別添資料職場における熱中症による死傷災害の発生状況 1 職場における熱中症による死傷者数の推移 ( 平成 18~27 年 ) 過去 10 年間 ( 平成 18~27 年 ) の職場での熱中症による死亡者数および4 日以上休業した業務上疾病者の数 ( 以下合わせて死傷者数という ) をみると

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このかあわたけ
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1 別添資料職場における熱中症による死傷災害の発生状況職場における熱中症による死傷者数の推移 ( 平成 8~27 年 ) 過去年間 ( 平成 8~27 年 ) の職場での熱中症による死亡者数および4 日以上休業した業務上疾病者の数 ( 以下合わせて死傷者数という ) をみると平成 22 年に 656 人と最多でありその後も ~ 人台で推移している平成 27 年の死亡者数は 29 人と前年に比べ 7 人増加し死傷者数は 464 人と依然として高止まりの状態にある職場における熱中症による死傷者数の推移 ( 平成 8~27 年 ) ( 人 ) 8 年 9 年 2 年 2 年 22 年 23 年 24 年 25 年 26 年 27 年 (7) (8) (7) (8) (47) (8) (2) (3) (2) (29) ( ) 内の数値は死亡者数であり死傷者数の内数職場における熱中症による死傷者数の推移死傷者数 ( 人 ) 死亡者数 ( 人 ) 年 9 年 2 年 2 年 22 年 23 年 24 年 25 年 26 年 27 年 5 5 死亡者数 ( 死傷者数の内数 ) 死傷者数 - -

2 2 業種別発生状況 ( 平成 23~27 年 ) 過去 5 年間 ( 平成 23~27 年 ) の業種別の熱中症による死傷者数をみると建設業が最も多く次いで製造業で多く発生しており全体の約 5 割がこれらの業種で発生している熱中症による死傷者数の業種別の状況 ( 平成 23~27 年 ) ( 人 ) 業種建設業製造業運送業警備業商業清掃と畜業平成 23 年 (7) () () (3) (2) () 平成 24 年 () (4) () (2) () () 平成 25 年 (9) (7) () (2) (3) (2) 平成 26 年 (6) () (2) () () () 平成 27 年 () (4) () (7) () (2) 計 (44) (6) (4) (4) (5) (6) ( ) 内の数値は死亡者数であり死傷者数の内数農業林業その他計 (2) (2) () (8) () (2) () (2) () () (4) (3) () () (2) (2) () () (3) (29) ,279 (5) (5) () () ( 人 ) 8 44 熱中症による死傷者数の業種別の状況 ( 平成 23~27 年計 ) 建設業製造業運送業警備業商業清掃と畜業休業 4 日以上の業務上疾病者数死亡者数農業林業その他 - 2 -

3 3 月時間帯別発生状況 () 月別発生状況 ( 平成 23~27 年 ) 過去 5 年間 ( 平成 23~27 年 ) の月別の熱中症による死傷者数をみると全体の約 9 割が 7 月および 8 月に発生している熱中症による死傷者数の月別の状況 ( 平成 23~27 年 ) ( 人 ) 5 月月 6 月 7 月 8 月 9 月以前以降平成 23 年 () (5) (5) (7) () () 平成 24 年 () () () (9) () () 平成 25 年 () () (4) (4) () () 平成 26 年 () () (6) (5) () () 平成 27 年 () (2) () (6) () () , 計 () (8) (46) (5) (4) () 5 月以前は月から5 月まで月以降は月から 2 月までの合計 ( ) 内の数値は死亡者数であり死傷者数の内数計 422 (8) 4 (2) 53 (3) 423 (2) 464 (29) 2,279 () ( 人 ) 2 8 熱中症による死傷者数の月別の状況 ( 平成 23~27 年計 ) , 月以前 6 月 7 月 8 月 9 月月以降休業 4 日以上の業務上疾病者数死亡者数 - 3 -

4 (2) 時間帯別発生状況 ( 平成 23~27 年 ) 過去 5 年間 ( 平成 23~27 年 ) の時間帯別の熱中症による死傷者数をみると 4~6 に多く発生しているなお日中の作業終了後に帰宅してから体調が悪化して病院へ搬送されるケースも散見される熱中症による死傷者数の時間帯別の状況 ( 平成 23~27 年 ) ( 人 ) 9 以前以降計平成 23 年 (2) (2) (4) () () (2) (2) (2) (3) () (8) 平成 24 年 () (3) (4) (2) () (2) (2) (3) () (3) (2) 平成 25 年 () (2) (2) () () (6) (3) (6) (6) (3) (3) 平成 26 年 () () (2) () () (2) () (3) () (2) (2) 平成 27 年 () () (3) (2) (3) (6) (3) (5) (4) (2) (29) 計 ,279 (2) (8) (5) (6) (7) (8) () (9) (4) () () 9 以前は時から 9 まで 8 以降は 8 時から 23 までの合計 ( ) 内の数値は死亡者数であり死傷者数の内数 ( 人 ) 3 2 熱中症による死傷者数の時間帯別の状況 ( 平成 23~27 年計 ) 時以前休業 4 日以上の業務上疾病者数 5 6 死亡者数 7 8 時以降 - 4 -

