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フロン類製造業者等の フロン類の使用合理化の状況

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改正前のオゾン層保護法の概要 オゾン層破壊効果のあるフロンの生産量 消費量の削減義務を課した オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書 の国内担保措置として オゾン層保護法 に基づき 特定フロン の製造 輸入を規制し オゾン層破壊効果のない 代替フロン への転換を図ってきた モントリオール

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ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

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2 前項の規定による通知を行った場合において 市長は 当該特定空家等の所有者等が除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を講じたことにより特定空家等の状態が改善され 特定空家等でないと認めるときは 遅滞なくその旨を 特定空家等状態改善通知書 ( 様式第 7 号 ) に

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フロン類とは何か? フロン類とは何か フルオロカーボン ( フッ素と炭素の化合物 ) の総称であり CFC( クロロフルオロカーボン ) HCFC( ハイドロクロロフルオロカーボン ) HFC( ハイドロフルオロカーボン ) をフロン排出抑制法ではフロン類と呼んでいます 化学的にきわめて安定した性質で扱いやすく 人体に毒性が小さいといった性質を有していることから エアコンや冷蔵庫などの冷媒用途をはじめ 断熱材等の発泡用途 半導体や精密部品の洗浄剤 エアゾールなど様々な用途に活用されてきました しかしながら オゾン層の破壊 地球温暖化といった地球環境への影響が明らかにされ より影響の少ないフロン類や他の物質への代替が 可能な分野から進められています オゾン層は上空の成層圏にあり 有害な紫外線を吸収して地球上の生物を守っていますが CFC HCFC などは 大気中に放出されるとオゾン層まで到達して オゾン層を破壊してしまいます モントリオール議定書に基づき CFC HCFC 等の生産 輸入の国際的な規制が行われています 平成 26(2014) 年 9 月発行の WMO / UNEP オゾン層破壊の科学アセスメント によると 規制の効果でオゾン層は回復の兆しを見せていますが 回復には長期間を要し 引き続き対策を講じる必要があります CFC HCFC はオゾン層保護対策として生産 輸入が規制されていますが 温室効果も大きい物質です CFC HCFC の代替として 主に HFC( 代替フロン ) への転換を進めてきましたが HFC は オゾン層を破壊しないものの 二酸化炭素の 100 倍から 10,000 倍以上の大きな温室効果があります そのため ノンフロン 低 GWP( 地球温暖化係数 ) 化や 既にフロン類 (CFC, HCFC, HFC) が使われている製品からのフロン類の排出抑制が必要です

フロン類のライフサイクル全体にわたる包括的な対策が必要です フロン回収 破壊法の制定 フロン類は オゾン層の破壊や地球温暖化の原因となることから 大気中への放出を抑制することが必要です このため 平成 13 年に 特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律 ( フロン回収 破壊法 ) が制定され 業務用冷凍空調機器の整備時 廃棄時のフロン類の回収 回収されたフロン類の破壊等が進められてきました 平成 25 年の改正 ( フロン排出抑制法の制定 ) 1 2 しかし 冷媒 HFC の急増 冷媒回収率の低迷 機器使用中の大規模漏えいの判明 等 の問題について ノンフロン 低 GWP 製品の技術開発 商業化の進展 HFC の世界的な規制への動き といったフロン類をとりまく状況の変化も踏まえ 対応が必要となりました そのため これまでのフロン類の回収 破壊に加え フロン類の製造から廃棄までのライフサイクル全体にわたる包括的な対策が取られるよう 平成 25 年 6 月に法改正し 名称も フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律 ( フロン排出抑制法 ) と改めました( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 60 50 40 30 20 10 0 t-co2 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2020 1 代替フロン等 3ガス (H FC PFC SF6) の排出量は 特定フロン (CFC HCF C) からの転換により冷凍空調分野の排出量が増加しており 平成 32(2020) 年には平成 23(2011) 年の約 2 倍程度となる見通しとなっています 25 20 15 10 5 2 冷凍空調機器の設備不良や経年劣化等により これまでの想定以上に使用時漏えいが生じていることが判明しました 0

