自動車税 納税義務者 ( 法 123) 1 自動車の所有者に課税します ( 所有者課税 ) なお 割賦販売などで売主が自動車の所有権を留保している場合は 買主を自動車の所有者とみなして課税します 2 国または地方公共団体等が所有する自動車の貸与を受けてその自動車を使用する場合は その使用者が納税義務

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確定版 平成 31 年度 エコカー減税等概要 平成 31 年 3 月 28 日

自動車税 平成 31 年 10 月の消費税率 10% への引上げ時に 自動車取得税が廃止となり 自動車取得時に新たに自動車税環境性能割が課税されます また 現行の自動車税は 自動車税種別割に名称変更されます 1 自動車税 ( 平成 31 年 10 月 1 日以降は 自動車税種別割 ) この税金は 自

1. この税額表は 4 月 1 日から翌年 2 月末日までの間に新規登録 ( 中古新規含む ) をする自動の自動税の税額を 自家用 営業用別 登録の月別にまとめたものです 新規登録 ( 中古新規含む ) の際は 登録手続きと同時に証紙代金収納計器 ( 自動会議所に備え付けてあります ) により自動税

平成 31 年度の軽自動車税の税率について 平成 31 年度の軽自動車税は下記のとおりとなりますのでご確認ください 原動機付自転車 小型特殊自動車 二輪の小型自動車 軽二輪 区分 税率 原動機付自転車 小型特殊自動車 50cc 以下 90cc 以下 125cc 以下三輪以上のもの ( ミニカー )

平成 30 年 1 月現在禁無断転載 複製 7 平成 29 年度の税制改正の概要について エコカー減税 ( 自動車重量税 自動車取得税 ) の概要 適用期間 自動車取得税( 取得税 ): 平成 29 年 4 月 1 日 ~ 平成 31 年 3 月 31 日 自動車重量税( 重量税 ): 平成 29

7 自動車重量税及び自動車取得税の特例措置 ここに掲載の情報は 平成 22 年度税制改正における自動車重量税 自動車取得税の特例措置の対象となる自動車の一覧をまとめたものです 特例措置の内容は下記のとおりです 記 自動車重量税及び自動車取得税の特例措置の内容 対象 :1 電気自動車 ( 燃料電池自動

自動車取得税の 税率の特例 ( 法附則第 12 条の 2 の 2 第 12 条の 2 の 3 第 12 条の 2 の 5) 電気自動車 ( 燃料電池自動車を含む ) 天然ガス自動車 対象車両新車中古車 平成 30 年排出ガス規制適合又は平成 21 年排出ガス規制 NOx10% 以上低減 プラグインハ

軽自動車税 軽自動車税は 毎年 4 月 1 日 ( 賦課期日 ) 現在 市内に主たる定置場のある軽自動車等を所有している人に課税されます 平成 28 年度から地方税法などの一部改正により 軽自動車税が変更になっています 三輪及び四輪車以上の軽自動車については 平成 27 年 4 月 1 日以降に新車

この税金は 自動車などの燃料である軽油にかかるものです 平成 21 年度から 道路整備のための目的税から使い軽油引取税途に制限のない普通税に変更になりました 納める人 特約業者 元売業者から軽油を引き取った ( 購入した ) 人 特約業者 元売業者が軽油代金と一緒に受け取り 県に納めます 軽油に灯油

この税金は 自動車という財産にかかる財産税の一種ですが 自動車を運行することにより道路を損傷させるので その維持費を負担自動車税してもらうという性格をもっています 納める人県内に主たる定置場のある自動車 ( 軽自動車 二輪の小型自動車 小型特殊自動車などと大型特殊自動車は除かれます ) を所有してい

p33-36 (自動車税)

エコカー減税グリーン化特例(自動車税 軽自動車税)(自動車税 軽自動車税)環境性能割車体課税の見直し ( 自動車重量税 自動車取得税 自動車税 軽自動車税 ) トラック バス タクシーについては 営自格差 を堅持するとともに 一部見直しを行った上で エコカー減税 グリーン化特例を 2 年間延長 また

