第 2 標準例 1 一般服務関係 ⑴ 欠勤ア正当な理由なく10 日以内の間勤務を欠いた職員は, 減給又は戒告とする イ正当な理由なく11 日以上 20 日以内の間勤務を欠いた職員は, 停職又は減給とする ウ正当な理由なく21 日以上の間勤務を欠いた職員は, 免職又は停職とする ⑵ 遅刻 早退勤務時間

Similar documents
< B92A689FA8F8895AA8AEE8F BB388E788CF88F589EF A2E786C73>

公益社団法人四街道市シルバー人材センター 懲戒処分の基準

国立大学法人宮城教育大学における懲戒処分の指針(案)

Taro-栃木県職員の懲戒処分の基準(H29改正)

第 2 標準例 1 一般服務関係 事由 (1) 欠勤 1 正当な理由なく 10 日以内の間欠勤した場合 2 正当な理由なく11 日以上 20 日以内の間欠勤した場合 3 正当な理由なく 21 日以上の間欠勤した場合 (2) 遅刻 早退 正当な理由なく勤務時間の始め又は終わりに繰り返し勤 務を欠いた場

入札談合等に関与する行為 セクシュアルハラスメント ( 他の者を不快にさせる職場における性的な言動及び他の職員を不快にさせる職場外における性的な言動 ) パワーハラスメント 入札等により行う契約の締結に関し その職務に反し 事業者その他の者に談合を唆すこと 事業者その他の者に予定価格等の入札等に関す

(別紙1)

暴行若しくは脅迫を用いてわいせつな行為をし 又は職場における上司 部下等の関係に基づく影響力を用いることにより強いて性的関係を結び若しくはわいせつな行為をした職員 相手の意に反することを認識の上で わいせつな言辞 性的な内容の電話 性的な内容の手紙 電子メールの送付 身体的接触 つきまとい等の性的な

懲戒処分の指針

< F2D93DE97C78CA781408BB F582CC92A689FA8F8895AA82C9>

23 号 ) 第 10 条の規定を準用する 第 5 公表基準 1 次に掲げる懲戒処分等を行った場合は 公表するものとする (1) 懲戒処分のうち減給 停職又は免職の処分 (2) 地方公務員法第 28 条第 2 項の規定による刑事事件に関し起訴された場合の休職の処分 (3) 前 2 号に定めるもののほ

あり これらについては標準例に掲げる取扱いを参考としつつ判断する また 過去に非違行為を行い懲戒処分を受けたにもかかわらず 再び同様の非違行為を行った場合は 量定を加重するとともに 非違行為を行った職員が 管理監督者の職にある場合には 懲戒処分の対象となるだけでなく 降任などの分限処分をすることもあ

尾道市職員の懲戒処分に関する指針

< F2D92A689FA8F8895AA8AEE8F8082CC8AEE8F E332E31>

Microsoft Word - ⟖æ⁄²æ‹™å⁄¦å‹ƒã†®å�ºæºŒï¼‹æ”²è¼›çfl¨ï¼›.docx

第 4 標準例 懲戒処分の対象となる非違行為及び当該行為に係る懲戒処分の種類 程度の判断基準 とする標準例は 次に掲げるものとする なお 事案の内容によって 懲戒処分よりも軽い処分を行うことが適当であると判断 される場合は 訓告又は厳重注意の処分を行うものとする (1) 一般服務関係 欠勤 事由 態

懲戒処分に関する指針

国立大学法人上越教育大学職員懲戒規程

45宮崎県

○時問外勤務取扱要綱の運用について

61堺市

オパソコン インターネットの不正利用職場のパソコンを業務以外の目的で利用し 又は勤務時間中に私用メールを送り 若しくは業務に関連のない WEB を閲覧するなど 本市インターネット情報基盤を職務目的外に利用した職員は 減給又は戒告とする カ違法な政治的行為 ( ア ) 地方公務員法第 36 条第 1

