めることとなる なお 緑地保全地域では 管理協定制度を併用することで, 土地所有者の管理の負担を軽減できるというメリットがある 2-134

139 緑地保全地域の制度概要 対象となる地域 許可が必要となる行為 無秩序な市街地化の防止のために保全する必要がある緑地 既成市街地若しくは市街化区域の周辺に存在する緑地 連担のおそれが強い二つの市街地の中間部に存在する緑地 都市内の貴重な自然的環境を保全する上で緩衝帯としての機能を果たしている緑地等 市街地の無秩序な拡大を防止する上で適切に保全する必要があるもの 公害の防止のために保全する必要がある緑地 一定の間隔をもって配置することが望ましい異種の土地利用等の中間的な位置に存在する緩衝地帯としての機能を果たしている緑地 市街地内若しくは市街地の周辺に存在する大気の浄化等の機能を果たしている緑地等 騒音 振動 大気汚染等の公害を防止する上で保全する必要があるもの 災害の防止のために保全する必要がある緑地 災害発生時の延焼防止等の緩衝地帯又は都市住民の避難地としての機能を発揮している緑地 急傾斜地等における土砂災害防止の機能を果たしている緑地等 災害の防止のために保全する必要があるもの ( 都市緑地保全法運用指針より ) 建築物その他工作物の新築 改築又は増築 宅地の造成 土地の開墾 土石の採取 鉱物の採掘その他の土地の形質の変更 木竹の伐採 水面の埋立て又は干拓 屋外における土石 廃棄物又は再生資源の堆積など 4 白地地域における建築形態制限の見直しかつて白地地域 ( 用途地域の指定のない区域 ) では建ぺい率 70% 容積率 400% まで許容されていたが 平成 12 年の都市計画法改正によって適用可能な数値が追加され 土地利用の実態を反映して柔軟に規制できるようになった 静岡県では 上位計画での位置付けなどを踏まえ 用途地域の指定のない区域全体のあるべき姿を実現するための 一般基準値 を設定した上で 建築形態規制をそれぞれの地域の実状に応じた土地利用等を規制 誘導する有効な手段として活用するため 他法令等との整合 連携を図り 規制を強化及び緩和する 特殊基準値 ( 保全区域 緩和区域 ) をスポット的に指定することとしている ただし 現在は白地地域の多くが緩和値である建ぺい率 60% 容積率 200% を使用しており 今後は 地域が目指すべき土地利用の方向性を明確にしていく過程の中で 一般基準値の指定を拡大させるとともに 特殊基準値をきめ細かく運用することが望まれる 出典 : 静岡県ホームページ図 白地地域における建築形態制限のイメージ 2-135

140 保全区域和区域 第 2 編静岡県都市計画制度の運用 活用方針 表 静岡県における白地地域の建築形態制限の特殊基準値 適用区域容積率建ぺい率斜線制限 一般基準値 100% 60% 道路斜線 : 1.25 隣地斜線 : 20m 国立公園 国定公園 ( 第 2 種特別地域 ) 20~40% 10~20% (1) 自然環境を保全する区域 (2) 農林業を振興する区域 (3) 低層住宅団地等の区域 (4) 高容積高建ぺい建築物が集積する区域 (5) 計画的に開発された区域 県立自然公園 ( 第 2 種特別地域 ) 50% 30% 風致地区 ( 第 1 種 ) 50% 30% 国立公園 国定公園 ( 第 3 種特別地域 ) 60% 20% 県立自然公園 ( 第 3 種特別地域 ) 70% 40% 風致地区 ( 第 2 種 ) 80% 40% 農用地区域が集団化している区域 ( おおむね 20ha 以上 ) 50% 緩開発行為等により開発された住宅団地 ( おおむね 2ha 以上 ) 80% 既存集落 既存市街地 漁村 温泉 街 観光地 200% 工業団地 物流団地 東名インターチェンジ周辺 50% 30% 300% 60% 70% 道路斜線 : 1.25 隣地斜線 : 20m 道路斜線 : 1.5 隣地斜線 : 31m+ 2.5 敷地面積により率が異なる 5 まちづくり条例市町独自の取組や 住民等が主体となったまちづくりを柔軟に展開していくに当たっては 都市計画法等に基づく画一的な制度や基準ではきめ細かく対応できない問題も多く このようなケースでは 具体の基準や手続等を定めたまちづくり条例を活用することが望まれる (6) 都市計画区域外の土地利用都市計画区域外は 都市計画制度の適用を受けない土地であり 本来都市的土地利用が想定されない土地である このため 高規格幹線道路の整備等に伴い 都市的土地利用が行われる見込みが高い区域に関しては 原則として都市計画区域又は準都市計画区域の指定を行う必要がある ただし 即座に区域編入 区域指定を行う必要がない場合であっても 将来における都市的土地利用の拡大 拡散の状況は定期的に分析 把握することが必要であり 都市計画基礎調査等によって 区域内外の人口増減や建築動向を概略分析する中で 詳細な実態調査が必要と判断された場合は適宜必要な調査を実施するものとする 2-136

