Microsoft Word - 移動式クレーン運転士の安全教育活動 修正1.docx

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Microsoft Word 年3月期第2四半期決算 主要建設会社決算分析_ 【最終版】

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2017年度 主要上場建設会社58社の受注・業績動向調査

業界で躍進する 工事現場 の 要 登録基幹 技能者 登録基幹技能者制度推進協議会 一財 建設業振興基金

全建事発第 号 平成 30 年 12 月 27 日 各都道府県建設業協会会長殿 一般社団法人全国建設業協会会長近藤晴貞 公印省略 高力ボルトの需給安定化に向けた対応について ( 協力要請 ) 平素は本会の活動に対しまして 格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます さて 標記につきまして 国

研修シリーズ

過去 10 年間の業種別労働災害発生状況 ( 大垣労働基準監督署管内 ) 令和元年 4 月末現在年別 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 対前年比全産業 % (6

Challenge! シーキューブグループにおける 安全への挑戦 ~ 安心 安全 信頼をベースとした すごい会社 創りへのチャレンジ ~ シーキューブ株式会社安全品質推進部瀧口幸男 1. はじめに 事故 ( 人身 設備 ) の絶滅は通信建設会社にとって永遠の課題ですが 全国的には依然として多くの事故

一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

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安全管理規程

写真 1 経営幹部による安全パトロール状況 写真 2 実践設計検討会模様 < スクリーンで説明している設計図の拡大 > 3. 安全 品質向上に向けた具体的取組み 安全 品質向上に向けた具体的取組みとして 実践設計検討会 班長研修 事故情報を受けての取組み ヒヤリハット情報の収集と活用 について紹介し

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電気工事用オートブレーカ・漏電遮断器 D,DGシリーズ

スライド 1

八王子支社道路補修工事 中央自動車道大月 IC~ 河口湖 IC 間他コンクリート構造物補修工事 ( 平成 26 年度 ) H H H ,984,320 指名競争 H 深井建設 ( 株 ) 辞退 八王子支社道路補修工事 中央自動車道大月 IC

乗務員に対する指導監督 1. 国土交通大臣が告示で定めるとことにより ( 貨物自動車運送事業者が事 業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の方針 ( 平成 付け 国土交通省告示第 1366 号 ) 運転者に対し事業用自動車の運行の安全を確 保するために必要な運転の技術及び法令に基

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建設の施工企画 特集 建設施工の安全 移動式クレーンの施工時安全対策 腰 越 勝 輝 近年 移動式クレーンは大型化 高性能化 軽量化 コンパクト化 運搬トラックの削減化をコンセプ トに目覚ましい発展を遂げている それと同時に高性能 高機能であるがゆえの複雑化が伴い ヒューマ ンエラ

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Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 利害関係者の特定 QMS 適用範囲 3. ISO 9001:2015への移行 リーダーシップ パフォーマンス 組織の知識 その他 ( 考慮する 必要に応

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かかり木の処理の作業における労働災害防止のためのガイドライン 第 1 目的等 1 目的 本ガイドラインは 近年の人工林における間伐作業の増加等を背景に かかり木の処理の作業における死亡災害が増加する傾向にあること等を踏まえ 労働安全衛生関係法令と相まって かかり木の処理に係る事前の実地調査の実施 新

1. 生産性向上について建設現場での週休二日を拡大 定着させるためには 一層の生産性向上を進め 工期の延伸をできる限り抑制する必要などがあります このため 日建連では 2020 年までを対象期間とした 生産性向上推進要綱 を策定し 発注者 設計者 コンサルタントも巻き込んで生産性向上に取り組むことと

目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標

初任運転者に対する指導内容 ( 座学 ) 菰野東部交通株式会社 指導教育の内容 事業用自動車の安全な運転に関する基本的事項 道路運送法その他の法令に基づき運転者が遵守すべき事項及び交通ルール等を理解させるとともに 事業用自動車を安全に運転するための基本的な心構えをしゅうとくさせる ( 事業用自動車に

