第 2 分科会 / 分科会 B 監査役会の運営 期中監査活動について ディスカッションポイント ( 例 ) 1. グループ討議の要領 グループ討議では 以下 (1)~(7) の事項から各グループそれぞれにおいて取り上げる事項を決め 各社の実例について情報交換を行ってください (1) 会議の運営等に関

Similar documents
第 分科会 / 分科会 B 改正会社法等への対応状況と今後の課題 ディスカッションポイント ( 例 ) 参考資料 関西支部監査役スタッフ研究会報告書 改正会社法及びコーポレートガバナンス コードへの対応状況と監査役 監査役スタッフの役割と今後の課題. 監査役会の運営 改正会社法等により監査役会の開催

<4D F736F F D C8E86816A A C CC816997E1816A81762E646F63>

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

直しも行う これらの事務については 稟議規程 文書管理規程 契約書取扱規程は管理本部長が所管 情報管理規程 情報セキュリティ管理規程はコンプライアンス推進部長が所管し 運用状況の検証 見直しの経過等 適宜取締役会に報告する なお 業務を効率的に推進するために 業務システムの合理化や IT 化をさらに

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

6 当社は 反社会的勢力に対しては一切の関係をもたず 不当要求を受けた場合等の 事案発生時には 総務部を対応統括部署として警察および顧問弁護士等と連携し毅然とした態度で対応する (2) 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制 1 当社は 取締役の職務の執行に関する情報 ( 株主総会議

預金を確保しつつ 資金調達手段も確保する 収益性を示す指標として 営業利益率を採用し 営業利益率の目安となる数値を公表する 株主の皆様への還元については 持続的な成長による配当可能利益の増加により株主還元を増大することを基本とする 具体的な株主還元方針は 持続的な成長と企業価値向上を実現するための投

Microsoft Word - 内部統制システム構築の基本方針.doc

Microsoft Word - 講演録添付資料.doc

< 目的 > 専ら被保険者の利益 にはそぐわない目的で運用が行われるとの懸念を払拭し 運用に対する国民の信頼を高める 運用の多様化 高度化が進む中で 適切にリスクを管理しつつ 機動的な対応を可能に GPIF ガバナンス強化のイメージ ( 案 ) < 方向性 > 1 独任制から合議制への転換基本ポート


<4D F736F F D2092E88ABC88EA959495CF8D5882C98AD682B782E982A8926D82E782B E646F6378>

Microsoft Word - ~ doc

2 名以上の独立社外取締役の選任状況 2 名以上の独立社外取締役を選任する上場会社の比率は 市場第一部では 9 割を超え 91.3% に JPX 日経 400では 97.7% に 2 名以上の独立社外取締役を選任する上場会社 ( 市場第一部 ) の比率推移 ( 参考 ) 100% 88.0% 91.

(2) 変更の内容 定款変更の内容は別紙のとおりであります (3) 日程 定款変更のための株主総会開催日平成 28 年 6 月 17 日 ( 金曜日 ) 定款変更の効力発生日平成 28 年 6 月 17 日 ( 金曜日 ) 以上 - 2 -

内部統制ガイドラインについて 資料

企業アンケート ( 東証一部 二部の 941 社が回答 ) の結果等のポイント 指名委員会を設置済み 又は設置を検討中 検討予定の企業 : 55% 報酬委員会 : 5 3 ページ参照 社長 CEOの選定 解職の決定に関して監督を行なうことについて 社外取締役が役割を果たしている と回答 した企業 委

告 と 計算書類等に係る監査報告 を一体化して作成し 別途 連結計算書類に係る監査報告 を作成する方法のほか 事業報告等に係る監査報告 を独立して作成し 別途 計算書類等に係る監査報告 及び 連結計算書類に係る監査報告 を一体化して作成することや これら三つの監査報告をすべて別々に作成することも可能

