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ビール業界 ~キリンビールとアサヒビール~

第 16 回ビジネス会計検定試験より抜粋 ( 平成 27 年 3 月 8 日施行 ) 次の< 資料 1>から< 資料 5>により 問 1 から 問 11 の設問に答えなさい 分析にあたって 連結貸借対照表数値 従業員数 発行済株式数および株価は期末の数値を用いることとし 純資産を自己資本とみなす は

第2章 食品卸売業の経営指標

10年分の主要財務データ

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ビール業界

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Microsoft Word 決算短信修正( ) - 反映.doc

連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

(訂正・数値データ修正)「平成29年5月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について

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添付資料の目次 1. 連結財務諸表 2 (1) 連結貸借対照表 2 (2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書 4 (3) 連結財務諸表に関する注記事項 6 ( セグメント情報等 ) 6 2. 個別財務諸表 7 (1) 個別貸借対照表 7 (2) 個別損益計算書

Microsoft PowerPoint - ★決算説明資料_0110

Microsoft Word 製造業 収益構造

計算書類等

Microsoft Word - 訂正短信提出2303.docx

3. その他 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) 無 (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 無 2 1 以外の会計方針の変更 無 3 会計上の見積りの変更 無 4 修正再表示 無 (3)

(訂正・数値データ訂正)「平成25年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について

(2) サマリー情報 1 ページ 1. 平成 29 年 3 月期の連結業績 ( 平成 28 年 4 月 1 日 ~ 平成 29 年 3 月 31 日 ) (2) 連結財政状態 訂正前 総資産 純資産 自己資本比率 1 株当たり純資産 百万円 百万円 % 円銭 29 年 3 月期 2,699 1,23

<4D F736F F D2095BD90AC E31328C8E8AFA8C888E5A925A904D C8E86816A2E646F63>

(1) 連結貸借対照表 ( 添付資料 16 ページ ) (3) 連結株主資本等変動計算書 ( 添付資料 28 ページ ) 6. 個別財務諸表 (1) 貸借対照表 ( 添付資料 31 ページ ) (3) 株主資本等変動計算書 以上 2

(2) 財政状態 ( 連結 ) の変動状況総資産 株主資本 株主資本比率 1 株当たり株主資本 百万円 百万円 % 円 銭 18 年 6 月期第 3 四半期 28,677 11, , 年 6 月期第 3 四半期 17 年 6 月期 27,515 11,159 40

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製造業 ページ 303 調査対象数 1,695 調査対象数 1,541 調査対象数 971 調査対象数 464 総資本経常利益率 (%) 自己資本経常利益率 (%)

-2-

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添付資料の目次 1. 連結財務諸表 2 (1) 連結貸借対照表 2 (2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書 4 (3) 連結財務諸表に関する注記事項 6 ( セグメント情報等 ) 6 2. 個別財務諸表 7 (1) 個別貸借対照表 7 (2) 個別損益計算書

ご説明用資料 2018 年度決算概要 2019 年度業績予想 2019 年 5 月 15 日 Copyright (C) 2019 Toyo Business Engineering Corporation. All rights Reserved. 事業セグメント ソリューション事業 SAPを始め

リコーグループサステナビリティレポート p

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(2) 財政状態 ( 連結 ) の変動状況総資産 株主資本 株主資本比率 1 株当たり株主資本 百万円 百万円 % 円 銭 18 年 6 月期第 1 四半期 27,832 10, , 年 6 月期第 1 四半期 17 年 6 月期 27,515 11,159 40

Microsoft Word - 訂正.docx

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一企業当たりの事業所数は 14. 事業所 ( 前年度差.6 事業所減 ) 常時従業者数 499 人 ( 前年度比.8% 減 ) 売上高は 23.4 億円 ( 同 2.9% 減 ) 製造企業の一企業当たりの売上高は 億円 ( 前年度比 3.9% 減 ) 営業利益は 1 億円 ( 同.6%

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1. 概要直近 5 ヵ年売上高 ROE 推移 3,000,000 2,500,000 2,000,000 1,500,000 1,000, ,000 40% 30% 20% 10% 0% -10% -20% 左表は 直近 5 ヵ年の売上高及び ROE 推移である 2007/3 期にボーダ

平成 29 年度連結計算書類 計算書類 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) 連結計算書類 連結財政状態計算書 53 連結損益計算書 54 連結包括利益計算書 ( ご参考 ) 55 連結持分変動計算書 56 計算書類 貸借対照表 57 損益計算書 58 株主

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財剎諸表 (1).xlsx

2017 年 12 月期第 2 四半期決算 ( 平成 29 年 12 月期第 2 四半期決算 ) 補足説明資料 FACT SHEETS 2017 年 8 月 7 日 目次 2017 年 12 月期 ( 平成 29 年 12 月期 ) 第 2 四半期決算

平成21年3月期 決算補足説明資料

目次 1. 国内酒類業界の概況 3 (1) 事業環境 4 (2) 酒類別需要動向 5 (3) 供給動向 7 2. 法規制の動向 8 (1) 酒販規制の強化 9 (2) 段階的な酒税の税率改正 中長期的な業界環境の変化に対する見方 ( 弊行想定 ) 11 2

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2017 年度決算概要 Ⅰ 年度連結業績概要 Ⅱ 年度連結業績予想 Ⅲ. 補足資料 シャープ株式会社 2018 年 4 月 26 日 見通しに関する注意事項 本資料に記載されている内容には シャープ株式会社及び連結子会社 ( 以下 総称して シャープ という ) の計画 戦略

平成31年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

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リリース

決算説明会プレゼンストーリー案の検討

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タイトルを入力

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平成○年○月期 第○四半期財務・業績の概況(連結)

計算書類等

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証券コード : 年 3 月期第 2 四半期決算 2018 年 10 月 30 日 ( 火 )

平成 29 年 11 月期第 3 四半期決算短信 日本基準 ( 非連結 ) 平成 29 年 10 月 11 日 上場会社名 株式会社アメイズ 上場取引所 福 コード番号 6076 URLhttp:// 代表者 ( 役職名 ) 代表取締役社長 ( 氏名 ) 穴見

1. 病院経営の鍵となる指標 病床利用率の推移 1.1 病床稼働率は平均80 強 病院報告 病床稼働率と病床数の不思議な関係 は入院収益そのものに直結します人件費や設備投資などの固定費が多い病院 全病床 6 精神病床 5 は 病床稼働率が一定の水準を下回ると一気に赤字経営に陥りますそのた

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2018 年 12 月期 決算補足資料 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 2019 年 2 月 14 日 JASDAQ コード : 6425 JASDAQ コード :6425

平成 29 年 12 月期第 3 四半期決算短信 日本基準 ( 非連結 ) 平成 29 年 11 月 7 日 上場会社名 株式会社太陽工機 上場取引所 東 コード番号 6164 URLhttp:// 代表者 ( 役職名 ) 代表取締役社長 ( 氏名 ) 渡辺 登 問