自動車税税額表 ( 証紙徴収分 ) - 平成 31 年 4 月 - 秋田県税務課

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

湯河原町訓令第  号

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平成 31 年度自動車取得税の軽減措置について 平成 31 年度の自動車取得税の軽減措置について 次のとおり変更がありました 平成 31 年 4 月岐阜県 エコカー減税 について 環境インセンティブ機能を強化する観点から 軽減割合等の見直しを行いました なお 平成 31 年 4 月 1 日から平成

(*2) ハイブリッド自動車 ハイブリッドバス トラック ハイブリッド乗用車等車両総重量 3.5t 以下は 車 (*4) かつ燃費基準 +25% 達成車 (*5) 車両総重量 3.5t 超は重量車 車 (*9) かつ重量車燃費基準達成車 (*7) (*3) クリーンディーゼル乗用車平成 21 年排出

平成18年度地方税制改正(案)について

私たちの市税

平成 29 年度自動車取得税の軽減措置について 平成 29 年度の自動車取得税の軽減措置について 次のとおり変更がありました 平成 29 年 4 月岐阜県 エコカー減税 及び 中古車の取得に係る課税標準の特例措置 の対象範囲を平成 32 年度燃費基準の下で見直し 政策インセンティブ機能を強化した上で

する軽自動車をいう 以下軽自動車税について同じ ) に対し 当該 3 輪以上の軽自動車の取得者に環境性能割によって 軽自動車等 ( 法第 442 条第 3 号に規定する軽自動車等をいう 以下軽自動車税について同じ ) に対し 当該軽自動車等の所有者に種別割によって課する 2 前項に規定するもののほか

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と税 環境負荷の大きい自動車新車新規登録から 11 年を超えているディーゼル車 及び 13 年を超えているガソリン車 (LPG 車を含む ) の自動車税率が概ね 10%( 注 ) 高くなります ( 電気自動車 天然ガス自動車 メタノール自動車 ハイブリッド自動車 ( ガソリン車 ) 一般乗合用バス及

< 新車新規登録等時における自動車重量税の税額 > 平成 30 年 5 月 1 日以降に新車新規登録をする乗用車 ( 軽自動車及びハイブリッド自動車を除く ) については 排ガス規制要件を満たし かつ平成 27 年度燃費基準 +10% を達成している車両については 納付すべき税額がとなります 1.

環境負荷の大きい自動車平成 28 年度までに新車新規登録から 11 年を超えるディーゼル車及び 13 年を超えるガソリン車 (LPG 車を含む ) の自動車税率は概ね 15%( 一般乗合用以外のバス及びトラックは 10%) 高くなります なお 電気自動車 天然ガス自動車 メタノール自動車 ハイブリッ

3 車体課税 自動車取得税の見直し 自動車取得税の税率 ( 一定税率 ) を以下のとおり引下げ ( 平成 26 年 4 月 1 日以降 ) 自家用自動車 ( 軽自動車を除く ) 5%( ) 3%( ) 営業用自動車 軽自動車 3%( ) 2%( ) いわゆる エコカー減税 について 環境性能に優れた

自動車税 ( 府税 ) 納める人 自動車の使用の本拠を府内に登録している自動車を所有している人が納めます 自動車の売買において 売主がその所有権を留保しているとき ( 割賦販売の場合 ) は 当該自動車の買主が所有者とみなされ 買主が納めます 自動車を譲渡 ( 移転登録 ) した場合は 当該年度の自

< 軽量車 ( 車両総重量.5t 以下のバス トラック )> 天然ガス自動車 30 規制適合又はポスト新長期規制からOx0% 低減 ガガソソリリンンハ自イ動ブ車リッド自動車 平成 30 年排出ガス基準 50% 低減達成車又は平成 7 年排出ガス基準 75% 低減達成車 ( ) かつ 平成 7 年度燃

