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1 ( 経済産業省委託 ) 平成 23 年度環境対応技術開発等 ( 改正化審法における物理化学的性状 分解性及び蓄積性データの整備 ) 報告書 平成 24 年 3 月 みずほ情報総研株式会社

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3 目次 1. 目的 目的 目標 事業の全体像 事業の内容 化審法のスクリーニング評価 リスク評価上での事業の位置づけ 物理化学的性状及び分解性 蓄積性の情報収集の必要性 情報収集 整備の基本方針 文献調査 文献調査の方針 入力フォーマット 信頼性基準に基づく判定の考え方 QSAR による物性の推定 QSAR による物性の推定に使用するツール等 SMILES 情報の整備 QSAR による物性の推定方法 QSAR による物性の推定結果 物理化学的性状 分解性 蓄積性の情報等の収集 優先評価化学物質の文献調査及び QSAR に基づく推定の結果 優先評価化学物質の情報の収集 優先評価化学物質の文献調査結果 優先評価化学物質の QSAR に基づく推定結果 一般化学物質の文献調査及び QSAR に基づく推定 一般化学物質の情報の収集 一般化学物質の文献調査結果 一般化学物質の QSAR に基づく推定結果 信頼性の付与 事業者からの有害性情報の報告及びこれまで報告された有害性情報の報告の電子 情報データ作成 信頼性の付与 事業者からの有害性情報の報告及びこれまで報告された有害性情報の報告の 電子情報化 一般化学物質の文献調査結果及び信頼性の付与 人健康有害性試験結果の整備...34

4 5.1. 有害性情報の報告内容の電子情報化 電子情報化の結果 電子情報化作業の実施に伴う考察 キースタディ選定 優先評価化学物質のキースタディ選定 キースタディ選定方法 融点 沸点 蒸気圧 水溶解度 解離定数のキースタディ選定方法 分子量のキースタディ選定方法 ヘンリー定数のキースタディ選定方法 蓄積性のキースタディ選定方法 キースタディ選定結果 信頼性基準に基づくキースタディ選定における考察 管理等に必要な一覧表の作成 管理等に必要な項目 情報の維持 更新の方法に関する課題及び今後の方針 IUCLID5 データの出力ツールの作成 IUCLID5 形式データからのデータ抽出 一覧化ツールの作成の目標 データ抽出 一覧化ツールの概要 ツール構成 データ抽出ツール 一覧化ツール データ抽出 一覧化ツールの説明会の開催 巻末資料物性値等の入力方針 文献ごとの物性値の情報収集方法 共通項目 SIAR Merck CRC CCD HSDB IUPAC Mackay Physprop Lange USHPV チャレンジプログラム Japan チャレンジプログラム...3

5 NEDO NITE 初期リスク評価書 NITE CERI 有害性評価書 環境省化学物質の環境リスク評価 環境保健クライテリア (EHC) 国際簡潔評価文書 (CICADs) ATSDR Toxicological Profile EU ECB EU リスク評価書 Sigma-Aldlich 試薬カタログ 点検報告書 物性値等の情報収集方法の拡張に関する考察 蒸気圧 巻末資料人健康有害性試験の入力方針 人健康有害性の情報の入力方法について 巻末資料優先評価化学物質のインベントリ 巻末資料一般化学物質のインベントリ

6 1. 目的 1.1. 目的 1. 目的 1.1. 目的平成 23 年度から改正化審法が完全施行され 一般化学物質のスクリーニング評価 優先評価化学物質のリスク評価等が実施される スクリーニング評価及びリスク評価では 物理化学的性状 分解性 蓄積性の情報等を用いた評価を行うため これらの情報の収集 整備が必要である そこで 本事業では 評価対象とする化学物質の物理化学的性状 分解性 蓄積性の情報等の利用可能な形式への整備や整備方法に関する提言を行うことを目的とする 1.2. 目標本事業では 物理化学的性状 分解性 蓄積性の情報等を公知な情報源より調査し 収集 整備することを目標とする また 化審法第 41 条の有害性情報の報告及び任意で報告される物理化学的性状及び分解性 蓄積性について情報を整備することを目標とする さらに これら収集した情報に信頼性を付与し スクリーニング評価やリスク評価に活用できるような形式として整備することを目標とする 1

7 2. 事業の全体像 2.1. 事業の内容 2. 事業の全体像 2.1. 事業の内容本事業では (A) 物理化学的性状 分解性 蓄積性の情報等の収集 (1) 優先評価化学物質 物質 1( 群 ) 2 の文献調査及び QSAR に基づく推定 信頼性の付与 (2) 一般化学物質 1000 物質の文献調査及び QSAR に基づく推定 信頼性の付与 (3) 事業者からの有害性情報の報告 2 件程度及びこれまで報告された有害性情報の報告 77 件程度の電子情報データ作成 信頼性の付与 (B) 人健康有害性試験結果の整備 (1) 復帰突然変異試験 (AMES 試験 ) の電子情報データ作成 信頼性の付与 (2) 染色体異常試験の電子情報データ作成 信頼性の付与 (3)OECD テストガイドライン 422( 反復投与毒性試験 生殖発生毒性スクリーニング試験の併合試験 ) の電子情報データ作成 信頼性の付与 (C) 上記 (A)(1) で収集した情報を対象としたキースタディ選定 (D) 管理等に必要な一覧表の作成 (E)IUCLID5 データの出力ツールの作成 (F) 情報の維持 更新の方法に関する課題及び今後の方針について行う 2.2. 化審法のスクリーニング評価 リスク評価上での事業の位置づけ 物理化学的性状及び分解性 蓄積性の情報収集の必要性 (1) 化審法リスク評価対応のための情報収集の必要性改正化審法に基づき 旧化審法の二監 三監物質から 平成 23 年 6 月 27 日時点で優先評価化学物質が 物質選定されている これらの物質は 一定以上のリスクを有していることが分かっており 現時点で第二種特定化学物質の候補に最も近いと考えられるため 2020 年までのリスク評価のスケジュールを考慮して 早急に段階的リスク評価に進め 第二種特定化学物質に該当するかどうか 検討を行う必要がある そのため これらの物質については 信頼性の定まった情報源から早急に情報収集を進め リスク評価に用いやすい形式で整理することが重要である 1 平成 23 年 6 月 27 日時点で優先評価化学物質は 物質である 2 物質 ( 群 ) と表記しているのは 優先評価化学物質として 1 つの物質名称で指定されている物質が 構造異性体や重合度の異なる複数の物質を含む混合物である場合があり 化審法のリスク評価における物質の構成単位である CAS 番号別に物質数をカウントをすると 物質ではないためである 2

8 2. 事業の全体像 2.2. 化審法のスクリーニング評価 リスク評価上での事業の位置づけ (2) スクリーニング評価対応のための情報収集の必要性改正化審法 ( 第 2 段階施行 ) に基づき 平成 23 年 4 月から一般化学物質に関する届出が始まっている この届出は義務であり 平成 19 年度製造 輸入数量実態調査のように任意調査ではないことから 平成 19 年度の実績 ( 届出件数は数万 届出物質数は 1 万数千 (CAS ベース ) 3 ) を上回る届出が発生すると思われる 国においては 今年度選定された優先評価化学物質の選定を皮切りに 平成 24 年度には平成 23 年度の届出データに基づく 相当数の一般化学物質についてスクリーニング評価を行う必要があるため 円滑なスクリーング評価実施のための効率的かつ迅速な物理化学的性状及び分解性 蓄積性や有害性情報の収集が急務である 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 スクリーニング ( 二監 三監 ) 届出 集計 届出スクリーニング 集計 届出スクリーニング 集計 有害性情報収集 図表 2.1 化審法のスクリーニング評価等のスケジュール 3 経済産業省 平成 21 年度環境対応技術開発等 ( 届出情報整理統合システム開発事前調査事業 ) ( みずほ情報総研,p69) 3

9 3. 情報収集 整備の基本方針 3.1. 文献調査 3. 情報収集 整備の基本方針 3.1. 文献調査 文献調査の方針本項では 優先評価化学物質及び経済産業省が指定する一般化学物質 ( 約 1,000 物質 ) に対する文献調査等における情報収集 整備の方針として 物理化学的性状及び分解性 蓄積性 ( 以降 物性値等という ) の情報収集の方針 データベース化 調査した文献内容の共有について本項で説明する 4

10 3. 情報収集 整備の基本方針 3.1. 文献調査 (1) 物理化学的性状及び分解性 蓄積性の文献調査本項では 優先評価化学物質及び一般化学物質の物性値等の収集 整備に関する (a) 情報収集の方針 (b) 収集対象の情報源について示す (a) 情報収集の方針物理化学的性状及び分解性 蓄積性情報の収集 整理については 仕様に示されているとおり NITE のリスク評価ガイダンス文書 に示されているリスク評価に使用する物性値等を対象として 昨年度取りまとめられた 化審法における物理化学的性状 生分解性 生物濃縮性データの信頼性評価等について ( 案 ) 4 で信頼性評価までを行うことを念頭に行うこととした (b) 収集対象の情報源物性値等の情報収集については 図表 3.1 に示す経済産業省の指定する信頼性基準 5に記載されている 信頼性の定まった情報源 を対象に情報収集をすることを基本とし 経済産業省担当者が提示する試験報告書等の資料を収集の対象とした 図表 3.1 物性値等の情報収集対象の情報源 カテゴリ 略称 情報源名 信頼性の定まっ SIAR OECD SIDS/SIAR (SIDS Initial Assessment Report) た評価報告書 信頼性の定まっ Merck Merck Index, 14 th Edition たとされる DB CRC CRC Handbook of Chemistry and Physics, 90 th CCD Hawley s Condensed Chemical Dictionary, 15 th HSDB Hazardous Substance Data Bank IUPAC IUPAC Solubility Data Series Mackay Illustrated Handbook of Physical-Chemical Properties and Environmental Fate for Organic chemicals ( 注 : 信頼性基準の記述では 1997 年表記であるが 1992 年の Vol.I 以降 物質を変えて複数巻発行され その後も 2006 年に更新版が発行されている ) PhysProp SRC PhysProp Database Lange Lange s Handbook of Chemistry 専門家レビュー USHPV U.S.HPV チャレンジプログラム データ JCP Japan チャレンジプログラム NITE 初期 NEDO NITE 初期リスク評価書 NITE 有害性 NITE CERI 有害性評価書 MOE 初期評価 環境省化学物質の環境リスク評価 WHO/IPCS 環境保健クライテリア (EHC) WHO/IPCS 国際簡潔評価文書 (CICADs) ATSDR ATSDR Toxicological Profile 4 平成 23 年度第 3 回薬事 食品衛生審議会薬事分科会化学物質安全対策部会化学物質調査会 化学物質審議会安全対策部会第 3 回評価手法検討小委員会 第 112 回中央環境審議会環境保健部会化学物質審査小委員会 ( 平成 23 年 6 月 10 日 ) 資料

11 3. 情報収集 整備の基本方針 3.1. 文献調査 カテゴリ 略称 情報源名 EU-RAR EU ECB EU リスク評価書 専門家が信頼性ありと認めたデータ Sigma-Aldlich Sigma-Aldlich 試薬カタログ (c) 情報収集項目物性値等の情報収集の対象とする項目を図表 3.2 に示す 図表 3.2 情報収集の項目 調査対象と する物性値 等 沸点 融点 蒸気圧 水溶解度 有機炭素補正土壌吸着係数 logkow ヘンリー則定数 酸解離定数 分解性 ( 生分解性 ) 蓄積性 ( 魚類 BCF 等 ) 沸点 融点 蒸気圧 水溶解度 有機炭素補正土壌吸着係数 logkow ヘンリー則定数 酸解離定数 分解性 ( 生分解性 ) 蓄積性( 魚類 BCF 等 ) の各物性値の情報収集方法については 経済産業省の指定する信頼性基準の資料 化審法における物理化学的性状 生分解性 生物濃縮性データの信頼性評価等について ( 案 ) の内容に従い行うものとする ただし 蒸気圧のように 単一値ではなく温度に対する関数 (Antoine 式の場合 ) としての掲載や 一定の蒸気圧となる場合の温度の一覧としての掲載という形式で示されているデータベースも存在し 一部の物性値については 信頼性基準で想定している単一値が得られる場合以外の情報収集方法も存在する そこで 本事業ではそれらの情報収集結果のリスク評価への活用の可能性も考慮して 情報収集を行うこととした 具体的な情報収集方法については 巻末資料に示す 入力フォーマット 入力フォーマットは 経済産業省が指定する様式 フォーマットに従って 電子情報としてデータを格納した 6

12 3. 情報収集 整備の基本方針 3.1. 文献調査 信頼性基準に基づく判定の考え方 (1) 信頼性の付与収集したデータそれぞれに対し 経済産業省の指定する信頼性基準の資料 化審法における物理化学的性状 生分解性 生物濃縮性データの信頼性評価等について ( 案 ) の内容に基づき 信頼性を付与した 信頼性は 図表 3.3 に示すフロー図に従い付与することとした なお ここでは信頼性ランク 4 について さらに 4A 4B 4C を設定し キースタディ選定の際に活用した 収集データ *1 及び推定値 SIDS yes no 1A yes QSAR による推定値 yes 2C 以下 KS から推計 no no 4C*2 測定値 *3 yes 2C no TG yes 4B no GLP yes yes その他の情報源 *4 no 1A 4A*5 no 1B 2B *1 定量及び定性的データ *2 他物性値のキースタディを使用して推定した蒸気圧 水溶解度 Koc 及びヘンリー定数のみ *3 外挿値 内挿値及び不明なものを含む *4 選定基準に示された信頼性が定まった情報源以外 *5 点検事業から収集した文献値が 信頼性が定まった情報源以外からの引用の場合のみ 図表 3.3 信頼性付与フロー図 (2) 信頼性の付与に関する考察 7

13 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 3.2. QSAR による物性の推定 QSAR による物性の推定に使用するツール等 QSAR による推定については 経済産業省の指定する信頼性基準の資料 化審法における物理化学的性状 生分解性 生物濃縮性データの信頼性評価等について ( 案 ) に示されているもののうち 図表 3.4 に示すものについて実施することした なお 推定ツールの同一性を保つことを念頭に これらの QSAR ツールのうち Web ベースで更新される SPARC 除く各ツールについては 2011/09 時点で利用可能なものを使用することとし それ以降にツールの更新があった場合でも更新はしないこととした 図表 3.4 各物理化学的性状の QSAR による推定方法 項目 推定方法 融点 MPBPWIN (EPI Suite) v1.43 沸点 MPBPWIN (EPI Suite) v1.43 蒸気圧 MPBPWIN (EPI Suite) v1.43 水に対する溶解度 WSKOWWIN (EPI Suite) v1.41a 有機炭素補正土壌吸着係数 (Koc) KOCWIN (EPI Suite) v オクタノールと水の間の分配係数 (logkow) KOWWIN (EPI Suite) v1.67a ヘンリー係数 HENRYWIN (EPI Suite) v3.20 分子量 水に対する溶解度 蒸気圧から算出した値 解離定数 ( 酸解離定数 )(pka) SPARC v4.6 release w s SMILES 情報の整備 (1) SMILES 情報について EPI Suite や SPARC のような QSAR 等物性推定ソフトでは 構造情報の入力方法として SMILES 記法による化学構造情報の文字列表現 ( 以下 SMILES 情報という ) を用いている この SMILES(Simplified molecular input line entry specification syntax) 記法とは 化学物質の分子構造を英数字で文字列として表記する方法である SMILES の特徴は 文字列化するのに複雑な演算が不要であり 化学構造情報を基に簡易に人の手で物質構造を表現できる点である 一方で SMILES の表記方法に一意性がなく 同一の化学構造でも複数の SMILES 情報の記載方法が存在する 6 といった欠点がある また SMILES 情報を用いる推定ソフトによっては SMILES 表記の独自ルールを設けていることがある 例えば EPI Suite では 電荷情報 立体異性体情報に関する表記を受け付けないようになっている 以上のことから SMILES 情報は 用いる推定ソフト等に合わせた情報の整備が必要である 6 SMILES は 3 分木というデータ構造で表現するが 3 分木では節 (node) の出現順序や根 (root) に何を選択するか等により 同一のデータであっても複数のデータ構造をとり得るため SMILES 情報からは化学構造が一意に決まるものの 化学構造からは SMILES は一意には決まらず複数表現が存在する そのため SMILES としての文字列の一致では 構造の同一性 重複等の確認が必ずしも行えない点に注意が必要である

14 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 (2) SMILES 情報の整備における背景 EPI Suite では CAS 番号に対応する SMILES 情報が内包されたデータベースを有している 7 そのため EPI Suite 内包のデータベースに構造情報がある物質については CAS 番号を入力することで その CAS 番号に対応する物質の SMILES が自動的に入力され QSAR 等による推定が行える しかし この EPI Suite 内包のデータベースに含まれていない物質も存在する そのため 物性推定を行う対象物質によっては 独自に SMILES を用意する必要がある 一方で 化審法のスクリーニング評価及びリスク評価における QSAR の利用を考慮すると SMILES 情報は 物理化学的性状 ( 融点 沸点 蒸気圧 水溶解度 logkow 有機炭素補正土壌吸着定数 解離定数 ) 及び環境中運命 ( 分解性 蓄積性 ) だけでなく 毒性 ( 人毒性や生態毒性 ) に関する QSAR でも利用される可能性があることから 化審法所管三省でなるべく同一構造を表す SMILES 情報を使用すべきであるといえる (3) SMILES 情報の整備方針本事業では QSAR 等物性推定に使用する SMILES 情報は 経済産業省及び NITE からご提供いただいたもの又は経済産業省及び NITE で確認したものを用いることを原則とする しかし 前述のように SMILES 記法に一意性がなく SMILES の化学構造情報の確認には労力を要する そのため SMILES 情報が得られない場合 構造情報を入手し 評価対象のすべての物質の SMILES 情報を化学構造図から起こすことは効率的でない そのため あらかじめ他のデータベース等で整備されている情報を活用するべきである そこで 本事業では 優先評価化学物質について エラー! 参照元が見つかりません に示すフローで各物質の SMILES 情報を整備することとした 7 EPI Suite ver.4.00 では 約 112,000 物質の SMILES 情報を内包している (EPI Suite ver.4.00 SMILES Help より ) 9

15 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 物性推定の必要性の判断 ( 構造不定化合物 混合物等では不要等 ) METI NITE からの SMILES 情報提供 推定対象の CAS 番号に対応する構造情報がある? はい いいえ SMILES 情報の検索 以下の優先順位で検索し 見つかれば採用 1EPI Suite 内包の SMILES データベース 2U.S.EPA の Substance Registry System (SRS) 推定対象の CAS 番号に対応する構造情報がある? はい いいえ 化学構造情報からの SMILES 作成 以下の情報源で検索し いずれかで見つかれば採用 1 化審法審査シート 2U.S.EPA の Substance Registry System (SRS) 3 科学技術振興機構日化辞 Web の構造情報 4OECD Toolbox MITI Inventory 推定対象の CAS 番号に対応する構造情報がある? いいえ はい METI NITE で確認 修正 EPI Suite 向け等ツールに合わせた修正 本調査では当該物質の物性推定を行わない SMILES 情報を採用する 図表 3.5 各物質の SMILES 情報の整備フロー 10

16 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 (4) Canonical SMILES の整備 (a) Canonical SMILES の整備の背景 SMILES は SMILES 記法に一意性がなく SMILES の文字列の単純比較による物質同定は行えないため 物質 ID としての性質が無いといえる しかし SMILES は QSAR における物質構造の同一性を示す ID の性質を有しており 同一構造で複数の CAS 番号が存在することがあることを考慮すると 構造情報をベースとした推定結果を整理するうえで最も適した物質 ID であると言うことができる そこで SMILES に一意性を持たせることで物質 ID として利用することを想定して 一定のルールに従って SMILES の文字列順を決めることにより 同一構造を示す SMILES 文字列を一意の文字列で表現する Canonical SMILES の情報の整備も試行することとした (b) Canonical SMILES の利用 Canonical SMILES を整備し それを QSAR 推定の際の物質リストとして使用することで 様々な QSAR 推定結果を Canonical SMILES の文字列を物質同定のキーとして使用することができると思われる これは 様々な物質リストについて 様々な推定実施者の QSAR 等の実施結果があった場合に CAS 番号が異なるが実際には同一構造の物質がある 実際に異なる物質であるが QSAR の推定を行う上では 立体異性体情報を無視するため同一構造に対する推定結果になる物質である といった状況がある場合に 上記の理由から CAS 番号では物質同定とはならないが Canonical SMILES を用いることで物質同定キーとして使用できることを示唆している (c) Canonical SMILES の限界一方で この Canonical SMILES は あくまで EPI Suite 等の物質同定における ID となるものであり 実際の化学物質構造に対する物質 ID にはなっていない点には注意が必要である その理由は EPI Suite 等の QSAR ツールへの使用を想定した SMILES は 電荷や立体異性体に関する情報を含めない SMILES であるためである 例えば EPI Suite では QSAR 推定時に立体異性体情報が無視される あるいは 立体異性体情報を含む SMILES は QSAR 推定ツールが受け付けないため EPI Suite に内包されている SMILES には 立体異性体情報を含めていないものが用いられている そのため cis 体と trans 体がある物質であっても同一の SMILES で表現されており SMILES のみでは区別できない その SMILES を Canonical SMILES に変換しても 立体異性体情報を含んでいない Canonical SMILES となることから 実際の cis 体 trans 対の異なる構造に対する物質 ID としては利用できないこととなる この限界を考慮したうえで Canonical SMILES が物質同定キーとなる部分に対して利 11

