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3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

02 Murayama Hospital News

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

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東日本大震災により被害を受けた方の入力編

「高齢者の健康に関する意識調査」結果(概要)1

Transcription:

中越地震等の復興と 東日本大震災への教訓 新潟大学危機管理室 / 災害 復興科学研究所田村圭子

1.1yr 1, hr 42days 1, hr 4days 1 hr Ⅴ Ⅳ Ⅲ 災害ユートピア ( ブルーシートの世界 ) Ⅱ 生活復興へ 現実への帰還 被災地社会の成立 社会システムが再構築され もう被災者 / 被災地ではない と感じ 新たな社会への持続的発展を目指す時期 社会フローシステムの復旧により 被災地社会が終息に向かい 人々が生活の再建に向け動き出す 社会機能のマヒにより 一種の原始共産制社会が産まれ 通常とは異なる社会的価値観 に基づく世界が成立する 災害発生を理性的に受け止め 被災地社会 という新しい秩序に則った現実が始まったことに適応する 1 hr Ⅰ 失見当 震災の衝撃から 強いストレスを受け 一体何が起こっているか についての客観的な把握が困難になる hr 災害発生

Economic Recovery 3 つの目標をふまえた 総合的な復興を目指す 経済再建地域経済の活性化 As a Tool 都市再建まち機能の再建 Physical Recovery As a Result 生活再建被災者の生活再建 Life Recovery

復興までの道のり 被災者の生活再建 経済の活性化 中小企業対策 住宅再建 都市計画 社会基盤の復旧 はじめて生活再建が課題としてとりあげられた災害

阪神 淡路大震災の復興 被災者の生活再建 経済の活性化 中小企業対策 住宅再建 都市計画 社会基盤の復旧 はじめて生活再建が課題としてとりあげられた災害

5 489 (3.1%) 生活再建の実感分野別カード枚数 45 47 (25.1%) 全体 N=1623 項目 4 35 3 25 2 15 197 (12.1%) 154 (9.5%) 154 (9.5%) 138 (8.5%) 1 84 (5.2%) 5 すまい まち こころとからだ

Ⅰ 失見当 1 1 Time 1 人的被害家屋被害家財被害被害総額家計 仕事への影響性別家族職業住所被災者の居住地の移動 住宅の再建 Ⅱ 被災地社会の成立 Ⅲ ブルーシートの世界 Ⅳ 現実への帰還 Ⅴ 生活復興へ 1 災害発生基本属性自助 共助での復旧 復興のようすまちの復旧 復興のようすこころとからだの状態次の災害へのそなえ仕事の状況 家計の状況すまいつながりまちこころとからだそなえくらしむき避難行動救助 救出安否確認避難生活生活復興感復興カレンダー復旧 復興の度合いを知る応急期を知る必要な支援とその評価行政とのかかわり生活再建課題回答者を知る災害発生時居場所居住年数自助 共助 公助被害の実態年齢行動

1 % 場所の移動 (27 中越沖地震 ) 9 8 7 6 5 4 自宅 自宅血縁勤務先友人 近所避難所テント 車の中 車庫 駐車場仮設住宅賃貸住宅 N=46~414 3 2 1 避難所テント 車の中 車庫 駐車場血縁 当日 2-4 日 1 週間 1 ヶ月 3 ヶ月 6 ヶ月 1 年 1 年 6 ヶ月 (29 年 3 月 ) 1 1 1 2 1 3 1 4 失見当被災地社会の成立災害ユートピア現実への帰還創造的復興

1 % 場所の移動 (27 中越沖地震 ) 9 8 7 6 5 4 自宅 自宅血縁勤務先友人 近所避難所テント 車の中 車庫 駐車場仮設住宅賃貸住宅 N=46~414 3 2 1 避難所テント 車の中 車庫 駐車場血縁 当日 2-4 日 1 週間 1 ヶ月 3 ヶ月 6 ヶ月 1 年 1 年 6 ヶ月 (29 年 3 月 ) 1 1 1 2 1 3 1 4 失見当被災地社会の成立災害ユートピア現実への帰還創造的復興

