藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

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[ 例 1] 敷地の分割例 1270 m2の敷地を 135 m2ずつに分割する場合 270 m2 135 m2 135 m m2の敷地を 140 m2と 130 m2に分割する場合 270 m2 140 m2 130 m2 2

上野原市規則第××号

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

1 届出について Q1: 地区計画の届出が必要な行為にはどのようなものがありますか 地区整備計画が定められている区域において 下記の行為を行う場合は届出が必要になります 行為の種類内容 土地の区画形質の変更 ( 開発行為の許可申請を行うものは届出不要です ) 建築物の建築又は工作物の建設 建築物等の

新千里西町B団地地区地区計画

地区 の 区分 名称駅南口西街区地区駅南口東街区地区駅北口駅前広場地区 面積約 2.8 ha 約 0.6 ha 約 1.7 ha 用途地域による用途制限の他に 次の各号に掲げる建築物は 建築し てはならない 地区整備計画 建築物等に関する事項 建築物の 用途の制限 1. 指定道路 1 に面する敷地の

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択

地区整備計画書地区整備計画建築物等に関する事項地区の区分 地区の名称地区の面積 建築物等の用途の制限 建築物の敷地面積の最低限度 建築物の延べ床面積の敷地面積に対する割合の最高限度建築物の建築面積の敷地面積に対する割合の最高限度 壁面の位置の制限 独立住宅地区 A 約 21.9 ha (1) 長屋

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

Microsoft Word - 岡崎駅南リーフレット案【最終】

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

区域の整備 開発及び保全に関する方針地建築区物等整に関備する計事項画地区計画ガイド八日市出町地区 八日市出町地区 地区計画の内容 名称八日市出町地区地区計画 位 置 金沢市八日市出町の一部 面積地区計画の目標土地利用の方針建築物等の整備方針 約 10.7 ha 本地区は 市中心部の南西約 4kmに位

種別 名称 幅員等 延長又は面積 摘要 道路 区画道路 1 号区画道路 2 号区画道路 3 号区画道路 4 号区画道路 5 号区画道路 6 号区画道路 7 号 12.0m 12.0m 0.8~5.0m 2.6~8.3m 2.25m 1.65m 1.65m 約 790m 約 220m 約 700m 約

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

(暫定逆線引き地区)地区地区計画運用基準

地区の細区分 1 流通 業務地区 2 都市型居住地区 地区 建築物 建築物等の高さの最高限度 建築物等の高さの最高限度は 15mとする ただし 敷地面積が1,000m2以上あり かつ金沢市景観審議会において都市景観上支障がないと認められた場合は 25mとする 整備計画 等に関する事項 建築物等の形態

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目 次 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画書 1P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画図 3P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画運用基準 4P 地区整備計画の運用について 運用基準の解説 5P 6P (1) 建築物等の用途の制限 6P (2) 建築

別紙 40 東京都市計画高度地区の変更 都市計画高度地区を次のように変更する 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種類面積建築物の高さの最高限度又は最低限度備考 第 1 種 約 ha 建築物の各部分の高さ ( 地盤面からの高さによる 以下同じ ) は 当該部分から前面道路の反対側の境界線 高度地区

大阪市再開発地区計画にかかる

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

(2) 建築物の敷地面積の最低限度地区整備計画商業 業務地区 -1 商業 業務地区-2 敷地面積は150m2以上とする ただし 土地区画整理事業での換地面積 150m2未満の場合は 換地面積とする 住宅地区敷地面積は200m2以上とする ただし 土地区画整理事業での換地面積 200m2未満の場合は

住宅地区 A 約 41.1 ha (1) 長屋 ( 住戸の数が 2 戸のものを除く ) (2) 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 建基法 という ) 別表第 2( い ) 項第 3 号に掲げる共同住宅 ( 住戸の数が 2 戸のものを除く ) 寄宿舎又は下宿 (3) 建基法別表第

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第2章

日本橋・東京駅前地区

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

東京都市計画用途地域の変更 ( 東京都決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する ( 中野区分 ) 種類面積容積率建ぺい率 第一種低層住居専用地域 第 二 種 低層住居 専用地域 /10 15/10 4/10 5/10 外壁の後退距離の限度 建築物の敷

