老発第    第 号

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老発第    第 号

老高発 0713 第 1 号 平成 30 年 7 月 13 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省老健局高齢者支援課長 ( 公印省略 ) 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について の一部改正について 今般 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について (

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地域支援事業交付金の算定方法について

Taro 社福軽減(新旧)

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

(頭紙)公布通知

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【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

保発 第 9 号 平成 28 年 12 月 16 日 国民健康保険中央会長殿 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 出産育児一時金等の支給申請及び支払方法について の一部改正について 標記については 別添のとおり 全国健康保険協会理事長 健康保険組合理事長及 び都道府県知事あて通知し

各種健診等の連携についての考え方 一現行制度における各種健診等の連携. 基本健診において生活機能評価を同時実施 () 現在 老人保健法において 65 歳以上の対象者については 生活機能評価を基本健診において同時に実施するよう求めている 同時実施は 本人の利便性 受診率の向上 検査重複の回避に資する

「介護報酬等に係るQ&A Vol.2」(平成12年4月28 日)等の一部改正について(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H26.4.4)【介護保険最新情報Vol.369】

事務連絡 平成 30 年 7 月 31 日 各県民局健康福祉部健康福祉課御中 保健福祉部長寿社会課 高額介護合算療養費及び高額医療合算介護 ( 介護予防 ) サービス費の支給決定手続に 係る情報連携の本格運用の開始に当たっての事務の取扱いの方針について このことについて 平成 30 年 7 月 30

(様式2)特別徴収中止市町村リスト.xls

老発第    第 号

別添 保発 1216 第 4 号平成 28 年 12 月 16 日 全国健康保険協会理事長殿 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 出産育児一時金等の支給申請及び支払方法について の一部改正について 出産育児一時金及び家族出産育児一時金 ( 以下 出産育児一時金等 という ) の直接支払制度の取扱い

「平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)(平成30 年3月28 日)」の送付について【介護保険最新情報Vol.633】(厚生労働省老健局老人保健課:H )

国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険に係る保険料の還付の促進及び還付加算金の取扱いの改善(あっせん)

事務連絡(平成30年大阪府北部を震源とする地震)

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請求時効について

年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

( 保 241) 平成 30 年 11 月 29 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事松本吉郎 高齢者に係る高額療養費制度の見直し等について ( 再々周知 ) 平成 30 年 8 月 1 日から 70 歳以上の高齢者に係る高額療養費制度が見直されたことに伴い 診療報酬請求書等の記

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起案

01 鑑文

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

【事務連絡】160421平成28年熊本地震による被災者に係る一部負担金等の取扱いについて

事務連絡平成 23 年 3 月 22 日 各都道府県介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省老健局介護保険計画課高齢者支援課振興課老人保健課 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による被災者に係る利用料等の取扱いについて 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による災害発生に関し 介護

1_【鑑】「生活困窮者自立支援制度と介護保険制度との連携について(通知)」の一部改正について

48

1. 国保連合会について (1) 目的国保連合会は 国民健康法に基づき 会員である保険者 ( 市町村等 ) が共同してその目的を達成するために必要な事業を行うことを目的とする 千葉県内の3 分の2 以上の保険者が加入したときは その他の保険者はすべて会員となる (2) 設立 昭和 16 年 8 月

平成29 年度介護報酬改定による介護職員処遇改善加算の拡充について【介護保険最新情報Vol.580】(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H )

別添 外来年間合算に関する運用事例について 平成 30 年 7 月 5 日 厚生労働省保険局 保険課 国民健康保険課 高齢者医療課

別紙 1 地方厚生 ( 支 ) 局保険年金 ( 企業年金 ) 課長殿 年企発 0422 第 1 号 平成 28 年 4 月 22 日 厚生労働省年金局 企業年金国民年金基金課長 ( 公印省略 ) 平成 28 年熊本地震に係る厚生年金基金及び国民年金基金の事務処理に関する 指導等について 今般 熊本県

01 表紙 老人保健課

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【事務連絡】「高額療養費制度の見直しに関するQ&A」の送付について