1 % 場所の移動 ( 阪神 淡路大震災 ) 9 8 7 6 5 自宅血縁勤務先友人 近所避難所仮設住宅賃貸住宅 N=381~577 自宅 4 3 避難所 2 1 血縁 友人 近所 賃貸住宅 応急仮設住宅 1/17 午前 1 午後 /18 夜中 /19 /2/21/22 -/29-2/5 2 月 3 月 -6 月 -9 月 -12 月 1996-1998 -23-2 1 1 2 1 3 1 4 時間経過に伴う場所の移動 ( 震度 7)

1 % 場所の移動 ( 阪神 淡路大震災 ) 9 8 7 6 5 自宅血縁勤務先友人 近所避難所仮設住宅賃貸住宅 N=381~577 自宅 4 3 避難所 2 1 血縁 友人 近所 賃貸住宅 応急仮設住宅 1/17 午前 1 午後 /18 夜中 /19 /2/21/22 -/29-2/5 2 月 3 月 -6 月 -9 月 -12 月 1996-1998 -23-2 1 1 2 1 3 1 4 時間経過に伴う場所の移動 ( 震度 7)

1 % 場所の移動 (24 中越地震 ) 9 8 7 6 5 4 自宅血縁勤務先友人 近所避難所テント 車の中 車庫 駐車場仮設住宅賃貸住宅 N=76~8 3 2 1 1 当日 2-4 日 2 週間 1ヶ月 2ヶ月 3-6ヶ月 -1 年 -9ヶ月 -1 年 3ヶ月 (26 年 3 月 ) 1 1 2 1 3 1 4

1 % 場所の移動 (24 中越地震 ) 9 8 7 6 5 4 自宅血縁勤務先友人 近所避難所テント 車の中 車庫 駐車場仮設住宅賃貸住宅 N=76~8 3 2 1 1 当日 2-4 日 2 週間 1ヶ月 2ヶ月 3-6ヶ月 -1 年 -9ヶ月 -1 年 3ヶ月 (26 年 3 月 ) 1 1 2 1 3 1 4

高生活復興感低生活への復興感男女別中越地震 ( 発災後 5 年 ) と中越沖地震 (2 年 ) の比較 44 中越地震 P<.1 中越沖地震被災地外 P<.1 43 42 41.46 平均 41.43 41.93 41 4 平均 4.46 39.53 4.16 平均 4.13 4.9 4.93 39 38 37 男性女性男性女性男性女性 中越地震 被災地外については 女性の生活復興感が男性より高かった 中越沖地震については 男性 女性で生活復興感に差が見られなかった 復興が進むと 女性の復興感は男性の復興感より高い得点で推移することが過去の調査から明らかになっており 中越沖地震の被災地は 未だ復興過程にあり すまいや生活における負担が 男性より女性にかかっている 結果と推測される

生活復興感低47 生活への復興感職業別中越地震 ( 発災後 5 年 ) と中越沖地震 (2 年 ) の比較 46 46 45 44 43 42.67 42.6 中越地震中越沖地震高43 43.13 43.38 43.92 42 41.77 41 4 39 4.9 4.84 4.34 39.23 39.9 平均 4.46 39.71 39.47 4.84 39 4.3 平均 4.13 38.86 38 37 37.31 36.62 36.87 36 中越地震では 59 歳以下の無職 中越沖地震では 59 歳以下の無職 に加えて 商工自営業 の生活復興感が顕著に低かった