フロン排出抑制法の全体像 フロン類のライフサイクル全体 フロン排出抑制法では 各主体が主に以下の事項に取り組むこととしています <フロン類の使用の合理化に係る措置 > (1) フロンメーカー フロン類の製造業者等は 国が定める フロン類の製造業者等の判断の基準となるべき事項 に従い フロン類代替物質の製造等 フロン類の使用の合理化に取り組みます (2) 製品メーカー 指定製品の製造業者等は 国が定める 指定製品の製造業者等の判断の基準となるべき事項 に基づき 使用フロン類による環境影響度の低減に取り組みます < 特定製品に使用されるフロン類の管理の適正化に係る措置 > (3) 第一種特定製品の管理者 整備者 廃棄等実施者 第一種特定製品の管理者は 管理者の判断基準 に基づき 管理する第一種特定製品について点検等を実施します 管理者のうち一定以上フロン類を漏えいさせた者は 算定漏えい量等を国に報告します ( 国はその算定漏えい量等を公表します ) 第一種特定製品の整備者や廃棄等実施者は フロン類の充塡 回収や 機器の廃棄等 ( 廃棄 原材料や部品への利用を目的とした譲渡 ) が必要な時は 第一種フロン類充塡回収業者 に対して 充塡 回収の委託や フロン類の引渡しをします (4) 第一種フロン類充塡回収業者 第一種フロン類充塡回収業者が充塡 回収を行う時は 充塡基準 回収基準に従います また 回収したフロン類について 自ら再生しない場合は 第一種フロン類再生業者又はフロン類破壊業者へ引き渡します (5) 第一種フロン類再生業者 フロン類破壊業者 第一種フロン類再生業者 フロン類破壊業者は 引き取ったフロン類について フロン類の再生基準 破壊基準に従って再生 破壊します 第一種特定製品 とは業務用の冷凍空調機器であって 冷媒としてフロン類が使用されているもの ( ただし カーエアコンは対象外 ( 自動車リサイクル法に基づきフロン類の回収等が行われます ))

フロン類製造業者 指定製品製造業者向け対策の充実 フロン類メーカー 製品メーカー等による取組 フロン類メーカー 国による見通し策定事業者による計画策定取組の見える化 フロン類製造業者等に対して 国内で使用されるフロン類 (H FC) の将来見通しを示し 公表します 国によるフロン類使用見通し等を踏まえ 以下の事項を含む フロン類使用合理化計画 を作成 公表します フロン類出荷量指標の削減目標 フロン類使用合理化のための設備整備 技術向上等に関する事項等 国は 毎年度終了後 事業者に対して前年度の出荷相当量の報告を求めます 国は 事業者の取組状況について 削減目標の翌年度に審議会の意見を聴き 評価 公表します ( ) ただし 個別のフロン類の製造数量等が日本のみで公表されることによる競争上の影響に留意しつつ 事業者ごとの主要取扱い品目別の内訳等を把握し 評価 公表する仕組みとします 製品メーカー フロン類使用製品のノンフロン 低 GWP 化を進めるため 家庭用エアコンなどの製品 ( 指定製品 ) の製造 輸入業者に対して目標値 目標年度を定め 製造 輸入業者ごとに出荷する製品区分ごとに加重平均で目標達成を求める制度を導入します 指定製品の目標値は 代替冷媒候補に対応した製品の技術開発及び安全性評価等の状況を踏まえ 以下の 7 区分について定められています 今回対象外の製品についても要件が整い次第 随時検討することとしています GWP R410A(2090) R32(675) R410A(2090) R134a(1430) 1.5kW R404A(3920) R410A(2090) R407C(1774) CO2(1) R404A(3920) 1 HFC-245fa(1030) HFC-365mfc(795) HFC-134a(1430) HFC-152a(124) CO2(1) DME(1)