141 参考 都市計画運用指針 ( 景観地区 ) 景観地区は 市街地の良好な景観の形成を図るために定める地域地区である このため 既に良好な景観が形成されている地区のみならず 現在 良好な景観が保たれていないが 今後良好な景観を形成していこうとする地区について 幅広く活用することが可能とされているものである 景観地区においては 景観地区内の建築物の形態意匠及び工作物の形態意匠 高さ等を制限することができ これを担保するため 建築物の形態意匠等に関する計画の市町村による認定制度が整備されている ( 景観法 ( 平成 16 年法律第 110 号 ) 第 63 条第 1 項及び第 72 条第 2 項 ) また 開発行為及び景観法施行令 ( 平成 16 年政令第 398 号 ) 第 22 条各号の行為について 条例で これらの行為をしようとする場合に市町村長の許可を受けなければならない旨を定めることとされている ( 景観法第 73 条及び同法施行令第 23 条第 2 項 ) これらの仕組みにより 一義的 定量的に定めることが難しく また 適当でないことが多い建築物や工作物の色やデザイン等の制限 開発行為等の一定の行為に対する規制について 裁量的 定性的な基準として定め 市町村が建築物等の計画とこれらの基準との適合性を裁量的に判断することにより 地域の景観の質を能動的に高めていくことが可能としているものである これらの景観地区内における土地利用規制に関する制度の運用に関する指針については 景観法に基づく他の諸制度と一体的に扱い 統一的なものとして示すことが効果的であることから 本指針とは別に定める 参考 都市計画運用指針 ( 風致地区 ) 風致地区は 都市における風致を維持するために定められる地域地区である 都市の風致 とは 都市において自然的な要素に富んだ土地における良好な自然的景観といえる 従って 本制度の対象となる地区は 良好な自然的景観を形成している土地の区域のうち 都市における土地利用計画上 都市環境の保全を図るため風致の維持が必要な区域について定めるものである 風致地区では 風致地区内における建築等の規制に係る条例の制定に関する基準を定める政令 ( 昭和 44 年政令第 317 号 ) で定める基準に従い 地方公共団体の条例で 建築物の建築等に対する規制を行うことにより 風致の維持が図られるものである 参考 都市計画運用指針 ( 緑地保全地域 ) 近年 生物多様性の確保等の観点から都市近郊の里地 里山の保全の重要性が強く認識されてきており これらの保全のためには土地所有者が一定の土地利用を行うことを容認しつつ緑地の保全措置を講じる必要がある また 大都市地域周辺等における自然再生が大きな政策課題となっている 緑地保全地域は こうした比較的広域的な 見地から緑地を保全するためには 都市整備と調和しつつ 総体としての緑を維持保全していくことが必要であることを踏まえ 無秩序な市街地化の防止 地域住民の健全な生活環境の確保等の観点から適正に保全する必要がある緑地について 一定の土地利用との調和を図りつつ 適正な保全を図ることを目的として 地域地区として都道府県が定めるものである 緑地保全地域については 法第 8 条第 3 項により地域地区の種類 位置 区域 面積 名称を都道府県が定める 緑地保全地域では 建築物の新築等の行為を行う際には事前に都道府県への届出が必要となり 緑地の保全上必要がある場合には 都道府県が定める緑地保全計画に基づき 都道府県知事が当該行為を禁止もしくは制限し または必要な措置を命令するとともに 当該命令により通常生ずべき損失を受けた者に対しては損失補償が行われる 緑地保全地域内における土地利用規制に関する制度の運用に関する指針については 都市緑地法に基づく他の諸制度と一体的に扱い 統一的なものとして示すことが効果的であるものであることから 本指針とは別に定める 2-137

142 3 都市施設 (1) 基本的考え方都市施設は 円滑な都市活動を支え 都市生活者の利便性の向上 良好な都市環境を確保する上で必要な施設であり 具体の整備範囲や整備内容をあらかじめ明示することで 土地利用や他の都市施設との整合性や一体性を確保することができ 決定区域内の建築制限等を実施することで 将来における円滑な事業化及び施行を確保することができる 集約型都市構造を実現するために どのような都市施設が配置 整備されるかという情報は 住民や事業者にとって 将来の活動や投資を決定する上で重要な情報であり 住民等と一体となって地域におけるまちづくりの方向性を検討していくためにも 積極的に都市計画に位置付けることが望ましい 都市施設として都市計画決定できる施設は 都市計画法第 11 条に次のように定められている 都市施設 ( 都市計画法第 11 条 ) 1 道路 都市高速鉄道 駐車場 自動車ターミナルその他の交通施設 2 公園 緑地 広場 墓園その他の公共空地 3 水道 電気供給施設 ガス供給施設 下水道 汚物処理場 ごみ焼却場その他の供給施設又は処理施設 4 河川 運河その他の水路 5 学校 図書館 研究施設その他の教育文化施設 6 病院 保育所その他の医療施設又は社会福祉施設 7 市場 と畜場又は火葬場 8 一団地の住宅施設 9 一団地の官公庁施設 10 流通業務団地 11 一団地の津波防災拠点市街地形成施設 12 その他政令で定める施設 参考 都市計画運用指針 ( 都市施設を都市計画に定める基本的考え方 ) ( 都市施設を都市計画に定める意義 ) 都市施設は円滑な都市活動を支え 都市生活者の利便性の向上 良好な都市環境を確保するうえで必要な施設であるが 都市施設を都市計画に定めることについては 以下のような意義がある 1 計画段階における整備に必要な区域の明確化都市施設の整備に必要な区域をあらかじめ都市計画において明確にすることにより 長期的視点から計画的な整備を展開することができ 円滑かつ着実な都市施設の整備を図ることができる 2 土地利用や各都市施設間の計画の調整都市内における土地利用や 各都市施設相互の計画の調整を図ることにより 総合的 一体的に都市の整備 開発を進めることができる 3 住民の合意形成の促進将来の都市において必要な施設の規模 配置を広く住民に明確に示すとともに 開かれた手続きにおいて地域社会の合意形成を図ることができる ( 都市計画に定める都市施設 ) 都市計画に都市施設を定めるに当たっては 上記の意義を踏まえ 次のように考えることが望ましい 2-138

143 1 道路等の交通施設 公園 下水道等については 従来より都市計画に位置付け その整備が図られているところであるが 引き続きこれらの施設については長期的視点から計画的な整備を行う必要があり また計画調整や地域社会の合意形成を図るため積極的に都市計画に位置付けることが望ましい 2 ごみ焼却場 産業廃棄物処理施設等については 地域の環境に大きな影響を与える施設であるが 排出者の責任において処理されるものとの考えから民間施設が多い産業廃棄物処理施設をはじめとして これまで都市計画決定が十分にされていなかった しかし 近年廃棄物処理がひっ迫した状況にあること等に鑑み 今後 特に公益性の高い施設は 都市計画の手続において土地利用や他の都市施設との計画調整を図るとともに関係者間の合意形成を図るため 積極的に都市計画決定することが望ましい 3 上記以外の都市施設についても 都市計画に定める意義を踏まえ 必要に応じて都市計画に定めることが望ましい 参考 都市計画運用指針 ( 都市施設に関する都市計画の基本的考え方 ) (1) 都市施設に関する都市計画の基本的考え方都市施設については 円滑な都市活動を支え 都市生活者の利便性の向上を図り 良好な都市環境を確保するため整備することが必要な施設を 土地利用や他の都市施設等の計画と総合性 一体性を確保するように定めることが望ましい ただし 都市施設のうち身近な施設については 根幹的な施設の決定の後に周辺の市街地の状況等に応じて順次都市計画を定める方が合理的な場合も考えられる (2) マスタープランに基づく都市施設の都市計画都市施設の都市計画については 都市計画区域マスタープラン及び市町村マスタープランに即し 各都市施設の需要の見通しの検討を行い 長期的な整備水準を検討したうえで 必要な規模の施設を定めることが望ましい (3) 都市施設の計画の目標年次都市施設の計画の目標年次については 都市計画区域マスタープランとの整合を図る上からもおおむね 20 年後を目標として長期的な整備水準を検討し 都市施設の都市計画を定めることが望ましい (4) 国の計画への適合都市施設の計画は 国土計画又は地方計画に関する法律に基づく計画及び道路 河川 鉄道 港湾 空港等の施設に関する国の計画に適合すべきである (5) 都市施設の都市計画の効果と理由の明確化都市施設の都市計画は その整備を行うことを前提として定めるものであり 将来の都市施設整備の円滑な施行を確保するため建築制限等を行うとともに 事業化に当たっては施行者に必要な権限が付与されることになる このため 都市計画決定の際の理由書においてはこの点にも留意し その必要性及び区域 規模 構造等の妥当性について わかりやすい記述を行うべきである 2-139

