画面仕様書

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1 水 物質循環解析ソフトウェア共通プラットフォーム CommonMP-GIS コンバータツール操作手順書目次 1. 概要 目的 対応データ種別 必要動作環境 CommonMP-GIS データ構成 操作手順 処理フロー データコンバート コンバータツールのフォルダ構成 データの準備 設定ファイル (config.cmd) の設定 航空写真 航空写真 ( レベル 5 まで固定 ) 航空写真 ( 低解像度 ) 航空写真 ( 高解像度 ) 衛星写真 画像データ (bmp 形式 ) 河川基盤地図 MAPPLE25000 道路地図 ゼンリン住宅地図 国土地理院数値地図 5m メッシュ ( 標高 ) CommonMP-GIS の設定 手順フロー 実行手順 CommonMP-GIS での地図表示

2 1. 概要 1.1 目的 本マニュアルは 各種地図データを CommonMP-GIS で表示するために GIS 独自形式デー タに変換するコンバータツールの操作手順について記述します 1.2 対応データ種別 表 1.1 に本ツールで変換を行うことのできる地図データ種別を示します 表 1.1 変換対応データ種別一覧 No データ種別データの概要 1 ラスタ地図航空写真 19 座標系 ( 世界測地系 ) の tif または jpg 形式の オルソ画像 2 航空写真 ( レベル 5 まで固定 ) 19 座標系 ( 世界測地系 ) の tif または jpg 形式の オルソ画像 上記の通常の航空写真と同一 3 航空写真 10m/pixel 程度の低解像度航空写真データ ( 低解像度 ) 4 航空写真 20cm/pixel 程度の高解像度航空写真データ ( 高解像度 ) 5 衛星写真 GeoTIFF 形式の UTM 座標系のオルソ画像 6 画像データ (bmp 形式 ) ハザードマップなどの 24 ビット bmp 形式の画像 データ 24 ビット形式以外のデータは変換不可 7 ベクタ地図 河川基盤地図 河川基盤地図データ 8 MAPPLE25000 道路地図 昭文社発行の MAPPLE25000 道路地図データ 9 ゼンリン住宅地図 ゼンリン発行の住宅地図データ 10 標高データ国土地理院数値地図 国土地理院発行の 5m メッシュ ( 標高 ) データ 5m メッシュ ( 標高 ) 1-1

3 2. 必要動作環境 2.1 CommonMP-GIS データ構成 当ツールにて CommonMP-GIS で表示可能な地図データへ変換するための GIS の地図データ の構成について示します 地図データは CommonMP-GIS のデータフォルダとして デフォルトで以下のファイルに フォルダパスが設定されています 設定ファイル C: Documents and Settings インストールユーザ名 Application Data Hitachi Engineering & Services DioVISTA DioVISTA.ini 設定箇所 [Settings] dataset= データフォルダ格納先パス 図 2.1 にデータフォルダの構成図を示します data basemap layers dem DEM データ texture GISS.md b dataset.ini vector i25k dem DEM データ texture 10 dataset.ini 図 2.1 CommonMP-GIS データフォルダ構成 2-1

4 表 2.1 に各フォルダと主なファイルの概要を示します 表 2.1 CommonMP-GIS データ詳細 No フォルダ名 概要 1 basemap - NASA の衛星画像 (90m メッシュ ) フォルダ 2 dem 標高データフォルダ フォルダ [1]~[9] まで存在すること 3 texture ラスタデータの画像フォルダ 4 vector ベクタデータの画像フォルダ 5 layers - レイヤの定義ファイルフォルダ 6 GISS.mdb - 住所検索用のデータベースファイル 7 dataset.ini - 地図データの定義ファイル 8 i25k - 日本全国版の国土地理院地図フォルダ 9 dem 標高データフォルダ フォルダ [10]~[12] まで存在すること 10 texture ラスタデータの画像フォルダ 11 dataset.ini i25k データの定義ファイル 2-2

5 3. 操作手順 3.1 処理フロー 図 3.1 に当ツールを使用して地図データを変換し 変換したデータを CommonMP-GIS で表 示するまでのフローを示します 各手順の詳細は各章を参照して下さい START 1CommonMP-GIS のデータ構成の事前確認 2.1 CommonMP-GIS データ構成参照 2 必要データの事前確認 データの準備参照 3 地図データコンバート 3.2 データコンバート参照 4 地図データの配置 (3) 変換したデータの配置参照 5 設定ファイルの設定 (4) 設定ファイル (dataset.ini) の設定 参照 6CommonMP-GIS での地図表示 3.4 CommonMP-GIS での地図表示参照 END 図 3.1 データ変換の処理フロー 3-1

6 3.2 データコンバート 各地図データのコンバート手順を示します コンバータツールのフォルダ構成 図 3.2 に当コンバータツールフォルダを示します 地図種別でフォルダが分かれていますので 操作手順に従って必要なフォルダを使用します 図 3.2 ツールの構成 表 3.1 にコンバータツールのフォルダ概要を示します 表 3.1 コンバータのフォルダ構成 No フォルダ 1 フォルダ 2 フォルダの概要 1 tools Aerophoto 航空写真変換用のフォルダ 2 Aerophoto5 航空写真 ( レベル 5 まで固定 ) 変換用のフォルダ 3 Aerophoto5to10 低解像度の航空写真変換用のフォルダ 4 AerophotoHR 高解像度の航空写真変換用のフォルダ 5 Satellite 衛星写真 (GeoTIFF) 変換用のフォルダ 6 HazardMap 画像データ (24 ビット bmp 形式 ) 変換用のフォルダ 7 riverf 河川基盤地図変換用のフォルダ 8 MDX MAPPLE25000 道路地図変換用のフォルダ 9 Zenrin ゼンリン住宅地図変換用のフォルダ 3-2

7 No フォルダ 1 フォルダ 2 フォルダの概要 10 GSI5 国土地理院数値地図 5m メッシュ ( 標高 ) 変換用のフォルダ 11 bin 実行ファイルが格納されているフォルダ 12 conf 設定ファイルが格納されているフォルダ 13 layers レイヤ定義ファイルが格納されているフォルダ 3-3