17 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 用することで CAS 番号に代わる有用な物質キーとなり得ると考えられる (5) Canonical SMILES の整備結果優先評価化学物質 物質群については 個別物質に展開すると 136 物質となるが それらの SMILES 情報の整備状況について図表 3.6 にまとめた 個別の情報については 巻末資料に示すとともに Excel ファイル等の電子情報データにリストとして収載した 図表 3.6 優先評価化学物質の SMILES 情報整備状況 項目 SMILES あり ( 無機 金属化合物等 QSAR の推定対象外となる物質も含む ) SMILES なし ( 混合物 構造不定等 ) 計 物質数 117 物質 19 物質 136 物質 また 一般化学物質 1000 物質については EPI Suite の SMILES 情報を中心として SMILES 情報を整備しており それらの整備状況について図表 3.7 にまとめた 個別の情報については 巻末資料に示すとともに Excel ファイル等の電子データにリストとして収載した 図表 3.7 情報収集対象の一般化学物質の SMILES 情報整備状況 項目 SMILES あり ( 無機 金属化合物等 QSAR の推定対象外となる物質も含む ) SMILES なし計 物質数 42 物質 15 物質 1000 物質 12

18 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 QSAR による物性の推定方法 (1) QSAR 等ツールによる推定を行う際の入力情報 QSAR の推定を行う際には 推定に際して SMILES 以外の情報を必要とするものがある 各 QSAR において必要となる情報について 図表 3. にまとめた 図表 3. QSAR 等ツールによる推定を行う際の入力情報 推定する物性等 推定に使用する QSAR 等ツール 入力情報 融点 MPBPWIN SMILES 沸点 MPBPWIN SMILES logpow KOWWIN SMILES 蒸気圧 MPBPWIN SMILES 融点の KS 沸点の KS 温度 水溶解度 WSKOWWIN SMILES logpow の KS 温度は設定不可 有機炭素補正土壌吸着係数 Koc KOCWIN SMILES logpow の KS ヘンリー定数 HENRYWIN SMILES 解離定数 pka SPARC SMILES 温度 KS: キースタディ (2) QSAR 等ツールによる推定手順前述 (1) にあるように 例えば 蒸気圧では融点のキースタディ ( 以降 KS という ) 及び沸点の KS の情報が必要である そのため 蒸気圧推定を行う前に 融点と沸点のキースタディ選定を行う必要があるが キースタディ選定では情報の入手状況によって 融点と沸点の QSAR 推定結果が必要となる 蒸気圧と同様に 水溶解度 有機炭素補正土壌吸着係数 Koc の推定の際には logpow の KS が必要となる 上記のとおり 物性により QSAR 等ツールによる推定を踏まえて KS 選定を行うものと KS 選定結果を踏まえて QSAR 等ツールによる推定を行うものとが存在することが分かる そこで QSAR 等ツールによる推定手順について KS 選定を含めた形でフロー図として作成したものを図表 3.9 に示す 本フローでは記載していないが 魚類生物濃縮係数 BCF の推定でも logpow を使用することから 水溶解度 有機炭素補正土壌吸着係数 Koc と同様の手順で logpow の KS を用いる 13

19 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 文献調査 キースタディ選定 SMILES 情報 MPBPWIN 融点 ( 推定 ) 融点 (KS) MPBPWIN 蒸気圧 ( 推定 ) 沸点 ( 推定 ) 沸点 (KS) KOWWIN logpow( 推定 ) logpow(ks) WSKOWWIN KOCWIN 水溶解度 ( 推定 ) Koc( 推定 ) SPARC pka( 推定 ) HENRYWIN ヘンリー定数 ( 推定 ) QSAR 等 (in silico) による推定 図表 3.9 QSAR 等ツールによる推定フロー なお 最終的に使用する QSAR 推定結果は図表 3.9 に示した手順で得ることとするが 今後 KS 選定結果を更新し 蒸気圧 水溶解度 有機炭素補正土壌吸着係数 Koc の推定に使用した融点 沸点 logpow の KS の信頼性ランクやデータの有無に応じて 1KS データの信頼性ランクが ( すべて )2B 以上のもので揃っていれば その推定値 (QSAR 推定結果が信頼性ランク 2C になる ) 2KS データが信頼性ランクに係わらず存在すれば その推定値 (QSAR 推定結果が信頼性ランク 4(4C) になる ) 3KS データが得られず SMILES のみで QSAR 推定結果を行った推定値 ( 信頼性ランク 4(4C) 相当 )) の 3 通りの推定結果があり得ることとなる そこで 本情報収集事業では 蒸気圧 水溶解度 有機炭素補正土壌吸着係数 Koc については KS の有無に係わらず 3 通りの推定を行い 整理することとした 上記を踏まえ KS 選定結果がある優先評価化学物質と KS 選定を行わない一般化学物質について QSAR 推定を行い整理した情報の一覧をに示す 14

20 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 図表 3.10 優先評価化学物質の QSAR の推定結果のリストの種類 項目蒸気圧 QSAR の推定結果の優先評価化学物質全物質の推定結果リストの種類 MPBPWIN に基づく以下に示した蒸気圧の推定結果 3 リスト (1) 融点 沸点の KS の信頼性ランクがともに 2B 以上の値が得られた場合の 信頼性ランク 2C の蒸気圧推定値のリスト (2) 融点 沸点の KS の信頼性ランクに 4 までを含めた すなわち 融点 沸点の両方について何らかの文献値 推定値が得られた場合の 信頼性ランク 2C 又は 4(4C) の蒸気圧推定値のリスト なお (1) の信頼性ランク 2B 以上の融点 沸点をもとに蒸気圧が推定できている場合には信頼性ランク 2C の値となり (1) で使用していない値を用いた推定の場合には信頼性ランク 4(4C) となる 融点沸点 logpow 水溶解度 (3) 融点 沸点の KS が得られなかった場合の信頼性ランク 4(4C) の蒸気圧推定値のリスト ( 実際には 蒸気圧の推定値がある場合は SMILES が入力できているはずであり 融点 沸点の推定値も必ず存在する そのため この (3) は参考値である ) 上記の蒸気圧の推定で作成する 3 つのリストのいずれでも同じ値の融点推定値が得られるため 実質的には MPBPWIN に基づく融点の推定結果 1 リスト 上記の蒸気圧の推定で作成する 3 つのリストのいずれでも同じ値の融点推定値が得られるため 実質的には MPBPWIN に基づく沸点の推定結果 1 リスト KOWWIN に基づく logpow の推定結果 1 リスト WSKOWWIN に基づく以下に示した水溶解度の推定結果 3 リスト (1) 融点 logpow の KS の信頼性ランクがともに 2B 以上の値が得られた場合の 信頼性ランク 2C の水溶解度推定値のリスト (2) 融点 logpow の KS の信頼性ランクに 4 までを含めた すなわち 融点 logpow の両方について何らかの文献値 推定値が得られた場合の 信頼性ランク 2C 又は 4(4C) の蒸気圧推定値のリスト (1) の信頼性ランク 2B 以上の融点 沸点をもとに水溶解度が推定できている場合には信頼性ランク 2C の値となり (1) で使用していない値を用いた推定の場合には信頼性ランク 4(4C) となる ヘンリー定数 PCKOCWIN (3) 融点 logpow の KS が得られなかった場合の信頼性ランク 4(4C) の蒸気圧推定値のリスト ( 実際には 融点 logpow の推定値がある場合は SMILES が入力できているはずであり 融点 沸点の推定値も必ず存在する そのため この (3) は参考値である ) HENRYWIN に基づくヘンリー定数の推定結果 1 リスト KOCWIN に基づく Kow からの Koc 推定式を記載した結果 1 リスト 15

21 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 (3) QSAR 等ツールによる推定方法 (a) QSAR 等ツールによる推定の実施方針 QSAR の実施については 実施結果の詳細なログレベルでの確認をできること 多数のファイルを対象として推定を行うためバッチ処理等が可能であればバッチ処理により行うこと という 2 つの方針が考えられる 実施結果の詳細なログレベルを整理することについては EPI Suite の各種推定ツール (MPBPWIN KOWWIN WSKOWWIN HENRYWIN KOCWIN) 及び SPARC ともに設定により可能である また バッチ処理については MPBPWIN KOWWIN WSKOWWIN HENRYWIN において詳細なログレベルを出力しつつ バッチ処理を行える しかし KOCWIN では logkow の値を入力しないバッチ処理は可能であるが logkow の値を入力してのバッチ処理が行えない そこで KOCWIN については後述する方法でバッチ処理による詳細なログを得つつ バッチ処理に記載された推定方法をもとに logkow から Koc を算出するという手順とした また SPARC はバッチ処理に対応していないため 物質ごとに SPARC の推定を実施した (b) QSAR 等ツールによる推定方法及びデータ取得 整理方法 QSAR 等ツールによる推定方法及びデータの取得箇所 整理内容について 以下にまとめた なお データの整理方法については 入力フォーマットにある項目以外の情報についても整理することとした 以下にその理由について記載する 入力フォーマットでは基本的に QSAR の推定結果と 推定に用いたツールのバージョン情報のような情報源を記載することとし QSAR 推定に係る複数種類の推定方法の結果や様々な過程の情報等について記載することは想定していない これは 一般に 国際的に信頼性があるとされている文献等で QSAR 等による推定結果が示されているときも 値と情報源としてのツール及びそのバージョンのみを記載していることからも分かるように データベースの整備上妥当であると考えられる 一方で QSAR の推定方法に複数の種類があるとき その推計手法等の内容にまで遡り確認したい等 推定結果のエビデンスレベルに記載されている情報を参照したいケースも今後生じる可能性があると考えている そこで 今年度は 試行を兼ねて エビデンスに記載されている様々な情報についても電子データ化し QSAR の各ツール用の独自項目による整理も行うこととした これらのうち主要な項目 ( 推定結果に係る情報等 ) について 以下に示す各物性の中で 入力フォー 16

22 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 マットに入力しない情報の整備 という項に示した 1 融点 MPBPWIN に SMILES の情報を入力し 図表 3.11 の Selected MP に記載されていた融点の値を採用する < 入力フォーマットに入力しない情報の整備 > 融点の推定結果に採用した推定方法 (Adapted Joback Method Gold and Ogle Method Joback; Gold,Ogle Methods Mean Value Weighted Value) Adapted Joback Method による融点 Gold and Ogle Method による融点 Joback; Gold,Ogle Methods の平均値による融点 EPI Suite 内の実測値等データベースにおける融点情報 ( 値 引用元等 ) SMILES 分子量 分子式等の一般情報 17

23 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 Experimental Database Structure Match: Name : N-HEXANE CAS Num : Exp MP (deg C): Exp BP (deg C): 6.7 Exp VP (mm Hg): 1.51E+02 (Pa ): 2.01E+004 Exp VP (deg C): 25 Exp VP ref : BOUBLIK,T ET AL. (194) SMILES : CCCCCC CHEM : MOL FOR: C6 H14 MOL WT : SUMMARY MPBPWIN v Boiling Point: deg C (Adapted Stein and Brown Method) Melting Point: deg C (Adapted Joback Method) Melting Point: deg C (Gold and Ogle Method) Mean Melt Pt : deg C (Joback; Gold,Ogle Methods) Selected MP: deg C (Mean Value) Vapor Pressure Estimations (20 deg C): (Using BP: 6.73 deg C (user entered)) (MP not used for liquids) VP: 123 mm Hg (Antoine Method) : 1.64E+004 Pa (Antoine Method) VP: 117 mm Hg (Modified Grain Method) : 1.56E+004 Pa (Modified Grain Method) VP: 125 mm Hg (Mackay Method) : 1.67E+004 Pa (Mackay Method) Selected VP: 120 mm Hg (Mean of Antoine & Grain methods) : 1.6E+004 Pa (Mean of Antoine & Grain methods) TYPE NUM BOIL DESCRIPTION COEFF VALUE Group 2 -CH Group 4 -CH * Equation Constant 19.1 =============+====================+==========+========= RESULT-uncorr BOILING POINT in deg Kelvin RESULT- corr BOILING POINT in deg Kelvin BOILING POINT in deg C TYPE NUM MELT DESCRIPTION COEFF VALUE Group 2 -CH Group 4 -CH * Equation Constant =============+====================+==========+========= RESULT MELTING POINT in deg Kelvin MELTING POINT in deg C 図表 3.11 MPBPWIN のログの例 1

24 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 2 沸点 MPBPWIN に SMILES の情報を入力し 図表 3.11 の Adapted Stein and Brown Method の値を採用する < 入力フォーマットに入力しない情報の整備 > EPI Suite 内の実測値等データベースにおける沸点情報 ( 値 引用元等 ) 3 蒸気圧 MPBPWIN に SMILES の情報 融点の KS 沸点の KS を入力し 20 の温度条件を設定して推定し 図表 3.11 の Selected VP に示された値を採用する < 入力フォーマットに入力しない情報の整備 > 蒸気圧の推定結果に採用した推定方法 (Antoine Method Modified Grain Method Mackay Method Mean of Antoine & Grain methods) Antoine Method による蒸気圧 Modified Grain Method による蒸気圧 Mackay Method の平均値による蒸気圧 ( 過冷却状態の液体蒸気圧が得られる場合には ) 過冷却状態の液体蒸気圧 EPI Suite 内の実測値等データベースにおける蒸気圧情報 ( 値 引用元等 ) SMILES 分子量 分子式等の一般情報 19

25 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 4 logpow KOWWIN に SMILES の情報を入力し 図表 3.12 の Log Kow に示された値を採用する SMILES : CCCCCC CHEM : MOL FOR: C6 H14 MOL WT : TYPE NUM LOGKOW FRAGMENT DESCRIPTION COEFF VALUE Frag 2 -CH3 [aliphatic carbon] Frag 4 -CH2- [aliphatic carbon] Const Equation Constant Log Kow = 3.20 図表 3.12 KOWWIN のログの例 < 入力フォーマットに入力しない情報の整備 > logkow の推定値 SMILES 分子量 分子式等の一般情報 無機化合物等推定が困難と判断される物質に対する警告 20

26 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 5 水溶解度 WSKOWWIN に SMILES の情報 融点の KS logpow の KS を入力し 図表 3.13 の Water Sol: に示された値を採用する この値は 25 におけるデータであるため 25 のデータとして整理する 9 Water Sol: 14.9 mg/l Experimental Water Solubility Database Match: Name : N-HEXANE CAS Num : Exp WSol : 9.5 mg/l (25 deg C) Exp Ref : MCAULIFFE,C (1966) SMILES : CCCCCC CHEM : MOL FOR: C6 H14 MOL WT : WSKOW v1.41 Results Log Kow (estimated) : 3.29 Log Kow (experimental): 3.90 Cas No: Name : N-HEXANE Refer : HANSCH,C ET AL. (1995) Log Kow used by Water solubility estimates: 3.90 (user entered) Equation Used to Make Water Sol estimate: Log S (mol/l) = log Kow (Tm-25) MW + Correction Melting Pt (Tm) = deg C (Use Tm = 25 for all liquids) Correction(s): Value Hydrocarbon Log Water Solubility (in moles/l) : Water Solubility at 25 deg C (mg/l): 14.9 図表 3.13 WSKOWWIN のログの例 < 入力フォーマットに入力しない情報の整備 > 推定に使用した logkow の値 ( ユーザー指定値 ) の情報 EPI Suite 内の実測値等データベースにおける logkow (KOWWIN の )logkow 推定値 EPI Suite 内の実測値等データベースにおける水溶解度情報 ( 値 温度 引用元等 ) 水溶解度の推定式情報 ( 推定式 補正項 ) SMILES 分子量 分子式等の一般情報 WSKOWWIN では 融点や logpow の有無に対応して 以下の 1 か 2 のいずれかの式で 9 20 への換算はキースタディ選定の際に行う WSKOWWIN からは 20 の値ではなく 25 の値のみが得られるので データ整備の段階では温度換算を行わない 21

27 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 水溶解度を推定している 信頼性評価に基づく場合 融点 Tm[ ] と logpow(logkow) のキースタディを与えて推定するため 基本的に ( ア ) の式で推定することとなる ( ア ) 融点 Tm[ ] と logpow(logkow) が得られた場合の水溶解度 S[mol/L] の推定式 [Meylan and Howard(1994)] Log S (mol/l) = log Kow (Tm-25) MW +ΣCorrection ただし Correction は構造に基づく補正項 ( 融点指定時用 ) これらの補正項が各物質の情報として整理できていれば logkow のキースタディ選定後 ( あるいは今後の情報更新による変更後 ) すぐに上記の式と補正項情報を用いて WSKOWWIN の推定値を算出可能であると考えられる ( イ )logpow(logkow) のみが得られる場合の水溶解度 S[mol/L] の推定式 [Meylan (1996)] log S (mol/l) = log Kow MW + ΣCorrections ただし Correction は構造に基づく補正項 ( 融点非指定時用 ) 22

28 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 6 ヘンリー定数 HENRYWIN に SMILES の情報を入力して温度別表示の設定条件で推定をし 図表 3.14 の 20 のヘンリー定数の値を採用する 温度別表示ができない物質はないと考えられるが 温度別の結果が得られない場合には Bond Estimation Method に基づくヘンリー定数を採用する Bond Est : 1.71E+000 atm-m3/mole (1.73E+005 Pa-m3/mole) Group Est: 1.69E+000 atm-m3/mole (1.71E+005 Pa-m3/mole) SMILES : CCCCCC CHEM : MOL FOR: C6 H14 MOL WT : HENRYWIN v3.20 Results Experimental Database Structure Match: Name : N-HEXANE CAS Num : Exp HLC : 1.0E+00 atm-m3/mole (1.2E+005 Pa-m3/mole) Temper : 25 deg C Exp Ref : VP/WSOL Henry LC Temperature Variation: Source: based upon VP / Water Sol data HLC (atm-m3/mole) = exp( (479/T)) {T in deg K} Temp (C) atm-m3/mole unitless Pa-m3/mole E E E E E E E E E E E CLASS BOND CONTRIBUTION DESCRIPTION COMMENT VALUE HYDROGEN 14 Hydrogen to Carbon (aliphatic) Bonds FRAGMENT 5 C-C FACTOR * Linear or branched alkane RESULT BOND ESTIMATION METHOD for LWAPC VALUE TOTAL HENRYs LAW CONSTANT at 25 deg C = 1.71E+000 atm-m3/mole = 6.9E+001 unitless = 1.73E+005 Pa-m3/mole GROUP CONTRIBUTION DESCRIPTION COMMENT VALUE CH3 (X) CH2 (C)(C) RESULT GROUP ESTIMATION METHOD for LOG GAMMA VALUE TOTAL HENRYs LAW CONSTANT at 25 deg C = 1.69E+000 atm-m3/mole = 6.92E+001 unitless = 1.71E+005 Pa-m3/mole 図表 3.14 HENRYWIN のログの例 < 入力フォーマットに入力しない情報の整備 > 推定に使用した logkow の値 ( ユーザー指定値 ) の情報 EPI Suite 内の実測値等データベースにおける logkow (KOWWIN の )logkow 推定値 EPI Suite 内の実測値等データベースにおける水溶解度情報 ( 値 温度 引用元等 ) 水溶解度の推定式情報 ( 推定式 補正項 ) SMILES 分子量 分子式等の一般情報 23

