自衛隊の原子力災害派遣に関する達

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航空自衛隊装備品等整備規則

(1) 統合任務部隊 自衛隊法第 22 条第 2 項の規定により編成された部隊で あって 陸上自衛隊の部隊 海上自衛隊の部隊又は航空自衛隊の部隊のい ずれか2 以上から成るものをいう (2) 近傍災害派遣 自衛隊法 ( 昭和 29 年法律第 165 号 以下 法 とい う ) 第 83 条第 3 項

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航空自衛隊の自動車の番号、標識及び保安検査等に関する達

条第一項に規定する国際平和協力業務の実施等に関する重要事項九自衛隊法 ( 昭和二十九年法律第百六十五号 ) 第六章に規定する自衛隊の行動に関する重要事項 ( 第四号から前号までに掲げるものを除く ) 十国防に関する重要事項 ( 前各号に掲げるものを除く ) 十一国家安全保障に関する外交政策及び防衛政

(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

1青森県防災ヘリコプター運航管理要綱

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Microsoft PowerPoint - 資料2 防衛省資料(セット).pptx

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2 添付書類 : 別冊海上自衛隊の部隊等の大規模災害派遣時の基準 写送付先 : 運用局長 陸上幕僚長 海上幕僚長 航空幕僚長 各方面総監 航空 総隊司令官 航空支援集団司令官

統合幕僚監部における会議等に関する達

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

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各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

定された 東海地震 の地震防災対策強化地域において 自衛隊法第 83 条の2の規定により 地震防災派遣を実施する部隊の長をいう ⒁ 南海トラフ地震 とは 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法第 2 条第 2 項に規定する南海トラフ地震をいう ⒂ 日本海溝 千島海溝周辺海溝型地震

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

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当該イ又はロに定める者 に改め 同号に次のように加える イ製造業者等であつて その主たる事務所並びに事業所 工場及び店舗が一の都道府県の区域内のみにあるもの(ロに規定する指定都市内製造業者等を除く 以下この条において 都道府県内製造業者等 という )当該都道府県の知事ロ製造業者等であつて その主たる

航空機の搭乗に関する達

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

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( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の

航空自衛隊の隊員の勤務時間及び休暇に関する達

(2) 特定機関からの報告の受理及び聴取に関すること (3) 特定機関に対する監査に関すること (4) 外国人家事支援人材の保護に関すること (5) 特定機関において外国人家事支援人材の雇用の継続が不可能となった場合の措置に関すること (6) その他 本事業の適正かつ確実な実施のために必要なこと 3

陸士の任用期間に関する訓令

航空隊及び教育航空隊の編制に関する訓令

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

1. 自衛隊と関係機関の連携 < 発災当初から 被災者の捜索や人命救助活動を全力で実施 > 警察 消防 海上保安庁等と協力し 津波等により孤立した地域や倒壊家屋等から多数の被災者を救出 米軍 警察 消防 海上保安庁等と共同し 被災 3 県の沿岸 河口部を中心とした集中捜索を実施 関係機関との連携 1

万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

ごと又は施行規則第 1 3 条第 1 項第 2 号に規定する小規模特定用途複合防火対象物における特定の用途部分ごとに設置義務が生じるときも同様とする ( 報告及び公表の決定 ) 第 4 条査察員は 立入検査において 公表の対象となる違反を認めた場合は 立入検査結果通知書により署長に報告するものとする

個人情報保護規程


厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

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統合幕僚監部及び自衛隊指揮通信システム隊の情報保証に関する達

個人情報の保護に関する規程(案)

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

( 活動基地及び活動区域 ) 第 5 条 航空隊の活動基地は 西八代郡市川三郷町黒沢 5375 番地に設置する山梨県警察航空基地 ( 以下 航空基地 という ) とする 2 航空隊の活動区域は 県内全域とする ( 編成 ) 第 6 条 航空隊の編成は 別表第 1 のとおりとする ( 業務 ) 第 7

