Windows 8 の Flash Player コンテンツを含む Web サイトに関する開発者向けガイダンス 2012 年 6 月 21 日 要約 このドキュメントでは Windows 8 の Adobe Flash Player コンテンツが含まれる Web サイトについて説明します また Fl

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1 Windows 8 の Flash Player コンテンツを含む Web サイトに関する開発者向けガイダンス 2012 年 6 月 21 日 要約 このドキュメントでは Windows 8 の Adobe Flash Player コンテンツが含まれる Web サイトについて説明します また Flash Player を使う Web サイトで役立つ開発者 デザイナー コンテンツの発行元向けのガイドラインが含まれています この情報は 次のオペレーティングシステムに該当します Windows 8 Windows Server 2012 このドキュメントの最新バージョンは Microsoft ダウンロードセンターで維持管理されています 免責事項 : このドキュメントは " 現状のまま " で提供されます このドキュメントに含まれている情報および見解は URL や他のインターネット Web サイトの参照先を含めて 予告なく変更されることがあります 情報の一部はプレリリース段階の製品に関連するものであり 商業リリースまでに大幅な変更が加えられる場合があります Microsoft はここに示す情報について 明示または黙示を問わずいかなる保証も行いません リスクをご承知の上でご利用ください このドキュメントにより Microsoft 製品の知的財産権に対するいかなる法的権利も付与されることはありません このドキュメントは 内部的な参照用途でコピーおよび使用することができます

2 Windows 8 の Flash Player コンテンツを含む Web サイトに関する開発者向けガイダンス - 2 目次 Windows 8 の Flash Player コンテンツを含む Web サイトに関する開発者向けガイダンス... 1 概要... 3 サイトのエクスペリエンスを制御する... 3 HTTP ヘッダー... 3 META タグ... 3 互換性表示一覧について... 4 Flash コンテンツを含む Web サイトの互換性ガイドライン... 5 Internet Explorer 10 での Flash コンテンツのガイドライン... 5 サイトを提出して Internet Explorer の互換性について検討してもらう... 6 サイトをテストする... 7 サイトを提出して追加を検討してもらう... 8 テストガイダンス... 8 テストケース... 9 まとめ... 10

3 Windows 8 の Flash Player コンテンツを含む Web サイトに関する開発者向けガイダンス - 3 概要 Windows 8 では デスクトップ用の Internet Explorer 10 と Metro スタイルの使用感の Internet Explorer 10 で同じ統合型 Adobe Flash Player が使用されるため 追加プレーヤーのダウンロードやインストールの必要がなくなります デスクトップ用の Internet Explorer 10 では Adobe Flash Player プラグインに依存していた以前のバージョンの Windows Internet Explorer と同様に Flash が完全にサポートされ 他のサードパーティプラグインが引き続きサポートされます Internet Explorer 10 では サードパーティの ActiveX コントロールまたはプラグインは依然としてサポートされません このドキュメントの目的は次のとおりです Flash コンテンツを含むサイトのデザイナー 開発者 およびコンテンツの発行元向けに Adobe と Microsoft が作成したガイダンスとガイドラインを提供します Internet Explorer 10 ブラウザー内で Flash Player コンテンツを実行できるようにする互換表示 (CV) 一覧について説明し さらに開発者がサイトを提出して CV 一覧への追加を検討してもらうプロセスについて解説します 開発者が CV 一覧への提出前に Internet Explorer 10 で Flash Player が必要なサイトをテストする方法を説明します サイトのエクスペリエンスを制御する ブラウザーに提供されるコンテンツは 開発者が制御します 開発者は Inte rnet Explorer 10 に HTML5 コンテンツを送信することや Internet Explorer 10 のユーザーにデスクトップ用の Internet Explorer でサイトを実行することを勧めるプロンプトを表示することができます プラグインが必要なサイトでは HTTP ヘッダーまたは META タグによって Internet Explorer 10 のユーザーに対してデスクトップ用の Internet Explorer に切り替えるように通知することができます HTTP ヘッダー META タグ X-UA-Compatible: requiresactivex=true <meta http-equiv="x-ua-compatible" content="requiresactivex=true" /> Internet Explorer 10 は これらのフラグを検出すると デスクトップ用の Internet Explorer にワンタッチで切り替えるためのオプションを表示します