自動車重量税の廃車還付制度について 自動車重量税の廃車還付制度の創設使用済自動車の不法投棄の防止及びリサイクル促進という観点から 自動車検査証の有効期限内に使用済みとなり 使用済自動車の再資源化等に関する法律 ( 自動車リサイクル法 ) に基づいて適正に解体された自動車について還付措置が設けられまし

自動車と税19 環境負荷の大きい自動車地方税法の改正にともない 重課の割合が平成 27 年度より概ね 10% から概ね 15% に引き上げられました バス ( 一般乗合用以外 ) 及びトラックは 10% に据え置かれます 平成 26 年度までに新車新規登録から 11 年を超えるディーゼル車 及び 1

( 参考 ) エコカー減税 ( 自動車重量税 自動車取得税 ) の概要 ( 平成 26 年度改正 ) 乗用車等 ( 乗用車 車両総重量 2.5t 以下のバス トラック ) 対象 要件等 プラグインハイブリッド自動車クリーンディーゼル乗用車 ( 平成 21 年排ガス規制適合の乗用車 ) 燃費性能 (

地方税関係 Q&A < 東日本大震災関連 > 今後も適宜更新する予定 1 個人住民税 問 1-1 社会福祉法人中央共同募金会が募集する平成 23 年東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震で被災した方々に支援活動を行うボランティア団体 NPO 等に対する支援を目的とした寄附金について 所得税の寄附金

30.長与町税条例等の一部を改正する条例の専決処分の承認を求めることについて

( 参考 ) 新エコカー減税 ( 自動車重量税 自動車取得税 ) の概要 ( 平成 24 年度改正 ) 乗用車等 ( 乗用車 車両総重量 2.5t 以下のバス トラック ) 対象 要件等 プラグインハイブリッド自動車クリーンディーゼル乗用車 ( 平成 21 年排ガス規制適合の乗用車 ) ガソリン自動

2 前項第一号に該当する自動車に係る自動車税の減免すべき税額は 災害の発生した日 の属する年度の自動車税額に次の表の上欄に掲げる当該自動車に係る修繕費の区分に応 じ それぞれ当該下欄に掲げる率を乗じて得た額に相当する額とする 修繕費 軽減率 自動車の取得価額の十分の三以上十分の四未満 自動車の取得価

0表紙

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配慮事項 1 鉛の使用量 ( バッテリーに使用されているものを除く ) が可能な限り削減されていること 2 資源有効利用促進法の判断の基準を踏まえ 製品の長寿命化及び省資源化又は部品の再使用若しくは材料の再生利用のための設計上の工夫がなされていること 特に 希少金属類の減量化や再生利用のための設計上

8 自動車取得税 この税金は 自動車の取得に対して課税されるものです なお 税制改正により自動車取得税は令和元年 (2019 年 )9 月 30 日をもって廃止となり 同年 10 月 1 日から自動車税環境性能割 ( 道税 ) 及び軽自動車税環境性能割 ( 市町村税 ) が導入されます ( 詳しくは

議案第○○号

第 8 章 税 金 外国人の方であっても, 一定の要件に当てはまる場合には, 税金を納める必要があります 例えば, 日本国内で働いて得た収入があると, 原則として所得税を納めなければなりません また,1 月 1 日現在で日本に住所がある方は, 前年の所得について課税される住民税を納めなければなりませ

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身体障害者等に対する軽自動車税の減免に係る申請期限の見直し(概要)

< 新車新規登録等時における自動車重量税の税額 > 乗用車については 平成 27 年度燃費基準 +5% 達成かつ平成 17 年排ガス規制 75% 低減又は平成 27 年度燃費基準 +5% 達成かつ平成 30 年排ガス規制 50% 低減のものは 平成 29 年 5 月 1 日から平成 30 年 4 月

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2 減免による減収に係る財政措置について特定被災区域団体は 地方税の東日本大震災のための減免で その程度及び範囲が被害の状況に照らし相当と認められるものによって生ずる財政収入の不足を補う場合において 平成 23 年度及び平成 24 年度以降の年度であって政令で定める年度に限り 地方債をもってその財源

