す, 搗く, 焼く, 茹でるの ₄ 種類に分けられ, ソルギトックは蒸して作る餅の基本であり米粉に水, 砂糖, 蜂蜜などを加えふるいにかけ, 型に入れてから蒸した餅である ₁₀)₁₁). 本研究では本来うるち米粉を蒸して作るソルギトックにもち米粉を加え, もち米で作った粘りのある餅を食べてきた日本人

Similar documents
目 次

扉.indd

A4_PDF用.indd

233 第四回日露協約と英米協調路線の再考 石井菊次郎を中心に

重回帰分析による高校生のエネルギーおよび栄養素摂取量と食品群別摂取量との関係


2014年 希望小売価格表 クボタ

別子銅山の産業遺産 東平 ( 新居浜市 ) 2017/ 9 Guarantee Information Column 地域の魅力発信 お知らせ平成 29 年 6 月 7 日から 7 月 27 日までの間の豪雨及び暴風雨による災害についての激甚災害並びにこれに対し適用すべき措置の指定について経営安定関

02研23_岩井.indd

する指導の手引き でも高校生への食育については具体的にふれられていない. 高校進学率 ₉₈.₄%( 平成 ₂₅ 年度学校基本調査 ) である高校生は, 社会に巣立つ前に, 学校教育で一斉に健康に対する自己管理能力を養うことができる最後の機会である. 健康日本 ₂₁( 第二次 ) がめざす次世代の健康

石鎚山 ( 西条市 ) 2019/ 1 Guarantee Information Column いろいろ日本百選 お知らせ 超長期借換保証 スーパーランディング 20 を創設しました 愛媛銀行女性行員との第 2 回合同研修会を開催しました伊予銀行法人融資アカデミーで講義を行いました愛媛大学ビジネス

★885796_消費税ハンドブックH30年度版_本体.indb

2016/ 4 Contents Guarantee Information 平 成 28 年 度 組 織 体 制 のご 案 内 050ダイヤルイン 番 号 表 変 更 のご 案 内 お 知 らせ 条 件 変 更 改 善 型 借 換 保 証 の 創 設 について 愛 媛 県 中 小 企 業 振 興

仲下 中村 木山 北村 影響を及ぼす要因について検討することを目的とした. 減量成功に影響を及ぼす促進および阻害要因を明らかにすることは, 特定保健指導を効果的に実施するうえで有用と考えた. Ⅱ 方法 1. 研究デザインと対象本研究は縦断的研究デザインを用いた.₂₀₀₈ 年 ₄ 月から₂₀₀₉ 年

₂.₁ アンケート調査の目的広島県耐震改修促進計画の策定にあたり, 県内の住宅や特定建築物の所有者等の耐震診断 耐震改修に関する意識を調査し, 耐震化を促進する上で必要となる事項, 障害となる事項を抽出するために, アンケートによるサンプル調査を実施した ₂.₂ 調査対象 1 昭和 ₅₆ 年以前に建

₁₀) 表 1. 穀類 100 あたりの栄養成分 エネルギー kcal タンパク質 脂質 炭水化物 カリウム m 水溶性食物繊維 不溶性食物繊維 大麦押麦 ₃₄₀ ₆.₂ ₁.₃ ₇₇.₈ ₁₇₀ ₆.₀ ₃.₆ 大麦米粒麦 ₃₄₀ ₇.₀ ₂.₁ ₇₆.₂ ₁₇₀ ₆.₀ ₂.₇ 小麦 ₃₃₇ ₁

標準範囲のBMI でHbA1c 高値の若年女性の生活習慣病リスクに関する検討

上 野 山 崎 石 川 の 理 解 ₆,₁₃) や 医 療 従 事 者 との 良 好 な 関 係 ₁₄,₁₅), 治 療 への 参 加 意 識 ₃), 治 療 への 同 意 ₃) や 納 得 ₁₆), 疾 患 に 対 するリスクや 薬 の 必 要 性 についての 知 識 を 得 て いること ₃,₁

2016/ 5 Contents Guarantee Information 平 成 27 年 度 事 業 実 績 お 知 らせ 融 資 保 証 制 度 一 覧 ( 保 証 月 報 4 月 号 )のお 詫 びと 訂 正 経 営 安 定 関 連 4 号 に 規 定 する 災 害 及 び 地 域 の 指

山西央朗 山田裕也 清水斉 層 ₈ ₇ ₆ ₅ ₄ ₃ ₂ ₁ 表 ₁ 部材リスト 柱 梁 C₁, C₂ C₃ G₁ G₂ H-₄₀₀ ₂₀₀ ₉ ₁₆ H-₄₀₀ ₂₀₀ ₉ ₁₂ -₄₀₀ ₄₀₀ ₁₉ -₄₀₀ ₄₀₀ ₁₆ H-₄₅₀ ₂₅₀ ₉ ₁₆ H-₄₀₀ ₂₀₀ ₁₂ ₂₂ -₄₀

石 橋 堀 口 丸 井 稲 田 を 明 らかにし 理 解 することが 必 要 である ₁₀,₁₁).リ スク 認 知 とは,リスクに 対 する 主 観 的 なイメージ であり, 認 知 心 理 学 より 発 達 し 研 究 されてきた. 一 般 の 人 々と 専 門 家 でリスク 認 知 が 違 う

図 ₁ 試験体 図 ₂ 試験体の接合金物 図 ₃ 鋼製金物詳細 表 ₁ 試験体名と形態 斜材 ( 段組数 ( 段 ) 設置形態 B₄₀-₃D ₄₀ ₁₀₅ ₃ 対角止め B₄₀-₃C₁ ₄₀ ₁₀₅ ₃ 中央止め B₄₀-₃C₂ ₄₀ ₁₀₅ ₃ 中央止め B₄₀-₁D ₄₀ ₁₀₅ ₁ 対角止め

02-06B_海外情勢報告_2015年_定例_スウェーデン.indd

2016/ 9 Contents Guarantee Information お知らせ経営安定関連保証制度 1 号に規定する 事業者 の指定について 創業者向けリーフレットを作成しました 事業成長支援保証 ( まるサポ 2000) をご活用ください 協会職員紹介 ❺ 新居浜支所 管理課 Q&A よく

41-6_35回中部地方会Pr6N_HP掲載用.indd

₁₈ ₂ RI フード ( オークリッジ型 ) ₁₃₀ 万円 ( 本体 )~ ₁.₅ ヵ月 千代田テクノル ₁₈ ₂ 核医学施設向けセフティキャビネット SCシリーズ 別途打合 ₁.₅ヵ月 千代田テクノル ₁₈ ₂ フード ( オークリッジ型 ) NSO ₁₂₀₀ ₁₅₀₀ ₁₈₀₀ ₁₁₈ ₁₃₂

石巻地域 COPD ネットワーク (ICON) における教育効果と増悪の関係 表 1 ICON 基幹病院パス ( 初回治療導入 逆紹介 ) 1 呼吸器内科外来 2 看護外来 3 ICON 外来 (2 から ₁₄ 日後 ) 4 ICON 外来 (3 から ₁₄ 日後 ) 呼吸器内科外来受診 ( 通常の

32, 15, 3 EUS TIC 1 db,eus EG SR EUS 60, 27, 24 EUS EG SR 0. 11, , EUS EUS EG ₂₆ ₆ 1, 2, 1, 1, 3, 2, 4, 1 1, 2, 3, 4 FibroScan,

刻な児童虐待であり, その防止が行政の最優先課題であることは異論がないであろう 児童虐待死亡ケースは, 家庭内で起きる 親による子殺し であるが, 日本における 殺人事件全体, 殺人事件の半数は家族親族の児童虐待, 100 間で起きる

66_14.pdf

ウォーキングに 対 する 恩 恵 認 知 尺 度 の 開 発 身 体 活 動 運 動 と 関 連 性 のある 恩 恵 を 同 定 するこ とが 重 要 である. 日 常 活 動 に 多 く 含 まれるウォーキングは, 最 も 基 本 的 な 身 体 活 動 であり ₈,₉),₆₀ 歳 代 においても

放射線防護用設備・機器ガイド_2014/15年版(設備・機器資料_放射線管理用品)

2 長田尚子 板橋衛 活用しつつ自給率の低い転作作物等の需要に応じた生産拡大が図られた.2010 年に戸別所得補償モデル対策が開始され, 米の 生産数量目標 に即した生産を行った販売農家 ( 集落営農を含む ) に対して所得補償を行い, 今後の戸別所得補償制度で米以外の多くの品目を広く組み込む方向を

★889133_相続税ハンドブック_本体.indb

02-13B_海外情勢報告_2015年_定例_ミャンマー.indd

Vol. No. 校教育修了後の日常生活における, 手芸 裁縫活動の嗜好意識や実践度, 技能の習得状況等の調査を行い, 手芸 裁縫活動に対する意識と実態を明らかにすることを目的とした. それによって, 日常生活における ものづくり の意義や今日の手芸 裁縫活動及びそれらの技能の習得の意義について再考

入 門 都 市 計 画 サンプルページ この 本 の 定 価 判 型 などは, 以 下 の URL からご 覧 いただけます. このサンプルページの 内 容 は, 初 版 1 刷 発 行 時 のものです.