南部地区 地区の名称 南部地区建築物の用途の制限 ( ほなみ町 桜新町 ) 敷地面積の最低限度 ( 東原町 苗津町 長者町の各一部 ) 22.5ha 沿道業務地区 17.6ha 合計 40.1ha 建築物等の形態又は意匠の制限 沿道業務地区には 次に掲げる建物は建築してはならない マージャン屋 ぱち

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分


東久留米駅神山線沿道神宝町地区地区計画運用基準 平成 29 年 11 月〇〇日制定 Ⅰ 目的 この運用基準は 東久留米駅神山線沿道神宝町地区地区計画 の地区整備計画の運用を円滑に行 うためこれを定める Ⅱ 地区整備計画の内容及び運用基準 1. 建築物等に関する事項 (1) 建築物の敷地面積の最低限度

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

平方・中野久木物流施設地区

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

地区整備築計画建物等に関する事項地区の 細区分 建築物の 敷地面積の 最低限度 壁面の位置の 制 限 建築物等の高さの最高限度 建築物等の形態又は色彩その他の意匠の制限 垣又は柵の構造の制限 拠点サービス地区沿道サービス地区 A 沿道サービス地区 B 沿道サービス地区 C 一般住宅地区 160 m2

金沢都市計画地区計画の変更

渚地区計画について 地区計画とは? 一般にまちづくりは 都市 都市圏単位で広域的に定めた都市計画に基づき 都市計画法や建築基準法等によって土地利用や建築 開発行為等を規制することで進められていますが 都市の中には 特徴や条件の異なる様々な地域があり それぞれの地域で暮らしやすい環境を形成するには 地

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

- 2 - 及び規模 地区の 区分 地区施設の配置 道路 3 路線 幅員 ~ m 延長 約 m 公園 1 箇所 面積 約 m2 公共緑地 4 箇所 面積 約 m2 2 箇所 幅員 m 面積 約 m2 ( の幅員 mのうち 以上を高木植栽空間とする ただ し 門柱 門扉等の施設については この限りでは

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

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都市計画図 外神田二・三丁目地区(PDF)


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(案)

第 134 条に基づく施設の外 これらに類似した組織的教育を行う施設を含む 2 神社 寺院 教会その他これらに類するもの 公衆が集合して参詣 礼拝などを行う施設のことをいう 3 住宅 共同住宅 専用又は兼用の一戸建て住宅 長屋及び共同住宅のことをいう 2

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第 43 回四日市市都市計画審議会 第 80 号議案関連資料 1. 四日市都市計画地区計画の変更 ( 小古曽地区地区計画の決定 ) に関する地権者からの都市計画提案書について ( 関連資料 -1) 2. 小古曽地区地区計画比較表 ( 都市計画提案と地区計画決定 ) ( 関連資料 2) 1

‘031209

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

高度地区計画書

目 次 平方北部物流施設地区地区計画計画書 1P 平方北部物流施設地区地区計画計画図 3P 平方北部物流施設地区地区計画 地区整備計画 の内容の解説 4P (1) 建築物等の用途の制限 5P (2) 建築物の敷地面積の最低限度 6P (3) 建築物等の高さの最高限度 6P (4) 壁面の位置の制限

(案)

印西都市計画地区計画の変更 ( 印西市決定 ) 都市計画滝野地区地区計画を次のように変更する 名称滝野地区地区計画 位 置 印西市滝字新野及び字大割 滝野一丁目 滝野二丁目 滝野四丁目 滝野五丁目 滝野六丁目及び滝野七丁目の全部の区域並びに滝字大門及び滝野三丁目の各一部の区域 面積約 56.3 ha

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地区計画について用途地域等の都市計画に加えて 地区単位で建物等の用途や形態 敷地などに対する制限を総合的に計画し 規制 誘導することにより 地区の特性を活かした良好な市街地環境の形成を図る制度です 野中地区地区計画の目的野中地区では 道路や公園等の都市基盤施設を一体的に整備改善し 健全で良好な住宅地

南部大阪都市計画地区計画の決定 ( 大阪狭山市決定 ) 都市計画山本南地区地区計画を次のように決定する 名 称 山本南地区地区計画 位 置 大阪狭山市山本南地内 面 積 約 2.8ha 農地や緑地と調和した住宅地の形成を図ることで スポーツ レク 地区計画の目標 リエーション拠点に近接した健康的な住