8 3.2.2 データの準備コンバートを行う際 地図種別ごとに以下のデータが必要となりますので事前に準備して下さい 表 3.2 に変換する地図別の準備するデータ一覧を示します 表 3.2 地図別必要データ一覧 No 変換する地図準備するデータ 1 航空写真航空写真 ( レベル 5 まで固定 ) 航空写真 ( 低解像度 ) 航空写真 ( 高解像度 ) 変換する航空写真データ basemap データ 国土地理院数値地図 50m メッシュ ( 標高 ) データ 2 衛星写真 変換する衛星写真データ basemap データ国土地理院数値地図 50m メッシュ ( 標高 ) データ 3 画像データ (bmp 形式 ) 変換する 24 ビット bmp 形式の画像データ basemap データ 4 河川基盤地図 変換する河川基盤地図データ 5 MAPPLE25000 道路地図 変換する MAPPLE25000 道路地図データ 6 ゼンリン住宅地図 変換するゼンリン住宅地図データ国土地理院数値地図 50m メッシュ ( 標高 ) データ 7 国土地理院数値地図 5m メッシュ ( 標高 ) 変換する国土地理院数値地図 5m メッシュ ( 標高 ) データ国土地理院数値地図 50m メッシュ ( 標高 ) データ *basemap データ CommonMP-GIS で使用する basemap( 2.1 CommonMP-GIS デー タ構成 で表記している basemap と同一のもの ) * 国土地理院数値地図 50m メッシュ ( 標高 ) 国土地理院発行の 50m メッシュ標高データ 注意事項 画像データ ( 航空写真 衛星写真 ) をコンバートする際 画像が連続しているデータを CommonMP-GIS コンバータで別々に処理すると 各データ間が正しく表示されません 同地域で画像が連続している場合は 変換データをまとめ 1 回でコンバートを行って下さい一 basemap データ 国土地理院数値地図 50m メッシュ ( 標高 ) を指定しない場合でも CommonMP-GIS コンバータはエラーにはしません 作成される標高データは正しいデータにはなりません 3-4

9 3.2.3 設定ファイル (config.cmd) の設定コンバータツールの conf フォルダ配下の config.cmd を [ 編集 ] で開いて下さい 各設定項目の設定値には データの準備 で表記している各データのパスを指定して下さい 設定する必要のない項目は空白で構いません 図 3.3 に必須設定項目 1~2 を示します 設定項目 1basemap 2gsi50 図 3.3 config.cmd ファイル設定 表 3.3 に変換する地図別に必要な設定項目を示します 表 3.3 config.cmd ファイル設定概要 No 変換する地図設定項目設定値 1 航空写真航空写真 ( レベル 5 まで固定 ) 航空写真 ( 低解像度 ) 航空写真 ( 高解像度 ) 1basemap 2gsi50 basemap フォルダのパス 注意事項 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 国土地理院数値地図 50m メッシュ ( 標高 ) の [DATA] フォルダのパス 注意事項 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 2 衛星写真 1basemap basemap フォルダのパス 注意事項 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さ 3-5

10 No 変換する地図設定項目設定値 い パスの末尾に を指定しないで下さい 2gsi50 国土地理院数値地図 50m メッシュ ( 標高 ) の [DATA] フォルダのパス 注意事項 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 3 画像データ 1basemap basemap フォルダのパス 注意事項 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい スの末尾に を指定しないで下さい 4 河川基盤地図 なし - 5 MAPPLE25000 なし - 道路地図 6 ゼンリン住宅地図 2gsi50 国土地理院数値地図 50m メッシュ ( 標高 ) の [DATA] フォルダのパス 注意事項 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さ い パスの末尾に を指定しないで下さい 7 国土地理院数値地図 5m メッシュ ( 標高 ) 2gsi50 国土地理院数値地図 50m メッシュ ( 標高 ) の [DATA] フォルダのパス 注意事項 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 3-6

11 3.2.4 航空写真 航空写真を変換する実行手順を示します (1) 前提条件変換する航空写真データの前提条件は以下となります 19 座標系 ( 世界測地系 ) の tif 形式または jpg 形式のオルソ画像であること tif 形式または jpg 形式の画像データとワールドファイル (*.tfw *.jgw) が 1 対 1 で存在すること (2) 実行手順 実行の前に データの準備 と 設定ファイル (config.cmd) の設定 を 参照して データの準備と config.cmd の設定を行って下さい a) 実行ファイルの作成 Aerophoto フォルダ内の sample.cmd を同一フォルダ内にコピーして 任意のファイ ル名に変更して下さい 図 3.4 に操作イメージを示します ファイル名を変更する 図 3.4 sample.cmd のコピー 注意事項 コピーする際 以下のことに注意して下さい 必ず Aerophoto フォルダ内にコピーして下さい 拡張子は*.cmd のまま変更しないで下さい 3-7

12 b) 実行ファイルの編集 コピーしてファイル名を変更した実行ファイルを [ 編集 ] で開き 以下の項目を設定して 下さい 図 3.5 に必須設定項目 1~6 を示します 表 3.4 に設定項目一覧を示します 図 3.5 実行ファイルの編集 表 3.4 項目設定値 No 項目 設定値 1 src 変換する航空写真データのフォルダのパスを設定して下さい 注意事項 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 2 dst 変換したデータの出力先のパスをフォルダ名まで設定して下さい 出力先は任意です 注意事項 フォルダは自動で作成されますので事前に作成する必要はありません 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 3 work1 作業用ワークフォルダ 1 の出力先のパスをフォルダ名まで設定して下さい 出力先は任意です コンバート後は削除して問題ありません 注意事項 フォルダは自動で作成されますので事前に作成する必要はありません 3-8

13 No 項目 設定値 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい ワークフォルダ 2 と異なるフォルダを指定して下さい 4 work2 作業用ワークフォルダ 2 の出力先のパスをフォルダ名まで設定して下さい 出力先は任意です コンバート後は削除して問題ありません 注意事項 フォルダは自動で作成されますので 事前に作成する必要はありません 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい ワークフォルダ 1 と異なるフォルダを指定して下さい 5 zone 変換するデータの地域の 19 座標系の番号を設定して下さい 6 name データの名称 ( 任意の文字列 ) を設定して下さい c) 出力先フォルダの退避 実行ファイルで指定した dst work1 work2 の出力先に 指定したフォルダ名と同一 のフォルダが既に存在する場合 出力先の各フォルダを削除または退避して下さい d) ログファイルの退避処理を実行すると 実行プログラムごとにログが出力されます bin フォルダ内に下記のログファイルが既に存在する場合 ログが追記されますので ファイルを退避するなど 今回実行時のログが判別できるように注意して下さい 図 3.6 にログファイルの出力イメージを示します 3-9