2009 年 12 月期第 2 四半期決算 ( 平成 21 年 12 月期 ) 補足説明資料 FACT SHEETS 2009 年 7 月 31 日 東京建物株式会社 目次 2009 年 ( 平成 21 年 )12 月期第 2 四半期決算 ( 連結 )

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平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved



2019年度第1四半期決算説明資料

6. データ集 2) 国内金融事業 1 日本保証 主要残高 貸借対照表 日本基準に基づく単体数値 ( 連結調整前 ) で作成しています ( 単位 : 百万円 ) 2015/ / / / / / /03 (a) 現金及び預金 1,

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連結財政状態計算書分析 資産 3,832 億円増 6 兆 2,638 億円 その他 +23 6,264 有形固定資産が減少したものの ビッグローブな どの連結子会社化に伴う資産の増加 au WALLET クレジットカード事業の拡大やau 携帯電話端末の 営業債権及びその他の債権 +16 割賦販売によ

(2) 財政状態 ( 連結 ) の変動状況 総資産純資産自己資本比率 1 株当たり純資産 百万円 百万円 % 円 銭 19 年 12 月期第 1 四半期 8,992 5, 年 12 月期第 1 四半期 8,740 5, 年 12

旅行業界 JTBと近畿日本ツーリストとH.I.S

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2015年9月期第2四半期決算補足説明資料

( 図表 1) 平成 28 年度医療法人の事業収益の分布 ( 図表 2) 平成 28 年度医療法人の従事者数の分布 25.4% 27.3% 15.8% 11.2% 5.9% n=961 n=961 n= % 18.6% 18.5% 18.9% 14.4% 11.6% 8.1% 資料出所

目次 1. 経営成績営業利益分析 / 海外売上高 / 貸借対照表 2. 業績予想 ( 修正 : 有 ) 3. 研究開発費 / 減価償却費 / 設備投資 4. 株価の状況 5. トピックス P.2 P.10 P.14 P.16 P

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財務セクション 財政状態及び経営成績の分析 39 リスク要因 43 連結財務諸表 連結貸借対照表 44 連結損益計算書 46 連結包括利益計算書 48 連結株主資本等変動計算書 49 連結キャッシュ フロー計算書 51 セグメント情報 THE MARK OF LINEAR MOTION

平成 30 年 3 月期第 1 四半期決算短信 日本基準 ( 連結 ) 平成 29 年 8 月 7 日 上場会社名 タイガースポリマー株式会社 上場取引所 東 コード番号 4231 URLhttp://tigers.jp 代表者 ( 役職名 ) 代表取締役社長 ( 氏名 ) 渡辺 健太郎 問合せ先責

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おカネはどこから来てどこに行くのか―資金循環統計の読み方― 第4回 表情が変わる保険会社のお金

平成11年度決算:計数資料

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Research Report by Shared Research Inc. 四半期事業セグメント 事業セグメント ( 四半期累計 ) ( 百万円 ) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 売上高 2,866 5,897

ファクトブック(H ).xdw

注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) 無 (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 無 2 1 以外の会計方針の変更 無 3 会計上の見積りの変更 無 4 修正再表示 無 (3) 発行

3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

キヤノンマーケティングジャパングループ2016年決算説明資料

科目 期別 損益計算書 平成 29 年 3 月期自平成 28 年 4 月 1 日至平成 29 年 3 月 31 日 平成 30 年 3 月期自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ( 単位 : 百万円 ) 営業収益 35,918 39,599 収入保証料 35,765 3

営業報告書

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2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

Transcription:

ビール業界 ビール業界 アサヒビールとキリンビール ~ 経営戦略比較 ~ 人環 3 期 大石辰哉 寺島真彦 那須早百合

はじめに はじめに お酒を飲む機会が増えた 全く違った戦略で成功を収めている企業を比較したいキリンアサヒ

ビール業界 ~ 目次 ~ 目次 1. 業界および企業概要 1-1 業界概要 1-2 企業概要 1-2-1 アサヒビール株式会社 1-2-2 キリンビールホールディングス株式会社 2. 企業の経営戦略分析 2-1 財務分析 2-1-1 成長性分析 2-1-2 収益性分析 2-1-3 安全性分析 2-2 企業分析 2-2-1 経営戦略 2-2-2 戦略課題 2-2-3 終わりに

ビール業界 現状のビール業界は アサヒ キリン 大手 5 社の寡占化 サッポロ サントリーオリオン

ビール業界 なぜビールを飲むの? ぐびぐび飲みたい! とりあえず生! 苦味がいいんだ 楽しい気分になりたい ストレス発散!!

ビール業界 みんなに愛されてきたビール しかし 現状は 消費者のビール離れ

ビール業界 なぜ消費者がビール離れしていくのか?? 1 少子高齢化 食品業界の縮小 2 サワー カクテルの充実 ビール以外のお酒を飲む傾向

ビール業界 大手 5 社ビール出荷量の推移 5000000 4000000 (KL) 3000000 2000000 1000000 0 2001 2002 2003 2004 2005 ビール 4889435 4354209 3946044 3880961 3574399 ( 年度 )

ビール業界 縮小していくビール業界 ビールだけでの経営は危険!!! そこで企業は

ビール業界 国内酒類だけ行うのではなく 1 国際酒類事業 2 飲料事業 3 医薬事業 4 不動産事業など 他の事業を行うことで安定した経営を計ろうとしている

M&A による事業拡大アサヒ 2005 年 1 月 31 日株式会社サンウエル ( 健康食品事業 ) 2007 年 4 月 1 日株式会社和光堂 ( 育児 ファミリー事業 ) キリン 2005 年 7 月 25 日株式会社ヘマテック ( 医薬事業 ) 2007 年 12 月末ナショナルフーズ社 ( 飲料事業 ) サントリー 2006 年 6 月 14 日上海フォスターズ社 ( ワイン事業 ) サッポロ 2007 年 10 月 30 日クレセント アジア有限会社 ( 投資事業 )

その中でも 各社が注目しているのは 160 155 150 145 140 ( 千 kl) 135 世界のビール生産量の推移 世界のビール生産量が 165 年々増加中! 2002 2003 2004 2005 ビール 144.073 148.173 153.738 160.217 ( 年度 )

ビール業界 ~ 動向 ~ ビール業界の動向 1 多事業化 国内酒類事業以外でも勝負!!