1_【鑑】「生活困窮者自立支援法の施行に伴う多重債務者対策担当分野との連携について(通知)」の一部改正について

別添 一部負担金減免の実施に係る減免額の特別調整交付金による補填に関する Q&A ( 平成 23 年 2 月 ) Q1 平成 22 年 9 月 13 日付け事務連絡 一部負担金減免 保険者徴収に関する Q&A について 別添 一部負担金減免 保険者徴収に関する Q&A ( 以下 Q&A と いう )

平成 26 年 4 月 1 日以降の 70 歳から 74 歳までの被保険者等に係る一部負担金の割合は 以下のとおりとする ⑴ 平成 26 年 4 月 1 日以降 70 歳に達する被保険者等 1 について 70 歳に達する日の属する月の翌月以後の診療分から 療養 ( 医療保険各法に規定する食事療養及び

入院時生活療養費の見直し内容について(厚生労働省保険局保険課:H29.4.7)

の両方を提出する必要がある 問 3 還付額は 領収証に記載されている金額を還付するのか それともレセプト情報から自己負担分を計算するのか 領収証により保険診療に係る一部負担金の額を確認して還付する 問 4 領収証の紛失 または医療機関等の全壊等により 対象の被保険者が負担した一部負担金の額の確認が取

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イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

正誤表

( 以下 対象者 という ) が健康保険法第 106 条の規定に基づく出産育児一時金の支給を受ける旨の意思表示をしたときは 健康保険の保険者が当該対象者に対して出産育児一時金の支給を行うものである また 健康保険の保険者は この法律の規定の趣旨を踏まえ 被保険者がその意思に基づき 保険給付を受けるこ

保保発 0607 第 1 号 保国発 0607 第 1 号 平成 24 年 6 月 7 日 全国健康保険協会理事長 都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長 御中 厚生労働省保険局保険課長 厚生労働省保険局国民健康保険課長 健康保険法第 106 条の規定に基づく出産育児一時

Microsoft Word (全文)障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく自立支援給付と介護保険制度との適用関係等について

行政苦情救済推進会議の意見を踏まえたあっせん

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高齢者医療制度に関する

老人医療給付費等の国庫負担(補助)について

「肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業について」の一部改正について(厚生労働省健康局長:H )

( 保 8) 平成 31 年 4 月 3 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 出産育児一時金等の受取代理制度の届出について ( 平成 31 年度 ) 出産育児一時金等の受取代理制度の届出につきましては 平成 23 年 2 月 7 日付け日医発第 1009 号 ( 保

事務連絡 令和元年 8 月 2 日 各都道府県障害保健福祉主管課御中 厚生労働省社会 援護局 障害保健福祉部企画課 障害福祉サービス等報酬改定等に係るインタフェース仕様書 確定版 等の提示について 障害保健福祉行政の推進については 平素よりご尽力を賜り厚く御礼申し上げます 令和元年 10 月に実施さ

1. 特定個人情報ファイルを取り扱う事務 1 事務の名称 2 事務の概要 3 システムの名称 2. 特定個人情報ファイル名 介護保険に関する事務 介護保険法の規定に基づき 介護保険の被保険者資格管理 保険料賦課管理 収納管理 滞納管理 受給管理 介護給付等の管理を行う 地域支援事業関係業務 ( 介護

01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

年管発 0331 第 1 号 平成 29 年 3 月 31 日 日本年金機構理事長殿 厚生労働省大臣官房年金管理審議官 ( 公印省略 ) 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件等について 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件 ( 平成 29 年厚生労働省告示第 12

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号様式 ) によるものとする 2 受給資格者証の有効期間は 子どもが出生した日又は本市へ転入した日から18 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までとする ( 助成の請求等 ) 第 4 条条例第 8 条第 1 項の規定により保険医療機関等が支払を受けようとするときは 診療報酬の例により社会保険診

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第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

260401【厚生局宛て】施行通知

綾瀬市インフルエンザ予防接種実施要領

日の属する月の初日から65 歳の誕生日の前日までの期間 (2) 条例第 2 条第 2 項第 2 号に掲げる重度心身障害者等である受給者受給資格の登録をした日の属する月の初日から70 歳の誕生日の属する月の末日 ( その誕生日が月の初日であるときはその日の属する月の前月の末日 ) までの期間 (3)