17

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18 市税の税率等の推移 区分 年度 昭和 25 年度 昭和 26 年度 均等割 750 円 600 円 個 市 民 人 所得割 18.0% 税 法人 均等割 1,800 円 法人税割 15%( 標準税率 12.5%) 固定資産税 軽自動車税 昭和 25 年 ~ 昭和 28 年自転車税荷車税昭和 2

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平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

平成17年度県税の課税標準および税率一覧表

税率 ( 税額年額 ) 原動機付自転車 総排気量が 50cc 以下または定格出力が 0.6kw 以下 総排気量が 50cc を超え 90cc 以下または定格出力が 0.6kw を超え 0.8kw 以下 総排気量が 90cc を超え 125cc 以下または定格出力が 0.8kw を超えるもの 1,00

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

租税特別措置法 ( 自動車重量税関係 ) の改正 701

自動車登録番号車台番号軽自動車動車被災自動車等の買換えに係る自動車重量税免税届出書 ( 東日本大震災用 ) 次葉 1 使用していた被災自動車等の情報 使用者の氏名又は名称 被災自動車等の台数 (1) ( 登録自動車欄及び軽自動車欄の合計台数 ) 台 被災自動車等に係る自動車登録番号又は車両番号及び車

平成 30 年度与党税制改正大綱の概要 基本的考え方 我が国経済の成長軌道を確かなものとするため 生産性革命 と 人づくり革命 を断行するとともに 人生 100 年時代を見据え 誰もが生きがいを感じられる 一億総活躍社会 を作り上げる必要がある このため 税制面においては 働き方の多様化を踏まえ 様

平成 26 年 3 月 25 日火曜日鳥取県公報号外第 29 号 鳥取県公報平成 26 年 3 月 25 日 ( 火 ) 号外第 29 号 毎週火 金曜日発行 目 次 条例鳥取県税条例の一部を改正する条例 (29)( 税務課 ) 4-1 -

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様式第 50 号 ( 第 3 条関係 / 障害者等 ) 市税減免 ( 免除 ) 申請書 ( 軽自動車税継続用 ) にかほ市長 殿 平成年月日 納税義務者 住所 氏名 身体障害者等 軽自動車等運転者 申請軽自動車等 個人 ( 法人 ) 番号 ( 電話 - - ) 下記の軽自動車について 軽自動車税の減

平成 29 年度自動車局税制改正要望事項 1. 車体課税の見直し ( 自動車重量税 自動車取得税 自動車税 軽自動車税 ) 平成 28 年度与党税制改正大綱等及び 消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置 に沿って 以下の方向で所要の見直しを行う 1 自動車取得税については 消費税率 10% への

新車販売台数のシェア 分析の前提条件 燃費 [km/l] 燃料種別新車販売台数のシェアは 自動車産業戦略 の平成 42 年度のシェアに向かって線形に変化し 技術開発等により乗用車販売平均燃費も改善すると仮定 2 この仮定を踏まえつつ 平成 27 年度燃費基準と平成 32 年度燃費基準の

Ⅱ 減免の対象となる自動車 1 車検証上の名義人賦課期日 ( 毎年 4 月 1 日午前 0 時現在又は新たに登録した自動車に税金が発生する場合は登録日 ) において障がい者の方ご本人名義の自家用自動車に限ります ただし 18 歳未満の身体障がい者 知的障がい者 精神障がい者の場合は 障がい者の方本人

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

第 3 4 条の9 第 1 項中 第 3 3 条第 4 項の申告書 を 第 3 3 条第 4 項に規定する特定配当等申告書 に 同条第 6 項の申告書 を 同条第 6 項に規定する特定株式等譲渡所得金額申告書 に 法第 2 章第 1 節第 6 款 を 同節第 6 款 に改める 第 4 8 条第 1

