S28-1C1000Technical Information

Size: px
Start display at page:

Download "S28-1C1000Technical Information"

Transcription

1 Technical Information コンクリート用膜養生剤 リポテックス C-1000 < ご注意 > お取扱に際しては 弊社 SDS をご参照頂くようお願い申し上げます 機能化学品第 1 事業部 東京都墨田区本所 TEL FAX

2 1. はじめにリポテックスC-1000は アクリル樹脂を主成分とする樹脂膜系のコンクリート養生剤です コンクリート表面に散布することにより 水分の蒸発を抑制し 初期 ~ 中期材齢での乾燥収縮を低減するとともに 保水効果により 気中養生下における強度の増進効果を有しています また プライマー効果を有しているためセメント系仕上げ材料の接着性状に悪影響を及ぼしません 2. リポテックスC-1000 の養生効果コンクリート表面に散布されたリポテックス C-1000は時間の経過により乾燥固化して水不溶性で透明なアクリル樹脂の膜を生成します この膜がコンクリート内部の水分蒸発を抑制し 乾燥収縮の低減効果を示すと共に 保水効果を高め 乾燥に伴う強度低下を低減する働きをしています 無処理 水分蒸発量大 水分 リポテックス C-1000 処理 水分蒸発量少 リポテックス C-1000 生成膜 コンクリート 3. リポテックス C-1000 の用途 リポテックス C-1000 の主な用途と標準使用量は以下の通りです 用途 標準使用量 散布時期 スラブ面 - 2 倍希釈液 200g/m 2 レイキ前 壁面 ( 現場打設 ) 壁面 ( 湿潤状態 ) トンネル二次製品 3 倍希釈液 200g/m 2 脱型直後 壁面 ( 乾燥状態 ) 二次製品 ( 蒸気養生 ) 消波ブロック 5 倍希釈液 300g/m 2 脱型後 各用途におけるリポテックス C-1000 の性能試験結果を以下に示します 4. スラブ面での適用性 4-1. 基本性能リポテックスC-1000をスラブ面に使用した場合を想定し 下記に示すコンクリート配合 ( N 相当 ) を用い リポテックス C 倍希釈液を表層に練りこんで以下の試験を行った W/C S/a 単位量 (kg/m 3 ) (%) (%) セメント 水 細骨材 粗骨材 混和剤

3 養生効果の確認としては 1 コンクリート表面からの水分蒸発量 2 コンクリートの長さ変化 ( 表面ひずみ ) 3 コンクリート圧縮強度について測定した また 実際の現場における適用性評価として 4 コンクリート表面強度への影響 5 仕上げ材料への影響についての確認を行った それぞれの試験方法を以下に示す 1 コンクリート表面からの水分蒸発量 (ASTM C156 参考 ) ASTM C156( コンクリート用膜生成液体養生剤の水分保持力の標準試験方法 ) を参考とし 調整したコンクリートを5mm 篩により粗骨材を除去した後 得られたモルタルを φ200mm 高さ110mm の型枠中に打設し 表面をリポテックスC-1000で処理した その後温度 20 湿度 40% の室内において5m/sec の風が表層に当たるようにして静置し 経過時間毎に重量を測定し その変化分を水分蒸発量とした 2 コンクリートの長さ変化 JIS A 1129( コンクリートの長さ変化試験方法 ) に準拠して測定を行った 打設面 ( 上部の型枠が無い部分 ) について所定のリポテックス処理を行った後室内で静置した 翌日脱型後 仕上げ面以外の面にリポテックスを塗布したのち基長を測定した また 同時にひずみゲージを用いて表面のひずみを測定した 3 コンクリート圧縮強度 JIS A 1108に準拠して測定を行った 尚 養生剤処理および養生についてはコンクリートを型枠に打設した直後に表層 1~2cm 程度に養生剤を練りこみ仕上げを行った後 型枠内で所定の期間 20 室内で気中養生を行った 4 表面強度リポテックスC-1000 で処理したモルタル ( 調整したコンクリートを 5mm 篩で篩分けしたもの ) を4 週間気中養生を行い 奥田式 ( ロット式 ) スリヘリ試験により表面強度を測定した 5 仕上げ材料への影響 (SL 材 ) スラブ打設時に表面をリポテックス C-1000で処理したコンクリートを気中で 2 週間養生後 表面を市販のプライマーおよびSL 材で仕上げを行った SL 材施工後 4 週間気中養生を行った後 建研式接着強さ試験で付着強度を測定した 水分蒸発量 長さ変化

4 表面ひずみ 圧縮強度 表面強度仕上げ材料への影響 (SL 材付着強度 ) 100% 4 破断面分布 80% 60% 40% 20% 0% SL 材界面下地接着強度 フ ライマー無フ ライマー有フ ライマ無 無処理 フ ライマ有 リホ テックス 接着強度 (N/mm 2 ) 4-2. 散水養生との比較コンクリート標準示方書 ( 日平均気温 15 以上 ) およびJASS5( 普通ポルトランドセメント : 計画供用期間標準 ) に定められている5 日間の湿潤養生を行う場合 散水養生と リポテックス C-1000 養生および両者の併用による散水期間の短縮 (3 日 ) について性能を比較した 尚 比較項目は水分蒸発量 長さ変化 圧縮強度とした 結果を以下に示す 水分蒸発量長さ変化 長さ変化率 ( 10-4 ) 無塗布散水養生リホ テックス 経過時間 ( 週 )

5 圧縮強度 圧縮強度 (N/mm 2 ) 週 1 週 10 無処理 散水養生 リホ テックス散水 + リホ テックス 5. 壁面 ( 脱型後表面含水状態 ) への適用性リポテックスC-1000を脱型後の壁面に使用した場合を想定し リポテックス C 倍希釈液を表面に散布して以下の試験を行った W/C S/a 単位量 (kg/m 3 ) (%) (%) セメント水細骨材粗骨材混和剤 養生効果の確認としては 1 コンクリート表面からの水分蒸発量 2 コンクリートの長さ変化 3 コンクリート圧縮強度について測定した また 使用性の評価として 4 仕上げ材料への影響についての確認を行った 1~3については 基本的に 4-1と同様の試験を行った また 4の試験方法は以下の通り 600mm 600mm 150mm の模擬試験壁を打設し 翌日脱型を行った 脱型直後に散布器を用いて 表面にリポテックスを散布し 2 週間気中養生を行った 養生終了後 市販のタイルモルタルを施工し タイル (95mm 45mm) 貼付けを行い 引き続き 14 日間気中養生を行った後 タイル引っ張り試験を行った 各試験結果を以下に示す 水分蒸発量長さ変化

6 圧縮強度仕上げ材料への影響 ( タイル ) 6. 消波ブロック ( 脱型後表面乾燥状態 ) への適用 リポテックスC-1000を脱型後表面がやや乾燥した壁面に使用した場合を想定し リポテックス C 倍希釈液を 表面に散布して以下の試験を行った W/C S/a 単位量 (kg/m 3 ) (%) (%) セメント 水 細骨材 粗骨材 混和剤 養生効果の確認としては 1 コンクリート表面からの水分蒸発量 2 コンクリート圧縮強度についての確認を行った 試験方法は 基本的に 4-1と同様で行った 各試験結果を以下に示す 水分蒸発量 圧縮強度 S

<4D F736F F F696E74202D E838A815B836782CC92B28D875F31205B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D E838A815B836782CC92B28D875F31205B8CDD8AB B83685D> コンクリートの調合 水, 粉に対する水の量が少 コシ大, 但し, 扱い難い ( 固い ) セメント 水 砂利 ( 粗骨材 ) 砂 ( 細骨材 ) 水, セメントに対する水の量が少 強度, 耐久性大但し, 扱い難い ( 固い ) 化学混和剤 水分少 縮み量小 数年かけて 水分少 縮み量小 水が少 水が多 強度小さい収縮耐久性 施工性 コンクリートの調合上のポイント 目標とするコンクリートの性能 構造安全性

More information

高性能 AE 減水剤を用いた流動化コンクリート 配合設定の手引き ( 案 ) - 改訂版 - 平成 21 年 6 月 国土交通省四国地方整備局

高性能 AE 減水剤を用いた流動化コンクリート 配合設定の手引き ( 案 ) - 改訂版 - 平成 21 年 6 月 国土交通省四国地方整備局 高性能 AE 減水剤を用いた流動化コンクリート 配合設定の手引き ( 案 ) - 改訂版 - 平成 21 年 6 月 国土交通省四国地方整備局 目 次 1. はじめに 1 2. 材料 1 2-1 セメント 1 2-2 高性能 AE 減水剤 2 2-3 細骨材 3 2-4 粗骨材 3 3. 配合設定 4 3-1 流動化コンクリートの配合基準 4 3-2 室内配合設定手順および方法 4 3-3 現場配合試験

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.33

コンクリート工学年次論文集 Vol.33 論文乾燥開始後 5 ヶ月のデータに基づく仕上塗材 表面改質材を施工したコンクリートの乾燥収縮性状 長谷川拓哉 *1 *2 千歩修 要旨 : 本研究では, 乾燥開始後 5 ヶ月の乾燥収縮試験結果に基づき, 各種仕上塗材 表面改質材を施工したコンクリートの乾燥収縮性状について検討を行った その結果として, 今回使用した仕上塗材は, 乾燥開始後 6ヶ月では, 乾燥収縮ひずみの進行抑制効果がみられるが,5

More information

強度のメカニズム コンクリートは 骨材同士をセメントペーストで結合したものです したがって コンクリート強度は セメントペーストの接着力に支配されます セメントペーストの接着力は 水セメント比 (W/C 質量比 ) によって決められます 水セメント比が小さいほど 高濃度のセメントペーストとなり 接着

強度のメカニズム コンクリートは 骨材同士をセメントペーストで結合したものです したがって コンクリート強度は セメントペーストの接着力に支配されます セメントペーストの接着力は 水セメント比 (W/C 質量比 ) によって決められます 水セメント比が小さいほど 高濃度のセメントペーストとなり 接着 コンクリートの強度 コンクリートの最も重要な特性は強度です ここでは まず コンクリート強度の基本的特性について解説し 次に 呼び強度および配合強度がどのように設定されるか について説明します 強度のメカニズム 強度の影響要因 強度性状 構造物の強度と供試体強度 配合 ( 調合 ) 強度と呼び強度の算定 材料強度のばらつき 配合強度の設定 呼び強度の割増し 構造体強度補正値 舞鶴市および周辺部における構造体強度補正値

