ステークホルダー 役割 1NPO 法人北見 NPO サポートセンター事業全体の企画 運営 協力先との調整 連携 2NPO 法人とむての森 3NPO 法人ふれあいインさろま 4NPO 法人北海道でてこいランド 5 コア サポート株式会社 6 株式会社ドクター オブ ジ アース 7 北見信用金庫 8 東

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発行 第 4 号まで各 2,000 部発行 NPO 団体 コミュニティとの交流 連携 スタッフ研修 中間支援団体の設立支援などを実施している 25 年度からは とめ市民活動プラザ を市に移管し とめ市民活動フォーラム を NPO 法人化した上で 市が NPO 法人とめ市民活動フォーラム に運営管理を

3 富士市産業支援センター 起業 経営相談 セミナー 講演 相談者と一緒の目線に立ち 戦略構築 f-biz( 静岡県富士市 ) 会 地域産業支援機関へのコーデ を共に行い 結果が出るまで徹底支援 ィネート 図書館連携 情報発信 販路開拓 新商品 新サービス開発 など 新分野進出 に重点を置いたきめ細

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

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平成 22 年 4 月 9 日新しい公共円卓会議資料 平成 2 2 年 4 月 9 日第 5 回 新しい公共 円卓会議谷口委員提出資料 ソーシャルビジネスの振興について 1. 新しい公共とソーシャルビジネスの関係 2. ソーシャルビジネスの課題とこれまでの取り組み 3. 事業者及び支援者が集う 場

< 基本方針 > 一般社団法人移住 交流推進機構 ( 以下 JOIN という ) は 地方に新しい生活や人生の可能性を求めて移住 交流を希望する方々への情報発信や そのニーズに応じた地域サービスを提供するシステムを普及することにより 都市から地方への移住 交流を推進し 人口減少社会における地方の振興

第3節 重点的な取り組み

宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

6 学校給食での地場産物活用に当たっての課題 学校給食における市町村産食材等の利用に関する調査 において 市町村に対し 学校給食で地場産物の活用を促進する上での課題について 市町村産食材と道産食材について それぞれ伺ったところ 次のような結果となりました 学校給食への地場産食材利用促進上の課題 関係

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中小企業支援ツール 中小企業支援ツール は 金融機関における中小企業支援の一助となることを目的に 自社製品開発などにより下請脱却に取り組んだものづくり中小企業の知財活用を調査 分析し 経営 事業上の課題を事業ライフステージごとに整理するとともに その課題解決に向け 知財活用の観点から考えられるアクシ

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市町村による創業支援 (手引き)

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( 参考様式 1) ( 新 ) 事業計画書 1 事業名 : 2 補助事業者名 : 3 事業実施主体名 : Ⅰ 事業計画 1 事業計画期間 : 年 月 ~ 年 月 記載要領 事業計画期間とは 補助事業の開始から事業計画で掲げる目標を達成するまでに要する期間とし その期限は事業実施年 度の翌年度から 3

基本指針の概要 1 基本指針改定の趣旨近年 地域社会における社会的課題が多様化 複雑化する中 行政 企業 NPO 自治会などが互いに協力して課題解決に取り組み 地域社会をより住み良いものとしていくことが今後ますます重要となっています このため 従前の NPO 活動に関する基本指針 の基本的な考え方を

02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

01 ï¼‹æ§Ÿå¼‘ï¼Łï¼›æŒ°è¦‘å°±è¾²è•–ã†®è‡²æ‹’ã…»å®ıçš•ã†¨çµ„åŒ¶çŽºå±Łå‘−ㆳä¸�怸çı—組匶ä½fiㆸㆮæfl¯æ‘´2.xdw

北見 NPO サポートセンターの役割 中間支援機能の必要性 複数の機能が求められる複合型共生施設では 単一団体での運営よりも 他の団体 機関との連携を図りながら プラン作成し 運営するとよりよい共生事業になります 事業ごとに関わる団体 機関が異なり 様々な人脈 ネットワークが求められます 北見 NP