_心臓48-12_HO7_中田.indd

原日本呼吸ケア リハビリテーション学会誌 2017 年第 26 巻第 3 号 慢性呼吸器疾患における Physical Activity Scale for the Elderly を用いた身体活動量評価の有用性に関する検証 甲南女子大学看護リハビリテーション学部 ₁), 国家公務員

世界のナマズ食文化とその歴史

_心臓49-2_討論会1-4.indd

放射線管理用品 ₂₄ ₁ 多機能除染用ワイパー別途見積 ₁₀ 日 アトックス ₂₄ ₁ RI 実験衣 ₀.₄₅ 万円 ( 税抜 ) ₁₀ 日 アトックス ₂₄ ₁ 放射線管理区域標識別途見積別途打合医建エンジニアリング ₂₄ ₁ LED 表示灯 ( 使用中表示灯 ) 別途見積別途打合医建エンジニアリ

高齢者福祉施設入所者の食事摂取状況と排便習慣に対する乳酸菌含有飲料の影響

Fire Department - - 広 報 ざ. 広 報 ざ. 室 定 先 着 順 講 無 期 間 氺 署 講 事 項 乙 訓 組 署 救 係 乙 訓 組 救 救 昼 間 初 式 優 良 体 育 館 初 式 式 典 頃 火 災 献 身 的 努 貢 献 優 良 次 敬 称 略 京 都 府 協 会

_心臓49-6_HS.indd

338 西博行 生中雅也 西村良夫 H Br F 図 ₁ ラニレスタットの構造式 のエナンチオマー評価法の開発研究を行っている 本論文では, ラニレスタットの光学活性中間体につき, キラル HPLC を用いた評価法の検討を行った結果について報告する なお, ラニレスタットは, 糖尿病合併症薬として臨


2018,30,41-51 資料 におけるダイエット とメディアの を とした より 1 めぐみ 2 3 Dieting behaviors and the media influence in females: A cross-sectional study with female student

mizuho-REMR cs4.indd

広島工業大学紀要教育編第 ₁₅ 巻 (₂₀₁₆)1 10 論文 同期型 CSCL を使った国際協調的外国語学習の実践 ツールの違いにおける社会的存在感と満足度との関係性 安部由美子 * 益子行弘 ** ( 平成 ₂₇ 年 ₁₀ 月 ₂₇ 日受付 ) International Collaborati

美作大学 美作大学短期大学部紀要 2011, Vol ~ 14 論 文 GABA(γ- アミノ酪酸 ) の味覚への関与について ~ 酸味と塩味への関与 ~ Involvement of GABA in taste sensation : interaction with acid ta

観 測 点 名 称 住 所 表 ₁ 防 災 科 学 研 究 所 強 震 ネットの 実 地 震 記 録 波 から 求 めた 計 測 震 度 計 測 震 度 震 度 階 ₃ 合 成 最 大 加 速 度 継 続 時 間 地 動 最 大 加 速 度 地 動 最 大 速 度 地 動 最 大 変 位 gal s

2016 Vol.65 No.2 p < 資料 > 母体要因, 出生要因, 分娩様式と児の公衆衛生学的健康障害リスクとの関連についての研究 : 養育医療給付児での検討 高橋篤 ₁,2 ), 原澤和代 ₁ ), 原田明菜 ₁ ), 伊藤里加 ₁ ), 高橋雪子 ₁ ), 勅使河原洋子

目 次 ページ 1. 事業報告書 1 2. 収支計算書 6 3. 事業別収支計算書 8 4. 貸借対照表 財産目録 正味財産増減計算書 正味財産減少理由書 監査報告書 14

高流量鼻カニュラ酸素療法 ( ネーザルハイフロー ) 図 1 HFNC による換気パターンの変化 2) 健常人,COPD 患者,IPF 患者それぞれ ₁₂ 人の HFNC 前後の変化 量の増大が見られたが, 健常者では減少した. 全ての群で呼吸数と分時換気量は減少し,COPD と IPF 患者では毛

指定演題 1 D 2 経頭蓋直流電気刺激による歩行 認知課題の機能向上効果 篠田亮平 1) 松浦晃宏 1) 石川衛 1) 苅田哲也 1) 森大志 2) key word: 二重課題 経頭蓋直流電気刺激 歩行 1) 大山リハビリテーション病院 2) 県立広島大学 目的 歩きながら話をするなど 動作の遂

問 題 1 ₁ ₃ ₅ ₂ ₄ ₆ 問 題 2 ₁ ₂ ₃ 問 題 3 ₁ ₂ ₃ ₄ ₅ 2 2

佐見 植田 結びつくと考えられている ₅). 畑は, その疾病をいかに深刻なものととらえていたとしても, 罹患の可能性がないと考えている場合には, その疾病への恐れは存在しないことになり, 結果としていかなる予防行動も起こりえないとしている. また, この 重大性 の自覚と 罹患性 の自覚の ₂ つ

情報 BOX 申込み方法 募集 講演 電話以外で申込む場合は次の応募事項を書いてください 名など ( コースも ) 氏名 ( ふりがな ) 電話番号 郵便番号 住所 年齢 小中学生は学校名 学年 福岡市政だより 2016( 平成 28) 年 7 月 1 日 14 講座 などで 特に記載がないものは

原日本呼吸ケア リハビリテーション学会誌 2016 年第 26 巻第 1 号 気管支喘息患者に対する看護師による吸入指導の効果 医療法人康曜会プラーナクリニック看護科 ₁), 医療法人康曜会プラーナクリニック呼吸器内科 ₂), 群馬大学医 ₃) 学部附属病院呼吸器 アレルギー内科 中

04研02_浦崎.indd

北の国際協力拠点 ってなんだろう? 区に 国際協力の拠点があることをご存じですか今月は 開発途上国の課題解決や地域の活性化をお手伝いするJICA 北海道の活動をお知らせします JICAに関するお問い合わせ先 JICA 北海道 ( 札幌 )b₈₆₆ ₈333 c₈₆₆ ₈3₈₂ ホームページ www.

広島工業大学紀要教育編第 ₁₂ 巻 (₂₀₁₃)21 27 論文 CIEDE2000 色差式を用いたディジタルシネマ画像の所要ビット長の評価 古川功 * 鈴木純司 ** Evaluation of Required Bit Depth for Digital Cinema using CIEDE20

66_81.pdf

はじめに慶應義塾では, 海外で教育を受けた受験生の学歴背景を尊重し, 能力 適性等を多面的に評価することで, 広く多様性のある優秀な入学者受入れをすべく,₁₉₇₉ 年 ₄ 月より帰国生入試を実施しています この 募集要項 には, 入学試験の概要と, 出願準備から入学手続までのすべての事項を時間の流れ


だしに学ぶ

ニュージーランドにおける多国籍銀行の展開 現地通貨建て現地債権 の分析から 川本明人 ( 受付 ₂₀₁₄ 年 ₁₀ 月 ₃₁ 日 ) 目 次 はじめに Ⅰ ニュージーランドの銀行制度と特徴 Ⅱ ニュージーランドにおける銀行活動の歴史と現状 Ⅲ 多国籍銀行の理論とニュージーランド銀行 Ⅳ ニュージーラ

商学 _太田.indd


高糖生地に適した酵母の発酵特性

バインダー2

風間慶祐, 他 ながら,LACの安全性や忍容性の検討は, これまで主に ₇₅ 歳以下もしくは₈₀ 歳以下を対象に検討が行われてきた. 一方で, 加齢により ADLの低下が見られ有訴率は上昇し ₅), 全身臓器機能低下が予想され, 一般に術後合併症のリスクは増加すると言われている ₆). このため ₈

下里侑子, 他 写真 ₁ 胸痛自覚時の胸部 X 線右胸水を認めた. 写真 ₂ a を開始された. 移植 ₉ 年後より拘束性換気障害 (%VC ₄₁% FEV₁.₀ % ₁₁₆%) を認めたが, 慢性咳嗽の増悪はなく,SpO ₂は大気下で₉₈% と保たれ Activity of daily life



田中武 栗栖慎也 甲斐健 山崎勇 織田浩二 﨑将智 植月唯夫 に対する評価基準が異なっても良いと考えられる ₂ ) 体育館のスポーツ照明として,LED 光源を用い, ₁ ) 照明用光源の LED 素子単体が見えない状態にする ₂ ) 実際の直下照度を低下させない ことで, 体育館内の照度分布の達成,

日本家政学会誌 Vol. ₆₆ No. ₅ 197~212(₂₀₁₅) 報文 近現代における 着物 の表記法とその意味の変遷 1874 年 ~1980 年の新聞記事を中心に 森理恵 ₁* Changes in the Term Kimono in 1870 s 1970 s Japan Rie MO

ネーザルハイフロー療法の適応と限界 図 1 左 : フィッシャーアンドパイケル社システム ( 出典 : 社内資料 ) 右 : パシフィックメディコ社システム ( 出典 : 社内資料 ) と酸素濃度計が付属している. ブレンダーには酸素配管と圧縮空気配管からのガスを混合させるものと, 酸素配管からの酸

モニモニタ ₁ ₁ タ エリアモニタ AE ₁₉₃₁ AE ₁₉₃₁V ₂₁₀ 万円 ₂₇₃ 万円 防水式電離箱 ₁ヵ月校正は別途 応用技研 電離箱式サーベイメータ ₁ ₁ 高感度 線エリアモニタ RFSD ₆₀₁ 別途見積中央監視装置が別途必要 ₄ヵ月応用光研工業 ₁ ₁ エリアモニタ G₆₄ (



注意事項 法令等略記凡例

放射線 ( 能 ) 測定システム ₁₁ ₁ 簡易型ホールボディカウンタ AT₁₃₁₆ 別途見積別途問合 ₁₁ ₁* ベッド式ホールボディカウンタ ACCUSCAN 別途見積別途問合 アドフューテックベラルーシ ATOMTEX 社 アドフューテックキャンベラジャパン 米国キャンベラ社 ₁₁ ₁* 立式