More information

3. 第 1 回コンクリート実験 3.1 概要下記の示方配合から設計した現場配合でコンクリートを練り混ぜ, スランプ試験と空気量試験を行う. その後, 圧縮強度試験用としてφ10 20 cm の円柱供試体を 4 本 ( うち 1 本は予備 ), 割裂引張強度試験用としてφ15 15 cm の円柱供試

3. 第 1 回コンクリート実験 3.1 概要下記の示方配合から設計した現場配合でコンクリートを練り混ぜ, スランプ試験と空気量試験を行う. その後, 圧縮強度試験用としてφ10 20 cm の円柱供試体を 4 本 ( うち 1 本は予備 ), 割裂引張強度試験用としてφ15 15 cm の円柱供試 平成 28 年度社会環境工学実験構造 1, 構造 2( コンクリート実験 ) 目次 1. スケジュール 2. レポートの提出場所 3. 第 1 回コンクリート実験 4. 第 2 回コンクリート実験と RC 梁供試体の作製別紙資料 1( スランプ試験と空気量試験の方法 ) 別紙資料 2( コンクリートの圧縮強度試験および割裂引張強度試験 ) 1. スケジュール 第 1 回授業 ( 当日 ): W/C

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.32

コンクリート工学年次論文集 Vol.32 論文 単位水量を低減した水中不分離性コンクリートに関する基礎的検討 花岡大伸 *1 川島仁 *2 羽渕貴士 *3 *4 佐藤肇 要旨 : 従来の水中不分離性コンクリートは, 水中での分離抵抗性や自己充填性等を高めるため, 普通コンクリートに比較して単位水量と単位セメント量が多く, また水中不分離性混和剤を添加した配合となっている そのため, 構造物条件によっては自己収縮や水和熱が問題となる場合があり,

More information

<4D F736F F D208A658EED B834A838A A834A94BD899E90AB8E8E8CB182C982E682E98D9C8DDE8B7982D E838A815B836782CC94BD899E90AB955D89BF C668DDA816A2E646F63>

<4D F736F F D208A658EED B834A838A A834A94BD899E90AB8E8E8CB182C982E682E98D9C8DDE8B7982D E838A815B836782CC94BD899E90AB955D89BF C668DDA816A2E646F63> 各種アルカリシリカ反応性試験による骨材及びコンクリートの反応性評価 愛知県生コンクリート工業組合技術委員会 1. 試験目的骨材のアルカリシリカ反応性を判定するために化学法 (JIS A 1145) 及びモルタルバー法 (JIS A 1146) が使用されてきたが これら以外にモルタルバー迅速法 (JIS A 1804) 及びコンクリート自体の反応性を調べる迅速試験法 (ZKT 206) も導入されている

More information

生コンクリートに関する基本情報 ここでは 生コンクリートの製造 供給態勢 生コンを注文する際に必要となる基礎的知識 コンクリート施工の要点について概説します 白鳥生コン株式会社 記事の無断転載を禁じます Copyright SHIRATORI NAMAKON CORPORATION.

生コンクリートに関する基本情報 ここでは 生コンクリートの製造 供給態勢 生コンを注文する際に必要となる基礎的知識 コンクリート施工の要点について概説します 白鳥生コン株式会社 記事の無断転載を禁じます Copyright SHIRATORI NAMAKON CORPORATION. 生コンクリートに関する基本情報 ここでは 生コンクリートの製造 供給態勢 生コンを注文する際に必要となる基礎的知識 コンクリート施工の要点について概説します 白鳥生コン株式会社 記事の無断転載を禁じます Copyright SHIRATORI NAMAKON CORPORATION. 白鳥生コン 生コンクリートの製造 供給態勢 コンクリートの製造方法 レディーミクストコンクリート ( 生コン ):

More information

目次 1. はじめに 実施工程

目次 1. はじめに 実施工程 合成短繊維の添加によるコンクリート片剥落防止効果の確認試験 立会い試験結果報告書 製品名 : シムロック SX 平成 22 年 11 月 宇部日東化成株式会社 シムロック は 宇部日東化成株式会社の登録商標です 目次 1. はじめに --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

More information

ダイアボンド DE1108

ダイアボンド DE1108 ダイアボンド DE1108 ダイアボンド DE1108 は 2 液性常温硬化形のエポキシ樹脂系接着剤で 中温 (70 以上 ) で硬化 させると 優れた接着性能を発揮します 構造用接着剤として サンドイッチパネルの組立て等に適しています 特長 1. 中温 (70 以上 ) 硬化で優れた接着性を示し 硬化スピードが速く生産性がよい 2. 100% 不揮発分で硬化時の収縮が少ない 3. 鉄及び非鉄金属に対して

More information

<4D F736F F D BA926E92B290AE93688DDE82CC95578F808D488E968E64976C2E646F6378>

<4D F736F F D BA926E92B290AE93688DDE82CC95578F808D488E968E64976C2E646F6378> 外装タイル弾性接着剤張り工事標準仕様書 同解説 有機系下地調整塗材に関する追補 全国タイル工業組合 有機系下地調整塗材に関して 外装タイル弾性接着剤張り工事標準仕様書 同解説 に以下の内容を追補する 1. 適用範囲建築物の外壁にセラミックタイルを有機系接着剤張りする場合における 下地調整のために使用する有機系下地調整塗材の工法に適用する 2. 材料 JAI 18( 日本接着剤工業会規格 ) に規定した有機系下地調整塗材のうち

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.33

コンクリート工学年次論文集 Vol.33 報告コンクリート構造物の垂直面に適用する噴霧養生手法の検討 宮沢明良 *1 田中秀周 *2 村松道雄 *1 * 羽渕貴士 要旨 : コンクリートの湿潤養生手法について, 水平面 ( 天端面 ) の湿潤状態を保つことは比較的容易であるが, 垂直面に対して確実に湿潤状態を保つことは難しい場合が多い そこで, 垂直面に対しても水平面と同等もしくはこれに近い養生効果を得る湿潤養生手法を確立することを目的として,

More information

論文 重回帰分析等を用いた再生コンクリートの強度特性に関する評価 高橋智彦 *1 大久保嘉雄 *2 長瀧重義 *3 要旨 : 本研究は, 再生コンクリートの強度およびヤング係数を把握することを目的に実施したものである 再生コンクリートの強度およびヤング係数については既往文献結果を重回帰分析し評価した

論文 重回帰分析等を用いた再生コンクリートの強度特性に関する評価 高橋智彦 *1 大久保嘉雄 *2 長瀧重義 *3 要旨 : 本研究は, 再生コンクリートの強度およびヤング係数を把握することを目的に実施したものである 再生コンクリートの強度およびヤング係数については既往文献結果を重回帰分析し評価した 論文 重回帰分析等を用いた再生コンクリートの強度特性に関する評価 高橋智彦 *1 大久保嘉雄 *2 長瀧重義 *3 要旨 : 本研究は, 再生コンクリートの強度およびヤング係数を把握することを目的に実施したものである 再生コンクリートの強度およびヤング係数については既往文献結果を重回帰分析し評価した さらに, 電力施設のコンクリート解体材を用いて, 再生骨材の特性をパラメータとした試験を実施し, 上記分析結果の適用性について検証した

More information

L 型擁壁 (CP-WALL) 構造図 S=1/30 CP-WALL(B タイプ ) H=1900~2500 断面図 正面 背面図 製品寸法表 適用 製品名 H H1 H2 B 各部寸法 (mm) B1 B2 T1 T2 T3 T4 T5 水抜孔位置 h1 h2 参考質量 (kg) (

L 型擁壁 (CP-WALL) 構造図 S=1/30 CP-WALL(B タイプ ) H=1900~2500 断面図 正面 背面図 製品寸法表 適用 製品名 H H1 H2 B 各部寸法 (mm) B1 B2 T1 T2 T3 T4 T5 水抜孔位置 h1 h2 参考質量 (kg) ( L 型擁壁 (CP-WALL) 構造図 CP-WALL( タイプ ) =10~0 断面図 正面 背面図 製品寸法表 適用 製品名 1 2 各部寸法 (mm) 1 2 T1 T2 T3 T4 T5 水抜孔位置 h1 h2 参考質量 (kg) (kn/m2) 連結穴 M16 背面 正面 -10-10 1295 1295 945 945 155 155 155 155 80 80 1 1 1825 1882

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.29

コンクリート工学年次論文集 Vol.29 報告 PC タンクのひび割れ防止 足立真康 *1 冨板良史 *2 堅田茂昌 *3 *4 大西清介 要旨 : 大型 PCタンクの側壁下端は, セメントの水和熱に起因する温度応力や収縮により, ひび割れ発生確率が高くなる場合があり, その対策として, 施工初期に発生する温度応力を小さくすることが有効である 今回, 低熱ポルトランドセメントと膨張材を併用した配合を採用することで, ひび割れを完全に防止した

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.28

コンクリート工学年次論文集 Vol.28 論文高性能特殊増粘剤を用いたモルタルの基礎物性 野中英 *1 佐藤孝一 *2 金森誠治 *3 *4 石口真実 要旨 : 本研究は, 従来の充填モルタルにセルフレベリング性, 水中不分離性を付与することを目的に, 従来の増粘剤とは種類および作用機構の異なるアルキルアリルスルフォン酸塩系およびアルキルアンモニウム塩系の 2 液タイプの増粘剤を用いて各試験を実施した 試験は, 水セメント比, 混和剤置換率の異なる

