海外子会社の立地場所によって材料や部品の調達先に違いは生じているのか? ; 海外現地法人の調達行動を立地地域別に把握する試み地域別編平成 28 年 6 月経済解析室ミニ経済分析 URL:

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なおうすい
5 years ago
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1 海外子会社の立地場所によって材料や部品の調達先に違いは生じているのか? ; 海外現地法人の調達行動を立地地域別に把握する試み地域別編平成 28 年 6 月経済解析室ミニ経済分析 URL:

2 問題意識日系製造業の海外現地法人の部品等の調達においては現地調達比率が平均的には上昇しているしかし調達先のグローバルな分布を見るとの相互取引額に違いがあるそこで現地法人の立地場所の違いによって調達行動に違いが生じているか確認するアメリカの現地子会社の部品はどこから調達するといいだろう日本から持っていくのが良いのか現地の調達先を探した方が良いのか? 中国の工場では中国現地が良いのかそれとも ASEAN の部品子会社に調達を集約した方が良いのだろうか 1

3 日本からの輸出向け出荷仕向け先別の推移欧米向け出荷がリーマンショック時に落ち込んでおり足元でも以前の水準に戻っていない他方中国向け出荷は長いスパンで上昇傾向また ASEAN NIES( 台湾韓国 ) 向けも安定推移ただし足元では米国 ASEAN 向け出荷は上昇 180 (22 年 =100) 米国 ASEAN 中国台湾韓国 ( 注 ) ASEAN はシンガポールタイマレーシアフィリピンインドネシアベトナムミャンマーラオスブルネイカンボジア資料鉱工業指数 ( 経済産業省 ) ( 年度 ) 2

4 地域別海外出荷指数 ( 季節調整済 ) の推移海外現地法人の出荷量をその立地地域別に集計した海外出荷指数では地域の指数が特に上昇しておりリーマンショック前の水準を大きく凌駕 ( 米国向け輸出との大きな違い ) 中国 ASEAN の海外現地法人の活動も上昇しているが全体のけん引役はの現地法人 (22 年 =100 季節調整済 ) Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 全地域それ以外の地域中国 ( 含香港 ) 注 1: 本グラフはグローバル出荷指数 ( 経済産業省経済解析室試算 ) から作成本グラフで使用している地域別海外出荷指数については海外現地法人四半期調査の売上高と輸入価格指数 ( 財務省貿易統計 ) を用いて主要地域別のグローバル出荷指数 ( 季節調整済 ) を算出注 2: それ以外の地域とは NIEs3 その他その他の 3 地域を組み合わせたものである 3

製造業現地法人の販売先のグローバルな分布製造業現地法人の売上高のグローバルな分布を 5 年前と比較に立地する現地法人の売上高の伸びが大きい域内販売比率が高いがの現地法人の売上高の 2 割弱が日本向け 20,955 33,607 72,562 41,992 10,726 13,519 単位 :10 億円注 1:

5 製造業現地法人の販売先のグローバルな分布製造業現地法人の売上高のグローバルな分布を 5 年前と比較に立地する現地法人の売上高の伸びが大きい域内販売比率が高いがの現地法人の売上高の 2 割弱が日本向け 20,955 33,607 72,562 41,992 10,726 13,519 単位 :10 億円注 1: 各地域とも外側の円は平成 26 年度内側の円は平成 21 年度の結果注 2: 結果が 2 段記載されているものについては上段が平成 26 年度下段が平成 21 年度の結果注 3:[ ] は各地域の販売総額に対する占有率注 4: 丸の大きさを際立たせるために円の大きさについては実数の 2 乗 ( のみ更に 3 倍 ) として円を描いている 4

6 製造業現地法人の販売先のグローバルな分布 ( 総括表 ) 販売先平成 26 年度平成 21 年度平成 26 年度平成 21 年度平成 26 年度平成 21 年度単位 :10 億円全販売額日本向け域内向け向け向け向け 72,562 12,250 57,824-1,313 1, % 79.7% - 1.8% 1.6% 41,992 7,267 33, % 79.0% - 1.7% 2.0% 33, , % 95.4% 1.2% - 1.3% 20, , % 95.7% 0.9% - 1.1% 13, , % 90.6% 2.8% 3.8% - 10, , % 92.1% 1.4% 3.9% - 注 1: 表中の下段は全販売額に対する構成比注 2: - については域内と重複しているため数値を記載していない 5

