2. 人口推移と医療需要の変化 1 県の人口 県の人口は 2015 年の 210 万人から 2025 年には 194 万人 2040 年には 167 万人へと減少する一方 高齢者の割合は年々高くなっていくと推定されている 図表県の将来の人口 高齢化率の推移 ( 万人 ) 年少人口 (14 歳以下 )

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Transcription:

県の人口推移と医療提供体制の現状 資料 2 1. 人口の分布 県は 盆地ごとに人口が分かれて分布しており 比較的相互の独立性が高い 一方で と地域 と地域 と地域 と地域 と中北地域は 鉄道や高速道路に沿う形で 比較的人口分布域が連なっている 地域は JR 中央線沿いに人口が分布しており 人口規模は小さい 図県の人口分布 (2010 年国勢調査 ) 9.4 万人 6.3 万人 55.4 万人 43.0 万人 20.2 万人 20.5 万人 21.4 万人 枠内の数字は 各二次医療圏の人口 (2010 年 ) を示す 3.1 万人 19.0 万人 17.0 万人 国勢調査 国土数値情報より作成 1

2. 人口推移と医療需要の変化 1 県の人口 県の人口は 2015 年の 210 万人から 2025 年には 194 万人 2040 年には 167 万人へと減少する一方 高齢者の割合は年々高くなっていくと推定されている 図表県の将来の人口 高齢化率の推移 ( 万人 ) 年少人口 (14 歳以下 ) 生産年齢人口 (15~64 歳 ) 高齢者人口 (65 歳以上 ) 高齢化率 250 45% 200 150 100 221 219 215 48 52 57 140 136 128 26.5% 210 202 194 62 65 64 32.0% 29.6% 119 113 108 33.2% 185 64 34.4% 176 36.0% 63 38.4% 167 64 40% 35% 30% 25% 50 21.5% 23.8% 102 94 85 20% 0 33 32 30 28 24 22 20 18 17 15% 平成 12 年 (2000) 平成 17 年 (2005) 平成 22 年 (2010) 平成 27 年 (2015) 平成 32 年 (2020) 平成 37 年 (2025) 平成 42 年 (2030) 平成 47 年 (2035) 平成 52 年 (2040) 年少人口 (14 歳以下 ) 生産年齢人口 (15~64 歳 ) 高齢者人口 (65 歳以上 ) 平成 12 年 (2000) 平成 17 年 (2005) 平成 22 年 (2010) 平成 27 年 (2015) 平成 32 年 (2020) 平成 37 年 (2025) 平成 42 年 (2030) 平成 47 年 (2035) 平成 52 年 (2040) 334,306 316,368 295,742 275,056 242,286 217,705 196,359 183,320 174,499 1,404,575 1,356,317 1,281,683 1,193,877 1,131,042 1,076,998 1,017,763 943,775 852,964 475,127 521,984 569,301 621,395 645,494 642,920 637,002 633,810 640,952 高齢化率 21.5% 23.8% 26.5% 29.6% 32.0% 33.2% 34.4% 36.0% 38.4% 総数 2,214,008 2,194,669 2,146,726 2,096,051 2,018,822 1,937,623 1,851,124 1,760,905 1,668,415 2000~2010 年 国勢調査 2015 年 毎月人口異動調査 国立社会保障 人口問題研究所 日本の地域別将来推計人口 ( 平成 25 年 3 月推計 ) より作成 2 県の人口ピラミッドの推移 図県の人口ピラミッド (2010 年 2025 年 2040 年 ) 2010 年実績男女 2025 年推計男女 2040 年推計男女 7935 90-19623 85-89 39286 80-84 50668 75-79 57166 70-74 69315 65-69 83268 60-64 72462 55-59 64736 50-54 66172 45-49 70693 40-44 78720 35-39 66481 30-34 54044 25-29 43061 20-24 50586 15-19 54795 10-14 51050 5-9 46103 0-4 24864 39737 58652 64472 65659 73451 84721 72652 64518 65264 68708 74964 63468 50975 41858 48419 51464 48508 43876 19951 28024 46181 66134 62338 58285 61282 66390 74711 63442 52220 45957 47134 49436 44141 42785 41754 36595 33302 90-85-89 80-84 75-79 70-74 65-69 60-64 55-59 50-54 45-49 40-44 35-39 30-34 25-29 20-24 15-19 10-14 5-9 0-4 48935 45431 60523 76522 68482 62114 63153 66454 72398 61451 49573 43217 44095 45999 42261 40899 39658 34801 31595 31405 33234 40782 49569 57990 67982 59184 49415 43910 45330 48130 46181 41830 38834 31759 31038 30878 29886 28730 2010 年国勢調査 国立社会保障 人口問題研究所 日本の地域別将来推計人口 ( 平成 25 年 3 月推計 ) より作成 90-85-89 80-84 75-79 70-74 65-69 60-64 55-59 50-54 45-49 40-44 35-39 30-34 25-29 20-24 15-19 10-14 5-9 0-4 67046 49848 52452 57557 63045 70042 59769 48209 41961 42955 45087 43439 39398 36482 30494 29559 29329 28419 27257 2

