第 34 回航空連政策セミナー Rev 年 2 月 7 日外航の決算本邦中堅 / 新興航空会社の決算 (JAL/ANA は別途紹介 ) 1

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えつとうえや
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1 第 34 回航空連政策セミナー Rev 年 2 月 7 日外航の決算本邦中堅 / 新興航空会社の決算 (JAL/ANA は別途紹介 ) 1

2 外航 9 社決算の特徴米系 3 社は好調 UA は増収増益 ( 約 2 倍 ) DL は大幅ヘッジ損 AA は赤字から V 字回復 EU 系 3 グループ LH が減収増益 IAG(BA) は増収増益 AF/KLM は赤字継続で若干の改善アジア系 3 社キャセイ増収増益シンガポール前年並タイ国際は減収減益 2

3 UAL 2014/2013 年度決算対比 (1-12 月 ) ユナイテッド航空 ( 単位 : 百万ドル ) 2014 年 2013 年前年比 2014/2013 営業収入合計 Total Opera4ng Revenues %(+622) 営業経費合計 Total Opera4ng Expenses %(- 502) 営業利益 Opera4ng Income %(+1124) 運航外損益 Total nonopera4ng income(expense) 税引前損益 Income(loss)before income taxes 純利益 / 損失 Net Income(loss) % 2014 年度 (1-12 月 ) 決算の特徴収入が +622 百万ドル支出が百万ドルそのまま営業利益百万ドルになっている地域航空リージョナルへの地方路線の運航委託を減らしたが収入と費用が相殺されている 2014/ 月期運送実績 UAL 前年比 Passengers (thousands) 乗客数 % Available seat- miles(millions) 有効座席マイル % Revenue passenger- miles(millions) 有償旅客マイル % 3

4 DAL 2014/2013 年度決算対比 (1-12 月 ) デルタ航空 ( 単位 : 百万ドル )except per share data 2014 年 2013 年前年比 2014/2013 営業収入合計 Total Opera4ng Revenues %(+2589) 営業経費合計 Total Opera4ng Expenses %(+3783) 営業利益 Opera4ng Income %(- 1194) 税引前利益 Income before income taxes 純利益 Net income 年度 (1-12 月 ) 決算の特徴収入は百万ドル (+7.0%) だが支出も百万ドル (+11.0%) あり営業利益は百万ドル ( 百万ドル %) となっているコスト増で大きいのは燃油費百万ドル地域航空リージョナルへの地方路線の運航委託を減らし減収(- 142 百万ドル ) を上回る費用削減 (- 432 百万ドル ) となっている営業外では負債償却損失(loss on exjnguishment of debt)- 268 百万ドルが目立つデルタ燃料ヘッジで巨額損失 ( ウオールストリートジャーナル 0121) デルタ航空が 20 日発表した 2014 年月期 ( 第 4 四半期 ) 決算は赤字に転落したデルタは月期の燃料費が前年同期に比べ 3 億 4200 万ドル ( 約 405 億円 ) 減少したが燃料価格の高騰に備えたヘッジ取引が裏目に出て 12 億ドルの評価損を計上した 2014/ 月期運送実績 DAL 前年比 Available seat- miles(millions) 有効座席マイル % Revenue passenger- miles(millions) 有償旅客マイル % 4

5 AAL 2014/2013 年度決算対比 (1-12 月 ) US Airways と合併し前年比が大幅増利益性に注目アメリカン航空 ( 単位 : 百万ドル ) 2014 年 2013 年前年比 2014/2013 営業収入合計 Total Opera4ng Revenues 営業経費合計 Total Opera4ng Expenses 営業損益 Opera4ng Income(loss) 運航以外損益 total non- opera4ng expense, net 更正項目前損益 Income(loss) before reorganiza4on items, net 更正項目 Reorganiza4on items, net 税引前損益 Income(loss)before income taxes 純損益 Net income(loss) 年度 (1-12 月 ) 決算の特徴 AALはUS Airwaysと合併したので前年比は分析は難しいが収入増百万ドルに対し費用増百万ドルがそのまま利益増百万ドルとなっている営業外損益では前年-2655 百万ドルあった更正項目 (Reorganization items, net) がなくなっている結果純損益(Net income) は前年比百万ドルの2882 百万ドルとなっている 2014/ 月期運送実績 AAL 前年比 Available seat- miles(millions) 有効座席マイル % Revenue passenger- miles(millions) 有償旅客マイル % 5