More information

生コンクリート価格表 ( 消費税別 ) 2016 年 4 月 1 日 大津生コンクリート協同組合大津支部 滋賀県大津市浜町 9-32 電話 FAX

生コンクリート価格表 ( 消費税別 ) 2016 年 4 月 1 日 大津生コンクリート協同組合大津支部 滋賀県大津市浜町 9-32 電話 FAX 生コンクリート価格表 ( 消費税別 ) 2016 年 4 月 1 日 大津生コンクリート協同組合大津支部 滋賀県大津市浜町 9-32 電話 077-524-2300 FAX 077-526-3537 普通コンクリート JIS 規格品 ( 粗骨材最大寸法 : 20 mm ) JIS 規格品 ( 粗骨材最大寸法 : 40 mm ) 呼び強度スランプ呼び強度スランプ普通セメント普通 / 高炉 B 種普通セメント

More information

2. スランプフロー試験 3. 振動台式コンシステンシー試験 試験方法 対象 振動数 (rpm) 振動台式コンシステンシー試験 (JSCE-F501) VC 試験 ( 国土開発技術研究センター 道路協会 ) 供試体成形機による超硬練りコンクリートのコンシステンシー試験 ( 全国土木コンクリートブロッ

2. スランプフロー試験 3. 振動台式コンシステンシー試験 試験方法 対象 振動数 (rpm) 振動台式コンシステンシー試験 (JSCE-F501) VC 試験 ( 国土開発技術研究センター 道路協会 ) 供試体成形機による超硬練りコンクリートのコンシステンシー試験 ( 全国土木コンクリートブロッ コンクリートの性質第 4 回 フレッシュコンクリート フレッシュコンクリートとは? 練混ぜ直後から型枠内で凝結に至るまでの いわゆるまだ固まっていないコンクリートのことをいう 凝結 : 練り混ぜたコンクリートが セメントの水和に伴い液体から固体に変化すること 硬化 : 凝結したコンクリートの強度がさらに反応とともに増加する現象 フレッシュコンクリートが有すべき性能 1 運搬 打込み 締固めおよび表面仕上げの各施工段階において

More information

16 コンクリートの配合設計と品質管理コンクリートの順に小さくなっていく よって, 強度が大きいからといってセメントペーストやモルタルで大きい構造物を作ろうとしても, 収縮クラックが発生するために健全な構造物を作ることはできない 骨材は, コンクリートの収縮を低減させ, クラックの少ない構造物を造る

16 コンクリートの配合設計と品質管理コンクリートの順に小さくなっていく よって, 強度が大きいからといってセメントペーストやモルタルで大きい構造物を作ろうとしても, 収縮クラックが発生するために健全な構造物を作ることはできない 骨材は, コンクリートの収縮を低減させ, クラックの少ない構造物を造る 1 コンクリートの基本的性質と配合 コンクリートは, セメントと岩石の粒である骨材に水を加えて混合したものである 混合直後には粘りのある液体であるが, セメントは水との化学反応により硬化していくため, 時間の経過とともに固まっていく セメントと水の反応は 水和反応 と呼ばれる 骨材は,5 mm のふるい目を通る粒径のものを 細骨材, それより大きい粒径のものを 粗骨材 と呼ぶ 水とセメントの混合物を

More information

スライド 1

スライド 1 日本コンクリート技術株式会社 Japan Concrete Technology Co.LTD (JC-tech) JC-tech ) JC-tech ( 国土交通省中部地整発注 ) ( 国土交通省東北地整発注 ) 2 比較する従来技術 ( 従来工法 ) ひび割れ誘発目地の設置 新技術の概要及び特徴本工法は 壁状コンクリート構造物の構築において 水和熱抑制型超遅延剤 ND リターダー を添加したコンクリートを壁体下部に打ち込むことにより

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.25

コンクリート工学年次論文集 Vol.25 論文圧縮力を受けるポーラスコンクリートの表面変位分布の計測とその応用 音野琢也 * 国枝稔 *2 吉田知弘 *3 *4 六郷恵哲 要旨 : ポーラスコンクリートには骨材径に依存した凹凸が存在するため, コンプレッソメータの装着が難しいこと, 圧縮力を受けるときに局所的な変形が生じている可能性があること, どの程度の検長で変位を計測するのが妥当かなど変位の計測法に様々な問題点を抱えている そこで, 本研究では圧縮力を受けるポーラスコンクリートの表面変位分布を計測し,

More information

作成 承認 簡単取扱説明書 ( シュミットハンマー :NR 型 ) (1.0)

作成 承認 簡単取扱説明書 ( シュミットハンマー :NR 型 ) (1.0) 作成 承認 簡単取扱説明書 ( シュミットハンマー :NR 型 ) 2012.1(1.0) 本簡単取扱説明書は あくまで簡易な使用方法についての取扱説明書です ご使用に関 して機器取扱説明書を十分ご理解の上で正しくご使用くださるようお願いします 注意 本簡単取扱説明書は 簡易な使用方法についての取扱説明 書です 詳細については機器取扱説明書十分理解して使用 してください 1 シュミットハンマーの使用方法

More information

<4D F736F F D208E9197BF31302D F4390B3816A96FB899890F A E8F8DC58F4994C55F8CC589BB8DDE8B5A8F705F202D208

<4D F736F F D208E9197BF31302D F4390B3816A96FB899890F A E8F8DC58F4994C55F8CC589BB8DDE8B5A8F705F202D208 セメント系固化材による油含有土の固化処理に関する基礎検討 ( 社 ) セメント協会セメント系固化材技術専門委員会 1. はじめに工場やガソリンスタンドの跡地をセメント系固化材を用いて固化処理する際 油類を含有した土に遭遇する場合がある しかしながら このような油含有土をセメント系固化材により固化処理した報告 1) 2) は少なく 油種や油の含有レベルが改良効果に及ぼす影響は明らかとなっていない また

More information

改定対照表(標準単価)

改定対照表(標準単価) 目次 標準単価移行にともない 第 Ⅵ 編市場単価の 2 区画線工 3 高視認性区画線工 19 排水構造物工の 3 工種は廃止 目次 6-4 削除 頁 6-5 削除 6-13 削除 7-1 7-2 7-3 7-4 7-5 7-6 7-7 頁 7-8 7-9 7-10 7-11 頁 7-12 7-13 7-14 7-15 7-16 改定前 改定後 ( 平成 30 年 1 月 4 日以降適用 ) 7-17

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.31

コンクリート工学年次論文集 Vol.31 論文単位水量と水セメント比がコンクリート表層の透気性に及ぼす影響とその養生依存性 松﨑晋一朗 *1 吉田亮 *2 *3 岸利治 要旨 : コンクリート表層の透気性に影響を与える要因には, 配合や施工および養生などが挙げられる 本研究では, 水セメント比と単位水量, および養生をパラメータとした円柱供試体に対しブリーディング試験 透気試験を行った その結果, 外的因子である養生が透気性に及ぼす影響は内的因子である配合に比べて大きいことを示し,

More information

さらに, 乾燥を受けたコンクリート試験体の水和および中性化の程度を確認するため, 化学分析によって水酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムの生成量を算出した 2. 実験の概要 2.1 使用材料および調合使用材料は表 -1 に, コンクリートの調合およびフレッシュ性状試験結果を表 -2 に示す 2.2 試

さらに, 乾燥を受けたコンクリート試験体の水和および中性化の程度を確認するため, 化学分析によって水酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムの生成量を算出した 2. 実験の概要 2.1 使用材料および調合使用材料は表 -1 に, コンクリートの調合およびフレッシュ性状試験結果を表 -2 に示す 2.2 試 コンクリート工学年次論文集,Vol.37,No.1,2015 論文若材齢で脱型した無筋コンクリート断面に生じる微細ひび割れとセメントの水和反応に関する基礎的研究 酒井田智哉 *1 丸山一平 *2 市之瀬敏勝 *3 *4 七里賢司 要旨 : 本研究では若材齢で脱型し, 乾燥を受ける部材断面を模擬したコンクリートに発生する微細ひび割れの発生状況と, 若材齢での養生打ち切りに伴うセメントの水和反応への影響を検討した

More information

<4D F736F F D BAD937891AA92E CC816988C4816A F090E0816A2E646F63>

<4D F736F F D BAD937891AA92E CC816988C4816A F090E0816A2E646F63> 微破壊 非破壊試験によるコンクリート構造物 の強度測定要領 ( 案 ) ( 解説 ) 平成 21 年 4 月 国土交通省大臣官房技術調査課 090518 目 次 1. 適用範囲 1 2. 強度測定要領 ( 案 ) の解説事項 (1) 測定要領 ( 案 )3 測定方法について 1 (2) 測定要領 ( 案 )4 測定者要件について 2 (3) 測定要領 ( 案 )5 事前準備について 2 (4) 測定要領

More information

デイトンの J シリーズ VOC 対応品 J-74 J-74 アクアフィルム コンクリート乾燥遅延剤 ( 濃縮液 ) 施工手順 簡単施工で優れた効果! ➊ 木ゴテ均しの後直ちに J-74 アクアフィルム 散布を行います ➊ まず 水で希釈する前に J-74 アクアフィルム を攪拌しておきます ➊ 希

デイトンの J シリーズ VOC 対応品 J-74 J-74 アクアフィルム コンクリート乾燥遅延剤 ( 濃縮液 ) 施工手順 簡単施工で優れた効果! ➊ 木ゴテ均しの後直ちに J-74 アクアフィルム 散布を行います ➊ まず 水で希釈する前に J-74 アクアフィルム を攪拌しておきます ➊ 希 1 デイトンの J シリーズ VOC 対応品 J-74 J-74 アクアフィルム コンクリート乾燥遅延剤 / コテ仕上げ助剤 ( 濃縮液 ) J-74 アクアフィルム は 打設したコンクリート表面からの水分蒸発のロスを最小化する為に設計されたユニークな乾燥遅延剤です 有機成分を配合された専売特許のエマルジョン ( 乳剤 ) により コンクリート内の水分蒸発を早める気象状況 ( 高温 強風など ) のもと

More information

Microsoft Word - 第5章.doc

Microsoft Word - 第5章.doc 第 5 章表面ひび割れ幅法 5-1 解析対象 ( 表面ひび割れ幅法 ) 表面ひび割れ幅法は 図 5-1 に示すように コンクリート表面より生じるひび割れを対象とした解析方法である. すなわち コンクリートの弾性係数が断面で一様に変化し 特に方向性を持たない表面にひび割れを解析の対象とする. スラブ状構造物の場合には地盤を拘束体とみなし また壁状構造物の場合にはフーチングを拘束体として それぞれ外部拘束係数を定める.