特別障害者一人につき 75 万円を所得から控除することができます 障害者控除は 扶養控除の適用がない16 歳未満の扶養親族を有する場合においても適用されます ⑶ 心身障害者扶養共済掛金の控除 P128 条例の規定により地方公共団体が実施するいわゆる心身障害者扶養共済制度による契約で一定の要件を備えて

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特種用途自動車一覧表 特種用途車の区分 自動車検査証に記載されている車体の形状 霊きゅう車 霊きゅう車 医療用自動車 医療防疫車 患者輸送車 車いす移動車 血液輸送車 採血車 消毒車 臓器移植用緊急輸送車アスファルト運搬車 活魚運搬車 給水車 給油車 現金輸送車 コンクリートミキサー車 運送用の特種

交野市税条例の一部を改正する条例案 交野市税条例の一部を改正する条例 交野市税条例 ( 平成 15 年条例第 38 号 ) の一部を次のように改正する 第 69 条の次に次の1 条を加える ( 法第 349 条の3 第 28 項等の条例で定める割合 ) 第 69 条の2 法第 349 条の3 第 2

て具体的な結論を得る その際 累次の与党税制改正大綱に則り 原因者負担 受益者負担としての性格等を踏まえる なお 消費税率 10% への引上げの前後における駆け込み需要及び反動減の動向 自動車をめぐるグローバルな環境 登録車と軽自動車との課税のバランス 自動車に係る行政サービス等を踏まえ 簡素化 自

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15 18 定率減税の縮減 (15% 控除 7.5% 控除 (2 万円上限 )) 資本金等の額 ( 税法に規定する資本金等の額又は連結個別資本金等の額 ) が 50 億円超 800,000 円 10 億円超 50 億円以下 540,000 円 1 億円超 10 億円以下 130,000 円 1 千万

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資料 1 平成 27 年度税制改正の大綱 ( 抜粋 ) 平成 27 年 1 月 14 日閣議決定 四消費課税 5 車体課税の見直し ( 国税 ) (1) 排出ガス性能及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車に係る自動車重量税の等の特例措置 ( いわゆる 自動車重量税のエコカー減税 ) について 次

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

【ホンダ】◎エコカー減税(様式1改)7月掲載 .xlsx

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1 審査会の結論 平成 28 年度市民税 県民税の賦課決定処分 に係る審査請求は棄却する べきであるとの審査庁の判断は妥当である 2 事案概要南区長 ( 以下 処分庁 という ) は 地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 以下 法 という ) 第 24 条及び第 294 条並びに横浜市市税

1. 個人市民税について (1) 個人市民税について個人市民税は 一般に個人県民税とあわせて住民税と呼ばれています また 前年 1 年間の所得に応じて課税される 所得割 と 定額で課税される 均等割 とで構成されています なお 個人県民税は 課税 徴収を個人市民税とあわせて行い 市を経由して県へ納付

移転登録

車種 : 普通 / 小型乗用車 * : 平成 27 年 5 月以降の新車新規登録分から適用 : 平成 27 年 4 月以降の新車新規登録分から適用 の特例措置の区分 : エコカー減税対象です 新車新規登録等時及び時のは免除となります 2 回目の継続検査等時のは本則税率による税額となります : エコカ

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2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

平成 22 年度税制改正大綱 ( 抄 ) 第 3 章 各主要課題の改革の方向性 7. 個別間接税 (3) 暫定税率 地球温暖化対策のための税等 4 地方環境税の検討 喫緊の課題である地球温暖化対策を推進するためには 地域において主体的な取組を進め 地球環境に貢献することが求められています CO2の排

枚方市税条例施行規則 ( 昭和 50 年 5 月 1 日規則第 19 号 ) より抜粋 ( 貧困による市民税の減免 ) 第 9 条の2 条例第 47 条第 1 項第 1 号に規定する減免理由による減免は 市民税の納税義務者が申請の日に生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) の規定による

