180612改正法案経過

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子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

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Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

- 2 - 第一条農林物資の規格化等に関する法律の規定に基づく公聴会等に関する内閣府令(平成二十一年内閣府令第五十四号)の一部を次のように改正する 第十一条の見出し中 都道府県知事 の下に 又は指定都市の長 を加える (健康増進法に規定する特別用途表示の許可等に関する内閣府令の一部改正)第二条健康増

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

Microsoft Word - 公布通知(医政発0725第10号)

によっては認識することができない方式で作られる記録であって 電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう 二及び三において同じ )をいうものとすること 二この法律において 電子契約 とは 事業者が一方の当事者となる契約であって 電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法に

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食品用器具及び容器包装の 規制を取り巻く現状について

(頭紙)公布通知

遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律の概要 目的国際的に協力して生物の多様性の確保を図るため 遺伝子組換え生物等の使用等の規制に関する措置を講ずることにより 生物多様性条約カルタヘナ議定書 ( 略称 ) 等の的確かつ円滑な実施を確保 主務大臣による基本的事項の公表 遺

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

( 権限の委任等 ) 第十五条内閣総理大臣は, この法律の規定による権限 ( 政令で定めるものを除く ) を消費者庁長官に委任する 2 及び3 略 4 この法律に規定する農林水産大臣の権限に属する事務の一部は, 政令で定めるところにより, 都道府県知事又は地方自治法 ( 昭和二十二年法律第六十七号

アレルギー疾患対策基本法の施行について

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

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●アレルギー疾患対策基本法案

汚染の除去が行われた場合には 指定を解除その他 区域の指定等 1 要措置区域 ( 法第 6 条 ) 土壌汚染の摂取経路があり 健康被害が生ずるおそれがあるため 汚染の除去等の措置が必要な区域 汚染の除去等の措置を都道府県知事等が指示 ( 法第 7 条 ) 土地の形質の変更の原則禁止 ( 法第 9 条

(案)

万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

▼ガストの赤痢菌食中毒関連

PowerPoint プレゼンテーション

薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

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(自治体宛)【事務連絡】HACCPに沿った衛生管理の制度化に関するQ&A

260401【厚生局宛て】施行通知

別添 平成 30 年 8 月 31 日作成 ( 最終改正 : 平成 31 年 2 月 25 日 ) ( 下線部は更新 追加箇所 ) HACCP に沿った衛生管理の制度化に関するQ&A 平成 30 年 6 月 13 日に公布された食品衛生法等の一部を改正する法律では 原則として全ての食品等事業者の皆様

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

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PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

第 3 条第 2 項 農薬の登録を保留することができる場合に該当するかどうかの基準 ( 水産動植物被害に係る基準及び水質汚濁に係る基準を除く ) を設定 変更しようとするとき ( 外国製造農薬に係る登録について準用 ) 肥料取締法 ( 食品安全基本法第 24 条第 1 項第 3 号 ) 条 項 食品

01 施行通知(都道府県宛)

Microsoft Word _正当理由通知(薬局医薬品) (反映)

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●空家等対策の推進に関する特別措置法案

資料2旅館業法整理(案)

Taro-再製造単回使用医療機器基準

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

の業務について派遣先が九の 1 に抵触することとなる最初の日 六派遣先への通知 1 派遣元事業主は 労働者派遣をするときは 当該労働者派遣に係る派遣労働者が九の 1の ( 二 ) の厚生労働省令で定める者であるか否かの別についても派遣先に通知しなければならないものとすること ( 第三十五条第一項関係

法人及び地方独立行政法人法 ( 平成 15 年法律第 118 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する地方独立行政法人ホ医療法 ( 昭和 23 年法律第 205 号 ) 第 1 条の 2 第 2 項に規定する医療提供施設又は獣医療法 ( 平成 4 年法律第 46 号 ) 第 2 条第 2 項に規定する

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食品安全基本法第 21 条第 1 項に規定する基本的事項 平成 24 年 6 月 29 日閣議決定 食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 以下 法 という ) は 食品の安全性の確保についての基本理念として 国民の健康の保護が最も重要であるという基本的認識の下に 食品供給行程の各段階に

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等

Microsoft Word ①概要(整備令)

BSL4の稼働合意について

資料 4 平成 26 年報告書に提言された取組のうち 回収率目標達成アクションプラン以外の取組状況について 平成 29 年 12 月 4 日 経 済 産 業 省 環 境 省

