平成 30 年 3 月 15 日開催 < 発言者 > < 項目 内容 > 1 公安員長挨拶 員 長 人事異動が発表された 本メンバーでの最後の公安員会となる 御勇退なさる皆様におかれましては 本当にお疲れ様でした 今後の御活躍をお祈りする 2 議題 ⑴ 公安員会宛て苦情の申出 警 察 本 部 公安員会宛て苦情の申出について説明があり 原案のとおり決定した ⑵ 行政不服審査法に基づく審査請求に対する裁決 ( 案 ) 警 察 本 部 行政不服審査法に基づく審査請求に対する裁決 ( 案 ) について説明があり 原案のとおり決定した ⑶ 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例施 行規則の一部を改正する規則 ( 案 ) 警 察 本 部 都市緑地法等の一部を改正する法律の制定により 都市計画法第 8 条第 1 項第 1 号に新たに田園住居地域が追加されたため 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例施行規則第 2 条に規定する住居地域に 田園住居地域 を加える等の所要の改正を行う 4 月 1 日施行としたい 旨の説明があり 原案のとおり決定した 3 報告事項 ⑴ 留置施設視察員会の活動状況 警 察 本 部 平成 29 年 11 月 14 日 留置施設視察員 3 人が江津及び浜田警察署留置施設を 平成 30 年 2 月 20 日 留置施設視察員 4 人が出雲警察署留置施設をそれぞれ視察した 員は 留置業務管理者である警察署長から概況説明を受けた後 留置施設内の視察を行い 浜田及び出雲警察署において専務看守者との懇談会を行った また 2 月 20 日 出雲警察署において第 2 回島根県留置施設視察員会会議を開催し 平成 29 年度中に実施した7 警察署の視察結果について話し合いがなされた 本会議で話し合われた視察結果を基に 員長が意見のとりまとめを行い 各員の承認を得て 6 月頃に意見が提出される 旨の報告があった 員 意見 専務看守勤務者との懇親会での意見等は 今後の勤務 環 境改善等に反映させてほしい 員 意見 留置管理業務は 閉鎖された環境で被留置者への様々な対
応が求められ 勤務員の精神的負担は大きいものと思われる 施設の改善等 ハード面は徐々に向上されていると思うので 勤務員のメンタルチェック等ソフト面の対策を引き続きお願い する 員 意見 勤務員の精神的フォローが難しいと思うが 力を入れて対 応していただき 改善すべきは改善してほしい ⑵ 苦情の取扱状況 (1 月中 ) 警 察 本 部 苦情の取扱状況 (1 月中 ) について報告があった ⑶ 防犯 CSR 活動の推進 警 察 本 部 2 月 28 日 中国遊技機商業協同組合より 電子マネー被害防止啓発用封筒 3 万枚が贈呈された 近年増加傾向にある電子マネーによる特殊詐欺被害を防止するため 中国遊技機商業協同組合が社会貢献活動の一環として 警察本部に対し 電子マネー被害防止啓発用封筒が贈呈されたものである また 3 月 12 日 黄色い手帳運動推進協力会より 青色回転灯 20 個が贈呈された 山陰中央新報社と山陰中央テレビは 黄色い手帳運動の主唱者として 県や県教育員会等の後援と企業 団体の協賛を得ながら 子どもの犯罪被害と交通事故の防止に取り組んでおり その活動の一環として島根県防犯連合会に対し 青色防犯パトロール隊に配布するための青色回転灯が贈呈されたものである 旨の報告があった 員 意見 犯罪は時代によって変わり 電子マネーによる特殊詐欺被 害も今後さらに増加するものと思われる また 黄色い手帳運 動についても時代に合わせ 手帳だけでなく青色回転灯を贈呈 していただき 必要なところに必要なものを配布していただいた 員 意見 防犯活動は小さなことの積み重ねであり 封筒等で県民に 周知を図ることは良い施策である また 青色防犯パトロール 隊の方が 誇りを持ってこの青色防犯灯を付け 活動していた だいている 多くの方に協力していただき ありがたく感じて いる 員 意見 この様な防犯活動を報道や街中で見かける度 県民のため に役立っていることを実感する ⑷ 平成 29 年中の死体取扱状況 警 察 本 部 平成 29 年中の死体取扱は943 体で うち解剖数は103 体である 県内死者数は9,654 人であり 警察が約 1 割を取り扱っている 低温環境下で死亡した疑いのある事案は9 体で 12 月から 3 月に発生している 浴槽内で発見された事案は112 体で 全体の約 7 割が気温の低い11 月から3 月に発生している また 業
