資料 2020 年東京オリンピック パラリンピック 競技大会記念貨幣に関する会合 ( 第 3 回 ) 平成 30 年 6 月 4 日
目 次 頁 第 3 回会合の議題 1. 発行種類数の最終確定について 2 2. 百円銅貨の図柄題材について 3 3. 図柄題材競技の第 2 次選定 4 ( 参考資料 1) 第 1 2 回会合の概要 ( 第 1 回会合 : 平成 29 年 5 月 31 日開催 第 2 回会合 : 平成 29 年 6 月 15 日開催 ) 1.2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会記念貨幣の基本的事項 7 2. 図柄題材競技の選定基準等 9 3. 東京大会の象徴の具体案 9 4. 図柄題材競技の第 1 次選定 10 ( 参考資料 2) 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会記念貨幣 ( 第一次発行分 ) 12
第 3 回会合の議題 1. 発行種類数の最終確定について 2. 百円銅貨の図柄題材について 3. 図柄題材競技の第 2 次選定
1. 発行種類数の最終確定について 第 1 回会合において 発行種類数については30 種類程度とし 造幣局における製造の進捗等を踏まえ 製造余力を見ながら最終的に確定していくこととしていたところ また 可能な限り増やすことが望ましいとの意見があった 今般 造幣局において 百円銅貨を7 種類増やせることが確認された このため 発行種類数については 一万円金貨 千円銀貨及び銅貨 ( 五百円 百円 ) 合わせて37 種類 ( 内訳は以下のとおり ) の記念貨幣を発行することとしてはどうか 発行貨種の内訳一万円金貨 ( 販売型 ) 3 種類千円銀貨 ( 販売型 ) 12 種類五百円銅貨 ( 引換型 ) 2 種類百円銅貨 ( 引換型 ) 20 種類 2
2. 百円銅貨の図柄題材について 第 1 回会合において 百円銅貨の図柄題材については 競技 とすることとしていたところであるが 百円銅貨を 7 種類増やせることから 以下の点を踏まえれば 追加分のうち 2 種類の図柄題材を大会マスコットなどとすることも考えられるのではないか ( 注 ) 大会マスコットについて 百円銅貨に図柄化する場合 五百円銅貨の図柄候補案の対象からは除外する 1 第 2 回会合において オリンピック パラリンピックのシンボリックな題材を百円銅貨の図柄にしてはどうかといった意見があった 2 追加分のうち 2 種類の図柄題材を競技以外のものとした場合であっても 第 1 2 回会合でとりまとめた図柄題材競技の選定基準 オリンピック パラリンピック競技大会におけるメダル獲得競技 ( 直近 3 大会 ) により選定される可能性のあったすべての競技を個別に図柄化可能 3 小学生投票により決定した大会マスコットを多くの方が入手しやすい百円銅貨に図柄化することは 大会開催に向けた機運醸成に資すると考えられる 発行のイメージ (37 種類 ) CTokyo 2020 全体に占めるパラリンピック貨幣の割合 32.4% ( 競技図柄に占める割合 30.0%) CTokyo 2020 3
3. 図柄題材競技の第 2 次選定 図柄の題材とする競技について 選定基準に基づき選定した結果は以下のとおり オリンピック東京大会実施競技 (33 競技 ) < 第 1 次選定 :15 競技 > 千円銀貨水泳陸上競技バドミントン野球 ソフトボール ( 基準 3) ボクシング体操柔道卓球レスリング 百円銅貨フェンシング空手 ( 基準 3) スケートボード ( 基準 3) スポーツクライミング ( 基準 3) サーフィン ( 基準 3) ウエイトリフティング < 第 2 次選定 :6 競技 > ( 第 2 回会合にて選定済 ) ( 今回選定 ) 百円銅貨アーチェリーカヌー自転車競技サッカーテニスバレーボール バスケットボール馬術ゴルフハンドボールホッケー近代五種ボートラグビーセーリング 競技の並びは英語表記のアルファベット順 射撃テコンドートライアスロン 4
パラリンピック東京大会実施競技 (22 競技 ) < 第 1 次選定 :5 競技 > 千円銀貨柔道パラ水泳車いすテニス 百円銅貨ボッチャ ( 基準 3) ゴールボール < 第 2 次選定 :4 競技 > ( 第 2 回会合にて選定済 ) ( 今回選定 ) 百円銅貨アーチェリーパラ陸上競技自転車競技ウィルチェアーラグビー バドミントンカヌー馬術 5 人制サッカー 競技の並びは英語表記のアルファベット順 パラパワーリフティングボートパラ射撃シッティングバレーボール卓球テコンドートライアスロン車椅子バスケットボール車いすフェンシング ( 注 1) 基準 1 メダル獲得競技 については より上位のメダルを より直近の大会で獲得したものが より国民の関心の高い競技であると考えられるため 直近 3 大会のメダル獲得状況に基づき 次のとおり選定している (a) 金メダル獲得競技について より直近大会のものから順に選定 (b) 次いで銀メダル 最後に銅メダル獲得競技について 同様の手順で選定 ( 注 2) 千円銀貨 百円銅貨への振り分け方法については 以下のとおりとしている ( ア ) 基準 1 及び 2 国民体育大会等での実施競技 に基づき選定された順に千円銀貨 百円銅貨の順で振り分け ( イ ) オリンピックの基準 3 オリンピック東京大会における追加競技 のうち 野球 ソフトボール は メダル獲得実績があるため ( ア ) に基づく振り分けとし その他は 若者へのアピールを重視して選ばれた経緯も踏まえ 若者にも入手しやすい百円銅貨に振り分け ( ウ ) パラリンピックの基準 3 共生を象徴する競技 は 共生社会の実現を目指す観点から 多くの方が入手しやすい百円銅貨に振り分け 5