6 LH 2014/ 月期決算 1 ユーロ 148 円 ( ) LUFTHANSA Group( 単位 : 百万ユーロ ) 前年比 Total revenue 総収入 %(- 16) Of which traffic revenueうち航空運送収入 %(- 180) Total opera4ng expenses 営業費用 %(+32) Opera4ng result 営業結果 EBIT 利払い税引き前利益 EBITDA 利払い税引き前減価償却前利益 Net profit(loss) 損益年 12 月期決算の特徴運送実績は前年比 2% 程度プラスであり減収増益の結果となっている主なコスト削減は燃油費百万ユーロと減価償却百万ユーロである 2014/ 月期運送実績 LuUhansa Group 前年比 Passengers carried(thousands) 乗客数 % Available seat- kilometres(millioms) 有効座席キロ % Revenue seat- kilometres(millioms) 有償座席キロ % 6

7 IAG 2014/ 月期決算 (IAG グループ =BA+ イベリア航空 ) IAG 単位: 百万ユーロ前年比 Total Revenue 営業収入 TOTAL EXPENDITURE ON OPERATIONS 総支出 OPERATING PROFIT 営業利益 PROFIT AFTER TAX for the year 税引後利益月期決算の特徴約 9% 前年より運送実績を伸ばした分が営業収入百万ユーロ増になっている支出では減価償却 +190 百万ユーロ増やリース機材費 +69 百万ユーロ増に現れている結果営業利益は前年比 +620 百万ユーロ増の 1390 百万ユーロと好調であった IAGグループ前年比 Available seat- kilometres(millioms) 有効座席キロ % Revenue pax- kilometres(millioms) 有償人キロ % 7

8 AF/KLM 2014/2013 年 12 月期決算 Compte de résultat 実績の会計報告 ( 百万ユーロ ) 前年比 CHIFFRE D AFFAIRES 取引総額 %(- 608) Charges externs 外部負担 %(- 206) RÉSULTAT D EXPLOITATION 営業実績 RÉSULTAT DES ACTIVITÉS OPÉRATIONNELLES 運用の結果 RÉSULTAT NET DES ENTREPRISES INTÉGRÉES 統合最終実績 RÉSULTAT DES ACTIVITÉS POURSUIVIES 活動実績 RÉSULTAT DE L EXERCICE 営業実績 RÉSULTAT NET - PART DU GROUPE グループ最終実績年 12 月期決算の特徴営業収入が前年比百万ユーロ減で営業費用は百万ユーロ減であった主なコスト削減は燃油費百万ユーロ減である航空以外の収支が改善され結果グループ決算は前年比百万ユーロ増の百万ユーロの赤字となっている単位 : 百万前年比 passagers transportés 輸送人数 % Capacité(SKO) Le siège au kilomètre offert 座キロ % Traffic(PKT) passenger kilometers of transport 旅キロ % 8

9 キャセイ CX 2014/ 月期決算注 :1 HK$15 円 ( ) Group (HK$million) 2014/ /12 前年比 Turnover 売上高 %(+5507) Passenger services 旅客サービス Cargo services 貨物サービス Catering, recoveries and other servicesその他 Opera4ng expenses 営業費用 %(+4832) Opera4ng profit(loss) 営業損益 Profit for the year 当期利益年 12 月期決算の特徴営業収入が前年比 HK$million 増費用は HK$million 増となっている運送量を拡大し燃油費は前年比 HK$million 増となったコスト増で目立つのは機材原価償却およびリース費用で前年比増となっている 2014/ 月期運送実績 Cathay Pacific and Dragonair 前年比 Revenue Passengers carried(thousands) 乗客数 % Available seat- kilometres(millioms) 有効座席キロ % Available tonne- kilometres(millioms) 有効トンキロ % 9

