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【資料3】「児童福祉法等の一部を改正する法律」の概要(7.22現在)


( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 ( 事業所情報欄 ) 1 事業主名 ( - ) 2 事業所住所 3 電話番号 ( ) 5 雇用保険適用 - 事業所番号 4 事業所の 担当者 - 都道府県所掌管轄基幹番号枝番号 6 労働保険番号 - ( 代理人 社会保険労務士による提出代行者または事務代

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11月は『職業能力開発促進月間

共通事項 1 キャリアアップ 管理者情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 奨励金対象労働者数 ( 全労働者数 ) 9 企業規模 ( 該当

(1) はじめに 何故この 3 点のみご案内させていただくのかと申しますと 他の要件と比較し導入がしやすい点にあります 非正規労働者の職業訓練や賃金テーブルの見直し 法定外の健康診断制度は導入する敷居が若干高く また それらは一度制度として導入してしまうと助成金の申請期間が過ぎた後も通常続けざるを得

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( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働

三鷹市健康福祉総合計画2022

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

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平成 27 年改正の概要 ( サマリー ) 一般労働者派遣事業 ( 許可制 ) 特定労働者派遣事業 ( 届出制 ) 26 業務 期間制限なし 26 業務以外 原則 1 年 意見聴取により最長 3 年まで 規定なし 規定なし 1. 許可制への統一 2. 派遣契約の期間制限について すべての労働者派遣事

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Microsoft Word - 資料№9【最終案】島根県職業訓練実施計画

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●生活保護法等の一部を改正する法律案

2019 年 3 月 経営 Q&A 回答者 Be Ambitious 社会保険労務士法人代表社員飯野正明 働き方改革のポイントと助成金の活用 ~ 働き方改革における助成金の活用 ~ Question 相談者: 製造業 A 社代表取締役 I 氏 当社における人事上の課題は 人手不足 です 最近は 予定

生活困窮者自立支援制度の全体像 自立相談支援事業 緊急に衣食住の確保が必要な人 一時生活支援事業 住居喪失者に対し一定期間 衣食住を提供 生活保護に至る前の段階から早期に支援 再就職のために居住の確保が必要な人 住居確保給付金 就職活動中の家賃費用を有期で支給 生活と就労に関する支援員を配置し 他施

280428能発0428第8号(1)

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( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働 者

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地域子育て支援拠点事業について


第3章 指導・監査等の実施

番号法別表第二の 28 の項 地方税法その他の地方税に関する法律及びこれらの法律に基づく条例による地方税の賦課徴収に関する事務であって主務省令で定めるもの 又は共済組合等 番号法別表第二の 29 の項 地方税法その他の地方税に関する法律及びこれらの法律に基づく条例による地方税の賦課徴収に関する事務で

8-1 雇用保険 雇用保険の適用基準 1 31 日以上引き続き雇用されることが見込まれること 31 日以上雇用が継続しないことが明確である場合を除き この要件に該当することとなります このため 例えば 次の場合には 雇用契約期間が31 日未満であっても 原則として 31 日以上の雇用が見込まれるもの

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

( 事業主の方へ ) このパンフレットの内容は平成 29 年 10 月 23 日現在のものです 平成 29 年度 雇用関係助成金のご案内 ( 簡略版 ) 平成 29 年度の雇用関係の助成金についてご紹介します 雇用の安定 職場環境の改善 仕事と家庭の両立支援 従業員の能力向上などに ぜひ ご活用くだ

平成30年版 少子化社会対策白書 概要版(PDF版)

1 ハローワークとは 1

Ⅰ 改正について 児童扶養手当法の改正 Q&A ( 公的年金等と合わせて受給する場合 ) Q1 今回の改正の内容を教えてください A: 今回の改正により 公的年金等 * を受給していても その額が児童扶養手当の額 より低い場合には 差額分の手当が受給できるようになります 児童扶養手当 は 離婚などに

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

一について人口密集地域であり 簡易宿所が密集する地域を抱えていることから 全国的に見てもいわゆるホームレスの数が多い地域であると推測される東京都(特別区の区域に限る ) 川崎市 横浜市 名古屋市及び大阪市における野宿生活者等の数について各地方公共団体に聴取したところ それぞれの地方公共団体で 野宿生