ビール業界 大手 5 社ビール 発泡酒 新ジャンル出荷量の推移 (kl) 8000000 7000000 6000000 5000000 4000000 3000000 2000000 1000000 0 2001 2002 2003 2004 2005 新ジャンル 322483 1005408 発泡酒 2229267 2576154 2551165 2345353 1763060 ビール 4889435 4354209 3946044 3880961 3574399 ( 年度 )

ビール業界 ~ 酒税法 ~ 酒税法 安く飲みたい!! 税率の低い発泡酒が人気 2003 年酒税法の改正 * ビールと発泡酒の酒税があまり変わらなくなってしまった 新ジャンルが人気

ビール業界 ~ 動向 ~ ビール業界の動向 1 多事業化 ビール以外でも勝負!! 2 低価格志向化 酒税法の改正

ビール業界 その裏ではプレミアムビールが流行中 サントリー ザ プレミアム モルツ モンドセレクション最高金賞受賞

ビール業界 ビール販売数量とプレミアムビールシェア 参照 : サントリー HP http://www.suntory.co.jp/news/2006/9428.html

ビール業界 平日を 1 とした場合の曜日別販売数量 自分へのご褒美

ビール業界 催事別販売動向 特別な日に振舞う

ビール業界 ~ 動向 ~ ビール業界の動向 1 多事業化 ビール以外でも勝負!! 2 低価格志向化 酒税法の改正 3 高級志向化 プレミアムビール

ビール業界 ~ 企業概要 ~ 1 多事業化 2 低価格志向 3 高級志向化 時代の変化 顧客のニーズに いかに迅速に対応していくか 1 位アサヒ 2 位キリン どのように成長してきたか 現在 どのような経営を行っているのか

ビール業界 ~ 企業概要 ~ アサヒ キリンビールシェア推移 (1985 年 ~2006 年 ) 49 年キリンビール発売 首位独走!!! 衰退!! 01 年アサヒシェア 1 位 82 年アサヒシェア 10% 01 年キリンシェア 2 位 急成長!! 87 年アサヒスーパードライ発売 参照 :J-marketing.net

ビール業界 ~ 企業概要 ~ では 現在の事業体制はどうなっている?? アサヒ 事業持株会社 キリン 純粋持株会社

ビール業界 ~ 企業概要 ~ 事業持株会社とは アサヒ飲料 アサヒビール アサヒフードアンドヘルスケア etc

ビール業界 ~ 企業概要 ~ 純粋持株会社とは キリンホールディングス 子 子 子 子 会 会 会 会 社 社 社 社

ではどんな方法で商品を売っているの??

ビール業界 ~ 企業概要 ~ 主力商品販売数量 (2002 年 ~2006 年 ) ビール販売数量 18000 アサヒはスーパードライ 16000 1 本で販売数量獲得フォーカス戦略 14000 キリンは一番搾りと ケース)(12000 ( 年度 ) 万キリンラガー 10000 8000 キリン 6000 4000 マルチブランド戦略 2000 0 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒスーパードライ 15955 14660 14750 13580 13260 キリン計 ( ラガー 一番搾り ) 10850 9480 9150 8060 7520

ビール業界 ~ 企業概要 ~ アサヒ酒類売上構成 12000 10000 円)8000 (( 年度 ) 億 6000 4000 2000 0 2002 2003 2004 2005 2006 焼酎 洋酒 ワイン 605 988 957 978 997 その他 183 26 31 29 29 低アルコール飲料 235 283 327 327 新ジャンル 459 672 発泡酒 1623 1956 2006 1474 1086 ビール 8496 7844 7868 7262 7181 アサヒビール ( 単体 ) 決算短信 2002 年 ~2006 年 ビールを中心とした経営

ビール業界 ~ 企業概要 ~ アサヒ酒類売上構成キリン酒類売上構成 12000 10000 8000 (円)円)発泡酒ビール 5782 1623 5058 1956 2006 4989 1474 4339 1086 4088 ビール 8496 7844 ( 7868 年度 ) 7262 7181 億 6000 6000 4000 4000 ( 年度 ) 2000 2000 0 2002 2003 2004 2005 2006 0 焼酎 洋酒 ワイン 2002 261 2003 294 2004 291 2005 307 2006 321 焼酎 洋酒 ワインその他 605 6 988 90 957 65 978 41 997 39 その他低アルコール飲料 361 183 510 26 586 31 582 29 605 29 低アルコール飲料新ジャンル 235 283 327 859 1243 327 新ジャンル発泡酒 2957 3055 3087 2456 459 2554 672 キリンビールアサヒビール ( 単体 ) 決算短信 2002 年 ~2006 年 幅広いジャンルに力を入れている!

ビール業界 ~ 企業概要 ~ 飲料事業において 売上高約 1000 億円の差!!! アサヒのセグメント別売上高 キリンのセグメント別売上高 ( 億円 ) 18000 16000 14000 12000 10000 8000 6000 4000 2000 0 2002 2003 2004 2005 2006 その他 1302 1259 1258 1123 1019 食品 薬品 142 215 222 253 538 飲料 1737 1857 2174 2670 2831 酒類 10570 10671 10789 10254 10075 ( 年度 ) ( 億円 ) 18000 16000 14000 12000 10000 8000 6000 4000 2000 0 2002 2003 2004 2005 2006 その他 1707 1349 1665 1651 1426 医薬 575 327 676 672 飲料 3429 3596 3723 3801 3927 酒類 10695 10454 10532 10193 10633 ( 年度 ) アサヒ ( 連結 ) 決算短信 2002 年 ~2006 年 キリン ( 連結 ) 決算短信 2002 年 ~2006 年

ビール業界 ~ 企業概要 ~ 1 アサヒスーパードライ中心のアサヒ 2 幅広いジャンルにチャレンジしているキリン 今後どっちが成長していくだろうか?

ビール業界 ~ 成長性 ~ 成長性

成長性分析で見ていくこと 1 売上高 2 総資産 3 営業利益売上高 -( 売上原価 )-( 販売費及び一般管理費 ) 4 経常利益 ( 営業利益 )±( 営業外損益 )

アサヒの成長傾向 総資産 売上高 ( 百万円 ) 2500000 2000000 1500000 1000000 500000 0 2002 2003 2004 2005 2006 総資産 12947381244409125081812182261288501 売上高 13752671400301144422514300261446385 営業利益 69340 78983 101272 90248 88713 経常利益 57554 70480 95650 91459 90109 ( 年度 ) 140000 120000 100000 80000 60000 40000 20000 0 営業利益 経常利益 ( 百万円 )

ビール業界 ~アサヒ成長性 ~ 次に 総資産 売上高 営業利益 経常利益を 前年度と比べ 伸び率を見ていく

アサヒの総資産 売上高 営業利益 経常利益前年比伸び率 第 2 次アサヒビールグループ中期経営計画 40.00 30.00 20.00 10.00 0.00 SCM 体制の強化 コスト削減 -10.00-20.00 多事業強化 2002 2003 2004 2005 2006 M&A 総資産伸び率 -3.46-3.89 0.52-2.61 5.77 売上高伸び率 -4.05 1.82 3.14-0.98 1.14 営業利益伸び率 -10.85 13.91 28.22-10.89-1.70 経常利益伸び率 -5.11 22.46 35.71-4.38-1.48

