全国20~69歳の未婚男女の結婚・婚活に関する調査

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結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

各位

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5. 注目競技ランキングは 1 位 水泳 ( 競泳 ) 2 位 サッカー ( 女子 ) 3 位 サッカー ( 男子 ) 注目度の高い競技ランキングは 1 位 水泳 ( 競泳 ) (53.7%) 2 位 サッカー ( 女子 ) (52.3%) 3 位 サッカー ( 男子 ) (46.8%) 4 位 マ

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< 調査結果 > 空き家になった場合 実家は 売れる 42.9% 借り手が見つかる 31.9% もしあなたの実家が空き家になって 賃貸物件にする場合 借り手が見つかると思なたの実家が空き家になって 売却する場合 売れると思う Q. もしあなたの実家が空き家になって う (n=618) Q. もしあな

表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

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1. 結婚についての意識 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚はしたほうがよい ) の割合は男性の方が高い一方 自身の結婚に対する考えについて いずれ結婚するつもり と回答した割合は女性の方が高い 図表 1 図表 2 未婚の方の理想の結婚年齢は平均で男性が 29.3 歳 女性は 2

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2017 年 2 月 27 日株式会社カカクコム 価格.com 生命保険 に関する調査結果を発表加入率は約 8 割 若年層ほど低い傾向 加入中の生命保険は終身タイプがトップ将来への不安?20 代の加入目的 老後保障 貯蓄 が他世代よりも高い結果に補償内容への理解度 十分理解できていない加入者が 53

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不要品を売買する頻度について 20 代は 3 カ月に一 他のは 数年に一 が最も高い結果に不要品 ( 中古品 を売買する頻度について聞いたところ 数年に (33.3% が高く 半年に (7.5% 3 カ月に (4.5% が続いた 30 代から 60 代では 数年に が最も高いのに対して 20 代のみ

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ニュースリリース 平成 3 1 年 3 月 2 8 日 消費者動向調査 : 軽減税率 株式会社日本政策金融公庫 消費税の 軽減税率制度 消費者の受け止め方を調査 ~ 約 7 割の消費者が制度を認知認知 制度運用には わかりやすさ を求める ~ < 平成 31 年 1 月消費者動向調査 > 日本政策金

質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8

平成 18 年 1 月 デジタル アドバタイジング コンソーシアム株式会社 インターネット動画広告の効果を 複数の動画配信サービスにおいて本格検証! テレビ CM とインターネット動画広告の組み合わせで 15.1% 認知が向上 インターネット動画広告のみでも 12.4% の認知を獲得 など インター

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全体60 代女性50 代男性10 代20 代男性性男30 代40 代男性性男50 代60 代男性性女10 代20 代女性性女30 代40 代女性性女レポート VOL.3 ~ 贈り物購入シーンでの通販利用実態 ~ 性別 年代別の年代別の通販利用率は? 贈り物 の購入で通販を利用する人はどの程度いるので

世論調査報告書

日本のプロ野球に対する関心を示した表 3.1 および図 3.1 をみると スポーツニュース で見る (52.9) に対する回答が最く テレビで観戦する (39.0) 新聞で結果を確 認する (32.8) がこれに続く また 特に何もしていない (30.8) も目立った 2) 性別とのクロス集計の結果

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目次 調査概要調査サマリー 歩きスマホ は危ないと思うか?/ 歩きスマホ をしたことがあるか? 歩きスマホ をしてしまう理由は? 歩きスマホ をしている人に対して危ないと感じたことはあるか? 歩きスマホ が危ないと感じたのはどのようなシーンか? 歩きスマホ で最も危ないと感じたのはどのようなシーンか

アンケート調査実施概要実施期間 :2017 年 12 月 15 日 ~24 日対象者 : カレコ カーシェアリングクラブ個人会員サンプル数 :4,980 人 ( 内訳 ) 新規会員 (2016 年 12 月以降に入会された会員 )2,570 人既存会員 (2016 年 11 月以前より在籍されている

調査概要 調査対象 : 東京都 愛知県 大阪府 福岡県の GF シニアデータベース 有効回答件数 :992 件 標本抽出法 :GF RTD( ランダム テレフォンナンバー ダイアリング ) 方式 調査方法 : アウトバウンド IVR による電話調査 調査時期 : 平成 23 年 8 月 4 日 (

