情報セキュリテイマネージメントシステム

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目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標

ISMS情報セキュリティマネジメントシステム文書化の秘訣

品質マニュアル(サンプル)|株式会社ハピネックス

JIS Q 27001:2014への移行に関する説明会 資料1

SGEC 附属文書 理事会 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文

(2) 情報資産の重要度に応じた適正な保護と有効活用を行うこと (3) 顧客情報資産に関して 当法人の情報資産と同等の適正な管理を行うこと (4) 個人情報保護に関する関係法令 各省庁のガイドライン及び当法人の関連規程を遵守すると共に これらに違反した場合には厳正に対処すること ( 個人情報保護 )

文書管理規程 1.0 版 1

目 次 1. 適用範囲 P4 2. 引用規格 P5 3. 用語及び定義 P5 4. 組織の状況 P7 4.1 組織及びその状況の理解 P7 4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解 P7 4.3 個人情報保護マネジメントシステムの適用範囲の決定 P7 4.4 個人情報保護マネジメントシステム P7

6 当社は 反社会的勢力に対しては一切の関係をもたず 不当要求を受けた場合等の 事案発生時には 総務部を対応統括部署として警察および顧問弁護士等と連携し毅然とした態度で対応する (2) 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制 1 当社は 取締役の職務の執行に関する情報 ( 株主総会議

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

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ISO 9001:2015 から ISO 9001:2008 の相関表 JIS Q 9001:2015 JIS Q 9001: 適用範囲 1 適用範囲 1.1 一般 4 組織の状況 4 品質マネジメントシステム 4.1 組織及びその状況の理解 4 品質マネジメントシステム 5.6 マネジ

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Information Security Management System 説明資料 2-2 ISMS 適合性評価制度の概要 一般財団法人日本情報経済社会推進協会情報マネジメント推進センター副センター長高取敏夫 2011 年 9 月 7 日

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3 参照基準次に掲げる基準は この基準に引用される限りにおいて この基準の一部となる - プライバシーマーク付与適格性審査実施規程 - プライバシーマーク制度における欠格事項及び判断基準 (JIPDEC) 4 一般要求事項 4.1 組織 審査業務の独立性審査機関は 役員の構成又は審査業務

はじめに 個人情報保護法への対策を支援いたします!! 2005 年 4 月 個人情報保護法 全面施行致しました 個人情報が漏洩した場合の管理 責任について民事での損害賠償請求や行政処分などのリスクを追う可能性がござい ます 個人情報を取り扱う企業は いち早く法律への対応が必要になります コラボレーシ

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8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

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個人情報保護規定

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14個人情報の取扱いに関する規程

文書管理番号

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どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化

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5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

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特定個人情報の取扱いの対応について

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

目次序文 適用範囲 引用文書 用語と定義 一般要求事項 法的及び契約上の事項 法的責任 認証の合意 ライセンス, 認証書及び適合マークの使用... 5

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はじめに本学情報セキュリティポリシーは, 国立情報学研究所 (NII) で公開されている高等教育機関における情報セキュリティポリシーのサンプル規程集を基に策定している サンプル規程集は, 政府機関統一基準を踏まえ, 各機関の事情に合わせて作成する際の具体的な参考として役立つよう, 大学に適した標準的

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エ事務部門 (9) 利用者 教職員 学生等及び臨時利用者で 本学情報システムを利用する者をいう (10) 教職員 本学に勤務する常勤又は非常勤の教職員 ( 派遣職員を含む ) をいう (11) 学生等 本学学則に定める学部学生 大学院学生 大学院研究生 科目等履修生及び聴講生 等をいう (12) 臨

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イ -3 ( 法令等へ抵触するおそれが高い分野の法令遵守 ) サービスの態様に応じて 抵触のおそれが高い法令 ( 業法 税法 著作権法等 ) を特に明示して遵守させること イ -4 ( 公序良俗違反行為の禁止 ) 公序良俗に反する行為を禁止すること イ利用規約等 利用規約 / 契約書 イ -5 (