資料 3 ー 1 環境貢献型商品開発 販売促進支援事業 環境省市場メカニズム室

長野県みらい基金からのお知らせ 2

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事例 No. 具体的な工夫 ポイントた情報発信に加え ホームページの立ち上げや SNS の活用を検討している また マスコミからの取材申し入れは全て対応している フリーペーパーの発行や Facebook などの SNS といった多様な手段により広報を実 7 施 Web デザイナーが専門家として参加す

農山性化1 農山漁村の 6 次産業化の考え方 雇用と所得を確保し 若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため 農林漁業生産と加工 販売の一体化や 地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど 農山漁村の 6 次産業化を推進 現 状 農山漁村に由来する様々な地域資源 マーケットの拡大を図りつつ

している 現在は 3 地域社会サポート と 4 起業サポート の活動がメインとなっている 5 つのサポート事業の全体像 (2011~2012 年時点 ) 3 活動の特徴 (1) 活動の中で見られた工夫や活動が上手く進んだポイント コミュニティの再生と産業 雇用の創出の拠点となる複合施設を整備東日本大

数値目標 H29 年 3 月末 H30 年 3 月末 H31 年 3 月末 観光客入込客数 ( 単位 : 千人 ) 大鰐温泉もやし生産者数 ( 単位 : 人 ) 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本事業は大鰐温泉もやし増産プロジェ

1. 政府の取組と女性起業家のニーズ ~ 政府の取組 ~ 女性活躍加速のための重点方針 2017( 平成 29 年 6 月 6 日 すべての女性が輝く社会づくり本部 決定 ) において 平成 28 年度に経済産業省が全国 10 箇所に形成した 女性起業家等支援ネットワーク について 下記の取組が掲げ

体験実習を採用したセミナーの開催 多摩信用金庫 一橋大学 国立市 市内企業 NPO と連携 活動 3: 中間支援組織強化事業内容 : 地域経営活動支援に特化した中間支援組織の機能を強化するための方策の実証調査を行う 目的 : 中間支援組織に必要な アドボカシー 情報支援 地域広報 を強化する仕組みの

01 【北海道】

(別紙1)

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

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商品特性と取引条件 商品名 (1) 展示会 商談会シート 記入日 : 最もおいしい時期 (2) 賞味期限 消費期限 (3) 主原料産地 ( 漁獲場所等 )(4) JAN コード (5) 内容量 (6) 希望小売価格 ( 税込 )(7) 1ケースあたり入数 (8) 保存温度帯 (9) 発注リードタイム

地域子育て支援拠点事業について

平成18年度標準調査票



唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

主な業務の内容

市民自治の捉え方 市民自治 市民参加協働 市民の自立的な活動 市の領域 協働の領域 市民の領域 市の責任と主体性によって独自に行う領域 市の主体性が強く 市民が市に協力する領域 市民と市がそれぞれの主体性のもとに協力して行う領域 市民の主体性が強く 市が市民に協力する領域 市民の責任と主体性によって

中小企業海外展開支援大綱の改正について

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

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社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

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ニュースリリース 平成 26 年 10 月 24 日中日信用金庫株式会社日本政策金融公庫 日本公庫 地方公共団体 地域金融機関 中間支援組織と連携し ソーシャルビジネス支援ネットワークを設立 このたび 中日信用金庫 ( 理事長 : 山田功 ) 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) は 地域の


姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

地域産業活性化コース 厚生労働省採択事業 (H28 ~ 30 年度 ) 平成 29 年度 三重県地域活性化 雇用創造プロジェクト事業 地域産業 活性化コース 対象業種 食料品製造業 情報サービス業飲料 たばこ 飼料製造業 木材 木製品製造業 パルプ 紙 紙加工品製造業 印刷 同関連業 なめし革 同製

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連携 共同実施市区町村 所沢市 所沢商工会議所 本市においては 新規創業ビジネスプランコンペや所沢商工会議所と連携した創業支援セミナー等を実施してきたが 本計画により この取組を強化 体制整備し 平成 26 年 ~28 年度にかけて 150 件の創業者を輩出する 具体的には 所沢市による 新規創業ビ

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20 21 The Hachijuni Bank, LTD.