1) 建築家のイメージは 敷居が高い しかし実際建てた層では 要望を聞いてくれる もトップ建築家の建てる家のイメージは デザイン面 機能面など多方面で配慮がされた家 建築家のイメージでは 2 年以内に注文住宅を建てる検討 層のトップ 3 は 敷居が高い (35%) ユニークさにこだわる (12%)

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実施した人で挙式とは別の日に結婚記念の写真撮影 ( 前撮り 後撮り ) を行ったかについて聞いたところ 写真撮影を実施した人は約 9 割という結果になった 撮影場所については 挙式 ( もしくは披露宴をされた方は披露宴会場 ) と同じ場所で撮影した という回答が 76.1% と大半を占めた また 挙

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報道関係者各位 2014 年 2 月 19 日 ソフトブレーン フィールド株式会社 ~ ポイントサービスに関する 5,300 人アンケート ~ 女性の 4 割以上が 4 枚以上のポイントカードを使い分けていることが判明アンケートやゲームへの参加でポイントを貯める工夫も フィールドマーケティング支援サ

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

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図表 1 アーティストごとの変動はありつつも全体的に右肩上がりに推移していますが やはり引退を発表した安室奈美恵の出演シーンで最も多くの人が視聴していたことがわかります では この推移を年代層別でみた場合どのような違いがみられるでしょうか 図表 1 で示した 毎分接触率 の推移を年代層別で表したもの

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『いい夫婦の日』夫婦に関するアンケート調査 【プレゼント編】調査報告書

前問で 知っているが使っていない と回答した方に 今後格安スマホを利用したいと思うかについて聞いたところ 利用したい ( とても利用したい + どちらかというと利用したい ) は合わせて 33.3% 利用したくない( 全く利用したくない + どちらかというと利用したくない ) の合計が 32.% と

全国 1 万人の意識調査 副業をしている人 したい人が約 6 割に急増! ~ 公務員の副業には 社会奉仕 を求める声も ~ 2019 年 6 月 11 日株式会社インテージリサーチ 株式会社インテージリサーチ ( 本社 : 東京都東久留米市 代表取締役社長 : 井上孝志 ) は 自主企画調査 副業に

2016年11月_第7回ビジネスパーソン1000人調査(仕事と感謝編)

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結婚白書 目次

< インセンティブ革命 の概要 > 実施の流れ 1 企業ごとに インセンティブ制度の詳細や課題を聞きながら設問を設計 2 Web アンケートを作成し 調査を実施 3 回答の集計と調査結果の分析 4 分析した内容をもとに報告書を作成 設問例 キャンペーンが実施されていることを知っていた ( 認知度 )

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

男女間における暴力に関する調査報告書<概要版>

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- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

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Q4. 次の衆院選はいつ頃行うのが適切だと思いますか 次の衆院選の適切な実施時期については できるだけ早い時期に (63.8%) ( 前月調査比 4.1 ポイント増 ) が 6 割を超え 予算成立前後に (12.5%) ( 前月調査比 1.2 ポイント減 ) 次の衆院議員の任期をむかえる頃に (7.

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第1回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

「いい夫婦の日」アンケート結果 2014

バレンタインデーのプレゼントにかける予算は増加傾向 中でも 女性の友人 への予算の平均は 33 円増加バレンタインデーのプレゼントにかける予算について プレゼントを渡す相手別に見たところ パートナー 思いを寄せている相手 への予算は 2 が最も多い一方 配偶者以外の家族 会社 取引先や男性の友人など

2/5 1. 恋のきっかけ SNS 女性の 4 人に 1 人が SNS がきっかけで 異性に好意を持った 経験アリ はじめに 恋愛におけるコミュニケーションにおいて SNS を活用することは有効だと思いますか? と聞いたところ SNS ユーザーの 20~30 代未婚女性のうち 56% と半数以上が

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第5回「仕事・会社に対する満足度」調査  

2012年1月24日

人生100年時代の結婚に関する意識と実態

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< 調査結果 > 近隣住民の雰囲気も 住宅購入の決め手になった 58.3% 新築購入者では 56.4% 中古購入者では 64.7% Q. 現在の住まいを購入する際 近隣住民の雰囲気も 決め手の一つとなりましたか?( 対象 :600 名 有効回答 :600 名 ) 19.8% 21.0% 15.8%