( 億円 ) アサヒの総資産 売上高 営業利益 経常利益前年比伸び率 30.00 12000 10000 20.00 8000 6000 10.00 4000 2000 0.00 0-10.00 アサヒのセグメント別売上高 アサヒの売上高のうち国内酒類事業は 18000 7 割近くを占めている 16000 40.00 14000 2002 2003 2004 2005 2006 国内酒類事業の売上高によって数値が変動が激しい その他 1302 1259 1258 1123 1019 食品 薬品 142 215 222 253 538-20.00 飲料 1737 2002 1857 2003 2174 2004 2670 2005 2831 2006 酒類 10570 10671 10789 10254 10075 変わってくる 総資産伸び率 -3.46-3.89 0.52-2.61 5.77 ( 年度 ) 売上高伸び率 -4.05 1.82 3.14-0.98 1.14 営業利益伸び率 -10.85 13.91 28.22-10.89-1.70 経常利益伸び率 -5.11 22.46 35.71-4.38-1.48

ビール業界 ~アサヒ成長性 ~ アサヒの成長性総資産 売上高 営業利益 経常利益を過去 5 年見てきた アサヒの成長性は国内酒類事業売上高が大きく関係していることがわかった M&A の効果はまだ見られない

キリンの成長傾向 総資産 売上高 ( 百万円 ) 2500000 2000000 右肩上がり 140000 120000 100000 営業利益 経常利益 ( 百万円 ) 1500000 80000 1000000 60000 500000 40000 20000 0 2002 2003 2004 2005 2006 総資産 1744131 1787867 1823790 1937866 1963586 売上高 1583248 1597509 1654886 1632249 1665946 営業利益 89789 101555 109392 111708 116358 経常利益 84443 94676 106562 114881 120865 ( 年度 ) 0

ビール業界 ~ キリン成長性 ~ 次に 総資産 売上高 営業利益 経常利益を 前年度と比べ 伸び率を見ていく

キリンの総資産 売上高 営業利益 経常利益前年比伸び率 25.00 20.00 15.00 伸び幅が減少してきている 10.00 (% )5.00 0.00-5.00 2002 2003 2004 2005 2006 ( 年度 ) 総資産伸び率 4.96 2.51 2.01 6.25 1.33 売上高伸び率 1.37 0.9 3.59-1.37 2.06 営業利益伸び率 19.62 13.10 7.72 2.12 4.16 経常利益伸び率 21.78 12.12 12.55 7.81 5.2

キリンの総資産 売上高 営業利益 経常利益前年比伸び率 2004 年度 25.00 国内酒類事業 6 年連続減少 20.00 15.00 国内酒類事業だけでなく多事業全ての項目でプラス成長をし 10.00 が好調で数値を伸ばしている 5.00 0.00-5.00 国際酒類事業 飲料事業 2002 2003 2004 2005 2006 (% )総資産伸び率 4.96 2.51 2.01 6.25 1.33 売上高伸び率 1.37 0.9 3.59-1.37 2.06 営業利益伸び率 19.62 医薬品事業 13.10 7.72 2.12 4.16 経常利益伸び率 21.78 12.12 12.55 7.81 5.2 ( 年度 )

ビール業界 ~キリン成長性 ~ キリンの成長性 総資産 売上高 営業利益 経常利益を過去 5 年見てきた 伸び率の幅は小さくなってきてはいるものの着実に成長をしている また 国内酒類事業だけでなく多事業にも力を入れ 成長している

ビール業界 ~ 成長性 ~ アサヒとキリンの成長性 国内酒類市場が低迷 アサヒ 多事業の強化が遅れ国内酒類事業に頼った経営をしている M&A の効果もまだ出ていない キリン 多事業の強化を努めてきたため右肩上がりの成長をしていた

ビール業界 ~ 成長性成績表 ~ 成績評価 成長性収益性安全性総合評価 アサヒ キリン

ビール業界 ~ 収益性 ~ 収益性

ビール業界 ~ 収益性 ~ 総資産経常利益率 高付加価値型 売上高経常利益率 高効率型 総資産回転率 SPM 分析

ビール業界 ~ 収益性 ~ 収益性分析の基本となるもの!! それでは 順に総資産経常利益率から分析していく 総資産経常利益率とは 企業が持っている資産がどれだけ利益に結びついているかを示す

ビール業界 総資産経常利益率 アサヒ 10 キリン 8 6 4 2 0 2004 年をピーク に減少傾向キリンは右肩 2002 2003 2004 2005 2006 上がり アサヒ 4.45 5.66 7.65 7.51 6.99 キリン 4.84 5.3 5.84 5.93 6.16 市場平均 3.84 4.69 5.99 5.72

ビール業界 ~ 収益性 ~ 企業の高付加価値を見る!! 続いて 総資産経常利益率を分解し売上高経常利益率を分析する 売上高経常利益率とは 売上高における企業の営業活動 財務活動から生まれた通常の利益の割合を示す

キリンの方 8 が高い数 値を示して 7 いる 6 売上高経常利益率 5 4 3 2002 相対的に見て キリンが高付加 2003 2004 2005 2006 価値型ということがわかる アサヒ 4.19 5.03 6.62 6.4 6.23 キリン 5.33 5.93 6.44 7.04 7.26 市場平均 4.16 4.94 6.13 6.06

ビール業界 ~ 収益性 ~ 企業の高効率性を見る!! 次に 総資産経常利益率から分解したもう 1 つの総資産回転率を分析する 総資産回転率とは 企業がどれだけ資産を余すことなく 効率よく経営しているかを示す

アサヒの方が高い数 1.2 値を示している 1.1 総資産回転率 ( 回 ) 1 0.9 相対的に見て ア 0.8 サヒが高効率型と いうことがわかる 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 1.06 1.13 1.15 1.17 1.12 キリン 0.91 0.89 0.91 0.84 0.85 市場平均 0.92 0.95 0.98 0.95 ( 年度 )

ビール業界 ~ 収益性 ~ 以上の 売上高経常利益率 と 総資産回転率 をより視覚的に見る SPM

ビール業界 ~ 収益性 ~ 売上高経常利益率 (%) 8.00 7.50 7.00 6.50 6.00 5.50 5.00 4.50 SPM キリン高付加価値型 アサヒ高効率型 アサヒ キリン 線形 ( 業界傾向線 ) 4.00 0.80 1.00 1.20 総資産回転率 ( 回 )

ビール業界 ~ 収益性 ~ なぜ キリンは売上高経常利益率がアサヒより高いのかを見ていく 売上高営業利益率を用いる! 企業の本来の活動の良否がわかる!!