3 二次医療圏別の人口と高齢化の予測 2040 年に向かってどの二次医療圏も総人口は減少傾向にあるが 65 歳以上人口は 医療圏では横ばい 医療圏では漸増傾向にある 一方 医療圏は既に 65 歳以上人口も減少期に入っており 医療圏では 2020 年をピークに減少期に入ると推定されている 表県各二次医療圏の将来人口 高齢化率の推移 県全体 医療圏 平成 27 年 (2015) 平成 32 年 (2020) 平成 37 年 (2025) 平成 42 年 (2030) 平成 47 年 (2035) ( 単位 : 人 %) 平成 52 年 (2040) 総人口 208,672 203,050 196,169 188,783 180,954 172,587 65 歳以上人口 61,482 64,810 65,583 65,787 65,889 66,416 高齢化率 29.5 31.9 33.4 34.8 36.4 38.5 総人口 196,688 187,856 179,612 170,858 161,663 152,170 65 歳以上人口 57,863 61,286 61,270 60,817 60,204 60,440 高齢化率 29.4 32.6 34.1 35.6 37.2 39.7 総人口 198,266 191,011 182,709 173,704 164,361 155,069 65 歳以上人口 60,616 61,951 60,790 59,185 58,608 59,431 高齢化率 30.6 32.4 33.3 34.1 35.7 38.3 総人口 184,394 180,767 174,568 167,880 160,837 153,548 65 歳以上人口 54,059 56,423 56,485 56,116 55,863 56,792 高齢化率 29.3 31.2 32.4 33.4 34.7 37.0 総人口 163,069 156,042 148,924 141,799 134,698 127,626 65 歳以上人口 52,260 53,112 52,313 50,921 49,493 48,966 高齢化率 32.0 34.0 35.1 35.9 36.7 38.4 総人口 28,631 26,170 23,877 21,671 19,648 17,764 65 歳以上人口 11,235 10,951 10,276 9,574 8,841 8,099 高齢化率 39.2 41.8 43.0 44.2 45.0 45.6 総人口 425,667 414,877 403,013 389,628 375,076 359,682 65 歳以上人口 117,076 121,954 122,240 122,961 125,423 130,167 高齢化率 27.5 29.4 30.3 31.6 33.4 36.2 総人口 59,963 55,901 52,366 48,818 45,246 41,689 65 歳以上人口 20,139 20,550 20,036 19,458 18,881 18,454 高齢化率 33.6 36.8 38.3 39.9 41.7 44.3 総人口 542,234 519,363 497,646 474,241 449,610 424,425 65 歳以上人口 157,829 164,890 164,941 164,090 163,736 166,300 高齢化率 29.1 31.7 33.1 34.6 36.4 39.2 総人口 88,467 83,785 78,739 73,742 68,812 63,855 65 歳以上人口 28,836 29,567 28,986 28,093 26,872 25,887 高齢化率 32.6 35.3 36.8 38.1 39.1 40.5 総人口 2,096,051 2,018,822 1,937,623 1,851,124 1,760,905 1,668,415 65 歳以上人口 621,395 645,494 642,920 637,002 633,810 640,952 高齢化率 29.6 32.0 33.2 34.4 36.0 38.4 2015 年は毎月人口異動調査に基づく 4 月 1 日現在の推計 ( 総人口に年齢不詳者を含む ) 2020 年以降は国立社会保障 人口問題研究所 日本の地域別将来推計人口 ( 平成 25 年 3 月推計 ) 3

4 二次医療圏別の入院患者数の推移 1 日の入院患者数は 高齢者の増加に伴い増加傾向にあるものの と医療圏では 2015 年 と医療圏では 2035 年に 2010 年時点を下回る ( 赤い線 = 総数 ) また 65 歳以上の入院患者数は 医療圏では 2025 年 医療圏では 2040 年に 2010 年時点を下回る ( オレンジ色の線 =65 歳以上 ) 図県各二次医療圏の入院患者の将来推計 出典 :Koichi B. Ishikawa 地域別人口 入院患者数推計 / 簡易版 https://public.tableau.com/profile/kbishikawa#!/vizhome/estpat2013/sheet1 4

5 傷病別の入院患者数の推移 県全体における傷病別の 1 日あたり入院患者数は 将来にわたって循環器系疾患が最も多く 2030 年には 2010 年の 1.2 倍となり ピークを迎えると予測される ( 赤い線 = 総数 ) 図県における診断群分類別入院患者の将来推計 グラフは 次の 7 領域の 1 日入院患者数及び変化率 (2010 年基準 ) を示す 02 新生物 /09 循環器系の疾患 /10 呼吸器系の疾患 /11 消化器系の疾患 /13 筋骨格系及び結合組織の疾患 / 15 妊娠 分娩および産じょく /19 損傷 中毒及びその他の外因の影響 出典 :Koichi B. Ishikawa 地域別人口 入院患者数推計 / 簡易版 https://public.tableau.com/profile/kbishikawa#!/vizhome/estpat2013/sheet1 5