More information

Title 吸水性状によるコンクリート構造物の耐久性評価に関する研究 ( Dissertation_ 全文 ) Author(s) 古賀, 裕久 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2015-03-23 URL https://doi.org/10.14989/doctor.k18 Right Type Thesis or Dissertation

More information

西松建設株式会社

西松建設株式会社 Application of Pipe Cooling Method in Side Wall of Caissons * Tomoki Ito ** Kuniyoshi Yamashita 1.5 m 1 3 4 5 15.5 m 1.5 m 1.5 m 33.75 m σ ck=4 N/mm * 1 ** ( ) ( )( : ( )) パイプクーリングの計画と予測解析 1 パイプクーリングの計画

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.26

コンクリート工学年次論文集 Vol.26 論文再生骨材の性能評価と再生コンクリート特性 村上順一 *1 山崎順二 *2 *3 二村誠二 要旨 : 再生骨材の性能を評価する試験を確立するために, 再生骨材の応力と骨材沈下量から求める骨材強さ係数という試験値を検討した結果, 骨材の粒度が大きいほど試験値が低くなり, 試料の詰め方が疎であるほど試験値が低く精度が悪くなる事がわかった また, 再生骨材の性能の良否に影響を受ける圧縮強度, 動弾性係数,

More information

<4D F736F F D FC92E881698AC48E8B8AAF816A89F090E B95B62E646F6378>

<4D F736F F D FC92E881698AC48E8B8AAF816A89F090E B95B62E646F6378> 微破壊 非破壊試験によるコンクリート構造物 の強度測定要領 ( 解説 ) 平成 24 年 3 月 国土交通省大臣官房技術調査課 目 次 1. 適用範囲... 1 2. 強度測定要領の解説事項... 1 (1) 測定要領 6.1 試験法について について... 1 (2) 測定要領 3.2 事前準備 (3) 検量線の作成 について... 2 (3) 測定要領 6.2 測定者 について... 2 (4)

More information

A 下E A E プ地処理A E 舗ライマー塗布A E 舗設材の混合A E 仕設上材げの 敷養設生下プ地処理A E 舗ライマー塗布A E 舗設材の混合A E 仕設上材げの 敷養設A E A 生E 11 薄層カラー舗装工 1. 適用範囲 本資料は 市場単価方式による 薄層カラー舗装工に適用する 1-1

A 下E A E プ地処理A E 舗ライマー塗布A E 舗設材の混合A E 仕設上材げの 敷養設生下プ地処理A E 舗ライマー塗布A E 舗設材の混合A E 仕設上材げの 敷養設A E A 生E 11 薄層カラー舗装工 1. 適用範囲 本資料は 市場単価方式による 薄層カラー舗装工に適用する 1-1 下 プ地処理 舗ライマー塗布 舗設材の混合 仕設上材げの 敷養設生下プ地処理 舗ライマー塗布 舗設材の混合 仕設上材げの 敷養設 生 11 薄層カラー舗装工 1. 適用範囲 本資料は 市場単価方式による 薄層カラー舗装工に適用する 1-1 市場単価が適用出来る範囲 (1) における歩道橋 側道橋 歩道及び自転車道の舗装 (2) 景観透水性舗装工における歩道及び遊歩道の舗装 (3) 樹脂系すべり止め舗装工における車道及び歩道

More information

京都大学博士 ( 工学 ) 氏名宮口克一 論文題目 塩素固定化材を用いた断面修復材と犠牲陽極材を併用した断面修復工法の鉄筋防食性能に関する研究 ( 論文内容の要旨 ) 本論文は, 塩害を受けたコンクリート構造物の対策として一般的な対策のひとつである, 断面修復工法を検討の対象とし, その耐久性をより

京都大学博士 ( 工学 ) 氏名宮口克一 論文題目 塩素固定化材を用いた断面修復材と犠牲陽極材を併用した断面修復工法の鉄筋防食性能に関する研究 ( 論文内容の要旨 ) 本論文は, 塩害を受けたコンクリート構造物の対策として一般的な対策のひとつである, 断面修復工法を検討の対象とし, その耐久性をより 塩素固定化材を用いた断面修復材と犠牲陽極材を併用し Titleた断面修復工法の鉄筋防食性能に関する研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 宮口, 克一 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2015-01-23 URL https://doi.org/10.14989/doctor.k18 Right Type Thesis

More information

<BDD7B2C4DE955C E348C8E3193FA89FC92F92E786C73>

<BDD7B2C4DE955C E348C8E3193FA89FC92F92E786C73> 生コンクリート価格価格スライドスライド表 平成 24 年 4 月 1 日改訂 No,2404 2404-01 01 湘南生コンクリート協同組合 221-0844 横浜市神奈川区沢渡 1 番地の2( 菱興新高島台ビル6 階 ) 電話 045-312-7055 FAX 045-316-0640 目次 1 普通 高強度高強度コンクリートコンクリート (1) 1 普通セメント (1)AE 減水剤使用 ( 材齢

More information

大成建設技術センター報第 42 号 (2009) コンクリートの乾燥収縮ひび割れ対策に関する検討 黒岩秀介 *1 並木哲 *1 *2 飯島眞人 Keywords : drying shrinkage, aggregate, unit water content, shrinkage-reductio

大成建設技術センター報第 42 号 (2009) コンクリートの乾燥収縮ひび割れ対策に関する検討 黒岩秀介 *1 並木哲 *1 *2 飯島眞人 Keywords : drying shrinkage, aggregate, unit water content, shrinkage-reductio コンクリートの乾燥収縮ひび割れ対策に関する検討 黒岩秀介 * 並木哲 * * 飯島眞人 Keywords : drying shrinkage, aggregate, unit water content, shrinkage-reduction, expansive admixture 乾燥収縮, 骨材, 単位水量, 収縮低減, 膨張材. はじめに 9 年に改定された日本建築学会の建築工事標準仕様書

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.30

コンクリート工学年次論文集 Vol.30 報告鉄鋼スラグ水和固化体のポンプ圧送性に関する実験的検討 田中亮一 * 羽渕貴士 * 松永久宏 * * 高野良広 要旨 : 実機レベルで鉄鋼スラグ水和固化体のポンプ圧送試験を実施し, 配合による管内圧力損失の違いや, 品質に及ぼす影響などを把握した その結果, 水平換算距離 m 程度のポンプ圧送は問題なく実施可能であり, スランプや強度指数等の配合要因が圧力損失やポンプ圧送性に及ぼす影響程度を把握した

More information

Microsoft Word - フィルコンR(P)施工要領書 doc

Microsoft Word - フィルコンR(P)施工要領書 doc 無収縮モルタルモルタル フィルコン R(P) の施工要領 住友大阪セメント株式会社建材事業部 以下の施工要領に従ってフィルコン R(P) を施工してください 1. 下地処理 既設コンクリート表面をチッピングまたはワイヤブラシなどにより目荒らしを行い レイタンスや脆弱部 油類などの付着物を取り除いてください 施工箇所にコンクリート屑や油類 ゴミなどの異物がないことを確認してください 既設コンクリートとフィルコン

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.29

コンクリート工学年次論文集 Vol.29 論文コンクリートの弾性定数と弾性波速度の関係 尼﨑省二 要旨 : コンクリートの弾性波速度に関する理論解析は, 一般に, 静的弾性率を用いてなされているが, 静的弾性率から算出される伝播速度は実測値に比べてかなり遅いのが現状である 本研究は, コンクリートを伝播する弾性波として超音波パルスを取り上げ, 圧縮強度 100 N/mm 2 程度までのコンクリートの弾性定数と弾性波伝播速度との関係を検討したものである

More information

積雪寒冷地におけるポーラスコンクリートの排水性舗装への適用性について 寒地土木研究所耐寒材料チーム 草間祥吾吉田行田口史雄 道路交通騒音の軽減策としてアスファルトを用いた排水性舗装が広く普及しているが 積雪寒冷地のような過酷環境下では摩耗や骨材飛散等の早期機能低下が問題となっている このため より高

積雪寒冷地におけるポーラスコンクリートの排水性舗装への適用性について 寒地土木研究所耐寒材料チーム 草間祥吾吉田行田口史雄 道路交通騒音の軽減策としてアスファルトを用いた排水性舗装が広く普及しているが 積雪寒冷地のような過酷環境下では摩耗や骨材飛散等の早期機能低下が問題となっている このため より高 積雪寒冷地におけるポーラスコンクリートの排水性舗装への適用性について 寒地土木研究所耐寒材料チーム 草間祥吾吉田行田口史雄 道路交通騒音の軽減策としてアスファルトを用いた排水性舗装が広く普及しているが 積雪寒冷地のような過酷環境下では摩耗や骨材飛散等の早期機能低下が問題となっている このため より高強度 高耐久性 高機能性を有する排水性舗装技術が求められている 本研究ではポーラスコンクリートを積雪寒冷地の排水性舗装に用いるため

More information

<4D F736F F D EBF8AC7979D8AEE8F BD90AC E A82CC89FC92E88A E646F63>

<4D F736F F D EBF8AC7979D8AEE8F BD90AC E A82CC89FC92E88A E646F63> 参考資料 2 品質管理基準 ( 平成 23 年度 ) の改定概要 1/9 主な改定箇所一覧 手引き該当頁 セメント コンクリート 3-4-3 ( 転圧コンクリート コンクリートダム 覆工コンクリート 吹付コンクリートを除く ) ガス圧接 3-4-7 下層路盤工 3-4-9 上層路盤工 3-4-9 セメント安定処理路盤 3-4-10 アスファルト舗装 3-4-11 転圧コンクリート 3-4-13 グースアスファルト舗装

