PowerPoint プレゼンテーション

Similar documents
「なみえ」を自由にクリエイトする

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

中井町緑の基本計画(概要版)

資料 2 原 災害からの福島復興の進捗について 平成 30 年 3 原 災害対策本部

平成 24 年 11 月 6 日 大熊町住民意向調査調査結果 ( 速報版 ) 復興庁福島県大熊町 調査の概要 1. 調査対象 : 全世帯主 ( 分散避難している場合は それぞれの代表者 ) 5,378 世帯 2. 調査時期 : 平成 24 年 9 月 7 日 ( 金 )~9 月 24 日 ( 月 )

沖縄でのバス自動運転実証実験の実施について

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

平成 30 年 3 月 6 日 大熊町住民意向調査調査結果 ( 速報版 ) 復興庁 福島県 大熊町 調査の概要 1. 調査対象 : 世帯の代表者 (5,218 世帯 ) 2. 調査時期 : 平成 30 年 1 月 4 日 ~1 月 18 日 3. 調査方法 : 郵送配布 郵送回収 4. 回答者数 :

(審31)資料5-1 住民意向調査の結果及び住民帰還等に向けた取組について

PowerPoint プレゼンテーション


8 月 : 新大阪駅周辺地域について 都市再生緊急整備地域の候補となる地域として公表 10 月 : 第 3 回大阪港ベイエリアに関する意見交換会 を開催 11 月 : 旧成人病センター跡地等に関するマーケットリサーチ結果の公表 ( 予定 ) グランドデザイン 大阪都市圏 の推進 淀川沿川の広域連携型

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市


により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

<4D F736F F F696E74202D D A A95BD90AC E C8E5A82CC837C AB93EA817B959C8BBB817B8A4

はじめに 福島県は復興の大きな柱として 福島を 再生可能エネルギー先駆けの地 とすべく 再生可能エネルギーの拡大 関連する産業の集積 研究開発を進めている 2012 年 3 月に改訂された 福島県再生可能エネルギー推進ビジョン ( 改訂版 ) においては 2040 年頃を目途に福島県内の 1 次エネ

untitled

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

News Release 国立研究開発法人新エネルギー 産業技術総合開発機構 福島県 南相馬市 株式会社 SUBARU 日本無線株式会社 日本アビオニクス株式会社 三菱電機株式会社 株式会社自律制御システム研究所 世界初 無人航空機に搭載した衝突回避システムの探知性能試験を実施

2

(Microsoft Word - \201\2403-1\223y\222n\227\230\227p\201i\215\317\201j.doc)

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

資料 1 復興 8 年間の現状と課題 平成 31 年 3 月 8 日

<4D F736F F D B4C8ED294AD955C8E9197BF816988C4816A817A C55F936391BA8E738F5A96AF88D38CFC92B28DB892B28DB88C8B89CA817991AC95F194C5817A2E646F6378>

Microsoft Word - 基本方針案ver.3.33

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

第3 復興整備計画 参考様式集

Taro-全員協議会【高エネ研南】

知創の杜 2016 vol.10

<8ED089EF8E91967B90AE94F5918D8D878CF095748BE0955D89BF88CF88F589EF2E786477>

新潟中越地震における行政機関の初動対応.doc


宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

2. 住民アンケート調査 以下の既往のアンケート調査から 都市計画及びまちづくりに関する住民ニーズや方向性等を以下の とおり把握 解析する (1) 第 2 次長久手町土地利用計画策定にあたってのアンケート調査 1 調査の概要 調査対象は 町内在住住民及び市街化調整区域の土地所有者とし それぞれ 2,

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

< F DC58F4994C5816A>

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

Microsoft PowerPoint - 令和元年05月版

資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

Microsoft Word - ■【滑川町総合振興計画】計画書_修正_ _NXPowe

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

概要版 浪江町復興計画 第一次 みんなでともに乗り越えよう 私たちの暮らしの再生に向けて ~ 未来につなぐ復興への想い ~ 平成 24 年 10 月 浪江町 ~ 浪江町復興計画 第一次 の構成 ~ 浪江町復興計画 第一次 概要 本編 概要版浪江町復興計画 第一次 本編の全体像や主要な事 項を取りまと

01_hamadai_saiko180502_web

<4D F736F F D B4C8ED294AD955C8E9197BF E894A8AFA8B7982D191E495978AFA82C982A882AF82E996688DD091D490A882CC8BAD89BB82C982C282A282C4816A48502E646F63>


sangi_p2

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

<4D F736F F F696E74202D E D498D E9197BF816993A191F2938A89655F947A957A A2E B8CDD8AB7838

2

4 平成 年度のと 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成にました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致へのや 創業支援プログラムの作成

