配管用鋼管

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はなたけくま
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はじめに私たちの身の回りの物を製造している石油プラントや化学工場をはじめとする各種生産工場では縦横無尽に鋼管が配管され様々なものを運んでいますまた快適に生活するための冷暖房に必要な冷媒や蒸気を供給するのも鋼管の重要な役割です日々の生活の中で鋼管は毛細血管の如くすみずみにまで行き渡り様々なものを供給する重要な役割を担っています JFEスチールの配管用鋼管は豊かで安全な生活を支えるため

2 はじめに私たちの身の回りの物を製造している石油プラントや化学工場をはじめとする各種生産工場では縦横無尽に鋼管が配管され様々なものを運んでいますまた快適に生活するための冷暖房に必要な冷媒や蒸気を供給するのも鋼管の重要な役割です日々の生活の中で鋼管は毛細血管の如くすみずみにまで行き渡り様々なものを供給する重要な役割を担っています JFEスチールの配管用鋼管は豊かで安全な生活を支えるため幅広くお使いいただいております JFEスチールでは鋼管メーカーの先駆者として各種配管用鋼管を製造しお客様のご信頼を頂くためたゆまぬ研究とタイムリーな設備更新を行っており世界のトップレベルの品質を維持してまいりました長年の経験により培われた技術と行き届いた品質管理のもとに製造されるJFEスチールの配管用鋼管をその使用環境に応じてお選びいただきご愛用くださいますようよろしくお願いいたします目次. JFE 商品の特長 2. JFE 配管用鋼管の種類と特長 2 3. 配管用鋼管の製造法 4 鍛接鋼管 4 電気抵抗溶接鋼管 5 継目無鋼管 6 UOE 鋼管 7 スパイラル鋼管 8 板巻鋼管 9 4. 配管用鋼管の規格 0 配管用炭素鋼鋼管 0 圧力配管用炭素鋼鋼管 2 配管用アーク溶接炭素鋼鋼管 4 配管用電気抵抗溶接炭素鋼鋼管 (JFE 規格 ) 5 高温配管用炭素鋼鋼管 6 亜鉛めっき鋼管 8 5. 腐食について 20 ミゾノン MZN JLP PFP は JFE スチール株式会社の登録商標です

3 . JFE 商品の特長優れた品質素材は銑鋼一貫工程で製造しています全工程にわたり最新の設備と技術を駆使して製造していますので安定して高品質の鋼管が生まれます 2 幅広い寸法範囲鍛接鋼管電気抵抗溶接鋼管継目無鋼管 UOE 鋼管スパイラル鋼管板巻鋼管等の各種の鋼管の製造設備が揃っていますので幅広い用途寸法範囲の需要にお応えできます 3 幅広い品種 JISに規定された配管用炭素鋼鋼管 (SGP) から低温あるいは高温の高圧配管用鋼管まであらゆる配管用鋼管の品揃えを行っておりますまた亜鉛めっき設備をはじめ硬質塩化ビニルあるいはポリエチレンのライニング設備を揃えており JIS 規格をはじめ日本水道協会規格 (JWWA) 及び日本水道鋼管協会規格 (WSP) に適合した色々な防食鋼管の需要にもお応えできますなお国内規格のみでなく APIあるいはASTM 等外国の規格に適合する商品についてもご相談下さい

継目無低温配管用鋼管 JIS G 3460 STPL 20A~400A 継目無高温配管用炭素鋼鋼管 JIS G 3456 STPT 20A~400A 継目無配管用合金鋼鋼管 JIS G 3458 STPA 20A~400A 継目無水配管用亜鉛めっき鋼管 JIS G 3442 SGPW 5A~00A

4 2. JFE 配管用鋼管の種類と特長品名規格種類の記号製造可能範囲 ( 呼び径 ) 製造法 ( 原管 ) 配管用炭素鋼鋼管 JIS G 3452 SGP 5A~00A 5A~500A 鍛接電気抵抗溶接 ( 熱間を含む ) 配管用アーク溶接炭素鋼鋼管 JIS G 3457 STPY 400A~600A ~4000A UOE 板巻圧力配管用炭素鋼鋼管 JIS G 3454 STPG 20A~400A 5A~650A 継目無電気抵抗溶接 ( 熱間を含む ) 配管用電気抵抗溶接炭素鋼鋼管 JFE 規格 STPY400EQ 25A~650A 電気抵抗溶接高圧配管用炭素鋼鋼管 JIS G 3455 STS 20A~400A 継目無低温配管用鋼管 JIS G 3460 STPL 20A~400A 継目無高温配管用炭素鋼鋼管 JIS G 3456 STPT 20A~400A 継目無配管用合金鋼鋼管 JIS G 3458 STPA 20A~400A 継目無水配管用亜鉛めっき鋼管 JIS G 3442 SGPW 5A~00A 25A~500A 鍛接電気抵抗溶接配管用鋼管 ASTM NPS ~6 NPS / 4~26 NPS 6~64 継目無電気抵抗溶接 UOE ラインパイプ API 5L ND ND ND 2~6 / 4~26 6~64 継目無電気抵抗溶接 UOE 注 )80A 以下の管は原則として結束いたしますが結束本数は個々のカタログをご覧下さい 2