< F2D817592A689FA8F8895AA82CC8AEE8F CC89FC90B38CE3>

はじめに 平成 20 年度以降 公務員としての自覚に欠けているといわざるを得ない職員の不祥事が後を絶たず 市民の市政に対する信頼は失墜し 真面目に働く大多数の職員の業務に支障を来たし 士気を低下させるなど 今まさに非常事態であるといえます 酒気帯び運転 ( 停職 2 月 ) 酒気帯び運転 無断欠勤

総人    号

2 懲戒処分は 同じ程度に違反した行為に対して 前条に掲げる懲戒の種類及び効果が異なってはならない 3 懲戒処分を行うにあたっては 対象となる職員に対し 書面又は口頭により弁明をする機会を与える ( 懲戒の手続 ) 第 6 条職員のうち 機関の長及び研究教育職員 ( 以下 研究教育職員等 という )

◎02_08 懲戒処分基準の内容(都道府県市一覧)

<4D F736F F D2092A689FA8F8895AA82C98AD682B782E98E77906A E352E313289FC90B3816A2E646F6378>


公立大学法人青森公立大学職員懲戒規程


第2編 旅客営業 第4章 乗車券類の効力


吹田市告示第  号

⑴ ⑵ ⑶ ⑵

屋外広告物のしおり

( 参考 ) 公立大学法人大阪市立大学教職員就業規則 ( 抄 ) 第 3 章服務 ( 職務専念義務及び忠実義務 ) 第 33 条教職員は 公立大学法人の業務の公共性を自覚し 誠実に職務に専念しなければならない 2 教職員は 忠実に職務を遂行し 本法人の利益と相反する行為を行ってはならない ( 服務心

Microsoft Word - 処分規程(改定版)クリーン.docx

Microsoft Word - 02_21 衛星通信車調達仕様書




Microsoft Word - 19 ‚¾Šz”©fi®”Ô.doc

Microsoft Word - 1表紙


⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 1


⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

議第 18 号 ( 趣旨 ) 三島市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例案 第 1 条 この条例は 公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 2 条第 1 項及び第 3 項 第 5 条第 1 項 第 6 条第 2 項 第

⑵ ⑶ ⑷ ⑸ ⑴ ⑵

香川県後期高齢者医療広域連合職員の勤務時間、休暇等に関する

- 2 - ⑷ 保育所又は学童クラブにおいて 保育又は学童クラブの目的を達成するために 児童又はその保護者に対してされる行政指導 ⑸ 市の職員 ( 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 2 条に規定する地方公務員に該当する職員をいう 以下同じ ) 又は市の職員であった者に対して


-2 -


sannomaruriyou

第 3 章服務規律 ( 服務 ) 第 10 条労働者は 職務上の責任を自覚し 誠実に職務を遂行するとともに 会社の 指示命令に従い 職務能率の向上及び職場秩序の維持に努めなければならない ( 遵守事項 ) 第 11 条労働者は 以下の事項を守らなければならない 1 許可なく職務以外の目的で会社の施設

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

< 調査票の記入 返送上のお願い > 1. 本アンケート調査は 日本都市センターが自主政策研究として行っている 都市自治体の法的整合性確保に関する調査研究 の一環として 貴市におけるコンプライアンス関連施策についてうかがうものです 人事担当課長様がご調整の上 ご回答くださいますようお願い申し上げます

基づく事業協同組合並びにこれらに準ずる団体 ⑶ 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 244 条の2 第 3 項に規定する指定管理者 ( 以下 指定管理者 という ) ⑷ 地方自治法第 260 条の2 第 1 項に規定する地縁による団体及び町会 自治会その他これらに準ずる団体 ⑸

個人情報の保護に関する規程(案)

1. 元職員による働きかけの規制 ( 第 38 条の 2 関係 )1 1 離職後に営利企業等 1に再就職した元職員(= 再就職者 ) は 離職前 5 年間に在職していた地方公共団体の執行機関の組織等 2の職員に対して 当該営利企業等又はその子法人と在職していた地方公共団体との間の契約等事務 3につい

<はじめに> 退職後, 民間企業等に再就職した者による現職職員への働きかけ規制などにより, 職員の退職管理を適正に行い, 職務の公正な執行及び公務員に対する住民の信頼を確保するため, 地方公務員法が改正され, 平成 28 年 4 月 1 日に施行されました 本市では, 改正法の施行に伴い, 旭川市職

