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東京圏国家戦略特別区域会議千葉市ドローン宅配等分科会 ( 第 2 回 ) ドローン飛行デモンストレーションの概要 この度 国家戦略特区 千葉市における LTE を活用したドローン配送システム実証実験を稲毛海浜公園 ( いなげの浜 プール ) 海上において下記のデモンストレーションを実施いたします 実

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資料の一部を省略することが出来る無人航空機 No. 製造者名称 ( 型式 ) 最大 離陸重量 確認した飛行形態の区分 ( 申請書の飛行形態区分 ) 確認日 1 PHANTOM 1 1.2kg A/B/C 注 1 /D 2016/5/24 2 PHANTOM 2 1.3kg A/B/C 注 1 /D

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お客さまのデジタルトランスフォーメーションを加速する「アジャイル開発コンサルティングサービス」を提供開始

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経済産業省産業技術関係政府予算について 30 年度政府予算 29 年度補正予算 29 年度当初予算 産業技術関係予算 ( 科学技術関係予算 ) 6,697 億円 1,983 億円 6,372 億円 うち一般会計 1,407 億円 1,862 億円 1,320 億円 うち科学技術振興費 1,054 億

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先行的評価の対象とするユースケース 整理中. 災害対応に関するユースケース. 健康に関するユースケース. 移動に関するユースケース. 教育に関するユースケース. 小売 物流に関するユースケース 6. 製造 ( 提供した製品の保守を含む ) に関するユースケース 7. 農業に関するユースケース 8.

4 本事業のねらい中小企業等 ( ベンチャー企業を含む ) の保有する潜在的技術シーズを活用した技術開発の推進を支援するとともに 新事業の創成と拡大等を目指した事業化 ビジネス化を支援することを目的とする そのため 新エネルギーの分野における技術の選択肢を拡大するとともに 中小 ベンチャー企業等の革

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目次 I. 中期目標の期間 1 II. 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項 1 1. 宇宙安全保障の確保 1 (1) 衛星測位 1 (2) 衛星リモートセンシング 1 (3) 衛星通信 衛星放送 2 (4) 宇宙輸送システム 2 (5) その他の取組 3 2. 民生分野に

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1 日本再興戦略 2016 改革 2020 隊列走行の実現 隊列走行活用事業モデルの明確化ニーズの明確化 ( 実施場所 事業性等 ) 技術開発 実証 制度 事業環境検討プロジェクト工程表技高齢者等の移動手段の確保 ( ラストワンマイル自動走行 ) 事業モデルの明確化 ( 実施主体 場所 事業性等 )

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3. 募集期間 平成 26 年 8 8 日 ( 金 )~9 12 日 ( 金 )( 当日消印有効 ) 4. 募集方法 本用紙の応募書式に必要事項をご記入 ご捺印の上 下記まで送付ください 応募用紙送付先 お問い合わせ先株式会社 NTTデータ 東京都江東区 豊洲センタービ

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はじめに 福島県は復興の大きな柱として 福島を 再生可能エネルギー先駆けの地 とすべく 再生可能エネルギーの拡大 関連する産業の集積 研究開発を進めている 2012 年 3 月に改訂された 福島県再生可能エネルギー推進ビジョン ( 改訂版 ) においては 2040 年頃を目途に福島県内の 1 次エネ

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Transcription:

( 資料 3-4) ロボット ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト プロジェクト概要 (H29-33:5 年間 H29 予算 :33 億円 ) 小口輸送の増加や積載率の低下などエネルギー使用の効率化が求められる物流分野や 効果的かつ効率的な点検を通じた長寿命化による資源のリデュースが喫緊の課題となるインフラ点検分野等において 無人航空機やロボットの活用による省エネルギー化の実現が期待されている 本プロジェクトでは 物流 インフラ点検 災害対応等の分野で活用できる無人航空機及びロボットの開発を促進するとともに 社会実装するためのシステム構築及び飛行試験等を実施する 第 6 回小型無人機に係る環境整備に向けた官民協議会 (H29.5.19) 研究開発項目 1 ロボット ドローン機体の性能評価基準等の開発 (1) 性能評価基準等の研究開発 (H28-29:2 年間 ) 各種ロボット ( 無人航空機 陸上ロボット 水中ロボット等 ) の性能評価基準を 分野及びロボット毎に策定する (2) 省エネルギー性能等向上のための研究開発 (H29-31:3 年間 ) 各種ロボットの連続稼働時間の向上等に資する高効率エネルギーシステム技術開発を実施する 研究開発項目 2 無人航空機の運航管理システム及び衝突回避技術の開発 (1) 無人航空機の運航管理システムの開発 (H29-31:3 年間 ) 本プロジェクトにおける運航管理システムは 情報提供機能 運航管理機能 運航管理統合機能から構成されるものとし 無人航空機の安全な運航をサポートする各種機能 システムを開発する 情報提供 機能 運航管理 運航管理 運航管理 機能 A 機能 B 機能 C 運航管理統合機能無人航空機の運航管理システムのイメージ (2) 無人航空機の衝突回避技術の開発 (H29-31:3 年間 ) 無人航空機が地上及び空中の物件等を検知し 即時に当該物件等との衝突を回避し飛行するための技術を開発する 研究開発項目 3 ロボット ドローンに関する国際標準化の推進 (1) デジュール スタンダード (H29-33:5 年間 ) 標準化を推進する国際機関や諸外国の団体等の動向を把握し 国際的に連携しながら検討と開発を進め 本プロジェクトの成果を国際標準化に繋げるための活動を実施する (2) デファクト スタンダード (H29-32:4 年間 ) 技術開発スピードが速く デファクトが鍵を握るロボットについては 世界の最新技術動向を日本に集め 日本発のルールで開発競争が加速する手法を推進する

参考資料)2017.5.16 (ロボットやドローンの社会実装を加速させる新たな研究開発に着手 物流 インフラ点検 災害対応分野で活躍が期待 NEDO は 物流 インフラ点検 災害対応などで活躍が期待できるロボットやドローンの社会実装を加速させる新たな研究開発に着手します 本事業では ロボットやドローンの機体開発や運用システム構築の研究開発を行うとともに 福島ロボットテストフィールドなどを活用した実証試験を行います またこれらの成果を用いて 国際標準化の獲得も目指します 1. 概要近年 世界的にロボットやドローンの利活用分野の拡大のための技術開発 制度設計および標準化活動が活発になされており ドローンの運用については ISO での標準化検討も開始されています 日本においても サービスの高度化や社会課題解決のため ロボットやドローンのさらなる利活用が期待されています そこで NEDO は ロボット ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト において 小口輸送の増加や積載率の低下などエネルギー使用の効率化が求められる物流分野や インフラ点検分野 大規模災害時の迅速かつ正確な情報収集のための災害調査などの分野で活用できるドローンおよびロボットの開発を行うとともに 社会実装を加速させるための運用システム構築や福島ロボットテストフィールドなどを活用して実証試験を実施します さらに これらの開発成果を国際標準化に繋げるための活動を実施するとともに 技術開発スピードが速く デファクト スタンダードが鍵を握るロボットについては 世界の最新技術動向を日本に集め 日本発のルールで開発競争が加速する手法を推進します 2020 年に NEDO と経済産業省は 世界が注目する高度なロボット技術を内外から集結させ 様々な社会課題の解決を目指した競技やデモンストレーションを行う World Robot Summit(WRS) を開催する予定です 11

プロジェクト全体イメージ 2. 事業内容 1 ロボット ドローン機体の性能評価基準等の開発 (1) 性能評価基準等の研究開発各種ロボット ( 無人航空機 陸上ロボット 水中ロボット等 ) の性能評価基準を 分野およびロボット毎に策定します (2) 省エネルギー性能等向上のための研究開発各種ロボットの連続稼働時間の向上などに資する高効率エネルギーシステム技術開発を実施します 2 無人航空機の運航管理システム及び衝突回避技術の開発 (1) 無人航空機の運航管理システムの開発本プロジェクトにおける運航管理システムは 運航管理統合機能 運航管理機能 情報提供機能から構成されるものとし 無人航空機の安全な運航をサポートする各種機能 システムを開発します (2) 無人航空機の衝突回避技術の開発無人航空機が地上および空中の物件などを検知し 即時に当該物件などとの衝突を回避し飛行するための技術を開発します 3 ロボット ドローンに関する国際標準化の推進 (1) デジュール スタンダード標準化を推進する国際機関や諸外国の団体などの動向を把握し 国際的に連携しながら検討と開発を進め 本プロジェクトの成果を国際標準化に繋げるための活動を実施します (2) デファクト スタンダード (World Robot Summit) 2