14 図 3.6 ログファイルの出力 表 3.5 にログファイルと出力場所を示します 表 3.5 ログファイル一覧 No ログファイル名 パス 1 tiff2bl.log tools bin tiff2bl.log 2 bl2mesh.log tools bin bl2mesh.log 3 mesh2halfmesh.log tools bin mesh2halfmesh.log 4 bmp2jpg.log tools bin bmp2jpg.log 5 gsi50mesh.log tools bin gsi50mesh.log 3-10

15 e) バッチファイルの実行 コピーしてファイル名を変更した実行ファイルをダブルクリックして下さい コマン ドプロンプト画面が立ち上がり 変換処理が実行されます 図 3.7 に操作イメージを示します ダブルクリックで実行する 図 3.7 バッチファイルの実行 3-11

16 f) ログの確認 処理が終了するとコマンドプロンプト画面が閉じます 終了後 手順 d) の各ログフ ァイルを開きエラーが出ていないことを確認して下さい 図 3.8 にログファイルの出力例を示します 図 3.8 ログファイルの確認 g) コンバートの終了手順 b) にて指定した出力先に指定したフォルダ名で変換後の航空写真データが生成されます 図 3.9 にイメージを示します 図 3.9 データの作成結果 3-12

17 3.2.5 航空写真 ( レベル 5 まで固定 ) 航空写真表示を広域表示する場合のデータを変換する実行手順を示します (1) 前提条件変換する航空写真データの前提条件は以下となります 19 座標系 ( 世界測地系 ) の tif 形式または jpg 形式のオルソ画像であること tif 形式または jpg 形式の画像データとワールドファイル (*.tfw *.jgw) が 1 対 1 で存在すること (2) 実行手順 実行の前に データの準備 と 設定ファイル (config.cmd) の設定 を 参照して データの準備と config.cmd の設定を行って下さい a) 実行ファイルの作成 Aerophoto5 フォルダ内の sample.cmd を同一フォルダ内にコピーして 任意のファイ ル名に変更して下さい 図 3.10 に操作イメージを示します ファイル名を変更する 図 3.10 sample.cmd のコピー 注意事項 コピーする際 以下のことに注意して下さい 必ず Aerophoto5 フォルダ内にコピーして下さい 拡張子は*.cmd のまま変更しないで下さい 3-13

18 以降の手順は航空写真変換時の手順と同様です 航空写真 の (2) 実行手順 b)~g) を参照して下さい b) 地図表示の際のレベル設定について航空写真データは CommonMP-GIS で表示する際 デフォルトではレベル 5 から表示されます 表示するレベルを下げる場合は 作成されたデータファイル内の dataset.ini を変更して下さい 図 3.11 に編集イメージを示します ファイルを開く 表示しないレベルの texture を ; で コメントアウトして下さい 図 3.11 地図表示レベルの変更 3-14

19 3.2.6 航空写真 ( 低解像度 ) 解像度が 10m/pixel ほどの低解像度の航空写真を変換する実行手順を示します (1) 前提条件変換する航空写真データの前提条件は以下となります 19 座標系 ( 世界測地系 ) の tif 形式または jpg 形式のオルソ画像であること tif 形式または jpg 形式の画像データとワールドファイル (*.tfw *.jgw) が 1 対 1 で存在すること (2) 実行手順 実行の前に データの準備 と 設定ファイル (config.cmd) の設定 を 参照して データの準備と config.cmd の設定を行って下さい a) 実行ファイルの作成 Aerophoto5to10 フォルダ内の sample.cmd を同一フォルダ内にコピーして 任意のフ ァイル名に変更して下さい 図 3.12 に操作イメージを示します ファイル名を変更する 図 3.12 sample.cmd のコピー 注意事項 コピーする際 以下のことに注意して下さい 必ず Aerophoto5to10 フォルダ内にコピーして下さい 拡張子は*.cmd のまま変更しないで下さい 3-15

20 以降の手順は航空写真変換時の手順と同様です 航空写真 の (2) 実行手順 b)~g) を参照して下さい 3-16

21 3.2.7 航空写真 ( 高解像度 ) 解像度が 20cm/pixel ほどの高解像度の航空写真を変換する実行手順を示します (1) 前提条件変換する航空写真データの前提条件は以下となります 19 座標系 ( 世界測地系 ) の tif 形式または jpg 形式のオルソ画像であること tif 形式または jpg 形式の画像データとワールドファイル (*.tfw *.jgw) が 1 対 1 で存在すること (2) 実行手順 実行の前に データの準備 と 設定ファイル (config.cmd) の設定 を 参照して データの準備と config.cmd の設定を行って下さい a) 実行ファイルの作成 AerophotoHR フォルダ内の sample.cmd を同一フォルダ内にコピーして 任意のファ イル名に変更して下さい 図 3.13 に操作イメージを示します ファイル名を変更する 図 3.13 sample.cmd のコピー 注意事項 コピーする際 以下のことに注意して下さい 必ず AerophotoHR フォルダ内にコピーして下さい 拡張子は*.cmd のまま変更しないで下さい 3-17

22 以降の手順は航空写真変換時の手順と同様です 航空写真 の (2) 実行手順 b)~g) を参照して下さい 3-18

23 3.2.8 衛星写真 衛星写真を変換する実行手順を示します (1) 前提条件変換する衛星写真データの前提条件は以下となります GeoTIFF 形式のファイル (UTM 座標系のオルソ画像 ) であること GeoTIFF 形式ファイルと その GeoTIFF ファイルの画像データを Photoshop 等で色調補正した 24 ビット bmp ファイルの 2 つのファイルが存在すること (GeoTIFF 形式ファイルと bmp ファイルが 1 対 1 で存在すること ) bmp ファイルを指定する際 ファイル名は元の GeoTIFF ファイル名のまま 変更しないこと ( 拡張子のみを *.tif から *.bmp に変更したものとする ) 図 3.14 に変換するデータのイメージを示します 同一ファイル名の GeoTIFF ファイルと bmp ファイルを準 備して下さい 図 3.14 GeoTIFF データと bmp データ (2) 実行手順 実行の前に データの準備 と 設定ファイル (config.cmd) の設定 を 参照して データの準備と config.cmd の設定を行って下さい 3-19

24 a) 実行ファイルの作成 Satellite フォルダ内の sample.cmd を同一フォルダ内にコピーして 任意のファイル 名に変更して下さい 図 3.15 に操作イメージを示します ファイル名を変更する 図 3.15 sample.cmd のコピー 注意事項 コピーする際 以下のことに注意して下さい 必ず Satellite フォルダ内にコピーして下さい 拡張子は*.cmd のまま変更しないで下さい 3-20