製造業現地法人の調達先のグローバルな分布製造業現地法人の調達額のグローバルな分布を 5 年前と比較に立地する現地法人の調達額の伸びが大きい域内調達比率は相対的にが高く日本からの調達比率は 5 年前と比べてどの地域も低下している 16,834 20,807 49,407 30,258 7,346 8,274 単位 :10 億円注 1:

7 製造業現地法人の調達先のグローバルな分布製造業現地法人の調達額のグローバルな分布を 5 年前と比較に立地する現地法人の調達額の伸びが大きい域内調達比率は相対的にが高く日本からの調達比率は 5 年前と比べてどの地域も低下している 16,834 20,807 49,407 30,258 7,346 8,274 単位 :10 億円注 1: 各地域とも外側の円は平成 26 年度内側の円は平成 21 年度の結果注 2: 結果が 2 段記載されているものについては上段が平成 26 年度下段が平成 21 年度の結果注 3:[ ] は各地域の調達総額に対する占有率注 4: 丸の大きさを際立たせるために円の大きさについては実数の 2 乗 ( のみ更に 3 倍 ) として円を描いている 6

8 製造業現地法人の調達先のグローバルな分布 ( 総括表 ) 調達先平成 26 年度平成 21 年度平成 26 年度平成 21 年度平成 26 年度平成 21 年度単位 :10 億円全調達額日本から域内からからからから 49,407 11,509 37, % 75.9% - 0.5% 0.4% 30,258 8,038 21, % 72.6% - 0.5% 0.4% 20,807 5,264 14,377 1, % 69.1% 4.9% - 0.7% 16,834 4,581 11, % 68.3% 3.2% - 1.3% 8,274 2,193 5, % 64.9% 7.6% 1.0% - 7,346 2,490 4, % 58.8% 6.5% 0.7% - 注 1: 表中の下段は全販売額に対する構成比注 2: - については域内と重複しているため数値を記載していない 7

9 製造業海外現地法人数売上高及び調達額の推移製造業の海外現地法人数は 24 年度に急増しその後余り変化していない売上高はリーマンショックで急減したものの 24 年度から増加傾向 26 年度は過去最高調達額も売上高と同様の動きで転換点は 20 年度と 24 年度 ( 社 ) 12,000 ( 兆円 ) ,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 現地法人数売上高 ( 右軸 ) 調達額 ( 右軸 ) 現地法人数 6,522 6,918 7,127 7,786 8,048 8,287 8,318 8,147 8,399 8,412 8,684 10,42510,54510,592 売上高 ( 右軸 ) 調達額 ( 右軸 ) 年度

10 製造業海外現地法人数 ( 地域別 ) の推移製造業海外現地法人数が大きく変化したのは東日本大震災 ( とタイの洪水 ) の翌年である平成 24 年度前年度末から 1,741 法人増加その増加分の多くは中国に設立された法人でその増加数は 923 法人で全体の増分の 5 割以上それに次ぐのはの 380 法人増 ( 社 ) 12,000 10,000 1,117 1,207 1,267 8,000 6,000 4,000 2, ,152 1,136 1, ,090 1, , ,300 1,265 1, , , ,249 2,331 2,453 1, , , ,828 1,852 1, ,783 1,760 1, ,761 1,711 1,588 1,575 1,526 4,142 4,119 4,025 2,230 2,476 2,681 2,770 2,917 3,089 3,078 3,219 1,393 1,655 1, NIEs3 中国 ( 年度 ) 9

11 製造業海外現地法人数 ( 地域別構成比 ) の推移平成 13 年度 (2001 年度 ) と平成 26 年度を比較すると中国の海外現地法人の構成比が 2 割から 4 割に倍増また最近の動きとしては平成 26 年度にと以外では法人数が低下していることが目立つ 7% 11% 12% NIEs3 9% 平成 26 年度 23% 中国 38% 12% 10% 9% NIEs3 10% 平成 23 年度 22% 中国 37% 9% 13% 平成 13 年度中国 21% 9% 11% 平成 19 年度中国 33% 20% 23% NIEs3 14% 資料 : 海外事業活動基本調査 ( 経済産業省 ) から作成 15% NIEs3 11% 21% 10

12 製造業海外現地法人売上高 ( 地域別 ) の推移海外現地法人の売上高は平成 13 年度から平成 26 年度にかけてほぼ 2 倍 (64 兆円 130 兆円 ) 中国の現地法人の売上高が約 6 倍で約 3 倍 NIEs3 で約 2 倍とに立地する現地法人の売上高がやはり伸びている ( 兆円 ) NIEs3 中国 ( 年度 ) 11