Ⅳ コンプライアンス チェックシート このチェックシートは 教職員の皆さんに日頃から注意すべき事項について確認していただくことを目的としています このチェックシートで自己診断を行うことによって自らの問題点を自覚し コンプライアンス意識の更なる向上に取り組んでください なお このチェックシートを活用し

<4D F736F F D2088F98EF0895E935D966F96C58D7393AE8E77906A5F E9E313595AA6B615F CE81992E646F63>


職員の私有車の公務使用に関する要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は, 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 3 条第 2 項に規定する一般職の職員 ( 期限付教員以外の臨時的任用職員を除く ) および同条第 3 項第 3 号に規定する特別職 ( 以下 職員 という ) が私

春日 大野城 那珂川消防組合人事行政の運営等の状況の公表に関する条例 ( 平成 28 年条例第 7 号 ) 第 6 条の規定に基づき 次のとおり公表します 1 任免及び職員数に関する状況 ⑴ 職員の任免状況 区分 平成 29 年度平成 30 年度採用者数退職者数採用者数 消防職 6 人 7 人 10

を行うことを目指し この条例を制定する この条例は 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 5 条において この法律に定める根本基準に従い 条例で 法律の精神に反しない範囲で 職員に関する事項について必要な規定を定めるものとする とされ さらに 第 6 条において 地方公共団体の

個人情報保護規程

<4D F736F F D2094F18FED8BCE904588F582CC88E78E998B788BC C98AD682B782E98B4B92F62E646F63>

Ⅰ 確認しましょう! 職場におけるセクシュアルハラスメントとは 職場におけるセクシュアルハラスメントは 職場 において行われる 労働者 の意に反する 性的な言動 に起因するものです 職場 とは 事業主が雇用する労働者が業務を遂行する場所 通常就業している場所以外の場所でも 労働者が業務を遂行する場所

情報システムセキュリティ規程

予防課関係の要綱,通達改正案



東京造形大学 ハラスメントの防止・対策に関するガイドライン

学校法人金沢工業大学個人情報の保護に関する規則

例規標準書式スタイル

西宮市消防職員パワーハラスメント防止に関する指針 平成 29 年 (2017 年 )3 月 西宮市消防局 1

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

個人情報管理規程

べき標準的な事例における処分の標準例を定めたところ, 公務外非行関係の事由である 痴漢 わいせつ行為 による処分の標準例は, 免職又は停職とされている そして, 本件指針においては, 具体的な処分の量定を決定するに当たり,1 非違行為の動機, 態様及び結果,2 故意又は過失の度合い,3 職員の職務上

職場におけるパワー ハラスメントの防止及び対応について 1 基本的な考え方職場におけるパワー ハラスメントは 教職員個人の尊厳を不当に傷つけ その勤労意欲を減退させ ひいては精神的な障害に陥る教職員を発生させる要因となるとともに 職場秩序を乱し 公務能率の低下を招くなど職場全体に大きな影響を与えるも

⑴ 申請書 ( 様式第 1 号 ) ⑵ 位置図 ( 1 / 1 0, ~1/ 5 0, 程度 ) ⑶ 平面図 ( 1 / ~1/ 1,0 0 0 程度で設備の配置等が分かるもの ) ⑷ 地番図, 土地の権利関係書類 ( 自社用地 : 公図及び登記簿の写し, 借地

<4D F736F F D E6D8E DBB939982C982E682E E82CC968497A782C CC8B4B90A782C98AD682B782E98FF097E181698A6D92E8816

イ受注者又は受注関係者との請負の契約により公契約に係る業務に 従事する者 ⑸ 社会的価値公契約に係る施策の実施にあたり 確保されるべき公正労働基準その他規則で定めるものをいう ( 基本方針 ) 第 3 条市は 次に掲げる事項を公契約の実施に係る基本方針とする ⑴ 公契約における法令遵守の徹底を図り