4 Windows 8 の Flash Player コンテンツを含む Web サイトに関する開発者向けガイダンス - 4 サイト開発者が指定したこれらの X-UA-Compatible フラグを認識させる方法のほか 互換表示一覧でデスクトップで実行する必要があるサイトを指定して Internet Explorer 10 のユーザーに同様のプロンプトを表示することも可能です 互換性表示一覧について デスクトップ用の Internet Explorer 10 では どのサイトの Flash コンテンツでも再生できますが Windows Metro スタイル UI の Internet Explorer 10 では Flash 用互換表示 (CV) 一覧に掲載されたサイトの Flash コンテンツのみを再生できます サイトの Flash コンテンツを再生したときに Internet Explorer 10 にとって最適なユーザーエクスペリエンスとなる場合 Flash コンテンツが含まれるそのサイトが CV 一覧に掲載されます たとえば コンテンツをタッチしたときの応答性はどうか オンスクリーンキーボードでうまく機能するか バッテリ寿命に影響を与えるか 表示されるプロンプトは Metro スタイルのユーザーエクスペリエンスのガイドラインに従っているか などです ロールオーバーイベントやピアツーピア (P2P) 機能など Metro スタイルエクスペリエンス内でサポートされない機能に依存していて この機能がないと明らかに品質が低下するサイトの場合 Flash に対応したデスクトップ用の Internet Explorer 10 で実行した方が良い結果が得られます Internet Explorer 10 は CV 一覧を使って Internet Explorer 10 でサポートされる Flash Player 機能により特定のサイトを実行できるようにします CV 一覧の管理および配布と 一覧に記載されるサイトの決定は Microsoft が行います CV 一覧における Flash Player が必要なサイトの扱いに関する決定は パフォーマンス 応答性 タッチ対話操作 セキュリティ プライバシー バッテリー寿命などの要素を考慮に入れて Internet Explorer 10 でのサイトのエクスペリエンス品質に基づいて行われます

5 Windows 8 の Flash Player コンテンツを含む Web サイトに関する開発者向けガイダンス - 5 Flash コンテンツを含む Web サイトの互換性ガイドライン Microsoft は 次のセクションで説明する互換性ガイドラインを使って CV 一覧への追加が検討されるサイトの互換性を評価し コンテンツの種類 ( メディアとゲームが優先されます ) Windows 8 の Flash プレーヤーとの互換性 Windows 8 Metro スタイルユーザーエクスペリエンスの品質と Windows 8 の方針 ( パフォーマンス 応答性 セキュリティ プライバシー 信頼性 グローバル対応 アクセシビリティなど ) との一貫性や影響に基づいて決定を下します これらのガイドラインは さらに分析を行って Internet Explorer 10 で正常に動作するかどうかを確認する必要があるコンテンツを特定するために使用されます Internet Explorer 10 での Flash コンテンツのガイドライン 次のカテゴリに分類され Flash プレーヤーを対象とするコンテンツは Internet Explorer 10 と互換性がないものと見なされます 互換性のないコンテンツでは Microsof t が Flash プレーヤーを対象とするコンテンツを含む Web サイトを CV 一覧に追加しない理由になる場合や ユーザーがデスクトップ用の Internet Explorer でサイトを表示する必要が生じる場合があります サイトのプライマリエクスペリエンスが HTML である サイトの付加的な非プライマリエクスペリエンスが Flash により実現され パフォーマンス基準を満たさないか これらのガイドラインの基準によって互換性がないと見なされる プライマリエクスペリエンスが ActiveX コントロール (Flash 以外 ) に依存しているサイト サイトの機能エクスペリエンスがすべての Windows 8 プラットフォーム ( 利用可能な場合は x86 x64 ARM) 間で一貫していない Flash コンテンツに次のような問題があるサイト ローカライズが行われていないか正確でない 適度なユーザーの期待や Internet Explorer 10 内で実行される HTML5 エクスペリエンスと比較して パフォーマンスが低いかバッテリー寿命が短い Internet Explorer 10 と互換性のない Flash コンテンツが原因で Web サイトのエクスペリエンスで機能が失われる ( 以下を参照 ) 適度なユーザーの期待や Internet Explorer 10 内で実行される HTML エクスペリエンスと比較して コンテンツがタッチ操作で快適に動作しない ( たとえば パン ズーム ダブルクリック スワイプなどの Flash タッチイベントに依存している )