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特別調整交付金のうち 非自発的失業財政負担増特別交付金 ( 以下 失業特別交付 金 という ) は 国民健康保険の調整交付金の交付額の算定に関する省令 ( 昭和 38 年 厚生省令第 10 号 ) 第 6 条第 12 号に規定する その他特別な事情がある場合に別に定める 額 とされているものであり

第 3 条この条例において 医療費の助成の対象となる者 ( 以下 対象者 という ) は 中島村に住所を有する子どもの保護者とする ただし 生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) の規定により保護を受けている者は この限りではない 2 医療保険各法に規定する医療保険に加入していること

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

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Microsoft Word - 【発送版】製造所の登録通知

資料 4-1 請求方法について 愛知県国民健康保険団体連合会 1. 新しい総合事業の審査支払の国保連合会の活用 新しい総合事業においても 市町村の審査支払に関する事務が軽減できるよう 現行の給付と同様 国保連合会の審査支払を活用できるよう規定が設けられている ( 法第 115 条の 45 の 3)

健保連業務支援 G 補足資料 高額療養費の制度改正事項 平成 29 年 8 月施行 1 の引き上げ ( 対象 :70 歳以上の者 ) 1 70 歳以上の外来におけるの引き上げ 70 歳以上の外来におけるが これまでの一般ので 12,000 円 現役並みので 44,400 円だったものが 一般ので 1

沖縄市こども医療費助成要綱

Taro 【新旧】通知新旧

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事務連絡 平成 29 年 12 月 20 日 都道府県 指定都市要介護認定担当課御中 老健局老人保健課長 平成 30 年 4 月 1 日以降の要介護認定制度等について 介護保険行政の推進につきましては 日頃からご協力を賜り厚くお礼申し上げます 平成 30 年 4 月 1 日以降の要介護認定制度等につ

- 2 - り 又は知り得る状態であったと認められる場合には この限りでない 2~7 略 (保険料を控除した事実に係る判断)第一条の二前条第一項に規定する機関は 厚生年金保険制度及び国民年金制度により生活の安定が図られる国民の立場に立って同項に規定する事実がある者が不利益を被ることがないようにする観

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

①【表紙】介護保険最新情報

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PowerPoint プレゼンテーション

平成17年 月 日

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の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

綾瀬市インフルエンザ予防接種実施要領

乳児家庭全戸訪問事業(一部改正)

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

01 事務次官通知(健保組合)

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

事務連絡 平成 31 年 4 月 23 日 各都道府県障害保健福祉主管課御中 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部 障害福祉課地域生活支援推進室 サービス管理責任者等研修の見直しに関する Q&A 等について 平素より障害保健福祉行政の推進に御尽力いただき厚く御礼申し上げます サービス管理責任者及び児

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起 案 書

Transcription:

各都道府県介護保険担当課 ( 室 ) 各保険者介護保険担当課 ( 室 ) 御中 厚生労働省老健局介護保険計画課 介護保険最新情報 今回の内容 高額医療合算介護 ( 予防 ) サー ビス費の受給権及び介護報酬の 返還請求権の消滅時効の取扱い に関する事務連絡等の一部改正 について 計 7 枚 ( 本紙を除く ) Vol.240 平成 23 年 10 月 7 日 厚生労働省老健局介護保険計画課 貴関係諸団体に速やかに送信いただきますようよろしくお願いいたします 連絡先 TEL : 03-5253-1111( 内線 2164 2260) FAX : 03-3503-2167