業務用冷凍空調機器の管理者による冷媒管理の徹底 管理者 とは 原則として 当該製品の所有権を有する企業 法人が該当します ただし 例外として 契約書等の書面において 保守 修繕の責務を所有者以外が負うとされている場合は その企業 法人が管理者となります 管理者の判断基準 の遵守 1 適切な場所への設置等 2 機器の点検 3 漏えい防止措置 修理しないままの充塡の原則禁止 4 点検等の履歴の保存等 算定漏えい量報告は 管理者が管理する業務用冷凍空調機器 ( 第一種特定製品 ) からの算定漏えい量について 法人単位で報告するものです 業務用冷凍空調機器の使用等について約款に定めがあるフランチャイズチェーンの場合は チェーン全体で算定 報告することとなります 算定漏えい量は 追加充塡した総量を漏えい量とみなすこととし 管理者は第一種フロン類充塡回収業者が発行する充塡 回収証明書から漏えい量を算定します 報告は 営んでいる事業を所管する大臣に対して行います ( 翌年度の7 月末日までに ) フロン類算定漏えい量の報告 漏えい量報告対象 報告項目 CO2 漏えい量報告対象外

交付回付交付交付交付フロン類の充塡 回収 再生 破壊 業務用冷凍空調機器 ( 第一種特定製品 ) の整備時におけるフロン類の充塡 回収は 第一種フロン類充填回収業者に委託することが必要です 第一種フロン類充塡回収業者からは フロン類算定漏えい量の算定に必要となる充塡 回収証明書が発行されます ( 情報処理センターを活用する場合は充塡 回収情報の登録が行われます ) 回収 運搬 再生 破壊に要する料金の支払い充塡証明書 回収証明書に記載された充塡量 回収量の記録 保存 ( 点検整備記録簿 ) それを基にした算定漏えい量の計算 回付整備時 ( 回収 運搬 再生 破壊に要する料金は機器の整備の発注者が支払う ) フロン類の充塡又は回収を行うには 都道府県知事への登録が必要 または フロン類の充塡又は回収を第一種フロン類充塡回収業者に委託し 管理者情報を第一種フロン類充塡回収業者に通知 第一種フロン類充塡回収業者から回付された再生証明書 破壊証明書の回付 写しの保存 (3 年 ) 正当な理由がない場合を除き フロン類を引き取る義務 ( 回収時 ) 充塡 回収 運搬に関する基準に従ってフロン類を充塡 回収 運搬 自ら再生する場合等を除き フロン類を第一種フロン類再生業者又はフロン類破壊業者に引き渡し フロン類の充塡 回収の記録を行い 都道府県知事に報告 第一種フロン類再生業者又はフロン類破壊業者から交付された再生証明書 破壊証明書の回付 写しの保存 (3 年 ) 求めに応じたフロン類の回収等の費用に関する料金等の説明 再生基準に従ってフロン類を再生 フロン類を再生した際 再生証明書を交付し 写しを保存 (3 年 ) 破壊基準に従ってフロン類を破壊 フロン類を破壊した際 破壊証明書を交付し 写しを保存 (3 年 ) 第一種フロン類再生業者が再生できなかったもの 第一種フロン類充塡回収業者は 充塡証明書 回収証明書発行に代えて 情報処理センターに充塡 回収情報を登録する事が可能です ( その情報は管理者に電子的に通知されます ) これにより 管理者には充塡量 回収量を電子的に管理できるというメリットがあります