がドロドロしている,3 黄身が盛りあっている,4 白身と黄身の ph の上昇などがあげられる. いずれも消費者の目安になる情報である. 鶏卵は保存すると, 卵黄膜が浸透膜となって, 卵白と卵黄の成分が移動する. このために, 保存期間が長くなると, 卵黄膜は脆弱化し, 壊れやすくなる. 割卵時に卵黄

原日本呼吸ケア リハビリテーション学会誌 2015 年第 25 巻第 3 号 慢性閉塞性肺疾患患者における低酸素血症が高次脳機能と脳血流反応に及ぼす影響の検討 近畿大学医学部附属病院リハビリテーション部 ₁), 聖隷クリストファー大学リハビリテーション科学研究科理学療法開発学領域 ₂

はじめに慶應義塾では, 海外で教育を受けた受験生の学歴背景を尊重し, 能力 適性等を多面的に評価することで, 広く多様性のある優秀な入学者の受入れを目指しています このため,₁₉₆₅ 年 ₄ 月より外国人留学生対象入学試験を実施しています この 募集要項 には, 入学試験の概要と, 出願準備から入学

( 建築設備 ) 1 最も不適当な 2 最も不適当な 3 最も不適当な

ごあいさつ 平 素 から 広 島 県 における 血 液 事 業 の 推 進 につきましては 献 血 者 の 皆 さまをはじめ 広 島 県 献 血 推 進 協 議 会 献 血 推 進 団 体 医 療 機 関 関 係 各 団 体 のご 理 解 とご 協 力 を 賜 り 厚 く 御 礼 申 し 上 げます

ているが, 概要的 断片的内容に止まり, とくに指導的教員の動向を捉えられる叙述になっていない ₅ ) 新修鳥取市史 第 ₅ 巻は, 時期ごとに県教育会 市教育会の動向を叙述し, 研究を一歩進めたが, やはり指導的教員の動向を踏まえたものではない ₆ ) 篠村昭二の鳥取県教育史研究は, 県内の指導的

革新の高効率へシフトする NEW プロフロー シリーズ シフト 新設計のコントロールスプールが生み出す異次元のエアーセーブ能力 圧倒的な省エネ性能 ( 他社比で -60% のエアー消費量の削減 ) 全く新しいエアー切替システムによる効率革命 2

公 益 社 団 法 人 日 本 セラミックス 協 会 2014 年 年 会 特 別 講 演 第 1 回 男 女 共 同 参 画 シンポジウム 男 女 共 同 参 画 社 会 の 実 現 にむけて 2013 年 に 発 足 した 日 本 セラミックス 協 会 女 性 参 画 拡 大 検 討 委 員 会

05 阿倍.indd

02-18B_海外情勢報告_2015年_定例_インド.indd

ⅠⅠ 1 Ⅰ Ⅰ 2 Ⅰ 3 Ⅰ Ⅰ Ⅰ 4 Ⅰ 4 Ⅰ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅲ 1 791

大 阪 学 院 大 学 国 際 学 論 集 論 説 第 ₂₅ 巻 第 ₁ ₂ 号 ₂₀₁₄ 年 ₁₂ 月 1 ジュトランド 論 争 とジェリコー 山 口 悟 The Jutland Controversy and Admiral John Rushworth Jellicoe YAMAGUCHI S

横浜医学,₆₇,₂₉ ₃₄(₂₀₁₆) 症例報告 イレウス解除術直後に bacterial translocation の関与が疑われる 敗血症性ショックを呈した単純性イレウスの ₁ 例 小林敦夫, 塩入利一, 齋藤範之, 高田厚, 河原正樹 関東中央病院外科 要旨 : 症例は開腹歴のある₉₃ 歳男

広島文教女子大学高等教育研究 ₅,₂₀₁₉ セルフアクセス学習センターの利用状況と利用を促進するための取り組みについて ラットソングリフィス佑加理, 渡瀬弥恵子 The Usage of a Self-Access Learning Center and Improvements to Enhanc

必要ならば, 次の原子量および定数を用いなさい H = ₁.₀ He = ₄ C = ₁₂ N = ₁₄ O = ₁₆ S = ₃₂ 気体定数 :R = ₈.₃₁ # ₁₀[Pa ₃ L/(K mol)] Ⅰ. ~ に答えなさい ₃₅ ₁₇Cl の塩素原子の中性子の数はいくつか 1~5のうちから一つ

Visual Evaluation of Polka-dot Patterns Yoojin LEE and Nobuko NARUSE * Granduate School of Bunka Women's University, and * Faculty of Fashion Science,

Transcription:

日本家政学会誌 Vol. ₆₅ No. ₁₂ 688~698(₂₀₁₄) Vol. No. ノート 日本人の嗜好に合う納豆ソルギトックの製造条件最適化及び品質特性 藤澤貴久子 ₁*, 飯田文子 ₂ ₁, 朱那美 Process Optimization and Quality Characteristics of Sulgidduk with Natto Powder Added to Suit Japanese Taste Kikuko FUJISAWA ₁ *, Fumiko IIDA ₂ and Nami JOO ₁ This study determined the optimal the mixing ratio of rice flour and natto powder by using response surface methodology (RSM). The physicochemical, mechanical, and sensory properties of the resulting sulgidduk models were measured. Significant differences were found in these models for the moisture before steaming, sugar content, color L, color a, color b, chewiness and cohesiveness as calculated by Design Expert ₈. Sensory evaluation also showed significant differences in the models for the color, taste, moistness, texture and overall quality rating. The optimum formulation calculated by numerical, graphical and point prediction methods was ₂₀₉.₉₃ g of non-glutinous rice flour, ₉₀.₀₇ g of glutinous rice flour, and ₅.₁₈ g of natto powder. The optimized sulgidduk with added natto powder was compared with the control sulgidduk sample. Measurement of the antioxidative characteristics showed significant differences in the total phenol content and DPPH free radical scavenging activity. Key words: natto 納豆,sulgidduk ソルギトック,South Korea 韓国,response surface methodology(rsm) 応答曲面法,optimization 最適化 1. 緒言 ₂₀₀₃ 年に放送されたドラマから発生した韓流ブームによりドラマ, 料理, ファッションなどの韓国文化に興味を持ち, 積極的に韓国を訪問する日本人の数が増えている ₁). キムチ, プルコギなどは日本人を始めとし外国人にもよく知られ輸出もされているが, このような韓国料理は一部に過ぎない ₂). 韓国では₂₀₀₈ 年から韓国料理世界化政策に力を入れ,₂₀₁₇ 年までに韓国料理が世界五大料理に選定されることを目標とし広報活動などを行っている. 韓国料理は健康食として取り上げられるようになり, また OECD 加盟国の中で韓国が肥満率が一番低いことから WHO が栄養バランスの優れた食事として韓国料理に注目するなど一定の成果をあげている ₃)₄). しかし, 世界で有名な₁₂カ国の料理の味, 価格, サービスなどの競争力を比較した結果, 韓国料理は ₇ 位 ₅) であり世界化 にはまだ遠いのが実情である. 韓国料理が世界各国に根付くためには, その国の環境や嗜好に合わせる現地化が必要であると言われており ₆)₇), 韓国料理世界化政策の一つにもされている. 本研究では韓国料理世界化戦略の一つである現地化に重点を置き Lee の研究 ₈), 日本人が好きな韓国料理のアンケート結果 ₉) を基に, 外国人にもある程度認知されている韓国料理の中で欧米その他アジアに比べ日本人が比較的好む餅を取り上げた. 韓国の餅は多種多様でトッポッキはその一種を用いた料理であるが, 日本人がトッポッキより好むと言う結果が出た ₈) 韓国伝統食としての餅をテーマとした. 韓国において餅は長い歴史を持ち, 各種祭礼, 儀式, 通過儀礼, 名節などの行事に欠かすことの出来ない生活に密着した伝統食である. その種類は二百余と言われ, もち米を蒸し, 臼と杵で搗いたような粘る日本の餅とは異なり, 主にうるち米粉で作られる. その製造方法は蒸 所属機関名 : 1 淑明女子大学食品栄養学科, 2 日本女子大学家政学部 1 Department of Food and Nutrition, Sookmyung Women s University, Seoul, Korea, 140-742, 2 Faculty of Human Sciences and Design, Japan Women s University, Tokyo, 112-8681 原稿受付 : 平成 25 年 5 月 29 日原稿受理 : 平成 26 年 9 月 5 日 * To whom correspondence should be addressed E-mail:ki2430@hotmail.com ₂₈ (688) Copyright 2014 The Japan Society of Home Economics