5 主な特長と用途備考 ) 使用圧力の比較的低い水 ( 上水道用を除く ) 空気蒸気油ガス等の流体の輸送用に使用されます上水道用には SGP を原管としたプラスチックライニング鋼管が使用されます詳細は防食鋼管カタログをご覧ください 2) 黒管と白管の 2 種類があります使用温度範囲は 5~350 です白管は 60 ~00 の温度範囲では腐食しやすくなる特性があります詳細は P2 の 5. 亜鉛めっき鋼管の腐食をご参照ください 3) 電気抵抗溶接鋼管の溶接部に発生する恐れのある溝状腐食の防止対策を施した耐溝状腐食電気抵抗溶接鋼管ミゾノン MZN も製造しております ) 比較的低い圧力.5MPa(5kgf/cm 2 ) 以下の水空気蒸気油ガス等の流体の輸送用に使用されます 2) 使用温度範囲は 5~350 です 3) STPY400 以外にも色々な鋼種の板を素材とした鋼管も製造しております ) 350 程度以下で使用する圧力配管に用いる炭素鋼鋼管で水空気蒸気油ガス等の流体の輸送用に使用されます 2) 使用温度は 5~350 です白管は 60 ~00 の温度範囲では腐食しやすくなる特性があります詳細は P2 の 5. 亜鉛めっき鋼管の腐食をご参照ください 3) 電気抵抗溶接鋼管の溶接部に発生する恐れのある溝状腐食の防止対策を施した耐溝状腐食電気抵抗溶接鋼管ミゾノン MZN も製造しております 4) 種類は強度レベルで 370 と 40 の 2 種類, 管厚では番号 :Sch でのシリーズがあります ) 製法が電気抵抗溶接であるだけで STPY400 と同じ用途に圧力配管用炭素鋼鋼管では管厚が適合しない時に使用できます 2) 電気抵抗溶接鋼管の溶接部に発生する恐れのある溝状腐食の防止対策を施した耐溝状腐食電気抵抗溶接鋼管ミゾノン MZN も製造しております ) 350 以下で使用圧力が高い配管に用いられます 2) 種類は強度レベルでの 3 種類, 管厚では番号 :Sch でのシリーズがあります ) 氷点以下の温度での空気油ガス等の流体の輸送用に使用されます 2) 種類は強度レベルでの 3 種類管厚では番号 :Sch でのシリーズがあります ) 主に 350 を超え 450 以下の環境で使用される配管に用いられます 2) 種類は強度レベルでの 3 種類管厚では番号 :Sch でのシリーズがあります ) 高温度で使用される配管に用いられます 2) 種類は合金の配合状況により 7 種類管厚では番号 :Sch でのシリーズがあります ) 配管用炭素鋼鋼管 (SGP) を原管とし亜鉛めっきを施したものです 2) 亜鉛の付着量は配管用炭素鋼鋼管 (SGP) の白管より多く平均値で 600g/m 2 以上最小値で 550g/m 2 以上となっています 3) 水道用および給水用以外の空調, 消火排水工業用水等の水配管に幅広く使用されます ) ASTM インターナショナル (ASTM International) の規格ですが国内でも間接輸出を中心に一部使用されています 2) A53(JIS SGP STPG 相当 ) A35(JIS STPG 相当 ) A06(JIS STPT 相当 ) A34 A39(JIS STPY 相当 ) 等が制定されています ) アメリカ石油協会 (American Petroleum Institute) の規格ですが, 国内でも間接輸出を中心に石油ガス関係の配管で一部使用されています 2) 詳細は JFE LINE PIPE カタログをご覧下さい注 2) 備考欄の印は本カタログに詳細を記載してあります注 3) 本表に記載されていない規格についても製造は可能ですのでご相談下さい 3

3. 配管用鋼管の製造法鍛接鋼管鍛接管工場では熱延コイルを素材としています一定幅にスリットされたコイルは接合されたあと連続的に加熱炉に装入され約 200 まで加熱されます抽出後電磁誘導式エッジヒーターでエッジのみ450 程度まで加熱され成形機で円筒形に成形された後シームが鍛着されますその後ストレッチレデューサで製品寸法に仕上げられ熱鋸機で走行切断されて冷却床に運ばれます

6 3. 配管用鋼管の製造法鍛接鋼管鍛接管工場では熱延コイルを素材としています一定幅にスリットされたコイルは接合されたあと連続的に加熱炉に装入され約 200 まで加熱されます抽出後電磁誘導式エッジヒーターでエッジのみ450 程度まで加熱され成形機で円筒形に成形された後シームが鍛着されますその後ストレッチレデューサで製品寸法に仕上げられ熱鋸機で走行切断されて冷却床に運ばれます常温まで冷却された管は矯正機面取り機等の精整工程と渦電流探傷機, 水圧試験機等の検査工程を経て製品となります製造可能範囲 ( 単位 mm) ミル外径厚さ長さ東日本京浜 2.7~ ~4.5 max. 6,400 成形鍛接機製造工程エッジアブセットロールアンコイラーレベラーアップカットシャーコイル端溶接機ルーパー熱間絞り圧延機成形鍛接機加熱炉回転熱鋸機冷却タンク水圧試験面取り機渦電流探傷機矯正機検査ねじ切機表示塗装梱包出荷 4 印は規格またはお客様の要求があるとき行います黄色は検査工程を示します

電気抵抗溶接鋼管電縫管工場では熱延コイルを素材としています (* 注 ) 一定幅に加工されたコイルは成形機で管状に成形され高周波溶接機でシームの高速溶接が行われますその後定径機により製品寸法に仕上げられ精整検査工程に送られます検査工程では外観寸法検査の他必要に応じて超音波探傷もしくは渦電流探傷検査を行いますまた JFEグループでは JFE 溶接鋼管 ( 株 )

7 電気抵抗溶接鋼管電縫管工場では熱延コイルを素材としています (* 注 ) 一定幅に加工されたコイルは成形機で管状に成形され高周波溶接機でシームの高速溶接が行われますその後定径機により製品寸法に仕上げられ精整検査工程に送られます検査工程では外観寸法検査の他必要に応じて超音波探傷もしくは渦電流探傷検査を行いますまた JFEグループでは JFE 溶接鋼管 ( 株 ) 姉ヶ崎製造所が外径 267.4mm 以下の鋼管をスリーケー製造所では 42.7mm 以下の鋼管をほぼ同様の工程で製造しております (* 注 ) 製法は熱間仕上電気抵抗溶接鋼管 E H を含みます製造可能範囲ミル外径厚さ長さ ( 単位 mm) 知多製造所 ~ ~25.4 max. 20,000 東日本京浜 ~ ~9. max. 8,500 J F E 溶接鋼管 ( 株 ) 知多製造所 4" 2.7~ ~8.0 max. 7,500 溶接機 J F E 溶接鋼管 ( 株 ) 知多製造所 6" 60.5~ ~2.0 max. 5,000 JFE 溶接鋼管 ( 株 ) 姉ヶ崎製造所 9.~ ~2.7 max. 8,000 JFE 溶接鋼管 ( 株 ) スリーケー製造所 0.3~42.7.2~7.5 max. 7,500 製造工程 ( 東日本京浜 24 電縫管工場の例 ) アンコイラーレベラーエッジミラープリフォーマー No. 溶接部超音波探傷高周波抵抗溶接機 ( 内外面ビード除去 ) 成形機ポストアニーラ水冷定径機走行切断機全周全長超音波探傷 No.2 溶接部超音波探傷水圧試験端面加工外観寸法検査秤量検尺表示塗装出荷印は規格またはお客様の要求があるとき行います黄色は検査工程を示します 5