10 シンガポール SQ 14-15/13-14 第 3 四半期 (4-12 月 ) 決算 Group 決算 ($million) 前年同期比 Revenue 収入 Total expenditure 総支出 Opera4ng profit 営業利益 Profit for the period 当期利益第 3 四半期 (4-12 月 ) 決算の特徴収入増 +70$million と費用減 - 72$million が相殺されている減価償却費用は減っているが機材リース費用と打ち消し合っている 2014/ 月期運送実績前年比 2014/2013 Capacity(M seat km) 百万座キロ % Passenger km(m) 百万旅キロ % Passenger carried(000) 千人 % 10

11 タイ国際 TG 14/13 12 月期決算 Unit : 百万 Baht 前年比 Total opera4ng revenues 営業収入 % Total Revenues 総収入 % Total Expenses 総経費 Profit(loss)before tax 税前損益 % Net Profit(loss) 当期損益 % 2014(12 月期 ) 決算の特徴営業収入が百万 Baht 減となり当期損益は百万 Baht の赤字に悪化したコスト削減で目立つのは人件費百万 Baht 減で費用増の特徴である機材財政損失百万 Baht が突出している前年の関連会社損失百万 Baht から今年度は - 77 百万 Baht 利益に好転しているのも特徴的である 2014 運送実績悪化前年比旅客数 ( 百万人 ) % 有効座キロ ( 百万 ASK) % 有償旅キロ ( 百万 RPK) % 利用率 (Cabin Factor)% % 11

12 中堅新興航空会社の経営状況スカイマーク JTA 日本トランスオーシャン航空 HAC 北海道エアシステム JAC 日本エアーコミューター ADO エアドウソラシド航空 SNA SFJ スターフライヤーアイベックス 12

13 国内中堅新興航空会社の業績 ( 百万円 ) 2011 年度収入 2012 年度収入当期純利益 2013 年度収入前期比当期純利益 JEX 1010 億億億億 % 101 億 11 SKY 802 億億億億 % - 18 億 45 AIRDO 431 億億 36 6 億億 % 1 億 23 J- Air 360 億億億億 % - 6 億 62 JTA 394 億億億億 % 17 億 15 SNA 292 億億億億 % 71 SFJ 225 億億 66 2 億億 % - 30 億 40 Peach 143 億億億 % 10 億 46 JAC 273 億億億億 % 23 億 00 AJX 157 億億億 % 1 億 83 ANA WINGS 170 億億 00 4 億億 % - 1 億 01 Jet Star Japan 非公開 128 億億億億 01 IBEX 88 億億 29 5 億億 % 1 億 30 バニラ ( 旧 AAJ) 34 億億億億 05 RAC 30 億億 18 2 億億 % 47 HAC 20 億億 65-2 億億 % 1 億 38 ORC 18 億億億 % 1 億 37 天草エアライン 6 億 34 6 億億 % 12 FDA 83 億億億 10 ジェットスタージャパンの6 月期決算を除き他社は3 月期決算 ANAウイングスは未公表につき推定値フジドリームエアラインスFDAは国交まとめ特定本邦航空運送事業者以外の事業者における航空輸送サービス ( ウイングデイリー News) から旅客収入を引用 13

14 ANA 持ち株会社の支配構造本来持株会社はグループ会社を横並びで競わせ利益を追求する ANA ホールディングスは事業会社 ANA との間接支配構造になっているこれでは持株会社にした意味がなくグループ会社の貢献度も不透明 14 ANA ホールディング A N A セルスエアポトサビスエアジャパン事業会社 A N A ウイングスラインメンテナンスファシリティ ANA ホールディングス外部会社事業会社 ANA エアジャパンウイングスパートナーキャリア