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第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

平成14年8月  日

株式会社フロンティアビジネス 別紙 1 1 処分内容 (1) 労働者派遣法第 21 条第 2 項に基づく労働者派遣事業停止命令 ( 労働者派遣事業停止命令の内容は 3 のとおり ) (2) 労働者派遣法第 49 条第 1 項に基づく労働者派遣事業改善命令 ( 労働者派遣事業改善命令の内容は 4 のと

未来投資会議構造改革徹底推進会合 地域経済 インフラ 会合 ( 農林水産業 ) 資料 1 卸売市場を含めた食品流通の構造改革について 平成 30 年 3 月 7 日 ( 水 ) 食料産業局

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

個人情報の保護に関する規程(案)

公布日から三年以内に政令で定める日施行 53 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(昭和四十八年法律第百十七号)(抄)(附則第二十一条関係) 公布日から三年以内に政令で定める日施行 54 厚生労働省設置法(平成十一年法律第九十七号)(抄)(附則第二十一条関係) 公布日から三年以内に政令で定める

年管管発 0928 第 6 号平成 27 年 9 月 28 日 日本年金機構年金給付業務部門担当理事殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて 厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 2

Taro-施行通知

外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律案に対する附帯決議

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 特定生物由来製品に係る説明 ( 法第 68 条の 7 平成 14 年改正 ) 特定生物由来製品の特性を踏まえ 製剤のリスクとベネフィットについて患者に説明を行い 理解を得るように努めることを これを取り扱う医師等の医療関係者に義務づけたもの ( 特

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【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

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年管発 0331 第 1 号 平成 29 年 3 月 31 日 日本年金機構理事長殿 厚生労働省大臣官房年金管理審議官 ( 公印省略 ) 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件等について 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件 ( 平成 29 年厚生労働省告示第 12

11

項目ご意見等の概要部会の考え方 ( 案 ) 1 操業中及び猶予中の工場等における土壌汚染状況調査 有害物質使用届出施設等の廃止後の土壌汚染状況調査が実施されておらず かつ 調査の猶予を受けていない土地についても 土地の利用履歴等の報告や土壌汚染状況調査の対象とする規定を設けるべきである 有害物質使用

記 第 1 参議院合同選挙区選挙の執行に関する事項 1 合同選挙区都道府県 ( 法第 5 条の6 第 1 項に規定する合同選挙区都道府県をいう 以下同じ ) の選挙管理委員会は 法第 22 条第 2 項の規定による選挙人名簿の登録が行われた日現在において選挙人名簿に登録されている選挙人の数 ( 参議

当該イ又はロに定める者 に改め 同号に次のように加える イ製造業者等であつて その主たる事務所並びに事業所 工場及び店舗が一の都道府県の区域内のみにあるもの(ロに規定する指定都市内製造業者等を除く 以下この条において 都道府県内製造業者等 という )当該都道府県の知事ロ製造業者等であつて その主たる

Taro-議案第13号 行政手続条例の

時効特例給付制度の概要 制度の概要 厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付に係る時効の特例等に関する法律 ( 平成 19 年 7 月 6 日施行 ) に基づき 年金記録の訂正がなされた上で年金が裁定された場合には 5 年で時効消滅する部分について 時効特例給付として給付を行うこととされた 法施行前

町田市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例

( 別添 ) 薬食発 0513 第 1 号平成 23 年 5 月 13 日 都道府県知事各保健所設置市長特別区長 殿 厚生労働省医薬食品局長 薬事法の一部を改正する法律等の施行等についての一部改正について 薬事法の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 69 号 ) については 関係政省令とと

二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

-2- 経済産業大臣茂木敏充国土交通大臣太田昭宏環境大臣石原伸晃防衛大臣小野寺五典(認定申請書の提出)第一条研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に関する法律(平成二十年法律第六十三号)第二条第七項に規定する試験研究機関等(以下 試験研究機関等 という )

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特定個人情報の取扱いに関する管理規程 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 特定個人情報の漏えい 滅失及び毀損の防止その他の適切な管理のための措置を講ずるに当たり遵守すべき行為及び判断等の基準その他必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条 この規定における用語の意義は 江戸川区個人情報保