29 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 7 有機炭素補正土壌吸着係数 KOCWIN に SMILES の情報を入力し logkow の仮値を入れ 10 図表 3.15 の Koc Estimate from Log Kow の中の Non-Corrected Log Koc の数式及び Fragment Correction(s) の項目情報を整理する その後 logkoc = 数式 (logkow の関数 ) + Fragment Corrections 補正項の数式に logkow の KS を入れて算出した logkoc の値を採用する SMILES : CCCCCC CHEM : MOL FOR: C6 H14 MOL WT : KOCWIN v2.00 Results Koc Estimate from MCI: First Order Molecular Connectivity Index... : Non-Corrected Log Koc ( MCI )... : Fragment Correction(s) --> NONE : --- Corrected Log Koc... : Estimated Koc: L/kg <=========== Koc Estimate from Log Kow: Log Kow (User entered )... : 1.00 Non-Corrected Log Koc (0.679 logkow )... : Fragment Correction(s) --> NONE : --- Corrected Log Koc... : Estimated Koc: L/kg <=========== 図表 3.15 KOCWIN のログの例 < 入力フォーマットに入力しない情報の整備 > 推定に使用した logkow の値の情報 logkoc の推定式情報 ( 推定式 補正項 ) SMILES 分子量 分子式等の一般情報 10 KOCWIN は logkow を入力してのバッチ処理に対応していない 今後 バッチ処理を元に作業をすることを考慮し バッチ処理により logkoc の推定値を得る方法を確立しておくべきであることを考慮して 推定のために KOCWIN の数式を整理するという方法とした 24

30 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 SPARC SPARC の設定として 推定対象に pka を選択し Full Specification の情報収集オプションを設定して SMILES を入力し Macroscopic Pka s SPARC Speciation Plot 及びそのデータとなる Data Listing の情報を取得する このうち Macroscopic Pka s に記載されている pka の値 ( 無い場合 複数個ある場合等がある ) を整理する Macroscopic Pka's Smiles: OC(=O)CN(CC(=O)O)CCN(CC(=O)O)CC(=O)O The following macroscopic Pka estimates were generated from the crossing of the charge curves. All species curves of the same charge (as shown in the species plots) were summed and the crossing of these curves was taken as an estimate of the macroscopic Pka's. Possible macroscopic constants are: (1) For the reaction: Max Fraction = 0.44 Max Fraction = 0.94 Macro Pka = 1.01 (2) For the reaction: Max Fraction = 0.04 Max Fraction = 0.44 Max Fraction = 0.09 Max Fraction = 0.04 Macro Pka = 1.63 Max Fraction = 0.33 図表 3.16 SPARC のログの例 (1): Macroscopic Pka s 25

31 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 図表 3.17 SPARC のログの例 (2): SPARC Speciation Plot 26

32 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 Data Listing Smiles: OC(=O)CN(CC(=O)O)CCN(CC(=O)O)CC(=O)O 1 [O-1]C(=O)CN(CC(=O)[O-1])CCN(CC(=O)[O-1])CC(=O)[O-1] 2 [O-1]C(=O)C[N+1](CC(=O)[O-1])CCN(CC(=O)[O-1])CC(=O)[O-1] 3 [O-1]C(=O)C[N+1](CC(=O)[O-1])CC[N+1](CC(=O)[O-1])CC(=O)[O-1] 4 [O-1]C(=O)C[N+1](CC(=O)[O-1])CC[N+1](CC(=O)[O-1])CC(=O)O 5 [O-1]C(=O)C[N+1](CC(=O)[O-1])CC[N+1](CC(=O)O)CC(=O)O 6 [O-1]C(=O)C[N+1](CC(=O)O)CC[N+1](CC(=O)[O-1])CC(=O)O 7 [O-1]C(=O)C[N+1](CC(=O)O)CC[N+1](CC(=O)O)CC(=O)O OC(=O)C[N+1](CC(=O)O)CCN(CC(=O)O)CC(=O)O 9 OC(=O)C[N+1](CC(=O)O)CC[N+1](CC(=O)O)CC(=O)O ph Species 1 Species 2 Species 3 Species 4 Species 5 Species 6 Species 7 Species Species 9 Charge List E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E-04.4E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E-0 2.6E E E E E-05.9E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E-07.17E E E E E E-0 3.6E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E-17.77E E E E E E E E E E E E E E-06.1E E E E E E E-13.2E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E-0 9.1E E E E E E E-16.49E E E E E E E E-23.02E E E E E E E E E E E E E-26.3E E-04.10E E E E E E E E E E E E-2 5.2E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E-0 4.4E E E E E E E E E E-3 4.6E E-0 2.4E-1 4.5E E-2 5.6E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E E 図表 3.1 SPARC のログの例 (3): Data Listing 27

33 3. 情報収集 整備の基本方針 3.2. QSAR による物性の推定 QSAR による物性の推定結果 (1) QSAR による優先評価化学物質の物性の推定結果 QSAR を用いた優先評価化学物質の各物性値の推定結果を電子データとして作成した なお 電子データとしては 既定の入力フォーマット形式 (Excel) QSAR 実施結果のエビデンスファイル ( テキストファイル HTML Excel 等 ) の他に エビデンスファイルの中に記載されている 入力フォーマットの項目以外で有用と考えられる情報をまとめた QSAR 用の独自フォーマットファイル (Excel) でも取りまとめることとした なお QSAR 用の独自フォーマットファイルでは 後述するキースタディ選定で使用することを想定して 当該 QSAR 推定結果を用いるため QSAR 用の独自フォーマットファイルにおいて 温度換算 単位換算等キースタディ選定に用いやすい加工を行った (2) QSAR による一般化学物質の物性の推定結果 QSAR を用いた優先評価化学物質の各物性値の推定結果を電子データとして作成した なお 電子データとしては 既定の入力フォーマット形式 QSAR 実施結果のエビデンスファイルの他に エビデンスファイルの中に記載されている 入力フォーマットの項目以外で有用と考えられる情報をまとめた QSAR 用の独自フォーマットファイルでも取りまとめることとした 2

34 4. 物理化学的性状 分解性 蓄積性の情報等の収集 4.1. 優先評価化学物質の文献調査及び QSAR に基づく推定の結果 4. 物理化学的性状 分解性 蓄積性の情報等の収集 4.1. 優先評価化学物質の文献調査及び QSAR に基づく推定の結果 優先評価化学物質の情報の収集 (1) 調査対象物質平成 23 年 6 月 27 日時点で 改正化審法に基づき 旧化審法の二監 三監物質から選定された優先評価化学物質 物質を調査対象物質とした 化学物質総合情報提供システム の優先評価化学物質のリスト 11 一般化学物質等製造( 輸入 ) 実績等届出システムの辞書ファイル 12 及び辞書ファイルの収載内容に関するお知らせ 13 をもとに優先評価化学物質を 136 物質に展開し CAS 物質単位で整理したものをリストにした 14 別添資料に優先評価化学物質のリストを示す (2) データの収集方法巻末資料の文献ごとの収集マニュアルに基づき 図表 3.2 に示す項目のデータを収集した なお 本業務では 文献ごとに作成したエクセルフォーマットにデータを入力し 整備を実施した 優先評価化学物質の文献調査結果 優先評価化学物質の項目ごとのデータ存在状況及び文献調査結果の詳細については Excel ファイル等の電子データにリストとして収載した 優先評価化学物質の QSAR に基づく推定結果優先評価化学物質の QSAR の推定結果について 以下に集計結果等を示す 得られた結果については 電子情報データとして 各物性値の入力フォーマットに入力した また (3) に示したように QSAR 独自の項目として入力フォーマットの項目以外の内容 11 年 4 月 1 日更新 ) 12 年 4 月 4 日提供 ) 13 年 4 月 27 日 ) 14 通し番号 17 のテトラメチルアンモニウム = ヒドロキシドは CHRIP の優先評価化学物質リストでは CAS 番号が 該当なし であるため 総合検索から名称で検索し CAS 番号 を補足した ( ただし の国内法規制情報の化審法分類は となっている ) また Methanaminium, N,N,N-trimethyl-, hydroxide, hydrate (1:1:5) を追加した 通し番号 22 の 通し番号 3 の 通し番号 77 の 及び通し番号 77 の は CHRIP では優先評価に分類されているが 辞書ファイルでは一般化学物質に分類されている 通し番号 6 の 通し番号 6 の 及び通し番号 の は CHRIP では分類はとなっているが 辞書ファイルでは優先評価化学物質に分類されている 通し番号 22 の は CHRIP 及び辞書ファイルにない物質だが METI の指摘により追加した (2011 年 10 月 20 日 ) 29

35 4. 物理化学的性状 分解性 蓄積性の情報等の収集 4.1. 優先評価化学物質の文献調査及び QSAR に基づく推定の結果 についても有用となる可能性があることから QSAR 専用のデータフォーマットを定め (3) において< 入力フォーマットに入力しない情報の整備 >とした項目等についても整理した なお 優先評価化学物質 物質群 ( 個別物質に展開したとき 136 物質 ) のうち SMILES を設定した物質数は 117 物質であった 推定はこの 117 物質を対象に行った なお 当該推定結果の物質数には 無機化合物や金属化合物等 推定対象とはしない化合物の分も含んでいる これらは 最終的にキースタディ選定等に用いる際に除くこととなるが この情報収集の段階では推定対象とするかどうかを確定せずに 推定結果の収集作業を進めることとした 図表 4.1 優先評価化学物質のうち QSAR 等の推定の対象とした物質数 対象物質数 QSAR 等の推定対象とした物質数 (SMILES を設定した物質数 ) 136 物質 117 物質 図表 4.2 推定結果の集計 融点 (MPBPWIN) 117 物質 沸点 (MPBPWIN) 117 物質 蒸気圧 (MPBPWIN) 117 物質 logpow(kowwin) 117 物質 水溶解度 (WSKOWWIN) 117 物質 ヘンリー定数 (HENRYWIN) 112 物質 有機炭素補正土壌吸着係数 Koc (KOCWIN) 117 物質 解離定数 (SPARC) 25 物質 ( 値が得られたもののみ ) ( 解離基なしや推定不可を含めると 117 物質 ) 分子量 (EPI Suite) 117 物質 HENRYWIN では 一部の物質において推定に使用する部分構造 (Fragment) に対応する推定値算出 用の値が不明のため ヘンリー定数を推定できないことがある 30

36 4. 物理化学的性状 分解性 蓄積性の情報等の収集 4.2. 一般化学物質の文献調査及び QSAR に基づく推定 4.2. 一般化学物質の文献調査及び QSAR に基づく推定 一般化学物質の情報の収集 (1) 調査対象物質経済産業省から提供された 1000 物質を一般化学物質の調査対象とした このうち 専攻評価化学物質は 111 物質 15 秘匿 CAS 物質に該当するものは 22 物質 16であった 別添資料に一般化学物質のリストを示す (2) データの収集方法優先評価化学物質と同様に 巻末資料の文献ごとの収集マニュアルに基づき 図表 3.2 に示す項目のデータを収集した なお 本業務では 文献ごとに作成したエクセルフォーマットにデータを入力し 整備を実施した 一般化学物質の文献調査結果 一般化学物質の文献調査結果の詳細については Excel ファイル等の電子データにリストとして収載した 一般化学物質の QSAR に基づく推定結果一般化学物質の QSAR の推定結果について 以下に集計結果等を示す 一般化学物質の推定対象 1000 物質のうち SMILES を設定した物質数 17は 42 物質であった 推定はこの 42 物質を対象に行った また (3) に示したように QSAR 独自の項目として入力フォーマットの項目以外の内容についても有用となる可能性があることから QSAR 専用のデータフォーマットを定め (3) において< 入力フォーマットに入力しない情報の整備 >とした項目等についても整理した なお 当該推定結果の物質数には 無機化合物や金属化合物等 推定対象とはしない化合物の分も含んでいる また EPI Suite に基づき SMILES が得られた物質について推定を行っているが EPI Suite では構造不定化合物や混合物に対しても代表的な構造を SMILES として提示することがあるため それらのうち明らかに構造不定等であると分かるものについては 電子情報データの QSAR の一覧表にその旨を記載した これらは 最終的にキースタディ選定等に用いる際に除くこととなるが この情報収集の段階では推定対象とするかどうかを確定せずに 推定結果の収集作業を進めることとした 15 一般化学物質 ID: ~ 及び 一般化学物質 ID: 及び 本年度は EPI Suite v4.00 に基づき CAS 番号で SMILES を特定できたものを用いた 31

37 4. 物理化学的性状 分解性 蓄積性の情報等の収集 4.3. 信頼性の付与 図表 4.3 一般化学物質のうち QSAR 等の推定の対象とした物質数 対象物質数 QSAR 等の推定対象とした物質数 (SMILES を設定した物質数 ) 1000 物質 42 物質 図表 4.4 推定結果の集計 融点 (MPBPWIN) 42 物質 沸点 (MPBPWIN) 42 物質 蒸気圧 (MPBPWIN) 42 物質 logpow(kowwin) 42 物質 水溶解度 (WSKOWWIN) 42 物質 ヘンリー定数 (HENRYWIN) 753 物質 有機炭素補正土壌吸着係数 Koc (KOCWIN) 40 物質 解離定数 (SPARC) 16 物質 ( 値が得られたもののみ ) 分子量 (EPI Suite) 42 物質 HENRYWIN では 一部の物質において推定に使用する部分構造 (Fragment) に対応す る推定値算出用の値が不明のため ヘンリー定数を推定できないことがある 4.3. 信頼性の付与収集したデータ及び QSAR の推定結果それぞれに対し 経済産業省の指定する信頼性基準の資料 化審法における物理化学的性状 生分解性 生物濃縮性データの信頼性評価等について ( 案 ) の内容に従い信頼性を付与した 信頼性付与の結果については Excel ファイル等の電子データにリストとして収載した 32

38 4. 物理化学的性状 分解性 蓄積性の情報等の収集 4.4. 事業者からの有害性情報の報告及びこれまで報告された有害性情報の報告の電子情報データ作成 信頼性の付与 4.4. 事業者からの有害性情報の報告及びこれまで報告された有害性情報の報告の電子情報データ作成 信頼性の付与 事業者からの有害性情報の報告及びこれまで報告された有害性情報の報告の電子情報化本項では 有害性情報の報告のうち 物理化学的性状 分解性及び蓄積性の各性状 ( 以降 物性値という ) の整備方法として 化審法第 41 条第 1~3 項 又は任意による有害性情報の報告の整備及びこれまで報告された有害性情報の報告の整備 の各項目についてそれぞれ示す 一般化学物質の文献調査結果及び信頼性の付与 事業者からの有害性情報の報告及びこれまで報告された有害性情報の報告の電子情報データの信頼性の付与については 優先評価化学物質の内容に準じるものとする 33

39 5. 人健康有害性試験結果の整備 5.1. 有害性情報の報告内容の電子情報化 5. 人健康有害性試験結果の整備 5.1. 有害性情報の報告内容の電子情報化化審法における 新規化学物質等に係る試験の方法について 1 に記載されている試験方法に則って実施された 細菌を用いる復帰突然変異試験(AMES 試験 ) 哺乳類培養細胞を用いる染色体異常試験( 染色体異常試験 (CA 試験 )) OECD テストガイドライン (TG)422 の反復投与 生殖発生毒性併合試験 ( 併合試験 ) について 人健康毒性用の入力フォーマット (in vitro 変異原性用 in vivo 変異原性用 一般毒性用 生殖発生毒性用 ) に入力し 電子情報化を行った 5.2. 電子情報化の結果 有害性情報の報告の電子情報化の結果の集計を図表 5.1 に示す 入力フォーマットに入力したデータについては Excel ファイル形式で収載した 図表 5.1 有害性情報の報告書の電子情報化の結果 試験の種類 入力フォーマット 有害性情報の報告試験数 AMES 入力シート for_in_vitro 変異原性 21 染色体異常 入力シート for_in_vitro 変異原性 32 OECD TG422 入力シート for_ 一般毒性 112 (10 物質 4 物質は 2 試験分 ) 併合試験 入力シート for_ 生殖発生毒性 112 (10 物質 4 物質は 2 試験分 ) 5.3. 電子情報化作業の実施に伴う考察 作業実施の方針について 巻末資料として 人健康有害性試験の入力方針 に示した

40 6. キースタディ選定 6.1. 優先評価化学物質のキースタディ選定 6. キースタディ選定 6.1. 優先評価化学物質のキースタディ選定優先評価化学物質の情報収集で整理した情報をもとに 化審法における物理化学的性状 生分解性 生物濃縮性データの信頼性評価等について ( 以降 信頼性基準という ) に基づき キースタディの選定を行った なお 信頼性基準に基づく融点 沸点 蒸気圧 水溶解度 解離定数 分子量 ヘンリー定数及び蓄積性のキースタディ選定の作業において 実際に選定のためにデータを選択する上で誰が実施しても判断が変わらないような方法とすることが重要である その点を考慮し 本業務におけるキースタディ選定では フロー図による手順の明確化を行うことで 信頼性基準に基づくキースタディ選定が同一の基準で行えるようにすることとした 図表 6.1 に 対象とする物性値等に対する信頼性付与とキースタディ選定の位置づけと概要を示す これらの物性値等のうち 蒸気圧 水溶解度 Koc 及びヘンリー定数のキースタディは 分子量 融点 沸点及び log Pow のキースタディを用いて算出した推定値と 文献等から収集したデータを合わせて信頼性を付与し キースタディを選定する 物性値等の種類別の選定フローについては 6.2 節に示した なお 信頼性基準では信頼性ランク 4 は細分化されていないが 実際にキースタディで利用する際には 文献の実測値 文献の推定値 QSAR に基づく推定値とで分けて考えることでより適切なキースタディ選定が行えると考えられる そこで 経済産業省担当者との協議の上で 信頼性ランク 4A: 信頼性ランク 4 に該当する情報源から収集した実測値信頼性ランク 4B: 信頼性ランク 4 に該当する情報源から収集した推定値 計算値信頼性ランク 4C:QSAR 等に基づく推定値 計算値のうち 信頼性ランク 2C 相当 (SMILES のみを用いた推定値又は信頼性ランクが 2B 以上の物性値等のみを用いた推定値 計算値 ) とし 選定において 4A 4B 4C の順に採用することとした この選定手順の詳細については 6.2 節においてフロー図として示した 35

41 6. キースタディ選定 6.1. 優先評価化学物質のキースタディ選定 MW, MP, BP, logpow, pka, BDeg & BCF 収集データ *1 MW, MP, BP, logpow & pka 推定値 信頼性ランク付与 KS 選定 pka, BDeg & BCF KS MW, MP, BP & logpow KS VP, WS, Koc, & H 収集データ *1 VP, WS, Koc, & H 推定値 他物性値の KS を用いて推定 *2 信頼性ランク付与 KS 選定 VP, WS, Koc, & H KS *1 定量及び定性的データ MW (Molecular Weight): 分子量 *2 蒸気圧 : 融点と沸点を用いる MP (Melting Point): 融点 水溶解度 : 融点及びlogPowを用いる BP (Boiling Point): 沸点 Koc: logpowを用いる VP (Vapor Pressure): 蒸気圧 ヘンリー定数 : 分子量 水溶解度及び蒸気圧を用いる WS (Water Solubility): 水溶解度 H (Henry's Constant): ヘンリー定数 BDeg (Biodegradation): 分解性 図表 6.1 信頼性付与とキースタディ選定の位置づけと概要 36

42 6. キースタディ選定 6.2. キースタディ選定方法 6.2. キースタディ選定方法 融点 沸点 蒸気圧 水溶解度 解離定数のキースタディ選定方法図表 6.2 に 融点 沸点 蒸気圧 水溶解度 解離定数のキースタディ選定フローを示す 分子量 ヘンリー定数 蓄積性は選定方法が異なるため 次項以降に示す なお 分解性は 化審法の判定結果をキースタディとした [ キースタディの選定 ( 分子量 分解性及び蓄積性を除く )] 収集データ *1 及び推定値 信頼性ランク付与 ランク外優先処理 より優先するデータを使用 *2 1A 1B no yes yes 選定不可 *1 定量的データに限る *2 ランク外優先処理 融点 沸点 蒸気圧 水溶解度及び解離定数のデータは下記の順に優先して使用する融点 1 測定条件が標準圧力 ±1% 又は記載なしの融点のデータ 2 測定条件が標準圧力 ±1% 以外の融点のデータ 3 測定条件が標準圧力 ±1% 又は記載なしの凝固点のデータ 4 測定条件が標準圧力 ±1% 以外の凝固点のデータ 5 測定条件が標準圧力 ±1% 又は記載なしの軟化点 流動点 分解点又は昇華点のデータ 6 測定条件が標準圧力 ±1% 以外の軟化点 流動点 分解点又は昇華点のデータ沸点 1 測定条件が標準圧力 ±1% のデータ 2それ以外のデータ蒸気圧 1 測定条件の定量的な記載のあるデータ 2それ以外のデータ水溶解度 1 測定条件の定量的な記載のあるデータ 2それ以外のデータ解離定数いずれかのデータで解離段階が示されている場合 1 解離段階が示されたデータ 2それ以外のデータ 不等号処理 より優先するデータを使用 *3 [ ランク内処理 ] 2A no 選定不可 yes [ ランク内処理 ] ランク内優先処理 より優先するデータを使用 *4 no 選定不可 [ ランク内処理 ] 2B yes 1 データ yes no 選定不可 [ ランク内処理 ] no KS とする 2C 4A no yes yes KS とする 2 データ no 許容範囲あり *5 yes yes 2 データを KS とする (2 データの平均値を KS の値とする ) 4B no 選定不可 yes [ ランク内処理 ] no 全データの平均値に一番近いデータを KS とする yes 全データ範囲内 no no 選定不可 [ ランク内処理 ] 全データ範囲外 yes 4C yes no 使用したデータを除く no 選定不可 使用したデータを除く KS とする 許容範囲外のデータを除く データあり yes no yes データあり no KS 選定不可 *3 不等号処理 全てのデータは下記の順に優先して使用する 1 記号なしのデータ 2 約で示されたデータ 3 不等号及び等号付き不等号のデータ *4 ランク内優先処理 沸点 蒸気圧 水溶解度及びlogPowは下記の順に優先して使用する沸点 1 測定条件の定量的な記載のあるデータ 2それ以外のデータ蒸気圧 1 測定温度が20~25 Cのデータ 図表 6.2 キースタディ選定フロー ( 融点 沸点 蒸気圧 水溶解度 解離定数 ) 37