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建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

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区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

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最高限度1 制限の緩和 (1) この規定の適用による隣地との関係等による緩和に関する措置は 次の各号に定めるところによる ただし イの規定については 北側の前面道路又は隣地との関係についての建築物の各部分の高さの最高限度 ( 以下 斜線型高さ制限 という ) が定められている場合において その高さを

阪神間都市計画新住宅市街地開発事業の変更(兵庫県決定)

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地建築区物等整に関備する計事項画地区の細区分 1. 低層住宅地区 2. 一般住宅地区 3. 沿道サービス地区 4. 流通 業務地区 5. 工業地区 建築物等の用途の制限 ー ー ぱちんこ屋 まあじゃん屋 射的場 勝馬投票券発売所 場外車券売場その他これらに類する施設 風俗営業等の規制及び業務の適性化

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

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東京都市計画高度地区の変更 都市計画高度地区を次のように変更する 2 建築物の各部分の高さは 当該部分から前面道路の反対側の境界線又は隣地境界線までの真北方向の水 資料 5 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種 類 面積 建築物の高さの最高限度又は最低限度 備考 約 ha 建築物の各部分の高さ (

公津西地区地区計画運用基準

(2) 路地街区 ア路地街区の内部で 防火性の向上と居住環境の改善を図るため 地区施設等に沿った建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限を定めることにより 道路斜線制限を緩和し 3 階建て耐火建築物の連続した街並みを形成する イ行き止まりの路地空間では 安全性の確保のため 2 方向の避難を目的とし

地区計画パンフレットP.1

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第 5 地区拠点地区計画の区域には 次に掲げる区域及び地域は含まないものとする (1) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 以下 農振法 という ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (2) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農

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1 制の緩和 1 この規定の適用による隣地との関係等による緩和に関する措置は 次の各号に定めるとこ ろによる ただし イの規定については 北側の前面道路又は隣地との関係についての建築 物の各部分のさの 以下 斜線型さ制 という が定められている場合に おいて そのさを算定するときにる ア北側の前面道

許可及び認定申請等

第種高度地区第 5 共通事項 尼崎市高度地区運用基準 ( 解説及び運用 ) (1) 建築物が複数の高度地区にわたる場合における建築物の各部分の高さは それぞれの部分の規定を適用する (2) パイプ等の見通しのきくバルコニー等の手すりの高さの算定については 建築基準法第 56 条第 1 項の取扱いと同

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区域の整備 開発及び保全に関する方針 公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 その他当該地区の整備 開発及び保全に関する方針 道路については 都市計画道路 平岡循環通 及び市道 北野里塚線 の拡幅整備を行うとともに 土地利用転換に伴って必要となる主要な道路を 周辺住民の動線空間としても機能する

魅力あるまちづくりを目指して 土地の利用方針 越谷レイクタウン地区は 中川 綾瀬川地域の治水安全度の向上と市の中心核を補完する新拠点 ( 副次核 ) の形式を図るため 河川事業による調節池の整備とあわせて特定土地区画整理事業により道路や公園などの基盤整備を一体的に進めています また 地区の中央には

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伊勢原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例 ( 素案 ) 伊勢原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例 ( 昭和 63 年伊勢原市条 例第 5 号 ) の一部を次のように改正する 別表第 1に次のように加える 横浜伊勢原線沿道地区 都市計画法第 20 条

地区整備地区施設の配置及び規模道計画3 の他の公共空名 称 幅 員 延 長 備考 歩行者専用道路 1 号 12 ~ 16 m 約 200 m 緑道 1 号 4 m 約 15 m 緑道 2 号 7 m 約 125 m 緑道 3 号 5 m 約 30 m 緑道 4 号 4 m 約 35 m 緑道 5 号

位 置 新宿区赤城下町 中里町 天神町 赤城元町 矢来町及び改代町各地内 面 積 約 4.6ha 地区名称住宅地区住工共存地区 A 住工共存地区 B 幹線道路沿道地区の区面積約 3.7ha 約 0.3ha 約 0.4ha 約 0.2ha 分 1 マージャン屋 ぱちんこ屋 射的場 勝馬投票券発売所 場