に該当する者に支給されるものに限る ) 移転費及び 3の求職活動支援費の支給対象とすることとされた ( 第 56 条の3 第 1 項第 2 号及び同条第 2 項関係 ) 3 高年齢被保険者 ( 教育訓練を開始した日が高年齢被保険者でなくなった日から1 年以内にある者を含む ) について 教育訓練給付

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

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改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

(2) 第 3 段階ハローワーク徳島 ( 徳島市出来島本町 1 丁目 5 番地 ) 所管区域は 徳島市 名東郡 名西郡 4 具体的な業務内容 (1) 第 1 段階 駅のハローワーク で 国が直接実施しているサービスを 県の権限で実施する 具体的には 職業相談 職業紹介等の業務を 県の職員が執行できる

第 1 部 施策編 4

からだの不自由な人たちのために

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ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

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13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

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児童扶養手当の支給対象者

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

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に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

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資料 4-2 リカレント教育 厚生労働省人材開発統括官若年者 キャリア形成支援担当参事官室 1

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寝屋川市母子家庭等自立支援教育訓練給付金事業実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 雇用の安定及び就職の促進を図るために必要な教育訓練に係る講座 ( 以下 講座 という ) を受講する母子家庭の母 又は父子家庭の父に対し 母子及び父子並びに寡婦福祉法 ( 昭和 39 年法律第 129 号 以下

短時間 有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針 について ( 同一労働同一賃金ガイドライン ) 厚生労働省雇用環境 均等局有期 短時間労働課職業安定局需給調整事業課

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の業務について派遣先が九の 1 に抵触することとなる最初の日 六派遣先への通知 1 派遣元事業主は 労働者派遣をするときは 当該労働者派遣に係る派遣労働者が九の 1の ( 二 ) の厚生労働省令で定める者であるか否かの別についても派遣先に通知しなければならないものとすること ( 第三十五条第一項関係

第2節 茨木市の現況

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求職者と企業を繋ぐ支援ツールであるジョブ カードが 在職者 学生にも使いやすくなりました ジョブ カードは キャリア プランシート 職務経歴シート 職業能力証明シート で構成されており キャリアコンサルティング ( P23) 等の相談のもと生涯を通じた キャリア プランニング ( 職業生活設計 )

求職者と企業を繋ぐ支援ツールであるジョブ カードが 在職者 学生に も使いやすくなりました ジョブ カードは キャリア プランシート 職 務経歴シート 職業能力証明シート で構成されており キャリアコンサルティング ( P19) 等の相談の もと生涯を通じた キャリア プランニング ( 職業生活設計

流山市子ども・子育て会議

社会福祉協議会 公営住宅法第二条第十六号に規定する事業主体である又は 番号法別表第二の 27 の項 番号法別表第二の 30 の項 番号法別表第二の 31 の項 地方税法その他の地方税に関する法律及びこれらの法律に基づく条例による地方税の賦課徴収に関する事務であって主務省令で定めるもの 社会福祉法によ

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保育所に入所できないことを事由とする育児休業手当金の延長要件の見直し(地方公務員の「パパ・ママ育休プラス」の場合)(あっせん)

(2)-2 退所時 ( 契約入所の場合 ) 保護者と児童福祉施設等の契約に基づき入所している子どもについては 児童福祉法に基づく障害児施設給付費の支給を行う都道府県が把握していることから 当該都道府県が施設の所在する市町村及び保護者の住所地の市町村へ退所した旨を通知することにより 二重支給を防止し

平成 31 年度社会保障関係予算のポイント 頁 新 ( 平成 31 年 1 月 18 日閣議決定 ) 旧 ( 平成 年 12 月 21 日閣議決定 ) 1 平成 31 年度社会保障関係費の姿 平成 31 年度社会保障関係費の姿 ( 注 ) 年度 31 年度増 減 329, ,914 +1

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の

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均衡待遇・正社員化推進奨励金 支給申請の手引き

平成 31 年度予算案 の概要について 平成 30 年 12 月 人材開発統括官

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2016年 弾丸メールセミナー № 33 雇用保険法 高年齢再就職給付金

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

Transcription:

2. 支援施策の体系 8

ひとり親家庭等の自立支援策の体系 平成 14 年より 就業 自立に向けた総合的な支援 へと施策を強化し 子育て 生活支援策 就業支援策 養育費の確保策 経済的支援策 の4 本柱により施策を推進中 平成 24 年に 母子家庭の母及び父子家庭の父の就業の支援に関する特別措置法 が成立 平成 26 年の法改正 ( ) により 支援体制の充実 就業支援施策及び子育て 生活支援施策の強化 施策の周知の強化 父子家庭への支援の拡大 児童扶養手当と公的年金等との併給制限の見直しを実施 ( 母子及び父子並びに寡婦福祉法 児童扶養手当法 ) 平成 28 年の児童扶養手当法の改正により 第 2 子 第 3 子以降加算額の最大倍増を実施 自立促進計画 ( 地方公共団体が国の基本方針を踏まえて策定 ) 子育て 生活支援 就業支援 養育費確保支援 経済的支援 母子 父子自立支援員による相談支援 ヘルパー派遣 保育所等の優先入所 子どもの生活 学習支援事業等による子どもへの支援 母子生活支援施設の機能拡充など 母子 父子自立支援プログラムの策定やハローワーク等との連携による就業支援の推進 母子家庭等就業 自立支援センター事業の推進 能力開発等のための給付金の支給など 養育費相談支援センター事業の推進 母子家庭等就業 自立支援センター等における養育費相談の推進 養育費の手引き やリーフレットの配布など 児童扶養手当の支給 母子父子寡婦福祉資金の貸付就職のための技能習得や児童の修学など 12 種類の福祉資金を貸付など 9

自立促進計画 地域の実情に応じて 計画的に母子家庭等及び寡婦の自立支援施策を実施できるよう 講じようとする施策の基本となるべき事項や 福祉サービスの提供や職業能力の向上の支援などの講ずべき具体的な措置に関する事項等母子家庭等及び寡婦の生活の安定と向上のための措置に関する計画を策定する 平成 26 年 10 月 1 日に 母子家庭及び寡婦自立促進計画 を 自立促進計画 に改称 < 自立促進計画の策定状況 > 都道府県指定都市中核市一般市等合計 平成 23 年度 46 か所 (97.9%) 19 か所 26 か所 (63.4%) 176 か所 (22.4%) 267 か所 (29.9%) 平成 24 年度 45 か所 (95.7%) 28 か所 (68.3%) 178 か所 (22.5%) 271 か所 (30.2%) 平成 25 年度 28 か所 (66.7%) 185 か所 (23.4%) 280 か所 (31.1%) 平成 26 年度 29 か所 (67.4%) 180 か所 (22.7%) 276 か所 (30.6%) 平成 27 年度 30 か所 (66.6%) 197 か所 (24.9%) 294 か所 (32.6%) 平成 28 年度 31 か所 (64.6%) 195 か所 (24.7%) 293 か所 (32.4%) 資料 : 厚生労働省子ども家庭局調べ ( 注 ) 上段の数字はか所数 ( ) は都道府県 市等における実施割合 10

