連携型博士研究人材総合育成システムシンポジウム 2017 イノベーション創発人材連携育成プログラム インターンシップ報告 ( 株 ) 神戸製鋼所技術開発本部応用物理研究所釘宮敏洋
報告内容 P2 連携型博士研究人材総合育成システムシンポジウム 2017 イノベーション創発人材連携育成プログラム 1) 神戸製鋼所の事業内容 事業内容 組織 重点分野と人材確保 2) インターンシップ受け入れ概要 3) 応用物理研究所の活動とインターンシップ 4) 神戸製鋼所が求める人材像 働き方改革 人材像
神戸製鋼所の事業内容 ~ 素材系 P3 連携型博士研究人材総合育成システムシンポジウム 2017 イノベーション創発人材連携育成プログラム 素材分野 アルミボトル缶材 国内 70% その他 4% 電力 4% 素材 58% 自動車用弁バネ用鋼 世界 50% 自動車用アルミパネル材 国内 50% 機械 34% 連結売上高 16,958 億円 鉄鋼 35% 溶接 5% 高加工性高張力鋼 ( ハイテン ) 世界最高引張強度 1180MPa アルミディスク材 世界 クランクシャフト 世界 60% アルミ銅 18% 40% 溶接システム 国内トップの実績 ( 中 厚板 ) 溶接材料 国内シェア 1 チタン 国内唯一の 総合一貫メーカー 鉄 アルミ チタン 銅など多くの素材事業を有し それぞれ特徴ある素材が様々な部品 部材に加工される
神戸製鋼所の事業内容 ~ 機械製品系 P4 機械分野 ギネス登録 最高到達点 65m 世界一ノッポなビル解体機 建設機械 18% その他 4% 電力 4% スクリュ式非汎用圧縮機 世界 50% ゴム混練機 国内トップの実績クローラクレーン 機械 34% 連結売上高 16,958 億円 世界 40% ハイブリッド油圧ショベル エンジニアリング 7% 機械 9% 素材 58% 国内トップの実績格子型鋼製砂防 世界トップの実績 MIDREX プロセス ショベル クレーンなどの建機 高効率圧縮機 タイヤ用ゴム混練機など 特徴ある機械製品を手掛ける
神戸製鋼所の重点分野 P5 重点分野 ( 自動車 航空機 エネルギー ) 自動車 世界的な環境規制への対応 神戸製鋼グループが応えるべきニーズ 重点的に技術開発に取り組む分野 電源構成の多様化への対応 軽量化ニーズの加速への対応環境先進企業を目指した技術開発の促進自動車航空機エネルギー 超ハイテン アルミ素材の競争力強化航空機 マルチマテリアル化の進展 需要の拡大に対して 下工程参入 拡大に向けた技術開発 機械加工 表面処理の研究開発推進 エネルギー 再生可能エネルギーの普及 水素社会の実現 安定した電力供給と環境への配慮 神戸製鋼の事業 3 本柱 素材系事業機械系事業電力系事業 自動車 航空機 エネルギーの技術開発を支える人材群を構築していく必要がある そのための人材確保のひとつとして リクルート活動 インターンシップ受け入れがある
神戸製鋼所の研究開発体制 ~ 技術開発本部 P6 重点分野を支える研究開発 コーポレートラボ エンジニアリング事業 溶接事業 機械事業 生産システム研究所 電力事業 開発業務部 鉄鋼事業 技術開発本部 アルミ 銅事業 技術開発本部は本社コーポレートラボの位置づけである 素材系事業を支える材料研究所 機械製品系を支える機械研究所 ものづくりを支える生産システム研究所 素材と機械の物理基盤を支える応用物理研究所からなる 後述するが 技術開発本部はインターンシップ受け入れの最大の母体となる
報告内容 P7 連携型博士研究人材総合育成システムシンポジウム 2017 イノベーション創発人材連携育成プログラム 1) 神戸製鋼所の事業内容 事業内容 組織 重点分野と人材確保 2) インターンシップ受け入れ概要 3) 応用物理研究所の活動とインターンシップ 4) 神戸製鋼所が求める人材像 働き方改革 人材像
神戸製鋼所におけるインターンシップ受け入れ状況 (1) P8 インターンシップ ( 夏 ) 受け入れ 120 人数 100 80 60 40 20 0 応募者数受け入れ数入社数 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 年度 応募者総数は増加傾向にあるが 神鋼の受け入れ数は 40 人程度で飽和状態 デメリット ) 安全教育等もあり 受け入れ側の負担も大きい 受け入れ数あたりの入社率は高い メリット ) 神鋼の仕事内容 職場環境の理解には十分効果があり 負担もあるものの 人材確保に有効
神戸製鋼所におけるインターンシップ受け入れ状況 (2) P9 中国からの受け入れ状況 ( インターン夏に含まれる ) 人数 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 受け入れ数 入社数 14 年 15 年 16 年 17 年 年度 重点分野のグローバル展開 人材のダイバーシティ推進のため 特に中国からの受け入れを推進中 日本製品 技術への憧れもあり 毎年一人程度の入社実績となっている 一方 部署によっては早期退職や技術流出のリスクの面から受け入れ敬遠のケースもある