平成25年度 高齢期に向けた「備え」に関する意識調査結果(概要版)2

出産・育児に関する実態調査(2014)

(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万

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1. 健康状態について 全体の 58.2% が 自信がある と回答 70 代以上は 63.8% と特に高く 健康のために運動 スポー している人が 63.6% 自身の健康状態 について聞いたところ 全体の 58.2% が 自信がある ても自信がある 自信がある の合計 ) と回答しました 年代別にみ

報道関係者各位 2019 年 2 月 1 日野村不動産アーバンネット株式会社 リリースカテゴリー 都市型コンパクトタウン 都市再生 地方創生グローバルへの取組み不動産テック 働き方改革健康 介護ニーズ社会課題定期報告 レポート 不動産情報サイト ノムコム 住宅購入に関する意識調査 ( 第 16 回

調査実施の背景 2015 年 4 月から子ども 子育て支援新制度 以下 新制度 が施行され 保育事業の拡大が図られます そのため保育人材の確保が重要な課題となっており 保育士確保のための取組が強化されています しかし保育士のみでは必要量を満たせないことから 子育て分野で働くことに関心のある地域住民に

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◎公表用資料

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 30~60 代の既婚男女 2. サンプル数 800 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2006 年 1 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 769 名 (96.1%

< 調査結果トピックス > インフルエンザに罹 ( かか ) った経験がある人は 49.1% 今シーズンの予防接種は すでに受けた という人が 9.2% これから受ける予定 という人が 25.1% で これらを合わせるとおよそ 3 人に 1 人が予防接種を受けることになると見られる 今のところ受ける

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< 図 Ⅳ-16-2> 性別 年齢別 / 家族構成別 / 居住地域別 現在, 参加している今は参加していないが, 今後ぜひ参加したい今は参加していないが, 今後機会があれば参加したい参加したいとは思わない参加できないわからない無回答 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80

Transcription:

ニュースリリース 2017 年 6 月 2 日株式会社インテージリサーチ 全国 20~69 歳の未婚男女の結婚 婚活に関する調査 ~ 一番の婚活は 自分磨き ~ 各世代で結婚願望 婚活実施率の男女のギャップが明らかに 株式会社インテージリサーチ ( 本社 : 東京都東久留米市 代表取締役社長 : 井上孝志 ) は 自主企画調査 結婚 婚活に関するアンケート を実施しました 全国の 20~69 歳の未婚男女 3553 人を対象に 3 月 30~31 日 結婚や婚活に関する意識調査をインターネットで行いました < 調査結果のポイント > 1. 男女とも 年齢が若いほど結婚願望がある人の割合が高い 20~30 歳代後半までは女性の方が結婚願望は高いが 40 歳代後半以降は逆転し 男性の方が結婚願望が高くなる ( 図表 2) 2. 最も行われている婚活は 自分磨き で 20~30 歳代の女性を中心に回答した割合が高い 婚活イベントやアプリ 結婚相談所への登録などの具体的な活動を開始した時期を見ると 男性は 30 歳代前半だが女性は 20 歳代後半となっており ギャップが見られる ( 図表 3) 3. 自治体の行う婚活イベントについては いつどこでやっているか分からない という回答が多く 認知度向上に向けた取り組みや イメージアップ等の工夫が必要だと考えられる ( 図表 4) 考察 結婚願望と婚活経験は共に 20~30 歳代後半までの年代で女性が男性を上回っており 結婚に対する女性の積極的な姿勢が目立ちます しかし 40 歳代後半以降は男性を下回り 女性の結婚へのこだわりが薄くなっていく様子がわかりました また 具体的な活動 ( 婚活イベントへの参加や結婚相談所への登録など ) について見ると 男性は 30 歳代前半において最も活発になりますが 女性は 20 歳代後半から活発になっていきます 結婚願望だけでなく具体的な活動においても 同世代の男女間で意識や行動にギャップがあることが明らかになっています 自治体が行う婚活イベントについては 各年代で いつ どこでやっているのかわからない の回答が多くなっています これは 取り組みは活発になっているものの 世間一般には認知度がいま一つであるといえ まず認知度向上が課題だと考えられます また 最も婚活を行っている 25~34 歳の女性のうち 2~3 割が いい人が見つかるイメージが持てない と回答しており イベントでの成果を PR するなど こうしたイメージを払拭する工夫も必要であると考えられます 詳細レポートはウェブサイトに掲載しています URL:http://www.intage-research.co.jp/service/report/20170602.html 分析者 : 花田洋平 ( 公共サービス事業部ソーシャル事業推進部 ) 報道関係のお問い合わせ先 株式会社インテージリサーチ経営企画部担当 : 宇和野 / 萩森 TEL:042-476-5300 FAX:042-476-5303 調査に関するお問い合わせ先 株式会社インテージリサーチ公共サービス事業部ソーシャル事業推進部担当 : 花田 TEL:03-5294-8325 サイト お問い合わせフォーム https://www.intage-research.co.jp/contact/index.php/input 1