NewsRelease_ir_ _02.pdf

取締役会規定

第 37 回監査役スタッフ全国会議のご案内 主 コーポレート ガバナンスの新時代と監査役スタッフ 題 本年 5 月の改正会社法施行に続き 6 月からは上場企業の行動規範 企業統治指針 ( コーポレートガバナンス コード ) の適用が始まりました また昨年からは機関投資家向けの行動原則 日本版スチュワ

東証上場会社における独立社外取締役の選任状況及び委員会の設置状況 2017 年 7 月 26 日株式会社東京証券取引所

コーポレートガバナンス・ガイドライン

第 Ⅰ 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本ガイドラインは 群栄化学工業株式会社 ( 以下 当社 という ) が 次に定める 社是 理念 実現のため ステークホルダーと協働して企業価値を向上させ 持続的に発展できるよう より良い経営を実現することを目的とする 2. 当社は GCIグループ基本理念 を制

2019 年 6 月 26 日 各 位 会社名 代表者名 問合せ先 株式会社スターフライヤー代表取締役社長執行役員松石禎己 ( コード番号 :9206 東証第二部 ) 取締役常務執行役員柴田隆 (TEL ) コーポレートガバナンス方針 の改定について 当社は 2019 年 6

ための手段を 指名 報酬委員会の設置に限定する必要はない 仮に 現状では 独立社外取締役の適切な関与 助言 が得られてないという指摘があるのならば まず 委員会を設置していない会社において 独立社外取締役の適切な関与 助言 が十分得られていないのか 事実を検証すべきである (2) また 東証一部上場

(6) 経営会議規程 (7) 取締役会議長 CEO COO および CFO 職務分掌規程 ( その他取締役または執行役の職務または権限を定める規程 ) (8) 取締役 執行役等の定年 任期 処遇等の基準 準則等について当会社としての内規を定める場合は 当該内規 (9) 取締役 執行役等のトレーニング

別紙 現行定款第 1 章総則 ( 下線は変更部分を示す ) 変更案第 1 章総則 第 1 条 ( 条文省略 ) 第 1 条 ( 現行どおり ) ( 目的 ) ( 目的 ) 第 条 当会社は 次の事業を営むことを目的とする 第 条 当会社は 次の事業を営むことを目的とする 1. トランプ類の製造販売


コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです Nagase Brothers Inc. 最終更新日 :2018 年 7 月 5 日 株式会社ナガセ 代表取締役社長永瀬昭幸問合せ先 : 問合せ先 : 総務本部 0422(45)

平成16年5月20日

( 様式第 6) 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法に関する書類 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法 計画 現状の別 1. 計画 2. 現状 閲 覧 責 任 者 氏 名 閲 覧 担 当 者 氏 名 閲覧の求めに応じる場所 閲覧の手続の概要 ( 注 ) 既に医療法施行規則第 9 条の

監査報告のひな型について(12)

直前事業年度における ( 連結 ) 売上高 100 億円未満 直前事業年度末における連結子会社数 10 社未満 4. 支配株主との取引等を行う際における少数株主の保護の方策に関する指針 5. その他コーポレート ガバナンスに重要な影響を与えうる特別な事情

剰余金の配当に関するお知らせ

2 政策保有株式に係る議決権行使の基準政策保有株式の議決権行使に当たっては 投資先企業の中長期的な企業価値向上が株主利益への向上にも繋がるものであることを前提とし 株主への還元方針 コーポレートガバナンスや企業の社会的責任への取組み等総合的観点から議決権を行使する (4) 買収防衛策は 経営陣 取締

第 3 章 保険募集管理態勢の整備と内部監査 法令等遵守態勢の確認検査用チェックリスト とは別に 保険募集管理態勢の確認検査用チェックリスト により検証する構成がとられています これは 保険募集に関する法令等遵守の重要性が高く また 着目すべきポイントが多岐に渡っていることを反映したものとも考えられ