参考資料 1 ( 第 1 2 回会合の概要 )
7 1.2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会記念貨幣の基本的事項 (1) 発行貨種 種類数等一万円金貨 千円銀貨 銅貨幣 ( 五百円 百円 ) を合わせて30 種類程度とし 製造余力を見ながら最終的に確定する また 図柄の題材及び発行貨種別の図柄類型については以下のとおりとする このうち 東京大会の象徴 の図柄はインターネット投票等により選定する 発行のイメージ (30 種類の場合 ) 一万円金貨 (3) 千円銀貨 (12) 五百円銅貨 (2) ( 販売型 ) ( 販売型 ) ( 引換型 ) ( スポーツ理念 ) ( 競技 ) ( 東京大会の象徴 ) 百円銅貨 (13) ( 引換型 ) ( 競技 ) ±α ( 注 ) 斜線はパラリンピック貨幣
(2) 発行時期 平成 30 年 11 月頃から大会開催直前 ( 平成 32 年 7 月頃 ) にかけ 4 回に分けて発行する 第 1 次 平成 30 年 11 月頃 ( 開催の約 2 年前 ) 第 2 次 平成 31 年 7 月頃 ( 開催の1 年前 ) 第 3 次 平成 32 年 1 月頃 ( 開催の半年前 ) 第 4 次 平成 32 年 7 月頃 ( 開催直前 ) (3) 全体に占めるパラリンピック貨幣の割合 パラリンピックの認知度向上を図るため リオ ロンドン大会の概ね 1 割程度から 3 割程度に 引き上げ ( 参考 ) 過去大会のパラリンピック貨幣の割合 西暦開催場所パラリンピック貨幣の割合 ( 参考 ) 種類数オリンピックパラリンピック 2016 リオ大会 13% 33 5 2012 ロンドン大会 11% 111 14 2008 北京大会 6% 31 2 ( 出所 ) 理財局国庫課通貨企画調整室調 8
2. 図柄題材競技の選定基準等 (1) 選定基準図柄の題材とする競技は 次の 3 つの観点から選定する 1 オリンピック パラリンピック競技大会におけるメダル獲得競技 2 国民体育大会等での実施競技 3 オリンピック東京大会における追加競技 及び 障害の有無 程度や性別 年齢等を問わず 皆が共に実施可能な競技で 共生を象徴し 共生社会の実現に資するパラリンピック競技 基準の適用順については 3 を優先し 次いで 1 2 の順に適用する (2) その他上記基準に基づき選定された個別に図柄化する競技以外の競技についても 今後公表予定の東京大会の競技ピクトグラムを活用し 複数の競技を一枚の貨幣の上にまとめて図柄化することで オリンピック パラリンピック全 55 競技を図柄に採用する 3. 東京大会の象徴の具体案 東京大会の象徴 を題材とする五百円銅貨の図柄は 以下の4 分野から図案化し 投票を実施する オリンピック パラリンピックの象徴 関連施設等 東京 2020 大会マスコット 日本を代表する芸術作品 日本 東京を代表する風景 9
4. 図柄題材競技の第 1 次選定 図柄の題材とする競技について 図柄題材競技の選定基準に基づき当面の製造に必要な競技を以下のとおり選定 オリンピック東京大会実施競技 < 第 1 次選定 : 全 33 競技中 15 競技 > 千円銀貨水泳陸上競技バドミントン野球 ソフトボール ( 基準 3) ボクシング体操柔道卓球レスリング パラリンピック東京大会実施競技 < 第 1 次選定 : 全 22 競技中 5 競技 > 千円銀貨柔道パラ水泳車いすテニス 百円銅貨ボッチャ ( 基準 3) ゴールボール 百円銅貨フェンシング空手 ( 基準 3) スケートボード ( 基準 3) スポーツクライミング ( 基準 3) サーフィン ( 基準 3) ウエイトリフティング 競技の並びは英語表記のアルファベット順 10
参考資料 2
2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会記念貨幣 ( 第一次発行分 ) オリンピック ( 表面 共通裏面 ) 平成 30 年 2 月 23 日図柄公表 一万円金貨 7 月 10 日販売申込受付開始 ( 金貨 銀貨 ) 11 月頃発送 引換開始 ( 金貨 銀貨 百円貨 ) 流鏑馬 オリンピック ( 表面 共通裏面 ) パラリンピック ( 表面 共通裏面 ) 千円銀貨 水泳 柔道 オリンピック ( 表面 共通裏面 ) パラリンピック ( 表面 共通裏面 ) 百円銅貨の側面 ( イメージ ) 百円銅貨 オリンピック パラリンピック フェンシング ボッチャ 12