継目無鋼管継目無鋼管工場では丸鋼片を材料として用います丸鋼片は回転炉床式加熱炉で加熱されマンネスマン穿孔機を経て中空素管となります中空素管はプラグミル ( 大径管 ) もしくはマンドレルミル ( 小径管 ) により圧延された後定径機またはストレッチレデューサを通過して正確な製品寸法に仕上がりますその後精整および検査工程を経て完成品となります製造可能範囲 ( 単位 mm) ミル

8 継目無鋼管継目無鋼管工場では丸鋼片を材料として用います丸鋼片は回転炉床式加熱炉で加熱されマンネスマン穿孔機を経て中空素管となります中空素管はプラグミル ( 大径管 ) もしくはマンドレルミル ( 小径管 ) により圧延された後定径機またはストレッチレデューサを通過して正確な製品寸法に仕上がりますその後精整および検査工程を経て完成品となります製造可能範囲 ( 単位 mm) ミル外径厚さ長さ知多製造所中径 77.8~ ~65.0 max. 3,500 知多製造所小径 25.4~ ~40.0 max. 28,500 プラグミル製造工程 ( 中径管工場の例 ) 鋼片加熱炉穿孔機エロンゲーターサイジングミル再熱炉リーラープラグミル外観寸法検査漏洩磁束探傷冷却台矯正機外観寸法検査中間検査外観寸法検査磁粉探傷外観寸法検査超音波探傷熱処理切断面取機精整作業端面加工外観寸法検査最終検査表示塗装端面加工梱端面加工包出端面加工荷外観寸法検査水圧試験外観寸法検査鋼種判別印は規格またはお客様の要求があるとき行います黄色は検査工程を示します 6

配管用鋼管の製造法 UOE 鋼管 UOE 鋼管工場では厚板を素材にしています厚板は端面の開先加工を行った後プレスにてU 形 O 形に 2 段成形されさらに合わせ面をいったん仮付けして内外面からサブマージアーク溶接法によりシーム溶接されますその後拡管機で所定の外径に仕上げ精整検査工程に送られます検査工程では外観寸法検査のほか必要に応じて超音波探傷などの非破壊検査を行います

9 配管用鋼管の製造法 UOE 鋼管 UOE 鋼管工場では厚板を素材にしています厚板は端面の開先加工を行った後プレスにてU 形 O 形に 2 段成形されさらに合わせ面をいったん仮付けして内外面からサブマージアーク溶接法によりシーム溶接されますその後拡管機で所定の外径に仕上げ精整検査工程に送られます検査工程では外観寸法検査のほか必要に応じて超音波探傷などの非破壊検査を行います製造可能範囲 ( 単位 mm) ミル外径厚さ長さ西日本福山 400.0~ ~50.8 max. 8,300 O プレス製造工程外観寸法検査鋼板超音波探傷検査タブ溶接開先加工 ( エッジミーリング ) O プレス U プレスクリンピングプレス高圧洗浄端面加工乾端面加工燥仮付溶接内面溶接外面溶接外観寸法検査中間検査溶接部超音波探傷検査外観寸法検査水圧試験端面加工熱処理メカニカル拡管溶接部 X 線透過検査溶接部 X 線透過検査乾端面加工燥溶接部超音波探傷検査溶接部 X 線透過検査端面仕上 ( ベベル加工 ) 外観寸法検査外観寸法検査秤量検尺お客様立会検査 ( オンライン ) 外観寸法検査磁粉探傷検査 X 線透過検査 ( 両管端 ) 端面加工内面塗装端面加工外面塗装端面加工表示端面加工出荷印は規格またはお客様の要求があるとき行います黄色は検査工程を示します 7

スパイラル鋼管スパイラル鋼管工場では熱延コイルを素材としていますコイルは管に対してある角度をもって巻き戻されエッジミラーで端部の開先加工を施した後スパイラル状に成形されて内外面からサブマージアーク溶接法によりシーム溶接されます次いで精整検査工程に送られます検査工程では外観寸法検査が行われる他溶接部が全数超音波探傷機でオンライン検査されまた必要に応じてX

10 スパイラル鋼管スパイラル鋼管工場では熱延コイルを素材としていますコイルは管に対してある角度をもって巻き戻されエッジミラーで端部の開先加工を施した後スパイラル状に成形されて内外面からサブマージアーク溶接法によりシーム溶接されます次いで精整検査工程に送られます検査工程では外観寸法検査が行われる他溶接部が全数超音波探傷機でオンライン検査されまた必要に応じてX 線検査も行われます製造可能範囲 ( 単位 mm) ミル外径厚さ長さ JFE 大径鋼管 ( 株 ) 400~2, ~30.0 max. 40,000 フォーミングおよび外面溶接製造工程 ( 西日本福山スパイラル工場の例 ) アンコイラーレベラーコイル端面切断コイル継ぎ溶接外面溶接内面溶接フォーミングエッジ開先加工外観寸法検査外観検査手動超音波探傷検査外観寸法検査 X 線透過検査溶接部超音波探傷検査外観寸法検査走行切断端面 X 線透過検査外観寸法検査外観寸法検査端面加工外観寸法検査お客様立会検査外観寸法検査秤量外観寸法検査検尺表端面加工示出荷印は規格またはお客様の要求があるとき行います黄色は検査工程を示します 8

