新資格制度 登場 2016 年 1 月 22 日一般財団法人家電製品協会認定センター 1
1. 新資格制度 スマートマスター とは 1) スマートマスターとは スマートマスターとは 話題のスマートハウスに関する専門知識を習得した人材に付与される新たな認定資格 スマートハウスに要す広範囲な知識に関する厳正な資格制度 としては 日本初の取り組み 認定証イメージ 2
スマートハウスとは 文字通りの 賢い家 ( インテリジェントハウス ) 私たちの生活に大きなメリットを提供してくれます 1 電力を中心とするエネルギーの消費効率の向上 2 そこに暮らす人々のニーズやライフスタイルに合わせた各種のサービスを提供 出典 : エコーネットコンソーシアムホームページ 3
2) スマートマスターの導入が求められる理由 家の断熱性能って何? スマートハウスって何? スマートメーターの機能は? スマートグリッドって何? リフォームしなくっちゃ 改築 電気 ネットワーク等の各種工事をワンストップでできればなぁ エネルギーの創 蓄連携? 様々なサービスが検討されてるんだって 一体だれに相談すればいいんだろう? スマートハウスで家電製品はどう変わるの? HEMS の役割は? 最近よく耳にする スマートハウス って言葉 複雑でよく分からない スマートハウスに向けて計画的にリフォーム工事や製品の買い替えを進めたいが 何から始めれば良いか分からない 誰に相談すれば良いかも分からない エネルギー消費を最小にする方法を誰かに相談したいのですが 高齢者と同居してるんだけれど スマートハウスではどんなサービスが可能なの? 4
スマートハウスのことなら スマートマスターにご相談ください! 1. 夫々の希望に適合したスマートハウス の仕様について企画します 2. 夫々の希望を実現するための手順や 段取りについてアドバイスします 3. ご希望のスマートハウス実現に向けて トータルコーディネートします スマートハウスのことなら何でもお尋ねください OUTPUT INPUT 5
3) スマートマスターの資格認定要件 1エネルギー問題を起点とする社会の変化と家庭の変化 2 中核機器スマートメーター HEMSの機能と 家 における役割 3 ゼロエネルギーハウス (ZEH) の構成要件 4 重要コンセプト 創エネルギー 蓄エネルギー 省エネルギー を実現する製品 5スマートハウスの 家 としての基本的構造 仕様 機能 6スマートハウス化に向けたリフォームビジネスの基本 7スマートハウスが生み出す多様なサービス 8 家電製品 技術が生み出す新たな付加価値 家電製品協会は 各関連業界の有識者の協力を得 従来の業界の枠を超えてスマートハウスに関する知識を学べるカリキュラム ( 教材 ) を作成し 新しい時代に活躍できる人材の育成を積極的に支援します また 学習のひとつの到達点として スマートマスター という新しい認定資格を創設します 6
< 参考 ( カリキュラム概要 )> カリキュラムは 資格認定に必要な知識要件を意味しています 区分章節 ス マ ト ハ ウ ス の 基 礎 スマートハウス概論 スマートハウスのコア知識 1 章総論 1. スマート を求める背景 2 章中心課題たるエネルギー問題 3 章スマートハウスを中心としたサービスの展開 1 章 HEMS 2 章スマートメーター 3 章新エネルギーと蓄電 4 章家自体の省エネルギー 1. 電力システム改革 2. エネルギーの創造 3. エネルギーの蓄積 4. エネルギーの見える化と制御 1. 家のインテリジェント化 2. 各種サービスの誕生 3. 高齢社会の進展と生活支援サービス 1.HEMS とは 2.ECHONET ECHONET Lite 3. 計測ユニット 4.HEMS コントローラー 5. 端末機器 6.HEMS の設置工事 7. 関連サービスとそのメリット 1. スマートメーターとは 2. スマートメーターの機能 3. スマートメーターの種類 4. 通信方式 5. スマートメーターの活用により実現されるサービス 1. 太陽光発電システム 2. 住宅用蓄電システム 3. 燃料電池コージェネレーションシステム 4. 創電 蓄電連携によるメリット 1. 省エネ住宅 エコ住宅 2. 省エネ住宅 エコ住宅のための施工 技術 3. 家自体のスマートハウス化リフォーム 4. 住宅建築 リフォーム関係資格 区分 章 5 章リフォーム 住宅設備 節 1. リフォームビジネスの基本 ( リフォームビジネスにおける CSとトータルソリューションの重要性 ) 2. リフォーム業務の基礎知識 3. リフォームにおける住宅設備 1) 過半を占める 住宅設備リフォーム 2) エコキュート ( 自然冷媒 CO2ヒートポンプ式給湯機 ) スマ トハウスの基礎 スマートハウスのコア知識 6 章関連法規 3) 換気扇 4) キッチンリフォームの住宅設備と基礎知識 5) サニタリーのリフォームの住宅設備と基礎知識 1. 省エネ住宅ポイント 2. 家 建物 建築関連の法規 3. 省エネ 創蓄設備および通信関連の法規 区分 章 節 1. エアコン 2. 冷蔵庫 1 章インテリジェント化する家電製品 3. 照明機器 4. テレビ受信機 5. 空気清浄機 6. 通信技術 家電製品 関連家電技術と製品 2 章新たなサービスを生むNeo 家電 3 章 CS 関連法規 1. スマートフォン タブレット 2. ネットワークカメラ 3. ロボットクリーナー 4. ヘルスケア家電 1.CS 2. 礼儀 マナーの基本 3. 販売前のCSポイント 4. 販売時のCSポイント 5. 販売後のCSポイント 6. 不具合発生時のCSポイント 7. 家電製品関連法規 補足 ) 上表のカリキュラムは 2016 年時点を想定して検討したものであり その後の社会情勢の変化や技術革新 新製品動向などを踏まえて 原則 毎年 見直しを実施する計画です 7