フロン類の充塡 回収 再生 破壊 業務用冷凍空調機器 ( 第一種特定製品 ) の廃棄時等 ( 廃棄 原材料又は製品の一部としての譲渡 ) におけるフロン類の回収は 第一種フロン類充塡回収業者に引き渡す又は引渡しを委託することが必要です 引渡し又は引渡しの委託の際 第一種特定製品廃棄等実施者は回収依頼書又は委託確認書を交付することが必要です 第一種フロ ン類充塡回収業者に引き渡された後には引取証明書が第一種特定製品廃棄等実施者に交付されます 交付 特定解体工事請負業者が行う第一種特定製品の設置の有無についての確認に協力 交付廃棄時等 機器の廃棄等の際は フロン類を第一種フロン類充塡回収業者に引渡し 回収 運搬 再生 破壊に要する料金の支払い 機器の廃棄等の際に回収依頼書又は委託確認書を交付し 写しを保存 (3 年 ) 第一種フロン類充塡回収業者が交付する引取証明書 ( 又はその写し ) の保存 (3 年 ) 第一種フロン類充塡回収業者からの引取証明書 ( 又はその写し ) の一定期間内の未受領 虚偽記載に関する都道府県への報告 ( 回収依頼書 / 委託確認書の交付日から30 日以内 ( 解体工事の契約に伴い委託確認書を交付する場合は交付日から90 日以内 )) 再委託承諾書を交付した場合の当該承諾書の写しの保存 (3 年 ) 交付交付 写しを送付回付 第一種特定製品廃棄等実施者から交付された委託確認書の回付 写しの保存 (3 年 ) 引取証明書の保存 (3 年 ) フロン類の引渡しを他者に再委託する場合は 再委託承諾書の事前受領 保存 (3 年 ) 回付 回付 付交付し 写しを保存 (3 年 ) 交 再生基準に従ってフロン類を再生 フロン類を再生した際 再生証明書を交付し 写しを保存 (3 年 ) 正当な理由がない場合を除き フロン類を引き取る義務 回収 運搬に関する基準に従ってフロン類を回収 運搬 自ら再生する場合等を除き フロン類を第一種フロン類再生業者又はフロン類破壊業者に引渡し フロン類回収の記録を行い 都道府県知事に報告 機器の廃棄時等にフロン類を引き取った際に 引取証明書を交付し 写しを保存 (3 年 ) 第一種フロン類再生業者又はフロン類破壊業者から交付された再生証明書 / 破壊証明書の回付 写しの保存 (3 年 ) 求めに応じたフロン類の回収等の費用に関する料金等の説明 交付第一種フロン類再生業者が再生できなかったもの 破壊基準に従ってフロン類を破壊 フロン類を破壊した際 破壊証明書を