43 6. キースタディ選定 6.2. キースタディ選定方法 分子量のキースタディ選定方法 図表 6.3 に 分子量のキースタディ選定フローを示す ここで 作成した SMILES を基に EPI Suite を用いて分子量を算出した MW 収集データ 信頼性ランク付与 MW 2C*1 あり yes no MW 2C 採用 MW 2C 以外から KS 選定 *1 EPI Suite のデータ 図表 6.3 キースタディ選定フロー ( 分子量 ) ヘンリー定数のキースタディ選定方法 図表 6.4 に ヘンリー定数のキースタディ選定フローを示す H 収集データ *1 信頼性ランク付与 H 2B 以上あり no yes WS KS 2B 以上 no*2 H 2B 以上から KS 選定 yes H 4A or 4B あり no no WS KS 1 yes QSAR 結果 no mol/l 未満 あり no QSAR 結果 yes H 4A or 4Bから yes あり KS 選定 KS 選定不可 KS 選定不可 yes VP KS あり *3 no H 4C [HENRYWIN] 採用 H 2C [HENRYWIN] 採用 yes KS 選定不可 VP KS 2B 以上 no yes H 4A or 4B あり no H 2C [VP/(WS/MW)] 採用 yes H 4A or 4B から KS 選定 H 4C [VP/(WS/MW)] 採用 *1 定量的データに限る *2 水溶解度のデータなし及び分子量のデータなし ( 水溶解度の単位換算不可 ) を含む *3 SMILESありと同じ 図表 6.4 キースタディ選定フロー ( ヘンリー定数 ) 3

44 6. キースタディ選定 6.3. キースタディ選定結果 蓄積性のキースタディ選定方法 図表 6.5 に 蓄積性のキースタディ選定フローを示す BCF 収集データ 信頼性ランク付与 化審法判定使用データ [ ランク内処理 ] 1A yes 定常状態 yes 1B no yes [ ランク内処理 ] no 不等号処理 より優先するデータを使用 *3 最大値を KS とする no [ ランク内処理 ] 2A yes 後半 3 回の濃度区ごとの平均値を算出 no [ ランク内処理 ] 2B yes 最大値を KS とする no [ ランク内処理 ] 4A yes no [ ランク内処理 ] 4B yes no [ ランク内処理 ] KS 選定不可 図表 6.5 キースタディ選定フロー ( 蓄積性 ) 6.3. キースタディ選定結果 上記の選定フローに基づき 優先評価化学物質のキースタディを選定した キースタディ選定結果については 物質ごとに Excel ファイル等の電子データにリストとして収載した 39

45 6. キースタディ選定 6.4. 信頼性基準に基づくキースタディ選定における考察 6.4. 信頼性基準に基づくキースタディ選定における考察キースタディ選定方法については 情報源における記載方法等に応じて柔軟に対応できることが重要である 具体的には本年度の作業で 信頼性基準に基づく融点 沸点 蒸気圧 水溶解度 解離定数 分子量 ヘンリー定数及び蓄積性のキースタディ選定の作業において 実際に選定のためにデータを選択する上で誰が実施しても判断が変わらないような方法とすることが重要である その点を考慮し 本業務におけるキースタディ選定では 信頼性基準において定められた基本方針を踏襲しつつ 前述のようなフロー図による手順の明確化を行うことで 信頼性基準に基づくキースタディ選定が同一の基準で行えるようにした また 前述のように信頼性ランク 4 において 4A~4C に分けることで文献の実測値 文献の推定値 QSAR に基づく推定値とで分けて考え適切なキースタディ選定が行えるようにした 40

46 7. 管理等に必要な一覧表の作成 7.1. 管理等に必要な項目 7. 管理等に必要な一覧表の作成 7.1. 管理等に必要な項目 (1) 管理簿管理簿に記載する項目案について図表 7.1 に示す 図表 7.1 管理簿の項目 詳細及び相談事項 項目方針等 1. 管理番号業務ごとにインベントリを作成し レコードごとに番号を付与する (CAS 番号 K 番号等が不明であっても ここで物質を同定する物質 ID を付与 ) 付与の方法は以下のとおりである 事業年度 + 事業番号 + 物性値番号 + 物質 ID+ 情報源 ID+データ番号 + 枝番号 _ 評価番号 _ 修正番号 なお 現在はレコードごとに以下の方針に従って 番号を付与している 事業年度 + 事業番号 + 詳細番号 + 物性値番号 + 物質 ID+CAS 番号 ( ハイフンな し 10 桁の数字 )+ 情報源 ID+データ番号 + 枝番号 2. CAS No. 既に確定している優先評価化学物質及び一般化学物質のインベントリ作成時に CAS. 番号 K 番号も取得済みであるため その CAS 番号を記載する 3. 官報番号 上記インベントリに 官報整理番号も併せて取得済みであるため その官報番号を 記載する 4. 物質名称 上記インベントリに 記載の日本語物質名称 を記載する 5. 情報の有無 情報源に関わらず 情報の 有 / 無 を記載する 6. 情報の種類 点検報告書/ 有害性情報の報告書 / 新規審査の情報 のうち該当するものを 記載する 7. 情報源 ( データソース ) 上記以外の情報源名を記載する. 情報源 _ 年 7. 情報源 ( データソース ) の発行年度を記載する 9. 国による調査年度 点検報告書 有害性情報の報告書 新規審査の情報の公示年を記載する 10. 調査事業名 業務名称を記載 ( 平成 23 年度 DG 調査 等 ) 11. 試験方法 OECD TG No. 等を記載する 12. 被験物質名称 情報源に記載されているとおり記載する 13. 信頼性 付与した信頼性ランクを記載する 14. CAS 番号の報告書等記載状況 点検報告書( 又は有害性情報の報告書 ) に CAS の記載あり 又は 点検報告書 ( 又は有害性情報の報告書 ) に CAS の記載なし を記載する 15. CAS 番号の確実性 2. CAS No. と点検報告書及び有害性情報の報告書に記載の CAS No. が異な る場合 要確認 等を記載する 16. K 番号 既に確定している優先評価化学物質及び一般化学物質のインベントリ作成時に CAS. 番号 K 番号も取得済みであるため その K 番号を記載する 17. K 番号の確実性 報告書に記載されている K 番号と 改 DB で管理している K 番号が異なる又 は K 番号に基づくファイルフォルダに異なる物質のデータが入っていた場合 要 確認 等を記載する 1. K 番号の確実性に係る詳細 17. K 番号の確実性 の詳細を記載する 19. 有害性情報の受理番号 受理番号が記載されている場合 その情報を記載する 20. キースタディの該否 優先評価化学物質のキースタディ選定結果を記載する 21. 添付資料名 情報源の公示 報告日等年 - 月日 23. 全般的特記事項 - (2) 管理番号管理番号として 物質名称 CAS 番号 K 番号物質ごとに ID を付与する 事業ごとに図表 7.2 のような対象物質のインベントリを作成することで CAS 番号 K 番号が不明な物質も特定することが可能となる 41

47 7. 管理等に必要な一覧表の作成 7.2. 情報の維持 更新の方法に関する課題及び今後の方針 図表 7.2 インベントリのイメージ 物質 ID 物質名称 CAS 番号 K 番号 二硫化炭素 K ヒドラジン K074 00xxx000 不明 K10xx 00yyy000 - 管理番号をキーとした管理マスターデータベースを作成した上で 下記のように管理番号を付与する 事業年度 + 事業番号 + 物性値番号 + 物質 ID+ 情報源 ID+データ番号 + 枝番号 _ 評価 修正履歴 ( 例 ) 今年度の調査業務において SIDS 調査した物質 ID の融点の場合 :H23_01_040200_ _01_01_00_0000 管理番号を構成する各項目の詳細について図表 7.3 に示す 図表 7.3 管理番号の詳細 項目詳細事業年度 H23 H24 等事業番号データギャップ調査 :01 QSAR 業務 :02 ( 同じ年度に複数の業務があった場合 適宜事業番号を付与する ) 物性値番号エンドポイントごとに付与した番号 分子量: 融点: 沸点: ( 番号は IUCLID をもとに作成 ) 物質 ID インベントリ作成時に付与した ID 情報源 ID 情報源ごとに付与した番号 SIDS:01 CRC:02 PhysProp:03 等データ番号情報源に複数データが存在する場合があるため それぞれに付与した番号 枝番号例えば濃縮度において 濃度区が異なる場合 濃度区ごとに付与した番号 評価 修正履歴評価 修正を行った場合に 更新する ( 番号に 1 加算する等 ) ( 例 ) 評価実施時 _0000 _0100 評価実施後修正時 _0101 履歴は 24. 全般的特記事項 記載 7.2. 情報の維持 更新の方法に関する課題及び今後の方針前述の管理番号の付け方とすることで 事業年度とその年度内の事業番号によりどの事業における情報収集結果であるかを示し その中で物質 ID 情報源 ID で情報収集の対象を示し データ番号と枝番号でその情報収集結果の個別データを特定し 評価 修正履歴でバージョン管理を行うことで 今後の各情報収集事業における情報収集結果を管理する 42

48 7. 管理等に必要な一覧表の作成 7.2. 情報の維持 更新の方法に関する課題及び今後の方針 ことができる 実際の情報収集事業内では H23_01_040200_ _01_01_00_0000 というようにすべての管理番号を結合して使うのではなく 例えば事業番号や詳細なデータに関する番号を除いて 物性値番号 _ 物質 ID_ 情報源 ID_ データ番号 _ _01_01 の部分のみを用いる等 適宜管理番号として結合する項目を選択して用いる等 利便性を考慮して使用することが考えられる 43

49 . IUCLID5 データの出力ツールの作成.1. IUCLID5 形式データからのデータ抽出 一覧化ツールの作成の目標. IUCLID5 データの出力ツールの作成.1. IUCLID5 形式データからのデータ抽出 一覧化ツールの作成の目標 2007 年 6 月に施行された欧州の新化学物質管理制度 REACH の下 化学物質の安全性情報はその登録等ツールである REACH-IT(IUCLID5) によって 今後データそのものや データ形式が欧州を中心に国際標準化されていくことが考えられる また化審法等における事業者から国への届出データ等で IUCLID5 形式データの利用の増大が見込まれる しかし ICLID5 形式データは 物質単位に i5z 形式のファイルが生成される形態となっているため 物化性状等のエンドポイントに着目し 物質横断的に情報を得たい場合には 使い勝手が悪い構成となっている そこで 複数の i5z 形式のファイルからデータを抽出し エンドポイント単位に一覧表示するデータ抽出 一覧化ツールの開発を実施した.2. データ抽出 一覧化ツールの概要.2.1. ツール構成本ツールは IUCLID5 のエクスポートファイル (*.i5z) の中にあるエンドポイントスタディレコードのデータを抽出し エクセルシートに一覧表形式でまとめるものである なお 本ツールは 実行形式ファイルおよび必要となる設定ファイルをフォルダに格納し フォルダ単位で配布することにより 管理者権限によるインストールが不要な構成とした 本ツールの構成図を図表.1 に示す 提供されるプログラムは次の2つからなる (1) データ抽出ツール複数の IUCLID5 データ形式のファイルが格納されているフォルダを指定することにより フォルダ内の i5z ファイル解凍 データ抽出を実行し 指定データを抽出するツール (2) 一覧化ツール上記ツールで出力された結果ファイル ( タブ区切りテキスト ) から エクセルシートに一覧表形式でまとめるツール 44

50 . IUCLID5 データの出力ツールの作成.2. データ抽出 一覧化ツールの概要 ターゲットフォルダ i5z 形式ファイル群 エクスポート IUCLID5 システム 入力 データ抽出ツール 設定 抽出パターンファイル (*.xml) 抽出項目翻訳ファイル (*.csv) 出力 抽出データ一覧表 ( タブ区切りテキスト ) 入力 一覧化ツール 出力 抽出データシート 図表.1 データ抽出 一覧化ツールの構成図.2.2. データ抽出ツール (1) データ抽出手順データ抽出ツールのメイン画面を図表.2 に示す 図表.3 に示すデータを設定し 実行 ボタンをクリックすることにより データ抽出が開始される 実行経過については ログメッセージ欄に表示される メイン画面の設定内容を図表.3 に示す 図表.2 データ抽出ツールのメイン画面 45

51 . IUCLID5 データの出力ツールの作成.2. データ抽出 一覧化ツールの概要 図表.3 メイン画面の設定内容 設定項目データフォルダパターンフォルダ結果ファイル 設定内容 IUCLID5 のエクスポートファイル (*.i5z) が格納されているフォルダを設定抽出パターンファイルが格納されているフォルダを指定抽出パターンファイルに基づき IUCLID5 のエクスポートファイルから抽出したデータを出力するファイルを指定 (2) 抽出パターン編集 パターンフォルダ の 編集 ボタンをクリックすると 抽出パターン編集画面が表示される 抽出パターン編集画面の左側にはセクションツリーが 右側には選択されたセクションに対応するデータ選択用のツリーが表示される 抽出パターン編集画面を図表.4 に示す 表示されている各データの頭の部分にあるチェックボックスをクリックすることにより抽出項目を選択する クリックしたノード以下にあるすべてのノードが選択状態になり チェックマークが表示される パターン選択状態の表示の例を図表.5 に示す ( 以下 本画面を パターンファイルエディタ と記す ) また パターンフォルダ の 設定 ボタンをクリックすることにより 過去に設定した抽出パターンを利用することが可能となる 図表.4 抽出パターン編集画面 46

52 . IUCLID5 データの出力ツールの作成.2. データ抽出 一覧化ツールの概要 図表.5 パターン選択状態の表示例 (3) 日本語表示パターンファイルエディタでは 左側に IUCLID5 のセクションに対応するツリー図が表示されている 初期設定では元々の IUCLID5 の英語表記であるが これを日本語表記することができる メイン画面の オプション メニューの下にある セクションツリーの日本語化 サブメニューを選択する その後 パターンファイルエディタを表示すると 図表.6 のようにセクションツリーが日本語で表記される 図表.6 セクションの日本語表示 また パターンファイルエディタ右側のエンドポイントのツリー図は 初期設定では元々の IUCLID5 のデータファイル (*.i5d) の XML 要素名がそのまま表示されている ユーザがデータ抽出ツールと同じフォルダ内にエンドポイント日本語対応表を作成した上で メイン画面の オプション メニューの下にある エンドポイントの日本語化 サブメニューを選択することにより エンドポイントを日本語表示することができる 47

53 . IUCLID5 データの出力ツールの作成.2. データ抽出 一覧化ツールの概要 エンドポイント日本語対応表は "jpxmlelementnamefile.txt" という名前のファイルとして保存する このファイルでは XML 要素名とそれに対応する日本語表示名をコンマで区切って1 行ずつ並べて入力する 行頭に # を付けるとコメント行として扱われ その行は読み込まれない また 空白行はスキップされる エンドポイント日本語対応表の作成例を図表.7 に示す scientificpart, 科学パート set, データセット ASSESSMENT_REPORTS, 評価レポート DI_ANALYTICAL_METHOD, 解析方法 EC_ABOVE_GROUND_TOX, 地上生物への毒性 図表.7 エンドポイント日本語対応表の作成例 (4) 結果ファイル結果ファイルは TSV( タブ区切りテキスト ) ファイルである 各カラムの表示内容を図表. に示す 選択したパターンの要素名が5 列以降に示される ヘッダは2 行あり 1 行目はエンドポイントスタディレコードの scientificpart 要素直下の要素名等が表示される 2 行目には各データの詳細が表示される ヘッダ以降の行には 抽出対象のデータファイル (* i5d) に付き一行ずつ抽出データが表示される なお パターンデータとして抽出対象に指定した要素を持たないファイルについては何も出力しない 図表. 結果ファイルのフォーマット列番号内容 1 IUCLID5 の i5z ファイル名 2 IUCLID5 の i5d ファイル名 3 含まれる情報の識別子 (scientificpart 要素直下の要素名 または Substance ) 4 物質名 (Substance の chemicalname 要素の値 ) 5 物質のリファレンス (Substance の referencesubstanceref/description 要素の値 ) 6 エンドポイントスタディレコードの ownerref/description 要素のデータ 7 エンドポイントスタディレコードの name 要素のデータ 列以降パターンデータとして選択した各セクションの ScientificPart 以下の要素のデータ 4

54 . IUCLID5 データの出力ツールの作成.2. データ抽出 一覧化ツールの概要.2.3. 一覧化ツール (1) 一覧化手順 一覧化ツール.xls ファイル内の 設定画面 シートで データ抽出ツールで出力した 結果ファイル名を 2B セルに入力し 実行 ボタンをクリックする そうすると 一覧化されたデータが 物化性状別のシートに設定される 設定画面シートの内容を図表.9 に示す 図表.9 設定画面シートの内容 (2) 設定データ 沸点 を例として エンドポイントシートの記述内容を図表.10 に シート作成ツールのデータ対応シートの記述例を図表.11 に 抽出ファイルとデータシートの対応例を図表.12 に示す 抽出されたデータが表の横に展開されている 図表.10 エンドポイントシートの内容 49

