有線NW改善課題

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はなありの
5 years ago
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2 1. はじめに本書における表記法課題概要課題のベースモデルネットワーク構成各拠点での設定内容収集する統計値課題の進め方課題のルール操作手順補足リンクが接続しているインタフェース

3 1. はじめに本テキストはシミュレーション演習カリキュラムの補助教材であり本カリキュラムで実施する演習の手順書です演習はネットワークシミュレーションツール Riverbed Modeler ( リバーベッドモデラー以降 Modeler) を使用します以下に使用した Modeler の詳細を示します製品 :Riverbed Modeler Academic Edition バージョン :Ver17.5.A PL7 (Build 13311) 実行環境 : Windows7 2. 本書における表記法本書では次の表記を用い操作方法注意事項などを表現していますマウスボタンマウスボタンについては左ボタンのクリックを左クリック右ボタンのクリックを右クリックと記載していますメニューの中からある項目を選択する操作メニューに表示される項目を選択する操作を選択と記載しています実際のオペレーションは選択する項目にマウスカーソルを移動し左クリックとなりますメニューの表記選択肢を表す場合を除くメニューの表記は <> およびを使用して記載しています例えばウインドウズの電卓を起動する場合 <スタート> <すべてのプログラム (P)> < アクセサリ> < 電卓 > を選択と記載します HG ゴシック E-PRO フォント Modeler で選択するメニューおよび項目属性名ボタンもしくは入力するデータを表します 2

4 操作における間違いやすい項目など操作内容や設定内容の確認実施を表します本記号と共に記載されている項目は操作後確認を実施してください本書記載の操作の結果ディスプレイになんらかの表示が行われますディスプレイを確認してください Modeler の基本事項の説明や機能の解説を記載しています操作手順とは直接の関係はありませんが演習を進める上で重要な内容となります必ずご一読ください 3

3. 課題概要青森仙台長野大阪東京の 5 拠点があり各拠点ではクライアント数や使用しているアプリケーションが異なります各拠点をリンクで接続してルーティングを行うなどして自由にネットワークを構築してくださいただし以下の条件を満たすものとします (1) シミュレーション終了時の平均レスポンスタイムを FTP は 15 秒以下 Email は 20

5 3. 課題概要青森仙台長野大阪東京の 5 拠点があり各拠点ではクライアント数や使用しているアプリケーションが異なります各拠点をリンクで接続してルーティングを行うなどして自由にネットワークを構築してくださいただし以下の条件を満たすものとします (1) シミュレーション終了時の平均レスポンスタイムを FTP は 15 秒以下は 20 秒以下にしてください (2) 各拠点間のリンク使用率は最低でも平均 3% 程度に保ってくださいつまり使用しないリンクを設定しないようにします 3.1. 課題のベースモデル本課題を行う際のベースとなるモデルは以下の通りです作業対象プロジェクト :Wired_network_advanced 作業元となるシナリオ :base 3.2. ネットワーク構成 < ネットワーク全体 > 4

6 <AOMORI> <SENDAI> <NAGANO> <TOKYO> <OSAKA> 5

7 3.3. 各拠点での設定内容拠点は 5 拠点ありそれぞれの拠点での従業員数と使用しているアプリケーションは以下の通りです拠点名称従業員数アプリケーション特記事項 AOMORI 5 名 FTP HTTP - SENDAI 10 名 HTTP - NAGANO 5 名 FTP HTTP - TOKYO 25 名 FTP HTTP HTTP サーバーを設置 OSAKA 20 名 FTP HTTP FTP サーバーを設置 3.4. アプリケーション使用するアプリケーションの具体的な設定内容は以下の通りです拠点によりアプリケーションの設定が異なりますアプリケーション名設定内容利用拠点 FTP ダウンロード比率 75% アップロード比率 25% 平均 300 秒毎に 300Kbyte を通信 NAGANO TOKYO OSAKA FTP_heavy ダウンロード比率 100% AOMORI アップロード比率 0% 2000 秒毎に 1Mbyte を通信 HTTP 30 秒毎に 2.5Kbyte を通信 AOMORI SENDAI NAGANO TOKYO OSAKA 平均 180 秒毎に 5Kbyte のメッセージを 60 通送信平均 180 秒毎に 5Kbyte のメッセージを 100 通受信 AOMORI NAGANO TOKYO OSAKA _heavy 平均 180 秒毎に 10Kbyte のメッセージを 60 通送信平均 120 秒毎に 10Kbyte のメッセージを 100 通受信 SENDAI 6

8 3.5. 収集する統計値あらかじめ以下のレポートが設定されています (1) アプリケーション関連 FTP HTTP の3つのアプリケーションを共に参照しますに関してはネットワーク全体であれば <Global Statistics> < > <Download Response Time (sec)>を参照します FTP に関してはネットワーク全体であれば <Global Statistics> <Ftp> <Download Response Time (sec)> < Upload Response Time (sec)>を参照します HTTP に関してはネットワーク全体であれば <Global Statistics> <HTTP> <Page Response Time (seconds)>を参照しますいずれのアプリケーションも個別のものは <Object Statistics> < 各拠点 > <Client> 以下に収集されていますなお SENDAI では使用していない FTP アプリケーションの統計値は取得できません (2) リンク使用率各リンクの使用状況に関する統計値を収集しますシミュレーション実行後システムメニューから<View> <Visualize Link Usage > <Color by Link Usage >を行うことで使用率によってリンクが色分けされます統計値としては <Object Statistics> < 各拠点間のリンク> <point-to-point > <utilization>に収集されています 7