3. 病床数の状況 人口当たりの一般病床 療養病床の合計数は 医療圏が最も多く医療圏が最も少ない 医療圏は特に療養病床が多い 一般病床に限定すると 人口当たり病床数は県平均より少ない 表一般病床数 療養病床数 (2014 年 10 月 1 日 ) 県計 人口 210,899 197,618 199,481 185,440 164,178 29,021 427,269 60,256 545,178 89,101 2,108,441 一般病床数 1,846 1,345 1,578 1,004 1,131 207 3,614 468 4,160 729 16,082 人口 10 万人当たり 875.3 680.6 791.1 541.4 688.9 713.3 845.8 776.7 763.1 818.2 762.7 療養病床数 456 909 335 318 481 48 530 72 1,061 55 4,265 人口 10 万人当たり 216.2 460.0 167.9 171.5 293.0 165.4 124.0 119.5 194.6 61.7 202.3 出典 : 人口 県毎月人口異動調査病床数 県病院 診療所名簿 図人口 10 万人当たり一般病床数 療養病床数 (2014 年 10 月 1 日 ) ( 床 ) 1200 1000 800 600 400 200 0 療養病床 一般病床 出典 : 人口 県毎月人口異動調査病床数 県病院 診療所名簿 6

4. 医療従事者の状況 (1) 医師数 1 人口 10 万人当り医師数 2012 年末時点における県の医療施設従事医師数は 4,508 人 人口 10 万人当たり 211.4 人であり 全国平均値 226.5 人と比べて 約 15 人下回っている 県全国 区 分 表医療施設に従事している医師数 平成 14 年 (2002) 平成 16 年 (2004) 平成 18 年 (2006) 平成 20 年 (2008) 平成 22 年 (2010) 単位 : 人 平成 24 年 (2012) 医師数 3,914 4,019 4,159 4,264 4,412 4,508 人口 10 万人当たり医師数 176.5 181.8 190.0 196.4 205.0 211.4 ( 全国順位 ) (35 位 ) (35 位 ) (33 位 ) (33 位 ) (33 位 ) (31 位 ) ( 全国との差 ) ( 19.3) ( 19.2) ( 16.3) ( 16.5) ( 14.0) ( 15.1) 医師数 249,574 256,668 263,540 271,897 280,431 288,850 人口 10 万人当たり医師数 195.8 201.0 206.3 212.9 219.0 226.5 出典 : 厚生労働省 医師 歯科医師 薬剤師調査 ( 各年 12 月 31 日時点 ) 図都道府県別人口 10 万人当りの医療施設に従事している医師数 (2012 年 ) ( 人口 10 万人対 ) 350 300 226.5 250 211.4 200 150 100 50 0 全京徳東高福鳥岡長和熊石島香大大佐広愛山鹿福沖富宮兵北宮奈山群長山秋栃滋愛三岐神岩静青新福千茨埼都島京知岡取山崎歌本川根川阪分賀島媛口児井縄山崎庫海城良梨馬野形田木賀知重阜奈手岡森潟島葉城玉国山島道川 出典 : 厚生労働省 医師 歯科医師 薬剤師調査 7

2 二次医療圏別の医療施設従事医師数 2012 年末時点における 県の二次医療圏別の人口 10 万人当たり医療施設従事医師数は 多い順に 343.5 人 ( 信州大学病院を除くと 224.0 人 ) 209.0 人 207.0 人となっている 一方 少ない順では 119.6 人 134.7 人 149.8 人となっている 表二次医療圏別の医療施設従事医師数 単位 : 人 区分 2012 2010 医師数 440 301 423 253 299 36 1,478 103 1,038 137 対人口 10 万人 207.0 150.5 209.0 134.7 179.2 119.6 343.5 167.5 188.7 149.8 対前回 3.1 5.7 7.9 2.9 5.8 10.1 22.4 1.5 0.6 4.7 医師数 449 292 412 251 294 34 1,382 104 1,049 145 対人口 10 万人 210.1 144.8 201.1 131.8 173.4 109.5 321.1 166.0 189.3 154.5 出典 : 厚生労働省 医師 歯科医師 薬剤師調査 図人口 10 万人当たり医療施設従事医師数の状況 (2012 年 ) ( 人 ) 400 350 343.5 300 250 200 150 211.4 207 150.5 209 134.7 179.2 119.6 167.5 188.7 149.8 全国平均 =226.5 100 50 0 県 出典 : 厚生労働省 医師 歯科医師 薬剤師調査 8