15 2013 年度スカイマークの経営分析営業収入営業費用 ( 前年比 ) 営業利益経常利益当期利益 859 億円 884 億円 +8.9% - 25 億円 - 4 億円 - 18 億円円安による燃料価格の高騰と他社との競争激化旅客数が想定を下回って苦戦 2014 年度見通し営業収入営業利益当期利益 1044 億円 3 億円 3 億円 2014 年度業績予想修正営業収入営業利益当期利益 882 億円億円億円 A330 導入コスト円安原油高および競争激化による旅客収入の計画未達 < スカイマーク > 負債 1000 億円超民事再生法適用申請へ ( 毎日新聞 1 月 28 日 ) 経営不振が続くスカイマークは自力での経営再建を断念し東京地裁に民事再生法の適用を申請負債総額は欧州エアバスから求められている最大 7 億ドル ( 約 820 億円 ) の損害賠償などを加えると 1000 億円超になる見通しスカイマークは規制緩和で第三極として設立され 98 年に羽田 - 福岡線を就航 02 年に破綻したエアドゥなどの新規参入航空が次々と全日空の傘下入りする中経営の独立を維持してきた現在はドル箱と呼ばれる羽田空港発着枠を 36 枠保有している 15

16 JTA 日本トランスオーシャン航空の経営分析 2013 年度 ( 前年比 ) 営業収入営業利益経常利益当期利益 389 億円 - 2.0% 31 億 4300 万円 % 31 億 7600 万円 % 17 億 1500 万円 % 2014 年度中間決算営業収入営業利益経常利益当期利益 198 億円 - 5.3% 24 億 6900 万円 % 25 億 9200 万円 % 16 億 8500 万円 +6.9% 2014 中間決算営業収益 5.3% 減 ( ウイングデイリー ) 日本トランスオーシャン航空 (JTA) が発表した 2015 年 3 月期中間決算 (2014 年 4 月 1 日 ~9 月 30 日 ) では離島直行便の増収や割引運賃の拡充効果があったものの那覇石垣線宮古線の競争激化によって旅客単価が落ち込んで営業収益は前年同期比 5.3% 減少した 198 億 3700 万円となった損益面では営業利益が 13.5% 減の 24 億 6900 万円経常利益は 11.3% 減少した 25 億 9200 万円とそれぞれ減益ただ特別損失が前年同期に比べて減少したため当期純利益は 6.9% 増の 16 億 8500 万円となった旅客収入は 5.3% 減少した 165 億 4000 万円羽田石垣線への型機の投入による増便や羽田石垣宮古久米島線といった離島直行便が好調だったほか割引運賃の拡充効果などが奏功した一方那覇石垣線などで他社との競争環境が激化しており旅客単価が減少した 16

17 HAC 北海道エアシステムの経営分析 2013 年度営業収入営業利益経常利益当期利益 25 億円 70 万円 3486 万円 6451 万円 1 億 3842 万円 JAL 植木社長高橋北海道知事に HAC 再子会社化報告 JAL が株式 51.2% 保有離島路線維持など約束 ( ウイングデイリー ) 日本航空 (JAL) の植木義晴社長は 10 月 24 日北海道の高橋はるみ知事を訪問し 23 日付で北海道エアシステム (HAC) を再子会社化したことを報告した JAL は 2011 年 3 月の HAC の経営撤退後 HAC 株式の出資比率を第 2 位の 14.5% としていたがこのたび北海道などから株式を買い戻して 51.2% と過半数を占めるに至った JAL の HAC 経営撤退後は北海道が筆頭株主となっていたが JAL は経営撤退時に北海道などへ売却したときの同額で株式を買い戻した HAC は 2013 年に債務超過に陥り同年 9 月ごろから JAL では再子会社化が進められ 2013 年度末には債務超過を解消した HAC は今月 22 日の取締役会で JAL への株式譲渡を承認約 3 年半ぶりに JAL の一翼を担う 17

18 JAC 日本エアーコミューターの経営分析 2013 年度期決算営業収入旅客収入当期利益億円億円億円詳細な決算は公表されていません 2012 年度期決算営業収入旅客収入当期利益億円億円億円 2011 年度期決算営業収入旅客収入億円億円 18