2. 制度の概要 1) 資格の名称と導入時期 名称 : スマートマスター導入時期 : 2016 年度 (2016 年 9 月に初の認定試験を実施 ) 現行の家電製品アドバイザー 家電製品エンジニアに並ぶ 3 つ目の資格制度 として導入します 資格制度としての運用は 基本的に現行の家電製品アドバイザー エンジニアと同じです 現行の資格体系 < 新 設 > 家電製品アドバイザー 家電製品エンジニア スマートマスター AV 情報家電 生活家電 AV 情報家電 生活家電 スマートマスター 当面 1 種類の資格で運用 夫々 商品知識 と CS 法規 の 2 つの試験科目を設定 夫々 基礎技術 と 応用技術 の 2 つの試験科目を設定 スマート基礎 と 家電製品 の 2 つの試験科目を設定 2) 試験科目と資格認定要件 試験科目は スマートハウスの基礎 と 家電製品 の 2 科目です 内容は P 7 のカリキュラム表をご参照ください 8
3) 試験日と試験会場毎年 9 月と 3 月の年に 2 回 全国主要都市にて実施します ( 家電製品アドバイザー試験と同時開催 ) 4) 資格の交付と有効期間上記の試験 (9 月 3 月 ) の結果 合格者には それぞれ 11 月 1 日付 5 月 1 日付にて認定証を交付します 資格の有効期間は 資格交付日から 5 年間です 但し 資格更新制度があります 認定証イメージ 5) 受験料 9,230 円 (2 科目受験 ) 1 科目受験の場合は 6,180 円 ( 家電製品アドバイザーと同じ ) 6) その他 試験の合否は上記の科目単位で決定し 合格した科目については 向こう 2 回の試験にて当該科目の試験を免除します ( 不合格であった科目に合格することで資格を取得できます ) 家電製品総合アドバイザーもしくは家電製品総合エンジニアの資格を保有している方については 家電製品科目の試験を免除します 9
第 1 回スマートマスター試験 スマートマスターの第 1 回試験は 現 家電製品アドバイザーの試験が行われる同じ日程 同じ会場にて 開催する予定です 試験日 2016 年 9 月 4 日 ( 日 ) および 9 月 7 日 ( 水 ) の 2 回 受験申請期間 2016 年 6 月 1 日 ( 水 ) ~ 7 月 25 日 ( 月 ) ( ホームページよりインターネットにて申請 ) 試験会場全国主要都市にて開催 東京会場でのアドバイザー試験風景 資格交付日 2016 年 11 月 1 日付 ( 試験合格者には資格取得を証す認定証を交付いたします ) 10
2) 学習用テキスト ( 初版 ) の発刊 テキスト仕様 ページ数 B5 判並製 /440 ページ ( オール 2 色 ) 定価 4,104 円 ( 本体 3,800 円 ) 発売日 2016 年 1 月 26 日 ( 火 ) 発売元 ( 株 )NHK 出版 スマートマスター学習用 エンジニア学習用 アドバイザー学習用 11
3) こんな場合 こんな人におすすめ 1 スマートハウス関連のビジネスを推進あるいは計画されている法人 2 家電販売 サービスに関わるビジネスをされている法人 3 リフォームや新エネルギー関連商材を担当されている方 4 建築士 電気工事士 工事担任者等の国家資格のほか リフォームや太陽光発電関係の資格をお持ちの方 5 電機 エネルギー 住宅関連等への就職を目指している学生の皆さん 12
スマートマスター をプラットホームとした 知識のコラボ の実現が消費者の利便性と事業の発展に不可欠スマートマスタースマートハウス関連の体系的知識 ( 業界横断的な共通知識 ) スマートハウスに関する知識のプラットホームソ ラ パネル施工技術者リフォ ム関係資格工事担任者住宅販売関係資格家電製品アドバイザ 建築士電気工事士 仮称 : スマート工事士仮称 : スマートアドバイザー仮称 : スマートリフォーム士 13
ゲストスピーカー 一色正男教授神奈川工科大学創造工学部ホームエレクトロニクス開発学科教授スマートハウス研究センター所長 HEMS 認証支援センターセンター長 経済産業省 HEMS タスクフォース座長 情報処理学会会員情報処理学会 CDS 研究会幹事機械学会会員 ECHONET コンソーシアム元運営委員長現フェロー
スマートハウスが未来を創る ZEH Service 見守り 介護支援 健康促進 Service セキュリティ 知能化ロボット ECHONET Lite + Web = サービスプラットフォーム + 家電と住宅設備機器 ECHONET Lite =Open Platform =Open Platform