(2) 看護師数 1 二次医療圏別の就業者数 2012 年末現在の県内就業者数は 26,902 人 人口 10 万人当たりの就業者数では 保健師 助産師 看護師で全国より高く 准看護師で下回っている なお 保健師数は全国 1 位 助産師数は全国 2 位である 各二次医療圏の人口 10 万人当たりの就業者数には 地域間の偏在が見られ 看護師数では 及びで全国を下回っている 表二次医療圏別の人口 10 万人当たり保健師 助産師 看護師 准看護師数 (2012 年 ) 単位 : 人 全県 全国 保健師 74.8 61.0 63.7 85.7 72.5 136.2 66.9 100.9 57.8 88.5 69.5 37.1 助産師 36.7 23.5 39.5 36.2 29.4 36.5 50.7 34.2 30.2 37.2 36.2 25.0 看護師 1,051.1 783.2 926.0 731.4 841.4 727.6 1,021.0 938.6 862.7 862.5 899.4 796.6 准看護師 217.4 387.1 274.7 255.0 351.2 162.8 232.2 191.9 225.8 226.3 256.7 280.6 出典 : 厚生労働省 衛生行政報告例 2 就業状況 2012 年末現在の看護職員の主な就業場所は 病院が 61.8% を占め 診療所が 14.0% 介護保険施設が 11.9% となっている 病院診療所助産所 表県内看護職員の就業状況 (2012 年 ) 訪問看護ステーション 介護保険施設 社会福祉施設 保健所市町村 その他 単位 : 人 保健師 224 35 0 1 7 4 1,041 170 1,482 助産師 547 107 54 0 0 3 26 35 772 看護師 13,642 2,047 1 625 1,832 307 225 497 19,176 准看護師 2,205 1,583 1 30 1,358 192 23 80 5,472 合計 16,618 3,772 56 656 3,197 506 1,315 782 26,902 ( 構成比 ) 61.8% 14.0% 0.2% 2.4% 11.9% 1.9% 4.9% 2.9% 100.0% 合計 出典 : 厚生労働省 衛生行政報告例 9

5. 救急搬送の状況 1 救急の全般的な状況 救急車による搬送者の年齢別構成比をみると 老人が全体の 62.0% を占めており 全国平均の 54.3% よりも約 8 ポイント高くなっている 表年齢別の搬送人員構成 (2014 年度 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県新潟県富山県石川県福井県県静岡県愛知県三重県滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県全国 56.8% 60.1% 61.0% 54.1% 64.7% 63.6% 58.2% 52.3% 53.1% 56.0% 50.5% 50.6% 48.2% 52.4% 59.6% 61.2% 58.4% 59.4% 53.6% 62.0% 58.0% 57.7% 53.4% 54.9% 53.6% 55.3% 50.9% 55.5% 55.6% 58.5% 60.7% 65.1% 57.3% 56.1% 62.9% 57.7% 57.7% 58.1% 63.5% 55.6% 56.9% 61.4% 58.1% 60.6% 57.1% 59.5% 49.0% 54.3% 新生児乳幼児少年成人老人出典 : 消防庁 救急救助の現況 10

救急車による搬送者の傷病程度別構成比をみると 死亡 1.7% 重症 11.1% 中等症 47.3% 軽症 39.7% その他 0.2% である 全国平均と比較して軽症者の割合が約 10 ポイント低くなっている 表傷病程度別の搬送人員構成比 (2014 年度 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県新潟県富山県石川県福井県県静岡県愛知県三重県滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県合計 39.7% 37.5% 38.9% 50.4% 32.5% 37.5% 36.4% 36.8% 38.9% 40.2% 34.5% 40.6% 40.1% 39.1% 38.4% 43.5% 38.6% 44.2% 42.4% 47.3% 44.4% 38.4% 35.5% 31.9% 33.3% 30.8% 34.6% 36.4% 39.5% 31.8% 49.9% 45.0% 37.6% 45.5% 46.1% 39.0% 43.6% 31.6% 35.3% 56.5% 46.1% 49.9% 41.9% 44.5% 41.1% 50.5% 32.3% 39.5% 47.7% 41.1% 43.9% 36.1% 45.6% 44.0% 49.6% 51.7% 47.0% 46.3% 55.2% 50.8% 51.5% 51.1% 47.4% 45.7% 44.1% 38.1% 45.1% 39.7% 41.2% 53.1% 56.5% 56.0% 59.7% 62.2% 62.7% 52.5% 48.3% 57.1% 37.5% 40.9% 47.7% 41.8% 44.3% 46.3% 42.5% 51.3% 44.7% 35.7% 37.7% 34.3% 46.5% 37.6% 37.8% 35.1% 53.5% 50.0% 死亡重症中等症軽傷その他 出典 : 消防庁 救急救助の現況 11

現場到着から収容までの平均時間 ( 分 ) 2 二次医療圏別の搬送時間 2012 年度の消防庁 救急搬送人員データを用いて 各二次医療圏の平均搬送時間を比較すると 下のグラフのようになる このグラフでは 右上ほど 覚知 ~ 現場到着 + 現場到着 ~ 収容 の全体の搬送時間が長くなる 県は 全国平均に比べて全体の搬送時間やわずかに短いものの といった人口規模の小さい医療圏では 県平均や全国平均を大きく上回る搬送時間となっている このグラフでは 全体の搬送時間が同程度の場合 右下ほど現場到着までの時間がかかる傾向 ( 現場までの距離など ) が強く 左上ほど現場到着から収容までの時間がかかる傾向 ( 現場から医療機関までの距離など ) が強くなる 県では やにおいて前者の傾向が強く などで後者の傾向が強い 40 図県の二次医療圏別救急搬送の平均時間 (2012 年 ) 36 32 28 全国計 24 県計 20 4 5 6 7 8 9 10 11 12 覚知から現場到着までの平均時間 ( 分 ) 消防庁 救急搬送人員データ より作成 12