55 . IUCLID5 データの出力ツールの作成.2. データ抽出 一覧化ツールの概要 沸点 Substance referencesubstanceref/description 評価物質 CAS 番号 Substance chemicalname 物質名称 情報源の媒体 URL ページ数等 エビデンスのファイル種 エビデンスの通し番号 エビデンスのファイル名 PC_BOILING BOILINGPT/set/PRECISION_LOQUALIFIER/LOQUALIFIER.value 沸点 記号 PC_BOILING BOILINGPT/set/PRECISION_LOQUALIFIER/LOVALUE 値 / 下限値 PC_BOILING BOILINGPT/set/PRECISION_LOQUALIFIER/UPVALUE 上限値標準偏差 PC_BOILING BOILINGPT/set/PRECISION_LOQUALIFIER/UNIT.value 単位 その他 PC_BOILING BOILINGPT/set/REM/REM 定性的データ等 PC_BOILING BOILINGPT/set/PRECISION_PRESSURE_LOQUALIFIER/PRESSURE_LOQUALIFIER.value 圧力 記号 PC_BOILING BOILINGPT/set/PRECISION_PRESSURE_LOQUALIFIER/PRESSURE_LOVALUE 値 / 下限値 PC_BOILING BOILINGPT/set/PRECISION_PRESSURE_LOQUALIFIER/PRESSURE_UPVALUE 上限値 標準偏差 PC_BOILING BOILINGPT/set/PRECISION_PRESSURE_LOQUALIFIER/PRESSURE_UNIT.value 単位 PC_BOILING BOILINGPT/set/PRECISION_PRESSURE_LOQUALIFIER/PRESSURE_UNIT_TXT その他 定性的データ等 分解 図表.11 データ対応付けのシートの内容 Substance PC_BOILING i5z i5d datakind chemicalname referencesubs BOILINGPT/ tanceref/desc set/precis ription ION_LOQUAL IFIER/LOQU ALIFIER.va lue BOILINGPT/ set/precis ION_LOQUAL IFIER/LOVA LUE BOILINGPT/ set/precis ION_LOQUAL IFIER/UNIT.value BOILINGPT/ set/precis ION_LOQUAL IFIER/UPVA LUE BOILINGPT/ set/precis ION_PRESSU RE_LOQUALI FIER/PRESS URE_LOQUAL IFIER.valu e BOILINGPT/ set/precis ION_PRESSU RE_LOQUALI FIER/PRESS URE_LOVALU E BOILINGPT/ set/precis ION_PRESSU RE_LOQUALI FIER/PRESS URE_UNIT.v alue BOILINGPT/ set/precis ION_PRESSU RE_LOQUALI FIER/PRESS URE_UPVALU E 3.i5z IUC5-19e PC_BOILING > > 1000 Pa i5z IUC5-b16734b-0 Substance QQQ i5z IUC4-95f5309b-2fSubstance 3-hydroxy-2-na3-hydroxy-2-naphthoic acid / i5z IUC bbc-b PC_BOILING 評価物質 CAS 番号 N 評価物質のCAS 番号 ( ハイフンなし ) を入力する 記載がない場合 [-] を入力する 物質名称 T 評価物質の名称を入力する 記載がない場合 [-] を入力する QQQ 3-hydroxy-2-naphthoic acid 011 情報源の媒体 D [ 書籍 / CD-ROM 等 / Web / 試験報告書 / 試験報告書の要約 / 原著論文 ] から選択する 012 URL T 011: 情報源の媒体 で [Web] を選択した場合 URLを入力する URLが得られない場合 [-] を入力する 013 ページ数等 T データが記載されているページや章番号等を入力する 014 エビデンスのファイル種 D [Word 文書 / Excel ワークシート / Acrobat Document / HTML Document / テキストドキュメント / TIFファイル ] から選択する 015 エビデンスの通し番号 N エビデンスが複数ある場合 エビデンスの通し番号を入力する 016 エビデンスのファイル名 F エビデンスのファイル名を表す 017 沸点 記号 D [- / < / <= / = / > / => / ca. ] から選択する 記載がない場合 [-] を選択する > 01 値 / 下限値値を入力する 値が範囲で記載されている場合 下限値を入力する 記載がない場合 N [-] を入力する 019 上限値値が範囲で記載されている場合 上限値を入力する 上限値及び標準偏差の記載がない 200 N 場合 [-] を入力する 020 標準偏差値が平均値 ± 標準偏差で記載されている場合 標準偏差を入力する 上限値及び標準偏 N 差の記載がない場合 [-] を入力する 021 単位 D [- / C / F / K / other: ] から選択する 記載がない場合 [-] を選択する 022 その他 T 021: 単位 で [other: ] を選択した場合 単位を入力する 023 定性的データ等数値で入力できないデータ ( 定性的データ等 ) があれば入力する 記載がない場合 T [-] を入力する 024 圧力 記号 D [- / < / <= / = / > / => / ca. ] から選択する 記載がない場合 [-] を選択する > 025 値 / 下限値値を入力する 値が範囲で記載されている場合 下限値を入力する 記載がない場合 1000 N [-] を入力する 026 上限値値が範囲で記載されている場合 上限値を入力する 上限値及び標準偏差の記載がない 2000 N 場合 [-] を入力する 027 標準偏差値が平均値 ± 標準偏差で記載されている場合 標準偏差を入力する 上限値及び標準偏 N 差の記載がない場合 [-] を入力する 02 単位 [- / Pa / hpa / kpa / mmhg / Torr / bar / mbar / at / atm / psi / other: ] から選択する 記 Pa D 載がない場合 [-] を選択する 029 その他 T 02: 単位 で [other: ] を選択した場合 単位を入力する 030 定性的データ等数値で入力できないデータ ( 定性的データ等 ) があれば入力する 記載がない場合 T [-] を入力する 図表.12 抽出ファイルとデータシートの対応例 50

56 . IUCLID5 データの出力ツールの作成.3. データ抽出 一覧化ツールの説明会の開催.3. データ抽出 一覧化ツールの説明会の開催本ツールの利用マニュアルを使用して 一覧化ツールの説明会を実施した 実施概要を図表.13 に示す 図表.13 データ抽出 一覧化ツールの説明会の実施概要 実施日 参加者 実施内容 2012 年 3 月 16 日 経済産業省化学物質管理課化学物質安全室 3 名 利用マニュアルに沿って 操作手順等を説明 その際 以下の 2 点の確認事項があり 説明会実施後 本ツールが対応していることを確認した i5z ファイルに日本語が記載されている場合の動作 試験物質の CAS 番号 物質名称の抽出 51

57 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 共通項目 情報収集方法 分解性 蓄積性以外 SIDS 及び EURAR においては キースタディのみを収集する その他の情報源では記載されている情報を全て収集する 分解性 蓄積性全ての情報源において選定基準に示された化審法上認められた試験法に該当する情報のみを収集する 情報源の媒体が Web の場合にリンクがない等 対象物質のファイルが存在しない場合がある その場合 情報がないものとみなし 入力シート中 007: 当該項目のデータの有無 で [ なし ( 物質データなし )] を選択する 入力の際の考え方 データ No. データが入力の際に複数レコードになる場合に そのレコードが一連の試験結果であることを示すための番号のこと 一連の試験結果であることが分かる場合 同一の番号を入力する No data 当該項目の物性値情報等が記載されている箇所に no data または データなし という記載がある場合は データが記載されていない場合とは異なり no data または データなし という情報があったと考える 単位入力時に単位の換算は行わず 記載されている通りに入力する 52

58 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 入力方法 no data または データなし と記載されている場合 007: 当該項目のデータの有無 で [no data] を選択し 009: CAS 番号 以降の入力は行わない ただし no data と記載されている場合でも 条件や文献等の情報が記載されている場合 007: 当該項目のデータの有無 では [no data] を選択せず [ あり ] を選択し その他の情報を入力する なお no data または データなし と完全に一致する場合に限り[no data] を選択する それ以外の場合は [other: ] を選択し 記載されている通りに入力する ページ数等入力したデータが記載されているページ数等を入力する 情報源にページ数が記載されている場合はそのページ数を ページ数が記載されていない場合は データが記載されている章やテーブルの番号 タイトル等を入力する 評価物質情報源で評価されている物質の CAS 番号及び物質名称を入力する 単位ドロップダウンメニューから該当する単位を選択できない場合 [other: ] を選択し記載されている通りに入力する 常温での状態常温かどうかが明記されていなくても 情報源に記載されている状態を収集する 文献略記されたものではなく 詳細を入力する 定性的データ等収集対象となっている物性値等の定性的データが記載されている場合 定性的データ等 に入力する 記載 記載 には情報源に書かれている通りにそのまま入力する 53

59 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 エビデンス作成方法 情報源ごとに適切なファイル形式で保存し ファイル名を以下のように変更する 物質 ID(7 桁 )_CAS 番号 (10 桁 )_ 情報源名 _ エビデンスの通し番号 (4 桁 ). 拡張子 CAS 番号 (10 桁 ) は 10 桁になるように頭に 0 を追加する 54

60 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 SIAR OECD の化学物質データベース 19 において SIDS process Status が SIAR Discussed by SIAM または Conculusion Agreed または SIAR Publication Available になっているものをここでの情報収集対象母集団とする (1) 情報収集方法 キースタディの決定 SIAR には多くの場合 多少の形式の違いはあるが評価物質の物理化学性状等がまとめられた表が存在する 表形式にはなっておらず 物理化学性状等が列挙されているだけの場合もあるが それも含めて Summary Table とよぶこととする SIDS からの情報収集においては Summary Table に記載されているデータの元になった情報をキースタディとして SIDS Dossier から収集する また Summary Table が存在しない場合 本文を直接読みにいき キースタディに該当する情報を探す それでも決定できない場合 SIAP に記載があるかどうかを確認し SIAP に記載があればそのデータの元になった情報をキースタディとしその情報を収集する に フローを示す 分解性 蓄積性以外の情報収集 SIDS Dossier から該当する情報を収集する際 SIDS Dossier に同一数値の記載が複数ある場合がある この場合は Critical Study for SIDS Endpoint と記載されているものをキースタディとして収集する 記載がない場合は全て収集する 試験結果が平均値等であった場合は その値の導出根拠となったスタディをキースタディとして収集する Koc ヘンリー定数 解離定数について Summary table に記載されている場合が少ないため 本文を直接見ることが多い 本文を直接見る場合 本文でキースタディが ( 代表値が ) 明記されている場合は その値をキースタディとする 明記されていない場合 それ以降の計算で用いられているかどうかを確認し 用いられている値があればそれをキースタディとする そのデータについて何も記載がない場合は キースタディの該否 を [-] とし 該当するデータを全て収集する 分解性 蓄積性の情報収集 蓄積性において 全く同じ試験法 文献で濃度区等が異なっている場合 二つの濃度区を一つにまとめて 1 レコードで表示する

61 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 CAS 番号が包括物質のうちの 1 物質を示しているが 評価書としては複数物質群について評価されていることがある この場合 当該 CAS 番号の物質のデータのみを収集する なお 他物質の物性データの方が信頼できる等の理由から当該物質の物質データが代用されている場合は その旨を備考欄に入力し収集する 物性データによっては Unknown? と記載されている場合がある このとき 当該データについては [other:] を選択し 記載通りに入力する ページ数等 には PDF に記載されているページ数を入力する 一つのレコードに複数ページからの情報を入力しなければならない場合 ページが連続していれば- ( 半角ハイフン ) で数字を連結する 連続していない場合は ; ( 半角セミコロン+ 半角スペース ) でページの間を区切る 参照先が SIDS Dossier の場合 ページ数等 には [SIDS Dossier p.] と入力する IUCLID Data Set となっている場合も区別せず [SIDS Dossier p.] とする ( 例 1)p.1 から p.3 全てを参照した場合 [p.1-3] と入力する ( 例 2)p.1 と SIDS Dossier p.3 を参照した場合 [p.1; SIDS Dossier p.3] と入力する (2) 記載情報図表 9.1 に情報の記載状況を示す 図表 9.1 SIDS の情報記載状況 物性値等 記載の有無 記載箇所 備考 分子量 1 章 Summary Table / SIDS Dossier SIDS Dossier に SMILES の記載があ る場合あり 融点 1 章 Summary Table / SIDS Dossier 沸点 1 章 Summary Table / SIDS Dossier 蒸気圧 1 章 Summary Table / SIDS Dossier 水溶解度 1 章 Summary Table / SIDS Dossier Koc 1 章 Summary Table / SIDS Dossier Summary Table ではなく 本文中に 記載がある場合あり logpow 1 章 Summary Table / SIDS Dossier ヘンリー定数 1 章 Summary Table / SIDS Dossier Summary Table ではなく 本文中に 記載がある場合あり 解離定数 1 章 Summary Table / SIDS Dossier Summary Table ではなく 本文中に 記載がある場合あり 分解性 1 章 Summary Table / SIDS Dossier Summary Table ではなく 本文中に 記載がある場合あり 蓄積性 1 章 Summary Table / SIDS Dossier Summary Table ではなく 本文中に 記載がある場合あり 56

62 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 単一物質に対する評価書か?( 包括物質のものではないか?) NO 収集対象 CAS 番号が包括物質を示している NO YES 収集対象 CAS 番号が包括物質のうちの1 物質を示している 評価書に対する分岐 YES その評価書においてKey studyに設定している物性データを収集する 当該 CAS 番号の物質のデータのみを取ってくる なお 他物質の物性値の方が信頼できる 等の理由からデータが代用されている場合は その旨を備考欄に記入の上データを収集する 収集 Start!? NO YES 分蓄データ? NO YES Summary tableにデータが記載されている? Summary table にデータが記載されている? 1 IDENTITY 2 GENERAL INFORMATION ON EXPOSURE 内の収集対象とするデータを探す この分岐に該当するものは 基本的にKoc pka Henry 定数が多い 平均値 中央値等の加工データか? YES 注意 1 Bioaccumulationにおいて 全く同じ試験法 文献で濃度区等が異なっている場合 二つの濃度区を一つにまとめて1レコードで表示する これは SIDS Dossier 作成者が蓄積性の試験を理解していないものと考えての対処である なぜならば 2レコードに分けることに意味がないと考えられるため NO 評価書として採用する 等の代表値を取った等の文言がある平均値 中央値等の加工データか? 評価書のその後の計算で用いられている値か? 注意 2 収集対象データが例えば3つの値の平均値等であった場合は 定性データ等のセルに その旨を記入する 平均値 中央値等の加工データか? SIAPがSIDSに付いているか? そのデータを Key study その他の収集対象 Studyを Not key study とする なお その他の数値がSIDS Dossierに Critical Study for SIDS Endpoint と記載されていたとしても Summary table に掲載されていないものは key studyとして採用しない キースタディーの該当可否 を - とし 記載されているすべてのStudyを収集する 加工後のデータを収集するのではなく その値の導出根拠となった複数の Study を key study として収集する そのデータを Key studyとする なお その他の数値がSIDS Dossierに Critical Study for SIDS Endpoint と記載されていたとしても Summary table に掲載されていないものは key studyとして採用しない SIAP 内に記載されているデータをKey studyとして採用する キースタディーの該当可否 を - とし 記載されているすべてのデータを収集する 数値データ及び文献名を収集した 注意 のち SIDS DossierまたはReference 物性データによっては Unknown? とに詳細なデータを探しに行く 特に蒸気圧で セットもの かどう記載されているデータがある このとき 当かの判断が必要となる 基本的該データについては other を選択し 記載に 一つのTable 内に蒸気圧の温されている通りに記入する 度依存性を示す結果が記載されており 同一の試験方法で複数のプロットが得られそうな場合は 蒸気圧 3のシートに収集する 図表 9.2 キースタディ決定フロー SIDS Dossierに同一の数値で複数の Studyのものがある これについては Critical Study for SIDS Endpoint と記載されている方を key study として収集する ページ数の記載 については PDF 自体のページ数ではなく ページに記載されている数字を採用する また Value を取っているのではなく Study を収集するという目的から SIDS DossierにStudyの詳細な記載があるものは そのページ数を収集 記載する その場合のページ数の記載例は SIDS Dossier p.xx とする (3) エビデンス作成方法複数の Word ファイルの場合 PDF 化したものを結合させて 1 ファイルとする Merck (1) 情報収集方法 1)CD 媒体より アクセス 2) 情報収集 Merck による外出しの物性値は前後の情報が脱落しているものがある 大まかな入力作業に利用しても良いが "Properties" との内容確認が必須である - 異性体 (α β γ h t m 等々) の取り扱い同じ CAS 番号にて 複数の異性体の情報が記載されている場合がある その際は 全ての異性体の情報について収集を行った α β 等々異性体情報については それぞれの入力シートの 安定性データ等 項目に入力 ( 試験物質項目ではなく ) 57

63 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 (2) 記載情報図表 9.3 に情報の記載状況を示す 温度は断りがない限り摂氏 ( ) である 図表 9.3 Merck の情報記載状況 物性値等 記載の有無 記載箇所 備考 分子量 常温での状態は Properties の冒頭付 近に記載がある 表記は大まかに液体 liquid または liq 気体 gas 固体 crystal または crystalline solid, plate, prism, flakes など 融点 Properties 表記ゆれあり 沸点 Properties 表記ゆれあり 蒸気圧 Properties 表記ゆれあり 水溶解度 Properties 表記ゆれあり Koc logpow Properties 表記ゆれあり ヘンリー定数解離定数 Properties 表記ゆれあり 分解性蓄積性 融点の表記バリエーション: 表記例 mp 70 mp -4 to -43 mp mp ~-40 mp -93 (Daniels) mp : Glasgow et al., Anal. Chem. 22, 1521 (1950) mp dec (Michaelis, Schubert) mp (dec) mp 53.5 (a-modification), 54 (b-modification) mp (solidification range) Solidifies below -70 At mol-% purity, bp mp Solidif -6 Ultrapure material mp 40.5 Sublimes Sublimes at 402 Sublimes appreciably at temps above mp" コメント表記の基本形 範囲を to で表記 範囲をハイフンで表記 ( マイナスとは異なる ) 記号付 ( ) 内にリファレンスを記載 後にリファレンスを記載 分解あり ( ) 内にリファレンスを複数記載 ( ) 内に分解を表示 ( ) 内に条件 (?) を記載 凝固であることを表示 凝固であることを表示 純度記載 凝固であることを表示 純度情報記載 昇華昇華昇華 5

64 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 沸点の表記バリエーション : 表記例コメント bp 基本形 (bp at 760 mmhg の意味 (v.13.2 の bp50.7 Abbreviations and Selected Definitions bp ) による ) bp 数字 ( 圧力表記 ) がない場合は 入力シートにも記載せず bp 3-4 範囲をハイフンで表記 ( マイナスとは異なる ) bp5mm Hg 231 単位付き 49.0% methanol = bp 61 純度情報付き 蒸気圧の表記バリエーション: 表記例コメント Vapor press. (20 ): 1420 mm Hg 数値の前に ":" 使用 Vapor pressure at 20 : 2530 mm Hg at 付き温度 Vapor pressure (25 ) 1.56 mm Hg 数値の前はスペース Vapor pressure (25 ) = 0.4 mm Hg 数値の前に "=" 使用 Vapor pressure (mm Hg): (100 ) 0.003; 一連のデータ? (200 ) 1.20; (300 ) 96. "very volatile ", "very volatile liquid" 等を定性的データとして収集するかは要検討である 水溶解度のバリエーション : パターン 表記例 コメント Soly in Soly in water (20 ): 1 g/50 ml 単位は様々だが 表記の water Soly in water (20 ): 40.5% by wt Soly in water (20, 74 mm): 1.75 g/100 g of soln Soly in water 145 mg/l Soly in water at 20 = 6 g/100 ml, at 40 = 5 g/100 ml. Soly in water at 20 : 0.14 g/100 ml; at 40 : 0.12 g/100 ml. Soly in water at 20 : 0.2 g/100 g. Soly in water at 20 : 0.294% Soly in water at 23.5 C (w/w): 0.1%. Soly in water: g/100 ml at 20 Soly in water: mg/l 基本形と思われる 59

65 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 パターン 表記例 コメント 文章的表現のもの 1.2 g dissolves in 1 liter of water at 22.5 One gram dissolves in ~15 ml water One gram dissolves in 2.6 ml water, 15.7 ml boil. water One ml dissolves in about 200 ml water at 25 その他 定性的表現可溶性 混和性 不溶性 難溶性 at 25 (g/100g): water 0.4 Practically insol in water (0.02 g/100 ml) Slightly sol in water (9.5% by vol at 20 ) Solubilities in g/100 ml solvent at 30 : water Sol in ~500 parts water Sol in 2.3 parts water Sol in about 120 parts water Soluble in 11 parts water At parts dissolve in 100 parts water Freely sol in water Sol in warm water Sol in water Very sol in water Very sol in water forming a very strong alkaline soln Misc with water Misc with water and most common organic solvents. Miscible with water Miscible with water with evolution of some heat Almost insol in water Insol in water Practically insol in water Slightly sol in cold water Slightly sol in water Sparingly sol in water Sparingly soluble in water Very slightly sol in water sol soluble, soly solubility( 略語表より ) 水溶解度 Parts 単位の記載があった場合の対応 ( 例 :Sol in about 120 parts water となっていた場合の入力方法 ) 値 / 下限値 :1 を記載 Merck には記載はないが補足 単位 :Sol in about 120 parts water 定性的表現付など parts water? logpow のバリエーション : 表記例 Partition coefficient (1-octanol/water) at 25 : >4100 Log P (olive oil/water) 3.65 コメント オクタノール 水分配係数 として 60

66 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 Log P (n-octanol/water): 3.40 いいのか? 解離定数のバリエーション: "pka" のみとは限らず ("pk":"log of the reciprocal of the dissociation constant" 等々の記載もあるため 注意が必要 表記例コメント pk (1 ) 9.4 pk 3.03, pk2 3.07, pk pk1 (25 ): ~6.05 pka at 25 = 10.0 pkb (25 ): 3.35 pkb

67 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 CRC 本文献は 冊子体及び CD 媒体 ( 要インストール ) であり 最新版は Version 2012(11 月 24 時点 ) 本業務において Version 2012 を調査対象とした (1) 情報収集方法 (a) 情報検索方法 1 Handbook(crchpc.exe) を起動する 2 メニューバー View の Search Form をクリック( ウィンドウ Search Form を表示) する 3 ウィンドウ Search Form の CAS Reg. No. に CAS 番号を入力し Search をクリックする 4 メインウィンドウの Hits TOC からテーブルを選択する (b) PDF 文章の確認方法 5 Handbook(crchpc.exe) を起動する 6 メインウィンドウの Full TOC からテーブルを選択する 7 メニューバー View PDF をクリックする 評価物質 評価物質の物質名称には Name のセルに記載されている名称を記入する ぺージ数等 テーブル名 +(Section 番号 ) のルールで記入する 例えば テーブル番号 1 Physical Constants of Organic Compounds(Section 3) と記入する 但し 分子量シートでは複数のテーブルに記載があるため 例えば テーブル番号 1 であれば Physical Constants of Organic Compounds (Section 3) etc と記入する (2) 記載情報図表 9.4 に情報の記載状況を示す 略語が使用されている場合 PDF の文章 ( メインウィンドウ Full TOC) の List of Abbreviations を参照し修正する 62