( ウ ) 交通管制被災区域への車両の流入抑制及び緊急交通路を確保するための信号制御等の交通管制を行う (3) 警察官 自衛官及び消防吏員による措置命令警察官は 通行禁止区域等において 車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災害応急対策の実施に著しい支障が生じるおそれがあると認め

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寝屋川市母子家庭等自立支援教育訓練給付金事業実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 雇用の安定及び就職の促進を図るために必要な教育訓練に係る講座 ( 以下 講座 という ) を受講する母子家庭の母 又は父子家庭の父に対し 母子及び父子並びに寡婦福祉法 ( 昭和 39 年法律第 129 号 以下

株式会社フロンティアビジネス 別紙 1 1 処分内容 (1) 労働者派遣法第 21 条第 2 項に基づく労働者派遣事業停止命令 ( 労働者派遣事業停止命令の内容は 3 のとおり ) (2) 労働者派遣法第 49 条第 1 項に基づく労働者派遣事業改善命令 ( 労働者派遣事業改善命令の内容は 4 のと

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横浜市市民活動推進条例の全部改正

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大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

不合格品の受領に関する値引額算定要領について(通知)

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前提 新任務付与に関する基本的な考え方 平成 28 年 11 月 15 日 内 閣 官 房 内 閣 府 外 務 省 防 衛 省 1 南スーダンにおける治安の維持については 原則として南スー ダン警察と南スーダン政府軍が責任を有しており これを UNMISS( 国連南スーダン共和国ミッション ) の部

安全管理規程

第 6 節原子力事業者防災業務計画の修正第 2 章原子力災害予防対策の実施第 1 節防災体制第 2 節原子力防災組織の運営第 3 節放射線測定設備及び原子力防災資機材の整備第 4 節応急措置及び原子力災害対策活動で使用する資料の整備第 5 節応急措置及び原子力災害対策活動で使用 利用する施設及び設備

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災害弔慰金の支給等に関する法律施行令(昭和四十八年十二月二十六日政令第三百七十四号)内閣は 災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律(昭和四十八年法律第八十二号)第三条第一項 第五条 第八条第一項から第三項まで 第九条第二項 第十条第二項 第十一条第一項 第十二条及び第十三条の規定に基づ

5 改正条文の書式

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第2章

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●空家等対策の推進に関する特別措置法案

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( 条例第 4 条第 1 項に規定する額 ) 第 4 条条例第 4 条第 1 項に規定する額は 病院若しくは診療所等 ( 保険薬局を除く ) の診療報酬明細書 ( 訪問看護診療費明細書を含む ) 又は医療保険各法に定める療養費支給申請書ごとに 次の各号に掲げる区分に対し定める額とする なお 医療に関

き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

奮戦

として本件対象文書にかがみを加えたものを特定した 本件開示請求に対しては, 法 11 条に規定する開示決定等の期限の特例を適用し, まず, 平成 27 年 4 月 20 日付け防官文第 6779 号により, かがみについて開示決定を行った後, 同年 9 月 3 日付け防官文第 号により

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

資料4_1いじめ防止対策推進法(概要)

別表 ( 第 3 条関係 ) 給料表 職員の区分 職務の級 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 号給給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額 再任用職 1 144, , , , , ,60

また 立入調査は 市職員又は市長が委任した者が行い 調査者については身分等を示す証明書を携帯し 関係者からの請求があった場合は提示しなければならないため 立入調査員証 ( 様式第 2 号 ) により身分を証明するものとします 参考 < 基本指針 > 一 7(p.12~13) <ガイドライン> 第 3

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

運営規定の記載例・居宅介護

テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法案要綱

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

第24節 応援派遣要請計画

第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

する軽自動車をいう 以下軽自動車税について同じ ) に対し 当該 3 輪以上の軽自動車の取得者に環境性能割によって 軽自動車等 ( 法第 442 条第 3 号に規定する軽自動車等をいう 以下軽自動車税について同じ ) に対し 当該軽自動車等の所有者に種別割によって課する 2 前項に規定するもののほか

伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

個人情報保護規程例 本文

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メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