議決権行使に係る事務取扱手続

また 代表取締役社長直属の内部監査部門を設置し 法令遵守 内部統制の有効性と効率性 財務内容の適正開示 リスクマネジメントの検証等について 各部門 工場 グループ会社などの監査を定期的に実施し チェック 指導するとともに 監査役との情報共有等の連携を図っております 1-4( 中長期的な経営戦略等 )

【PDF】コーポレートガバナンス・ガイドライン

コーポレート・ガバナンス基本方針

nireco_corporate_governance_policy_

品質マニュアル(サンプル)|株式会社ハピネックス

Software Service, Inc. コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです 最終更新日 :2010 年 6 月 8 日株式会社ソフトウェア サービス代表取締役社長宮崎勝問合せ先 : 経営管理ユニット長伊藤純一

Microsoft Word - コーポレート・ガバナンス報告書

1 制定の目的 方針 当社におけるコーポレートガバナンスを向上させるための枠組みである パーク 24 コーポレートガバナンスガイドライン を制定し コーポレートガバナンスの強化 充実に努めることで 当社の中長期的な価値向上と持続的成長を実現する コーポレートガバナンスに対する基本的な考え方公正で透明

まず 取締役会は委員会及び執行役の人事を決定する すなわち 各委員会の委員は取締役の中から取締役会の決議で選定する (400Ⅱ) 各委員会の委員の人数は3 人以上でなければならず (400Ⅰ) 過半数は社外取締役でなければならない 3 (400Ⅲ) 委員会の委員は他の委員及び執行役を兼ねることはでき

<90528DB88EBF96E2955B2E786C73>

コーポレート ガバナンスに関する報告書の主な開示項目 コーポレート ガバナンスに関する報告書 記載項目 ( 内訳 ) 記載上の注意 基本的な考え方 ( 記載例 : コーポレート ガバナンスについての取組みに関する基本的な方針 目的 ) Ⅰ コーポレート ガバナンスに関する基本的な考え方及び資本構成


Ⅲ 第 43 期監査報告書等 監査報告書 私たち監事は 平成 27 年 9 月 1 日から平成 28 年 8 月 31 日までの第 43 期事業年度にお ける理事の職務の執行を監査いたしました その方法及び結果につき以下のとおり報告い たします 1. 監査の方法及びその内容私たち監事は 理事及び使用

コーポレート・ガバナンス



監査等委員会設置会社移行によるガバナンス改革とその課題

5. 内部統制推進部内部統制推進部は NEC グループ企業行動憲章 および NEC グループ行動規範 の周知をはじめとしたコンプライアンス徹底のための各種施策を企画立案し 実施しています また 事業部門およびスタッフ部門が実施するリスクマネジメントが体系的かつ効果的に行われるように 必要な支援 調整

J-SOX 自己点検評価プロセスの構築

直前事業年度末における ( 連結 ) 従業員 500 人以上 1000 人未満数 直前事業年度における ( 連結 ) 売上高 100 億円以上 1000 億円未満 直前事業年度末における連結子会社数 10 社未満 4. 支配株主との取引等を行う際における少数株主の保護の方策に関する指針 5. その他

<4D F736F F D B837C838C815B B836F B A792E882CC82A8926D82E782B9>

会社法及び法務省令に対する監査役の実務対応

当社は 政策保有株式に係る議決権の行使について 個別に議案の趣旨及び内容等を精査し 行使することとしております 原則 1-7. 関連当事者間の取引 当社では 一般株主の利益保護の観点から 原則として関連当事者取引を行わない方針としており 当社役員について 事業年度末毎に関連当事者取引の有無について調

文書管理番号

マエザワ CG 基本方針 ( 平成 27 年 12 月 11 日施行 ) 前澤工業株式会社

基本原則

コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです Akatsuki Inc. 最終更新日 :2016 年 3 月 17 日株式会社アカツキ取締役代表 CEO 塩田元規問合せ先 : 取締役管理事業部長小川智也証券コード :3932



コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです OKWAVE, Inc. 最終更新日 :2018 年 11 月 29 株式会社オウケイウェイヴ 代表取締役社長松田元問合せ先 : 証券コード :3808 ht

規則フォーマット


Microsoft Word - 会社法.docx

コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです KUSHIKATSU TANAKA HOLDINGS CO. 最終更新日 :2019 年 2 月 28 日株式会社串カツ田中ホールディングス代表取締役社長貫啓二問合せ先 : 経営

< 本制度の仕組みの概要 > 5 ポイント付与 委託者 当社 3 自己株式の処分 1 役員株式交付規程の 制定 2 信託 < 他益信託 > を設定 ( 金銭を信託 ) 3 払込 受託者 ( 予定 ) 三井住友信託銀行 ( 再信託受託者 : 日本トラスティ サービス信託銀行 当社株式 株式交付信託 信

コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです GAtechnologies Co.,Ltd 最終更新日 :2019 年 2 月 4 日株式会社 GA technolo 代表取締役社長樋口龍問合せ先 : 証

4 定款 ( 記載事項の確認 ) 5 商業登記簿謄本 ( 役員に係る登記の確認 ) 6 取締役会規程 ( 決議事項 報告事項 開催手続の確認 ) 7 権限 稟議等の主要規程 8 子会社を有する場合はその概要 ( 子会社についての上記の1から7 等 ) 9 自社に親会社がある場合は 親会社が有する情報

コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです BrightPath Biotherapeutics Co., Ltd. 最終更新日 :2019 年 6 月 21 日 M-ブライトパス バイオ代表取締役社長永井健一問合せ先 :

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

コーポレートガバナンス ガイドライン 2015 年 10 月 27 日制定 2018 年 12 月 13 日改定 大王製紙株式会社 1

コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです AXYZCO.,Ltd. 最終更新日 :2019 年 9 月 20 日 株式会社アクシーズ代表取締役社長伊地知高正問合せ先 : 経営企画室証券コード :1381

当社では 独立社外取締役の選任基準をガイドラインにおいて定めております また 独立社外取締役は 取締役会における率直 活発で建設的な検討への貢献をしております 補充原則 取締役会は ガイドラインにおいて 取締役会の多様性等の機関設計に係る考え方を定めております また 取締役の選任に関す

コーポレートガバナンス コードについて 本コードにおいて コーポレートガバナンス とは 会社が 株主をはじめ顧客 従業員 地域社会等の立場を踏まえた上で 透明 公正かつ迅速 果断な意思決定を行うための仕組みを意味する 本コードは 実効的なコーポレートガバナンスの実現に資する主要な原則を取りまとめたも

PYT & Associates Attorney at law

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

上場会社監査事務所登録制度に係る規定要綱案

コーポレートガバナンス・ガイドライン


安全管理規程



<4D F736F F D B837C838C815B B836F B CC89FC92F982C98AD682B782E982A8926D82E782B92E646F63>

コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです SHIBAURA ELECTRONICS CO.,LTD. 最終更新日 :2018 年 7 月 13 日 株式会社 芝浦電子 代表取締役社長橋倉宏行問合せ先 : 事務部 TEL:

4. 支配株主との取引等を行う際における少数株主の保護の方策に関する指針 5. その他コーポレート ガバナンスに重要な影響を与えうる特別な事情その他のコーポレート ガバナンスに重要な影響を与えうる特別な事情はありません

90分でわかる 会社法改正講座

スに関する基本方針 の第 2 条に開示しておりますので ご参照ください 3) 当社における取締役報酬の決定方針と手続は 当社ホームページに開示しております コーポレートガバナンスに関する基本方針 の第 1 条第 3 項に記載しておりますので ご参照ください 4) 当社における取締役の選解任と取締役候