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目 次 1. 適用範囲 P4 2. 引用規格 P5 3. 用語及び定義 P5 4. 組織の状況 P6 4.1 組織及びその状況の理解 P6 4.2 利害関係者のニーズ及びと期待の理解 P6 4.3 環境マネジメントシステムの適用範囲の決定 P6 4.4 環境マネジメントシステム P6 5. リーダー

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説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 利害関係者の特定 QMS 適用範囲 3. ISO 9001:2015への移行 リーダーシップ パフォーマンス 組織の知識 その他 ( 考慮する 必要に応


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直しも行う これらの事務については 稟議規程 文書管理規程 契約書取扱規程は管理本部長が所管 情報管理規程 情報セキュリティ管理規程はコンプライアンス推進部長が所管し 運用状況の検証 見直しの経過等 適宜取締役会に報告する なお 業務を効率的に推進するために 業務システムの合理化や IT 化をさらに

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目次 0. 序文 適用範囲 引用文書 用語と定義 一般要求事項 法的及び契約上の事項 法的責任 認証の合意 ライセンス, 認証書及び適合マークの使用.

内部統制システム YOKOGAWAでは 企業価値を高めるために人財 資産 予算といった経営資源を適切に配置し それらを機能的に動かす経営管理のことを 内部統制 と位置づけています 内部統制を実現する手段として内部統制システムを構築し 経営効率の向上 不祥事の防止 の両面をコントロールしています これ

5. 文書類に関する要求事項はどのように変わりましたか? 文書化された手順に関する特定の記述はなくなりました プロセスの運用を支援するための文書化した情報を維持し これらのプロセスが計画通りに実行されたと確信するために必要な文書化した情報を保持することは 組織の責任です 必要な文書類の程度は 事業の

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第 2 章 個人情報の取得 ( 個人情報の取得の原則 ) 第 4 条個人情報の取得は コンソーシアムが行う事業の範囲内で 利用目的を明確に定め その目的の達成のために必要な範囲においてのみ行う 2 個人情報の取得は 適法かつ公正な方法により行う ( 特定の個人情報の取得の禁止 ) 第 5 条本条各号

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恣意的に限定した適用範囲になっていませんか 主力サイトは適用範囲外になっていませんか ( 当該サイト活動を適用範囲外することにより経営的に大きな影響を受けていませんか ) 環境マネジメントシステムの意図した成果 ( 箇条 4.1) に影響する部門 部署を除外していませんか 適用範囲に含まれるサイトと

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ウ件数 6,860 件エ原因公式ショッピングサイト ハワイアンズモール ( 以下 ハワイアンズモール といいます ) のロードバランサー ( 負荷分散装置 ) に使用していた OpenSSL の脆弱性を利用した 外部からの不正アクセスによるものでした (2) 本件の原因弊社によるシステムフォワード社

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(3) 利用 保管方法 要介護認定情報等の申出にて発生する厚生労働省 大学内での倫理審査の文書 研究方法のマニュアル等は 研究室で適切に管理する 厚生労働省より提供を受けた要介護認定情報等の保存媒体の保管場所は 研究室の戸棚に保管し 施錠する 要介護認定情報等の利用場所は 研究室のみとする サーバ室

制定 : 平成 24 年 5 月 30 日平成 23 年度第 4 回理事会決議施行 : 平成 24 年 6 月 1 日 個人情報管理規程 ( 定款第 65 条第 2 項 ) 制定平成 24 年 5 月 30 日 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 定款第 66 条第 2 項の規定に基づき 公益社団法

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IM 適合性評価 認証取得支援コンサルティングのご提案 平成 2x 年 xx 月 xx 日 特定非営利活動法人東京 IT コーディネータ Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 1