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【事務連絡】偽造医薬品省令Q&A

弘前市告示第   号

2. 今後の主な検討事項 1 高濃度 PCB 廃棄物に係る行政代執行費用に対する支援の必要性 高濃度 PCB 廃棄物の処分は 排出事業者責任の観点から その保管事業者が行 うことが原則 このため 都道府県市による行政代執行に要する費用についても 保管事業者が負担することが原則 しかしながら 高濃度

1. 元職員による働きかけの規制 ( 第 38 条の 2 関係 )1 1 離職後に営利企業等 1に再就職した元職員(= 再就職者 ) は 離職前 5 年間に在職していた地方公共団体の執行機関の組織等 2の職員に対して 当該営利企業等又はその子法人と在職していた地方公共団体との間の契約等事務 3につい

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- 2 - 状の信頼性が確保されることが電子契約における課題となっていることに鑑み 電子委任状の普及を促進するための基本的な指針について定めるとともに 電子委任状取扱業務の認定の制度を設けること等により 電子契約の推進を通じて電子商取引その他の高度情報通信ネットワークを利用した経済活動の促進を図るこ

法律第三十三号(平二一・五・一)

かにするとともに 県の施策の基本となる事項を定めることにより 食の安全 安心の確保に関する施策を総合的かつ計画的に推進し もって県民の健康の保護並びに消費者に信頼される安全 安心な食品の生産及び供給の拡大に寄与することを目的とする ( 定義 ) 第 2 条この条例において 食品 とは 全ての飲食物

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

最近の薬務行政について

Transcription:

食品衛生法等の一部を改正する法律の経過について 資料 4 平成 30 年 6 月 15 日 食品衛生法改正法案については 昨年 6 月以来の薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会における議論等を経て 本年 3 月 13 日に国会提出したところ 平成 30 年 3 月 13 日第 196 回国会に提出 4 月 12 日参議院厚生労働委員会で可決 4 月 13 日参議院本会議で可決 6 月 6 日衆議院厚生労働委員会で可決 6 月 7 日衆議院本会議で可決 成立 6 月 13 日公布 ( 平成 30 年法律第 46 号 ) 1

改正の趣旨 食品衛生法等の一部を改正する法律 ( 平成 30 年 6 月 13 日公布 ) の概要 我が国の食をとりまく環境変化や国際化等に対応し 食品の安全を確保するため 広域的な食中毒事案への対策強化 事業者による衛生管理の向上 食品による健康被害情報等の把握や対応を的確に行うとともに 国際整合的な食品用器具等の衛生規制の整備 実態等に応じた営業許可 届出制度や食品リコール情報の報告制度の創設等の措置を講ずる 改正の概要 1. 広域的な食中毒事案への対策強化国や都道府県等が 広域的な食中毒事案の発生や拡大防止等のため 相互に連携や協力を行うこととするとともに 厚生労働大臣が 関係者で構成する広域連携協議会を設置し 緊急を要する場合には 当該協議会を活用し 対応に努めることとする 2.HACCP( ハサップ ) * に沿った衛生管理の制度化原則として すべての食品等事業者に 一般衛生管理に加え HACCP に沿った衛生管理の実施を求める ただし 規模や業種等を考慮した一定の営業者については 取り扱う食品の特性等に応じた衛生管理とする * 事業者が食中毒菌汚染等の危害要因を把握した上で 原材料の入荷から製品出荷までの全工程の中で 危害要因を除去低減させるために特に重要な工程を管理し 安全性を確保する衛生管理手法 先進国を中心に義務化が進められている 2 3. 特別の注意を必要とする成分等を含む食品による健康被害情報の収集健康被害の発生を未然に防止する見地から 特別の注意を必要とする成分等を含む食品について 事業者から行政への健康被害情報の届出を求める 4. 国際整合的な食品用器具 容器包装の衛生規制の整備食品用器具 容器包装について 安全性を評価した物質のみ使用可能とするポジティブリスト制度の導入等を行う 5. 営業許可制度の見直し 営業届出制度の創設実態に応じた営業許可業種への見直しや 現行の営業許可業種 ( 政令で定める 34 業種 ) 以外の事業者の届出制の創設を行う 6. 食品リコール情報の報告制度の創設営業者が自主回収を行う場合に 自治体へ報告する仕組みの構築を行う 7. その他 ( 乳製品 水産食品の衛生証明書の添付等の輸入要件化 自治体等の食品輸出関係事務に係る規定の創設等 ) 施行期日 公布の日から起算して 2 年を超えない範囲内において政令で定める日 ( ただし 1. は 1 年 5. 及び 6. は 3 年 )