必要となる教育を行うとともに 実施結果について指定する書面により甲に提出しなければならない 第 10 条乙は 甲がこの特記事項の遵守に必要となる教育を実施するときは これを受けなければならない ( 知り得た情報の保持の義務 ) 第 11 条乙は 本契約の履行に当たり知り得た受託情報を第三者に漏らして

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

(Microsoft Word - \201iAL\201jAG-Link\227\230\227p\213K\222\350.doc)

弘前市告示第   号

目次 1. 再就職者による依頼等 ( 働きかけ ) の規制 1 2. 働きかけ規制の範囲 2 3. 再就職情報の届出 3 4. 再就職情報の公表 4 5. 罰則 5 6. 様式 6 再就職者による依頼等の規制について 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律 ( 平成 26 年法律第

恵庭市競争入札参加資格者指名停止措置要領 恵庭市競争入札参加資格者指名停止措置要領 ( 平成 7 年 4 月 1 日実施 ) の全部を改正する 平成 21 年 1 月 15 日 ( 趣旨 ) 第 1 条市が発注する工事又は製造の請負 物件の購入その他に係る指名競争入札に参加する資格を有する者 ( 以

妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントの防止措置等について


スポーツ指導における暴力等に関する処分基準ガイドライン案(試案)

Transcription:

仙台市消防職員の懲戒処分に関する指針 ( 平成 27 年 3 月 31 日消防局長決裁 ) 第 1 基本事項 1 目的この指針は, 仙台市消防職員 ( 以下 職員 という ) に対する地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 29 条第 1 項に規定する懲戒処分 ( 以下 処分 という ) について, 非違行為の代表的な事例ごとに標準的な処分量定を明確にすることにより, 一層厳正かつ公正な処分を行うとともに, 職員の公務員としての自覚を喚起し, 非違行為の発生防止に資することを目的とする 2 処分の種類職員が,1 法令等に違反した場合,2 職務上の義務に違反し, 又は職務を怠った場合,3 全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあった場合のいずれかに該当するとき, 消防局長は, 地方公務員法第 29 条第 1 項の規定に基づき, 戒告, 減給, 停職又は免職の処分を行うことができる なお, 処分に至らないと判断する非違行為に対しても, 訓告, 厳重注意又は注意といった人事管理上必要な措置を講ずる場合がある 3 処分量定について本指針は, 代表的な事例を選び, それぞれにおける標準的な処分の種類を掲げたものである 具体的な処分量定の決定に当たっては, 1 非違行為の動機, 態様及び結果はどのようなものであったか 2 故意又は過失の度合いはどの程度であったか 3 非違行為を行った職員の職責はどのようなものであったか, その職責は非違行為との関係でどのように評価すべきか 4 他の職員及び社会に与える影響はどのようなものであるか 5 司法判断はどのようなものであるか 6 過去に非違行為を行っているか等のほか, 適宜, 非違行為後の対応等も含め総合的に考慮の上判断するものとする 4 報告義務標準例に掲げるような非違行為を行った職員は, 速やかに所属長に報告をしなければならない また, 所属職員の非違行為を把握した所属長は, 速やかに総務課長に報告しなければならない 5 その他 標準例に掲げられていない非違行為についても, 処分の対象となり得るものであり, これらについては標準例に掲げる取扱いを参考としつつ判断する - 1 -