9 4. 課題の進め方課題を進めるにあたり以下の手順で作業を行ってください (1) base シナリオの設定内容の確認 base シナリオで現在の設定内容などを確認します (2) トポロジーの作成シミュレーションの実行 base シナリオをコピーした後にトポロジーを作成しシミュレーションを実行します (3) 経路統計結果の確認作成したトポロジーのシミュレーション結果を確認しますレスポンスタイムリンク使用率などからトラフィックの片寄りなどが無いか確認します (4) 改善案の検討シミュレーションの実行改善策を検討し設定を変更してシミュレーションを実行します Modeler 操作ガイド内の<シナリオ間での統計結果を比較 >を参考に改善前のシナリオとシミュレーション結果を比較します (5) レポート作成シミュレーション結果と考察をまとめます 8

5. 課題のルール (1) 閾値以下の条件を満たすネットワーク構成にしてくださいシミュレーション終了時の平均レスポンスタイムを FTP は 15 秒以下 Email は 20 秒以下にしてくださいなお HTTP については閾値の指定はありません各拠点間のリンク使用率は最低でも平均 3% 程度に保ってくださいつまり使用しないリンクを設定しないようにしますなお使用率が50%

10 5. 課題のルール (1) 閾値以下の条件を満たすネットワーク構成にしてくださいシミュレーション終了時の平均レスポンスタイムを FTP は 15 秒以下は 20 秒以下にしてくださいなお HTTP については閾値の指定はありません各拠点間のリンク使用率は最低でも平均 3% 程度に保ってくださいつまり使用しないリンクを設定しないようにしますなお使用率が50% といった3% よりも高い分には問題ありません (2) オブジェクトパレット指定のオブジェクトパレット (Base_2_Palette) に登録されているリンクを使用します指定以外のリンクは使用してはいけませんリンクモデルのデータレートは以下の通りですリンクモデルデータレート (bps) 28K 28,000 33K 33,000 56K 56,000 DS0 64,000 DS1 1,544,000 DS3 44,736,000 (3) リンクの接続先各拠点をリンクで接続する際には両端は router ノードのみとします設定例 )AOMORI と NAGANO を接続する場合その他の組み合わせ例えば switch と router client と router client と server などのように router 同士以外での接続をしてはいけません 9

11 (4) リンクの接続数 1 拠点あたりの接続可能なリンク数は最大 4 本までです (5) トラフィック量アプリケーションの設定やクライアント数を変更し流れるトラフィック量を変更してはいけません (6) IP アドレスの設定現状ではすべてのインタフェースの IP アドレスが Auto Assigned と設定されておりシミュレーション開始時に自動でアドレスが割り当てられますクライアント端末とサーバーでは属性 IP IP Host Parameters Interface Information Address が IP アドレスの指定箇所ですルータについては前回の課題資料を参考にしてくださいスタティックルーティングを行う場合はシミュレーション実行前にあらかじめ任意の IP アドレスを設定してください (7) ルーティングプロトコル現状ではあらかじめルーティングプロトコルとして OSPF が設定されています単純にリンクを接続しただけでも通信を行うことは可能です (8) サーバー数アプリケーションを処理するサーバーの台数を増やしてはいけません (9) 拠点の場所各拠点の位置は変えていけません ( 引越しは行えません ) (10) コストの考慮初期導入コストやランニングコストなどコスト ( 費用 ) も意識し最適なネットワークを提案してください例 ) 青森と大阪は距離が離れてコストが掛かるのでリンクを設定しないなど 10

12 6. 操作手順補足 6.1. リンクが接続しているインタフェース各リンクがどのインタフェースと接続しているか確認する際には以下の手順を行いますリンク上で右クリックし表示されたメニューの中から Edit Ports を選択します右図の例では OSAKA.router の IF2 と TOKYO.router の IF5 が接続されていることを表していますリンクを接続する順番などによりインタフェース番号は変化します 6.2. IP アドレスの自動設定システムメニューから <Protocols> <IP> <Addressing> <Auto-Assign IPv4 Addresses> を選択することで現状のネットワークトポロジーを踏まえてアドレスを自動で割り当てることができますまた逆に上記メニューで <Clear IP Addresses of All Interfaces> を選択することですべてのアドレスをクリア (Auto-Assign へ変更 ) することもできます説明は以上です今まで実施した演習や資料を参考にして課題を進めてください 11

CSMA CA課題

CSMA CA課題シミュレーション演習 CSMA/CA 課題 1 テキスト第 1.00 版株式会社情報工房本文中に記載されている会社名製品名は各社の登録商標または商標です本マニュアルの無断転載転写を禁じます 1. はじめに... 3 2. 本書における表記法... 3 3. 演習 1 課題概要... 5 3.1. ネットワーク構成... 5 3.2. トラフィック... 5 3.3. 収集する統計値...