25 b) 実行ファイルの編集 コピーしてファイル名を変更した実行ファイルを [ 編集 ] で開き 以下の項目を設定して 下さい 図 3.16 に必須設定項目 1~6 を示します 図 3.16 実行ファイルの編集 表 3.6 に設定項目一覧を示します 表 3.6 項目設定値 No 項目 設定値 1 src 変換する衛星写真データのフォルダのパスを設定して下さい 注意事項 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 2 dst 変換したデータの出力先のパスをフォルダ名まで設定して下さい 出力先は任意です 注意事項 フォルダは自動で作成されますので事前に作成する必要はありません 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 3 work1 作業用ワークフォルダ 1 の出力先のパスをフォルダ名まで設定して下さい 出力先は任意です 注意事項 フォルダは自動で作成されますので事前に作成する必要はありません 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい ワークフォルダ 2 と異なるフォルダを指定して下さい 3-21

26 No 項目 設定値 4 work2 作業用ワークフォルダ 2 の出力先のパスをフォルダ名まで設定して下さい 出力先は任意です 注意事項 フォルダは自動で作成されますので事前に作成する必要はありません 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい ワークフォルダ 1 と異なるフォルダを指定して下さい 5 zone 変換するデータの地域の UTM 座標系の帯番号を設定して下さい 6 name データの名称 ( 任意の文字列 ) を設定して下さい c) 出力先フォルダの退避実行ファイルで指定した dst work1 work2 の出力先に 指定したフォルダ名と同一のフォルダが既に存在する場合 出力先の各フォルダを削除またはリネームして退避して下さい d) ログファイルの退避処理を実行すると 実行プログラムごとにログが出力されます bin フォルダ内に下記のログファイルが既に存在する場合 ログが追記されますので ファイルを退避するなど 今回実行時のログが判別できるように注意して下さい 図 3.17 にログファイルの出力イメージを示します 図 3.17 ログファイル 表 3.7 にログファイルの一覧を示します 表 3.7 ログファイル一覧 No ログファイル名パス 1 bl2mesh.log tools bin bl2mesh.log 3-22

27 No ログファイル名 パス 2 mesh2halfmesh.log tools bin mesh2halfmesh.log 3 bmp2jpg.log tools bin bmp2jpg.log 4 gsi50mesh.log tools bin gsi50mesh.log 5 getrange.log tools bin getrange.log e) バッチファイルの実行コピーしてファイル名を変更した実行ファイルをダブルクリックして下さい コマンドプロンプト画面が立ち上がり 変換処理が実行されます 図 3.18 に操作イメージを示します ダブルクリックで実行する 図 3.18 バッチファイルの実行 3-23

28 f) ログの確認処理が終了するとコマンドプロンプト画面が閉じます 終了後 手順 d) の各ログファイルを開きエラーが出ていないことを確認して下さい 図 3.19 にログファイルの出力例を示します 図 3.19 ログファイルの確認 g) コンバートの終了 a) にて指定した出力先に指定したフォルダ名で変換後の衛星写真データが生成されます 図 3.20 に作成されたフォルダイメージを示します 図 3.20 データの作成結果 3-24

29 3.2.9 画像データ (bmp 形式 ) 画像データ (bmp 形式 ) を変換する実行手順を示します (1) 前提条件変換する画像データの前提条件は以下となります 24 ビット bmp 形式であること 24 ビット bmp 形式以外の画像データは変換できません (2) 実行手順 実行の前に データの準備 と 設定ファイル (config.cmd) の設定 を 参照して データの準備と config.cmd の設定を行って下さい a) 設定ファイル / パラメタファイルの作成 HazardMap フォルダ内の sample.cmd と sample_parameter.txt を同一フォルダ内に コピーして 任意のファイル名に変更して下さい 図 3.21 に操作イメージを示します ファイル名を変更する 図 3.21 sample.cmd/sample_parameter.txt のリネーム 3-25

30 注意事項 コピーする際 以下のことに注意して下さい 必ず HazardMap フォルダ内にコピーして下さい 拡張子はそれぞれ *.cmd *.txt のまま変更しないで下さい b) 実行ファイルの編集 コピーしてファイル名を変更した実行ファイルを [ 編集 ] で開き 以下の項目を設定して 下さい 図 3.22 に必須設定項目 1~6 を示します 図 3.22 実行ファイルの編集 表 3.8 に設定項目一覧を示します 表 3.8 項目設定値 No 項目 設定値 1 src 変換する画像データのフォルダのパスを設定して下さい 注意事項 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 2 dst 変換したデータの出力先のパスをフォルダ名まで設定して下さい 注意事項 フォルダは自動で作成されますので事前に作成する必要はありません 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 3 work1 作業用ワークフォルダ 1 の出力先のパスをフォルダ名まで設定して下さい 出力先は任意です コンバート後は削除して問題ありません 3-26

31 No 項目 設定値 注意事項 フォルダは自動で作成されますので事前に作成する必要はありません 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい ワークフォルダ 2 と異なるフォルダを指定して下さい 4 work2 作業用ワークフォルダ 2 の出力先のパスをフォルダ名まで設定して下さい 出力先は任意です コンバート後は削除して問題ありません 注意事項 フォルダは自動で作成されますので事前に作成する必要はありません 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい ワークフォルダ 1 と異なるフォルダを指定して下さい 5 name データの名称 ( 任意の文字列 ) を設定して下さい 6 zone 変換するデータの地域の 19 座標系の番号を設定して下さい 7 paramfile パラメタファイル名を設定して下さい ( a) でコピーして名前を変更した sample_parameter.txt のファイル名です ) c) パラメタファイルの設定 コピーしてファイル名を変更したパラメタファイル (sample_parameter.txt) を開き 以下の項目を設定して下さい 図 3.23 にイメージを示します タブ区切りで設定 して下さい 2と3はカンマ区切りでつなげて設定して下さい スペースは含めないで下さい タブ区切りで設定 して下さい 図 3.23 パラメタファイルの編集 3-27