More information

半たわみ性舗装用 プレミックス注入材 保水性舗装用プレミックス注入材

半たわみ性舗装用 プレミックス注入材 保水性舗装用プレミックス注入材 半たわみ性舗装用 プレミックス注入材 保水性舗装用プレミックス注入材 三菱マテリアルの半たわみ性舗装 保水性舗装用 プレミックス注入材 シリーズ 三菱マテリアルは 社会資本の整備と人々の快適な生活に貢献するために 常に製品の開発や改良に取り組み 社会のニーズにあった製品を提供しています 当社では 今後の社会資本に求められる長寿命化 施工の省力化 景観性 および環境保全をキーワードに 半たわみ性舗装を施工する上で最適な製品を幅広く取り揃えています

More information

<4D F736F F D CA A89FC92E DB92B792CA A8BAD CC816997D18F4390B3816A2E646F6378>

<4D F736F F D CA A89FC92E DB92B792CA A8BAD CC816997D18F4390B3816A2E646F6378> 別添 1 微破壊 非破壊試験による コンクリート構造物の強度測定要領 平成 24 年 3 月 国土交通省大臣官房技術調査課 目 次 1. はじめに... 1 2. 適用範囲... 1 3. 施工者の実施事項... 1 3.1 試験法の選定... 1 3.2 事前準備... 1 (1) 設計諸元の事前確認... 1 (2) 施工計画書への記載... 1 (3) 検量線の作成 ( 非破壊試験の場合のみ

More information

メンテナンスおよび作業方法 初期洗浄 ワックス塗布作業 床材施工後の期間を置いてから 本作業を行います 床材表面に床材施工に用いた接着剤跡がある場合は きちんと除去します 引き渡し清掃などで既にワックスが塗布されている場合は 密着テストを行い もし密着していない場合は ハクリ作業を行ってからワックス

メンテナンスおよび作業方法 初期洗浄 ワックス塗布作業 床材施工後の期間を置いてから 本作業を行います 床材表面に床材施工に用いた接着剤跡がある場合は きちんと除去します 引き渡し清掃などで既にワックスが塗布されている場合は 密着テストを行い もし密着していない場合は ハクリ作業を行ってからワックス 複層ビニル床シート ( 塩ビシート ) のメンテナンスレポート UV コーティングなど表面加工された塩ビシートは除く (UV コーティング加工塩ビ系床材のメンテナンスレポートをご参照ください ) 床材の性質 比較的弾力性がある 耐洗剤性に優れる 表面が平滑で光沢感があり 吸い込みは比較的少ない 樹脂ワックスの密着性にやや劣る 施工後しばらくの間は床材からの可塑剤の移行が多く 汚れやヒールマークが付きやすい

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.32

コンクリート工学年次論文集 Vol.32 論文 X 線 CT 法による硬化コンクリートの特性評価 天明敏行 *1 尾原祐三 *2 堤知明 *3 *4 村上祐治 要旨 :X 線 CT 法を用いて硬化コンクリートの特性評価を行う場合, 骨材, モルタル, 空隙などに分けて, それぞれの比率や密度の情報を把握することが有効な手段となる 特にモルタルの密度に関する情報はコンクリートの特性の指標となる水セメント比や単位セメント量などに関係が深く, コンクリートの配合を推定できる可能性が考えられる

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.30

コンクリート工学年次論文集 Vol.30 論文木材片が混入した再生粗骨材を用いたコンクリートの高温加熱後の力学的特性 河辺伸二 * 岡田和寿 * * 菊地剛広 要旨 : 再生粗骨材を使用したコンクリートの力学的安全性を評価するための基礎データとして, 木材片が混入した再生粗骨材を使用したコンクリートの高温加熱後の力学的特性について, 以下の項目を検討した () 再生粗骨材に木材片が混入することを想定し, から.% の 5 水準の木材片混入率で検討した

More information

00~33.換気マニュアル

00~33.換気マニュアル 2. 2.1 1 / / 1 2.2 3 2.3 1 2 3 3 1 3 4 2.3.1 1 1 2.3.2 2 2 2.3.3 3 3 1 2 3 5 6 2.4 2.4.1 : : : : 7 ( 120 3 / 8 2.4.2 9 3. 3.1 1. 0.5 /h 0.5 /h 0.7 /h 0.7 /h 2. ( ) 10 3. 0.5 / (P23) P16 24 1 2 3 (P5 6)

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.34

コンクリート工学年次論文集 Vol.34 論文遠心成形の収縮特性と強度分布特性に関する研究 松井淳史 *1 伊藤始 *2 宮田真人 *3 *4 水谷征治 要旨 : 通常のに関するひび割れ分散性は, 以前より様々な側面から研究が行われており, 多くの設計式が提案されてきた しかし, 遠心成形を対象にひび割れ分散性の関する研究の事例は少ない 著者らは, 遠心成形におけるひび割れ挙動の研究を進めている 遠心成形の長期的なひび割れ進展を把握するためには,

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.27

コンクリート工学年次論文集 Vol.27 報告 銅スラグ (CUS. ) を用いたコンクリートの特性と施工例 *1 * * * 錦織和紀郎 谷口昇 川西政雄 松田節男 要旨 : ブリーディングの観点から, 従来銅スラグはCUS 混合率 % の条件で使用されることが多かったが, 最近ではブリーディングの少なくなるCUS. が工業ベースで製造されるようになった そこで, コンクリート試験を実施してCUS. を用いたコンクリートの特性を調べ,CUS

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.34

コンクリート工学年次論文集 Vol.34 充塡に要する振動エネルギー 大 小 論文加振併用型の高流動コンクリートの材料分離抵抗性の評価に関する一考察 桜井邦昭 *1 *2 近松竜一 要旨 : 自己充塡性は有しないが, 軽微な振動締固めにより密実に充塡できる高流動コンクリートを対象として, 材料分離抵抗性に及ぼす配合条件の影響を実験的に検討した その結果, コンクリートのブリーディングを左右するモルタルの品質の評価にモルタル漏斗流下時間が適用できること,

More information

untitled

untitled 1... 1 2... 2 3... 3 4... 4 5... 5 6... 6 7... 7 8... 8 9... 10 9.1... 10 9.2... 11 9.3... 12 9.4... 13 10... 17 10.1 10... 17 10.2... 20 11... 24 11.1... 24 11.2... 25 12... 30 12.1... 30 12.2... 35 12.3...

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.34

コンクリート工学年次論文集 Vol.34 論文充填モルタルによるアスファルト舗装路面の温度制御 石黒覚 *1 * 山中正善 要旨 : カキ殻, ホタテ貝殻, サンゴ砂などを細骨材の代替としてセメントモルタルを作製し, これを開粒度アスファルト舗装に充填する方法により遮熱性舗装を構築した その遮熱効果を調べるため, 室内照射試験により各種モルタルを充填したアスファルトおよび色の異なる各種コンクリートブロックの表面温度を測定した 表面温度は表面の色の影響が大きいこと,

More information

<4D F736F F D2091E F C814091C582BF8C7082AC8F88979D82CC89FC91502E646F63>

<4D F736F F D2091E F C814091C582BF8C7082AC8F88979D82CC89FC91502E646F63> 新旧コンクリートの打継ぎ特性に及ぼす打継目処理方法の影響に関する研究 オリエンタル白石 正会員工修 俵道和 愛知工業大学都市環境学科正会員工博 呉承寧 オリエンタル白石 古鷹康博 オリエンタル白石 福井正 Abstract:In this research, the bending test and the permeability test were done to construction joint.

More information

< F2D32362D C8E86816A E D815B>

< F2D32362D C8E86816A E D815B> 26. 1. テストハンマーによる強度推定調査要領 2. ひび割れ発生状況調査要領 3. 非破壊試験によるコンクリート構造物中の配筋状態及びかぶり測定要領 4. 微破壊 非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定要領 -799- ( 白紙 ) -800- 国官技第 61 号 平成 13 年 3 月 29 日 大臣官房技術調査課長から各地方整備局企画部長あて について 土木コンクリート構造物の耐久性を向上させる観点から

More information

法から 打継ぎ面の凹凸における接着面積を大きくすることや, 新コンクリート打設後一定時間をおいて再振動締固めを行うことで, 新旧コンクリートの一体性をもたせることに有効であることが知られている 6 )7) しかしながら, 建設工事における打継ぎ面積は非常に大きく, 旧コンクリートを完全な湿潤状態に保

法から 打継ぎ面の凹凸における接着面積を大きくすることや, 新コンクリート打設後一定時間をおいて再振動締固めを行うことで, 新旧コンクリートの一体性をもたせることに有効であることが知られている 6 )7) しかしながら, 建設工事における打継ぎ面積は非常に大きく, 旧コンクリートを完全な湿潤状態に保 鉛直打継ぎにおける新旧コンクリートの打継ぎ強度に関する研究 河本裕行 1 松下博通福岡建設専門学校 1 高速道路橋等の床版において 増厚工法を用いてコンクリートの打継による補修工事において早期に劣化した再劣化が報告されている このことから 本実験では若材齢において鉛直打継を行った打継面のずれによる影響および強度について検討した その結果 打継用接着材を用いて強度が改善されても 打継界面におけるずれが大きくなる場合も見られた

More information

JIS A 622 コンクリート用膨張材 適合品 ( 構造用 ) 区分 : 膨張材 2 型 太平洋ハイパーエクスパン 太平洋ハイパーエクスパン はコンクリートのひび割れを大幅に低減いたします コンクリート構造物に発生するひび割

JIS A 622 コンクリート用膨張材 適合品 ( 構造用 ) 区分 : 膨張材 2 型 太平洋ハイパーエクスパン   太平洋ハイパーエクスパン はコンクリートのひび割れを大幅に低減いたします コンクリート構造物に発生するひび割 低添加型コンクリート用膨張材 コンクリート用ひび割れ低減材 太平洋ハイパーエクスパン JIS A 622 コンクリート用膨張材 適合品 ( 構造用 ) 区分 : 膨張材 2 型 コンクリートのひび割れを抑制し 耐久性が向上します JIS A 622 コンクリート用膨張材 適合品 ( 構造用 ) 区分 : 膨張材 2 型 太平洋ハイパーエクスパン http://www.taiheiyo-m.co.jp/catalog/

More information

10 117 5 1 121841 4 15 12 7 27 12 6 31856 8 21 1983-2 - 321899 12 21656 2 45 9 2 131816 4 91812 11 20 1887 461971 11 3 2 161703 11 13 98 3 16201700-3 - 2 35 6 7 8 9 12 13 12 481973 12 2 571982 161703 11