19 ADO エアドウの経営分分析 2013 年度 ( 前年比 ) 営業収入営業利益経常利益当期利益 494 億円 +9.4% 7 億 8300 万円 -56.4% 3 億 6300 万円 -79.9% 1 億 2300 万円 -80.7% 原油価格や円安基調が運航コストに大きな影響 LCC の台頭による競争環境の激化 2014 年度上期決算営業収入営業利益経常利益当期利益 261 億円 31 億 4300 万円 29 億 0400 万円 17 億 1100 万円 2014 中間決算旅客 3.7% 減 ( ウイングデイリー ) AIRDO(ADO) がまとめた 2015 年 3 月期中間決算 (2014 年 4 月 1 日 ~9 月 30 日 ) によると売上高が前年同期より 0.3% 増えた 261 億 700 万円となった営業利益が 77.3% 増えた 31 億 4300 万円経常利益が 77.9% 増えた 29 億 400 万円中間純利益が 61% 増えた 17 億 1100 万円の増収増益となった ADO は 2014 年度上半期に提供座席数を 5.7% 増の 147 万 6000 席と供給量を増やし全体の旅客数では 3.7% 減の 97 万 3000 人と前年同期を下回ったそのため座席利用率は 6.5 ポイント下がった 66.4% となった 19

20 ソラシド航空 SNA の経営分析 2013 年度 ( 前年比 ) 営業収入営業利益経常利益当期利益 349 億円 +13.9% 15 億 6800 万円 % 13 億 5000 万円 % 7100 万円 % 路線の新規/ 増便により営業収入増事業拡大と航空機燃料費など増加 2014 年度見通し営業収入営業利益当期利益 358 億円 16 億円 1 億円 2014 中間決算増収もコスト増で営業利益 57.6% 減 ( ウイングデイリー ) ソラシドエアのスカイネットアジア航空 (SNA) は 2015 年 3 月期中間決算 (2014 年 4 月 1 日 - 9 月 30 日 ) をまとめた同社はブランド浸透による売上拡大を図り営業収入が前年同期よりも 0.3% 増えた 177 億 7700 万円となったが費用面で主に新型機材導入によるリース料が増加さらに円安進行による航空機燃料費の増加などにより営業費用が 4.4% 増の 172 億 8000 万円となり利益面では営業利益が 57.6% 減の 4 億 9700 万円経常利益が 54.1% 減の 5 億 9900 万円当期純利益が 35.1% 減の 4 億 5700 万円となった機材更新が進んだことで提供座席数が 6% 増の 125 万 6174 席になり旅客数が 0.4% 減の 80 万 2901 人有償座席利用率は 4 ポイント下がった 64.1% となった航空機リース料や燃料費など費用が増加為替差益を中心とした営業外収益の一方でリース返却負担費用を含む営業外費用計上し大幅な減益となった 20

21 SFJ スターフライヤーの経営分析 2013 年度営業収入 ( 前年比 ) 営業利益経常利益当期利益 330 億円 +31.2% - 30 億円 - 26 億円 - 30 億円リース機材 3 機の返却整備費円安に伴い燃費 / 機材費の増加情報システム等の減損 2 億 3400 万円 2014 年度見通し営業収入 ( 前年比 ) 営業利益経常利益当期利益 354 億円 +7.2% 2 億円 5 億 5000 万円 5 億 5000 万円 2014 中間決算大幅な損失縮小合理化が奏功 ( ウイングデイリー ) スターフライヤー (SFJ) が発表した 2015 年 3 月期中間決算によると 1 億 8900 万円の赤字と前年同期の 13 億 1800 万円から大幅に損失を縮小売上高は 7.1% 増加した 171 億 5600 万円営業損失 3 億 3000 万円 ( 前年同期 : 損失 14 億 3600 万円 ) で経常損失は 1 億 6000 万円 ( 前年同期 : 損失 13 億 1300 万円 ) と損失幅を縮小した 2014 年 3 月期通期決算で最終損失 25 億 5800 万円もの損失など危機に直面 LCC との競争や JAL 復活攻勢などによりスターフライヤーは追い込まれていた経営の立て直しに向けて路線ネットワークの再編や早期退職を進めるなど経営の合理化を推進同社の業績は目覚ましい回復途上にあって通期業績予想では当期純利益 5 億 4000 万円の黒字を確保することが出来る見通し 21

