3 単元の目標 (1) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象に進んでかかわり それらを科学的に探究するとともに 事象を日常生活とのかかわりでみようとする 自然事象への関心 意欲 態度 (2) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象の中に問題を見いだし 目的意識をもって観察

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について関心をもって話し合っている 6 身近な電気器具について興味 関心をもっている 電圧の特徴を 結果から見いだしている 6 実験結果から 電流の大きさが加えた電圧の大きさに比例することを見いだしている 7 直列回路と並列回路での抵抗の値がどのようになるか 実験の結果から見いだしている 8 水温の

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

第 2 学年 5 組理科学習指導案 日時平成 26 年 12 月 12 日 ( 金 ) 場所城北中学校授業者酒井佑太 1 単元名電気の世界 2 単元について (1) 教材観今日の私たちの日常生活において 電気製品はなくてはならないものであり 電気についての基礎的な知識は必要不可欠である しかし 実際

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理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

理科学習指導案

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教師の持つ指導ポイント 評価規準 中国地方の送電線網の図を利用し, 発電所からの電力を消費地に届けていることを示す その際, 送電の途中では, 電線の抵抗のために電線が発熱して電気エネルギーが損失することを, 本単元の内容をもとに考察させる ( 自然事象への関心 意欲 態度 ) エネルギーは変換の際

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

他の単元との連関 子どもが獲得する見方や考え方 教師の持つ指導ポイント 評価規準 小学 4 年生 もののあたたまり方 小学 6 年生 電気の利用 ~ エネルギーの工場と変身と銀行 ~ 中学 1 年生 光と音 ( 光のエネルギーを利用しよう ) 中学 2 年生 電流 ( 電気とそのエネルギー ) 電流

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第1学年 理科学習指導案

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

(1) 児童観本学級の児童は, 理科の学習に興味をもって取り組んでいる 特に, 観察や実験に意欲的である 昨年度は, 変える条件, 変えない条件を考えながら実験に取り組んできたことにより, 条件に目を向けて調べようとする力は育ってきている 本単元にかかわる児童の実態を把握するために, 発電, 蓄電,

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H30全国HP

7 3. 単元の指導計画 (7 時間扱い ) 時 学習内容 授業のねらい 物質の溶解と水溶液の均一性 コーヒーシュガーが水に溶ける様子を観察し, 色の様子からコーヒーシュガーの拡散と水溶液の均一性を理解する ( 観 実 ) コーヒーシュガーと食塩の溶解 物質の溶解と水溶液の均一性 2 物質が目に見え

授業では, 課題を解決するための情報を集める前に, どのような方法だと必要な情報を集めることができるのかを考えています 58.8% 41.2% 授業では, 調べたことなどを, 図, グラフ, 表などにまとめています 73.5% 26.5% 授業では, 情報を比べたり ( 比較 ), 仲間分けしたり

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5 指導について (1) 単元について 3 年磁石の性質 4 年電気の働き 5 年電流の働き ( 本単元 ) 磁石に引きつけら 乾電池の数とつな 鉄心の磁化 極の変化 れる物 ぎ方 電磁石の強さ 異極と同極 光電池の働き 電気の通り道 電気を通すつなぎ方 電気を通す物 6 年電気の利用 中学 2 年

25math3


第4学年算数科学習指導案

2 単元の評価規準関心 意欲 態度 科学的な思考 表現 観察 実験の技能 知識 理解 酸 アルカリ, 中和と塩に関する事物 現象に興味 関心を持ち, それを科学的に探究しようとするとともに, 事象を日常生活との関わりで捉えようとする 酸 アルカリ, 中和と塩に関する事象 現象の中に問題を見いだし,

Taro-(HP)指導案(改訂).jtd

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平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

FdText理科1年

学年第 3 学年 2 単元名 ( 科目 ) いろいろな関数の導関数 ( 数学 Ⅲ) 3 単元の目標 三角関数 対数関数 指数関数の導関数を求めることができる 第 次導関数の意味を理解し 求めることができる 放物線 楕円 双曲線などの曲線の方程式を微分することができる 4 単元の学習計画 三角関数 対

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

指導案

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

第6学年2組 理科学習指導案

123

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での生活では, 理科の学習という意識が薄くなっている 理科の学習が自分の生活に役に立っていると 感じている児童は多いが, 便利にしてくれると感じている児童は少ない このことから理科で学習した 内容が, 生活の中で生かされていることを実感できるような指導を行っていきたい ( 学習活動への意識に関するこ

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○数学科 2年 連立方程式

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

がお互いの性質を打ち消しあう また, その際, その他のイオンから塩が生じる パフォーマンス課題 硫酸に電極をさし, 電源装置で電圧を加えると電流が流れ, 電球が点灯する これに水酸化バリウム水溶液を少しずつ加えていくと水溶液は白く濁り, 電球は次第に暗くなり, やがて消える しかし, さらに加え続