6. 入院医療機関 ( 一般病床 療養病床 ) の分布状況 2014 年度病床機能報告に基づき 入院医療機関の病床 ( 一般病床と療養病床 ) の状況について 地 図上に病床規模を円の大きさ 算定している入院基本料等の比率を円グラフで示した 入院基本料等の区分 A B C D 区分 救命救急 集中治療室など一般病棟 7 対 1 など一般病棟 10 対 1 など一般病棟 13/15 対 1 など 救命救急入院料の算定病床 病床の内容 集中治療室 (ICU) 脳卒中ケアユニット (SCU) 新生児治療回復室 (GCU) ハイケアユニット (HCU) など 一般病棟 7 対 1 入院基本料の算定病床 ( 特定機能病院 専門病院含む ) 小児入院医療管理料の算定病床 ( 看護配置 7 対 1) 一般病棟 10 対 1 入院基本料の算定病床 ( 特定機能病院 専門病院含む ) 小児入院医療管理料の算定病床 ( 看護配置 10 対 1) B C 以外の一般病棟 ( 専門病院含む ) 有床診療所の一般病床 E 地域包括ケア病棟など 地域包括ケア病棟 ( 旧 ) 亜急性期病床 F 回復期リハビリテーション病棟 回復期リハビリテーション病棟 G H 障害者施設 特殊疾患病棟 医療療養病床 障害者施設の病床 特殊疾患病棟 療養病棟入院基本料の算定病床 有床診療所療養病床入院基本料の算定病床 I 介護療養病床 介護療養型医療施設の病床 J その他 不明 緩和ケア病棟 診療報酬 介護報酬上の届出なし 病床機能報告で算定入院料が無回答の病床 13

1 医療圏 医療圏 医療圏には 救命救急センターを有する総合病院医療センターをはじめとして高度急性期 急性期系の病床が多い 医療圏は三才山リハビリテーションセンター鹿教湯病院をはじめ リハビリテーションや療養病床が多い 図医療圏 医療圏の人口と一般 / 療養病床の分布 2014 年度病床機能報告 各地方厚生局への医療機関届出情報 国勢調査 国土数値情報より作成 14

2 医療圏 医療圏は 比較的狭い面積に大規模な病院が複数ある の中北医療圏と人口分布が連なっており との患者流出入の可能性がある 図医療圏の人口と一般 / 療養病床の分布 2014 年度病床機能報告 各地方厚生局への医療機関届出情報 国勢調査 国土数値情報より作成 15

3 医療圏 医療圏 医療圏と医療圏では 中央自動車道に沿って人口と医療機関が分布している 両医療圏の境界付近の側には病床がないため 圏域を超えた患者の移動が見られる可能性がある 図医療圏 医療圏の人口と一般 / 療養病床の分布 2014 年度病床機能報告 各地方厚生局への医療機関届出情報 国勢調査 国土数値情報より作成 16

4 医療圏 医療圏の人口分布はまばらである また 入院医療機関は県立病院のみであり 7:1 入院基本料を算定する病院がない 高度急性期 急性期機能の入院医療機関の多い医療圏や 県境付近に入院医療機関を複数有するの東濃医療圏に 患者が流出している可能性が高い 図医療圏の人口と一般 / 療養病床の分布 2014 年度病床機能報告 各地方厚生局への医療機関届出情報 国勢調査 国土数値情報より作成 17

5 医療圏 医療圏 市中心部に 信州大学附属病院や相澤病院をはじめとした高度急性期 急性期を担う病床が多い 医療圏の医療圏寄りに 大規模な回復期リハビリテーション病棟や療養病床があるため 回復期や慢性期は 医療圏から医療圏への流出が起きている可能性がある 医療圏は医療圏に近い圏域南部に病床が集中している 図医療圏 医療圏の人口と一般 / 療養病床の分布 次頁拡大図の範囲 2014 年度病床機能報告 各地方厚生局への医療機関届出情報 国勢調査 国土数値情報より作成 18

図医療圏中央部の人口と一般 / 療養病床の分布 ( 拡大図 ) 2014 年度病床機能報告 各地方厚生局への医療機関届出情報 国勢調査 国土数値情報より作成 19

6 医療圏 医療圏 市内に 高度急性期 急性期を担う病床が集中している 医療圏は 医療圏に近い圏域西部に人口 病床が集中しており 大規模な病院が 2 施設ある 図医療圏 医療圏の人口と一般 / 療養病床の分布 次頁拡大図の範囲 2014 年度病床機能報告 各地方厚生局への医療機関届出情報 国勢調査 国土数値情報より作成 20

図医療圏中央部の人口と一般 / 療養病床の分布 ( 拡大図 ) 2014 年度病床機能報告 各地方厚生局への医療機関届出情報 国勢調査 国土数値情報より作成 21