32 注意事項 以下の点に注意して下さい 項目 1 と項目 2 項目 3 と項目 4 の間はタブ区切りで設定して下さい 項目 2 と項目 3 はカンマ区切りでスペースを入れずに 続けて設定して下さい 表 3.9 にパラメタファイルの項目一覧を示します 表 3.9 パラメタ設定項目 No 項目 設定値 1 bmp ファイル名 変換する bmp ファイルの名称を設定して下さい 2 ピクセル座標 画像内の任意の 1 点の XY 座標 ( ピクセルの座標 ) をカンマ区切りで設定して下さい 手順 1bmp 画像内で 緯度経度を指定するポイント ( 例 : 市役所 ) を決めて下さい 2bmp 画像を画像表示ソフトで開き 1で決めたポイントのピクセル座標を確認します ( 例 :Windows ペイントの場合右下に表示 ) 3 平面直角座標 No.2 のピクセル座標に対応する平面直角座標を Y 座標,X 座標の順序で カンマ区切りで設定して下さい 手順 1CommonMP-GIS を起動し ロケーションバーに表示される北緯 緯度情報から 2 のピクセルの座標に対応させる緯度経度を取得して下さい 2 下記サイトにて 1で取得した緯度経度を平面直角座標へ変換して下さい ( 世界測地系 平面直角座標 ) 4 PixelScale 画像の 1 ピクセルあたりのメートル数を設定して下さい 手順 画像のスケールを利用してピクセルスケールを計算します 1 画像表示ソフト等を使用して bmp 画像に表示されている縮尺スケールの左下のピクセル座標 (XY 座標 ) 右下のピクセル座標(XY 座標 ) を取得して下さい 2 縮尺スケールのメートルを取得して下さい 3EXCEL 等を使用して 以下の計算式で 1 ピクセルあたりのメートル数を計算して下さい [ スケールのメートル ] / SQRT(([ 右下 X 座標 ] - [ 左下 X 座標 ]) * ([ 右下 X 座標 ] - [ 左下 X 座標 ]) + ([ 右下 Y 座標 ] - [ 左下 Y 座標 ]) * ([ 右下 Y 座 標 ] - [ 左下 Y 座標 ])) 3-28

33 d) metadata.ini の設定 template texture 10~14 のフォルダ内の metadata.ini を開いて下さい [category] に設定されている値が CommonMP-GIS のメニューに表示されますので 任意の値を設定して下さい 10~14 の各フォルダ内に metadata.ini ファイルがありますので すべての ini ファイルに同一の値を設定して下さい e) 出力先フォルダの退避 実行ファイルで指定した dst work1 work2 の出力先に 指定したフォルダ名と同一 のフォルダが既に存在する場合 出力先の各フォルダを削除または退避して下さい f) ログファイルの退避処理を実行すると 実行プログラムごとにログが出力されます bin フォルダ内に下記のログファイルが既に存在する場合 ログが追記されますので ファイルを退避するなど 今回実行時のログが判別できるように注意して下さい 図 3.24 にログファイルの出力イメージを示します 図 3.24 ログファイルの出力 表 3.10 にログファイルと出力場所を示します 表 3.10 ログファイル一覧 No ログファイル名パス 1 hzd2bl.log tools bin hzd2bl.log 3-29

34 No ログファイル名 パス 2 bl2mesh.log tools bin bl2mesh.log 3 mesh2halfmesh.log tools bin mesh2halfmesh.log 4 bmp2jpg.log tools bin bmp2jpg.log g) バッチファイルの実行コピーしてファイル名を変更した実行ファイルをダブルクリックして下さい コマンドプロンプト画面が立ち上がり 変換処理が実行されます 図 3.25 に操作イメージを示します ダブルクリックで実行する 図 3.25 バッチファイルの実行 h) ログの確認処理が終了するとコマンドプロンプト画面が閉じます 終了後 手順 f) の各ログファイルを開きエラーが出ていないことを確認して下さい 図 3.26 にログファイルの出力イメージを示します 3-30

35 図 3.26 ログファイルの確認 i) コンバートの終了 a) にて指定した出力先に指定したフォルダ名で変換後の画像データが生成されます 図 3.27 にデータの作成イメージを示します 図 3.27 データの作成結果 3-31

36 河川基盤地図 河川基盤地図を変換する実行手順を示します (1) 前提条件 特になし (2) 実行手順 実行の前に データの準備 と 設定ファイル (config.cmd) の設定 を 参照して データの準備と config.cmd の設定を行って下さい a) 実行ファイルの作成 riverf フォルダ内の sample.cmd を同一フォルダ内にコピーして 任意のファイル名 に変更して下さい 図 3.28 に操作イメージを示します ファイル名を変更する 図 3.28 sample.cmd のコピー 注意事項 コピーする際 以下のことに注意して下さい 必ず riverf フォルダ内にコピーして下さい 拡張子は*.cmd のまま変更しないで下さい 3-32

37 b) 実行ファイルの編集 コピーしてファイル名を変更した実行ファイルを [ 編集 ] で開き 以下の項目を設定して 下さい 図 3.29 に必須設定項目 1~3 を示します 図 3.29 実行ファイルの編集 表 3.11 に設定項目一覧を示します 表 3.11 項目設定値 No 項目 設定値 1 src 変換する河川基盤地図データのフォルダのパスを設定して下さい 複数指定する場合 パスを ( ダブルクォーテーション ) でくくり スペース区切りで指定して下さい 注意事項 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 2 dst 変換したデータの出力先のパスをフォルダ名まで設定して下さい 出力先は任意です 注意事項 フォルダは自動で作成されますので事前に作成する必要はありません 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 3 name データの名称 ( 任意の文字列 ) を設定して下さい 3-33

38 c) 出力先フォルダの退避 a) にて指定した dst の出力先に 指定したフォルダ名と同一のフォルダが既に存在 する場合 出力先の各フォルダを削除または退避して下さい d) ログファイルの退避処理を実行すると 実行プログラムごとにログが出力されます bin フォルダ内に下記のログファイルが既に存在する場合 ログが追記されますので ファイルを退避するなど 今回実行時のログが判別できるように注意して下さい 図 3.30 にログファイルの出力イメージを示します 図 3.30 ログファイルの出力 表 3.12 にログファイルと出力場所を示します 表 3.12 ログファイル一覧 No ログファイル名パス 1 kibanconv.log tools bin kibanconv.log 3-34

39 e) バッチファイルの実行コピーしてファイル名を変更した実行ファイルをダブルクリックして下さい コマンドプロンプト画面が立ち上がり 変換処理が実行されます 図 3.31 に操作イメージを示します ダブルクリックで実行する 図 3.31 バッチファイルの実行 3-35