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(2) 単元構想図 学習の手立て 数は時数軸 授業の目標 視点 1 果物で電池を作り 電流を取り出す 果物電池から電流を取り出す実験を通して 電池の仕組みについて 疑問や関心を抱くことができる ( 自然事象への関心 意欲 態度 ) 小集団の中で果物電池を作り 疑問を出し合ったり 共有したりする姿 自

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保健体育科学習指導案

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

検流計は 下記の単元で繰り返し使用します 学年単元内容 4 電気の働き 5 電流の働き 電流の強さや向きを調べるために使用する 6 電気の利用 直列つなぎ 並列つなぎについても繰り返し指導します 指導改善のポイント 直列 並列つなぎ 1 直列 並列つなぎのそれぞれの特徴を比較する活動を取り入れる 2

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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2年 indd

数学科学習指導案 1 次方程式 ( 中学校第 1 学年 ) 神奈川県立総合教育センター < 中学校 高等学校 > 数学 理科授業づくりガイドブック 平成 22 年 3 月 問題つくりを題材として取り上げ 身近な生活の中にある数量関係を見いだし それを基に文章題を作らせる指導によって 自ら具体的な事象

国語科学習指導案様式(案)

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

理科学習指導案(形式)

指導方法等の改善計画について

国語科学習指導案

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

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[2007版] 平成23年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(01 小・・

第○学年 ○○科指導計画

第 2 学年英語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 2 年 3 組教室 学級 2 年 3 組 ( 男子 17 名女子 18 名計 35 名 ) 授業者小田島篤史 1 単元名 PROGRAM 7 If You Wish to See

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平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

2、協同的探究学習について

(2) 単元構想図 単元デザイン 時数と手立て軸 数ねらい 引き出したい学習活動の姿 ICT の活用 カリキュラムマネジメント 疑問や知りたいことを共有する 1 電池のしくみについて 疑問や知りたいことを共有することができる ( 自然事象への関 1 果物電池を作り 電子オルゴールを鳴心 意欲 態度

第4学年理科学習指導案


座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

平成 26 年度 高知県学力定着状況調査結果の概要 速報版 平成 27 年 2 月 高知県教育委員会

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

第3学年4組  理科  学習指導案

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

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調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

(3) 指導観本単元の指導に当たっては, はじめに力の合力 分力に関する作図法を習得させるとともに, その力に関する知識を押さえ, 記録タイマー等の基本的な実験操作を習得させながら実験を行い, その結果を根拠に, 力と速さ, 運動の法則を考察させたい また,ICT を活用してイメージをもたせたり,

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Transcription:

第 2 学年理科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 1 場所 八幡平市立西根中学校第二理科室 学級 2 年 3 組 ( 男子 17 名女子 18 名計 35 名 ) 授業者兼松孝典 1 単元名 - 第 3 章電気の世界第 1 章電流の性質 2 単元について (1) 生徒観本学級は 理科の学習に対する意識が高く 実験等の活動に対して意欲的に取り組む生徒が多い 学級内での学力差は比較的大きいものの 低位の生徒も班員と協力し合いながら活動を行い 学力差を埋める努力をしている また 各単元について 基礎の定着を図るため 毎時間小テストを行っているが 開始当初の正答率は大きくばらつきがあったものの 継続して行うことで 大半の生徒が 8 割以上の点数をとるようになった 今年度の 5 月に実施した教研式標準学力検査 NRT の結果から 科学的な思考 表現 の正答率が全国平均に対して低くなっており 科学的思考を深めるために 言語活動を用いて 班内で根拠を提示しながら意見をまとめ 全体に発表する活動を多く取り入れて授業を進めている 科学的な思考 表現 観察 実験の技能 自然事象についての 知識 理解 学級平均 50.5% 66.3% 58.0% 学年平均 52.3% 67.5% 59.3% 全国平均 55.2% 69.6% 61.7% (2) 教材観小学校では 第 3 学年で 磁石の性質 電気の通り道 第 4 学年で 電気の働き 第 5 学年で 電流の働き 第 6 学年で 電気の利用 など 電流の働きや磁石の性質について初歩的な学習をしている ここでは 電流と電圧 電流の働き 静電気に関する観察 実験を行い 電流や電圧 磁界や静電気などについての基本的な性質を理解させるとともに 日常生活や社会と関連付けながら電流と磁界についての科学的な見方や考え方を養うことが主なねらいである その際 レポートの作成や発表を適宜行わせ 思考力 表現力などを育成することとする 大変身近なものではあるものの 視覚的に捉えることが難しく オームの法則など 様々な公式が使われる単元であるため 生徒の中には苦手意識を抱く生徒も多いと考えられ 指導に関する細かな配慮が求められる 公式の定着を図るために 小テストを毎時間実施し 計算方法を確実に身につけさせるとともに 日常生活と関連していることを実感しながら取り組むことができるよう 学習内容が家庭用のコンセントや家電製品の仕様にも密接に関わっていることを実感させながら 授業を進めていきたい (3) 指導観電気の世界について 学習指導要領では 電流回路についての観察 実験を通して 電流と電圧との関係及び電流の働きについて理解させるとともに 日常生活や社会と関連付けて電流と磁界についての初歩的な見方や考え方を養う とある 平成 27 年度の全国学力 学習状況調査では 理科の学習が実生活で有用であると感じている生徒の割合が県平均 全国平均に比べて低く 実生活に結びつかないと感じているという調査結果がある 日常生活に関連していることを提示しながら 学習に対して意欲的に取り組めるような課題設定を行っていきたい

