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Transcription:

Micro Focus Server Express 5.1 J for AIX 7.1 IBM WebSphere Application Server 8.0.0.0 動作検証結果報告書 2011 年 11 月 10 日マイクロフォーカス株式会社 Copyright 2011 Micro Focus. All Rights Reserved. 記載の会社名 製品名は 各社の商標または登録商標です

1 検証概要 目的及びテスト方法 1.1 検証概要 Micro Focus Server Express 5.1 J の Enterprise Server が提供する J2EE Connector 機能は 多くの J2EE 準拠アプリケーションサーバーについて動作検証がなされています 本報告書は IBM WebSphere Application Server 8.0.0.0 での J2EE Connector の接続性を検証し 報告するものです 1.2 目的及びテスト方法 Micro Focus Server Express 5.1 J の Enterprise Server が提供する J2EE Connector は 現在 IBM WebSphere Application Server 7.0.0.0 との接続が動作保証されています 今回 以下のテストプログラムを実行することによって このことを実際に検証しました (1) 渡された2つの数字パラメタを加算してその結果を返すCOBOLサブルーチンを使用 (2) Interface Mapping Toolkit が自動生成した EJB と Servletクライアントを IBM WebSphere Application Server 8.0.0.0で運用し COBOLを呼び出す 2 使用ハードウェア及びソフトウェア一覧 System p5 (type 9110-51A S/N: 06-3CA60) IBM AIX 7.1 (7100-00-01-1037) Micro Focus Server Express 5.1J WrapPack 6 IBM WebSphere Application Server 8.0.0.0 3 テスト内容 以下に実施したテストの概要を述べます 詳細な手順については補足に記載します (1) 使用した COBOL ロジック渡された 2 つの数字パラメタを加算してその結果を返す簡単な COBOL サブルーチンを使用 (2) 使用したリソース アダプター $COBOL/ lib/javaee5/ibmwebsphere7/mfcobol-notx.rar WebSphere 7.x にディプロイするのに適した形式でパッケージされたものであり JavaEE 仕様に照らして最も標準的な提供形態です (3) 使用した Enterprise Server 既定義の ESDEMO をそのまま使用 (4) 使用した WebSphere のアプリケーションサーバー既定義の server1 をそのまま使用 (5) 使用した JavaEE アプリケーション Server Express の Interface Mapping Toolkit がディプロイ時に自動生成する EJB と 自動生成される Web モジュールクライアントを使用 4 結果上記のテストを実行した結果 正常に実行されることを確認しました 詳細な結果については補足に記載します 5 テスト結果及び考察最新の J2EE 標準をサポートする IBM WebSphere Application Server 8.0.0.0 で 既存の Micro Focus Server Express 5.1J の J2EE Connector 接続を問題なく使用できることが検証できました これをもって 弊社の正式な動作保証といたします 以上

補足. 検証の手順 1. 前提条件 本検証では 各ソフトウェアはデフォルトでインストールされたままの状態になっていることを仮定しています Server Express はデフォルトのインストール先に Enterprise Server も含めてインストールされており 出荷時設定のサーバー ESDEMO がそのままの状態で利用可能になっているものとします 検証を始める前に ESDEMO を開始状態にしておきます WebSphere もデフォルトでインストールされており 管理者ユーザー wasadmin/wasadmin で 出荷時設定のアプリケーションサーバー : server1 が利用可能になっているものとします ここでは 以下の簡単な COBOL 例題プログラム CALCU.cbl を使用します 第一 第二の引数を加算し 結果を RESULT に返すというだけのプログラムです : LINKAGE SECTION. 01 CALCULATOR. 05 ARG1 pic 9(5) comp-3. 05 ARG2 pic 9(5) comp-3. 05 RESULT pic 9(5) comp-3. procedure division using CALCULATOR. move ARG1 to RESULT add ARG2 to RESULT exit program.

