年金支給開始年齢図 特別支給の ( 給料比例部分 ) 昭和 29 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 特別支給の退職共済年金 昭和 25 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 退職共済年金 経過的職域加算額 ( 旧職域部分 ) 退職等年金給付 ( 年金払い退職給付 ) 平成 27 年 9 月までの組合

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表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c

退職後の医療保険制度共済組合の年金制度退職後の健診/宿泊施設の利用済組合貸付金/私的年金退職手当/財形貯蓄/児童手当個人型確定拠出年金22 共イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けるこ

第14章 国民年金 

他の所得による制限と雇用保険受給による年金の停止 公務員として再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額停止となり 特別 ( 本来 ) 支給の老齢厚生年金の一部または全部に制限がかかることがあります なお 民間に再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額支給されますが

(2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職 再就職 老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 ( 一部又は全額支給停止 ) 3 年金決定請求 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありますの

52 (2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業 無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職再就職老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 3 年金決定請求 ( 一部又は全額支給停止 ) 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありま

国民年金

介護保険・高齢者福祉ガイドブック

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はじめに 定年 は人生における大きな節目です 仕事をする 働く という観点からすれば ひとつの大きな目標 ( ゴール ) であり 定年前と定年後では そのライフスタイルも大きく変わってくることでしょう また 昨今の労働力人口の減少からも 国による 働き方改革 の実現に向けては 高齢者の就業促進も大き

[ 組合員期間等の特例 ] 組合員期間等については 年齢 職種などにより 過去の制度からの経過措置が設けられており 被用者年金制度の加入期間 ( 各共済組合の組合員期間など ) については 生年月日に応じて次表の年数以上であれば 組合員期間等が 25 年以上とみなされます 生 年 月 日 組合員期間

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年金・社会保険セミナー

年金制度について 31

現在公的年金を受けている方は その年金証書 ( 請求者及び配偶者 請求者名義の預金通帳 戸籍謄本 ( 受給権発生年月日以降のもの ) 請求者の住民票コードが記載されているもの ( お持ちの場合のみ ) 障害基礎年金 受給要件 障害基礎年金は 次の要件を満たしている方の障害 ( 初診日から1 年 6か

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 15,250 円 ( 平成 26 年度 ) 付加保険料月額 400


高齢者福祉

年金・社会保険セミナー

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年金・社会保険セミナー

強制加入被保険者(法7) ケース1

Ⅱ 厚生年金の給付の種類とその受給要件 1 特別支給の老齢厚生年金 (65 歳になるまで ) 次の要件をすべて満たしているときに 支給開始年齢から 65 歳になるまでの間 支給されます 1 支給開始年齢以上であること 2 厚生年金被保険者期間が1 年以上であること 3 受給資格期間が 25 年以上

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 16,490 円 ( 平成 29 年度 ) 付加保険料月額 400

2909_0 概要

平成 30 年 1 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 6 千億円 (1.3%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

平成 30 年 2 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 7 千億円 (1.4%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

老齢基礎年金 老齢基礎年金を受けられる方 老齢基礎年金は 原則として受給資格期間が 25 年 (300 ヵ月 ) 以上ある方が 65 歳になったときから受けられます 受給資格を満たしているときは 本人の希望により 60 歳から 70 歳までの間で年金を受け始める年齢を変更することができます (17

ただし 対象期間の翌年度から起算して3 年度目以降に追納する場合は 保険料に加算額が上乗せされます 保険料の免除や猶予を受けず保険料の未納の期間があると 1 年金額が減額される 2 年期を受給できない3 障害基礎年金や遺族基礎年金を請求できない 場合がありますのでご注意ください 全額または一部免除

強制加入被保険者(法7) ケース1

必要書類 全員 該当者のみ 加給年金額対象者有の場合 年金請求書戸籍抄本または住民票 年金証書 ( 写 ) 請求者で年金受給している方 ( 障害 遺族給付含む ) 遺族厚生 ( 共済 ) 年金 障害厚生 ( 共済 ) 年金年金受給選択申出書 *1 等受給権を有する方雇用保険被保険者証 ( 写 )*2