01-02_入稿_0415

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

2. 環境調査の経過報告について 7 月 25 日から開始している環境調査につきまして 夏調査 (8 月 3 日 ~8 月 6 日調査 ) の結果をご報告いたします 報告内容 期間 / 平成 30 年 7 月 25 日 ( 水 )~ 平成 31 年 7 月 10 日 ( 水 ) 内容 / 植物調査及

( 注 )(1) 1 の 2 の施策を推進するために必要な 農地の確保の方針 は 市町村全体における農業の健全な発展に向けた農地の確保の取り組みについて記載する (2) 農地の利用の方針 は 農業 農村の復興マスタープラン及び復興関連施策の事業計画 工程表等を踏まえ 被災農地の復旧 復興による農地の

4 施策別計画 4 施策別計画 施策別計画の見方 施策の方向性を示しています 関連する施策と連携の内容を示して 取組の目標を示しています います なお 市民協働や人権 行政 施策の必要性を示しています の効率化などを内容とする まちづ 取組の現状と課題を示しています くりを進めるための基盤 である施

PowerPoint プレゼンテーション

復興の現状と取組

別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

中間指針第四次追補に関するQ&A集

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

多摩ニュータウン地域再生ガイドライン|第4章 多摩ニュータウンが目指す将来像

避難指示解除と帰還に向けた取組 1 田村市 平成26年4月1日 避難指示解除準備区域を解除 避難指示解除から約2年が経過し 解除後の転入等も含めて人口の61 世帯の69 注1 の方が居住 20km圏内 平成28年2月末時点 コミュニティの再生支援等 復興に向けた取組を継続中 避難指示区域の概念図 注

13-20.ai

東日本大震災からの復旧・復興~人づくりから始まる創造的復興~ 2

<4D F736F F D E48E738AEE967B8D5C917A816988C4816A939A905C>

中堅 中小企業等の海外展開支援 海外展開戦略等支援事業 59.9 億円 - 専門家による実務相談 海外戦略策定 販路開拓等の総合的支援を実施 中小企業 小規模事業者海外展開戦略支援事業 20.0 億円 - 国内外展示会 商談会等への出展等を支援 ふるさと名物応援事業 30.0 億円 - 農産品等を含


本町は 過疎地域における人口減少や少子高齢化 核家族化の進展という構造的な課題を抱え 若年層の人口流出や世代間交流の機会が少ない現代社会現象が問題となっている また 本町は 県を代表する観光地であるが 観光入込客数は 瀬戸大橋が開通した昭和 63 年をピークに減少しており 平成 27 年には約 23

Microsoft Word - 293号 H310116土木部マガジン.docx

1-(1) 中部電力 ( 株 ) 大日本印刷 ( 株 ) と共同で 歩道上の路上変圧器を活用した情報発信の実証実験を実施 ~1/24 国交省実証実験の対象地域に選定 ~ 1 国交省実証実験の対象地域に選定 先週木曜日(1/24) 国土交通省から 無電柱化に伴う一般国道の歩道上に設置されている電力設備

茨木市総合計画基本計画 重点プラン修正案 ( 平成 26 年 9 月 16 日 )


特定復興再生拠点区域復興再生計画 福島県大熊町 平成 29 年 10 月 20 日

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

能代市中心市街地活性化計画

<91E682548FCD5F8AEE967B8D5C917A2E786477>

避難状況 1. 避難先自治体 いわき市相馬市南相馬市 福島市 郡山市 会津若松市白河市 福島県内のの市町村 福島県外 n = 1, 現在の住居形態 応急仮設住宅 ( プレハブ型 無償 ) 応急仮設住宅

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

ふるさと浪江町 海と山と川に囲まれ 自然に恵まれたまち歴史と伝統を大切にするまち資源を生かした にぎわいのあるまち 震災時人口 世帯数 面積 21,434 人 ( このほか外国人 108 人 ) 7,671 世帯 km2 2

スライド 1

<4D F736F F F696E74202D2093FA967B93738E738C7689E68A7789EF A95F18D A2E >

<323091E693F18FCD208E96914F959C8BBB82CC8EE F DF82E98FE382C582CC8AEE967B934982C88D6C82A695FB2D322E786477>

経営理念 宇宙と空を活かし 安全で豊かな社会を実現します 私たちは 先導的な技術開発を行い 幅広い英知と共に生み出した成果を 人類社会に展開します 宇宙航空研究開発を通して社会への新たな価値提供のために JAXAは 2003年10月の発足以来 宇宙航空分野の基礎研究から開発 利用に至るまで一貫して行