68 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 物性値等 記載の有無 記載箇所 分子量 テーブル番号 1,2 融点 テーブル番号 1,2 沸点 蒸気圧 水溶解度 図表 9.4 CRC の情報記載状況 テーブル番号 1,2 テーブル番号 11,14 テーブル番号 3,4,9,10 備考 1,2 の融点で括弧つき値を記入する場合 温度の欄には括弧がない値を入力し 定性的データの欄に括弧つきの値を入力 また 値の横に sp や sub といった略語が付されていた場合 定性データに それぞれ sublimation point や sublimats と入力 なお 他の Section からの値はそのまま数値を入力 1,2 の沸点で括弧つき値を記入する場合 温度の欄には括弧がない値を入力し 定性的データの欄に括弧つきの値を入力する Section 3 の沸点で other bp のセルに記載されている数値は 数値を温度 右肩の数字を圧力 (mmhg) に入力 他の Section からの値はそのまま数値を入力 11 は 蒸気圧 3のシートに また 11,14 は蒸気圧 1 のシートに入力 11 において Note の欄に some values calculated; see text と記載されていた場合は PDF の文章から該当する物質のデータを確認 値に s や e といった記号が付されている場合 s または solid であれば solid e であれば 外挿値 と 温度の欄の定性的データに入力 9,10 において 値の右肩に * がついている場合には 定性データに 1atm と入力 Koc logpow テーブル番号 16 値は全て 25 における値 ヘンリー定数 テーブル番号 9,10 値は全て 25 における値 解離定数 テーブル番号 6,7 分解性蓄積性 下記のテーブルから物質毎に必要な情報を収集する 図表 9.5 調査対象とする物性値等を含むテーブル テーブル番号 Section テーブル名 1 Section 3: Physical Constants of Organic Compounds Physical Constants of Organic Compounds 2 Section 4: Properties of the Physical Constants of Inorganic Compounds 3 Elements and Inorganic Melting, Boiling, Triple, and Critical Point Compounds Temperatures of the Elements 63

69 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 テーブル番号 Section テーブル名 4 Vapor Pressure of the Metallic Elements Equations-Equations 5 Vapor Pressure of the Metallic Elements Equations-Data 6 Section 5: Thermochemistry, Dissociation Constants of Inorganic Acids and Bases 7 Electrochemistry, and Dissociation Constants of Organic Acids and Bases Kinetics Enthalpy of Solution of Electrolytes 9 Aqueous Solubility and Henry's Law Constants of Organic Compounds 10 Aqueous Solubility of Inorganic Compounds at Various Temperatures 11 Section 6: Fluid Properties Vapor Pressure 12 Vapor Pressure of Fluids at Temperatures below 300 K 13 Enthalpy of Vaporization 14 Section 15: Practical Laboratory Solvents and other Liquid Reagents 15 Laboratory Data Flammability of Chemical Substances 16 Section 16: Health and Safety Information Octanol-Water Partition Coefficients (3) エビデンス作成情報収集方法 (a) 情報検索方法の手順に従って 該当物質の情報を検索する エビデンスを作成したいテーブルを選択した状態で メニューバー File Export Table をクリックし データをエクセルへ移し保存する エビデンスが複数あるため 図表 9.5 のようにテーブル番号をつけた 通し番号には テーブル番号を入力する 64

70 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 CCD CCD とは Hawley s CONDENSED CHEMICAL DICTIONARY 15 th ed. を指し CD 媒体の化学物質データベースである 数千の化学物質を網羅しているが 記載情報にあるように物質毎の情報量は限られている (1) 情報収集方法 1 CD から PC へ CCD をインストールする インストールの手順は CCD のインストールアプリケーションの指示に従う 2 インストールした CCD アプリケーションを起動する 3 HOME または SEARCH をクリックして切替わった画面から By CAS Registry Number を選択する 4 情報を収集する化学物質の CAS 番号 ( ハイフン付 ) を入力し [GO] ボタンを押す 5 化学物質名が表示されるので 該当する物質名の部分をクリックし 表示される化学物質の情報から入力シートへそれぞれの情報を入力していく 物性情報は Properties に記載されているが項目分けされていない 記載順にも統一性がないため必要な情報を抜き出して収集する 物質名称 は情報のヘッドラインに記載されている名称を収集する 別名などは収集しない (2) 記載情報図表 9.6 に情報の記載状況を示す 図表 9.6 CCD の情報記載状況 物性値等 記載の有無 記載箇所 備考 分子量 Properties 常温での状態あり 融点 Properties mp( またはfp) は C と表記 沸点 Properties bp は C と表記 断りのない限り 760 mmhg での値 蒸気圧 Properties vap pressure 水溶解度 Properties 定性的データのみ Koc logpow ヘンリー定数解離定数分解性 蓄積性 65

71 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 HSDB HSDB(Hazardous Substances Data Bank) とは 米国立医学図書館 毒物情報ネットワークが運営する化学物質の毒物情報を中心に収集したデータベースである HSDB のインターネットサイトには 5000 余の化学物質について情報が掲載されており 誰でも自由に閲覧できる (HSDB のホームページから抜粋 ) (1) 情報収集方法 HSDB のホームページ ( にて目的の化学物質の CAS 番号 ( ハイフンあり ) を入力し 各物性値等情報を収集する (2) 記載情報図表 9.7 に情報の記載状況を示す 図表 9.7 HSDB の情報記載状況 記載の物性値等記載箇所備考有無分子量 CHEMICAL/PHYSICAL PROPERTIES 融点 CHEMICAL/PHYSICAL 表記は Melting point, Melt P, MP, PROPERTIES mp など 単位は など 沸点 CHEMICAL/PHYSICAL 単位は など PROPERTIES 蒸気圧 ATMOSPHERIC FATE 表記は Vapor pressure, VP, vp など 単位は mmhg kpa Pa など 水溶解度 CHEMICAL/PHYSICAL 単位は mg/l g/l g/100 ml parts PROPERTIES water など Koc SOIL ADSORPTION/MOBILITY 表記は KOC または logkoc logpow CHEMICAL/PHYSICAL 表記は logkow PROPERTIES ヘンリー定数 CHEMICAL/PHYSICAL 単位は atm m 3 /mol PROPERTIES 解離定数 CHEMICAL/PHYSICAL 表記は pka pkb K など PROPERTIES 分解性 ENVIRONMENTAL BIODEGRADATION 蓄積性 (3) エビデンス作成方法情報収集方法に示したURLにて HSDB のホームページから化学物質の情報を入手し テキスト形式のファイルにて保存する 66

72 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 IUPAC IUPAC (International Union for Pure and Applied Chemistry) によって提供されているオンラインで利用できる溶解度のデータベース (1) 情報収集方法 1 IUPAC-NIST Solubility Database, Version にアクセスする 2 Search Menu をクリックする 3 Two CAS Registry Numbers をクリックする 4 1. Enter the first registry number] に CAS 番号を入力する 5 2. Enter the second registry number に を入力する 6 Submit をクリックする 7 System をクリックする 調査対象物質と水だけの系でチェックボックス Evaluated? にチェックが入っているものをクリックする Evaluated? にチェックが入っているものがない場合は それ以外から収集する 9 20 (293K または K) での溶解度のみを収集する ( ア ) 20 での値がない場合は 25 (29K または 29.15K) での溶解度のみを収集する ( イ ) 25 での値もない場合は記載されている全ての溶解度を収集する 水溶解度 一つのセル内に複数の値等がまとめて入れられている場合 Reference と Solubility の値を記載されている順番通りに一対一対応と考えて入力する (Reference に 12,13 Solubility に 2.0,2.1 と書かれている場合 2.0 に対して 12 番の文献 2.1 に対して 13 番の文献を対応させる ) 値に * や # が付されているものは その内容が文中に書かれている ( 例えば Values obtained by the evaluator by graphical interpolation or extrapolation from the data sheets are indicated by an asterisk (*) and (#) respectively.) この場合* が付されている値には 値の種類 で [ 内挿 ( 補間 )] を # が付されている [ 外挿 ( 補外 )] を選択する ただし In the Tables which follow, values obtained by the Evaluator by graphical interpolation or extrapolation of the original measurements given in the Data Sheets are indicated by an asterisk (*). など [ 内挿 ( 補間 )] か [ 外挿 ( 補外 )] か不明な場合がある その場合は 値の種類 で other: を選択し graphical interpolation or extrapolation と入力する

73 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 補足 Introduction: A note on nomenclature の 3 によると 10 2 Mass Fraction w1=wt% =g/100 g sln であるので 単位の分母は水ではなく溶液の重量である 表中に Sol.Power という列が存在する場合がある Sol.Power に関する記述は Intoroduction にも見られず 何を表しているのか不明ではあるが 他の情報源の値と比較すると 10-m の m を指していると考えると辻褄が合う そのため この列が存在する場合 Solubility の列に記載されている値に 10-m を乗じたものを溶解度として入力した ただし Sol.Power と同時に Solx10(**) という列が存在するケースもあり References に挙げられている元の文献に記載されている数値と比較したところ Solx10(**) の値を n とすると Solubility の値に 10n を乗じたものと元の文献の値が一致した 従って Solx10(**) の値が存在する場合は Solubility の値に 10n を乗じたものを溶解度として入力した ( 入力例 1) Table 7. Reported solubility of cis-1,3-dichloro-1-propene (1) in water (2) T/K Reference Sol. Power Solubility Solx10(**) Sol. Note x 1 Power x w w w この場合 K の時の溶解度は を入力 Evaluated にチェックが入っていないものに関して 文献 には Original Measurements に記載されているものを入力する 試験物質 は Components と Source and Purity of Materials から収集する Mutual solubility として一つの表にまとめられている場合は Water-rich phase のものを収集する 6

74 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 ( 入力例 2) Table 2. Tentative Values of the Solubility of Hexane (1) in Water (2) T/K Reference Sol. Power Solubility Best Sol. Power Best Solubility Best Sol. Note x 1 Power x 1 x 1 Note g(1)/100g 3 g(1)/100g a a sln sln 1.4, ± , 3 3 g(1)/100g 3 g(1)/100g a a sln sln ページ数等 :Table 2. Tentative Values of the Solubility of Hexane (1) in Water (2) 水溶解度 ( 値 ):1.4, 1.03 水溶解度 ( 単位 ): other: を選択し g(1)/100g sln と入力 文献 :1.4 には 27 番の文献を 1.03 には 3 番の文献をページ下部の References から選び入力 ( 入力例 2) Table 1. Recommended Solubility of Dichloromethane (1) in Water (2) t/ C T/K 10 2 * Mass Fraction w * Mole Fraction x ページ数等 :Table 1. Recommended Solubility of Dichloromethane (1) in Water (2) 水溶解度 ( 値 ):1.722 水溶解度 ( 単位 ): other: を選択し 10 2 * Mass Fraction w1 と入力 文献 :References の一覧はページ下部にあるが 表中に番号が書かれておらず対応が不明なため-とした 69

75 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 (2) 記載情報 図表 9. IUPAC の情報記載状況 物性値等 記載の有無 分子量 融点 沸点 蒸気圧 溶解度 Web ページ 有機炭素補正 土壌吸着係数 オクタノール 水分配係数 ヘンリー定数 酸解離定数 分解性 蓄積性 記載箇所 備考 (3) エビデンス作成方法調査したページの先頭 (Solubility System:) から末尾 ( 多くの場合 References の最後の項目末尾 ) までをコピーし Word に貼り付けて保存 (4) 特異な事例 1. Ref 番号の欠番表の Ref 番号と対応付けることができないので 文献には Ref 番号をそのまま入力し 記載に 1~9 までをそのまま貼り付け 備考に対応不明なので番号のままという旨を入力した References: (Click a link to see its experimental data associated with the reference) 1 Evert, M., Bull. Soc. Chim. Belg. 46, 90 (1937). 2 Schneider, G., Z Phys. Chem. (Munich) 41, 327 (1964). 4 Moolel, M.; Schneider, H., Z Phys. Chem. (Munich) 74, 237 (1971). 5 Benter, G.; Schneider, H., Ber. Bunsen-Ges. Phys. Chem. 77, 997 (1973). 6 Pavlova, O.P.; Gaile, A.A.; Proskuryakov, V.A.; Li, I.F., Zh. Fiz. Khim. 49, 274 (1975). 7 Vuks, M.F.; Kulikova, E.P.; Shurupova, L.V., Molecular Physic and Biophysic aqua-systems (in Russian), Leningrad (4), 65 (1979). Szydlowski, J.; Szykula, M., Fluid Phase Equilib. 154, 79 (1999). 9 Francis, A.W., Critical Solution Temperature, Washington, Adv. Chem. Ser. 31 (1961). 70

76 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 2. Ref 番号不一致表中には 1,2,3,5 が使われており References には 1,2,3,4 しかない 5 が欠落しているのか 表の番号のふり間違いなのか分からないので これも番号のままとした Table 2. Recommended (R) and Tentative Value of the Solubility of 1, 2, 4-Trimetylbenzene (1) in Water (2) T/K Reference Sol. Power Solubility Best Sol. Power Best Solubility Best Sol. Note x 1 Power x 1 x 1 Note g(1)/100g sln g(1)/100g sln a 6 7. a 29 1, 2, 3, , 5.90, 5.19, 5.65 g(1)/100g sln ± 0.3 (R) g(1)/100g sln a 6.4 (R) a g(1)/100g sln g(1)/100g sln a a g(1)/100g sln g(1)/100g sln a 6 10 a - PreparedBy.htm - Method.htmhttp://srdata.nist.gov/solubility/intro.aspx - Source.htmhttp://srdata.nist.gov/solubility/intro.aspx - Errors.htmhttp://srdata.nist.gov/solubility/intro.aspx - ExperimentalValues.htmReferences: (Click a link to see its experimental data associated with the reference) 1 McAuliffe, C., J. Phys. Chem. 1966, 70, Sutton, C.; Calder, J.A., J. Chem. Eng. Data 1975, 20, Price, L.C., Am. Assoc. Petrol. Geol. Bull. 1976, 60, Krzyzanowska, T.; Szeliga, J., Nafta (Katowice) 197, 12,

77 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 3. 異なる文献を参照しているはずがすべて同じ文献になっている Evaluated? にチェックが入っていないページを見れば間違っていることが分かる (2 と 3 は別文献 ) が そのまま収集 この場合 K の文献は Wright, D.A.; Sandler, S.I.; De Voll, D., Environ. Sci. Technol. 1992, 26, Table 6. Reported solubility of 1,3-dichloro-1-propene (1) in water (2) T/K Reference Sol. Power Solubility Sol. Note x 1 Power x w w w w w PreparedBy.htmhttp://srdata.nist.gov/solubility/intro.aspx - Method.htmhttp://srdata.nist.gov/solubility/intro.aspx - Source.htmhttp://srdata.nist.gov/solubility/intro.aspx - Errors.htmhttp://srdata.nist.gov/solubility/intro.aspx - ExperimentalValues.htmReferences: (Click a link to see its experimental data associated with the reference) 1 Chitwood, B.G., Adv. in Chem. Ser., Am. Chem. Soc., 1952, 7, Chitwood, B.G., Adv. in Chem. Ser., Am. Chem. Soc., 1952, 7, Chitwood, B.G., Adv. in Chem. Ser., Am. Chem. Soc., 1952, 7, 温度が 0 未満で降順 0 以上で昇順になっているものがある そのまま収集した - Glossary.htm Solubility of (NH 4 ) 2 HPO 4 in water 10 2 * 10 2 * t/ C Chemical 1 Mass Fraction Mole Fraction 1 m 1 [mol/kg] (a) Chemical 2 Mass Fraction Solid Phase(s) (b) w 1 w 2 (a) -0.6 (NH4)2HPO H2O 97 A -1.2 (NH4)2HPO H2O 94 A 72

78 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 Solubility of (NH 4 ) 2 HPO 4 in water 10 2 * 10 2 * t/ C Chemical 1 Mass Fraction Mole Fraction 1 m 1 [mol/kg] (a) Chemical 2 Mass Fraction Solid Phase(s) (b) w 1 w 2 (a) -1.6 (NH4)2HPO H2O 91 A -2.2 (NH4)2HPO H2O A -2. (NH4)2HPO H2O 5 A -3.6 (NH4)2HPO H2O 1 A -4.2 (NH4)2HPO H2O 7.4 A -4. (NH4)2HPO H2O 76 A -6.1 (NH4)2HPO H2O 72 A -6.5 (NH4)2HPO H2O 70.4 A + B -7.0 (NH4)2HPO H2O 69.6 A (c) -7. (NH4)2HPO H2O 6.0 A (c) -.2 (NH4)2HPO H2O 67.0 A (c) -9.0 (NH4)2HPO H2O 65.6 A (c) -9.5 (NH4)2HPO H2O 65.0 A + C (c) 0.0 (NH4)2HPO H2O 63.6 C (c) 0.0 (NH4)2HPO H2O 69.6 B 4.0 (NH4)2HPO H2O 6.0 B.4 (NH4)2HPO H2O 66.0 B 10.6 (NH4)2HPO H2O 64. B 12.2 (NH4)2HPO H2O 64.0 B 15. (NH4)2HPO H2O 61.6 B 16.5 (NH4)2HPO H2O 61.0 B 26.0 (NH4)2HPO H2O 59.6 B 73

79 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 (5) 記号 用語 (Introduction: A note on nomenclature より ) 1. Mole fraction of substance 1, x1 or x(1) (condensed phases), y1 (gases): where ns is the amount of substance of s, and c is the number of distinct substances present (often the number of thermodynamic components in the system). Mole percent of substance 1 is 100x1. 3. Mass fraction of substance 1, w1 or w(1): where gs is the mass of substance s. Mass percent of substance 1 is 100 w1. The equivalent terms weight fraction, weight percent and g (1)/100g solution are no longer used. 4. Molality of solute 1 in a solvent 2, m1: SI base units: mol kg 1. Here, M2 is the molar mass of the solvent. 74

80 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 Mackay (1) 情報収集方法書籍 HANDBOOK OF Physical-Chemical Properties andenvironmental Fate fororganic Chemicals をスキャンしPDF 化した後 調査物質の CAS 番号で検索し 該当する物質のデータを入手する 尚 調査対象物質の CAS 番号は 各情報源インベントリファイルより検索する <Mackay のデータ構成 > Mackay は一つの物質について項目毎に データ例のような形式で情報が記載されている ( データ例 ) Vapor Pressure (Pa at 25 C or as indicated and reported temperature dependence equations. Additional data at other temperatures designated * are compiled at the end of this section): 1.64* 2 (20 C, effusion, measured range C 3 Swan & Mack ) log (P/mmHg) = 29.20/(T/K) log (T/K) ; measured temp range C (effusion, Swan & Mack 1925) 5 Octanol/Water Partition Coefficient, log KOW at 25 C or as indicated: (calculated-fragment const 3., Rekker ) 3.37, 3.01, (Leo et al ) Sorption Partition Coefficient, log KOC at 25 C or as indicated: ; 4.43; (Speyer soils: ph 7.0, 0.69% OC; ph 5., 2.24% OC; ph 7.1, 1.12% OC at mm, batch equilibrium-sorption isotherm, 3 Rippen et al ) データ例内 1~5 の説明は 以下の通り 1 沸点 融点 蒸気圧等の項目と () 内には 温度 単位 Table データの有無等 以降データに関して共通する説明書きが記載されている 項目や物質によっては () 内の情報が記載されていいないケースもある 2 値が記載されている 値の横に * がついている場合には TABLE データから温度を確認する ( 蒸気圧の例参照 ) 75