年金・社会保険セミナー


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Ⅱ 厚生年金の給付の種類と受給要件 1 特別支給の老齢厚生年金 (65 歳になるまで ) 次の要件を全て満たしている方に 支給開始年齢から 65 歳になるまでの間 支給されます (1) 支給開始年齢以上であること (2) 厚生年金被保険者期間が 1 年以上であること (3) 受給資格期間が 10 年

Taro-1-国民年金編2015  作成 

平成 27 年 10 月から全国市町村職員共済組合連合会 ( 以下 市町村連合会 1 ) が年金の決定 支払いを行います ~ 各種届出等の手続き及び各種相談は 今までどおり共済組合で行います ~ 平成 24 年 8 月 22 日に公布された 被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部

2906_0 概要

スライド 1

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1 被用者年金制度一元化以降における公務員年金制度の現状 ⑴ 被用者年金制度の一元化 ( 平成 27 年 10 月 1 日施行 ) 平成 24 年 8 月に成立し 同月に公布された 被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律 により 平成 27 年 10 月より共済年金

はじめに 定年 は人生における大きな節目です 仕事をする 働く という観点からすれば ひとつの大きな目標 ( ゴール ) であり 定年前と定年後では そのライフスタイルも大きく変わってくることでしょう また 昨今の労働力人口の減少からも 国による 働き方改革 の実現に向けては 高齢者の就業促進も大き

【作成中】2903_0 概要

再任用と年金加入の関係をまとめると次のようになる ( 都道府県によって勤務形態は異なる ) 再任用の勤務形態フルタイム勤務 3/4 1/2 週の勤務時間 38 時間 45 分 29 時間 19 時間 15 分 共済年金 厚生年金 (2016 年 9 月 30 日まで ) 加入する年金 (2015 年

点及び 認定された日以降の年間の見込みの収入額のことをいいます ( 給与所得等の収入がある場合 月額 108,333 円以下 雇用保険等の受給者の場合 日額 3,611 円以下であること ) また 被扶養者の年間収入には 雇用保険の失業等給付 公的年金 健康保険の傷病手当金や出産手当金も含まれます

( 第 1 段階 ) 報酬比例部分はそのまま定額部分を段階的に廃止 2 年ごとに 1 歳ずつ定額部分が消える ( 女性はすべてプラス 5 年 ) 報酬比例部分 定額部分 S16 S16 S18 S20 S22 4/1 前 4/2 ~4/2 4/2 4/2 4/2 ~~~

しくみ2 厚生年金は基礎年金に上乗せ 厚生年金保険が適用されている事業所に勤めるサラリーマン等は 国民年金と厚生年金保険の2つの年金制度に加入することになります 厚生年金保険から支給される年金は 加入期間とその間の平均収入に応じて計算される報酬比例の年金となっていて 次のように基礎年金に上乗せするか

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

1 2

一元化後における退職共済年金および老齢厚生年金の在職支給停止 65 歳未満の場合の年金の支給停止計算方法 ( 低在老 ) 試算表 1 年金と賃金の合算額が 28 万を超えた場合に 年金額の支給停止 ( これを 低在老 といいます ) が行われます 年金と賃金の合算額 (c) が 28 万以下の場合は

2 障害厚生年金障害厚生年金は次の1~3の条件すべてに該当する方が受給できます 1 障害の原因となった病気やケガの初診日 ( 1) が 厚生年金保険の被保険者である期間にあること 2 障害の原因となった病気やケガによる障害の程度が 障害認定日 ( 2) に法令により定められている障害等級表 ( 3)

新規裁定当該期間 ( 月又は年度 ) 中に新たに裁定され 年金受給権を得た者が対象であり 年金額については裁定された時点で決定された年金額 ( 年額 ) となっている なお 特別支給の老齢厚生年金の受給権者が65 歳に到達した以降 老齢基礎年金及び老齢厚生年金 ( 本来支給もしくは繰下げ支給 ) を

第 2 節強制被保険者 1 第 1 号被保険者頻出 択 ( 法 7 条 1 項 1 号 ) 資格要件 日本国内に住所を有する20 歳以上 60 歳未満の者 ( 第 2 号 第 3 号被保険者に該当する者を除く ) 例 ) 自営業者 農漁業従事者 無業者など 適用除外 被用者年金各法に基づく老齢又は退