( 免除の根拠規定 ) 第 1 条この要綱は, 地方税法第 454 条の規定に基づく市税条例第 69 条の規定を根拠とする公益のために直接専用する軽自動車等および生活保護法の規定による生活扶助を受ける者が所有し, または使用する軽自動車等に対する軽自動車税の免除の具体的な対象および処理方法について定

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車を譲ったり売ったりした場合 その車の税金は 誰が納めるのですか 例 ) 私は自家用乗用車 (1,600cc 年税額 39,500 円 ) を平成 30 年 4 月 23 日に Aさんに譲り名義を変えましたが 5 月に私に納税通知書が届きました 私が納めるのですか 答 ) 平成 30 年度は旧所有者

Microsoft Word - 資料6-1 個人住民税の特別徴収に係るQ&A(事業者向け)

Transcription:

自動車税 自動車税 1. 自動車税とは 自動車税の性格 自動車税は 自動車の所有に対して課される道府県の普通税ですが 1 財産税としての性格 2 道路損傷負担金としての性格 3 一部については奢侈税としての性格 の三つの性格を併せ持っているといわれています 昭和 年に地方税として自動車税が創設 昭和 年に 軽自動車税が創設 ( 市町村税 ) され その課税対象となった軽自動車と二輪小型自動車が自動車税から除外されました 2. 課税要件等 課税団体 課税対象 ( 課税客体 )( 法 1) 自動車税は 自動車の主たる定置場所在の都道府県において課税します 対象となる自動車は 道路運送車両法の適用をうける自動車のうち普通自動車と三輪以上の小型自動車です 276

自動車税 納税義務者 ( 法 123) 1 自動車の所有者に課税します ( 所有者課税 ) なお 割賦販売などで売主が自動車の所有権を留保している場合は 買主を自動車の所有者とみなして課税します 2 国または地方公共団体等が所有する自動車の貸与を受けてその自動車を使用する場合は その使用者が納税義務者になりますが 公用または公共の用に供するものについては課税されません 非課税等 ( 法 ) 次の場合には自動車税は課税されません 1 国または地方公共団体等が所有する自動車 2 日本赤十字社が所有する自動車のうち直接その本来の事業の用に使用されている自動車で都道府県の条例で定めるもの 3 在日外国政府機関の所有する自動車等 ( 注 ) 東日本大震災による被災自動車の代替自動車等の取得に係る自動車税の非課税等の概要 法附則第 条第一項に規定する政令で定める者が 被災自動車に代わるものと道府県知事が認める自動車を次の期間に取得したときは それぞれに対応した年度分が非課税となります 期 間 年 度 分 平成 年 月 日 ~ 平成 年 月 日 平成 年度分 平成 年 月 日 ~ 平成 年 月 日 平成 年度分及び平成 年度分 平成 年 月 日 ~ 平成 年 月 日 平成 年度分及び平成 年度分 法附則第 条第二項に規定する政令で定める者が対象区域内用途廃止等自動車に代わるものと道府県知事が認める自動車を上記期間内に取得したときは 上記表の期間に対応した年度分が非課税となります 法附則第 条第三項に規定する政令で定める者が対象区域内自動車以外の自動車を上記 の期間内に取得した場合において 当該自動車を取得した後に 対象区域内自動車が対象区域内用途廃止等自動車に該当することになり かつ 当該自動車を対象区域内用途廃止等自動車に代わるものと道府県知事が認めるときは 上記表 の各号に対応した年度分の徴収金が免除されます 税率 ( 法 ) 自動車税の標準税率は 自動車の車種や用途などによって次頁の表の 277