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

高齢者の場合には自分から積極的に相談に行くケースは少なく 表面化率は一層低いと考えなければならないこと したがって PIO-NETデータはきわめて重要なデータとして尊重すべきものであるとの意見があったことを追加頂きたい 2 理由などこの点については 調査会でも意見が出されています また 国民生活セン

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

平成 26 年度経済産業省委託事業 高圧ガス取扱施設における リスクアセスメント手法及び保安教育プログラム調査研究 講師データベースの構築 平成 27 年 3 月 高圧ガス保安協会

化粧品製造販売業 GQP GVP とは? 今まで 化粧品輸入販売業などの許可をお持ちの方は 製造販売業に許可が変わったことにより やらなくてはならない業務 が増えました それが GQP や GVP です ところが GQP や GVP を定めた省令などを読んでも 意味が分かりにくい という声を聞きまし

JCROA自主ガイドライン第4版案 GCP監査WG改訂案及び意見

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

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表紙

ヒューマンタッチ総研 Monthly Report 平成 28 年 12 月 ヒューマンタッチ総研 Monthly Report 平成 28 年 12 月 ヒューマンタッチ総研レポートでは 建設業に特化して人材関連の様々な情報 最新の雇用関連データを月に 1 回のペー スで発信していきます ご愛読い

2 安全衛生教育の実施等 () 6 派遣労働者を雇い入れたときに雇入れ時の安全衛生教育を行 はい いいえ っています () 7 派遣労働者の派遣先事業場を変更するなど 作業内容を変更 はい いいえ したときは 当該派遣労働者に対し 作業内容変更時の安全 衛生教育を行っています ()() 8 6 及び

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資料 3 全国精神保健福祉センター長会による自殺予防総合対策センターの業務のあり方に関するアンケート調査の結果全国精神保健福祉センター長会会長田邊等 全国精神保健福祉センター長会は 自殺予防総合対策センターの業務の在り方に関する検討チームにて 参考資料として使用されることを目的として 研修 講演 講

加須市審議会等の会議の公開に関する要綱の運用の手引

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参考 :(4) 電子化率 ( 概要 ) 合計 建築 土木 合計 回答数 紙 + 電子 (a) 電子 (b) 率 (b/a) 1 契約件数 ( 単位 : 件 ) , , % 2 契約金額 ( 単位 : 百万円 ) 21 6,250,330 4,535,705 72

2011年度 九州航空株式会社 「安全報告書」

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看護部 : 教育理念 目標 目的 理念 看護部理念に基づき組織の中での自分の位置づけを明らかにし 主体的によりよい看護実践ができる看護職員を育成する 目標 看護職員の個々の学習ニーズを尊重し 専門職業人として成長 発達を支援するための教育環境を提供する 目的 1 看護専門職として 質の高いケアを提供

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中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

はじめに 近年 安全技術の向上と現場教育の成果により 労働災害による被災労働者数は減少傾向にあります しかしそれでも 毎年約 11 万人にも及ぶ労働者が いまだ労働災害によって生命や身体を侵害されている実情があります 考えたくはありませんが 万一 従業員が業務上の被災をした場合 法律上 その従業員が

2. 検討 ~ 医療に関する事故の特殊性など (1) 医師等による医療行為における事故 医師等が患者に対してどのような医療行為を施すべきかという判断は 医師等の医学的な専門知識 技能に加え 医師等の経験 患者の体質 その時の患者の容態 使用可能な医療機器等の設備等に基づきなされるものである ( 個別

障害者職業総合センター職業センター支援マニュアルNo.8 『発達障害者のワークシステム・サポートプログラム発達障害者のための問題解決技能トレーニング』

提案評価基準

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

クローラクレーンでは 強風によって荷振れや機械の転倒など 重大災害が起こるおそれがあります 風に対する注意事項を守って 災害を防止してください 強風時の作業中止 ( クレーン等安全規則第七十四条の三 ) 事業者は 強風のため 移動式クレーンに係る作業の実施について危険が予想されるときは 当該作業を中