2. リソース アダプターの設定 1) Windows PC 上の Internet Explorer で http://aix の IP アドレス :9060/ を指定し IBM WebSphere Application Server の管理コンソールを開きます ユーザー ID に wasadmin パスワードに wasadmin を入力して [ ログイン ] ボタンをクリックします 2) 以下の WebSphere 管理コンソールの画面が表示されます

3) 右側のフレームの [ リソース ]( 左側の +) をクリックしてツリーを開きます ツリーを開くと以下の表示となります 4) [ リソース アダプター ] をクリックします 5) 展開された中の リソース アダプター をクリックしますと右側のフレームにリソース アダプターの設定画面が表示されます

6) [RAR のインストール ] ボタンをクリックします [RAR ファイルのインストール ] 画面が開きます 7) リモート ファイル システムを選択し [ 参照 ] をクリックし Server Express の導入ディレクトリ配下に存在するリソース アダプター $COBDIR/lib/javaee5/ibmwebsphere7/mfcobol-notx.rar を選択し [ 次へ ] をクリックします

8) リソース アダプター構成画面が表示されます 名前を入力します 任意の名前が設定可能ですが ここでは MFAdapter を入力し [ 次へ ] をクリックします

9) 以下のメッセージが表示されます 青字の [ 保管 ] をクリックします 10) 管理コンソールがログイン直後の画面に戻ったら [ リソース アダプター ] をクリックします リソース アダプター MFAdapter が登録されているのがわかります

3. J2C リソース接続ファクトリーの作成 1) 導入を行ったリソース アダプターを使用する接続ファクトリーを作成します 作成したリソース アダプター [MFAdapter] をクリックしますと構成画面が開きます 2) 画面右側の [ 追加プロパティー ] 内の [J2C 接続ファクトリー ] をクリックしますと J2C 接続ファクトリの追加画面が開きます [ 新規作成 ] ボタンをクリックします 3) J2C 接続ファクトリーの構成画面が表示されますので 以下の [ 名前 ] [JNDI 名 ] [ 説明 ] を入力します 名前 :CCIMFCobol_v1.5 JNDI 名 :eis/mfcobol_v1.5 説明 ( 任意です ):MicroFocus リソース アダプター接続ファクトリー入力が終わりましたら [OK] ボタンをクリックします

4) 以下の画面が表示されたら 青字の [ 保管 ] をクリックします 5) 保管されると以下の画面が表示されます 6) これで管理コンソールの初期画面に戻ります これで JCA リソース アダプターのインストールが終了しました

4. COBOL プログラムの準備 ここでは 検証で使用する COBOL プログラムを Enterprise Server に配備し 同時に EJB ラッパーを自動生成します 1) 作業用ディレクトリを新規作成し COBOL 例題プログラム Calcu.cbl をコピーします 2) Server Express を使用する環境変数を設定します 検証では ShiftJIS ロケールを使用しましたので LANG 環境変数は Ja_JP に設定されています 3) Calcu.cbl をコンパイルします $ cob -ug Calcu.cbl 4) X Window をホストする環境を整え cobimtk コマンド打鍵し インターフェイスマッピングツールキットを起動します 5) [ ファイル ] > [ サービスインターフェイスの新規作成 ] を選択します 6) サービスインターフェイスグループの新規作成ダイアログが現れます ここで [ 名前 ] には何でも良いですがグループ名を命名し [ 場所 ] に現在の作業用ディレクトリのパスを入力します

7) [Java インターフェイス ] を選択して右クリック [Java インターフェイスの新規作成 ] を選択します 8) マッピングするプログラムを選択する画面が表示されます 以下のように [COBOL プログラムの名前 ] の [ 参照 ] から COBOL のプログラムソース Calcu.cbl を選択し [ 次へ ] をクリックします 9) サービス名を入力する画面が表示されますので ここでは CalcuServ と入力します

10) 以下のダイアログでは [ 省略時マッピング ] がチェックされたままの状態で [ 次へ ] をクリックします 11) 以下のダイアログで [ 完了 ] をクリックします 12) マッパーウィンドウが現れます 左ペインには CALCU.cbl の LINKAGE パラメタに書かれた宣言がそのまま表示されています 右ペインにはこれを EJB メソッドとしてマッピングする方法を示しています 省略時マッピングでは以下のように LINKAGE SECTION の集団項目がグループフィールドとしてマップされています

13) 一旦グループフィールドを削除します 右ペインで CALULATOR_io を右クリックし [ 削除 ] を選択します 14) 右ペインがクリアされます ここで左ペインの ARG1 を右ペインにドラッグします

15) 引き続き ARG2 と RESULT も右ペインにドラッグします デフォルトではすべてのフィールドが入力パラメタとしてマップされています この例題では最後の RESULT は出力パラメタなので これを以下のように [ 出力 ] に変更します 16) マッピングが以下のようになっていることを確認してください 17) 作成されたマッピングを以下の [ 保存 ] ボタンで保存しマッパーウィンドウを閉じます 18) ツリービュー上で [CalcuServ] を右クリックし [ 設定 ] を選択します

