労災年金のスライド

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[ 特別控除の一覧 ] 控除の内容 特定扶養親族控除 ( 税法上の扶養親族で満 16 才以上 23 才未満の扶養親族 ) 老人扶養親族 配偶者控除 ( 税法上の扶養親族で満 70 才以上の扶養親族 ) 控除額 1 人につき 250,000 1 人につき 100,000 障がい者控除寡婦 ( 夫 )

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労災年金額の改定について 給付基礎日額の最低保障額 スライド率 及び 年金給付基礎日額の年齢階層 別の最低 最高限度額 が改定されました ( 平成 17 年 7 月 15 日 厚生労働省告示第 339 号 第 340 号及び第 341 号 ) 1 スライド制の趣旨労災保険の給付は 被災した労働者が失った稼得能力を補填することを目的としたものです したがって 被災した時点でその方がどの程度の所得であったかを基準として 給付の水準が決定されることとなります しかし 年金のように長期にわたって給付するものについては 被災時の賃金によって補償を続けていけば 時間の経過による賃金水準の変動が反映されず 実質的な稼得能力が正確に反映されないこととなります スライド制はこのような不都合を回避し 給付水準を適正にするために設けられているものです 2 スライド率の算定方法上記 1の趣旨を踏まえ 労災保険の年金給付については 労災保険法第 8 条の3 により被災労働者の被災時点の平均賃金額に スライド率を掛けて算出される額に給付日数等を掛けた額を 具体的な給付額 ( 以下 年金額 という ) としています そして スライド率の算定は 被災時点の賃金水準と算定する年度の前年度の賃金水準 ( 平成 17 年 8 月 1 日からの1 年間のスライド率であれば 平成 16 年度の水準 ) を比較して計算します したがって 前年度より賃金水準が上昇していれば年金額が増加しますが 下降していれば年金額も減少することとなります 3 本年度のスライド率について最近の厳しい経済情勢を反映し 平成 16 年度の賃金水準は 平成 15 年度と比べると平均マイナス0.4% となっています このため スライド率が前年度と比較して低下し年金額が減少する場合があります しかしながら これは 給付水準を適正に確保するためにやむを得ないものです 平成 17 年 8 月から 年金額の基となる給付基礎日額等について 次のように改正が行われました (1) 給付基礎日額の最低保障額の引き下げ 4,080 円 ( 従前 4,160 円 ) (2) 労災年金に係るスライド率の改定 ( 表 1のとおり ) (3) 年金給付基礎日額の年齢階層別の最低 最高限度額の改定 ( 表 2のとおり ) 今回 給付基礎日額の最低保障額 労災年金に係るスライド率及び年金給付基礎

日額の年齢階層別の最低 最高限度額が改定されたことによる変更後の給付基礎日額 年金給付基礎日額は 平成 17 年 8 月分からの年金額の計算に適用されますので 平成 17 年 10 月支払期から変更後の年金額が支払われることとなります 具体的に 支払われる年金額の算定の基礎となる給付基礎日額については次のとおりとなります 被災労働者の方の被災直前 3カ月間の賃金を基礎として計算 ( その額 ( スライド制の適用がある場合にはスライド後の額 ) が 4,080 円未満であるときは 4,080 円をスライド率で除して得た額 ) された給付基礎日額に表 1のスライド率を乗じて得たものが年金給付基礎日額となります しかし この年金給付基礎日額が 表 2の被災労働者の年齢の属する年齢階層別区分に応ずる最低限度額を下回る場合には最低限度額を 又は 最高限度額を上回る場合には最高限度額を年金給付基礎日額とすることになっています ただし 昭和 62 年 1 月 31 日において年金の受給権を有していた方で 給付基礎日額に表 1のスライド率を乗じて得た額が表 2の最高限度額を上回る場合には 従来の額 ( 給付基礎日額に昭和 62 年 1 月 31 日時点のスライド率を乗じて得た額 ) が年金給付基礎日額となります なお 今回の改定により年金額等が変更となる方には 労災年金の支給決定を受けた労働基準監督署から 変更決定通知書 により通知されます 問い合わせ先 各労災年金相談所 ( 協会の概要地方相談所一覧参照 ) 表 1 スライド率表 ( 単位 :%) 死傷の原因たる事故発生の日又は診断によって疾病の発生が確定した日の属する期間 年金給付基礎日額に乗ずるべき率 昭和 22 年 9 月 1 日から昭和 23 年 3 月 31 日まで 20,391(20,445) 昭和 23 年 4 月 1 日から昭和 24 年 3 月 31 日まで 7,415( 7,435) 昭和 24 年 4 月 1 日から昭和 25 年 3 月 31 日まで 4,111( 4,123) 昭和 25 年 4 月 1 日から昭和 26 年 3 月 31 日まで 3,549( 3,558) 昭和 26 年 4 月 1 日から昭和 27 年 3 月 31 日まで 2,901( 2,909) 昭和 27 年 4 月 1 日から昭和 28 年 3 月 31 日まで 2,503( 2,510) 昭和 28 年 4 月 1 日から昭和 29 年 3 月 31 日まで 2,204( 2,210) 昭和 29 年 4 月 1 日から昭和 30 年 3 月 31 日まで 2,080( 2,086) 昭和 30 年 4 月 1 日から昭和 31 年 3 月 31 日まで 1,990( 1,995) 昭和 31 年 4 月 1 日から昭和 32 年 3 月 31 日まで 1,877( 1,882) 昭和 32 年 4 月 1 日から昭和 33 年 3 月 31 日まで 1,812( 1,817) 昭和 33 年 4 月 1 日から昭和 34 年 3 月 31 日まで 1,785( 1,790) 昭和 34 年 4 月 1 日から昭和 35 年 3 月 31 日まで 1,677( 1,681) 昭和 35 年 4 月 1 日から昭和 36 年 3 月 31 日まで 1,578( 1,582)