40 f) ログの確認 処理が終了するとコマンドプロンプト画面が閉じます 終了後 手順 d) の各ログフ ァイルを開きエラーが出ていないことを確認して下さい 図 3.32 にログファイルの出力例を示します 図 3.32 ログファイルの確認 g) コンバートの終了 a) にて指定した出力先に指定したフォルダ名で変換後の河川基盤地図データが生成 されます 図 3.33 にデータの作成イメージを示します 図 3.33 データの作成結果 3-36

41 MAPPLE25000 道路地図 MAPPLE25000 道路地図を変換する実行手順を示します フルスペック版 ライト版のどちらでも変換が可能です (1) 前提条件変換する MAPPLE25000 道路地図データの前提条件は以下となります 変換元に指定するフォルダは*.mdx ファイルのみ含まれたフォルダであること MAPPLE25000 道路地図は圧縮された状態で提供されているため ファイルを解凍し変換元フォルダを作成する必要があります フォルダの解凍 ~ 変換元フォルダを作成する手順は下記 事前準備 を参照して下さい 事前準備 [ MDX 25000( または 25000_L) MDX] 内のフォルダが圧縮されている状態の場合 以下の事前処理を行い 変換データの準備を行って下さい a) データの解凍 [ MDX 25000( または 25000_L) MDX] 内の圧縮ファイルをすべて解凍して下さ い 図 3.34 に操作イメージを示します ファイルを解凍する 図 3.34 道路地図データの解凍 3-37

42 b) mdx ファイルの移動 解凍したフォルダ内の *.mdx ファイルをすべて同じフォルダ内に格納して下さい 図 3.35 に操作イメージを示します 解凍した各フォルダ内に *.mdx ファイルが格納されて います 図 3.35 mdx ファイルの移動 解凍したすべてのフォルダ内の *.mdx ファイルを任意のフォルダに集約して下さい *.mdx 以外のファイルは含めないで下さい (2) 実行手順実行の前に データの準備 と 設定ファイル (config.cmd) の設定 を参照して データの準備と config.cmd の設定を行って下さい また 変換元の道路地図データが解凍された状態でない場合 上記の 事前準備 を参照して変換元データの準備を行って下さい a) 実行ファイルの作成 MDX フォルダ内の sample.cmd を同一フォルダ内にコピーして 任意のファイル名に 変更して下さい 図 3.36 に操作イメージを示します 3-38

43 ファイル名を変更する 図 3.36 sample.cmd のコピー 注意事項 コピーする際 以下のことに注意して下さい 必ず MDX フォルダ内にコピーして下さい 拡張子は*.cmd のまま変更しないで下さい b) 実行ファイルの編集 コピーしてファイル名を変更した実行ファイルを [ 編集 ] で開き 以下の項目を設定して 下さい 図 3.37 に必須設定項目 1~3 を示します 図 3.37 実行ファイルの編集 3-39

44 表 3.13 に設定項目一覧を示します 表 3.13 項目設定値 No 項目 設定値 1 src 変換する MAPPLE25000 道路地図の *.mdx ファイルが格納されているフォルダのパスを設定して下さい 注意事項 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 指定するフォルダ内には *.mdx 以外のファイルは含めないで下さい 2 dst 変換したデータの出力先のパスをフォルダ名まで設定して下さい 出力先は任意です 注意事項 フォルダは自動で作成されますので事前に作成する必要はありません 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 3 name データの名称 ( 任意の文字列 ) を設定して下さい c) 出力先フォルダの退避 b) にて指定した dst の出力先に 指定したフォルダ名と同一のフォルダが既に存在 する場合 出力先の各フォルダを削除または退避して下さい d) ログファイルの退避処理を実行すると 実行プログラムごとにログが出力されます bin フォルダ内に下記のログファイルが既に存在する場合 ログが追記されますので ファイルを退避するなど 今回実行時のログが判別できるように注意して下さい 図 3.38 にログファイルの出力イメージを示します 3-40

45 図 3.38 ログファイルの出力 表 3.14 にログファイルと出力場所を示します 表 3.14 ログファイル一覧 No ログファイル名パス 1 sconv.log tools bin sconv.log 3-41

46 e) バッチファイルの実行コピーしてファイル名を変更した実行ファイルをダブルクリックして下さい コマンドプロンプト画面が立ち上がり 変換処理が実行されます 図 3.39 に操作イメージを示します ダブルクリックで実行する 図 3.39 バッチファイルの実行 3-42

47 f) ログの確認処理が終了するとコマンドプロンプト画面が閉じます 終了後 手順 d) の各ログファイルを開きエラーが出ていないことを確認して下さい 図 3.40 にログファイルの出力イメージを示します 図 3.40 ログファイルの確認 g) コンバートの終了 a) にて指定した出力先に指定したフォルダ名で変換後の道路地図データが生成され ます 図 3.41 にデータの作成イメージを示します 図 3.41 データの作成結果 3-43

48 ゼンリン住宅地図 ゼンリン住宅地図を変換する実行手順を示します (1) 前提条件 特になし (2) 実行手順 実行の前に データの準備 と 設定ファイル (config.cmd) の設定 を 参照して データの準備と config.cmd の設定を行って下さい a) 実行ファイルの作成 Zenrin フォルダ内の sample.cmd を同一フォルダ内にコピーして 任意のファイル名 に変更して下さい 図 3.42 に操作イメージを示します ファイル名を変更する 図 3.42 sample.cmd のコピー 注意事項 コピーする際 以下のことに注意して下さい 必ず Zenrin riverf フォルダ内にコピーして下さい 拡張子は*.cmd のまま変更しないで下さい 3-44

49 b) 実行ファイルの編集 コピーしてファイル名を変更した実行ファイルを [ 編集 ] で開き 以下の項目を設定して 下さい 図 3.43 に必須設定項目 1~3 を示します 図 3.43 実行ファイルの編集 表 3.15 に設定項目一覧を示します 表 3.15 項目設定値 No 項目 設定値 1 src 変換するゼンリン住宅地図データのフォルダのパスを設定して下さい 複数指定する場合 スペース区切りで指定して下さい 注意事項 指定するフォルダは 変換するゼンリン住宅地図データ一式の最上位のフォルダを指定して下さい 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 2 dst 変換したデータの出力先のパスをフォルダ名まで設定して下さい 出力先は任意です 注意事項 フォルダは自動で作成されますので事前に作成する必要はありません 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 3 name データの名称 ( 任意の文字列 ) を設定して下さい 3-45