13 製造業海外現地法人売上高 ( 地域別構成比 ) の推移海外現地法人の売上高の立地地域別構成では中国の平成 26 年度の構成比が 24% で法人数のそれよりは構成比が小さい平成 13 年度との比較では 4 割あったの構成比が平成 26 年度に 26% に低下 ( ただしの法人数の構成比は 1 割 ) 12% 平成 26 年度 10% 平成 23 年度 11% 26% 中国 24% 19% 12% 26% 中国 24% 19% NIEs3 8% NIEs3 8% 9% 17% 平成 13 年度 45% 中国 8% 14% NIEs3 8% 9% 17% 平成 19 年度 32% 中国 17% 17% NIEs3 7% 12

14 製造業海外現地法人の調達額 ( 地域別 ) の推移海外現地法人の調達額は平成 13 年度から平成 26 年度にかけてほぼ 2 倍 (44 兆円 85 兆円 ) 中国の現地法人の調達額が約 6 倍で約 2.5 倍 NIEs3 で約 2 倍とに立地する現地法人の調達額がやはり伸びているが売上高の伸び率よりも若干低い ( 兆円 ) NIEs3 中国 ( 年度 ) 13

15 製造業海外現地法人調達額 ( 地域別構成比 ) の推移海外現地法人の調達額の立地地域別構成ではと中国が 4 分の 1 ずつを占めそれに 5 分の 1 のが続き 1 割弱の NIEs3 が続くという構造でこれが平成 23 年度から変わらないリーマンショック前で 4~3 割あったの構成を中国が代替している ( 一部の構成比増分もあり ) 12% 10% 平成 26 年度中国 25% 10% 11% 平成 23 年度中国 25% 24% 20% 24% 20% NIEs3 9% NIEs3 8% 9% 20% 平成 13 年度 41% 14% 中国 9% NIEs3 8% 9% 17% 平成 19 年度 31% 中国 18% 18% NIEs3 7% 14

16 製造業中国現地法人調達額 ( 現地 / 輸入元別構成比 ) の推移中国 14% 中国の現地法人の調達の 3 分の 2 がすでに中国現地からの調達平成 13 年度との比較では現地調達が 2 割増加で日本第三国からの調達は構成比をともに下げている平成 26 年度 22% 11% 平成 23 年度 26% 64% 63% 19% 平成 13 年度 14% 平成 19 年度 38% 32% 43% 54% 15

17 製造業中国現地法人第三国からの調達額 ( 国別構成比 ) の推移中国 4% 中国の現地法人の調達の 14% ほどを占める第三国調達の大部分は地域からのものワイドのサプライチェーンの存在を示唆するもの平成 13 年度との比較ではよりも大きく 1 割弱あったからの調達がほとんどなくなりつつあるのが目立つ平成 26 年度 2% 平成 23 年度 2% 1% 3% 4% 93% 91% 1% 平成 13 年度 1% 平成 19 年度 2% 9% 3% 2% 88% 94% 16

18 製造業中国現地法人 ( 企業の国籍別構成比 ) の推移中国現地調達の構成比では地場企業が 3 分の 2 で日系企業が約 3 割全調達額の構成比で比較すると中国地場企業からが約 42% 日系企業と日本からの輸入を合計した広義の日系が約 41% 現地調達増加の背景には日系サプライヤーの進出が確認できる平成 26 年度平成 23 年度その他の企業から 6% 日系企業から 29% その他の企業から 5% 日系企業から 29% 地場企業から 65% 地場企業から 66% 17

19 製造業現地法人調達額 ( 現地 / 輸入元別構成比 ) の推移 14% の現地法人の調達の 6 割が現地からの調達平成 13 年度との比較では日本からの調達が現地調達と第三国からの調達に置き換わっており特に第三国からの調達比率が倍増平成 26 年度 10% 平成 23 年度 25% 29% 61% 61% 7% 平成 13 年度 9% 平成 19 年度 51% 42% 62% 29% 18

20 製造業現地法人第三国からの調達額 ( 国別構成比 ) の推移の現地法人の第三国調達先も地域が過半を超えているからの調達が域内調達に変化してきた平成 13 年度に過半を超えていたからの調達が 2 割減 5% 平成 26 年度 5% 平成 23 年度 5% 34% 56% 10% 43% 42% 6% 平成 13 年度 9% 平成 19 年度 32% 32% 11% 12% 51% 47% 19