ひとり親家庭に対する主な就業支援について ( 平成 29 年度 ) 就業相談 職業紹介等職業訓練等給付金等雇用保険給付 ( 被保険者 ) ハローワークにおける職業紹介等 就職支援ナビゲーター等による個別支援 トライアル雇用の活用 公的職業訓練の受講あっせん マザーズハローワーク事業 (194 箇所 29 年度新設箇所含む ) 母子家庭の母等の支援機関への出張相談 託児付きセミナーの開催 公的職業訓練の受講あっせん ハローワークに福祉人材コーナーを設置 (79 箇所 29 年度新設箇所含む ) 福祉分野 ( 介護 医療 保育 ) について担当者制も活用した職業相談 職業紹介 同コーナーを設置していないハローワークにおいても 求人情報の提供や必要に応じて福祉人材コーナーの利用勧奨等を実施 母子家庭等就業 自立支援センター事業 国及び都道府県が行う公共職業訓練 就業相談 職業紹介の実施 就業情報の提供を実施 就業準備に関するセミナー等の開催 養育費の取得率の向上を図るための特別相談を実施 母子家庭等就業 自立支援センターにおいて職業訓練に参加するひとり親の子どもの託児サービスを提供 自営型の在宅就業を希望するひとり親家庭の親が 業務を行いながら独り立ちに向けたノウハウを蓄積できるよう 在宅就業コーディネーターによる支援を実施 被保護者就労支援事業 被保護者の自立の促進を図ることを目的とし 被保護者の就労の支援に関する問題について 被保護者からの相談に応じ 必要な情報提供及び助言を行う事業を実施 被保護者就労準備支援事業 就労意欲が低い者や基本的な生活習慣に課題を有する者など 就労に向けた課題をより多く抱える被保護者に対し 一般就労に向けた準備として 就労意欲の喚起や一般就労に従事する準備としての日常生活習慣の改善を 計画的かつ一貫して実施 母子 父子自立支援プログラム策定事業 個々の母子家庭及び父子家庭の状況 ニーズに対応した自立支援プログラムを策定 また 必要に応じてプログラムで策定した目標を達成した後もアフターケアを実施することにより きめ細やかな自立支援を行う 託児サービスを付加した訓練コースを実施 訓練受講生のうち 自立支援プログラムの対象者に対し ビジネスマナーや職業適性検査等の準備講習を付加した訓練コースを実施 母子家庭の母等の特性に応じた訓練コースを実施 短時間訓練コースや e ラーニングコースを実施 求職者支援制度 職業転換給付金 ( 訓練手当 職場適応訓練費 ) 母子家庭の母等になって 3 年以内に安定所に出頭して求職の申込みをし 安定所長の指示により職業訓練を受ける者等に支給 高等職業訓練促進給付金等事業 1 年以上の養成機関に修業する間の生活費の負担軽減のための給付金を支給 支給額市町村民非課税世帯月額 :100,000 円 課税世帯月額 : 70,500 円 支給期間修学する期間の全期間 ( 上限 3 年 ) 高等職業訓練促進資金貸付事業 高等職業訓練促進給付金を受給する者に対して 入学準備金 (50 万円 ) 及び就職準備金 (20 万円 ) を貸付 5 年間就業を継続した場合 返還免除とする 自立支援教育訓練給付金事業 教育訓練講座修了後に受講費用の 60% を支給 高等学校卒業程度認定試験合格支援事業 高卒認定試験合格のための講座修了後に受講費用の 20% を支給 高卒認定試験に合格した場合に受講費用の 40% を支給 ( 最大 受講費用の 6 割を支給 ( 上限 15 万円 )) 母子父子寡婦福祉貸付金 母子家庭及び父子家庭並びに寡婦の自立を促進するため 修学資金や生活資金等を貸付け ( 平成 26 年 10 月 1 日から父子家庭を対象 ) 雇用保険を受給できない方々等に対する職業訓練 ( 求職者支援訓練等 ) の実施 求職者支援訓練において 託児サービスを付加した訓練コースや短時間訓練コースを実施 職業訓練期間中の給付 職業訓練受講給付金 ( 受講手当月 10 万円 通所手当 寄宿手当 ) 一定の支給要件あり 黒地に白抜の事項が母子家庭等に係る特別対策 基本手当 雇止めにより離職した有期労働者等について 受給資格要件の緩和 ( 被保険者期間 12 月 6 月 ) 及び解雇等と同様の手厚い給付を行う 倒産 解雇や労働契約が更新されなかったことによる離職者について 雇用情勢が悪い地域に居住し かつ 重点的に再就職の支援が必要であると公共職業安定所長が認めた受給資格者に対して 基本手当が 60 日間延長される 再就職手当 早期に安定した職業に再就職した場合は支給残日数の 60%~70% を支給給付額 : 基本手当日額 支給残日数 60%~70% 教育訓練給付制度 一般教育訓練を受講修了した場合に訓練経費の 20% を支給 専門実践教育訓練を受講した場合に 修了する見込みで受講している方と修了した方に 6 か月ごとに訓練経費の 40%( 平成 30 年 1 月から 50%) を支給受講修了し 資格取得等を行い 受講修了日の翌日から 1 年以内に一般被保険者として雇用された場合等に 訓練経費の 20% を追加支給 母子家庭の母等を雇用する事業主に対する支援 ( 助成金 ) 特定求職者雇用開発助成金 ( 特定就職困難者コース ) 母子家庭の母等又は父子家庭の父をハローワーク等の紹介により雇入れた事業主に対して 賃金相当額の一部を助成 トライアル雇用助成金 ( 一般トライアルコース ) 母子家庭の母等又は父子家庭の父をハローワーク等の紹介により試行雇用 ( 原則 3 か月 ) した事業主に対して月額最大 5 万円を支給 キャリアアップ助成金 有期契約労働者 短時間労働者 派遣労働者といったいわゆる非正規雇用の労働者 ( 正規雇用の労働者以外の無期雇用労働者を含む ) の企業内のキャリアアップを促進するため 正社員化 人材育成 処遇改善の取組を実施した事業主に対して包括的に助成 1 正社員化コース 2 人材育成コース 3 賃金規定等改定コース 4 健康診断制度コース 5 賃金規定等共通化コース 6 諸手当制度共通化コース 7 選択的適用拡大導入時処遇改善コース 8 短時間労働者労働時間延長コース 事業主が母子家庭の母等又は父子家庭の父の有期契約労働者等に対して 1の取組を実施した場合 一定額を支給額に上乗せする 両立支援等助成金 仕事と家庭の両立支援に取り組む事業主に対して 両立支援等助成金を支給 事業所内保育施設コース 出生時両立支援コース 介護離職防止支援コース 育児休業等支援コース 再雇用者評価処遇コース 11