7. 二次医療圏間の患者流出入の分析 1 疾病 事業別の SCR の状況 4 疾病 ( がん 脳卒中 急性心筋梗塞 糖尿病 ) と 3 事業 ( 救急 周産期 小児医療 ) に係る SCR の状況を国提供の 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール の数値を用いてレーダーチャートに表した SCR は 人口構成の割に域内で提供されている医療提供量が多い / 少ない を表し その値が大きければ 他地域から患者が流入している または 地域住民の受療率が高い と類推できる SCR( 年齢調整標準化レセプト出現比 ) について ある地域 ( 例 : 二次医療圏 ) の SCR とは 当該地域の医療機関で実際に発生したレセプトの数 を 年齢階級ごとの受療率が全国と同水準であるとしたと仮定した時に 当該地域で発生すると期待されるレセプトの数 で割った数値のこと 全国平均値が 100% となる 当該地域の年齢構成を考慮するとこれくらいのレセプト数が発生するはず という期待値に比べ 実際に発生したレセプト数が多いか少ないかを把握する指標である < 本資料での着目対象 > 本資料で着目するもの 把握対象 外来全般 再診 再診料または外来診療料を算定した入院外レセプト数 がん がんの入院医療悪性腫瘍を主傷病とする患者の入院レセプト数がんの外来医療悪性腫瘍を主傷病とする患者の入院外レセプト数 脳卒中の急性期医療 超急性期脳卒中加算を算定したレセプト数 脳卒中 回復期リハビリテーション病棟入院料を算定したレセ回復期リハビリテーションプト数 ( 注 : 大腿骨頸部骨折によるリハビリも含まれる ) 急性心筋梗塞 急性心筋梗塞の急性期医療 急性心筋梗塞を主傷病とする患者の入院レセプト数 糖尿病 糖尿病の外来医療 糖尿病を主傷病とする患者の入院外レセプト数 救急医療 2 次救急への対応体制 救急医療管理加算または救急救命管理料を算定した入院レセプト数 帝王切開 帝王切開を実施した入院レセプト数 周産期医療 ハイリスク分娩への対応体制 ハイリスク妊産婦共同管理料またはハイリスク分娩管理加算を算定した入院レセプト数 小児の入院医療 小児入院管理料を算定した入院レセプト数 小児医療 乳幼児や小児にかかる初診料 再診料 外来診療料の加小児の外来医療算または小児科外来診療料を算定した入院外レセプト 数 22

< 二次医療圏別の SCR>(2013 年度診療分 ) 医療圏の SCR 全国平均県平均医療圏 医療圏の SCR 全国平均県平均医療圏 小児の外来 再診 250 200 がんの入院 小児の外来 再診 250 200 がんの入院 小児の入院 150 100 がんの外来 小児の入院 150 100 がんの外来 50 50 ハイリスク分娩対応 0 脳卒中の急性期 ハイリスク分娩対応 0 脳卒中の急性期 帝王切開 回復期リハビリ 帝王切開 回復期リハビリ 2 次救急対応 心筋梗塞の急性期 糖尿病の外来厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 2 次救急対応 心筋梗塞の急性期 糖尿病の外来厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 脳卒中急性期の SCR が大きく回復期リハビリの SCR が小さい 脳卒中医療についてと間の機能分担があり 医療圏では主として急性期を担っている可能性がある 2 次救急対応の SCR が大きく 小児の入院の SCR が小さい 東信地方全体で 小児の入院医療機能が丌足している可能性がある 医療圏の SCR 脳卒中急性期の SCR が小さく回復期リハビリの SCR が大きい 脳卒中医療についてと間の機能分担があり 医療圏では主として回復期を担っている可能性がある 2 次救急対応の SCR や小児の入院の SCR が小さい 東信地方全体で 小児の入院医療機能が丌足している可能性がある がん入院の SCR が小さい 隣接する医療圏や医療圏に患者が流出している可能性がある 医療圏の SCR 全国平均県平均医療圏 全国平均県平均医療圏 小児の外来 再診 250 200 がんの入院 小児の外来 再診 250 200 がんの入院 小児の入院 150 100 がんの外来 小児の入院 150 100 がんの外来 50 50 ハイリスク分娩対応 0 脳卒中の急性期 ハイリスク分娩対応 0 脳卒中の急性期 帝王切開 回復期リハビリ 帝王切開 回復期リハビリ 2 次救急対応 心筋梗塞の急性期 糖尿病の外来厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 2 次救急対応 心筋梗塞の急性期 糖尿病の外来厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 2 次救急対応や小児の入院の SCR が大きい 隣接する医療圏の SCR が小さく 医療圏から患者が流入している可能性がある ハイリスク分娩対応の SCR が小さい 隣接する医 療圏のハイリスク分娩対応の SCR が突出して大きく 医療圏への妊産婦の流出が生じている可能性がある 一方で 帝王切開の SCR は全国平均や県平均並みである 脳卒中急性期の SCR が大きい 隣接する医療圏 医療圏 医療圏の SCR が県平均より小さく これらの医療圏からの患者が流入している可能性がある 脳卒中急性期以外の各 SCR に 値の小さなものが多い 小児入院 がん入院 2 次救急 帝王切開 ハイリスク分娩などについて 隣接する医療圏 医療圏 医療圏などに患者や妊産婦が流出している可能性がある 23