144 (2) 新たに決定又は変更する場合の考え方都市計画区域マスタープラン 市町マスタープラン 又は緑の基本計画等の上位計画において位置付けられた各種施設については 長期的な需要や整備の見通しを踏まえつつ 都市施設として計画決定を行うことが望まれる また マスタープランの段階では おおむねの配置の考え方や必要性までしか示されていない施設であっても 具体の整備箇所や整備内容に関する検討 協議調整を重ねていく中で 順次都市計画決定を行っていくことが望まれる ただし 都市施設は 整備に要する費用だけでなく その後の維持管理まで含めて恒久的な財政負担を伴うことを踏まえ 新たに都市計画決定する施設は 集約型都市構造の実現に資する施設に対して選択と集中を図ることが必要である また 周辺に代替機能を有する施設がある場合は それら既存ストックを有効に活用するなど 柔軟な対応を検討することが望まれる 都市計画の決定又は変更を行う場合は その必要性及び区域 規模 構造等の妥当性が分かりやすく説明されるべきであり 当該都市が目指す集約型都市構造との整合性だけでなく 当該都市が目指す施設の整備水準 将来人口や交通需要又は想定される利用状況 さらに 施設整備による周辺環境への影響の有無などについて十分な検討が行われるべきである なお 今後新たに都市計画の決定又は変更を行う場合は おおむね 20 年後までに整備される見通しが立っていることが望ましく 財源や住民合意形成等の状況から鑑みて長期未着手になる可能性が高い施設まで都市計画決定を行うべきではない (3) 今後都市施設として整備すべき施設静岡県では 公共が整備する都市施設に関しては積極的に計画決定してきた経緯があり 交通施設 公園 緑地 下水道 河川などの一般的な施設だけでなく 関係者間での協議調整を要するごみ焼却場 火葬場 教育文化施設 ( 大学 ) なども都市施設として計画決定を行ってきた 今後は こうした基盤施設や公共施設に加え 民間が設置する施設であっても 都市の基幹的な機能を担う施設であり その配置を計画的にコントロールする必要性や公益性 広域性 恒久性等が高い場合は 積極的に都市施設として計画決定していくことが望まれる 具体的には 病院 保育所等の医療施設や社会福祉施設 学校等の教育文化施設 駐車場等の交通施設など 拠点市街地内に計画的に集約 配置すべき民間施設が考えられ これら施設を都市施設として位置付けることで 計画的な立地誘導を可能にするだけでなく 都市計画事業として整備への補助等に対して都市計画税を充当することもできる このうち 医療 福祉 教育文化に係る施設に関しては 都市計画部局以外が管轄を行ってきた関係もあり これまで都市施設として位置付けられるケースも少なかったが その立地が都市にもたらす影響と効果は大きく さらに 今後は民間活力を最大限に活用した官民連携による都市づくりが重要となることから 他部局との緊密な連携のもと 積極的に都市計画決定を行うことが望まれる また 駐車場に関しては 平成 24 年の駐車場法改正によって 個々の建築物内又は敷地内で駐車場を確保するのではなく 市街地フリンジ ( 周辺 ) 部分などに集約駐車場を配置できるようになったことから こうした集約駐車場を都市施設に位置付けることで 歩行者優先の空間づくりを実現する具体的方策として活用することができる なお これら施設は 早い段階から具体の設置場所や施設内容を明示できないケースが多く マスタープラン等で具体的な場所まで示せないことも想定されるが 関係部局や民間事業者との協議を経て計画内容が具体化してきた段階で速やかに都市計画決定を行うことが考えられる 2-140

145 (4) 長期未着手施設の見直しの考え方都市施設は 計画から完成までに相当の期間を要する性格を有し その計画には一定の継続性が求められることから 計画の変更 廃止については慎重に検討する必要がある しかし 計画決定から長期間経過している都市施設については 社会経済情勢の変化や目指すべき将来都市構造の変化に伴い 計画決定当初の役割や必要性が変化している可能性があるため 都市の現状と将来の見通しを勘案し さらに地域住民等の意見を踏まえて 施設整備の必要性や妥当性を再確認することが望まれる 都市計画法では 都市施設を含む都市計画全般について 都市計画基礎調査等の結果を踏まえ 計画を変更する必要が明らかになったときは 遅滞なく 変更しなければならない と定めており 都市計画運用指針でも 長期にわたり事業に着手されていない都市施設又は市街地開発事業に関する都市計画については 必要に応じて 都市の将来像を踏まえ 都市全体あるいは影響する都市圏全体としての施設の配置や規模等の検討を行うことにより その必要性の検証を行うことが望ましく 都市計画決定当時の計画決定の必要性を判断した状況が大きく変化した場合等においては 変更の理由を明確にした上で適時適切に見直しを行うことが望ましい との考え方を明らかにしている 静岡県では 都市計画道路の必要性再検証ガイドライン を策定し 計画決定どおりに改良されていない都市計画道路全てを対象として 整備の必要性 と 計画の合理性 を再検証し 必要性 合理性ともに低い路線については 住民との合意形成のもとに廃止又は変更を行うこととしてきた 長期未着手路線については 土地所有者に不要不急の土地利用規制を長期間課していることとなるため 将来目指すべき都市像や整備実現性を勘案した上で 必要性再検証の取組を積極的 定期的に実施することが望まれる 今後は 道路以外の都市施設全般を対象として 定期的 継続的な都市計画の見直しを行うこととし 計画決定から 20 年を超過して未着手のままとなっている都市施設に関しては 特に重点的な検証を行うこととする その検証の結果 集約型都市構造を目指す観点からみて 整備の必要性 が低いと判断される都市施設 例えば 郊外部における市街地拡大を想定して配置された都市施設や 郊外部において周辺の市街地拡大を促すおそれのある都市施設に関しては 早急に計画の見直しを行うことが望まれる なお 定期的な見直しを行うタイミングとしては 都市計画基礎調査の実施を受け 都市基本計画の策定を行う段階で 各市町において検証を行う方法や 市町マスタープランの改訂を行う際に 市町内の都市施設の一斉棚卸しを行うといった方法が考えられる 2-141