食品衛生法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議平成三十年四月十二日参議院厚生労働委員会政府は 本法の施行に当たり 次の事項について適切な措置を講ずるべきである 一 広域的な食中毒事案への対応に当たっては 感染症部局 農林水産部局を含めた関係機関の連携 運営 緊急時の対応 情報の共有 発信等の方法について指針を示すなど 広域連携協議会が効果的に機能するよう 必要な措置を講ずること 二 HACCPに沿った衛生管理の制度化に向け 丁寧な情報提供及び周知の徹底を行うこと 特に 取り扱う食品の特性に応じた取組を実施することとなる営業者に関しては 早期にその対象事業者を明らかにするとともに 食品等営業者の多くが経営基盤の弱い中小事業者である実情に鑑み 十分な準備期間を設け その取組に新たなコスト負担が生じることのないよう万全を期すとともに HACCPに基づく衛生管理と同等の水準が確保されるよう十分な支援を行うこと 三 いわゆる 健康食品 による健康被害の防止の観点から 製造工程管理による安全性確保の徹底等 製3

造段階における危害発生防止対策を強化するとともに 健康食品 一般に関する正しい知識の普及啓発に努めること また テレビ等を通じた無店舗販売の増加の状況に鑑み 広告表示の在り方等を含め 適切な措置の検討を行うこと さらに 健康被害を生じた消費者が医療機関を受診する際に 健康食品 の使用の有無を確認する方策について 検討を行うこと 四 食品用器具 容器包装におけるポジティブリスト制度の導入に当たっては 食品健康影響評価を踏まえた規格基準を計画的に策定する等 法の円滑な施行に万全を期すこと また 合成樹脂以外の材質についても リスクの程度や国際的な動向を踏まえ ポジティブリスト化について検討すること 五 食品の自主回収情報の届出 報告については 事務手続の効率化や迅速な情報提供につながるよう 全国共通のシステムの構築を図ること また アレルゲン 消費期限等安全性に関わる食品表示法違反による回収情報の届出の義務化についても早急に検討し その結果に基づいて所要の措置を講ずること 六 営業許可制度の見直し及び営業届出制度の創設に当たっては 都道府県等及び事業者の負担を考慮し その申請 届出に当たり簡便な手続の仕組みを構築すること 七 本法の円滑な実施のため 都道府県等における食品衛生行政の体制強化及び充実に努め 食品衛生監視4

員の人員の確保等を始めとした必要な措置を講ずること 八 食品の安全を高める観点から 食品添加物の指定については 国際標準との整合性を考慮しつつ 国民の健康の保護を最優先に 科学的根拠に基づきリスク評価及びリスク管理を行うこと また 遺伝子組換え食品に関しては 遺伝子組換えでない 表示の要件の厳密化を図るとともに ゲノム編集技術等 新たな育種技術を活用した食品の規制の在り方について検討すること 右決議する 5

生食発 0613 第 10 号平成 30 年 6 月 13 日 都道府県知事 各 保健所設置市市長 殿 特別区区長 厚生労働省大臣官房生活衛生 食品安全審議官 ( 公印省略 ) 食品衛生法等の一部を改正する法律 の公布について 食品衛生法等の一部を改正する法律 ( 平成 30 年法律第 46 号 以下 改正法 という ) については 本日公布されたところである 改正法の趣旨及び主な内容は下記のとおりであるので これらの内容について十分御了知の上 貴管下営業者等に対する周知徹底 指導等について 遺漏なきよう適切な対応を願いたい なお 本法律改正に伴う政省令等の整備については 今後 順次行うこととしてい る 記 第 1 改正法の趣旨食品の安全を確保するため 広域的な食中毒事案に対処するための広域連携協議会の設置 国際標準に即して事業者自らが重要工程管理等を行う衛生管理制度 の導入 (HACCP( ハサップ ) に沿った衛生管理の制度化 ) 特別の注意を要する成分等を含む食品による健康被害情報の届出制度の創設 安全性を評価した物質のみを食品用器具 容器包装に使用可能とする仕組み ( ポジティブリスト制度 ) の導入等の措置を講ずる 第 2 改正法の主な内容 1 食品衛生法 ( 昭和 22 年法律第 233 号 ) の一部改正 ( 改正法第 1 条及び第 2 条関係 ) (1) 広域的な食中毒事案に対処するための広域連携協議会の設置に関する事項ア国及び都道府県等は 食中毒患者等の広域にわたる発生等の防止のため 6