す, 搗く, 焼く, 茹でるの ₄ 種類に分けられ, ソルギトックは蒸して作る餅の基本であり米粉に水, 砂糖, 蜂蜜などを加えふるいにかけ, 型に入れてから蒸した餅である ₁₀)₁₁). 本研究では本来うるち米粉を蒸して作るソルギトックにもち米粉を加え, もち米で作った粘りのある餅を食べてきた日本人の嗜好に合わせた粘りのあるソルギトックを製造した. さらに日本人は健康機能性が添加された食品を好むとされており ₁₂), 日本の伝統食でありイソフラボンやスーパーオキシドジスムターゼの抗酸化作用 ₁₃) など, 健康効果を期待し摂取する人も多い食品である納豆 ₁₄) を粉末化した納豆粉末を加え韓国伝統食のソルギトックの日本現地化を目指した. 日本人の嗜好に合う納豆粉末添加ソルギトック ( 以下, 納豆ソルギトック ) の製造最適条件を求めるため, うるち米粉ともち米粉の配合比率, 納豆粉末添加量が異なる納豆ソルギトックを製造し, その品質特性を測定した. 応答曲面法により納豆ソルギトックの製造最適条件を算出し, 最適製造条件で製造した納豆ソルギトックは日本人が好むとされる健康機能性を持っているのか抗酸化能を測定し日本での開発可能性を検討した. 2. 実験方法 (1) 実験材料納豆ソルギトックの製造にはうるち米 (₂₀₁₁ 年韓国 忠清北道忠州市産추청 ( チュチョン )), もち米 (₂₀₁₁ 年韓国 忠清南道唐津市産혼합 ( ホンハプ )), 納豆粉末 ( まるも ( 株 )), からし ( エスビー食品 ( 株 ) 本生和からし ), 上白糖 (CJ 第一製糖 ( 株 )), 食塩 ( 大象 ( 株 )) を用いた. 米は水で洗い, うるち米は ₇ 時間以上, もち米は ₄ 時間以上室温で浸漬し粉砕機 (Mirae Co.) で挽いたものを利用した. 数の変化による値の変化の傾向を ₂ 次的に,₃D プロットでは視覚的に立体として表した. モデルの選択は Design Expert ₈ によって行われ, 独立変数であるもち米粉配合比率 (A) と納豆粉末添加量 (B) が従属変数である実験項目に対しそれぞれ独立的に作用し ₁ 次式で表現できる Linear モデル, 独立変数が相互作用し ₂ 次式で表現できる Quadratic モデルが選定された 納豆ソルギトック製造時に加える水の量については予備実験を通し試料の水分を₄₁% に決定した. 本実験に用いた米粉の水分はうるち米粉 ₃₃.₂₇%, もち米粉 ₄₀.₂₃% であり₁₀ 個の実験点による試料の米粉配合比率と各米粉の水分含有量を勘案し ₅₅~₆₅ g の範囲で設定した. 各材料の配合比率を Table ₁ に示す. (3) 納豆ソルギトックの製造うるち米粉ともち米粉を混ぜた米粉に納豆粉末, 塩, からしと水を加え₂₀₀メッシュのふるいにかけ砂糖を加え, シリコンパッドを敷いた蒸し器に置いたステンレス製の型 ( 縦 ₁₈ cm 横 ₁₈ cm 高さ ₄ cm) に入れ表面を平らにし,₃ cm ₃ cm の大きさに切れ目を入れた. 蓋をし₁₀ 分間蒸し型を外し, 更に ₅ 分間蒸してから火を止めた. ₅ 分間蒸らした後蒸し器から取り出し, 室温で ₁ 時間放置したものを試料とした. (4) 納豆ソルギトックの品質特性分析 1) 水分各試料の水分はハロゲン水分計 (MB₄₅, Ohaus Co.) を利用し, 試料 ₁.₀ g をアルミ製受け皿に広げ Standard profile で₁₆₀,₃₀ 分間に設定し測定した. 測定は ₃ 回行い平均値を求めた. 2) 糖度各試料の糖度は試料 ₅.₀ g に₁₀ 倍の蒸留水を加え攪拌, (2) 実験デザイン納豆ソルギトックの実験計画, データ分析には Design Expert ₈(Stat-Ease Inc.) を使用し, 応答曲面法 (response surface methodology) の中心複合計画 (central composite design) により実験計画を実施した. 納豆ソルギトックの主材料である米粉全量におけるもち米粉の配合比率, 副材料である納豆粉末の添加量を独立変数とし, 予備実験を通して各材料の最小 最大値を設定した. 実験点間のモデル設定及び適合性の欠如を検討するため ₂ 個の反復点を含む₁₀ 個の実験点が設定範囲内で計画された. 計画された₁₀ 個の実験点で行った各実験の結果は Design Expert ₈ で解析した. 各実験項目が独立変数の変化によってどのような傾向を示すのかをモデルと回帰式より判断し,perturbation プロットで独立変 Table 1. Experimental design for sulgidduk added with natto powder by response surface methodology (g) Sample No. Nonglutinous rice flour Factor Glutinous rice flour Natto powder Japanese mustard Salt Sugar Water ₁ ₁₈₀ ₁₂₀ ₁.₅ ₅₅ ₂ ₁₈₀ ₁₂₀ ₁₃.₅ ₅₅ ₃ ₂₇₀ ₃₀ ₁.₅ ₆₅ ₄ ₂₇₀ ₃₀ ₁₃.₅ ₆₅ ₅ ₂₂₅ ₇₅ ₁.₅ ₆₀ ₁₅ ₃ ₄₀ ₆ ₂₂₅ ₇₅ ₁₃.₅ ₆₀ ₇ ₁₈₀ ₁₂₀ ₇.₅ ₅₅ ₈ ₂₇₀ ₃₀ ₇.₅ ₆₅ ₉ ₂₂₅ ₇₅ ₇.₅ ₆₀ ₁₀ ₂₂₅ ₇₅ ₇.₅ ₆₀ (689) ₂₉

Vol. No. 放置した後, 上澄み液を ₀ ~₅₃% のポケット糖度計 (PAL-₁,( 株 ) アタゴ ) により測定した. 測定は ₃ 回行い平均値を求めた. 3) 色度各試料の色度は色彩色差計 (CR-₃₀₀, ミノルタ ( 株 )) を用い L 値,a 値,b 値を測定した. 測定時に使用した白色校正板の値は L 値 ₉₇.₂₆,a 値 -₀.₀₇,b 値 +₁.₈₆であった. 測定は ₃ 回行い平均値を求めた. 4) テクスチャー各試料のテクスチャー特性はテクスチャーアナライザー (TA. XT Express, Stable Micro Systems Ltd.) により測定した. テクスチャープロファイル分析法 (TPA) に基づいて硬さ, 付着性, 弾力性, 咀嚼性, ガム性, 凝集性を測定した. 測定条件は pre-test speed ₂.₀ mm/s, test speed ₁.₀ mm/s,post-test speed ₁.₀ mm/s,distance ₅.₀ mm,time ₃.₀ s,trigger force ₅.₀ g であり, 直径 ₃₅ mm 円筒プローブを用いて測定した. 測定は ₃ 回行い平均値を求めた. (5) 官能評価納豆ソルギトックの官能評価は日本女子大学食物学科 ₂ 年次に在学する₃₄ 名をパネルに選定し実施した. 試料の大きさは ₃ cm ₃ cm ₃ cm に統一し, 乱数表により ₅ 桁の数字で表示した. 試料は Design Expert ₈ により算出された順番に沿って ₅ 個ずつに分け, その際 ₂ 個の反復点の試料を ₁ 個ずつ含むように調整し提供した. 色, 香り, 甘さ, 味, しっとり感, 食感 ( 咀嚼感 ), 全体的な評価について好ましくないを ₁ 点, 好ましいを ₇ 点とし ₁ ~ ₇ 点の範囲で, 最初の ₅ 個の試料を評価した後続けて次の ₅ 個を評価してもらった. (6) 最適化分析納豆ソルギトックの製造最適条件は Design Expert ₈ の数値最適化 (numerical optimization), グラフ最適化 (graphical optimization) により独立変数であるもち米粉の配合比率と納豆粉末の添加量を選定し, 選定された量における応答予測 (point prediction) を通し最高の望ましさ (desirability) を示す最適ポイントを算出した. (7) 最適条件で製造された納豆ソルギトックの抗酸化能最適条件で製造された納豆ソルギトックの抗酸化能分析は総ポリフェノール含有量,DPPH ラジカル消去活性を納豆粉末を添加しないコントロールとの比較により行った. 総ポリフェノロール含有量は Folin & Ciocalteu's phenol reagent(sigma-aldrich Co.) を用いて測定した. 試料 ₅.₀ g に₇₀% エタノール ₅₀ ml を加え攪拌した後, シェイキングインキュベーター (SI-₉₀₀R, JEIO TECH Co.) で₂₄,₁₀₀ rpm の条件で₂₄ 時間攪拌抽出, ろ過し試料液とした. 試験管に蒸留水 ₀.₅ ml, 試料液 ₁₂₅ μl, Folin & Ciocalteu's phenol reagent ₁₂₅ μl を加え攪拌し, ₆ 分後 ₇ % 炭酸ナトリウム溶液 ₁,₂₅₀ μl を加え蒸留水 ₁ ml で希釈した. 室温暗所で₉₀ 分間放置した後, 分光光度計 (V-₅₃₀, 日本分光 ( 株 )) で ₇₅₀ nm の吸光度を測定した. ポリフェノール含有量は没食子酸水溶液による検量線を作成し, 没食子酸相当量 (mg GAE/g) で算出した. DPPH ラジカル消去活性は Blois ₁₅) の方法を応用し, ポリフェノール含有量測定時に使用した試料液を用い測定した. 試料液 ₉₉₀ μl に DPPH 溶液 (₁.₅ ₁₀ -₄ mm) ₃₃₀ μl を加えたものをサンプル, 試料液 ₉₉₀ μl にエタノール ₃₃₀ μl を加えたものをブランク, エタノール ₉₉₀ μl に DPPH 溶液 ₃₃₀ μl を加えたものをコントロールとし, 各々 ₃₀ 分間室温暗所で放置した後, 分光光度計で ₅₁₇ nm の吸光度を測定し以下の計算式により DPPH ラジカル消去能を求めた. DPPH ラジカル消去能 (%)= Abssample Absblank 1 100 Abs control 総ポリフェノール含有量,DPPH ラジカル消去活性は コントロールと最適化条件で製造した試料各 ₃ 回ずつ測定し平均値を求めた. 3. 実験結果及び考察 (1) 納豆ソルギトックの品質特性分析 1) 水分納豆ソルギトック試料 ₁₀ 個の水分測定結果を Table ₂ に示した.Design Expert ₈ により選定されたモデルの有意 Table 2. Physicochemical properties of sulgidduk added with natto powder Mean ± S.D. (n=₃) Sample No. Moisture before steaming (%) Responses Moisture after Sugar content steaming (%) (Birx%) ₁ ₃₉.₁±₁.₄ ₄₁.₄±₀.₉ ₁₆.₃±₂.₁ ₂ ₃₈.₉±₀.₅ ₄₀.₈±₀.₅ ₁₆.₂±₁.₀ ₃ ₃₈.₆±₀.₅ ₄₁.₈±₀.₉ ₁₁.₀±₁.₇ ₄ ₃₈.₄±₀.₄ ₄₁.₆±₀.₈ ₁₂.₀±₁.₇ ₅ ₃₉.₁±₁.₃ ₄₀.₉±₀.₈ ₁₄.₃±₁.₅ ₆ ₃₈.₉±₀.₂ ₄₁.₆±₂.₀ ₁₅.₆±₁.₂ ₇ ₃₉.₂±₀.₇ ₄₀.₆±₀.₉ ₁₈.₁±₂.₇ ₈ ₃₈.₅±₁.₃ ₄₁.₄±₀.₆ ₁₁.₇±₀.₆ ₉ ₃₈.₃±₁.₅ ₄₁.₅±₀.₈ ₁₅.₄±₀.₆ ₁₀ ₃₉.₆±₀.₉ ₄₁.₅±₁.₄ ₁₃.₇±₀.₆ ₃₀ (690)