19) 以下のダイアログが現れます [ 一般 ] タブでは [EJB 生成 ] をチェックします 20) [ ディプロイ先サーバー ] タブで [Enterprise Server 名 ] の [ 変更 ] ボタンをクリックし 開始している ESDEMO を選択します

21) [ サービス名 ] に CalcuServ が入っていることを確認してください 入っていない場合は修正してください 22) [ アプリケーションファイル ] タブでは コンパイル済みの Calcu.gnt Calcu.idy Calcu.cbl を追加します 23) [Application Server] は [Java EE 5] と [WebSphere 7.0] を選択します [Java Compiler] にお使いの WebSphere Java DK の bin ディレクトリのパス名を入力します [J2EE Class Path] には WebSphere の <WebSphere インストールディレクトリ >/AppServer/dev/JavaEE/5.0/j2ee.jar を入力します それ以外はデフォルト値のままにします

24) [ 了解 ] をクリックしダイアログを閉じます 25) [Java インターフェイス ] > [CalcuServ] を選択して右クリックして [ ディプロイ ] を選択します 26) 以下のダイアログでサービスのディプロイが完了することを確認してください

27) これで Enterprise Server 上に COBOL サービスマッピングが配備されました Enterprise Server Admin 画面で以下のようにディプロイが完了していることを確認してください 28) この時作業用ディレクトリの repos/calcuserv.deploy に EJB ラッパー CalcuServ.jar が自動生成されています ソースファイルとともに生成されていますので確認してください

5. テスト用 Web クライアントの生成 インターフェイスマッピングツールキットのクライアント生成機能を使用すると 対話型でパラメタの値を受け取り EJB のメソッドを呼び出して結果を表示するような 簡単な Servlet モジュールを含む.ear パッケージを作成できます ここでは これを使用して WebSphere 上の Web クライアントからの呼び出しを行います 1) COBOL サービスを配備したインターフェイスマッピングツールキットに戻り [Java インターフェイス ] > [CalcuServ] を右クリックして " クライアント生成 " を選択します 2) 以下のダイアログでサービスのクライアント生成が完了することを確認してください また 作業用ディレクトリの repos/calcuserv.deploy にパッケージ CalcuServ.ear が自動生成されています ソースファイルとともに生成されていますので確認してください 3) WebSphere 管理コンソールに戻り 左ペインのツリービューで [ アプリケーション ] を選択し ツリーの中の [ 新規アプリケーション ] をクリックします

4) 右ペインで以下のように アプリケーション インストールの準備が表示されますので [ リモート ファイル システム ] を選択し [ 参照 ] をクリックし 上記で生成された CulcuServ.ear を選択し [OK] します 絶対パスの内容を確認したら [ 次へ ] をクリックします 5) 以下の画面では設定を変更せずに [ 次へ ] をクリックします

6) 以下の画面では設定を変更せずに 画面を下にスクロールして [ 次へ ] をクリックします 7) 以下の画面では設定を変更せずに [ 次へ ] をクリックします 8) 以下の画面では設定を変更せずに [ 次へ ] をクリックします

9) 以下の画面が出て パッケージのインストールの準備が整いました 画面を下にスクロールして [ 終了 ] をクリックします 10) インストールの進行を示す画面が現れ 以下のメッセージが現れて インストールが完了します [ 保存 ] をクリックします

11) 管理コンソールの左側のフレームで [ アプリケーション ] > [ アプリケーション タイプ ] > [WebSphere エンタープライズ アプリケーション ] を選択します 12) 右側のフレームで以下のようにエンタープライズ アプリケーション [CulcuServ] が追加されたことが確認できます 13) アプリケーションはまだ開始状態になっていません 以下のように [CulcuServ] を選択し [ 開始 ] ボタンをクリックします

14) 以下のようなメッセージが表示され アプリケーションの状況がグリーンの矢印に変わり [CulcuServ] が始動されたことが確認できます 15) Web ブラウザを開き "http://<aix サーバーアドレス >:9080/CalsuServ/CALCU.jsp" を開きます 16) 入力フィールドに適宜数値を入力し [Go!] をクリックします

17) 以下のように結果が返ることを確認します 以上