Microsoft PowerPoint - 老後の年金格差(前半)HP用

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例 言 厚生年金保険被保険者厚生年金保険被保険者については 平成 27 年 10 月 1 日から被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い 厚生年金保険法第 2 条の5の規定に基づき 以下のように分類している 1 第 1 号厚生年金被保険者第 2

平成 28 年 9 月度実施実技試験 損保顧客資産相談業務 139

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Microsoft Word - (差替)170620_【総務部_厚生課_櫻井望恵】論文原稿

そのときになって困らないために リタイア前後の手続き編 厚生年金や国民年金の受給手続きは 年金事務所や市区町村役場の年金窓口で行います 共済年金加入期間のある人の手続きは 加入した共済組合です 加入していた年金制度 第 1 号被保険者期間だけの人国民年金だけ第 1 号被保険者期間だけの人 第 3 号

被用者年金一元化法

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第 1 号被保険者 資格取得の届出の受理 種別変更の届出の受理 資格喪失の承認申請 ( 任意脱退 ) の受理 資格喪失届出の受理 資格喪失の申出 第 1 号被保険者 任意加入被保険者 付加保険料の納付の申出の受理 付加保険料の納付しないことの申出の受理 に申請 届出または申出をした場合 被保険者 世

Q3 なぜ 必要な添付書類が変わるのですか? A3 厚生労働省より 日本国内にお住いのご家族の方を被扶養者に認定する際の身分関係及び生計維持関係の確認について 申立のみによる認定は行わず 証明書類に基づく認定を行うよう 事務の取扱いが示されたことから 届出に際して 確認書類の添付をお願いすることとな

2 厚年と国年の加入期間がある人 昭和 36 年 3 月以前 20 歳未満および 60 歳以後の厚年の被保険者期間 昭和 36 年 3 月以前の厚年期間のみの人 坑内員 船員 ( 第 3 種被保険者 ) の場合 昭和 61 年 3 月までの旧船員保険の

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8-1 雇用保険 雇用保険の適用基準 1 31 日以上引き続き雇用されることが見込まれること 31 日以上雇用が継続しないことが明確である場合を除き この要件に該当することとなります このため 例えば 次の場合には 雇用契約期間が31 日未満であっても 原則として 31 日以上の雇用が見込まれるもの

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(2) 被用者年金の一元化によって変わったこと 平成 27 年 10 月から 公務員等が加入している共済年金が 民間企業に勤務する人が加入している厚生年金に統一されました 一元化後も 納めた保険料に応じて年金を受け取るという基本的なしくみは同じですが 保険料や年金額の算定方法が変わります また 共済

年金請求に必要な添付書類 年金請求書 を提出される前に 添付書類をご確認ください スタート 配偶者はいますか いいえ 2ページ番号 1 をご覧ください は 住民票 所得関係書類が必要となる場合があります あらかじめご了承ください はい * ご本人の状況によっていいえご本人の共済組合等の加入期間は 2

年金は 万が一のとき もしっかりサポートします! 一般的に 年金 と言いますと 老後の生活を支える 老齢年金 をイメージしますが それだけではありません! 年金には万が一のときに 障害厚生年金 や 遺族厚生年金 が支給される場合があります 障害厚生年金 病気やけがで障害の状態になったときは 厚生年金

(4) 厚生年金給付の種類と概要 項目特別支給の (65 歳まで ) 給付内容 要件 次の要件をすべて満たしているときに 支給開始年齢から65 歳にあるまでの間 受給できます 1 支給開始年齢以上であること 2 厚生年金被保険者期間が1 年以上であること 3 受給資格期間が10 年以上であること 用

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源泉徴収税額について 年金課年金給付担当 平成 28 年分公的年金等の源泉徴収票 をお送りしました 平成 28 年中に年金を受給された方に 平成 28 年分公的年金等の源泉徴収票 を 平成 29 年 1 月 12 日 ( 木 ) にお送りしました 今回下記のように様式が改正されております 裏面に記載

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年金請求に必要な添付書類 年金請求書 を提出される前に 添付書類をご確認ください 戸籍 住民票 所得関係書類 戸籍 住民票 所得関係書類 の確認方法 スタート 配偶者や子ますか * 子については ( 注 1: パンフレット3ページ下段 ) をご覧ください ご本人の厚生年金保険の加入期間の合計は 20

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第9章 国民年金制度について

障害厚生年金 厚生年金に加入している間に初診日 ( 障害のもととなった病気やけがで初めて医者にかかった日 ) がある病気やけがによって 65 歳になるまでの間に 厚生年金保険法で定める障害の状態になったときに 受給要件を満たしていれば支給される年金です なお 障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害

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1 どこに相談すればよいのでしょう?