相互に連携を図りながら協力しなければならないものとすること ( 第 21 条の 2 関係 ) イ厚生労働大臣は 監視指導の実施に当たっての連携協力体制の整備を図るため 国 都道府県等その他関係機関により構成される広域連携協議会 ( 以下 協議会 という ) を設けることができるものとすること ( 第 21 条の 3 第 1 項関係 ) ウ厚生労働大臣は 緊急を要する場合において 協議会を開催し 必要な対策について協議を行うよう努めなければならないものとすること ( 第 66 条関係 ) (2) 事業者自らが重要工程管理等を行う衛生管理制度の導入 (HACCP に沿った衛生管理の制度化 ) に関する事項ア厚生労働大臣は 営業 ( 器具又は容器包装を製造する営業及び食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律第 2 条第 5 号に規定する食鳥処理の事 業 ( 以下 食鳥処理の事業 という ) を除く ) の施設の衛生的な管理その他公衆衛生上必要な措置について 厚生労働省令で 次に掲げる事項に関する基準を定めるものとすること ( 第 51 条第 1 項関係 ) ( ア ) 施設の内外の清潔保持 ねずみ及び昆虫の駆除その他一般的な衛生管 理に関すること ( イ ) 食品衛生上の危害の発生を防止するために特に重要な工程を管理するための取組 (HACCP に基づく衛生管理 )( 小規模な営業者 ( 器具又は容器包装を製造する営業者及び食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査 に関する法律第 6 条第 1 項に規定する食鳥処理業者を除く イにおいて同じ ) その他の政令で定める営業者にあっては その取り扱う食品の特性に応じた取組 (HACCP の考え方を取り入れた衛生管理 )) に関すること イ営業者は アの基準に従い 公衆衛生上必要な措置を定め これを遵守しなければならないものとすること ( 第 51 条第 2 項関係 ) (3) 特別の注意を要する成分等を含む食品による健康被害情報の届出制度の創 設に関する事項ア食品衛生上の危害の発生を防止する見地から特別の注意を必要とする成分又は物であって 厚生労働大臣が薬事 食品衛生審議会の意見を聴いて指定したもの ( 以下 指定成分等 という ) を含む食品を取り扱う営業者は そ の取り扱う指定成分等を含む食品が人の健康に被害を生じ 又は生じさせるおそれがある旨の情報を得た場合は 当該情報を 遅滞なく 都道府県知事 保健所を設置する市の市長又は特別区の区長 ( 以下 都道府県知事等 という ) に届け出なければならないものとし 当該届出を受けた都道府県知事等 は 当該届出に係る事項を厚生労働大臣に報告しなければならないものとすること ( 第 8 条第 1 項及び第 2 項関係 ) 7

イ医師 歯科医師 薬剤師その他の関係者は 指定成分等の摂取によるものと疑われる人の健康に係る被害の把握に努めるとともに 都道府県知事等が 行う指定成分等の摂取によるものと疑われる人の健康に係る被害に関する調査に必要な協力をするよう努めなければならないものとすること ( 第 8 条第 3 項関係 ) (4) 安全性を評価した物質のみを食品用器具 容器包装に使用可能とする仕組み ( ポジティブリスト制度 ) の導入に関する事項ア人の健康を損なうおそれがない場合を除き 政令で定める材質を対象として 器具若しくは容器包装への含有が許容される量又は器具若しくは容器包 装から食品への溶出若しくは浸出が許容される量についての第 18 条第 1 項の規格が定められていない原材料は 器具又は容器包装の製造に使用してはならないものとすること ( 第 18 条第 3 項関係 ) イ厚生労働大臣は 器具又は容器包装を製造する営業の施設の衛生的な管理 その他公衆衛生上必要な措置について 厚生労働省令で 次に掲げる事項に関する基準を定めるものとすること ( 第 52 条第 1 項関係 ) ( ア ) 施設の内外の清潔保持その他一般的な衛生管理に関すること ( イ ) 食品衛生上の危害の発生を防止するために必要な適正に製造を管理す るための取組に関すること ウ器具又は容器包装を製造する営業者は イの基準に従い 公衆衛生上必要な措置を講じなければならないものとすること ( 第 52 条第 2 項関係 ) エアの政令で定める材質の原材料が使用された器具又は容器包装を販売し 又は販売の用に供するために製造し 若しくは輸入する者は その取り扱う器具又は容器包装の販売の相手方に対し 当該取り扱う器具又は容器包装が次のいずれかに該当する旨を説明しなければならないものとすること ( 第 53 条第 1 項関係 ) ( ア ) 第 18 条第 3 項に規定する政令で定める材質の原材料について 同条第 1 項の規定により定められた規格に適合しているもののみを使用した器具又は容器包装であること ( イ ) 第 18 条第 3 項ただし書に規定する加工がされている器具又は容器包装 であること オ器具又は容器包装の原材料であって アの政令で定める材質のものを販売し 又は販売の用に供するために製造し 若しくは輸入する者は 当該原材料を使用して器具又は容器包装を製造する者から 当該原材料が第 18 条第 1 項に規定により定められた規格に適合しているものである旨の確認を求められた場合には 必要な説明をするよう努めなければならないものとすること ( 第 53 条第 2 項関係 ) 8