< 調査結果の詳細 > 結婚願望 40 歳代前半までは女性が高く 50 歳代以降は男性の方が高い 調査時点で結婚していない人に 結婚願望と婚活経験の有無を聞いたところ 結婚願望がある人は男性で 47.2% 女性で 46.1% 婚活経験がある人は男性で 13.7% 女性で 16.3% でした 図表 1 結婚願望の有無 ( 性別 ) ベース : 調査時点で結婚していない男性 (n=1932) 同女性 (n=1621) 2

結婚願望について 性性別 年代別に見ると 20~24 歳では未未婚女性の 75.3% 7 が 結婚婚願望がある と回答しているのに対対し 男性は 60.3% 年代代が若いうちは 男性に比比べて女性の結婚願望が高くなっています しかし 40~44 歳を境境に男性と女性性の結婚願望望の高さは逆逆転 60~64 歳では 未婚婚男性の 30..3% が 結婚願望あり と回答しているのに対し 女女性は 16.8% にとどまっているなど 女女性は男性以以上に 一定定年代を過ぎると結婚へのこだわりが薄くなることが見受けられます 図表 2 結婚願望がある人の割割合 ( 性別 年年代別 ) ベース : 調査時点で結婚していない男性性 (n=1932) 同同女性 (n=1621) 3