フロン排出抑制法に基づく義務等 義務者 フロン排出抑制法の義務 指導助言 勧告公表命令 罰則 すべての者 特定製品の冷媒フロン類のみだり放出禁止 (86 条 ) 1 年以下の懲役又は50 万円以下の罰金 フロン類の製造業者等 フロン類の製造業者等の判断基準の遵守 (9 条 1) 指導助言 勧告公表命令の対象 ( 国 ) 指定製品の製造業者等 特定製品の製造業者等 第一種特定製品の管理者 第一種特定製品の整備の発注者 第一種特定製品整備者 第一種フロン類充塡回収業者 ( 委託先含む ) 第一種特定製品廃棄等実施者 特定解体工事元請業者特定解体工事発注者 第一種フロン類引渡受託者 第一種フロン類再生業者フロン類破壊業者 " 第一種フロン類再生業者 ( 委託先含む ) フロン類破壊業者 指定製品の製造業者等の判断基準の遵守 (12 条 1) 指定製品の表示 (14 条 ) 特定製品の表示 (87 条 ) 管理者判断基準の遵守 (16 条 1) フロン類算定漏えい量等の報告 (19 条 1) フロン類回収等の料金負担 (74 条 6) 充塡 回収委託義務 (37 条 1 39 条 1) 再充塡以外のフロン類の引渡義務 (39 条 4) 充塡 回収委託時の管理者名称等の通知 (37 条 2 39 条 2) フロン類回収等の料金支払 (74 条 3) 再生 破壊証明書の回付 保存 (59 条 2 70 条 ) 充塡回収業の登録 (27 条 1) 更新(30 条 1) 充塡回収業の登録変更の届出 (31 条 1) 充塡回収業の廃業等の届出 (33 条 1) 充塡回収業の登録の取消し等 (35 条 1) 勧告命令の対象 ( 国 ) 10 万円以下の過料 1 勧告 命令の対象に裾切りあり 立入検査 (92 条 ) の拒否 妨害 忌避については 50 万円以下の罰金 ( 第一種特定製品の管理者 第一種特定製品整備者 第一種特定製品廃棄等実施者 第一種フロン類引渡受託者 第一種フロン類充填回収業者 ) 罰金刑 (106 条に基づくものを除く ) については 法人に対する併科あり 1 指導助言 勧告公表命令の対象 ( 都道府県 ) 10 万円以下の過料 指導助言 勧告命令の対象 ( 都道府県 ) 勧告命令の対象 ( 都道府県 ) 勧告命令の対象 ( 国 ) 1 年以下の懲役又は50 万円以下の罰金 30 万円以下の罰金 10 万円以下の過料 1 年以下の懲役又は 50 万円以下の罰金 充塡 回収基準の遵守 (37 条 3 39 条 3 44 条 2) 充塡 回収証明書の交付 (37 条 4 39 条 6) 勧告命令の対象 ( 都道府県 ) 情報処理センターへの充塡 回収情報登録 (38 条 1 40 条 1) 引取証明書の交付 写しの保存 (45 条 1 2) 回収フロン引取義務 (39 条 5 44 条 1) 指導助言 勧告命令の対象 ( 都道府県 ) フロン類引渡義務 (46 条 1) 充塡量 回収量等に関する記録の保存 報告 (47 条 13) 20 万円以下の罰金充塡量 回収量等に関する記録の閲覧 (47 条 2) 省令に基づく第一種フロン類再生業 (50 条 1) 1 年以下の懲役又は50 万円以下の罰金再生 破壊証明書の回付 保存 (59 条 3 70 条 ) 勧告命令の対象 ( 国 ) フロン類回収等の料金説明 (74 条 2) 運搬基準の遵守 (46 条 2) フロン類引渡義務 (41 条 ) 回収依頼書 / 委託確認書の交付 保存 (43 条 1~3) 引取証明書 ( 又は写し ) の保存 (45 条 3) 引取証明書の未受領 虚偽記載に関する報告 (45 条 4) フロン類回収等の料金支払 (74 条 3) 設置有無の確認 説明 (42 条 1) 設置有無の確認への協力 (42 条 2) 再委託承諾書の事前受領 (43 条 4) 委託確認書の回付 保存 (43 条 5~7) 引取証明書の保存 (45 条 5) 再生 破壊業の許可 (50 条 1 63 条 1) 更新 (52 条 1 65 条 1) 変更の許可 (53 条 1 66 条 1) 変更の届出 (53 条 3 66 条 3) 廃業等の届出 (54 条 1 68 条 ) 許可の取消し等 (55 条 67 条 ) 勧告命令の対象 ( 都道府県 ) 指導助言 勧告命令の対象 ( 都道府県 ) 勧告命令の対象 ( 都道府県 ) 指導助言の対象 ( 都道府県 ) 勧告命令の対象 ( 都道府県 ) 1 年以下の懲役又は 50 万円以下の罰金 30 万円以下の罰金 10 万円以下の過料 1 年以下の懲役又は 50 万円以下の罰金 再生されなかったフロン類の破壊業者への引渡し (58 条 2) 指導助言 勧告命令の対象 ( 国 ) 再生 破壊基準の遵守 (58 条 1 69 条 4) 再生 破壊証明書の交付 写しの保存 (59 条 1 70 条 1) 再生 破壊量等の記録 報告 (60 条 1371 条 13) 運搬基準の遵守 (58 条 3) フロン類の引取り 受託義務 破壊の実施 (69 条 1~4) 勧告命令の対象 ( 国 ) 20 万円以下の罰金 勧告命令の対象 ( 国 ) 指導助言 勧告命令の対象 ( 国 )