昭和 36 年 4 月 1 日から昭和 37 年 3 月 31 日まで 1,411( 1,415) 昭和 37 年 4 月 1 日から昭和 38 年 3 月 31 日まで 1,270( 1,273) 昭和 38 年 4 月 1 日から昭和 39 年 3 月 31 日まで 1,145( 1,148) 昭和 39 年 4 月 1 日から昭和 40 年 3 月 31 日まで 1,033( 1,036) 昭和 40 年 4 月 1 日から昭和 41 年 3 月 31 日まで 945( 948) 昭和 41 年 4 月 1 日から昭和 42 年 3 月 31 日まで 858( 860) 昭和 42 年 4 月 1 日から昭和 43 年 3 月 31 日まで 772( 775) 昭和 43 年 4 月 1 日から昭和 44 年 3 月 31 日まで 684( 686) 昭和 44 年 4 月 1 日から昭和 45 年 3 月 31 日まで 598( 600) 昭和 45 年 4 月 1 日から昭和 46 年 3 月 31 日まで 514( 515) 昭和 46 年 4 月 1 日から昭和 47 年 3 月 31 日まで 451( 452) 昭和 47 年 4 月 1 日から昭和 48 年 3 月 31 日まで 390( 391) 昭和 48 年 4 月 1 日から昭和 49 年 3 月 31 日まで 328( 329) 昭和 49 年 4 月 1 日から昭和 50 年 3 月 31 日まで 264( 265) 昭和 50 年 4 月 1 日から昭和 51 年 3 月 31 日まで 225( 226) 昭和 51 年 4 月 1 日から昭和 52 年 3 月 31 日まで 202( 203) 昭和 52 年 4 月 1 日から昭和 53 年 3 月 31 日まで 185( 185) 昭和 53 年 4 月 1 日から昭和 54 年 3 月 31 日まで 175( 175) 昭和 54 年 4 月 1 日から昭和 55 年 3 月 31 日まで 165( 165) 昭和 55 年 4 月 1 日から昭和 56 年 3 月 31 日まで 156( 156) 昭和 56 年 4 月 1 日から昭和 57 年 3 月 31 日まで 149( 149) 昭和 57 年 4 月 1 日から昭和 58 年 3 月 31 日まで 142( 142) 昭和 58 年 4 月 1 日から昭和 59 年 3 月 31 日まで 138( 139) 昭和 59 年 4 月 1 日から昭和 60 年 3 月 31 日まで 134( 134) 昭和 60 年 4 月 1 日から昭和 61 年 3 月 31 日まで 129( 130) 昭和 61 年 4 月 1 日から昭和 62 年 3 月 31 日まで 126( 127) 昭和 62 年 4 月 1 日から昭和 63 年 3 月 31 日まで 123( 124) 昭和 63 年 4 月 1 日から平成元年 3 月 31 日まで 119( 119) 平成元年 4 月 1 日から平成 2 年 3 月 31 日まで 116( 116) 平成 2 年 4 月 1 日から平成 3 年 3 月 31 日まで 113( 113) 平成 3 年 4 月 1 日から平成 4 年 3 月 31 日まで 108( 108) 平成 4 年 4 月 1 日から平成 5 年 3 月 31 日まで 106( 106) 平成 5 年 4 月 1 日から平成 6 年 3 月 31 日まで 105( 105) 平成 6 年 4 月 1 日から平成 7 年 3 月 31 日まで 102( 103) 平成 7 年 4 月 1 日から平成 8 年 3 月 31 日まで 101( 101) 平成 8 年 4 月 1 日から平成 9 年 3 月 31 日まで 99( 100) 平成 9 年 4 月 1 日から平成 10 年 3 月 31 日まで 99( 99) 平成 10 年 4 月 1 日から平成 11 年 3 月 31 日まで 99( 99) 平成 11 年 4 月 1 日から平成 12 年 3 月 31 日まで 99( 99) 平成 12 年 4 月 1 日から平成 13 年 3 月 31 日まで 98( 98)