建設業フィンガー チェック 10 ~ 建設業労働災害撲滅運動 フィンガー チェック の対象 項目例 ~ 下記の 10 の対象のうち 該当する場合は フィンガー チェック項目例を参考にフィンガー チェック ヨシ により安全指差確認を行いましょう なお 本運動では 該当があれば必ず行うフィンガー チェッ

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

本章では 衝突被害軽減ブレーキ 車線逸脱警報 装置 等の自動車に備えられている運転支援装置の特性 Ⅻ. 運転支援装置を 備えるトラックの 適切な運転方法 と使い方を理解した運転の重要性について整理しています 指導においては 装置を過信し 事故に至るケースがあることを理解させましょう また 運転支援装

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4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

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地域包括支援センターにおける運営形態による労働職場ストレス度等の調査 2015年6月

4.2 リスクリテラシーの修得 と受容との関 ( ) リスクリテラシーと 当該の科学技術に対する基礎知識と共に 科学技術のリスクやベネフィット あるいは受容の判断を適切に行う上で基本的に必要な思考方法を獲得している程度のこと GMOのリスクリテラシーは GMOの技術に関する基礎知識およびGMOのリス

どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化

自治会では どのように 取り扱ったらいいの ですか? 自治会における情報の取り扱い 個人情報保護法では 持っている情報を適正に扱うことを規定しています 自治会が会員の氏名や住所 電話番号などの個人情報を持つことは 活動する上で不可欠です これからは 自治会においても大切な情報を守るため 正しい管理に

調査要領 1. 調査の目的 : 人口減少による労働力不足が懸念されるなかで 昨年 4 月には女性活躍推進法 ( 正式名称 : 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ) が施行されるなど 女性の社会進出がさらに進むことが期待されている そこで 女性の活躍に向けた取り組み状況について調査を実施す

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2019 年度 安全報告書 九州急行バス株式会社

3 医療安全管理委員会病院長のもと 国府台病院における医療事故防止対策 発生した医療事故について速やかに適切な対応を図るための審議は 医療安全管理委員会において行うものとする リスクの把握 分析 改善 評価にあたっては 個人ではなく システムの問題としてとらえ 医療安全管理委員会を中心として 国府台

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(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

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安全報告書 ( 平成 28 年度 ) Bell407 Shin-Nihon Helicopter Co.,Ltd. Photo Koji Nakano Tokyo,Japan 新日本ヘリコプター株式会社 本報告書は 航空法第 111 条の 6 並びに航空法施行規則 第 221 条の 5 及び第 22

1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を


~この方法で政策形成能力のレベルアップが図れます~

最初に 現場事務所において 各パトロール参加者の自己紹介が行われた後 元請事業場の担当者から 工事概要及び安全衛生活動等の説明を受けました 特徴的な活動 好事例として以下の活動が展開されていました 1 作業所のスローガンとして We are Hungry! を掲げ 現状に満足することなく 困難を積極

JISQ 原案(本体)

株式会社間組 1 箇月 愛知県春日井市松新町及び勝川町地内で施工する再開発事業施設建築物新築工事において平成 17 年 11 月 30 日に発生した労災事故に関し 遅滞なく労働基準監督署に報告しなかったとして 平成 20 年 5 月 23 日 使用人が労働安全衛生法違反


2. その他 (1) 現場事務所や工事現場の出入口等の 建退共対象労働者の見やすい場所に 建設業退職金共済制度適用事業主工事現場標識 を貼り付けてください (2) 元請業者においては 下請業者に建退共制度への加入指導に努めるとともに 下請業者の建退共制度の事務処理能力が十分でない場合には 下請業者に

山形県県土整備部資材単価及び歩掛等決定要領

資料 7-1 特殊車両の通行に関する指導取締要領の一部改正について 国土交通省関東地方整備局道路部交通対策課 1 (1) 特殊車両通行許可制度 2

12_モニタリングの実施に関する手順書 

別紙 1 事故データベースへ登録する事故報告書の提出対象事故について 事故の定義は以下のとおりとする 事故の分類 事故の定義 労働災害 ( 工事作業が起因して 工事関係者が死傷した事故 ) もらい事故 ( 第三者の行為が起因して 工事関係者が死傷した事故 ) 死傷公衆災害 ( 工事作業が起因して 当