146 参考 都市計画運用指針 ( 都市施設に関する都市計画の見直しの考え方 ) 都市施設の計画については 都市計画基礎調査の結果等を踏まえ 地域整備の方向性の見直しとあわせて その必要性や配置 規模等の検証を行い 必要に応じて都市計画の変更を行うべきである この場合 目指すべき都市像を実現するために都市計画決定された都市施設については その整備に相当程度長期間を要するものであり その実現に向け一定の継続性が要請されるものであることから 変更は慎重に行われるべきものである また 都市内においては個々の都市施設がそれぞれ個別に機能を果たすものではなく 各施設が相互に組み合わさって総体として機能が発揮されるものであることから 見直しに当たっては そのような総合性 一体性の観点から施設の配置 規模等についての検討を行うことが必要である 都市の将来像を実現するために都市計画決定されたが その後長期にわたり事業が行われていない施設の問題については その計画の変更は慎重に行われるべきものではあるが これまでの運用においては一度都市計画決定した施設の都市計画の変更についてあまりにも慎重すぎたきらいもある 長期的にみれば都市の将来像も変わりうるものであり必要に応じ変更の検討を行うことが望ましい この場合 都市施設の都市計画は都市の将来の見通しの下 長期的視点からその必要性が位置付けられているものであり 単に長期にわたって事業に着手していないという理由のみで変更することは適切ではない 都市施設の配置の変更や規模の縮小 廃止は 個別の箇所や区間のみを対象とした検討を行うのではなく 都市の将来像を踏まえ 都市全体あるいは影響する地域全体としての施設の配置や規模等の検討を行い その必要性の変更理由を明らかにした上で行われるべきである 2-142

147 4 市街地開発事業 (1) 基本的考え方市街地開発事業とは 計画的な市街地形成を図るため 道路 公園 下水道等の公共施設の整備と合わせて宅地の利用増進 建築物の整備を一体的かつ総合的に進める事業であり 都市計画に種類 名称 施行区域等を定めることで 区域内の建築行為や土地建物の権利移動などに対してあらかじめ一定の制限をかけることができる 市街地開発事業は 都市基盤施設が整備された良好な市街地を整備し 都市内の土地利用の高度化を図る点で非常に重要な役割を果たしており 特に 不整形で小規模な土地において無秩序に市街地の拡大が進んだ土地と比較すると 市街地開発事業が都市計画の中で果たしてきた成果というものが明確に理解できる このため 安全で魅力的な都市空間の形成に向けて 道路 公園等の基盤施設整備と一体的に土地の再編又は高度利用を図る必要がある区域に関しては 今後も積極的に市街地開発事業の実施を図ることが望まれる なお 権利関係や住民等の意向が輻輳し 事業化への合意形成に時間を要するケースについては 市町マスタープラン等で具体の箇所や課題を示し 地域が主体となったまちづくりを展開していく中で 課題や解決方法の共有化を目指すことも考えられる また 今後実施する事業については 集約型都市構造を実現するという観点も含めて慎重に事業評価を行った上で 選択と集中による事業の重点化を図ることが必要である 都市計画法第 12 条では 以下の 7 種類の市街地開発事業を計画決定できることとしている 市街地開発事業 ( 都市計画法第 12 条 ) 1 土地区画整理事業 2 新住宅市街地開発事業 3 工業団地造成事業 4 市街地再開発事業 5 新都市基盤整備事業 6 住宅街区整備事業 7 防災街区整備事業 参考 都市計画運用指針 ( 市街地開発事業の都市計画の基本的考え方 ) 市街地開発事業については 公共施設の整備状況や土地利用状況を踏まえ 計画的かつ良好な市街地を一体的に整備する必要があるときには 用途地域等の土地利用や道路 公園等の都市施設に関する都市計画との総合性 一体性を確保しつつ 積極的に都市計画に定めることが望ましい 市街地開発事業の都市計画決定に当たっては 都市計画区域マスタープラン及び都市再開発方針等 ( 法第 7 条の2 第 1 項に規定する都市再開発方針等をいう ) に即する必要があること 加えて 市町村が定める市街地開発事業の都市計画については市町村マスタープランに即する必要があることに留意が必要である また 市町村ごとに市街地整備のプログラム ( 市街地整備基本計画 ) をあらかじめ定めておくことが望ましい 2-143

148 (2) 土地区画整理事業土地区画整理事業は 計画的な新市街地の形成と 課題を抱える既成市街地の改善の両面で取り組まれてきたが 人口増大への対応が主な課題となっていたこれまでは 郊外部における新市街地の拡大が多数行われてきた しかし 人口減少社会を迎え 集約型都市構造の実現を目指す過程の中では 土地区画整理事業の対象も郊外部から既成市街地へと重点を移すことが必要であり 事業実施の容易性や既成市街地改善の困難性を理由に 安易な郊外部開発を許容することは望ましくない 特に 狭小な宅地が密集し 道路 公園等のオープンスペースが十分ではない既成市街地では 延焼等の災害危険性の軽減を図り 健全な建物更新を促すために 基盤整備と一体的に街区再編を進めることが必要である ただし こうした密集した既成市街地では 減歩について権利者から同意を得るのが困難であったり 換地後の建て替えが困難となるケースなどが想定されるため 建物共同化等の他事業との一体施行 集約換地の採用 公共施設の再配置など 事業後の生活再建が可能となる工夫を柔軟に検討することが望まれる (3) 市街地再開発事業市街地再開発事業は 低層の木造建築物が密集し 生活環境の悪化した平面的な市街地において 細分化された宅地の統合 不燃化された共同建築物の建築及び公園 緑地 広場 街路等の公共施設の整備と有効なオープンスペースの確保の三者を一体的 総合的に行い 安全で快適な都市環境を創造する事業である 静岡県では これまで多くの実績を積み重ねてきており 今後は 集約型都市構造の実現に向けて既成市街地内の土地を再編 有効活用するための事業を中心に積極的に推進することが望まれる ただし 現実の店舗や住宅等の需要から乖離した 高度利用だけが目的となった事業は実施するべきではなく 地域の実態にあった適度な規模の事業を実施することが望まれる 特に 需要のない保留床部分に公共施設を導入したり 売れ残った保留床部分を公共が借り上げるなど 保留床売却リスクを公共が引き受けることで財政に負担を及ぼすような事業については 原則として見直しを行う必要がある 多様で柔軟な市街地整備の考え方 柔らかい区画整理 小規模 短期間 民間主導の事業展開 公共施設の再配置と土地の交換分合を主体とした事業 ( 公共減歩を伴わない事業 ) 敷地規模に応じた保留地減歩と負担金を柔軟に選択 事業目的や地域の状況に応じた柔軟な区域設定と集約換地 街路と沿道市街地の一体的整備 ( 沿道整備街路事業 沿道区画整理型街路事業 ) 身の丈にあった再開発 適度な規模の再開発と複数連鎖的な事業展開 高度利用よりも地域の状況や景観への適合を重視 地域の床需要に合わせた保留床の規模の決定によるリスクの最小化資料 : 国土交通省都市局市街地整備課ホームページより引用加工 2-144

