電子商取引実務の手引き エステム見積システムESTM ~ 簡易逆引きマニュアル ~ ( 協力会社用 ) 第 3 版 2011 年 9 月発行 ( 株 ) 大林組 EC サポートセンター
改訂履歴 第 1 版 :2008 年第 2 版 :2011 年第 3 版 :2011 年 10 月新規発行 8 月内容を大幅に修正 9 月出来高ファイル作成について追記他 目次 1.ESTMとは 1 2.ESTMのルール 2 3. ローカル版と Web 版の違い 3 4. 見積回答システムから明細データを取り出すには 4 参考エクセルのデータを利用するには 5. 見積回答システムへ明細データを取込むには 6 6. 新規に明細を入力するには 7 7. 再計算後のエラーが出てしまった場合は 9 参考 1. エラー付箋について参考 2. エラーの訂正について 8. 明細データをエクセルデータにするには 11 参考中間ファイルとエクセルファイルについて 9. エクセルデータを ESTM に取り込むには 13 参考 明細ファイル外の Excel ファイルです と表示された場合参考変換できなかった場合は 10. 出来高ファイルを作成するには 16 参考出来高ファイルについて 操作についてのお問合せは EC サポートセンターへご連絡ください Tel:03-5247-3258/Fax:03-5247-3276
1.ESTM とは エステム ESTM とは大林組が開発した内訳明細作成ソフトです 表計算ソフトの一種ですので 金額や合計は自動計算されます 但し 計算式 ( 関数 ) や書式 ( 中央揃え ) などを自由に設定することはできません ツリー表示ボタン明細 : 明細データの工種や費目などの各明細シート名のツリー情報を表示エラー : 再計算でのエラー情報を表示 ページ切替ボタンページを切替えることができます ツリー表示エリア大甲号と内訳がツリーで表示されます 明細領域明細データの表示及び編集 ページ表示エリアページの見出し一覧 - 1 /17 -
2.ESTM のルール 1 明細は 2 行でひとつの項目です 電子契約の場合 数量 単位 単価 金額は下段のみ有効です 2 大甲号 ( 鑑 ) 用紙の識別に大甲号項目の KG を入力すると 大甲号の細目に対応した白紙のシート 内訳用紙が自動的に作成されます 3 内訳明細の集計金額は 大甲号項目の 単価 に自動的に反映されます また 金額欄は自動計算されるため入力の必要はありません 大甲号 ( 鑑 ) 用紙 1 細目は 2 行で 1 項目 2 識別に KG と入力すると 自動的に内訳明細が作成される 3 内訳の合計金額が反映される 内訳用紙 2 内訳用紙が作成される 3 金額は自動計算される - 2 /17 -
3. ローカル版と Web 版の違いについて ESTM 本体は一つのプログラムですが デスクトップのアイコンから起動すると ウェブローカル版が起動し 見積回答システムの 明細編集 ボタンを押すとWeb版が起 動します Web 版では電子契約に使用する機能のみに限られているため その他の 機能を使用する場合はローカル版をご利用ください なお このマニュアルで説明している内容はローカル版 Web 版どちらでも利用で きる機能を中心に説明しています ( 一部ローカル版のみの機能も掲載しています ) Web 版 ( 見積回答システム ) Web 版ではローカル版に比べて 使用できる機能が限られています ローカル版 - 3 /17 -
4. 見積回答システムから明細データを取り出すには 見積システム ESTM20110929.doc 見積回答システムの明細データを自分のパソコンに保存しておくと 見積回答 システムを起動しなくても 明細の確認や印刷をすることができます ファイル エクスポートをクリックします ESTM9 形式 を選択します... をクリックし 保存先フォルダを選択します ファイル名を指定します 実行をクリックし登録します - 4 /17 -