神戸製鋼所におけるインターンシップ受け入れ状況 (3) P10 博士インターンシップ受け入れ 博士については 技術マッチング制度 ( 学生の技術 研究所の技術 ) をとっており ( 修士ではない制度 ) それが確認できた段階 かつ学生が希望すればインターンシップ受け入れとなる また受け入れ期間も 1 か月 ~ となり 技術マッチングをみるため 長くなることが多い また入社希望となれば 受け入れ部署に配属される 3 2 受け入れ数 入社数 小林さん 1 0 16 年 17 年 18 年 研究所における学位取得者の重要性 ( 高い専門性 ) は増しており 技術マッチング制度による即戦力入社 修士卒入社後の社会人ドクターコースを利用した学位取得など 奨励している 今後 博士インターンシップの受け入れを強化したい
報告内容 P11 連携型博士研究人材総合育成システムシンポジウム 2017 イノベーション創発人材連携育成プログラム 1) 神戸製鋼所の事業内容 事業内容 組織 重点分野と人材確保 2) インターンシップ受け入れ概要 3) 応用物理研究所の活動とインターンシップ 4) 神戸製鋼所が求める人材像 働き方改革 人材像
応用物理研究所の研究領域 P12 酸化物スパッタリングターゲット 事業出口 素材 ハイテン アルミ材 ハイブリッドショベル 機械製品 オイルフリー圧縮機 トラップ密度 Post anneal PITS 250 o C 270 o C 3T Superconducting magnet 300 o C エネルギー 酸化物半導体欠陥評価 6000 系アルミクラスタ分析 磁場解析 モータ評価 要素技術 コア技術 物理分析解析 計算科学 物性評価 電気 磁気回路設計 制御 試作技術 基盤技術 固体物理 電磁気学 応用物理研究所
応用物理研究所でのインターン受け入れ例 P13 課程大学研究テーマ受け入れ期間感じている点 感じた点 博士 北海道大学小林さん 超電導マグネットにおける熱スイッチの評価 2016 年 5 月 -6 月 (1 か月 ) 赤い糸会 を通じた技術マッチング制度での受け入れ 長期間のインターンシップであり 学生のスキルをしっかりとみられる 修士 T 大 2 輪車両の走 行制御 K 大 スパッタ金属薄膜の物性評価 2017 年 8 月末 - 2 週間 2017 年 8 月末 - 2 週間 学生の要望と企業のメリット / デメリット ( 負担 ) が一番バランスしている 実際 入社率は 30-40% と非常に高い 学部生 T 大 鉄空気二次電 池の評価 2017 年 1 月 -2 月末 (2 か月 ) 長期間のインターンシップであり 学生のスキルをしっかりとみられる 学部生であるため まだ就職の意識は低く 実際の入社率も低い
報告内容 P14 連携型博士研究人材総合育成システムシンポジウム 2017 イノベーション創発人材連携育成プログラム 1) 神戸製鋼所の事業内容 事業内容 組織 重点分野と人材確保 2) インターンシップ受け入れ概要 3) 応用物理研究所の活動とインターンシップ 4) 神戸製鋼所が求める人材像 働き方改革 人材像
働き方改革 ~ 技術開発本部を中心に P15 1) 顧客との共創 展示共創 議論共創空間の実現 2) 研究員の生産性向上 ダイバーシティ推進 ( 応用物理研 : 女性比率 17% 外国人 2 名 ) 若手研究員の 19 時までの業務終了 中堅研究員の裁量労働制 3) 環境整備 研究員間 研究所間の共創空間の実現
神戸製鋼所が求める人材像 P16 神戸製鋼所が求める人材像 KOBELCO 3 つの約束 1. 信頼される技術 製品 サービスを提供します 2. 社員一人ひとりを活かし グループの和を尊びます 3. たゆまぬ変革により 新たな価値を創造します 学生に対し 神戸製鋼所が求める人材像を丁寧に説明したい またこの人材像が KOBELCO の定めた 3 つの約束 に直結することも説明したい
インターンシップに関する課題まとめと対応 P17 インターンシップ課題まとめと対応 課題課題解決の観点対応 施策 重点分野における人材確保 多様な人材群の構築 博士人材 女性 外国人向けの説明会の充実 個別の大学 海外の大学に整合させた説明会 リケジョセミナー 各専門セミナー ( 機械 電気 化学等 ) の開催 博士向け説明会の開催 知るカフェ による企業情報提供 学生の要望 企業側のメリット / デメリットの整合 多様なインターンシップ制度の充実 one-day インターンシップ制度 ( 会社を知ってもらう 安全受け入れ負担なし ) 自動車 航空機 エネルギーの技術開発を支える人材群を将来にわたって構築していく必要 そのための人材確保のひとつとして リクルート活動 インターンシップ受け入れ活動を今後も整備していく