1. 目的 母子家庭の母及び父子家庭の父の就業の支援に関する特別措置法について成立日平成 24 年 9 月 7 日公布日平成 24 年 9 月 14 日 母子家庭の母が置かれている特別の事情 子育てと就業との両立が困難であること 就業に必要な知識及び技能を習得する機会を必ずしも十分に有してこなかったこと等 父子家庭の父が置かれている特別の事情 子育てと就業との両立が困難であること等 2. 母子家庭の母及び父子家庭の父の就業の支援に関する施策の充実 < 国 > 母子及び父子並びに寡婦福祉法の基本方針 母子家庭の母及び父子家庭の父の安定した就業を確保するための支援に特別の配慮 母子家庭の母及び父子家庭の父の就業の支援に関する特別の措置 母子家庭父子家庭の福祉 < 都道府県等 > 母子及び父子並びに寡婦福祉法の自立促進計画 基本方針に即し 職業の能力の開発及び向上の支援その他母子家庭の母及び父子家庭の父の安定した就業を確保するための支援に特別の配慮 4. 母子 父子福祉団体等の受注機会の増大への努力 < 国及び独立行政法人等 > 母子 父子福祉団体等の受注の機会の増大を図るため 予算の適正な使用に留意しつつ 優先的に母子 父子福祉団体等から物品及び役務を調達するように努めなければならない 施行日平成 25 年 3 月 1 日 < 地方公共団体 > 国の施策に準じて必要な施策を講ずるように努める < 地方独立行政法人 > 設立団体の措置に準じて必要な措置を講ずるように努める 5. 財政上の措置等国は 母子家庭の母及び父子家庭の父の就業の促進を図るため必要な財政上の措置等を講ずるように努めなければならない < 国及び地方公共団体 > 母子家庭の母及び父子家庭の父の就業の促進を図るための措置を講ずるに当たっての留意事項 1 情報通信技術等に関する職業能力の開発及び向上 2 情報通信ネットワークを利用した在宅就業等多様な就業の機会の確保 3 12に関する業務に従事する人材の養成及び資質の向上 6. その他 この法律は 公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する その他所要の規定の整備を行う 3. 民間事業者に対する協力の要請 < 国 > 母子家庭の母及び父子家庭の父が置かれている特別の事情に鑑み 民間事業者に対し 母子家庭の母及び父子家庭の父の優先雇用その他の母子家庭の母及び父子家庭の父の就業の促進を図るために必要な協力を求めるように努める < 地方公共団体 > 国の施策に準じて必要な施策を講ずるように努める 12