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長野県消防防災ヘリコプター運航協議会会則

ア建築物の部材等が落下し 飛散するおそれのある状態イ建築物の老朽化又は台風等の自然災害により 倒壊又は損傷するおそれのある状態ウ建築物の外壁 窓等が剥落し 建築物の外部から内部が見通せる状態エ竹木その他の土地の定着物が 道路との境界線を越え通行の妨げになっている状態オ物が大量に堆積されている状態カね

Taro-309 緊急事態における新潟県警察の組織に関する要綱の制定について(例規通達)

検査若しくは修理又は補給 ( 武器の提供を行う補給を除く ) エ自然災害によって被害を受けた施設又は設備であってその被災者の生活上必要なものの復旧又は整備のための措置オ宿泊又は作業のための施設の維持管理 3 国際平和協力業務の実施の方法 (1) 実施計画及び実施要領の範囲内において 事務総長等による

法律第三十三号(平二一・五・一)

に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

れにMINUSTAH 軍事部門司令部において行われる企画及び調整の分野並びに我が国のMINUSTAHに対する協力を円滑かつ効果的に行うための連絡調整の分野における国際平和協力業務を行わしめるとともに 自衛隊の部隊等により ハイチ地震の被災者の支援等の分野における国際平和協力業務を実施することとする

●東南海・南海地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律案

外務省訓令第 19 号外交記録公開に関する規則の全部を改正する訓令を次のように定める 平成 24 年 8 月 10 日外務大臣玄葉光一郎外交記録公開に関する規則 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 外交記録が 国民共有の知的資源として 主権者である国民が主体的に利用し得るものであることに鑑み 作成又

馬区教育委員会規則第 1 号 ) 第 3 条第 1 項に規定する部長ならびに選挙管理委員会事務局長および議会事務局長をもって充てる 2 武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律 ( 平成 16 年法律第 112 号 以下 法 という ) 第 28 条第 4 項第 3 号の本部員は 区

航空自衛隊の部隊等の保有する個人情報及び個人番号の安全確保等に関する達(登録報告)

Transcription:

自衛隊統合達第 22 号 自衛隊の原子力災害派遣に関する訓令 ( 平成 12 年防衛庁訓令第 75 号 ) 第 17 条の規定に基づき 自衛隊の原子力災害派遣に関する達を次のように定める 平成 18 年 3 月 27 日 統合幕僚長陸将先崎一 自衛隊の原子力災害派遣に関する達 改正 平成 19 年 1 月 5 日 自衛隊統合達第 1 号 平成 19 年 3 月 28 日 自衛隊統合達第 9 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章指揮系統の特例 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章原子力災害派遣の準備に関する措置 ( 第 7 条 - 第 9 条 ) 第 4 章原子力災害派遣時の措置 ( 第 10 条 - 第 12 条 ) 第 5 章報告 ( 第 13 条 ) 第 6 章雑則 ( 第 14 条 - 第 16 条 ) 附則第 1 章総則 ( 趣旨 ) 第 1 条この達は 自衛隊の原子力災害派遣に関し必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この達において 原子力災害派遣計画 とは 自衛隊の原子力災害派遣に関する訓令 ( 平成 12 年防衛庁訓令第 75 号 以下 訓令 という ) 第 7 条の規定に基づき 原子力災害派遣実施部隊の長が作成する原子力災害派遣に関する計画をいう ( 原子力災害派遣実施部隊の長及び長の責任 ) 分類番号 :J-J1-J11 保存期間 :30 年