( ) ( ) 182

Microsoft Word - 円滑化開示資料目次.doc

ISO19011の概要について

コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです YA-MAN LTD, 最終更新日 :2019 年 7 月 26 日ヤーマン株式会社代表取締役社長山崎貴三代問合せ先 : 証券コード :6630 https:

tdzz.download?uji

修-CIA Exam Change Handbook_FAQs_ indd

Transcription:

第 37 回監査役スタッフ全国会議関連資料 分科会グループ討議における ディスカッションポイント ( 例 ) 分科会名 (1 日目 /2 日目 ) 第 2 分科会 / 分科会 B 第 3 分科会 / 分科会 C 第 4 分科会 / 分科会 D 第 5 分科会 / 分科会 E テーマ 監査役会の運営 期中監査活動について 会計監査人の選任 解任等の実務における留意点と関連論点の考察 企業集団監査の充実 強化に向けた実務対応 - 親会社の監査活動と子会社の監査活動 - 監査等委員会設置会社 の実務考察 指名委員会等設置会社の実務も参考にして 注意事項 1 グループ討議を実施する分科会 (= 第 1 分科会 / 分科会 A を除く全ての分科会 上記表のとおり ) にご参加の方用の 当日の議論のポイントを例示した ディスカッションポイント ( 例 ) です 2 ご参加の分科会の ディスカッションポイント ( 例 ) について 事前に内容をよくご確認いただくと共に 自社の状況に関する事前準備の参考として下さい なお 当日 ここに掲げられた事項以外の事項でグループ内で議論してみたいことや他社に聞いてみたいことがあれば 会社概要シート ( 詳細は当協会ホームページ内 第 37 回監査役スタッフ全国会議のご案内 ご参照 ) 下段に記入欄を設けておりますので ご記入下さい 3 グループ討議を実施する分科会 (= 第 1 分科会 / 分科会 A を除く全ての分科会 上記表のとおり ) にご参加の方には 会社概要シート にご記入のうえコピーを 1 日目用 2 日目用合わせて 16 部 グループ討議を実施する分科会へのご参加が片日のみの場合は 8 部を当日必ずご持参ください グループ内で相互に交換し自己紹介等にご利用いただきます 4 上記のほか 分科会 ( 第 5 E) においては 事前に参加者からご質問をお受けし ( 任意 ) 登壇者による報告への反映を検討してまいります 監査等委員会設置会社又は指名委員会等設置会社への移行に関して 監査役スタッフとして疑問に思うこと 事例報告に含めて欲しいこと等があれば 会議 参加申込書 の所定の記入欄にご記入ください

第 2 分科会 / 分科会 B 監査役会の運営 期中監査活動について ディスカッションポイント ( 例 ) 1. グループ討議の要領 グループ討議では 以下 (1)~(7) の事項から各グループそれぞれにおいて取り上げる事項を決め 各社の実例について情報交換を行ってください (1) 会議の運営等に関する事項 (2) 社外監査役に関する事項 (3) 社外取締役との連携に関する事項 (4) 監査役のスタッフに関する事項 (5) 監査計画に関する事項 (6) 期中監査活動に関する事項 (7) 期中監査活動結果の取りまとめに関する事項 2. 各テーマにおける具体的な討議ポイント (1) 会議の運営等に関する事項 メンバー 開催頻度 開催タイミング( 取締役会との関係で ) 一回当たりの会議時間 議題( 内容 ) 議事録作成及び内容確認の要領 議事録保管の要領 議題決定の要領( 決定タイミング 決定者 決定手続 ) 会運営に関する規程類の有無 法定事項( 各種同意事項等 ) の手続 監査報告書作成の手続 会議運営上の工夫 留意している事項 (2) 社外監査役に関する事項 取締役会付議案件の事前説明の要領 その他重要事項に関する情報提供の要領 社外監査役の監査活動の内容 社外監査役に対するフリンジ( 往査や来社の際の ) (3) 社外取締役との連携に関する事項 連絡会等開催の有無 有の場合 具体的な開催内容 連絡会等開催以外の連携有無 有の場合 具体的な内容 1