審査の品質管理において取り組むべき事項 ( 平成 27 年度 ) 平成 27 年 4 月 28 日 特許庁 特許 Ⅰ. 質の高い審査を実現するための方針 手続 体制の整備 審査の質を向上させるためには 審査体制の充実が欠かせません そこで 審査の効率性を考慮しつつ 主要国と遜色のない審査実施体制の確

Transcription:

移動式クレーン運転士の安全教育活動 クレーン安全協議会の活動 ( 一社 ) 日本建設機械施工協会建設業部会クレーン安全情報 WG 1. はじめにクレーン等による死亡災害は図 1 に示すとおり全体的に減少傾向にあるが業種として建設業の占める割合は大きい事がわかる また 建設業におけるクレーン等による災害死亡者数とその内移動式クレーン ( クローラクレーン ホイールクレーン トラッククレーン等 ) による災害死亡者数は図 2 のとおりであり 全体的な災害死亡者数は減少傾向にあるが移動式クレーンによる比率は依然として高いことがわかる 図 1 クレーン等による死亡災害の推移 図 2 建設業におけるクレーン等による死亡災害推移

クレーン安全協議会 はクレーン災害の撲滅の為発足し 現在もその活動を継続している 2003 年に クレーン安全協議会 の活動事例を本誌で紹介させていただいているが 今回はその後の協議会の活動状況について紹介させていただく 2. クレーン安全協議会 の目的 クレーン安全協議会 は表 1 の趣意書をもとに平成 5 年 7 月に建設業 32 社で発足した 表 1 クレーン安全協議会趣意書 ( 抜粋 ) 近年 工事量の増加と共に建設技術は急激な速さで進歩している 一方 工事の大型化 多様化によって さらに作業員の高齢化 熟練工不足とも相まって労働災害が急増している このような状況のもと ここ数年の間に移動式クレーンに起因する事故 災害が多発し貴重な人命を失う結果となり 建設業のイメージダウンを印象づけたばかりでなく建設業としての社会的責任を問われるような事態になってきている 建設業としては この様な事故 災害の撲滅に対し 今後前向きに対応していかなければならない重要な課題として捉えている 中略移動式クレーンのオペレータの方々は 今までに幾つもの建設現場で安全教育を受けた事と思われるが 教育内容 方法ともに各社各様となっているのが現状である このような不具合を是正する為に 1 安全教育内容を共通のものにする 2 建設業独自の特殊条件を再認識するを主体とした安全情報の提供を実施する事により オペレータの安全教育を修 了したと言う照明の基に どの会社の現場にも入場できる様 各社で申し合わせている 我々建設工事に携わる者にとって オペレータの方々がくれぐれも基本に忠実な作業をされる事を願っている次第である 災害事例を含めた安全情報を提供する事により 類似災害の再発防止に役立てば幸甚である 現在の社会環境等は趣意書の内容と違っている部分はあるが 本質的な主旨は変わっていない 協議会の目的は 会員各社で使用される移動式クレーンのオペレータに対し 建設業独自の安全情報を提供する事によってオペレータの安全意識の向上を図るとともに 移動式クレーンに起因する事故 災害を撲滅する事を目的とする としている 3. クレーン安全協議会 の沿革 H5.7 協議会発足 ( 社 ) 日本建設機械化協会建設業部会にて協議 32 社参画 第 1 回クレーン安全協議会総会会長 : 大成建設 ( 株 )