事務連絡 平成 23 年 10 月 7 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省老健局介護保険計画課 高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費の受給権及び介護報酬の返還請求権 の消滅時効の取扱いに関する事務連絡等の一部改正について 介護保険制度の円滑な運営につきましては 平素より格別の御高配を賜り 厚く御礼申し上げます 標記については 高額医療 高額介護合算制度の創設 ( 健康保険法等の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 83 号 )) 及び介護報酬の不正利得返還請求に係る規定の見直し ( 介護保険法及び老人福祉法の一部を改正する法律 ( 平成 20 年法律第 42 号 )) が行われたところです この度 改めて当該改正の趣旨を明確にするとともに 適正な受給及び報酬請求事務に資するよう 下記の趣旨に基づき別添の通り事務連絡及び Q&Aを改正することといたしましたので 管内市町村等においても適切な取扱いがなされるよう 御配慮願います 記 1 高額医療 高額介護合算制度について高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費の受給権に係る消滅時効の取扱いについて 改めてその趣旨を明確とするよう 平成 21 年 2 月 19 日の全国介護保険 高齢者保健福祉担当課長会議における高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費に関するQ&A 問 27 及び問 36( 高額医療 高額介護合算制度に係る広報等について ( 平成 21 年 5 月 22 日付事務連絡 ) において一部改正 ) について 別添 1のとおり改正を行うこと

2 介護報酬の返還請求権について介護報酬の不正利得返還請求権に係る消滅時効の取扱いについて 介護報酬の不正利得返還請求に係る規定の見直しが行われたことを踏まえ 適正な報酬請求事務に資するよう 介護給付費請求書等の保管について ( 平成 13 年 9 月 19 日付事務連絡 ) について 別添 2のとおり改正を行うこと

別添 1 ( 問 27) 自己負担額証明書の交付は計算期間内でも可能か また いつまで交付することが可能か ( 答 ) ( 新 ) 自己負担額証明書は 基本的に計算期間内における自己負担額を記載して交付するものなので原則として 7 月 31 日以後に交付することとなる しかし 計算期間中に死亡したことなどにより医療保険加入者でなくなった場合は その日の前日を基準日とみなして当該者について精算することとなるので 当該者及びその者の合算対象者について自己負担額証明書を交付することとなる また 自己負担額証明書の交付について特段の制限はないが 高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費及び高額介護合算療養費の支給を受ける権利が時効により消滅した場合には 交付の必要がないと考える ( 旧 ) 自己負担額証明書は 基本的に計算期間内における自己負担額を記載して交付するものなので原則として 7 月 31 日以後に交付することとなる しかし 計算期間中に死亡したことなどにより医療保険加入者でなくなった場合は その日の前日を基準日とみなして当該者について精算することとなるので 当該者及びその者の合算対象者について自己負担額証明書を交付することとなる また 自己負担額証明書は 高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費の支給が時効消滅によりできなくなるまでは交付することが可能である

( 問 36) 高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費も高額介護サービス費同様個別の 勧奨を行うのか ( 答 ) ( 新 ) 高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費については 高額介護サービス費と同様 その申請の勧奨を行うことにより 受給権の消滅時効が中断される効果が発生する 一方で 高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費は 基準日の医療保険者が 同一医療保険世帯内における医療及び介護の自己負担額を全て把握して当該支給額の計算を行う仕組みとしている そのため 国民健康保険の保険者及び広域連合は 域内の介護保険者がともに国保連に高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費の事務を委託している場合など 介護保険及び医療保険の各月の自己負担額を把握できる場合については 可能な限り申請の勧奨を実施していただきたい なお 介護保険者においては 医療保険者が行った申請の勧奨では給付の周知に止まるため 高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費に係る消滅時効においても高額介護サービス費と同様の措置がとられるよう 医療保険者と協力する等適切な措置の検討をお願いする ( 旧 ) 高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費は 基準日の医療保険者が 同一医療保険世帯内における医療及び介護の自己負担額を全て把握して当該支給額の計算を行う仕組みとしている そのため 国民健康保険の保険者及び広域連合は 域内の介護保険者がともに国保連に高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費の事務を委託している場合など 介護保険及び医療保険の各月の自己負担額を把握できる場合については 可能な限り申請の勧奨を実施していただきたい なお 介護保険者においては 医療保険者が申請の勧奨を行うため 特段個別の勧奨を行う必要はないが 医療保険者と協力する等適切な措置の検討をお願いする