(4) 監査役のスタッフに関する事項 スタッフの配置状況 スタッフの独立性確保の状況 監査役への定例報告 (5) 監査計画に関する事項 1 監査方針 監査計画作成 ( 作成プロセス 決議タイミング 内容 計画作成におけるスタッフの役割 ) 2 監査役間の分担 ( 分担の考え方 ) 3 監査計画の周知 ( 社内周知のやり方 ) (6) 期中監査活動に関する事項 1 重要会議への出席 ( 対象とする重要会議 事前説明 聴取の実施状況 取締役会議事録の確認要領 ) 2 重要事項の聴取 ( 重要会議の事前説明除く ) ( 聴取内容 聴取記録の作成の有無 ) 3 重要文書の閲覧 ( 対象とする文書と閲覧のやり方 確認内容 閲覧記録の作成の有無 ) 4 定例業務監査 ( 業務監査の実施要領 聴取記録の内容 ) 5 取締役等との意思疎通 ( 取締役等面談の実施要領 実施記録の作成の有無 ) (7) 期中監査活動結果の取りまとめに関する事項 1 期中監査報告書の作成 ( 作成プロセス 報告書の内容 ) 2 期中監査結果の報告 ( 具体的なやり方 ) 以上 2

第 3 分科会 / 分科会 C 会計監査人の選任 解任等の実務における留意点と関連論点の考察 ディスカッションポイント ( 例 ) 参考までに 今回の討議のポイントを記載します グループを構成したメンバーが興 味のある事項について 重点的に意見 情報交換してください 初めに各自説明 各グループ内で議論してほしい項目 1. 会計監査人の解任又は不再任の決定の方針 ( 以下 方針 ) について 今期の会計監査人の再任に関して どのような視点 基準で行ったか 又は行うか ( いつ 誰が どのように検討をしたか ) 方針の決定 執行側への通知等の手続きは いつ 誰が どのように行ったか 又は行うか 今期の事業報告への記載状況 来期の記載を( 今後 記載することとなる会社は ) どのように考えているか (1 従来の執行側の旧方針 2 監査役会で作成した新方針 3 両方を併記する等 ) コーポレートガバナンス コードによる 外部会計監査人候補を適正に選定し 適切に評価するための基準 の策定と 会計監査人の解任又は不再任の決定の方針 は 関係性や内容等をどのように整理するのがよいと考えるか 方針策定に際して 会計監査人との連携はあったか あった場合はどのような連携か 2. 会計監査人の再任 不再任 解任 選任の手続きについて 今回の変更に関する検討状況はどうだったか 又はどうか ( いつ 誰が どのように検討をしたか ) 1いつ 誰が 誰から どのような情報を収集し 2いつ 誰が どのように情報を整理して 3いつ 誰が どのように審議 決定し 4いつ 誰がどのように執行側へ通知をしたか 又はする予定か 従来の手続きとの変更点はどこか 仮に 会計監査人を期中で解任する場合の新たな会計監査人の選任手続きはどのようにする予定か 3. 会社概要シートに記載している各自の質問 相談事項等 次頁に続く 3