性を F 検定により検証した結果と独立変数が水分に与える影響を示す重回帰式を Table ₃ に示した. 納豆ソルギトックの蒸す前の水分には独立変数である米粉におけるもち米粉配合比率 (A) と納豆粉末添加量 (B) がそれぞれ独立的に作用する linear モデルが選定され, 有意性が認められた. 重回帰式を見ると蒸す前の水分に与える影響はもち米粉配合比率 (A) が納豆粉末添加量 (B) より大きく,Fig. ₁ の perturbation プロットと₃D プロットからもち米粉配合比率 (A) が大きくなるにつれ, 蒸す前の水分も増加することが分かった. 蒸した後のソルギトックにおける水分は₄₁% になるよう水の添加量を調節したため有意性は認められなかった. 2) 糖度納豆ソルギトック試料 ₁₀ 個の糖度を Table ₂ に示した. 糖度には linear モデルが選定され, 有意性が認められた (Table ₃).Fig. ₁ の perturbation プロットと₃D プロットを見ると, もち米粉の配合比率が上がるにつれ糖度も高い値を示す傾向にあった. 糊化過程においてでん粉は還元されるが, もち米はうるち米の ₂ 倍以上の遊離糖に還元されるため ₁₆), もち米粉の配合比率が上がるにつれ糖度が高くなったと思われる. 3) 色度納豆ソルギトック試料 ₁₀ 個の色度を Table ₄ に示した. L 値と b 値にはもち米粉配合比率 (A) と納豆粉末添加量 (B) が相互作用する quadratic モデルが,a 値には linear Table 3. Analysis of the predicted model equation for physicochemical properties of sulgidduk added with natto powder Response Model Mean ± S.D. R-squared ₁) F-value Prob>F ₂) Multiple regression equation ₃) Moisture before steaming Linear ₃₈.₈±₀.₂ ₀.₆₃₉ ₆.₁₉ ₀.₀₂₈* +₃₈.₇₆+₀.₃₀A-₀.₀₉₅B Moisture after steaming Linear ₄₁.₃±₀.₃ ₀.₄₇₃ ₃.₁₄ ₀.₁₀₆ +₄₁.₃₁-₀.₃₃A-₀.₀₁₃B Sugar content Linear ₁₄.₆±₀.₉ ₀.₉₀₆ ₃₃.₈ <₀.₀₀₁*** +₁₄.₆+₂.₉A-₀.₅₂B ₁) ₀ R ₂ ₁, close to ₁ indicates the regression line fits the model. ₂) *p<₀.₀₅, ***p<₀.₀₀₁ ₃) A: Glutinous rice flour, B: Natto powder 40.0 39.5 39.0 38.5 38.0 20 18 16 14 12 10 8 40.0 20 18 39.5 16 39.0 14 12 38.5 38.0 10 8 102 111120 93 84 66 75 48 57 1.5 30 39 (30~120) 102 111120 93 84 66 75 57 48 1.5 30 39 (30~120) Fig. 1. Perturbation and 3D plot for the effect of glutinous rice flour (A)and natto powder (B)on physicochemical properties of sulgidduk added with natto powder (691) ₃₁