5 4 作業開始からの日数別発生状況 ( 平成 23~27 年 ) 過去 5 年間 ( 平成 23~27 年 ) の作業開始日から熱中症発生日までの作業日数別の死亡者数をみると全体の 5 割が高温多湿作業場所 ( ) で作業を開始した日から 7 日以内に発生している ( ) 高温多湿作業場所 : 基本通達 ( 平成 2 年 6 月 9 日付け ) でいう WBGT 基準値を超えまたは超えるおそれのある作業場所熱中症死亡者の作業開始日から熱中症発生日までの作業日数別の状況 ( 平成 23~27 年 ) ( 人 ) 作業日数初日以降計平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年計 ( 人 ) 6 熱中症死亡者の作業開始日から熱中症発生日までの作業日数別の状況 ( 平成 23~27 年計 ) 55 人

6 5 平成 27 年の熱中症による死亡災害の詳細平成 27 年に熱中症によって死亡した全 29 人についてその発生状況は以下のとおりである全体の概要 ()29 人のうち 28 人については WBGT 値の測定を行っていなかった (2)29 人のうち 26 人については計画的な熱への順化期間が設定されていなかった (3) 29 人のうち 7 人については自覚症状の有無にかかわらない定期的な水分塩分の摂取を行っていなかった (4)29 人のうち 3 人については健康診断が行われていなかった各事案の詳細発生時の WBGT 値について現場での測定が行われていなかった事案では環境省熱中症予防サイトで公表された現場近隣の観測所における WBGT 値を参考値として示した番号月業種年代事案の概要 7 建築工事業 2 7 建築工事業 3 7 建築工事業 3 8 時頃から住宅の新築工事現場で基礎の型枠の組立作業を行っていた被災者が 5 時頃気分が悪そうに座り込み型枠に寄りかかったため事業主が帰宅を指示したが車を正常に運転できなかったため事業主は気分が良くなったら帰宅するよう指示した 7 時 3 分頃作業を終えた事業主が車の運転席で横たわっている被災者を発見し病院に搬送したが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 3.8 被災者に対して熱への順化期間は設けられていなかった被災者は 8 時 2 分頃から店舗の増築工事現場で路面舗装工事に伴う排水溝 (U 字溝 ) の設置作業を行っていた 6 時 5 分頃現場に点在していたカラーコーンを集めていた被災者が突然地面に両膝をつき右肩から落ちるように倒れた同僚が 9 番通報し被災者は病院に搬送されたが翌日死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 28.3 水分や塩分の摂取は労働者任せであった被災者に対して熱への順化期間は設けられていなかった被災者は 8 時頃から木造家屋の解体工事に従事し 6 時頃休憩を取った際に意識が朦朧としていたため病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 28. 水分や塩分の摂取は労働者任せであった被災者に対して熱への順化期間は設けられていなかった - 6 -

7 4 7 建築工事業 5 8 建築工事業 6 8 建築工事業 7 9 建築工事業被災者は建物屋上で 8 時頃から防水作業を行っており 4 時頃体調不良を訴えた陰で 5 分程度休憩をとったが体調が良くならず現場代理人の指示により同僚が現場近くの病院に搬送しようとしたが被災者が希望した自宅近くの病院に搬送中被災者が暴れだしたため 9 番通報し救急車で別の病院に搬送されたが 6 日後に死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 3.5 被災者に対して熱への順化期間は設けられていなかった被災者は木造住宅の新築工事現場で清掃作業を行っていた 5 時 3 分頃倒れ込み痙攣を起こしたため病院に搬送されたが 2 日後に死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 3. 水分や塩分の摂取は労働者任せであった被災者に対して熱への順化期間は設けられていなかった被災者に対して熱中症に関する教育は行われていなかった被災者は 8 時分から解体撤去工事現場で廃材の片付けや清掃作業を行っていた 6 時 2 分頃被災者が突然尻もちをつくようにその場で倒れたためすぐに日陰に移動させ休ませた被災者の意識が明確ではなかったため医師に診てもらう必要があると判断し被災者の同僚の車で近くの病院に搬送している最中に容体が急変し 9 番通報により病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 3.5 水分や塩分の摂取は労働者任せになっていた被災者は 7 時分から事務所の新築工事現場でコンクリートブロックの仮置き作業を行っていた 4 時分頃被災者がふらつきながら事務所裏手に歩きよく分からない言葉を口走ったため同僚が付き添い水分を取らせて日陰で休ませた次第に被災者の目の焦点が合わなくなり地面に倒れて呼びかけにも応じなくなったため同僚が 9 番通報し病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 29.5 水分や塩分の摂取は労働者任せであった被災者に対して熱への順化期間は設けられていなかった被災者は熱中症発症に影響を与えるおそれのある疾患を有していた被災者に対して熱中症に関する教育は行われていなかった - 7 -