企業の社会的な責任の遂行とリスク対応 ( CR:Coporate ocial Responsibility ) 情報の共有適切な情報開示 行政 効果的な安全管理措置 株主 取引先 法令 社会的規範の遵守 内部統制 J-OX 法 収益の獲得と納税 ステークホルダーとの関わりの中での活動 事業継続 委託先監督責任 コンプライアンスリスク ガバナンスリスク 株主利益の保護 有用な製品サービス提供 情報リスク CR 企業の社会的責任遂行 安全リスク ブランド構築 企業価値 の向上 誠実な顧客対応 人材リスク 環境リスク 市民活動支援 環境への配慮 顧客 個人情報漏洩防止機密情報流出防止 キャリアプラン 従業者監督責任 仕事 私生活両立への配慮 地域社会 従業員 Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 2

情報セキュリティ リスクへの体系的対応 何を 何から どう守るか? 情報資産の運用と管理 企業情報営業 技術個人情報顧客 従事者情報インフラ 情報資産 脆弱性 ビジネスプロセス人組織アプリケーション建物 設備ネットワーク IT 機器 リスク発生 ( 損失発生 ) 情報資産漏洩 破壊 信用崩壊 人材流出 経営体制弱体化 技術資産流出設備資産破壊 脅威 1 故意による人為的脅威不正アクセス紛失 破壊改竄 漏洩悪用著作権侵害 不正使用プライバシー侵害コンピュータウィルス中傷 スパムメール 情報セキュリティ管理システムの確立 方針 責任権限の明確化 経営全般のリスクマネジメントの確立 効果的な管理策の実施 文書管理 / 記録管理の徹底等 総合的なセキュリティ対策を実施するための継続的な仕組み マネジメント対策 経営者関与リスク評価組織的対応人的対応物理的対応 技術対策 アクセスログ FireWall ウィルスソフト VPN L 2 事故 過失による偶発的脅威ハード障害ネットワーク障害ソフトバグ運用に関わる問題 3 災害等による環境的脅威地震 雷 火事 水害 停電等によるシステム停止 Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 3

IM が求めていること 経営者の役割 Policy 情報セキュリティ方針の作成 経営資源投入 配分 Act 体制整備責任者選任 受容可能なリスク水準設定 見直し実施改善指示 違反 事件 事故の予防 違反 事件 事故の再発防止 ACT Plan リスク分析 評価 ( リスクアセスメント ) 改善意図説明と目標達成 Check 違反 事件 事故の監視管理策の有効性測定内部監査実施マネジメントレビューセキュリティ計画更新 内部監査 レビュー等 CHECK 情報セキュリティ統括管理者 CIO Do リスク対応計画 管理策の実施 DO PLAN IM の運用状況の記録と管理 情報資産の価値評価情報資産のリスク分析 評価リスク対応管理策などの選定適用宣言書の作成リスク対応計画作成 IM 運用マニュアル作成 文書 記録管理ルール 教育計画 要員の確保 Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 4

IM 適合性評価制度 とは何か 2.IM の認証基準 1.IM の目的 IM 適合性評価制度は 国際的に整合性のとれた情報セキュリティマネジメントとしての第三者適合性評価制度であり 本制度は わが国の情報セキュリティ全体の向上に貢献するとともに 諸外国からも信頼を得られる情報セキュリティレベルを達成することを目的としたものです IM の認証基準 (Ver.2) は 英国規格 B 7799-2:2002 に基づき作成したもので 本基準で使用する用語 表現については JI X 5080:2002( 国際規格 IO/IEC 17799:2000) との互換性を確保しています 2005 年の IO/IEC27001 の発行に伴い これに対応して国内規格の JI Q 27001 が発行され IM 認証基準 (Ver.2) は 2006 年 5 月 20 日より JI Q 27001:2006 へ移行しました 3.IM の適用範囲 IM の適用範囲は 企業情報を大量にマネジメントする企業内の部署を限定して導入を図ることが可能です このため IM は P マークに比べ大企業や事業所の多い企業に向いています 4. 登録と維持および更新登録 Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 5