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スライド 1

2/5 ヘ ーシ Q1. 年金通算とは何ですか? A. これまで各企業や基金では 加入者の老後の安定の一助となるよう さまざまな年金制度をつくり運営してきました しかし 従来の終身雇用を前提とした制度では 現代のライフスタイルに対応することが難しくなってきています 転職など雇用の流動化に対応し これ

2 障害共済年金 と併給される年金 同一給付事由 ( 同一傷病 ) に基づく障害基礎年金 ( 国民年金法 ) ( 注 ) 異なる傷病により受給権が生じた障害共済年金や障害厚生年金は併給調整されます 3 遺族共済年金 と併給される年金 ア同一給付事由 ( 同一者の死亡 ) に基づく 国家公務員共済組合

ファイナンシャル プランニングと倫理 関 連法規 Copyright (c) Akira Sugiyama all rights reserved 2

はじめに 1 掛金は毎月 1 日に引き落としいたします 国民年金基金にご加入いただきありがとうござい ます 国民年金基金は 自営業者などの国民年金の第 1 号被保険者の方々の多様化するニーズに応え より豊かな老後を過ごすことができるよう 国民年金 ( 老齢基礎年金 ) に上乗せした年金を受け取るため

強制加入被保険者(法7) ケース1

Q1 社会保険とはどのような制度でしょうか 会社などで働く人たちが収入に応じて保険料を出し合い いざというときの生活の安定を図る目的でつくられた制度のことで 一般的に健康保険や厚生年金保険のことを 社会保険 といいます 健康保険法第 1 条では 労働者の業務外の事由による疾病 負傷若しくは死亡又は出

年金請求に必要な添付書類 年金請求書 を提出される前に 添付書類をご確認ください 戸籍 住民票 所得関係書類 戸籍 住民票 所得関係書類 の確認方法 スタート 配偶者や子ますか * 子については ( 注 1: パンフレット3ページ下段 ) をご覧ください ご本人の厚生年金保険と共済組合等の加入期間の

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国民年金基金にご加入いただいたみなさまへ

企業年金のポータビリティ制度 ホ ータヒ リティ制度を活用しない場合 定年後 : 企業年金なし A 社 :9 年 B 社 :9 年 C 社 :9 年 定年 ホ ータヒ リティ制度を活用する場合 ホ ータヒ リティ制度活用 ホ ータヒ リティ制度活用 定年後 :27 年分を通算した企業年金を受給 A

Transcription:

年 金 1 年金制度の概要 1 厚生年金と基礎年金の種類組合員又は組合員であった方が 一定の年齢に達したとき 病気やけがによって障害の状態になったとき 死亡したときなどに給付され 組合員又は組合員であった方とその家族の生活の安定を図ることを目的としています 厚生年金 ( 共済組合等 ) 基礎年金 ( 国民年金 ) 支給 公立学校共済組合等 支給 日本年金機構 老齢給付 一定の年齢に達したとき の給付 組合員期間等 ( 公的年金制度加入期間 ) が 特別支給の 10 年以上 ( ) の方に 65 歳から支給されます 別個の給付 特例年金 障害給付 病気やけがによって障害 障害基礎年金 状態になったときの給付 障害等級 1 2 級に該当する状態になった 障害厚生年金等 場合に支給されます 障害一時金 遺族給付 死亡したときの給付遺族基礎年金組合員又は組合員であった方の死亡当時 遺族厚生年金その方によって生計を維持されていた子のある妻又は子に支給されます 2 老齢給付 ( 特別支給の ( 別個の給付 特例年金 ) ) (1) 受給要件 特別支給の (65 歳になるまで ) 1 厚生年金被保険者期間が 1 年以上あること 2 受給資格期間が 10 年以上 ( ) あること 3 年金支給開始年齢に達していること (65 歳から ) 1 厚生年金被保険者期間があること 2 受給資格期間が 10 年以上 ( ) あること 365 歳以上であること 受給資格期間とは 次の期間を合算したものをいいます ( ア ) 国家公務員 地方公務員等の共済組合員期間 ( イ ) 私立学校教職員共済組合 農林漁業団体職員共済組合 厚生年金保険の加入期間 ( ウ ) 国民年金第 3 号被保険者期間 ( エ ) 国民年金法 旧国民年金法に規定する保険料納付済期間 免除期間 合算対象期間 国民年金法合算対象期間 任意加入期間 ( 学生期間 老齢又は退職年金受給期間 海外在住期間等 ) 旧国民年金法合算対象期間 任意加入期間 ( 学生期間 被扶養配偶者期間 海外在住期間等 ) なお 受給資格期間は平成 29 年 8 月 1 日から 25 年以上 から 10 年以上 に短縮されました