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平成29年度     地域経済動向調査      調査報告書

宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス

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活動状況調査

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

観光で稼ぐ! ための手引書 観光消費の拡大と域内経済への波及をめざして ~ データに基づき観光施策を作り上げる 7 つのステップ ~ 北海道経済部観光局 平成 31 年 4 月

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平成 31 年度 事業計画書

様式 重点項目 産業を担う人材確保対策の推進 雇用情勢の改善を背景に 就職相談者の減少が見込まれる中にあっても 本県産業の持続的な発展を図るため 優れた人材を確保していく必要があることから 県内外の学生や若年者をはじめとした幅広い世代 UI ターン希望者に対するきめ細かな支援により 人材確保を図りま

5 この施策に係る事務事業 ( 重要度 貢献度順 ) 番号 事務事業名 魅力個店づくり整備促進事業 歳出決算額 ( 千円 ) 施策への関連性 目的に対する指標 年度目標値 年度実績値 推移 区内の既存個店や出店希望 22 者が行う 魅力的な店舗づ 809 くりを支援することで 魅 力個店の集積を図る

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資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

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~明日のコア人材を育成する参加型研修~

やる後押しと人材を活かせる仕組みづくりを行う A 班 テーマ系活動団体と連携して 若い人が参加できる取り組みを行う B 班 各種団体が集まり 話や協議ができる場を設け つながりができるシステム ( 協議会など ) をつくる それぞれの課題を理解する A 班 企業のリタイア組の活動の場をつくる A 班

2 アニメ ファッション 食 地域産品 伝統文化 匠の技術など海外で人気の高いクール ジャパンの魅力と底力を産業化し 海外市場開拓及び海外顧客の訪日を促進するため ターゲット国と分野を決め 業種を超えたチームづくり 市場開拓 成果の検証 他事業への応用 実際の事業展開 という企業や若手人材の一貫した

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

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2018 年度事業計画書 Ⅰ 基本方針 1. 健康関連分野を取り巻く環境と直近の動向 健康医療分野が政府の日本再興戦略の重点分野に位置づけられ 健康 医療戦略が策定されるなど 予防や健康管理 生活支援サービスの充実 医療 介護技術の進化などにより 成長分野としてマーケットは大きく拡大することが期待さ

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< 委託業務説明書 > 1 平成 20 年度事業実施において明らかとなった課題当初企画 予定していたとおり市民に使用しやすく 親しみが持て かつ利用価値が高い食育推進に資するポータルサイトの構築に努めてきた 食育情報の発信については 簡単に行うことができるようブログを活用した情報発信の仕組みの構築を

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

市町村による創業支援 (手引き)

ソーシャルセクター組織実態調査 2017 特定非営利活動法人新公益連盟 2017 年 12 月 6 日 Copyright 2017 Japan Association of New Public All Rights Reserved,

問題意識 1 現状 現在の制度 (1) 交付金 ( 件数は制度開始以降平成 23 年度までの累計 ) 件数 : 326 件 (H19) 557 件 (H23) 雪害 震災除く 支援額 : 168 百万 (H19) 180 百万 (H23) 雪害 震災除く 一事業当たりの支援額 : 約 50 万円 (

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

み状 (3) お取引先への専門家派遣必要に応じて お取引先へ税理士や中小企業診断士などの専門家を直接派遣する 外部専門家派遣制度 を活用し 経営支援機能の強化を図っています 19 況中小企業の経営の改善及び活性化のための取組み状況 中小企業の経営の改善及び活性化のための取組 3. 中小企業の経営支援