第 2 標準例 1 一般服務関係 ⑴ 欠勤ア正当な理由なく10 日以内の間勤務を欠いた職員は, 減給又は戒告とする イ正当な理由なく11 日以上 20 日以内の間勤務を欠いた職員は, 停職又は減給とする ウ正当な理由なく21 日以上の間勤務を欠いた職員は, 免職又は停職とする ⑵ 遅刻 早退勤務時間の始め又は終わりに繰り返し勤務を欠いた職員は, 戒告とする ⑶ 休暇の虚偽申請病気休暇, 特別休暇, 介護休暇又は職務専念義務免除について虚偽の申請をした職員は, 停職, 減給又は戒告とする ⑷ 勤務態度不良勤務時間中に職場を離脱し, 又は私的な行為を行うなどして職務を怠り, 又は職務遂行にあたって上司の命令に従わない等により, 公務の運営に支障を生じさせた職員は, 停職, 減給又は戒告とする ⑸ 職場内秩序を乱す行為上司その他の職員に対する暴行又は暴言等により職場の秩序を乱した職員は, 停職, 減給又は戒告とする ⑹ 虚偽報告事実をねつ造して虚偽の報告を行った職員は, 減給又は戒告とする ⑺ 文書偽造公文書又は私文書を偽造した職員は, 免職, 停職又は減給とする ⑻ 政治的行為の制限違反地方公務員法第 36 条の規定に違反して政治的行為を行った職員は, 具体的な行為の状況, 悪質性の程度等に応じて, 免職, 停職, 減給又は戒告とする ⑼ 秘密漏えい職務上知ることのできた秘密を漏らし, 公務の運営に重大な支障を生じさせた職員は, 免職又は停職とする ⑽ 個人情報の目的外収集その職権を濫用して, 専らその職務の用以外の用に供する目的で個人情報が記録された文書等を収集した職員は, 減給又は戒告とする ⑾ 個人情報の不当利用職務上知ることのできた個人情報を自己又は第三者の利益に供するために個人的に使用する等不当な目的に使用した職員は, 具体的な行為の状況, 悪質性の程度等に応じて, 免職, 停職, 減給又は戒告とする ⑿ 個人情報の盗難, 紛失又は流出過失により個人情報を盗まれ, 紛失し, 又は流出させた職員は, 停職, 減給又は戒告とする - 2 -

⒀ 営利企業等従事任命権者の許可なく営利企業等に従事した職員は, 停職, 減給又は戒告とする ⒁ 収賄等ア職務に関して賄賂を収受し, 又はその要求若しくは約束をした職員は, 免職とする イ市が入札等により行う契約の締結に関し, その職務に反し, 事業者その他の者に談合をそそのかすこと, 事業者その他の者に予定価格等の入札等に関する秘密を教示すること又はその他の方法により, 当該入札等の公正を害すべき行為を行った職員は, 免職又は停職とする ウ仙台市消防職員倫理規程 ( 平成 10 年仙台市消防局訓令第 9 号 ) に違反した職員は, 具体的な行為の状況, 悪質性の程度等に応じて, 免職, 停職, 減給又は戒告とする ⒂ 不適切な事務処理故意又は重大な過失により適切な事務処理を怠り, 又は虚偽の事務処理を行い, 又は業務遂行上必要な上司への報告を怠り, 公務の運営に支障を生じさせた職員は, 停職, 減給又は戒告とする ⒃ セクシュアル ハラスメント ( 他の者を不快にさせる職場における性的な言動及び他の職員を不快にさせる職場外における性的な言動 ) ア暴行若しくは脅迫を用いてわいせつな行為をし, 又は職場における上司 部下等の関係に基づく影響力を用いることにより強いて性的関係を結び若しくはわいせつな行為をした職員は, 免職又は停職とする イ相手の意に反することを認識の上で, わいせつな言辞, 性的な内容の電話, 性的な内容の手紙 電子メールの送付, 身体的接触, つきまとい等の性的な言動 ( 以下 わいせつな言辞等の性的な言動 という ) を繰り返した職員は, 停職又は減給とする この場合においてわいせつな言辞等の性的な言動を執拗に繰り返したことにより相手が強度の心的ストレスの重積による精神疾患に罹患したときは, 当該職員は免職又は停職とする ウ相手の意に反することを認識の上で, わいせつな言辞等の性的な言動を行った職員は, 減給又は戒告とする ( 注 ) 処分を行うに際しては, 具体的な行為の態様, 悪質性等も情状として考慮の上判断するものとする ⒄ パワーハラスメント同じ職場の職員に対して, 職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に, 業務の適正な範囲を超えて, 精神的 身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をした職員は, 具体的な行為の状況, 悪質性等の程度に応じて, 免職, 停職, 減給又は戒告とする 2 公金 公物取扱い関係 ⑴ 横領 窃取 詐取 - 3 -