( 趣旨 ) 第 1 条この条例は, 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 50 条及び第 52 条第 5 項の規定により, 周辺環境との調和のとれた斜面地建築物の敷地の利用を図り, もってその周辺における良好な居住環境の確保に資するため, 斜面地建築物の階数に

建築物等の整備の方針 1 健全な地域環境の維持 形成を図るため 風俗営業等の用途の建築物を規制する 2 地域コミュニティの維持 再生を図るため ワンルーム形式の集合住宅の集中を避け 多様な住宅供給を誘導する 3 定住人口の回復を誘導するため 住宅等の用途に供する建築物に係わる容積率制限の特例を適用す

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藤沢市地区計画運用基準 2018 年 4 月 藤沢市

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建築物の面積の最低限度に関する事項第 5 壁面の位置の制限に関する事項第 6 壁面後退区域における工作物の設置の制限に関する事項第 7 建築物等の高さの最高限度に関する事項第 8 建築物等の形態又は色彩その他の意匠の制限に関する事項第 9 建築物の緑化率の最低限度に関する事項第 10 垣又はさくの構造の制限に関する事項第 11 建築物のが地区計画区域の内外にわたる場合に関する事項第 12 建築物のが2 以上の地区の区分にわたる場合に関する事項

第 1 建築物等の用途の制限に関する事項 建築物等の用途の制限について次のとおり取り扱う なお, 地区整備計画において特段の定めがあ る場合には地区整備計画によるものとする (1) 集会所( 近隣住民を対象としたものに限る ) とは, 町内会等一定の地区の住民を対象とし, 当該地区住民の社会教育的な活動あるいは自治活動の目的の用に供する施設をいう (2) 畜舎 とは, 動物を飼育 収容するための施設で, その部分の床面積の合計が15m2を超えるものをいう (3) ラブホテル とは, 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 ( 昭和 23 年法律第 122 号 以下 風営法 という ) 第 2 条第 6 項第 4 号に掲げる用に供する施設をいう (4) 低照度飲食店 とは, 風営法第 2 条第 1 項第 2 号に掲げる用に供する施設をいう (5) 区画席飲食店 とは, 風営法第 2 条第 1 項第 3 号に掲げる用に供する施設をいう (6) 児童福祉施設 とは, 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 ) 第 7 条第 1 項に掲げる施設をいう 第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項 建築物の容積率の最高限度について次のとおり取り扱う なお, 地区整備計画において特段の定め がある場合には地区整備計画によるものとする (1) 容積率の算定の基礎となる延べ面積は, 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 ) 第 52 条 第 1 項に規定する建築物の容積率の算定の基礎となる延べ面積の例により算定する 第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項 建築物の建蔽率の最高限度について次のとおり取り扱う なお, 地区整備計画において特段の定め がある場合には地区整備計画によるものとする (1) 建築基準法第 53 条第 3 項第 2 号に該当する建築物にあっては, それぞれの数値に 10 分の 1 を加えたものとする 1

第 4 建築物の面積の最低限度に関する事項 建築物の面積の最低限度について次のとおり取り扱う なお, 地区整備計画において特段の定 めがある場合には地区整備計画によるものとする (1) 地区計画の都市計画決定又は変更の告示日 ( 以下 基準時 という ) 以降にを分割する 場合, 分割後のが最低限度の面積より大きくなければ建築物のとして利用すること はできない 基準時 面積の最低限度 200 m2 400 m2 250 m2 ( 適合 ) 分割後のが最低限度の面積より大きい 建築物のとして利用可能 ( ) 150 m2 分割後のが最低限度の面積より小さい 建築物のとして利用不可 ( ) (2) 基準時において, 現に建築物のとして使用されている土地で面積の最低限度の規定に適合しないもの又は現に存する所有権その他の権利に基づいて建築物のとして使用するならば当該規定に適合しないこととなる土地について, その全部を一のとして使用する場合においては, 当該規定は適用しない 基準時 面積の最低限度 500 m2 400 m2 400 m2 ( 既存不適格 ) 全部を一のとして使用する場合 建築物のとして利用可能 ( ) 400 m2 250 m2 150 m2 分割する場合 どちらのも建築物のとして利用不可 ( ) 2