国立大学法人佐賀大学農学部佐賀県生産振興部株式会社オプティム 三者連携協定調印式 rev.3 Copyright 2015 OPTiM Co. All Rights Reserved. 1

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平成 31 年度 事業計画 書 平成 31 年 (2019 年 )4 月 1 日から 2020 年 3 月 31 日まで 一般財団法人明石市産業振興財団

【千葉県事業計画】別記様式第3号別添

Transcription:

中小企業診断士 大学 金融機関等高い専門性を有する協力先の支援により 高品質な特産品の開発と販路開拓を実現 No.01 実施主体 事業の背景 小規模農地活用 高付加価値型農業による地域づくり支援事業 H25 特定非営利活動法人北見 NPO サポートセンター 実施市町村 北海道北見市佐呂間町津別町 1 農業の衰退を防ぎ 農地の有効活用による地域づくり支援事業が必要 地域の基幹産業である農業が高齢化のため 衰退傾向にあり 耕作放棄地が今後増えていくことが懸念されている 大規模集約しにくい農地の利用 保全方法が求められている 2 重要な地域資源である各種食材の付加価値向上の段組みが必要 食に関する事業分野で 地元企業の商品開発 事業化能力が弱いと指摘されている 23 北海道オホーツク総合振興局 : 商品開発 事業化調査結果 3 農業分野により多くの人が就労できる 多様な環境整備 支援が必要 当法人が実施した 未就労主婦への就労 企業支援事業 21 北海道 で働きやすい環境があれば 働きたいと考えている主婦が数多くいる 雇用創出の可能性を持つ農業関連分野で生産 加工 交流型農園等への就労を短時間勤務等の労働環境整備や企業 事業運営支援により促進する動きが重要になってきている 事業の概要 人口減少 高齢化の進展に伴い増加する耕作放棄地を利活用して 農業活性化と地域コミュニティ形成の推進を目指す 事業 1. 農産物栽培 加工技術取得 人材育成事業地域で増えつつある耕作放棄地を農地として再生するために 農業関係者と東京農業大学の専門家による栽培 加工についての指導を支援対象各法人へ行い 少量生産でも付加価値の高い農業の実現とコミュニティ形成の場としての農業により 小規模農地の利用促進を目指す 事業 2. 商品化 販売指導ハンズオン支援事業ソーシャルビジネスやネットワークづくりに精通した中小企業診断士による 商品開発提携先確保 商談先のリサーチ方法 バイヤーと知り合うための人脈づくり等のハンズオン支援を実施する また金融機関からは 商品販売展示先紹介や商談時の説明資料作成方法のアドバイス等を受ける 事業 3. 地産地消推進コミュニティ形成事業地産地消推進コミュニティ形成のために NPO 間で連携し 生産物を利用した子どもの食育 大人の食育事業を実施する 地元産品の価値を認めて 自ら生産 消費する場をつくることでコミュニティの輪を広げ 農業関連分野活動を中心にした地域づくりを進め 地域活性化に寄与する