すくすくサポート プロジェクト ( すべての子どもの安心と希望の実現プロジェクト ) ( 注 ) ( 平成 27 年 12 月 21 日 子どもの貧困対策会議 決定 ) 経済的に厳しい状況に置かれたひとり親家庭や多子世帯が増加傾向にあり 自立支援の充実が課題 児童虐待の相談対応件数は増加の一途 複雑 困難なケースも増加 平成 27 年 8 月 28 日 ひとり親家庭 多子世帯等自立支援策及び児童虐待防止対策の 施策の方向性 をとりまとめ 年末を目途に財源確保も含めた政策パッケージを策定 すくすくサポート プロジェクト Ⅰ ひとり親家庭 多子世帯等自立応援プロジェクト 就業による自立に向けた支援を基本にしつつ 子育て 生活支援 学習支援などの総合的な取組を充実 具体的には ひとり親家庭が孤立せず支援につながる仕組みを整えつつ 生活 学び 仕事 住まいを支援するとともに ひとり親家庭を社会全体で応援する仕組みを構築 主な内容 自治体の窓口のワンストップ化の推進 子どもの居場所づくりや学習支援の充実 親の資格取得の支援の充実 児童扶養手当の機能の充実など Ⅱ 児童虐待防止対策強化プロジェクト 児童虐待について 発生予防から発生時の迅速 的確な対応 自立支援まで 一連の対策を更に強化 主な内容 子育て世代包括支援センターの全国展開 児童相談所体制強化プラン ( 仮称 ) の策定 里親委託等の家庭的養護の推進 退所児童等のアフターケアなど 平成 28 年通常国会において 児童扶養手当法改正法及び児童福祉法等改正法が成立 引き続き すくすくサポート プロジェクト に基づき ひとり親家庭の支援策を着実に実施する 施策の実施に当たっては 官 民のパートナーシップを構築し民間の創意工夫を積極的に活用 行政が未だ実施していない事業を民間投資によって行い 行政がその成果に対する対価を支払うといった手法等の先駆的な取組も幅広く参考 ( 注 ) すべての子どもの安心と希望の実現プロジェクト の愛称を すくすくサポート プロジェクト と決定 ( 平成 28 年 2 月 23 日 ) 13

平成28 年通常国会において1 支援につながるが成立現状 課題 Ⅰ ひとり親家庭 多子世帯等自立応援プロジェクト ( 課題と対応 ) 経済的に厳しい状況に置かれたひとり親家庭や多子世帯が増加傾向 これらの方の自立のためには 支援が必要な方に行政のサービスを十分に行き届けること 複数の困難な事情を抱えている方が多いため一人一人に寄り添った支援の実施 ひとりで過ごす時間が多い子供達に対し 学習支援も含めた温かい支援の実施 安定した就労による自立の実現が必要 対 応 昭和 63 年から平成 28 年の 30 年間で母子世帯は 1.5 倍 父子世帯は 1.1 倍 ( 母子世帯 84.9 万世帯 123.2 万世帯 父子世帯 17.3 万世帯 18.7 万世帯 ) 母子世帯の 81.8% が就業しており そのうち 43.8% はパート アルバイト等 母子世帯の平均年間就労収入 ( 母自身の就労収入 ) は 200 万円 平均年間収入 ( 母自身の収入 ) は 243 万円 就業による自立に向けた就業支援を基本としつつ 子育て 生活支援 学習支援などの総合的な支援を充実 2 生活を応援 3 学びを応援 4 仕事を応援 5 住まいを応援 6 社会全体で応援 自治体窓口のワンストップ化の推進 子どもの居場所づくり児童扶養手当の機能の充実養育費の確保支援母子父子寡婦福祉資金の見直し多子世帯 ひとり親世帯の保育所等利用における負担軽減 教育費負担の軽減子供の学習支援の充実学校をプラットフォームとした子供やその家庭が抱える問題への対応 就職に有利な資格の取得促進ひとり親家庭の親の就労支援ひとり親が利用しやすい能力開発施策の推進非正規雇用労働者の育児休業取得促進 ひとり親家庭等に対する住居確保の支援 子供の未来応援国民運動 の推進子供の未来応援地域ネットワーク形成支援 児童扶養手当法改正法14