配管用鋼管の製造法板巻鋼管板巻鋼管は外注委託加工会社のOTK( 大阪特殊鋼管製造所 ) にて製造しており厚板を素材としています厚板はガス切断端曲げの後プレスベンド方式で管状に成形され, 内外面からシーム部のサブマージアーク溶接が行われます管はその後非破壊検査管端加工などの工程を経て出荷されます製造可能範囲 ( 単位 mm) ミル外径厚さ長さ O T K ( プレス

11 配管用鋼管の製造法板巻鋼管板巻鋼管は外注委託加工会社のOTK( 大阪特殊鋼管製造所 ) にて製造しており厚板を素材としています厚板はガス切断端曲げの後プレスベンド方式で管状に成形され, 内外面からシーム部のサブマージアーク溶接が行われます管はその後非破壊検査管端加工などの工程を経て出荷されます製造可能範囲 ( 単位 mm) ミル外径厚さ長さ O T K ( プレス ) 26.3~2,200 max.5, ~50 プレス加工製造工程鋼板マーキング切断プレス加工 ( 端曲げ ) プレス加工 2 ( 全曲げ ) 真円矯正プレス溶接 3 ( 外面溶接 ) 溶接 2 ( 裏ハツリ ) 溶接 ( 内面溶接 ) 仮付け溶接超音波探傷検査外観寸法検査梱端面加工包出荷外観寸法検査 X 線透過検査管端加工仕上塗装黄色は検査工程を示します 9

12 4. 配管用鋼管の規格配管用炭素鋼鋼管. 種類記号品名種類の記号区分内容備考配管用炭素鋼鋼管 SGP 黒管白管亜鉛めっきを施さない鋼管黒管に亜鉛めっきを施した鋼管耐溝状腐食電気抵抗溶接鋼管黒管亜鉛めっきを施さない鋼管 JFEが開発した耐溝状腐食の優れた電気抵抗溶接鋼管で ( タイプⅠ 及びタイプⅡ) SGPMZ 白管黒管に亜鉛めっきを施した鋼管化学成分によりタイプⅠ 及びタイプⅡがあります 2. 品質化学成分 ( 単位 :%) 種類の記号 P S SGP SGPMZ: タイプⅠ SGPMZ: タイプⅡ 注 ) SGPMZ: タイプⅠ およびタイプⅡは電縫部の耐食性を向上させる為微量の特殊元素を添加してあります機械的性質伸び (%) へん平試験種類の記号引張強さ号試験片 (N/mm 2 ) 2 号試験片 5 号試験片へん平高さ :2/3 外径管軸方向直角方向 SGP 290 以上 30 以上 25 以上試験片に割れを生じないこと厚さ 8mm 未満の管の 2 号試験片 ( 縦方向 ) 及び 5 号試験片 ( 横方向 ) の場合の伸び厚さ区分ごとの伸び値 % 試験片の形状 7mmを超え 6mmを超え 5mmを超え 4mmを超え 3mmを超え 8mm 未満 7mm 以下 6mm 以下 5mm 以下 4mm 以下 2 号試験片号試験片めっき均一性試験における浸せき回数は 5 回で終止点に達しないものとします 3. 寸法重量及び寸法の許容差 A 呼び径 B 外径 (mm) 外径の許容差 (mm) テーパねじを切る管それ以外の管厚さ (mm) 厚さの許容差ソケットを含まない単位質量 (kg/m) 5 / ± 0.5 ± / ± 0.5 ± ± 0.5 ± / ± 0.5 ± / ± 0.5 ± ± 0.5 ± / ± 0.7 ± ± 0.8 ± / ± 0.8 ± ± 0.8 ± 0.8 ± 0.8 ±. ±.4 ± 規定しない 2.5% ± 0.9 ± ±.0 ± ±.2 ± ±.3 ± ±.5 ± ± ± ± ± 備考. 管一本の長さは 00A 以下の白管は 4,000mm,25A 以上の白管は 5,500mm を標準といたしますなお黒管一本の標準長さは 5,500mm です 2.00A 以下は鍛接管が主体 25A 以上は電気抵抗溶接管となっています 3.350A 以上の管の外径許容差は周長測定によることができますこの場合の許容差は ±0.5% です

4. 管端形状呼び径 50Aまたは2B 以下の管の両端はねじ付きまたはプレンエンドとし呼び径 75Aまたは7B 以上の管はプレンエンドとしますただしお客様の指定があるときはベベルエンドに加工しますベベルエンドの形状は特に指定のない限り右図のとおりとしますなお当社のねじ付品の標準製造範囲は50Aまでとなっていますのでこれを超えるものについてはご相談下さいベベルエンドの形状 t

13 4. 管端形状呼び径 50Aまたは2B 以下の管の両端はねじ付きまたはプレンエンドとし呼び径 75Aまたは7B 以上の管はプレンエンドとしますただしお客様の指定があるときはベベルエンドに加工しますベベルエンドの形状は特に指定のない限り右図のとおりとしますなお当社のねじ付品の標準製造範囲は50Aまでとなっていますのでこれを超えるものについてはご相談下さいベベルエンドの形状 t 塗装管の外面は通常透明のワニスタイプの一時防錆塗料を塗布いたします t= 厚さ 2.4mm 以下 6. 表示例 SGP JFEK JICQA QA SGPB A 5500 製造業者マーク JIS マーク認証番号種類の記号製造年月呼び径長さ事業所認証機関名略号原管製造法 SGPMZ JFET ミゾノン MZN JICQA QA SGPEG MN A 5500 製造業者マーク商品名認証機関名略号認証番号種類の記号種類製造年月呼び径長さ事業所表示色黒管 : 白色表示 JIS マーク白管 : 緑色表示原管製造法