ステークホルダー 役割 1NPO 法人北見 NPO サポートセンター事業全体の企画 運営 協力先との調整 連携 2NPO 法人とむての森 3NPO 法人ふれあいインさろま 4NPO 法人北海道でてこいランド 5 コア サポート株式会社 6 株式会社ドクター オブ ジ アース 7 北見信用金庫 8 東京農業大学 9 特定非営利活動法人耳をすませば 支援対象であり 野菜ジャム アスパラスープの開発 商品化 販売に取り組む 支援対象であり ホタテ玉ねぎスープの開発 かぼちゃまんの商品化 販売に取り組む 支援対象であり ピリ辛麺の開発 とうがらしの製品化 販売に取り組む 商品化 販売に対する助言 商品化 販売に対する助言 出店機会の提供 専門的知見に基づく栽培 加工に対する助言 食育セミナーの参加者募集及び一時託児 1 中間支援の特徴 取組の中で見られた工夫や取組が上手く進んだポイント等 中間支援における特徴的な工夫 中間支援における失敗と対応 実施前 ~ 24 支援対象が持つ強み 地域の強みのベストミックスにより 新たな特産品開発 販路確保 拡大を加速本事業では 各法人の有する資源と地域資源 獲得可能な資源を考慮した支援を実施した 例えば NPO 法人 ふれあいインさろま では 地域でコミュニティ型飲食店を経営 地域の元気な高齢者が普段から集まる場を有する 事業化に積極的な人材がいる等の強みと 品質の高い食材 ホタテ かぼちゃ等 を豊富に有する強みをマッチングすることにより 新たな特産品開発の可能性が見出されていた それに対し 北見 NPO サポートセンターが有するネットワークにより 専門性の高い中小企業診断士 大学 金融機関という新たな資源が加わることで 適切なアドバイスにホタテ 玉ねぎスープよる新たな特産品の開発 販路確保 拡大に結びついた ソーシャルビジネスに精通した中小企業診断士との連携により 関西エリアへの販路開拓の可能性を得た中小企業診断士であるコア サポート株式会社代表取締役黒野氏とは 本事業実施以前に北見 NPO サポートセンターが実施した起業家研修の開催の際に 他の NPO からの紹介により協力関係が構築されていた 黒野氏は CB SB を支援する専門家の育成を目的とし大阪中小企業診断士会ソーシャルビジネス研究会を立ち上げ 専門的な指導を行う中で 関西エリアにおいて販路先など豊富なネットワークを有している 黒野氏との連携により 関西エリアでの販路に接点を持つことができた

実施中 25 生産者の想いなど ストーリーを大切にした販売戦略により 商品価値の向上に寄与協力先であるコア サポート株式会社黒野氏 中小企業診断士 株式会社ドクター オブ ジ アース河村氏 野菜流通会社 より 開発製品を流通に乗せるためには 製品を後押しする背景 ストーリー が必要とのアドバイスがあった 唐辛子であれば 地元の元気を取り戻すべくどんな若者が立ち上がったのか なぜ唐辛子を使ったパスタまたはうどんなのかについて また 小ロットの生産を製麺所に何とかお願いして実現したなどの 苦労の末の渾身の唐辛子アイテムであることがストーリーとなる また ホタテスープや野菜ジャムは いずれも作り手から担い手へ 農家生産者 加工者 流通業者 想いがリレーとなり 成果となって結実したものである それらの効果 売上 の大きさは 想いの強さとシビアなマーケティングに比例する 生産から販売まで 生産者の想いを込め ストーリー性のある販売戦略を検討することで 製品の完成度をより高めることにつながった 野菜ジャム 唐辛子 ぴり ぴり辛麺 豊富な商品開発等の実績を持つ中小企業診断士の協力により プロの目による助言 指導を実施ストーリーを大切にした販売戦略を進めていくにあたり 商品のネーミングやパッケージデザイン ターゲット設定等について 黒野氏 河村氏よりプロの目による指導を行った キャッチコピーやキーワードをラベルやポップに明示したり ビジュアル 視覚的 訴求等の方法を伝えるとともに 地元での消費 地産地消 道内流通 道外流通など販路開拓についても優先順位を設けることが必要などの具体的アドバイスがなされた 専門的知見からの指導により 高品質を確保食品開発に初めて取り組む3 団体に対し 農業加工技術に高度の知見を有する東京農業大学永島教授の協力により 科学的根拠に基づく食品の品質や安全性確保の考え方やノウハウを継続的な指導により実施した また 野菜ソムリエによる味や見た目を大切にしたレシピ開発の指導等により 高品質の商品開発を支援した 地元金融機関との連携により 事業の信頼性を確保金融機関には多くの情報が集まり その情報の信用性は高い また 金融機関そのものの信用性も高い 特に地方部においては その存在感はとても大きいものである そのような金融機関である北見信金との連携は 大規模な商品の展示販売の機会を得ることができ 販売支援での効果が得られたとともに 本事業及び各団体の対外的な信頼性が高まった