広告費 宣伝費 ビール業界 ~ 収益性 ~ 売上高総利益率売上高販管費率原材料から見る!!! 売上高営業利益率人件費から見る!さらに

ビール業界 ~ 収益性 ~ キリンアサヒ 7.5 7 6.5 6 5.5 5 4.5 4 売上高営業利益率 アサヒより 営業活動の販管費に力を入れたが売上に結収益性が高いびつかなかったため 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 5.04 5.64 7.01 6.31 6.13 キリン 5.67 6.36 6.61 6.84 6.98 市場平均 4.90 5.58 6.52 6.04

ビール業界 ~ 収益性 ~ 続いて 売上高総利益率を見て 売上原価をどれほど抑えられているかを分析する

ビール業界 ~ 収益性 ~ 売上高総利益率 45 40 右肩上がり 35 30 25 年々共に売上 20 原価を抑えてきている キリンとアサヒとの間に は 10% 近くの差が 2002 2003 2004 2005 2006 キリン 36.8 38.2 39.1 40.3 40.7 ( 年度 ) (% )アサヒ 30 30.4 31.5 32.2 33.3

ビール業界 ~ 収益性 ~ 理由の一つとして キリンは 発泡酒 新ジャンル に力を入れているため 売上原価が低くなり売上総利益が高くなる アサヒは ビール に力を入れているため 売上原価が高くなり売上総利益が低くなる

ビール業界 ~ 収益性 ~ 続いて 売上高販管費率を見て 売上高における販管費の割合を分析します

ビール業界 ~ 収益性 ~ 売上高販管費 36 34 32 30 28 26 24 22 キリンがアサヒより 販管費に 20 お金をかけていることがわかる 2002 2003 2004 2005 2006 キリン 31.2 31.9 32.5 33.5 33.7 ( 年度 ) (% )アサヒ 25.4 25.9 25.2 27 28.2

ビール業界 ~ 収益性 ~ その販売管理費を 販売奨励金 広告宣伝費 運搬費 人件費 減価償却費 退職給付に分けて 分析する

ビール業界 ~ 収益性 ~ アサヒ キリン 12.00 10.00 8.00 12.00 人件費に大きな差があ 10.00 ることがわかる!! 8.00 (%) 6.00 3.24%~4.03% 4.00 2.00 の推移を示して 0.00 いる!! 10.43 2002 2003 2004 2005 2006 3.37 売上高販売奨励金比率 8.00 8.91 8.92 9.86 10.43 売上高広告宣伝費比率 3.71 3.21 2.83.19 3.33 3.37 売上高運搬費比率 2.67 2.66 2.40 2.63 2.83 売上高人件費比率 3.24 3.50 4.03 3.66 3.88 4.03 売上高減価償却費比率 0.45 0.43 0.53 0.45 0.49 0.53 売上高退職給付比率 0.25 0.34 0.33 0.29 0.19 0.19 ( 年度 ) (%) 6.00 5.40%~5.68% 4.00 2.00 0.00 2006 年度以外でも キリンの方が高い数値 を示している!! の推移を示して いる!! 10.81 2002 2003 2004 2005 2006 4.00 売上高販売奨励金比率 8.73 9.11 9.94 10.21 10.81 売上高広告宣伝費比率 3.58 3.54 3.82 3.93 4.00 3.18 売上高運搬費比率 2.84 2.78 3.03 3.09 3.18 売上高人件費比率 5.58 5.58 5.685.40 5.66 5.68 売上高減価償却費比率 1.52 1.58 1.49 1.50 1.47 1.49 売上高退職給付比率 0.65 0.76 0.68 0.53 0.51 0.51 ( 年度 )

キリンの人件費の方が高いのは 従業員が多いためである!! 従業員数 25000 ( 人 ) 20000 15000 10000 キリンの方が 5000 人以上多い 5000 0 2004 2005 2006 アサヒ 15749 14878 15280 キリン 22160 22089 23332 ( 年度 )

そこで 1 人当たりの売上高を見てみる!! 1 人当たりの売上高 12000 10000 8000 ( 百万円 ) 6000 4000 2 社の間には 2 千万円 2000 0 近くの差がある!! 2004 2005 2006 アサヒ 9200 9600 9500 キリン 7500 7400 7100 ( 年度 )

ビール業界 ~ 収益性 ~ 今まで利幅を示す利益率を見てきたところで これから効率を示す総資産回転率を 総資産回転率 流動資産回転率固定資産回転率流固定資産から見る!ビール業界 動資産から見る!

ビール業界 ~ 収益性 ~ 流動資産回転率は 流動資産がどの程度効率的に使われているかを示す指標である 固定資産回転率は 固定資産がどの程度効率的に使われているかを示す指標である

ビール業界 ~ 収益性 ~ 流動資産回転率 ( 回 ) キリンよりアサヒ 4.00 の方が高い数値 3.50 を示している 3.00 2.50 2.00 アサヒの方が流動 資産を効率的に 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 3.40 3.56 使っている 3.43 3.71 3.37 キリン 3.02 2.83 2.67 2.74 2.89 ( 年 )

ビール業界 ~ 収益性 ~ 現金及び預金回転率流動資産回転率現棚卸資産回転率棚金売上債権回転率卸売掛金 受取手形から預金から見る!資産から見る!ビール業界 見る!

ビール業界 ~ 収益性 ~ ( 回 ) 現金及び預金回転率アサヒの方が高い数値を示している 150.00 100.00 50.00 アサヒの現金及び預金が少ないため 0.00 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 74.27 119.69 102.02 92.66 91.12 キリン 14.64 12.00 9.02 9.64 18.62 ( 年 )

アサヒ単位 ( 百万円 ) 158 億 7300 万円アサヒの現金及び預金が キリンの約 1/10 しかない!! 1693 億 3400 万円 キリン単位 ( 百万円 ) なぜ??

それは 1993 年にワラント債 1200 億円の 償還を現金預金で行ったため ワラント債とは 株の変動で償還額が変わってくる社債!!

ビール業界 ~ 収益性 ~ 固定資産回転率 ( 回 ) 1.80 キリンよりアサヒ の方が高い数値 1.60 を示している 1.40 1.20 1.00 アサヒの方が固定 2002 2003 2004 2005 2006 資産を効率的に アサヒ 1.54 1.65 1.74 1.72 1.68 キリン 1.30 使っている 1.31 1.38 1.22 1.20 ( 年 )

固定資産回転率有形固定資産回転率投資その他の資産回転率工場の機械や建物などから見る!無形固定資産回転率借地権や電話加入権などから見る!投資有価証券 長期貸付金などから見る!ビール業界ビール業界 ~ 収益性収益性 ~

ビール業界 ~ 収益性 ~ ( 回 ) 無形固定資産回転率キリンの方が 100.00 低い数値を示 80.00 している 60.00 40.00 キリンの無形固定 20.00 資産が多いため 0.00 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 77.48 79.62 78.45 60.71 31.18 なぜ?? キリン 10.41 10.70 12.26 12.01 9.82 ( 年 )

ビール業界 ~ 収益性 ~ アサヒのセグメント別売上高 キリンのセグメント別売上高 ( 億円 ) 18000 16000 14000 12000 10000 8000 6000 食品 薬品を合わせて 4000 142 億円 ~538 億円 2000 0 2002 2003 2004 2005 2006 その他 1302 1259 1258 1123 1019 食品 薬品 142 215 222 253 538 飲料 1737 1857 2174 2670 2831 酒類 10570 10671 10789 10254 10075 ( 年度 ) 18000 16000 キリンはアサヒに 14000 比べ医薬品事業 12000 に力を入れている 10000 ( 億円 ) 8000 6000 医薬品だけで327 億円 ~676 億円 4000 2000 0 2002 2003 2004 2005 2006 その他 1707 1349 1665 1651 1426 医薬 575 327 676 672 飲料 3429 3596 3723 3801 3927 酒類 10695 10454 10532 10193 10633 ( 年度 )

これは何を意味するのか?? 医薬品事業に力を入れている 特許権に資金がかかる 無形固定資産 が増える

ビール業界 ~ 収益性 ~ 収益性分析まとめ アサヒは流動資産 固定資産を効率的に使い 高効率型の戦略をとっていることわかった キリンは売上原価を抑え 販管費に力を入れ高付加価値型の戦略をとっていることがわかった

ビール業界 ~ 収益性 ~ 成績評価 成長性収益性安全性総合評価 アサヒ キリン

ビール業界 ~ 安全性 ~ 安全性

ビール業界 ~ 安全性 ~ 以下の 3 点に注目し分析する 短期的な支払能力 資本の調達能力 固定資産投資の安全性 今後 企業は大丈夫か?