14 圧力配管用炭素鋼鋼管. 種類記号品名種類の記号区分内容備考圧力配管用炭素鋼鋼管 STPG370 STPG40 黒管白管亜鉛めっきを施さない鋼管黒管に亜鉛めっきを施した鋼管耐溝状腐食電気抵抗溶接鋼管 ( タイプ Ⅰ 及びタイプ Ⅱ) STPG370MZ STPG40MZ 黒管白管亜鉛めっきを施さない鋼管黒管に亜鉛めっきを施した鋼管 JFE が開発した耐溝状腐食の優れた電気抵抗溶接鋼管で化学成分によりそれぞれタイプⅠ とタイプⅡ があります 2. 品質化学成分 ( 単位 :%) 種類の記号 C Si Mn P S STPG370 STPG ~ ~ STPG370MZ: タイプ Ⅰ ~ STPG370MZ: タイプ Ⅱ ~ STPG40MZ: タイプ Ⅰ ~ STPG40MZ: タイプ Ⅱ ~ 注 ) STPG370MZ: タイプ Ⅰ およびタイプ Ⅱ STPG40MZ: タイプ Ⅰ およびタイプ Ⅱ は電縫部の耐食性を向上させる為微量の特殊元素を添加してあります機械的性質種類の記号引張強さ (N/mm 2 ) 降伏点又は耐力 (N/mm 2 ) 伸び (%) 号試験片 2 号試験片縦方向 5 号試験片横方向縦方向 4 号試験片横方向 STPG370 STPG 以上 40 以上 25 以上 245 以上 30 以上 25 以上 25 以上 20 以上 28 以上 24 以上 23 以上 9 以上厚さ8mm 未満の管の2 号試験片 ( 管軸方向 ) 及び5 号試験片 ( 管軸直角方向 ) の場合の伸びの最小値厚さ区分ごとの伸び値種類の記号試験片 mmを超え 2mmを超え 3mmを超え 4mmを超え 5mmを超え 6mmを超え 2mm 以下 3mm 以下 4mm 以下 5mm 以下 6mm 以下 7mm 以下 ( 単位 :%) 7mm を超え 8mm 未満 STPG370 2 号試験片号試験片 STPG40 2 号試験片号試験片注記この表の値は, 管の厚さがmm 減るごとに機械的性質の表の伸びの値から.5 を減じたものを,JIS Z 840の規則 Aによって整数値に丸めたものである 3. 寸法の許容差区分外径の許容差厚さの許容差 40A 以下 ±0.5mm 熱間仕上継目無鋼管 50A 以上 ±% 25A 以下 50A ±.6mm 200A 以上 ±0.8% ただし 350A 以上は周長によることができますこの場合の許容差は ±0.5% とします 4 mm 未満 4 mm 以上 +0.6mm 0.5mm +5% 2.5% 冷間仕上継目無鋼管及び電気抵抗溶接鋼管 25A 以下 ±0.3mm 32A 以上 ±0.8% ただし 350A 以上は周長によることができますこの場合の許容差は ±0.5% とします 3 mm 未満 ±0.3mm 3 mm 以上 ±0% 2

15 4. 管端形状通常プレンエンドといたしますが注文者の指定のある時にはベベルエンドに加工しますベベルエンドの形状は特に指定のない限り右図のとおりといたします 5. 寸法及び質量呼び径 B (mm) 厚さ (mm) 単位質量 (kg/m) 厚さ (mm) 単位質量 (kg/m) 厚さ (mm) 単位質量 (kg/m) 厚さ (mm) 単位質量 (kg/m) 厚さ (mm) 単位質量 (kg/m) 厚さ (mm) 単位質量 (kg/m) 呼び厚さ A 外径 / 4 / 4 / 2 / 2 / 塗装管の外面は通常透明のワニスタイプの一時防錆塗料を塗布いたします 7. 表示例 STPG370 STPG370MZ 番号製造業者マーク JIS マーク事業所種類の記号種類製造年月呼び径長さ商品名原管製造法認証機関名略号認証番号製造業者マーク事業所 JIS マーク種類の記号認証番号認証機関名略号原管製造法製造年月呼び径長さ番号 JFET JICQA QA STPG370EG A Sch JFET ミゾノン MZN JICQA QA STPG370EG MN A Sch mm 以下ベベルエンドの形状 t t= 厚さ配管用鋼管の規格 3

16 配管用アーク溶接炭素鋼鋼管. 品質化学成分種類の記号 STPY 400 ( 単位 :%) C P S 0.25 以下以下以下機械的性質種類の記号引張強さ (N/mm 2 ) 降伏点又は耐力 (N/mm 2 ) 伸び (%) 5 号試験片横方向 STPY 以上 225 以上 8 以上溶接部引張試験水圧試験溶接部引張試験水圧試験管からまたは管体と同一条件で溶接された管端の供試材から切り取り平片とした後 JIS Z 32( 突合せ溶接継手の引張試験方法 ) に規定する号試験片に仕上げたものを用います 2.5MPa の水圧を加えたときこれに耐え漏れがないこととします 2. 外径及び厚さの許容差区分許容差 (%) 外径 ±0.5 測定は周長によります厚さ呼び径 450A 以下呼び径 450A を超えるもの寸法及び質量 A 備考呼び径 B 外径 (mm) 本表以外の寸法もご相談下さい厚さ (mm) ( 単位 :kg/m) 管端形状原則としてプレンエンドといたしますが指定があれば図に示すベベルエンドに加工いたします 5. 表示原則として管内面に表示いたしますベベルエンドの形状 t t: 厚さ mm 以下 4

