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しらんたけはな
4 years ago
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1 加圧採型の紹介 Nicholas Freijah, Technical Manager 1/13/2017

2 Ossur Kristinsson, 1986 ICECAST の概念 Iceross との組み合わせで設計世界初の TSB ソケットの加圧採型方法として開発 20/11/13 1

3 Icecast Compact 20/11/13 2

4 20/11/13 3

5 加圧採型法の特徴モデル修正を最小限に個人差の少ない技術均等な圧分散 Total Surface Bearing エロンゲーション Volume 容積 Shape 形状 Length 長さ 20/11/13 4

6 コンセプト考え方空気室を複数にすることで加圧採型と同時に軟部組織を動かし形状を作る 20/11/13 5

7 採型用ブラダー形状セル (Contour Cell ) 軟部組織の形状を作る 20/11/13 6

8 採型用ブラダー全体室 (Main Chamber) 全体的に圧を加える 20/11/13 7

9 形状セル形状セルは軟部組織を覆うように位置する膝窩部脛骨両サイド顆上部 20/11/13 8

10 採型中の引き延ばし作用形状セル Icecast Compact ( 以前のバージョン ) Icecast Anatomy 1/13/ /11/13 9

11 圧分散の改善内側の膜は伸縮性を向上外側の膜はマトリックスを改良し近位を補強 20/11/13 10

12 採型中に自動的に断端を引き伸ばし Even Pressure しっかりとした接続 ( ピンによる ) 20/11/13 11

13 活動度圧力の目安加圧チャート軟組織多い筋肉質骨ばっている形状セル全体室形状セル全体室形状セル全体室 70 20/11/13 12

14 採型の準備 Icecast Anatomy 非伸縮ギプスラップ採型用ソックス (POによる) 水テープメジャー MLゲージマーカー ICEROSS ロックライナー 20/11/13 13

15 採型前の準備切断者の評価一般事項 ROM 筋力膝の安定圧痛箇所断端容積が安定しているか上肢の巧緻性 20/11/13 14

16 採型前の準備切断者の評価断端の評価筋収縮時の組織の硬さ軟組織多い : 軟部組織が大きく動く筋肉質 : 動きが少なく収縮が目視骨ばっている : 動きが限られている 20/11/13 15

17 ライナーサイズの選択断端末から 4cm 近位周径を採寸 20/11/13 16

18 ライナーの装着 ( 巻き上げ装着 ) 適切にロックライナーを装着断端とライナーの間に空気を残さないピンは断端の長軸上 ( 前額 / 矢状面ともに ) 20/11/13 17

19 ライナーの選択ピンは断端の長軸上 ( 脛骨の延長線上 ) 20/11/13 18

20 加圧値の事前評価接続用部品をネジ込み取り付ける 20/11/13 19

21 加圧値の事前評価ポンプとブラダーを接続 20/11/13 20

22 加圧値の事前評価初めに形状セルの空気を 0 mm Hg まで抜くバッグ側に押し込むと形状セルに全体室の圧を 20 mm Hg まで上げるポンプ側に引くと全体室に 20/11/13 21

23 加圧値の事前評価ブラダーを裏返す裏返すときはいつでも形状セルの空気圧が 0 mm Hg であることを確認する 20/11/13 22

24 加圧値の事前評価採型用ブラダーをライナーの先端に取り付けた接続部品につなぐ断端に採型用ブラダーを巻き上げていく黒い線を脛骨稜に沿わせる 20/11/13 23

25 加圧値の事前評価 : ブラダーを完全に断端にかぶせる途中空気を抜くとかぶせ易い 20/11/13 24

26 加圧値の事前評価 : 圧のリセット全体室を選択減圧ボタンを押す再度全体室の圧力を 20 mm Hg まで下げる ( 断端にかぶせると圧力が上がるので ) 圧を最終確認 20/11/13 25

27 加圧値の事前評価 : 形状セル加圧チャートにて形状セルの値を参照し空気を入れる形状セルを選択空気を入れる 60 mmhg 最終的な圧を確認 20/11/13 26

28 加圧値の事前評価 : 全体室加圧チャートにて全体室の値を参照し空気を入れる全体室を選択空気を入れる 80 mmhg 最終的な圧を確認 20/11/13 27

29 加圧値の評価 3 分ほどそのままの圧でおき採型用の圧力が装着者にとって適切かどうかを確認する待つ間はポンプを外しても問題なし 20/11/13 28

30 加圧値の評価加圧チャート 20/11/13 29

31 推奨できないケース (MSS 含む ) 限界最長断端長 25 cm 理由 Icecast Anatomy のブラダーが届く長さ最短断端長 10 cm 遠位最大周径 32 cm 採型中軟組織に作用させるための必要な長さ Icecast Anatomy のブラダーが収納できる大きさ遠位最小周径 16 cm自身で経験した最小の Iceross はサイズ 18 近位周径が 45 cmを超える Icecast Anatomy のブラダーの近位が小さすぎる大腿部で Icecast Anatomy がきつすぎるのは問題になりうる今日までの経験では問題なし 20/11/13 30