(3) 地区計画が変更された場合, 従前の基準時以後に最低限度を下回る分割がなされたで, 変更後の最低限度に満たないものは, 当該規定の適用除外とはならない 基準時 面積の最低限度 200 m2 ( 変更前 ) 基準時 面積の最低限度 250 m2 ( 変更後 ) 230 m2 ( 適合 ) 180 m2 180 m2 改正前の規定に違反している 改正後の規定に満たないは利用不可 ( ) 50 m2減 (4) 既存不適格となったであっても, 面積の増加等により面積の最低限度に至ったのち 分割することにより面積の最低限度に満たなくなったは, 当該規定の適用除外とは ならない 基準時 面積の最低限度 250 m2 200 m2 200 m2 ( 既存不適格 ) 250 m2 ( 適合 ) 200 m2 50 m2増 50 m2減 一度適合したを分割 分割により規定に満たないは利用不可 ( ) 3

第 5 壁面の位置の制限に関する事項 壁面の位置の制限について次のとおり取り扱う なお, 地区整備計画において特段の定めがある場 合には地区整備計画によるものとする (1) 給湯器, エアコンの室外機等の設備機器については, 当該規定は適用されない (2) 2 方向以上の道路 ( 角地を共有する場合に限る ) に接するのすみ切り部分の壁面後退については, すみ切りに沿って後退するものとする なお,2 方向で壁面後退距離が異なる場合については, 後退距離が小さい方とする a 建築物の壁面等から道路境界線までの距離の最低限度は次に掲げる数値とする b a 道路 A 道路 A から a m 道路 B から b m すみ切りから a m ただし,a<b 道路 B (3) 建築物に附属する門又は塀については, 当該規定は適用されないが, 垣又はさくの構造の制 限 の規定に適合する必要がある 4

第 6 壁面後退区域における工作物の設置の制限に関する事項 壁面後退区域における工作物の設置の制限について次のとおり取り扱う なお, 地区整備計画にお いて特段の定めがある場合には地区整備計画によるものとする (1) 壁面の位置の制限 で定めた壁面後退区域内には, 工作物を設置することはできない (2) ただし, 次に掲げる工作物は設置することができる と道路若しくは隣地との間に高低差がある場合に設ける土留めのためのやむを得ない擁壁, ブロック等 垣又はさくの構造の制限 の規定に適合するもの 電柱や緑化に寄与するもの 第 7 建築物等の高さの最高限度に関する事項 建築物等の高さの最高限度について次のとおり取り扱う なお, 地区整備計画において特段の定め がある場合には地区整備計画によるものとする (1) 建築物の高さは, 建築基準法施行令 ( 昭和 25 年政令第 338 号 ) 第 2 条第 1 項第 6 号に定 める高さとする 5

第 8 建築物等の形態又は色彩その他の意匠の制限に関する事項 建築物等の形態又は色彩その他の意匠の制限について次のとおり取り扱う なお, 地区整備計画に おいて特段の定めがある場合には地区整備計画によるものとする (1) 色彩について, 原色や派手な色の使用を避けるほか, 複数の色を使用するときはコントラストが強くならないよう配慮し, 周囲の景観と調和したものとする (2) 外壁及び屋根の色彩は, マンセル表色系 ( 色相明度 / 彩度 ) を参考に判断するものとし, 屋根については表 -1を, 外壁については表 -2を目安とする 明度範囲 表 -1 屋根の色彩基準 各色相における彩度の範囲 R( 赤 ) YR( 黄赤 ) Y( 黄 ) 左記以外 9.0 未満 2.0 以下 3.0 以下 2.0 以下 1.0 以下 明度範囲 9.0 以上 10.0 以下 6.0 以上 9.0 未満 3.0 以上 6.0 未満 表 -2 外壁の色彩基準 各色相における彩度の範囲 R( 赤 ) YR( 黄赤 ) Y( 黄 ) 左記以外 2.0 以下 1.0 以下 2.0 以下 3.0 以下 2.0 以下 2.0 以下 2.0 以下 3.0 以下 2.0 以下 1.0 以下 (3) 屋根勾配に関する規定がある場合においても, 物置や, 自動車車庫等の附属建築物について は, 当該規定は適用しない 6