149 5 都市防災 (1) 基本的考え方自然災害の発生を防ぐ 又はその被害を完全に防ぐことはできないため 明日にでも起こるかもしれない災害に対して可能な対策は たとえ災害を受けても被害を最小限に食い止めることであり 被害を受けても迅速かつ円滑に復旧 復興できるための備えをしておくことである また 東日本大震災の教訓から 構造物だけに頼る防災対策 ( ハード対策 ) は見直されることとなり こうしたハード対策に加え 逃げること などのソフト対策の重要性が指摘されている しかし 防潮堤等の構造物が一定の津波に対して効果を発揮したことは事実であり 延焼遮断帯や避難地 避難路の配置というハード面での整備が重要なことに変わりはない 都市計画による防災対策で重要なのが 安全な場所を選んで市街地を形成すること そして 市街地の安全性を高めるために必要な空間配置を行うことであり 都市計画で定める土地利用 都市施設 市街地開発事業については こうした市街地の安全性を重視して具体的内容を検討することが必要である また 都市計画の最大の役割は 将来目指すべき都市の姿を住民等の関係者に対して事前に明示することであり 災害危険性の高い範囲や都市機能を集約 維持する範囲 さらに被害軽減を図るために講じるべき措置についても 広く共有されることが望まれる なお 災害危険性に関する情報は 新しい技術や知見に基づき 更新されていくものであり かつて危険性が把握されていなかった場所において 新たに危険性が指摘されるケースも想定される こうした場合 その土地における市街地集積状況 起こりえる被害の大きさ 防災対策の費用と効果等を総合的に検討した上で 様々な対策を講じてその土地を使い続けるべきか その土地を利用することはやめて安全な土地へと移るべきか 住民等と一体となって地域における検討と合意形成を図っていくことが必要となる 静岡県では 防災に配慮した都市計画ガイドライン を定めており 土地利用規制や都市の骨格形成等に係る考え方について幅広く示している 今後の都市づくりは このガイドラインで示された都市防災の考え方に加え 近年の津波災害等から得られた教訓や 被害想定から明らかになる課題等を踏まえて 着実に取組を進めていくことが望まれる また 市町マスタープラン等の策定に当たっては 県及び各市町の 地域防災計画 で掲げられた防災対策との整合を図るなど 都市計画的手法による都市防災のあり方を詳細に検討することが望まれる (2) 土地利用の規制 誘導 1 災害危険性が高い区域での都市的土地利用の制限新たに市街化区域や用途地域への編入を検討する際には 当該区域の災害危険性に対して十分な配慮を行うものとし 津波浸水の危険性 地震動の大きさ 地盤崩壊及び液状化の危険度等に関する情報から危険性が高いと判断される区域は市街化調整区域として維持することが望ましい 既に市街化区域等に編入されている場合でも 災害危険性が高いと想定される区域で 比較的市街化が進んでいない場合は 市街化調整区域等への編入を検討する また 崖崩れ等の危険区域については 土地利用の状況に応じて 緑地保全地域や風致地区等の指定を検討する その他 災害の危険から住民等の生命と財産の安全を確保するために 一定の建築制限が必要と判断される場合は 以下の個別法に基づく区域指定を積極的に行うことが望まれる 特に 今後は 南海トラフ巨大地震による津波被害の危険性が高いと想定される区域における 津波災害 2-145

150 ( 特別 ) 警戒区域 又は災害危険区域の指定を検討することが望まれる ただし これら区域内では 区域指定により一般に建築行為や開発行為が困難になることから 関係機関及び地元住民等と十分に調整した上で運用することが望まれる 津波災害 ( 特別 ) 警戒区域 ( 津波防災地域づくりに関する法律 ) 災害危険区域 ( 建築基準法第 39 条 ) 地すべり防止区域 ( 地すべり等防止法 ) 急傾斜地崩壊危険区域 ( 急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律 ) 砂防指定地 ( 砂防法 ) 土砂災害 ( 特別 ) 警戒区域 ( 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律 ) 2 災害危険性に対応した市街地密度の制御木造密集市街地等の過密な市街地は 火災延焼等地震時に二次的災害が発生する危険性が高いことから 火災延焼等の危険性が低減するように市街地密度を制御する必要がある 市街地密度は 単なる建築密度ではなく 建築物及びその敷地と 街路等オープンスペースの相互関係から構成される空間密度であり 都市基盤施設の整備状況等を考慮しながら 用途地域の種別の変更や建ぺい率 容積率の引き下げ 地区計画の適用によるダウンゾーニングを行うことにより 適切な土地利用へと誘導を図る 3 危険性が高い工場等の立地及び住工混在地区の規制 誘導地震時に出火炎上 爆発等の二次的被害を引き起こす可能性を有する危険物施設 工場等は 被害の拡大防止の観点から 住宅等との混在が生じないように 住居系 商業系用途地域の指定による立地の制限を行うとともに 住宅地から離れた場所で工業系用途地域の指定を行うなど適切な場所への立地を誘導する既に住宅と工場との混在が見られる地域では 特に危険性の高い工場等や災害時の被災を避けるべき重要な施設等の立地規制 火災延焼の危険性の低減を図るための建物の構造等に対する制限 延焼遮断等防災上有効な空間となる道路 公園等の整備などにより安全性を高める 実現に当たっては 次のような規制 誘導施策を展開する 特別用途地区の指定 防火 準防火地域の指定 地区計画制度の活用 防災上の観点から危険性の高い工場等の種類 規模を制限したり 危険性の高い工場等の集団化 専用化を図る必要がある場合には 用途地域と併せて特別用途地区等の指定を行い 条例によって建築物の敷地 構造または建築設備に関する制限を定める 工場等と住宅の混在がみられる地域において 延焼拡大の可能性がある場合には 防火 準防火地域の指定によって 火災の危険性の低減を図る 必要に応じ地区計画によって 住宅街区 工場街区など 街区単位での用途制限を行う 2-146