情報セキュリティの規格動向 2001/4 2002/4 2003/4 2004/4 2005/4 2006/4 2007/4 2008/4 英国規格 B 7799-1 IO 化 国際規格 IO/IEC7799:2000 (2000/12) IO/IEC7799:2005 (2005/6/15) IO/IEC27002:2007 ( 予定 ) 1995 年 国内規格 JI X 5080:2002 (2002/2) JI Q 27002:2006 (2006/5/20) 英国規格 B 7799-2 1998 年 改訂 IM 認証基準 v0.8 IM 認証基準 v1.0 用語 表現 骨子 IM 認証基準 v2.0(2003/4) 初回審査終了 2006/11 廃棄 2007/11 JI Q 27001:2006 (2006/5/20) B7799-2:2002 (2002/9) 国際規格 IO/IEC27001:2005 (2005/10/15) プライバシー OECD8 原則 EU 指令 1995 経産省カ イト ライン 1997 マーク国内規格 JI Q 15001:1999 (1999/3) 部分施行 2003/5 個人情報保護法 (2005/4 全面施行 ) 経産省カ イト ライン 2004/10 JI Q 15001:2006 (2006/5/20) Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 6

IM とプライバシーマークの比較 目的 適用方法 審査適用規格 認証取得状況 認証取得方法 維持更新 特色 IM 企業の情報資産全般のセキュリティマネジメントシステムの確立と運用 維持 情報資産をリスクから守る ソフト ハードを含む情報資産全般 業種に関係なく適用 組織の必要性に合わせて範囲を決定 IM 認証基準 ver.2.0(b7799) IO/IEC27001 発行に伴い JI Q 27001 が 5/20 に発行 2002 年スタート 2010/5 月現在 3523 事業者 適用範囲を限定し逐次範囲拡大可能 毎年サーベランス 3 年に 1 回更新 情報の安全を守る管理策を決定する手順が明確 B2B B2C ビジネスに有効 プライバシーマーク 個人情報の取扱について適切に扱っている事業者を認定 個人の権利 利益を守る 自ら保有する個人情報 個人情報をある程度保有する業種 全社単位の取り組みが前提 現在は JI Q 15001:1999 JI Q 15001:2006 が 5/20 に発行 1998 年スタート 2010/5 月現在 11437 事業者 事業者単位 ( 全社単位 ) に取得 2 年に 1 回更新 管理策を決定する手順が明確でない B2C ビジネスに有効 個人情報が多い企業で有効 Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 7

Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 8 IM の標準構築プロセストップの関与 IM 確立フェーズ 2~3 ヶ月スタート適用範囲境界定義 IM 導入 運用フェーズ 1~2 ヶ月認証取得予備審査登録審査 IM 監視 見直しフェーズ 1~2 ヶ月現状の情報資産 HW/W など 1 適用範囲定義書 2 情報セキュリティ基本方針 情報セキュリティ基本規程 4 情報資産目録 ( 台帳 ) 5 リスク評価シート 6 リスクアセスメント報告書 7 リスク対応シート 情報セキュリティ対策規程 8 残留リスク一覧 10 適用宣言書成果物例審査登録機関決定 1 2 3 4 5 6 7 8 1 I M 基本方針策定リスクアセスメント方針策定リスクの識別リスクの分析評価リスク対応選択肢評価リスク対応管理策選択導入運用の経営陣の許可残留リスク等の承認 9 リスク対応計画策定 2 3 4 5 6 7 リスク対応計画の実施運用状況の管理経営資源の管理セキュリティ事件事故対応管理目的 管理策の実施教育訓練の実施 1 監視手順確立と実施 2 7 4 5 6 I M の有効性見直しマネジメントレビュー実施セキュリティ計画更新残留リスク等の見直し I M 内部監査の実施 1 I M 改善策実施 2 3 4 是正 予防処置の実施実施処置の伝達 合意改善目標の達成 IM 維持 改善フェーズ 2~3 ヶ月 情報資産管理手順書 リスクマネジメント手順書 情報セキュリティ対策基準 1 リスク対応計画書 情報セキュリティ運営体制案 事業継続計画書 5 情報セキュリティ教育 訓練計画書 情報セキュリティ教育 訓練報告書 6 情報セキュリティ運用状況報告書 8 情報セキュリティ事件 事故報告書 情報セキュリティ教育 訓練手順書 IM 文書管理手順書 その他手順書手順書例 5 内部監査計画書 内部監査実施報告書 6 マネジメントレビュー議事録 7 セキュリティ計画改訂版 8IM 実施報告書 内部監査手順書 内部監査チェックリスト 運営委員会実施手順 1 改善計画 / 実施報告書 2 是正 予防処置報告書 P J 準備 IO27001 ベース ( 改 1) A P D C 維持審査更新審査適用宣言書の作成 10 有効性測定方法規定 8 3 管理策の有効性測定 8 I M 実施状況の記録