Vol. No. モデルが適用され,L 値と b 値でそれぞれ R ₂ =₀.₉₇₁, ₀.₉₉₅で比較的高いモデル適合性が見られた (Table ₅). L 値,a 値,b 値全てにおいてモデルの意有性が認められ, 重回帰式からもち米粉配合比率 (A) より納豆粉末添加量 (B) が影響を与えることがわかった.Fig. ₂ の perturbation プロットと₃D プロットを見ると納豆粉末の添加量が増えるにつれ L 値は減少し,a 値,b 値は大きく増加した. L 値の結果は副材料である納豆粉末の添加量が増えるにつれ納豆ソルギトックの色が暗くなることを示し, 唐辛子 コチュジャンを添加したソルギトックの研究でも副材料の添加量が増えるに従い L 値が減少する傾向が見られた ₁₇).a 値,b 値は納豆粉末添加量の増加に従い大きく増加したが, これは納豆粉末自体の色による影響だと推察され, 韓国の納豆とも言われるチョングクチャン粉末を添加したソルギトックの研究, チョングクチャン粉末を添加したクッキーの品質特性でもチョングクチャン 粉末の添加量が増えるにつれ a 値と b 値が増加する同様の傾向が見られた ₁₈)₁₉). 4) テクスチャー納豆ソルギトック試料 ₁₀ 個のテクスチャー測定結果を Table ₄ に示した. 咀嚼性と凝集性においてモデルの有意性が認められた (Table ₅). 咀嚼性には quadratic モデルが, 凝集性には linear モデルが適用され, 特に咀嚼性では R ₂ =₀.₉₄₆で比較的高いモデル適合性が見られた. Fig. ₂ で咀嚼性はもち米粉配合比率 (A) が上がるにつれ増加した後減少し, 納豆粉末添加量 (B) の増加に伴い緩やかに減少した後増加した. 咀嚼性の回帰式を見ると米粉配合比率 (A) が納豆粉末添加量 (B) より影響を与えていることが分かった. 咀嚼性は一般的に硬さ, 弾力性, 凝集性と関係があるが, 本実験では硬さとの相関が大きく, また硬さにおいても米粉配合比率 (A) が上がるにつれ増加した後減少しておりこのような結果になったのではないかと推察される. 凝集性はもち米粉配 Table 4. Mechanical properties of sulgidduk added with natto powder Mean ± S.D. (n=₃) Sample No. Color ₁) L a b Hardness (g) Adhesiveness (g.s) Texture Springiness Chewiness Gumminess Cohesiveness ₁ ₇₆.₉₁±₀.₆₈ -₂.₀₆±₀.₁₄ ₁₄.₂₈±₁.₁₁ ₄₆₅.₇₀±₆₇.₈₆ -₁₆₈.₇₄±₁₃.₁₇ ₀.₉₁±₀.₀₃ ₃₁₈.₆₂±₄₂.₅₀ ₃₄₉.₅₇±₄₅.₉₁ ₀.₇₅±₀.₀₁ ₂ ₆₆.₁₆±₂.₈₅ ₁.₆₄±₀.₂₅ ₂₀.₁₃±₀.₈₈ ₄₉₁.₄₄±₉₈.₉₇ -₈₅.₉₆±₅₃.₃₁ ₀.₇₅±₀.₀₂ ₂₆₁.₅₄±₄₃.₂₈ ₃₄₉.₆₉±₆₀.₁₀ ₀.₇₁±₀.₀₃ ₃ ₈₂.₄₈±₁.₀₉ -₁.₄₁±₀.₁₁ ₁₄.₆₆±₁.₃₃ ₃₃₀.₇₇±₇₇.₀₇ -₅₀.₀₀±₃₁.₁₀ ₀.₉₄±₀.₀₃ ₂₅₃.₂₅±₆₈.₀₈ ₂₆₉.₃₃±₆₇.₃₈ ₀.₈₁±₀.₀₂ ₄ ₇₆.₈₇±₂.₁₅ ₁.₆₀±₀.₃₁ ₁₉.₈₅±₁.₃₀ ₄₂₃.₈₅±₉₆.₂₇ -₂₈.₅₂±₁₅.₈₉ ₀.₉₁±₀.₀₅ ₃₁₄.₅₃±₇₄.₇₇ ₃₄₅.₉₄±₇₅.₃₆ ₀.₈₂±₀.₀₂ ₅ ₇₈.₁₇±₂.₀₆ -₁.₄₆±₀.₂₃ ₁₄.₇₆±₁.₃₉ ₄₈₆.₆₀±₅₁.₆₂ -₄₁.₅₇±₁₄.₃₇ ₀.₉₉±₀.₀₁ ₄₀₈.₂₅±₄₃.₂₈ ₄₁₂.₅₃±₄₅.₀₀ ₀.₈₅±₀.₀₁ ₆ ₇₂.₃₈±₀.₆₁ ₂.₄₁±₀.₁₉ ₂₀.₅₅±₀.₆₉ ₄₄₇.₆₃±₇₇.₈₃ -₃₁.₈₄±₁₈.₂₆ ₀.₉₉±₀.₀₃ ₃₆₉.₄₅±₅₇.₇₀ ₃₇₄.₈₄±₆₆.₃₂ ₀.₈₄±₀.₀₂ ₇ ₇₀.₄₁±₂.₈₉ ₁.₅₈±₀.₃₁ ₁₇.₉₅±₀.₅₆ ₄₈₀.₅₀±₆₁.₁₉ -₁₄₇.₈₂±₁₃.₀₄ ₀.₈₁±₀.₀₈ ₂₉₁.₂₆±₅₅.₉₉ ₃₅₆.₁₅±₄₄.₅₉ ₀.₇₄±₀.₀₂ ₈ ₇₅.₂₉±₁.₀₀ ₁.₀₅±₀.₁₅ ₁₈.₂₅±₀.₆₆ ₃₃₃.₅₂±₅₀.₂₃ -₆₆.₀₀±₁₄.₈₀ ₀.₉₄±₀.₀₁ ₂₆₂.₅₀±₃₆.₁₄ ₂₇₈.₀₆±₃₉.₀₇ ₀.₈₄±₀.₀₁ ₉ ₇₂.₇₈±₃.₄₆ ₀.₇₂±₀.₀₅ ₁₈.₉₃±₀.₃₉ ₅₈₉.₂₀±₁₀₆.₅₈ -₆₄.₄₃±₃₇.₂₇ ₀.₈₀±₀.₀₄ ₃₇₂.₃₁±₆₇.₅₈ ₄₆₃.₈₅±₇₀.₃₁ ₀.₇₉±₀.₀₃ ₁₀ ₇₂.₄₅±₃.₈₄ ₀.₈₀±₀.₂₄ ₁₉.₂₀±₁.₃₇ ₅₄₅.₄₁±₁₂₆.₂₀ -₇₀.₈₁±₃₃.₉₀ ₀.₈₂±₀.₀₂ ₃₄₃.₉₈±₇₅.₀₈ ₄₁₈.₅₄±₉₄.₉₅ ₀.₇₇±₀.₀₂ ₁) L (White+₁₀₀ ₀ black), a (red+₆₀ -₆₀ green), b (yellow+₆₀ -₆₀ blue) Table 5. Analysis of the predicted model equation for mechanical properties of sulgidduk added with natto powder Response Model Mean ± S.D. R-squared ₁) F-value Prob>F ₂) Multiple regression equation ₃) L Quadratic ₇₄.₃₉±₁.₁₇ ₀.₉₇₁ ₂₆.₃₇ ₀.₀₀₄** +₇₂.₅₉-₃.₅₃A-₃.₆₉B-₁.₂₈AB+₀.₂₉A ₂ +₂.₇₁B ₂ a Linear ₀.₄₉±₀.₆₇ ₀.₈₅₆ ₂₀.₇₃ ₀.₀₀₁** +₀.₄₉-₀.₀₁₃A+₁.₇₆B b Quadratic ₁₇.₈₆±₀.₂₅ ₀.₉₉₅ ₁₆₇.₁₇ <₀.₀₀₁*** +₁₈.₉₁-₀.₀₆₇A+₂.₈₀B+₀.₁₆AB-₀.₆₆A ₂ -₁.₁₀B ₂ Hardness Quadratic ₄₅₉.₄₆±₅₇.₆₀ ₀.₇₈₀ ₂.₈₃ ₀.₁₆₅ +₅₃₂.₆₉+₅₈.₂₃A+₁₃.₃₀B-₁₆.₈₅AB-₉₁.₀₇A ₂ -₃₀.₉₇B ₂ Adhesiveness Linear -₈₅.₅₆±₄₄.₂₂ ₀.₄₉₂ ₃.₃₉ ₀.₀₉₃ -₈₅.₅₆-₄₃.₀₀A+₁₉.₀₀B Springiness Linear ₀.₈₉±₀.₀₈ ₀.₃₅₇ ₁.₉₄ ₀.₂₁₃ +₀.₈₉-₀.₀₅₃A-₀.₀₃₂B Chewiness Quadratic ₃₁₉.₅₇±₁₈.₅₁ ₀.₉₄₆ ₁₄.₁₂ ₀.₀₁₂* +₃₆₄.₀₃+₆.₈₆A-₅.₇₇B-₂₉.₅₉AB-₉₃.₀₄A ₂ +₁₈.₉₃B ₂ Gumminess Quadratic ₃₆₁.₈₅±₃₆.₆₈ ₀.₈₃₅ ₄.₀₄ ₀.₁₀₁ +₄₂₄.₃₃+₂₇.₀₁A+₆.₅₁B-₁₉.₁₂AB-₉₀.₃₅A ₂ -₁₃.₇₇B ₂ Cohesiveness Linear ₀.₇₉±₀.₀₄ ₀.₅₉₈ ₅.₂₁ ₀.₀₄₁* +₀.₇₉-₀.₀₄₅A-(₆.₆₆₇ ₁₀ -₃ )B ₁) ₀ R ₂ ₁, close to ₁ indicates the regression line fits the model. ₂) *p<₀.₀₅, **p<₀.₀₁, ***p<₀.₀₀₁ ₃) A: Glutinous rice flour, B: Natto powder ₃₂ (692)

85 80 75 70 65 60 3 2 1 0-1 -2 22 20 18 1 16 0 14 12 85 80 75 70 65 60 3 2 1 0-1 -2-3 22 20 18 16 14 12 111120 8493102 48576675 1.5 3039 (30~120) 120 84 93102111 48576675 39 1.5 30 (30~120) 111 120 48 1.5 30 39 57 66 75 8493102 (30~120) 450 z 400 z 350 z 300 z 250 0.86 0.84 0.82 0.80 0.78 0.76 0.74 0.72 0.70 450 400 350 300 250 0.86 0.84 0.82 0.80 0.78 0.76 0.74 0.72 0.70 120 1.5 48 30 39 57 6675 84 93102111 (30~120) 1.5 48 30 39 57 66 75 8493 102 111120 (30~120) Fig. 2. Perturbation and 3D plot for the effect of glutinous rice flour (A)and natto powder (B)on mechanical properties of sulgidduk added with natto powder 合比率 (A) が上がるにつれ低下した. (2) 官能評価 ₇ 点評価法による官能評価の結果を Table ₆ に示した. 色, 味, しっとり感, 食感 ( 咀嚼感 ), 全体的な評価の ₅ 項目でモデルの有意性が認められた. これら ₅ 項目には quadratic モデルが適用され, 色を除く ₄ 項目で比較的高 いモデル適合性が見られた (Table ₇). 色についてはもち米粉配合比率 (A) が上がるにつれ評価は上がった後下がり, 納豆粉末添加量 (B) の増加に従って下がり, 納豆ソルギトックは納豆粉末添加量が増え褐色を帯びるにつれ好ましくないとされた. 味についてはもち米粉配合比率 (A) が上がるにつれ評価は上がった後若干下がり, もち米の配合が多い方が好まれる傾向にあることがわ (693) ₃₃