50 c) 出力先フォルダの退避 b) にて指定した dst の出力先に 指定したフォルダ名と同一のフォルダが既に存在 する場合 出力先の各フォルダを削除または退避して下さい d) ログの退避処理を実行すると 実行プログラムごとにログが出力されます bin フォルダ内に下記のログファイルが既に存在する場合 ログが追記されますので ファイルを退避するなど 今回実行時のログが判別できるように注意して下さい 図 3.44 にログファイルの出力イメージを示します 図 3.44 ログファイルの出力 表 3.16 にログファイルと出力場所を示します 表 3.16 ログファイル一覧 No ログファイル名パス 1 zconv.log tools bin zconv.log 2 gsi50mesh.log tools bin gsi50mesh.log 3-46

51 e) バッチファイルの実行コピーしてファイル名を変更した実行ファイルをダブルクリックして下さい コマンドプロンプト画面が立ち上がり 変換処理が実行されます 図 3.45 に操作イメージを示します ダブルクリックで実行する 図 3.45 バッチファイルの実行 3-47

52 f) ログの確認 処理が終了するとコマンドプロンプト画面が閉じます 終了後 手順 d) の各ログフ ァイルを開きエラーが出ていないことを確認して下さい 図 3.46 にログファイルの出力イメージを示します 図 3.46 ログファイルの確認 g) コンバートの終了 a) にて指定した出力先に指定したフォルダ名で変換後の住宅地図データが生成され ます 図 3.47 にデータの作成イメージを示します 図 3.47 データの作成結果 3-48

53 国土地理院数値地図 5m メッシュ ( 標高 ) 国土地理院数値地図 5m メッシュ ( 標高 ) を変換する実行手順を示します (1) 前提条件 特になし (2) 実行手順 実行の前に データの準備 と 設定ファイル (config.cmd) の設定 を 参照して データの準備と config.cmd の設定を行って下さい a) 実行ファイルの作成 GSI5 フォルダ内の sample.cmd を同一フォルダ内にコピーして 任意のファイル名に 変更して下さい 図 3.48 に操作イメージを示します ファイル名を変更する 図 3.48 sample.cmd のコピー 注意事項 コピーする際 以下のことに注意して下さい 必ず GSI5 フォルダ内にコピーして下さい 拡張子は*.cmd のまま変更しないで下さい 3-49

54 b) 実行ファイルの編集 コピーしてファイル名を変更した実行ファイルを [ 編集 ] で開き 以下の項目を設定して 下さい 図 3.49 に必須設定項目 1~3 を示します 表 3.17 に設定項目一覧を示します 図 3.49 実行ファイルの編集 表 3.17 項目設定値 No 項目 設定値 1 src 変換する国土地理院 5mメッシュ ( 標高 ) データのフォルダのパスを設定して下さい 注意事項 指定するフォルダは 変換するメッシュデータ一式の最上位のフォルダを指定して下さい 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 2 dst 変換したデータの出力先のパスをフォルダ名まで設定して下さい 出力先は任意です 注意事項 フォルダは自動で作成されますので事前に作成する必要はありません 空白を含むフォルダ名 パスは指定しないで下さい パスの末尾に を指定しないで下さい 3 zone 変換するデータの地域の 19 座標系の番号を設定して下さい 3-50

55 c) 出力先フォルダの退避 b) にて指定した dst の出力先に 指定したフォルダ名と同一のフォルダが既に存在 する場合 出力先の各フォルダを削除または退避して下さい d) ログの退避処理を実行すると 実行プログラムごとにログが出力されます bin フォルダ内に下記のログファイルが既に存在する場合 ログが追記されますので ファイルを退避するなど 今回実行時のログが判別できるように注意して下さい 図 3.50 にログファイルの出力イメージを示します 図 3.50 ログファイルの出力 表 3.18 にログファイル名と出力場所を示します 表 3.18 ログファイル一覧 No ログファイル名パス 1 gsi5mesh.log tools bin gsi5mesh.log 3-51

56 e) バッチファイルの実行コピーしてファイル名を変更した実行ファイルをダブルクリックして下さい コマンドプロンプト画面が立ち上がり 変換処理が実行されます 図 3.51 に操作イメージを示します ダブルクリックで実行する 図 3.51 バッチファイルの実行 3-52

57 f) ログの確認 処理が終了するとコマンドプロンプト画面が閉じます 終了後 手順 d) の各ログフ ァイルを開きエラーが出ていないことを確認して下さい 図 3.52 にログファイルの出力イメージを示します 図 3.52 ログファイルの確認 g) コンバートの終了 a) にて指定した出力先に指定したフォルダ名で変換後の 5m メッシュの標高データが生成されます 図 3.53 にデータの作成イメージを示します 図 3.53 データの作成結果 3-53

58 3.3 CommonMP-GIS の設定 変換した地図データを CommonMP-GIS で表示するための設定を行います 手順フロー 図 3.54 に CommonMP-GIS 実行環境の設定の手順フローを示します START (1) 地図表示に必要なデータ 変換した地図が ベクタ地図の場合 (2) レイヤ定義ファイルの配置 (3) 変換したデータの配置 (4) 設定ファイル (dataset.ini) の設定 a) 地図データ名称の追記 変換した地図が ベクタ地図の場合 (4) 設定ファイル (dataset.ini) の設定 b) レイヤ定義ファイルの追記 CommonMP-GIS 起動 地図表示 図 3.54 CommonMP-GIS 実行環境の設定手順フロー 実行手順 (1) 地図表示に必要なデータ変換した地図を表示するためには 表示する地域の basemap(nasa 簡略衛星画像 ) と i25k(commonmp-gis 用地形図データ ) の 2 種類の地図データが必要です ( 共に CommonMP の Web サイトからダウンロードすることができます ) basemap と i25k は CommonMP-GIS の地図データフォルダに格納して下さい地図データの構成や詳細は 2.1 CommonMP-GIS データ構成 を参照して下さい 3-54