More information

0.45m1.00m 1.00m 1.00m 0.33m 0.33m 0.33m 0.45m 1.00m 2

0.45m1.00m 1.00m 1.00m 0.33m 0.33m 0.33m 0.45m 1.00m 2 24 11 10 24 12 10 30 1 0.45m1.00m 1.00m 1.00m 0.33m 0.33m 0.33m 0.45m 1.00m 2 23% 29% 71% 67% 6% 4% n=1525 n=1137 6% +6% -4% -2% 21% 30% 5% 35% 6% 6% 11% 40% 37% 36 172 166 371 213 226 177 54 382 704 216

More information

スライド 生コンクリート価格スライド表 2016 年 4 月 1 日改訂 千葉北部生コンクリート協同組合 千葉県松戸市新松戸 2 丁目 20 番地 ( 関ビル 4F) TEL ( 代表 ) FAX E mail ; c

スライド 生コンクリート価格スライド表 2016 年 4 月 1 日改訂 千葉北部生コンクリート協同組合 千葉県松戸市新松戸 2 丁目 20 番地 ( 関ビル 4F) TEL ( 代表 ) FAX E mail ; c 201604 スライド 生コンクリート価格スライド表 2016 年 4 月 1 日改訂 千葉北部生コンクリート協同組合 00034 千葉県松戸市新松戸 2 丁目 20 番地 ( 関ビル 4F) TEL 0473426200( 代表 ) FAX 0473426235 E mail ; chikita7@ia3.itkeeper.ne.jp ( 営業業務部 ) E mail ; chikita8@ia3.itkeeper.ne.jp

More information

平成 28 年度 マスコンクリートにおける強度発現に注目した打設方法 札幌開発建設部千歳道路事務所工務課 梅津宏志札幌開発建設部千歳道路事務所大野崇株式会社砂子組名和紀貴 マスコンクリートの打設におけるひび割れ制御には 主にひび割れ指数が用いられるが 同指数は必ずしも実施工結果と一致しないのことが多

平成 28 年度 マスコンクリートにおける強度発現に注目した打設方法 札幌開発建設部千歳道路事務所工務課 梅津宏志札幌開発建設部千歳道路事務所大野崇株式会社砂子組名和紀貴 マスコンクリートの打設におけるひび割れ制御には 主にひび割れ指数が用いられるが 同指数は必ずしも実施工結果と一致しないのことが多 平成 8 年度 マスコンクリートにおける強度発現に注目した打設方法 札幌開発建設部千歳道路事務所工務課 梅津宏志札幌開発建設部千歳道路事務所大野崇株式会社砂子組名和紀貴 マスコンクリートの打設におけるひび割れ制御には 主にひび割れ指数が用いられるが 同指数は必ずしも実施工結果と一致しないのことが多い様である そこで実用的観点から コンクリートの発現強度に注目した打設方法を検討した テストピースによる要素試験において零時間からの発現強度を測定し

More information

p02.p65

p02.p65 特集論文 コンクリート中の鉄筋の腐食速度に及ぼす気温の影響 飯島亨 * 工藤輝大 * 玉井譲 * Effect of Temperature on Corrosion Rate of Reinforcing Bar in Concrete Toru IIJIMA Teruhiro KUDO Yuzuru TAMAI It is necessary to grasp the present corrosion

More information

西松建設技報

西松建設技報 Confirmation of the measures effect to improve the durable quality of concrete at U type retaining wall 永津 学 中桐 Manabu Nagatsu 峯尾 Hideo Nakagiri 裕喜 椎名貴快 Hiroki Mineo 要 秀雄 Takayoshi Shiina 約 掘割式 U 型擁壁の築造工事において

More information

平成 26 年度建築基準整備促進事業 S14 コンクリートの強度管理の基準 に関する検討 日本大学, ものつくり大学, 東京都市大学, 東京大学大学院 ( 株 ) 長谷工コーポレーション, 三井住友建設 ( 株 ) 鉄建建設 ( 株 ),( 株 ) 奥村組, 五洋建設 ( 株 ), 東洋建設 ( 株

平成 26 年度建築基準整備促進事業 S14 コンクリートの強度管理の基準 に関する検討 日本大学, ものつくり大学, 東京都市大学, 東京大学大学院 ( 株 ) 長谷工コーポレーション, 三井住友建設 ( 株 ) 鉄建建設 ( 株 ),( 株 ) 奥村組, 五洋建設 ( 株 ), 東洋建設 ( 株 平成 26 年度建築基準整備促進事業 S14 コンクリートの強度管理の基準 に関する検討 日本大学, ものつくり大学, 東京都市大学, 東京大学大学院 ( 株 ) 長谷工コーポレーション, 三井住友建設 ( 株 ) 鉄建建設 ( 株 ),( 株 ) 奥村組, 五洋建設 ( 株 ), 東洋建設 ( 株 ) ( 共同研究 :( 独 ) 建築研究所 ) コンクリートの強度管理の基準 1 建築基準法施行令第

More information

Microsoft Word - 別添(井口建材) H doc

Microsoft Word - 別添(井口建材) H doc ( 別添 ) 1. 総則 1.1 建築材料の適用範囲 (1) 本申請のコンクリートは 圧縮強度の基準値 ( 設計基準強度 ) が 39N/mm 2 以上 60N/mm 2 以下で かつ 指定強度が 45N/mm 2 を超える高強度コンクリートである なお セメント種類別の設計基準強度の詳細は 以下のとおりである 1) 普通ポルトランドセメント :39N/mm 2 以上 60N/mm 2 以下 又 指定強度とは

More information

1. 標準価格 (1) 普通コンクリート ( スランプ 5~21cmAE 減水剤 ) 普通セメント 高炉セメントB 種早強セメント材齢 28 日粗骨材 (mm) 材齢 7 日粗骨材 (mm) スランプ 5 ~ 21 cm スランプ 5 ~ 21 cm 18 14,50

1. 標準価格 (1) 普通コンクリート ( スランプ 5~21cmAE 減水剤 ) 普通セメント 高炉セメントB 種早強セメント材齢 28 日粗骨材 (mm) 材齢 7 日粗骨材 (mm) スランプ 5 ~ 21 cm スランプ 5 ~ 21 cm 18 14,50 生コンクリート価格表 平成 30 年 4 月 名古屋生コンクリート協同組合 460-0003 名古屋市中区錦三丁目 20 番 27 号 ( 御幸ビル 4 階 ) 電話 (052) 211-2031 ( 代表 ) FAX (052) 211-2032 ( 代表 ) mail : info@meikyouso.or.jp 1. 標準価格 (1) 普通コンクリート ( スランプ 5~21cmAE 減水剤

More information

骨材体積比 水セメント比 空気量 表 -2 調合絶対容積単位 (l/m 3 ) 水量 (kg/m 3 セメ ) 骨材ント 増粘剤 消泡剤.3.5 セメント : 普通ポルトランドセメント ( 密度 3.16g/cm 3 ) 骨材 : 硬質砂岩砕砂

骨材体積比 水セメント比 空気量 表 -2 調合絶対容積単位 (l/m 3 ) 水量 (kg/m 3 セメ ) 骨材ント 増粘剤 消泡剤.3.5 セメント : 普通ポルトランドセメント ( 密度 3.16g/cm 3 ) 骨材 : 硬質砂岩砕砂 コンクリート工学年次論文集,Vol.36,No.1,214 論文乾燥に伴う内部ひび割れがコンクリートの乾燥収縮ひずみおよび力学的性質に及ぼす影響 樋口優香 *1 *2 寺西浩司 要旨 : 本研究では, 骨材寸法やコンクリート部材の拘束 持続荷重状態を変化させて, 日常環境下での乾燥に伴いコンクリート内部に発生するひび割れがコンクリートの乾燥収縮ひずみおよび力学的性質に及ぼす影響について検討した その結果,

More information

目次 1. 適用範囲 P-2 2. 使用材料 P-2 3. 施工計画 P-2~3 1) 準備 2) 事前処理 4. モルタル防水の施工 P-3 1) 下塗 2) 中塗 上塗モルタル防水 3) 調合 5. ポリマーセメントモルタルの施工 P-4 1) 壁面 2) 床面 3) 調合 6. 寒冷時の施工

目次 1. 適用範囲 P-2 2. 使用材料 P-2 3. 施工計画 P-2~3 1) 準備 2) 事前処理 4. モルタル防水の施工 P-3 1) 下塗 2) 中塗 上塗モルタル防水 3) 調合 5. ポリマーセメントモルタルの施工 P-4 1) 壁面 2) 床面 3) 調合 6. 寒冷時の施工 2016.10.24 改訂 モルタル防水工事 & ポリマーセメントモルタル防水工事 標準仕様書 目次 1. 適用範囲 P-2 2. 使用材料 P-2 3. 施工計画 P-2~3 1) 準備 2) 事前処理 4. モルタル防水の施工 P-3 1) 下塗 2) 中塗 上塗モルタル防水 3) 調合 5. ポリマーセメントモルタルの施工 P-4 1) 壁面 2) 床面 3) 調合 6. 寒冷時の施工 P-5

More information

コンクリート工学年次論文集Vol.35

コンクリート工学年次論文集Vol.35 論文セメント量及びによるコンクリートの断熱温度上昇特性 具冏謨 *1 金圭庸 *2 宮内博之 *2 *3 金武漢 要旨 : 本研究では, コンクリートの断熱温度上昇に影響を及ぼすセメント量ととの関係を検討した コンクリートの断熱温度上昇特性を評価するためにコンクリート調合を考慮して結合材量を設定し, コンクリートは 25 及び 35 の 2 水準とした セメント量は断熱温度上昇量と温度上昇速度に線形的関係があり,

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.25

コンクリート工学年次論文集 Vol.25 22 報告継手部を有する連続繊維補強材により下面増厚補強した RC はりの疲労性状 小田切芳春 *1 辻幸和 *2 岡村雄樹 *3 小林朗 *4 要旨 : 性能が低下した道路橋 RC 床版の補修 補強対策は, 非常に重要な課題である この補強工法としては, 吹付け下面増厚補強工法がある 本研究では, 補強材に炭素繊維の連続繊維補強材 ( 以下 CFRP) を使用し, 継手部を有する CFRP と継手部が無い