6 Windows 8 の Flash Player コンテンツを含む Web サイトに関する開発者向けガイダンス - 6 適度なユーザーの期待や Internet Explorer 10 内での実行が許可される HTML エクスペリエンスと比較して オンスクリーンキーボードでのコンテンツの操作に問題がある サイトについて Internet Explorer 10 での Flash 互換性に関する CV 一覧にサイトを追加しないよう依頼する書面を開発者が提出した また 次の Flash 機能には最初から Internet Explorer 10 との互換性がありません これらの機能は Flash が有効な Web サイトでのエンドユーザーの全体的なエクスペリエンスにとって重要なことも 重要でないこともあります ( たとえば サポートされない機能がメインエクスペリエンスにとって重要でなかったり サポートされない機能を利用できない場合のエクスペリエンスがサイト開発者によってやや下げられたりすることがあります ) カメラ マイク 印刷 機能ブックマーク (Flash アンカーなど ) ダブルクリックへの依存 ( ダブルクリックは ズームして表示に合わせるためにプレーヤーによって利用され Flash コンテンツにはダブルクリックイベントとして伝播されません ) ロールオーバーおよびロールアウトイベントの使用 P2P への依存 ( ソケットサーバーの作成は Windows Metro スタイルデザインガイドラインにより許可されません ) 次の Flash タッチ API への依存 : パン ズーム 回転 スワイプ PressAndTap Flash で最適なエクスペリエンスを実現するためにこの一覧に記載されているいずれかの機能が必要な場合 コンテンツは Internet Explorer 10 と互換性がないと見なされる可能性があり CV 一覧への追加が検討されません サイトを提出して Internet Explorer の互換性について検討してもらう 前に述べたとおり Flash Player が必要なサイトを持つ開発者は サイトにプラグインが必要なことを示す META タグでページをマークする ( またはヘッダーを追加する ) ことができます このようにすると Internet Explorer 10 のエンドユーザーに デスクトップ用の Internet Explorer 10 でサイトを開くことを勧めるプロンプトが表示されます Internet Explorer 10

7 Windows 8 の Flash Player コンテンツを含む Web サイトに関する開発者向けガイダンス - 7 と互換性があるサイトとして CV 一覧に記載されている場合 Internet Explorer 10 では常に Flash プレーヤーが有効な状態で開かれ デスクトップ用の Internet Explorer 10 で開くことを勧めるプロンプトは表示されません サイトをテストする 開発者は CV 一覧への追加を検討してもらうためにサイトを提出する前に Internet Explorer 10 と互換性があるかどうかについて Flash コンテンツを含むサイトをテストすることができます サイトの互換性をテストする場合 開発者はサイトが CV 一覧に記載されていなくてもそのサイトを Flash が有効な Internet Explorer 10 で実行できるようにするレジストリ設定にサイトを追加できます Internet Explorer 10 で Flash コンテンツをテストするには 次のレジストリキーを追加します HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Internet Explorer\Flash\DebugDomain ここで DebugDomain はドメイン名をそのデータとして指定する文字列値です (movies.contoso.com など ) 以下に例を示します HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Internet Explorer\Flash\DebugDomain = movies.contoso.com DebugDomain 文字列値には 次のような注意事項があります ページまたはリソースへの直接 URL はサポートされません (contoso.com/xyz など ) ( または など "/" を含む値はサポートされません " は使わないでください 除去されます ( たとえば は として読み込まれます ) ドメインは 1 つだけサポートされます