公金又は公物 ( 以下 公金等 という ) を横領し, 窃取し又は人を欺いて公金等を交付させた職員は, 免職とする ⑵ 紛失公金等を紛失した職員は, 減給又は戒告とする ⑶ 盗難重大な過失により公金等の盗難に遭った職員は, 減給又は戒告とする ⑷ 公物損壊故意に職場において公物を損壊した職員は, 減給又は戒告とする ⑸ 諸給与の不適正受給故意に届出を怠り, 又は虚偽の届出をするなどして諸給与を不正に受給した職員は, 免職, 停職又は減給とする ⑹ 公金公物の不適正処理公金の流用等公金等の不適正な処理をした職員は, 停職, 減給又は戒告とする ⑺ コンピュータの不適正使用職場のコンピュータをその職務に関連しない不適正な目的で使用し, 公務の運営に支障を生じさせた職員は, 停職, 減給又は戒告とする 3 公務外非行関係 ⑴ 傷害人の身体を傷害した職員は, 免職, 停職又は減給とする ⑵ 暴行 けんか暴行を加え, 又はけんかをした職員が人を傷害するに至らなかったときは, 停職, 減給又は戒告とする ⑶ 器物損壊故意に他人の物を損壊した職員は, 減給又は戒告とする ⑷ 横領ア自己の占有する他人の物を横領した職員は, 免職又は停職とする イ遺失物, 漂流物その他占有を離れた他人の物を横領した職員は, 減給又は戒告とする ⑸ 窃盗他人の財物を窃取した職員は, 免職又は停職とする ⑹ 住居等侵入正当な理由なく, 人の住居等に侵入した職員は, 停職又は減給とする ⑺ 酩酊による粗野な言動等酩酊して, 公共の場所や乗物において, 公衆に迷惑をかけるような著しく粗野又は乱暴な言動をした職員は, 停職, 減給又は戒告とする ⑻ わいせつ行為等法律や条例等に違反して痴漢, 盗撮, のぞきその他のわいせつ行為等を行った職員は, 具体的な行為の状況, 悪質性等の程度に応じて, 免職, 停職, 減給又は戒告とする - 4 -

4 飲酒運転 交通事故 交通法規違反関係 ⑴ 飲酒運転 ( 酒酔い運転又は酒気帯び運転ア飲酒運転をした職員は, 免職又は停職とする この場合において人を死亡させ, 又は重篤な傷害を負わせた職員は, 免職とする イ飲酒運転となることを知りながら他の者に酒類を提供し, 又は飲酒を勧めた職員は, 免職, 停職又は減給とする 飲酒運転であることを知りながらこれに同乗した職員や, 同乗しない場合であっても飲酒運転であることを知りながらこれを容認した職員も同様とする ⑵ 飲酒運転以外での交通事故 ( 人身事故を伴うもの ) ア人を死亡させ, 又は重篤な傷害を負わせた職員は, 免職, 停職又は減給とする この場合において事故後の救護を怠る等の措置義務違反をした職員は, 免職又は停職とする イ人に傷害を負わせた職員は, 停職, 減給又は戒告とする この場合において事故後の救護を怠る等の措置義務違反をした職員は, 免職, 停職又は減給とする ⑶ 飲酒運転以外の交通法規違反無免許運転, 著しい速度超過等の悪質な交通法規違反をした職員は, 停職, 減給又は戒告とする この場合において物の損壊に係る交通事故を起こして事故後の危険防止を怠る等の措置義務違反をした職員は, 停職又は減給とする ( 注 ) 処分を行うに際しては, 過失の程度や事故後の対応等も情状として考慮の上判断するものとする 5 監督責任関係 ⑴ 指導監督不適正部下職員が処分を受ける等した場合で, 管理監督者としての指導監督に適正を欠いていた職員は, 停職, 減給又は戒告とする ⑵ 非行の隠ぺい, 黙認部下職員の非違行為を知得したにもかかわらず, その事実を隠ぺいし, 又は黙認した職員は, 免職, 停職又は減給とする 附則 この指針は, 平成 27 年 4 月 1 日から実施する - 5 -