3 単元の目標 (1) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象に進んでかかわり それらを科学的に探究するとともに 事象を日常生活とのかかわりでみようとする 自然事象への関心 意欲 態度 (2) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象の中に問題を見いだし 目的意識をもって観察 実験などを行い 事象や結果を析して解釈し 自らの考えを表現している 科学的な思考 表現 (3) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象についての観察 実験の基本操作を習得するとともに 観察 実験の計画的な実施 結果の記録や整理など 事象を科学的に探究する技能の基礎を身に付けている 観察 実験の技能 (4) 観察や実験などを通して 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象についての基本的な概念や原理 法則を理解し 知識を身に付けている 自然事象についての知識 理解 4 単元指導計画と評価 ( 全 13 時間 ) 時 学習課題 評価規準 間 自然事象への関心 意欲 態度 科学的な思考 表現 観察 実験の技能 自然事象についての知識 理解 1 身の回りの電気器具には どのような特徴があるか 電源装置や導線を使って 回路について調べている モーターや電子オルゴール 豆電球などに電源装置をつなげ 電流を流し 利用する仕組みやどんなときに電流が流れるかを図と言葉で説明できる 回路が閉じているときに電流が流れることや 電流の流れる向きについて説明できる 言 回路を用いて どのように電流が流れているかを説明する 集団 2 回路によって 電流の流れ方にはどのような違いがあるか 直列 並列につないだ豆電球を 1 個はずしたときの 電流の道筋について 予想し 理由を説明できる 電気用図記号や回路図を正しくかくことができる 電源装置のはたらきを理解し 正しく使用することができる 言 回路図を正しく書き 電流の道筋について説明する 小集団 3 回路の中に流れる電流は どのような規則があるか 豆電球に流れこむ電流と流れ出る電流の大きさを調べている 電流計を正しく接続し 回路の各点の電流を測定することができる 豆電球に流れこむ電流と流れ出る電流の大きさは同じであることを 説明できる 言 豆電球の点灯の違いから 回路による電流の違いについて発表する 小集団

4 回路の違いによって 流れる電流の量はどのような違いがあるか 直列回路 並列回路の各点を流れる電流の大きさを調べる回路で 電流計を正しくつなぐことができる 言 実験結果から規則性を見出し 電流の大きさの違いをまとめる 小集団 実験結果から 回路による電流の大きさの違いについて発表する 全体 5 抵抗にかかる電圧には どのような特徴があるか 電源装置の電圧が 回路の中でどのように加わっているかを調べている 電圧計を正しく接続し 回路の各部の電圧を測定できる 言 電圧計の使用方法を確認し 電圧の測定をする 小集団 6 直列回路と並列回路に加わる電圧には どのような特徴があるか 実験の結果から 直列回路 並列回路の各部に加わる電圧について論理的に推論できる 直列回路 並列回路の各部に加わる電圧を調べる回路で 電圧計を正しくつなぐことができる 言 測定結果をもとに 回路による電圧の違いをまとめる 小集団 7 電流と電圧には どのような関係があるか 電圧と電流との関係に興味 関心をもって考えている 実験の結果から 電圧と電流が比例関係にあることを見いだすことができる 電圧と電流との関係を調べる実験を正しく行い 測定値をグラフにすることができる 言 電流と電圧の測定結果から 電流と電圧の関係についてまとめる 個人 電流と電圧の関係について班内でまとめ 発表する 小集団 全体 8 電流と電圧の関係を 数式で表すとどのようになるか 電流の流れやすさ 流れにくさについて興味 関心をもって話し合っている 言 電流の流れやすさと流れにくさについて話し合う 小集団 9 電流の流れにくさは ど ヘアードライヤー のように表せばよいか は どこにどんな物質 が使われているか説 明することができる 言 物質によって抵抗値が異なることを説明する 小集団 10 回路によって 抵抗はど 直列回路 並列回 直列回路や並列回路 のように変化するか 路の全体の抵抗に では 抵抗 1 個のと 直列回路 並列回路を流れる電流について 水流モデルなどを使って説明できる 電源装置の両端の電圧と 豆電球の両端の電圧がほぼ等しいことを 説明できる 直列回路 並列回路に加わる電圧について 水流モデルなどを使って説明できる 抵抗や抵抗の単位について 説明できる オームの法則を 数式を使って説明できる オームの法則を表す数式を使って計算することができる 物質の種類によって抵抗値が異なるとを説明できる 直列回路や並列回路の各部の抵抗の値と