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.29

コンクリート工学年次論文集 Vol.29 論文コンクリートの化学的結合水の計測方法に関する研究 紺谷修 *1 石澤昭浩 *2 浅野研一 *3 * 高田敏也 要旨 : コンクリート中の水分は蒸発可能水と化学的結合水に分けられる コンクリート中の蒸発可能水は,105 でコンクリートを乾燥させ恒量に達した状態での質量減少により評価する簡便な方法が一般的である 一方, コンクリートの化学的結合水については, 強熱減量により評価する方法が用いられているが,

More information

1

1 1 2 3...................... 4 5 6 km km 30 平 成 14 年 度 まで 25 兆 円 25 22 兆 円 20 17 兆 円 その 他 の 施 設 15 10 5 0 5 兆 円 S40まで 13 兆 円 10 兆 円 S50まで S55まで S62まで H7まで H14まで 基 幹 施 設 水 路 : 45,000km 管 理 設 備 : 208カ 所 貯

More information

農業水利施設の改修 補強 補修における施設の長寿命化 ライフサイクルコスト縮減技術 ハイパーモルタル工法 ( 高性能モルタルによる水路補修工法 ) ライト工業株式会社

農業水利施設の改修 補強 補修における施設の長寿命化 ライフサイクルコスト縮減技術 ハイパーモルタル工法 ( 高性能モルタルによる水路補修工法 ) ライト工業株式会社 農業水利施設の改修 補強 補修における施設の長寿命化 ライフサイクルコスト縮減技術 ハイパーモルタル工法 ( 高性能モルタルによる水路補修工法 ) ライト工業株式会社 目次 1. はじめに 2. 開水路の補修工法の要求性能 3. ハイパーモルタル工法の機能 4. ハイパーモルタル工法の特長 5. まとめ 1. はじめに 農業水利施設におけるストックマネジメントの状況と動向 現在 基幹的農業水利施設は約

More information

の基準規制値などを参考に コンクリート構造物の長期的な耐久性を確保するために必要なフレッシュコンクリート中の塩化物量の規制値を主要な場合に対して示したものである 従って ここに示していない構造部材や製品に対する塩化物量規制値についてもここで示した値を参考に別途定めることが望ましい 第 3 測定 1.

の基準規制値などを参考に コンクリート構造物の長期的な耐久性を確保するために必要なフレッシュコンクリート中の塩化物量の規制値を主要な場合に対して示したものである 従って ここに示していない構造部材や製品に対する塩化物量規制値についてもここで示した値を参考に別途定めることが望ましい 第 3 測定 1. 1. コンクリート中の塩化総量規制 第 1 章コンクリート中の塩化総量規制基準 ( 土木構造物 ) 第 1 適用範囲国土交通省が建設する土木構造物に使用されるコンクリートおよびグラウトに適用する ただし 仮設構造物のように長期の耐久性を期待しなくてもよい場合は除く 第 2 塩化物量規制値フレッシュコンクリート中の塩化物量については 次のとおりとする 1. 鉄筋コンクリート部材 ポストテンション方式のプレストレストコンクリート部材

More information

コンクリート工学年次論文集,Vol.37,No.1,2015 論文 HPFRCC による ASR 膨張抑制効果に関する検討 甲把浩基 * 1 上田隆雄 * 2 大西史哲 * 3 塚越雅幸 * 4 要旨 : セメントモルタルに高性能有機短繊維を混入することで, 高い引張じん性が実現できる複数微細ひび割

コンクリート工学年次論文集,Vol.37,No.1,2015 論文 HPFRCC による ASR 膨張抑制効果に関する検討 甲把浩基 * 1 上田隆雄 * 2 大西史哲 * 3 塚越雅幸 * 4 要旨 : セメントモルタルに高性能有機短繊維を混入することで, 高い引張じん性が実現できる複数微細ひび割 コンクリート工学年次論文集,Vol.37,No.1,15 論文 HPFRCC による ASR 膨張抑制効果に関する検討 甲把浩基 * 1 上田隆雄 * 2 大西史哲 * 3 塚越雅幸 * 4 要旨 : セメントモルタルに高性能有機短繊維を混入することで, 高い引張じん性が実現できる複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料 (HPFRCC) を ASR で劣化したコンクリート構造物の表面保護材料として利用することが検討されている

More information

高浸透タイプ

高浸透タイプ 鉄筋腐食抑制タイプ RC 構造物用含浸系表面保護材 プロテクトシル CIT 国土交通省 NETIS 登録商品 : 登録番号 HR-060004-V 技術資料 BASF ジャパン株式会社 建設化学品事業部 1. 概要プロテクトシルCIT は アルキルアルコキシシランにアミノ基を化学結合させることにより コンクリート表面に塗布するだけでコンクリート中に深く浸透し その外観を変えることなく塩化物イオン等の劣化因子の侵入を阻止する吸水防止層を形成するとともに

More information

コンクリート工学年次論文集Vol.35

コンクリート工学年次論文集Vol.35 論文高温乾燥を受けたコンクリートに発生する微細ひび割れに関する検討 篠野宏 *1 Ln Mao *1 *2 丸山一平 要旨 : 本研究は, 高温乾燥下でコンクリートに発生する微細ひび割れ性状を明らかにすることを目的とし, 粗骨材に, 粒径を 3 種に調整したものと, それらを均等に混合したものを使用したコンクリートを作製し,3 種の温度環境 (20 RH60%,40,65 ) で乾燥し, 画像相関法を用いて試験体断面のひずみ分布の測定を行った

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.29

コンクリート工学年次論文集 Vol.29 論文コンクリートの配合推定方法の比較 近藤英彦 *1 羽渕貴士 *2 園部了 *3 *4 吉田秀司 要旨 : 石灰石骨材を使用したコンクリートの配合推定の精度を高めるために, セメント協会法と石灰石の熱分解反応による質量減少を組み合わせた試験方法およびギ酸法を, 試験室で作製した配合既知のコンクリート供試体に適用し, その推定誤差の傾向および要因を検討した ギ酸法では, 単位水量は精度よく推定されたが,

More information

Microsoft PowerPoint - 01_内田 先生.pptx

Microsoft PowerPoint - 01_内田 先生.pptx 平成 24 年度 SCOPE 研究開発助成成果報告会 ( 平成 22 年度採択 ) 塩害劣化した RC スラブの一例 非破壊評価を援用した港湾コンクリート構造物の塩害劣化予測手法の開発 かぶりコンクリートのはく落 大阪大学大学院鎌田敏郎佐賀大学大学院 内田慎哉 の腐食によりコンクリート表面に発生したひび割れ ( 腐食ひび割れ ) コンクリート構造物の合理的な維持管理 ( 理想 ) 開発した手法 点検

More information

ゴム固定用両面接着テープ VR-5311/VR-5321 概要 ポリエステルフィルムを支持体とし 片面にゴム系粘着剤 片面にアクリル系粘着剤を組み合わせた両面接着テープです ゴムと金属 プラスチックとの接着に適しています テープ構成 VR-5311/VR-5321 テープ厚:0.15 mm ( はく

ゴム固定用両面接着テープ VR-5311/VR-5321 概要 ポリエステルフィルムを支持体とし 片面にゴム系粘着剤 片面にアクリル系粘着剤を組み合わせた両面接着テープです ゴムと金属 プラスチックとの接着に適しています テープ構成 VR-5311/VR-5321 テープ厚:0.15 mm ( はく ゴム固定用両面接着テープ 概要 ポリエステルフィルムを支持体とし 片面にゴム系粘着剤 片面にアクリル系粘着剤を組み合わせた両面接着テープです ゴムと金属 プラスチックとの接着に適しています テープ構成 テープ厚:0.15 mm ( はく離ライナーは含みません ) VR-5311 VR-5321 ゴム用特殊粘着剤 (1 面 ) ポリエステルフィルムアクリル系粘着剤 (2 面 ) はく離ライナー ( 紙基材

More information

< C2E786C73>

< C2E786C73> 生コンクリートコンクリート価格価格スライドスライド表 平成 23 年 7 月 1 日改訂 品質信頼のマーク 全国統一品質管理監査制度 監査合格適マーク取得工場 ( 日本建築学会 土木学会 国土交通省 神奈川県 横須賀市推奨 238-0007 横須賀市若松町 1 丁目 15 番地 (NC ビル 3 階 横須賀地区生コンクリートコンクリート協同組合 電話 0 4 6 ( 8 2 6 1 5 1 1 F

More information

L 型擁壁 (CP-WALL) 構造図 S=1/30 CP-WALL(C タイプ ) H=600~700 断面図 正面 背面図 H T1 T2 T4 T3 T4 H2 H1 100 B1 B2 T5 H 連結穴 M16 背面 水抜孔 φ75 正面 水抜孔 φ90 h1 h2 製品寸法表

L 型擁壁 (CP-WALL) 構造図 S=1/30 CP-WALL(C タイプ ) H=600~700 断面図 正面 背面図 H T1 T2 T4 T3 T4 H2 H1 100 B1 B2 T5 H 連結穴 M16 背面 水抜孔 φ75 正面 水抜孔 φ90 h1 h2 製品寸法表 L 型擁壁 (CP-WALL) 構造図 CP-WALL(C タイプ ) =0~0 断面図 正面 背面図 T1 T2 T4 T3 T4 2 1 1 2 T5 連結穴 M16 背面 φ75 正面 φ h1 h2 製品寸法表 適用製品名 -0-0 1 2 1 0 0 2 3 8 0 330 330 各部寸法 (mm) 2 3 T1 位置 T2 T3 T4 T5 h1 h2 (kg) 3 3 参考質量 467

More information

aquapanelindoor_rev04_171107_fix.indd

aquapanelindoor_rev04_171107_fix.indd 内装材システム Knauf Wetroom Solutions with AQUAPANEL Technology Inside 内装材システム 水廻りや高湿度環境に最適 曲面施工も可能 AQUAPANEL 内装材システムは世界各国で建設技術の革命を起こしてきました AQUAPANEL セメントボードインドアを中心とするこの画期的なシステムは 水廻りや高湿度環境における理想的な内装材システムです 性能