17 配管用鋼管の規格配管用電気抵抗溶接炭素鋼鋼管 (JFE 規格 ). 種類の記号種類の記号備考 STPY 400EQ STPY 400EQMZ タイプ Ⅰ 及びタイプ Ⅱ JFE が開発した耐溝状腐食の優れた電気抵抗溶接鋼管で化学成分によりタイプ Ⅰ とタイプ Ⅱ があります 2. 品質化学成分種類の記号 STPY400EQ STPY4 0 0EQMZ: タイプ Ⅰ STPY4 0 0EQMZ: タイプ Ⅱ ( 単位 :%) C P S 注 ) STPY 400EQMZ: タイプ Ⅰ およびタイプ Ⅱ は電縫部の耐食性を向上させる為微量の特殊元素を添加してあります機械的性質種類の記号引張強さ (N/mm 2 ) 降伏点又は耐力 (N/mm 2 ) 伸び (%) 5 号試験片横方向 STPY 400EQ 400 以上 225 以上 8 以上 3. 外径及び厚さの許容差区分許容差 (%) 外径呼び径呼び径 350A 以下 350Aを超えるもの ±0.8% ±0.5% 但し周長によります厚さ呼び径呼び径 450A 以下 450Aを超えるもの +5, 2.5% +5, 0% 4. 寸法及び質量呼び径厚さ (mm) A B 外径 (mm) 備考本表以外の寸法もご相談下さい ( 単位 :kg/m) 管端形状原則としてプレンエンドといたしますが指定があれば図に示すベベルエンドに加工いたしますベベルエンドの形状表示管外面に表示いたします t 2.4mm 以下 t: 厚さ 5

18 高温配管用炭素鋼鋼管. 種類及び記号化学成分種類の記号備考 STPT370 STPT40 STPT480 当社ではすべて継目無鋼管にて製造いたしております 2. 品質化学成分種類の記号 STPT370 STPT40 STPT480 ( 単位 :%) C Si Mn P S 0.25 以下 0.30 以下 0.33 以下 0.0~ ~ ~ ~ ~ ~ 以下以下以下以下以下以下機械的性質伸び (%) 種類の記号引張強さ (N/mm 2 ) 降伏点又は耐力 (N/mm 2 ) 号試験片 2 号試験片 5 号試験片 4 号試験片縦方向横方向縦方向横方向 STPT 以上 25 以上 30 以上 25 以上 28 以上 23 以上 STPT40 40 以上 245 以上 25 以上 20 以上 24 以上 9 以上 STPT 以上 275 以上 25 以上 20 以上 22 以上 7 以上水圧試験圧力 ( 単位 :MPa) 番号 Sch 水圧試験圧力備考付表の寸法以外の水圧試験圧力は管の厚さと外径との比 (t/d) の区分ごとに次の表によります ( 単位 :MPa) t/d (%) 0.80 を超え.60 以下.60 を超え 2.40 以下 2.40 を超え 3.20 以下 3.20 を超え 4.00 以下 4.00 を超え 4.80 以下 4.80 を超え 5.60 以下 5.60 を超え 6.30 以下 6.30 を超え 7.0 以下 7.0 を超え 7.90 以下 7.90 を超えるもの水圧試験圧力非破壊検査管は超音波探傷検査又は渦電流探傷検査のいずれかの非破壊検査を行い JIS G 0582( 鋼管の自動超音波探傷検査方法 ) の探傷感度区分 UD 又は JIS G 0583( 鋼管の自動過電流探傷検査方法 ) の探傷感度区分 EY の対比試験片の人工きずからの信号と同等以上の信号があってはならないものとします 6

19 配管用鋼管の規格 3. 寸法の許容差区分外径の許容差厚さの許容差偏肉の許容差 50mm 未満 ±0.5mm 熱間仕上継目無鋼管 50mm 以上 60mm 未満 60mm 以上 200mm 未満 ±% ±.6mm 4 mm 未満 ±0.5mm 4 mm 以上 ±2.5% 厚さの 20% 以下冷間仕上継目無鋼管 200mm 以上 ±0.8% ただし 350mm 以上は周長によることができますこの場合の許容差は ±0.5% とします 40mm 未満 ±0.3mm 40mm 以上 ±0.8% ただし 350mm 以上は周長によることができますこの場合の許容差は ±0.5% とします 2 mm 未満 ±0.2mm 2 mm 以上 ±0% 4. 寸法及び質量呼び径 A B 3 / 4 / 4 / 2 / 2 / 2 外径呼び厚さ厚さ (mm) 単位質量厚さ単位質量厚さ単位質量厚さ単位質量厚さ単位質量厚さ単位質量厚さ単位質量厚さ単位質量厚さ単位質量厚さ単位質量 (mm)(kg/m) (mm)(kg/m) (mm)(kg/m) (mm)(kg/m) (mm)(kg/m) (mm)(kg/m) (mm)(kg/m) (mm)(kg/m) (mm)(kg/m) (mm)(kg/m) 備考. 管の呼び方は呼び径及び呼び厚さ ( 番号 :Sch) によりますただし呼び径はA 及びBのいずれかを用い Aによる場合にはA Bによる場合にはBの符号をそれぞれの数字の後に付けて区分します 2. 質量の数値は cm 3 の鋼を7.85gとし次式によって計算し JIS Z 840によって有効数字 3けたに丸めますただし 00kg/mを超えるものはkg/mの整数値に丸めます W= t(Dt) ここに W: 管の単位質量 (kg/m) t : 管の厚さ (mm) D: 管の外径 (mm) 3. 特に表記以外の寸法を必要とするときはご相談下さい 7

亜鉛めっき鋼管亜鉛めっき鋼管は外注委託加工会社で製造しています原管を酸洗してスケールを落とし水洗の後塩化亜鉛塩化アンモニウム液に浸しますその後管を乾燥させ約 450 に加熱された亜鉛浴中に浸せきさせます一定時間浸せき後浴から取りだし管内外面の亜鉛をブローして除去し冷却床に送られますその後必要に応じて矯正ねじ切り検査

20 亜鉛めっき鋼管亜鉛めっき鋼管は外注委託加工会社で製造しています原管を酸洗してスケールを落とし水洗の後塩化亜鉛塩化アンモニウム液に浸しますその後管を乾燥させ約 450 に加熱された亜鉛浴中に浸せきさせます一定時間浸せき後浴から取りだし管内外面の亜鉛をブローして除去し冷却床に送られますその後必要に応じて矯正ねじ切り検査ソケット取付け等の精整検査工程を経て出荷されます製造可能範囲外径長さ ( 単位 mm) 2.7~508.0 max. 2,000 亜鉛のめっきライン製造工程 ( 連続めっきラインの例 ) 酸洗水洗プレフラックシング乾燥めっき ( 外面ブロー ) ( 内面ブロー ) ネジ切り矯正検査冷却湯洗マーキングソケットはめ外面塗装結束 8