8 8 8 土木工事業 9 8 土木工事業 8 土木工事業 6 3 被災者は 8 時から除草作業現場で刈った草の集積とトラックへの積み込み作業を行っていた 4 時頃被災者が体調が悪いと申し出たため近くの日陰で休憩させた被災者は突然震え飲んでいた飲み物を嘔吐し身体が痙攣し始めたが現場代理人の声かけに対し大丈夫と答え一旦は状態が安定したしかし再び嘔吐し自力で身体を曲げることができずろれつが回らなくなったため付き添っていた同僚が 9 番通報し病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 25.7 水分や塩分の摂取は労働者任せであった涼しい休憩場所は設けられていなかった被災者に対して熱への順化期間は設けられていなかった被災者に対して熱中症に関する教育は行われていなかった被災者は 8 時から草刈り機を使用し資材置き場の除草作業を行っていた時頃被災者が体調不良を訴えたため車の中で休憩をとらせた時 45 分被災者から体調が回復しないため午後は休むとの申出があり同僚が病院に連れて行こうとしたが自宅で寝ていれば治ると言われ 2 時に同僚とともに事業場に戻り被災者は車で帰宅した事業主が体調は大丈夫かと被災者に声をかけた際には大丈夫と返答したが 7 時頃帰宅した妻が心肺停止で横たわっている被災者を発見し搬送された病院で死亡が確認された環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 29.4 水分や塩分の摂取は労働者任せであった被災者は熱中症発症に影響を与えるおそれのある疾患を有していた被災者に対して健康診断結果に基づく対応が不十分であった被災者に対して熱中症に関する教育は行われていなかった被災者は 8 時 3 分から草刈り機を使用し除草作業を行っていた 6 時 5 分頃被災者は作業場所に草刈り機を置き同僚のところに近づき大の字になって地面に倒れ意識を失ったため同僚が 9 番通報し病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 26. 被災者に対して熱への順化期間は設けられていなかった - 8 -

9 8 土木工事業 2 7 警備業 3 7 警備業 4 7 警備業 2 被災者は個人住宅新築工事現場で外構工事を行っていた 6 時 35 分頃に現場の片付けを行い 6 時分頃にトラックで会社に戻ろうとしたところトラックのタイヤが現場前の空き地にはまり動けなくなった 7 時頃空き地で倒れている被災者を事業主が発見し声をかけたところ滑ってしまいましたと言った後反応が無くなったため事業主が 9 番通報し病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 29.5 熱への順化期間は設けられていなかった被災者に対して健康診断は行われていなかった被災者に対して熱中症に関する教育は行われていなかった被災者は 9 時から住宅の新築工事現場で交通整理を行っていた現場付近には日差しを遮る場所はなく休憩時被災者は縁石に座っていた昼休憩中の 2 時頃被災者の体調が悪そうであったため午後の作業はしばらく休むよう伝えた 6 時 3 分頃被災者の様子を確認に行ったところ倒れている被災者を発見したため 9 番通報し被災者は病院に搬送されたが 2 日後に死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 3.5 現場付近には休憩時に日差しを遮ることができる場所はなかった水分や塩分の摂取は労働者任せであった被災者に対して熱への順化期間は設けられていなかった被災者は熱中症発症に影響を与えるおそれのある疾患を有していた被災者に対して健康診断結果に基づく対応が不十分であった被災者はガス管入れ替え工事現場で 9 時から 7 時まで交通整理の業務を行い同僚と車で会社に戻った後 7 時 2 分頃自転車で帰宅した 8 時 3 分頃居住アパートの敷地内で被災者が倒れているところを通行人に発見され病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 3 水分や塩分の摂取は労働者任せであった被災者は当日の業務の前に前日の夜が寝苦しかったことを同僚に伝えていた被災者は 8 時から街路樹伐採現場で交通整理を行っていた 5 時 3 分頃被災者がふらふらしながら同僚にもう無理ですと申し出たため同僚は一旦被災者を座らせ現場責任者に連絡した既に自力で動くことができなかったため病院に搬送したが翌日に死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 3.6 被災者に対して健康診断は行われていなかった - 9 -