参考 エクセルのデータを利用するには エクセルのデータをセル単位でコピーすることができますが その際は項目名の順番などに注意をしてください またESTMは2 行で1つの明細となりますが 電子契約では 数量 単位 単価は下段のみ有効となります ファイル形式の変換は 8. 明細データをエクセルデータにするには 9. エクセルデータを ESTM に取り込むには をご参照ください (1) エクセルのデータをセルや行で範囲を指定し コピーをします セルで範囲選択 行で範囲選択 (2) ESTMを起動します コピーした範囲の左上となるセルをクリックし 貼り付けを行います セルで範囲を指定した場合 行で範囲を指定した場合 データがコピーされました - 5 /17 -
5. 見積回答システムへ明細データを取り込むには 見積システム ESTM20110929.doc ESTM で作成した明細データのファイルを見積回答システムの明細データとし て取り込むことができます ファイル インポートをクリックします ESTM9 形式 を選択します... をクリックし ファイルを選択します データが取込まれました - 6 /17 -
6. 新しく明細データを作成するには デスクトップにある ESTM のアイコンをダブルクリックし 新しい明細データを 作成します (1) 大甲号 ( 鑑 ) 項目の入力 単位一覧 識別一覧 名称を入力します 名称 適用は上下段の入力が可能ですが必ず下段に入力してください (2) 内訳の入力 数量に 1 単位に 式 と入力します 単位は ツールバーのボタンや 右クリックして表示されるメニューから選択してください 識別に KG と入力すると内訳ページが作成されます 識別は ツールバーのボタンや 右クリックして表示されるメニューから選択してください 工種計 欄の金額が 甲号項目の 単価 となります 内訳ページに切り替え入力します - 7 /17 -
(3) 明細データの保存すべての項目を入力できたら 明細データを保存します ファイルメニューの中から 名前を付けて保存 を選択します 保存する場所とファイル名を指定したら 保存 ボタンをクリックします 保存が完了すると 保存する場所 に指定した所に左記の様なアイコンが表示されます 明細データを編集する場合は このアイコンをダブルクリックし開くことができます - 8 /17 -
7. 再計算時にエラーが出てしまった時には 再計算を行うことで 金額の再計算だけでなく 様々なエラーをチェックするこ とができます また 見積を新規作成した場合などは 電子契約 (CI-NET 形式 ) で使用できない 文字 ( 単位 ) などが使用されていないかの確認をしてください CI-NET 形式でエクスポートする際には 事前に必ず再計算が必要となります ツール 再計算を選択します エラーがあった場合は エラー一覧画面が表示されます エラー画面を閉じます 注意 黄色の付箋がある場合は電子契約で使用できません 必ず訂正をしてください エラーの訂正方法については 下記参照 エラー タブをクリックし エラー内容を確認します 参考 1 エラーの付箋について エラー付箋には 3 種類 ( 緑 青 黄 ) があります 青と黄のエラーは修正しないと電子契約が 出来ません 緑色付箋 青色付箋 黄色付箋 ワーニング (W): 警告エラーです 修正をしなくても電子契約は可能です エラー (E):ESTM9 でのエラーです 訂正が必要です CI-NET 規約エラー (C): 電子契約としてのエラーです 訂正が必要です - 9 /17 -
参考 2 エラーの訂正について 単位 がエラーとなった場合 一括で修正を行うこともできます 一括で修正のできる単 位は m m2 m3 t kg カ所 となります それ以外の単位は 手作業で 一箇所ずつ変更を行ってください (1) 一括でエラーを訂正する ツール 単位の体裁を揃えるを選択します エラー一覧 修復されエラーの表示が無くなりました (2) エラー毎に訂正をする 該当のエラーをダブルクリックすると カーソルがエラーの箇所へ飛び エラー内容が表示されます エラー内容を確認し 閉じます エラー箇所を修正します エラーが訂正されると エラー一覧から表示が無くなります - 10 /17 -
8. 明細データをエクセルデータにするには ( ローカル版のみ ) ESTM には エクセル形式でファイルを保存する機能や エクセル形式のデー タを取込む機能があります 但し 取り組む場合には少しでも形式が違っていると取込むことが出来ません 最初から ESTM で作成することをお奨めします (1) ESTM の明細ファイルを エクセル形式で保存してみましょう ファイル Excel ファイル出力から出力する形式を選択します 明細ファイルを選択した時の画面です 中間ファイルとは 再度 ESTM で利用する場合のデータ形式です 参照 次頁参考 保存先を選択します ファイル名を指定します 次頁へ - 11 /17 -