ビール業界 ~ 安全性 ~ 流動資産 流動負債 固定負債 固定資産 自己資本

ビール業界 ~ 安全性 ~ 流動資産 流動負債 1 年以内に 現金化できる資産 1 年以内に 早く返済しなければならない負債を手元にある資産で返済できるか?! 返済しなければ ならない負債

ビール業界 ~ 安全性 ~ 約 1/2 150 流動比率 100 50 (% )アサヒ 0 2002 2003 2004 2005 2006 ( 年度 ) 67.75 72.52 79.14 77.10 76.47 キリン 113.54 127.51 140.19 124.61 128.02 業界平均 80.84 92.57 101.46 93.56

ビール業界 ~ 安全性 ~ アサヒ連結貸借対照表単位 ( 百万円 ) 158 億 7300 万円 キリン連結貸借対照表 1693 億 3400 万円 単位 ( 百万円 ) アサヒの現金及び預金が キリンの約 1/10 しかない!!

ビール業界 ~ 安全性 ~ 短期的な支払能力はどうか? 収益性でアサヒ 手元資金が少ない 特に現金! 少ない資産で 多くの売上を出しているアサヒキリン 即座に支払い可能な資金がある 安全性では 手元資産が少ないアサヒ 資本の調達能力はどうだろうか?

ビール業界 ~ 安全性 ~ 総資本のうち 流動資産どれだけが自己資本なのか 固定資産 流動負債 固定負債 自己資本 総 資 本

ビール業界 ~ 安全性 ~ 自己資本比率 (% )60.00 50.00 40.00 30.00 20.00 10.00 0.00 2002 2003 2004 2005 2006 ( 年度 ) アサヒ 29.93 32.00 33.40 37.34 39.56 キリン 44.10 44.96 47.07 50.18 53.15 業界平均 33.63 35.20 37.23 41.37

ビール業界 ~ 安全性 ~ 過去 16 年間の自己資本比率の推移 自己資本比率 60.00 50.00 40.00 30.00 20.00 10.00 (% )0.00 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 ( 年度 ) アサヒ 14.18 13.68 15.75 16.53 17.29 18.83 23.18 25.48 27.28 25.62 28.78 29.93 32.00 33.40 37.34 39.56 キリン 48.79 51.99 50.94 50.76 47.22 47.12 44.10 44.96 47.08 50.19 53.15

ビール業界 ~ 安全性 ~ 過去 16 年間の負債額の推移 ( アサヒ ) 2000000 1800000 1600000 1400000 1200000 1989 年 1990 年 1992 年 アサヒの負債推移 1 兆 8306 億 6800 万円 2006 年 7787 億 2600 万円 (百万 1000000 大幅な設備投資 ( 社債で調達 ) 円)800000 1987 年 600000 アサヒスーパードライ発売 400000 1 兆円以上返済した 200000 0 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 負債 17515481830668154115214876001429035137762312416191131924 986374 994513 937448 892655 828762 806162 736358 778726 ( 年度 )

ビール業界 ~ 安全性 ~ 資本の調達能力はどうか? アサヒ 数値は低いものの 1990 年代の 負債を返済し続けており 徐々に 自己資本は増えてきている キリン 徐々に自己資本は増加している 2 社とも資本の調達能力はよい傾向になっている では 固定資産を安全な資本でまかなえているか?

ビール業界 ~ 安全性 ~ 安全な資本で 設備投資を行えているか 固定比率 固定長期適合率

ビール業界 ~ 安全性 ~ 長期間保有する流動資産建物など 流動負債返済義務のない自己資本 固定負債 固定資産 自己資本

ビール業界 ~ 安全性 ~ 固定比率 危険 250.00 200.00 安全 150.00 100.00 50.00 0.00 装置産業は 設備に多大な費用がかかる 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 229.78 213.77 198.66 183.07 187.50 キリン 158.67 152.08 140.10 138.08 157.97 業界平均 211.63 199.30 179.07 168.92

ール業界 ~ 安全性 ~ 長期間保有する流動資産建物など 長期間使用できる固定負債と自己資本流動負債 長期負債 固定負債 固定資産 自己資本

ビール業界 ~ 安全性 ~ 固定長期適合率 危険 安全 140 130 120 110 100 90 80 70 60 50 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 130.28 124.33 119.9 120.46 118.14 キリン 100.99 96.51 92.39 97.24 91.68

ビール業界 ~ 安全性 ~ 固定資産に対する資本運用の妥当性はどうか? 収益性で アサヒ 自己資本に固定負債を加えた長期固定資産が効率的に負債でも固定資産投資できていない 使われている キリン 自己資本に固定負債を加えた長期安全性では 長期資本の範囲内で固定資産を負債で固定資産投資ができる まかなえていない

ビール業界 ~ 安全性成績表 ~ 成績評価 成長性収益性安全性総合評価 アサヒ キリン

ビール業界 ~ 総合成績表 ~ 成績評価 成長性収益性安全性総合評価 アサヒ キリン

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ 経営戦略

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ アサヒ 消費者のビール離れ 1 多事業化 2 低価格志向化 3 高級志向化

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ ( 百万円 ) 経営戦略 120000 100000 80000 60000 アサヒの営業利益 当期純利益 売上高の推移 アサヒの長期ビジョン 食と健康 を事業ドメインとして アジア地域を中心に 1400000 40000 お客様へ 生涯を通じた喜びと感動 を提供し続けること 1350000 20000 1300000 により 成長性溢れるリーディングカンパニーを目指す 0 2002 2003 2004 2005 2006 2009 2009 年 12 月期を最終年度とする 営業利益 69340 78983 101272 90248 88713 110000 当期純利益 14754 23210 30595 39870 44775 55000 売上高 1375267 1400301 1444225 1430026 1446385 1600000 第 3 次グループ中期経営計画 ( 年度 ) 連結売上高 1 兆 6000 億円 営業利益 1100 億円 当期純利益 550 億円の達成 1650000 1600000 1550000 1500000 1450000 1250000

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ 具体的な経営戦略 1 アサヒスーパードライを再軌道に乗せる