2 取組の変遷 表中青字下線部の内容は 1 中間支援の特徴 で詳述 実施前 ~ 24 実施中 25 主な課題対応 工夫効果 成果 新たな特産品開発の可能性の高まり 地域づくりに向けた取組を行う場 やるきのある人材がいるとともに 品質の高い食材を有する等 地域の強みを活かした新たな特産品開発の可能性が見出されていた 食品開発の経験がない 3 法人の支援 支援対象とした 3 法人は 福祉分野の事業を本業とし 食品開発に取り組んだ経験がない 開発製品を流通に乗せるには ストーリーが必要 開発製品を流通に乗せるためには 製品を後押しする背景 ストーリー が必要とのアドバイスを受けた 各法人の力量の違い 各法人の力量が違うことから 同じ内容に取り組んでも進捗状況に差異が生じる 安定的な事業活動を継続することが必要 各法人の限りあるまた不足する経営資源を補完し 事業展開を図り 安定的な事業を継続していくことが必要である 北見 NPO サポートセンターの有するネットワークを活用し 協力体制を構築 中小企業診断士 大学 金融機関など 専門性の高い協力先のネットワークを構築し 適切なアドバイスを実施した 大学や野菜ソムリエなど 専門性を有する協力先により支援を実施 大学による食品の品質や安全性確保に関する指導や 野菜ソムリエによる味に関するや見た目を大切にしたレシピ開発の指導等 専門的知見からの支援を実施 ソーシャルビジネスに精通した中小企業診断士との連携 ソーシャルビジネスに精通した中小企業診断士の協力により 商品の見せ方や販路先の開拓に関する具体的アドバイスを実施 開発プロセスのストーリーを重視した商品開発を支援 作り手から担い手 農家生産者 加工者 流通業者 へつながるストーリーを大切にした販売戦略を検討した 進捗状況の確認を密に実施 短期間で各法人とも成果を上げる必要があったことから 進捗状況に対する目配りを重視し 確認作業と工程管理に時間を要した 共感 をキーワードに 食を通してのつながり をコンセプトに開発を進める 開発スタッフと製品コンセプトについて時間をかけて議論した中で キーワードは 共感 であると考えた 商品購入が自分たちの活動への共感の意思表示になるものづくりを目指すこととし 購入者へ自分たちの想いをイメージできちんと伝えられる商品づくりを行い 食を通してのつながり をコンセプトに開発を進めることとした 新たな特産品の開発 販路拡大に寄与 ホタテ 玉ねぎスープなどの新たな特産品の開発や 従前に開発されていたかぼちゃまんの販路拡大などにつながった 展示販売の機会の獲得 事業の信頼性向上 金融機関と連携したことにより 展示販売の機会を得るとともに 事業及び各団体の信頼性の向上に寄与した 高品質を確保した製品化を実現 専門的知見からの指導を受け 製品開発に取り組んだことにより 高品質を確保した製品が開発できた 販路の開拓 関西エリアでの販路と接点を持つことができた 魅力ある商品開発につながった ストーリー性のある販売戦略を検討したことで 製品の完成度 品質 パッケージデザイン等 をより高めることができた 全ての法人で製品化の目途と販路を確保 起業 創業を経験する参加者が加わったことで アクションプラン実現に向けた話し合いを活性化させることに寄与した 継続的なハンズオン支援の必要性 重要性を認識 これらの検討を通じて ひとつの商品を生み出すために 丁寧に寄り添い継続して中間支援 ハンズオン支援 を行っていく必要性 重要性を強く感じた