務改善の取組として 検視官の臨場基準 を策定し 遺族の負 担軽減 現場捜査力の向上 捜査員のワークライフバランスに ついて検討した 今後も臨場基準を検証し 更なる見直しを検 討中である 旨の報告があった 員 意見 大雪の際の死体取扱件数検視数について広報されたが 積極的 に情報公開することは県民への注意喚起になるため 必要である 員 意見 人生の中で死は非常に大事な場面である 警察は その場 面に立ち会い 事件性の有無等について判断しなければなら ず 大変な業務だと思う 今後も県民のために頑張っていただ きたい 員 意見 独居高齢者の増加に伴い 警察官の現場への臨場も増加す ることになると思われる 地域社会全体での協力が必要である と痛感している ⑸ 合同捜査による特殊詐欺被疑者の逮捕 警 察 本 部 被疑者 2 名は 氏名不詳者と共謀のうえ 嘘の電子メールを送信し 電子メールに付記した電話番号に架電してきた被害者に お客様サポートセンターの従業員を名乗るなどし 有料動画の閲覧料金として電子マネーであるビットキャッシュを購入して支払う必要がある旨嘘を言って 同日 被害者に雲南市内のコンビニでビットキャッシュを購入させ 54 万 3,960 円相当のプリペイド番号の教示を受け 騙し取ったものである 福岡県警察との合同捜査により 2 月 15 日及び23 日 詐欺で通常逮捕した 旨の報告があった 員 意見 特殊詐欺については年々手口が巧妙化しており また複数 の都道府県に及ぶ犯罪が増加しているように思う 犯罪の撲滅 に向け 引き続き捜査をお願いする 員 意見 架空請求のメールやはがき等が届いた場合 すぐに詐欺だ とわかる場合は良いが わからなければ不安になり騙されてし まうこともある 今後も継続的に被害防止の啓発活動を行って いかなければならない 員 意見 架空請求のはがきが届いたことがあるが もっともらしく 個人情報保護のシールが貼ってあった 身に覚えがなくとも 少しでも後ろめたさがあると もしかしたら と思う人間の心 理につけ込む犯罪である 高齢者だけでなく 若者に向けての 注意喚起も推進してほしい ⑹ 自動車運転代行業者に対する一斉立入検査の実施結果 警 察 本 部 1 月 16 日から2 月 16 日までの間 県下の自動車運転代行業を営む43 業者に対し 警察本部交通企画課員 警察署交通課員及
び県地域振興部交通対策課員による法定遵守事項の履行状況及 び代行運転従事者の取得免許等についての一斉立入検査を実施 した 検査の結果 認定証 料金表 約款の掲示関係について 2 業者に対し現場是正 簿冊の備付け及び記載関係等について 延べ25 業者に対し現場指導及び指導書交付 変更届関係につい て4 業者に対し指導書交付を行った 指導書を交付した事業所 については 後日 是正状況を確認した 今回の実施結果を参 考として 必要に応じた立入検査を随時実施し 適正な業務運 営等の指導を実施していく 旨の報告があった 員 意見 多くの指導事項があり 大きな事故を未然に防ぐために も 毎年検査を実施すべきである 員 意見 利用者の安全が確保され 誰もが同じようにサービスが受 けられるという 公平公正 安全安心に結びつく検査であると 思う 員 意見 利用者には業者の業務状況等はわからない 利用者の命に 関わる業務のため 今後も適正な検査をお願いする ⑺ 犯収法違反被疑者の逮捕 警 察 本 部 被疑者 1は 正当な理由がないのに 場所不詳において 被疑者 2から 他人名義のキャッシュカード1 枚の交付を受けたものである また 被疑者 2は 正当な理由がないのに 被疑者 1に対して 他人名義のキャッシュカード1 枚を交付したものである 山口県警察との共同捜査により 被疑者 1については2 月 27 日 被疑者 2については2 月 28 日 犯罪による収益の移転防止に関する法律違反で通常逮捕した 旨の報告があった 員 意見 グローバルな社会の中で 当県でもこのような犯罪が徐々 に増加していくものと思われる 県警察の知識を駆使し 今後 も取締りをお願いする 4 話題 平成 29 年度の通信施設整備の結果 警察本部平成 29 年度の通信施設整備の結果について説明があった 5 総括 本 部 長 県議会が閉会した 警察からは 手数料条例 来年度の予算案について提出し 可決された 本日 全ての人事異動を発表した 年に1 度の大きな異動となるが 業務の継続性を保ち 引継ぎ等に漏れのないよう対応してい く 昨年発生した不祥事案の再発防止策についても 体制の変更後
も危機意識を持ち これまで続けてきた施策を確実に実施して いく