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ ビール販売数量 18000 アサヒスーパードライ 16000 14000 の ケース)(12000 ( 年度 ) 万 10000 8000 売上高減少 6000 4000 2000 0 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒスーパードライ 15955 14660 14750 13580 13260 キリン計 ( ラガー 一番搾り ) 10850 9480 9150 8060 7520 アサヒスーパードライを中心とした経営

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ トータルマーケティングの導入 売り場 宣伝 連動したマーケティング

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ 具体的な経営戦略 1 アサヒスーパードライを再軌道に乗せる トータルマーケティングの導入 2 M&Aによる食と健康分野の強化

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ ( 億円 ) 12000 10000 8000 6000 4000 2000 0 アサヒのセグメント別売上高 アサヒの売上高のうち国内酒類事業は 18000 7 割近くを占めている 16000 14000 食品 薬品事業は 1 割以下!! 2002 2003 2004 2005 2006 その他 1302 1259 1258 1123 1019 食品 薬品 142 215 222 253 538 飲料 1737 1857 2174 2670 2831 酒類 10570 10671 10789 10254 10075 ( 年度 )

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ アサヒスーパードライ 創出された 資金 M&A により食と健康分野の強化

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ 具体的な経営戦略 1アサヒスーパードライを再軌道に乗せる トータルマーケティングの導入 2 M&A により食と健康分野の強化 国内酒類事業売上高の占める割合を 6 割以下にする 今後 食と健康事業に関する M&A だったら投資に上限は設けない (2007/2/11) アサヒビール社長荻田

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ ビール業界の首位を守るためには アサヒスーパードライ依存 トータルマーケティング 低価格志向化 高級志向化 業界の流れに沿った戦略を行うべき

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ ビール業界の首位を守るためには 課題 1 単独商品への依存 多種多様なニーズに合わせたビール類への積極的な取り組み

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ 2 つ目の課題は 世界のビール生産量の推移 165 160 155 150 145 140 ( 千 kl) 135 2002 2003 2004 2005 ビール 144.073 148.173 153.738 160.217 ( 年度 )

2006 年度海外売上高 アサヒ キリン 海外売上高 571 億円 約 1/4 海外売上高 2435 億円

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ ビール業界の首位を守るためには 課題 2 国内酒類の飽和状態に対する対応 世界への進出!!

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ 10 8 6 4 2 0 総資産経常利益率 3 つ目の課題は M&A の効果が 2004 年度から M&A見られないを積極的に行ってきた 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 4.45 5.66 7.65 7.51 6.99 キリン 4.84 5.3 5.84 5.93 6.16 市場平均 3.84 4.69 5.99 5.72

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ ビール業界の首位を守るためには 課題 3 非酒類事業の強化 相乗効果を生み出せる M&A

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ キリン 消費者のビール離れ 1 多事業化 2 低価格志向化 3 高級志向化 発泡酒 新ジャンルへの移行 * 独自の製法まで開発済 酒類 飲料 主力事業

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ 経営戦略 キリンの売上高営業利益率 海外比率 売上高の推移 (%) 35 30 25 キリングループ長期経営構想 20 キリン グループ ビジョン 15 2015(KV2015) 10 5 国内酒類事業 飲料事業 医薬事業 0 2002 2003 2004 2005 2006 2015 健康 機能性食品事業 国際酒類事業売上高営業利益率 5.67 6.36 6.61 6.84 6.98 10 海外比率 11.44 12.83 13.22 13.61 14.62 30 売上高 1583248 1597509 1654886 1632249 1665946 2500000 ( 年度 ) 売上高 2 兆 5000 億円 売上高営業利益率 10% 以上 海外比率 30% 以上の達成 ( 百万円 ) 3000000 2500000 2000000 1500000 1000000 500000 0

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ 具体的な経営戦略 1 マルチブランド戦略の強化 ビールカテゴリーの収益増大 2 3

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ 発泡酒 新ジャンル市場は 1 位 しかし ビール市場はアサヒが 1 位である 年配層に味わい系 VS ミドル層にすっきり系?? 若年層に向けた商品

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ 2 3 杯飲み続けても飽きが来ない 隠し苦味 キリン ザ ゴールド 俳優オダギリジョーの起用により若年層への浸透を狙う!!

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ マルチブランド戦略の強化 発泡酒 新ジャンル市場は 1 位 年配層に味わい系 VS ミドル層にすっきり系?? 味わい系とすっきり系を併せ持つ

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ 具体的な経営戦略 1 マルチブランド戦略の強化 ビールカテゴリーの収益増大 2 純粋持ち株会社へ移行 柔軟な経営戦略を行えるように 3

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ 経営体制の移行のメリット M&A が行いやすい 新規事業が立てやすい 酒類事業に頼らない 経営を目指す

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ 具体的な経営戦略 1 マルチブランド戦略 ビールカテゴリーの収益増大 2 純粋持ち株会社へ移行 柔軟な経営戦略を行えるように 3 国際事業の更なる飛躍 東アジア圏中心に事業の拡大

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ 世界のビール生産量の推移 165 160 155 150 145 140 ( 千 kl) 135 2002 2003 2004 2005 ビール 144.073 148.173 153.738 160.217 ( 年度 )

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ 東アジア中心に 事業の拡大 東アジア経済 海外比率 30% 以上 の達成 文化やニーズに反映させるため現地生産を図る 拡大重点エリア

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ 首位に返り咲くためには 2 純粋持ち株会社へ移行 3 積極的な海外進出 1 多事業化 2 低価格志向化

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ 首位に返り咲くためには 3 マルチブランド戦略の過剰な強化 既存の商品の売上高減少 安い商品ばかりが売れてしまう

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ 店頭の陳列スペースは限られているため 3 ブランドを並べることで個々の製品が目立たなくなる 一番絞り ラガー キリン ザ ゴールド カニバリゼーション現象への対応

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ カニバリゼーションとは?? 新ジャンルの投入と人気により 既存の商品の売上を落としてしまうこと 結果いくら安い新ジャンルが売れても売上高は伸びない 悪循環を引き起こす

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ 首位に返り咲くためには 課題 1 マルチブランド戦略の過剰な強化の見直し 既存商品の売上減少の改善

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ 売上高販管費 36 34 32 30 28 26 24 22 20 2002 2003 2004 2005 2006 キリン 31.2 31.9 32.5 33.5 33.7 ( 年度 ) (% )アサヒ 25.4 25.9 25.2 27 28.2 キリンがアサヒより 上に位置している 人件費が高いからだった

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ 1 人当たりの売上高 12000 10000 8000 ( 百万円 ) 6000 4000 2000 0 2004 2005 2006 アサヒ 9200 9600 9500 キリン 7500 7400 7100 ( 年度 ) キリンはアサヒを下回っている 利幅を下げる 要因

ビール業界 ~ 収益性 ~ 売上高経常利益率 (%) 8.00 7.50 7.00 6.50 6.00 5.50 5.00 4.50 SPM キリン高付加価値型 高付加価値型を目指す キリン!! アサヒ高効率型 アサヒ キリン 線形 ( 業界傾向線 ) 4.00 0.80 1.00 1.20 総資産回転率 ( 回 )

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ 首位に返り咲くためには 課題 1 マルチブランド戦略の過剰な強化の見直し 既存商品の売上減少の改善 課題 2 売上高販管費の抑制 一人当たりの売上高を増加し利幅を上げる

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ 業界のキーワード 1 多事業化 飲料事業 医薬事業 国際事業 2 低価格志向化 マルチブランド戦略 3 高級志向化 アサヒ 成長性収益性安全性総合評価 キリン

ビール業界 ~ 終わりに ~ 終わりに今後は業界の流れに 沿って財務面も安定している キリンが業界を引っ張っていく!! しかし 多事業化を急速に進める アサヒの追撃も見逃せない!!