今後の取組みとして議論をしてほしい項目 1. 監査報酬の同意 について どのような情報を 誰が どこから集めて どのような視点で報酬等の妥当性を判断するか ( 例 : 監査計画書 経営執行部の意見調書 監査日数 時間 監査項目別に対応した適正な監査人員配置 非監査業務の委託状況 ) 報酬等に関する同意権を適切に行使することで 会計監査人の独立性は確保できるとされているが 実情として 独立性が確保されているか 2. 会計監査人の相当性判断 ( 業績評価 ) について 会計監査人の相当性判断をどのように行っているか 業績評価をどのように行っているか 会計監査人の業績評価のためにチェックリストを利用している場合は そのチェックリストの位置づけはどのようになっているか ( 例 : 監査役会でチェックリストを審議 承認している 監査役監査基準の別表としている ) 会計監査人の評価項目である 1コミュニケーション 2 品質管理システム 3 独立性 4 外部レビュー 5 行政処分の有無 6 監査計画 7 監査チームの体制及び監査の方法及び実施状況 8 個々の監査手続き 9 監査 四半期レビュー結果報告 10 監査役会への報告 11 監査役との連携 を評価するために どのような証跡を確認しているか 監査役会では 会計監査人の業績評価結果を どのような資料で審議 承認し 会計監査人の相当性の判断としているか 時間があれば議論 情報交換してほしい項目 1. 会計監査人の報酬等に関する同意の理由 の事業報告への記載 ( 平成 27 年 5 月以降の決算会社から適用 ) について 今回の変更に関する検討状況はどうか ( いつ 誰が どのように検討をしたか ) 文言はどのようなものを想定しているか また その手続きどうか ( 内容検討 作成 確認 決定 通知 ) は いつ 誰が どのように行ったか ) 2. その他 経営執行部と会計監査人との間で監査意見の相違等から 辞任 交代等が生じた場合に 監査役 ( 会 ) として どのような対応をとるべきか 以上 4

第 4 分科会 / 分科会 D 企業集団監査の充実 強化に向けた実務対応 - 親会社の監査活動と子会社の監査活動 - ディスカッションポイント ( 例 ) 参考までに 討議のポイントを記載します グループを構成したメンバーが興味のある事項を重点的に意見 情報交換をしてください 1. 企業集団監査 ( 子会社の調査 ( 往査 ) 等の実務について ) (1) 今年度の往査対象子会社はどのように選定しましたか ( リスクアプローチ ) ( 国内子会社の場合 海外子会社の場合 ) (2) 年間の子会社往査対象は国内が何社で 海外が何社か また 海外子会社はどの国にあるのか (3) 子会社の調査 ( 往査 ) での主な監査項目は何か 重視している監査の視点は何か ) ( 国内子会社の場合 海外子会社の場合 ) (4) 往査 1 拠点当たりの往査時間 ( 期間 ) はどのくらいか 又 面談者数は何人くらいか (5) 往査事前質問書は誰が作成するのか ( 国内の場合 海外の場合 ) 又 海外子会社用の往査事前質問書を外国語で作成する場合 誰が作成するのか ( 翻訳を外部に依頼する場合があるのか等 ) (6) 海外往査時に通訳を要する場合があるか その場合 通訳は現地日本人スタッフがするのか 日本語のできる現地人スタッフがするのか 或いは 社外より通訳を雇う場合があるのか等 (7) 子会社の調査 ( 往査 ) の報告書 ( 監査調書 ) はどのような書式か また 報告書 ( 監査調書 ) の提出先はどこか 被面談者へのフィードバックを行っているか (8) 子会社の調査 ( 往査 ) における監査役スタッフの役割は何か (9) 往査 ( 特に海外往査 ) に関して 監査役スタッフとして工夫している点は何か 又 調査 ( 往査 ) での悩み 困りごとは何か 2. 親会社等との取引に関する監査について 2-1. 親会社等との取引に関する監査に関連して上記テーマでの本部監査役スタッフ研究会報告も参考にして (1) 親子会社間の取引等を対象として どのような監査役監査をしているか ( 利益相反取引の視点他 ) 5