81 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 3 2の値に関する情報が簡潔に書かれている ( 温度 値の種類 方法 p H 等が主に記載されている )LogKoc の例のように () 内で各種のカンマ ; :, を使い分けされている場合がある カンマの区切り位置と () 内の内容から どこまでが どの値の説明にかかるのかを解読する必要がある また LogKow の例のように 値によっては 文献情報のみの場合もある 4 2の値に関する文献の著者名と年号が記載されている 5 2の値に関する計算式が記載されていることがある ( 蒸気圧の例参照 ) 入力作業時の注意事項 (1) 評価物質 の入力に関して Chapter 番号のすぐ横に太字で記載されている物質名を入力する CommonName SynonymName ChemicalName は入力不要 (2) 温度 の入力に関して 1の様な 説明書きがある場合や3の部分に温度が記載されている場合には それぞれの温度を記載する 但し 蒸気圧の例の2のように * がついている場合には TABLE データから温度を確認 入力する この時 TABLE データの温度と3の中の温度が違っていた場合には 3の温度を入力しておき [ 備考 ] に [TABLEには温度 蒸気圧 Pa と記載されている ] と注意書きを入力しておく (3) 値の種類 の入力に関して 3の内容から 値の種類 に関すること ( 例えば calculated exptl. selected recommended quoted interpolated extrapolated estimated 等 ) が記載されていれば 値の種類 に入力する calculated であれば [estimated by calculation] exptl. であれば [experimental result] を それぞれ選択し 詳細 へ3を入力する それら以外は [other:] を選択し その他 へ3を入力する (4) 方法 の入力に関して 3の内容から 方法 に関すること ( 例えば HPLC GC method Shake flask measured range 等 ) が記載されていれば 方法 に入力する Mackay の場合 ISO や OECD といった詳細な方法を記載されている情報はないので プルダウンメニューでは 全て [other:] を選択し その他 へ3を入力する 76

82 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 (5) 記載 の入力に関して記載しておいたほうがいいと思う情報 例えば 5のような計算式や LogKoc の例の3のように解読が煩雑な場合等は 1 レコードをそのまま (2の部分から) 貼り付けておく その他 データ内容に不安がある場合等は その部分をまとめて入力しておく (6) 備考 の入力に関して値の横に * がついている場合には [ 備考 ] に [TABLE 参照 ] と入力しておく (7) 試験物質 GLP 信頼性 の入力に関して Mackay では この項目に該当する情報は記載されていないので 全て [-] を入力する (2) 記載情報図表 9.9 に情報の記載状況を示す 図表 9.9 PhysProp の情報記載状況 物性値等分子量融点沸点蒸気圧水溶解度 Koc logpow ヘンリー定数解離定数分解性蓄積性 記載の有無 記載箇所 備考 計算式が記載されていることあり Table データが記載されていることあり 計算式が記載されていることあり Table データが記載されていることあり logkoc としての値が記載されている Table データが記載されていることあり LogKow としての値が記載されている Table データが記載されていることあり 計算式が記載されていることもある Table データが記載されていることあり Pka の他 Pk PKBH+ Pks として記載されていることあり 化審法上認められた試験法に該当する情報はない 化審法上認められた試験法に該当する情報はない 77

83 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 Physprop The Physical Properties Database(PHYSPROP) は Web で利用可能なデータベース ( 約 25,000 物質の物性値等を収載 ) (1) 情報収集方法 Interactive PhysProp Database Demo の CAS Number# に CAS 番号を入力し Submit CAS をクリックする (2) 記載情報図表 9.10 に情報の記載状況を示す 各物性値等の値は範囲 標準偏差による記載はない 図表 9.10 PhysProp の情報記載状況 物性値等 記載の有無 記載箇所 備考 分子量 Mol Weight 分子式の記載あり 融点 Melting Pt 単位は deg C 沸点 Boiling Pt 単位は deg C 蒸気圧 Vapor Pressure 値 [mmhg] 測定温度[deg C] 値の種 類 (Type: EXP, EST, EXT) 及び文献の記載あり 水溶解度 Water Solubility 値 [mg/l] 測定温度[deg C] 値の種 類 (Type: EXP, EST, EXT) 及び文献の記載あり Koc logpow log P (octanol-water) 値 値の種類 (Type: EXP, EST, EXT) 及び文献の記載あり ヘンリー定数 Henry s Law Constant 値 [atm-m 3 /mole] 測定温度[deg C] 値の種類 (Type: EXP, EST, EXT) 及 び文献の記載あり 解離定数 pka Dissociation Constant 値 測定温度 [deg C] 値の種類(Type: EXP, EST, EXT) 及び文献の記載あ り 分解性 蓄積性 (3) エビデンス作成方法 htm 形式でファイルを保存し エビデンスとする 7

84 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 Lange 冊子体のみ CAS 索引なし 約 6,000 物質を記載 CAS が記載されておらず また一つの物質に対し 複数の名称で記載されているため注意が必要 ( 例 : エチレンオキサイドは Ethylene Oxide Dimethylene Oxide 1,2-Epoxyethane Oxirane ) 物質名称の命名法は IUPAC に限らず 慣用名等で掲載されている場合もある (1) 情報収集方法 Lange に掲載されている Table を収集対象とする Table 2.40 に 沸点と共に複数の名称及び構造式が掲載されているため 最初は当該 Table にて調査し Lange に掲載されうる物質名称を把握する その後 その名称をもとに他文献にて調査対象物質と合致するかを確認のうえ 他 Table を調査することとする Section 1 が無機化合物 Section 2 が有機化合物の情報という構成にはなっているが 実際は Section 2 にも無機化合物の情報が紛れているため注意が必要 蒸気圧の情報は ほとんどが Antoine の形式 ( シート : 蒸気圧 2 に該当) で掲載されているが 一部蒸気圧に対する温度の形式 ( シート : 蒸気圧 3 に該当) で掲載されている場合がある 溶解度の情報には 定性的な情報も併せて記載されている しかし 記載方法が略語であるため Table 先頭の定義を確認すること 例 )misc:solubele in all proportion v sl s:very slightly soluble 等なお Lange には溶解エンタルピーの情報が記載されているため 仕様にはないが 併せて収集することとする (2) 記載情報 図表 9.11 Lange の情報記載状況 物性値等分子量融点沸点蒸気圧水溶解度 記載の有無 記載箇所 TABLE 1.3, TABLE 1.4, TABLE 2.20, TABLE 2.26, TABLE 4.62 TABLE 1.3, TABLE 1.6, TABLE 2.17, TABLE 2.20, TABLE 2.37 TABLE 1.3, TABLE 1.6, TABLE 2.20, TABLE 2.22, TABLE 2.37, TABLE 2.3, TABLE 2.40, TABLE 4.27 TABLE 1.45, TABLE 1.46, TABLE 2.36 TABLE 1.3, TABLE 1.6, TABLE 1.72, TABLE 2.20 備考 79

85 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 物性値等 記載の有無 記載箇所 Koc logpow ヘンリー定数 解離定数 TABLE 1.69, TABLE 2.73 分解性 蓄積性 備考 (3) エビデンス作成方法当該ページの PDF ファイルに 情報が記載されている箇所を枠で囲む等の目印をつけてエビデンスとする 情報が複数ページに渡る場合 Acrobat 等を用いて結合し 一つのファイルとする 0

86 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 USHPV チャレンジプログラム (1) 情報収集方法 1) HPV Chemical Hazard Characterizations の評価書リストにあるもののみを収集する 2) 各評価書にはバックデータのサイトがあり リストの View Chemical Data にリンクされている リンク先ページの Chemical Information または Endpoint Information で 物性データや毒性データの endpoint data を閲覧することができる 評価書記載の物性値に該当する endpoint data があれば評価書データを補足する endpoint data の取扱いについて endpoint data はその物質を評価するため スポンサーが収集したデータである 評価書作成に伴って更新された形跡はない 評価書作成時に新たに追加 採用された試験データ等が endpoint data に反映されていないことがある endpoint data から補足する場合の条件 : 評価書から endpoint data を一意に決定できる場合 ( 少なくとも値と文献が一致するものが一つだけ存在 ) まず評価書からデータを収集 endpoint data のデータを収集 備考に 及び 以外は endpoint data から収集 と記載する 評価書から endpoint data を一意に決定できない場合 ( 値等が一致するものが複数存在又は一致するものがない ) まず評価書のデータのみを収集 備考に 該当する endpoint data なし と記載する 土壌吸着係数, ヘンリー定数, 酸解離定数には endpoint data はない 3) 評価書中の物性値データは Physical-Chemical Properties や Environmental Fate Characteristics 等として表にまとめられていることが多い 4) 信頼性 "Valid " を読み替えて入力 5) 優先評価物質の調査は 2011//24 現在のリストを使用した 6) 分解性判定 readily biodegradable 良分解性 not readily biodegradable 難分解性 1

87 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 (2) 記載情報 図表 9.12 US/HPV の情報記載状況 物性値等 記載の有無 記載箇所 備考 分子量 融点 沸点 蒸気圧 水溶解度 Koc LogKoc として記載あり logpow ヘンリー定数 解離定数 分解性 蓄積性 (3) エビデンス作成方法評価書リストの CAS 番号のリンク先から PDF ファイルをダウンロードしてファイル名を変更する (endpoint data のエビデンスは作成しない ) 2

88 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 Japan チャレンジプログラム化学物質の安全性情報の収集をし その情報について広く国民に発信することを目的としたプログラム 化学物質より リスクを勘案 / 優先度を確定し 優先度の高い物質から情報収集が進められる 有機低分子化合物を中心に 国内年間製造 輸入量が10 00トン以上である物質 ( 約 700 物質 ) を 優先情報収集対象物質 として選定 国と 産業界が連携しながらとり進められる ( 加速度的に情報収集を行うため ) また 海外における同様の取組とも協調しながら進められている (1) 情報収集方法 Web ( より対象物質のデータベース有無の確認し 対象物質一覧より CAS 番号のリンクをクリックする (2) 記載情報図表 9.13 に情報の記載状況を示す 図表 9.13 PhysProp の情報記載状況 物性値等 記載の有無 記載箇所 備考 分子量 融点 2.1 融点 沸点 2.2 沸点 蒸気圧 2.4 蒸気圧 水溶解度 水溶解性 ( 解離定数を含む ) Koc 分配 本項目に記載されていない場合 他の 項目に記載されている場合があるた め koc 吸着 sorption で検索 logpow 2.5 分配係数 (log Kow) ヘンリー定数 分配, 2.13 その他の物理 本項目に記載されていない場合 他の 化学的性状に関する情報 項目に記載されている場合があるため 検索ワード ヘンリー Henry で検索 解離定数 水溶解性 ( 解離定数を含む ) 分解性 3.4 好気性生分解性 蓄積性 3.6 生物濃縮性 2) 分子量 の入力 - 分子量 の 常温での状態 の入力情報源中 1. 一般情報 に複数の状態が記載されている場合は [ 固体 / 液体 ] 等 1レコードに入力 3

89 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 NEDO NITE 初期リスク評価書 NEDO プロ初期リスク評価書 とは 一般財団法人化学物質評価研究機構 (Chemicals Evaluation and Research Institute; CERI) と独立行政法人製品評価技術基盤機構 (National Insutitute of Technology and Evaluation; NITE) が作成した NEDO プロ初期リスク評価書 を指し 文献調査等から得られた化学物質安全性情報を基に作成され NITE がインターネット上で運営する化学物質総合情報提供システム (Chemical Risk Information Platform;CHRIP) にて自由に閲覧することができる (NITE のホームページから抜粋 ) (1) 情報収集方法 1) にアクセスする 2) 免責事項に同意した上で CHRIP を利用する をクリックする 3) 個別リスト一覧表示 をクリックする 4) 各国有害性評価対象物質の 化学物質有害性評価書 / 初期リスク評価書 をクリックする 5) 初期リスク評価書 PDF の をクリックする (2) 記載情報図表 9.14 に情報の記載状況を示す 図表 9.14 NEDO プロ初期リスク評価書の情報記載状況 物性値等 記載の有無 記載箇所 分子量 3. 物理化学的性状 融点 3. 物理化学的性状 沸点 3. 物理化学的性状 蒸気圧 3. 物理化学的性状 水溶解度 3. 物理化学的性状 Koc 3. 物理化学的性状 logpow 3. 物理化学的性状 ヘンリー定数 3. 物理化学的性状 解離定数 3. 物理化学的性状 分解性 5. 環境中運命 生分解性 蓄積性 5. 環境中運命 生物濃縮性 備考 < 情報源ならびに物性情報に関する注意 > 沸点 に関して 化学物質の初期リスク評価書作成マニュアル Ver. 2.0 p.1 に 原則として Pa (1 気圧 ) における値を記載する Pa 以外の値については 測定時の圧力を Pa 単位で括弧内に記載する という記述があるので 圧力が記載されていない値を入力する際は 圧力の項目には Pa を入力する データなし 及びその他の入力項目にない情報が書かれている場合は[other: ] を選択し記載されている通りに入力する 例 : 吸脱着性 : データなし ( 水との反応性が高いため ) 4

90 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 なし とだけ書かれている場合は other: を選択し なし と入力 例 : 沸点 : なし ( データなし と なし を区別して使っているため) 複数項目が用意されており その一部が データなし の場合は あり にして所定の位置または定性的データ等 または記載に入力 例 : 解離定数 :pka 1 = 9.45 (25 ) pka 2 = データなし データの後に書かれている文献がリストにない場合がある ( 発表年の不一致等 ) ので その場合はデータの後の文献名をそのまま入力し リストにない旨を備考に入力 化学物質の初期リスク評価書作成マニュアル Ver. 2.0 p.1 には次のように書かれている ( 必要な部分のみ抜粋 ) 1) 物理化学的性状の各性状には 各々の出典とともに記載する 数値を記載しない場合は 解離基なし データなし のように箇条書きとし また末尾に句点 を付けない 2) 物理化学的性状は 測定値 を優先して採用する 推定値 を採用する場合には ( 推定 値 ) と明記する * 数値不明の場合 データなし と記載 文献なし ではない 3) 性状に関する事項外観 : 原則として色 状態 ( 気体 液体 固体 ) を記載する 融点 : 融点が不明でも 凝固点が分かる場合にはその旨断って凝固点を記載する 沸点 : 原則として Pa (1 気圧 ) における値を記載する Pa 以外の値については 測定時の圧力を Pa 単位で括弧内に記載する 昇華点がある場合にはその旨注記して括弧内に記載する ( 例 ) 沸点 : 200 ( 昇華点 : 135 ) 蒸気圧 : 常温 (20 または 25 ) のデータを Pa 単位で書く 他の条件での測定データが得られている場合 常温のデータを含み3つまで温度条件と共に記載する ( 注 ) 異なる単位の蒸気圧を引用する場合には 1 mmhg= Pa 1 atm= Pa として Pa 単位に換算して記載する 分配係数 : オクタノール / 水分配係数の対数値 (log Kow) を記載する 測定値を先に表し 推定値も併記する 測定値がない場合には推定値のみを記載する 解離定数 : pka pkb を記載する 温度が分かれば括弧書きで記載する 解離基がない場合には 解離基なし と記載する 吸脱着性 : 土壌吸着係数 Koc を記載する 溶解性 : 最初に水に対する溶解度を記載する ( 測定温度を必ず記入 ) 次に 有機溶媒に対する溶解度 ( 代表的な 3~4 種類 ) を記載する 金属またはその化合物の場合には 酸 アルカリに対する溶解度を記載する 単位は原則として g/l mg/l とす 5

91 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 る 具体的な数値が不明な場合には 混和 易溶 可溶 難溶 微溶 不溶 と記載する注 ) 出典を記載する ヘンリー定数 : べき乗で記載する 単位は Pa m 3 /mol とし 便宜上 atm m 3 /mol の単位の値も括弧内に記載する 上記に基づき 以下の入力方針とする 測定値または実測値と書かれていれば experimental result を選択した 計算値と書かれている場合 estimated by calculation を選択した 推定値と書かれている場合 other: を選択し 推定値と入力した 分解性 化学物質審査規制法に基づく~ と書かれていれば 007: 当該項目のデータの有無 で あり を選択し 方法 は[ 化審法 TG] を選択する 活性汚泥濃度 mg/l などと記載されている場合 微生物源で activated sludge を選択 蓄積性 化学物質審査規制法に基づく~ と書かれていれば 007: 当該項目のデータの有無 で [ あり ] を選択し 方法 は [ 化審法 TG] を選択する 濃縮倍率はそれぞれ 1.3~4.6 及び 1.6 未満 ~24 であり のように濃縮倍率としか書かれていなければ other: を選択し 濃縮倍率と入力した 濃縮性がない または低いと判定されている は低濃縮性とした 高濃縮性ではないと判定されている は other: を選択し 高濃縮性でないと入力した 6

92 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 NITE CERI 有害性評価書 有害性評価書 とは 一般財団法人化学物質評価研究機構(Chemicals Evaluation and Research Institute; CERI) と独立行政法人製品評価技術基盤機構 (National Insutitute of Technology and Evaluation; NITE) が作成した 化学物質有害性評価書 を指し 文献調査等から得られた化学物質安全性情報を基に作成され NITE がインターネット上で運営する化学物質総合情報提供システム (Chemical Risk Information Platform;CHRIP) にて自由に閲覧することができる (1) 情報収集方法 1) インターネットからNITE の化学物質総合情報提供システム 21 のページを開く 2) 免責事項に同意した上で CHRIP を利用する をクリックする 3) 個別リスト一覧表示 をクリックする 4) 各国有害性評価対象物質の 化学物質有害性評価書 / 初期リスク評価書 をクリックする 5) 有害性評価書 PDF の をクリックする NEDO プロ初期リスク評価書が存在する物質のレコードは 007: 当該データの有無 を [other:] とし NEDO プロ初期リスク評価書として収集 と入力する (2) 記載情報図表 9.15 に情報の記載状況を示す 図表 9.15 有害性評価書の情報記載状況 物性値等 記載の有無 記載箇所 分子量 3. 物理化学的性状 融点 3. 物理化学的性状 沸点 3. 物理化学的性状 蒸気圧 3. 物理化学的性状 水溶解度 3. 物理化学的性状 Koc 3. 物理化学的性状 logpow 3. 物理化学的性状 ヘンリー定数 3. 物理化学的性状 解離定数 3. 物理化学的性状 分解性 5. 環境中運命 水中での安定性 生 分解性 蓄積性 5. 環境中運命 生物濃縮性 備考 < 情報源ならびに物性情報に関する注意 > 沸点 に関して 化学物質の初期リスク評価書作成マニュアル Ver. 2.0 p.1 に 原則として

93 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 Pa (1 気圧 ) における値を記載する Pa 以外の値については 測定時の圧力を Pa 単位で括弧内に記載する という記述があるので 圧力が記載されていない値を入力する際は 圧力の項目には Pa を入力する データなし 及びその他の入力項目にない情報が書かれている場合は[other: ] を選択し記載されている通りに入力する 例 : 吸脱着性 : データなし ( 水との反応性が高いため ) なし とだけ書かれている場合は other: を選択し なし と入力 例 : 沸点 : なし ( データなし と なし を区別して使っているため) 複数項目が用意されており その一部が データなし の場合は あり にして所定の位置または定性的データ等 または記載に入力 解離定数 :pka 1 = 9.45 (25 ) pka 2 = データなしデータの後に書かれている文献がリストにない場合がある ( 発表年の不一致等 ) ので その場合はデータの後の文献名をそのまま入力し リストにない旨を備考に入力 化学物質の初期リスク評価書作成マニュアル Ver. 2.0 p.1 には次のように書かれている ( 必要な部分のみ抜粋 ) 1) 物理化学的性状の各性状には 各々の出典とともに記載する 数値を記載しない場合は 解離基なし データなし のように箇条書きとし また末尾に句点 を付けない 2) 物理化学的性状は 測定値 を優先して採用する 推定値 を採用する場合には ( 推定 値 ) と明記する * 数値不明の場合 データなし と記載 文献なし ではない 3) 性状に関する事項外観 : 原則として色 状態 ( 気体 液体 固体 ) を記載する 融点 : 融点が不明でも 凝固点が分かる場合にはその旨断って凝固点を記載する 沸点 : 原則として Pa (1 気圧 ) における値を記載する Pa 以外の値については 測定時の圧力を Pa 単位で括弧内に記載する 昇華点がある場合にはその旨注記して括弧内に記載する ( 例 ) 沸点 : 200 ( 昇華点 : 135 ) 蒸気圧 : 常温 (20 または 25 ) のデータを Pa 単位で書く 他の条件での測定データが得られている場合 常温のデータを含み3つまで温度条件と共に記載する ( 注 ) 異なる単位の蒸気圧を引用する場合には 1 mmhg= Pa 1 atm= Pa として Pa 単位に換算して記載する 分配係数 : オクタノール / 水分配係数の対数値 (log Kow) を記載する 測定値を先に表し 推定値も併記する 測定値がない場合には推定値のみを記載する 解離定数 : pka pkb を記載する 温度が分かれば括弧書きで記載する 解離基がない場