会員 32 社 :( 株 ) 青木建設 ( 株 ) 大林組 ( 株 ) 奥村組 鹿島建設 ( 株 ) ( 株 ) 熊谷組 ( 株 ) 鴻池組 小松建設工業 ( 株 ) 五洋建設( 株 ) 佐藤工業( 株 ) 清水建 設 ( 株 ) ( 株 ) 白石 新日本土木 ( 株 ) 住友建設( 株 ) ( 株 ) 錢高組 大成 建設 ( 株 ) 大成ロテック( 株 ) 大豊建設( 株 ) ( 株 ) 竹中工務店 ( 株 ) 地 崎工業 鉄建建設 ( 株 ) 東亜建設工業 ( 株 ) 東急建設 ( 株 ) 戸田建設 ( 株 ) 飛島建設 ( 株 ) 西松建設( 株 ) 日本国土開発( 株 ) 日本鋪道( 株 ) ( 株 ) 間組 ( 株 ) フジタ 不動建設 ( 株 ) 前田建設工業( 株 ) 三井建設( 株 ) H05.12 第 2 回クレーン安全協議会総会 H06. ( 社 ) 日本クレーン協会 ( 社 ) 全国クレーン建設業協会 ( 社 ) ボイラ クレ ーン安全協会が参画 H07.2 第 3 回クレーン安全協議会総会 H07.4 会長 :( 株 ) 大林組 会員 31 社 H08.5 第 4 回クレーン安全協議会総会 幹事会社 :( 株 ) 大林組 鹿島建設 ( 株 ) 清水建設( 株 ) 大成建設( 株 ) ( 株 ) 竹中工 務店 前田建設工業 ( 株 ) となる H09.3 第 5 回クレーン安全協議会総会 H09.4 会長 :( 株 ) 鹿島建設 H10.5 第 6 回クレーン安全協議会総会 H11.3 第 7 回クレーン安全協議会総会 H11.4 会長 : 清水建設 ( 株 ) H12.5 第 8 回クレーン安全協議会総会 会員 :30 社 H13.2 第 9 回クレーン安全協議会総会 H14.4 会長 :( 株 ) 竹中工務店 会員 :29 社 H14.5 第 10 回クレーン安全協議会総会 会員 :28 社 H15.3 第 11 回クレーン安全協議会総会 H16.4 会長 : 前田建設工業 ( 株 ) H16.5 第 12 回クレーン安全協議会総会 会員 :19 社 H17. 第 13 回クレーン安全協議会総会 会員 :18 社 協議会からの講師派遣終了 H18.3 第 14 回クレーン安全協議会総会 会長 : 大成建設 ( 株 ) 会員 :26 社 H19.3 第 15 回クレーン安全協議会総会 会員 :25 社 H20.3 第 16 回クレーン安全協議会総会 会長 :( 株 ) 大林組 会員 :24 社 H21.3 第 17 回クレーン安全協議会総会 H22.3 第 18 回クレーン安全協議会総会 会長 : 鹿島建設 ( 株 ) H23.3 第 19 回クレーン安全協議会総会 H24.3 第 20 回クレーン安全協議会総会 会長 : 清水建設 H25.3 第 21 回クレーン安全協議会総会