介護給付費請求書等の保管についての新旧対照表 別添 2 改正後 ( 新 ) 改正前 ( 旧 ) 1. 介護報酬の請求等の消滅時効について 1. 介護報酬の請求等の消滅時効について 1 ( 略 ) 1 ( 略 ) 2 過払いの場合 ( 不正請求の場合を含まない ) の返還 2 過払いの場合 ( 不正請求の場合を含む ) の返還請求請求過払いの場合 ( 不正請求の場合を含まない ) の返還過払いの場合 ( 不正請求の場合を含む ) の返還請求請求の消滅時効は 公法上の債権であることから 地方の消滅時効は 公法上の債権であることから 地方自治自治法第 236 条第 1 項の規定により5 年 法第 236 条第 1 項の規定により5 年 < 参考 > ( 略 ) < 参考 > ( 略 ) 3 過払いの場合 ( 不正請求の場合に限る ) の返還請求 ( 新設 ) 過払いの場合 ( 不正請求の場合に限る ) の返還請求の消滅時効は 徴収金としての性格を帯びることから 介護保険法第 200 条第 1 項の規定により2 年 2. ( 略 ) 2. ( 略 ) 3. ( 略 ) 3. ( 略 )

( 改正後全文 ) 都道府県介護保険主管課殿 事務連絡 平成 13 年 9 月 19 日 厚生労働省老健局介護保険課 老人保健課 介護給付費請求書等の保管について 介護給付費の請求方法については 介護給付費及び公費負担医療等に関する費用の請求に関する省令 ( 平成 12 年厚生労働省令第 20 号 ) に基づき 伝送 磁気媒体及び紙により事業者から請求されているが これら ( 以下 介護給付費請求書等 という ) の保管に関する基本的な考え方について次のとおり整理したので通知する なお 貴都道府県内の市町村及び国民健康保険団体連合会への周知についても よろしくお願いします 1. 介護報酬の請求等の消滅時効について 1 介護報酬の請求介護保険においては 事業者が受け取る介護報酬 (9 割分 ) は 被保険者を代理して受領するという構成となっていることから 介護保険法第 200 条第 1 項の規定により 2 年 参考 介護保険法第 200 条第 1 項保険料 納付金その他この法律の規定による徴収金を徴収し 又はその還付を受ける権利及び保険給付を受ける権利は 2 年を経過したときは 時効によって消滅する 2 過払いの場合 ( 不正請求の場合を含まない ) の返還請求過払いの場合 ( 不正請求の場合を含まない ) の返還請求の消滅時効は 公法上の債権であることから 地方自治法第 236 条第 1 項の規定により 5 年 参考 地方自治法第 236 条第 1 項

金銭の給付を目的とする普通地方公共団体の権利は 時効に関し他の法律に定めがあるものを除くほか 5 年間これを行わないときは 時効により消滅する 普通地方公共団体に対する権利で 金銭の給付を目的とするものについても また同様とする 3 過払いの場合 ( 不正請求の場合に限る ) の返還請求 過払いの場合 ( 不正請求の場合に限る ) の返還請求の消滅時効は 徴収金 としての性格を帯びることから 介護保険法第 200 条第 1 項の規定により 2 年 2. 介護給付費請求書等の保管期限 保管期限については保険者の判断によるが 1. を踏まえれば最長 5 年間保管 することが望ましいと考えられる 3. 保管場所等に関する考え方介護給付費請求書等については 本来 保険給付の支払に最終的な責任を有する保険者が保管することが基本と考えられる ただし 保険者に送ることが困難な伝送及び磁気媒体による介護給付費請求書等については 当分の間 国民健康保険団体連合会においては保管することはやむを得ないものと考えられる なお この場合における保管方法としては 審査支払処理のために格納したデータを保管することとし 磁気媒体については支払終了後 データの漏洩を防止するためデータ抹消等の措置を講じた上で廃棄すべきである また 紙による介護給付費請求書等について 現在 保険者に送付している国民健康保険団体連合会と自ら保管している国民健康保険団体連合会とがあると承知しているが 後者の場合であって 保険者にて保管することが困難であるときには 保険者と国民健康保険団体連合会とで協議し 保管場所を決定することは差し支えないものである