スライド 1

1. 避難指 の解除と帰還に向けた取組 (1) 村市 : 平成 26 年 4 1 避難指 解除準備区域を解除 避難指 解除から約 2 年が経過し 解除後の転 等も含めて の61% 世帯の68% ( 注 1) の が居住 <20km 圏内 > ( 平成 27 年 11 末時点 ) コミュニティの再 援

第 次石巻市地域情報化基本計画 資料 公共施設予約 イベント等申込システムの整備 生涯学習課体育振興課.5 身近な手続きの電子申請化の推進 公共事業や物品調達に係る電子入札の導入 削除 電子入札は 入札執行に伴う各種手続きを電子メールで行うため 入札会場へ出向くことなく社内に居ながら入札への参加が可

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

復興大臣 竹下亘様 要望書 平成 27 年 1 月 29 日 福島県南相馬市長桜井勝延

実用化開発事業と同様 実用化開発に取り組む企業等についても必要に応じ事業化支援 ( 経営支援 ) を行う 支援内容: 企業訪問 面談 課題抽出 解決支援 ( 事業化戦略の構築 見直し 資金調達における市場調査 体制構築 ビジネスモデルの作成 販路開拓支援等 ) ( 上記の支援内容を事業者ごとに整理し

事業 KPI 次世代がん治療法 BNCT 地方創生戦略事業 BNCT を目的とした来阪人口 BNCT 普及発展による雇用者数 年月 申請時 400 人 H29.3 初年度 450 人 H 年目 500 人 10 人 H 年目 700 人 20 人 H 地域再生を図

Microsoft Word _MICE_Q&A(最終案)

町 民 の 皆 様 へ 富岡町長 宮本 皓一 ての方々が 住んでみたい と思われる ような町にするため 関係機関との連 え 古里において役場の業務を執 な研究機関や学術機関と連携して 携を密に全力で取り組んでまいる覚悟 り行えることは 非常に感慨深い 進めるほか 人材育成の強化プロ 避難先での生活も

1 日本再興戦略 2016 改革 2020 隊列走行の実現 隊列走行活用事業モデルの明確化ニーズの明確化 ( 実施場所 事業性等 ) 技術開発 実証 制度 事業環境検討プロジェクト工程表技高齢者等の移動手段の確保 ( ラストワンマイル自動走行 ) 事業モデルの明確化 ( 実施主体 場所 事業性等 )

Fw: 東北活動紹介 Fw: 東北 の活動は Facebook ページで発信しています Facebook 内で Fw 東北 フォワード東北 を検索

Transcription:

浪江町復興ビジョン検討会議 中間報告書 概要版 平成 28 年 12 月 19 日

浪江町復興ビジョン会議中間報告書イメージ図 Ⅰ.10 年後に目指す未来 将来ビジョン Ⅱ.4 つのチャレンジ 1. 安心 安全が確保されているまち 2. 活気あふれるまち 3. 様々な人が町外から訪れるまち 1. 安全 安心 チャレンジ (1) 鳥獣対策 (2) 防災 防犯 (3) 生活関連サービス 1 公共交通 2 買物環境 (4) 森林河川等の保全 再生 Ⅲ. チャレンジの基盤となる地域 2. エネルギー地産地消 チャレンジ (1) スマートコミュニティ (2) 水素エネルギー (3) 森林資源 (4) 国内外への発信 3. 新たなまちづくり チャレンジ (1) 新しい農業 (2) 生活関連サービス 1 公共交通 2 買物環境 (4) 水中ロボット (5) 人材育成 (6) ロボット産業 1. ロボットテストフィールド滑走路及び周辺エリア 2. 復興祈念公園周辺エリア 3. 中心市街地エリア 4. 田畑 森林エリア 4. 発信 交流 チャレンジ Ⅳ. フォローアップの枠組 1. 本中間報告書を基に 関係者が緊密に連携して取組を進める 2. 避難指示解除後も継続開催し 将来ビジョンの実現を目指してフォローアップを実施 1