関係者の役割 フロン類を使用した業務用冷凍空調機器を所有している方は 第一種特定製品の管理者となり これらの機器を廃棄する場合は第一種特定製品廃棄等実施者になります 第一種特定製品の管理者の役割 ( 法第 16 条 ( 管理者の判断基準 )) 第一種特定製品の損傷等を防止するため 適切な場所への設置 設置する環境の維持保全を実施しなければなりません 全ての第一種特定製品を対象とした簡易点検の実施しなければなりません また 一定の第一種特定製品について 専門知識を有する者による定期点検を実施しなければなりません 冷媒漏えいが確認された場合 やむを得ない場合を除き 可能な限り速やかに漏えい箇所の特定 必要な措置を実施しなければなりません 適切な機器管理を行うため 第一種特定製品の点検 修理 冷媒の充塡 回収等の履歴を記録 保存しなければなりません 第一種特定製品の整備の際に 整備業者等の求めに応じて当該記録を開示しなければなりません 第一種特定製品の整備を発注する際 フロン類の回収 再生 破壊等に必要な費用を負担する必要があります ( 法第 74 条 ) 第一種特定製品の廃棄等の際には 自ら又は他の者に委託して 第一種フロン類充塡回収業者にフロン類を引渡す必要があります ( 法第 41 条 ) その際 フロン類の回収 再生 破壊等に必要な費用を負担する必要があります ( 法第 74 条 ) 第一種特定製品の廃棄等の際に フロン類充塡回収業者に直接フロン類を引渡す場合は回収依頼書をフロン類充塡回収業者の登録を持たない設備業者 解体業者 販売業者等 ( 第一種フロン類引渡受託者 ) に第一種フロン類充塡回収業者へのフロン類の引渡しを委託する場合は 委託確認書を交付する必要があります ( 法第 43 条 ) 受託者がフロン類の引渡しを他の者に再委託する場合には 第一種特定製品廃棄等実施者には再委託承諾書を交付することとなります 交付したときは その写しを 3 年間保存する必要があります ( 法第 43 条 ) フロン類の回収が終了すると フロン類充塡回収業者から引取証明書が交付されます 回収依頼書又は委託確認書を交付後 30 日以内 ( 建物解体の場合は 90 日以内 ) に引取証明書が回収業者から交付されなかった場合等には都道府県知事にその旨を報告する必要があります 報告の際は 回収依頼書又は委託確認書の写しを提出してください ( フロン類充塡回収業者へのフロン類の引渡しが終了し 引取証明書の交付を受けるまでがあなたの責任です )( 法第 45 条 ) 回収依頼書又は委託確認書の写し及び引取証明書を 3 年間保存する必要があります ( 法第 45 条 ) ( 必要に応じて都道府県知事より提示を求められることがあります これらの書類を保存していることがフロン類の回収をきちんと行った証拠になります )

業務用冷凍空調機器の整備時にフロン類の充塡回収作業を行うには フロン類充塡回収業者への委託が必要です! 自らフロン類の充塡 回収を行う場合も フロン類充塡回収業者としての登録が必要です 第一種フロン類充塡回収業者への委託の際 フロン類の回収 再生 破壊等に必要な費用を負担する必要があります ( 法第 74 条 ) また 整備を発注した第一種特定製品の管理者に関する情報を 第一種フロン類充塡回収業者に通知することが必要です ( 法第 37 条 第 39 条 ) 回収した機器に再び充塡する場合を除き 回収したフロン類を第一種フロン類充塡回収業者に引き渡すことが必要です ( 法第 39 条 ) 第一種フロン類再生業者 フロン類破壊業者から回付を受けた再生証明書 破壊証明書について 第一種特定製品の管理者への回付 ( 遅滞なく ) 保存(3 年間 ) が必要です ( 法第 59 条 第 70 条 ) こんなあなたは充塡回収業者登録が必要です! 機器の修理 点検でフロン類の充塡 抜取り作業を行う場合 社内に機器の修理 サービス部門があり 自らフロン類の充塡 抜取り作業を行う場合 加温 冷却などの工程で機器を使用しており 社内に機器の修理 サービス部門を抱えており 自らフロン類の充塡 抜取り作業を行う場合 整備時に自らフロン類の充塡 回収を行う事業者の皆さん 充塡 47 条当該機器に再充塡しなかったフロン類については 自ら再利用又は引渡すことが必要です ( 法第 46 条 ) 整備時に自らフロン類の充塡 回収を行わない事業者の皆さん整備のためフロン類の充塡 回収が必要な場合は 都道府県知事の登録を受けたフロン類充塡回収業者に委託してください ( 法第 37 条第 1 項 ) 第一種特定製品の入替え時に 所有者等からフロン類が充塡された古い機器の引取り ( 廃棄 下取り ) を依頼された場合には 第一種フロン類引渡受託者となります フロン類が充塡された業務用冷凍空調機器を引き取った場合は 依頼者 ( 第一種特定製品廃棄等実施者 ) から委託確認書の交付を受けます 委託確認書は第一種フロン類充塡回収業者に回付する他 その写しを 3 年間保存することが必要です ( 法第 43 条 ) 他の者に 第一種フロン類充塡回収業者へのフロン類の引渡しを再委託する場合は あらかじめ第一種特定製品廃棄等実施者から再委託承諾書の交付を受けることが必要です また 再委託承諾書を 3 年間保存することが必要です ( 法第 43 条 ) 第一種フロン類充塡回収業者から引取証明書の交付を受けた場合は 3 年間保存することが必要です ( 法第 45 条 ) 第一種フロン類充塡回収業者へのフロン類の引渡しの委託を受けた場合 回収 再生 破壊等に要する費用は 依頼者 ( 第一種特定製品廃棄等実施者 ) の負担となります ( 法第 74 条 ) 中古機器として引き取った場合には 第一種フロン類引渡受託者ではなくその機器の所有者となります その廃棄等を行う場合は 第一種特定製品廃棄等実施者となります