平成 13 年 4 月 1 日から平成 14 年 3 月 31 日まで 99( 99) 平成 14 年 4 月 1 日から平成 15 年 3 月 31 日まで 100( 100) 平成 15 年 4 月 1 日から平成 16 年 3 月 31 日まで 100( ) ( 注 )( ) 内は 改定前の率です 表 2 最低限度額 最高限度額表 ( 単位 : 円 ) 年齢階層の区分 最低限度額 最高限度額 20 歳未満 4,307(4,315) 13,294(13,307) 20 歳以上 25 未満 5,064(5,152) 13,294(13,307) 25 歳以上 30 未満 5,943(5,981) 13,294(13,373) 30 歳以上 35 未満 6,604(6,704) 16,219(16,570) 35 歳以上 40 未満 7,124(7,196) 19,543(19,562) 40 歳以上 45 未満 7,228(7,312) 21,703(21,936) 45 歳以上 50 未満 7,068(7,167) 23,206(23,195) 50 歳以上 55 未満 6,603(6,625) 23,641(23,620) 55 歳以上 60 未満 6,064(6,130) 23,391(23,618) 60 歳以上 65 未満 4,514(4,372) 21,539(20,658) 65 歳以上 70 未満 4,080(4,160) 15,591(14,373) 70 歳以上 4,080(4,160) 13,294(13,307) ( 注 )1( ) 内は 改定前の額です 2 年齢の計算については 被災労働者の平成 17 年 8 月 1 日における年齢をもって 同日から1 年間を当該被災労働者の年齢とします ( 参考 ) 労災年金額の計算例について 障害 傷病 ( 補償 ) 年金の計算具体例 ( 平成 17 年 10 月現在で計算 ) 被災者の生年月日 : 昭和 17 年 10 月 18 日 (8 月 1 日の基準日における年齢 62 歳 ) 算定事由発生日 : 昭和 57 年 12 月 23 日 障害( 傷病 ) 等級 : 第 3 級 ( 給付日数 245 日 ) 平均賃金 : 8,951 円 07 銭 特別給与 : 525,000 円 スライド率 : 142% 厚生年金等の受給関係 : 改正前厚生年金の障害年金を受給 ( 調整率 74%) (1) 労災保険の年金の給付額 ( 年額 ) は 次の式によって計算されます 年金給付基礎日額 給付日数 厚生年金等の調整率 1 まず 給付基礎日額を計算します

平均賃金 8,951 円 07 銭の円未満の端数を切り上げた額 8,952 円を給付基礎日額とします 2 次に 年金給付基礎日額を算出します 給付基礎日額スライド率 ( 表 1 参照 ) 8,952 円 142%=12,711 円 84 銭 12,712 円 ( 円未満切り上げ ) 3 受給者の年齢に属する年金給付基礎日額に係る最低限度額及び最高限度額は 最低限度額 4,514 円 ( 表 2 参照 ) 最高限度額 21,539 円となっており 最低限度額と最高限度額の範囲内であるので 年金給付基礎日額は 12,712 円とします 4 したがって 年金年額は 上記計算式に当てはめると 12,712 円 245 日 74%=2,304,685 円 60 銭 2,304,685 円 ( 円未満切捨て ) 5 1 支払期に支給される額は 年金年額の6 分の1で 2,304,685 円 1/6=381,114 円となります ( 円未満切捨て ) (2) 災害発生前の 1 年間 ボーナス等の特別給与を受けていた方に支給される 特別年金の給付額 ( 年額 ) は 次の式によって計算されます 算定基礎日額 給付日数 1 まず 算定基礎年額を計算します 年金給付基礎日額 365 日 20/100 12,712 円 365 日 20/100=927,976 円 ( 円未満切り上げ ) A と特別給与の額 ( スライド制が適用される場合は スライド率を乗じて得た額 ) 525,000 円 142%=745,500 円 ( 円未満切り上げ ) B AとBを比較すると Bの方が少額であるので特別給与 525,000 円を算定基礎年額とします ( 注 ) ( ただし A 及びBが 150 万円を超える場合は 150 万円を算定基礎年額とします ) 2 次に 算定基礎日額を算出します ( 算定基礎年額 1/365) スライド率 (525,000 円 1/365) 142%=2,044 円 ( 円未満切り上げ ) ( 円未満切り上げ ) 3 したがって 特別年金年額は 2,044 円 245 日 =500,780 円 4 1 支払期に支給される額は 特別年金年額の6 分の1で