年金支給開始年齢図 特別支給の ( 給料比例部分 ) 昭和 29 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 特別支給の退職共済年金 昭和 25 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 退職共済年金 経過的職域加算額 ( 旧職域部分 ) 退職等年金給付 ( 年金払い退職給付 ) 平成 27 年 9 月までの組合員期間について支給 平成 27 年 10 月からの組合員期間について支給 60 歳 65 歳 昭和 24 年 4 月 2 日 ~28 年 4 月 1 日 昭和 28 年 4 月 2 日 ~30 年 4 月 1 日 61 歳 65 歳 62 歳 65 歳 昭和 30 年 4 月 2 日 ~32 年 4 月 1 日 63 歳 65 歳 昭和 32 年 4 月 2 日 ~34 年 4 月 1 日 64 歳 65 歳 昭和 34 年 4 月 2 日 ~36 年 4 月 1 日 65 歳 昭和 36 年 4 月 2 日以降 (2) 年金の内訳老齢給付は下図のとおりの内訳で構成されています 特別支給の < 生年月日が S32.4.2~S34.4.1 の場合のモデル > 特 例 年 金 1 定額部分 << 在職中は原則として年金が支給停止となります >> ( 配偶者の年金 ) 振替加算 63 歳 65 歳 配偶者 65 歳 5 加給年金 4 退職等年金給付 ( 年金払い退職給付 ) 3 経過的職域加算額 ( 旧職域部分 ) 3 経過的職域加算額 ( 旧職域部分 ) 退職共済年金 老 2 特別支給の齢 2 ( 給料比例部分 ) ( 給料比例部分 ) 厚年生 金 6 経過的加算 7 ( 日本年金機構支給 ) 特例年金 障害年金の受給権がある場合または 44 年以上の長期加入期間 ( 組合員期間 ) を持っている場合に 2 の給料比例分に加えて 1 の定額部分と 5 の加給年金が支給されます

(3) 年金支給繰上げ制度について 昭和 28 年 4 月 2 日以降は の支給開始年齢前でも 60 歳以上であれば 年金を繰り上げて受給することができます 繰上げは月単位で行われ 繰上げ受給による減額率は 繰上げ1 月当たり0.5% となります 1 対象者 : 生年月日が昭和 28 年 4 月 2 日から昭和 36 年 4 月 1 日までの方 年金支給繰上げ方法 特別支給の受給前 及び 特別支給の 等の全ての年金を同時に繰上げる形でおこなわれます 受給後 の支給を繰上げる形でおこなわれます 請求方法 特別支給の受給前 公立学校共済組合へ請求してください 複数の年金期間をお持ちの方も 1 つの実施期間に請求することで全ての期間の年金を同時に請求することができます 退職後すぐに受給を希望する場合は秋田支部へご連絡ください 受給後 年金事務所へお問い合わせください 2 対象者 : 生年月日が昭和 36 年 4 月 2 日以降の方 年金支給繰上げ方法 と 等の全ての年金を同時に繰上げる形でおこなわれます 請求方法 現段階で未定のため 今後のお知らせ等をご確認ください ただし 年金の支給を繰上げた場合 いくつかの制約があります 年金の支給を繰上げた場合の主な制約 年金額は生涯にわたって減額されたものとなります 一度請求すると請求を取り消すことはできません 障害基礎年金は原則として請求できなくなります