59 表示する地域の basemap i25k のデータが存在しないと正しく地図表示されないので注 意して下さい (2) レイヤ定義ファイルの配置ベクタ地図 ( 河川基盤地図 道路地図 住宅地図 ) を表示する場合 地図データフォルダの [layers] フォルダに それぞれのレイヤ定義ファイルを格納して下さい レイヤ定義ファイルは コンバートツールの layers フォルダ内にあります 表 3.19 に地図種別ごとのレイヤ定義ファイルの一覧を示します 表 3.19 地図種別ごとのレイヤ定義ファイル No 地図種別 レイヤ定義ファイル 1 河川基盤地図 kiban.txt 2 道路地図 road.txt 3 住宅地図 town.txt 必ず (4) b) レイヤ定義ファイルの追記 を参照して 設定ファイルの設定を行 って下さい (3) 変換したデータの配置変換したデータを CommonMP-GIS 実行環境に配置します 2.1 CommonMP-GIS データ構成 に記述している CommonMP-GIS 実行環境の地図データフォルダの直下に 変換したデータをフォルダごと格納して下さい (4) 設定ファイル (dataset.ini) の設定 a) 地図データ名称の追記 CommonMP-GIS 実行環境の地図データフォルダ直下の dataset.ini が 読み込む地図を定義している設定ファイルです この設定ファイルに地図データ名称を追記することで CommonMP-GIS で新たな地図データを表示できるようになります dataset.ini を開き 下記の項目を追記して下さい 図 3.55 に設定する項目を示します 3-55

60 1 図 3.55 dataset.ini の編集 ( 地図データ名称の追記 ) 表 3.20 に dataset.ini の設定値を示します 表 3.20 dataset.ini 設定値 ( 地図データ名称 ) No 項目設定値 1 [dataset] セクション 変換した地図データのフォルダ名 /dataset.ini を追記して下 さい b) レイヤ定義ファイルの追記 表示する地図がベクタ地図 ( 河川基盤地図 道路地図 住宅地図 ) の場合 レイヤ定 義ファイルを読み込むように設定します dataset.ini に 下記の項目を追記して下さい 図 3.56 に設定する項目を示します 3-56

61 1 2 図 3.56 dataset.ini の編集 ( レイヤ定義ファイルの追記 ) 表 3.21 に dataset.ini の設定値を示します 表 3.21 dataset.ini 設定値 ( レイヤ定義ファイル ) No 項目 設定値 1 [layers] セクション ベクタ地図ごとに以下を追記して下さい 河川基盤地図の場合 河川基盤地図 =layers/kiban.txt 道路地図の場合 道路地図 =layers/road.txt 住宅地図の場合 住宅地図 =layers/town.txt 2 [layerassignments] セクション ベクタ地図ごとに以下を追記して下さい 河川基盤地図の場合 河川基盤地図 = 河川基盤地図 道路地図の場合 道路地図 = 道路地図 住宅地図の場合 住宅地図 = 住宅地図 必ず (2) レイヤ定義ファイルの配置 を参照して レイヤ定義ファイルを所 定の場所に配置して下さい 3-57

62 3.4 CommonMP-GIS での地図表示 CommonMP-GIS に 変換した地図データを表示するための操作方法を示します (1) 地図種別ごとの地図表示メニューについて (3) 変換したデータの配置 の通りに変換したデータを地図データフォルダに格納すると CommonMP-GIS の地図表示メニューが自動的に追加されます 表 3.22 に変換データ種別と 対応する地図メニューの一覧を示します 表 3.22 地図データ種別と地図メニュー表示 No 変換した地図データ 表示メニュー 1 航空写真 ラスタ地図 衛星写真 2 衛星写真 衛星写真 3 画像データ 変換時に metadata.ini に設定した名称 4 河川基盤地図 ベクタ地図 河川基盤地図 5 MAPPLE25000 道路地図 道路地図 6 ゼンリン住宅地図 住宅地図 7 国土地理院 5m メッシュ標高 地形表示 5m (2) 航空写真 / 衛星写真の表示 CommonMP-GIS のツールバーの [ 表示メニュー ] [ ラスタ地図 ] [ 衛星写真 ] を選択して下さい 図 3.57 に表示メニューの画面イメージを示します 図 3.57 航空写真 / 衛星写真表示メニュー 3-58

63 図 3.58 に航空写真の地図表示イメージを示します 図 3.58 航空写真表示イメージ 図 3.59 に衛星写真の地図表示イメージを示します 図 3.59 衛星写真表示イメージ (3) 画像データ ( ハザードマップ等 ) 画像データのメニュー名は 変換時に metadata.ini の [category] に設定した名称が表示されます 例として ハザードマップ に設定した場合で示します CommonMP-GIS のツールバーの [ 表示メニュー ] [ ラスタ地図 ] [ ハザードマップ ] を選択して下さい 図 3.60 に表示メニューの画面イメージを示します 3-59

64 図 3.60 画像データ表示メニュー 図 3.61 に画像データの表示イメージを示します 図 3.61 画像データ表示イメージ (4) 河川基盤地図 CommonMP-GIS のツールバーの [ 表示メニュー ] [ ベクタ地図 ] [ 河川基盤地図 ] を選択して下さい 図 3.62 に表示メニューの画面イメージを示します 図 3.62 河川基盤地図表示メニュー 図 3.63 に河川基盤地図の表示イメージを示します 3-60

65 図 3.63 河川基盤地図表示イメージ (5) 道路地図 CommonMP-GIS のツールバーの [ 表示メニュー ] [ ベクタ地図 ] [ 道路地図 ] を選択して下さい 図 3.64 に表示メニューの画面イメージを示します 図 3.64 道路地図表示メニュー 図 3.65 に道路地図の表示イメージを示します 図 3.65 道路地図表示イメージ 3-61

66 (6) 住宅地図 CommonMP-GIS のツールバーの [ 表示メニュー ] [ ベクタ地図 ] [ 住宅地図 ] を選択して下さい 図 3.66 に表示メニューの画面イメージを示します 図 3.66 住宅地図表示メニュー 図 3.67 に住宅地図の表示イメージを示します 図 3.67 住宅地図表示イメージ (7) 国土地理院数値地図 5mメッシュ ( 標高 ) CommonMP-GIS のツールバーの [ 表示メニュー ] [ 地形表示 ] [5m] を選択して下さい 5m メッシュで地形表示されます 図 3.68 に表示メニューの画面イメージを示します 3-62

67 図 3.68 地形表示 (5m メッシュ ) 表示メニュー 図 3.69 に地形表示 (5m メッシュ ) の表示イメージを示します 図 3.69 地形表示 (5m メッシュ ) 表示イメージ 3-63

68 備考 標高データの表示について 5m メッシュが存在しない場合に 地形表示を 5m に設定すると 存在する最小のメッシ ュで表示されます 例 ) 存在する最小メッシュが 50m の場合 地形表示で 5m を設定しても最小メッシュの 50m メッシュで地形表示されます 図 3.70 にそれぞれの表示イメージを示します 地形表示 50m 設定時 最小メッシュが 50m の場合の 地形表示 5m 設定時 図 m メッシュの標高データ 3-64