151 図 防災に配慮した土地利用のイメージ (3) 安全性を高めるための都市の骨格形成 1 道路空間及び道路ネットワークア. 幹線道路配置の考え方幹線道路網の計画に当たっては 格子状ネットワークとなるように配置することとし 防災の観点から次のような点に配慮する 市街地の分節化 幹線道路の配置密度は 近隣住区の形成 都市交通計画上の考え方に加え 災害時における活動単位が小学校区単位程度であることから おおむね1km 間隔を基本とする ただし 都市の中心部など商業機能の集積が高く 人口密度も高い区域は より小さくブロック化する必要があり おおむね 500m 間隔とする 都市交通計画や延焼遮断帯 避難路としての機能確保等の観点から 所要の幅員を確保する 災害時の拠点との連絡性の確保 都市の骨格的な避難路として機能するように 避難地との連絡性を確保する 特に津波の危険性が高い区域では 危険区域から避難するための内陸方向の道路を確保する 物資等の緊急輸送路として機能するように 港湾やヘリコプターの離着陸場所等物資の輸送拠点との連絡性を確保する 災害時の代替性の確保 緊急輸送路となる幹線道路は 地震によって通行が遮断しないように 地盤条件の悪い箇所をできるだけ回避する必要があるが 通行が遮断した場合に備え代替路の確保に配慮する イ. 道路の防災機能向上のための方策幹線道路を軸とした延焼遮断帯の形成に当たっては 防火 準防火地域の指定により沿道建築物の不燃化促進を図るとともに 耐火力のある街路樹の整備を行う また 水路の保全 導入等により 消防水利の確保に努める 2-147

152 避難路 緊急輸送路等となる幹線道路は 落下物や倒壊物による危険性や通行遮断の防止のため 街路整備等と併せて次の対策に努める 建物の不燃化 耐震化 広告塔等落下物対策 壁面後退 ブロック塀の倒壊防止対策 ( 生垣化含む ) 街路樹の整備 ( 高木 ) 自動販売機倒壊防止対策 電線類の地中化その他 避難や緊急対応活動等の途上においては 傷病者の応急手当や情報交換 消火活動や救出活動の準備等一時的なオープンスペース需要が発生することが考えられるため 交差点角地等の沿道の小スペースを活用して広場 小公園等を配置するなどの工夫を行うことが望ましい 2 水と緑のネットワーク災害時に避難や延焼防止のための空間となる水と緑のネットワークは 市街地内の斜面緑地や河川等の自然要素のほか 公園 緑地等の施設緑地 下水処理場の上部空間 あるいは今後とも保全することが見込まれる民有緑地などを街路や緑道で系統的に繋ぐことにより形成する ネットワークの形成に当たっては 次のような点に配慮する 広域避難場所や一次避難地となる空間の連絡 緑道 河川緑地等は 幹線道路等との連絡性を考慮しつつ 都市の避難路体系を形成するように配置する 幹線道路に囲まれた街区内では 複数ルートの避難路を確保するように緑道や街路樹を有する道路等を配置する 延焼遮断帯の形成 樹木や斜面緑地の保全等によって 幹線道路とともに都市の延焼遮断帯のネットワークを形成する 緑が不足している区域においては 施設緑地の整備や公共公益施設の緑化 民有地の緑化など多様な方策による緑空間の創出に努める 危険物施設や工場の集積する地域と住宅地は 緩衝となる緑地等で分節化し 工場等の火災が発生しても住宅地に延焼拡大しないように配慮する 市街化が不適当な区域の保全 崖崩れの発生が想定される区域や津波の襲来が想定される区域 活断層上の区域等は 災害の未然防止を図るため緑地等として保全する 河川等を骨格とした帯状の不燃空間及び安全空間の形成 帯状に連続したオープンスペースである河川等の水空間は 延焼遮断機能を有しているとともに 避難の際には道路に比して方向性がわかりやすく ( 水の流れる方向等 ) また身体への かけ水 消防用水 生活用水としての活用も予想されることから 河川等の水空間及び周辺空間の整備に当たっては次のような事項に配慮する 2-148

153 河川改修の際には 可能な限り水辺へのアクセスを確保する 沿川での親水空間を備えた公園 緑道の整備を進める 沿川の宅地の緑化 ( 生垣化 ) や建物の不燃化を促進する 可能な限り開水路空間の確保を図る 一定の水量を確保する ( 下水処理水の放水 雨水貯留槽の設置等 ) 都市下水路についても河川と同様に防災に役立つ水辺空間としての活用を図るほか 下水道高度処理水や雨水 湧水等地域の水源を有効に活用した親水路の整備などにより 都市における水辺空間の創出に努める 3 災害時活動拠点の形成ア. 街区レベルで必要とされる空間 ( 一時集合場所 ) の確保街区公園の機能や圏域に応じた適正配置を行うとともに 街区レベルで配置される児童遊園や集会所 幼稚園等の施設との隣接化を図る 山 崖崩れの発生が想定される区域では 身近な安全域となるような防災拠点を配置し 津波の発生が想定されている区域では 近隣の高台の活用や中高層の公共建築物等を配置する イ. 住区 地区レベルで必要とされる空間 ( 一次避難地 ) の確保近隣公園及び地区公園の機能や圏域に応じた適正配置を行うとともに 次のような社会福祉施設などとの連携を図る 住区レベルの施設 学校教育施設( 小学校 中学校 高等学校 ) 社会教育施設( コミュニティセンター 公民館 ) 社会福祉施設( 保育所 老人デイサービスセンター ( 通所型 ) グループホーム 児童館 在宅介護支援センター等 ) 地区レベルの施設 社会福祉施設( 特別養護老人ホーム 老人デイサービスセンター ( 認知症対応型 ) 地域福祉センタ- 介護老人保健施設 障害者支援施設等 ) コミュニティセンターや公民館等の社会教育施設及び 社会福祉施設のうち保育所 老人デイサービスセンター ( 通常型 ) 等身近な福祉施設である通所型の施設は 小学校区ないしは中学校区単位で配置される これらは 被災者収容の施設として規模は小さいが 災害時要援護者等にとって安心できる身近な施設として活用できる 公園や学校などと一体的に配置すれば 災害時要援護者等の利便性が高まる また 社会福祉施設のうち デイサービスセンター ( 認知症対応型 ) や地域福祉センター等の地区レベルで配置される施設については 災害時に身近な住区レベルの施設との連携を図るため 集中して配置するのではなく 地区レベルで分散して配置する ウ. 都市レベルで必要とされる空間 ( 広域避難場所 広域支援受入拠点 ) の確保都市基幹公園については 市街地外へ避難することが困難な区域を有する市街地規模の大きな都市等において 火災拡大時に段階的避難が円滑に行われ 避難困難区域の解消が図られるように配置する ただし 市街地外への避難が容易な中小規模の都市にあっては 一次避難地間の地区避難路のネットワーク あるいは一次避難地から市街地外へ避難するネットワークにより代替することも考えられる 2-149