( 親会社の場合は 親会社の立場で 子会社の場合は 子会社の立場で どのような監査をしているか 両方の立場がある場合は 各々の立場で どのような監査をしているか ) (2) 本部研究会は 親会社等との取引においてガイドラインの作成 を提案していることに関連して 1 既にガイドラインを作成しているか 作成している場合はその概要を紹介下さい 2 未だガイドラインを作成していない会社は 今後 作成する予定があるか (3) 親会社等との取引に関して 監査役スタッフはどのような業務をしているか 2-2. 親会社監査役と子会社監査役との連携の実態と課題上記テーマでの関西支部監査役スタッフ研究会報告も参考にして (1) 子会社との監査役との連携では どういった点を重視しているか ( 子会社の場合は 親会社と連携するに当たってと読み替えて下さい ) (2) 会社法等の改正を受けて 子会社監査役との連携の仕方等を見直した 或いは見直しを検討をしているならば その見直し内容をご紹介ください ( 子会社の場合は 親会社との連携の仕方を見直したか 或いは 連携の仕方について子会社から親会社へ何か要望したか ) (3) 子会社の監査役の選任 配置の実態とその考え方は? (4) 監査役の連携に当たってのスタッフの役割について 現状と今後目指している姿はどのようなものか (5) その他 グループ監査役連絡会 ( 協議会 ) に関して どのようなテーマを取り上げているか グループ監査役連絡会( 協議会 ) で工夫している点は何か ( マンネリ化していないか 活性化させるための工夫は何か ) 又 グループ監査役連絡会( 協議会 ) に関する悩み 困りごとは何か 3. 内部統制システムの中で監査役への報告体制が強化されたことに関連して ( 親会社 子会社それぞれの立場から ) (1) 内部通報制度の窓口はどのようになっているか ( 社内窓口 外部窓口 ) 社内窓口では監査役或いは監査役スタッフが窓口になっているか (2) 万一 親会社又は子会社等で不祥事が発見された場合 監査役への報告体制はどのようになっているか ( 上記の監査役への報告体制が 会社法改正に伴いどのように見直しされたかを報告体制変更前後での相違点を主体にご紹介ください ) 1 親会社 ( 自社 ) の中での監査役への報告体制 2 子会社取締役 監査役等から親会社監査役への報告体制以上 6

第 5 分科会 / 分科会 E 監査等委員会設置会社 の実務考察 - 指名委員会等設置会社の実務も参考にして - ディスカッションポイント ( 例 ) 今回のグループ討議のポイントを記載致しますので 討議時の参考にしてください 1. コーポレート ガバナンス体制について 監査役設置会社の時と比較して どのように変化したか ( 今後 どのように変わる予定か ) 常勤の監査委員を選任しているか ( 常勤を選任していない場合は その理由等 ) 取締役会は 代表取締役等 ( 指名委員会設置会社の場合は代表執行役等 ) に対して 意思決定権限の委任はどのような状況か ( 今後 変わる予定か ) 監査等委員会スタッフの位置づけはどのようになっているか ( 独立性の確保状況等 ) 2. 取締役 ( 指名委員会等設置会社の場合は執行役 ) の職務の執行状況の監査 監査役会設置会社時代の監査方法に変更 追加があるか 変更した場合は どのような点を変更 追加したか 取締役の職務の執行状況について 組織的な監査は具体的にどのように行っているか 取締役の監督状況については どのような監査を行っているか 3. 社外監査委員の監査活動と情報共有について 社外監査委員はどのような監査活動を行っているか ( 今後 どのようにする予定か ) 監査役会設置会社時代の社外監査役とどのように変化したか 社外監査委員と監査活動状況についてのコミュニケーションの状況はどのようになっているか 取締役会で社外監査委員は 監査活動についてどのような報告 ( 発言 ) をしているか 4. 内部監査部門のとの情報共有について 内部監査部門を指揮命令する系統はどのようになっているか ( 社長直轄 取締役会直轄 監査等委員会の直轄 その他 ) 監査等委員会と内部監査部門との情報共有はどのようになっているか 監査役会設置会社時代との変更点はあるか ( 今後 変更する予定か ) 7

5. 今後の課題について コーポレートガバナンス コードについての対応状況( 監査の視点で ) ( 本部研究会報告書 : 監査等委員会設置会社におけるコーポレートガバナンス コードへの対応部分参照本部スタッフ研報告書 11~12 頁参照 ) 以上 8