(5) 営業の許可及び営業の届出に関する事項ア都道府県は 公衆衛生に与える影響が著しい営業 ( 食鳥処理の事業を除く ) であって 政令で定めるものの施設につき 厚生労働省令で定める基準を参酌して 条例で 公衆衛生の見地から必要な基準を定めなければならないものとすること ( 第 54 条関係 ) イ営業 ( 第 54 条に規定する営業 公衆衛生に与える影響が少ない営業で政令 で定めるもの及び食鳥処理の事業を除く ) を営もうとする者は あらかじめ その営業所の名称及び所在地その他の事項を都道府県知事等に届け出なければならないものとすること ( 第 57 条関係 ) (6) 食品等の回収の届出に関する事項営業者が 食品衛生法の規定又は同法の規定による禁止に違反し 又は違反するおそれがある場合であって その採取し 輸入し 加工し 若しくは販売した食品若しくは添加物又はその製造し 輸入し 若しくは販売した器具若し くは容器包装を回収するときは 遅滞なく 回収に着手した旨及び回収の状況を都道府県知事等に届け出なければならないものとし 都道府県知事等は 当該届出を受けたときは 当該届出に係る事項を厚生労働大臣又は内閣総理大臣に報告しなければならないものとすること ( 第 58 条関係 ) (7) 食品等の輸入及び輸出に関する事項ア獣畜の乳及び厚生労働省令で定める乳の製品は 輸出国の政府機関によって発行され かつ 疾病にかかった等の獣畜の乳等でない旨を記載した証明 書又はその写しを添付したものでなければ これを食品として販売の用に供するために輸入してはならないものとすること ( 第 10 条第 2 項関係 ) イ食品衛生上の危害の発生を防止するために特に重要な工程を管理するための措置 (HACCP に基づく衛生管理 ) が講じられていることが必要なもの として厚生労働省令で定める食品又は添加物は 当該措置が講じられていることが確実であるものとして厚生労働大臣が定める国若しくは地域又は施設において製造し 又は加工されたものでなければ これを販売の用に供するために輸入してはならないものとすること ( 第 11 条第 1 項関係 ) ウ第 6 条各号に掲げる食品又は添加物のいずれにも該当しないことその他の事項を確認するために生産地における食品衛生上の管理の状況の証明が必要であるものとして厚生労働省令で定める食品又は添加物は 輸出国の政府機関によって発行され かつ 当該事項を記載した証明書又はその写しを添付 したものでなければ これを販売の用に供するために輸入してはならないものとすること ( 第 11 条第 2 項関係 ) エ厚生労働大臣は 食品衛生に関する国際的な連携を確保するため 外国の政府機関から 輸出食品安全証明書 ( 輸出する食品の安全性に関する証明書 をいう 以下同じ ) を厚生労働大臣が発行するよう求められている場合であって 食品を輸出しようとする者から申請があったときは 輸出食品安全証 9