8 Windows 8 の Flash Player コンテンツを含む Web サイトに関する開発者向けガイダンス - 8 デバッグドメインを追加すると そのドメイン ( サブドメインを含む ) 内のすべてのページが Internet Explorer 10 で Flash コンテンツを再生できるようになります 埋め込みタグをとおして別のドメインのコンテンツが含まれるページも Flash コンテンツを再生できます iframe をとおして別のドメインのコンテンツが含まれるページでは そのドメインが CV 一覧に記載されていなければ Flash コンテンツが再生されません サイトを提出して追加を検討してもらう 開発者は CV 一覧に追加してほしいサイトを電子メール経由で Microsoft に提出できます サイトを提出して CV 一覧への追加を検討してもらうには iepo@microsoft.com に電子メールを送信し 次の詳細情報を含めます 1. 名前 会社名 役職 連絡先情報 2. 検討を依頼するドメイン ( と Flash コンテンツが含まれる具体的なページ ( ドメインにアクセスする月ごとのおおよそのユニークユーザー数 4. Flash コンテンツが必要とする機能 ( Internet Explorer 10 での Flash コンテンツのガイドライン を参照 ) 5. サイトで使用されている SWF の名前とバージョン 該当する場合は サードパーティ.SWF ファイルのバージョン番号を含めます (Contoso の videoplayer.swf v1.2 など ) 6. ドメインが依存している他のプラグイン (Flash 以外 ) の一覧と それらのコントロールが含まれる具体的なページ サイトが他のプラグインに依存している場合 デスクトップ用の Internet Explorer 10 でサイトを開くようユーザーに指示される点に注意してください 7. ステップ 2 で挙げたページのテスト結果 ( テストガイダンス と テストケース を参照 ) テストガイダンス 1. (VM ではなく ) ローカルマシンでテストします 2. Internet Explorer でソフトウェアレンダリングを有効および無効にしてテストします

9 Windows 8 の Flash Player コンテンツを含む Web サイトに関する開発者向けガイダンス タッチポイントが 2 つ以上で解像度が 1366 x 768 以上ある 少なくとも Windows 7 の静電容量方式タッチモニターを使ってテストします テストケース 1. コンテンツがオンスクリーンキーボードと物理キーボードで正常に機能する 2. コンテンツがマウスとタッチで正常に機能する 3. ホバー機能がマウスとタッチで正常に機能する 4. タッチ ( 再生 一時停止 停止など ) 5. 全方向へのパン 6. ピンチとズーム 7. ダブルタップしてズーム 8. 前 / 次ページへのナビゲーションが滑らかである 9. タブの切り替えと他のアプリケーションへの切り替えがスムーズである 10. コンテキストメニュー ( タッチしたまま マウスの右クリック ) オプションが正常に機能する 11. スナップ統合がスムーズで エラーがない 次の各ビューで上の 1 ~ 10 をテストします a. ブラウザーをスナップビュー (320 ピクセル幅 ) にする b. ブラウザーをフィルビュー ( 画面幅からスナップ ビューを引いた幅 ) にする 12. 全画面表示に切り替えて 全画面表示以外に戻す 13. コンテンツのレンダリング a. 画面に不自然な表示がないか確認する b. すべてのコンテンツが表示されていることを確認する c. ビデオの再生が滑らかであることを確認する 開発者には 依頼の受領通知と決定までにかかる予定期間について知らせる通知がすぐに Microsoft から送られます Microsoft

10 Windows 8 の Flash Player コンテンツを含む Web サイトに関する開発者向けガイダンス - 10 まとめ では 提出されたサイトのボリュームに応じて開発者の依頼を約 6 週間で処理します また Microsoft はサイトについて検討して このドキュメントで説明されたとおりにサイトの互換性を評価し CV 一覧への追加承認または棄却理由について 定められた期間内に開発者に返信します CV 一覧への追加が承認されたサイトは Microsoft がエンドユーザーに対して Windows 8 の更新を行う CV 一覧の次回の定期更新時に追加されます ( 通常は月に 1 回 ) 要約すると Windows 8 の Metro スタイル UI の Internet Explorer 10 でサイトがどのように動作するかは開発者が制御します Flash コンテンツを含む Web サイトに関して サイト所有者は次のいずれかを選択することができます 要求が Internet Explorer 10 から生成されたことを検出し サイトのプラグインを使わないバージョンを提供します 利用可能なドキュメントと共に 前に説明したレジストリキーを使って Internet Explorer 10 と互換性のある Flash コンテンツにします Internet Explorer 10 と互換性のある Flash コンテンツになったら サイトを Microsoft に提出して 評価と Flash の CV 一覧への追加を依頼します HTML に META タグ / ヘッダーを追加し デスクトップ用の Internet Explorer に切り替えてプラグインが有効なサイトを表示するよう勧めるプロンプトをユーザーに表示します 何もしません サイトは Flash なしで Internet Explorer 10 に表示されます