3 実施体制の変遷事業実施以前より 北見 NPO サポートセンターは支援対象や協力先と各種事業を通じて協力関係にあった 25 モデル事業の応募にあたり 北見 NPO サポートセンターが北見信金に協力要請したことがその後の関係構築のきっかけとなった 段階 実施体制 実施前 ~ 24 東京農業大学 協力 特定非営利活動法人北見 NPO サポートセンター 協力 アドバイス 支援 コア サポート北見信金株式会社 NPO 法人とむての森 NPO 法人ふれあいインさろま NPO 法人北海道でてこいランド地元 NPO 非資金的支援 実施中 25 東京農業大学 専門的知見に基づく栽培 加工に対する助言 特定非営利活動法人 北見 NPO サポートセンター 商品化 販売に対する助言 コア サポート 株式会社 特定非営利活動法人 耳をすませば 食育セミナーの参加者募集 ハンズオン支援 出店機会の提供 北見信金 NPO 法人とむての森 NPO 法人ふれあいインさろま NPO 法人北海道でてこいランド 連携 株式会社ドクター オブ ジ アース

4 成果と課題 事業の成果 レシピの完成と生産 加工技術の習得野菜ソムリエのアドバイスを受け 地元野菜を使った野菜調理品のレシピが数多く完成した また PH 計 糖度計を使った品質管理や冷凍 粉末化にともなう調理上の工夫点など 保存方法 加工方法について 東京農業大学より初心者に分かりやすい具体的な指導を受けたことにより 生産 加工技術を習得し 製品開発を進めることができた 製品化の目途と販路の確保開発品の商品化の目途がつき 将来の事業展開に備える基盤を整備することができた 協力先である中小企業診断士のネットワークを活かした活動により 販路となる可能性のある相手を知ることができ また 具体的な訪問スケジュールを確保できるまでに至った 地元食材への関心度向上と日常生活での地元食材消費意欲の喚起子どもにとって身近にありながら非日常的な存在であった食材 鹿肉 昆布だしなど を知った効果はあったと感じられた また 市販品と手作り品と食べ比べを行ったことにより その差を明確に認識できたことも 地元食材の価値を知ることになり 地元食材の消費意欲の喚起につながった 事業の課題 自家生産の拡大と協力農家の確保当座の必要量確保の目途がついているが 安定的に必要量を維持していくため 農地 協力農家の確保が必要である 販売プラットフォーム構築と商品ブランドの確立商品化の目途がついてきたことから 販売体制構築の動きを加速させるため 地元と販売対象を協力に結びつけるプラットフォーム構築に向けて 中小企業診断士のネットワークを活用し 取組を進めていく必要がある また 高価な貝柱を使用したホタテ 玉ねぎスープについては 販売対象の絞り込み 販売方法の検討を進めたり 野菜の色に着目した各種色彩の野菜ジャムを応用し 彩り のブランド化を進めるなど 高価格材料の使用や商品ブランドの確立に向けた取組が必要である 5 今後の展望 都市部でのテストマーケティングに向け 開発商品のブラッシュアップと人材育成に向けた支援を実施 26 の秋以降に予定する都市部でのテストマーケティングに向けて 各法人の開発商品のブラッシュアップを夏頃まで継続して行うとともに 各法人店舗でのテストマーケティングを実施する 並行して 製造スタッフの育成研修や障がい者用の作業マニュアルの協働作成 26 年内の完成を目標 進めるなど 課題である人材育成 雇用拡大に向けた支援を実施

する 地元食材の価値を感じ 消費意欲を高める場の設定日常的に地元食材の価値を感じ 消費意欲を高める場が必要であることから 農政機関や農協 NPO などの関係機関と連携し 食育セミナーを定期的に開催し 農業関連分野の活動によるコミュニティ形成を進めていく 支援対象の拡大 専門家ネットワーク構築等の事業展開と積極的な情報発信各種補助金 助成金に向けたコンサルティングや事業計画 資金計画作成支援など 中間支援ノウハウのビジネス化等により 活動費の確保に努める さらに 支援法人 地域 支援対象事業分野の拡大を図るとともに 他分野の協力専門家を確保し 専門家集団としての PR を行っていく その上で 事業実績のタイムリーなリリースや SNS による情報発信など パブリシティを活用し 自立した中間支援活動の展開を図る