3 退職等年金給付 ( 年金払い退職給付 ) 平成 27 年 10 月から被用者年金制度が一元化され これまでの共済年金の職域部分が廃止されました これにかわる新たな年金として 平成 27 年 10 月から 年金払い退職給付 が創設されました なお 平成 27 年 9 月までの組合員期間については 経過措置としてその期間に応じた職域部分の年金が支給されます ( 経過的職域加算額 ) 3 2 公的年金制度の体系 国民年金基金 ( 任意加入 ) 厚生年金基金など 厚生年金 平成 27 年 9 月までに受給権が発生する年金 職域年金相当部分 共済年金国共済 地共済 一元化後 平成 27 年 10 月以降に受給権が発生する年金 平成 27 年 9 月までの組合員期間 職域年金相当部分 厚生年金 平成 27 年 10 月以降の組合員期間 年金払い退職給付 1 国民年金 ( 基礎年金 ) 第 1 号被保険者 第 2 号被保険者 会社員 第 1 号厚生年金被保険者 自営業者など 国家公務員 第 2 号厚生年金被保険者 地方公務員 第 3 号厚生年金被保険者 私立学校の教職員など 第 4 号厚生年金被保険者 (1) 年金払い退職給付の種類について年金払い退職給付には次の 3 種類の給付があります 退職年金 次の条件のときに支給されます 1 年以上引き続く組合員期間を有すること 退職していること 65 歳に達していること (60 歳からの繰り上げ 70 歳までの繰り下げも可能 ) 有期年金 (20 年間 ) 有期年金 (10 年間 ) 一時金 終身年金 または半分は有期年金 半分は終身年金として支給されます 有期年金は10 年 20 年 一時金 (*) の選択いずれかを選択します 受給者が亡くなった場合は 有期年金またはの残余部分は遺族に一時金として支給され 終身年金部分は終了します 終身年金 終身年金 公務障害年金 公務による傷病により障害状態になった方に支給されます 一時金を選択する場合は退職所得の源泉徴収票 ( 写しも可 ) が必要となりますので保管しておいてください 公務遺族年金 公務による傷病により亡くなった場合で 遺族の方がいるときに支給されます 年金払い退職給付は現役世代の保険料収入で受給者の給付を賄う 賦課方式 ではなく 将来の年金給付に必要な原資をあらかじめ保険料で積み立てる 積立方式 による給付になります

4 併給調整 ( 複数の年金受給権がある場合の年金支給 ) 現在の年金制度では 一人一年金 が支給の原則であり 一人で複数の年金受給権を有することとなった場合には 本人の選択 ( 選択の変更可能 ) により いずれか一つの年金が支給されることとなり 選択した以外の年金は支給が停止されます これを 併給調整 といいます 例 1 と遺族厚生年金 (*) 今年度定年退職予定者の年金支給開始年齢 就職 ( 組合員である配偶者の死亡 ) 退職 63 歳 (*) 公立学校共済組合員 遺族厚生年金 事由が異なるため どちらか一方の選択となります 65 歳以後は自身のを優先的に受給し 差額があればその差額を遺族厚生年金として受給します 例 2 と障害厚生年金 就職 初診日 ( 病気やケガ ) 退職 63 歳 (*) 65 歳 公立学校共済組合員 障害厚生年金 65 歳まではどちらか一方を選択 障害基礎年金 (2 級以上 ) 65 歳以後は 1 老齢厚生 + 老齢基礎 2 老齢厚生 + 障害基礎 3 障害厚生 + 障害基礎のいずれかを選択