154 第2編 静岡県都市計画制度の運用 活用方針 また 都市レベルで必要とされる空間のうち 自衛隊等広域支援の受入拠点は 都市の大小を 問わず必要であり 都市基幹公園が活用できる エ 都市空間に求められる防災施設の整備 街区公園の整備に当たっては 身近な施設である集会所 児童遊園等との役割分担を図りなが ら 緊急の消火 救援活動に必要な防災用井戸 防火水槽 防災用資機材等の保管場所等必要な 防災施設の確保に配慮する 近隣公園以上は 災害応急対策施設 備蓄倉庫 耐震性貯水槽 放送施設及びヘリポート等 のうち必要とされる施設を整備する ただし 都市基幹公園については 救援物資の一時保管に 転用できる屋内施設など広域支援の受入拠点としての機能を備える 小中学校や社会教育施設 社会福祉施設等は 被災者収容等避難生活の面において重要な役割 を担うことから 衣料 食糧 調理器具 毛布 非常用トイレ等生活用資機材の備蓄を充実する オ 拠点空間の機能を支えるための周辺整備等 災害時の活動を支える施設 拠点が 災害時にその役割を十分に果たすことができるよう 次 のような点に配慮する 災害時活動を支える拠点周辺建築物の不燃化 災害時用援護者への配慮 バリアフリー化 避難地間を連絡する避難路の確保 街路樹を有する幹線道路 緑道等 ヘリコプター離着陸予定地周辺での進入 出発経路の確保 建築物の高さへの配慮 等 2-150

155 (4) 安全な生活環境の形成 1 木造密集市街地等での防災性向上木造住宅の密集や都市基盤施設整備の立ち遅れなど 防災上問題を有している地区においては 防災の観点から次のような配慮を加え より安全なまちの基盤を形成する その際には 土地区画整理事業や地区計画制度等の活用をはじめとし 多様な手法を用いてその改善を図る 道路空間の確保 広場空間の確保 建物等の不燃化 耐震化 消防困難区域の解消や避難地間の連絡を確保する主要区画道路( おおむね 8m 以上 ) を配置する 複数ルートの避難路を確保するため 個別の住宅の建替えと併せて通り抜け通路の整備等を行い袋路状道路の解消を図る 道路閉塞の危険性を低減するため ブロック塀等の生垣化を促進する 身近に街区公園 児童遊園等の公共施設がない区域において 広場等を地区計画で地区施設として定めることなどによりオープンスペースを整備するとともに 井戸 備蓄倉庫等の防災施設を設置することにより 災害時の身近な拠点としての機能を高める 地震時に倒壊や類焼の恐れのある老朽化した木造住宅は 建替えを誘導する 建替えに併せて小広場の設置や壁面後退が図られるように 共同建替えを促進するほか 共同化が困難な場合には 建物の建設を個々に行いつつ 壁面後退等は統一性を確保するなど協調化による建替えを誘導する 主要区画道路の沿道 災害時の活動拠点となるオープンスペースの周辺は建物の不燃化を促進する 2 中心市街地での防災性向上中心市街地は 火気を扱う飲食店等が集積していることに加え 土地利用の密度も高く 地震時には延焼火災が発生する可能性を有していることから 容積率や建ぺい率は都市基盤施設の整備状況との整合を図りながら定める 特に商業系地域を面的に指定する場合において 幹線道路に囲まれる街区単位の容積率や建ぺい率の設定について留意するとともに 防火地域又は準防火地域を併せて指定し 不燃化を促進する 中心市街地において 土地区画整理事業や市街地再開発事業等により整備を行う際には 地区の防災性の向上を図るため次のような点に配慮する 駅前空間の活用公共公益施設の集中配置再開発ビル等の防災拠点化ゆとりある空間の確保 駅前広場や駅前駐車場等の整備に関しては 避難地や物資の集積場所としての活用を考慮する 駅周辺の道路は 広幅員 沿道不燃化 緑化 水路等地表水面の導入などにより防災性の高い施設構成とする 地下空間が整備される場合には 十分な安全対策を講じるとともに 災害時の備蓄スペース等としての活用を図る 各種災害情報を提供できるように 平常時からまちの情報コーナー等として親しまれるような小空間などを設置することが望ましい 文化施設や社会福祉施設等公共公益施設と公園等の隣接化を図るなど 災害時に一体的に利用できるように配慮する 再開発ビル等が避難や帰宅困難者の収容空間としての活用ができるように耐震性貯水槽や備蓄倉庫の設置 太陽エネルギー等の自立システムの導入などを促進する また 公開空地を確保し 壁面後退や敷地の緑化などにより 敷地内にも避難スペースとして活用できる空間を確保する 中心市街地のアメニティ向上の一環として 電線類の地中化や水路の導入 バリアフリー化などを図り 公共空間の安全性 快適性を高める 2-151

156 (5) 参加と協働による防災まちづくり 1 防災性を向上させるまちづくりの進め方交通安全や防犯等のまちづくり活動の中で 防災の視点を取り入れていくため まちづくり活動を展開する各種組織に対して防災に関する情報提供を行うものとする また 木造密集地区など災害危険性が高い地区 防災上重要な地区 防災に関連する住民の要望がある地区では 災害に強いまちづくりを行政から呼びかけ 住民等の理解 協力を得ながら 計画づくりや事業化を進める 町内会 自治会等を単位とした自主防災組織の活動が活発な地区では その活動を母体として 地域の防災点検や防災訓練を実施するなど 自主的な防災まちづくりを推進する 2 防災まちづくりの普及啓発災害発生時の被害軽減や迅速な復興には 日頃からの地域におけるまちづくり活動が重要となるため 平常時からの活動の積み重ねを通じて防災まちづくりに対する住民意識の啓発に努めることが必要である このため 静岡県統合基盤地理情報システム において GIS により視覚的に整理された被害想定等を活用して 防災上注意を要する区域や被害を軽減する要因等の情報を整理し パンフレット ビデオ等で情報提供を行う また 住民参加によるワークショップ等を通じて 地域住民にとってわかりやすい防災マップ 避難マップ等の作成を行う さらに まちづくり講座や各種イベントにおいて 防災まちづくりの必要性の啓発や地域の防災上の問題点について認識を高めるための工夫を取り入れるものとする 3 防災まちづくりの支援体制整備住民と行政が協働し平常時から継続してまちづくりを進めるためには その活動を支援する仕組みが必要である このため まちづくり協議会の設立や計画づくりなど住民主体のまちづくり活動に対して アドバイザー派遣制度等人的 技術的 資金的に助成支援する制度を用意し 積極的に展開する また 市町や広域生活圏等を単位として 住民のまちづくり活動支援を推進するまちづくり情報センター等の組織をつくり まちづくりの普及啓発 調査研究 専門家派遣等の支援を行う 2-152