21 製造業現地法人 ( 企業の国籍別構成比 ) の推移現地調達の構成比では地場企業が過半を超えており日系企業が約 4 割全調達額の構成比で比較すると地場企業からが約 34% 日系企業と日本からの輸入を合計した広義の日系が約 54% 実はの現地法人の調達においては日系色が強い平成 26 年度平成 23 年度その他の企業から 1% 日系企業から 44% その他の企業から 3% 日系企業から 49% 地場企業から 55% 地場企業から 48% 20

22 製造業現地法人調達額 ( 現地 / 輸入元別構成比 ) の推移の現地法人の調達では現地調達 ( 立地国内からの調達 ) が 4 割未満平成 13 年度との比較では日本からの調達が第三国からの調達に置き換わっているまた平成 23 年度に一時的に増加した現地調達が第三国調達に変化している平成 26 年度平成 23 年度 37% 27% 24% 29% 36% 47% 平成 13 年度平成 19 年度 22% 41% 23% 39% 37% 38% 21

23 製造業現地法人第三国からの調達額 ( 国別構成比 ) の推移の現地法人の第三国調達先は地域が 7 割現地調達と第三国調達の分を加えると平成 26 年度の域内調達比率が約 6 4% でこれを広義の現地調達と考えれば中国 (64%) (6 1%) と実は変わらない ( 平成 13 年度の広義の現地調達比率は約 5 3%) 平成 26 年度 3% 平成 23 年度 4% 3% 20% 3% 26% 74% 67% 平成 13 年度 1% 15% 13% 平成 19 年度 5% 17% 5% 71% 73% 22

24 製造業現地法人 ( 企業の国籍別構成比 ) の推移現地調達の構成比では地場企業からの調達が 7 割全調達額の構成比で比較すると地場 ( 立地国内 ) 企業の 26% に対し日系企業と日本からの輸入を合計した広義の日系が約 36% ただしでは域内からの第三国調達が多いので地場企業と日系企業との比較以上に調達の化は進んでいる平成 26 年度平成 23 年度その他の企業から 4% 日系企業から 24% その他の企業から 6% 日系企業から 28% 地場企業から 72% 地場企業から 66% 23

25 製造業現地法人調達額 ( 現地 / 輸入元別構成比 ) の推移の現地法人の調達では 6 割が現地調達現地調達比率の推移はの現地法人と似ており平成 19 年度には既に 6 割に達したがその後増加せずとの違いは日本からの調達が第三国調達に置き換わっていないこと 18% 平成 26 年度 21% 13% 平成 23 年度 26% 61% 61% 20% 平成 13 年度 35% 13% 平成 19 年度 21% 45% 66% 24

26 製造業現地法人第三国からの調達額 ( 国別構成比 ) の推移 6% の現地法人の第三国調達は全体の 2 割弱を占め一時期より増加しているこの大部分は地域からのもの中国を含むワイドのサプライチェーンの存在を示唆するものからの調達は元々少ないが平成 23 年度からのからの調達の低下が目立つ平成 26 年度 2% 平成 23 年度 1% 3% 4% 7% 90% 87% 6% 平成 13 年度 5% 平成 19 年度 3% 5% 4% 6% 86% 85% 25

27 製造業現地法人 ( 企業の国籍別構成比 ) の推移現地調達の構成比では地場企業からの調達が約 5 割と他の地域と比べて低くかつ足元で比率が低下全調達額の構成比で比較すると地場 ( 立地国内 ) 企業からの調達は 3 割を割り込んでおり日系企業と日本からの輸入を合計した広義の日系が約 44% 現地の外資系企業からの調達比率も上昇平成 26 年度平成 23 年度その他の企業から 14% 日系企業から 37% その他の企業から 4% 日系企業から 38% 地場企業から 49% 地場企業から 58% 26

28 製造業 NIEs3 現地法人調達額 ( 現地 / 輸入元別構成比 ) の推移 NIEs3 20% NIEs3 の現地法人の調達では現地調達の比率がに次いで低くかつ日本からの調達比率が恒常的に 4 割近くに留まっていることが特徴第三国からの調達が足元で寧ろ増加し現地調達に置き換わっている平成 26 年度 36% 17% 平成 23 年度 34% 44% 49% 23% 平成 13 年度 16% 平成 19 年度 36% 37% 41% 47% 27

29 製造業 NIEs3 現地法人第三国からの調達額 ( 国別構成比 ) の推移 NIEs3 NIEs3 の現地法人の第三国調達ではからの調達比率が大きく低下しその分が欧米ではなくからの調達に置き換わるという際だった特徴を見せている現地調達が減っていることと併せて調達における脱現象が見られる平成 26 年度 13% 平成 23 年度 31% 6% 3% 6% 3% 60% 78% 2% 平成 13 年度 5% 平成 19 年度 4% 5% 6% 9% 89% 80% 28