第 3 条訓令第 3 条に規定する原子力災害派遣実施部隊の長は 次の各号のとおりとする (1) 緊急事態応急対策実施区域における緊急事態応急対策の実施を支援する方面総監又は航空機による輸送支援を行う中央即応集団司令官 (2) 緊急事態応急対策実施区域を警備区域とする地方総監 ただし 災害の規模 態様等により 特に必要と認められる場合には 自衛艦隊司令官 (3) 航空総隊司令官 2 部隊等の長は 原子力災害派遣実施部隊の長の命令により原子力災害派遣を行うとともに 原子力災害派遣に関するそれぞれの部隊等の長の権限に応じ必要な措置を行うものとする 第 2 章指揮系統の特例 ( 陸上自衛隊の指揮系統の特例 ) 第 4 条訓令第 5 条の規定に基づく原子力災害派遣に関する陸上自衛隊の指揮系統の特例については 自衛隊の災害派遣に関する達 ( 平成 18 年自衛隊統合達第 20 号 以下 災害派遣達 という ) 別紙第 1 第 2 項第 1 号ア ( ア ) の規定を準用する ただし 東部方面総監の第 1ヘリコプター団長に対する指揮は 第 1ヘリコプター団長が原子力災害派遣実施部隊の長として行動する場合は 適用しないものとする ( 海上自衛隊の指揮系統の特例 ) 第 5 条訓令第 5 条の規定に基づく原子力災害派遣に関する海上自衛隊の指揮系統の特例については 災害派遣達別紙第 2 第 1 項第 1 号の規定を準用する ( 航空自衛隊の指揮系統の特例 ) 第 6 条訓令第 5 条の規定に基づく原子力災害派遣に関する航空自衛隊の指揮系統の特例については 災害派遣達別紙第 3 第 1 項第 2 号の規定を準用する 第 3 章原子力災害派遣の準備に関する措置 ( 原子力災害派遣計画 ) 第 7 条第 3 条第 1 項各号に規定する原子力防災派遣実施部隊の長は 自衛隊の原子力災害派遣に関する計画に基づき 原子力災害派遣計画を作成するものとする 2 方面総監及び第 1ヘリコプター団長が作成する原子力災害派遣計画は 災害派遣達別紙第 1 第 3 項第 1 号の規定により作成する計画の一部として作成することができるものとする 3 自衛艦隊司令官及び地方総監は 原子力災害派遣計画を作成する場合には 災害派遣達別紙第 2 第 2 項第 2 号アの規定を準用する この場合において 災害派遣 とあるのは 原子力災害派遣 と 災害の救援 とあるのは 緊

急事態応急対策の支援 と 地方総監及びその指定する部隊等の長 とあるのは 原子力災害派遣実施部隊の長 と読み替えるものとする 4 原子力災害派遣実施部隊の長は 原子力災害派遣計画を作成した場合又はこれを大規模に更新した場合は その都度統合幕僚長に報告するものとする 5 原子力災害派遣実施部隊の長以外の部隊等の長は 原子力災害派遣実施部隊の長の計画作成に協力するものとし 当該計画に基づき所要の準備を整えておかなければならない ( 情報資料の収集整理 ) 第 8 条訓令第 7 条第 2 項に規定する原子力災害派遣に関する準備として収集整理する情報資料は 次の各号に掲げるものとする (1) 原子力事業所の事業内容 原子力事業者防災業務計画及び防災組織 (2) 都道府県 市町村及び指定地方行政機関並びに指定公共機関等関係機関における災害予防責任者及び原子力災害予防対策の内容 (3) 原子力事業所周辺地域における現況ア住民 ( 原子力事業所からの距離及び方向に応ずる人口を含む ) イ病院 医院 診療所の配置及び能力ウ稜線 水系及び植生エ交通 通信施設オ避難所 ヘリポ-ト適地等の防災関連施設カ気象及び海象の特性 ( 原子力災害派遣訓練 ) 第 9 条原子力災害派遣実施部隊の長は 原子力災害派遣に関する訓練を行う場合 必要に応じ指揮系統外の部隊の長と協議して 当該部隊の参加を得ることができるものとする 2 前項の協議を受けた部隊等の長は やむを得ない事由のない限り協議に応じて当該訓練に参加し 又は隷下の部隊等を参加させるものとする 第 4 章原子力災害派遣時の措置 ( 原子力災害派遣部隊等の任務 ) 第 10 条原子力災害派遣部隊等は 次に各号に掲げるものについて支援することにより人命又は財産の保護に当たるものとする (1) モニタリング支援 (2) 被害状況の把握 (3) 避難の援助 (4) 行方不明者等の捜索救助 (5) 消防活動