1 被害の全体像がつかめた (n=378) 2% もう安全だと思った (n=366) 1 3 不自由な暮らしが当分続くと覚悟した (n=371) 4 仕事 / 学校がもとに戻った (n=331) 5 すまい問題が最終的に解決した (n=36) 9 6 家計への震災の影響がなくなった (n=34) 7 毎日の生活が落ち着いた (n=371) 8 8 地域の活動がもとに戻った (n=347) 9 自分が被災者だと意識しなくなった (n=358) 1 地域経済が震災の影響を脱した (n=331) 711 地域の道路がもとに戻った (n=349) 6 5 4 震災 を理解するのには1 時間 被害の全体像がわかるのは翌朝以降 中越沖地震 (2 年 ) 3 1 4 2 7 5 6 8 9 1 週間すぎると仕事 / 学校が急速に戻りはじめる 毎日の生活が落ちつくまでには 2 ヶ月 11 1 99.5 3 99.2 1 96. 94.2 91.5 85.6 82.2 78.8 7.1 道路の復旧は 1 年 被災者意識は 1 周年を迎えるころ 48. 地域経済は5 割に満たない 3 2 1 いろんなものは 1 時間を超えてから! 7/16 夕方 翌朝 /17-19 -/23 8 月 9 月 12 月 28 年 7 月 -29-21 -212-217 1 1 1 2 1 3 1 4 失見当被災地社会の成立災害ユートピア現実への帰還創造的復興 自分が被災者であるという意識がもとに戻った のは 中越地震被災者では過半数に達したのは 2 年目 7% に達したのは 3 年目であるが 中越沖地震被災者では 1 年目で過半数 1.5 年目で 7% と速かった ちなみに 阪神 淡路大震災 (25 年調査 ) で 7% に達したのは 6 年目であった

1 被害の全体像がつかめた 2% もう安全だと思った 13 不自由な暮らしが当分続くと覚悟した 4 仕事 / 学校がもとに戻った 5 すまい問題が最終的に解決した 9 6 家計への震災の影響がなくなった 7 毎日の生活が落ち着いた 8 8 地域の活動がもとに戻った 9 自分が被災者だと意識しなくなった 1 地域経済が震災の影響を脱した 711 地域の道路がもとに戻った 中越地震 ( 発災後 5 年 ) と中越沖地震 (2 年 ) の比較 6N 11O 9N 6O 1N 9O 6 5 Nは中越地震 Oは沖地震 3O 2O 3N 1O 1N 4O 4N 7O 2N 7N 5ON 8ON 11N 1O 4 3 2 1 調査時点 (29 年 3 月 ) での新潟県の2つの被災地域の復興状況をまとめた図 7/16 夕方翌朝 /17-19 -/23 8 月 9 月 12 月 28 年 7 月 -29-21 -217-212 1 1 1 2 1 3 1 4 失見当被災地社会の成立災害ユートピア現実への帰還創造的復興

復興を測る 復興の全体像を定期的にしらべる ものさし 復興計画や施策評価のためのツールを持つ

阪神 淡路大震災 調査年度 1999 年 21 年 23 年 25 年 調査対象地域 復興過程を評価する調査を継続的に実施 県と共同 震度 7 及び都市ガス供給停止地域 震度 7 及び都市ガス供給停止地域 + 神戸市北区西区 調査対象 2 才以上世帯主 2 才以上男女 サンプリング法 調査対象者 25 33 33 33 有効回答数 623 123 123 128 有効回答率 24.9% 36.5% 36.5% 31.2% 調査方法 層化 2 段抽出法を用いて住民基本台帳から抽出 郵送自記入 郵送回収方式 新潟県中越地震 調査年度 25 年 3 月 26 年 3 月 26 年 1 月 調査対象地域 調査対象 サンプリング法 小千谷市川口町全域 調査対象者 1 214 214 有効回答数 518 97 113 有効回答率 51.8% 42.4% 47.3% 調査方法 長岡市 小千谷市 川口町の震度 6 以上の地域 2 才以上男女 層化 2 段抽出法を用いて住民基本台帳から抽出 郵送自記入 郵送回収方式 新潟県中越沖地震 (29 年 3 月 ) 1 中越地震被災地 69 地点 138 人 2 中越沖地震被災地 56 地点 112 人 (1+225 人 ) 3 以外の新潟県 125 地点 25 人

2 地震の 震度分布 と 県民の 被災意識 との関係 被災地 と 被災者意識 24 年中越地震 震度分布 27 年中越沖地震 震度分布 24 年新潟県中越地震 中越大震災 被害 影響を受けた と回答した人の分布 被害 影響を受けた と回答した人の分布 27 年新潟県中越沖地震

