1. 分散投資って何?. ポートフォリオとは? 3. 相関係数って何?. ポートフォリオのリスクとリターンってどうやって計算するの?1 5. ポートフォリオのリスクとリターンってどうやって計算するの? 6. 最適なポートフォリオは?
分散投資って何? さまざまな資産を組み合わせて投資を行うことです 金融資産に投資を行う場合 一つの資産に偏った投資を行うと その資産が値下がりしたとき 大きな損失を被ってしまう可能性があります しかし いくつかの金融資産に分けて投資を行えば もし一つの資産が値下がりしても他の資産でカバーできる可能性があるため 資産全体の値動き ( リスク ) を安定させる効果が期待できます Donʼt put all your eggs in one basket. " すべての卵をひとつのカゴに盛るな " 卵をひとつのカゴに盛ると 卵を複数のカゴに分けて盛れば すべて割れてしまった 被害が小さく済んでよかった! 上記はイメージ図であり すべてを説明しているものではありません 1
ポートフォリオとは? 運用している資産の組み合わせ状況のことです この ポートフォリオ を組む最大の狙いは 前述の 分散投資 の効果を享受することにあります 一つの金融資産に投資するよりも 複数の金融資産に投資したほうが 金融資産ごとの異なるリスクとリターンを分散させることができ リスクを低減させることが可能となります しかし 分散投資は同じリスク ( 同じような値動き ) の金融資産にしても その効果はあまり期待できません 分散投資をする際は 異なるリスク ( 異なる値動き ) の金融資産を組み合わせることが重要であり 相関がポイントとなります ポートフォリオのパターン例 株式 リート 債券 コモディティ 株式 債券 リート 株式 債券 債券 : コモディティ : リート : 株式 =5%:5%:5%:5% 債券 : 株式 =70%:30% 債券 : 株式 : リート =50%:30%:0% 上記はイメージ図であり すべてを説明しているものではありません
相関係数って何? つのデータの連動性の度合いを示したものです 1 から +1 の範囲の数値で表されます +1 に近いほど同じ方向の動きとなり 1 に近いほど逆の方向に動くことを示します 0 の時は無関係な動きになります 160 10 10 80 60 0 似た動きをする 銘柄の場合バラバラな動きをする 銘柄の場合逆の動きをする 銘柄の場合 銘柄 A 銘柄 B 160 10 10 80 60 相関係数 =+0.9( 正の相関 ) 相関係数 =±0.0( 無相関 ) 相関係数 = 0.9( 負の相関 ) 銘柄Bの 日次リ0 ターン(% ) 0 銘柄 Aの日次リターン (%) )160 %A 銘柄 A 銘柄 B 10 銘柄 B )銘柄 10 80 60 0 0 銘柄 Aの日次リターン (%) 銘柄 Aの日次リターン (%) 銘柄Bの日次リターン( 0 銘柄Bの日次リターン(% 0 上記は一定の条件に基づく試算を示したものであり 特定の商品の動向や投資成果を示唆 保証するものではありません 3
ポートフォリオのリスクとリターンってどうやって計算するの?1 銘柄の場合 以下の数式で算出します ポートフォリオのリスク ( 標準偏差 ) ポートフォリオのリターン W A 銘柄 Aの組み入れ比率 W B 銘柄 Bの組み入れ比率 σ A 銘柄 Aのリスク ( 標準偏差 ) σ B 銘柄 Bのリスク ( 標準偏差 ) E A 銘柄 Aの年率リターン E B 銘柄 Bの年率リターン Cov(A,B): 銘柄 A と銘柄 B の共分散を示しており 各銘柄の平均リターンからの各時点のリターンのかい離の積の平均値 一見すると難しそうに見えますが E X C E L で V A R P 関数 C O V A R 関数 S Q R T 関数を使えば簡単に算出できます VARP 関数 分散を算出する関数 COVAR 関数 共分散を算出する関数 SQRT 関数 平方根を算出する関数 上記は一般的な事項を説明するものであり すべてを説明するものではありません
ポートフォリオのリスクとリターンってどうやって計算するの? エクセルを使って右図のようなポートフォリオの年率リスクと年率リターンを算出してみましょう 1 3 5 6 7 8 9 10 11 1 13 1 A スタート時点 1ヵ月後 ヵ月後 3ヵ月後 ヵ月後 5ヵ月後 6ヵ月後 7ヵ月後 8ヵ月後 9ヵ月後 10ヵ月後 11ヵ月後 1ヵ月後 B C D E F G 株式 A.0 93. 90.0 97. 96.7 95.1 89. 88.8 9.9 96.5 97.1 96.0.1 株式 A の月次騰落率 -6.6% -3.6% 8.0% -0.% -1.7% -6.0% -0.7% 6.9% 1.6% 0.7% -1.1%.3% 債券 B 101 101 99 101 10 107 108 107 111 111 債券 B の月次騰落率 0.5% 0.8% 0.0% -.1% 0.9% 1.%.9%.7% 1.3% -1.5% 3.7% 0.5% ポートフォリオのリスクの求め方 0.19% σ A σ B Cov(A,B) σ P 年率換算 0.06% -0.000% 3.088% 10.7% =VARP(C3:C1) =VARP(E3:E1) =COVAR(C3:C1,E3:E1) =G8*SQRT(1) ポートフォリオの構成 債券 B 30% 株式 A 70% =SQRT(0.7^*G+0.3^*G+*0.7*0.3*G6) 年率データに調整するために 1 を掛ける 株式 A の年率リターン (E A ) =B1/B-1=0.1% 債券 B の年率リターン (E B ) =D1/D-1=11.3% ポートフォリオの年率リターン 0.1%*70%+11.3%*30%=3.5% ポートフォリオの年率リスク =10.7% 上記は一般的な事項を説明するものであり すべてを説明するものではありません 5