Vol. No. Table 6. Sensory evaluation of sulgidduk added with natto powder Mean ± S.D. (n=₃₄) Sample No. Responses Color Flavor Sweetness Taste Moistness Texture Overall quality ₁ ₄.₆₂±₁.₃₃ ₄.₅₃±₁.₀₅ ₄.₇₆±₁.₀₅ ₅.₀₆±₁.₃₂ ₄.₈₈±₁.₀₇ ₄.₈₅±₁.₀₂ ₄.₈₂±₁.₂₂ ₂ ₄.₀₉±₁.₄₄ ₄.₁₅±₁.₆₀ ₄.₄₇±₁.₁₆ ₄.₆₂±₁.₄₁ ₄.₃₈±₁.₁₃ ₄.₈₂±₁.₁₁ ₄.₂₄±₁.₄₄ ₃ ₄.₉₁±₁.₄₈ ₄.₂₄±₁.₄₈ ₄.₁₅±₁.₃₁ ₄.₂₁±₁.₃₂ ₃.₉₇±₁.₆₂ ₄.₀₀±₁.₃₃ ₃.₉₁±₁.₄₄ ₄ ₄.₃₂±₁.₃₂ ₄.₄₇±₁.₄₆ ₄.₃₈±₁.₂₆ ₄.₀₉±₁.₅₄ ₃.₀₆±₁.₄₃ ₃.₂₆±₁.₄₈ ₃.₂₆±₁.₅₂ ₅ ₅.₀₆±₁.₃₉ ₄.₆₈±₁.₂₂ ₄.₈₅±₁.₁₆ ₄.₇₆±₀.₉₆ ₄.₅₉±₁.₁₃ ₄.₄₇±₁.₀₈ ₄.₅₆±₁.₂₃ ₆ ₄.₆₂±₁.₅₂ ₄.₀₃±₁.₄₉ ₄.₆₅±₁.₂₃ ₄.₇₉±₁.₂₅ ₄.₅₉±₁.₀₆ ₄.₅₉±₁.₁₀ ₄.₅₉±₁.₁₈ ₇ ₄.₅₉±₁.₃₃ ₄.₂₁±₁.₄₇ ₄.₈₂±₁.₁₇ ₄.₈₈±₁.₃₉ ₅.₁₂±₁.₀₇ ₄.₉₇±₁.₃₄ ₄.₇₄±₁.₂₄ ₈ ₄.₈₂±₁.₄₀ ₄.₂₁±₁.₃₉ ₃.₉₄±₁.₁₀ ₄.₃₂±₁.₂₂ ₃.₈₅±₁.₀₅ ₃.₈₅±₁.₃₃ ₄.₀₉±₁.₁₄ ₉ ₄.₉₄±₁.₄₃ ₄.₇₆±₁.₃₉ ₅.₂₆±₀.₈₆ ₅.₀₉±₁.₂₉ ₅.₃₅±₁.₁₂ ₅.₂₄±₀.₉₆ ₅.₃₂±₁.₂₂ ₁₀ ₄.₆₅±₁.₂₅ ₄.₇₁±₁.₁₇ ₄.₄₇±₀.₉₉ ₄.₈₂±₀.₉₄ ₄.₇₄±₁.₀₅ ₄.₈₅±₀.₉₃ ₄.₈₂±₁.₀₃ Table 7. Analysis of the predicted model equation for sensory evaluation of sulgidduk added with natto powder Response Model Mean ± S.D. R-squared ₁) F-value Prob>F ₂) Multiple regression equation ₃) Color Quadratic ₄.₆₆±₀.₁₅ ₀.₈₈₇ ₆.₃₁ ₀.₀₄₉* +₄.₈₇-₀.₁₃A-₀.₂₆B+₀.₀₁₅AB-₀.₂₄A ₂ -₀.₁₁B ₂ Flavor Quadratic ₄.₄₀±₀.₂₅ ₀.₅₉₄ ₁.₁₇ ₀.₄₅₃ +₄.₅₉-(₅.₀₀₀ ₁₀ -₃ )A-₀.₁₃B-₀.₁₅AB-₀.₂₄A ₂ -₀.₀₇₈B ₂ Sweetness Quadratic ₄.₅₇±₀.₃₃ ₀.₆₆₄ ₁.₅₈ ₀.₃₃₉ +₄.₈₇+₀.₂₆A-₀.₀₄₃B-₀.₁₃AB-₀.₃₉A ₂ -₀.₀₁₅B ₂ Taste Quadratic ₄.₆₆±₀.₁₄ ₀.₉₂₉ ₁₀.₄₈ ₀.₀₂₁* +₄.₉₃+₀.₃₂A-₀.₀₈₈B-₀.₀₈₀AB-₀.₃₁A ₂ -₀.₁₄B ₂ Moistness Quadratic ₄.₄₅±₀.₃₀ ₀.₉₁₁ ₈.₁₈ ₀.₀₃₂* +₅.₀₂+₀.₅₇A-₀.₂₄B+₀.₁₀AB-₀.₅₅A ₂ -₀.₄₈B ₂ Texture Quadratic ₄.₄₉±₀.₂₄ ₀.₉₃₁ ₁₀.₈₇ ₀.₀₁₉* +₄.₉₅+₀.₅₉A-₀.₁₁B+₀.₁₈AB-₀.₄₄A ₂ -₀.₃₂B ₂ Overall quality Quadratic ₄.₄₄±₀.₂₆ ₀.₉₁₀ ₈.₀₇ ₀.₀₃₃* +₅.₀₄-₀.₄₂A-₀.₂₁B+₀.₀₁₇AB-₀.₅₉A ₂ -₀.₄₀B ₂ ₁) ₀ R ₂ ₁, close to ₁ indicates the regression line fits the model. ₂) *p<₀.₀₅ ₃) A: Glutinous rice flour, B: Natto powder かった. また, 納豆粉末添加量 (B) が増えるにつれ緩やかに上昇したが一定量を超えてからは下降した. しっとり感と食感 ( 咀嚼感 ) に対する好み, 全体的な評価はもち米粉配合比率 (A) と納豆粉末添加量 (B) が増加するにつれ評価は上がったが一定量を超えてから下がった (Fig. ₃). この ₃ 項目に対する評価で点数が一番高かったのはもち米粉及び納豆粉末の添加量中間点であった. 官能評価項目間の相関を Table ₈ に示した. 全体的な評価には味が相関係数 ₀.₉₆₂, 有意水準 ₀.₁% で最も高い正の相関があった. 続いてしっとり感, 食感 ( 咀嚼感 ) が₀.₉₄₉,₀.₉₁₅で高い正の相関があり, 納豆ソルギトックの全体的な評価には味, しっとり感, 食感が影響することがわかった. また, 全体的な評価に影響を与えた味にはしっとり感と食感がそれぞれ₀.₉₃₅,₀.₉₁₅の高い正の相関があり, 甘さは相関係数 ₀.₈₀₀であった. しっとり感には食感が₀.₉₄₅で高い正の相関を見せ, 甘さが相関係数 ₀.₆₉₀であった. 食感には甘さが相関係数 ₀.₇₀₆で正の相関があった. (3) 最適化分析以上の結果を用い製造条件最適化を行った. 独立変数である米粉配合比率と納豆粉末添加量は範囲内に設定し, 官能評価において有意な結果を表した色, 味, しっとり感, 食感 ( 咀嚼感 ), 全体的な評価を最大 (maximum) に設定し数値最適化, グラフ最適化, 応答予測を通して得た製造最適条件はうるち米粉 ₂₀₉.₉₃ g, もち米粉 ₉₀.₀₇ g, 納豆粉末 ₅.₁₈ g であった (Fig. ₄). 加える水の量は ₅₈.₃₃ g とした. 尚,Fig. ₄ の Overlay plot はもち米粉配合比率 (A) と納豆粉末添加量 (B) の最適条件とその製造最適条件における予測値を表わしている. 応答曲面法は求めたい最適条件を算出するための実験計画が示され, その計画通り実験を行うことにより実験を行なわなかった実験点での測定値を予測し連続的なデータを得られ, そこから最適条件を算出することが出来る. 本実験においても上述の様に日本人が好む米粉の配合比率と納豆粉末添加量の最適条件を同時に求めることが出来た. ただし, 実験計画を立てるためには独立変数の範囲を実験者が決定しなければならず, この範囲を ₃₄ (694)

5.2 4.8 4.6 4.4 4.2 5.2 4.8 4.6 4.4 4.2 5.2 4.8 4.6 4.4 4.2 5.2 4.8 4.6 4.4 4.2 102 111 120 66 48 57 758493 1.5 30 39 (30~120) 102 111 120 102 111120 7.0 66 48 57 758493 66 1.5 30 39 48 57 758493 (30~120) 1.5 30 39 (30~120) 120 84 93102111 48576675 30 39 1.5 (30~120) 120 84 93102111 48 576675 1.5 30 39 (30~120) Fig. 3. Perturbation and 3D plot for the effect of glutinous rice flour (A)and natto powder (B)on sensory properties of sulgidduk added with natto powder 予備実験を通して慎重に決めることが重要である. (4) 最適条件で製造した納豆ソルギトックの抗酸化能最適条件で製造した納豆ソルギトックと納豆粉末を添加しないコントロールの総ポリフェノール含有量, DPPH ラジカル消去活性を Table ₉ に示した. 総ポリ フェノール含有量,DPPH ラジカル消去活性共に最適条件で製造した納豆ソルギトックが有意に多かった. この結果は Shin et al. ₂₀) のコントロールソルギトックの DPPH ラジカル消去活性が₅₅.₃₆% であった研究結果と類似し, 黒にんにく抽出物を ₁₅% 添加したソルギトックの ₇₂.₁₆% より高く, また抗酸化能が高いと知られているブルーベ (695) ₃₅