明書を発行することができるものとするとともに 輸出する食品の安全性の証明のための手続の整備その他外国の政府機関に対する食品衛生に関する情 報の提供のために必要な措置を講ずるものとし 輸出食品安全証明書の発行を受けようとする者は 実費を勘案して政令で定める額の手数料を国に納付しなければならないものとすること ( 第 74 条関係 ) オ都道府県知事等は エにより厚生労働大臣が輸出食品安全証明書を発行す る場合を除き 食品を輸出しようとする者から申請があったときは 輸出食品安全証明書を発行することができるものとするとともに 外国の政府機関に対する食品衛生に関する情報の提供のために必要な措置を講ずることができるものとすること ( 第 75 条関係 ) 3 と畜場法 ( 昭和 28 年法律第 114 号 ) の一部改正 ( 改正法第 3 条関係 ) (1) と畜場の設置者等が重要工程管理等を行う衛生管理制度の導入に関する事項 ア厚生労働大臣は と畜場の衛生的な管理その他公衆衛生上必要な措置について 厚生労働省令で 次に掲げる事項に関する基準を定めるものとすること ( 第 6 条第 1 項関係 ) ( ア ) と畜場の内外の清潔保持 汚物の処理 ねずみ及び昆虫の駆除その他 一般的な衛生管理に関すること ( イ ) 食品衛生上の危害の発生を防止するために特に重要な工程を管理するための取組 (HACCP に基づく衛生管理 ) に関すること イと畜場の設置者又は管理者は アの基準に従い 公衆衛生上必要な措置を 定め これを遵守しなければならないものとすること ( 第 6 条第 2 項関係 ) (2) と畜業者等が重要工程管理等を行う衛生管理制度の導入に関する事項ア厚生労働大臣は 獣畜のとさつ又は解体の衛生的な管理その他公衆衛生上 必要な措置について 厚生労働省令で 次に掲げる事項に関する基準を定めるものとすること ( 第 9 条第 1 項関係 ) ( ア ) と畜場内の清潔保持 汚物の処理 ねずみ及び昆虫の駆除その他一般的な衛生管理に関すること ( イ ) 食品衛生上の危害の発生を防止するために特に重要な工程を管理するための取組 (HACCP に基づく衛生管理 ) に関すること イと畜業者その他獣畜のとさつ又は解体を行う者は アの基準に従い 公衆衛生上必要な措置を定め これを遵守しなければならないものとすること ( 第 9 条第 2 項関係 ) 4 食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律 ( 平成 2 年法律第 70 号 ) の一部改正 ( 改正法第 4 条関係 ) (1) 厚生労働大臣は 食鳥処理場の衛生的な管理その他公衆衛生上必要な措置について 厚生労働省令で 次に掲げる事項に関する基準を定めるものとす 10

ること ( 第 11 条第 1 項関係 ) ア食鳥処理場の内外の清潔保持 ねずみ及び昆虫の駆除その他一般的な衛生 管理に関すること イ食品衛生上の危害の発生を防止するために特に重要な工程を管理するための取組 (HACCP に基づく衛生管理 )( 第 16 条第 1 項の認定を受けた食鳥処理業者にあっては その食鳥処理をする羽数に応じた取組 (HACCP の 考え方を取り入れた衛生管理 )) に関すること (2) 食鳥処理業者は (1) の基準に従い 公衆衛生上必要な措置を定め これを遵守しなければならないものとすること ( 第 11 条第 2 項関係 ) 5 施行期日等 (1) 施行期日この法律は 公布の日から起算して 2 年を超えない範囲内において政令で 定める日から施行するものとすること ただし 次に掲げる事項は それぞれ次に定める日から施行するものとすること ( 附則第 1 条関係 ) ア第 2 の 1 の (1) 公布の日から起算して 1 年を超えない範囲内において政令で定める日 イ第 2 の 1 の (5) 及び (6) 公布の日から起算して 3 年を超えない範囲内において政令で定める日 (2) 検討規定 政府は この法律の施行後 5 年を目途として この法律による改正後のそれぞれの法律の規定について その施行の状況等を勘案しつつ検討を加え 必要があると認めるときは その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとすること ( 附則第 14 条関係 ) (3) 経過措置等この法律の施行に関し 必要な経過措置を定めるとともに 関係法律について所要の改正を行うものとすること ( 附則第 2 条から第 13 条まで及び第 15 条から第 24 条まで関係 ) なお 条や項の番号については 改正法による全ての改正規定の施行後のものを記載している 11