ご清聴ありがとうございました!

ビール業界 アサヒビールアサヒ飲料ニッカウィスキーアサヒフードアンドヘルスケアアサヒビール不動産エルビー 東京和光堂 etc キリンビールメルシャンキリンビバレッジキリンファーマライオンネイサンキリンフードテックナガノトマトキリンヤクルト etc サッポロビールサッポロ飲料恵比寿ガーデンプレイスサッポロライオンサッポロスポーツプラザ etc

ビール業界 ~ 収益性 ~ 売上債権回転率 ( 回 ) 6.00 5.80 5.60 5.40 5.20 5.00 流動資産回 転率ではアサヒの方が高かったが 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 5.37 5.34 5.16 5.64 5.20 キリン 5.88 5.63 5.65 5.63 5.18 ( 年 ) 25.00 キリンの方が高い 数値を示している 棚卸資産回転率 ( 回 ) 20.00 15.00 10.00 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 14.29 15.72 16.95 16.55 15.66 キリン 18.86 17.98 19.87 17.34 13.90 ( 年 ) ビール業界人環 3 期

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ 1 多事業化 2 低価格志向化 マルチブランド戦略 純粋持ち株会社へ移行 積極的な海外進出財務面は右肩上がり 成長性 収益性 安全性 右肩上がり 良好

ビール業界 ~ 収益性 ~ 現金及び預金回転率 ( 回 ) つまり!! 150.00 100.00 この比率で大きくアサ ヒがキリンを上回った 50.00 ため 0.00 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒの流動資アサヒ 74.27 産回転率の方が 119.69 102.02 92.66 91.12 キリン 14.64 高かった 12.00!! 9.02 9.64 18.62 ( 年 )

ビール業界 ~ 収益性 ~ 有形固定資産回転率 ( 回 ) 3.00 固定資産回 2.50 転率ではアサヒの方が高 2.00 かったが 1.50 1.00 キリンの方が高い数値を示している 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 1.91 2.02 2.20 2.25 2.28 キリン 2.60 2.62 2.82 2.80 2.81 ( 年 )

ビール業界 ~ 収益性 ~ ( 回 ) 100.00 80.00 つまり!! 60.00 40.00 20.00 0.00 無形固定資産回転率 2002 2003 2004 2005 2006 これらの比率で大きく アサヒ 77.48 79.62 78.45 60.71 31.18 キリン 10.41 10.70 12.26 12.01 9.82 ( 年 ) アサヒがキリンを上 回ったため 15.00 投資その他の資産回転率 ( 回 ) 10.00 5.00 0.00 アサヒの固定資産回転率の方が高かった!! 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 8.93 10.00 9.37 8.18 8.12 キリン 3.45 3.45 3.44 2.61 2.67 ( 年 )

ビール業界 ~ 収益性 ~ 投資その他の資産回転率 ( 回 ) キリンの方が 15.00 低い数値を示している 10.00 キリンの投資そ 5.00 の他の資産が多 いため 0.00 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 8.93 10.00 9.37 8.18 8.12 なぜ?? キリン 3.45 3.45 3.44 2.61 2.67 ( 年 )

それは 持ち株会社移行のため投資 有価証券を多く所有していたから

ビール業界 ~ 収益性 ~ 最後に 自己資本利益率を見て 自己資本を使って どれだけ効率的 に当期純利益が稼げているかを分析 します

ビール業界 ~ 収益性 ~ アサヒ 12.00 キリン 10.00 8.00 自己資本利益率 徐々に増加している (%) 6.00 4.00 2.00 0.00 アサヒは右肩上がりアサヒの方が自己資本を 効率的に使っている 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 3.81 5.83 7.32 8.76 9.77 キリン 4.23 4.03 5.72 5.27 6.09 業界平均 ( 年度 )

(%) 60 約 20% の50 40 差がある 30 20 10 0 売上高総利益率の内訳 2006 年度平均 アサヒ キリン 42.3% 43.5% 差が ない 2004 2005 2006 アサヒビール 28 28.5 29.3 キリンビール 30.8 32.6 32.7 アサヒ飲料 55.7 56.6 55.3 キリンビバレッジ 52.33 54.22 54.25 ( 年度 ) ビールは酒税がかかるため原価が高くなるアサヒはビール 飲料事業以外の売上高総利益率が極端に低いためキリ ンより売上高総利益率が低い

ビール業界 ~ 戦略課題 ~ 1 多事業化 2 低価格志向化 マルチブランド戦略 純粋持ち株会社へ移行 積極的な海外進出財務面は右肩上がり 成長性 収益性 安全性 右肩上がり 良好

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ キリン酒類売上構成 円)10000 9000 8000 7000 (6000 ( 年度 ) 億 5000 4000 マルチブランド戦略 3000 2000 1000 0 2002 2003 2004 2005 2006 焼酎 洋酒 ワイン 261 294 291 307 321 その他 6 90 65 41 39 低アルコール飲料 361 510 586 582 605 新ジャンル 859 1243 発泡酒 2957 3055 3087 2456 2554 ビール 5782 5058 4989 4339 4088 幅広いジャンルに力を入れる

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ アサヒスーパードライ M&A の資金はどうするの?! ( 百万円 ) 300000 250000 200000 150000 フリーキャッシュフロー 創出された 0 資金 100000 50000 2002 2003 2004 2005 2006 アサヒ 139457 146111 167780 131792 188091 キリン 263127 181297 172215 171409 276924 ( 年度 ) M&A により食と健康分野の強化

ビール業界 ~ 経営戦略 ~ ( 百万円 ) 経営戦略 120000 100000 80000 60000 アサヒの営業利益 当期純利益 売上高の推移 アサヒの長期ビジョン 食と健康 を事業ドメインとして アジア地域を中心に 1400000 40000 お客様へ 生涯を通じた喜びと感動 を提供し続けること 1350000 20000 1300000 により 成長性溢れるリーディングカンパニーを目指す 0 2002 2003 2004 2005 2006 2009 2009 年 12 月期を最終年度とする 営業利益 69340 78983 101272 90248 88713 110000 当期純利益 14754 23210 30595 39870 44775 55000 売上高 1375267 1400301 1444225 1430026 1446385 1600000 第 3 次グループ中期経営計画 ( 年度 ) 連結売上高 1 兆 6000 億円 営業利益 1100 億円 当期純利益 550 億円の達成 1650000 1600000 1550000 1500000 1450000 1250000