一番の婚活は 自分磨き!? 結婚願望が ある と回答した人の婚活 ( 結婚をするために行っていること ) は 既に交際相手がおり 交際相手と結婚したいと思っている が 21.4% と最も高く 次いで 自分磨きをしている が 17.7% となっています 婚活の実施率 ( 特に何もしていない と回答した人以外 ) は 48.9% となっています 性別 年代別に見ると 結婚願望のある人のうち 既に交際相手がおり 交際相手と結婚したいと思っている は 女性の 20~24 歳で 35.4% 25~29 歳では 49.3% ですが 30~34 歳では 25.2% に低下しています 男性は 25~29 歳では 27.9% がこう回答しているものの ほかの年代では 20% 以下となっており 交際相手に対する結婚願望にも 男女のギャップが見受けられます 結婚に向けた具体的な活動として 婚活イベント等への参加 結婚相談所への登録 婚活アプリ等の利用 といった行動が考えられます これらの行動を行っている人の割合は 男性では 30 歳代前半 女性では 20 歳代後半から増加傾向が見られます 具体的な活動のピークは男女ともに 30 歳代前半となっており 男性は 36.3% 女性は 37.9% と全体と比較して約 10 ポイント程度高くなっています 行っている活動の中で男女間に差が見られるのは 結婚相談所に登録している でした 30~34 歳の男性では 11.8% なのに対し 同年代の女性では 1.9% にとどまっており 男性に比べて女性は あまり魅力的なサービスだととらえていないようです また 本設問は 自分磨きをしている と回答した人の割合が 20~30 歳代の女性を中心に高くなっています 自分磨きを 婚活 だととらえている人が多いという結果は 人と出会ったり交流したりすることよりも 自分の好きなことをして生きたい という考え方の表れだとも考えられ この結果にこそ 結婚をしなくても幸せになれるという時代 という 現代のトレンドがよく表れているといえるかもしれません TOTAL 図表 3 結婚するために行っていること ( 性別 年代別 )( 複数回答 ) 既に交際自分磨き相手がおをしているり 交際相手と結婚したいと思っている 知人に人を紹介してもらったり 合コン等に参加している 婚活イベント等に参加している 婚活アプリ等を利用している 結婚相談所に登録している その他 特に何もしていない 実施率 具体的な活動 の実施率 1 段目横 % TOTAL 1658 21.4 17.7 7.4 6.3 5.8 3.3 0.6 51.1 48.9 28.0 20-24 歳 191 16.8 17.8 3.1 1.6 3.7 1.6 0.5 60.7 39.3 24.1 25-29 歳 147 27.9 16.3 8.2 4.8 5.4 2.0 0.0 49.0 51.0 24.5 30-34 歳 102 13.7 16.7 14.7 14.7 7.8 11.8 0.0 45.1 54.9 36.3 35-39 歳 103 19.4 11.7 5.8 9.7 11.7 3.9 0.0 49.5 50.5 28.2 男性 40-44 歳 110 11.8 12.7 5.5 3.6 1.8 5.5 0.9 63.6 36.4 23.6 45-49 歳 93 7.5 20.4 3.2 6.5 3.2 4.3 0.0 63.4 36.6 25.8 50-54 歳 53 11.3 13.2 3.8 1.9 3.8 1.9 0.0 69.8 30.2 18.9 55-59 歳 45 6.7 15.6 11.1 8.9 8.9 2.2 0.0 60.0 40.0 31.1 60-64 歳 37 8.1 5.4 5.4 0.0 2.7 0.0 0.0 78.4 21.6 13.5 65-69 歳 30 6.7 6.7 3.3 3.3 3.3 13.3 0.0 70.0 30.0 23.3 20-24 歳 198 35.4 24.2 3.0 2.5 3.0 0.0 1.0 41.4 58.6 26.8 25-29 歳 142 49.3 21.1 12.0 7.7 6.3 2.1 1.4 21.1 78.9 35.2 30-34 歳 103 25.2 18.4 17.5 17.5 11.7 1.9 1.0 35.9 64.1 37.9 35-39 歳 79 17.7 24.1 16.5 11.4 7.6 6.3 0.0 44.3 55.7 35.4 女性 40-44 歳 89 18.0 21.3 6.7 7.9 6.7 3.4 1.1 53.9 46.1 30.3 45-49 歳 53 18.9 18.9 3.8 1.9 7.5 0.0 1.9 56.6 43.4 28.3 50-54 歳 35 11.4 11.4 5.7 2.9 2.9 0.0 0.0 71.4 28.6 17.1 55-59 歳 24 8.3 16.7 4.2 4.2 4.2 8.3 0.0 70.8 29.2 20.8 60-64 歳 18 5.6 5.6 0.0 0.0 11.1 5.6 5.6 72.2 27.8 22.2 65-69 歳 6 0.0 33.3 0.0 0.0 16.7 0.0 0.0 50.0 50.0 50.0 ベース : 調査時点で結婚しておらず 結婚願望が ある と回答した男性 (n=911) 同女性(n=747) 具体的な活動 : 選択肢内の 既に交際相手がおり 交際相手と結婚したいと思っている 自分磨きをしている 特に何もしていない 以外 4