リターン10% 15% 0% 5% 30% 35% 明日から差がつく ポートフォリオ構築と分散投資 最適なポートフォリオは? 投資家ごとに異なります なぜなら リスクの許容度や求めるリターンの高さなどは投資家ごとに異なるからです 下図は 銘柄 A の投資比率を 0~% 銘柄 B の投資比率を ~0% とした各ポートフォリオのリスク リターンを抽出したものです 詳細データ リスク リターン図 番号 ❶ ❷ 保有比率 ポートフォリオ 銘柄 A 銘柄 B リターン リスク リターン リスク 0% % 7.0% 30% 0.3 5% 75% 6.5% 3% 0.8 8% 7% 6% ❸ ❷ ❶ ❸ 38% 6% 6.% 0% 0.31 ❹ ❹ 70% 30% 5.6% 16% 0.3 5% ❺ ❺ % 相関係数 0.3 の場合 0% 5.0% 0% 0.5 % リスク 上記は一定の条件に基づく試算を示したものであり 特定の商品の動向や投資成果を示唆あるいは保証するものではありません 6
投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項 投資信託に係るリスクについて 投資信託は 株式 債券および不動産投資信託証券 ( リート ) などの値動きのある有価証券等 ( 外貨建資産には為替リスクもあります ) に投資をしますので 市場環境 組入有価証券の発行者に係る信用状況等の変化により基準価額は変動します このため 投資者の皆さまの投資元本は保証されているものではなく 基準価額の下落により 損失を被り 投資元本を割り込むことがあります ファンドの運用による損益はすべて投資者の皆さまに帰属します また 投資信託は預貯金とは異なります 投資信託に係る費用について [ ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます ] お客さまが直接的に負担する費用購入時手数料 : 上限.10%( 税込 ) 換金時手数料 : 換金の価額の水準等により変動する場合があるため あらかじめ上限の料率等を示すことができません 信託財産留保額 : 上限 0.5% お客さまが信託財産で間接的に負担する費用運用管理費用 ( 信託報酬 ): 上限年率.68%( 税込 ) 上記は基本的な料率の状況を示したものであり 成功報酬制を採用するファンドについては 成功報酬額の加算によってご負担いただく費用が上記の上限を超過する場合があります 成功報酬額は基準価額の水準等により変動するため あらかじめ上限の額等を示すことができません その他費用 手数料 : 上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります 投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) 等でご確認ください その他費用 手数料については定期的に見直されるものや売買条件等により異なるため あらかじめ当該費用 ( 上限額等を含む ) を表示することはできません 手数料等の合計額については 購入金額や保有期間等に応じて異なりますので あらかじめ表示することはできません 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては 一般的な投資信託を想定しております 費用の料率につきましては アセットマネジメントOne 株式会社が運用するすべての投資信託のうち 徴収するそれぞれの費用における最高の料率を記載しております 投資信託は 個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限 取引市場 投資対象国が異なることから リスクの内容や性質 費用が異なります 投資信託をお申し込みの際は 販売会社から投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) をあらかじめ または同時にお渡ししますので 必ずお受け取りになり 内容をよくお読みいただきご確認のうえ お客さまご自身が投資に関してご判断ください 税法が改正された場合等には 税込手数料等が変更となることがあります (017 年 3 月末現在 ) 商号等 : アセットマネジメントOne 株式会社金融商品取引業者関東財務局長 ( 金商 ) 第 3 号加入協会 : 一般社団法人投資信託協会一般社団法人日本投資顧問業協会 ご注意事項 当資料は アセットマネジメント One 株式会社が作成したものです 当資料は 情報提供を目的とするものであり 投資家に対する投資勧誘を目的とするものではありません 当資料は アセットマネジメント One 株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しておりますが その内容の完全性 正確性について 同社が保証するものではありません また掲載データは過去の実績であり 将来の運用成果を保証するものではありません 当資料における内容は作成時点のものであり 今後予告なく変更される場合があります 投資信託は 1. 預金等や保険契約ではありません また 預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありません 加えて 証券会社を通して購入していない場合には投資者保護基金の対象ではありません. 購入金額について元本保証および利回り保証のいずれもありません 3. 投資した資産の価値が減少して購入金額を下回る場合がありますが これによる損失は購入者が負担することとなります 照会先 アセットマネジメント One 株式会社 コールセンター 010-10-69 ( 受付時間 : 営業日の午前 9 時 ~ 午後 5 時 ) ホームページアドレス http://www.am-one.co.jp/ 1708JSFⅢ1