157 (6) 事前復興計画の策定大規模災害により都市が甚大な被害を受けた場合 行政職員は当面必要となる災害対応に追われることとなり 住民や事業者が行方不明になったり避難先に避難したりすることで 今後どのように復興するかという協議や調整にも膨大な作業や時間を要することが想定される こうしたことから 被災後に円滑かつ迅速な復旧 復興を遂げるためには 事前に被害の状況や規模をある程度想定した上で 復興に向けての都市づくりの基本方針や具体の計画策定のプロセス等を整理した 事前復興計画 をあらかじめ策定しておくことが重要となる 事前復興計画は 被災した土地を単純に元に戻すという発想で策定するものではなく 被災した状態からどのような復興過程を経れば 集約型都市構造をはじめとする都市づくりの目標まで達成できるか という観点から策定することが必要であり 都市や地域が抱える災害危険性などの課題とともに 将来どのような都市に復興させるかという点まで住民等と合意形成を図っておくことが重要となる また 事前にこうした復興計画を住民と一体となって検討することで 地域の課題や将来像が共有され 日頃の防災活動やまちづくり活動が活発になるという効果も期待することができる なお 東日本大震災の教訓でも明らかになったように 津波災害の場合 被災した低地部をどのように扱うのか ( 嵩上げ等により復興させるのか 内陸部等へ移転するのか など ) 復興までの建築制限をどのように実施するのか 大量の仮設住宅をどこに設置するのか 重点的 拠点的に復興を進めるべき範囲をどう設定するのか といった事項に関しては 多くの自治体が直面した課題であったことから これら事項に関しては特に具体的な検討を行っておくことが望まれる 一般的な復興プロセス 災害対策本部の設置 被災概況調査発災 ~2 週間程度 復興本部 復興協議会等の設置 仮設住宅の建設 復興基本方針の策定 ( 公表 ) 建築基準法第 84 条による建築制限の実施 ( 発災後最長 2 ヶ月間の制限可能 ) 現地再建しない区域における建築制限の実施 ( 建築基準法第 39 条等 ) ~2ヶ月 復興対象地区の設定 被災市街地復興推進地域の指定 ( 都市計画決定 ) ( 地域指定により発災後最長 2 年間の建築制限が可能 ) 復興計画の策定 ( 公表 ) 被災地域の復興まちづくり協議会等の設置 復興事業手法の検討 被災市街地復興土地区画整理事業等の計画決定 ( 都市計画決定 ) ~2ヶ年 ( 計画決定により都市計画法第 53 条による建築制限が効力を発揮 ) 津波復興拠点整備事業の計画決定 ( 一団地の津波防災拠点市街地形成施設の都市計画決定 ) その他 防災集団移転促進事業等の事業認可手続 2ヶ年 ~ 復興事業の推進 自力再建の支援等 2-153

158 6 景観 (1) 基本的考え方伊豆半島から駿河湾 御前崎を経て浜名湖まで続く美しく多様な海岸線 霊峰富士や南アルプスなどの山岳地帯 急峻な渓谷を刻む大井川など 静岡県にはわが国の自然を特徴づける多くの要素が備わっており 静岡県の景観は まさに日本を代表する景観である 古来 日本人の豊かな感性や創造力 繊細な美的感覚を育んできたのは それぞれの地域が持つ美しい景観であり 豊かな風土と伝統文化や産業など固有の要素が一体となってその美しさが醸成されてきた しかし この半世紀 急速な経済成長と都市化の進展により 我が国の一部の景観は雑然と化し 画一的で美しさを欠くに至った さらに近年は 人口減少や高齢化の進行による地域活力の低下 建築物の老朽化や身近な緑の荒廃がすすみ 歴史 文化的な街並みや自然と営みが調和した潤いのある美しい風土のイメージは 静岡県からも失われつつある この現状を美しい日本の危機と捉え 県民一人ひとりが静岡県の景観の再生に取り組むことが求められている また 景観を守り 育て 創っていくためには 地域の自然や歴史 文化 社会環境を理解することが重要である そして 真に豊かで活力に満ち 個性が輝き 住む人も訪れる人も心地良さを感じる 住んでよし訪れてよし の理想郷の実現を目指すことが望まれる 静岡県では 新静岡県景観形成ガイドプラン を定めており 景観形成の基本的考え方や推進体制 さらに市町が取り入れるべき具体の形成方策についても幅広く示している また 市町の景観行政団体への移行を働き掛けており すべての市町が景観行政団体に移行した上で 地域の特性や魅力を踏まえた景観計画を策定し ガイドプランに基づく美しい景観の形成 保全を進めていくよう市町の取組を支援していく 出典 : 新静岡県景観形成ガイドプラン図 景観形成の考え方 2-154

159 (2) 県全域の景観指針 1 良好な景観の基礎を整える景観形成の基礎として ごみなどがなく清潔であることが重要である 美しい景観を誇る場所があっても そこにごみが散乱していれば台無しとなる 良好な景観形成を行う前に 先ずごみの散乱や派手な屋外広告物の氾濫など景観を阻害する要素を抑制 除却することを進めていく 同じく 良好な景観を形成する基礎として その環境や施設が誰にとっても安全で快適な状態であることが重要である いわゆる防災やユニバーサルデザインはこの観点から推進されており 景観形成においてもこれらを踏まえていくものとする ごみのない地域づくり 放置自転車などや廃船対策の推進 屋外広告物の規制 誘導など 防災施設整備に伴う景観への配慮 景観に配慮したユニバーサルデザイン 2 豊かな水と緑の景観を育む静岡県の特性は 海 山 川それぞれに豊かな自然があり かつこれら自然と比較的近い距離において都市が形成されているという点にある したがって 地域の景観構成の基本となる自然景観を守ることに努め また それぞれの都市において これら自然の景観を積極的に活かしていくものとする 山地景観 森林景観の保全と眺望の確保 里山景観の保全と向上 河川景観の保全と創出 農山村景観の保全と向上 漁村景観の保全と修復 3 地域の個性を活かした景観を創出する県内各都市において それぞれの地域らしさを活かし 美しく潤いある都市景観の形成を進めていく 中心市街地においては商店街などの活性化とあわせた景観形成を図り 工業地については周辺と調和した景観形成を図る さらに 住宅地においては緑豊かで落ち着きのある景観形成を図る また それぞれの地域における公共施設も立地環境に適した修景を推進する 良好な中心市街地景観の形成 周辺と調和した工業地景観の形成 くつろぎの温泉地景観の形成 落ち着きある住宅地景観の保全 周辺と調和した美しい公共施設景観の形成 4 静岡県らしい景観をつくり アイデンティティを高める静岡県の景観を象徴する富士山をはじめ 静岡県のイメージを構成する主要な景観要素の保全を図ることにより そのイメージを高める また 空港や新幹線 高速道路など静岡県を印象づける主な眺望場については 周辺を含む良好な景観形成を推進する 富士山や南アルプスなどの眺望の保全 活用 駿河湾や浜名湖など雄大な水辺景観の保全 活用 静岡の特産物を生産する茶園などの景観の保全 活用 国土軸沿線や空港周辺の魅力的な景観の形成 特徴的な地形を活かした景観の形成 地場産材などを活かした景観の形成 2-155

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