H25.4 ( 一社 ) 日本建設機械施工協会建設業部会 建設機械安全情報 WG として活動を継続主査 : 前田建設工業 ( 株 ) 建設業部会 :52 社青木あすなろ建設 安藤 間 大林組 大林道路 大本組 奥村組 奥村組土木興業 小野田ケミコ オリエンタル白石 ガイアート TK 鹿島建設 鹿島道路 熊谷組 鴻池組 五洋建設 佐藤工業 佐藤渡辺 三信建設工業 清水建設 世紀東急工業 ゼニヤ海洋サービス 大成建設 大成ロテック 大豊建設 竹中工務店 竹中土木 鉄建建設 東亜建設工業 東亜道路工業 東急建設 東興ジオテック 東鉄工業 東洋建設 戸田建設 飛島建設 西松建設 日衡 日特建設 NIPPO 日本国土開発 日本道路 日本ハイウェイ サービス 福田道路 フジタ 不動テトラ 前田建設工業 前田道路 真柄建設 三井住友建設 山﨑建設 横河工事 ライト工業 H26.7 建設機械安全情報 WG から クレーン安全情報 WG へ名称変更 クレーン安全協議会 は平成 5 年に発足して以来 移動式クレーン運転士へ 業界としての教育を行う活動を実施してきた しかしながら社会環境等の変化により協議会を構成する建設会社の体制も変化し クレーン安全協議会 による講師の派遣などの教育実施は困難となった 協議会は 平成 17 年度から ( 社 ) 日本クレーン協会 ( 社 ) 全国クレーン建設業協会 ( 社 ) ボイラ クレーン安全協会が実施する 移動式クレーン安全衛生教育 の支援を行う活動を主体とし 建設業で発生する移動式クレーンの災害事例の収集 分析を行い移動式クレーン安全衛生教育テキストの改訂を継続し活動してきた その後 任意団体としての活動原資の問題等によって協議会の運営方法を検討した結果 安定的な活動継続と情報 提案の発信力強化を目的とする組織 体制の再構築が可能であると判断し平成 25 年度より ( 一社 ) 日本建設機械施工協会の建設業部会においてその活動を継続する事になった クレーン安全協議会 の名称はそのまま残す事とし 活動の主旨も変えることなく現在継続している 4. クレーン安全協議会の活動実績クレーン安全協議会は ( 一社 ) 日本クレーン協会または ( 一社 ) 全国クレーン建設業協会 あるいは ( 公社 ) ボイラ クレーン安全協会が主催する 移動式クレーン運転士安全衛生教育 に協議会に会員企業の中から講師を派遣していた 現在は講師派遣はせずに災害事例を含むテキストの提供を行っている 移動式クレーンオペレータに 移動式クレーン運

転士安全衛生教育 を受講してもらう事によって クレーン安全協議会が伝えたい事が伝 わると考えている 図 3 に安全衛生教育実績 ( 平成 6~ 平成 25) 図 4 に各協会別の受講者比率を示す 図 3 安全衛生教育受講者推移 図 4 各協会別の受講者比率

5. 移動式クレーン安全衛生教育テキストの内容テキストは改訂を繰返し 常に最新情報の内容としている 現在の最新版は平成 26 年度に改定し平成 27 年度からの安全衛生教育に使用される予定である 最新版のテキスト内容について紹介する 図 5 に表紙と表 2 に目次を示す 以下に概要を紹介する 表 2 災害ゼロに向けて 目次 図 5 災害ゼロに向けて 表紙 5.1 建設業における移動式クレーン作業の特殊性 クレーン設置場所の確認の重要性を強調建設工事において クレーンによる荷役作業は欠く事のできない作業となっており 建設現場の規模の大小にかかわらず 様々な種類のクレーンが使用されている また 建設現場というのは今まで何もなかったところに 建物を建てたり地下に構造物を作ったりする場所であるという性格上 作業条件や作業環境は千差万別になっている 一般にクレーンは 水平な堅土上に設置して使用するように取扱説明書等に書かれているが こと建設現場においては 水平堅土 なる場所は どこを見ても無いのが現状である 作業前打合せとコミュニケーションの重要性を強調クレーン作業は 安全確保の為にオペレータと玉掛け作業責任者 合図者及び玉掛け