中越地震 ( 発生から 5 年 ) 1 被害の全体像がつかめた (n=364) 2% もう安全だと思った (n=357) 13 不自由な暮らしが当分続くと覚悟した (n=358) 長岡市 ( 中越地震時 ) 9% 以下のものは % 明記 1 被害の全体像がつかめた (n=3) 2% もう安全だと思った (n=31) 1 3 不自由な暮らしが当分続くと覚悟した (n=32) 川口町 4 仕事 / 学校がもとに戻った (n=321) 4 仕事 / 学校がもとに戻った (n=27) 5 すまい問題が最終的に解決した (n=338) 9 6 家計への震災の影響がなくなった (n=326) 7 毎日の生活が落ち着いた (n=362) 87.5 1 86.9 9 5 すまい問題が最終的に解決した (n=31) 9 6 家計への震災の影響がなくなった (n=31) 7 毎日の生活が落ち着いた (n=31) 87.1 2 8 地域の活動がもとに戻った (n=321) 8 9 自分が被災者だと意識しなくなった (n=337) 1 地域経済が震災の影響を脱した (n=295) 711 地域の道路がもとに戻った (n=38) 6 5 4 3 1 4 5 7 8 2 6 11 9 1 全項目でほぼ 9 割復旧 復興 88 地域の活動がもとに戻った (n=31) 9 自分が被災者だと意識しなくなった (n=31) 1 地域経済が震災の影響を脱した (n=29) 711 地域の道路がもとに戻った (n=3) 6 5 4 3 1 4 2 8 11 6 9 7 5 71. 9 67.7 6 1 34.5 家計 被災者意識が約 7 割 3 2 3 2 地域経済は未だに 34.5% 1 1 6 5 1/23 夜中翌朝 /24-26 -/3 11 月 12 月 25 年 3 月 -1 月 -26-27 -214-29 1 1 1 2 1 3 1 4 失見当被災地社会の成立災害ユートピア現実への帰還創造的復興 1 被害の全体像がつかめた (n=189) 2% もう安全だと思った (n=18) 1 3 不自由な暮らしが当分続くと覚悟した (n=195) 4 仕事 / 学校がもとに戻った (n=18) 5 すまい問題が最終的に解決した (n=187) 9 6 家計への震災の影響がなくなった (n=176) 7 毎日の生活が落ち着いた (n=193) 8 8 地域の活動がもとに戻った (n=178) 9 自分が被災者だと意識しなくなった (n=181) 1 地域経済が震災の影響を脱した (n=167) 711 地域の道路がもとに戻った (n=177) 長岡市 ( 地震当時 ) 小千谷市 3 1 4 2 7 9 1 586 11 81.3 6 76.8 9 74.3 1 家計 地域経済 被災者意識が約 8 割 1/23 夜中翌朝 /24-26 -/3 11 月 12 月 25 年 3 月 -1 月 -26-27 -214-29 1 1 1 2 1 3 1 4 失見当被災地社会の成立災害ユートピア現実への帰還創造的復興 1 被害の全体像がつかめた (n=11) 2% もう安全だと思った (n=12) 13 不自由な暮らしが当分続くと覚悟した (n=12) 4 仕事 / 学校がもとに戻った (n=11) 5 すまい問題が最終的に解決した (n=12) 9 6 家計への震災の影響がなくなった (n=11) 7 毎日の生活が落ち着いた (n=12) 8 地域の活動がもとに戻った (n=12) 8 9 自分が被災者だと意識しなくなった (n=12) 1 地域経済が震災の影響を脱した (n=11) 711 地域の道路がもとに戻った (n=12) 6 5 震災時に山古志在住の全 13 人中 11 人が 調査時に山古志に戻る (2 人は長岡市内 ) 3 川口町 山古志村 ( 中越地震時 ) 1 2 4 家計 地域経済が約 6 割 63.6 1 54.5 6 4 3 2 4 3 2 5 7 8 11 27 年 4 月 1 日ほぼ全域の避難指示解除 1 1 1/23 夜中翌朝 /24-26 -/3 11 月 12 月 25 年 3 月 -1 月 -26-27 -214-29 1 1 1 2 1 3 1 4 失見当被災地社会の成立災害ユートピア現実への帰還創造的復興 9 急速に回復 6 1 1/23 夜中翌朝 /24-26 -/3 11 月 12 月 25 年 3 月 -1 月 -26-27 -214-29 1 1 1 2 1 3 1 4 失見当被災地社会の成立災害ユートピア現実への帰還創造的復興 小千谷市 山古志村 ( 地震当時 )