21 配管用鋼管の規格. 亜鉛めっきの種類鋼管の亜鉛めっきには次の種類があります規格記号規格の名称亜鉛付着量均一性性状曲げ JIS G 3442 水配管用亜鉛めっき鋼管 Min, 550g/m SGPW 2 8DR 90 Ave, 600g/m 6 回以上 00 分以上 2 (50A 以下 ) JIS G 3452 SGP( 白管 ) 配管用炭素鋼鋼管 5 回以上 JIS G 3454 STPG 370( 白管 ) STPG 40( 白管 ) 圧力配管用炭素鋼鋼管 5 回以上 JIS H 864 HDZ B HDZ55 溶融亜鉛めっき Min, 550g/m 2 5 回以上 ASTM A53 A53A, A53B 配管用鋼管 Min, 490g/m 2 Ave, 550g/m 2 * STPG 等めっきの規定がないものはご注文時に亜鉛めっきの種類をご指定くださいただし STPG 等で SGPW のめっきを行っても曲げ規定は除外します * 特に指定がない場合は SGP( 白管 ) の規定に準じて製造します 2. 品質化学成分機械的性質及び寸法規格規格の名称化学成分及び機械的性質外径及び厚さ管の長さ JIS G 3442 JIS G 3452 水配管亜鉛めっき鋼管配管用炭素鋼鋼管 ( 白管 ) 配管用炭素鋼鋼管と同じです P.0 をご参照下さい配管用炭素鋼鋼管と同じです P.0 をご参照下さい 00A 以下 :4,000mm 25A 以上 :5,500mm JIS G 3454 圧力配管用炭素鋼鋼管 ( 白管 ) P.2 をご参照下さい P.2 をご参照下さい 5,500mm 管の長さは本表以外の寸法も製造可能です原管の使用区分 SGPW ならびに SGP は原則として 00A 以下は鍛接鋼管それを超える寸法のものは電気抵抗溶接鋼管を原管としています電気抵抗溶接鋼管の場合は耐溝状腐食電気抵抗溶接鋼管 (P0,2 参照 ) をご使用下さい 3. 管端形状プレンエンドを標準としますがねじ付をご要望の場合は両端に JIS B 0203( 管用テーパねじ ) のテーパねじを施し一端に JIS B 2302( ねじ込み式鋼管製管継手 ) 又はJIS B 230( ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手 ) によるソケットをねじ込みますベベル材の場合はめっき前にベベル加工を致します 4. 一時防錆塗装管の外面には通常透明の一時防錆塗料を塗布します 5. 表示例 SGPW( 赤色表示 ) * JFE SGPWB 80A SGP( 緑色表示 ) 立会検査証印呼び径長さ製造年原管製造法製造業者マーク種類の記号注 ()STPG 等でSGPWに準じためっきを行なった場合は赤色表示を行ないます JFEK JICQA QA SGPB 50A 事業所認証機関名略号製造業者マーク JISマーク認証番号呼び径長さ製造年原管製造法種類の記号 997 年のJIS 改正により SGP やSGPW の亜鉛めっき鋼管は上水道用の配管には使用できなくなりました給水管には鋼管の内面にプラスチックをライニングした水道用ポリエチレン粉体ライニング鋼管 (PFP) 又は水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管 (JLP) をご使用下さい 9

この現象を局部電池現象 ( マクロセル ) といい水と酸素があって始めて腐食が進行することになります 2.

22 5. 腐食について. 腐食の原理金属の腐食は水溶液環境の湿食と高温ガス相の乾食に大別され大気腐食や土壌腐食も基本的には水中での腐食と同様な機構で理解されます湿食は電気化学反応として説明され配管用鋼管の腐食はすべてこれに該当いたします鉄の水溶液中の腐食は鉄がイオンになって水中に移行し一方水中に溶けている酸素 ( 溶存酸素 ) が鉄表面に到達して電子を受け取り自身は水と結合して水酸化イオンとなりますこの現象を局部電池現象 ( マクロセル ) といい水と酸素があって始めて腐食が進行することになります 2. 電気抵抗溶接鋼管の溝状腐食電気抵抗溶接鋼管を水配管として使用した場合 ( 水以外の配管でも水が混入している場合 ) 電縫溶接部のみが選択的に腐食することがありますその状況を写真に示しますがあたかも溶接不良であるような外観を呈します貫通した公称管厚を使用した年数で割った腐食速度の分布はほぼ対数正規分布を示しますがその値は水中における平均の炭素鋼の腐食速度 0.mm/yに比較して極めて大きくなっています溝状腐食の発生メカニズムは溶接部が熱影響を受け母材との間に金属組織上の差が生じている 2MnSが熱影響を受けて腐食されやすい形態になっている 3 溝がいったん発生するとその部位は水が淀み酸素が補給されず酸素濃淡電池作用により腐食が加速されると言われています JFEでは通常の配管用電気抵抗溶接鋼管でSを極力下げるように努力はしておりますが水用配管には耐溝状腐食電気抵抗溶接鋼管ミゾノン MZN をご使用いただくことをお勧めいたします管内面のさびこぶ腐食管が腐食して錆が発生いたしますとその下は水の流れが悪くなり酸素が補給されにくくなりますその結果周囲との間に酸素濃淡電池が形成され錆瘤 ( さびこぶ ) となって成長しその下に孔食が発生いたします閉鎖系の配管では酸素の補給が少ないため脱酸剤の添加等で十分ですが開放系の配管では用途に見合った防食鋼管の使用をお勧め致しますなおライニング鋼管をご使用の場合は管継手も管にマッチしたものをご使用下さい頻度貫通速度 (mm/y) 溝状腐食の進行速度 ( 松島厳 ) 4. 蒸気配管の腐食復水系の配管で蒸気中に含まれる炭酸ガスなどが溶解濃縮されこの炭酸のために管材がひどく腐食することがありますこれはボイラ給水の水質に問題があり脱酸剤中和剤等を添加する必要がありますまた凝縮水が滞留しないような配管の設計を行うことも有効であります 20