技術開発スピードが速く デファクトが鍵を握るロボットについては 世界の最新技術動向を日本 に集め 日本発のルールで開発競争が加速する手法を推進します 3. 採択テーマと委託および助成予定先 1 ロボット ドローン機体の性能評価基準等の開発 (1) 性能評価基準等の研究開発本開発項目については インフラ維持管理 更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト において 2016 年度から開始し 2017 年度から本プロジェクトに移行し 研究開発を継続しています (2) 省エネルギー性能等向上のための研究開発テーマ名 採択予定先 契約種別 特殊環境下における連続稼働等が可能 株式会社エンルート 助成 な機体の研究開発 長時間作業を実現する燃料電池ドローンの研究開発 株式会社プロドローン 助成 2 無人航空機の運航管理システム及び衝突回避技術の開発 (1) 無人航空機の運航管理システムの開発テーマ名採択予定先契約種別 安心 安全で効率的な物流等のサービスを実現する運航管理システムの研究開発警備業務に対応した運航管理機能の研究開発ロボットテストフィールド連携による研究開発と評価複数無線通信網を利用した多用途運航管理機能の開発衛星通信を利用するドローンの運航管理システムの開発準天頂衛星システムを利用した無人航空機の自律的ダイナミック リルーティング技術の開発運航管理システムの全体設計に関する研究開発ドローン向け気象情報提供機能の研究開発無人航空機の安全航行のための空間情報基盤の開発 日本電気株式会社 株式会社エヌ ティ 委託ティ データ 株式会社 NTTドコモ 楽天株式会社 KDDI 株式会社 テラドローン株式会社委託株式会社日立製作所委託株式会社日立製作所 国立研究開発法委託人情報通信研究機構 スカパー JSAT 株式会社委託株式会社 SUBARU 航空宇宙カンパニ委託ー 日本無線株式会社 日本アビオニクス株式会社 株式会社自律制御システム研究所 三菱電機株式会社国立研究開発法人宇宙航空研究開発機委託構一般財団法人日本気象協会助成 株式会社ゼンリン助成 3

(2) 無人航空機の衝突回避技術の開発テーマ名 採択予定先 契約種別 電波 光波センサ統合技術の開発 日本無線株式会社 株式会社 助成 SUBARU 日本アビオニクス株式会社 株式会社自律制御システム研究所 正確な位置情報を共有するための準天 マゼランシステムズジャパン株式会社 助成 頂衛星対応受信機の研究開発 準天頂衛星対応受信機の低消費電力化の研究開発 三菱電機株式会社 助成 3 ロボット ドローンに関する国際標準化の推進 (1) デジュール スタンダードテーマ名 採択予定先 契約種別 国内外の動向把握とプロジェクト成果の世界への発信 PwCコンサルティング合同会社 委託 (2) デファクト スタンダード (World Robot Summit) テーマ名 採択予定先 契約種別 World Robot Summitの開催による国内研究基盤の加速とイニシャチブの強化 株式会社日刊工業新聞社 国立研究開発法人産業技術総合研究所 国立大学法人神戸大学 特定非営利活動法人国際レスキューシステム研究機構 学校法人玉川学園玉川大学 委託 用語解説 ロボット ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト プロジェクト期間は 2017 年度 ~2021 年度の 5 年間で 2017 年度予算は 33 億円 4. 問い合わせ先 ( 本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先 ) NEDO ロボット AI 部担当 : 宮本 内山 永松 山中 TEL:044-520-5241 ( その他 NEDO 事業についての一般的な問い合わせ先 ) NEDO 広報部担当 : 髙津佐 坂本 藤本 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp 4