関係者の役割 建物の解体工事 ( 他の者から請け負ったものを除く ) を発注しようとする者から直接建物の解体工事を請け負う場合には 業務用冷凍空調機器が設置されていないことが明らかな場合を除き 特定解体工事元請業者となります 42 条 解体を依頼された建物に第一種特定製品が残されている場合には 当該機器からのフロン類の回収があいまいにならないように留意が必要です 事前確認の結果確認された第一種特定製品については 発注者にあらかじめフロン類を回収してもらうか フロン類充塡回収業者へのフロン類の引渡しを含めて受託することが必要です 後者の場合は第一種フロン類引渡受託者となります 第一種フロン類引渡受託者となる場合 発注者 ( 第一種特定製品廃棄等実施者 ) から委託確認書の交付を受けることとなります 委託確認書は第一種フロン類充塡回収業者に回付する他 その写しを3 年間保存することが必要です ( 法第 43 条 ) 他の者に 第一種フロン類充塡回収業者へのフロン類の引渡しを再委託する場合は あらかじめ第一種特定製品廃棄等実施者から再委託承諾書の交付を受けることが必要です また 再委託承諾書を3 年間保存することが必要です ( 法第 43 条 ) 第一種フロン類充塡回収業者から引取証明書の交付を受けた場合は 3 年間保存することが必要です ( 法第 45 条 ) 第一種フロン類充塡回収業者へのフロン類の引渡しの委託を受けた場合 回収 再生 破壊等に要する費用は 発注者 ( 第一種特定製品廃棄等実施者 ) の負担となります ( 法第 74 条 ) 第一種特定製品を有償で引き取る場合であっても 引き取った製品を再び冷凍空調機器として使用せず 部品等としてリサイクルする場合には 機器の所有者が第一種特定製品廃棄実施者として第一種フロン類充塡回収業者への回収の委託及びフロン類の引渡しを行うことが必要です ( 法第 41 条 ) 機器の引取りと併せて 第一種フロン類充塡回収業者へのフロン類の引渡しも受託する場合には 第一種フロン類引渡受託者になります 第一種フロン類引渡受託者となる場合 発注者 ( 第一種特定製品廃棄等実施者 ) から委託確認書の交付を受けることとなります 委託確認書は第一種フロン類充塡回収業者に回付する他 その写しを3 年間保存することが必要です ( 法第 43 条 ) 他の者に 第一種フロン類充塡回収業者へのフロン類の引渡しを再委託する場合は あらかじめ第一種特定製品廃棄等実施者から再委託承諾書の交付を受けることが必要です また 再委託承諾書を3 年間保存することが必要です ( 法第 43 条 ) 第一種フロン類充塡回収業者から引取証明書の交付を受けた場合は 3 年間保存することが必要です ( 法第 45 条 ) 第一種フロン類充塡回収業者へのフロン類の引渡しの委託を受けた場合 回収 再生 破壊等に要する費用は 発注者 ( 第一種特定製品廃棄等実施者 ) の負担となります ( 法第 74 条 )