(6) 応急医療 救護 (7) 人員及び物資の緊急輸送 (8) 危険物の保安及び除去 (9) その他臨機の必要に対し 自衛隊の能力で対処可能なもの ( 原子力災害の規模 様相等に応じた措置 ) 第 11 条原子力災害派遣実施部隊の長は 原子力災害を実施するに際し 初動において原子力災害の規模 様相等に関する情報収集を行い 支援能力が不足することが予測される場合は 速やかに統合幕僚長に報告するものとする 2 緊急事態応急対策実施区域以外の警備区域を担任する原子力災害派遣実施部隊の長及び緊急事態応急対策実施区域以外に所在する防衛大臣直轄部隊等の長は 原子力災害の規模 様相等に応じて 速やかに必要な部隊等を緊急事態応急対策実施区域に派遣できる態勢をとるものとする 3 原子力災害派遣を命ぜられた部隊等の長が当該派遣を行うに当たってとるべき措置等については 訓令第 12 条から第 14 条までの規定によるほか 訓令第 4 条に規定する防衛省防災業務計画及び自衛隊の原子力災害派遣に関する計画に示されるところによる ( 広報 ) 第 12 条原子力災害派遣に際し 原子力災害派遣実施部隊の長は 関係機関と周到に調整して報道機関に対し 自衛隊の支援活動状況を適時発表するとともに その取材協力に関する便宜供与を図り 支援活動に対する国民の協力態勢の醸成に務める また 支援地域住民に対しては 地域行政機関等と協力して適時必要な事項を広報し 民心の安定に寄与するものとする 第 5 章報告 ( 原子力災害派遣等に関する報告 ) 第 13 条原子力災害派遣実施部隊の長は 訓令第 15 条の規定に基づく報告に当たっては 次の各号に掲げるものについて統合幕僚長に報告するものとする (1) 原子力災害の状況 特に放射線による影響がある地域の範囲 (2) 関係機関の活動状況及び住民の状況 (3) 派遣勢力及び活動状況 (4) 成果の概要 (5) じ後の見通し及び計画 2 原子力災害派遣実施部隊の長は 訓令第 16 条の規定に基づく報告に当たっては 通常 派遣場所 派遣部隊等 派遣期間 延べ派遣人員 延べ車両

延べ航空機 主要成果の概要又は概数その他特に必要と認める事項について明らかにする 3 原子力災害派遣実施部隊の長は 前項の報告を通常 撤収後 20 日以内に統合幕僚長に行うものとする 4 法第 83 条の3の規定による防衛大臣からの命令に基づき部隊等を派遣する以前 あるいは派遣した以降に 法第 83 条第 2 項の規定により部隊等を派遣した場合における報告は 前各項の報告をもって代えることができる 第 6 章雑則 ( 海上自衛隊における海上自衛隊以外との通信 ) 第 14 条災害派遣達別紙第 2 第 6 項第 1 号から第 3 号までの規定は 海上自衛隊の部隊が実施する原子力災害派遣時における海上自衛隊派遣部隊等と海上自衛隊以外との通信について準用する ( 海上自衛隊における後方支援 ) 第 15 条災害派遣達別紙第 2 第 7 項第 1 号の規定は 海上自衛隊の部隊が実施する原子力災害派遣時の派遣部隊等に対する後方支援について準用する この場合において 同項中 災害派遣命令者 とあるのは 原子力災害派遣実施部隊の長 と読み替えるものとする ( 委任 ) 第 16 条原子力災害派遣実施部隊の長は この達の実施に関し必要な事項を定めることができる 附則この達は 平成 18 年 3 月 27 日から施行する附則 ( 平成 19 年 1 月 5 日自衛隊統合達第 1 号 ) この達は 平成 19 年 1 月 9 日から施行する 附則 ( 平成 19 年 3 月 28 日自衛隊統合達第 9 号 ) この達は 平成 19 年 3 月 28 日から施行する