興味 関心をもって予想をたて 実験している きと比べて全体の抵抗の値がどうなるか モデルなどと関連づけて予想し 発表する ことができる 言 オームの法則を基に 回路の違いによる抵抗の違いを求める 個人 回路による抵抗のちがいの規則性をまとめる 小集団 抵抗の違いを発表する 集団 11 電気器具の能力は どの 身近な電気器具の ように表せばよいか はたらきに 興味 関心をもって話し 合っている 言 ワット数を計算し 回路によるワット数のちがいをまとめ 発表する 個人 集団 12 電力が大きくなると 水 実験の結果から ワ 目的意識をもっ 温の変化はどのようにな ット数と電流や電圧 て実験を行い 電 るか と水のあたたまり方 熱線の発熱量と の関係 時間とあたた ワット数との関 まり方の関係を考察 係について調べ し 発表できる 結果をまとめる ことができる 言 測定結果をまとめ 水温変化とワット数との関係をまとめ 発表する 個人 小集団 全体の抵抗の値との関係について 説明できる 電球を並列つなぎにしたときの全体の消費電力が それぞれの消費電力の和になることを説明できる 電熱線に表示されているワット数が大きいほど 発熱が大きくなることを説明できる 13 本時言 家で使われているテーブルタップを安全に使用するには どうすればよいか 家庭で消費している電力量について 調べている 熱量や電力量の計算をし 説明できる 計算結果を班内で発表し合い 意見をまとめる 小集団 班内でまとめた意見を 具体的な数値を示して説明する 集団 安全に電気機器を使用するために気をつけなければならないことはなにかをまとめる 個人 5 本時の指導 (1) 本時のねらい 1 家庭で消費している電力量について調べている 自然事象への関心 意欲 態度 2 熱量や電力量の計算をすることができる 自然事象についての知識 理解 (2) 評価規準 評価の観点評価規準言語活動の工夫 1 自然事象への関心 意欲 態度 実際の電気機器を調べ 電力量を求めるための手がかりを 意欲を持って取り組むことができる 普段から家庭で使われている電気機器を用意し 提示する 2 自然事象についての知識 理解 オームの法則と電力量の計算を用いて 流れる電流を計算して求めることができる 自で計算した結果をもとに 使用できる電気機器を挙げて発表しあう

(3) 本時の展開 段階学習活動指導と評価指導上の留意点 導入 1 0 1. 小テストを行う 2. ブレーカー付きのテーブルタップに家電機器をつなぎ 過電流によってブレーカーが落ちる様子を観察する 資料提示 班内で交換し 採点を行う 過電流によってブレーカーが落ち 電流が流れなくなることを観察できる テンポ良く実施 採点を行う 3. もしもブレーカーの着いていないテーブルタップだったら どのような危険があるか確認する 電流が多く流れることで どのような危険が起こるか確認する 4. 課題を提示する 課題設定 家で使われているテーブルタップを安全に使用するには どうすればよいか 展開 3 5 5. ブレーカーが落ちたときに 実際に流れていた電流量を求める 情報析 6. 安全に電気機器を使用するためには どのような組み合わせで使えばよいかを調べる 思考 判断 1W 数から 流れる電流量を求める 21 の結果から 適正な電流量になるような電気機器の組み合わせを考える ブレーカーが落ちた際に使用していた電気機器の表示から 実際に流れた電流量を求める 様々な電気機器の電流量を求める 知 電圧 電力から 電流の量を計算して求めることができる 班内で 15A 以内に収まるような組み合わせを探り 発表する準備をする 関 計算結果を班内で発表し合い 意見をまとめることができる 電気機器の W 数の一覧を配布し 電流量を計算して求めるように促す 計算方法に不安がある生徒は 教科書 ノートをもとにして計算するように指示を出す 終末 5 3 組み合わせの結果 電流量がどれくらいになるかを示し 実際に使用する 表現 7. 安全に電気機器を使用するために気をつけなければならないことはなにかをまとめる 振り返り 8. 次時の確認をする 班内での結果を 根拠を示しながら発表し 実際に繋いで確認をする 関 班内でまとめた意見を 具体的な数値を示して説明できる 過電流によって起こる問題を挙げ 自自身の生活に還元する 1~3 班 4~6 班 7 ~9 班の 3 グループにけ グループ内で発表を行う