フロン類の充塡 回収の際は 充塡 回収に関する基準を遵守して行うことが必要です ( 法第 37 条 第 39 条 第 44 条 ) フロン類の充塡 整備時回収の際は 整備を発注した第一種特定製品の管理者への充塡 回収証明書の交付又は情報処理センターへの充塡 回収情報の登録が必要です ( 法第 37 条 ~ 第 40 条 ) 第一種特定製品整備者や第一種特定製品廃棄等実施者 第一種特定製品引渡受託者からフロン類の引取りを求められたときは 正当な理由がある場合を除き フロン類を引き取ることが必要です ( 法第 29 条 第 44 条 ) 第一種特定製品整備者又は第一種特定製品廃棄等実施者からフロン類の回収等の費用に関する料金について説明を求められたときは その説明が必要です ( 法第 74 条 ) 第一種特定製品の廃棄等時にフロン類を引き取った場合は 引取証明書を交付するとともに その写しを 3 年間保存することが必要です ( 法第 45 条 ) フロン類を引き取った場合は 第一種フロン類再生業者又はフロン類破壊業者に引き渡すこと等が必要です ( 法第 46 条 ) 第一種フロン類再生業者 フロン類破壊業者から交付を受けた再生 破壊証明書について 整備を発注した第一種特定製品の管理者又は第一種特定製品整備者に回付するとともに その写しを 3 年間保存することが必要です ( 法第 59 条 第 70 条 ) フロン類の充塡量 回収量等に関する記録を作成し 5 年間保存するとともに 毎年度都道府県に報告することが必要です ( 年度末終了後 45 日以内 ) フロン類の充塡の際はフロン類の充塡について フロン類の回収の際はフロン類の回収について 各々十分な知見を有する者が行う又は立ち会うことが必要です フロン類の再生 破壊の際は 再生 破壊に関する基準を遵守して行うことが必要です ( 法第 58 条 第 69 条 ) フロン類の再生 破壊の際は 第一種フロン類充塡回収業者に再生 破壊証明書を交付するとともに その写しを 3 年間保存することが必要です ( 法第 59 条 第 70 条 ) 第一種フロン類再生業者は 再生されなかったフロン類をフロン類破壊業者に引き渡すことが必要です ( 法第 58 条 ) フロン類破壊業者は 第一種フロン類充塡回収業者や第一種フロン類再生業者等からフロン類の引取りを求められたときは 正当な理由がある場合を除き フロン類を引き取ることが必要です ( 法第 69 条 ) フロン類の再生量 破壊量等に関する記録を作成し 5 年間保存するとともに 毎年度国に報告することが必要です ( 年度末終了後 45 日以内 ) ( 法第 60 条 第 71 条 )

011-204-5189 017-734-9249 019-629-5356 022-211-2661 018-860-1603 023-630-2338 024-521-7261 029-301-2961 028-623-3188 027-226-2832 048-830-3058 043-223-4658 03-5388-3471 045-210-4111 025-280-5150 076-444-8727 076-225-1463 0776-20-0303 055-223-1657 026-235-7164 058-272-8232 054-221-3781 052-954-6215 059-224-2368 077-528-3357 075-414-4713 06-6210-9570 078-362-3285 0742-27-8732 073-441-2688 0857-26-7198 0852-22-6555 086-226-7299 082-513-2917 083-933-3034 088-621-2267 087-832-3219 089-912-2347 088-821-4524 092-643-3360 0952-25-7774 095-895-2512 096-333-2278 097-506-3036 0985-26-7085 099-286-2594 098-866-2236