者 ( 関係作業員 ) が一体となって意思の疎通を良くしなければならないが 建設現場にお いては 一日のうちに何度も作業内容と相対する作業員が替わってしまうのが現実である 5.2 建設業におけるクレーン災害の発生原因 クレーン災害の発生原因として大きく二つの原因を以下のように記述している 一つ目 は知識の欠如 モラルの欠如にクレーン災害の発生原因がある事を記述している 知識の欠如近年のクレーンメーカは 数々の新しい機能を付けた高性能機種を 数多く世に送り出している あるメーカでは パンフレットに 技巧派にもってこいの機械 などの謳い文句で PR している機械もある この 技巧派 の意味は 機械自体の機能として 長年の経験を持ったオペレータの細やかな操作を クレーンのシステムが補助する事で 経験の少ないオペレータでも無理の無い円滑な運転が可能となる の意味である また 経験豊富なオペレータは 通常の操作がより一層の繊細な作業となる の意味である 決して 経験の少ないオペレータの運転技能が向上する の意味ではない それでは 経験の少ないオペレータは 免許取得後何年で旧式のクレーンを 新機能付高性能クレーンと同等に操作出来るだろうか? 非常に難しい問題である ここで 新機能クレーンしか知らない免許取得後間もない新人オペレータが 突然旧式の機械を運転したらどう感じるだろう 荷振れ アウトリガー張出し不足 等々 ヒヤッ とした経験をする人も少なくないだろう また 今までに数々のクレーンの運転を経験した人が 突然新型機を運転するときはどうだろう? 勝手にセンサが働いて 突然止まるから作業しづらくて仕方がない! と思う人がいるかもしれない 全員が すべての機能をマスターしているか疑問である このように 高性能クレーン操作に オペレータの知識や技能が追いつけないのが現実ではないか モラルの欠如建設現場で働く人の モラル とは 様々な意味で全員に該当する言葉ではないか ここで述べたい モラル とは 現場で作業に携わる人々がそれぞれの職種の プロの仕事 として意識を持って業務を遂行することである 例えば クレーンオペレータと玉掛け合図者が 互いの立場を尊重し コミュニケーションを密に取り信頼し合う事で 事故の防止 作業の効率化に努めることが最も重要な事である しかし オペレータは現場に単独かつスポットで派遣される場合が多く コミュニケーションを密に取れないことが多々ある これに加え 作業員によっては クレーンの能力

( フックの種類やつり治具によるつり荷重の相違 ) が判らず無理な作業をオペレータに強いることがある また オペレータもクレーンの通常能力を超えた危険な作業と知りながら作業員の無理な要求に応じてしまい 大きな災害をまねいてしまうにケースが見受けられる 災害原因として 安全装置を解除して作業をした結果 転倒している例が多い 安全を無視した行動に対するペナルティーは 今後ますます重くなっていくと考えられる 作業員はオペレータと比べて クレーンの機械的な知識に乏しいため 無理な作業はさせない と言う意味が今一理解出来ていない このため 難しい作業の判断はオペレータの 意識の持ち方 にかかってくる 現場におけるチームワーク 互助精神は大切であるが 善意の行動もルールを逸脱すれば無謀な行為と評価される 前述のオペレータによる プロの仕事 とは 無理な要求に対して作業を中断する勇気を持つことで 無事故 無災害の作業に徹する事である また 能力を優先し過ぎて 手順を省く事が有ってもいけない 事故 災害が起こってからでは 今までの苦労がすべて無になってしまう 事故 災害回避の為の 勇気ある注意 は 誰にも非難されるものではない 場合によっては 作業員とトラブルを回避のため 元請の現場管理者に立ち会って貰う事も必要である 何れにせよ 無事故で安全に仕事をする という同じ目的を持った同士による協力作業であり 意思の疎通が良くなれば自ずと解決できる課題である 二つ目としてクレーン設置 使用に必要な条件を満たしていない事にクレーン災害の発 生原因がある事を記述している このなかで クレーン設置 使用に必要な条件を満たしていないとは 当日の気象条件を除けば計画段階での見落としで発生した作業環境の不備である 計画に不備がある環境のままで作業を行うと次のような問題が発生するおそれがある 1 地盤が強度不足の為アウトリガーが敷板ごと埋没 2 指定された設置場所が狭い為アウトリガーの張出しが不十分 3 傾斜地に設置されたクローラクレーンでの作業 4 運搬しようとする荷の重量がクレーンの能力を超えている 5 荷の移動場所が安全な旋回半径を超えている等これらの作業環境は災害が発生する可能性を秘めているが この中にはオペレータの判断で防げる災害と 地盤の強度不足のようにオペレータには想定外の原因で起こる災害がある 想定外の原因で起こる事故は クレーンの転倒のような重大な災害につながることが多い 災害の発生後に原因の究明を行うと やって当然 な行為を やっていなかった 結果