作業スケジュール例 作業項目 PJ 準備 IM 確立フェーズ 導入運用 監視 見直し 維持改善フェーズ 回数 フェーズ 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 I 準備フェーズ 1 1 概略ヒヤリングと全体計画作成 2IM 導入プロジェクトの編成 3PJキックオフ & 情報セキュリティセミナ P IM 確立フェーズ 11 1 適用範囲定義 2IM 基本方針策定 3リスクアセスメント方針策定 4リスクの識別 5リスクの分析評価 6リスク対策選択肢評価 7リスク対応管理策選択 手順書作成 8 残留リスク等の承認 9IM 導入運用の経営陣の許可 10 適用宣言書の作成 D IM 導入 運用フェーズ 3 1リスク対応計画策定 2リスク対応計画の実施 3 管理目的 管理策の実施 4 有効性測定方法の規定 5 教育訓練の実施 6 運用状況の管理 7 経営資源の管理 8セキュリティ事件 事故対応 C IM 監視 見直しフェーズ 3 1 監視手順確立と実施 2IMの有効性見直し 3 管理策の有効性測定 4 残留リスク等の見直し 5IM 内部監査の実施 6マネジメントレビューの実施 7セキュリティ計画更新 8IM 実施状況の記録 A IM 維持 改善フェーズ 2 1IM 改善策実施 2 是正予防措置の実施 3 実施処置の伝達 4 改善目標の達成 申請 予備審査 本審査 IM 認証取得 Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 920

適用範囲の決定の考え方 事業 組織 所在地 資産 技術 本社ビル 事業活動特色 全社 顧客情報 システム技術 業務上の要件 特定の事業部 データセンター 個人情報 システム構成 法的規制 特定の一部門 工場 社員情報 ネットワーク構成 契約上の要件 特定のサービス 技術情報 情報機器 など など など など など 守るべき事業 業務 守るべき情報資産 利害関係者に信頼を与えるように設計する 5つの要素を切り口に適用範囲を決める 取得目的 取得目標 取得期間 取得体制 Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 10

情報セキュリテイ管理システム構築の推進体制 ( 例 ) 1 代表者による役員クラスの任命 2 情報セキュリティ統括管理者が委員会を立上げ 3 各部門の代表者をセキュリティ管理者として委員に任命 代表者 情報セキュリテイ統括管理者 (CIO) 情報セキュリティ委員会 外部コンサル ( 東京 ITC) 統括管理者 事務局を支援する 4 セキュリティ実務を担当するメンバーを任命 構築と運用を担当 情報セキュリティ委員会事務局 ( 情報セキュリティ推進 G) 情報システム部 営業部門 生産部門 経理部 総務部 Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 11