医療圏の SCR 全国平均県平均医療圏 医療圏の SCR 全国平均県平均医療圏 小児の外来 再診 250 200 がんの入院 小児の外来 再診 250 200 がんの入院 小児の入院 150 100 がんの外来 小児の入院 150 100 がんの外来 50 50 ハイリスク分娩対応 0 脳卒中の急性期 ハイリスク分娩対応 0 脳卒中の急性期 帝王切開 回復期リハビリ 帝王切開 回復期リハビリ 2 次救急対応 心筋梗塞の急性期 糖尿病の外来厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 2 次救急対応 心筋梗塞の急性期 糖尿病の外来厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 2 次救急対応や回復期リハビリの SCR が大きい 特に 2 次救急については 隣接する医療圏の SCR が小さく 医療圏から患者が流入している可能性がある 小児入院や心筋梗塞急性期の SCR が小さい 隣接する医療圏の SCR も小さく 伊那谷地方全体でこれらの医療機能が丌足している可能性がある ハイリスク分娩対応や帝王切開を除き 全般に SCR が小さい 特に再診の SCR の小ささが顕著であり 医療機関の少なさ等を背景に 隣接する医療圏や東濃医療圏への患者流出や 交通丌便による受診抑制が起きている可能性がある 医療圏の SCR 全国平均県平均医療圏 医療圏の SCR 全国平均県平均医療圏 小児の外来 再診 250 200 がんの入院 小児の外来 再診 250 200 がんの入院 小児の入院 150 100 がんの外来 小児の入院 150 100 がんの外来 50 50 ハイリスク分娩対応 0 脳卒中の急性期 ハイリスク分娩対応 0 脳卒中の急性期 帝王切開 回復期リハビリ 帝王切開 回復期リハビリ 2 次救急対応 心筋梗塞の急性期 糖尿病の外来厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 2 次救急対応 心筋梗塞の急性期 糖尿病の外来厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 周産期医療や小児の外来に関する SCR が突出して高い 隣接する医療圏 医療圏などから妊産婦や小児の患者が流入している可能性がある 回復期リハビリの SCR が小さい 隣接する医療圏の回復期リハビリの SCR が大きく 医療圏へ患者が流出している可能性がある 2 次救急対応の SCR が大きい 隣接する医療圏の SCR が県平均より小さく 医療圏の患者の一部が流入してきている可能性がある 2 次救急対応以外の SCR は全般的に小さい 特に心筋梗塞急性期や再診の SCR の小ささは顕著であり 隣接する医療圏へ患者が流出していることが考えられる 24

医療圏の SCR 全国平均県平均医療圏 医療圏の SCR 全国平均県平均医療圏 小児の外来 再診 250 200 がんの入院 小児の外来 再診 250 200 がんの入院 小児の入院 150 100 がんの外来 小児の入院 150 100 がんの外来 50 50 ハイリスク分娩対応 0 脳卒中の急性期 ハイリスク分娩対応 0 脳卒中の急性期 帝王切開 回復期リハビリ 帝王切開 回復期リハビリ 2 次救急対応 心筋梗塞の急性期 糖尿病の外来厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 2 次救急対応 心筋梗塞の急性期 糖尿病の外来厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 脳卒中急性期の SCR が大きい 隣接する医療圏の SCR がきわめて小さく 医療圏の患者は 医療圏だけではなく医療圏にも流入してきている可能性がある 回復期リハビリや小児の入院の SCR が小さい 回復期リハビリは医療圏の SCR 小児入院は医療圏の SCR が大きく これらの医療圏へと患者が流出している可能性がある おおむね県平均レベルにある SCR が多い 但し がん入院の SCR が小さい 隣接する医療圏等に患者が流出している可能性がある 25

< 主な疾病 事業別の患者流出入 > がん ここでは 悪性腫瘍を主傷病とする入院および外来患者の流出入状況をみる 患者の域外流出が多い医療圏は 入院 外来ともに の各医療圏である 医療圏では医療圏への流出のほかに の各医療圏への流出もみられる 医療圏では医療圏への流出のほかに への流出が多い 医療圏には 医療圏をはじめ の各医療圏から患者が流入している 医療圏には から患者が流入している と とは 双方向の患者流出入がみられる 患者住所地 医療機関所在地 がん入院の流出先の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) がん入院の流入元の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 流出先 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 流入元 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 26

患者住所地 医療機関所在地 がん外来の流出先の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% がん外来の流入元の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 流出先 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 流入元 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 27

脳卒中 ここでは 脳卒中の急性期医療について レセプトの絶対数が少なく傾向がつかみにくい超急性期脳卒中加算にかわり 脳卒中に対する急性期リハビリテーションに関する状況を整理する また回復期について 大腿骨頸部骨折を含む値ではあるが 回復期リハビリテーション病棟への入院に関する状況を整理する 脳卒中に対する急性期リハビリテーションを受ける患者の域外流出が多い医療圏は 医療圏 医療圏である 医療圏は医療圏とへの流出 医療圏は医療圏への患者流出が多い 医療圏と医療圏では がんに比べて域内完結の度合いが高い 回復期リハビリテーション病棟の入院患者の流出入は 急性期リハビリテーションと大きく異なる の各医療圏から医療圏に患者が流入している 脳卒中急性期リハビリの流出先の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 患者住所地 脳卒中急性期リハビリの流入元の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 医療機関所在地 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 流出先 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 流入元 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 28