94 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 合には 解離基なし と記載する 吸脱着性 : 土壌吸着係数 Koc を記載する 溶解性 : 最初に水に対する溶解度を記載する ( 測定温度を必ず記入 ) 次に 有機溶媒に対する溶解度 ( 代表的な 3~4 種類 ) を記載する 金属またはその化合物の場合には 酸 アルカリに対する溶解度を記載する 単位は原則として g/l mg/l とする 具体的な数値が不明な場合には 混和 易溶 可溶 難溶 微溶 不溶 と記載する注 ) 出典を記載する ヘンリー定数 : べき乗で記載する 単位は Pa m 3 /mol とし 便宜上 atm m 3 /mol の単位の値も括弧内に記載する 上記に基づき 以下の入力方針とする 測定値または実測値と書かれていれば experimental result を選択した 計算値と書かれている場合 estimated by calculation を選択した 推定値と書かれている場合 other: を選択し 推定値と入力した 分解性 化学物質審査規制法に基づく~ と書かれていれば 007: 当該項目のデータの有無 で あり を選択し 方法 は[ 化審法 TG] を選択する 活性汚泥濃度 mg/l などと記載されている場合 微生物源で activated sludge を選択 蓄積性 化学物質審査規制法に基づく~ と書かれていれば 007: 当該項目のデータの有無 で [ あり ] を選択し 方法 は [ 化審法 TG] を選択する 濃縮倍率はそれぞれ 1.3~4.6 及び 1.6 未満 ~24 であり のように濃縮倍率としか書かれていなければ other: を選択し 濃縮倍率と入力した 濃縮性がない または低いと判定されている は低濃縮性とした 高濃縮性ではないと判定されている は other: を選択し 高濃縮性でないと入力した 9

95 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 環境省化学物質の環境リスク評価環境省は 化学物質による環境汚染を通じて人の健康や生態系へ好ましくない影響を与えることを未然に防止するため環境リスク初期評価を実施し その結果について 中央環境審議会環境保健部会化学物質評価専門委員会の審議を経てとりまとめている 平成 23 年 3 月時点で 第 9 巻までとりまとめられている (1) 情報収集方法 からインベントリを作成 常温での状態について環境運命に関する基礎的次項の直下の記述を入力する かなり長い文で書かれているものもあるが 基本的に状態 ( 固体 液体 気体等 ) と色 結晶構造だけを入力した ひとつの塊としてコピーできる範囲に限定した 解離定数について評価書の項目が 解離定数 (pka) となっている場合 値の欄に pk=1などと書かれていても項目に書かれているものを優先し [pka] を選択した 評価書の項目が 解離定数 となっている場合 値の欄に書かれている表記を採用 pk とかかれていれば pk を選択する 解離基なし となっている場合は選択できないので [other: ] を選択し [ 解離定数 ] と入力する 測定値 もしくは 実測値 等と記載されている場合 値の種類 で[experimental result] を選択する 計算値 もしくは ~により計算 等と記載されている場合 値の種類 で [estimated by calculation] を選択する 例えば PCKOCWIN により計算 の場合は 値の種類 を [estimated by calculation] 方法 を[other: ] その他 に[PCKOWIN] と入力する 推定値 もしくは 推定 等と記載されている場合 [other: ] を選択し [ 推定値 ] もしくは [ 推定 ] とそのまま入力した (2) 記載情報図表 9.16 に情報の記載状況を示す 図表 9.16 環境保健部初期リスク評価書の情報記載状況 物性値等 記載の有無 記載箇所 分子量 物理化学的性状 融点 物理化学的性状 沸点 物理化学的性状 蒸気圧 物理化学的性状 備考 90

96 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 物性値等 記載の有無 記載箇所 備考 水溶解度 物理化学的性状 Koc 環境運命に関する基礎的事項 囲みの最後に記載がある場合あり logpow 物理化学的性状 ヘンリー定数解離定数 物理化学的性状 分解性 環境運命に関する基礎的事項 化審法上認められた試験法が明記されていることは少ない 蓄積性 環境運命に関する基礎的事項 化審法上認められた試験法が明記さ れていることはない 91

97 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 環境保健クライテリア (EHC) WHO(World Health Organization) IPCS 22 (International Program on Chemical Safety) より発行される評価文書 各物質が人の健康や環境に与える影響関し 要約を提示することを目的としている 各国の機関 / 国際機関の リスク評価 ならびに それに基づくリスク管理の意思決定 を援助するためのものであるが リスクの評価を目的とし 規制や基準設定を勧告するものではない (1) 情報収集方法 Web( にアクセスし CAS 番号を入力する International Chemical Safety Card ( 又は ICSC: 番号 ) の添付または ICSC へリンクされていることがあるが こちらについては 情報収集は行わない (2) 記載情報図表 9.17 に情報の記載状況を示す 物性値等 分子量 融点 沸点 蒸気圧 水溶解度 Koc logpow ヘンリー定数 記載の有無 図表 9.17 EHC の情報記載状況 記載箇所 Physical and Chemical Properties ( 又は Chemical and Physical Properties) Physical and Chemical Properties ( 又は Chemical and Physical Properties) Physical and Chemical Properties ( 又は Chemical and Physical Properties) Physical and Chemical Properties ( 又は Chemical and Physical Properties) Physical and Chemical Properties ( 又は Chemical and Physical Properties) Physical and Chemical Properties ( 又は Chemical and Physical Properties) Physical and Chemical Properties ( 又は Chemical and Physical Properties) Physical and Chemical Properties ( 又は Chemical and Physical Properties) 備考 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Molecular 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Melting Fleezing 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Boiling 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Vapor 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Solubility 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Sorption Koc 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Kow Pow Octanol 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Henry 等で検索 解離定数 Physical and Chemical 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載 22 IPCS:WHO (World Health Organization) ILO (International Labor Organization) UNEP (United Nations Environment Program) の 3 つの機関より構成されるジョイントプログラム 92

98 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 物性値等 分解性 蓄積性 記載の有無 記載箇所 Properties ( 又は Chemical and Physical Properties) ENVIRONMENTAL TRANSPORT, DISTRIBUTION, AND TRANSFORMATION ENVIRONMENTAL TRANSPORT, DISTRIBUTION, AND TRANSFORMATION 備考 されている場合があるため pka Dissociation 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Biodegradation degradation degrade 等で検索 試験法については 明記されていない場合が多い 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Bioaccumulation accumulation 305 等で検索 試験法については 明記されていない場合が多い (3) エビデンス作成方法 web ページを mhl 形式で保存 93

99 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 国際簡潔評価文書 (CICADs) IPCS 23 (International Program on Chemical Safety) より発行される評価文書 各化学物質がヒトの健康と環境へ与える影響 ( 可能性 ) について 科学的情報に基づき簡潔な要約を提供することを目的としたものである 対象物質のリスク評価に最も重要な情報のみを提供する ( 入手可能なすべての情報が記載されているわけではない ) 信頼性の高い権威のある評価書として EHCs (Environmental Health Criteria documents) より認められており 各国 / 地域にて作成されたの評価書 /EHC 文書より厳選されたものを基に作成される (1) 情報収集方法 Web( にアクセスし CAS 番号を入力する International Chemical Safety Card ( 又は ICSC: 番号 ) の添付または ICSC へリンクされていることがあるが こちらについては 情報収集せず (2) 記載情報図表 9.1 に情報の記載状況を示す 図表 9.1 CICAD の情報記載状況 物性値等分子量融点沸点蒸気圧水溶解度 Koc logpow 記載の有無 記載箇所 IDENTITY PHYSICAL/CHEMICAL PROPERTIES IDENTITY PHYSICAL/CHEMICAL PROPERTIES IDENTITY PHYSICAL/CHEMICAL PROPERTIES IDENTITY PHYSICAL/CHEMICAL PROPERTIES IDENTITY PHYSICAL/CHEMICAL PROPERTIES IDENTITY PHYSICAL/CHEMICAL PROPERTIES IDENTITY PHYSICAL/CHEMICAL PROPERTIES AND AND AND AND AND AND AND 備考 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Molecular 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Melting Fleezing 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Boiling 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Vapor 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Solubility 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Sorption Koc 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるた 23 IPCS:WHO (World Health Organization) ILO (International Labor Organization) UNEP (United Nations Environment Program) の 3 つの機関より構成されるジョイントプログラム 94

100 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 物性値等 ヘンリー定数 解離定数 分解性 蓄積性 記載の有無 記載箇所 IDENTITY PHYSICAL/CHEMICAL PROPERTIES IDENTITY PHYSICAL/CHEMICAL PROPERTIES ENVIRONMENTAL TRANSPORT, DISTRIBUTION, TRANSFORMATION ENVIRONMENTAL TRANSPORT, DISTRIBUTION, TRANSFORMATION AND AND AND AND 備考 め Kow Pow Octanol 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Henry 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため pka Dissociation 等で検索 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Biodegradation degradation degrade 等で検索 試験法については 明記されていない場合が多い 本項目に記載されていない場合 他の項目に記載されている場合があるため Bioaccumulation accumulation 305 等で検索 試験法については 明記されていない場合が多い (3) エビデンス作成方法 -web ページを mhl 形式で保存 95

101 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 ATSDR Toxicological Profile 米国 ATSDR(Agency for Toxic Substances and Disease Registry; 有害物質 疾病登録局 ) は 有害化学物質による健康影響に関する知識基盤を拡充すること等を目的として Toxicological Profile( 毒性プロファイル ) を作成している (1) 情報収集方法 1) にアクセスする 2) 免責事項に同意した上で CHRIP を利用する をクリックする 3) 個別リスト一覧表示 をクリックする 4) 各国有害性評価対象物質の 米国 ATSDR( 有害物質 疾病登録局 )Toxicological Profile をクリックする 5) Profile の ATSDR サイトへ をクリックする 6) PDF Version または Complete Profile をダウンロードする ATSDR 毒性プロファイルでの情報収集において キースタディの該否 は全て [-]( 全角マイナス ) とする 記載されているデータと文献の対応が不明瞭な場合がある 収集する物性値等に対応する文献を一意に決定できない場合 [-]( 全角マイナス ) を入力する ( 例 )Hydrazine の物性値を収集する場合に文献が特定できない Property Hydrazine 1,1-Dimethylhydrazine 1,1-Dimethylhydrazine Reference Solubility: Water Miscible Miscible Miscible Budavari et al. 199; HSDB 1993 温度の単位 が C や EC に文字化けしている場合がある 分子量 ページ数等 には分子量の記載があるページ数のみを入力する 文献 には分子量の出典のみを入力する (2) 記載情報図表 9.19 に情報の記載状況を示す 図表 9.19 ATSDR の情報記載状況 物性値等 分子量 記載の有無 記載箇所 CHEMICAL AND PHYSICAL INFORMATION 備考 常温での状態及び分子式の情報あり 96

102 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 記載の物性値等記載箇所有無融点 CHEMICAL AND PHYSICAL INFORMATION 沸点 CHEMICAL AND PHYSICAL INFORMATION 蒸気圧 CHEMICAL AND PHYSICAL INFORMATION 水溶解度 CHEMICAL AND PHYSICAL INFORMATION Koc CHEMICAL AND PHYSICAL INFORMATION logpow CHEMICAL AND PHYSICAL INFORMATION ヘンリー定数 CHEMICAL AND PHYSICAL INFORMATION 解離定数 CHEMICAL AND PHYSICAL INFORMATION 分解性 蓄積性 POTENTIAL FOR HUMAN EXPOSURE POTENTIAL FOR HUMAN EXPOSURE 備考 この章には情報がなく 本文中に起債がある場合があるため pk dissociat 等で検索 Biodegrad 等で検索 試験法が明示されていることは少ない bioaccum bioconcentr 等で検索 試験法が明示されていることは少ない 97

103 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 EU ECB EU リスク評価書 (1) 情報収集方法 SIDS の中には EURAR と対象物質が重複しているため EURAR を SIDS 相当としているものがある このような物質については SIDS としてデータが収集されたものと見なし 当該項目のデータの有無 で [other: ] を選択し [SIDS として収集 ] と入力する CAS 番号が包括物質のうちの 1 物質を示しているが 評価書としては複数物質群について評価されていることがある この場合 当該 CAS 番号の物質のデータのみを収集する なお 他物質の物性データの方が信頼できる等の理由から当該物質の物質データが代用されている場合は その旨を備考欄に入力し収集する ページ数等 には PDF に記載されているページ数を入力する 一つのレコードに複数ページからの情報を入力しなければならない場合 ページが連続していれば-( 半角ハイフン ) で数字を連結する 連続していない場合は ; ( 半角セミコロン+ 半角スペース ) でページの間を区切る 例 1)p.1 から p.3 全てを参照した場合 [p.1-3] と入力する 例 2)p.1 と p.3 を参照した場合 [p.1; p.3] と入力する キースタディの決定 EURAR には多くの場合 多少の形式の違いはあるが評価物質の物理化学性状等がまとめられた表が存在する 表形式にはなっておらず 物理化学性状等が列挙されているだけの場合もあるが それも含めて Summary Table とよぶこととする EURAR からの情報収集においては Summary Table に記載されているデータの元になった情報をキースタディとして収集する また Summary Table が存在しない場合 本文を直接読みにいき キースタディに該当する情報を探す 分解性 蓄積性以外の情報収集について Koc ヘンリー定数 解離定数について Summary table に記載されている場合が少ないため 本文を直接見ることが多い 本文を直接見る場合 本文でキースタディとして ( 代表値として ) 明記されている場合は その値をキースタディとする 明記されていない場合 それ以降の計算で用いられているかどうかを確認し 用いられている値があればそれをキースタディとする そのデータについて何も記載がない場合は キースタディの該否 を [-] とし 該当するデータを全て収集する 9

104 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 (2) 記載情報図表 9.20 に情報の記載状況を示す 図表 9.20 EURAR の情報記載状況 物性値等 記載の有無 コメント 分子量 GENERAL SUBSTANCE 融点 INFORMATION に情報あり 沸点 蒸気圧 水溶解度 Koc オクタノール 水分配係数 ヘンリー定数 解離定数 分解性 ENVIRONMENTAL 蓄積性 EXPOSURE に情報あり 99

105 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 Sigma-Aldlich 試薬カタログ Aldrich とは SIGMA-Aldrich 社 (MO.USA) が取り扱う 1 万種類以上の商品を掲載している試薬カタログを指す 各試薬の MSDS は Web. 上で公開されており 掲載物質数が多く更新頻度も高いが 1 物質あたりの情報量は多くない 図表 4 に示したとおり 蒸発エンタルピー 溶解エンタルピー 有機炭素補正土壌吸着係数 ヘンリー定数 酸解離定数は項目そのものがなく 分解性ならびに蓄積性は稀にしか示されていない さらに MSDS の参照文献も示されていない シグマ アルドリッチ ジャパン ( 株 ) によると MSDS は複数の担当者により明確な作成基準なく収集 作成される 商品に関する参考資料 であり 記載の情報について保障するものではないとのこと また ホームページでは商品の物性値等を比較できるが 単位違い等 MSDS とは異なる物性値が表示されることがある その理由もシグマ アルドリッチ ジャパンは把握していない (1) 情報収集方法以下の操作により目的の MSDS を入手し 入力シートの各項へそれぞれ入力していく (1) Sigma-Aldrich 社ホームページ内 ADVANCED SEARCH 24 へアクセスする (2) [ 特定データ検索 ] から次の手順にて検索する (2)-1 検索タイプ : プルダウンメニューから [CAS 番号 ] を選択する (2)-2 検索方法 : プルダウンメニューから [All] を選択する (2)-3 検索ワード : 物質の CAS 番号を入力する ( ハイフンの有無 番号の全角 / 半角不問 ) (2)-4 Search ボタンをクリックする (3) 検索結果から該当する商品のプロダクト番号をクリックし 表示される基本情報のページから MSDS を開く 但し すでに製造中止の商品 水和物 溶液の MSDS は原則として採用しない (4) 該当する商品が複数ある場合 それらすべての商品の [DOWNLOAD MSDS] をクリックして MSDS を開き MSDS の右上部に記載されている Revision Date が最も新しいものを採用する Revision Date が同日のものが複数存在する場合は 検索結果のページで上位に示された商品の MSDS を採用する (5) 採用する MSDS の決定方法例 ) 1,3-ブタジエン (CAS 番号 ) の場合 ⅰ 上記 (1) および (2) の手順にて CAS 番号 から検索する ⅱ 検索の表示結果は 1,3-ブタジエン 1,3-ブタジエン溶液 および 1,5,,12-Tetrakis[4,6-bis(N-butyl-N-1,2,2,6,6-pentamethyl-4-p 24 URL: 100

106 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 iperidylamino)-1,3,5-triazin-2-yl]-1,5,,12-tetraazadodecane が該当するが 1,3-ブタジエン溶液 は溶液であり また 1,5,,12-Tetrakis は CAS 番号の一部が一致した商品であり目的の物質ではないので これらは採用しない CAS 番号に該当がない場合は 物質データなし として検索を終了する ⅲ 1,3-ブタジエン にはプロダクト番号 と 171 のふたつがある それぞれのプロダクト番号をクリックし さらに [DOWNLOAD MSDS] をクリックして MSDS を開き Revision Date の新しいものを採用する ⅳ Revision Date が同日の場合は 検索結果のページで上位に示されているプロダクト番号 の MSDS を採用する < 入力作業時の注意事項 > 全項目の入力に関して MSDS に掲載されている数値は 小数点を, で表しているので シートへ入力する際には. に全て変更するよう注意する (2) 記載情報図表 9.21 に情報の記載状況を示す 図表 9.21 PhysProp の情報記載状況 物性値等分子量融点沸点蒸気圧水溶解度 Koc logpow ヘンリー定数解離定数分解性蓄積性 記載の有無 記載箇所 備考 化審法上認められた試験法に該当する情報は少ない 化審法上認められた試験法に該当する情報は少ない (3) エビデンス作成方法上記 情報収集方法 に示した手順にて MSDS を入手し PDF 形式のファイルにて保存する 101

107 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 点検報告書化審法制定時の国会付帯決議に基づき 厚生労働省 経済産業省及び環境省が化学物質 ( 約 2 万物質 ) に関して実施している人健康影響 分解 蓄積性 生態影響に関する点検事業 これまで取得された試験の結果等については化審法データベース (J-CHECK) により公表されている (1) 情報収集方法 J-CHECK ではなく 経済産業省から提供されたファイル (PDF 形式 TIF 形式等 ) から情報を収集する 報告書ごとに該当する項目の記載があれば収集対象とする 提供されたファイル名とエビデンスファイル名の対応表を作成する便宜上 備考欄の最初に収集したファイルの名称を記載しておく 情報源の種類 は[ 試験報告書 ] とする ページ数等 には K 番号を入力する (K0000) 物理化学性状 ( 融点 沸点 蒸気圧 水溶解度 解離定数 logpow 物理化学性状の報告書には 試験報告書 と銘打っているものの試験は実施せず文献値を記載しているだけのものがある その場合 値の種類 方法 試験物質 の欄は [-] とし 引用文献名を 文献 に入力する 温度は単位が >K>F の優先順位で値を収集する 例えば 245K(-2 ) と記載されている場合 セ氏温度だけを入力し 定性的データ等 に [245K(-2 )] のように入力する 試験の報告の場合 代表値 ( 平均値 ) が記載されている場合は その値を収集する 代表値 ( 平均値 ) がない試験報告の場合は個々の測定値を収集する 文献値が複数記載されている場合は全て収集する ph が個々の測定値に対して示されている場合 ( 水溶解度 解離定数 logpow ) は 最小値と最大値を 下限 上限 として入力する 102

108 9. 巻末資料物性値等の入力方針 9.1. 文献ごとの物性値の情報収集方法 この値を収集する 分解性 蓄積性の収集 分解性 試験報告書は 全て収集対象とする 試験期間 には 試験開始日 ~ 試験終了日を入力する 試験期間 4 週間 等と記載されているものは 暴露期間 に入力する 報告書中に 活性汚泥 もしくは 標準活性汚泥 と記載されていれば [activated sludge] を選択する 明記が無い場合 [-] を入力する その他は [other:] を選択する 酸素消費量による結果 は[BOD] を選択する 試験方法として 化審法 TG と OECD TG 301C を用いたことが記載されていた場合 方法 には[ 化審法 TG] を選択し 備考欄にその旨を入力する 化審法 TG と OECD TG 302C を用いたことが記載されていた場合 [OECD TG 302C] を選択する 報告書の付表 BOD による分解度計算表 等に試験期間中の分解度情報があれば収集する 蓄積性 個別データ BCFss または 定常状態の BCF 等の記載がなく 濃縮倍率が範囲で記載されている場合は [ 下限 ] の [ 値 / 下限値 ] に小さい方の値を 上限 の 値 / 下限値 に大きい方の値を入力する 部位別試験 排泄試験の報告があれば [ あり ] を選択する 記載無しは [-] を選択する 暴露期間が明記されていない場合は 試験結果の表に記載されている最長の期間を入力する 103

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