Ⅰ. はじめに ( 会議の設立趣旨 及び浪江町が目指す将来ビジョン ) 1. 会議の設立趣旨 浪江町は 平成 29 年 3 月の避難指示解除に向けて 除染 インフラ復旧等の復興に向けた取組が進捗 本年 4 月に ロボットテストフィールドの無人航空機用滑走路の立地が決定 さらなる復興に向けて 国 県 民間等の知見を結集し 未来への目標として 浪江町の発展的な将来像 魅力あるビジョンを策定 2. 現状の構想における地域の目指す姿 (1) 浪江町第二次復興計画中間取りまとめ案 ( 平成 28 年 11 月 ) における目標設定 1 先人から受け継ぎ 次世代へ引き継ぐ ふるさと 浪江を再生する 2 被災経験からの災害対策を次世代に生かす 3 どこに住んでいてもすべての町民の暮らしを再建する (2) 福島 国際研究産業都市 ( イノベーション コースト ) 構想 (3) 福島新エネ社会構想 浪江町第二次復興計画 の目標設定を十分に尊重しつつ 3 つの構想を密接に連携させた取組を進めていき その目指す先にある浪江町の未来 将来ビジョンを提示 3. 浪江町の目指す未来 将来ビジョン (1) 安全 安心が確保されているまち 最先端の技術を先んじて実用化することで 住民の方々の安全 安心を確保し 住みやすいまちを実現 ( 最先端技術による鳥獣対策 買物環境 公共交通 防犯 防災対策等 ) (2) 活気あふれるまち 最先端の技術が町内で実証されていくことで 新たな知識 成果が創造され 活気あふれるまちに ( 先端技術産業の集積 優秀な人材の輩出 新しい農業 なりわいの創出 ) (3) 様々な人が町外から訪れるまち 研究者や教育旅行 観光等により 様々な方々が浪江町を訪問 交流が生まれることで 浪江町の魅力が町外の方々を通じて再発信されていく好循環を形成 ( ロボットテストフィールドへの視察 教育旅行 被災学習 被災経験の伝達 国際的な交流 発信機会の拡大 ) 2

Ⅱ. 浪江町が目指す 4 つのチャレンジ 将来ビジョンの実現に向けて 以下の 4 つのチャレンジ を具体化させていくため 関係者間で議論 検討を開始していく 1. 安全 安心 チャレンジ ( 暮らしの 安全 安心 を確保 ) (1) 鳥獣対策の推進 : 従来型の手法と ドローンを活用した新たな取組 ( センサーによる位置情報の把握 ドローンによる追い払い技術等 ) の融合による 有害鳥獣対策実証試験の実施 (2) 防災 防犯の強化 : 地域防災と自動走行ロボット ドローン等を連携させ 防災 防犯体制の構築 (3) 便利で安心な生活関連サービスの提供 1 公共交通の確保 : 周辺市町村と連携し 公共交通機関の自動走行化を推進 自動走行技術を市民生活へ定着させ 帰還した住民の移動手段を確保 2 買物環境の確保 : ドローンによる食品 医薬品等の配送を実証し 買物環境の利便性 生活の安心を確保 (4) 森林や河川等の保全 再生対策 : 森林や河川等の監視 状況把握 住民への 見える化 を推進 2. エネルギー地産地消 チャレンジ ( エネルギーの地産地消 を住民生活の中に定着させる ) (1) スマートコミュニティの構築 : 道の駅 役場 災害公営住宅等を中心としたスマートコミュニティを構築 (2) 水素エネルギーを活用したまちづくりの展開 : エネファーム等の導入を端緒に 水素エネルギーの活用を推進 (3) 森林資源を活用したまちづくりの展開 : 里山再生モデル事業 木質バイオマス活用の推進 (4) スマートコミュニティの形成を国内外へ発信 3. 新たなまちづくり チャレンジ ( 住民減少に負けない 新たなまちづくり を 住民や周辺市町村と共に実現 ) (1) 新しい農業の実現 : 町内で営農再開を志す農業者の方々に対するベンチャー企業等によるコンサルティング IT 技術を活用した新しい農業のスタイルの構築と新しい農業を担う人材育成プログラムの検討 (2) 便利で安心な生活関連サービスの提供 再掲 1 公共交通の確保 再掲 2 買物環境の確保 再掲 (3) 水中ロボット技術の活用 : 水中調査ロボット等の市場把握 (4) 人材育成 人材輩出 : 町内でドローンの操縦技術の研修 競技大会やロボット IT 技術等の人材育成を実施 ロボット分野の優秀な人材の育成 輩出と多様な人材の呼び込み (5) ロボット分野の新産業 雇用創出 : 滑走路周辺地域に産業団地を整備 新産業 雇用を創出 4. 発信 交流 チャレンジ ( 国内外に浪江町を発信し 人の交流を拡大させていく ) (1) 若者を中心とした集いの場で 復興に向けた様々なアイデアを創出 ( 浪江版復興塾 ) 人の交流を拡大 3