30 製造業 NIEs3 現地法人 ( 企業の国籍別構成比 ) の推移 NIEs3 現地調達の構成比では地場企業からの調達が 6 割だが足元では比率が低下日系からの調達比率が上昇全調達額の構成比で比較すると地場企業からの調達は 3 割を割り込んでおり日系企業と日本からの輸入を合計した広義の日系が 5 割を超えている調達の日本回帰が見られる平成 26 年度平成 23 年度その他の企業から 5% 日系企業から 33% その他の企業から 8% 日系企業から 22% 地場企業から 62% 地場企業から 70% 29

31 の各調達比率総括表平成 26 年度 (%) 日本から第三国から現地広義のその他から地場日系その他日系地場中国 NIEs 平成 23 年度 (%) 日本から第三国から現地広義のその他から地場日系その他日系地場中国 NIEs

32 欧米 2 地域の各調達比率総括表平成 26 年度 (%) 日本から第三国から現地広義の欧米の各地域内その他から地場日系その他日系地場平成 23 年度 (%) 日本から第三国から現地広義の欧米の各地域内その他から地場日系その他日系地場

33 米中 2 地域の各調達比率総括表平成 26 年度 (%) 日本から第三国から現地広義の地域内その他から地場日系その他日系地場中国平成 23 年度 (%) 日本から第三国から現地広義の地域内その他から地場日系その他日系地場中国地域内とはについはを中国についてはをいう 32

34 まとめ日本の製造業は海外出荷輸出仕向けでもにシフト ( 米国 ) 市場向けは輸出から現地生産にシフト現地法人の売上高調達額でみてと中国が拮抗しており法人数では平成 24 年度以降急増した中国がを追い越したの現地法人の調達行動では化が進んでいるが必ずしも地場企業化が進んでいる訳ではなくワイドの調達となっているただし NIES については広義の日系調達比率が上昇広義の日系調達比率がでは 5 割超では 4 割を割り込む他方では地場調達比率が上昇では地域内比率が上昇ではワイドの調達への調達では広義の日系調達が 5 割超中国の調達では調達が 5 割超でかつ地場企業調達比率が 4 割超で特に高い海外現地法人の調達では平均的には化が進むが日系調達の多い広域調達の多い地場企業調達の多い中国といった特色が見られる 33

35 < 参考 > グローバル出荷指数とは製造業のグローバル展開を踏まえ国内外の製造業の生産動向を業種別に一元的に捉えようとした指標製造業の動向を事業所ベースで捉えることとし鉱工業出荷内訳表総供給表と海外現地法人四半期調査の組合せにより海外生産 ( 出荷 ) 比率等を算出しているグローバル出荷指数 ( 平成 22 年基準 ) について ( 平成 26 年度 ) B1. 国内向け B. 国内事業所からの出荷 ( 国内出荷指数 ) B2. 輸出向け A. グローバル出荷指数 D. 総供給指数 C1. 現地販売指数出荷海外比率 =C/A 海外市場比率 =(B2 + C1 + C2)/A 輸入比率 =E/D C. 日本企業の海外の事業所からの出荷 ( 海外出荷指数 ) C2. 第三国向け輸出指数逆輸入比率 =C3/E C3. 日本向け輸出指数 E. 輸入指数 34

36 注意点年の表示は和暦であり元号は特記しない限り原則として平成である海外事業活動基本調査における現地法人の仕入高を調達額を日本からの調達額を第三国からの調達額と表記している 35

37 おミ役ニ立経ち済ミ分ニ析経済動解き説で見ひると経言済解指説標などお役立ちミニ経済解説 (by. 経済解析室 ) 経済産業省大臣官房調査統計グループ経済解析室

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印刷用統計表_ xls 海外現地法人の動向 ( 海外現地法人四半期調査 ) 平成 2 6 年 1 ~ 3 月期平成 2 6 年 4 ~ 6 月期平成 2 6 年 7 ~ 9 月期実績現状判断先行き統計表平成 2 6 年 6 月 25 日経済産業省大臣官房調査統計グループ目次 Ⅰ-1. 実績総括表 ( ドル ) 1 ~ 2 欧州 38~39 Ⅰ-2. 実績内訳表 ( ドル ) 全地域 3 ~ 4 その

海外子会社の立地場所によって 材料や部品の調達先に違いは生じているのか? ; 海外現地法人の調達行動を立地地域別に把握する試み 地域別編 平成 28 年 6 月 経済解析室 ミニ経済分析 URL:

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