10 5 8 警備業 6 8 警備業 7 8 警備業 8 8 警備業被災者は 8 時頃から道路で除草作業現場の交通誘導作業を行っていた 7 時に作業を終え現場の作業員が運転する車で自身のバイクが駐輪されている場所まで送迎される途上被災者が運転手にもたれ掛かるように倒れ意識が朦朧とした様子であった同僚が 9 番通報し病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 29.8 被災者に対して健康診断は行われていなかった被災者は 8 時 3 分から工場屋根改修現場で車両の誘導を行っていた業務終了後の 6 時分に被災者は明日明後日休みたいと言い車で帰宅したが 7 時 5 分頃近くの路上で倒れているところを通行人が発見し 9 番通報により病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 3.6 水分や塩分の摂取は労働者任せになっていた現場に元請事業者が設置した冷房製氷機塩飴等が備えられた休憩場所を被災者は遠慮して休憩時に利用していなかった被災者は熱中症発症に影響を与えるおそれのある疾患を有していた被災者に対して健康診断は行なわれていなかった被災者に対して熱中症に関する教育は行われていなかった被災者は除草作業現場で側道での交通整理を行っていた時 45 分頃同僚が被災者の異変に気づき休憩をとるよう声をかけた被災者が移動しようとしたがその場で倒れ病院に搬送されたが翌日死亡した現場における災害発生時のWBGT 値 ( 実測値 ) は 3 であった被災者は道路災害復旧の工事現場で交通整理を行っていた 3 時分頃他の作業員が放心状態になっている被災者に気づき休憩させた約分後その作業員が被災者の様子を見に行ったところ被災者が倒れており病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 29.9 水分や塩分の摂取は労働者任せであった - -

11 9 7 食料品製造業 2 8 製造業 2 8 電気業 22 8 化学工業 23 8 一般貨物自動車運送業被災者は 7 時分頃から工場内で製品の副産物をフレコンバッグに充填する充填機の操作を行っていた 4 時 2 分頃上司がしゃがんでいる被災者を発見した被災者は背中に汗をかいていたが目眩がする程度で大丈夫と言っていたためエアコンがある撹拌操作室へ移動させた被災者は自ら靴や保護帽を脱ぎ水筒の蓋を開けて飲んだ 4 時 3 分頃突然被災者が床に崩れるように倒れ 9 番通報により病院に搬送されたが 6 日後に死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 3.5 水分や塩分の摂取は労働者任せであった被災者に対して健康診断結果に基づく対応が不十分であった被災者に対して熱中症に関する教育は行われていなかった被災者は肥料を製造する工場で汚泥等が入ったフレコンバッグをクレーンで卸す作業を行っていたが 4 時頃に同僚に仰向けで倒れているところを発見されたその後被災者は病院に搬送されたが翌日死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 3.5 被災者は 9 時頃から計器の確認のため山道を徒歩で移動していた帰社予定時刻である 2 時を過ぎても被災者が帰社せず携帯電話の応答がなかったため他の職員が捜索を行ったところ山道で倒れている被災者を発見し 9 番通報したその後被災者の死亡が確認された環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 27.9 水分や塩分の摂取は労働者任せであった被災者に対して熱への順化期間は設けられていなかった被災者に対して熱中症に関する教育は行われていなかった被災者は 5 時から 24 時までの間プラスチック製品製造工場において機械の監視材料の投入製品の検品等の作業を人で行っていた 23 時頃交代のため出勤してきた同僚が倒れている被災者を発見したその後被災者は病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 26.4 被災者に対して健康診断は行われていなかった被災者に対して熱中症に関する教育は行われていなかった被災者は 8 時頃から家具の配送の補助を行い 4 軒目にトラックで向かっている途中の時過ぎに体調不良を訴えた本人の同意により 4 軒目は被災者をトラックで休憩させ同僚のみで作業を行っていたところ被災者がトラックで倒れているところを付近の住民が発見し 9 番通報により病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 3.9 被災者に対して熱への順化期間は設けられていなかった被災者に対して熱中症に関する教育は行われていなかった - -