によることが多い事に気付く オペレータの やって当然 な行為は数多いが 元請けにも やって当然 な事前作業はある オペレータは自分の目でクレーンやワイヤロープに不備な点がないか 周辺環境に問題がないかを確認する事は当然のことであるが 加えて 地盤の強度 のように 自分で確認できないことに関しては元請けに確認するような行動を習慣づける必要がある また 建設現場では前日に作業に関する打合せを行っていてその中にはクレーンの作業打合せも含まれている したがってオペレータは積極的に朝礼やグループミーティングに参加し作業内容を確認するとともに作業指揮者 合図者と十分なコミュニケーションをとらなければならない オペレータは クレーンの設置位置の変更が必要な場合 元請けに申し入れなければならない また 作業中にクレーンの能力を超える操作を要求された場合には断る勇気が必要である 5.3 事故 災害発生のメカニズム建設業の特殊性による災害の発生には 図 6 のような流れが考えられる 根本的には 安全管理体制は人 物が一体となって機能していれば まず昨今のような災害の発生は防げるものと思われる 図 6 建設業の特殊性による災害発生の流れ 5.4 ヒューマンエラーヒューマンエラーにおいては下記のとおり記述しその防止方法を示している 事故 災害は物的要因と人的要因が関連して発生するものであるが その対策を検討する場合物的対策として設備 環境の本質安全化 つまり 人が介在するシステムにおいて人が誤操作し難い または誤っても安全が確保される機能を有する手法 ( フールプルーフ ) 設備 又は装置の一部に異常や故障があった場合に安全側に動作される手法

( フェイルセーフ ) が考えられるが 設備 環境をいかに本質安全化しても人間の動作ミス つまりヒューマンエラーに起因する事故 災害を防ぐのは難しい ヒューマンエラーとは 人間の動作 行動のミスのことであり 動作を操るものは脳であるから脳の機能 つまり人間特性を原因として発生する 総ての人間は 誰もが例外なく内的 外的環境や精神状態により 常にエラーやミスを犯す可能性がある事を念頭においてヒューマンエラーの防止対策を考えなければならない ヒューマンエラー防止 目の玉確認 相手の生理 心理特徴を把握して 指導 助言を与える 話を聞く傾聴法 悩み事や心配事 不平不満が頭にこびりつき重要な注意事項を忘れがちになる 常に 話を聞く相談相手になれる環境をつくる 一声かける 意思の疎通を図り 明るい職場の雰囲気をつくる 深呼吸法 酸素が欠乏したり 不足がちになると自制力が失われ怒りやすくなる 仕事にとりかかる前には深呼吸を行う 指差呼称 指差を行うときは その対象に視線を当てて確認する 呼称を行うときは 大きく声を出して耳で確認する 危険を事前に予測する 危険を予知して 感受性を高め安全の先取りをする 5.5 災害事例災害事例を提示する目的は 実際に建設工事現場で起きた事故を題材に事象やその原因を考えてもらう事によって安全措置 安全管理 安全教育等の重要性を理解してもらう為である 災害事例は 協議会会員から提示してもらった事例の中から再発防止をすべき代表的なものを選定し8 件の事例を提示している 図 7 に災害事例の一部を紹介する

図 7 (1) テキスト掲載の災害事例 図 7(2) 5 6 テキスト掲載の災害事例 災害事例の要因と対策 提示した災害事例は実際の講習において 事例研究として活用されている 事例研究 を行う際に確認できる様表 3 に示すように 実際の災害事例において人的要因と管理的要 因についてその問題点と対策をまとめて提示 している 表 3 災害事例の要因と対策

6 おわりに 今回 クレーン安全協議会22年間の活動をここで紹介する機会をいただき大変感謝し ております 繰返しとなりますが 現在活動の場を 一社 日本建設機械施工協会に移し活動を継続 していますが クレーン安全協議会 発足の主旨は変わりなく 移動式クレーンの安全を 向上させる活動を行っていく重要性を感じているところである 今後とも 各方面のご支援をいただきながら活動を続け更なる災害防止に貢献できる様 活動してまいります よろしくお願い致します