自動車税 278 ように定められています 制限税率は 標準税率の 倍です 納税義務の発生および消滅に伴う月割課税 ( 法 ) 自動車税の賦課期日は 月 日です したがって 月 日現在の所 有者に課税するものですが 賦課期日後に自動車を取得したり廃車した 場合には 月割計算で課税します 1 賦課期日後に新規取得した場合は 発生 ( 登録 ) した月の翌月から 月割課税します 2 賦課期日後に廃車した場合は 消滅 ( 登録 ) した月まで月割課税し ます 月割課税の税額の計算 年額 課税される月数 / = 税額 自動車税税率表 ( 単位 : 円 ) 車 種 自家用 営業用 以下 超 ~ 以下 乗 超 ~ 以下 超 ~ 以下 用 超 ~ 以下 超 ~ 以下 車 超 ~ 以下 超 ~ 以下 超 ~ 以下 超 t 以下 ト t 超 ~t 以下 t 超 ~t 以下 ラ t 超 ~t 以下 ッ t 超 ~t 以下 ク t 超 ~t 以下 t 超 ~t 以下 t 超 ~t 以下

自動車税 兼貨用客車 バス t を超えるものについては t ごとに自家用 円 営業用 円を加算する けん引車 小型 普通 小型 被けん引車 t 以下 普通 tを超えるものについては tごとに自家 用 円 営業用 円を加算する 以下 トラックの税率に右の税率を加算 超 ~ 以下 超 人以下 人超 ~ 人以下 人超 ~ 人以下 人超 ~ 人以下 人超 ~ 人以下 人超 ~ 人以下 人超 一般乗合用 人以下 人超 ~ 人以下 人超 ~ 人以下 人超 ~ 人以下 人超 ~ 人以下 人超 ~ 人以下 人超 三輪の小型自動車 なお 賦課期日後に自動車の所有者の変更があった場合には その 年度の末日に所有者の変更があったものとみなして課税します ( 平成 年 月 日より引越しや車の売買によって自動車が他府県ナンバーに変わっても 自動車税の還付や新たな課税はなくなりました ただし 転出前の都道府県で自動車税が課税されず 転出後の都道府県で課税される場合 新所有者に月割課税がなされます また 転出前の都道府県で自動車税が課税されていて 転出後の都道府県で課税されない場合は 転出前の都道府県において前所有者に月割還付がなされます ) 279

自動車税 納税の方法 ( 法 ) 自動車税の納税は 普通徴収の方法と証紙徴収の方法で行います 1 普通徴収の場合は 月 日現在の自動車の所有者に対して納税通知書を交付することによって行われます 納期は 原則として 月中において都道府県の条例で定めます 2 証紙徴収の場合は 賦課期日後に自動車を新規取得したときなどで その登録 ( 道路運送車両法の規定による新規登録 変更登録 ) の申請の際に行われます 所有権留保付の場合の納税 割賦販売などで売主が所有権を留保している自動車については 買主を自動車の所有者とみなして課税しますが 買主が自動車税を滞納した場合には 一定の条件の下に売主は第二次納税義務を負うこととされています 自動車の継続検査 ( いわゆる車検 ) と自動車税の納付 自動車は 道路運送車両法の規定によって 年 ~ 年に 回継続検査を受けなければなりませんが この検査を受けるには自動車税の納税証明書が必要です したがって 自動車税を納めていない場合は 自動車の継続検査を受けることができないことになっています ( 道路運送車両法第 条の ) 自動車重量税 ( 国税 ) 自動車重量税は 検査自動車および届出軽自動車について 新規または継続検査等のときに課されます 税率は 自動車の種類 用途 車両重量など別に定められています 自動車税のグリーン化 ( 法附則 条の ) 地球環境を保護する観点から 排出ガス及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車に対して自動車税を軽減する一方 新車登録から一定年数を経過した環境負荷の大きい自動車は税率を重くする 自動車税のグリーン化 が実施されています 1 軽課対象自動車 ア 平成 年 月 日から平成 年 月 日までの間に新車新規登録を受けた下記の自動車については 平成 年度分に限り 税率が概ね% 軽減されます 電気自動車 一定の排出ガス性能 ( 平成 年排出ガス基準 % 以上低減 ) を備えた天然ガス自動車 プラグインハイブリッド自動車 平成 年排出ガス基準 % 低減達成で平成 年度燃費基準 +% 達成車 ディーゼル乗用車 280