12 24 6 廃棄物処理業 25 7 廃棄物処理業 26 8 農業 27 8 砂利採取業 28 6 接客娯楽業被災者は 8 時分から工場建屋内で粉砕された廃プラスチックが自動投入されるフレコンバッグを入れ替える作業を行っていた作業場のリーダーが作業前と作業中に被災者に対し体調の確認を行った際は問題無い旨の回答があったが 3 時分頃被災者が突然倒れ込み意識を失い同僚が 9 番通報し病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 24 水分や塩分の摂取は労働者任せであった被災者は熱中症発症に影響を与えるおそれのある疾患を有していた被災者に対して熱中症に関する教育は行われていなかった被災者は事業場建屋内において通常業務である産業廃棄物の分別作業を終え定時に退社したが帰宅路の途中でフェンスにもたれかかるようにして倒れている状態で発見され病院に搬送されたが翌日死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 29.7 被災者に対する健康診断が不十分であった被災者は 8 時からビニールハウスで野菜の収穫を行っていたが 3 時 3 分頃胃の調子が悪いと言ったため同僚が休憩させた 4 時頃被災者は事業主に早退を申し出自家用車を運転して帰宅しその日の夜に病院で点滴を受け翌日から別の病院に入院したがその 2 日後に死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 28.5 水分や塩分の摂取は労働者任せであった被災者は 7 時 3 分から砕石プラントで機械の操作等を行っており時 3 分頃体調不良を訴えたため休憩室で休憩した 2 時頃昼休憩のため休憩室に入った同僚が病院に連れていったろかと尋ねたところ被災者は頼むと答えたため自家用車を取りに行き休憩室に戻ると被災者の意識がなくなっていたため 9 番通報により病院に搬送されたが死亡した環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 3.6 水分や塩分の摂取は労働者任せであった被災者は熱中症発症に影響を与えるおそれのある疾患を有していた被災者に対して健康診断結果に基づく対応は不十分であった被災者は海外研修において現地時間の 6 時 3 分から渓谷を下り始めたが現地時間の 3 時 3 分頃体調不良を訴え日陰で休憩した後意識を失い死亡した現地の報道では現地の気温は 43 を超え高温注意報が発令されていた被災者に対して熱への順化期間は設けられていなかった被災者に対して熱中症に関する教育は行われていなかった - 2 -

13 29 7 その他の事業被災者は時頃に雨量計の月次点検作業のため同僚とともに登山を開始してすぐに体調不良を訴え大量の汗で服が濡れていたため各自のペースで登ることとした同僚は被災者が点検場所に到着すると休憩をとるよう促し点検作業終了後 2 人で下山していたところ被災者が転倒した被災者の意識は朦朧としていて呼吸は荒く呼びかけに反応しているか苦しくて声を上げているか不明な状態であったため 9 番通報し救急ヘリにより病院に搬送されたが死亡が確認された環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT 値は 3.4 水分や塩分の摂取は労働者任せであった被災者は熱中症発症に影響を与えるおそれのある疾患を有していた被災者に対して健康診断結果に基づく対応が不十分であった被災者に対して熱中症に関する教育は行われていなかった - 3 -

14 6 都道府県別の職場における熱中症による死亡者数 ( 平成 8~27 年 ) 都道府 H8 H9 H2 H2 H22 H23 H24 H25 H26 H27 県年年年年年年年年年年合計北海道青森 3 岩手宮城秋田 3 6 山形 7 福島茨城栃木 3 5 群馬 2 3 埼玉千葉東京神奈川新潟富山石川 2 8 福井山梨 2 2 長野 2 2 岐阜 2 22 静岡愛知三重滋賀 4 26 京都 5 27 大阪兵庫奈良和歌山 3 鳥取 32 島根岡山広島 4 35 山口徳島 37 香川愛媛高知 2 福岡佐賀 42 長崎熊本 4 44 大分宮崎 46 鹿児島 5 47 沖縄 4 合計

平成28年の職場における熱中症予防対策の重点的な実施について【第１号】

平成28年の職場における熱中症予防対策の重点的な実施について【第１号】職場における熱中症による死傷災害の発生状況 ( 平成 28 年月末時点速報値 ) 別紙 2 熱中症による死傷者数の推移 ( 平成 8~27 年分 ) 過去年間 ( 平成 8~27 年 ) の職場での熱中症による死亡者及び休 4 日以上の務上疾病者の数 ( 以下合わせて死傷者数という ) をみると平成 22 年に 656 人と最多でありその後も 4~5 人台で推移している平成 27 年の死亡者数は