500,780 円 1/6=83,463 円となります ( 円未満切捨て ) ( 注 ) 労働者災害補償保険法特別支給金支給規則等により 給付基礎年額の 20% に相当する額又は特別給与額を比較し いずれか低い方の額 が算定基礎年額となる 遺族 ( 補償 ) 年金の計算具体例 ( 平成 17 年 10 月現在で計算 ) 被災者の生年月日 : 昭和 31 年 10 月 13 日 ( 死亡労働者が生存していると仮定した場合の8 月 1 日の基準日における年齢 48 歳 ) 算定事由発生日 : 昭和 61 年 5 月 10 日 遺族の人数 : 妻と子 2 人 ( 給付日数 223 日 ) 平均賃金 : 9,531 円 56 銭 特別給与 : 620,000 円 スライド率 : 126% 厚生年金等の受給関係: 改正前厚生年金の遺族年金を受給 ( 調整率 80%) (1) 労災保険の年金の給付額 ( 年額 ) は 次の式によって計算されます 年金給付基礎日額 給付日数 厚生年金等の調整率 1 まず 給付基礎日額を計算します 平均賃金 9,531 円 56 銭の円未満の端数を切り上げた額 9,532 円を給付基礎日額とします 2 次に 年金給付基礎日額を算出します 給付基礎日額スライド率 ( 表 1 参照 ) 9,532 円 126%=12,010 円 32 銭 12,011 円 ( 円未満切り上げ ) 3 死亡された労働者が生存していると仮定した場合の8 月 1 日の基準日における年齢に属する年金給付基礎日額に係る最低限度額及び最高限度額は 最低限度額 7,068 円 ( 表 2 参照 ) 最高限度額 23,206 円となっており 最低限度額と最高限度額の範囲内であるので 年金給付基礎日額は 12,011 円とします 4 したがって 年金年額は 上記計算式に当てはめると 12,011 円 223 日 80%=2,142,762 円 40 銭 2,142,762 円 ( 円未満切捨て ) 5 1 支払期に支給される額は 年金年額の6 分の1で 2,142,762 円 1/6=357,127 円となります ( 円未満切捨て )

(2) 災害発生前の 1 年間 ボーナス等の特別給与を受けていた方に支給される 特別年金の給付額 ( 年額 ) は 次の式によって計算されます 算定基礎日額 給付日数 1 まず 算定基礎年額を計算します 年金給付基礎日額 365 日 20/100 12,011 円 365 日 20/100=876,803 円 ( 円未満切り上げ ) A と特別給与の額 ( スライド制が適用される場合は スライド率を乗じて得た額 ) 620,000 円 126%=781,200 円 ( 円未満切り上げ ) B AとBを比較すると Bの方が少額であるので 特別給与 620,000 円を算定基礎年額とします ( 注 ) ( ただし A 及びBが 150 万円を超える場合は 150 万円を算定基礎年額とします ) 2 次に 算定基礎日額を算出します ( 算定基礎年額 1/365) スライド率 (620,000 円 1/365) 126%=2,141 円 ( 円未満切り上げ ) ( 円未満切り上げ ) 3 したがって 特別年金年額は 2,141 円 223 日 =477,443 円 4 1 支払期に支給される額は 特別年金年額の6 分の1で 477,443 円 1/6=79,573 円となります ( 円未満切捨て ) ( 注 ) 労働者災害補償保険法特別支給金支給規則等により 給付基礎年額の 20% に相当する額又は特別給与額を比較し いずれか低い方の額 が算定基礎年額となる スライド率の改定に伴う労災就学等援護費の支給について 業務災害又は通勤災害によって死亡し 又は重度障害を受けあるいは長期療養を要する労働者の方の子弟のうちには 労働者の死亡や災害が原因となって学業を中途で放棄したり あるいは進学を断念するなどの事例が少なくありません 労災年金受給権者の方又はその家族が安心して学業を続けたり 保育を必要とする児童を抱える労災年金受給権者の方又はその家族の就労を促進し 被災労働者及びその遺族等の援護を図るため 労災就学援護費及び労災就労保育援護費の支給を行なっています 労災就学等援護費については 一定の要件を満たす対象者であって かつ 年金給付基礎日額 ( スライド制が適用される場合にはスライド後の額 ) が 16,000 円以下の方に支給されることになっています 今般のスライド率の改定 ( 低下 ) により 今まで年金給付基礎日額が 16,000 円を超えることによって支給されていない方のうち 16,000 円以下となる方については

労災就学等援護費が支給されることになりますので 年金給付基礎日額を変更決定通知書などによりご確認の上 労災年金の支給決定を受けた労働基準監督署へ申請してください 区 分 支給額 ( 月額 ) 就労保育 12,000 円 小学校 12,000 円 中学校 16,000 円 高等学校 18,000 円 大 学 38,000 円 ( 注 ) 支給額は 平成 17 年 4 月現在のものです