32 ギプス採型ラップを巻くラップをライナー近位の裏返した部分に引っ掛ける皺が寄らないようしっかり巻く 20/11/13 31

33 ギプス採型触診し骨突起部にマーキングする膝蓋骨 ( 中心線も ) MPT 脛骨 ( 結節端 ) 脛骨内側フレア腓骨 ( 頭端 ) 大腿内外側のプラトー他に免荷が必要な部分 20/11/13 32

34 ギプス採型周径の計測 MPT およびその下 mm間隔 20/11/13 33

35 ギプス採型大腿骨顆部の ML 最大幅を採寸膝は伸展安静位でゲージを締めて遊びが無いようにする MPT レベルで AP 径を採寸膝は伸展安静位でゲージを締めて遊びが無いようにするただし締めすぎに注意する 20/11/13 34

36 ギプス採型ゴム手袋をつける ( 採型後ブラダーを被せる作業があるため ) 真中より近位からギプス包帯を当て遠位へと巻く遠位用シーネを用意しライナー遠位の形状を出す一番近位部は縁をつけて補強 20/11/13 35

37 ギプス採型ギプスの上にもう一度ラップを巻きブラダーにギプス泥がつかないようにする 20/11/13 36

38 ギプス採型圧の事前評価と同じ手順でアナトミーを準備する - 形状セル 0mmHg - 全体室 20mmHg 20/11/13 37

39 ギプス採型アナトミーを引っかけるブラダーをかぶせるブラダーの黒い線が脛骨稜に沿うようにする圧を初期化する形状セル 0 mmhg 全体室 20mmHg 20/11/13 38

40 ギプス採型形状セルに空気を入れる全体室に空気を入れる 20/11/13 39

41 ギプス採型ポンプの持つ向きに注意ポンプが下腿長軸の延長線上に来るようにする ( 前額 / 矢状面とも ) 20/11/13 40

42 ギプス採型ギプスの硬化を待つポンプを外した状態では手などで支えるポンプをつけた状態でも可 ( 好ましい ) 20/11/13 41

43 ギプス採型ブラダーを外すアライメントの基準線を引く接続部品を外す陰性モデルを確認する 20/11/13 42

44 モデル注型近位を 3 cmほど延長しておく遠位の穴を塞ぐ石膏を流すパイプをアライメント基準線に沿わせる 20/11/13 43

45 モデル修正再マーキングと進行方向採寸値の確認 20/11/13 44

46 モデル修正 ML を削り採寸値にあわせる削りは均等に分散させる近位内外の輪郭に沿って修正遠位荷重可能部分に形をつなげる % 削り修正という方法はとらないが周径は採寸値よりちいさくすること 20/11/13 45

47 モデル修正 AP を削って採寸値まで落とす膝蓋腱部を 3-5 mm削る削った部分は周りと形をつなげる 20/11/13 46

48 モデル修正ハムストリングスの逃げをつけるモデルの AP 値を断端 AP 値に一致させる後壁は MPT の高さに断端と組織の方向を考慮し後方の形を作る削った部分は周りと形をつなげる 20/11/13 47

49 モデル修正トリミングラインを描く表面は滑らかになっているか - 骨ばっている部分は注意分圧パッドや盛り修正が必要でないか確認する 20/11/13 48

50 モデル修正 1~2 mm程度の盛り修正を骨突起部にすることもある盛り修正をせずに陽性モデルに分圧パッドを付ける方法もあるソケット内では分圧パッドにより骨突起部で動的な除圧が可能となる 20/11/13 49

51 モデル修正遠位のアンブレラの形状は維持しつつ滑らかにするモデルの遠位端を平らにするアンブレラに対し平行になるようにするロックダミーの周が収まる程度の広さにする 20/11/13 50

ロックの取り付け ( 以下は L-214000) ロックダミーを釘で固定するストッキングをモデルに被せるデルリンのネジを締めるスペーサーネジ (B)

52 ロックの取り付け ( 以下は L ) ロックダミーを釘で固定するストッキングをモデルに被せるデルリンのネジを締めるスペーサーネジ (B) およびデルリンネジ (C) の頭を粘土で埋めるラムサームリング (4) の矢印 (A) が AP あるいは ML の方向に一致するよう固定すること 20/11/13 51

2012 年 12 月 22 日北海道ハイテクノロジー専門学校義肢装具士学科 5 期生平成 24 年度卒業論文 TSB 下腿義足における採型治具の開発 H 黒澤 H 大原 H 武田 H 筒井 H 津森担当教員小嶋聡先

2012 年 12 月 22 日北海道ハイテクノロジー専門学校義肢装具士学科 5 期生平成 24 年度卒業論文 TSB 下腿義足における採型治具の開発 H 黒澤 H 大原 H 武田 H 筒井 H 津森担当教員小嶋聡先 2012 年 12 月 22 日北海道ハイテクノロジー専門学校義肢装具士学科 5 期生平成 24 年度卒業論文 TSB 下腿義足における採型治具の開発 H10300013 黒澤 H10300007 大原 H10300021 武田 H10300024 筒井 H10300025 津森担当教員小嶋聡先生本道伸弘先生目次概論 P.1 第 1 章. 研究の背景と目的 P.2 1-1. 下腿義足ソケットの歴史