情報セキュリティ文書体系 情報セキュリティ とは情報の機密性 完全性 可用性を保つことであり このセキュリティに対する考え方 ( ポリシー ) を明文化し 全社員で共有する セキュリティポリシー スタンダード ポリシー情報セキュリティ方針 情報セキュリティ対策規程 情報セキュリティへの基本的な考え方を宣言し 情報セキュリティを考える上でのよりどころとする 基本方針文書と基本規程で構成 情報セキュリティ管理上で実施すべき基本的な対応策を指針として示す 事業部門は 事業推進上の固有の要求事項に応じて 補完 強化する プロシジャー 情報セキュリティ実施手順ガイドライン 情報セキュリティ管理を実施する上で参照すべき手順書 ガイドライン 社内関連規定 事業部門は 必要に応じて個別のガイドラインを作成し 合わせて運用する 全社共通事項 部門補完 強化 Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 12

IM 文書体系 ポリシー IM 文書実施記録等関連規程 マニュアルにおけるセキュリティ関連事項実施記録 情報セキュリティ方針 IM 構築稟議書 IM 構築社内通達 情報セキュリティ基本方針 情報セキュリティ方針書 情報システム関連規程 情報セキュリティ基本規程 IM 適用範囲規程書 情報システム構築規程 情報システム取得 開発規程 各種申請書 基本方針文書規程 IM 適用宣言書 物理 環境的セキュリティ管理規程 入退出管理記録 外部サービス規程 契約書 LA スタンダード情報システム運用規程基幹システム運用規程情報システム運用記録情報セキュリティ対策規程リスク対応計画書アクセスログ 管理策別目標 有効性評価表 利用者 ID 管理基準 利用者 ID 申請書 ユーザ認証基準 特権パスワード管理台帳 情報セキュリティ委員会規程 委員辞令 ウィルス対策基準 委員会議事録 バックアップ基準 バックアップ記録 マネジメントレビュー規程 レビュー議事録 暗号化管理規程 セキュリティ事象対応規程 セキュリティ事象事故報告書 情報システム利用規程 情報資産調達規程 情報資産購入申請書 緊急時 異常時対応規程 基幹システム利用規程 基幹システム利用申請書 OAシステム利用規程 事業継続計画規程 グループウェア等利用規程 グループウェア等利用申請書 安全管理規程 適用法令規程 情報システム維持規程 変更管理規程 IM 教育規程 教育計画書 情報システム保守規程 保守報告書 教育実施報告書 ネットワーク管理規程 社内ネットワーク管理規程 ネットワーク監視報告書 IM 内部監査規程 監査計画書 外部ネットワーク利用規程 監査実施報告書是正処置報告書 業務関連規程 IM 文書 記録管理規程 規程文書一覧 就業規則 罰則規程 誓約書 ( 社員 ) 記録帳票一覧 人的セキュリティ対策規程 誓約書 ( 外部 ) 職務規程職務定義書情報セキュリティ対策実施手順プロシジャー各種業務マニュアル個別業務別マニュアル各種手順書 情報資産管理手順書 情報資産調査票 / 台帳 外注 購買管理規程 外部委託規程 外部委託契約書 情報資産目録 外部委託先選定基準 秘密保持契約書 リスクマネジメント手順書 リスク管理票残留リスク一覧 個人情報保護関連規程 各種規程 細則 その他社内規定社内稟議規程稟議書 Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 13

NPO 法人東京 ITC が提案する取得支援作業 お客様の 顧客満足度向上マネジメント を支援 ( コンプライアンス経営の確立 ) 標準コンサルティング テンプレート活用効率性 原則複数名担当制信頼性 最後まで徹底指導完全性 プロジェクト管理確実性 守秘契約堅持安全性 コンサルティング ( オプション ) NPO 法人東京 ITC 実効性のある P マーク &IM 認証 取得支援 支援実績 P マーク : 約 20 社 IM:5 社 個別支援作業 / アフターフォロー調査 ヒヤリング 教育 監査 研修 ( オプション ) 現場へのスムースな導入リスク最小化提案 導入企業における人材育成組織定着 みずほ銀行 BI など有力企業との提携 Copyright 2005-2014 NPO 東京 ITC 14