More information

あと施工アンカーの信頼性向上に関する研究②

あと施工アンカーの信頼性向上に関する研究② あと施工アンカーの信頼性向上に関する研究 2 研究予算 : 運営費交付金 ( 一般勘定 ) 研究期間 : 平 26~ 平 27 担当チーム : 材料資源研究グループ研究担当者 : 古賀裕久 中村英佑 要旨 接着系あと施工アンカーの耐荷性能の確保とその適切な評価方法の確立に向けて 引張耐力の評価試験方法 2 施工時の品質管理方法 3 接着剤の品質が引張耐力に与える影響について検討した この結果 コーン状破壊時の引張耐力を把握するためには載荷試験時のをアンカーボルトの埋込み長さの

More information

Microsoft Word - バックアンカーCP工法(改修)設計施工マニュアル

Microsoft Word - バックアンカーCP工法(改修)設計施工マニュアル バックアンカー CP 工法 ( 改修 ) 設計 施工マニュアル 2018.6 INDEX 1 適用条件 概要 2 適用部位 2 適用タイル 2 2 材料 部品 一覧表 3 3 施工 工事の工程 4 安全に関するご注意 4 工事を始める前に 5 タイルの張り方 6 1 1 適用条件 概要 バックアンカー CP 工法 ( 改修 ) は 屋内または雨がかりのない部位における夜間工事を想定した施工法です 既存の床仕上げ材を撤去したのち

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.30

コンクリート工学年次論文集 Vol.30 論文屋外実験によるポーラスコンクリート舗装の熱特性に関する基礎的研究 三島直生 *1 中川武志 *2 畑中重光 *3 *4 北野博亮 要旨 : 本報では, ポーラスコンクリート舗装に関する, 基本的な熱特性を把握することを目的とした実験を行った その結果, 湿潤状態で放置されたポーラスコンクリートの表面温度は, 乾燥状態のポーラスコンクリートと比較すると,4~5 程度低くなり, その効果は 3 日以上持続すること,

More information

Description_

Description_ 製品概要 ソリット メタリック ハ ールカラーのヘ ースコート / クリヤーコートシステムに使用する MS ヘ ースコート 乗用車 ハ スおよびトラックに使用可能 組成 : アクリル樹脂 製品構成 AM センタリ 原色 XB155 MS ヘ ースコートハ インタ ー XB165 MS ヘ ースコートハ ランサー JAB05N ヘ ースコートシンナー ( 速乾 ) JAB380 ヘ ースコートシンナー

More information

コンクリート工学年次論文集Vol.35

コンクリート工学年次論文集Vol.35 充塡に要する振動エネルギー 大 小 論文中流動コンクリートの合理的な配合設計方法に関する一提案 桜井邦昭 *1 *2 近松竜一 要旨 : 中流動コンクリートの合理的な配合設計方法を確立するため, 産地や種類の異なる骨材を用いて選定した中流動コンクリートの配合と, レディーミクストコンクリート工場における普通コンクリートの配合を比較し整理した その結果, レディーミクストコンクリート工場のスランプ 15cm

More information

Microsoft Word - じょく層報告(三野道路用)_

Microsoft Word - じょく層報告(三野道路用)_ ミノコートのじょく層に関する検討結果 三野道路株式会社 1. はじめにミノコート ( 以下,MK) は, 中温化剤, 改質剤, 植物繊維からなる特殊改質剤 ( ミノコートバインダ ) を添加した, 最大粒径 5mm のアスファルト混合物を平均厚 15mm 程度で敷均し, 締固めを行う表面処理工法である 本工法の特長として, 高いひび割れ抑制効果が期待できることから, 切削オーバーレイ工事や打換え工事等におけるじょく層

More information

Microsoft Word doc

Microsoft Word doc 1018, 藤井隆史,p. 1/6 論文 コンクリートの耐久性に及ぼす高炉スラグ細骨材の影響 藤井隆史 *1, パウィナジャリヤティティポン *2, 細谷多慶 *1 *3, 綾野克紀 Effect of Blast Furnace Slag Sand to Durability of Concrete Takashi FUJII *1, Paweena JARIYATHITIPONG *2, Kazuyoshi

More information

ウィンドブリック施工要領書 2018 年 7 月

ウィンドブリック施工要領書 2018 年 7 月 ウィンドブリック施工要領書 2018 年 7 月 目次 1. 使用材料 3P 2. 施工手順 4P 3. 配筋図 5P 4. 注意事項 6P 5. 参考資料 7P 1) その他の使用材料 2) コンクリートブロックの配筋図 3) 基礎仕様 4) 注意事項 2 1. 使用材料 ウィンドブリック LO 型 ウィンドブリック LL 型 3 2. 施工手順 門柱施工 既存 CB 上施工 1 基礎コンクリート打設

More information

コンクリート工学年次論文集Vol.35

コンクリート工学年次論文集Vol.35 論文海水を使用したセメント硬化体の強度および内部組成に関する研究 片野啓三郎 * 竹田宣典 * 小林久美子 *3 *4 大即信明 要旨 : 練混ぜ水として海水を使用したコンクリートは, 真水を使用した場合と比較して若材齢における強度発現性が向上することが知られているが, その化学組成やメカニズムは明らかにされていない また, 亜硝酸カルシウムを含む特殊混和剤を海水に添加することで圧縮強度がさらに増加したことから,

More information

<4D F736F F D E518D6C8E9197BF81405F838D E837B838B E D815B5F2E646F63>

<4D F736F F D E518D6C8E9197BF81405F838D E837B838B E D815B5F2E646F63> 参考資料 テストハンマーによる強度推定調査について 1 はじめに コンクリート構造物の圧縮強度の判定方法は 使用したコンクリートで作ったテストピースの圧縮強度 試験による方法と 構造物自体から直接判定する方法との 2 つがあり 後者の場合は 一般にばねによる シュミットハンマー N(NR) 型 ( 以下テストハンマーと呼ぶ ) を用いて コンクリート部材の圧縮強度相当 を測定しこれから圧縮強度を判定する方法が採られている

More information

コンクリート工学年次論文集 Vol.29

コンクリート工学年次論文集 Vol.29 論文一軸引張試験と曲げ試験から得られる HPFRCC の応力 - ひずみ関係 河合正則 *1 森山守 * 林承燦 *3 * 内田裕市 要旨 : 打設方向を変えた HPFRCC の塊から切り出した同一の断面寸法の供試体について, 一軸引張試験と曲げ試験を行ないそれぞれ引張応力 -ひずみ関係を求め比較検討した 一軸引張試験では荷重 - 変位曲線を計測して直接, 応力 -ひずみ関係を求め, 曲げ試験ではモーメント-

More information

<91E682508D758F4B>

<91E682508D758F4B> 遠賀川河川事務所第 1 回建設技術講習会講習 1 コンクリートについて考える 1 コンクリートの基本 コンクリートの構成 ( 各材料が占めるおおよその容積 ) 細骨材全容積の 30% 水 + 空気 粗骨材全容積の 40% 全容積の 20% セメント全容積の 10% 粗骨材 細骨材 5mm が境界 2 コンクリートの基本 コンクリートの構成 2500 1000 単位量 (kg/m3) 2000 1500

More information

飛散性アスベスト廃棄物の処理の手引き

飛散性アスベスト廃棄物の処理の手引き 飛散性アスベスト廃棄物の処理の手引き 飛散性アスベスト廃棄物のセメント固化の方法 平成元年 7 月東京都清掃局作成平成 17 年 12 月東京都環境局改正 1 趣旨本手引きは 石綿建材除去事業の現場内において発生する飛散性アスベスト廃棄物を 埋立処分するためにセメント固化 ( コンクリート固型化と呼ぶ場合もある ) する場合の基準を示したものである 2 セメント固化の基本方針飛散性アスベスト廃棄物をセメント固化する目的は

More information

Microsoft Word 標準型実施手引.doc

Microsoft Word 標準型実施手引.doc 標準型及び高度技術提案型の実施の手引 1 評価項目標準型又は高度技術提案型の総合評価方式を適用する工事は 施工上の課題等について技術提案をさせ 工事の品質向上を期待するものであるため 下表を参考に技術提案を求め 提案の実現性や安全性等について審査 評価を行う また 企業の施工実績や配置予定技術者の能力について評価することも考えられる なお 高度技術提案型とは 市の暫定的な設計に基づき入札参加者に技術提案を求め

More information

国土交通省新技術情報提供システム NETIS 登録番号 KT VE

国土交通省新技術情報提供システム NETIS 登録番号 KT VE 国土交通省新技術情報提供システム NETIS 登録番号 KT-12115-VE Facet とは コンクリートに混和して使用する速硬性混和材です コンクリートに適量混和することで 材齢 6~12 時間で24N/mm 2 以上の圧縮強度が得られます 工期の短縮や緊急工事など 短時間で高い圧縮強度が要求される場合に適しています Facet 材料 Facetは硬化促進材のFacetと 作業時間を確保する

More information

1 2010 10 Argus-eye 2 3 P14 12 5 1 4 1 P25 19 73 5 P25 1-5-3 36 40d 1 2 3 73 40d 23 5 1 73 3 RC 2010 17 5 P48 6 P65 2 7 P71 P48 2-4-3 1975-1 1975 (200

1 2010 10 Argus-eye 2 3 P14 12 5 1 4 1 P25 19 73 5 P25 1-5-3 36 40d 1 2 3 73 40d 23 5 1 73 3 RC 2010 17 5 P48 6 P65 2 7 P71 P48 2-4-3 1975-1 1975 (200 2010 Q&A 2011 10 21 ( ) 1 2010 10 Argus-eye 2 3 P14 12 5 1 4 1 P25 19 73 5 P25 1-5-3 36 40d 1 2 3 73 40d 23 5 1 73 3 RC 2010 17 5 P48 6 P65 2 7 P71 P48 2-4-3 1975-1 1975 (2004 ) P65 1/8 1/8 1/8 1/8 P71

More information