2 退職後の公的年金制度への加入について (1) 退職する方 組合員 60 歳以上 公的年金制度に加入する必要はありません ただし 再就職し 再就職先で社会保険 共済組合の適用を受ける場合は 公的年金制度に加入することになります 退職時 退職後の状況 加入年金制度 手続き先 年 齢 無職 自営業 国民年金住民票地の市町村役場 ( 第 1 号被保険者 ) または年金事務所 60 歳未満 社会保険 共済国民年金住民票地の市町村役場再非適用 ( 第 1 号被保険者 ) または年金事務所就社会保険 共済厚生年金保険再就職先の事業所職適用 ( 第 2 号被保険者 ) 所属所 第 2 号被保険者 ( 共済組合員国民年金 配偶者の勤務する事業所 厚生年金保険加入者である ( 第 3 号被保険者 ) 所属所 配偶者 ) の被扶養者 (2) 退職する方の被扶養配偶者 60 歳以上公的年金制度に加入する必要はありません 退職時退職する方の退職後の状況加入年金制度手続き先 被扶養配偶者年齢 60 歳未満 国民年金住民票地の市町村役場無職 自営業 ( 第 1 号被保険者 ) または年金事務所社会保険 共済国民年金住民票地の市町村役場再非適用 ( 第 1 号被保険者 ) または年金事務所就社会保険 共済厚生年金保険配偶者の再就職先事業所職適用 ( 第 3 号被保険者 ) 所属所 手続き時必要書類等 年金手帳 ( 交付を受けている方のみ ) 退職辞令の写し 基礎年金番号通知書 印鑑等 ( 詳しくは手続き先へ ) 国民年金被保険者の種類 第 1 号被保険者 20 歳以上 60 歳未満の方 ( 第 2 号 第 3 号被保険者を除く ) 個別に保険料の納付が必要です ( 参考 )H29 年度保険料月額 :16,490 円,H30 年度 :16,340 円 第 2 号被保険者 共済組合の組合員 厚生年金保険の被保険者 保険料は 各被用者年金制度から国民年金制度に対して拠出金として拠出されるため 個別に保険料を納付する必要はありません 第 3 号被保険者 第 2 号被保険者の被扶養配偶者で20 歳以上 60 歳未満の方 保険料は 配偶者が加入している被用者年金制度から国民年金制度に対して拠出金として拠出されるため 個別に保険料を納付する必要はありません

3 年金受給に係る周知事項 1 待機者登録 ( 退職届書 ) について 退職届書は 年金受給要件を満たしていない方が退職した場合に 将来の年金受給に備え 公立学校共済組合に年金受給待機者として登録するために提出していただくものです 待機者として登録されると 公立学校共済組合本部から 年金待機者登録通知書 が送付されます 問い合わせ等に必要となりますので紛失しないようご注意願います また 氏名変更や住所変更等で登録内容に異動が生じた場合は 手続きが必要となりますので 年金待機者登録通知書 と一緒に送付されるリーフレットをご確認ください 2 通常のの手続きについて 63 歳の誕生日を迎える2~3カ月前に 直近の加入機関より請求に必要な書類が届きます 複数の公的年金制度に加入していた方はいずれか1つの実施機関に提出していただくこととなりますが 決定通知はそれぞれの実施機関から届きます 3 の支給期日等について 年金の支給は年 6 回 偶数月の15 日 ( 休日等の場合は前日又は前々日 ) に 前月までの2カ月分が支給されます 送金案内書は 原則年 2 回 (6 月 12 月定期支給期 ) 送付されます なお 退職後の初回の支給については 年金決定処理が集中することから 送金が遅れることがありますので ご承知おきください 4 年金の受領金融機関 住所 氏名の変更について 年金の受取り金融機関を変更する場合には 変更届 の提出が必要となります 住所変更については 住民基本台帳ネットワークシステムを利用して登録の住所が変更されるため 届出は原則不要ですが 変更処理に時間を要するため 郵便局での転送手続きを行うようにお願いします 氏名変更に関しては 公立学校共済組合本部へ問い合わせください 5 所得による年金の一部支給停止 の受給権者が 就職等により公的年金 ( 被用者年金 ) 制度に加入した場合は 年金の一部が支給停止になる場合があります ( 遺族給付 障害給付は停止対象外 ) 6 雇用保険法による給付を受けられる場合の年金支給停止 特別支給の の受給権のある方が 雇用保険法の基本手当( 失業給付 ) を受けている間は 年金の経過的職域加算額を除いた額が支給停止されます また 在職中 ( 組合員である間 ) に 雇用保険法の高年齢雇用継続給付を受給した場合も年金の一部が支給停止となります 7 年金に係る税金 (1) 課税対象となる年金 退職 老齢を事由とする年金 ( 退職共済年金 など ) (2) 所得税の源泉徴収と扶養親族等申告書 課税の対象となる年金は 年金受給者から提出された 扶養親族等申告書 の内容に基づき 所得税額を計算して 支給期ごとに年金の支給額から所得税を源泉徴収します (3) 確定申告 雑所得である年金収入は年末調整できないため 原則として確定申告が必要となります なお 年間の公的年金等の収入金額が400 万円以下で 年金以外の所得金額が20 万円以下の場合は 確定申告は不要です