第 9 建築物の緑化率の最低限度に関する事項 建築物の緑化率の最低限度について次のとおり取り扱う なお, 地区整備計画において特段の定め がある場合には地区整備計画によるものとする (1) 緑化率の算定は, 藤沢市緑の保全及び緑化の推進に関する条例施行規則 ( 平成 21 年 6 月 30 日規則第 24 号 ) に定める緑地面積の算定方法及び植栽基準によるものとする 第 10 垣又はさくの構造の制限に関する事項 垣又はさくの構造の制限について次のとおり取り扱う なお, 地区整備計画において特段の定めが ある場合には地区整備計画によるものとする (1) 壁面の位置の制限 で定めた壁面後退区域外に設置する垣又はさくについては, 当該規定は適用しない (2) 壁面の位置の制限 を定めていない場合において, 境界線から1.0メートル以上離れた位置に設ける垣又はさくについては, 当該規定は適用しない (3) 透視可能なフェンス等 とは, 透過率 50% 程度以上を目安とし, 背後の緑の存在が感じられるよう適度な間隔で奥行きを見通せるフェンス等をいう (4) と道路若しくは隣地との間に高低差がある場合に設ける土留めのためのやむを得ない擁壁, ブロック等については, 当該規定は適用しない (5) 垣又はさくの高さは, の地盤面からの高さとする (6) 門柱その他これらに類するもの の見附け幅は, 必要最小限とする 7

第 11 建築物のが地区計画区域の内外にわたる場合に関する事項 建築物のが地区計画区域の内外にわたる場合においては, 次のとおり取り扱うものとする (1) 建築物等の用途の制限 及び 建築物の面積の最低限度 については, の過半が 地区計画区域に属するときにこれらの規定を適用する 地区計画区域内 区域外 A>B のとき 用途の制限 面積の最低限度 の規定が適用される C m2 D m2 C<D のとき 用途の制限 面積の最低限度 の規定が適用されない (2) 壁面の位置の制限 壁面後退区域における工作物の設置の制限 建築物等の高さの最高 限度 建築物の緑化率の最高限度 及び 垣又はさくの構造の制限 については, 地区計画 区域内に位置する部分のみにこれらの規定を適用するものとする 地区計画区域内 区域外 A>B,A<B にかかわらず, A 部分のみ 壁面の位置の制限 壁面後退区域における工作物の設置の制限 建築物等の高さの最高限度 建築物の緑化率の最高限度 及び 垣又はさくの構造の制限 の規定が適用される (3) 建築物の容積率の最高限度 及び 建築物の建蔽率の最高限度 については, 建築基準法 第 68 条の 8 の規定による 地区計画区域内 区域外 地区計画区域の内外において, それぞれ該当する土地の面積に各容積率若しくは各建蔽率を乗じて得た値の合計を全面積で除した数値以下とする 8

第 12 建築物のが 2 以上の地区の区分にわたる場合に関する事項 建築物のが 2 以上の地区の区域にわたる場合のおいては, 次のとおり取り扱うものとする (1) 建築物等の用途の制限 及び 建築物の面積の最低限度 については, の過半が 属する地区に係る規定を適用する X 地区 Y 地区 A>B のとき 用途の制限 面積の最低限度 について X 地区の規定が適用される C m2 D m2 C<D のとき 用途の制限 面積の最低限度 について Y 地区の規定が適用される (2) 壁面の位置の制限 壁面後退区域における工作物の設置の制限 建築物等の高さの最高 限度 建築物の緑化率の最高限度 及び 垣又はさくの構造の制限 については, の部 分が属する地区の規定をそれぞれ適用するものとする X 地区 Y 地区 A>B,A<B にかかわらず, それぞれの部分が属する地区の 壁面の位置の制限 壁面後退区域における工作物の設置の制限 建築物等の高さの最高限度 建築物の緑化率の最高限度 及び 垣又はさくの構造の制限 の規定が適用される (3) 建築物の容積率の最高限度 及び 建築物の建蔽率の最高限度 については, 建築基準法 第 52 条第 7 項及び同法第 53 条第 2 項の規定を準用する X 地区 Y 地区 2 以上の地区の区域において, それぞれ該当する土地の面積に各容積率若しくは各建蔽率を乗じて得た値の合計を全面積で除した数値以下とする 9