自動的に表示が変わり データが読み込まれていきます 読み込み後に保存先を選択します ファイル名を指定します 参考中間ファイルとエクセルファイルについて... 中間ファイル 明細データをESTMに戻し 再度利用する場合に使用します 中間ファイルの取込みについては 次頁を参照してください ファイル名 ( 規定値 ): 10000001.xls エクセルファイル エクセル版の明細ファイルです エクセル上で集計や印刷を行なう場合に使用します ファイル名 ( 規定値 ): 明細ファイル : 明細.xls 出来高明細ファイル : 出来高.xls 金額一覧ファイル :Kingaku.xls 工種別 NET 検討表 :NET 検討表.xls 中間ファイル エクセルファイルのファイル名は変更可能です - 12 /17 -
9. エクセルデータを ESTM に取り込むには 中間ファイルには kojimei joken meisai の 3 枚のシー トが存在しています この3 枚のシートが存在しないと 明細ファイル外のExcel ファイルです と表示され取込むことが出来ません (1) 中間ファイルを ESTM に取り込みましょう ファイル Excel ファイル入力 明細ファイルを選択します 一覧から取込む中間ファイルを選択します 注意 Excel 版明細ファイルです と表示されていることを確認してください 明細ファイル外の Excel ファイルです と表示された場合は次頁の参考を確認してください データが取込まれました - 13 /17 -
参考 1 明細ファイル外の Excel ファイルです と表示された場合 軽微な修正は自動で行うことができます 但し シート名は meisai としておいてください meisai 以外の場合 右のようなメッセージが表示され処理が終了になります C ドライブ内の Estm9 フォルダを開き Tool.xls をダブルクリックして実行します 表計算 明細変換前処理 をクリックします 該当の Excel ファイルを選択します 自動的に処理が開始されます 次頁へ - 14 /17 -
変換が成功した場合は 保存先とファイル名を指定して 保存 ボタンをクリックします 必ず 終了 ボタンで 画面を終了させてください 参考 2 変換できなかった場合は 変換ができなかった場合 右のようなメッセージが表示されます 6. 新しく明細データを作成するには などを参考に 新規に作成してください - 15 /17 -
10. 出来高ファイル作成するには ( ローカル版のみ ) 見積システム ESTM20110929.doc ESTM のローカル版には 入力されたデータを利用して出来高集計のためのエクセ ルファイルを作成する機能があります この機能は電子契約システム (CIWEB) の 電子出来高請求システム とは連携 していませんが 通常のエクセルファイルですので契約項目に応じた出来高請求金額 の集計やメールでの送信ができます (1) 出来高ファイルを作成します ファイル Excel ファイル出力 出来高ファイルを選択します 中間ファイルを保存すると 自動でツール画面が立ち上がり 処理を開始します 保存先とファイル名を指定し 保存 ボタンをクリックします - 16 /17 -
(2) 出来高ファイルに入力をする 作成した出来高ファイルのアイコンをダブルクリックし起動します ( 乙 ) 追加 回数と支払い率を指定して OK をクリックします 乙表が追加されます 参考 出来高ファイルについて ファイルには3つのシート ( 出来高調査表 ( 甲 ) 出来高調査表( 乙 ) 支払実積) が作成されています このうち 記入するのは中央の [ 出来高調査表 ( 乙 )] シートだけです 他の2つのシート [ 出来高調査表 ( 甲 )] [ 支払実積 ] は シート上の [ 印刷 ] ボタンを押すと自動的に金額が記入集計されるシートですので 直接の記入はしないでください - 17 /17 -