自動車税 ( 平成 年排出ガス基準適合 ) イ 平成 年 月 日から平成 年 月 日までの間に新車新規登録を受けた下記の自動車については 平成 年度分の自動車税に限り 当該自動車が平成 年 月 日から平成 年 月 日までの間に新車新規登録を受けた場合には平成 年度分の自動車税に限り 税率が概ね% 軽減されます 電気自動車 一定の排出ガス性能 ( 平成 年排出ガス基準適合又は平成 年排出ガス基準適合で平成 年排出ガス基準 % 低減達成 ) を備えた天然ガス自動車 プラグインハイブリッド自動車 平成 年排出ガス基準 % 低減達成又は平成 年排出ガス基準 % 達成で平成 年度燃費基準 +% 達成車 ディーゼル乗用車 ( 平成 年排出ガス基準適合又は平成 年排出ガス基準適合 ) ウ 平成 年 月 日から平成 年 月 日までの間に新車新規登録を受けた下記の自動車については 平成 年度分に限り 税率が概ね% 軽減されます 平成 年排出ガス基準 % 低減達成で平成 年度燃費基準 +% 達成車 エ 平成 年 月 日から平成 年 月 日までの間に新車新規登録を受けた下記の自動車については 平成 年度分の自動車税に限り 当該自動車が平成 年 月 日から平成 年 月 日までの間に新車新規登録を受けた場合には平成 年度分の自動車税に限り 税率が概ね% 軽減されます 平成 年排出ガス基準 % 低減達成又は平成 年排出ガス基準 % 低減達成で平成 年度燃費基準 +% 達成車 2 重課対象自動車 次に掲げる自動車 ( 電気自動車 天然ガス自動車 メタノール自動車 混合メタノール自動車 ガソリンハイブリッド自動車 一般乗合用バス及び被けん引自動車を除く ) について 平成 年度分の税率の概ね 分の( バス ( 一般乗合用のものを除く ) 及びトラックについては概ね 分の) を重課します ア ガソリン自動車又はLPG 車で平成 年 月 日までに新車新規登録を受けたもの イ ディーゼル車その他のアに掲げる自動車以外の自動車で 平成 年 月 日までに新車新規登録を受けたもの 3 都条例による課税免除 ( 都条例附則 条の ) 燃料電池自動車並びに電気自動車 ( 燃料電池自動車以外のもの ) 及びプラグインハイブリッド自動車で平成 年 月 日から平成 年 281

自動車税 月 日までの間に新車新規登録を受けたものに対しては 新たに自動車税が課されるべき年度から 新車新規登録を受けた日から起算して 年を経過した日の属する年度までの各年度の自動車税に限り 課税が免除されます 3. 事務の流れ 申告書の受付 自動車税における課税客体の具体的認定は 自動車の登録 ( 道路運送車両法第 条 ) の有無によるものとされているため 納税義務者は運輸支局に新規登録 変更登録または移転登録の申請をした際等に 自動車税の賦課徴収に関し必要な事項を申告することとされています ( 法 1 ) 申告書には 自動車税 自動車取得税申告書 ( 報告書 ) ( 新規登録や譲渡 他府県からの定置場変更 登録番号の変更や住所氏名の変更及び廃車等 ) 自動車税非課税申告書 自動車取得税修正申告書 があります 提出された申告書は記載事項を点検し 自動車税を納付すべき場合には証紙徴収税額を決定し証紙徴収します 不申告分の処理 不申告により証紙徴収できない場合は 普通徴収に切替えて徴収します 定期課税事務 定期課税は 月 日現在の自動車の所有者に対して行います 原則として納期を 月中に定め 月の上旬に納税通知書を発付します 減免の処理 課税団体の条例に基づき 公益のため直接専用する自動車や構造上もっぱら下肢等障害者が使用する自動車など一定の要件に該当する場合は 納税義務者の申請により自動車税が減免されます 282