患者住所地 回復期リハビリテーション病棟への入院の流出先の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 回復期リハビリテーション病棟への入院の流入元の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 医療機関所在地 愛知県 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 流出先 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 流入元 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 29

急性心筋梗塞 医療圏から医療圏への患者の流出 医療圏から医療圏への患者の流出が多い 医療圏と医療圏からは への患者流出がみられる 患者住所地 急性心筋梗塞入院の流出先の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 急性心筋梗塞入院の流入元の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 医療機関所在地 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 流出先 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 流入元 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 30

糖尿病 医療圏から医療圏や 医療圏から医療圏への外来患者の流出が多い 医療圏を除き 他の項目に比べて各医療圏の域内完結性は高い 患者住所地 糖尿病による外来の流出先の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 糖尿病による外来の流入元の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 流出先 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 医療機関所在地 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 流入元 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 静岡県 愛知県 厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 31

救急医療 2 次救急に係る患者は いずれの医療圏においても おおむね 80% 以上が域内で完結している 域外への流出は 人口分布が境界をこえて連なっている地域間のものが比較的多い 患者住所地 医療機関所在地 2 次救急の流出先の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 2 次救急の流入元の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 流出先 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 流入元 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 32

小児医療 県内全域から 医療圏に患者が流入している この他 医療圏から医療圏 医療圏や医療圏から医療圏への患者流出も比較的多い 小児入院医療の流出先の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 患者住所地 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 流出先 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 静岡県 愛知県 小児入院医療の流入元の構成 (2013 年度診療分 国保 後期高齢のレセプト数ベース ) 医療機関所在地 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 厚生労働省提供 医療提供体制 (SCR) 受療動向分析ツール より作成 流入元 群馬県 千葉県 神奈川県 富山県 愛知県 埼玉県 東京都 新潟県 静岡県 33

2 全傷病の 4 機能別の患者流出入の状況 (2013 年 ) ここでは 厚生労働省提供 地域医療構想策定支援ツール により把握した 1 日当たりの全傷病の 4 機能区分 ( 高度急性期 / 急性期 / 回復期 / 慢性期 ) 別の患者流出入を地図上に矢印で表した なお ツールでは流出入の患者数が 10 人を下回る場合は 個人情報保護の観点から患者数の把握ができない ( 秘匼される ) ため 地図上にも表示していない 医療圏は 高度急性期 急性期 回復期について 隣接する医療圏からの患者流入が多い 医療圏は 高度急性期や急性期については医療圏をはじめとして周囲の医療圏に流出する傾向が強いが 慢性期の患者は流入している傾向にある 医療圏は 高度急性期 急性期 回復期について医療圏への流出がみられる一方 急性期 回復期については 医療圏やの中北医療圏からの流入もみられる 医療圏と医療圏は 急性期 回復期 慢性期について 医療圏から医療圏への流出がみられる 医療圏は 人口が少ないために流出する患者数が秘匼されやすいが その中でも急性期については医療圏への 回復期についてはの東濃医療圏への患者流出が把握できる 医療圏は 高度急性期の患者が周囲の医療圏から流入している傾向が強い 一方で 慢性期の患者は他の医療圏へと流出している傾向にある 医療圏と医療圏は 4 機能区分のいずれについても 医療圏から医療圏への流出傾向がみられる 図県における高度急性期および急性期機能の患者流出入 (2013 年 10 人 / 日以上 ) < 高度急性期機能 > < 急性期機能 > 流出者数 10~25 人 流出者数 25~50 人 流出者数 50 人以上 厚生労働省提供 地域医療構想策定支援ツール を用いて作成 34

図県における回復期および慢性期機能の患者流出入 (2013 年 10 人 / 日以上 ) < 回復期機能 > < 慢性期機能 > 流出者数 10~25 人 流出者数 25~50 人 流出者数 50 人以上 厚生労働省提供 地域医療構想策定支援ツール を用いて作成 35

8. 介護保険関係施設の状況 2013 年度末時点における二次医療圏別の介護保険施設等の定員数は 下表の通りとなっている 表二次医療圏別の介護保険施設等の定員数 単位 : 人 介護老人福祉施設 ( 特別養護老人ホーム ) 地域密着型介護老人福祉施設 ( 小規模特養 ) 県計 1,070 994 865 1,059 1,014 290 1,815 393 2,397 600 10,497 29 68 78 107 20 0 57 0 299 0 658 介護老人保健施設 926 770 924 651 719 50 1,400 290 1,681 340 7,751 介護療養型医療施設 198 186 127 114 224 24 209 6 335 17 1,440 認知症高齢者グループホーム 204 207 288 326 207 72 574 45 843 179 2,945 養護老人ホーム 230 166 190 120 280 76 250 50 290 100 1,752 ケアハウス ( 軽費老人ホーム ) 245 55 82 60 80 0 380 52 457 50 1,461 計 2,902 2,446 2,554 2,437 2,544 512 4,685 836 6,302 1,286 26,504 出典 : 介護支援課調べ (2013 年度末の定員数を把握しているサービスを掲載 ) 36