Vol. No. Table 8. Correlation coefficients between sensory characteristics of sulgidduk which added with natto powder Color Flavor Sweetness Taste Moistness Texture Flavor ₀.₄₁₇ Sweetness ₀.₁₈₃ ₀.₃₆₃ Taste ₀.₂₄₂ ₀.₃₅₅ ₀.₈₀₀** Moistness ₀.₂₆₈ ₀.₁₇₇ ₀.₆₉₀* ₀.₉₃₅*** Texture ₀.₀₅₈ ₀.₁₃₂ ₀.₇₀₆* ₀.₉₁₅*** ₀.₉₄₅*** Overall qulity ₀.₄₀₀ ₀.₃₇₆ ₀.₇₃₀* ₀.₉₆₂*** ₀.₉₄₉*** ₀₉₁₅*** *p<₀.₀₅, **p<₀.₀₁, ***p<₀.₀₀₁ 1.000 0.800 0.600 0.400 0.200 0.000 Table 9. Total phenolic content and DPPH free radical scavenging activity of the control sample and optimized sample of sulgidduk added with natto powder Mean ± S.D. (n=₃) Control Smaple ₁) Optimized Sample ₂) t-value ₃) Total phenol (mg GAE/g) ₁.₃₂±₀.₆₄ ₆.₄₀±₀.₃₈ ₁₁.₈₇*** DPPH free radical scavenging activity (%) ₄) ₅₁.₅₉±₃.₁₆ ₈₀.₄₉±₃.₆₉ ₁₀.₃₀ ** -1.500 1.500 ₁) Sulgidduk with no addition of natto powder ₂) Sulgidduk with addition of natto powder ₃) **p<₀.₀₁, ***p<₀.₀₀₁ 1.000 ₄) Concentration of sample solution: ₁₀₀ mg/ml 0.800 0.600 0.400 0.200 リーの₆₇.₆₃% ₂₁) よりも高かった. 本研究に使用した納豆粉末の DPPH ラジカル消去活性は₉₀.₃₆% と高い抗酸 0.000 化能を見せたが, それを使用し製造した納豆ソルギトッ 1.5 102 111120 93 75 84 66 4857 39 30 (30~120) クもまた高い抗酸化能を見せ, 加熱による損失は無かったと思われる. 総ポリフェノール含有量と DPPH ラジカル消去能抗酸化能の間には相関関係があり, その数値が高いほど抗酸化能も高い ₂₂)~₂₄). 上記結果より, 納豆粉末 添加ソルギトックには高い抗酸化能があり, 本研究の目的である日本人が好む健康機能性を持った食品になると 判断できる. 4. 要約 1.5 30 39 48 57 66 75 84 93 102 111 120 Fig. 4. Pertubation and 3D and overlay plot for the effect of glutinous rice flour (A)and natto powder (B)on desirability of sulgidduk added with natto powder 本研究では韓国料理世界化戦略の一つである現地化をベースに韓国伝統食であるソルギトックの日本への定着を目標とし, 日本人の嗜好に合わせたソルギトックの開発を検討した. 米粉のうるち米粉ともち米粉の配合比率, 納豆粉末添加量が異なる₁₀ 個の試料を製造し, 品質特性の測定, 官能評価を行い製造最適条件を求めた. 実験計画, 結果分析, 最適条件の算出には応答曲面法を用い, ソフトは Design expert ₈ 使用した. (₁) 米粉配合比率と納豆粉末添加量が異なる納豆ソルギトックの水分と糖度を測定した結果, 蒸す直前の状 ₃₆ (696)

態における水分 (p<₀.₀₅) と糖度 (p<₀.₀₀₁) で, 選定されたモデルの有意性が認められた. 蒸す前の水分はもち米粉の比率が高くなるほど高い数値を示した. 糖度はもち米粉の比率が増加するに従い上昇した. (₂) 米粉配合比率と納豆粉末添加量が異なる納豆ソルギトックの色度を測定した結果,L 値 (p<₀.₀₁),a 値 (p<₀.₀₁),b 値 (p<₀.₀₀₁) 全ての項目で, 選定されたモデルの有意性が認められた.L 値は納豆粉末の添加量増加につれ減少したが,a 値と b 値は増加した. (₃) 米粉配合比率と納豆粉末添加量が異なる納豆ソルギトックのテクスチャーを測定した結果, 咀嚼性と凝集性が p<₀.₀₅でモデルの有意性が認められた. 咀嚼性はもち米粉の比率が高くなるにつれ増加した後減少し, 納豆粉末添加量の増加に伴い緩やかに減少した後増加した. 凝集性はもち米粉の比率が増加するに従い減少した. (₄) 米粉配合比率と納豆粉末添加量が異なる納豆ソルギトックの官能評価を ₇ 点評価法で行った結果, 色, 味, しっとり感, 食感 ( 咀嚼感 ), 全体的な評価でモデルの有意性が認められた (p<₀.₀₅). 色を除き, もち米粉の配合比率と納豆粉末添加量が増加するにつれて評価も上がった後ある点を境に下がる傾向を見せた. 色においては納豆粉末添加量が増えるにつれ評価は下がった. (₅) 数値最適化, グラフ最適化, 応答予測による納豆ソルギトックの製造最適条件はうるち米粉 ₂₀₉.₉₃ g, もち米粉 ₉₀.₀₇ g, 納豆粉末 ₅.₁₈ g であった. (₆) 最適条件で製造した納豆ソルギトックとコントロールの抗酸化能を測定した結果, 総ポリフェノール含有量は p<₀.₀₀₁,dpph 自由ラジカル消去能は p< ₀.₀₁で有意であった. 最適条件で製造した納豆ソルギトックの総ポリフェノール含有量は ₆.₄₀ mg GAE/g,DPPH 自由ラジカル消去能は₈₀.₄₉% であり, どちらもコントロールより高い値を示した. 以上の結果より最適条件で製造された納豆ソルギトックは機能性を持った食品を好むとされる日本での開発余地があり, 韓国料理の世界化政策の一つである現地化を通じ韓国と日本の伝統食の融合を象徴する食べ物になると思われる. 引用文献 ₁)Lee, J.E. A Study on the change of Koreans' perception of Japanese-Focused on the analysis of the effects of Korean Wave. Kwangwoon University, ₂₀₀₆, Master's thesis ₂)Choi, S.K. A study of the perceptions and prferences of foreign residents in the republic of Korea to Korean traditional rice cakes. Sookmyung Women's University, ₂₀₀₄, Master's thesis ₃) Korean Food Foundation. http://www.hansik.org/en/ index.do,( 入手日 :₂₀₁₃. ₁. ₁₂) ₄) 小林哲, クォン タビン, ホン チョンファ. 食文化のグローバル戦略 大韓民国 韓食世界化推進プロジェクト を事例として. 経営研究.₂₀₁₁, 61(₄), ₂₃-₄₈ ₅) 농림수산식품부. 한식, 세계유명₁₂개국음식중 ₇ 번째 - 한식경쟁력평가및개선방향도출을위한한식세계화지수개발.₂₀₁₂ ₆)Kim, B.S. A Study on the relationship between the localization strategy and service performance for the globalization of traditional food: focused on the moderating effect of country characteristic. Kyonggi University, ₂₀₁₀, Doctor's thesis ₇)Song, C.Z. Some Thoughts on the globalization of Korean food: Globalization from Below, Innovation and Democratization of Food Industry. KCA Journal. ₂₀₁₂, 10(₃), ₂₈-₃₅ ₈)Lee, J.Y. Preference and perception of Korean foods of foreign consumers by nationality. Korean J. Food Culture. ₂₀₁₀, 25, ₉-₁₆ ₉) 韓国料理で最も好きなのは何?.Innolife.net. http:// travel₂.innolife.net/list.php?ac_id=₄₂ &ai_id=₅₅₀₅,( 入手日 :₂₀₁₃. ₁. ₁₂) ₁₀) 渡部忠世, 深澤小百合. もち ( 糯 餅 ). 東京. 法政大学出版局,₁₉₉₈, ₁₇₃-₃₀₀ ₁₁) 윤숙자. 떡이있는풍경. 서울. 도서출판질시루, ₂₀₀₂, ₁₀-₁₅ ₁₂) Yoon, S.J. International strategy of rice cake and Korean traditional cookie. Food Industry and Nutrition. ₂₀₀₆, 11(₂), ₂₅-₂₈ ₁₃) 谷田貝智恵子, 須見洋行. 納豆の機能性について. 食生活.₂₀₀₇, 101(₆), ₂₆ ₁₄) 全国納豆協同組合連合会. 納豆に関する調査 調査結果報告書.₂₀₁₁ ₁₅)Blois, M.S. Antioxidant determinations by the use of a stable free radical. Nature. ₁₉₅₈, 181, ₁₁₉₉-₁₂₀₀ ₁₆)Park, Y.M.; Kim, S.J.; Hwang, I.S.; Cho, K.H.; Jung, S.T. Physicochemical and sensory properties of jinyang-ju prepared with glutinous rice and nonglutinous rice. Korean J. Food Culture. ₂₀₀₅, 20, ₃₄₆-₃₅₁ ₁₇)Kim, S.H. Quality characteristics of sulgidduk added with red pepper powder red pepper seed powder kochujang. Myongji University, ₂₀₀₉,Master's thesis ₁₈)Park, K.S. The Quality characteristics of sulgidduk added with cheongkukjang powder. The Korean Journal of Culinary Research. ₂₀₁₀, 16(₃), ₂₅₀-₂₅₈ (697) ₃₇

Vol. No. ₁₉)Bang, B.H.; Kim, K.P.; Kim, M.J.; Jeong, E.J. Quality characteristics of cookies added with chungkukjang powder. Korean J. Food & Nutrition. ₂₀₁₁, 24, ₂₁₀-₂₁₆ ₂₀)Shin, J.H.; Kim, Y.A.; Kang, M.J.; Yang, S.M.; Sung, N.J. Preparation and characteristics of sulgidduk containing different amounts of black farlic extract. Korean J. Food Cookery Sci. ₂₀₁₀,26, ₅₅₉-₅₆₆ ₂₁)Heo, M.R. Antioxidant activities of bilberry (Vaccinium myrtillus)and blueberry (Vaccinium corymbosum). Seoul National University of Science and Technology, ₂₀₁₂, Master's thesis ₂₂) 深井洋一, 松澤恒友. プルーンの成分特性と抗酸化能. 日本食品科学工学会誌.₂₀₀₀, 47, ₉₇-₁₀₄ ₂₃) 木村英生, 長沼孝多, 小嶋匡人, 小松正和, 恩田匠, 辻政雄. 山梨県産果実の総ポリフェノール含量とその DPPH ラジカル消去活性. 山梨県工業技術センター研究報告.₂₀₀₈, 22, ₅₉-₆₃ ₂₄) 立山千草, 太田雅壽, 内山武夫. 食用花弁抽出液のフリーラジカル消去活性. 日本食品科学工学会誌.₁₉₉₇, 44, ₆₄₀-₆₄₆ ₃₈ (698)