1. ロボットテストフィールド の滑走路及び周辺エリア Ⅲ. チャレンジの基盤となる地域 南相馬市と連携しつつ ロボットテストフィールドの滑走路及び周辺エリアの産業団地整備を推進 2. 復興祈念公園周辺エリア 町外から町を訪問した人々と地元住民が被災経験を共有する 交流の場 として整備 3. 中心市街地エリア 道の駅を中心としたスマートコミュニティの構築を行い 中心市街地においてロボットの社会実証を推進 4. 田畑 森林エリア 新しい農業の取組やドローンを活用した鳥獣対策 線量調査等により 里山再生を推進 1. 浪江町復興ビジョン検討会議 の目指す姿 本構想に基づき 浪江町の 4つのチャレンジ を実現させ 次世代技術の実証を通じた 浪江町の新たなまちづくり を推進していく 10 年後に 将来ビジョンに掲げる 安全 安心なまち 活気あふれるまち 様々な人が訪れるまち を実現できるよう 国 県 周辺市町村 町 民間等の関係者が緊密に連携し 浪江町の本格復興に向けた取組を進めていく 2. 今後のフォローアップの枠組 Ⅳ. 会議の目指す姿と今後のフォローアップの枠組 避難指示が解除された後も 浪江町復興ビジョン検討会議 を継続して開催していく 国 県 周辺市町村 町 民間等の関係者の間で ビジョンの実現に向けた方策を具体化させつつ 取組を進めるとともに 進捗を定期的に確認していく 4

浪江町復興ビジョン検討会議 ( 参考 ) 会議の開催経緯 場所はいずれも浪江町役場二本松事務所 第 1 回 : 平成 28 年 10 月 6 日 ( 木 )13:30~15:30 テーマ : 浪江町復興ビジョン検討会議の設立出席者 : 高木現地対策本部長 長沢復興副大臣 馬場浪江町長復興庁 内閣府 経済産業省 浪江町 福島県 南相馬市 福島相双復興官民合同チーム 産業競争力懇談会 (COCN) エンルートM s( 株 ) ( 国研 ) 産業技術総合研究所 第 2 回 : 平成 28 年 12 月 19 日 ( 月 )9:30~11:15 テーマ : 中間報告書 ( 案 ) 出席者 : 高木現地対策本部長 長沢復興副大臣 馬場浪江町長復興庁 内閣府 経済産業省 浪江町 福島県 南相馬市 福島相双復興官民合同チーム エンルートM s( 株 ) 日本無人機運行管理コンソーシアム 福島県野生動物調査専門官 浪江町復興ビジョン検討会議ロボット分野検討 WG 場所は全て浪江町役場二本松事務所 第 1 回 : 平成 28 年 11 月 9 日 ( 水 )13:00~16:00 テーマ : 鳥獣対策 農業 人材育成 水中ロボットゲストスピーカー : エンルート M s( 株 ) ( 一社 ) 大日本猟友会 ( 株 ) スカイシーカー DJIJAPAN( 株 ) ヤマハ発動機 ( 株 ) ( 株 ) スペースワン ( 国研 ) 海洋研究開発機構 第 2 回 : 平成 28 年 11 月 30 日 ( 水 )13:00~16:00 テーマ : 自動走行 物流ゲストスピーカー : 経済産業省 ロボットタクシー ( 株 ) 楽天 ( 株 ) MIKAWAYA21( 株 ) 第 3 回 : 平成 28 年 12 月 2 日 ( 金 )13:00~16:00 テーマ : 農業ゲストスピーカー :( 株 ) イノフィス 井関農機 ( 株 ) 福島県 ドローン ジャパン ( 株 ) ベジタリア ( 株 ) 第 4 回 : 平成 28 年 12 月 12 日 ( 月 )13:00~15:30 テーマ : 発信 交流拡大ゲストスピーカー : 福島ガイナックス ( 株 ) ( 株 ) スペースワン 徳島県那賀町 ( 株 ) 電通東日本 浪江町復興ビジョン検討会議水素エネルギー分野検討 WG 第 1 回 : 平成 28 年 11 月 1 日 ( 火 ) 東京ガス ( 株 )( 千住 ) ( 株 ) 東芝 ( 府中 ) 視察 第 2 回 : 平成 28 年 12 月 12 日 ( 月 )15:30~17:00 於 : 浪江町役場二本松事務所ゲストスピーカー :( 株 ) 東芝 本田技研工業 ( 株 ) 国際航業 ( 株 ) 5