22 アイベックスの経営分析 2013 年度 ( 前年比 ) 営業収入営業利益経常利益当期利益 124 億円 +10.7% 3 億 9000 万円 +3.5% 2 億 5700 万円 % 1 億 3000 円 % 為替差益及び受取保険金などの営業外収益が減少 IBEX 増収も経常利益 49% 減純利益 76.9% 減 ( ウイングデイリー ) アイベックスエアラインズ (IBEX) は 2013 年度決算 (2013 年 4 月 1 日 ~2014 年 3 月 31 日 ) を発表事業収益は前年比 10.7% 増 124 億 3600 万円と増収となったものの経常利益ベースでは為替差益及び受取保険金などの営業外収益減少を受け 49.3% 減少 2 億 5700 万円と大幅な減益となった営業利益は 3.5% 伸びて 3 億 9000 万円となったが当期純利益は 76.9% 減少した 1 億 3000 万円まで縮小した昨年 2 月 CRJ700NG を 1 機追加導入これにより既存の CRJ100/200 型 4 機のうち 1 機を予備機として活用 CRJ700NG 導入で機材の大型化と就航便数の増便を図ったしかし昨年台風が相次ぎ今年 2 月には仙台空港が大雪の影響で閉鎖など自然現象に起因した欠航便が多数発生し就航率が計画を下回った事業収入は 10% を超える増収を記録したものの事業費は保有機材の増加で減価償却費が増加したほか運航便数の増加で変動費が増えて前年同期と比べて 11.2% 増えた 116 億 4400 万円に膨らんだ販売費及び一般管理費も 6% 増えた 4 億 100 万円だった 22

23 イールド大手は前年並み 2014 年 7-9 月期 ( ウイングデイリー ) ( ) 内は前年同期輸送人キロあたり旅客収入輸送人員あたり旅客収入日本航空 18.4 円 (18.4 円 ) 円 (17400 円 ) 全日空 18.5 円 (18.5 円 ) 円 (16000 円 ) 日本トランスオーシャン航空 15.9 円 (16.2 円 ) 円 (14900 円 ) スカイマーク 12.3 円 (13.1 円 ) 円 (13800 円 ) AIRDO 18.7 円 (19.2 円 ) 円 (17800 円 ) ソラシドエア 13.9 円 (14.4 円 ) 円 (15200 円 ) スターフライヤー 16.9 円 (16.8 円 ) 円 (16400 円 ) ピーチアビエーション 9.4 円 (9.7 円 ) 8800 円 (9400 円 ) ジェットスタージャパン 8.7 円 (8.0 円 ) 9000 円 (8600 円 ) バニラエア 7.2 円 (8.0 円 ) 9200 円 (8300 円 ) 春秋航空日本 4.6 円 4400 円 23

24 ピーチ 2015 年夏ダイヤ航空券を販売開始 ( トラベルビジョン 2014 年 12 月 9 日 ) 片道運賃は通常運賃のハッピーピーチの場合 ( 受託手荷物や事前座席指定などオプションは有料 ) < 国際線 > 仁川線が 5280 円から 2 万 3980 円釜山線が 4180 円から 2 万 1580 円香港線が 8880 円から 4 万 1980 円台北 ( 桃園 ) 線が 7080 円から 3 万 7780 円高雄線が 6980 円から 3 万 2380 円 < 国内線 > 新千歳線が 4890 円から 2 万 8290 円成田線が 3390 円から 1 万 7190 円松山線が 2490 円から 1 万 4690 円長崎線が 3790 円から 1 万 8590 円鹿児島線が 4590 円から 2 万 990 円石垣線が 6590 円から 3 万 6990 円 24

Jetstar-JapanとPeachの経営比較

Jetstar-JapanとPeachの経営比較と apan の経営比較日本の LCC の両雄と考えられると apan についてその経営数値を比較したデータは主に両社が公表した 2013 年度決算期のものを使用しそれを当方で加工して収益性指標を算出した発生時期 ( 決算期間 ) からかなり時間が経過しているが大きな傾向は今も変わっていないと考えられる ( 注 );2013.4 月 ~2014.3 月 apan;2013.7 月 ~2014.6

第 34 回航空連政策セミナー Rev 年 2 月 7 日 外航の決算 本邦 中堅 / 新興 航空会社の決算 (JAL/ANA は別途紹介 ) 1

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