23 亜鉛めっき鋼管は手頃な防食鋼管として広く用いられていますこれは亜鉛が水中で水酸化亜鉛の皮膜を形成しこれが保護皮膜となって防食の役目をはたしているからですこの保護皮膜は水のpHあるいは温度によっては安定しなくなり亜鉛の腐食度が上がり比較的短期間に鉄の地肌が露出し赤水が発生するようになります右の図は水のpH 及び温度と亜鉛腐食度との関係を示し phは6.5~ 2の範囲でまた 40 以下の温度では比較的安定をしていますが 50 を超えるような温水用配管に亜鉛めっき鋼管をお勧めすることはできません 50 以上になる空調用冷温水用配管等では溶存酸素が供給されないシステム ( 密閉循環系配管 ) にするか又はpH 調整や脱酸素処理等の水処理を行う必要があります腐食度 (mg/dm 2 d),00, ph 亜鉛の腐食度と ph の関係安定範囲溶解5. 亜鉛めっき鋼管の腐食溶解6. 埋設鋼管の外面腐食地中埋設鋼管は電車軌道工場施設などより流出する迷走電流による腐食及び通気差コンクリート中の鉄筋との電位差等環境のちがいによるマクロセル等により外面腐食の発生が懸念されますこの防止のためには手作業によるテープ防食では外面被覆の欠陥をゼロにすることは難しく欠陥個所が急速に腐食することになるので外面ポリエチレン被覆鋼管等をご使用下さいなおねじ継手の場合には被覆の種類に応じた専用のものをご使用いただき溶接継手の場合はシュリンクチューブ等で完全に施工下さるようお願い致します腐食度 (mg/dm 2 d) 温度 ( ) 蒸留水中の亜鉛の腐食度に及ぼす温度の影響 2

24 Cat.No.EJ00 本社 0000 東京都千代田区内幸町 2 丁目 2 番 3 号 ( 日比谷国際ビル ) TEL 03(3597)3 FAX 03(3597)4860 大阪支社名古屋支社北海道支社東北支社新潟支社北陸支社中国支社四国支社九州支社千葉営業所神奈川営業所静岡営業所岡山営業所沖縄営業所大阪市北区堂島丁目 6 番 20 号 ( 堂島アバンザ 0F) TEL 06(6342)0707 名古屋市中村区名駅三丁目 28 番 2 号 ( 大名古屋ビルヂング27F) TEL 052(56)862 札幌市中央区北二条西 4 丁目番地 ( 札幌三井 JPビルディング4F) TEL 0(25)255 仙台市青葉区一番町 4 丁目番 25 号 ( 東二番丁スクエア3F) TEL 022(22)69 新潟市中央区東大通丁目 3 番号 ( 新潟帝石ビル 4F) TEL 025(24)9 富山市桜橋通り 3 番号 ( 富山電気ビル 3F) TEL 076(44)2056 広島市中区袋町 4 番 2 号 ( 広島富国生命ビル 7F) TEL 082(245)9700 高松市サンポト2 番号 ( 高松シンボルタワ23F) TEL 087(822)500 福岡市博多区店屋町番 35 号 ( 博多三井ビルディング2 号館 7F) TEL 092(263)65 千葉市中央区新町 3 番地 3( 千葉 TNビル5F) TEL 043(238)800 横浜市中区太田町丁目 0 番 (NGS 太田町ビル4F) TEL 045(22)9860 静岡市駿河区森下町番 35 号 ( 静岡 MYタワー 3F) TEL 054(288)990 岡山市北区中山下丁目 8 番 45 号 (NTTクレド岡山ビル 8F) TEL 086(224)28 那覇市久茂地 3 丁目 2 番号 ( 國場ビル F) TEL 098(868)9295 FAX 06(6342)0706 FAX 052(56)3374 FAX 0(25)730 FAX 022(22)695 FAX 025(24)7443 FAX 076(44)2058 FAX 082(245)96 FAX 087(822)505 FAX 092(263)656 FAX 043(238)8008 FAX 045(22)9873 FAX 054(288)9877 FAX 086(224)285 FAX 098(868)5458 お客様へのご注意とお願い本力タログに記載された特性値等の技術情報は規格値を除き何ら保証を意味するものではありません本力タログ記載の製品は使用目的使用条件等によっては記載した内容と異なる性能性質を示すことがあります本力タログ記載の技術情報を誤って使用したこと等により発生した損害につきましては責任を負いかねますのでご了承ください Copyright JFE Steel Corporation. 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Mexico Phone: (52) Fax: (52) RIO DE JANEIRO JFE Steel do Brasil LTDA Praia de Botafogo, 228 Setor B, Salas 508 & 509, Botafogo, CEP , Rio de JaneiroRJ, Brazil Phone: (55) Fax: (55) Notice While every effort has been made to ensure the accuracy of the information contained within this publication, the use of the information is at the reader s risk and no warranty is implied or expressed by JFE Steel Corporation with respect to the use of information contained herein. The information in this publication is subject to change or modification without notice. Please contact the JFE Steel office for the latest information. Copyright JFE Steel Corporation. All Rights Reserved. Any reproduction, modification, translation, distribution, transmission, uploading of the contents of the document, in whole or in part, is strictly prohibited. 802R(606)2.3 JTR

低温用鋼板

低温用鋼板 2 3 4 5 6 33 15 370 15 25 3127 2255 203 3127 3255 203 100281214 35 3275 3440 9 3127 9520 353 1002889 9590 553 1002879 3126325 10028275 325 355 360 10113275 355 410 420 415 10028460 450 5902 590 490 6102