自治体が行う婚活イベントは イメージアップが急務 自治体が実施している婚活イベントに対する意見は いつ どこでやっているのかわからない が 36.2% と最も高く 次いで いい人がみつかるイメージが持てない が 22.5% 特に女性の 20 歳代後半 30 歳代後半で高くなっています 回答者全体では マイナスイメージを表す意見が上位となっていますが 行政の取組なので信頼できる は全体で三位 気軽に参加できる は全体で四位になるなど ポジティブにとらえる意見も少なくはありません 自治体が実施している婚活イベントは カップルの成立 ひいては婚姻件数の増加や出生数の増加 地方自治体においては 定住人口の増加といった効果を狙った取り組みであると想定されます このことを踏まえると いつ どこでやっているのかわからない ( 機会損失につながる ) いい人が見つかるイメージが持てない ( 参加しても成果に乏しいと見られている ) といったイメージを持たれていることが 特に課題であると考えられます 図表 4 自治体が実施している婚活イベントについてどう思うか ( 性別 年代別 ) TOTAL いつ どこでやっているのかわからない いい人が見つかるイメージが持てない 行政の気軽に参取組なの加できるで信頼できる 少子化を改善するためには必要な取組だと思う 民間サー税金をビスと比べて割安感がある 使ってやることではないと思う 参加資格など敷居が高い感じがする 行政の取組なので期待できない いい人が見つかりそうだと思う 民間サーその他ビスと比べて割高感がある 1 段目横 % TOTAL 1658 36.2 22.5 21.0 16.7 16.3 16.2 13.7 10.1 9.2 8.9 1.6 2.4 20-24 歳 191 37.7 18.8 22.0 15.2 19.4 14.1 15.2 7.9 6.3 10.5 1.0 1.0 25-29 歳 147 30.6 24.5 23.1 13.6 27.2 15.6 11.6 11.6 11.6 11.6 2.0 0.0 30-34 歳 102 29.4 24.5 19.6 20.6 15.7 17.6 9.8 7.8 9.8 12.7 2.9 5.9 35-39 歳 103 35.0 19.4 26.2 12.6 21.4 16.5 15.5 13.6 11.7 8.7 3.9 1.9 40-44 歳 110 29.1 18.2 16.4 18.2 19.1 21.8 12.7 14.5 8.2 8.2 1.8 0.9 男性 45-49 歳 93 31.2 19.4 15.1 20.4 14.0 17.2 15.1 17.2 9.7 6.5 1.1 5.4 50-54 歳 53 34.0 17.0 17.0 20.8 11.3 17.0 22.6 11.3 5.7 7.5 1.9 0.0 55-59 歳 45 44.4 11.1 20.0 8.9 8.9 13.3 17.8 8.9 4.4 6.7 2.2 2.2 60-64 歳 37 37.8 24.3 8.1 13.5 16.2 13.5 18.9 27.0 13.5 8.1 0.0 2.7 65-69 歳 30 43.3 23.3 16.7 10.0 13.3 20.0 16.7 13.3 3.3 0.0 0.0 3.3 20-24 歳 198 37.9 23.2 19.7 15.7 14.1 10.1 11.6 5.6 6.6 10.6 2.0 2.0 25-29 歳 142 38.0 32.4 25.4 19.7 10.6 16.9 15.5 9.2 9.9 12.0 0.7 2.1 30-34 歳 103 40.8 23.3 23.3 15.5 14.6 15.5 13.6 4.9 11.7 4.9 1.9 1.9 35-39 歳 79 41.8 34.2 17.7 20.3 6.3 16.5 10.1 6.3 12.7 6.3 0.0 1.3 40-44 歳 89 37.1 20.2 25.8 21.3 22.5 19.1 10.1 12.4 6.7 7.9 1.1 3.4 女性 45-49 歳 53 34.0 20.8 30.2 17.0 9.4 18.9 18.9 9.4 13.2 11.3 0.0 7.5 50-54 歳 35 37.1 20.0 20.0 22.9 22.9 28.6 8.6 5.7 8.6 0.0 2.9 5.7 55-59 歳 24 54.2 16.7 12.5 12.5 12.5 20.8 8.3 12.5 8.3 0.0 0.0 0.0 60-64 歳 18 38.9 27.8 22.2 5.6 11.1 5.6 22.2 5.6 22.2 5.6 5.6 0.0 65-69 歳 6 50.0 0.0 33.3 16.7 16.7 16.7 0.0 16.7 16.7 16.7 0.0 16.7 ベース : 調査時点で結婚しておらず 結婚願望が ある と回答した男性 (n=911) 同女性 (n=747) 調査概要 調査方法 : インターネット調査調査地域 : 全国調査対象者 : インテージ ネットモニター全国 20 歳以上 69 歳までの男女個人サンプル構成 : 平成 27 年国勢調査ベース ( 性別 年代別 居住エリア 未既婚 ) 母集団準拠設計数 10,000 サンプル調査期間 :2017 年 3 月 30 日 ( 木 )~3 月 31 日 ( 金 ) 調査内容 : 結婚願望 婚活経験の有無 内容 自治体主導の婚活イベントについての考え方等調査実施機関 : 株式会社インテージリサーチ 株式会社インテージリサーチ http://www.intage-research.co.jp/ 株式会社インテージリサーチ ( 本社 : 東京都東久留米市 代表取締役社長 : 井上孝志 ) は インテージグループの一員として 社会 公共領域をテーマとした調査研究 公的統計調査の受託や民間の市場調査のデータ収集を行っています 5